JP3977360B2 - 電子写真画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真画像形成装置に関するものである。
従来、電子写真画像形成プロセスを用いて記録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置においては、電子写真感光体及び前記電子写真感光体に作用するプロセス手段を一体的にカートリッジ化して、このカートリッジを画像形成装置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されている。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置のメンテナンスをサービスマンによらずにユーザ自身で行うことができるので、格段に操作性を向上させることができた。そこでこのプロセスカートリッジ方式は、電子写真画像形成装置において広く用いられている。
また、現像ローラと前記現像ローラによって電子写真感光体ドラムに形成された静電潜像を現像するための現像剤を収納する現像剤収納部を一体的にカートリッジ化する。そして、このカートリッジを電子写真画像形成装置本体に着脱可能とした現像カートリッジ方式が採用されている。
このようなプロセスカートリッジ、及び、現像カートリッジでは、前記現像剤収納部に設けられた現像剤供給開口を封止部材によって封止している。そして、これらを使用開始前には、前記現像剤が前記現像ローラへ供給されないようにしている。そして、これらを使用する際に、前記封止部材を取り除いて前記供給開口を開封する。これによって、前記現像剤収納部内の現像剤が前記現像ローラへ供給される。
ここで従来、画像形成装置本体に設けられたモータからの駆動力によって、前記供給開口から前記封止部材を自動的に取り除く。そして前記供給開口を自動開封することが知られている(特許文献1)。
特開平9−114352号公報
前記従来技術は、単色(モノクロ)の画像形成装置には最適な構成である。しかしながら、カートリッジを装着する装着部を複数有するカラー画像形成装置においては、装置が大型化してしまうという課題があった。
本発明の目的は、複数個のカートリッジ(現像カートリッジ、及び、プロセスカートリッジ)が装着されるカラー電子写真画像形成装置において、各カートリッジの有する封止部材を自動的に現像剤供給開口から除去することのできるカラー電子写真画像形成装置を提供することである。
本発明の他の目的は、複数個のカートリッジ(現像カートリッジ、及び、プロセスカートリッジ)が装着されるカラー電子写真画像形成装置において、各カートリッジを使用する前に、操作者が封止部材を取り除く手間をかけることの無いカラー電子写真画像形成装置を提供することである。
本発明の他の目的は、複数個のカートリッジ(現像カートリッジ、及び、プロセスカートリッジ)を装着されるカラー電子写真画像形成装置において、各カートリッジの有する封止部材を自動的に現像剤供給開口から除去することができるにもかかわらず、装置が大型化するのを抑制したカラー電子写真画像形成装置を提供することである。
本発明の他の目的は、カートリッジ(現像カートリッジ、及び、プロセスカートリッジ)を装着する為の装着部を複数箇所有するカラー電子写真画像形成装置において、単一のモーターの駆動力でもって、各カートリッジの有する封止部材を自動的に現像剤供給開口から除去することができるカラー電子写真画像形成装置を提供することである。
本発明の他の目的は、複数個のカートリッジ(現像カートリッジ、及び、プロセスカートリッジ)を装着されるカラー電子写真画像形成装置において、封止部材を開封するに際して、駆動力伝達手段が各カートリッジが有する開封手段に選択的に駆動力を伝達することができるカラー電子写真画像形成装置を提供することである。
上記課題を解決するための本発明における代表的な手段は、複数個のプロセスカートリッジを着脱可能であって、記録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置において、(a)電子写真感光体ドラムと、前記電子写真感光体ドラムに形成された静電潜像を現像するための現像ローラと、前記現像ローラによって前記静電潜像の現像に用いられる現像剤を収納するための現像剤収納部と、前記現像剤収納部に収納された現像剤を前記現像ローラへ供給するための現像剤供給開口と、前記現像剤供給開口を開封可能に封止する封止部材と、前記現像剤供給開口から前記封止部材を除去して、前記現像剤供給開口を開封する開封手段と、を有する複数個のプロセスカートリッジであって、装着部に取り外し可能に装着されたプロセスカートリッジと、(b)単一のモーターと、(c)前記モーターからの駆動力が伝達されて軸を中心に回転する円盤と、前記円盤上に自転可能に設けられ、前記円盤の回転により前記軸を中心に公転するものであり、前記モーターからの駆動力を前記各開封手段に個別に伝達するための遊星ギアと、前記軸を中心に回転し前記モーターからの駆動力を前記遊星ギアに伝達する段ギアと、前記円盤と前記段ギアの間に設けられ、前記段ギアとの間の摩擦力により前記円盤に前記駆動力を伝達するフェルトと、前記円盤に設けられ、前記遊星ギアが前記各開封手段に前記駆動力を伝達する各位置に設けられた複数の突起と、前記各位置に対応する前記突起のいずれかと引っかかり、前記摩擦力に抗して前記円盤の回転を停止させるトリガーと、を有し、前記装着部に装着された各プロセスカートリッジの有する前記現像剤供給開口を順次個別に開封するために、前記開封手段に前記モーターからの駆動力を順次個別に伝達する駆動力伝達手段と、を有することを特徴とする。
