JP3980941B2 - 基板処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,例えば半導体ウェハやLCD基板用ガラス等の基板を洗浄処理などする基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば半導体デバイスの製造工程においては,半導体ウェハ(以下「ウェハ」という)等に薬液や純水等の処理液を吹き付けて,ウェハを洗浄する基板処理装置が使用される。かような基板処理装置として,例えば25枚のウェハを平行に配列した状態で回転させるロータを備えたものが知られている。ロータには,各ウェハが当接する位置に保持溝が形成された複数の保持棒が備えられ,各保持溝にウェハの周縁を挿入して,ウェハを安定的に保持するようになっている。また,各ウェハの周縁にそれぞれ押圧力を与える複数の押圧装置を設け,押圧装置の押圧力によって保持溝内にウェハの周縁を押し付けて,ロータの回転時にウェハの周縁が保持溝からずれることを防止するようになっている。
【0003】
上記押圧装置として,ウェハの周縁に当接する当接部を,ダイアフラムの薄膜上に支持する構成が考えられる。この押圧装置は,ダイアフラムの内側に,シリンダによって摺動するロッドが配置され,ロッドを前進させることにより,ダイアフラムの中央を押し出して弾性変形させ,当接部をウェハの周縁に当接させる。当接部をウェハの周縁から離隔させるときは,ロッドをダイアフラムに接触しない位置に後退させ,ダイアフラムが正規の位置に戻る弾性変形によって,当接部を離隔位置に後退させる構成となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら,従来の基板処理装置にあっては,ダイアフラムの薄膜の中央にロッドを当接させて当接部を押し出すため,ダイアフラムに過大な荷重がかかり,過大な変形が起こる問題があった。そのため,ダイアフラムに亀裂が発生しやすい虞があった。また,高温の雰囲気中や,昇温と急冷が繰り返し行われる雰囲気中で,ダイアフラムの変形が繰り返し行われることにより,ダイアフラムが永久変形を起こし,正規の位置に戻らない現象があった。そのため,当接部を離隔位置に後退させることができなくなる問題があった。また,押圧装置を頻繁に交換する必要があり,コスト増大の原因となる問題があった。
【0005】
従って,本発明の目的は,ダイアフラムに過大な変形を発生させない基板処理装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために,本発明によれば,ロータに備えた複数の保持部材によって基板の周縁を保持し,前記ロータによって基板を回転させて処理する基板処理装置であって,前記保持部材のいずれかに,基板の周縁に押圧力を与える押圧装置を設け,前記各押圧装置は,基板の周縁に当接する当接部と,前記当接部の移動に伴って弾性変形する変形部とを備え,前記ロータに基板を装入させる際,及び,前記ロータから基板を退出させる際,前記当接部は,基板の周縁から離隔する位置に移動させられることを特徴とする,基板処理装置が提供される。
また本発明によれば,ロータに備えた複数の保持部材によって基板の周縁を保持し,前記ロータによって基板を回転させて処理する基板処理装置であって,前記保持部材のいずれかに,基板の周縁に押圧力を与える押圧装置を設け,前記押圧装置は,基板の周縁に当接する当接部と,前記当接部の移動に伴って弾性変形する変形部とを備え,前記ロータは,2以上の基板を互いに平行に並べて保持し,
前記2以上の基板のそれぞれに対応させて,2以上の押圧装置を設けたことを特徴とする,基板処理装置が提供される。この場合,前記複数の保持部材は,前記2以上の基板のうち偶数番目の基板にそれぞれ対応する押圧装置を備えた保持部材と,奇数番目の基板にそれぞれ対応する押圧装置を備えた保持部材とを備えていても良い。
【0007】
前記各押圧装置は,前記当接部を基板の周縁に当接する位置と基板の周縁から離隔する位置との間で移動させるシリンダ機構を備え,前記変形部は,前記シリンダ機構を前記基板周囲の雰囲気から隔離させることとしても良い。かかる基板処理装置によれば,例えば変形部としてのダイアフラムに過大な荷重がかかる心配がない。さらに,前記当接部を基板の周縁から離隔させる位置に向かって弾性力を与える弾性部材を備えることが好ましい。また,前記シリンダ機構に導入及び導出する流体の圧力を検出する圧力センサーを備えることが好ましい。この場合,前記圧力の変化によって,前記変形部に穴が発生したことを検知することが可能である。
【0008】
前記各押圧装置は,前記変形部の弾性変形に伴い膨張及び収縮する変形空間を備えることが好ましい。なお,前記シリンダ機構に,前記流体が前記変形部に流入することを抑制するパッキンリングを備えることが好ましい。
【0009】
前記変形部は,前記当接部を支持し,弾性変形して前記当接部を基板の周縁に当接する位置と基板の周縁から離隔する位置との間で移動させ,前記各押圧装置は,前記変形部を覆い,前記当接部を基板の周縁に向かって移動させる前記変形部の変形を制限するストッパー部材を備えるとしても良い。かかる基板処理装置によれば,ダイアフラムが過大に変形して破損することを防止できる。
【0010】
前記各押圧装置は,前記変形部の弾性変形に伴い膨張及び収縮する変形空間と,前記変形空間に対して流体を導入及び導出する流体路を備えることが好ましい。この場合,ダイアフラムが永久変形を起こしても,変形空間を吸引することにより,ダイアフラムを正規の位置に戻し,当接部を離隔位置に後退させることができる。
【0011】
さらに,前記変形空間に導入及び導出する流体の圧力を検出する圧力センサーを備えることが好ましい。また,前記ストッパー部材に,前記変形部と前記ストッパー部材との間に付着する液体を排出する排出溝を設けても良い。
【0012】
さらにまた,本発明の基板処理装置にあっては,前記複数の保持部材は,前記ロータに基板を装入させる際,及び,前記ロータから基板を退出させる際に開かれる保持部材と,固定された保持部材とを備え,前記押圧装置は,前記固定された保持部材に設けられているとしても良い。
【0013】
