JP3981459B2 - Ultra-small turning work vehicle - Google Patents

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バックホー等の作業機を搭載した超小旋回型作業車における作業機部分の構成に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来から、図２６、図２７に示すように、超小旋回型作業車として、クローラ式走行装置８１に旋回台８４を旋回自在に設け、該旋回台８４に上下回動自在に取り付けられた第一ブーム９０、該第一ブーム９０の先端部に左右方向に回動自在に取り付けられた第二ブーム９１、該第二ブーム９１に左右方向へ回動可能に取り付けられた第三ブーム９２、該第三ブーム９２に上下方向に回動可能に取り付けられたアーム９３、及び、該アーム９３の先端に取り付けられた作業用アタッチメント９４等で構成される作業機９５を旋回台８４に搭載して、該作業機９５の作業用アタッチメント９４を左右方向へオフセット可能に構成したものは知られている。
【０００３】
そして、このような超小旋回型作業車は、搭載した作業機９５を旋回台８４の旋回径内に納めて超小旋回状態とすることができるように構成されており、作業機９５が旋回台８４の旋回径内に納まるように、作業者が該作業機の各ブーム９０・９１・９２、アーム９３、及び、作業用アタッチメント９４を回動操作することで、該超小旋回型作業車を超小旋回状態としていた。
【０００４】
また、第一ブーム９０と第二ブーム９１との間にオフセットシリンダ８６を介装するとともに、第一ブーム９０と第三ブーム９２との間にオフセットロッド８５を介装して、該オフセットシリンダ８６の伸縮動作により作業用アタッチメント９４を左右方向へオフセットするように構成しており、作業用アタッチメント９４をオフセットすることで、側溝掘作業が可能となっていた。
【０００５】
また、第一ブーム９０及び第三ブーム９２は一体的に形成された部材で構成されており、第一ブーム９０における第二ブーム９１との連結部分、及び、第三ブーム９２における第二ブーム９１との連結部分は大きな強度が必要となるので、第一ブーム９０及び第三ブーム９２全体を強固な部材で構成したり、これらの連結部分に補強部材を付設したりしていた。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
従来は、第一ブーム９０及び第三ブーム９２は一体的に形成された部材で構成されていたので、大きな強度を必要とする連結部を強固な部材で構成すると、さほど強度を必要としないそれ以外の部分をも強固な部材で構成されることとなって、さほど強度を必要としない部分の強度が過剰となり、作業機の重量が重くなったり、作業機がコストアップしたりしていた。そして、第一ブーム９０及び第三ブーム９２を、さほど強度を必要としない部分に合わせた部材で構成すると、連結部に補強部材を付設する必要があるので、組立工数の増加やコストアップを招くことになる。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次に該課題を解決する為の手段を説明する。
【０００８】
旋回台（４）に上下回動自在に取り付けられた第一ブーム（１０）、該第一ブーム（１０）の先端部に左右方向へ回動自在に取り付けられた第二ブーム（１１）、該第二ブーム（１１）に左右方向へ回動可能に取り付けられた第三ブーム（１２）、該第三ブーム（１２）に上下方向に回動可能に取り付けられたアーム（１３）、及び、該アーム（１３）の先端に取り付けられた作業用アタッチメント（１４）を有し、該第二ブーム（１１）の左右方向への回動により作業用アタッチメント（１４）を左右方向へオフセット可能に構成した超小旋回型作業車において、前記第一ブーム（１０）は、別体に形成した第二ブーム連結部（１０ｃ）及び旋回台取付部である本体部（１０ｄ）を、隔壁（５５）を介して連結して構成し、前記第三ブーム（１２）は、別体に形成した第二ブーム連結部（１２ｃ）及びアーム連結部である本体部（１２ｄ）とを、隔壁（５６）を介して連結して構成し、前記第一ブーム（１０）の第二ブーム連結部（１０ｃ）と、第三ブーム（１２）の第二ブーム連結部（１２ｃ）とを、左右方向へ回動自在とした前記第二ブーム（１１）の両端に連結し、前記第二ブーム（１１）と連結される第一ブーム（１０）の側の第二ブーム連結部（１０ｃ）は、前記第一ブーム（１０）を構成する本体部（１０ｄ）よりも板厚の厚い部材により形成し、該本体部（１０ｄ）よりも強固にし、同じく、前記第二ブーム（１１）と連結される第三ブーム（１２）側の第二ブーム連結部（１２ｃ）は、第三ブーム（１２）を構成する本体部（１２ｄ）よりも板厚の厚い部材により形成し、該本体部（１２ｄ）よりも強固にしたものである。
【０００９】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
【００１０】
図１は本発明の超小旋回型作業車を示す側面図、図２は同じく正面図、図３は同じく背面図、図４は同じく平面図、図５はオフセットシリンダを示す側面図、図６はオフセットロッドを示す側面図、図７は作業機を超小旋回状態とした超小旋回型作業車を示す正面図、図８は同じく平面図である。
【００１１】
図９はオフセットシリンダに設けた超小旋回状態の認識装置を示す斜視図、図１０は同じく平面図、図１１は同じく平面断面図、図１２はシリンダカバーを示す斜視図、図１３は同じく認識装置の別参考例を示す側面図、図１４は超小旋回型作業車が掘削作業を行う際の作業機の姿勢を示す側面図、図１５は同じく正面図である。
【００１２】
図１６は第一ブームを示す側面図、図１７は第三ブームを示す側面図、図１８は第一ブームを下方に回動させた場合のブレードとの干渉状態を示す部分側面図、図１９はアームの回動角度を検出するリミットスイッチの取り付け状態を示す側面図、図２０は同じく平面図、図２１はアームのリミットスイッチ取付部を示す側面図、図２２は同じく平面図である。
【００１３】
図２３は油圧ホースの配管状態を示す平面図、図２４は同じく別参考例を示す平面図、図２５はオフセットロッドの代わりにアームスイングシリンダを第一ブームと第三ブームとの間に介装した作業機を示す図、図２６は従来の超小旋回型作業車を示す側面図、図２７は同じく掘削作業中の超小旋回型作業車を示す正面図、図２８は同じく側溝掘作業中の超小旋回型作業車を示す正面図である。
【００１４】
本発明の超小旋回型作業車の構成について説明する。図１乃至図４において、左右一対のクローラ走行装置２を装備した走行装置１の上部に、旋回可能に旋回台４を取り付け、該旋回台４上部の一側方には運転席６を配設して、該運転席６の上方にキャノピー１５を配設している。そして、運転席６、キャノピー１５、び、操作レバー７等で運転部９を構成し、該運転部９横側方に作業機５を配置している。運転部９の前方には燃料タンク６２を配設し、該燃料タンク６２の給油口６２ａが燃料タンク６２の上方に配置されている。前記走行装置１の、例えば、後端部には、ブレード３を装着している。
【００１５】
前記キャノピー１５の前端部には、夜間や暗い場所等で作業を行う際に作業スペースを照らすための、ライト２３が設けられており、該ライト２３は照射方向を上下左右に調節可能に取付られている。また、超小旋回型作業車は、超小旋回格納状態において、作業機５の全体が旋回台４の旋回径内に格納できるように構成するとともに、バケット１４と運転部９とが干渉しないように構成している。
【００１６】
前記作業機５は、旋回台４に上下回動自在に取り付けた第一ブーム１０、該第一ブーム１０の先端部に左右方向へ回動自在に取り付けた第二ブーム１１、該第二ブーム１１に左右方向へ回動可能に取り付けられた第三ブーム１２、該第三ブーム１２に上下方向に回動可能に取り付けられたアーム１３、及び、該アーム１３の先端に取り付けられた作業用アタッチメントであるバケット１４を有し、第二ブーム１１の左右方向への回動によりアーム１３及びバケット１４を左右方向へオフセット可能に構成している。
【００１７】
さらに、機体の一端に取り付けたブレード側へ、作業機を旋回するとともに下方へ回動して掘削作業を行う場合には、作業機を下方へ回動させた際に該ブレードに第一ブーム９０のブームシリンダブラケット９０ｃの部分が当接するが、ブームシリンダ８７を覆うブームシリンダカバー８８は、側面視においてブームシリンダブラケット９０ｃからはみ出しているので、該ブームシリンダカバー８８がブレードに当たって変形したり破損したりする恐れがあった。
【００１８】
また、アーム９３に取り付けた前記検出装置８９及び該検出装置８９を覆うカバーは第三ブーム９２の左右幅よりも外側へはみ出して取り付けられていたので、掘削作業を行っている際に、溝の入口部分に検出装置８９及びカバーがこの入口部分に当たって破損する恐れがあった。
【００１９】
そして、第一ブーム１０と旋回台４との間にブームシリンダ２９を介装して、該ブームシリンダ２９の伸縮により第一ブーム１０を上下回動可能とし、第三ブーム１２とアーム１３との間にアームシリンダ１７を介装して、該アームシリンダ１７の伸縮によりアーム１３を上下回動可能とし、アーム１３とバケット１４との間にバケットシリンダ４８を介装して、該バケットシリンダ４８の伸縮によりバケット４８を上下回動可能としている。
【００２０】
ブームシリンダ２９の上端部は第一ブーム１０に固設したブームシリンダブラケット５８により枢支され、該ブームシリンダ２９の外側にはブームシリンダカバー５７を配設して、ブームシリンダ２９を保護している。また、アーム１３の第三ブーム１２との連結部分近傍には、該アーム１３の回動角度を検出するための検出手段であるリミットスイッチ６０を取り付けている。
