JP3976586B2 - プロジェクター及びその保護キャビネット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する分野】
本発明は、入力信号を映像として投写するプロジェクターを、煙草の煙や塵芥等による外気の汚れから保護するための保護キャビネット及び該保護キャビネットを具えたプロジェクターに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
大きなスクリーンに画像を投写できるプロジェクターは、業務用として人の集まる場所に設置して使用されることが多い。
英国では、パブ(居酒屋)にプロジェクターを設置して、サツカーやクリケットの映写を楽しむことが行われている。
プロジェクターは内蔵した冷却用ファンによって外気を強制吸引し、排気して光源用ランプの発熱による内部の昇温を抑えているため、結果的に外気の汚れをプロジェクター内に積極的に取り込むことになっている。
パブでは、プロジェクター(8)を天井に吊り下げて使用されることが多く、煙草の煙を多量に含んだ空気がプロジェクター内に吸引され、プロジェクター内部の部品が煙草のヤニで汚れる問題が指摘されている。
【0003】
プロジェクターの光源用ランプの寿命は1000時間程度であり、ランプ交換の際に、煙草のヤニで汚れたプロジェクター内の部品を取り外して掃除しているのが現状である。
しかし煙草のヤニを取り除くのは容易ではなく、メンテナンスに手間が掛かり、又、天井吊りのプロジェクターに対して高所でのメンテナンス作業は危険である。メンテナンス毎にプロジェクターを天井から取り外す場合は、プロジェクターの取外しと、再取付けに手間が掛かる。
本発明は、上記問題を解決できる保護キャビネット及び該保護キャビネットを具えたプロジェクターを明らかにするものである。
【0004】
【課題を解決する手段】
本発明は、光源用ランプ、内部冷却用のファン(88b)を内蔵し外部からの入力信号を映像として投写するプロジェクター(8)を収容して、煙草の煙や塵芥等による外気の汚れからプロジェクターを保護するための保護キャビネットであって、外気取入口(15)、蓋付きのプロジェクター収容部(5a)、プロジェクター自体の排気部(88)との対応位置に設けられた排気口(18)、前記外気取入口(15)に交換可能に設けられたフィルター(3)、該フィルターの下流側に配備された吸気ファン(6)、プロジェクターの投写レンズ (82) との対応位置に外気の侵入を防止できる窓孔 (17) 、収容されたプロジェクター ( ) のコントロール端子 (87) に接続できるコントロール端子 ( ) 及び制御基板 (44) を有しており、保護キャビネット ( ) に吸気ファン ( ) が停止する等のファン異常が発生すれば、プロジェクター ( ) の光源用ランプ ( ) をOFFし、プロジェクター ( ) 側に光源用ランプ ( ) の損傷等のランプ異常又はファン (80) が停止する等の異常が発生すれば、保護キャビネット ( ) の吸気ファン ( ) を停止させることができ、プロジェクター収容部(5a)の蓋(14a)には、収容されるプロジェクター(8)の端子群(87a)を外部に露出させるための端子露出用開口(19)が開設され、吸気ファン(6)の吸気能力は、収容されるべきプロジェクターのファン(88b)の吸気能力よりも高い。
【0005】
本発明のプロジェクター(8)は、上記保護キャビネット(1)を具えている。
【0006】
【作用及び効果】
保護キャビネット ( ) の、プロジェクター(8)の投写レンズ(82)との対応位置は窓孔(17)となっており、映像の投写に支障はない。
吸気ファン(6)によって外気が保護キャビネット(1)内に吸引される際、フィルター(3)を通過して大気中の煙草の煙や塵芥等の汚れが濾過され、清浄な空気が保護キャビネット(1)内に流入する。