なお,ロータに備えた複数の保持部材によって基板の周縁を保持し,前記ロータによって基板を回転させて処理する基板処理方法であって,基板をロータに装入し,前記ロータに備えた保持部材によって基板の周縁を保持すると共に,前記ロータに備えた押圧装置によって基板の周縁に押圧力を与えることにより,基板の周縁と各保持部材との間にずれが生じないように保持し,基板とロータを一体的に回転させながら基板を処理し,前記押圧装置の押圧を解除し,基板の回転による慣性力によって,基板の周縁と各保持部材との間にずれを生じさせ,基板の周縁を前記処理時と異なる部分において保持し,再び前記押圧装置によって基板の周縁に押圧力を与えることにより,基板の周縁と各保持部材との間にずれが生じないように保持し,基板とロータを一体的に回転させながら基板を処理することを特徴とする,基板処理方法が併せて提供される。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下,本発明の好ましい実施の形態を,基板の一例としてウェハを洗浄するように構成された基板処理装置に基づいて説明する。図1に示すように,基板処理装置1は,固定された外側チャンバー5と,外側チャンバー5の内側と外側に水平方向に移動する内側チャンバー6から構成される二重チャンバー8を備えている。また,複数枚,例えば25枚のウェハWを,互いに平行に等間隔で並べて保持し,回転させるロータ回転機構10を備えている。ロータ回転機構10は,二重チャンバー8の内側と外側に水平方向に移動することができる。
【0015】
外側チャンバー5は,図示しないフレームによって所定位置に支持された筒状体5aと,筒状体5aの両端面にそれぞれ固定されたリング部材5b,5cによって形成されている。筒状体5aの上方には,水平方向に多数の処理流体吐出口12が形成された処理流体吐出ノズル13が配設されている。筒状体5aの下方には,外側チャンバー5内からの処理液の排液及び排気を行う排出管14が配設されている。
【0016】
リング部材5bには,二重チャンバー8内にロータ回転機構10が進入又は退出するためのロータ回転機構入出口17が形成されている。このロータ回転機構入出口17は,二重チャンバー8内からロータ回転機構10が退出しているときは,図示しない蓋体によって開閉自在となっている。ロータ回転機構入出口17の内周面には,環状のシール機構18が配設されている。また,リング部材5bの外側には,ロータ回転機構入出口17の下部に位置する液受け21が設けられており,ウェハWの処理後に二重チャンバー8内からロータ回転機構10を退出させる際に,シール機構18等に付着した処理液を液受け21で受け止めるようになっている。
【0017】
リング部材5cには,外側チャンバー5内に内側チャンバー6が進入又は退出するための内側チャンバー入出口27が形成されている。内側チャンバー入出口27の内周面には,環状のシール機構28が配設されている。リング部材5cの外側には,内側チャンバー6を洗浄するクリーニング機構30が配設されている。内側チャンバー6は,外側チャンバー5内から退出するとクリーニング機構30を囲繞する状態となる。
【0018】
クリーニング機構30は,外側チャンバー5内から退出した内側チャンバー6に囲繞される筒状体30aと,筒状体30aのリング部材5c側の端面に形成され,内側チャンバー入出口27の内周面に囲繞される状態に配設された円盤30bと,筒状体30aの他端面に形成されたリング部材30cから構成されている。筒状体30aには,筒状体30aの外周側,即ち筒状体30aを囲む内側チャンバー6の内周に向かってガスを吐出するガス吐出ノズル32と,筒状体30aを囲む内側チャンバー6の内周と筒状体30aの外周とに挟まれた空間から雰囲気を排気する排気管34が設けられている。円盤30bには,外側チャンバー5内に洗浄液及びガスを吐出する洗浄液吐出ノズル36と,外側チャンバー5内の雰囲気を排気する排気管38が設けられている。以上のように構成されたクリーニング機構30は,退避位置に移動した内側チャンバー6の内周面を,ガス吐出ノズル32から供給されるガスによって洗浄する。
【0019】
内側チャンバー6は,リング部材5bの中央から筒状体5aの内部に移動可能な大きさに形成され,ロータ回転機構10の外周を囲繞することが可能な大きさに形成され,さらに,筒状体30aの外周を囲繞することが可能な大きさに形成された筒状体6aと,筒状体6aの両端面にそれぞれ固定されたリング部材6b,6cから構成されている。筒状体6aの上方には,水平方向に多数の処理液吐出口42が形成された処理液吐出ノズル43が配設されている。筒状体6aの下方には,内側チャンバー6内からの処理液の排液及び排気を行う排出管44が配設されている。
【0020】
リング部材6bには,外側チャンバー5内においてロータ回転機構10が内側チャンバー6に相対的に進入又は退出するためのロータ回転機構入出口47が形成されている。ロータ回転機構入出口47の内周面には,環状のシール機構48が配設されている。リング部材6cには,クリーニング機構30を内部に相対的に通過させることが可能な大きさに形成された通過口51が形成されている。リング部材6cの内周面には,環状のシール機構52が配設されている。
【0021】
ロータ回転機構10は,モータ56と,モータ56の回転軸67と,回転軸67の先端に取り付けられ,25枚のウェハWを互いに平行に等間隔で並べて保持するロータ70を備えている。モータ56は,回転軸57を囲繞するケーシング72に支持されており,ケーシング72は,図示しない移動支持機構によって支持されている。この移動支持機構によって,ロータ回転機構10全体を水平方向に移動させ,ロータ70を二重チャンバー8内に進入又は退出させることができる。また,ケーシング72とロータ70との間は,ケーシング72の先端に取り付けられ,ロータ70が二重チャンバー8内に進入した際にロータ回転機構入出口17,47を塞ぐ大きさに形成された,円盤状の蓋体73が配置されている。
【0022】
図1に示すように,内側チャンバー6が外側チャンバー5内の処理位置に配置され,ロータ70が内側チャンバー6内に配置されている場合には,リング部材6cは内側チャンバー入出口27と円盤30bとの間を閉塞するように配置され,リング部材5cとリング部材6cとの間はシール機構28によってシールされ,リング部材6cと円盤30bとの間は,シール機構52によってシールされる。また,蓋体73はロータ回転機構入出口17,47を閉塞するように配置され,リング部材5bと蓋体73との間は,シール機構18によってシールされる。また,リング部材6bと蓋体73との間は,シール機構48によってシールされる。こうして,円盤30b,リング部材6c,筒状体6a,リング部材6b,蓋体73によって,処理空間S1が形成される。
