JP3984060B2 - 頭皮洗浄器および頭皮洗浄器用飛散防止フード - Google Patents

頭皮洗浄器および頭皮洗浄器用飛散防止フード Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、加圧した洗浄用水をノズルヘッドから吐出して頭皮を洗浄する頭皮洗浄器および頭皮洗浄器用飛散防止フードに関し、より詳細には、タンクに洗浄用水を貯めることなく使用できる頭皮洗浄器および洗浄時の水の飛散防止を高めた頭皮洗浄器用飛散防止フードに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の頭皮洗浄器は、頭皮洗浄に使用する1回分の洗浄用水をタンクに溜水し、ポンプでタンク洗浄用水を取り込んで加圧すると共に脈動を与えて脈動水流としてノズルヘッドへ送水し、ノズルヘッドから洗浄用水を吐出する構成である。このとき、洗浄効率の向上やマッサージ効果を高める目的で洗浄用水を加圧し、脈動を与えている。具体的には、特開平11−196925号公報「頭部・顔部洗浄装置」に開示されているように、洗浄効果や使用感が優れた範囲でピーク水圧および間欠パルス数を調整することにより、常に優れた洗浄効果および使用感(マッサージ感)を得ることができるようにしている。
【0003】
また、上記頭皮洗浄器は、ノズルヘッドから加圧した洗浄用水を吐出するため、洗浄用水が飛び散って使い勝手が悪いという不都合が発生する。このため、従来は、洗浄用水の飛散を防止するために、頭皮洗浄器のノズルヘッドに装着する各種フードが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の頭皮洗浄器によれば、タンクに1回分の洗浄用水を貯めて使用する構成であるため、使用する度にタンクに洗浄用水を入れることが面倒であり、自動給水構造をもった頭皮洗浄器が望まれていた。
【0005】
ところが、タンクに洗浄用水を貯めるタンク方式は、頭皮洗浄に必要な水量を確保する一方で、過度な洗浄による不具合を回避する目的もあるため、簡単に自動給水方式を採用することはできなかった。具体的には、頭皮洗浄器を用いた洗浄は気持ち良い洗浄感を与えるため、ついつい洗浄時間が長くなってしまい、過度の洗浄によって頭皮がカサカサするという不具合が発生する。
【0006】
また、従来の頭皮洗浄器は、タンクに1回分の洗浄用水を貯めて使用する構成であり、装置にタンクを設ける必要があるため、必然的に装置が大きくなり、小型軽量化に限界があり、携帯性が悪いという問題点があった。
【0007】
また、上記従来の頭皮洗浄器の各種フードによれば、ある程度の飛散を防止することができるものの、十分に注意して使用しても、洗浄部分を変更するためにノズルヘッドを移動させたり、角度を変えたりするときに飛散することが多く、必ずしも十分でないという問題点があった。
【0008】
この発明は上記に鑑みてなされたものであって、使用する度にタンクに洗浄用水を入れる面倒をなくすとともに、頭皮洗浄に必要な水量を確保し、過度な洗浄による不具合を回避することができる頭皮洗浄器を提供することを目的とする。
【0009】
また、この発明は上記に鑑みてなされたものであって、小型軽量で携帯可能な頭皮洗浄器を提供することを目的とする。
【0010】
また、この発明は上記に鑑みてなされたものであって、ノズルヘッドを移動させたり、角度を変えたりした場合でも、十分に飛散を防止することができる頭皮洗浄器用飛散防止フードを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に係る頭皮洗浄器は、水道または給湯器等の外部設備から洗浄用水を取り込む洗浄用水取込部と、前記洗浄用水取込部から前記洗浄用水を取り込んで加圧すると共に脈動を与えて脈動水流として送水するポンプと、前記ポンプから送出された前記洗浄用水を導水する流路と、前記流路で導水された前記洗浄用水を吐出するノズルヘッドと、前記ポンプを駆動して前記洗浄用水の吐出制御を行う吐出制御手段と、前記ポンプが洗浄用水を吐出開始した後における1回分の洗浄に相当する吐出経過時間または吐出流量を計測する計測手段と、前記計測手段による計測値が所定値に達すると重度に応じて所定の警報を出力する警報手段と、を備えたことを特徴とする。