プロジェクター自体の冷却用ファンも回転してプロジェクター(8)内に保護キャビネット(1)内の清浄空気が吸引され、排気部(88)から排出される。
プロジェクター(8)の排気部(88)との対応位置に保護キャビネット(1)の排気口(18)が開口しているから、プロジェクター(8)の排気部(88)から排出された空気は、保護キャビネット(1)の排気口(18)から保護キャビネット外に流出する。
【0007】
上記の如く、プロジェクター(8)は保護キャビネット(1)のフィルター(3)を通過した清浄空気によって内部冷却が図られるため、従来の様に汚れた空気がプロジェクター(8)内に流入して、内部の部品に煙草のヤニや埃が付着することを防止できる。プロジェクター(8)内の汚れを除去する作業を必要とせず、メンテナンスが容易となる。プロジェクター(8)の外観の汚れ防止の効果があるのは勿論である。
【0008】
保護キャビネット ( ) 吸気ファン(6)による吸気によって保護キャビネット(1)内は、外気より高圧となり、しかも、該吸気ファン ( ) の吸気能力は、プロジェクター ( ) の吸引ファン (88b) の吸気能力より高いため、吸気ファン(6)の運転中は、外気取入口(15)以外から外気が流入することはなく、即ち、汚れた空気が保護キャビネット(1)内に流入することを確実に阻止できる。
【0009】
プロジェクター(8)の光源用ランプ収容位置に対応して、保護キャビネット(1)に蓋板(10)付きのランプ交換用開口(16)設けておくことにより、保護キャビネット(1)からプロジェクター(8)を取り出さずに、簡単に光源用ランプ(9)の交換ができる。
【0010】
フィルター(3)の使用有効期間を光源用ランプ(9)の寿命に対応させておけば、フィルター(3)の交換と光源用ランプ(9)の交換を同時に行うことが出来、作業性が良い。
制御基板 (44) によって、保護キャビネット ( ) に吸気ファン ( ) が停止する等のファン異常が発生すれば、プロジェクター ( ) の光源用ランプ ( ) をOFFし、プロジェクター ( ) 側に光源用ランプ ( ) の損傷等のランプ異常又はファン (80)(88b) が停止する等の異常が発生すれば、保護キャビネット ( ) の吸気ファン ( ) を停止させる等、異常に応じた制御ができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は、保護キャビネット(1)を示しており、内部にプロジェクター(8)を出し入れ可能に収容している。
図7は、公知のプロジェクター(8)の一例を示している。プロジェクター(8)は少し横長の扁平直方体を呈しており、天地逆にして使用できるが、以下の説明では、室内の天井に吊り下げた状態で説明する。
プロジェクター(8)は、前面(81)に投写レンズ(82)及び排気部(88)を有し、内部には投写レンズ(82)の後方に合成プリズム(96)、該該合成プリズム(96)の左右及び後方に、青色光用液晶パネル(93)、赤色光用液晶パネル(95)、緑色光用液晶パネル(94)配備している。排気部(88)の後方に配備した光源用ランプ(9)からの光を4枚の全反射ミラー(91)と、2枚のダイクロイックミラー(92)(92)によって、前記3つの液晶パネル(93)(94)(95)に夫々対応する色光に分けて照射し、各液晶パネルを通過した光束を合成プリズム(96)にて、赤、青、緑の各光に対応した画像に合成し、投写レンズ(82)によりスクリーン(図示せず)に投写する。
【0012】
光源用ランプ(9)と排気部(88)との間に排気ファン(80)が設けられ、光源用ランプ(9)の発熱を排気部(88)から逃がす様にしている。
プロジェクター(8)の上面(85)の光源用ランプ(9)との対応位置に、ランプ挿脱用開口(86)が設けられる。該上面(85)には複数のスリット孔からなる吸引口(88a)が設けられ、該吸引口(88a)に対応して内部に吸引ファン(88b)が配備される。