【0023】
内側チャンバー6が外側チャンバー7から退出し,退避位置に配置され,ロータ70が外側チャンバー7内に配置されている場合には,リング部材6bは内側チャンバー入出口27と円盤30bとの間を閉塞するように配置され,リング部材5cとリング部材6bとの間はシール機構28によってシールされ,リング部材6bと円盤30bとの間は,シール機構48によってシールされる。また,蓋体73はロータ回転機構入出口17を閉塞するように配置され,リング部材5bと蓋体73との間は,シール機構18によってシールされる。こうして,円盤30b,リング部材6c,リング部材5c,筒状体5a,リング部材5b,蓋体73によって,処理空間S2が形成される。
【0024】
図3は,ロータ70の概略構成を示す斜視図である。図3に示すように,ロータ70は,25枚のウェハWを挿入可能に所定の間隔をおいて配置された一対の円盤91,92を備えている。円盤91は,回転軸57の先端に取り付けられており,円盤92はリング部材5c側に配置されている。さらに,これら円盤91,92の間に挿入した25枚のウェハWの周縁を共働して保持する6本の保持棒95,96,97,98,99,100が,回転軸67を中心とした円周上に,それぞれ水平方向に互いに平行な姿勢に配置されている。
【0025】
図4は,ロータ70の図3におけるI−I断面図である。図4においてロータ70の左側には,開閉可能な保持棒95,96が,回転軸67の回転中心軸ROを挟んで下側と上側の対称な位置にそれぞれ配設されている。ロータ70の下端と上端には,ウェハWの周縁に押圧力を与える機構を有する保持棒97,98が,回転中心軸ROを挟んで対称な位置にそれぞれ配設されている。ロータ70の右側には,ウェハWの周縁に押圧力を与える機構を有する保持棒99,100が,回転中心軸ROを挟んで下側と上側の対称な位置にそれぞれ配設されている。保持棒95〜100に囲まれる空間は,ウェハWの保持空間S3となっており,これら6本の保持棒95〜100によって,ウェハWの周縁を保持することにより,ロータ70に装入されたウェハWを互いに平行な姿勢で保持する。
【0026】
先ず,図4においてウェハWの周縁の左側下部を保持する保持棒95の構成について説明する。図3に示すように,円盤91,92には,それぞれの保持空間S3側の面に,円盤91,92に対してそれぞれ揺動可能なアーム101,102が備えられている。保持棒95は,このアーム101,102によって,両端をそれぞれ支持されている。
【0027】
アーム101の基端は,円盤91を貫通して回動可能に設けられた回動連結軸105に支持され,アーム101の先端には,保持棒95の端部が固着されている。回動連結軸105の回転軸57側には,バランスウェイト110の基端が固着されている。アーム102の基端は,円盤92を貫通して回動可能に設けられた回動連結軸115に支持され,アーム102の先端には,保持棒95の他端部が固着されている。回動連結軸115の回転軸57側には,バランスウェイト120の基端が固着されている。
【0028】
バランスウェイト110,120の各先端がそれぞれ円盤91,92の外側に移動すると,回動連結軸105,115が回動して,アーム101,102の先端がそれぞれ円盤91,92の内側に移動し,保持棒95がウェハWの周縁に当接するようになっている。
【0029】
円盤92の保持空間S3の外側の面には,バランスウェイト120の回動を規制するロックピン122が設置されている。ロックピン122は,通常の状態では外側に突出してバランスウェイト120の回動を禁止している。一方,ロータ70を二重チャンバー8の外に移動させ,二重チャンバー8の外に設けられた図示しない開閉機構によってロックピン122を押し込むと,バランスウェイト120の回動が可能となり,保持棒95をウェハWの周縁に当接させる位置と,離隔させる位置に移動させることができる。
【0030】
保持棒96は,回転中心軸ROを中心として,上記保持棒95と対称な構成を有している。図3に示すように,円盤91,92の下部と同様に,上部にも,円盤91,92に対してそれぞれ揺動可能なアーム101,102が配置されている。保持棒96は,アーム101,102によって,両端をそれぞれ支持されている。
【0031】
保持棒95,96には,ウェハWに当接する側に,25個の保持溝95a,96aが長手方向に一定間隔でそれぞれ設けられている。保持溝95a,96aが配置されるピッチは同一であり,25枚のウェハWのそれぞれに対応する位置に形成されている。各保持溝95a,96aは,対向する斜面の間にウェハWの周縁を挿入して,ウェハW両面の周縁角部をそれぞれ斜面に当接させることにより,ウェハWの周縁を保持する構成となっている。
【0032】
保持棒95,96は,開閉機構によって各バランスウェイト110の回動を制御することにより,互いに近接,離隔する構成となっている。基板処理装置1の外部で,図示しないウェハ搬入出機構によってロータ70にウェハWが装入される際,及びロータ70からウェハ搬入出機構によってウェハWを退出させる際には,保持棒95,96を開く。開放状態の保持棒95,96の間は,ウェハWの装入・退出位置となっている。そして,保持空間S3に挿入したウェハWを保持する際には保持棒95,96を閉じ,保持棒95,96をそれぞれウェハWの周縁に当接させる。また,ロックピン122によって保持棒95,96を閉じた状態を維持してロータ70を回転させることができる。
【0033】
図4においてウェハWの中央部下端を支持する保持棒97は,図5に示すように,円盤91,92の間に架設された円筒体128と,円筒体128の保持空間S3側に長手方向に一定間隔で12個設けられた押圧装置130から構成されている。
【0034】