【0012】
この発明によれば、吐出制御手段の吐出制御によって、水道または給湯器等の外部設備に接続された洗浄用水取込部で洗浄用水を取り込んで、ポンプで加圧すると共に脈動を与えて脈動水流として送出し、流路を介してノズルヘッドへ導水し、ノズルヘッドから洗浄用水を吐出させる。このとき、計測手段で、ポンプが洗浄用水を吐出開始した後の経過時間または吐出流量を計測し、該計測手段による計測値が所定値に達すると、警報手段が警報を出力することで、頭皮洗浄に必要な水量を確保すると同時に、過度な洗浄による不具合を回避することができる。
【0013】
また、請求項2に係る頭皮洗浄器は、請求項1に記載の頭皮洗浄器において、さらに、前記警報手段から警報が出力されると、一定時間経過後に前記ポンプへの給水を強制的に中止する中止手段を備えたことを特徴とする。
【0014】
また、請求項3に係る頭皮洗浄器は、請求項1または2に記載の頭皮洗浄器において、前記警報手段が、ブザーまたはランプであることを特徴とする。
【0015】
また、請求項4に係る頭皮洗浄器は、請求項1〜3のいずれか一つに記載の頭皮洗浄器において、前記吐出制御手段は、前記警報手段から警報が出力されると、前記ポンプを制御して水圧を低下させる、或いは、前記ポンプを停止させることを特徴とする。
【0016】
また、請求項5に係る頭皮洗浄器は、温水が貯留された容器内に入れて当該温水を取り込んで頭皮洗浄を行なう頭皮洗浄器であって、前記容器から洗浄用水を取り込む洗浄用水取込口と、前記洗浄用水取込口から前記洗浄用水を取り込んで加圧すると共に脈動を与えて脈動水流として送水するポンプと、前記ポンプから送出された前記洗浄用水を導水する流路と、前記流路で導水された前記洗浄用水を吐出するノズルヘッドと、前記ポンプを駆動して前記洗浄用水の吐出制御を行う吐出制御手段と、を一体の構造体に備えたことを特徴とする。
【0017】
この発明によれば、洗浄用水取込口が外部から洗浄用水を取り込むので、タンクがなくても洗浄用水を取り込むことができる。すなわち、水が入って洗面器や、浴槽などに該頭皮洗浄器を入れることで、洗浄用水取込口から水が取り込まれて、ポンプで加圧すると共に脈動を与えて脈動水流として送水し、流路を介してノズルヘッドから洗浄用水が吐出される。このとき、吐出制御手段がポンプの吐出制御を行う。このようにタンクのない構成であるので、小型軽量で携帯可能とすることができる。
【0018】
また、請求項6に係る頭皮洗浄器は、請求項5に記載の頭皮洗浄器において、前記洗浄用水取込口は、前記構造体の下部に設けられていることを特徴とする。
【0021】
また、請求項に係る頭皮洗浄器用飛散防止フードは、加圧した洗浄用水をノズルヘッドから吐出して頭皮を洗浄する頭皮洗浄器に用いる頭皮洗浄器用飛散防止フードであって、外側の筒状のスポンジの切れ目部と内側の筒状のスポンジの切れ目部とが重なり合わない位置に形成された二重構造の筒状フードを成し、前記筒状フードが、切れ目部が形成された端部の直径が他の部分より大きく形成され、かつ、前記筒状フードのスポンジの一方の端部に複数の切れ目部と切欠き部が形成されており、他方の端部に前記ノズルヘッドを固定する固定部が取り付けられ、前記ノズルヘッドの吐出面および吐出された洗浄用水が前記筒状のスポンジの内側になるよう装着することを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、本発明に係る頭皮洗浄装置および頭皮洗浄器用飛散防止フードの好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、以下に述べるのは、一例であり、特に限定するものではない。