更に、プロジェクター(8)の上面には複数のネジ孔(85a)が設けられており、該ネジ孔(85a)は、本来は室内の天井からプロジェクター(8)を吊り下げるためのものであるが、本発明では、後記の如く保護キャビネット(1)にプロジェクター(8)を固定するために使用する。
プロジェクター(8)の適所に外気流入口(89)が開設されている。
プロジェクター(8)の背面に、コントロール端子(87)を含む端子群(87a)が露出している。
端子群(87a)にビデオテープレコーダ、ビデオディスク、パーソナルコンピュータ等の外部入力機器(図示せず)を接続し、該外部入力機器からの信号を前記液晶パネル(93)(94)(95)に送り、映像に変換して投写できる。
プロジェクター(8)の下面には、複数の表示ランプ( 図示せず )が配備され、プロジェクター(8)を下から見上げて、該表示ランプの色や点滅により、プロジェクターのON−OFF、光源用ランプ(9)のON−OFF等を知ることができる。
プロジェクター(8)の操作は、リモートコントロールにて行われる。
実施例の光源用ランプ(9)の寿命は1000時間程度である。
【0013】
保護キャビネット(1)は、図1、図2、図5に示す如く、底板(11)、天井板(12)、前板(13)、後板(14)、底板(11)にネジ止め等にて取り付けたシャーシ(5)、該シャーシ(5)の一端外側に設けた2基の吸気ファン(6)(61)、該吸気ファン(6)(61)の外側に設けたフィルター収容部(2)、該フィルター収容部(2)に交換可能に充填されたフィルター(3)及び該フィルター(3)に被さった蓋体(22)とによって構成され、外観は横長の扁平体に形成されている。
底板(11)、天井板(12)、前板(13)、後板(14)は、軽量化と加工性の点で合成樹脂にて形成されている。
底板(11)の両端は円弧状に上向きに湾曲し、天井板(12)の両端は円弧状に下向きに湾曲し、底板(11)の両端と天井板(12)の両端は突き合わさる。
【0014】
図6に示す如く、シャーシ(5)は金属板のプレス加工により形成され、天井壁(51)の両端から下向きに側壁(52)(53)を延長し、該側壁(52)(53)の下端を互いに内向きに屈曲して支え片(54)(54)を形成している。
上記支え片(54)(54)に両端を載せて側壁(52)(53)間に案内台(58)を固定配備し、シャーシ(5)と案内台(58)との間に、プロジェクター収容部(5a)を形成する。
案内台(58)の両端側に、プロジェクター(8)を滑らせて投入するための案内軌条(59)(59)が形成されている。
【0015】
シャーシ(5)の天井壁(51)には、プロジェクター(8)のランプ挿脱用開口(86)との対応位置に、光源用ランプ(9)の出し入れができる開口(55)が開設され、前記プロジェクター(8)のネジ孔(85a)(85a)との対応位置にボルト挿通孔(51b)(51b)が開設されている。更に天井壁(51)には、保護キャビネット(1)を室内の天井に吊り下げるための複数のネジ孔(50)が開設されている。
天井壁(51)の内面には、上記ボルト挿通孔(51b)(51b)との対応位置に孔付きのブラケット(51a)(51a)が突設されている。
シャーシ(5)の吸気ファン(6)(61)側の側壁(53)には、吸気ファン(6)(61)のダクト(62)(63)の開口に連通する通気口(56)(57)が開設されている。
シャーシ(5)は底板(11)にネジ止め固定され、前記案内台(58)と保護キャビネット ( ) 底板(11)との間の隙間に制御基板(44)が設けられている。
【0016】
フィルター収容部(2)は、保護キャビネット(1)の奥行き方向に長く蓋体(22)側が全面開口した直方体に形成され、背面は吸気ファン(6)(61)の吸込み口(図示せず)に連通している。
フィルター(3)は、図3に示す如く、帯状の濾紙を谷折りと山折りが交互になる様に屈曲して横長のフィルター本体(31)を形成し、該フィルター本体(31)の両端、上端及び下端の四方を濾紙製の壁板(32)で囲んでフィルター収容部(2)に交換可能に緊密に納まる大きさに形成されている。
