JP3986830B2 - 情報入出力装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータの周辺機器であって、座標入力および情報表示が可能な情報入出力装置に関し、特に、コンピュータとの接続状態およびその情報入出力装置自体の状態に対応して、情報入出力装置における処理を切替える技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータの周辺機器の1つに、コンピュータのユーザが要求する情報を、デバイスの位置に基づく座標データとして入力するマウス、ペンでタッチされた位置に基づく座標データとして入力するタブレットという入力デバイスがある。これらの入力デバイスは、キーボードに代わり容易にユーザの要求する情報を入力するデバイスとして広く普及している。
【0003】
最近では、これらのデバイスにおいて、単にユーザが情報を入力するだけではないものがある。特開2000−132261公報は、個人を認証するための情報を記憶しておいて、認証されるとその個人に対応したプログラムをコンピュータに転送して、その個人に対応したプログラムをコンピュータで実行させるマウスを開示する。この公報に開示されたマウスは、コンピュータと通信するインターフェイスと、座標を指示する座標入力回路と、個人を認証する認証回路と、このコンピュータで実行されるアプリケーションプログラムを記憶する情報記憶回路と、認証回路により特定の個人が認証されたことに応答して、情報記憶回路に記憶されたアプリケーションプログラムをコンピュータに転送する転送回路とを含む。
【0004】
このマウスによると、マウスをコンピュータにインターフェイスを介して接続すると、コンピュータのプラグアンドプレイ機能によりマウスが認識される。マウスの座標入力回路により、このマウスは座標を入力するデバイスとして使用できる。コンピュータにおいては、認証プログラムが実行され、マウスの認証回路が検知した指紋パターンに基づいて個人が認証される。認証されると、マウスの情報記憶回路に予め記憶されたアプリケーションプログラムがコンピュータにロードされ、コンピュータによりアプリケーションプログラムが実行される。これにより、コンピュータに記憶されていないアプリケーションであっても、そのアプリケーションプログラムを記憶したマウスを持ち歩くだけで、所望のアプリケーションをコンピュータに実行させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この公報に開示されたマウスは、単体でアプリケーションを実行できるものではない。また、このような入力デバイスとは異なるが、単体でアプリケーションを実行できるものとしてPDA(Personal Digital Assistant)がある。PDAの一機能として、コンピュータに接続して、データをコンピュータにエクスポートして、コンピュータに記憶されたデータとPDAに記憶されたデータとを整合させる機能がある。このような機能を用いても、PDAは、コンピュータにデータを容易に入力するマウスのような入力デバイスの代わりにはならない。
【0006】
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、座標入力および情報表示が可能な装置であって、ユーザが煩わしさを感じることなくその装置に備わる多数の機能を容易に切替えることができる情報入出力装置、情報入出力方法、その方法を実現するためのプログラム、およびそのプログラムを記録した記録媒体を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
第1の発明に係る情報入出力装置は、他の装置と通信するための通信手段と、情報を記憶するための記憶手段と、情報を表示するための表示手段と、ユーザが座標データを入力するための入力手段と、通信手段に接続され、他の装置との通信が可能であるか否かを検知するための検知手段と、検知手段による検知結果に基づいて、入力手段により入力された座標データを通信手段を用いて他の装置に送信する第1のモード、他の装置から通信手段を用いて受信した情報を表示手段に表示する第2のモードおよび記憶手段に記憶された情報に基づいて表示手段に情報を表示する第3のモードのいずれかのモードを動作モードとして設定するように、通信手段と記憶手段と表示手段と入力手段とを制御するための制御手段とを含む。
【0008】
第1の発明によると、たとえば、検知手段により他の装置と通信が可能であることが検知されると、情報入出力装置の動作モードは、第1のモードまたは第2のモードに設定され、検知手段により他の装置と通信が不可能であることが検知されると、情報入出力装置の動作モードは、第3のモードに設定される。たとえば、このときの第1のモードは、マウスやタブレットなどの入力手段からユーザが入力した座標データを他の装置に送信する動作モードである。このときの第2のモードは、液晶モニタなどの表示手段に、他の装置から受信した情報を表示する動作モードである。このときの第3のモードは、液晶モニタなどの表示手段に、記憶手段に記憶された情報(たとえばアプリケーションプログラム)に基づいて作成された情報を表示する動作モードである。これにより、この情報入出力装置のユーザが何ら動作モードを設定する必要がなく、情報入出力装置の動作モードを設定することができる。その結果、座標入力および情報表示が可能なデバイス装置であって、ユーザが煩わしさを感じることなくデバイス装置に備わる多数の機能を切替えることができる情報入出力装置を提供することができる。
【0009】
第2の発明に係る情報入出力装置は、第1の発明の構成に加えて、制御手段は、検知手段が他の装置との通信が可能であると検知したことに応答して第1のモードおよび第2のモードのいずれかのモードを動作モードとして、検知手段が他の装置との通信が不可能であると検知したことに応答して第3のモードを動作モードとして設定するための手段を含む。
【0010】
第2の発明によると、検知手段が検知した、情報入出力装置と他の装置との通信可否に基づいて、動作モードを設定することができる。
【0011】
第3の発明に係る情報入出力装置は、第1の発明の構成に加えて、検知手段は、通信手段に接続され、他の装置との通信が可能であるか否かを検知するための手段と、表示手段に接続され、表示手段による情報の表示が可能であるか否かを検知するための手段とを含む。
【0012】
第3の発明によると、検知手段は、たとえば、折畳式の表示手段が開かれていると、表示手段による情報の表示が可能であることを検知する。この表示手段における情報の表示可否と、情報入出力装置と他の装置との通信可否に基づいて、情報入出力装置の動作モードを設定することができる。
【0013】
第4の発明に係る情報入出力装置は、第3の発明の構成に加えて、制御手段は、検知手段が他の装置との通信が可能かつ表示手段による情報の表示が不可能であると検知したことに応答して第1のモードを動作モードとして、検知手段が他の装置との通信が可能かつ表示手段による情報の表示が可能であると検知したことに応答して第2のモードを動作モードとして、検知手段が他の装置との通信が不可能であると検知したことに応答して第3のモードを動作モードして設定するための手段を含む。
【0014】
第4の発明によると、検知手段は、たとえば、折畳式の表示手段が開かれていると、表示手段による情報の表示が可能であることを検知する。この表示手段における情報の表示が不可能であり、情報入出力装置と他の装置との通信が可能であると第1のモードに、情報の表示が可能であり、他の装置との通信が可能であると第2のモードに、他の装置との通信が不可能であると第3のモードに、この情報入出力装置の動作モードを設定することができる。
【0015】
第5の発明に係る情報入出力装置は、第3または4の発明の構成に加えて、表示手段は、液晶型の表示デバイスを含む。入力手段は、表示デバイスの液晶の表面に設けられ、ペン入力に対応するタブレットを含む。
【0016】
第5の発明によると、この情報入出力装置は、液晶モニタと、その液晶モニタの表面に貼付されたタブレットとを含む。ユーザは、液晶モニタに表示された情報を認知することができるとともに、入力ペンでタブレットにタッチすることにより、座標データを入力することができる。
【0017】
第6の発明に係る情報入出力装置は、第3または4の発明の構成に加えて、表示手段は、液晶型の表示デバイスを含む。入力手段は、マウスと、表示デバイスの液晶の表面に設けられ、ペン入力に対応するタブレットとを含む。
【0018】
第6の発明によると、この情報入出力装置は、液晶モニタと、マウスと、その液晶モニタの表面に貼付されたタブレットとを含む。ユーザは、液晶モニタに表示された情報を認知することができるとともに、入力ペンでタブレットにタッチすることおよびマウスを用いて位置を指定することにより、座標データを入力することができる。
【0019】
第7の発明に係る情報入出力装置は、第1〜6のいずれかの発明の構成に加えて、第2のモードは、他の装置に記憶されたアプリケーションプログラムが他の装置により実行されることにより作成された情報を表示手段に表示するモードである。
【0020】
第7の発明によると、他の装置に記憶されたアプリケーションプログラムが他の装置で実行された結果である情報が、表示手段に表示される。
【0021】
第8の発明に係る情報入出力装置は、第1〜6のいずれかの発明の構成に加えて、第2のモードは、記憶手段に記憶されたアプリケーションプログラムが他の装置により実行されることにより作成された情報を表示手段に表示するモードである。
【0022】
第8の発明によると、この情報入出力装置の記憶手段に記憶されたアプリケーションプログラムが他の装置で実行された結果である情報が、表示手段に表示される。
【0023】