【００２１】
第二ブーム１１は、その下端部で第一ブーム１０の上端部と左右回動自在に連結され、該第二ブーム１１の上端部は第三ブーム１２を左右回動自在に連結しており、第二ブーム１１と第一ブーム１０との間にはオフセットシリンダ３１が介装されている。
【００２２】
前記オフセットシリンダ８６は、その一端部を第一ブーム９０に固設した二枚のブラケット９０ｂ・９０ｂにより枢支され、他端部を第二ブーム９１に固設した二枚のブラケット９１ｂ・９１ｂにより枢支されており、前記オフセットロッド８５は、その一端部を第一ブーム９０に固設した二枚のブラケット９０ａ・９０ａにより枢支され、他端部を第三ブーム９２に固設した二枚のブラケット９２ａ・９１ａにより枢支されている。
【００２３】
しかし、従来は前述の如く、オフセットシリンダ８６を枢支するブラケット９０ｂ及びブラケット９１ｂは、二枚のブラケット９０ｂ・９０ｂの間及びブラケット９１ｂ・９１ｂの間にオフセットシリンダ８６の端部を嵌入して枢支しており、オフセットロッド８５もオフセットシリンダ８６と同様にブラケット９０ａ・９０ａ及びブラケット９２ａ・９２ａにより枢支されていたので、ブラケット９０ａ・９２ａ・９０ｂ・９１ｂの取り付け工数多くなったり、重量が重くなったりしていた。
【００２４】
そして、図２７の如く、作業機９５を下方に回動して掘削作業を行う場合には、第三ブーム９２が地中に入る程度まで下方へ回動させると、特に細い溝を掘る場合に、前記ブラケット９２ａが溝の入口部分の当たるためそれ以上深く掘ることができずに、深い溝を掘ることができなかった。また、図２８の如く、アーム９３及び作業用アタッチメント９４を左右にオフセットさせて側溝掘作業を行う際には、第二アームが溝の入口部分の当たるため、同様に深い溝を掘ることができなかった。
【００２５】
本構成では、図５に示すように、オフセットシリンダ３１両端に構成された連結部３１ａ・３１ａは二股に分岐しており、該連結部３１ａ・３１ａの二股の部分に、それぞれ第一ブーム１０上端部に固設された一枚のブラケット１０ａ、及び、第二ブーム上端部に固設された一枚のブラケット１１ａを嵌入して連結することで、連結部３１ａ・３１ａがブラケット１０ａ及びブラケット１１ａに枢支されている。
【００２６】
さらに、第一ブーム１０と第三ブーム１２との間にはオフセットロッド３０が架設され、該オフセットロッド３０の両端部は、第一ブーム１０及び第三ブーム１２にそれぞれ枢着されて、該オフセットロッド３０、第一ブーム１０、第二ブーム１１、及び、第三ブーム１２により平行四連リンク機構を構成している。図６に示すように、オフセットロッド３０の両端に構成された連結部３０ａ・３０ａは二股に分岐しており、該連結部３０ａ・３０ａの二股の部分に、それぞれ第一ブーム１０上端部に固設された一枚のブラケット１０ｂ、及び、第三ブーム後端部に固設された一枚のブラケット１２ｂを嵌入して連結することで、連結部３０ａ・３０ａがブラケット１０ｂ及びブラケット１２ｂに枢支されている。
【００２７】
そして、オフセットシリンダ３１を伸縮させることで、バケット１４が第一ブーム１０に対して偏心して左右方向にオフセットされるが、この場合、平行四連リンク機構により、正面視又は後面視における第一ブーム１０と、第三ブーム１２、アーム１３、及び、バケット１４との角度は変化せずに、平行状態を保ったままオフセットされる。
【００２８】
このように、オフセットシリンダ３１両端の連結部３１ａ・３１ａを二股に形成して、第一ブーム１０のブラケット１０ａ及び第二ブーム１１のブラケット１１ａとそれぞれ連結し、オフセットロッド３０両端の連結部３０ａ・３０ａを二股に形成して、第一ブーム１０のブラケット１０ｂ及び第三ブーム１２のブラケット１２ｂとそれぞれ連結することで、該各ブラケット１０ａ・１１ａ・１０ｂ・１２ｂはそれぞれ一枚ずつ設ければよいこととなって、オフセットシリンダ３１及びオフセットロッド３０の連結部分の構造を簡単にするとともに、作業機の重量を低減することが可能となる。
【００２９】
また、図３に示すように、運転部９の後方におけるボンネット２１内にはエンジン２６が配設され、該エンジン２６の上方にはボンネット２１外部にマフラー１８を配置して、該マフラー１８をマフラーカバー１８ａにて覆っている。そして、マフラー１８から排気を外部へ排出するための排気管１６が、マフラー１８から上方へ向かって立設されており、排気管１６先端部の尾管１６ａはキャノピー１５の上面よりも上方の位置まで延設されており、排気管１６はキャノピー１５を支持している支柱１５ａに沿って配設されている。また、該排気管１６の外周部は支柱１５ａ及び排気管カバー２２によって覆われている。
【００３０】
本超小旋回型作業車は、前述のように、作業機５を旋回台４の旋回径内に格納して超小旋回状態とすることができるが、作業者は、まず第一ブーム１０が下方に回動された状態で、第三ブーム１２、アーム１３、及び、バケット１４を機体の左右方向における略中心に位置するまでオフセットさせ、その後、第一ブーム１０を最大限持ち上げるとともに、アーム１３及びバケット１４を最大限巻き込んで超小旋回型作業車を超小旋回状態とするのである。図７、図８にはこのようにして超小旋回状態とした超小旋回型作業車を示している。
【００３１】
そして、作業者が第三ブーム１２、アーム１３、及び、バケット１４を超小旋回状態となる位置までオフセットさせる場合には、次のような認識装置により超小旋回状態となったことを認識することができる。即ち、図９乃至図１１には、この認識装置を設けたオフセットシリンダ３１を示しているが、該オフセットシリンダ３１のロッド部３１ｂ側の連結部３１ａには、図１２に示すシリンダカバー５１が取付孔５１ａを用いて取り付けられている。該シリンダカバー５１は、平面視において略Ｌ字状に屈曲された板状部材で構成され、オフセットシリンダ３１におけるロッド部３１ｂ側の連結部３１ａから、シリンダ部３１ｃの途中部まで延設されている。そして、シリンダカバー５１の内面には係合爪５１ａが形成されて、該係止部５１ａとオフセットシリンダ３１のロッド部３１ｂ外周に固設された係合部３１ｄとが摺動自在に係合しており、オフセットシリンダ３１の伸縮動作に伴い、シリンダカバー５１がロッド部３１ｂに沿って該オフセットシリンダ３１の軸方向に移動するように構成している。
【００３２】
また、シリンダカバー５１の下端部（オフセットシリンダ３１のロッド部３１ｂ側の連結部３１ａ方向の端部）には、目印５３が形成されており、オフセットシリンダ３１のロッド部３１ｂ外周には目印５２が形成されている。そして、オフセットシリンダ３１の目印５２は、オフセットシリンダ３１を伸縮させて第三ブーム１２、アーム１３、及び、バケット１４をオフセットさせた際、オフセット量が超小旋回状態となったときにシリンダカバー５１下端部の目印５３と位置が合う位置に配置されている。
【００３３】
このように、オフセットシリンダ３１のロッド部に取り付けたシリンダカバー５１、該シリンダカバー５１に形成した目印５３、及び、シリンダ部３１ｃに形成した目印５２により構成した認識装置を設けることで、第一ブーム１０を下方に回動させた状態で、第三ブーム１２、アーム１３、及び、バケット１４を超小旋回状態となるまでオフセットさせる場合に、作業者は、シリンダカバー５１の目印５３とオフセットシリンダ３１の目印５２とを見ながらオフセット作業を行い、両目印５２・５３の位置が合ったところでオフセット作業を中止させるだけで、第三ブーム１２、アーム１３、及び、バケット１４のオフセット量を超小旋回状態とすることができるので、このオフセット作業を正確、且つ、簡便にすることができる。
【００３４】
尚、オフセット量の認識装置は、次のように構成することができる。即ち、図１３に示すように、例えば、オフセットロッド３０を枢支する第一ブーム１０のブラケット１０ｂにリミットスイッチ５４を取り付け、第三ブーム１２、アーム１３、及び、バケット１４のオフセット作業中に、オフセット量が超小旋回状態となると、オフセットロッド３０の連結部３０ａの回動動作により該リミットスイッチ５４がＯＮするように構成し、リミットスイッチ５４がＯＮすると、運転部９に設けたランプが点灯したり、ブザーが鳴ったりするように構成するのである。この場合、作業者はランプが点灯やブザーの発音によりオフセット量が超小旋回状態となったことを認識することができるのである。
【００３５】
また、本超小旋回型作業車において、第一ブーム１０を下方に回動して掘削作業を行う場合は、図１４、図１５に示すように、バケット１４、アーム１３、及び、第三ブーム１２が地中に侵入することとなる。また、オフセットシリンダ３１は第一ブーム１０と第二ブーム１１との間に介装されており、オフセットロッド３０は第一ブーム１０と第三ブーム１２との間に介装されているが、オフセットロッド３０の第三ブーム１２側の枢支部であるブラケット１２ｂは、第三ブーム１２の第二ブーム１１近傍部分に固設されている。そして、第三ブーム１２はアーム１３と略同一幅に形成されている。従って、第三ブーム１２において、アーム１３の左右幅よりも大きく構成されている部分は該第三ブーム１２に固設したブラケット１２ｂの部分であるが、該ブラケット１２ｂは第二ブーム１１の近傍に取り付けられているので、第三ブーム１２は、図１５におけるほぼ上端の部分まで地中に侵入させることができる。 即ち、第三ブーム１２にはブラケット１２ｂの部分まで、溝の入口部に当たってしまうような突出部がないために、深くまで侵入させることができるのである。
【００３６】