円筒体128の内部には,流体を充填する流体供給空間133が形成されている。図4及び5において円筒体128の上部には,平板部128aが形成されており,平板部128aの長手方向には,押圧装置130を挿入して保持するための押圧装置保持口135が,一定間隔で12個設けられている。円筒体128の両端には,円筒体128を円盤91,92にそれぞれ連結する連結部材136,137がそれぞれ配設されている。連結部材136,137は,保持空間S3側で円筒体128の各端部にそれぞれ嵌合し,保持空間S3の外側の面でナット141,142とそれぞれ螺合している。また,円盤91と連結部材136との間に,流体路保持部材145が配置されている。ナット141,142を締めることにより,円盤91,92の間に円筒体128が固定保持される。
【0035】
また,円筒体128には,流体供給空間133に流体を導入及び導出する流体供給管148が接続されている。流体供給管148は,回転軸57の内部を貫通して,円盤91の中央から円盤91の保持空間S3側の面に沿って,流体路保持部材145に連結するように配置され,さらに,流体路保持部材145,連結部材136の内部を貫通し,流体供給空間133に接続されている。本実施の形態において,流体路は,流体供給空間133と流体供給管148によって構成されている。
【0036】
図3に示すように,流体供給管148には,三方弁151を介して,流体を加圧して流体供給管148に供給する加圧装置152と,流体を流体供給管148から吸引する吸引装置153が接続されている。また,流体供給管148内を通過する流体の圧力,即ち押圧装置130に導入及び導出する流体の圧力を検出する圧力センサー155が,流体供給管148に介設されている。
【0037】
図6に示すように,押圧装置130は,ウェハWの周縁に当接する当接部160と,当接部160をウェハWの周縁に当接する位置と離隔させる位置との間で移動させるシリンダ機構161と,当接部160の移動に伴って弾性変形し,シリンダ機構161をウェハWの周囲の雰囲気から隔離するための変形部としてのダイアフラム162を備える。
【0038】
当接部160には,図6においてウェハWに当接する上面に,凹部160aが形成されており,図7に示すように,円周方向におけるウェハWの周縁2箇所を,それぞれ凹部160aの面の2箇所に接触させて支持するようになっている。
【0039】
シリンダ機構161は,シリンダ165と,シリンダ165内で摺動するピストン166を備えている。図6においてシリンダ165の下端は開口となっており,流体供給空間133内の流体によってピストン166の下面に流体圧を与え,シリンダ165内でピストン166を昇降させる構成となっている。
【0040】
図6においてシリンダ165の下端部の内周面には,ピストン166がシリンダ165の下端部から飛び出すことを防止するCリング168が設けられている。ピストン166の上面にはロッド170が形成されており,ロッド170の上端部は当接部160を支持している。
【0041】
また,図6においてシリンダ165の上端部には,ロッド170を囲繞する円筒部172が形成されている。また,円筒部172の内部には,ばね174がロッド170を囲繞して円筒部172の内部に配置されている。円筒部172の上端部の内周面には,ロッド170を囲繞して環状に凸部172aが形成されており,ばね174の下端と上端は,ピストン166の上面と凸部172aの下面によってそれぞれ支持されている。
【0042】
円筒部172は,固定部材175によって押圧装置保持口135内に支持されている。固定部材175は,押圧装置保持口135の内周面に支持される円筒部177と,円筒部177の上端に形成され,中央にロッド170を通過させるための穴を形成した円盤状のリング部材178から構成されている。円筒部177の外周面には,ねじ部177dが形成されている。また,円筒部177の内周面には,ねじ部177eが形成されている。一方,押圧装置保持口135の内周面には,ねじ部177dと螺合するねじ部135dが形成され,円筒部172の外周面には,ねじ部177eと螺合するねじ部172eが形成されている。
【0043】
円筒部172を押圧装置保持口135に支持する際には,先ず円筒体128本体と分離可能な平板部128aの上面から,ねじ部135dにねじ部177dを螺合させて押圧装置保持口135に固定部材175を固定し,その後,平板部128aの下面からねじ部177eにねじ部172eを螺合させることにより,固定部材175に円筒部172を固定する。こうして押圧装置保持口135に支持された円筒部172を介して,シリンダ165が円筒体128に支持される。
【0044】
なお,固定部材175を押圧装置保持口135に固定した際は,リング部材178の下面が,円筒体128に形成された平板部128aに密着するように配置される。リング部材178の下面と平板部128aとの間には,Oリング178a,178bが二重に配設される。このように,ねじ部135d,177dを螺合させ,Oリング178a,178bを介在させることよって,円筒体128内の流体が固定部材175と円筒体128との間から外側へ流出することを防止することができる。
【0045】
また,ピストン166の下面には,ねじ溝166aが形成されている。前述の当接部160には,ロッド170の上端部を挿入する挿入部160bが設けられており,挿入部160bの内周面には,ねじ部160dが形成されている。一方,ロッド170の上端部外周には,ねじ部170dが形成されている。当接部160をロッド170に固定する際には,ロッド170を円筒部172及びばね174の内部に配置し,ねじ溝166aに治具を嵌合させ,治具によってピストン166及びロッド170を回転させることにより,ねじ部160dにねじ部170dを螺合させる。
【0046】
ダイアフラム162は,当接部160の下端の外周面と,前述のリング部材178の上面周縁との間を連結し,前述のリング部材178の上面を覆う膜状に形成されている。当接部160の下面,ダイアフラム162,リング部材178の上面は,連続した面を構成している。この当接部160の下面,ダイアフラム162,リング部材178の上面によって囲まれた空間は,ダイアフラム202の弾性変形に伴って膨張及び収縮する変形空間S4となっている。なお,当接部160,ダイアフラム162及び固定部材175の材質としては,例えばPTFE(ポリ・テトラ・フルオロ・エチレン)等が用いられる。この場合,当接部160,ダイアフラム162及び固定部材175を一体的に成形することができる。
【0047】