第9の発明に係る情報入出力装置は、第1〜6のいずれかの発明の構成に加えて、第3のモードは、記憶手段に記憶されたアプリケーションプログラムが情報入出力装置により実行されることにより作成された情報を表示手段に表示するモードである。
【0024】
第9の発明によると、この情報入出力装置の記憶手段に記憶されたアプリケーションプログラムがこの情報入出力装置で実行された結果である情報が、表示手段に表示される。
【0025】
第10の発明に係る情報入出力装置は、第1〜9のいずれかの発明の構成に加えて、個人を認証するための認証手段と、制御手段と認証手段とに接続され、認証手段による認証が行なわれると、制御手段による制御ができるように設定するための設定手段とをさらに含む。
【0026】
第10の発明によると、個人情報により特定の個人であることが認証されない限り、制御手段による制御が実行できないようにできる。
【0027】
第11の発明に係る情報入出力装置は、第1〜9のいずれかの発明の構成に加えて、個人を認証するための認証手段と、情報入出力装置の外部の記録媒体の情報を処理するための処理手段と、認証手段と処理手段とに接続され、認証手段による認証が行なわれると、処理手段による処理ができるように設定するための設定手段とをさらに含む。
【0028】
第11の発明によると、個人情報により特定の個人であることが認証されない限り、処理手段による外部の記録媒体の処理が実行できないようにできる。
【0029】
第12の発明に係る情報入出力方法は、他の装置と通信する通信ステップと、情報を予め準備する準備ステップと、情報を表示する表示ステップと、ユーザが座標データを入力する入力ステップと、他の装置との通信が可能であるか否かを検知する検知ステップと、検知ステップにおける検知結果に基づいて、入力ステップにて入力された座標データを通信ステップにて他の装置に送信する第1のモード、他の装置から通信ステップにて受信した情報を表示ステップにて表示する第2のモードおよび準備ステップにて準備された情報に基づいて表示ステップにて情報を表示する第3のモードのいずれかのモードを動作モードとして設定するように、通信ステップと準備ステップと表示ステップと入力ステップとを制御する制御ステップとを含む。
【0030】
第12の発明によると、たとえば、検知ステップにて他の装置と通信が可能であることが検知されると、情報入出力方法における動作モードは、第1のモードまたは第2のモードに設定され、検知ステップにて他の装置と通信が不可能であることが検知されると、情報入出力方法における動作モードは、第3のモードに設定される。たとえば、このときの第1のモードは、マウスやタブレットなどを用いた入力ステップにてユーザが入力した座標データを他の装置に送信する動作モードである。このときの第2のモードは、液晶モニタなどを用いた表示ステップにて、他の装置から受信した情報を表示する動作モードである。このときの第3のモードは、液晶モニタなどを用いた表示ステップにて、準備ステップにて準備された情報(たとえばアプリケーションプログラム)に基づいて作成された情報を表示する動作モードである。これにより、この情報入出力装置のユーザが何ら動作モードを設定する必要がなく、情報入出力方法における動作モードを設定することができる。その結果、座標入力および情報表示が可能なデバイス装置において、ユーザが煩わしさを感じることなくデバイス装置に備わる多数の機能を切替えることができる情報入出力方法を提供することができる。
【0031】
第13の発明に係る情報入出力方法は、第12の発明の構成に加えて、検知ステップは、他の装置との通信が可能であるか否かを検知するステップと、表示ステップにおける情報の表示が可能であるか否かを検知するステップとを含む。
【0032】
第13の発明によると、検知ステップは、たとえば、折畳式の表示モニタが開かれていると、表示ステップにおける情報の表示が可能であることを検知する。この表示ステップにおける情報の表示の可否と、情報入出力装置と他の装置との通信可否に基づいて、情報入出力方法における動作モードを設定することができる。
【0033】
第14の発明に係るプログラムは、コンピュータを用いて、請求項12または13に記載の情報入出力方法を実現するためものである。
【0034】
第14の発明によると、座標入力および情報表示が可能なデバイス装置において、ユーザが煩わしさを感じることなくデバイス装置に備わる多数の機能を切替えることができる情報入出力方法を実現するプログラムを提供することができる。
【0035】
第15の発明に係る記録媒体は、コンピュータを用いて、請求項12または13に記載の情報入出力方法を実現するためのプログラムを記録したものである。
【0036】
第15の発明によると、座標入力および情報表示が可能なデバイス装置において、ユーザが煩わしさを感じることなくデバイス装置に備わる多数の機能を切替えることができる情報入出力方法を実現するプログラムを記録した記録媒体を提供することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
【0038】
図1に本発明の実施の形態に係るデバイス装置100の外観図を示す。図1に示すように、このデバイス装置100は、下蓋部150と、上蓋部152と、下蓋部150と上蓋部152とを開閉可能に保持する保持部154とからなる。下蓋部150には、液晶一体型タブレット104と、マウス機能を実現する左ボタン110および右ボタン112と、SDカード300を格納するメモリカードスロットと、パーソナルコンピュータ(以下、パソコンという。)と有線または無線で通信する通信インターフェイスとを含む。上蓋部152は、液晶一体型タブレット106を含む。
【0039】
図2に、図1に示したデバイス装置100の制御ブロック図を示す。デバイス装置100は、接触または非接触でこのデバイス装置の移動量を検知する移動量検知部102と、情報を表示する液晶と一体化されてペンタッチ入力が可能な液晶一体型タブレット104、106と、上蓋部152の開状態を検知する開閉スイッチ108と、左ボタン110および右ボタン112と、電池114と、それらを接続するバス116とを含む。デバイス装置100は、さらに、このデバイス装置100を制御するMPU(Multiple Processing Unit)120と、各種プログラムやデータが格納されるROM(Read Only Memory)122とを含む。MPU120は、その内部にメモリとタイマ回路とを含む。デバイス装置100は、さらに、スピーカ500と通信するための音声インターフェイス130と、モニタ400と通信するための画像インターフェイス132と、SDカード300が挿入され、このSDカード300と通信するためのメモリカードスロット134、136と、拡張機器200と通信するための拡張インターフェイス138とを含む。
【0040】
移動量検知部102は、デバイス装置100をいわゆるマウスとして機能させるために、X軸方向およびY軸方向の移動量を検知する。この移動量は、接地型の回転球体により検知されるものであっても、光電センサにより検知されるものであってもよい。左ボタン110および右ボタン112は、たとえば保持部154に設けられ、それらのボタンからの入力信号は、MPU120に送られる。
【0041】
開閉スイッチ108は、デバイス装置100の保持部158に設けられ、下蓋部150と上蓋部152とが開いている開信号を検知し、その開信号はMPU120に送られる。
【0042】
液晶一体型タブレット104、106は、表示機能とペン入力機能とを併せ持つ。表示機能として、デバイス装置100のMPU120が実行したアプリケーションプログラムの実行結果を表示したり、後述するパソコンのCPUが実行したアプリケーションプログラムの実行結果を表示したりする。ペン入力機能として、認証処理時においてユーザがペンを用いてパスワードを入力したり、手書き文字認識時においてユーザがペンを用いて手書き文字を入力したりする。
【0043】
電池114は、充放電可能な2次電池が好ましい。この電池114は、デバイス装置100の動作モードが単体モードであるとき、もしくは接続モードであってもパソコンから電力が供給されないときには、放電されて、デバイス装置100の各部での電力の消費に充てられる。接続モードであってパソコンから電力が供給されるときには、パソコンから供給された電力により電池114は充電される。このとき、デバイス装置100の各部での電力の消費は、パソコンから供給される電力が充てられる。
【0044】
MPU120は、通信インターフェイス118および開閉スイッチ108からの信号に基づいて、このデバイス装置100の動作モードおよび各種機能の有効/無効を設定する。このデバイス装置100におけるこのような設定処理は、このデバイス装置100のハードウェアとMPU120により実行されるソフトウェアとにより実現される。一般的にこうしたソフトウェアは、ROM112などの記録媒体に格納され、ROM112から読出されて、MPU120により実行される。図2に示したデバイス装置100を構成するハードウェア個々は一般的なものである。したがって、本発明の最も本質的な部分は、ROM112などの記録媒体に記録されたソフトウェアである。なお、このMPU120において、このデバイス装置100の動作モードおよび機能の有効/無効を設定する制御の詳細については後述する。
【0045】
MPU120は、ROM122に記憶された制御プログラムおよび認証プログラムなどを実行する。また、移動量検知部102から入力された移動量、左ボタン110、右ボタン112、液晶一体型タブレット104、106からの入力信号、開閉スイッチ108の開信号を、パソコンに送信する。このとき、デバイス装置100の通信インターフェイス118と、パソコンの通信インターフェイスとが使用される。このときの通信形態は、無線であっても有線であっても構わない。