これにより、掘削作業時に掘ることができる溝の深さは、バケット１４の長さとアーム１３の長さと第三ブーム１２の長さのほとんどとを加えた深さとなるので、深い溝を掘ることができることとなる。そして、この効果は、溝の幅が狭い場合に特に顕著に得ることができる。
【００３７】
図１、図１６に示すように、前記第一ブーム１０は、お互いに別体に形成した連結部１０ｃと本体部１０ｄとから構成されており、該連結部１０ｃと本体部１０ｄとは隔壁５５を介して連結されている。第二ブーム１１と連結される連結部１０ｃには大きな力がかかるため、該連結部１０ｃは、例えば、本体部１０ｄよりも板厚の厚い部材を用いて形成して、強固に構成している。また、連結部１０ｃと本体部１０ｄとは隔壁５５を用いて強固に連結し、連結部１０ｃに大きな力がかかった場合に、連結部１０ｃと本体部１０ｄとの連結部が破損することがないように構成している。
【００３８】
このように、本体部１０ｄよりも強固に構成した連結部１０ｃと本体部１０ｄとを別体に形成し、該連結部１０ｃと本体部１０ｄとを隔壁５５を介して強固に連結して第一ブーム１０を構成することにより、強固に構成する必要がある連結部１０ｃのみを、必要に応じた厚板等を用いて強固に構成し、さほど強度を必要としない本体部１０ｄは必要に応じた薄板等を用いて構成することができるので、第一ブーム１０全体を過剰な品質の部材を用いることなく構成することができて、作業機５の重量低減やコストダウンを図ることができる。また、連結部１０ｃを形成するためには機械加工が必要であるが、連結部１０ｃと本体部１０ｄとを別体に形成することにより、機械加工が必要な部材を小さくすることができるので、加工機械も小型のものを用いることができて、加工を容易にするとともに加工コストを低く抑えることができる。
【００３９】
同様に、図１、図１７に示すように、前記第三ブーム１２は、お互いに別体に形成した連結部１２ｃと本体部１２ｄとから構成されており、該連結部１２ｃと本体部１２ｄとは隔壁５６を介して連結されている。第二ブーム１１と連結される連結部１２ｃには大きな力がかかるため、該連結部１２ｃは、例えば、本体部１２ｄよりも板厚の厚い部材を用いて形成して、強固に構成している。また、連結部１２ｃと本体部１２ｄとは隔壁５６を用いて強固に連結し、連結部１２ｃに大きな力がかかった場合に、連結部１２ｃと本体部１２ｄとの連結部が破損することがないように構成している。
【００４０】
このように、本体部１２ｄよりも強固に構成した連結部１２ｃと本体部１２ｄとを別体に形成し、該連結部１２ｃと本体部１２ｄとを隔壁５６を介して強固に連結して第三ブーム１２を構成することにより、強固に構成する必要がある連結部１２ｃのみを、必要に応じた厚板等を用いて強固に構成し、さほど強度を必要としない本体部１２ｄは必要に応じた薄板等を用いて構成することができるので、第三ブーム１２全体を過剰な品質の部材を用いることなく構成することができて、作業機５の重量低減やコストダウンを図ることができる。また、連結部１２ｃを形成するためには機械加工が必要であるが、連結部１２ｃと本体部１２ｄとを別体に形成することにより、機械加工が必要な部材を小さくすることができるので、加工機械も小型のものを用いることができて、加工を容易にするとともに加工コストを低く抑えることができる。
【００４１】
また、図１、図１８に示すように、前述の如く、第一ブーム１０を上下回動させるブームシリンダ２９は第一ブーム１０の連結部１０ｃに固設したブームシリンダブラケット５８の枢支点５８ａによりその一端を枢支され、該ブームシリンダ２９の外側をブームシリンダカバー５７により覆っている。該ブームシリンダカバー５７の連結部１０ｃ側端部はブームシリンダブラケット５８の部分まで延設されている。そして、枢支点５８ａにおけるブームシリンダ２９、及び、ブームシリンダカバー５７の連結部１０ｃ側端部は、側面視において、ブームシリンダブラケット５８内に納まっていて、はみ出していない。即ち、ブームシリンダブラケット５８は、側面視において、枢支点５８ａにおけるブームシリンダ２９、及び、ブームシリンダカバー５７の連結部１０ｃ側端部を覆うように延設されているのである。
【００４２】
このように、ブームシリンダ２９及びブームシリンダカバー５７の先端部をブームシリンダブラケット５８によって覆うことで、掘削作業を行う際に、図１８に示すように、ブームシリンダブラケット５８の部分がブレード３に当接する位置まで第一ブーム１０を下方に回動した場合には、該ブレード３はブームシリンダブラケット５８に当接して、ブームシリンダカバー５７やブームシリンダ２９に当接することがないので、該ブームシリンダカバー５７及びブームシリンダ２９が破損したり変形したりすることが防止できる。
【００４３】
また、アーム１３の回動角度を検出する検出手段であるリミットスイッチ６０は、前述の如く、アーム１３における第三ブーム１２との連結部分近傍に取り付けられている。図１９乃至図２２において、第三ブーム１２の前端部とアーム１３の上端部とがアーム支点ピン１２により回動自在に連結されている。アーム１３と第三ブーム１２との連結部近傍における、アーム１３の一側面にリミットスイッチ取付孔１３ａを開口し、該アーム１３の一側面内側から取付孔１３ａを塞ぐリミットスイッチ取付座６３を取り付けている。該リミットスイッチ取付座６３には外側からリミットスイッチ６０を取り付けて、該リミットスイッチ６０の外側には、該リミットスイッチ６０を覆うカバー体であるリミットスイッチカバー６１を配設している。
【００４４】
また、第三ブーム１２の先端部には、リミットスイッチ６０側方向に突出する爪部材１２ｄが形成され、該爪部材１２ｄの上面とリミットスイッチ６０の検出部６０ａの下面とが係合している。リミットスイッチ６０の検出部６０ａは下方に付勢されており、アーム１３の回動角度にかかわらず爪部材１２ｄに当接して、アーム１３の回動角度を常に検出できるように構成している。
【００４５】
そして、リミットスイッチ６０及びリミットスイッチカバー６１は、リミットスイッチ６０取付側における第三ブーム１２の最外面よりも内側に位置している。前記リミットスイッチ取付孔１３ａの内側面側から貼設したリミットスイッチ取付座６３にリミットスイッチ６０を取り付けることで、該リミットスイッチ６０をアーム１３の一側面外側から取り付ける場合よりも該アーム１３の一側面の板厚分だけ内側方向に位置させることができて、第三ブーム１２の最外面よりも外側へ突出しないようにすることができるのである。即ち、リミットスイッチ６０及びリミットスイッチカバー６１は、第三アーム１２の左右幅よりも外側へ突出しないように配置されているのである。
【００４６】
超小旋回型作業車の掘削作業中には、アーム１３は地中に侵入して作業を行うこととなるので、リミットスイッチ６０及びリミットスイッチカバー６１が第三アーム１２の左右幅よりも外側へ突出していると、溝の入口部分や側面に衝突して破損する恐れが大きい。しかし、このように、リミットスイッチ６０及びリミットスイッチカバー６１を第三アーム１２の左右幅よりも外側へ突出しないように配置することにより、リミットスイッチ６０及びリミットスイッチカバー６１が掘削作業中に溝の入口部分や側面に衝突することを防止して、破損する可能性を低減することができる。
【００４７】
また、前記第一ブーム１０、第二ブーム１１、及び、第三ブーム１２には、図２３、又は、図２４に示すように、該各ブーム１０・１１・１２の一側面１０ｆ・１１ｆ・１２ｆに沿って、作業機５を駆動するための油圧ホース６５・６５・・・が配管されている。そして、油圧ホース６５・６５・・・を配管している一側面１０ｆ・１１ｆ・１２ｆの両側面１０ｅ・１１ｅ・１２ｅは、油圧ホース６５・６５・・・の外径と同じ又はそれ以上の寸法だけ油圧ホース６５・６５・・・側へ延設している。 即ち、両側面１０ｅ・１１ｅ・１２ｅの延設部分により油圧ホース６５・６５・・・を覆っているのである。これにより、外部から油圧ホース６５・６５・・・が見えなくなって、作業機５の見栄えが良くなり、また、油圧ホース６５・６５・・・を保護することができる。
【００４８】
また、アーム１３及びバケット１４のオフセットさせるために、オフセットロッド３０、第一ブーム１０、第二ブーム１１、及び、第三ブーム１２により構成した平行四連リンク機構は次のように構成することもできる。即ち、図２５に示すように、オフセットロッド３０の代わりに、伸縮可能なアームスイングシリンダ６６を第一ブーム１０と第三ブーム１２との間に介装して平行四連リンク機構を構成することができる。そして、アームスイングシリンダ６６を伸縮させずに固定してオフセット動作を行うと、通常のアーム１３及びバケット１４のオフセット動作を行うことができる。また、アームスイングシリンダ６６を伸縮させることで、アーム１３と第三ブーム１２との連結部を支点としてアーム１３及びバケット１４を左右に回動させることができる。これにより、バケット１４の左右方向の作業位置を変更させるオフセット機構に加え、アームスイングシリンダ６６の伸縮によりバケット１４を左右に回動させることができ、該バケット１４の作業方向を変更することができるので、作業機５の作業範囲を広げることができる。
【００４９】
本構成は、作業用アタッチメントのオフセット量が、超小旋回型作業車の超小旋回状態となった場合に、作業者にこの超小旋回状態を認識させるための認識装置を設けたので、第三ブーム、アーム、及び、バケットを超小旋回状態となるまでオフセットさせる場合に、作業者は、シリンダカバーの目印とオフセットシリンダの目印とを見ながらオフセット作業を行い、両目印の位置が合ったところでオフセット作業を中止させるだけで、第三ブーム、アーム、及び、バケットのオフセット量を超小旋回状態とすることができるので、このオフセット作業を正確、且つ、簡便にすることができた。
