JP3980197B2 - 車両の運行記録装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の運行状態(走行,休憩,荷待等)を記録する運行記録装置において、特に、運行状態を自動的に記録する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、宅配便等の荷役を行う車両では、車両の運行管理に資することを目的として、走行,休憩,荷待等の運行状態を逐次記録する運行記録装置が知られている(特開平7−121572号公報等参照)。かかる運行記録装置では、走行,休憩,荷待等のイベントが発生する毎に、ドライバがキー操作,データ入力を行なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、イベントが発生する毎にキー操作等を行うことは、運転者にとって非常に煩わしく、「入力忘れ」或いは「入力ミス」等が発生する可能性が大であった。このため、運行記録装置を搭載しているにもかかわらず、運行状態の記録が十分行われず、車両の運行管理に資することが困難であった。
【0004】
そこで、本発明は以上のような従来の問題点に鑑み、車両の運行状態を自動的に記録することで、運転者の労力を低減すると共に、運行管理に十分資することができる運行記録装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このため、請求項1記載の発明は、図1に示すように、運転席の着座状態を検出する着座状態検出手段Aと、エンジンの稼動状態を検出する稼動状態検出手段Bと、車両の停車状態を検出する停車状態検出手段Cと、荷台の扉の開閉状態を検出する開閉状態検出手段Dと、時刻を検出する時刻検出手段Eと、運転者の休憩時間を設定する休憩時間設定手段Fと、前記着座状態検出手段Aにより着座状態が検出され、稼動状態検出手段Bにより稼動状態が検出され、かつ、停車状態検出手段Cにより非停車状態が検出されたときに、車両の運行状態が「走行」であると推測する第1の推測手段Gと、前記着座状態検出手段Aにより着座状態が検出され、稼動状態検出手段Bにより稼動状態が検出され、停車状態検出手段Cにより停車状態が検出されたとき、或いは、着座状態検出手段Aにより着座状態が検出され、稼動状態検出手段Bにより非稼動状態が検出されたとき、或いは、着座状態検出手段Aにより非着座状態が検出され、開閉状態検出手段Dにより閉状態が検出されたときであって、かつ、時刻検出手段Eにより検出された時刻が休憩時間設定手段Fにより設定された休憩時間内であるときに、車両の運行状態が「休憩」であると推測する第2の推測手段Hと、前記着座状態検出手段Aにより着座状態が検出され、稼動状態検出手段Bにより稼動状態が検出され、停車状態検出手段Cにより停車状態が検出されたとき、或いは、着座状態検出手段Aにより着座状態が検出され、稼動状態検出手段Bにより非稼動状態が検出されたとき、或いは、着座状態検出手段Aにより非着座状態が検出され、開閉状態検出手段Dにより閉状態が検出されたときであって、かつ、時刻間検出手段Eにより検出された時刻が休憩時間設定手段Fにより設定された休憩時間外であるときに、車両の運行状態が「荷待」であると推測する第3の推測手段Iと、前記着座状態検出手段Aにより非着座状態が検出され、開閉状態検出手段Dにより開状態が検出されたときに、車両の運行状態が「荷役」であると推測する第4の推測手段Jと、前記第1〜第4の推測手段G〜Jにより推測された運行状態、及び、時刻検出手段Eにより検出された時刻を逐次記録する運行状態記録手段Kと、を含んで車両の運行記録装置を構成したことを特徴とする。
【0006】
かかる構成によれば、着座状態検出手段により検出された着座状態、稼動状態検出手段により検出された稼動状態、停車状態検出手段により検出された停車状態、開閉状態検出手段により検出された開閉状態及び時刻検出手段により検出された時刻、並びに、休憩時間設定手段により設定された休憩時間に基づき、車両の運行状態として「走行」,「休憩」,「荷待」及び「荷役」のいずれかであるかが推測される。そして、推測された運行状態及び検出された時刻は、運行状態記録手段により逐次記録される。
【0007】
即ち、従来のように運行状態を運転者が手動で入力しなくとも、各種の検出手段等による検出結果等に基づいて運行状態が自動的に推測され、推測された運行状態が自動的に記録される。このため、運転者の労力が低減し、また、入力忘れ或いは入力ミス等による運行状態の信頼性低下等が防止される。さらに、運行状態の記録後では、記録された運行状態は、事務所等において運行管理に十分利用できるようになる。