なお,シリンダ165の内周面とピストン166の外周面との間には,流体が変形空間S4に流入することを防止するパッキンリング181が設けられている。パッキンリング181は,ピストン166の外周面に形成された環状の溝182の中に配設されており,シリンダ165の内周面とピストン166の外周面との間をシールする構成となっている。また,パッキンリング181の下面は,下方に向かって広がる逆Y型に形成されており,外側に広がった外周部分181aがシリンダ165の内周面に環状に接触している。図6においてパッキンリング181の下方から上方に向かって流体が流入しようとすると,外周部分181aが流体によって押し広げられ,シリンダ165の内周面に押し当てられるので,ピストン166の下方から上方に向かって流体が流入することを効果的に防止する。従って,流体供給空間133から変形空間S4に流体が流入することを防止できる。
【0048】
以上のように構成された押圧装置130は,前述の流体供給空間133に,加圧装置152によって流体を加圧して供給することにより,当接部160,ロッド170,ピストン166をばね174の弾性力に抗して押し上げる構成となっいる。これにより,当接部160をウェハWの周縁に当接する当接位置に移動させる。このとき,周縁をリング部材178に固定されたダイアフラム162は,弾性変形のない通常状態に戻り,変形空間S4は膨張する。また,当接部160をウェハWの周縁から離隔した離隔位置に移動させるときは,前述の流体供給空間133から,吸引装置153によって流体を吸引することにより,流体圧を減少させ,当接部160,ロッド170,ピストン166をばね174の弾性力によって押し下げる。このとき,ダイアフラム162は,当接部160の下降移動に伴って当接部160の周縁部が下方に引っ張られ,弾性変形して拡張する。また,変形空間S4は収縮する。
【0049】
ところで,当接部160の下面,ダイアフラム162,固定部材175の内面,ピストン166の上面に囲まれた空間(変形空間S4を含む)は,パッキンリング181のシールによって密閉状態となっている。また,当接部160を離隔位置に移動させた状態では,流体供給空間133は雰囲気が吸引されて負圧となっている。ダイアフラム162に亀裂などの破損が生じた場合は,亀裂から変形空間S4に外側の雰囲気が入り込み,さらに,パッキンリング181の上方から下方の流体供給空間133に外側の雰囲気が入り込むため,流体供給空間133の圧力が次第に上昇する。即ち,前述の圧力センサー155が検出する圧力が次第に上昇するので,ダイアフラム162に亀裂などの穴が発生したことを検知することが可能である。
【0050】
また,押圧装置130は,当接部160の凹部160aのピッチが,保持溝95,96のピッチに対して2倍の長さとなるように配置される。即ち,押圧装置130は,ロータ70に保持されるウェハWにつき,円盤91側から数えて偶数番目のウェハWにはそれぞれ対応する押圧装置130を具備しているが,奇数番目のウェハWに対応する押圧装置130は具備していない。一方,回転中心軸ROを中心として保持棒97と対向する位置に設置されている保持棒98は,円盤91側から数えて奇数番目のウェハWにそれぞれ対応する押圧装置130を具備し,偶数番目のウェハWに対応する押圧装置130は具備していない。即ち,25枚のウェハWのうち,偶数番目のウェハWは保持棒97の押圧装置130によって,奇数番目のウェハWは保持棒97の押圧装置130によって,それぞれ周縁に押圧力が与えられるようになっている。
【0051】
保持棒98は,図4において下方に平板部128a’を向けて,円盤91,92の間に架設される円筒体128と,下方に当接部160を向けて,円筒体128の保持空間S3側に長手方向に一定間隔で配置される13個の押圧装置130から構成されている。平板部128a’の長手方向には,押圧装置130を挿入して保持するための押圧装置保持口135が,一定間隔で13個設けられており,前述のように,円盤91側から数えて奇数番目のウェハWにそれぞれ対応する押圧装置130をそれぞれに挿入して保持する構成となっている。なお,保持棒98は,押圧装置保持口135及び押圧装置130の位置を除いて,回転中心軸ROを中心として,保持棒97と対称な構成を有する。流体供給管148は,円盤91の中央から分岐して,保持棒98の流体供給空間133にも連結されている。
【0052】
このように,押圧装置130のピッチを大きくすると,押圧装置130の横方向(水平方向)の幅を大きく形成できる。この場合,ダイアフラム162の面積を大きく形成することにより,ロータ70に対するウェハWの装入及び退出時に,当接部160,ロッド170及びピストン166の縦方向のストロークに対して,ダイアフラム162の単位面積当たりの変形量を小さくすることができる,従って,ダイアフラム162の永久変形や亀裂発生を防止でき,寿命を延ばすことができる。また,ストロークを大きく設定することにより,ウェハWの装入及び退出時に,当接部160とウェハW周縁との間の距離を大きく形成できる。これにより,当接部160とウェハW周縁の接触を防止し,ロータ70に円滑かつ安全にウェハWを装入及び退出させることができる。
【0053】
図4においてウェハWの右側下部,右側上部を保持する保持棒99は,円盤91,92の間にそれぞれ架設されており,保持空間S3側の面に,ウェハWの周縁を保持する保持溝99a,100aをそれぞれ備えている。保持溝99a,100aは,保持棒99,100の長手方向にそれぞれ一定間隔で25個設けられている。保持溝99a,100aが配置されるピッチは同一であり,25枚のウェハWのそれぞれに対応する位置に形成されている。また,保持溝99a,100aは略V字型の断面を有しており,それぞれ略V字型に対向する斜面の間にウェハWの周縁を挿入して,ウェハW両面の周縁角部をそれぞれ斜面に当接させて保持する構成となっている。
【0054】
ロータ70は,当接部160を離隔位置に移動させた場合は,保持溝95a,96a,99a,100aによって,ウェハWの周縁を4箇所で安定的に保持する状態となる。一方,当接部160を当接位置に移動させた場合は,保持溝95a,96a,99a,100a,及び押圧装置130によって,ウェハWの周縁を5箇所で保持する状態となる。このとき,押圧装置130がウェハWの周縁に与える押圧力によって,ウェハWの周縁を保持溝95a,96a,99a,100aにそれぞれ押し付ける。これにより,ロータ70を回転させても,ウェハWの周縁と保持溝95a,96a,99a,100aとの間にずれが生じることを防止できる。