【0025】
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1における頭皮洗浄器100の外観図を示し、実施の形態1における頭皮洗浄器100は、水道または給湯器等の外部設備から洗浄用水を取り込む洗浄用水取込部の役割を果たす配管101およびタンク102と、タンク102から洗浄用水を取り込んで加圧すると共に脈動を与えて脈動水流として送水するポンプ部103と、ポンプ部103から送出された洗浄用水を導水する流路としてのフレキシブルチューブ104と、フレキシブルチューブ104によって導水された洗浄用水を吐出するためのノズルヘッド105と、装置全体の制御を行う制御部106と、装置各部に電源を供給するバッテリ107と、外部設備からタンク102への洗浄用水の給水/停止を切り替える切替弁108と、警報を出力する警報部109と、を備えている。
【0026】
なお、上記制御部106はCPU、RAM、ROM、タイマー等から構成されており、ポンプ部103を駆動して洗浄用水の吐出制御を行う本発明の吐出制御手段や、ポンプ部103が洗浄用水を吐出開始した後の経過時間(または吐出流量)を計測する本発明の計測手段の機能を有している。ポンプ部103への給水を強制的に中止する中止手段としての役割も果たす。
【0027】
また、警報部109は、制御部106と協働して、制御部106のタイマーによる計測値が所定値に達したら警報を出力する警報手段の役割を果たす。警報部109は、例えば、ブザーまたはランプ等を用いることができる。
【0028】
また、実施の形態1の頭皮洗浄器100におけるタンク102の役割は、ポンプ部103に供給する水量を一定に保つためのバッファとして利用するものであり、従来のタンク式の頭皮洗浄器のタンクと比較した場合、容量の小さなタンクで十分である。
【0029】
以上の構成において、その動作を説明する。使用者が所定のスイッチをONして頭皮洗浄を開始すると、制御部106は、ポンプ部103の吐出制御を開始すると同時に、内部のタイマーをスタートさせて吐出開始からの時間を計測する。ここで、タイマーはスタート値が120(秒)の減算カウンタを用いるものとし、カウント値が0になると、120にリセットされ、再スタートする構成とする。すなわち、2分間隔でリセットするので、図2に示すように、制御部106は、このときのリセット信号を警報部109へ警報信号として出力する。
【0030】
なお、警報信号の出力を2分間隔としたのは、実施の形態1の頭皮洗浄器100の洗浄能力で頭皮を十分に洗浄できる1回分の洗浄時間を求めて、その洗浄時間(ここでは、2分)を用いたものであり、特に限定するものではない。したがって、ポンプの能力(吐出量)などによって洗浄能力が異なる頭皮洗浄器の場合には、装置ごとに警報を出力する時間が設定される。
【0031】
警報部109は、制御部106から警報信号を入力すると、警報を出力する。警報部109がブザーの場合には、図2に示すように、アラーム音を出力する。利用者はアラーム音によって1回分の洗浄時間が経過したことを知り、これにより洗浄をやめることができるので、過度な洗浄を回避できる。
【0032】
1回目のアラーム音で、洗浄を中止しなかった場合、2分間隔でアラーム音を出力される。このとき、何回目の警告であるか、警告の重度を通知するために1回目を10秒のアラーム音、2回目を20秒、3回目を30秒、4回目以降はアラーム音の連続としても良い。
【0033】
また、警報後、制御部106の制御で、ポンプ部103を制御して水圧を低下させるようにしても良い。水圧が低下すると洗浄感が悪くなるので利用者が自主的に洗浄を中止することを促すことができる。
【0034】