【0009】
このとき、「走行」,「休憩」,「荷待」或いは「荷役」の推測は次のように行われる。
(1)「走行」の推測
運転者が運転席に着座していて、エンジンが稼動状態であり、かつ、車両が走行状態であるとき。即ち、正常な運転状態であるときに、走行中であると推測している。
【0010】
(2) 「休憩」の推測
(a) 運転者が運転席に着座していて、エンジンが稼動状態であり、車両が停車状態であり、かつ、そのときの時刻が所定の休憩時間内であるとき。即ち、炎天下等に車室内で休憩をとるときのように、エンジンを稼動してエアコンディショナを作動したまま休憩をとる場合を想定している。
【0011】
(b) 運転者が運転席に着座していて、エンジンが停止状態であり、かつ、そのときの時刻が所定の休憩時間内であるとき。即ち、春或いは秋のような心地良い気候に車室内で休憩をとるときのように、エアコンディショナを作動させる必要がない場合を想定している。
(c) 運転者が運転席に着座していなくて、荷台の扉が閉じていて、かつ、そのときの時刻が所定の休憩時間内であるとき。即ち、運転者が外で食事をとる場合等を想定している。
【0012】
(3) 「荷待」の推測
(a) 運転者が運転席に着座していて、エンジンが稼動状態であり、車両が停車状態であり、かつ、そのときの時刻が所定の休憩時間外であるとき。即ち、エンジンを稼動した状態で、荷物が届くのを待っている場合を想定している。
(b) 運転者が運転席に着座していて、エンジンが停止状態であり、かつ、そのときの時刻が所定の休憩時間外であるとき。即ち、エンジンを停止した状態で、荷物が届くのを待っている場合を想定している。
【0013】
(c) 運転者が運転席に着座していなくて、荷台の扉が閉じていて、かつ、そのときの時刻が所定の休憩時間外であるとき。即ち、運転者が車両の外で荷物が届くのを待っている場合を想定している。
(4) 「荷役」の推測
運転者が運転席に着座していなくて、かつ、荷台の扉が開いているとき。即ち、運転者自らが荷物の積み下ろし作業を行なっている場合を想定している。
【0014】
従って、種々の状態を想定して運行状態を推測しているので、推測精度が向上する。
請求項2記載の発明は、前記停車状態検出手段は、車速を検出する車速検出手段と、該車速検出手段により検出された車速が0である状態が所定時間継続したときに、車両が停車状態であると判定する停車判定手段と、を含んで構成されたことを特徴とする。
【0015】
かかる構成によれば、車速検出手段により検出された車速が0である状態が所定時間継続したときに、初めて車両が停車状態であると判定される。従って、信号や渋滞等により車両が一時的に停車した場合には、その状態は走行中であると判定されるので、記録される運行状態の精度が向上される。
請求項3記載の発明は、直前の運行状態を保持する運行状態保持手段を備え、前記運行状態記録手段は、運行状態推測手段により推測された運行状態が運行状態保持手段に保持されている運行状態と異なるときのみ、第1〜第4の推測手段により推測された運行状態、及び、時刻検出手段により検出された時刻を逐次記録する構成としたことを特徴とする。
【0016】
かかる構成によれば、推測された運行状態が保持されている運行状態と異なった場合に、運行状態が変化したことが検出される。そして、運行状態が変化したときのみ、変化した運行状態及びそのときの時刻が記録される。従って、記録される情報量が激減し、運行状態記録手段の記憶容量が必要最小限で済むようになる。
【0017】
請求項4記載の発明は、前記第1の推測手段により運行状態が「走行」であると推測されたとき、その累積時間を記録する走行時間累積手段をさらに備えた構成としたことを特徴とする。
かかる構成によれば、各種運行状態に加えて、運行状態が「走行」であるときに累積時間が記録される。従って、運行記録装置の稼働時間に占める走行時間の解析が容易になり、その後の運行管理の効率が向上する。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、添付された図面を参照して本発明を詳述する。
図2は、本発明に係る運行記録装置の一実施形態を示すブロック図である。