【００５０】
更に、第三ブームの左右幅とアームの左右幅とを略同一幅に形成し、第一ブームと第三ブームとの間に介装されるオフセットロッドの第三ブームとの連結部を、第二ブーム近傍に配置したので、掘削作業時に第三ブームを深くまで地中に侵入させることができ、深い溝を掘ることができた。そして、この効果は、溝の幅が狭い場合に特に顕著に得ることができた。
【００５２】
更に、第一ブーム及び第二ブームのオフセットシリンダとの連結部にそれぞれ一枚のブラケットを固設し、オフセットシリンダ両端の連結部を二股に分岐させて、第一ブームのブラケットと第二ブームのブラケットとによりオフセットシリンダ両端の連結部をそれぞれ枢支するとともに、第一ブーム及び第三ブームのオフセットロッドとの連結部にそれぞれ一枚のブラケットを固設し、オフセットロッド両端の連結部を二股に分岐させて、第一ブームのブラケットと第三ブームのブラケットとによりオフセットロッド両端の連結部をそれぞれ枢支したので、オフセットシリンダ及びオフセットロッドを枢支する各ブラケットはそれぞれ一枚ずつ設ければよいこととなって、オフセットシリンダ及びオフセットロッドの連結部分の構造を簡単にするとともに、作業機の重量を低減することが可能となった。
【００５３】
更に、第一ブームを上下回動させるためのブームシリンダ上端のブームシリンダロッド支点を支持するブームシリンダブラケットを、該ブームシリンダを保護するブームシリンダカバーの上端部が、側面視において該ブームシリンダブラケットからはみ出さない形状に形成したので、掘削作業を行う際に、ブームシリンダブラケットの部分がブレードに当接する位置まで第一ブームを下方に回動した場合には、該ブレードはブームシリンダブラケットに当接して、ブームシリンダカバーやブームシリンダに当接することがないので、該ブームシリンダカバー及びブームシリンダが破損したり変形したりすることが防止できる。
【００５４】
更に、アームの回動角度を検出する検出手段を該アームに取り付け、該検出手段及び検出手段を覆うカバー体が、第三アームの左右幅よりも外側へ突出しないように配置したので、該検出手段及び検出手段のカバー体が掘削作業中に溝の入口部分や側面に衝突することを防止して、該検出手段及びカバー体が破損する可能性を低減することができた。
【００５１】
【発明の効果】
本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するのである。
旋回台（４）に上下回動自在に取り付けられた第一ブーム（１０）、該第一ブーム（１０）の先端部に左右方向へ回動自在に取り付けられた第二ブーム（１１）、該第二ブーム（１１）に左右方向へ回動可能に取り付けられた第三ブーム（１２）、該第三ブーム（１２）に上下方向に回動可能に取り付けられたアーム（１３）、及び、該アーム（１３）の先端に取り付けられた作業用アタッチメント（１４）を有し、該第二ブーム（１１）の左右方向への回動により作業用アタッチメント（１４）を左右方向へオフセット可能に構成した超小旋回型作業車において、前記第一ブーム（１０）は、別体に形成した第二ブーム連結部（１０ｃ）及び旋回台取付部である本体部（１０ｄ）を、隔壁（５５）を介して連結して構成し、前記第三ブーム（１２）は、別体に形成した第二ブーム連結部（１２ｃ）及びアーム連結部である本体部（１２ｄ）とを、隔壁（５６）を介して連結して構成し、前記第一ブーム（１０）の第二ブーム連結部（１０ｃ）と、第三ブーム（１２）の第二ブーム連結部（１２ｃ）とを、左右方向へ回動自在とした前記第二ブーム（１１）の両端に連結し、前記第二ブーム（１１）と連結される第一ブーム（１０）の側の第二ブーム連結部（１０ｃ）は、前記第一ブーム（１０）を構成する本体部（１０ｄ）よりも板厚の厚い部材により形成し、該本体部（１０ｄ）よりも強固にし、同じく、前記第二ブーム（１１）と連結される第三ブーム（１２）側の第二ブーム連結部（１２ｃ）は、第三ブーム（１２）を構成する本体部（１２ｄ）よりも板厚の厚い部材により形成し、該本体部（１２ｄ）よりも強固にしたので、強固に構成する必要がある連結部のみを、必要に応じた厚板等を用いて強固に構成し、さほど強度を必要としない本体部は必要に応じた薄板等を用いて構成することができるので、第三ブーム全体を過剰な品質の部材を用いることなく構成することができて、作業機の重量低減やコストダウンを図ることができた。
また、連結部を形成するためには機械加工が必要であるが、連結部と本体部１とを別体に形成することにより、機械加工が必要な部材を小さくすることができるので、加工機械も小型のものを用いることができて、加工を容易にするとともに加工コストを低く抑えることができた。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の超小旋回型作業車を示す側面図である。
【図２】 同じく正面図である。
【図３】 同じく背面図である。
【図４】 同じく平面図である。
【図５】 セットシリンダを示す側面図である。
【図６】 オフセットロッドを示す側面図である。
【図７】 作業機を超小旋回状態とした超小旋回型作業車を示す正面図である。
【図８】 同じく平面図である。
【図９】 オフセットシリンダに設けた超小旋回状態の認識装置を示す斜視図である。
【図１０】 同じく平面図である。
【図１１】 図１１は同じく平面断面図である。
【図１２】 シリンダカバーを示す斜視図である。
【図１３】 同じく認識装置の別参考例を示す側面図である。
【図１４】 超小旋回型作業車が掘削作業を行う際の作業機の姿勢を示す側面図である。
【図１５】 同じく正面図である。
【図１６】 第一ブームを示す側面図である。
【図１７】 第三ブームを示す側面図である。
【図１８】 第一ブームを下方に回動させた場合のブレードとの干渉状態を示す部分側面図である。
【図１９】 アームの回動角度を検出するリミットスイッチの取り付け状態を示す側面図である。
【図２０】 同じく平面図である。
【図２１】 図２１はアームのリミットスイッチ取付部を示す側面図である。
【図２２】 同じく平面図である。
【図２３】 油圧ホースの配管状態を示す平面図である。
【図２４】 同じく別参考例を示す平面図である。
【図２５】 オフセットロッドの代わりにアームスイングシリンダを第一ブームと第三ブームとの間に介装した作業機を示す図である。
【図２６】 従来の超小旋回型作業車を示す側面図である。
【図２７】 同じく掘削作業中の超小旋回型作業車を示す正面図である。
【図２８】 同じく側溝掘作業中の超小旋回型作業車を示す正面図である。
【符号の説明】
３ ブレード
４ 旋回台
５ 作業機
１０ 第一ブーム
１０ａ・１０ｂ ブラケット
１０ｃ 連結部
１０ｄ 本体部
１１ 第二ブーム
１１ａ ブラケット
１２ 第三ブーム
１２ｂ ブラケット
１２ｃ 連結部
１２ｄ 本体部
１３ アーム
１４ バケット（作業用アタッチメント）
２９ ブームシリンダ
３０ オフセットロッド
３０ａ 連結部
３１ オフセットシリンダ
３１ａ 連結部
５１ シリンダカバー
５７ ブームシリンダカバー
５８ ブームシリンダブラケット
６０ リミットスイッチ（検出手段）
６１ リミットスイッチカバー[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a configuration of a work implement portion in an ultra-small turning work vehicle equipped with a work implement such as a backhoe.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as shown in FIG. 26 and FIG. 27, as an ultra-small turning type work vehicle, a crawler type traveling device 81 is provided with a turntable 84 so as to be turnable, and is attached to the turntable 84 so as to be turnable up and down. A first boom 90, a second boom 91 attached to the tip of the first boom 90 so as to be rotatable in the left-right direction, a third boom 92 attached to the second boom 91 so as to be rotatable in the left-right direction, A work machine 95 including an arm 93 attached to the third boom 92 so as to be rotatable in the vertical direction, and a work attachment 94 attached to the tip of the arm 93 is mounted on the swivel base 84. A construction in which the work attachment 94 of the work machine 95 is configured to be offset in the left-right direction is known.