本発明は、単一のモーターからの駆動力を、駆動力伝達手段が各カートリッジが有する開封手段に順次個別に伝達することができる。従って、単一のモーターで各カートリッジの封止部材を順次個別に除去することが可能である。
〔第1参考例〕
次に第1参考例に係るカラー電子写真画像形成装置について、図面を参照して説明する。なお、ここでは4個のプロセスカートリッジを装填してカラー画像を形成するカラー電子写真画像形成装置を例示する。
[カラー電子画像形成装置の全体構成]
まず、画像形成装置の全体構成について概略説明する。図1は第1参考例に係るカラーレーザープリンタの断面図である。
図1に示すように、電子写真画像形成装置100は、イエロー色(Y)、マゼンタ色(M)、シアン色(C)、ブラック色(K)各色ごとに一定速度で回転するドラム形状の電子写真感光体ドラム(以下「感光体ドラム」と称す)を有する4個の画像形成部と、該画像形成部へ記録媒体を搬送する搬送手段とを有する。
画像形成装置100は、垂直方向に並設された4個の感光体ドラム1(1a,1b,1c,1d)を備えている。この感光体ドラム1は、駆動手段(不図示)によって、同図中、反時計回りに回転駆動される。感光体ドラム1の周囲には、その回転方向に従って順に、プロセス手段の一つであり、感光体ドラム1の表面を均一に帯電する帯電手段2(2a,2b,2c,2d)、画像情報に基づいてレーザービームを照射し感光体ドラム1上の静電潜像を形成するスキャナユニット3(3a,3b,3c,3d)、プロセス手段の一つであり、静電潜像に現像剤を付着させて前記潜像を現像する現像手段を有する現像ユニット4(4a,4b,4c,4d)、感光体ドラム1に形成された現像剤像を転写ベルト11によって、搬送される記録媒体Sに転写させる静電転写装置5、転写後の感光体ドラム1表面に残った転写残現像剤を除去するクリーニング手段6(6a,6b,6c,6d)等が配設されている。
図1に示すように、画像形成装置100は、すべての感光体ドラム1に対向し、接するように循環移動する転写ベルト11が配設される。この転写ベルト11は、垂直方向に4軸でローラ13,14a,14b,15に支持されている。そして、転写ベルト11は、図1中左側の外周面に記録媒体Sを静電吸着して上記感光体ドラム1に記録媒体Sを接触させるべく循環移動する。これにより、転写ベルト11により記録媒体Sは転写位置まで搬送される。そして記録媒体Sは、転写位置で感光体ドラム1上の現像剤像を転写される。
前記転写ベルト11の内側に当接し、4個の感光体ドラム1に対向した位置に転写ローラ12(12a,12b,12c,12d)が並設される。これら転写ローラ12から正極性の電荷が転写ベルト11を介して記録媒体Sに印加される。そして、この電荷による電界により、感光体ドラム1に接触中の記録媒体Sに、感光体ドラム1上の負極性の現像剤像が転写される。
給送部16は、画像形成部に記録媒体Sを搬送するものである。複数枚の記録媒体Sがカセット17に収納されている。画像形成時には給送ローラ18(半月ローラ)、レジストローラ対19が画像形成動作に応じて駆動回転する。そして、カセット17内の記録媒体Sを1枚毎分離給送する。そして、記録媒体S先端はレジストローラ対19に突き当たり一旦停止する。そして、転写ベルト11の回転と画像形成開始位置との同期をとっている。その後、記録媒体Sはレジストローラ対19によって転写ベルト11へと給送される。
定着部20は、記録媒体Sに転写された複数色の現像剤画像を定着させるものである。感光体ドラム1上の現像剤像を転写された記録媒体Sは定着部20を通過する際に熱及び圧力を与えられる。これによって複数色の現像剤像が記録媒体S表面に定着される。そして、定着部20で現像剤像が定着された記録媒体Sは排出ローラ対23によって、排出部24から装置本体外に排出される。
[プロセスカートリッジの全体構成]
次にプロセスカートリッジについて図2及び図3により詳細に説明する。図2は現像剤を収納したプロセスカートリッジ7の主断面および斜視図を示している。また、図3はプロセスカートリッジの分解斜視図である。なお、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各プロセスカートリッジ7a,7b,7c,7dは同一構成である。
感光体ドラム1と帯電手段2、現像手段を有する現像ユニット4、クリーニング手段6は一体的にカートリッジ化されプロセスカートリッジ7(7a,7b,7c,7d)を構成している。
プロセスカートリッジ7は、感光体ドラム1と、帯電手段2およびクリーニング手段6を備えた感光体ドラムユニット50、および感光体ドラム1に形成された静電潜像を現像する現像手段を有する現像ユニット4とを有する。
ドラムユニット50は、感光体ドラム1が軸受31を介してクリーニング枠体51に回転自在に取り付けてられている。感光体ドラム1の周上には、感光体ドラム1の表面を一様に帯電させるための一次帯電手段2、および感光体ドラム1上に残った現像剤を除去するためのクリーニングブレード60が配置され、さらにブレード60によって感光体ドラム1表面から除去された残留現像剤は、現像剤送り機構52によってクリーニング枠体後方に設けられた現像剤室51aに順次送られる。
感光体ドラム1は、アルミシリンダの外周面に有機光導伝体層(OPC感光体)を塗布して構成したものである。感光体ドラム1は、その両端部を支持部材によって回転自在に支持されている。そして、一方の端部に駆動モータ(不図示)からの駆動力が伝達される。これにより、感光体ドラム1は図2の反時計回りに回転駆動する。