運行記録装置10は、運行記録装置ユニット本体20と、電源30と、速度センサ(車速検出手段)31と、イグニッションスイッチ(稼動状態検出手段)32と、開閉スイッチ(開閉状態検出手段)33と、着座スイッチ(着座状態検出手段)34と、入力部35と、表示部36と、メモリカード(休憩時間設定手段,運行状態記録手段)37と、を含んで構成される。
【0019】
運行記録装置ユニット本体20は、中央処理装置(CPU)21と、ROM(Read Only Memory)22と、RAM(Random Access Memory;運行状態保持手段)23と、速度センサ31等との間の入出力を行うインタフェース24,25と、CPU21,ROM22,RAM23及びインタフェース24,25間を接続する内部バス26と、を含んで構成される。また、CPU21には、現在の時刻を検出する時刻検出機構(時刻検出手段)が内蔵される。
【0020】
なお、CPU21は、ROM22に記憶されたプログラムによって、停車状態検出手段,運行状態推測手段,第1〜第4の推測手段,停車判定手段及び走行時間累積手段をソフトウエア的に実現する。
電源30は、運行記録装置ユニット本体20に作動電圧を供給し、具体的には、運行記録装置ユニット本体20のCPU21,ROM22,RAM23及びインタフェース24,25に作動電圧を供給する。速度センサ31は、車速vを検出する。イグニッションスイッチ32は、エンジンの始動及び停止を行い、エンジンの稼動中に「ON」、エンジン停止時に「OFF」信号を出力する。開閉スイッチ33は、荷台の扉の開閉状態を検出し、扉が開状態のときに「ON」、扉が閉状態のときに「OFF」信号を出力する。着座スイッチ34は、運転席に設けられ、運転手が着座しているときに「ON」、運転手が着座していないときに「OFF」信号を出力する。
【0021】
入力部35には、少なくとも、運行記録装置10の開始ボタン及び終了ボタンを含む各種の操作スイッチ等が設けられる。なお、入力部35には、手動で運行状態を入力できるように、自動及び手動の切替スイッチと、各種運行状態を入力する入力ボタン等を設けてもよい。表示部36は、例えば、CRT或いはLCD等から構成され、CPU21の時刻検出機構により検出された現在の時刻、及び、入力された運行状態の内容等が表示される。メモリカード37は、運行記録装置ユニット本体20から着脱自由な記憶媒体を内蔵したカードであり、その記憶媒体に運転者の休憩時間(例えば、午後0時〜午後1時等)が設定される。運転者の休憩時間は、事務所等に設置した別の装置により設定されるが、運行記録装置10の入力部35から直接入力可能な構成としてもよい。なお、メモリカード37の代わりに、各種の記憶媒体を使用してもよいことは言うまでもない。
【0022】
図3〜図5は、運行記録装置10の制御内容を示すフローチャートである。
ステップ1(図では「S1」と略記する。以下同様)では、入力部35に設けられた開始ボタンがON、即ち、運行記録装置10の作動開始指示が行われているか否かを判定する。そして、開始ボタンがONであればステップ2へと進み(Yes)、開始ボタンがOFFであれば制御を終了する(No)。
【0023】
ステップ2では、各種の初期化を行う。具体的には、少なくとも、現在の運行状態を保持するフラグFLG(運行状態保持手段)の初期化、及び、累積走行時間の初期化(リセット)を行う。なお、フラグFLGは、運行記録装置ユニット本体20のRAM23上に記憶され、また、累積走行時間は、メモリカード37に記憶される。
【0024】
ステップ3では、着座スイッチ34がON、即ち、運転者が運転席に着座しているか否かを判定する。そして、着座スイッチ34がONであればステップ4へと進み(Yes)、着座スイッチ34がOFFであればステップ12へと進む(No)。
ステップ4では、イグニッションスイッチ32がON、即ち、エンジンが稼動しているか否かを判定する。そして、イグニッションスイッチ32がONであればステップ5へと進み(Yes)、イグニッションスイッチ32がOFFであればステップ23へと進む(No)。
【0025】
ステップ5では、速度センサ31から読み込んだ車速vが0、即ち、車両が停車しているか否かを判定する。そして、v=0であればステップ6へと進み(Yes)、v≠0であればステップ7へと進む(N0)。