【0046】
ROM122には、デバイス装置100の起動時にMPU120で実行される認証プログラム、接続モード/単体モードの動作モードの切替えプログラム、表示モード切替えプログラム、入力モード切替えプログラム、内部アプリケーションプログラム(手書きメモプログラム、お絵描きプログラム、テキストビューアプログラム、画像ビューアプログラム、音楽再生プログラム、動画再生プログラム等)が記憶されている。また、MPU120は、これ以外のアプリケーションプログラムも実行可能である。たとえば、SDカード300に記録されたアプリケーションプログラム、パソコンの固定ディスクに記憶されたアプリケーションプログラムなどをMPU120は実行することができる。
【0047】
メモリカードスロット134、136は、SDカード300が装着される。本実施の形態においては、SDカードを使用するが、これ以外の記録媒体(たとえば、コンパクトフラッシュ(R)、スマートメディアなど)を用いることもできる。SDカード300には、各種の情報(テキストデータ、音声データ、動画データ、アプリケーションプログラムおよびそれに対応するデータ)が記憶される。この各種の情報は、デバイス装置100のMPU120およびパソコンのCPUに送信され、それぞれで実行されるアプリケーションプログラムで使用される。
【0048】
音声インターフェイス130および画像インターフェイス132は、MPU120において処理されたデータおよび実行されたアプリケーションプログラムの結果をデバイス装置100の外部に出力したり、外部の装置から情報(音声、静止画、動画等)を入力したりするためのものである。本実施の形態においては、音声インターフェイス130には、スピーカ500が接続され、ユーザは音声を視聴できる。画像インターフェイス132には、モニタ400が接続され、ユーザは静止画および動画を視聴できる。また、本実施の形態では、デバイス装置100から出力する信号のみを例示してインターフェイスを説明したが、これに限定されるものではなく、デバイス装置100に入力する信号を処理するインターフェイスであってもよい。この場合、個人の認証をマイクから音声インターフェイス130を介してデバイス装置100に入力された音声信号に基づいて行なうこともできる。
【0049】
拡張インターフェイス138は、デバイス装置100の機能を拡張させるための拡張機器200が接続される。拡張装置200は、たとえば、SDカード読取装置のような外部記憶装置であってもよいし、MPU120の処理速度を向上させるアクセラレータなどの演算補助装置であってもよい。さらに、拡張機器200は、外部からの各種信号を入力するための信号入力装置であってもよい。たとえば、音声信号による認証を行なったり、指紋による認証を行なったり、デジタルカメラからの画像信号を入力したりする装置である。
【0050】
図3に、パソコン1000の一例であるコンピュータシステムの制御ブロックを示す。図3を参照してこのコンピュータシステムは、FD(Flexible Disk)駆動装置1106およびCD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)駆動装置1108を備えたコンピュータ1102と、モニタ1104と、キーボード1110とを含む。さらに、このコンピュータ1102は、上記したFD駆動装置1106およびCD−ROM駆動装置1108に加えて、相互にバスで接続されたCPU(Central Processing Unit)1120と、メモリ1122と、固定ディスク1124と、デバイス装置100との通信を行なう通信インターフェイス1126とを含む。FD駆動装置1106にはFD1116が装着される。CD−ROM駆動装置1108にはCD−ROM1118が装着される。
【0051】
このパソコン1000における処理は、コンピュータハードウェアとCPU1120により実行されるソフトウェアとにより実現される。一般的にこうしたソフトウェアは、FD1116、CD−ROM1118などの記録媒体に格納されて流通し、FD駆動装置1106またはCD−ROM駆動装置1108などにより記録媒体から読取られて固定ディスク1124に一旦格納される。さらに固定ディスク1124からメモリ1122に読出されて、CPU1120により実行される。図3に示したコンピュータのハードウェア自体は一般的なものである。したがって、本発明の最も本質的な部分は、FD1116、CD−ROM1118、固定ディスク1124などの記録媒体に記録されたソフトウェアである。
【0052】
なお、図3に示したコンピュータ自体の動作は周知であるので、ここではその詳細な説明は繰返さない。
【0053】
また、デバイス装置100のROM122に記憶されているアプリケーションを内部アプリケーションと、パソコン1000の固定ディスク1124またはSDカード300に記憶されているアプリケーションを外部アプリケーションという。また、アプリケーションには、パソコン1000のCPU1120でのみ実行が可能なAグループのアプリケーションと、デバイス装置100のMPU120でのみ実行が可能なBグループのアプリケーションと、パソコン1000のCPU1120でもデバイス装置100のMPU120でも実行が可能なCグループのアプリケーションとがある。
【0054】
デバイス装置100とパソコン1000とは、デバイス装置100の通信インターフェイス118と、パソコン1000の通信インターフェイス1126とを介して通信される。このときの通信は、Bluetoothなどの無線通信であっても良いし、USB(Universal Serial Bus)などの有線通信であっても良い。また、この両者であっても良い。
【0055】
図4を参照して、本実施の形態に係るデバイス装置100で実行されるプログラムは、動作モード設定処理に関し、以下のような制御構造を有する。
【0056】
ステップ(以下、ステップをSと略す。)100にて、デバイス装置100のMPU120は、パソコン1000との通信可能状態を検知したか否かを判断する。この判断は、通信インターフェイス118の状態に基づいて行なわれる。パソコン1000との通信可能状態を検知すると(S100にてYES)、処理はS106へ移される。もしそうでないと(S100にてNO)、処理はS102へ移される。
【0057】
S102にて、MPU120は、開閉スイッチ108の開状態を検知したか否かを判断する。開閉スイッチ108の開状態を検知すると(S102にてYES)、処理はS104へ移される。もしそうでないと(S102にてNO)、処理はS100へ戻される。
【0058】
S104にて、MPU120は、デバイス装置100の動作モードを単体モードに設定する。S106にて、MPU120は、デバイス装置100の動作モードを接続モードに設定する。この動作モードは、CPU120のメモリに記憶される。
【0059】
図5を参照して、本実施の形態に係るデバイス装置100で実行されるプログラムは、機能設定処理に関し、以下のような制御構造を有する。
【0060】
S200にて、デバイス装置100のMPU120は、動作モードが接続モードであるか否かを判断する。動作モードが接続モードである場合には(S200にてYES)、処理はS202へ移される。もしそうでないと(S200にてNO)、この機能設定処理は終了する。
【0061】
S202にて、MPU120は、開閉スイッチ108の開状態を検知したか否かを判断する。開閉スイッチ108の開状態を検知すると(S202にてYES)、処理はS204へ移される。もしそうでないと(S202にてNO)、処理はS212へ移される。
【0062】
S204にて、MPU120は、液晶一体型タブレット104、106へのペンタッチ入力を検知したか否かを判断する。ペンタッチ入力を検知すると(S204にてYES)、処理はS210へ移される。もしそうでないと(S204にてNO)、処理はS206へ移される。
【0063】
S206にて、MPU120は、開閉スイッチ108の開状態を検知してから、予め定められた時間が経過したか否かを判断する。予め定められた時間が経過すると(S206にてYES)、処理はS208へ移される。もしそうでないと(S206にてNO)、処理はS204へ戻される。
【0064】
S208にて、MPU120は、マウス機能をオフに、マルチディスプレイ機能をオンに、タブレット機能をオフに設定する。S208の処理後、処理はS214へ移される。S210にて、MPU120は、マウス機能をオフに、マルチディスプレイ機能をオフに、タブレット機能をオンに設定する。S210の処理後、処理はS214へ移される。S212にて、MPU120は、マウス機能をオンに、マルチディスプレイ機能をオフに、タブレット機能をオフに設定する。S212の処理後、処理はS216へ移される。
【0065】
S214にて、MPU120は、手動切替え機能をオンに設定する。S214の処理後、処理はS218へ移される。S216にて、MPU120は、手動切替え機能をオフに設定する。S216の処理後、処理はS220へ移される。
【0066】
S218にて、MPU120は、パソコン1000からSDカード300へのアクセス機能をオンに設定する。S220にて、MPU120は、パソコン1000からSDカード300へのアクセス機能をオフに設定する。
【0067】
図6を参照して、本実施の形態に係るデバイス装置100で実行されるプログラムは、メイン処理に関し、以下のような制御構造を有する。
【0068】
S300にて、デバイス装置100のMPU120は、制御プログラムを起動する。この制御プログラムはROM122に記憶されている。S302にて、MPU120は、制御プログラム用パスワード認証処理を行なう。S304にて、MPU120は、制御プログラム用パスワード認証処理において認証できたか否かを判断する。認証できると(S304にてYES)、処理はS306へ移される。もしそうでないと(S304にてNO)、処理はS316へ移される。