また、警報後、制御部106が切替弁108をOFFするように制御しても良い。この場合、タンク102への給水が停止するので、タンク102からポンプ部103へ洗浄用水が給水されなくなり、利用者は洗浄をおこなうことができなくなる。或いは、警報後、制御部106の制御で、ポンプ部103を停止させるようにしても良い。
【0035】
図3に示すように、警報部109にランプを使用した場合には、1回目の警報信号でランプを点滅させて、2回目の警報信号以降をランプを点灯状態にするようにしても良い。
【0036】
前述したように実施の形態1によれば、外部設備から自動給水する構成であるので、使用する度にタンクに洗浄用水を入れる面倒をなくすことができる。また、所定時間経過すると、警報を出力するので、頭皮洗浄に必要な水量を確保すると同時に、過度な洗浄による不具合を回避することができる。なお、実施の形態1では、時間を計測する例を示したが、吐出水量を計測しても同様の効果を奏することができる。
【0037】
(実施の形態2)
図4は、実施の形態2の頭皮洗浄器200の外観図を示し、図5は、実施の形態2の頭皮洗浄器200の概略構成図を示す。実施の形態2の頭皮洗浄器200は、装置内部にタンクを持たないことにより、携帯可能な小型軽量化を図ったものあり、図示のごとく、外部から洗浄用水を取り込む洗浄用水取込口201と、洗浄用水取込口201から洗浄用水を取り込んで加圧すると共に脈動を与えて脈動水流として送水するポンプ部103と、ポンプ部103から送出された洗浄用水を導水するフレキシブルチューブ(流路)104と、フレキシブルチューブ104で導水された洗浄用水を吐出するノズルヘッド105と、ポンプ部103を駆動して洗浄用水の吐出制御を行う制御部106と、装置各部に電源を供給するバッテリ107と、警報を出力する警報部109と、を備えている。
【0038】
なお、実施の形態1と共通の構成は同一の符号を付して詳細な説明を省略する。実施の形態2の頭皮洗浄器200は、図から明らかなように、従来の頭皮洗浄器で一番容積の大きかったタンクを持たないので全体の小型軽量化を図って携帯可能な大きさにすることができる。
【0039】
また、図4に示すように、洗浄用水取込口201は装置下部に設けられている。これにより、使用時に洗浄用水が少なくなり、水面が低下しても最後まで取り込むことができる。また、図中の突起部202は、使用時に装置下部の洗浄用水取込口201が塞がれないようにするための突起部である。
【0040】
以上の構成において、図6および図7を参照して使用例を説明する。図6は、洗面器に水(洗浄用水)を貯めて、その中に頭皮洗浄器200を入れて使用する例を示している。また、図7は、お湯の溜まった浴槽に頭皮洗浄器200を入れて使用する例を示している。洗浄用水の供給源として洗面器を用いた場合には、洗面器の容量分の水を吐出した後、頭皮の洗浄が終了する。この場合、比較的短時間で洗浄用水がなくなり、洗浄を行えなくなるので、頭皮の過度な洗浄を気にする必要はないが、浴槽を使用した場合には、1回分の洗浄水量以上のお湯が存在するので、利用者が長時間使用して過度の洗浄を行う虞があるので、実施の形態1と同様に警報部109で警報を出力するようにする。
【0041】
前述したように実施の形態2では、洗浄用水取込口が外部から洗浄用水を取り込むので、タンクがなくても洗浄用水を取り込むことができる。すなわち、水が入った洗面器や、浴槽などに該頭皮洗浄器を入れることで、洗浄用水取込口から水が取り込まれて、ポンプで加圧すると共に脈動を与えて脈動水流として送水し、流路を介してノズルヘッドから洗浄用水が吐出される。このようにタンクのない構成であるので、小型軽量で携帯可能とすることができる。
【0042】
(実施の形態3)
実施の形態3は、加圧した洗浄用水をノズルヘッドから吐出して頭皮を洗浄する頭皮洗浄器に用いる頭皮洗浄器用飛散防止フードであって、実施の形態1または実施の形態2の頭皮洗浄器と組合せて使用することができる。
【0043】