実施例では、フィルター(3)は、有効使用時間がプロジェクター(8)の光源用ランプ(9)の寿命と同じ程度となる様に、濾紙の厚み、濾紙の全長、折りピッチ等が計算されて製作されている。
【0017】
2基の吸気ファン(6)(61)による吸気能力は、プロジェクター(8)の吸引ファン(88b)の吸気能力よりも高い。
吸気ファン(6)(61)は、前記制御基板(44)からの信号によってON−OFF制御される。
制御基板(44)は、保護キャビネット(1)に吸気ファン(6)が停止する等のファン異常が発生すれば、後記する接続ケーブル(71)を介してプロジェクター(8)の光源用ランプ(9)をOFFし、プロジェクター(8)側に光源用ランプ(9)の損傷等のランプ異常又はファン(80)(88b)が停止する等の異常が発生すれば、保護キャビネット(1)の吸気ファン(6)を停止させる等、異常に応じた対処を図る様に制御する。
【0018】
保護キャビネット(1)の底板(11)に天井板(12)を被せ、天井板(12)を前記シャーシ(5)にネジ止め固定した状態で、前面の全面及び後面のプロジェクター収容部(5a)との対応部分が開口し、側面のフィルター収容部(2)との対向部分も外気取入口(15)として開口する。前面開口に前板(13)、後面開口に後板(14)、外気取入口(15)に蓋体(22)が取り付けられる。
【0019】
図1、図5に示す如く、前板(13)は、プロジェクター収容部(5a)に収容されるプロジェクター(8)の投写レンズ(82)との対応位置に窓孔(17)、プロジェクター(8)の排気部(88)との対応部分に排気口(18)を有している。
窓孔(17)は透明板(17a)にて塞がれている。
排気口(18)は複数のスリット孔(18a)から成る。前板(13)の裏面には排気口(18)を囲んで矩形の弾性シール枠(65)が接着等によって取り付けられており、該シール枠(65)がプロジェクター(8)の排気部(88)の周囲に当接することにより、該排気部(88)から流出した空気のみが排気口(18)から排出される。
【0020】
図3、図5に示す如く、後板(14)は、前記プロジェクター収容部(5a)にプロジェクター(8)を出し入れする際に取り外すことのできる蓋(14a)となるものであって、プロジェクター(8)の端子群(87a)が露出する端子露出用開口(19)が設けられ、内面に該開口(19)を包囲して弾性シール枠(66)が接着等によって取り付けられている。
底板(11)と天井板(12)との間に形成される後面開口に後板(14)を脱着可能に取り付けると、弾性シール枠(66)が端子群(87a)を囲んでプロジェクター(8)の背面を押圧し、保護キャビネット(1)内の空気が端子露出用開口(19)から流出すること及び汚れた外部の空気が保護キャビネット(1)内に侵入することを阻止する。
【0021】
外気取入口(15)に取り付けられた蓋体(22)は、複数のスリット状通気孔(21)を有しており、図3の2点鎖線で示す様に、上向きに略90゜回転してフィルター収容部(2)を全開し、フィルター(3)の交換を可能にしている。
図5に示す如く、保護キャビネット(1)の後面の一端側に電源ソケット(76)及びコントロール端子(7)が設けられ、電源ソケット(76)は、保護キャビネット(1)内に配線した電源ケーブル(74)を介してプラグ(75)に接続され、コントロール端子(7)は接続ケーブル (71) 及びプロジェクター ( ) のコントロール端子 (87) を介して前記制御基板(44)に接続され
【0022】
図1、図3に示す如く、保護キャビネット(1)の天井板(12)には、前記シャーシ(5)のボルト挿通孔(51b)及び吊下げ用ネジ孔(50)との対応位置に孔(12a)(12c)が開設されている。