帯電手段2としては、図2に示すような接触帯電方式のものを使用している。この帯電手段2は、ローラ状に形成された導電性ローラ2rである。この帯電ローラ2rを感光体ドラム1の表面に当接させるとともに、この帯電ローラ2rに装置本体100aから帯電バイアス電圧を印加する。これにより、帯電ローラ2rによって感光体ドラム1表面を一様に帯電させるものである。
現像ユニット4は、感光体ドラム1と接触して矢印Y方向に回転する現像ローラ40、および現像剤が収納された現像剤収納部としての現像剤容器41と現像枠体45とを有する。現像ローラ40は軸受部材47,48を介して回転自在に現像枠体45に支持されている。また現像ローラ40の周上には、現像ローラ40と接触して矢印Z方向に回転する現像剤供給ローラ43と現像ブレード44がそれぞれ配置されている。さらに現像剤容器41内には収納された現像剤を撹拌するとともに現像剤供給ローラ43に搬送するための現像剤搬送機構42が設けられている。
上記現像ローラ40は、感光体ドラム1と接触した状態で装置本体100aから現像バイアスを印加される。これにより、現像ローラ40は静電潜像を現像する。また、現像ブレード44は、現像ローラ40上の現像剤の量を規制するものである。
ここで、感光体ドラム1と現像ローラ40が接触して現像を行なう接触現像方式においては、感光体ドラム1は剛体とし、現像ローラ40は弾性体を有するローラとすることが好ましい。この弾性体としては、ソリッドゴム単層や現像剤への帯電付与性を考慮してソリッドゴム層上に樹脂コーティングを施したもの等が用いられる。
また、前述したように、カートリッジ7は、感光体ドラム1と、帯電手段およびクリーニング手段を備えた感光体ドラムユニット50、および感光体ドラム1上の静電潜像を現像する現像手段を有する現像ユニット4に分かれている。そして図2および図3に示すように、現像ユニット4は、その両端に取り付けられた軸受部材47,48にそれぞれ設けられた支持軸47d,48dを中心に、支持軸49によって感光体ドラムユニット50に対して揺動自在に支持された構造となっている。ここで、前述したように、接触現像方式では、現像時に現像ローラ40と感光体ドラム1とが接触している必要がある。そこで、現像ユニット4には、現像ローラ40と感光体ドラム1とが互いに接触するように支持軸49を中心とした回転モーメントを発生させるための加圧バネ53による付勢力が作用している。
また、図3および図4に示すように、現像ユニット4の軸受部材48の外側にはサイドカバー72が設けられている。感光体ドラムユニット50の側面と現像ユニット4のサイドカバー72によりカートリッジ7の側面が構成される。
[プロセスカートリッジの装着部の構成]
装置本体には前述した複数のカートリッジ7を取り外し可能に装着する複数装着部が設けられている。次にカートリッジ7の装置本体100aへの装着構成について説明する。ここで長手方向とは感光体ドラム1の軸方向を指し、断面方向とは感光体ドラムの回転軸に直交する方向を指している。
図4に示すように、カートリッジ7の装置本体100aへの装着は、矢印方向から装置本体に設けられたカートリッジガイド25に沿ってカートリッジ7を本体内部へ挿入する。そして、その後、ガイド溝34に感光体ドラム1を支持する軸受31を挿入する。そして図5に示すように、軸受31がガイド溝34の突き当て面37,38に押しつけられる。これによって装置本体100aに対するカートリッジ7の位置が決まる。一方、カートリッジ7の長手方向はガイド部材25によってカートリッジ7の側面でラフガイドされる。その後、装置本体100aの側面からの押圧手段(不図示)によりドラムユニット50の側面の位置決め部が装置本体100aの所定の位置に押圧される。これによってカートリッジ7の長手方向の位置決めが完了する。
装置本体100a内でのカートリッジ7の断面方向の保持は、図6に示すように構成されている。左右側板32には軸39が加締められている。そして、軸39にはねじりコイルバネ30が支持されている。また、バネ30の端部30aが左右側板32の穴32aにはまり込み固定されている。カートリッジ7がない状態においては、バネ30は左右側板32からの曲げ起こし32bにより回転方向に規制されている。そしてカートリッジ7が挿入されると、コイルバネ30は反時計回り方向にその力に反しながら回転する。そして、バネ30が軸受31を乗り越えたとき、図6に示すように位置する。そして、バネ30は矢印方向に約1kgfの力でカートリッジ7の側面を押圧し、カートリッジ7の長手方向を装置本体100aに位置決めする。
[現像剤シール開封手段]
カートリッジ7は現像剤容器41に収納された現像剤が物流時等に漏れないように現像剤供給口を封止部材である現像剤シール46により塞いでいる。このシール46はカートリッジ7の使用開始時に除去されるが、このカートリッジ7は以下に説明する開封手段によって自動的に巻き取り除去可能に構成されている。
図7は現像剤容器41と現像枠体45を示した図である。図7に示すように、現像剤容器41と現像枠体45との接合部には、現像剤容器41から現像枠体45へ現像剤を送り出す現像剤供給開口である開口部41aが設けられている。この開口部41aの周囲には後述する封止部材としてのシール46の溶着面41bが設けられている。
図8は現像枠体45と、現像剤容器41の開口部41aにシール46が取り付けられた図である。ここでシール46はシート状に形成されており、図7における現像剤容器41の開口部41aを塞ぐように、溶着面41bに溶着や接着等の手段により貼り付けられることで開口部41aを封止している。