図8は、実施の形態3の頭皮洗浄器用飛散防止フード300の概略構成図を示し、頭皮洗浄器用飛散防止フード300は、頭部用開口部303とノズルヘッド用開口部301と排水用開口部304との3つの開口部を有し、柔軟な素材で形成された頭部全体を覆うフレキシブルキャップ302と、排水用開口部304から洗浄用水を排水するための排水ホース305と、から構成される。なお、図示を省略するが頭部用開口部303およびノズルヘッド用開口部301には、開口部を収縮させるためのゴム(弾性部材)が取り付けられている。
【0044】
また、頭皮洗浄器用飛散防止フード300は、シャワーキャップのように頭に装着して使用するものであり、フレキシブルキャップ302は頭のサイズに対して十分なゆとりを持たせてある。フレキシブルキャップ302が柔軟でかつ十分なゆとりを持っているので、頭皮洗浄器用飛散防止フード300を装着した状態で、頭皮全体を洗浄できる自由度が提供されている。
【0045】
図9は、頭皮洗浄器用飛散防止フード300の使用例を示し、頭部用開口部303のゴム(弾性部材)を広げてフレキシブルキャップ302を頭部に装着し、ノズルヘッド用開口部301からノズルヘッド105を挿入した状態で頭部を洗浄する。前述したように頭部全体を覆うフレキシブルキャップ302が柔軟な素材で形成されており、かつ、十分なゆとりを持たせてあるので、ノズルヘッド105を自由に動かして頭部を洗浄することができるとともに、ノズルヘッド105から吐出された洗浄用水はフレキシブルキャップ302によって飛散が防止され、さらに排水用開口部304から排水ホース305を介して排水される。
【0046】
フレキシブルキャップ302の素材は、洗浄を妨げない柔軟性のあるものであれば良いが、併せて、防水性、透明性を確保できるものが望ましい。
【0047】
(実施の形態4)
実施の形態4は、加圧した洗浄用水をノズルヘッドから吐出して頭皮を洗浄する頭皮洗浄器に用いる頭皮洗浄器用飛散防止フードであって、実施の形態1または実施の形態2の頭皮洗浄器と組合せて使用することができる。
【0048】
図10および図11は、実施の形態4の頭皮洗浄器用飛散防止フード400の概略構成図を示し、頭皮洗浄器用飛散防止フード400は、筒状のスポンジ402(402a、402b)を二重に配置した構造で、筒状のスポンジ402の一方の端部に複数の切れ目部403と切欠き部404が形成されており、他方の端部にノズルヘッドを固定する固定部401が取り付けられており、ノズルヘッドの吐出面および吐出された洗浄用水が筒状のスポンジ402の内側になるよう装着される。
【0049】
また、筒状のスポンジ402(402a、402b)の切れ目部403は、図11(b)に示すように、外側の筒状のスポンジ402bの切れ目部403と内側の筒状のスポンジ402aの切れ目部403とが重なり合わない位置に形成されている。
【0050】
また、筒状のスポンジ402(402a、402b)は、図11(a)に示すように、内側の筒状のスポンジ402aと外側の筒状のスポンジ402bとの間に空間部402cが設けられている。さらに、切れ目部403が形成された端部の直径が他の部分(固定部401)より大きく形成されている。このような構成によって、さらに筒状のスポンジ402(402a、402b)の柔軟性が確保され、変形が容易となる。
【0051】
頭皮洗浄器用飛散防止フード400によれば、頭皮の洗浄部分を変更するためにノズルヘッドを移動させたり、角度を変えたりしても、洗浄用水の飛散が筒状のスポンジ402によって妨げられて、飛散を防止することができる。また、吐出された洗浄用水は、切欠き部404および切れ目部403から直ぐに排水されるので、筒状のスポンジ402内に洗浄用水が貯まって洗浄効果を低下させることがない。また、切れ目部403がスポンジ402の内側と外側で、円周方向でシフトしているので、切れ目部403から水が飛散することがない。
【0052】