図4に示す如く、保護キャビネット(1)の下面には、複数の表示ランプ(40)(41)(42)(43)からなる表示部(4)が設けられ、該表示部(4)は、前記プロジェクター(8)の下面の表示ランプの全て或いは一部を含んで表示でき、更に保護キャビネット(1)の吸気ファン(6)(61)のON−OFF及びフィルター(3)の交換時期も表示できる。
【0023】
然して、保護キャビネット(1)の吊下げ用孔(12c)に連通するシャーシ(5)のネジ孔(50)を利用して、保護キャビネット(1)を室内の天井に吊下げ支持する。このとき、室内の天井と保護キャビネット(1)の天井板(12)と間に、光源用ランプ(9)の交換が可能な空間が存する様に、保護キャビネット(1)の吊下げ高さ位置を決める。
【0024】
保護キャビネット(1)の後板(14)を外し、案内台(58)の案内軌条(59)を滑らせてプロジェクター収容部(5a)にプロジェクター(8)を収容し、プロジェクター(8)を保護キャビネット(1)の前側シール枠(65)に当てる。
保護キャビネット(1)の天井板(12)の孔(12a)からビス(12b)を挿入して、該ビス(12b)をプロジェクター(8)の吊下げ用のネジ孔(85a)に螺合し、プロジェクター(8)の上面をシャーシ(5)のブラケット(51a)に当ててプロジェクター(8)をシャーシ(5)に固定支持する。
プロジェクター(8)の重量は、金属製のシャーシ(5)を介して室内の天井に支持されるため、強度的に問題はない。
【0025】
保護キャビネット(1)内のプラグ(75)をプロジェクター(8)の電源入力用ソケット(図示せず)に接続する。
後板(14)を取り付けて、該後板(14)の弾性シール枠(66)をプロジェクター(8)の背面に押し当てる。
後板(14)の端子露出用開口(19)から露出したプロジェクター(8)のコントロール端子(87)と、保護キャビネット(1)上のコントロール端子(7)とを接続ケーブル(71)で接続し、端子群(87a)にビデオテープレコーダ等の外部入力機器を接続する。
【0026】
リモートコントローラにより、プロジェクター(8)を操作し、スクリーンに映像を映し出す。
プロジェクター(8)の投写レンズ(82)との対応位置は窓孔(17)となっており、映像の投写に支障はない。
プロジェクター(8)がONすると同時に、保護キャビネット(1)の吸気ファン(6)(61)が作動する。
【0027】
吸気ファン(6)(61)によって外気が保護キャビネット(1)内に吸引される際、フィルター(3)を通過して大気中の煙草の煙や塵芥等の汚れが濾過され、清浄な空気が保護キャビネット(1)内に流入する。
プロジェクター(8)自体の吸引ファン(88b)と排気ファン(80)の回転により、保護キャビネット(1)内の清浄空気がプロジェクター(8)内に吸引され、プロジェクター(8)内を冷却して排気部(88)から排出される。
保護キャビネット ( ) 吸気ファン(6)の吸気能力は、プロジェクター(8)の吸引ファン(88b)の吸気能力より高いため、保護キャビネット(1)内は外気より高圧となり、吸気ファン(6)の運転中は、外気取入口(15)以外から外気が流入することはなく、即ち、汚れた空気が保護キャビネット(1)内に流入することはない。
プロジェクター(8)の排気部(88)との対応位置に保護キャビネット(1)の排気口(18)が開口し、該排気口(18)は弾性シール枠(65)によってプロジェクター(8)の排気部(88)に導かれているから、排気口(18)から排出された暖かい空気は、保護キャビネット(1)内へ戻ることなく、保護キャビネット(1)の排気口(18)から外部に流出する。
【0028】
上記の如く、プロジェクター(8)は保護キャビネット(1)のフィルター(3)を通過した清浄空気によって内部冷却が図られるため、従来の様に汚れた空気がプロジェクター(8)内に流入して、内部の部品に煙草のヤニや埃が付着することを防止できる。プロジェクター(8)内の汚れを除去する作業を必要とせず、メンテナンスが容易となる。
【0029】