【0069】
S306にて、MPU120は、動作モードが接続モードおよび単体モードのいずれであるかを判断する。動作モードが接続モードである場合には(S306にて接続モード)、処理はS308へ移される。動作モードが単体モードであると(S306にて単体モード)、処理は310へ移される。
【0070】
S308にて、MPU120は、SD処理を要求する入力を検知したか否かを判断する。SD処理を要求する入力を検知すると(S308にてYES)、処理はS312へ移される。もしそうでないと(S308にてNO)、処理はS310へ移される。
【0071】
S310にて、MPU120は、接続モード処理ルーチンを行なう。S312にて、MPU120は、SD処理ルーチンを行なう。S314にて、MPU120は、単体モード処理ルーチンを行なう。これらの処理ルーチンの詳細については後述する。
【0072】
S316にて、MPU120は制御プログラムを終了するか否かを判断する。この判断は、デバイス装置100に入力された情報に基づいて行われる。制御プログラムを終了する場合には(S316にてYES)、このメイン処理を終了する。もしそうでないと(S316にてNO)、処理はS306へ戻される。
【0073】
図7を参照して、本実施の形態に係るデバイス装置100で実行されるプログラムは、接続モード処理ルーチンに関し、以下のような制御構造を有する。なお、以下に示す接続モード処理ルーチンは、図6のS310における処理の詳細を示すものである。
【0074】
S400にて、デバイス装置100のMPU120は、表示モード切替え入力を検知したか否かを判断する。表示モード切替え入力を検知すると(S400にてYES)、処理はS402へ移される。もしそうでないと(S400にてNO)、処理はS404へ移される。
【0075】
S402にて、MPU120は、表示モード切替え処理を行なう。
S404にて、MPU120は、入力モード切替え入力を検知したか否かを判断する。入力モード切替え入力を検知すると(S404にてYES)、処理はS406へ移される。もしそうでないと(S404にてNO)、処理はS410へ移される。
【0076】
S406にて、MPU120は、手動切替え機能がオン状態であるか否かを判断する。手動切替え機能がオン状態であると(S406にてYES)、処理はS408へ移される。もしそうでないと(S406にてNO)、処理はS410へ移される。
【0077】
S408にて、MPU120は、入力モード切替え処理を行なう。
S410にて、MPU120は、接続/単体モード用内部アプリケーションの実行要求を検知したか否かを判断する。接続/単体モード用内部アプリケーションの実行要求を検知すると(S410にてYES)、処理はS412へ移される。もしそうでないと(S410にてNO)、処理はS414へ移される。
【0078】
S412にて、MPU120は、接続/単体モード用内部アプリケーションの実行処理を行なう。このとき実行されるプログラムは、ROM122に記憶された、BグループまたはCグループのアプリケーションプログラムである。
【0079】
S414にて、MPU120は、接続/単体モード用外部アプリケーションの実行要求を検知したか否かを判断する。接続/単体モード用外部アプリケーションの実行要求を検知すると(S414にてYES)、処理はS416へ移される。もしそうでないと(S414にてNO)、この接続モード処理ルーチンは終了し、処理は、図6のS316へ戻される。
【0080】
S416にて、MPU120は、接続/単体モード用外部アプリケーション実行処理を行なう。このとき実行されるプログラムは、SDカード300またはパソコン100の固定ディスク1124に記憶された、BグループまたはCグループのアプリケーションプログラムである。
【0081】
図8を参照して、本実施の形態に係るデバイス装置100で実行されるプログラムは、単体モード処理ルーチンに関し、以下のような制御構造を有する。なお、以下に示す単体モード処理ルーチンは、図6のS314の処理の詳細を示すものである。
【0082】
S500にて、デバイス装置100のMPU120は、表示・入力画面変更入力を検知したか否かを判断する。表示・入力画面変更入力を検知すると(S500にてYES)、処理はS502へ移される。もしそうでないと(S500にてNO)、処理はS504へ移される。
【0083】
S502にて、MPU120は、表示・入力画面変更処理を行なう。
S504にて、MPU120は、単体モード用内部アプリケーションの実行要求を検知したか否かを判断する。単体モード用内部アプリケーションの実行要求を検知すると(S504にてYES)、処理はS506へ移される。もしそうでないと(S504にてNO)、処理はS508へ移される。
【0084】
S506にてMPU120は、単体モード用内部アプリケーション実行処理を行なう。このとき実行されるプログラムは、ROM122に記憶された、Bグループのアプリケーションプログラムである。
【0085】
S508にて、MPU120は、接続/単体モード用内部アプリケーションの実行要求を検知したか否かを判断する。接続/単体モード用内部アプリケーションの実行要求を検知すると(S508にてYES)、処理はS510へ移される。もしそうでないと(S508にてNO)、処理はS512へ移される。
【0086】
S510にて、MPU120は、接続/単体モード用内部アプリケーション実行処理を行なう。このとき実行されるプログラムは、ROM122に記憶された、BグループまたはCグループのアプリケーションプログラムである。
【0087】
S512にて、MPU120は、接続/単体モード用外部アプリケーションの実行要求を検知したか否かを判断する。接続/単体モード用外部アプリケーションの実行要求を検知すると(S512にてYES)、処理はS514へ移される。もしそうでないと(S512にてNO)、この単体モード処理ルーチンは終了し、処理は図6のS316へ戻される。
【0088】
S514にて、MPU120は、接続/単体モード用外部アプリケーション実行処理を行なう。このとき実行されるプログラムは、SDカード300に記憶された、BグループまたはCグループのアプリケーションプログラムである。
【0089】
図9を参照して、本実施の形態に係るデバイス装置100で実行されるプログラムは、SD処理ルーチンに関し、以下のような制御構造を有する。なお、以下に示す処理は、図6のS312における処理の詳細を示すものである。
【0090】
S600にて、デバイス装置100のMPU120は、SDデータを管理する要求を検知したか否かを判断する。SDデータを管理する要求を検知すると(S600にてYES)、処理はS602へ移される。もしそうでないと(S600にてNO)、処理はS612へ移される。
【0091】
S602にて、MPU120はSDアクセス機能がオン状態であるか否かを判断する。SDアクセス機能がオン状態であると(S602にてYES)、処理はS604へ移される。もしそうでないと(S602にてNO)、処理はS612へ移される。
【0092】
S604にて、MPU120は、SDアクセス用のパスワードが認証済であるか否かを判断する。パスワードが認証済である場合には(S604にてYES)、処理はS610へ移される。もしそうでないと(S604にてNO)、処理はS606へ移される。
【0093】
S606にて、MPU120は、SDカード用パスワード認証処理を行なう。S608にて、MPU120は、SDカード用パスワード認証処理において認証できたか否かを判断する。認証できると(S608にてYES)、処理はS610へ移される。もしそうでないと(S608にてNO)、処理はS600へ戻される。
【0094】
S610にて、MPU120は、SDカードに記憶されたデータの整理・編集を行なう。
【0095】
S612にて、MPU120は、パスワード設定入力を検知したか否かを判断する。パスワード設定入力を検知すると(S612にてYES)、処理はS614へ移される。もしそうでないと(S612にてNO)、処理はS616へ移される。
【0096】
S614にて、MPU120は、パスワード設定処理を行なう。
S616にて、MPU120は、制御プログラム設定入力を検知したか否かを判断する。制御プログラム設定入力を検知すると(S616にてYES)、処理はS618へ移される。もしそうでないと(S616にてNO)、このSD処理ルーチンは終了し、処理は、図6のS316へ戻される。
【0097】
S618にて、MPU120は、メニューアイコンの整理、外部アプリケーションの登録/削除、通信/認証プログラムの設定を行なう。
【0098】
図10を参照して、本実施の形態に係るパソコン1000で実行されるプログラムは、動作モード設定に関し、以下のような制御構造を有する。
【0099】
S1000にて、パソコン1000のCPU1120は、OS(Operating System)を起動する。S1002にて、CPU1120は、通信インターフェイス1126を起動する。
【0100】
S1004にて、CPU1120は、デバイス装置100との通信可能状態を検知したか否かを判断する。この判断は、通信インターフェイス1126の状態に基づいて行なわれる。デバイス装置100との通信可能状態を検知すると(S1004にてYES)、処理はS1008へ移される。もしそうでないと(S1004にてNO)、処理はS1006へ移される。
【0101】
S1006にて、CPU1120は、パソコン1000の動作モードを単体モードに設定する。S1008にて、CPU1120は、パソコン1000の動作モードを接続モードに設定する。
【0102】
