JP3974717B2 - 設定内容可変型電話機 - Google Patents

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Description

【0001】
(目次)
発明の属する技術分野
従来の技術
発明が解決しようとする課題
課題を解決するための手段
発明の実施の形態(図1〜図18)
発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】
本発明は、発側電話機からの要求を網を介して着側電話機へ伝えることにより、着側電話機の設定内容を変更しうる通信ネットワークに使用される設定内容可変型電話機に関する。
【0003】
【従来の技術】
次世代のネットワークとして、実用に供されているISDN(Integrated Service Digital Network) 網は、アナログ網と比べて、高速、高品質そして低額な通信料金を可能とするものとして、様々な分野に利用されているが、このISDN網は、多くの端末を収容しているため、その規則において、保守管理及び網を運営していく上で、各端末の正常性を確認するための試験項目が用意されている。そして、各端末は、これらの項目を試験できるような多数の機能を有している。これから、ISDN網に収容されている各端末の試験を行なうに際し、保守員がわざわざ各端末を検査しに出向くことなく、保守センタ等から遠隔的に保守用の信号を配信することによって、検査できるようなっている。
【0004】
この遠隔操作に関する技術は、特開平5-175920号公報に開示されている。この特開平5-175920号公報には、ISDN網で提供されている『ユーザ間情報通知』機能を用いて遠隔から集中的にISDN端末の保守を行なうために、ISDN端末システムにおける遠隔保守方式に関する技術が開示されている。そして、この特開平5-175920号公報に記載されている技術内容は、ISDN端末システムにおける遠隔保守方式に関するものであって、不特定多数の端末と接続を行なうことのできる回線交換であっても、データ通信を中断することなく、また、データ通信に対する運用上の制限を課すことなく遠隔保守を行なえるようにしたものである。そのため、ユーザ情報チャネル(Bチャネル)にて、データ通信が行なわれるのと並行して、信号チャネル(Dチャネル)で、呼設定情報(呼設定メッセージ)中のユーザユーザ情報を用いた保守情報の送受により保守作業が行なわれるようになっている。
【0005】
従って、ISDN網を介して、発信者は、発側電話機により呼設定情報内のユーザユーザ情報要素に、変更内容を示す要求情報を含めて送信することによって、受信者である相手電話機の設定を、その要求に従って自動的に変更することが可能となる。例えば電話をかけた際に、相手電話機のベルを何度鳴らしても、相手が応答しないような場合に、その相手電話機の着信ベル音量を大きくしたり、バイブレータをオンにしたりすることが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、変更要求を受ける着信側から見ると、無断で自分の電話機の設定を変更されると困るという課題がある。例えば、会議中の部屋等、大きな着信音が鳴り響くのが相応しくない場所では、無断で着信音を大きくされると、着信電話機の使用者にとっては大変不都合であり、また、自分が設定した内容が勝手に変更されてしまっては、非常に使いずらい。
【0007】
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、着側電話機使用者が、着側電話機の呼び出し音やバイブレータのオン/オフ等の設定内容の変更に関して、発信電話機側から制御を受けることを、許諾するのか或いは拒否するのかを選択できるようにして、不都合な設定変更を回避できるようにするとともに、不都合でない設定変更を可能にした、設定内容可変型電話機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明の設定内容可変型電話機は、呼設定情報に付加された発側電話機からの機能設定要求を受信する機能設定要求受信手段と、この機能設定要求受信手段にて受信された機能設定要求に従って設定内容を変更しうる設定内容変更手段とをそなえるとともに、この機能設定要求を受け入れない場合に、その機能設定要求に従った設定内容変更手段による設定内容の変更を拒否しうる制御手段をそなえ、さらに、この制御手段が、前記機能設定要求が複数の要求を含んでいる場合に、前記複数の要求を受け入れるかどうかを判定する複数の部分判定手段をそなえ、前記複数の部分判定手段の判定結果に基づいて、前記複数の要求のそれぞれについて当該要求を受け入れない場合には、当該要求に従った前記設定内容変更手段による該当する設定内容の変更を拒否しうるように構成されたことを特徴としている。
【0009】
また、制御手段は、特定情報を有する電話機からの機能設定要求である場合に、機能設定要求を受け入れるように構成することができる。
そして、この制御手段は、特定情報として特定の電話番号を有する電話機からの機能設定要求である場合に、その機能設定要求を受け入れるように構成されてもよく、或いは、特定情報として特定の識別情報を有する電話機からの機能設定要求である場合に、その機能設定要求を受け入れるように構成されてもよく、また或いは、特定情報として電話機に当初から付与された特定の識別情報を有する電話機からの機能設定要求である場合に、その機能設定要求を受け入れるように構成されてもよい。
【0010】
また、機能設定要求を受け入れるかどうかについての判定基準情報を外部入力手段を用いて設定する判定基準設定手段をそなえて構成することもできる。
【0011】
加えて、本発明に関連する技術の着側電話機の設定内容変更が可能な電話機は、着側電話機の設定内容を変更するための、複数の要求を含む機能設定要求であって、前記着側電話機で当該複数の要求のそれぞれの判定結果に基づいて当該複数の要求のそれぞれに従った前記設定内容を変更するための機能設定要求を呼設定情報に付加する機能設定要求付加手段と、この機能設定要求付加手段による機能設定要求の付加時に、機能設定要求に基づいた着側電話機の設定内容の変更を許容しうる特定情報を呼設定情報に付加する特定情報付加手段とをそなえて構成されたことを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(A)本発明の第1実施形態の説明