【0055】
なお,押圧装置130がウェハWの周縁に与える押圧力は,加圧装置152又は吸引装置153の制御により,流体供給空間133内の流体がシリンダ機構161に与える流体圧を調節して制御される。ウェハWの周縁と保持溝95a,96a,99a,100aとのずれを防止するためには,ロータ70の回転数が高速であるほど,ウェハWの重量,慣性モーメント,偏心力が大きいほど,又は当接部160の最大静止摩擦係数が小さいほど,それぞれより大きな押圧力を与えるように制御する。
【0056】
また,例えば,加圧装置152によって流体を加圧して供給し,当接部160を当接位置に移動させた後,三方弁151を閉じて流体供給空間133及び流体供給管148内を一定の流体圧とすることによって,ウェハWに一定の押圧力を与えて処理する場合,ダイアフラム162に亀裂が発生して雰囲気が流出すると,ウェハWに与える押圧力が低下してウェハWの周縁と各保持棒95〜100との間にずれが生じる虞があるが,圧力センサー155によって流体供給空間133及び流体供給管148内の流体圧の低下を検出することにより,ダイアフラム162の亀裂発生を早期に検知し,押圧力の低下を防止できる。従って,ウェハWに十分な回転速度が与えられず,処理が不十分となることを防止できる。
【0057】
次に,以上のように構成された基板処理装置1を用いた実施の形態にかかる処理方法について説明する。先ず,基板処理装置1外の図示しない開閉機構によって,ロータ70のロックピン122のロックを解除し,保持棒95,96を開き,図示しないウェハ搬入出機構によって,ロータ70に26枚のウェハWを装入・退出位置から保持棒99,100に向かって装入する。このとき,保持棒97,98の押圧装置130は,当接部160をウェハWの周縁から離隔する離隔位置に待機させており,26枚のウェハWを,当接部160に接触させることなく,ロータ70内へ円滑に装入することができる。こうして,ウェハWの各周縁を保持溝99a,100aにそれぞれ挿入し,その後,保持棒95,96を閉じると,26枚のウェハWの各周縁を,保持溝95a,96aにそれぞれ挿入させる。ウェハ搬入出機構を退出させ,ロックピン122をロックさせると,ウェハWは,保持棒95,96,99,100によって保持される状態となる。この状態において,押圧装置130の当接部160を,シリンダ機構161によってそれぞれ対応するウェハWの周縁に当接させ,押圧力を発生させる。この押圧力により,各保持溝95a,96a,99a,100aに対してウェハWの周縁が押し付けられ,確実に保持された状態となる。
【0058】
続いて,移動支持機構によってロータ回転機構10を基板処理装置1に搬送し,回転中心軸ROを水平方向にし,かつ,円盤92をロータ回転機構入出口17に対向させた状態で支持する。そして,ウェハWを挿入したロータ70を水平方向に前進させ,ロータ回転機構入出口17から二重チャンバー6内へ進入させる。二重チャンバー6は,内側チャンバー6が外側チャンバー5内の処理位置に配置された状態で待機しており,ロータ70は内側チャンバー6内に配置され,蓋体73はロータ回転機構入出口17,47を閉塞する。こうして,密閉状態の処理空間S1が形成される。
【0059】
次に,ロータ70の回転を開始して,静止状態から所定の回転速度に加速する。このようにロータ70を加速する際も,保持棒97,98の押圧装置130が,それぞれ対応するウェハWの周縁に押圧力を与えているので,各保持溝95a,96a,99a,100aに対してウェハWの周縁が押し付けられ,スリップすることを抑制する。このように,ウェハWの周縁と各保持棒95〜100との間にずれが生じないように保持した状態で,ウェハWとロータ70を一体的に回転させることができる。一方,処理液吐出ノズル43から薬液を吐出して,回転する各ウェハWに薬液を吹き付ける。これにより,ウェハWに付着しているパーティクル,有機汚染物等のコンタミネーションを除去する。
【0060】
薬液処理終了後,ウェハWを薬液処理時よりも高速回転させて,ウェハWに付着した薬液を遠心力によって振り切って除去する。ロータ70を薬液処理時よりも高速回転に加速する際,押圧装置130がそれぞれ対応するウェハWの周縁に押圧力を与えているので,ウェハWの周縁と各保持棒95〜100との間にずれが生じないように保持した状態で,ウェハWとロータ70を一体的に回転させることができる。
【0061】
振り切り処理後,内側チャンバー6を外側チャンバー7から退出させ,退避位置に配置し,外側チャンバー7内に密閉状態の処理空間S2を形成する。そして,処理流体吐出ノズル13から純水を吐出して,各ウェハWに純水を吹き付けてリンス処理する。リンス処理時は,振り切り処理時よりもロータ70を低速に回転させる。ロータ70を振り切り処理時の高速回転から低速回転に減速する際も,押圧装置130がそれぞれ対応するウェハWの周縁に押圧力を与えているので,ウェハWの周縁と各保持棒95〜100との間にずれが生じないように保持した状態で,ウェハWとロータ70を一体的に回転させることができる。
【0062】
次に,シリンダ機構161によって当接部160をウェハWの周縁から離隔させ,押圧装置130の押圧を解除し,回転によるウェハWの慣性力によって,ウェハWの周縁と各保持棒95〜100との間にずれを生じさせる。これにより,押圧を解除する前にウェハWの周縁が保持溝95a,96a,99a,100aに挿入されていた保持部分と異なる部分を,新たに保持部分として,保持溝95a,96a,99a,100aに挿入した状態にする。こうして,ウェハWの周縁を,押圧を解除する前のリンス処理時と異なる部分において保持し,再び押圧装置130によってウェハWの周縁に押圧力を与えて,ウェハWの周縁と各保持棒95〜100との間にずれが生じないように保持する。そして,ウェハWとロータ70を一体的に回転させてリンス処理する。これにより,押圧を解除する前の保持部分に純水を供給してリンス処理することができるので,ウェハW全体がむらなくリンス処理される。
【0063】