[0003]
Such an ultra-small turning work vehicle is configured such that the mounted work machine 95 can be placed in the turning radius of the turntable 84 so as to be in an ultra-small turning state. The operator can turn the booms 90, 91, 92, arms 93, and work attachments 94 of the working machine so as to fit within the turning diameter of the base 84, thereby the ultra-small turning work vehicle. Was in a very small turning state.
[0004]
In addition, an offset cylinder 86 is interposed between the first boom 90 and the second boom 91, and an offset rod 85 is interposed between the first boom 90 and the third boom 92. The work attachment 94 is configured to be offset in the left-right direction by the expansion / contraction operation. By offsetting the work attachment 94, the side ditching work can be performed.
[0005]
In addition, the first boom 90 and the third boom 92 are formed of integrally formed members, and the connection portion of the first boom 90 with the second boom 91 and the second boom 91 of the third boom 92 are configured. Therefore, the first boom 90 and the third boom 92 as a whole are made of strong members, or reinforcing members are attached to these connection portions.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
Conventionally, since the first boom 90 and the third boom 92 are configured by integrally formed members, if a connecting portion that requires high strength is configured by a strong member, that strength is not so much required. The other parts are also composed of strong members, so that the strength of the parts that do not require so much strength is excessive, which increases the weight of the work machine and increases the cost of the work machine. Then, if the first boom 90 and the third boom 92 are configured with members that match the portions that do not require much strength, it is necessary to attach a reinforcing member to the connecting portion, resulting in an increase in assembly man-hours and an increase in cost. It will be.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The problem to be solved by the present invention is as described above. Next, means for solving the problem will be described.
[0008]
A first boom (10) attached to the swivel base (4) so as to be rotatable up and down; a second boom (11) attached to the tip of the first boom (10) so as to be rotatable in the left-right direction; A third boom (12) attached to the second boom (11) so as to be pivotable in the left-right direction, an arm (13) attached to the third boom (12) so as to be pivotable in the vertical direction, and The work attachment (14) is attached to the tip of the arm (13), and the work attachment (14) can be offset in the left-right direction by rotating the second boom (11) in the left-right direction. In the ultra-small turning work vehicle, the first boom (10) has a second boom connecting part (10c) formed separately and a main body part (10d) which is a turntable mounting part through a partition wall (55). The third boom 12) is configured by connecting a second boom connecting portion (12c) formed separately and a main body portion (12d) as an arm connecting portion via a partition wall (56), and the first boom (10 ) And the second boom connecting portion (12c) of the third boom (12) are connected to both ends of the second boom (11) which is rotatable in the left-right direction. , The second boom connecting part (10c) on the side of the first boom (10) connected to the second boom (11) is thicker than the main body part (10d) constituting the first boom (10). The second boom connecting portion (12c) on the third boom (12) side connected to the second boom (11) is formed by a thick member and is stronger than the main body portion (10d). Formed with a member thicker than the main body (12d) constituting the boom (12) and made stronger than the main body (12d) Is.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0010]
1 is a side view showing an ultra-small turning work vehicle of the present invention, FIG. 2 is a front view, FIG. 3 is a rear view, FIG. 4 is a plan view, and FIG. 5 is a side view showing an offset cylinder. Is a side view showing an offset rod, FIG. 7 is a front view showing an ultra-small turning work vehicle with the working machine in an ultra-small turning state, and FIG. 8 is a plan view of the same.
[0011]
9 is a perspective view showing a recognition device provided in an offset cylinder in a very small turning state, FIG. 10 is a plan view, FIG. 11 is a plan sectional view, FIG. 12 is a perspective view showing a cylinder cover, and FIG. Different of equipment reference A side view showing an example, FIG. 14 is a side view showing the posture of the working machine when the ultra-small turning work vehicle performs excavation work, and FIG. 15 is a front view of the same.
[0012]
16 is a side view showing the first boom, FIG. 17 is a side view showing the third boom, FIG. 18 is a partial side view showing an interference state with the blade when the first boom is rotated downward, and FIG. FIG. 20 is a side view showing a mounting state of a limit switch for detecting the rotation angle of the arm, FIG. 20 is a plan view, FIG. 21 is a side view showing a limit switch mounting portion of the arm, and FIG.
[0013]
FIG. 23 is a plan view showing the piping state of the hydraulic hose, and FIG. reference 25 is a plan view showing an example, FIG. 25 is a view showing a working machine in which an arm swing cylinder is interposed between the first boom and the third boom instead of the offset rod, and FIG. 26 is a diagram showing a conventional ultra-small turning work vehicle. FIG. 27 is a front view showing the ultra-small turning work vehicle during excavation work, and FIG. 28 is a front view showing the ultra-small turning work vehicle during side groove excavation work.
[0014]
The configuration of the ultra-small turning work vehicle of the present invention will be described. 1 to 4, a swivel base 4 is attached to an upper part of a traveling apparatus 1 equipped with a pair of left and right crawler traveling apparatuses 2, and a driver's seat 6 is disposed on one side of the upper part of the swivel base 4. A canopy 15 is disposed above the driver seat 6. Then, the driver's seat 6, the canopy 15, the operation lever 7, and the like constitute the driver 9, and the work machine 5 is disposed on the side of the driver 9. A fuel tank 62 is disposed in front of the operation unit 9, and a fuel filler port 62 a of the fuel tank 62 is disposed above the fuel tank 62. For example, a blade 3 is attached to the rear end of the traveling device 1.
[0015]
A light 23 is provided at the front end of the canopy 15 to illuminate the work space when working at night or in a dark place. The light 23 is attached so that the irradiation direction can be adjusted up, down, left, and right. ing. The ultra-small turning work vehicle is configured so that the entire work machine 5 can be stored within the turning diameter of the turntable 4 in the ultra-small turning storage state, and the bucket 14 and the operating unit 9 do not interfere with each other. It is configured.
[0016]
The work machine 5 includes a first boom 10 that is attached to the swivel 4 so as to be rotatable up and down, a second boom 11 that is attached to the tip of the first boom 10 so as to be rotatable in the left-right direction, and the second boom 11. A third boom 12 pivotably attached to the left and right sides, an arm 13 pivotally attached to the third boom 12 and a work attachment attached to the tip of the arm 13. A certain bucket 14 is provided, and the arm 13 and the bucket 14 can be offset in the left-right direction by rotating the second boom 11 in the left-right direction.
[0017]
Further, when excavation work is performed by turning the work machine to the blade side attached to one end of the machine body and turning downward, the first boom 90 is attached to the blade when the work machine is turned downward. The boom cylinder bracket 90c abuts, but the boom cylinder cover 88 that covers the boom cylinder 87 protrudes from the boom cylinder bracket 90c in a side view. There was a fear.
[0018]
In addition, since the detection device 89 attached to the arm 93 and the cover covering the detection device 89 are attached so as to protrude outward from the left and right widths of the third boom 92, There was a risk that the detection device 89 and the cover hit the entrance portion and were damaged.
[0019]
A boom cylinder 29 is interposed between the first boom 10 and the swivel 4, and the first boom 10 can be turned up and down by expansion and contraction of the boom cylinder 29. An arm cylinder 17 is interposed between the arm 13 and the arm 13 so that the arm 13 can be turned up and down by the expansion and contraction of the arm cylinder 17. A bucket cylinder 48 is interposed between the arm 13 and the bucket 14. The bucket 48 can be turned up and down by expansion and contraction.
[0020]
The upper end of the boom cylinder 29 is pivotally supported by a boom cylinder bracket 58 fixed to the first boom 10, and a boom cylinder cover 57 is disposed outside the boom cylinder 29 to protect the boom cylinder 29. . Further, a limit switch 60 that is a detecting means for detecting the rotation angle of the arm 13 is attached in the vicinity of the connection portion of the arm 13 with the third boom 12.
[0021]
The second boom 11 is connected at its lower end to the upper end of the first boom 10 so as to be rotatable left and right, and the upper end of the second boom 11 is connected to the third boom 12 so as to be rotatable left and right. An offset cylinder 31 is interposed between the second boom 11 and the first boom 10.