図11を参照して、本実施の形態に係るパソコン1000で実行されるプログラムは、機能設定処理に関し、以下のような制御構造を有する。
【0103】
S1102にて、パソコン1000のCPU1120は、動作モードが接続モードであるか否かを判断する。動作モードが接続モードであると(S1102にてYES)、処理はS1104へ移される。もしそうでないと(S1002にてNO)、この機能設定処理は終了する。
【0104】
S1104にて、CPU1120は、開閉スイッチ108の開状態を検知したか否かを判断する。開閉スイッチ108の開状態を検知すると(S1104にてYES)、処理はS1106へ移される。もしそうでないと(S1104にてNO)、処理はS1114へ移される。
【0105】
S1106にて、CPU1120は、液晶一体型タブレット104、106へのペンタッチ入力を検知したか否かを判断する。ペンタッチ入力を検知すると(S1106にてYES)、処理はS1112へ移される。もしそうでないと(S1106にてNO)、処理はS1108へ移される。
【0106】
S1108にて、CPU1120は、開閉スイッチ108の開状態を検知してから予め定められた時間が経過したか否かを判断する。予め定められた時間が経過すると(S1108にてYES)、処理はS1110へ移される。もしそうでないと(S1108にてNO)、処理はS1106へ戻される。
【0107】
S1110にて、CPU1120は、マウス機能をオフに、マルチディスプレイ機能をオンに、タブレット機能をオフに設定する。S1110の処理後、処理は、S1116へ移される。S1112にて、CPU1120は、マウス機能をオフに、マルチディスプレイ機能をオフに、タブレット機能をオンに設定する。S1112の処理後、処理は、S1116へ移される。S1114にて、CPU120は、マウス機能をオンに、マルチディスプレイ機能をオフに、タブレット機能をオフに設定する。S1114の処理後、処理は、S1118へ移される。
【0108】
S1116にて、CPU1120は、パソコン1000からSDカード300へのアクセス機能をオンに設定する。S1118にて、CPU1120は、パソコン1000からSDカード300へのアクセス機能をオフに設定する。
【0109】
このようにして、デバイス装置100の動作モードとパソコン1000の動作モードとの同期がとられる。なお、パソコン1000の動作モードの設定については、パソコン1000がデバイス装置100の状態に基づいて判断するほか、デバイス装置100からデバイス装置100の動作モードを送信して貰い、受信したデバイス装置100の動作モードに合わせるようにしてもよい。
【0110】
図12を参照して、本実施の形態に係るパソコン1000で実行されるプログラムは、メイン処理に関し、以下のような制御構造を有する。
【0111】
S1200にて、パソコン1000のCPU1120は、制御プログラムを起動する。この制御プログラムは、パソコン1000の固定ディスク1124に記憶されている。S1202にて、CPU1120は、制御プログラム用パスワード認証処理を行なう。このとき、デバイス装置100のROM112に記憶されたパスワードが用いられる。S1204にて、CPU1120は、制御プログラム用パスワード認証処理において認証できたかどうかを判断する。認証できると(S1204にてYES)、処理はS1206へ移される。もしそうでないと(S1204にてNO)、処理はS1214へ移される。
【0112】
S1206にて、CPU1120は、動作モードが単体モードであるか接続モードであるかを判断する。動作モードが単体モードであると(S1106にて単体モード)、処理はS1210へ移される。動作モードが接続モードであると(S1206にて接続モード)、処理はS1208へ移される。
【0113】
S1208にて、CPU1120は、SD処理を要求する入力を検知したか否かを判断する。SD処理を要求する入力を検知すると(S1208にてYES)、処理はS1210へ移される。もしそうでないと(S1028にてNO)、処理はS1212へ移される。
【0114】
S1210にて、CPU1120は、SD処理ルーチンを行なう。S1212にて、CPU1120は、接続モード処理ルーチンを行なう。
【0115】
S1214にて、CPU1120は、制御プログラムを終了するか否かを判断する。この判断は、パソコン1000に入力された情報に基づいて行われる。制御プログラムを終了する場合には(S1214にてYES)、このメイン処理は終了する。もしそうでないと(S1214にてNO)、処理はS1206へ戻される。
【0116】
図13を参照して、本実施の形態に係るパソコン1000で実行されるプログラムは、接続モード処理ルーチンに関し、以下のような制御構造を有する。なお、以下に示す処理は、図12のS1212の詳細を示すものである。
【0117】
S1300にて、パソコン1000のCPU120は、デバイス装置100から表示モード切替え入力を検知したか否かを判断する。デバイス装置100から表示モード切替え入力を検知すると(S1300にてYES)、処理はS1302へ移される。もしそうでないと(S1300にてNO)、処理はS1304へ移される。
【0118】
S1302にて、CPU1120は、表示モード切替え処理を行なう。この処理の結果、パソコン1000から通信インターフェイス1126、118を介してデバイス装置100へ送信される表示情報を切替えることができる。
【0119】
S1304にて、CPU1120は、デバイス装置100から入力モード切替え入力を検知したか否かを判断する。デバイス装置100から入力モード切替え入力を検知すると(S1304にてYES)、処理はS1306へ移される。もしそうでないと(S1304にてNO)、処理はS1310へ移される。
【0120】
S1306にて、CPU1120は、手動切替え機能がオン状態であるか否かを判断する。手動切替え機能がオン状態であると(S1306にてYES)、処理はS1308へ移される。もしそうでないと(S1306にてNO)、処理はS1310へ移される。
【0121】
S1308にて、CPU1120は、入力モード切替え処理を行なう。この入力モード切替え処理を、パソコン1000で実行することにより、デバイス装置100から入力されるモードを切替えることができる。
【0122】
S1310にて、CPU1120は、デバイス装置100から接続/単体モード用内部アプリケーションの実行要求を検知したか否かを判断する。デバイス装置100から接続/単体モード用内部アプリケーションの実行要求を検知すると(S1310にてYES)、処理はS1312へ移される。もしそうでないと(S1310にてNO)、処理はS1314へ移される。
【0123】
S1312にて、CPU1120は、接続/単体モード用内部アプリケーション実行処理を行なう。このとき実行されるプログラムは、ROM122に記憶されたAグループまたはCグループのアプリケーションプログラムである。この接続/単体モード用内部アプリケーション実行処理を、パソコン1000のCPU1120で実行した結果が、パソコン1000の通信インターフェイス1126、デバイス装置100の通信インターフェイス118を介して、デバイス装置100の液晶一体型タブレット104、106に表示される。
【0124】
S1314にて、CPU1120は、デバイス装置100から接続/単体モード用外部アプリケーションの実行要求を検知したか否かを判断する。デバイス装置100から接続/単体モード用外部アプリケーションの実行要求を検知すると(S1314にてYES)、処理はS1316へ移される。もしそうでないと(S1314にてNO)、この接続モード処理ルーチンは終了し、処理は図12のS1214へ戻される。
【0125】
S1316にて、CPU1120は、接続/単体モード用外部アプリケーション実行処理を行なう。このとき実行されるプログラムは、SDカード300またはパソコン1000の固定ディスク1124に記憶されたAグループまたはCグループのアプリケーションプログラムである。この接続/単体モード用外部アプリケーション実行処理を、パソコン1000のCPU1120で実行した結果が、パソコン1000の通信インターフェイス1126、デバイス装置100の通信インターフェイス118を介して、デバイス装置100の液晶一体型タブレット104、106に表示される。
【0126】
図14を参照して、本実施の形態に係るパソコン1000で実行されるプログラムは、SD処理ルーチンに関し、以下のような制御構造を有する。なお、以下に示す処理は、図12のS1210の詳細を示すものである。
【0127】
S1400にて、パソコン1000のCPU1120は、デバイス装置100からSDデータを管理する要求を検知したか否かを判断する。デバイス装置100からSDデータを管理する要求を検知すると(S1400にてYES)、処理はS1402へ移される。もしそうでないと(S1400にてNO)、処理はS1412へ移される。
【0128】
S1402にて、CPU1120は、SDアクセス機能がオン状態であるか否かを判断する。SDアクセス機能がオン状態であると(S1402にてYES)、処理はS1404へ移される。もしそうでないと(S1402にてNO)、処理は1412へ移される。
【0129】
S1404にて、CPU1120は、SDアクセス用のパスワードが認証済であるか否かを判断する。パスワードが認証済であると(S1404にてYES)、処理はS1410へ移される。もしそうでないと(S1404にてNO)、処理はS1406へ移される。
【0130】