リンス処理終了後,ウェハWをリンス処理時よりも高速で回転,例えば800rpmで回転させながら,処理流体吐出ノズル13から窒素ガス等の不活性ガスや,揮発性及び親水性の高いIPA蒸気等をウェハWに吹き付けて,乾燥処理を行う。リンス処理から乾燥処理に移行するに際し,ロータ70を低速回転から高速回転に加速する場合も,押圧装置130がウェハWの周縁に押圧力を与えているので,ウェハWの周縁と各保持棒95〜100との間にずれが生じないように保持した状態で回転させることができる。
【0064】
乾燥処理終了後,ロータ70の回転を停止させる。この場合も,押圧装置130がウェハWの周縁に押圧力を与えているので,ウェハWの周縁と各保持棒95〜100との間にずれが生じないように保持した状態で減速して停止させることができる。
【0065】
その後,図示しない移動支持機構によってロータ70を水平方向に後退させ,ロータ回転機構入出口17から二重チャンバー6外へ退出させる。そして,押圧装置130の当接部160を,シリンダ機構161によってそれぞれ対応するウェハWの周縁から離隔させ,押圧装置130の押圧を解除する。さらに,基板処理装置1外の図示しない開閉機構によって,ロータ70のロックピン122のロックを解除し,保持棒95,96を開き,図示しないウェハ搬入出機構によって,26枚のウェハWを装入・退出位置からロータ70外へ退出させる。このとき,保持棒97,98の押圧装置130は,当接部160をウェハWの周縁から離隔する離隔位置に待機させており,26枚のウェハWの各周縁を,当接部160に接触させることなく,ロータ70外へ円滑に退出させることができる。
【0066】
かかる基板処理装置1によれば,当接部160をシリンダ機構161によって当接位置と退避位置に移動させるので,ダイアフラム162に過大な荷重がかかる心配がない。従って,ダイアフラム162の永久変形や亀裂発生を防止でき,寿命を延ばすことができる。
【0067】
また,当接部160,ロッド170及びピストン166の縦方向のストロークに対して,ダイアフラム162の単位面積当たりの変形量を小さくすることにより,さらにダイアフラム162の永久変形や亀裂発生を防止できる。ロータ70にウェハWを装入する際に,当接部160とウェハWの周縁との間の隙間を広く形成し,接触が防止されるので,ロータ70に円滑かつ安全にウェハWを装入及び退出させることができる。
【0068】
以上,本発明の好適な実施の形態の一例を示したが,本発明はここで説明した形態に限定されない。例えば,基板は半導体ウェハに限らず,その他のLCD基板用ガラスやCD基板,プリント基板,セラミック基板などであっても良い。また,本発明は薬液を供給して基板を洗浄する基板処理装置及び基板処理方法に限定されず,その他の種々の処理液などを用いて洗浄以外の他の処理を基板に対して施す基板処理装置及び基板処理方法であっても良い。
【0069】
本実施の形態においては,保持棒95〜100のうち2つの対向する保持棒97,98が,押圧装置130を具備する場合について説明したが,勿論,その他の保持棒に同様に押圧装置130を備えても良い。1枚のウェハWの周縁に対して,2以上の押圧装置130を備えて押圧するようにしても良い。また,保持棒を新たに追加しても良い。
【0070】
図8に示すように,平板部128a,128a’に,押圧装置130と当接部材190を交互に並べて配置し,保持棒97に奇数番目のウェハWの周縁に当接する当接部材190を備え,保持棒98に偶数番目のウェハWの周縁に当接する当接部材190を備える構成としても良い。この場合,保持溝95a,96a,99a,100a,及び押圧装置130,当接部材190によって,ウェハWの周縁を6箇所で更に安定的に保持することができる。
【0071】
ダイアフラム162は,当接部160を当接位置に移動させたときに通常状態に戻り,当接部160を離隔位置に移動させたときに弾性変形することとして説明したが,勿論,当接部160を当接位置に移動させたときに弾性変形して上方に拡張し,当接部160を離隔位置に移動させたときに通常状態に戻ることとしても良い。また,当接部160を当接位置,離隔位置に移動させるとき,いずれも上方,下方に拡張する弾性変形が生じるような構成としても良い。
【0072】
保持棒97,98に,押圧装置130に代えて,図9に示す押圧装置200を備えても良い。この押圧装置200は,ウェハWの周縁に当接する当接部201と,当接部201を支持し,弾性変形するダイアフラム202と,ダイアフラム202の上面を覆うストッパー部材203を備えている。
【0073】
当接部201は円形のダイアフラム202の中央に支持されている。ダイアフラム202は,周縁を支持部材207によって固定支持されている。支持部材207は,押圧装置保持口135に螺合する円柱部211を有し,押圧装置200全体を円筒体128に固定支持する。また,図9において支持部材207の上面は,ダイアフラム202によって覆われており,この上面に凹部212が形成されている。円柱部211の下部は流体供給空間133に突出している。円柱部211の内部を貫通する流体供給路215は,流体供給空間133側と凹部212の中央に開口しており,流体供給空間133内の流体圧を加圧又は減圧することにより,ダイアフラム202と凹部212に囲まれた変形空間S5の圧力が変化し,ダイアフラム202を変形させて膨張又は収縮する。この場合,流体路は,流体供給路215,流体供給空間133,流体供給管148によって構成されている。
【0074】
流体供給空間133内の流体圧を上昇させることにより変形空間S5に対して流体を導入させると,変形空間S5が膨張し,ダイアフラム202が当接部200を押し上げ,当接部200をウェハWの周縁に当接する当接位置に向かって移動させる。流体供給空間133内の流体圧を下降させることにより変形空間S5から流体を導出させると,変形空間S5が収縮し,ダイアフラム202が当接部200を引き下げ,当接部200がウェハWの周縁から離隔する離隔位置に移動する。
【0075】
また,流体供給空間133内の流体圧の上昇により,ダイアフラム202が上昇してストッパー部材203に当接した状態では,それ以上ダイアフラム202が上方に変形することはない。このように,ストッパー部材203によってダイアフラム202の弾性変形を制限することにより,過大な変形による破損を防止できる。ストッパー部材203には,当接部200から外側に放射する状態に,例えば4つの排出溝220が形成されており,ダイアフラム202とストッパー部材203との間の隙間に付着した薬液,純水等の処理液を排出することができる。