[0022]
The offset cylinder 86 is pivotally supported by two brackets 90b and 90b whose one end is fixed to the first boom 90 and whose other end is fixed to two brackets 91b and 91b fixed to the second boom 91. The offset rod 85 is pivotally supported by two brackets 90a and 90a having one end fixed to the first boom 90, and the other end fixed to the third boom 92. The brackets 92a and 91a are pivotally supported.
[0023]
However, as described above, the bracket 90b and the bracket 91b that pivotally support the offset cylinder 86 are pivoted by inserting the end of the offset cylinder 86 between the two brackets 90b and 90b and between the brackets 91b and 91b. Since the offset rod 85 is also pivotally supported by the brackets 90a and 90a and the brackets 92a and 92a in the same manner as the offset cylinder 86, the mounting work of the brackets 90a, 92a, 90b and 91b is increased and the weight is heavy. It was becoming.
[0024]
Then, as shown in FIG. 27, when excavation work is performed by rotating the work machine 95 downward, when the third boom 92 is rotated downward to the extent that it enters the ground, a particularly narrow groove is to be excavated. Further, since the bracket 92a hits the entrance portion of the groove, it was not possible to dig deeper further, and it was not possible to dig a deep groove. Further, as shown in FIG. 28, when the side groove digging operation is performed with the arm 93 and the work attachment 94 offset to the left and right, the second arm hits the entrance portion of the groove, so that a deep groove can be dug similarly. There wasn't.
[0025]
In this configuration, as shown in FIG. 5, the connecting portions 31a and 31a formed at both ends of the offset cylinder 31 are bifurcated, and the upper ends of the first boom 10 are respectively connected to the bifurcated portions of the connecting portions 31a and 31a. By fitting and connecting one bracket 10a fixed to the upper part and one bracket 11a fixed to the upper end of the second boom, the connecting parts 31a and 31a are connected to the bracket 10a and the bracket 11a. It is pivotally supported.
[0026]
Further, an offset rod 30 is installed between the first boom 10 and the third boom 12, and both end portions of the offset rod 30 are pivotally attached to the first boom 10 and the third boom 12, respectively. The rod 30, the first boom 10, the second boom 11, and the third boom 12 constitute a parallel quadruple link mechanism. As shown in FIG. 6, the connecting portions 30a and 30a formed at both ends of the offset rod 30 are bifurcated. The connecting portions 30a and 30a are fixed at the upper end of the first boom 10, respectively. By fitting and connecting one bracket 10b provided and one bracket 12b fixed to the rear end of the third boom, the connecting portions 30a and 30a are pivotally supported by the bracket 10b and the bracket 12b. Has been.
[0027]
And by extending and contracting the offset cylinder 31, the bucket 14 is eccentric with respect to the first boom 10 and offset in the left-right direction. In this case, the first boom in front view or rear view is viewed by the parallel quadruple link mechanism. 10 and the third boom 12, the arm 13, and the bucket 14 are not changed in angle, and are offset while maintaining a parallel state.
[0028]
In this way, the connecting portions 31a and 31a at both ends of the offset cylinder 31 are formed into two forks to connect with the bracket 10a of the first boom 10 and the bracket 11a of the second boom 11, respectively, and the connecting portions 30a and 31a at both ends of the offset rod 30. The brackets 10a, 11a, 10b, and 12b may be provided one by one by forming 30a into two and connecting to the bracket 10b of the first boom 10 and the bracket 12b of the third boom 12, respectively. Thus, the structure of the connecting portion between the offset cylinder 31 and the offset rod 30 can be simplified, and the weight of the work machine can be reduced.
[0029]
Further, as shown in FIG. 3, an engine 26 is disposed in the hood 21 at the rear of the operating unit 9, and a muffler 18 is disposed outside the hood 21 above the engine 26, and the muffler 18 is attached to the muffler. Covered with a cover 18a. An exhaust pipe 16 for exhausting the exhaust from the muffler 18 is erected upward from the muffler 18, and the tail pipe 16 a at the tip of the exhaust pipe 16 is located above the upper surface of the canopy 15. The exhaust pipe 16 is disposed along a support column 15 a that supports the canopy 15. Further, the outer peripheral portion of the exhaust pipe 16 is covered with a support column 15 a and an exhaust pipe cover 22.
[0030]
As described above, this ultra-small turning type work vehicle can store the working machine 5 within the turning diameter of the turntable 4 to be in an ultra-small turning state. In a state of being rotated downward, the third boom 12, the arm 13, and the bucket 14 are offset until they are positioned at substantially the center in the left-right direction of the airframe, and then the first boom 10 is lifted to the maximum, and the arm 13 Then, the bucket 14 is engulfed to the maximum to bring the ultra-small turning work vehicle into the ultra-small turning state. FIG. 7 and FIG. 8 show an ultra-small turning type work vehicle in an ultra-small turning state as described above.
[0031]
And when an operator offsets the 3rd boom 12, the arm 13, and the bucket 14 to the position which will be in a very small turning state, it will recognize that it was in the very small turning state with the following recognition apparatuses. be able to. That is, FIGS. 9 to 11 show the offset cylinder 31 provided with this recognition device. The cylinder cover 51 shown in FIG. 12 is attached to the connecting portion 31a of the offset cylinder 31 on the rod portion 31b side. It is attached using the hole 51a. The cylinder cover 51 is composed of a plate-like member bent in a substantially L shape in plan view, and extends from the connecting portion 31a on the rod portion 31b side of the offset cylinder 31 to a middle portion of the cylinder portion 31c. . An engagement claw 51a is formed on the inner surface of the cylinder cover 51, and the engagement portion 51a and the engagement portion 31d fixed to the outer periphery of the rod portion 31b of the offset cylinder 31 are slidably engaged. The cylinder cover 51 is configured to move in the axial direction of the offset cylinder 31 along the rod portion 31b as the offset cylinder 31 expands and contracts.
[0032]
A mark 53 is formed on the lower end of the cylinder cover 51 (the end of the offset cylinder 31 on the rod 31b side in the connecting portion 31a direction), and a mark 52 is formed on the outer periphery of the rod 31b of the offset cylinder 31. Is formed. The mark 52 of the offset cylinder 31 indicates that when the offset cylinder 31 is expanded and contracted to offset the third boom 12, the arm 13, and the bucket 14, the cylinder cover 51 is set when the offset amount is in a very small turning state. It is arranged at a position that matches the mark 53 at the lower end.
[0033]
Thus, the first boom is provided by providing the cylinder cover 51 attached to the rod portion of the offset cylinder 31, the mark 53 formed on the cylinder cover 51, and the mark 52 formed on the cylinder portion 31c. When the third boom 12, the arm 13, and the bucket 14 are offset until they turn into a very small turning state while the 10 is turned downward, the operator can set the mark 53 of the cylinder cover 51 and the offset cylinder 31. The offset work of the third boom 12, the arm 13 and the bucket 14 is turned by a small turn by simply performing the offset work while looking at the mark 52 and stopping the offset work when the positions of the marks 52 and 53 are aligned. Since it can be in a state, this offset operation can be performed accurately and easily.
[0034]
Note that the offset amount recognition device can be configured as follows. That is, as shown in FIG. 13, for example, the limit switch 54 is attached to the bracket 10b of the first boom 10 that pivotally supports the offset rod 30, and during the offset work of the third boom 12, the arm 13, and the bucket 14, When the offset amount is in a very small turning state, the limit switch 54 is turned on by the turning operation of the connecting portion 30a of the offset rod 30. When the limit switch 54 is turned on, the lamp provided in the operation unit 9 is turned on. Or make a buzzer sound. In this case, the operator can recognize that the offset amount is in a very small turning state by lighting the lamp or sounding the buzzer.
[0035]
Further, in the present ultra-small turning work vehicle, when excavation work is performed by rotating the first boom 10 downward, as shown in FIGS. 14 and 15, the bucket 14, the arm 13, and the third boom 12 will invade the ground. The offset cylinder 31 is interposed between the first boom 10 and the second boom 11, and the offset rod 30 is interposed between the first boom 10 and the third boom 12. A bracket 12b, which is a pivotal support portion of the rod 30 on the third boom 12 side, is fixed to the vicinity of the second boom 11 of the third boom 12. The third boom 12 is formed with substantially the same width as the arm 13. Accordingly, in the third boom 12, the portion configured to be larger than the left and right width of the arm 13 is a portion of the bracket 12 b fixed to the third boom 12, but the bracket 12 b is located in the vicinity of the second boom 11. Since it is attached, the third boom 12 can penetrate into the ground up to a substantially upper end portion in FIG. That is, since the third boom 12 does not have a protruding portion that hits the inlet portion of the groove up to the bracket 12b, it can be penetrated deeply.
[0036]
Thereby, the depth of the groove that can be dug during excavation work is a depth obtained by adding the length of the bucket 14, the length of the arm 13, and most of the length of the third boom 12, so that a deep groove can be dug. It will be possible. This effect can be obtained particularly remarkably when the width of the groove is narrow.