ステップ6では、ステップ5においてv=0となってから所定時間(例えば、1分)経過したか否かを判定する。そして、所定時間経過していればステップ23へと進み(Yes)、所定時間経過していなければステップ7へと進む(No)。即ち、v=0となったとたん、車両が停車状態になったと検出するのではなく、かかる状態が所定時間継続したら停車状態になったと検出する。その理由は、赤信号や渋滞等で車両が一時的に停車しても、その状態を停車とせず走行中であると検出することで、運行状態の推定精度を向上するためである。なお、ステップ6の処理が、停車判定手段に相当し、ステップ5及びステップ6の処理により、停車状態検出手段が構成される。
【0026】
ステップ7では、フラグFLGが「走行」であるか否かを判定する。そして、フラグFLGが「走行」であればステップ8へと進み(Yes)、フラグFLGが「走行」でなければステップ9へと進む(No)。
ステップ8では、累積走行時間を更新する。即ち、走行状態が継続しているので、累積走行時間を加算し、その結果をもって更新する。なお、ステップ8の処理が、走行時間累積手段に相当する。
【0027】
ステップ9では、直前の運行状態と現在の運行状態とが異なったので、運行状態が「走行」に変化したと判断し、メモリカード37に、「走行」及びCPU21の時刻検出機能から検出した時刻を記憶する。なお、ステップ9の処理が、運行状態記録手段の一部に相当する。
ステップ10では、フラグFLGを「走行」に設定する。
【0028】
ステップ11では、入力部35に設けられた終了ボタンがON、即ち、運行記録装置10の作動終了指示が行われているか否かを判定する。そして、終了ボタンがONであれば制御を終了し(Yes)、終了ボタンがOFFであればステップ3へと戻る(No)。
ステップ12〜ステップ22では、着座スイッチ34がOFFのときの処理が行われる。その内容を詳述すると、次のようになる。
【0029】
ステップ12では、荷台に設けた開閉スイッチ33がON、即ち、扉が開状態であるか否かを判定する。そして、開閉スイッチ33がONであればステップ20へと進み(Yes)、開閉スイッチ33がOFFであればステップ13へと進む(No)。
ステップ13では、CPU21の時刻検出機構により検出した時刻がメモリカード37に設定された休憩時間内であるか否かを判定する。そして、時刻が休憩時間内であればステップ14へと進み(Yes)、時刻が休憩時間外であればステップ17へと進む(No)。
【0030】
ステップ14では、フラグFLGが「休憩」であるか否かを判定する。そして、フラグFLGが「休憩」であればステップ11へと進み(Yes)、フラグFLGが「休憩」でなければステップ15へと進む(No)。
ステップ15では、直前の運行状態と現在の運行状態とが異なったので、運行状態が「休憩」に変化したと判断し、メモリカード37に、「休憩」及びCPU21の時刻検出機能により検出した時刻を記憶する。なお、ステップ15の処理が、運行状態記録手段の一部に相当する。
【0031】
ステップ16では、フラグFLGを「休憩」に設定する。
ステップ17では、フラグFLGが「荷待」であるか否かを判定する。そして、フラグFLGが「荷待」であればステップ11へと進み(Yes)、フラグFLGが「荷待」でなければステップ18へと進む(No)。
ステップ18では、直前の運行状態と現在の運行状態とが異なったので、運行状態が「荷待」に変化したと判断し、メモリカード37に、「荷待」及びCPU21の時刻検出機能により検出した時刻を記憶する。なお、ステップ18の処理が、運行状態記録手段の一部に相当する。
【0032】
ステップ19では、フラグFLGを「荷待」に設定する。
ステップ20では、フラグFLGが「荷役」であるか否かを判定する。そして、フラグFLGが「荷役」であればステップ11へと進み(Yes)、フラグFLGが「荷役」でなければステップ21へと進む(No)。
ステップ21では、直前の運行状態と現在の運行状態とが異なったので、運行状態が「荷役」に変化したと判断し、メモリカード37に、「荷役」及びCPU21の時刻検出機能により検出した時刻を記憶する。なお、ステップ21の処理が、運行状態記録手段の一部に相当する。
【0033】
ステップ22では、フラグFLGを「荷待」に設定する。
ステップ23〜ステップ29では、着座スイッチ34がONかつイグニッションスイッチ32がOFFのとき、或いは、着座スイッチ34がON、イグニッションスイッチ32がONかつ車両が停車状態のときの処理が行われる。その内容を詳述すると、次のようになる。
【0034】