【0076】
また,流体供給空間133に接続した流体供給管148には,本実施の形態と同様に加圧装置152と吸引装置153が接続され,圧力センサー155が介設されている。ダイアフラム202に亀裂などの破損が生じた場合は,変形空間S5に外側の雰囲気が入り込み,流体供給空間133の圧力が次第に上昇する。即ち,前述の圧力センサー155が検出する圧力が次第に上昇するので,ダイアフラム202に亀裂などの穴が発生したことを検知することが可能である。
【0077】
ウェハWの周縁と各保持棒95〜100との間にずれを生じさせて,ウェハWの周縁を,押圧を解除する前の処理時と異なる部分において保持する方法は,リンス処理時だけでなく,薬液処理時,乾燥処理時においても行うようにしても良い。
【0078】
【発明の効果】
本発明の基板処理装置及び基板処理方法によれば,押圧装置の変形部に過大な荷重がかかる心配がない。従って,変形部の永久変形や亀裂発生を防止でき,押圧装置の寿命を延ばすことができる。当接部のストロークに対して,変形部の単位面積当たりの変形量を小さくすることにより,さらに変形部の永久変形や亀裂発生を防止できる。ロータに円滑かつ安全に基板を装入及び退出させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】内側チャンバーを外側チャンバーの内部に進入させた状態である基板処理装置の断面図である。
【図2】内側チャンバーを外側チャンバーの外部に退出させた状態である基板処理装置の断面図である。
【図3】ロータの斜視図である。
【図4】図3のロータのI−I線に沿う断面図である。
【図5】押圧装置を備えた保持棒の断面図である。
【図6】押圧装置の断面図である。
【図7】ウェハの周縁に当接部が当接する部分を拡大して示した断面図である。
【図8】別の実施の形態にかかる,押圧装置と当接部材を交互に並べて配置した状態の保持棒を示す平面図(a),断面図(b)である。
【図9】別の実施の形態にかかる押圧装置の平面図(a),断面図(b)である。
【符号の説明】
W ウェハ
S3 保持空間
S4,S5 変形空間
1 基板処理装置
5 外側チャンバー
6 内側チャンバー
8 二重チャンバー
10 ロータ回転機構
70 ロータ
95〜100 保持棒
95a,96a,99a,100a 保持溝
128 円筒体
130 押圧装置
133 流体供給空間
148 流体供給管
155 圧力センサー
160 当接部
161 シリンダ機構
162 ダイアフラム
190 当接部材
200 押圧装置

Claims (13)

  1. ロータに備えた複数の保持部材によって基板の周縁を保持し,前記ロータによって基板を回転させて処理する基板処理装置であって,
    前記保持部材のいずれかに,基板の周縁に押圧力を与える押圧装置を設け,
    前記押圧装置は,基板の周縁に当接する当接部と,前記当接部の移動に伴って弾性変形する変形部とを備え,
    前記ロータに基板を装入させる際,及び,前記ロータから基板を退出させる際,前記当接部は,基板の周縁から離隔する位置に移動させられることを特徴とする,基板処理装置。
  2. ロータに備えた複数の保持部材によって基板の周縁を保持し,前記ロータによって基板を回転させて処理する基板処理装置であって,
    前記保持部材のいずれかに,基板の周縁に押圧力を与える押圧装置を設け,
    前記押圧装置は,基板の周縁に当接する当接部と,前記当接部の移動に伴って弾性変形する変形部とを備え,
    前記ロータは,2以上の基板を互いに平行に並べて保持し,
    前記2以上の基板のそれぞれに対応させて,2以上の押圧装置を設けたことを特徴とする,基板処理装置。
  3. 前記複数の保持部材は,前記2以上の基板のうち偶数番目の基板にそれぞれ対応する押圧装置を備えた保持部材と,奇数番目の基板にそれぞれ対応する押圧装置を備えた保持部材とを備えることを特徴とする,請求項2に記載の基板処理装置。
  4. 前記押圧装置は,前記当接部を基板の周縁に当接する位置と基板の周縁から離隔する位置との間で移動させるシリンダ機構を備え,
    前記変形部は,前記シリンダ機構を前記基板周囲の雰囲気から隔離させることを特徴とする,請求項1〜3のいずれかに記載の基板処理装置。
  5. 前記当接部を基板の周縁から離隔させる位置に向かって弾性力を与える弾性部材を備えることを特徴とする,請求項4に記載の基板処理装置。
  6. 前記シリンダ機構に導入及び導出する流体の圧力を検出する圧力センサーを備えることを特徴とする,請求項4又は5に記載の基板処理装置。
  7. 前記押圧装置は,前記変形部の弾性変形に伴い膨張及び収縮する変形空間を備えることを特徴とする,請求項4,5又は6に記載の基板処理装置。
  8. 前記シリンダ機構に,前記流体が前記変形空間に流入することを抑制するパッキンリングを備えることを特徴とする,請求項7に記載の基板処理装置。
  9. 前記変形部は,前記当接部を支持し,弾性変形して前記当接部を基板の周縁に当接する位置と基板の周縁から離隔する位置との間で移動させ,
    前記押圧装置は,前記変形部を覆い,前記当接部を基板の周縁に向かって移動させる前記変形部の変形を制限するストッパー部材を備えることを特徴とする,請求項1又は2に記載の基板処理装置。
  10. 前記押圧装置は,前記変形部の弾性変形に伴い膨張及び収縮する変形空間と,前記変形空間に対して流体を導入及び導出する流体路を備えることを特徴とする,請求項9に記載の基板処理装置。
  11. 前記変形空間に導入及び導出する流体の圧力を検出する圧力センサーを備えることを特徴とする,請求項10に記載の基板処理装置。
  12. 前記ストッパー部材に,前記変形部と前記ストッパー部材との間に付着する液体を排出する排出溝を設けたことを特徴とする,請求項9,10又は11に記載の基板処理装置。
  13. 前記複数の保持部材は,前記ロータに基板を装入させる際,及び,前記ロータから基板を退出させる際に開かれる保持部材と,固定された保持部材とを備え,
    前記押圧装置は,前記固定された保持部材に設けられていることを特徴とする,請求項1〜12のいずれかに記載の基板処理装置。
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