また、このシール46は、開口部41aの長手方向の一端46aで折り返されて開封手段を構成する巻き取り軸54に取り付けてある。シール46の先端には図示しない穴が開いており、その穴を巻き取り軸54の爪に引っかけることでシール46と巻き取り軸54との固定を行っている。このシール46は、端部を矢印X1方向へ引っ張ることで、現像剤容器41の開口部41aから開封、または、剥離される。シール46の開封、または、剥離は、巻き取り軸54が矢印X2方向に回転することによって行われる。巻き取り軸54は画像形成装置本体に設けられた駆動源からの駆動が伝達されることで回転する。
[報知手段と報知情報処理手段]
カートリッジ7にはシール46によって開口部41aが密封されているか、あるいは開封されているかを装置本体へ報知する報知手段が設けられている。ここでは報知手段としてメモリユニットがカートリッジ7に搭載され、画像形成装置本体には報知情報処理手段としてメモリ制御回路が搭載されている。
メモリユニットは内部に不揮発性の記憶素子を内蔵しており、画像形成装置間とのデータ通信を行うことで、データの書き込み、および、データの読み出しを行うことができる。
データ通信はメモリユニット内に設けられたアンテナと、画像形成装置本体に設けられた読み書き装置との磁気結合により非接触で行われる。そして、プロセスカートリッジを画像形成装置に装着すると、メモリユニットのアンテナ部と画像形成装置に設けられた読み書き装置が接近し、通信が可能な状態となる。
また、メモリユニット内部には電源回路が設けられており、内部で使用する直流電源は全てこの電源回路から供給する。電源回路では2つのアンテナの磁気結合によりアンテナに発生する電流を整流することで直流電圧を生成する。そして、メモリユニットにはカートリッジに関する情報が記憶される。
メモリユニットに、プロセスカートリッジの現像剤容器41の開口部41aがシール46により封止されているという情報があれば、画像形成装置本体からの駆動を用いて現像剤容器41の開口部41aを開放するよう、シール46を開口部41aを封止している位置から巻き取り除去させる。また、シール46が開口部41aを封止していた位置から除去されて開口部41aが開放されると、メモリユニットに開口部41aは開放されているという情報が記憶される。
[現像剤シール開封駆動伝達手段]
画像形成装置はプロセスカートリッジが装着され、前述の報知手段からシール46が除去されていないプロセスカートリッジの巻き取り軸54に選択的に駆動力を伝達してシール46を除去し得るように構成されている。
そのための駆動伝達手段は、図9に示すように構成されている。すなわち、画像形成装置本体の一方側側面フレームに設けられた1個の駆動源である駆動モータ81からの駆動力が一方側のギア列となるギア82a,82b、および、他方側のギア列となるギア82c,82dを通じて4個のプロセスカートリッジに対応する4個のクラッチ83a,83b,83c,83dに伝達可能となっている。
各クラッチ83a,83b,83c,83dは、例えば電磁クラッチであり、後述する画像形成装置100の有するエンジンコントローラ61により、さらに下流のギア84a,84b,84c,84dに駆動を伝達、もしくは、駆動を伝達せずに空回転するよう制御されている。各ギア84a,84b,84c,84dはさらにウォームギアとウォームホイール、もしくは、傘歯ギア等を用い、各プロセスカートリッジの巻き取り軸54との回転軸方向を合せ、各々の巻き取り軸54まで駆動を伝達できるようになっている。
そして、上記4個のクラッチ83a,83b,83c,83dを選択的に動作させることにより、これに対応する4個のプロセスカートリッジ7a,7b,7c,7dの各巻き取り軸54に対して選択的に駆動力を伝達することができる。
[現像剤シール巻き取りシステム]
ここで、前記シール46の選択的な巻き取りを可能とするためのシステム構成について、図10のシステムブロック図を用いて説明する。
図10において、61は画像形成装置全体のシステム制御を行うエンジンコントローラである。エンジンコントローラ61の内部には不図示の中央演算処理装置(CPU)があり、画像形成装置の一連のシステム処理は中央演算処理の内部に予め記憶されたプログラムに従って行われる。
上記エンジンコントローラ61は各センサ部63から検知信号や入力信号に基づいて高圧電源62や駆動部66の駆動制御を行い、表示部64へ所定の情報を表示することで、画像形成動作を制御する。そして、ここでは、カートリッジ7を装着したときに該カートリッジの報知手段と通信可能となる報知情報処理手段65によりカートリッジ7の現像剤シール除去等の動作が制御されるようになっている。
そして、その現像剤シールの除去手順は図11のフローチャートに示すように行われる。すなわち、カートリッジ7を画像形成装置に装着後(ステップS1)、開口部が現像剤シール46によって封止されていることを検知する検知手段としての報知情報処理手段65がカートリッジ7に取り付けられた報知手段から情報を読み取る(ステップS2)。
そして、現像剤容器41の開口部41aがシール46により封止されており、開口部41aの開放が必要なプロセスカートリッジがある場合(ステップS3)、そのカートリッジの巻き取り軸54にみ、画像形成装置本体の駆動を伝達するよう、エンジンコントローラ61を介し、駆動伝達経路を選択する(ステップS4)。
例えば、図1における4個あるカートリッジ7a,7b,7c,7dのうち、1個のカートリッジ7aのみがシール46で密封されていた場合、図9に示す駆動モータ81を駆動するとともに、4個のクラッチ83a,83b,83c,83dのうち前記カートリッジ7aに該当するクラッチ83aを動作させて(ON)、カートリッジ7aの巻き取り軸54に駆動力を伝達する。これにより、カートリッジ7aのシール46が巻き取り除去される。このとき、他のクラッチ83b,83c,83dは動作させず(OFF)、駆動モータ81の駆動力を他のカートリッジ7b,7c,7dの巻き取り軸54に伝達しない。