S1406にて、CPU1120は、SDカード用パスワード認証処理を行なう。S1408にて、CPU1120は、SDカード用パスワード認証処理において認証できたか否かを判断する。認証できると(1408にてYES)、処理はS1410へ移される。もしそうでないと(S1408にてNO)、処理はS1400へ戻される。S1410にて、CPU1120は、SDカード300のデータの整理・編集を行なう。この処理により、パソコン1000のCPU1120が、デバイス装置100のメモリカードスロット134、136に装着されたSDカード300のデータを整理したり編集したりすることができる。
【0131】
S1412にて、CPU1120は、デバイス装置100からパスワード設定入力を検知したか否かを判断する。デバイス装置100からパスワード設定入力を検知すると(S1412にてYES)、処理は1414へ移される。もしそうでないと(S1412にてNO)、処理は1416へ移される。
【0132】
S1414にて、CPU1120は、パスワード設定処理を行なう。
S1416にて、CPU1120は、デバイス装置100から制御プログラム設定入力を検知したか否かを判断する。デバイス装置100から制御プログラム設定入力を検知すると(S1416にてYES)、処理はS1418へ移される。もしそうでないと(S1416にてNO)、このSD処理ルーチンは終了し、処理は、図12のS1214へ戻される。
【0133】
S1418にて、CPU1120は、メニューアイコンの整理、外部アプリケーションの登録/削除、通信/認証プログラムの設定を行なう。
【0134】
以上のような構造およびフローチャートに基づく、本実施の形態に係るデバイス装置100の動作について説明する。
【0135】
デバイス装置100にUSBケーブルを接続すると(S100にてYES)、デバイス装置100の動作モードが接続モードに設定される(S106)。また、デバイス装置100の通信インターフェイス118がBluetoothによる無線通信を検知すると(S100にてYES)、デバイス装置100の動作モードが接続モードに設定される(S106)。
【0136】
デバイス装置100のユーザが上蓋部152を開くと(S102にてYES)、デバイス装置100の動作モードが単体モードに設定される。
【0137】
動作モードが接続モードである場合には(S200にてYES)、デバイス装置100の機能が設定される。通信インターフェイス118が、USBケーブルまたはBluetoothによる通信を検知している場合において、ユーザが上蓋部152を開くと(S202にてYES)、ペンタッチ入力の検知を判断する(S204)。ユーザが上蓋部152を開いてから予め定められた時間が経過する前に、ペンで液晶一体タブレット104、106をタッチすると(S204にてYES)、マウス機能がオフに、マルチディスプレイ機能がオフに、タブレット機能がオンに設定される(S210)。ユーザが上蓋部152を開いてから予め定められた時間が経過するまでに、液晶一体型タブレット104、106にペンタッチ入力を行なわないと(S206にてYES)、マウス機能がオフに、マルチディスプレイ機能がオンに、タブレット機能がオフに設定される(S208)。また、ユーザが上蓋部152を開かないと(S202にてNO)、マウス機能がオンに、マルチディスプレイ機能がオフに、タブレット機能がオフに設定される(S212)。なお、手動設定により、これらのマルチディスプレイ機能を液晶一体型タブレット104により実現して、タブレット機能をを液晶一体型タブレット106により実現するようにできる。
【0138】
また、ユーザが上蓋部152を開いた場合には(S202にてYES)、手動切替え機能がオンに設定され(S214)、パソコン1000からSDカード300へのアクセス機能がオンに設定される(S218)。一方、ユーザが上蓋部152を開かないと(S202にてNO)、手動切替え機能がオフに設定され(S216)、パソコン100からSDカード300へのアクセス機能がオフに設定される(S220)。
【0139】
デバイス装置100において制御プログラムが起動し(S300)、制御プログラム用パスワード認証処理において認証できると(S302、S304にてYES)、動作モードが判断される(S306)。動作モードが接続モードであって(S306にて接続モード)、ユーザがSD処理を要求しないと(S308にてNO)、接続モード処理ルーチンが実行される(S310)。動作モードが接続モードであって(S306にて接続モード)、ユーザがSD処理を要求する入力を行なうと(S308にてYES)、SD処理ルーチンが実行される(S312)。動作モードが単体モードである場合には(S306にて単体モード)、単体モード処理ルーチンが実行される(S314)。
【0140】
デバイス装置100における接続モード処理ルーチンにおいては、図15に示すようなメニュー画面が表示される。図15に示すメニュー画面が表示されている場合において、ユーザが表示モード切替え入力を行なうと(S400にてYES)、表示モード切替え処理が行なわれる(S402)。このときの表示モード切替え処理におけるデバイス装置100の、画面を図16に、使用の態様を図18にそれぞれ示す。
【0141】
図15に示すメニュー画面が表示されている場合において、ユーザが入力モード切替え入力を行なうと(S404にてYES)、手動切替え機能がオンであれば(S406にてYES)、入力モード切替え処理が行なわれる(S408)。このときの入力モード切替え処理におけるデバイス装置100の、画面を図17に、使用の態様を図19および図20にそれぞれ示す。
【0142】
図15に示すメニュー画面が表示されている場合において、ユーザが、内部アプリケーション実行要求を入力すると(S410にてYES)、内部アプリケーション実行処理が行なわれる(S412)。このときの使用の態様を図23に示す。このとき、ROM122に記憶されたグループA、グループBまたはグループCのアプリケーションプログラムが、MPU120またはCPU1120で実行される。
【0143】
図15に示すメニュー画面が表示されている場合において、ユーザが外部アプリケーション実行要求を入力すると(S414にてYES)、外部アプリケーション実行処理が行なわれる(S416)。このときの使用の態様を図25に示す。このとき、SDカード300またはパソコン1000の固定ディスク1124に記憶されたAグループ、BグループまたはCグループのアプリケーションプログラムが、MPU120またはCPU1120で実行される。
【0144】
デバイス装置100の単体モード処理ルーチンについて説明する。デバイス装置100が単体モードで動作している場合において、ユーザが、表示・入力画面変更入力を行なうと(S500にてYES)、表示・入力画面変更処理が実行される(S502)。このときの使用の態様を図21に示す。
【0145】
デバイス装置100が単体モードで動作している場合において、図15に示すメニュー画面が表示されている場合において、ユーザが単体モード用内部アプリケーションの実行要求を入力すると(S504にてYES)、単体モード用内部アプリケーション実行処理が行なわれる(S506)。このときの使用の態様を図24に示す。このとき、ROM122に記憶されたBグループのアプリケーションプログラムが、MPU120で実行される。
【0146】
デバイス装置100が単体モードで動作している場合において、図15に示すメニュー画面が表示されている場合において、ユーザが内部アプリケーション実行要求を入力すると(S508にてYES)、内部アプリケーション実行処理が行なわれる(S510)。このときの使用の態様を図23に示す。このとき、ROM122に記憶されたBグループまたはCグループのアプリケーションプログラムが、MPU120で実行される。
【0147】
デバイス装置100が単体モードで動作している場合において、図15に示すメニュー画面が表示されている場合において、ユーザが外部アプリケーション実行要求を入力すると(S512にてYES)、外部アプリケーション実行処理が行なわれる(S514)。このときの使用の態様を図25に示す。このとき、SDカード300に記憶されたBグループまたはCグループのアプリケーションプログラムが、MPU120で実行される。
【0148】
デバイス装置100のSD処理動作について説明する。図15に示すメニュー画面が表示されている場合において、ユーザがSDデータ管理を要求すると(S60にてYES)、SDアクセス機能がオン状態であるか否かが判断される(S602)。SDアクセス機能がオン状態であって(S602にてYES)、パスワードが認証済であると(S604にてYES)、SDカードのデータの整理や編集が行われる(S610)。このときの使用の態様を図22に示す。
【0149】
図15に示すメニュー画面が表示されている場合において、ユーザがパスワード設定を要求する入力を行なうと(S602にてYES)、パスワード設定処理が行なわれる(S614)。このときの使用の態様を図22に示す。
【0150】
図15に示すメニュー画面が表示されている場合において、制御プログラム設定を要求すると(S616にてYES)、メニューアイコンの整理などが実行される(S618)。このときの使用の態様を図26に示す。
【0151】
図15〜図17を参照して、デバイス装置100の液晶一体型タブレット104、106に表示される画面の表示例について説明する。
【0152】
図15に、本発明に係るデバイス装置100に表示される制御プログラム画面の一例であるメニュー画面を示す。この制御プログラムは、デバイス装置100のROM122、パソコン1000の固定ディスク1124等に記憶されて、適宜読出されて使用されるものとする。また、この制御プログラムは、デバイス装置100の開閉スイッチ108の開閉により起動されるものとする。本実施の形態の制御プログラムは、図15のようなメニュー画面が使用され、さまざまなモードおよび場面において適宜読出されて使用できるものとする。
【0153】