また、従来は、バックシャンプーの場合に、頭皮洗浄器用飛散防止フード400を装着したノズルヘッドがシャンプーボールに入らないとう不具合が発生することがあったが、頭皮洗浄器用飛散防止フード400は、伸縮自在で柔軟であるので、飛散防止と共に、バックシャンプーのときにもシャンプーボールにノズルヘッドを容易に入れて洗髪することができる。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、吐出制御手段の吐出制御によって、水道または給湯器等の外部設備に接続された洗浄用水取込部で洗浄用水を取り込んで、ポンプで加圧すると共に脈動を与えて脈動水流として送出し、流路を介してノズルヘッドへ導水し、ノズルヘッドから洗浄用水を吐出させる。このとき、計測手段で、ポンプが洗浄用水を吐出開始した後の経過時間または吐出流量を計測し、該計測手段による計測値が所定値に達すると、警報手段が警報を出力するため、頭皮洗浄に必要な水量を確保すると同時に、過度な洗浄による不具合を回避することができる。
【0054】
また、請求項2に記載の発明によれば、一定時間経過後にポンプへの給水を強制的に中止する中止手段を備えたため、給水が中止し、ポンプへ洗浄用水が給水されなくなる。このため、利用者は、頭皮洗浄に必要な水量を確保すると同時に、請求項1に記載の発明よりも、さらに、過度な洗浄による不具合を回避することが容易となる。
【0055】
また、請求項3に記載の発明によれば、警報手段が、ブザーまたはランプであるので、視認性に優れている。
【0056】
また、請求項4に記載の発明によれば、吐出制御手段が、警報手段から警報が出力されると、ポンプを制御して水圧を低下させるので、洗浄感が悪くなり、利用者が自主的に洗浄を中止することを促すことができる。或いは、警報手段から警報が出力されると、ポンプを停止するので、頭皮洗浄に必要な水量を確保すると同時に、過度な洗浄による不具合を回避することができる。
【0057】
また、請求項5に記載の発明によれば、洗浄用水取込口が外部から洗浄用水を取り込むので、タンクがなくても洗浄用水を取り込むことができる。すなわち、水が入った洗面器や、浴槽などに該頭皮洗浄器を入れることで、洗浄用水取込口から水が取り込まれて、ポンプで加圧すると共に脈動を与えて脈動水流として送水し、流路を介してノズルヘッドから洗浄用水が吐出される。このとき、吐出制御手段がポンプの吐出制御を行う。このようにタンクのない構成であるので、小型軽量で携帯可能とすることができる。
【0058】
また、請求項6に記載の発明によれば、洗浄用水取込口が、装置下部に設けられているので、使用時に洗浄用水が少なくなり、水面が低下しても最後まで取り込むことができる。
【0060】
また、請求項に記載の発明によれば、筒状のスポンジは、内側の筒状のスポンジと外側の筒状のスポンジとの間に空間部が設けられ、切れ目部が形成された端部の直径がノズルヘッドの吐出面より大きく形成されているので、筒状のスポンジの柔軟性が確保され、変形が容易となる。また、請求項9に記載の発明によれば、筒状のスポンジの切れ目部は、外側の筒状のスポンジの切れ目部と内側の筒状のスポンジの切れ目部とが重なり合わない位置に形成しているので、切れ目部が円周方向でシフトしており、内部に貯まった洗浄用水は、すぐに排水されるものの、飛散することはない。また、筒状のスポンジは、切れ目部が形成された端部の直径が他の部分より大きく形成されているので、筒状のスポンジの柔軟性が確保され、変形が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1における頭皮洗浄器の概略構成図である。
【図2】実施の形態1の動作例を示す説明図である。
【図3】実施の形態1の動作例を示す説明図である。
【図4】実施の形態2の頭皮洗浄器の外観図である。
【図5】実施の形態2の頭皮洗浄器の概略構成図である。
【図6】実施の形態2の頭皮洗浄器の使用例を示す説明図である。
【図7】実施の形態2の頭皮洗浄器の使用例を示す説明図である。