これにより、選択されたカートリッジ7aの開口部41aが開放され(ステップS5)、開放済みとなった情報を前記報知手段に記憶させる(ステップS6)。そして画像形成装置は画像形成が可能なレディ状態になる(ステップS7)。
なお、ここではシール46が除去されていないプロセスカートリッジが複数個あった場合、駆動モータ81の駆動力は同時に複数個のプロセスカートリッジの巻き取り軸54に伝達されるのではなく、1個ずつ個別に伝達されるようになっている。
例えば、図1における4個のカートリッジ7a,7b,7c,7dのうち、2個のカートリッジ7a,7bの現像剤シールが除去されていないことを報知手段からの情報によって検知した場合、駆動モータ81が動作するとともに、まずカートリッジ7aに該当するクラッチ83aがONしてカートリッジ7aのシール巻き取り軸54に駆動伝達する。これにより、カートリッジ7aの現像剤シールが巻き取り除去される。このとき、カートリッジ7bの巻き取り軸54には駆動伝達はされない。
そして、カートリッジ7aの現像剤シール除去が終了すると、クラッチ83aがOFFするとともに、カートリッジ7bに該当するクラッチ83bがONして該カートリッジ7bの巻き取り軸54に駆動力を伝達してシール46を巻き取り除去する。
従って、4個のカートリッジ7a,7b,7c,7dのすべてが現像剤シールによって密封されていた場合には、駆動モータ81の駆動力はそれぞれのシール巻き取り軸54に順次個別に伝達され、すべての現像剤シールが順次巻き取り除去されることとなる。
以上により画像形成装置本体が有する駆動源を用いて現像剤容器の開口部を自動で開放することができる。特に、報知手段と報知情報処理手段によって、画像形成装置本体に挿入された現像剤容器の開口部が封止部材により封止されたカートリッジのみに選択的に駆動を伝達することができる。
そして、複数のプロセスカートリッジの現像剤シールを除去する場合も、1個の駆動モータ81により1個ずつ選択的に現像剤シールを除去していくために、駆動モータ81は小型で足り、コストアップや装置の大型化を招くことがない。
〔第2参考例
次に第2参考例に係る装置について図12を参照して説明する。なお、第2参考例の装置の基本構成は前述した第1参考例と同一であるため重複する説明は省略し、ここでは第1参考例と異なる構成について説明する。前述した参考例と同一機能を有する部材には同一符号を付す。
図12は第2参考例に係るシール巻き取り軸への駆動伝達説明図である。装置本体100aの有する駆動モータ81からの駆動をギア82a、および、ギア82cを通じてクラッチ83a,83cに伝達する。クラッチ83a,83cは、例えば電磁クラッチであり、前述した第1参考例と同様に画像形成装置100の有するエンジンコントローラ61により、さらに下流の揺動ギア85a,85cに駆動を伝達(クラッチON)、もしくは、駆動を伝達せず(クラッチOFF)に空回転するよう制御されている。
画像形成装置本体に挿入された、現像剤容器41の開口部41aが現像剤シール46により封止されているカートリッジのみの巻き取り軸54に駆動を伝達するには次のようにエンジンコントローラ61で制御する。
例えば、図1におけるプロセスカートリッジ7aの巻き取り軸にのみ駆動を伝達するには、図12におけるギア84aのみに駆動モータ81の駆動を伝達すればよく、そのためには次のように行う。
すなわち、駆動モータ81を図12の矢印B1方向に回転させる。また、クラッチ83aは駆動を下流に伝達するよう、また、クラッチ83cは駆動を下流に伝達しないようエンジンコントローラ61で制御する。すると、クラッチ83aは矢印B2方向に回転し,下流にある揺動ギア85aはさらに下流のギア84aと噛み合い、駆動を伝達する。この揺動ギア85aは駆動モータ81の回転方向に応じてクラッチ83aと噛合した状態で該クラッチ83aの回動中心を中心に揺動可能であり、ギア84aとギア84bとに選択的に噛合し得る。
従って、揺動ギア85aがギア84aと噛合するときは、ギア84bから退避し、ギア84bへの駆動を遮断する。また、ギア84c,84dは、その上流のクラッチ83cにて駆動が遮断されていることから回転しない。
一方、揺動ギア85aをギア84bと噛合させるときは、クラッチ83cをOFFしたまま、駆動モータ81を矢印B1と逆方向へ回転させればよい。
ギア84c,84dに選択的に駆動伝達する場合も同様である。すなわち、揺動ギア85cはクラッチ83cと噛合した状態で該クラッチ83cの回動中心を中心に揺動可能であり、ギア84cとギア84dとに選択的に噛合し得るように設けられている。従って、クラッチ83aをOFFするとともにクラッチ83cをONさせ、駆動モータ81の回転方向を変えることでギア84c,84dのいずれかを選択して駆動力を伝達することができる。
以上により、エンジンコントローラ61にて駆動モータ81の回転方向とクラッチの駆動伝達制御を行うことで、複数の中から任意の一つのカートリッジにのみ駆動を伝達することができる。これによって前述した第1参考例と同様の効果を得られ、さらにはクラッチの数を2個に減らして装置構成を容易にすることができる。
〔第3参考例
次に第3参考例に係る装置について図13を参照して説明する。なお、第3参考例の装置の基本構成も前述した第1参考例と同一であるため重複する説明は省略し、ここでは第1参考例と異なる構成について説明する。また、前述した参考例と同一機能を有する部材には同一符号を付す。