保護キャビネット(1)には、プロジェクター(8)の光源用ランプ収容位置に対応して蓋板(10)付きのランプ交換用開口(16)が設けられているため、保護キャビネット(1)からプロジェクター(8)を取り出さずに、光源用ランプ(9)の交換ができる。
【0030】
フィルター(3)の使用有効期間は、光源用ランプ(9)の寿命にほぼ対応しているから、フィルター(3)の交換と光源用ランプ(9)の交換を同時に行うことが出来、作業性が良い。
【0031】
上記実施例の説明は本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或いは該範囲を減縮する様に解すべきではない。本発明の各部構成は、上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で、種々の変形が可能であることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】保護キャビネットの正面側からの斜面図である。
【図2】図1A−A線に沿う断面図である。
【図3】保護キャビネットの背面側の斜面図とフィルターの斜面図である。
【図4】保護キャビネットを一部破断して下方から見た斜面図である。
【図5】天井板を省略し、前板と後板を外した状態の保護キャビネットの斜面図である。
【図6】シャーシと案内台の斜面図である。
【図7】プロジェクターの斜面図である。
【図8】プロジェクターの内部構造の概略説明図である。
【符号の説明】
(1) 保護キャビネット
(15) 外気取入口
(17) 窓孔
(2) フィルター収容部
(3) フィルター
(4) 表示部
(5) シャーシ
(6) 吸気ファン
(7) コントロール端子
(8) プロジェクター

Claims (4)

  1. 光源用ランプ( ) 内部冷却用ファン(88b)を内蔵し外部からの入力信号を映像として投写するプロジェクター(8)を収容して、煙草の煙や塵芥等による外気の汚れからプロジェクターを保護するための保護キャビネットであって、外気取入口(15)、蓋付きのプロジェクター収容部(5a)、プロジェクター自体の排気部(88)との対応位置に設けられた排気口(18)、前記外気取入口(15)に交換可能に設けられたフィルター(3)、該フィルターの下流側に配備された吸気ファン(6)、プロジェクターの投写レンズ (82) との対応位置に外気の侵入を防止できる窓孔 (17) 、収容されたプロジェクター ( ) のコントロール端子 (87) に接続できるコントロール端子 ( ) 及び制御基板 (44) を有しており、保護キャビネット ( ) に吸気ファン ( ) が停止する等のファン異常が発生すれば、プロジェクター ( ) の光源用ランプ ( ) をOFFし、プロジェクター ( ) 側に光源用ランプ ( ) の損傷等のランプ異常又はファン (80) が停止する等の異常が発生すれば、保護キャビネット ( ) の吸気ファン ( ) を停止させることができ、プロジェクター収容部(5a)の蓋(14a)には、収容されるプロジェクター(8)の端子群(87a)を外部に露出させるための端子露出用開口(19)が開設され、吸気ファン(6)の吸気能力は、収容されるべきプロジェクターのファン(88b)の吸気能力よりも高い、プロジェクター保護キャビネット。
  2. 収容されたプロジェクター(8)の光源用ランプ(9)の取付け位置に対応して蓋板(10)を具えたランプ交換用開口(16)が設けられている、請求項1に記載のプロジェクター保護キャビネット。
  3. プロジェクター(8)に複数の表示ランプが配備され、該表示ランプの一部又は全部の表示機能を有しており、プロジェクターからの信号によって、プロジェクターの表示ランプの表示を外部から知ることができる表示部(4)を具えた、請求項1又は2に記載のプロジェクター保護キャビネット。
  4. 請求項1乃至の何れかに記載の保護キャビネット(1)を具えたプロジェクター。
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