ステップ23では、CPU21の時刻検出機構により検出した時刻がメモリカード37に設定された休憩時間内であるか否かを判定する。そして、時刻が休憩時間内であればステップ24へと進み(Yes)、時刻が休憩時間外であればステップ27へと進む(No)。
ステップ24では、フラグFLGが「休憩」であるか否かを判定する。そして、フラグFLGが「休憩」であればステップ11へと進み(Yes)、フラグFLGが「休憩」でなければステップ25へと進む(No)。
【0035】
ステップ25では、直前の運行状態と現在の運行状態とが異なったので、運行状態が「休憩」に変化したと判断し、メモリカード37に、「休憩」及びCPU21の時刻検出機能により検出した時刻を記憶する。なお、ステップ25の処理が、運行状態記録手段の一部に相当する。
ステップ26では、フラグFLGを「休憩」に設定する。
【0036】
ステップ27では、フラグFLGが「荷待」であるか否かを判定する。そして、フラグFLGが「荷待」であればステップ11へと進み(Yes)、フラグFLGが「荷待」でなければステップ28へと進む(No)。
ステップ28では、直前の運行状態と現在の運行状態とが異なったので、運行状態が「荷待」に変化したと判断し、メモリカード37に、「荷待」及びCPU21の時刻検出機能により検出した時刻を記憶する。なお、ステップ28の処理が、運行状態記録手段の一部に相当する。
【0037】
ステップ29では、フラグFLGを「荷待」に設定する。
なお、ステップ2〜ステップ6,ステップ12,ステップ13及びステップ23の処理が、運行状態推測手段に相当する。
以上説明した処理によれば、各種のセンサ,スイッチ等からの信号に基づいて運行状態が自動的に推測され、推測された運行状態が自動的に記録される。このため、運転者の労力が低減し、また、入力忘れ或いは入力ミス等による運行状態の信頼性低下を防止することができる。さらに、運行状態の記録後では、記録された運行状態は、事務所等において運行管理に十分利用可能となる。
【0038】
また、運行状態の「走行」,「休憩」,「荷待」或いは「荷役」は、図6のように推測される。
即ち、着座スイッチ34がON、イグニッションスイッチ32がONかつ車速vが0でないとき(状態▲1▼)には、運行状態は「走行」であると推測される(第1の推測手段)。このとき、車速vが0であっても、その状態が所定時間継続していなければ、赤信号等により一時的に停車したものと判断し、そのときの運行状態は「走行」であると推定する。従って、運行状態の推測精度を向上することができる。また、運行状態が変化したときのみ、その運行状態及び時刻を記録するようにしたので、運行状態が必要最小限となり、必要な記憶容量を激減することができる。さらに、「走行」状態が継続しているときには、走行時間の累積時間も記録するようにしたので、運行記録装置10の作動時間に占める走行時間の割合が容易に把握でき、運行管理の効率を向上することができる。
【0039】
着座スイッチ34がON、イグニッションスイッチ32がON、車速vが0、或いは、着座スイッチ34がON、イグニッションスイッチ32がOFF、或いは、着座スイッチ34がOFF、開閉スイッチ33がOFFであって、かつ、時刻が休憩時間内であれば(状態▲2▼,▲4▼,▲7▼)、運行状態は「休憩」であると推測される(第2の推測手段)。
【0040】
着座スイッチ34がON、イグニッションスイッチ32がON、車速vが0、或いは、着座スイッチ34がON、イグニッションスイッチ32がOFF、或いは、着座スイッチ34がOFF、開閉スイッチ33がOFFであって、かつ、時刻が休憩時間外であれば(状態▲3▼,▲5▼,▲8▼)、運行状態は「荷待」であると推測される(第3の推測手段)。
【0041】
着座スイッチ34がOFFかつ開閉スイッチ33がONであれば(状態▲6▼)、運行状態は「荷役」であると推測される(第4の推測手段)。
従って、種々の状態を想定して運行状態を推測しているので、推測精度を向上することができる。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、運転者の労力を低減することができ、また、入力忘れ或いは入力ミス等による運行状態の信頼性低下等を防止することができる。さらに、運行状態の記録後では、記録された運行状態は、事務所等において運行管理に十分利用できるようになる。
【0043】
このとき、種々の状態を想定して運行状態を推測しているので、推測精度を向上することができる。