[0037]
As shown in FIGS. 1 and 16, the first boom 10 is composed of a connecting portion 10c and a main body portion 10d formed separately from each other, and the connecting portion 10c and the main body portion 10d have a partition wall 55. It is connected through. Since a large force is applied to the connecting portion 10c connected to the second boom 11, the connecting portion 10c is formed by using a member having a thickness greater than that of the main body portion 10d, for example, and is firmly configured. . Further, the connecting portion 10c and the main body portion 10d are firmly connected using the partition wall 55, and when a large force is applied to the connecting portion 10c, the connecting portion between the connecting portion 10c and the main body portion 10d is not damaged. It is configured as follows.
[0038]
In this way, the connecting portion 10c and the main body portion 10d, which are configured more firmly than the main body portion 10d, are formed separately, and the connecting portion 10c and the main body portion 10d are firmly connected via the partition wall 55 to form the first. By configuring the boom 10, only the connecting portion 10 c that needs to be firmly configured is configured firmly using a thick plate or the like as necessary, and the main body portion 10 d that does not require much strength is used as needed. Since it can comprise using a thin plate etc., the 1st boom 10 whole can be comprised without using a member of excessive quality, and the weight reduction and cost reduction of the working machine 5 can be aimed at. Further, in order to form the connecting portion 10c, machining is necessary, but by forming the connecting portion 10c and the main body portion 10d separately, a member that requires machining can be reduced. A small processing machine can be used, which facilitates processing and reduces processing costs.
[0039]
Similarly, as shown in FIGS. 1 and 17, the third boom 12 includes a connecting portion 12c and a main body portion 12d formed separately from each other, and the connecting portion 12c and the main body portion 12d Are connected via a partition wall 56. Since a large force is applied to the connecting portion 12c connected to the second boom 11, the connecting portion 12c is formed using, for example, a member having a plate thickness thicker than that of the main body portion 12d, and is firmly configured. . Further, the connecting portion 12c and the main body portion 12d are firmly connected using the partition wall 56, and when a large force is applied to the connecting portion 12c, the connecting portion between the connecting portion 12c and the main body portion 12d is not damaged. It is configured as follows.
[0040]
In this way, the connecting portion 12c and the main body portion 12d, which are configured more firmly than the main body portion 12d, are formed separately, and the connecting portion 12c and the main body portion 12d are firmly connected via the partition wall 56 to form a third. By configuring the boom 12, only the connecting portion 12c that needs to be firmly configured is firmly configured using a thick plate or the like as required, and the main body portion 12d that does not require much strength is used as needed. Since it can comprise using a thin plate etc., the 3rd boom 12 whole can be comprised without using a member of excessive quality, and the weight reduction and the cost reduction of the working machine 5 can be aimed at. Further, in order to form the connecting portion 12c, machining is required, but by forming the connecting portion 12c and the main body portion 12d separately, a member that requires machining can be reduced. A small processing machine can be used, which facilitates processing and reduces processing costs.
[0041]
As shown in FIGS. 1 and 18, as described above, the boom cylinder 29 for rotating the first boom 10 up and down is provided by the pivot point 58 a of the boom cylinder bracket 58 fixed to the connecting portion 10 c of the first boom 10. One end of the boom cylinder 29 is pivotally supported, and the outside of the boom cylinder 29 is covered by a boom cylinder cover 57. The end of the boom cylinder cover 57 on the side of the connecting portion 10c extends to the boom cylinder bracket 58. And the boom cylinder 29 in the pivot point 58a and the connection part 10c side edge part of the boom cylinder cover 57 are stored in the boom cylinder bracket 58, and do not protrude in side view. That is, the boom cylinder bracket 58 extends so as to cover the boom cylinder 29 at the pivotal support point 58a and the end of the boom cylinder cover 57 on the connecting portion 10c side in a side view.
[0042]
Thus, by covering the tip portions of the boom cylinder 29 and the boom cylinder cover 57 with the boom cylinder bracket 58, when performing excavation work, the portion of the boom cylinder bracket 58 contacts the blade 3 as shown in FIG. When the first boom 10 is rotated downward to the contact position, the blade 3 contacts the boom cylinder bracket 58 and does not contact the boom cylinder cover 57 or the boom cylinder 29. 57 and boom cylinder 29 can be prevented from being damaged or deformed.
[0043]
Further, the limit switch 60 which is a detecting means for detecting the rotation angle of the arm 13 is attached in the vicinity of the connection portion of the arm 13 with the third boom 12 as described above. 19 to 22, the front end portion of the third boom 12 and the upper end portion of the arm 13 are rotatably connected by the arm fulcrum pin 12. A limit switch mounting hole 13a is opened on one side surface of the arm 13 in the vicinity of the connecting portion between the arm 13 and the third boom 12, and a limit switch mounting seat 63 for closing the mounting hole 13a from the inner side surface of the arm 13 is mounted. Yes. A limit switch 60 is attached to the limit switch mounting seat 63 from the outside, and a limit switch cover 61 that is a cover body that covers the limit switch 60 is disposed outside the limit switch 60.
[0044]
Further, a claw member 12d protruding in the limit switch 60 side direction is formed at the tip of the third boom 12, and the upper surface of the claw member 12d and the lower surface of the detection unit 60a of the limit switch 60 are engaged. . The detection unit 60a of the limit switch 60 is biased downward, and is configured to contact the claw member 12d regardless of the rotation angle of the arm 13 so that the rotation angle of the arm 13 can always be detected.
[0045]
The limit switch 60 and the limit switch cover 61 are located on the inner side of the outermost surface of the third boom 12 on the limit switch 60 mounting side. By attaching the limit switch 60 to the limit switch mounting seat 63 affixed from the inner side surface of the limit switch mounting hole 13a, one side surface of the arm 13 is more than the case where the limit switch 60 is mounted from one outer side surface of the arm 13. Thus, it can be positioned inwardly by the thickness of the plate so that it does not protrude outward from the outermost surface of the third boom 12. In other words, the limit switch 60 and the limit switch cover 61 are arranged so as not to protrude outward from the lateral width of the third arm 12.
[0046]
During the excavation work of the ultra-small turning type work vehicle, the arm 13 enters the ground to perform the work, and therefore the limit switch 60 and the limit switch cover 61 are located outside the lateral width of the third arm 12. If it protrudes, there is a high possibility that it collides with the inlet portion or side surface of the groove and is damaged. However, as described above, the limit switch 60 and the limit switch cover 61 are arranged so as not to protrude outward from the left and right widths of the third arm 12, so that the limit switch 60 and the limit switch cover 61 are not grooved during excavation work. It is possible to reduce the possibility of breakage by preventing collision with the entrance portion or the side surface.
[0047]
Further, as shown in FIG. 23 or FIG. 24, the first boom 10, the second boom 11, and the third boom 12 are provided with one side surface 10f, 11f, 12f of each boom 10, 11, 12, respectively. , Hydraulic hoses 65, 65,... For driving the work machine 5 are piped. The side surfaces 10e, 11e, and 12e of the side surfaces 10f, 11f, and 12f that pipe the hydraulic hoses 65, 65, and so on are the same as or larger than the outer diameter of the hydraulic hoses 65, 65, and so on. Only the hydraulic hoses 65, 65. That is, the hydraulic hoses 65, 65,... Are covered with the extended portions of the side surfaces 10e, 11e, 12e. As a result, the hydraulic hoses 65, 65,... Cannot be seen from the outside, the appearance of the work machine 5 is improved, and the hydraulic hoses 65, 65,.
[0048]
Further, in order to offset the arm 13 and the bucket 14, the parallel quadruple link mechanism constituted by the offset rod 30, the first boom 10, the second boom 11, and the third boom 12 may be configured as follows. it can. That is, as shown in FIG. 25, instead of the offset rod 30, an extendable arm swing cylinder 66 is interposed between the first boom 10 and the third boom 12 to constitute a parallel quadruple link mechanism. Can do. When the arm swing cylinder 66 is fixed without being expanded or contracted and the offset operation is performed, the normal arm 13 and bucket 14 can be offset. In addition, by extending and retracting the arm swing cylinder 66, the arm 13 and the bucket 14 can be rotated left and right with the connecting portion between the arm 13 and the third boom 12 as a fulcrum. Thereby, in addition to the offset mechanism for changing the working position of the bucket 14 in the left-right direction, the bucket 14 can be turned left and right by the expansion and contraction of the arm swing cylinder 66, and the working direction of the bucket 14 can be changed. Therefore, the work range of the work machine 5 can be expanded.
[0049]
In this configuration, when the offset amount of the work attachment is in the ultra-small turning state of the ultra-small turning work vehicle, a recognition device is provided for allowing the operator to recognize the ultra-small turning state. When offsetting the three booms, arms, and buckets to the ultra-small turning state, the operator performed the offset work while looking at the mark on the cylinder cover and the mark on the offset cylinder, and the positions of both marks were aligned. By the way, the offset work of the third boom, the arm, and the bucket can be brought into an ultra-small turning state only by canceling the offset work. Therefore, the offset work can be accurately and easily performed.
[0050]
Further, the left and right width of the third boom and the left and right width of the arm are formed to be substantially the same width, and the connecting portion of the offset rod that is interposed between the first boom and the third boom is connected to the third boom. Because it was placed near the second boom, the third boom could be deeply penetrated into the ground during excavation work, and a deep groove could be dug. This effect can be obtained particularly remarkably when the width of the groove is narrow.