【図8】実施の形態3の頭皮洗浄器用飛散防止フードの概略構成図である。
【図9】実施の形態3の頭皮洗浄器用飛散防止フードの使用例を示す説明図である。
【図10】実施の形態4の頭皮洗浄器用飛散防止フードの概略構成図である。
【図11】実施の形態4の頭皮洗浄器用飛散防止フードの概略構成図である。
【符号の説明】
100、200 頭皮洗浄器
101 配管
102 タンク
103 ポンプ部
104 フレキシブルチューブ
105 ノズルヘッド
106 制御部
108 切替弁
109 警報部
201 洗浄用水取込口
202 突起部
300、400 頭皮洗浄器用飛散防止フード
301 ノズルヘッド用開口部
302 フレキシブルキャップ
303 頭部用開口部
304 排水用開口部
305 排水ホース
401 固定部
402、402a、 402b スポンジ
402c 空間部
403 切れ目部
404 切欠き部

Claims (7)

  1. 水道または給湯器等の外部設備から洗浄用水を取り込む洗浄用水取込部と、
    前記洗浄用水取込部から前記洗浄用水を取り込んで加圧すると共に脈動を与えて脈動水流として送水するポンプと、
    前記ポンプから送出された前記洗浄用水を導水する流路と、
    前記流路で導水された前記洗浄用水を吐出するノズルヘッドと、
    前記ポンプを駆動して前記洗浄用水の吐出制御を行う吐出制御手段と、
    前記ポンプが洗浄用水を吐出開始した後における1回分の洗浄に相当する吐出経過時間または吐出流量を計測する計測手段と、
    前記計測手段による計測値が所定値に達すると重度に応じて所定の警報を出力する警報手段と、
    を備えたことを特徴とする頭皮洗浄器。
  2. さらに、前記警報手段から警報が出力されると、一定時間経過後に前記ポンプへの給水を強制的に中止する中止手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の頭皮洗浄器。
  3. 前記警報手段は、ブザーまたはランプであることを特徴とする請求項1または2に記載の頭皮洗浄器。
  4. 前記吐出制御手段は、前記警報手段から警報が出力されると、前記ポンプを制御して水圧を低下させる、或いは、前記ポンプを停止させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の頭皮洗浄器。
  5. 温水が貯留された容器内に入れて当該温水を取り込んで頭皮洗浄を行なう頭皮洗浄器であって、
    前記容器から洗浄用水を取り込む洗浄用水取込口と、
    前記洗浄用水取込口から前記洗浄用水を取り込んで加圧すると共に脈動を与えて脈動水流として送水するポンプと、
    前記ポンプから送出された前記洗浄用水を導水する流路と、
    前記流路で導水された前記洗浄用水を吐出するノズルヘッドと、
    前記ポンプを駆動して前記洗浄用水の吐出制御を行う吐出制御手段と、
    一体の構造体に備えたことを特徴とする頭皮洗浄器。
  6. 前記洗浄用水取込口は、前記構造体の下部に設けられていることを特徴とする請求項5に記載の頭皮洗浄器。
  7. 加圧した洗浄用水をノズルヘッドから吐出して頭皮を洗浄する頭皮洗浄器に用いる頭皮洗浄器用飛散防止フードであって、
    外側の筒状のスポンジの切れ目部と内側の筒状のスポンジの切れ目部とが重なり合わない位置に形成された二重構造の筒状フードを成し、
    前記筒状フードが、切れ目部が形成された端部の直径が他の部分より大きく形成され、かつ、前記筒状フードのスポンジの一方の端部に複数の切れ目部と切欠き部が形成されており、他方の端部に前記ノズルヘッドを固定する固定部が取り付けられ、前記ノズルヘッドの吐出面および吐出された洗浄用水が前記筒状のスポンジの内側になるよう装着することを特徴とする頭皮洗浄器用飛散防止フード。
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