JP3982608B2 - 排気機能付きの流し台装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば生物や化学の実験等に使用する排気機能付き流し台装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
生物や化学の実験、或いは、精密機械部品の洗浄などに使用する流し台装置において、悪臭や有害ガスの放散を防止するために排気機能を持たせることが行われている。
【0003】
その場合、シンクの開口縁のうち作業者と対向する後部に排気口を設けて、この排気口から排気ダクトに吸引している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の構成では、排気口が前向きに開口しているため、洗浄などの作業でシンク内で水(或いは他の液体)が飛び跳ねると、その飛沫が排気口から排気ダクトに入り込むという問題があった。また、誤ってシャワーを排気口に向けて、大量の水が排気ダクトに流れ込むこともあった。
【0005】
そこで、排気ダクトは水(液)が入り込むことを予定して形成されており、その底部にドレン口を設けて、これを通常はバルブで閉じておき、必要に応じてバルブを空けている。
【0006】
しかし、ドレン口は排気ダクトの底に位置しているため、バルブを操作するには、人は身体を屈めてシンクの下方に潜り込まなければならず、このため排気ダクトからの排液作業は頗る面倒である。従って、排気ダクトからの排液の頻度はできるだけ少ない方が良い。
【0007】
また、吸引ダクトに大量の液体が溜まると、作業終了後にも悪臭が籠もったりダクトが腐食しやすくなったりする問題があり、これを抑制するためにも、排気ダクトへの液体の侵入はできるだけ少なく(望ましくは皆無に)するのが望ましい。
【0008】
しかし、従来の構成ではこのような要請には応えることができず、可成りの量の液体が排気ダクトに侵入しており、このため、排液作業に手間がかかっていると共に、悪臭や腐食の問題があった。
【0009】
本発明は、このような現状を改善することを課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本願発明の流し台装置は、作業者が前面側から作業を行う上向き開口のシンクと、前記シンクの背面に設けた排気ダクトと、前記シンクの後部から上方に立ち上がったバックパネルとを備えており、前記シンクの後面板とバックパネルとの間には、シンクの内部の空気を排気ダクトに吸引するための排気口が空いている一方、前記バックパネルには蛇口を設けている。
【0011】
そして、前記シンクの後部のうち後面板の手前側の部位に、シンク内で発生した飛沫類が排気口に入るのを阻止又は抑制する邪魔板がバックパネルから下向きに延びるように設けられており、更に、前記排気ダクトはシンクの下方まで延びており、排気ダクトの内部のうちシンクより下方の部位に、作業者から見て左右方向に延びる吸引パイプを配置しており、この吸引パイプにはその長手方向に沿って多数の吸引穴が空いている。
【0012】
【0013】
【発明の作用・効果】
本発明によると、遮蔽手段を設けたことにより、洗浄等の作業時に飛沫が排気口に侵入したり、シャワーから直接に大量の液体が排気口に流れ込んだりすることを防止又は著しく抑制することができる。
【0014】
その結果、排気ダクトに液体が溜まっても、その液体を抜く作業の頻度を少なくして作業者の負担を軽減できると共に、排気ダクトに悪臭が籠もることや腐食が発生しやすくなることを防止または著しく抑制することができる。
【0015】
また、誤ってシャワーを排気口に向けても、液体が排気口から排気ダクトに流れ込むことを確実に阻止できる利点である。
【0016】
ところで、排気ダクトの空気は外部に吸引する必要があり、例えば、吸引ダクトなどを排気ダクトの吸引口に接続するだけでもよいが、この場合、排気ダクトのうち吸引口での吸引力が強く、吸引口から離れるに従って吸引力が弱くなることになる。
【0017】
これに対して本願発明のように吸引ダクトを使用すると、排気ダクトに対する吸引力を均等化することができて、吸引効率を向上できる利点である。
【0018】
【発明の実施形態】
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0019】
(1).第1実施形態(図1〜図4)
図1〜図4では第1実施形態を示している。図1は流し台装置の全体の斜視図、図2は図1のII−II視断面図、図3は部分的な正面図、図4は図2のIV−IV視断面図である。
【0020】
本実施形態の流し台装置は例えば生物実験などに使用するもので、作業空間2が上向きに大きく開口しているシンク(流し台本体)1を備えている。シンク1は4本の脚3で支持されており、作業空間2の左右側部には、多数の穴が空いた作業台4を配置している。作業空間2の底には簀の子5を設けている。
【0021】
シンク1にはバックパネル6を取り付けており、このバックパネル6に蛇口7やシャワー8のような付属機器を取り付けている。シンク1の下方には大きな空間が空いており、この空間にタンク9などを収納できる。
【0022】
シンク1の背面には排気ダクト10を設けている。排気ダクト10はシンク1の下方まで延びており、その下部には、左右方向に延びる吸引パイプ11が貫通している。図4に示すように、吸引パイプ11には、上向きに開口した多数の吸引穴12を空けている。このように、排気ダクト10の長手方向に沿って吸引口が空いているため、排気ダクト10に対する吸引力を全長にわたって均等化することができる。本例では、各吸引穴12は同じ大きさで、かつ、等しい間隔で空けられている。