[0052]
Furthermore, one bracket is fixed to each of the connecting portions of the first boom and the second boom with the offset cylinder, and the connecting portions at both ends of the offset cylinder are bifurcated. The brackets pivotally support the connecting parts at both ends of the offset cylinder, and one bracket is fixed to each connecting part with the offset rods of the first boom and the third boom, and the connecting parts at both ends of the offset rod are bifurcated. Since the first rod bracket and the third boom bracket support the connecting portions at both ends of the offset rod, the brackets for pivotally supporting the offset cylinder and the offset rod may be provided one by one. Therefore, the structure of the connecting part of the offset cylinder and offset rod can be simplified. Rutotomoni, it has become possible to reduce the weight of the working machine.
[0053]
Furthermore, the boom cylinder bracket that supports the boom cylinder rod fulcrum at the upper end of the boom cylinder for rotating the first boom up and down, the upper end portion of the boom cylinder cover that protects the boom cylinder is separated from the boom cylinder bracket in a side view. Since it is formed in a shape that does not protrude, when excavation work is performed, if the first boom is rotated downward to a position where the boom cylinder bracket part abuts the blade, the blade abuts the boom cylinder bracket. Since the boom cylinder cover and the boom cylinder do not come into contact with each other, the boom cylinder cover and the boom cylinder can be prevented from being damaged or deformed.
[0054]
Further, the detection means for detecting the rotation angle of the arm is attached to the arm, and the cover body covering the detection means and the detection means is arranged so as not to protrude outward from the right and left width of the third arm. By preventing the cover body of the means and the detection means from colliding with the inlet portion or the side surface of the groove during excavation work, the possibility of the detection means and the cover body being damaged can be reduced.
[0051]
【The invention's effect】
Since the present invention is configured as described above, the following effects can be obtained.
A first boom (10) attached to the swivel base (4) so as to be rotatable up and down; a second boom (11) attached to the tip of the first boom (10) so as to be rotatable in the left-right direction; A third boom (12) attached to the second boom (11) so as to be pivotable in the left-right direction, an arm (13) attached to the third boom (12) so as to be pivotable in the vertical direction, and The work attachment (14) is attached to the tip of the arm (13), and the work attachment (14) can be offset in the left-right direction by rotating the second boom (11) in the left-right direction. In the ultra-small turning work vehicle, the first boom (10) has a second boom connecting part (10c) formed separately and a main body part (10d) which is a turntable mounting part through a partition wall (55). The third boom 12) is configured by connecting a second boom connecting portion (12c) formed separately and a main body portion (12d) as an arm connecting portion via a partition wall (56), and the first boom (10 ) And the second boom connecting portion (12c) of the third boom (12) are connected to both ends of the second boom (11) which is rotatable in the left-right direction. , The second boom connecting part (10c) on the side of the first boom (10) connected to the second boom (11) is thicker than the main body part (10d) constituting the first boom (10). The second boom connecting portion (12c) on the third boom (12) side connected to the second boom (11) is formed by a thick member and is stronger than the main body portion (10d). Formed with a member thicker than the main body (12d) constituting the boom (12) and made stronger than the main body (12d) Therefore, only the connecting parts that need to be firmly constructed should be firmly constructed using thick plates as needed, and the main body parts that do not require much strength should be constructed using thin plates as needed. Therefore, the entire third boom can be configured without using excessive quality members, and the weight of the working machine can be reduced and the cost can be reduced.
In addition, machining is necessary to form the connecting portion, but by forming the connecting portion and the main body portion 1 separately, a member that requires machining can be reduced, so that the processing machine Also, a small size could be used, which facilitated processing and kept processing costs low.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing an ultra-small turning work vehicle of the present invention.
FIG. 2 is a front view of the same.
FIG. 3 is also a rear view.
FIG. 4 is also a plan view.
FIG. 5 is a side view showing a set cylinder.
FIG. 6 is a side view showing an offset rod.
FIG. 7 is a front view showing an ultra-small turning work vehicle in which the working machine is in an ultra-small turning state.
FIG. 8 is also a plan view.
FIG. 9 is a perspective view showing a recognition device in a very small turning state provided in an offset cylinder.
FIG. 10 is also a plan view.
FIG. 11 is a plan sectional view of the same.
FIG. 12 is a perspective view showing a cylinder cover.
[Fig. 13] Another recognition device reference It is a side view which shows an example.
FIG. 14 is a side view showing the posture of the working machine when the ultra-small turning work vehicle performs excavation work.
FIG. 15 is a front view of the same.
FIG. 16 is a side view showing the first boom.
FIG. 17 is a side view showing a third boom.
FIG. 18 is a partial side view showing an interference state with the blade when the first boom is rotated downward.
FIG. 19 is a side view showing a state in which a limit switch for detecting the rotation angle of the arm is attached.
FIG. 20 is a plan view of the same.
FIG. 21 is a side view showing a limit switch mounting portion of an arm.
FIG. 22 is also a plan view.
FIG. 23 is a plan view showing a piping state of the hydraulic hose.
[Fig. 24] Similarly reference It is a top view which shows an example.
FIG. 25 is a view showing a working machine in which an arm swing cylinder is interposed between a first boom and a third boom instead of an offset rod.
FIG. 26 is a side view showing a conventional ultra-small turning work vehicle.
FIG. 27 is a front view showing an ultra-small turning work vehicle that is also undergoing excavation work;
FIG. 28 is a front view showing an ultra-small turning work vehicle that is also undergoing a side ditching operation.
[Explanation of symbols]
3 blade
4 swivel
5 working machines
10 First boom
10a, 10b Bracket
10c connecting part
10d body
11 Second boom
11a Bracket
12 Third boom
12b Bracket
12c connecting part
12d body
13 arms
14 bucket (work attachment)
29 Boom cylinder
30 Offset rod
30a connecting part
31 Offset cylinder
31a connecting part
51 Cylinder cover
57 Boom cylinder cover
58 Boom cylinder bracket
60 Limit switch (detection means)
61 Limit switch cover

Claims (1)

旋回台（４）に上下回動自在に取り付けられた第一ブーム（１０）、該第一ブーム（１０）の先端部に左右方向へ回動自在に取り付けられた第二ブーム（１１）、該第二ブーム（１１）に左右方向へ回動可能に取り付けられた第三ブーム（１２）、該第三ブーム（１２）に上下方向に回動可能に取り付けられたアーム（１３）、及び、該アーム（１３）の先端に取り付けられた作業用アタッチメント（１４）を有し、該第二ブーム（１１）の左右方向への回動により作業用アタッチメント（１４）を左右方向へオフセット可能に構成した超小旋回型作業車において、前記第一ブーム（１０）は、別体に形成した第二ブーム連結部（１０ｃ）及び旋回台取付部である本体部（１０ｄ）を、隔壁（５５）を介して連結して構成し、前記第三ブーム（１２）は、別体に形成した第二ブーム連結部（１２ｃ）及びアーム連結部である本体部（１２ｄ）とを、隔壁（５６）を介して連結して構成し、前記第一ブーム（１０）の第二ブーム連結部（１０ｃ）と、第三ブーム（１２）の第二ブーム連結部（１２ｃ）とを、左右方向へ回動自在とした前記第二ブーム（１１）の両端に連結し、前記第二ブーム（１１）と連結される第一ブーム（１０）の側の第二ブーム連結部（１０ｃ）は、前記第一ブーム（１０）を構成する本体部（１０ｄ）よりも板厚の厚い部材により形成し、該本体部（１０ｄ）よりも強固にし、同じく、前記第二ブーム（１１）と連結される第三ブーム（１２）側の第二ブーム連結部（１２ｃ）は、第三ブーム（１２）を構成する本体部（１２ｄ）よりも板厚の厚い部材により形成し、該本体部（１２ｄ）よりも強固にしたことを特徴とする超小旋回型作業車。A first boom (10) attached to the swivel base (4) so as to be rotatable up and down; a second boom (11) attached to the tip of the first boom (10) so as to be rotatable in the left-right direction; A third boom (12) attached to the second boom (11) so as to be pivotable in the left-right direction, an arm (13) attached to the third boom (12) so as to be pivotable in the vertical direction, and The work attachment (14) is attached to the tip of the arm (13), and the work attachment (14) can be offset in the left-right direction by rotating the second boom (11) in the left-right direction. In the ultra-small turning work vehicle, the first boom (10) has a second boom connecting part (10c) formed separately and a main body part (10d) which is a turntable mounting part through a partition wall (55). The third boom 12) is configured by connecting a second boom connecting portion (12c) formed separately and a main body portion (12d) as an arm connecting portion via a partition wall (56), and the first boom (10 ) And the second boom connecting portion (12c) of the third boom (12) are connected to both ends of the second boom (11) which is rotatable in the left-right direction. The second boom connecting part (10c) on the side of the first boom (10) connected to the second boom (11) is thicker than the main body part (10d) constituting the first boom (10). The second boom connecting portion (12c) on the side of the third boom (12) connected to the second boom (11) is made stronger than the main body portion (10d). By a member thicker than the main body (12d) constituting the three booms (12) Formed, ultraminiature rotary type working vehicle, characterized in that the rigid than the body portion (12d).

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