請求項2記載の発明によれば、信号や渋滞等により車両が短時間停車した場合には、その状態は走行中であると判定されるので、記録される運行状態の精度を向上することができる。
【0044】
請求項3記載の発明によれば、記録される情報量が激減し、記憶容量が必要最小限で済むようになるので、運行記録装置のコスト上昇を極力抑制することができる。
請求項4記載の発明によれば、運行記録装置の稼働時間に占める走行時間の解析が容易になり、その後の運行管理の効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のクレーム対応図
【図2】 本発明に係る運行記録装置のブロック図
【図3】 同上の制御内容を示すフローチャート
【図4】 同上の制御内容を示すフローチャート
【図5】 同上の制御内容を示すフローチャート
【図6】 同上の運行状態推測の説明図
【符号の説明】
10 運行記録装置
20 運行記録装置ユニット本体
21 CPU
22 ROM
23 RAM
31 速度センサ
32 イグニッションスイッチ
33 開閉スイッチ
34 着座スイッチ
37 メモリカード

Claims (4)

  1. 運転席の着座状態を検出する着座状態検出手段と、
    エンジンの稼動状態を検出する稼動状態検出手段と、
    車両の停車状態を検出する停車状態検出手段と、
    荷台の扉の開閉状態を検出する開閉状態検出手段と、
    時刻を検出する時刻検出手段と、
    運転者の休憩時間を設定する休憩時間設定手段と、
    前記着座状態検出手段により着座状態が検出され、稼動状態検出手段により稼動状態が検出され、かつ、停車状態検出手段により非停車状態が検出されたときに、車両の運行状態が「走行」であると推測する第1の推測手段と、
    前記着座状態検出手段により着座状態が検出され、稼動状態検出手段により稼動状態が検出され、停車状態検出手段により停車状態が検出されたとき、或いは、着座状態検出手段により着座状態が検出され、稼動状態検出手段により非稼動状態が検出されたとき、或いは、着座状態検出手段により非着座状態が検出され、開閉状態検出手段により閉状態が検出されたときであって、かつ、時刻検出手段により検出された時刻が休憩時間設定手段により設定された休憩時間内であるときに、車両の運行状態が「休憩」であると推測する第2の推測手段と、
    前記着座状態検出手段により着座状態が検出され、稼動状態検出手段により稼動状態が検出され、停車状態検出手段により停車状態が検出されたとき、或いは、着座状態検出手段により着座状態が検出され、稼動状態検出手段により非稼動状態が検出されたとき、或いは、着座状態検出手段により非着座状態が検出され、開閉状態検出手段により閉状態が検出されたときであって、かつ、時刻間検出手段により検出された時刻が休憩時間設定手段により設定された休憩時間外であるときに、車両の運行状態が「荷待」であると推測する第3の推測手段と、
    前記着座状態検出手段により非着座状態が検出され、開閉状態検出手段により開状態が検出されたときに、車両の運行状態が「荷役」であると推測する第4の推測手段と、
    前記第1〜第4の推測手段により推測された運行状態、及び、時刻検出手段により検出された時刻を逐次記録する運行状態記録手段と、
    を含んで構成されることを特徴とする車両の運行記録装置。
  2. 前記停車状態検出手段は、
    車速を検出する車速検出手段と、
    該車速検出手段により検出された車速が0である状態が所定時間継続したときに、車両が停車状態であると判定する停車判定手段と、
    を含んだ構成である請求項1記載の車両の運行記録装置。
  3. 直前の運行状態を保持する運行状態保持手段を備え、
    前記運行状態記録手段は、運行状態推測手段により推測された運行状態が運行状態保持手段に保持されている運行状態と異なるときのみ、第1〜第4の推測手段により推測された運行状態、及び、時刻検出手段により検出された時刻を逐次記録する構成である請求項1又は請求項2記載の車両の運行記録装置。
  4. 前記第1の推測手段により運行状態が「走行」であると推測されたとき、その累積時間を記録する走行時間累積手段を備えた構成である請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の車両の運行記録装置。
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