図13は第3参考例に係るシール巻き取り軸への駆動伝達説明図であり、ここでは駆動モータを2個用いる例を示す。
図13に示すように、画像形成装置本体の有する2個の駆動モータ81a,81bからの駆動力をそれぞれギア82a,82cを揺動ギア85a,85cに伝達する。なお、揺動ギア85a,85cは駆動モータ81a,81bの回転方向に応じてギア82a,82cと噛合したままギア82a,82cの回転中心を中心に揺動し、ギア84a,84bまたはギア84c,84dと選択的に噛合するものである。
画像形成装置本体に挿入された、プロセスカートリッジの現像剤容器41の開口部41aが現像剤シール46により封止されているカートリッジのみに駆動を伝達するには次のようにエンジンコントローラ61で制御する。
例えば図1におけるカートリッジ7aの巻き取り軸にのみ駆動を伝達するには、図13におけるギア84aのみに駆動モータ81aの駆動を伝達すればよい。そのために駆動モータ81aを図13の矢印C1方向に回転させる。すると、ギア82aは矢印C2方向に回転し、下流にある揺動ギア85aはさらに下流のギア84aと噛み合い、駆動を伝達する。このとき、揺動ギア85aはギア84bから退避し、ギア84bへの駆動を遮断する。このとき、駆動モータ81bは駆動しない。
またギア84c,84dのいずれかに駆動力を伝達する場合には、前述の場合と同様にして駆動モータ81bを駆動するようにすればよい。
以上により、エンジンコントローラ61にて駆動モータ81a,81bの回転、停止、および、回転方向の制御を行うことで、複数の中から任意の一つのカートリッジにのみ駆動を伝達することができる。これによって前述した第1参考例と同様の効果を得られ、さらにはモータ数は2個になるがクラッチが不要となるために制御構成が容易となる利点がある。
〔第実施形態〕
次に第実施形態に係る装置について図14乃至図18を参照して説明する。なお、本実施形態の装置の基本構成も前述した第1参考例と同一であるため重複する説明は省略し、ここでは第1参考例と異なる構成について説明する。また、前述した参考例と同一機能を有する部材には同一符号を付す。
図14は第実施形態に係るシール巻き取り軸への駆動伝達説明図である。本実施形態は画像形成装置本体の有する駆動モータ81からの駆動を、ギア82を通じて後述するメカクラッチ86に伝達する。メカクラッチ86の有する遊星ギア86aにより、駆動を伝達すべきギア84a,84b,84c,84dのうちの一つを選択し、駆動を伝達する。
ここで、本実施形態のメカクラッチ86について図15乃至図18を用いて以下に説明する。メカクラッチ86は主に遊星ギア86a、円盤86b、フェルト86d、段ギア86e、トリガー86iなどから構成されている。遊星ギア86aは円盤86b上に設けられた軸を中心に自転し、軸86nを中心に公転する。また、円盤86b、遊星ギア抜け留め86c、フェルト86d、および、段ギア86eは軸86nを中心に回転する。フェルト86dは遊星ギア抜け留め86cに対して固定されている。また、遊星ギア抜け留め86cは円盤86bと同軸度を保ちながら同期して回転するよう固定されている。
段ギア86eの一方のギアはギア82と、他方のギアは遊星ギア86aと常に噛み合っている。段ギア86eは円盤86bと同期して回転するフェルト86dに対して常に押し付けられるように図15の矢印P方向に、圧調節バネ86gにて圧力が加えられている。従って、駆動モータからの駆動がギア82を通じて段ギア86eに伝えられると、段ギア86eとフェルト86dとの間に生じる摩擦力により、円盤86b、遊星ギア抜け留め86c、遊星ギア86a等は段ギア86eと同期して軸86nを中心に回転する。一方で、円盤86b等に外部から強制的に回転を停止させる作用が働いた場合、段ギア86eはフェルト86d上を滑りながら回転することになる。ことのき、遊星ギア86aは軸86n周りの公転は行わず、円盤86b上に設けられた軸を中心に自転する。
また、トリガー端86oには軸86nの軸方向にスライド移動可能なコロ86kが設けられており、バネ86jにより常に矢印P1方向に、すなわち、円盤86b方向に対して圧力が加えられている。また、トリガー86iはトリガー軸86lを中心に図15中の矢印Q方向に回転するようにバネ86mで付勢されており、これによりトリガー面86pが常に円盤86bの外周面に対して押し付けられるようになっている。
図16において、駆動モータ81を図中の矢印R1方向に回転させると、段ギア86eは矢印R2方向に回転する。段ギア86eの回転と同期して円盤86bもR2方向へ回転する。ここで、円盤86bの外周面に設けられたそれぞれいずれかの突起86ba、86bb、86bc、86bdがトリガー端86qに引っかかると円盤86bは回転せず、遊星ギア86aが自転する。このとき、遊星ギア86nが自転すると同時に遊星ギア86nと噛み合って回転するようそれぞれいずれかのギア84a,84b,84c,84dを配置することで、駆動を下流へ伝達することができる。円盤の突起86ba、86bb、86bc、86bdの選択は、段ギア86eの後述するホームポジションからの回転角、すなわち、駆動モータ81の回転角を制御することで可能である。
駆動モータ81を矢印R1方向とは逆方向に回転させると、円盤86bは矢印R2方向とは逆方向に回転する。この回転を続けると、円盤の突起86beがトリガー端86rに引っかかる。この位置を円盤86bのホームポジションとする。このとき駆動モータ81を矢印R1方向とは逆方向に回転させ続けたとしても、円盤86bの位置は変化しない。なお、このときのクラッチ86を図16の裏側方向から見た図を図17に示す。