メニュー画面には、デバイス装置100およびパソコン1000における、表示モード切替え、入力モード切替え、接続モードもしくは単体モード、SDデータ管理、パスワード変更の他、内部処理可能なアプリケーションプログラム(たとえば手書きメモプログラム、お絵描きプログラム、テキストビューアプログラム、画像ビューアプログラム、音楽再生プログラム、動画再生プログラム)および、その他の書換え可能な外部アプリケーションプログラム読出などのアイコンが表示される。ユーザはこれらを適宜選択して処理の切替えを行なう。ただし、本実施の形態では、予めいくつかの内部処理用アプリケーションプログラム(手書きメモプログラム、お絵描きプログラム、テキストビューアプログラム、画像ビューアプログラム、音楽再生プログラム、動画再生プログラム)が搭載されているのとしたが、これらの一部や全く別の内部処理アプリケーションプログラムが搭載されていてもよい。また、図15における「設定」アイコンでは、メニュー画面に表示されるアイコンの並び順の変更や入替え、外部アプリケーションプログラムの追加および削除、通信プログラムの設定、認証プログラムの設定などを行なうことができる。
【0154】
図16に、制御プログラム画面の一例である表示モード切替え画面を示す。この画面は、図15のメニュー画面において、表示モード切替えアイコンをユーザが選択することにより表示される。デバイス装置100の液晶一体型タブレット104、106は、2つの表示部分を有しているので、パソコン1000のサブモニタ(パソコン1000のCPU1120により実行されたアプリケーションプログラムの結果を表示する)として、これらのモニタの片方を用いるか、両方を用いるかの切替えが可能なようにしてある。ただし、本設定は、図15のメニュー画面において接続モードを選択した場合および自動的にデバイス装置100の動作モードが接続モードに設定されている場合に有効となる。また、この画面から図15のメニュー画面に戻るときには、図16の右下の「メニュー画面へ」というアイコンを選択すればよい。
【0155】
図17に、制御プログラム画面の一例である入力モード切替え画面を示す。この画面は、図15のメニュー画面において、入力モード切替えアイコンをユーザが選択することにより表示される。デバイス装置100は、通常のマウスの機能を実現する移動検出部102と左ボタン110と右ボタン112とを、タブレットの機能を実現する液晶一体型タブレット104、106とを有している。これらを適宜切替えて使用できるようにする。
【0156】
デバイス装置100をパソコン1000のマウスとして使用する場合には、前述のようにマウス機能をオンに自動的に設定する場合に加えて、「マウス入力オン/オフ」のアイコンを選択するたびに、マウス機能の有効/無効が切替わるようになっている。デバイス装置100を単にタブレットとして使用する場合(サブモニタ画面表示なし)や、液晶タブレットとして使用する場合には、図17に示す各種アイコンを選択することで切替えが可能なようにしてある。ただし、本設定は、図15のメニュー画面において、接続モードを選択した場合に有効となる。また、デバイス装置100を閉じた状態で使用する場合は、一般のマウスとしての使用もしくは外部記憶装置(SDカード300)としての使用に制限される。また、本画面から図15のメニュー画面に戻るときには、図17の右下の「メニュー画面へ」というアイコンを選択すればよい。
【0157】
図18に、デバイス装置100の使用の態様の一例として、デバイス装置100をサブモニタとして使用する場合を示す。この態様においては、図16において選択した表示モード切替えによって、どのような状態になるのかを示してある。図18の中に示した各アイコンは、図16で切替えられた表示モードに対応している。ただし、図18でサブモニタとして使用している液晶一体型タブレット104、106には、画面表示に支障を生じない部分(たとえば画面の最下部)に、図15に示すメニュー画面へ戻るためのアイコンが表示されているものとする。また、液晶一体型タブレットに、現在の表示モードが表示されるようにしてもよい。
【0158】
図19および図20に、デバイス装置100の使用の態様の一例として、デバイス装置100をポインティングデバイスとして使用する場合を示す。この態様においては、図17において選択した入力モード切替えによってどのような状態になるのかを示してある。ただし、図19の左斜め上の状態は、デバイス装置100を閉じた状態であり、一般のマウスとしての使用もしくは外部記憶装置としての使用のみが有効となる。
【0159】
図19および図20の中に示した各アイコンは、図17で切替えられた入力モードに対応している。ただし、図19および図20でタブレットとして使用している液晶一体型タブレットには、座標入力に支障を生じない部分(たとえば画面の最下部)に、図15に示すメニュー画面へ戻るためのアイコンが表示されるようになっている。また、液晶一体型タブレットに、現在の入力モードが表示されるようにしてもよい。
【0160】
図21に、デバイス装置100の使用の態様の一例として、デバイス装置100を単体で使用する場合を示す。本態様においては、図15において単体モードを選択した場合、前述のように自動的に単体モードが選択された場合における、入力・表示をどのように切替えて使用するのかについて示してある。図21の左側では、デバイス装置100の液晶一体型タブレット104、106の両面は非表示となっている。この状態で、上面もしくは下面の液晶一体型タブレット104、106の表面をペンでタッチすることにより、タッチパネルとして使用できるようになる。逆に、液晶一体型タブレット104、106の画面の左上に表示された非表示のマーク(×マーク)をペンでタッチすることで、その画面の表示を非表示とすることができる。これらを切替えることによって、単体モードにおける液晶一体型タブレット104、106をさまざまな態様で有効に使用することができる。
【0161】
図22に、デバイス装置100の使用の態様の一例として、デバイス装置100をSDデータ管理、パスワード設定として使用する場合を示す。この使用の態様においては、図15において選択されるSDデータ管理およびパスワード設定に関する実行状態を示す。図22の枠内に示した各アイコンには、図15で選択された処理に対応する。ただし、図22の各種の処理の実行中において、デバイス装置100の液晶一体型タブレット104、106には画面表示に支障を生じない部分(画面の最下部)に、図15に示すメニュー画面へ戻るためのアイコンが表示されているものとする。また、液晶一体型タブレット104、106に、現在実行されている処理のアイコンが表示されるようにしてもよい。これらの処理は、図15のメニュー画面において、各アイコンを選択することにより実行されるものとする。また、デバイス装置100とパソコン1000とが通信インターフェイスを経由した通信が可能な場合には、図15のメニュー画面において「接続モード」と「単体モード」とを切替えて、処理を行なうことができるものとする。
【0162】
図22に示すSDデータ管理の処理においては、メモリカードスロット134、136に装着されたSDカード300に記憶されたデータの閲覧・修正・複写などの処理が行なわれる。これらのデータは、必要に応じて、各種内部処理(手書きメモ、お絵描き、テキストビューア、音楽再生、動画再生)アプリケーションおよび予めSDカード300に登録された外部処理アプリケーションなどから読出されて処理される。
【0163】
「パスワード設定」の処理では、デバイス装置100および制御プログラム起動時およびSDカード300に記憶されたデータへのアクセス時に実行される認証プログラムのためのパスワードの設定・変更を行なう。なお、本実施の形態では、パスワードによる認証としたが、筆跡などの認証でもよいし、入出力インターフェイスおよび拡張インターフェイスを通じて音声により認証を行なうようにしてもよい。
【0164】
図23に、デバイス装置100の使用の態様の一例である内部アプリケーションプログラム(手書きメモプログラム、お絵描きプログラム)を使用する場合を示す。この態様においては、図15において選択される各種の内部処理アプリケーションに関する処理の実行状態を示す。これらの内部処理アプリケーションは、デバイス装置100の動作モードが「接続モード」または「単体モード」である場合に使用される。図23の中に示した各種アイコンは、図15で選択される処理と対応している。
【0165】
図23に示す「手書きメモ」の処理では、タブレットおよびペン入力を用いた、ユーザの手書きによるメモを実現する。この場合、筆跡情報および座標情報がSDカード300もしくは通信インターフェイスを経由してパソコンの固定ディスクなどの記憶媒体に記憶される。また、必要に応じてデータの読出を行ない、修正・変更・複写などを行なうことも可能である。また、より高度な処理として、手書き文字認識の機能を搭載してもよい。この手書き文字認識に関しては、筆跡情報および手書きメモに基づいて、パターンマッチングと呼ばれる予め登録された認識辞書との照合により、手書き情報をテキスト情報に変換する。この認識機能自体は、マウス本体よりもさらに高速かつ大容量なパソコンで行なうことが好適である。
【0166】
「お絵描き」の処理では、タブレットおよびペン入力を用いた写真や絵、図形などの画像の編集を行なう。この場合、筆跡情報および座標情報がSDカード300もしくは通信インターフェイスを経由してパソコン1000の固定ディスク1124などの記憶媒体に記憶される。必要に応じて、データの読出を行ない、修正・変更・複写などを行なうことも可能である。
【0167】
図24に、デバイス装置100の使用の態様の一例である内部アプリケーション(テキスト、画像、音楽、動画)を使用する場合を示す。この態様においては、デバイス装置100の動作モードが「単体モード」である場合において、SDカード300に記憶された情報(テキストデータ、画像データ、音楽データ、動画データなど)を閲覧したり編集したりするためのものである。ただし、編集機能を除いて、単に閲覧のみが行なわれるようにしてもよい。