【0023】
図3に示すように、排気ダクト10の左右両端はシンク1の左右側面よりも内側に入り込んでおり、吸引パイプ11の端部11aを、シンク1の左右側面からはみ出さない状態で排気ダクト10から突出させている。
【0024】
流し台装置を1台だけ使用する場合は、吸引パイプ11の左右両端のうちいずれか一方に吸引ダクトを接続し、他方はプラグで塞げば良い(両端に吸引ダクトを接続しても良い)。
【0025】
複数の流し台装置を左右に並設する場合は、隣り合った吸引パイプ11をフレキシブルホースなどで接続し、すなわち、各流し台装置き吸引パイプを直列に接続し、最端部に位置した流し台装置の吸引パイプ11に吸引ダクト13を接続したら良い。或いは、各流し台装置の裏側等に配置した1本の吸引ダクトに、枝ダクトを介して各吸引パイプ11を接続しても良い。
【0026】
排気ダクト10の下方には排水パイプ(排液パイプ)14を配置しており、これには、シンク1の底に設けた排水口15がホースやパイプで接続している。
【0027】
図3に示すように、排気ダクト10の底面はその左右中央部が低くなるように傾斜しており、この最も低くなった部位にドレン口を設け、このドレン口と排水パイプ14とをドレン管16で接続している。ドレン管16にはこれを開閉するバルブ17を設けている。
【0028】
ドレン口は必ずしも排水パイプ14に接続する必要はなく、下方に露出させておいて、液体をタンクやバケツなどに抜き取っても良い。
【0029】
図2に示すように、シンク1を構成する後面板1aの高さを低くすることにより、後面板1aとバックパネル6との間に、作業空間の左右全長にわたって延びる排気口18を開口させている。
【0030】
そして、後面板1aの手前側の部位に、遮蔽手段の一例として、作業空間2のほぼ全長にわたって延びる邪魔板19を配置している。このため、邪魔板19と後面板1aとの間には排気口18に連通すると共に下向きに開口した排気通路20が形成されている。邪魔板19は合成樹脂板のように耐腐食性のものが好ましい。
【0031】
作業空間2で洗浄等の作業を行うと飛沫が排気口18に向けて飛散するが、邪魔板19を設けたことにより、飛沫が排気口18を通って排気ダクト10の内部に侵入することが著しく抑制される。また、誤ってシャワー8を排気口18に向けても、水(洗浄液)が排気口18に流れ込むことはない。
【0032】
このため、ドレンパイプ16のバルブ17を開けて排気ダクト10から排液する作業の頻度を従来に比べて著しく減少できる。なお、邪魔板19は側面視で後傾状又は前傾状に傾斜させても良い。また、側面視での姿勢を変更できるように、上端を中心にして回動させ得るように取り付けることも可能である。
【0033】
(2).第2実施形態(図5)
ところで、吸引パイプ11を使用したことにより、排気口18の各部位での吸引力を均等化することができる。しかし、吸引パイプ11ではその一端部から吸引するものではあるため、吸引パイプ11の他端部に行くほど吸引力は小さくなる。このため、排気口18からの吸引力が間口方向に沿った各部位で不均一になる傾向は完全には解消し難い。
【0034】
この点について図5に示す第2実施形態では、吸引方向に向かって手前側に行くほど吸引穴12の大きさを大きくすることにより、吸引力のより一層の均一化を図っている。吸引穴12の大きさを変えることに代えて、又はこれに加えて、吸引穴12の穿設ピッチPを変更しても、同様の効果を得ることができる。
【0035】
吸引パイプ11の両端から吸引している場合は、吸引穴12の大きさが吸引パイプ11の左右中間部に行くに従って大きくなるようにするか、或いは、吸引穴12の穿設ピッチPが吸引パイプ11の左右中間部に行くに従って小さくなるようにする、若しくはその両方を組み合わせれば良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る流し台装置の全体の斜視図である。
【図2】図1のII−II視断面図である。
【図3】部分的な正面図である。
【図4】図2のIV−IV視断面図である。
【図5】第2実施形態に係る吸引パイプの部分平面図である。
【符号の説明】
1 シンク(流し台本体)
2 作業空間
6 バックパネル
7 蛇口
8 シャワー
10 排気ダクト
11 吸引パイプ
14 排水パイプ
18 排気口
19 遮蔽手段としての邪魔板
20 排気通路

Claims (1)

  1. 作業者が前面側から作業を行う上向き開口のシンクと、前記シンクの背面に設けた排気ダクトと、前記シンクの後部から上方に立ち上がったバックパネルとを備えており、前記シンクの後面板とバックパネルとの間には、シンクの内部の空気を排気ダクトに吸引するための排気口が空いている一方、前記バックパネルには蛇口を設けている、
    という排気機能付き流し台装置であって、
    前記シンクの後部のうち後面板の手前側の部位に、シンク内で発生した飛沫類が排気口に入るのを阻止又は抑制する邪魔板がバックパネルから下向きに延びるように設けられており、
    更に、前記排気ダクトはシンクの下方まで延びており、排気ダクトの内部のうちシンクより下方の部位に、作業者から見て左右方向に延びる吸引パイプを配置しており、この吸引パイプにはその長手方向に沿って多数の吸引穴が空いている、
    排気機能付きの流し台装置。
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