この状態(ホームポジション)から駆動経路を選択するには次のようにして行う。駆動モータ81を矢印R1方向に回転させると、円盤86bは図16中の矢印R2方向、図17中の矢印S方向に回転する。矢印S方向の回転を続けるとトリガー86iは、軸86lを中心としたバネ86mの矢印Q方向への付勢力に逆らって図18に示す位置に揺動する。
これは、トリガー端86oに設けられたコロ86k(図15参照)が、図18に示すような円盤86b裏面に設けられた溝(86s,86t,86u,86v,86w,86x)に沿って移動するためである。溝の深さはそれぞれ、溝86sと溝86vが最も深く、一方で、溝86uと86xが最も浅く、溝86tと溝86wはどちらもスロープ状になっており、溝の高低差を滑らかに結んでいる。
ホームポジション時(図17の時)は、コロ86kは溝86sに位置している。円盤86bの矢印S方向への回転に伴って、コロ86kは溝カムに従い、軌跡Tを描きながら、溝86sから順次、溝86t、溝86u、溝86vをたどる。
図18の状態から、いずれかの突起86ba、86bb、86bc、86bdがトリガー端86qに引っかかるまで、すなわち、遊星ギア86aが所望のいずれかのギア84a,84b,84c,84dと噛み合うまで、円盤86bを矢印S方向とは逆方向に回転させる。このようにして遊星ギア86aはギア84a,84b,84c,84dの中から任意の一つを選択し、駆動モータ81の駆動力を伝達することができ、4個のプロセスカートリッジのうち選択したシール巻き取り軸を回転させて現像剤シールを巻き取り除去できる。
以上により、エンジンコントローラ61にて駆動モータ81の回転、停止、回転方向、および、回転角度の制御を行うことで、複数の中から任意の一つのカートリッジにのみ駆動を伝達することができる。そして、画像形成装置本体に挿入された現像剤容器の開口部が封止部材により封止されたカートリッジのみに選択的に駆動を伝達することができる。
〔他の実施形態〕
上記説明では、プロセスカートリッジに搭載した報知手段としてメモリユニットを搭載した例を示したが、この報知手段としては、カートリッジ外面に設けられた突起で構成するようにしてもよい。例えば、報知情報処理手段が前記突起があることを検出すると現像剤容器の開口部が封止部材により封止されているという情報を認識する。一方、画像形成装置本体からの駆動により現像剤シールが除去され、現像剤容器の開口部が開放された後は前記突起が折れ、報知情報処理手段が前記突起を検出しないことで現像剤容器の開口部が開放されているという情報を認識できるようにしてもよい。
また、前述した実施形態においては、感光体ドラム及び現像手段を有するプロセスカートリッジにおける現像剤シールを除去する例を説明したが、画像形成装置本体に着脱するカートリッジとしては感光体ドラムを有しないカートリッジ、例えば現像手段と現像剤容器が一体化し、該現像剤容器の開口部を現像剤シールで密封した現像カートリッジの場合であっても同様に適用することができる。
さらには、現像手段を有しない現像剤容器のみを装置本体に着脱可能にした画像形成装置であってもよい。すなわち、現像剤シールによって開口部が密封された現像剤容器を複数装着して画像形成する装置において、前記現像剤シールの除去を前述した実施形態で説明した駆動伝達により行うようにした場合も前述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
さらに、前述した実施形態では封止部材として現像剤シールを例示したが、封止部材は1つのシートを折り返して用いるイージーピール方式の他、現像剤容器の開口部を封止するカバーフィルムとカバーフィルムを引き裂くためのテアテープを組み合わせたものもあるが、もちろんこのような現像剤シールに対しても適用可能である。また、現像剤容器の開口部を封止する封止部材はシート状の部材に限定する必要はなく、封止部材が板状であり、これがカートリッジの長手方向、もしくは、短手方向にスライド移動することで、現像剤容器41の開口部41aを開封する構成でもよい。
第1参考例の画像形成装置の概略構成を示す縦断面図である。 第1参考例のプロセスカートリッジを示す断面図である。 第1参考例のプロセスカートリッジを示す分解斜視図である。 第1参考例のプロセスカートリッジの画像形成装置への装着状態を示す部分断面図である。 第1参考例のプロセスカートリッジの画像形成装置への位置決め部を示す部分断面図である。 第1参考例のプロセスカートリッジの画像形成装置への位置決め部を示す断面図である。 第1参考例の現像剤容器開口を示す分解斜視説明図である。 第1参考例の現像剤シールを巻き取り除去する状態説明図である。 第1参考例の現像剤シール巻き取り軸への駆動伝達説明図である。 第1参考例の制御システムのブロック図である。 第1参考例の現像剤シールの巻き取り除去手順を示すフローチャートである。 第2参考例の現像剤シール巻き取り軸への駆動伝達説明図である。 第3参考例の現像剤シール巻き取り軸への駆動伝達説明図である。 実施形態の現像剤シール巻き取り軸への駆動伝達説明図である。 実施形態のメカクラッチの説明図である。 実施形態のメカクラッチの説明図である。 実施形態のメカクラッチの説明図である。 実施形態のメカクラッチの説明図である。
符号の説明
1 …感光体ドラム
2 …帯電手段
3 …スキャナユニット
4 …現像ユニット
5 …静電転写装置
6 …クリーニング手段
7 …プロセスカートリッジ
16 …給送部
17 …給送カセット
18 …給送ローラ
19 …レジストローラ対