【0168】
図24に示す「テキストビューア」の処理では、SDカード300に記憶されたテキストデータの閲覧・編集などが行なわれる。図23を用いて説明したように、手書きメモおよび手書き文字認識との連携により、手書きによるテキストの追加編集などを行なうようにしてもよい。
【0169】
図24に示す「画像ビューア」の処理では、SDカード300に記憶された静止画像データ(たとえばデジタルカメラの画像、図面や絵画などの画像)の閲覧・編集などが行なわれる。図21を用いて説明した「お絵描き」の処理との連携により、画像の編集や追加などを行なうようにしてもよい。また、画像出力用として、画像インターフェイスを通じて静止画の情報をモニタに表示するようにしてもよい。
【0170】
図24に示す「音楽再生」の処理では、SDカード300に記憶された音楽情報データ(たとえば、MP3またはMIDIなどの音声情報)を再生し、音声インターフェイスなどを通じて視聴することができる。
【0171】
図24に示す「動画再生」の処理では、SDカード300に記憶された動画データ(たとえば、ニュース番組のダイジェストや、ビデオクリップなど)を再生し、液晶表示一体型タブレットもしくは画像インターフェイスを介してモニタに表示させることができる。また、このとき音声インターフェイスを介してスピーカによる音声の出力も可能である。また、音声インターフェイスの代わりに、デバイス装置100の内部に小型アンプとスピーカを搭載して、デバイス装置100単体のみで音声データの視聴ができるようにしてもよい。
【0172】
図25に、デバイス装置100の使用の態様の一例である外部アプリケーションを使用する場合を示す。この態様においては、デバイス装置100の動作モードが「接続モード」または「単体モード」である場合において、SDカード300に記憶された外部アプリケーションを読出して、図24とは異なる用途の処理を行なうものである。またこのとき外部アプリケーションにより使用されるデータは、SDカード300に記憶されたものであってもよい。またこの外部アプリケーションプログラムは、通信インターフェイスを経由してパソコンからSDカード300に記憶されるようにしてもよい。
【0173】
図26に、デバイス装置100の使用の態様の一例である制御プログラムの設定を使用する場合を示す。この態様においては、デバイス装置100がの動作も0D0画「接続モード」である場合に処理されるものとする。この処理は、図15において、ユーザが「設定」アイコンを選択することにより実行される。また、この設定では、図15のメニュー画面などにおける、アイコンの整理や並べ替え、図25を用いて説明したような外部アプリケーションの登録や削除、通信処理や認証プログラムに関する各種設定などを行なえる。また、これらの設定は、デバイス装置100およびパソコン1000が接続されている場合には、同じ設定となるように、同期させながら処理されてもよいし、全く個々に処理されるようになっていてもよい。
【0174】
なお、上述の説明において、パスワード設定処理およびメニューアイコンの整理処理、外部アプリケーション登録/削除処理、通信/認証プログラム設定処理については、SD処理ルーチンの中で処理されるとして説明した。このSD処理ルーチンは、動作モードが接続モードである場合においてのみ実行可能であるとした。ただし、これに限定されることなく、パスワード設定処理、メニューアイコン整理処理、外部アプリケーション登録/削除処理、通信/認証プログラム設定処理については、SD処理ルーチンに含めず、デバイス装置100の動作モードが単体モードである場合においても実行できるようにしてもよい。
【0175】
以上のようにして、本実施の形態に係るデバイス装置は、パソコンとの接続状態および液晶一体型タブレットの表示可能状態に基づいて、デバイス装置の動作モードを自動的に切替えたり、液晶一体型タブレットに表示されたメニューアイコンに基づいて、動作モードを変更したりすることができる。その結果、多くの機能を有するデバイス装置において、ユーザが設定の煩わしさを感じることなく、多くの機能を自動的に切替えることができるデバイス装置を提供できる。
【0176】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るデバイス装置の外観図である。
【図2】 図1に示すデバイス装置の制御ブロック図である。
【図3】 デバイス装置に接続されるパーソナルコンピュータシステムの制御ブロック図である。
【図4】 デバイス装置で実行される動作モード設定処理の制御の手順を示すフローチャートである。
【図5】 デバイス装置で実行される機能設定処理の制御の手順を示すフローチャートである。
【図6】 デバイス装置で実行されるメイン処理の制御の手順を示すフローチャートである。
【図7】 デバイス装置で実行される接続モード処理の制御の手順を示すフローチャートである。
【図8】 デバイス装置で実行される単体モード処理の制御の手順を示すフローチャートである。
【図9】 デバイス装置で実行されるSD処理の制御の手順を示すフローチャートである。
【図10】 パソコンで実行される動作モード設定処理の制御の手順を示すフローチャートである。
【図11】 パソコンで実行される機能設定処理の制御の手順を示すフローチャートである。
【図12】 パソコンで実行されるメイン処理の制御の手順を示すフローチャートである。
【図13】 パソコンで実行される接続モード処理の制御の手順を示すフローチャートである。
【図14】 パソコンで実行されるSD処理の制御の手順を示すフローチャートである。
【図15】 デバイス装置に表示される画面例を示す図(その1)である。
【図16】 デバイス装置に表示される画面例を示す図(その2)である。
【図17】 デバイス装置に表示される画面例を示す図(その3)である。
【図18】 デバイス装置を接続モードで使用する態様を示す図(その1)である。
【図19】 デバイス装置を接続モードで使用する態様を示す図(その2)である。
【図20】 デバイス装置を接続モードで使用する態様を示す図(その3)である。
【図21】 デバイス装置を単体モードで使用する態様を示す図(その1)である。
【図22】 デバイス装置を接続/単体モードで使用する態様を示す図(その1)である。
【図23】 デバイス装置を接続/単体モードで使用する態様を示す図(その2)である。
【図24】 デバイス装置を単体モードで使用する態様を示す図(その2)である。
【図25】 デバイス装置を接続/単体モードで使用する態様を示す図(その3)である。
【図26】 デバイス装置を接続/単体モードで使用する態様を示す図(その4)である。
【符号の説明】
100 デバイス装置、102 移動量検知部、104、106 液晶一体型タブレット、108 開閉スイッチ、110 左ボタン、112 右ボタン、114 電池、116 バス、118 通信インターフェイス、120 MPU、122 ROM、130 音声インターフェイス、132 画像インターフェイス、134、136 メモリカードスロット、138 拡張インターフェイス、150 下蓋部、152 上蓋部、154 保持部、200 拡張機器、300SDカード、400 モニタ、500 スピーカ、1000 パソコン、1102 コンピュータ、1104 モニタ、1106 FD駆動装置、1108 CD−ROM駆動装置、1120 CPU、1122 メモリ、1124 固定ディスク、1126 通信インターフェイス、1116 FD、1118 CD−ROM。
Claims (2)
- ユーザの視認面を互いに対向して折り畳み可能に接続された第1の筐体部および第2の筐体部と、
他の装置と通信するための通信手段と、
情報を記憶するための記憶手段と、
前記第1の筐体部および前記第2の筐体部の少なくともいずれかに設けられ、情報を表示するための表示手段と、
前記表示手段が設けられた筐体とは異なる側の筐体に設けられ、ユーザが座標データを入力するための入力手段と、
前記通信手段に接続され、前記他の装置との通信が可能であるか否かを検知するための検知手段と、
前記検知手段による検知結果に基づいて、前記入力手段により入力された座標データを前記通信手段を用いて前記他の装置に送信する第1のモード、前記他の装置から前記通信手段を用いて受信した情報を前記表示手段に表示する第2のモードおよび前記記憶手段に記憶された情報に基づいて前記表示手段に情報を表示する第3のモードのいずれかのモードを動作モードとして設定するように、前記通信手段と前記記憶手段と前記表示手段と前記入力手段とを制御するための制御手段とを含み、
前記制御手段は、前記検知手段が前記他の装置との通信が可能であると検知したことに応答して前記第1のモードおよび前記第2のモードのいずれかのモードを動作モードとして、前記検知手段が前記他の装置との通信が不可能であると検知したことに応答して前記第3のモードを動作モードとして設定するための手段を含む、情報入出力装置。 - 前記表示手段および前記入力手段は、前記第1の筐体部および前記第2の筐体部に、表示機能および入力機能が切り換え可能に設けられ、
前記情報入出力装置は、前記第2のモードにおいて、前記他の装置から受信した情報を前記表示手段に表示する際に、前記第1の筐体に設けられた表示手段のみを用いた表示態様、前記第2の筐体に設けられた表示手段のみを用いた表示態様、前記第1の筐体に設けられた表示手段および前記第1の筐体に設けられた表示手段を用いた表示態様のいずれかの態様で表示するための手段をさらに含む、請求項1に記載の情報入出力装置。
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