20 …定着部
23 …排出ローラ対
24 …排出部
40 …現像ローラ
41 …現像剤容器
41a …開口部
41b …溶着面
45 …現像枠体
46 …現像剤シール
49 …支持軸
50 …感光体ドラムユニット
51 …クリーニング枠体
54 …巻き取り軸
61 …エンジンコントローラ
63 …センサ部
64 …表示部
65 …報知情報処理手段
66 …駆動部
72 …サイドカバー
81,81a,81b …駆動モータ
82,82a,82b,82c,82d,84a,84b,84c,84d …ギア
83a,83b,83c,83d …クラッチ
85a,85c …揺動ギア
86 …メカクラッチ

Claims (4)

  1. 複数個のプロセスカートリッジを着脱可能であって、記録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置において、
    (a)電子写真感光体ドラムと、
    前記電子写真感光体ドラムに形成された静電潜像を現像するための現像ローラと、
    前記現像ローラによって前記静電潜像の現像に用いられる現像剤を収納するための現像剤収納部と、
    前記現像剤収納部に収納された現像剤を前記現像ローラへ供給するための現像剤供給開口と、
    前記現像剤供給開口を開封可能に封止する封止部材と、
    前記現像剤供給開口から前記封止部材を除去して、前記現像剤供給開口を開封する開封手段と、
    を有する複数個のプロセスカートリッジであって、装着部に取り外し可能に装着されたプロセスカートリッジと、
    (b)単一のモーターと、
    (c)前記モーターからの駆動力が伝達されて軸を中心に回転する円盤と、
    前記円盤上に自転可能に設けられ、前記円盤の回転により前記軸を中心に公転するものであり、前記モーターからの駆動力を前記各開封手段に個別に伝達するための遊星ギアと、
    前記軸を中心に回転し前記モーターからの駆動力を前記遊星ギアに伝達する段ギアと、
    前記円盤と前記段ギアの間に設けられ、前記段ギアとの間の摩擦力により前記円盤に前記駆動力を伝達するフェルトと、
    前記円盤に設けられ、前記遊星ギアが前記各開封手段に前記駆動力を伝達する各位置に設けられた複数の突起と、
    前記各位置に対応する前記突起のいずれかと引っかかり、前記摩擦力に抗して前記円盤の回転を停止させるトリガーと、を有し、
    前記装着部に装着された各プロセスカートリッジの有する前記現像剤供給開口を順次個別に開封するために、前記開封手段に前記モーターからの駆動力を順次個別に伝達する駆動力伝達手段と、
    を有することを特徴とする電子写真画像形成装置。
  2. 複数個の現像カートリッジを着脱可能であって、記録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置において、
    (a)電子写真感光体ドラムに形成された静電潜像を現像するための現像ローラと、
    前記現像ローラによって前記静電潜像の現像に用いられる現像剤を収納するための現像剤収納部と、
    前記現像剤収納部に収納された現像剤を前記現像ローラへ供給するための現像剤供給開口と、
    前記現像剤供給開口を開封可能に封止する封止部材と、
    前記現像剤供給開口から前記封止部材を除去して、前記現像剤供給開口を開封する開封手段と、
    を有する複数個の現像カートリッジであって、装着部に取り外し可能に装着された現像カートリッジと、
    (b)単一のモーターと、
    (c)前記モーターからの駆動力が伝達されて軸を中心に回転する円盤と、
    前記円盤上に自転可能に設けられ、前記円盤の回転により前記軸を中心に公転するものであり、前記モーターからの駆動力を前記各開封手段に個別に伝達するための遊星ギアと、
    前記軸を中心に回転し前記モーターからの駆動力を前記遊星ギアに伝達する段ギアと、
    前記円盤と前記段ギアの間に設けられ、前記段ギアとの間の摩擦力により前記円盤に前記駆動力を伝達するフェルトと、
    前記円盤に設けられ、前記遊星ギアが前記各開封手段に前記駆動力を伝達する各位置に設けられた複数の突起と、
    前記各位置に対応する前記突起のいずれかと引っかかり、前記摩擦力に抗して前記円盤の回転を停止させるトリガーと、を有し、
    前記装着部に装着された各現像カートリッジの有する前記現像剤供給開口を順次個別開封するために、前記開封手段に前記モーターからの駆動力を順次個別に伝達する駆動力伝達手段と、
    を有することを特徴とする電子写真画像形成装置。
  3. 更に、前記各装着部に装着されたプロセスカートリッジの有する前記現像剤供給開口が前記封止部材によって封止されていることを検知する検知手段を有し、
    前記駆動力伝達手段は、前記検知手段によって前記現像剤供給開口が封止されていることを検知されたプロセスカートリッジの有する前記開封手段に駆動力を伝達して前記開封手段を駆動させることを特徴とする請求項1に記載の電子写真画像形成装置。
  4. 更に、前記各装着部に装着された現像カートリッジの有する前記現像剤供給開口が前記封止部材によって封止されていることを検知する検知手段を有し、
    前記駆動力伝達手段は、前記検知手段によって前記現像剤供給開口が封止されていることを検知された現像カートリッジの有する前記開封手段に駆動力を伝達して前記開封手段を駆動させることを特徴とする請求項2に記載の電子写真画像形成装置。
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