図1は、本発明及び本発明に関連する技術を適用される、設定内容可変型電話機及び着側電話機の設定内容変更が可能な電話機を収容したISDNシステムの模式図である。この図1に示すように、このモデルは、携帯電話機1a,1bと、無線基地局50a,50bと、ISDN網51等を有し、携帯電話機1a,1bはそれぞれ、無線基地局50a,50bを介してISDN網51に接続されるようになっていて、また、固定電話機40a,40bもそれぞれ、ISDN網51に接続されている。
【0013】
ここで、携帯電話機1a,1b及び固定電話機40a,40bはそれぞれ、本発明及び本発明に関連する技術を適用される、設定内容可変型電話機又は着側電話機の設定内容変更が可能な電話機であり、無線基地局50a,50bはそれぞれ、無線信号を受信し、処理して、呼信号をISDN網51に送出するとともに、このISDN網51から送出されてくる呼信号を処理して無線信号に変換して送信するものである。そして、携帯電話機1aと携帯電話機1bとの間で通信を行なう場合は、発信者が、例えば携帯電話機1aを用いて発呼すると、その無線信号が無線基地局50aによって受信・処理されて、ISDN網51を介して、無線基地局50bから無線送出される。着信者は、携帯電話機1bにより、その無線信号を受信して電話通信が行なわれる。
【0014】
以下の説明においては、発側電話機は、携帯電話機1aとし、着側電話機は、携帯電話機1bとするが、発側電話機及び着側電話機はそれぞれ、この図1に示すような固定電話機40a又は40bのいずれであってもよい。固定電話機40a,40bが、携帯電話機1a,1bへ発呼したり、固定電話機40aから固定電話機40bに発呼したり、また、携帯電話機1a,1bから固定電話機40a,40bに発呼するような態様にて実施することも可能である。
【0015】
そして、携帯電話機1aから携帯電話機1bを呼び出す場合、ユーザ情報チャネル(Bチャネル又は無線区間での相当するチャネル)にて音声通信が行なわれるのに先立って、信号チャネル(Dチャネル又は無線区間での相当するチャネル)にて、携帯電話機1a,1bとISDN網51との間で、チャネル割当等のプロトコルにしたがったシーケンシャルな信号のやり取りが行なわれる。ここで、発信者は、ISDN網51を介して、呼設定メッセージ内に、着側電話機の設定変更内容を示す情報を含めて送信することができる。
【0016】
すなわち、このシーケンスとは次のようになる。まず、携帯電話機1aからISDN網51へ呼設定(SETUP) メッセージが出されると、ISDN網51から携帯電話機1aへ呼設定受付(CALL PROC) が返送されるとともに、ISDN網51から携帯電話機1bへ呼設定メッセージが出される。そして、携帯電話機1bが、呼を受け付ける(応答する)場合は、携帯電話機1bからISDN網51へ応答(CONN)メッセージが出され、これに対して、ISDN網51から携帯電話機1aへ応答メッセージが返送されるとともに、ISDN網51から携帯電話機1bへ応答確認(CONN ACK)メッセージが出され、ここで、携帯電話機1aを持つ発信者と携帯電話機1bを持つ着信者との間で電話通信が開始されるのである。
【0017】
従って、このシーケンスにおいて、発信者は、ISDN網51を介して、呼設定メッセージ内に、着側電話機の設定変更内容を示す情報を含めて送信することにより、相手電話機の設定を変更することができるのである。
図2に本発明に関連する技術の一実施形態にかかる発側電話機(着側電話機の設定内容変更が可能な電話機)の機能ブロック図を示す。この図2に示す、発側電話機(携帯電話機1a)は、着側電話機の設定内容の変更が可能な電話機であり、機能設定要求付加手段41と、特定情報付加手段42と、無線送信手段43と、送信アンテナ44とをそなえて構成されている。
【0018】
ここで、機能設定要求付加手段41は、着側電話機の設定内容を変更するための機能設定要求を呼設定メッセージに付加するものであり、発信者の要求に応じて携帯電話機1bの着信音を大きくしたり、バイブレータ設定をオン/オフにする等の機能設定要求の情報を、送信する呼設定メッセージ内の特定の領域に付加挿入を行なう。またこれは、発信者がこの携帯電話機1aの表示ディスプレイのメニューにしたがって、テンキー(プッシュボタン)等を操作することにより行なわれ、このテンキー等からの操作内容は、CPU(この図2では省略)によって読み込まれ、CPU,ROM,RAM等(この図2では省略)が協働することで、この機能設定要求付加機能が発揮される。
【0019】
そして、特定情報付加手段42は、この機能設定要求付加手段41による機能設定要求の付加時に、機能設定要求に基づいた着側電話機の設定内容の変更を許容しうる特定情報を呼設定メッセージに付加するものであり、着側電話機に自分の特定情報を識別させるよう、送信する呼設定メッセージ内の特定の領域に特定情報を表すビットの付加挿入を行なう。またこれも、発信者がこの携帯電話機1aの表示ディスプレイのメニューにしたがって、テンキー等を操作することにより行なわれ、このテンキー等からの操作内容は、CPU(この図2では省略)によって読み込まれ、CPU,ROM,RAM等(この図2では省略)が協働することで、この特定情報付加機能が発揮される。
【0020】
この特定情報とは、発側電話機の電話番号(以下の説明で発番号と称することがある)やその電話機の固有識別情報(ID情報)等である。着側電話機は、この特定の電話番号やID等を有する発側電話機のみに、機能設定を許諾する。着側電話機は、この特定情報を解析して、これが予め記憶しておいた電話番号やID等と一致するならば、発信者の設定内容変更を許諾し、一致しなければ、拒否するようにする。なお、この特定情報や設定の詳細に関しては、後述する。
【0021】
また、無線送信手段43は、呼設定メッセージが入ったデータを無線信号に変換して送信するもので、送信アンテナ44は、無線信号を無線伝搬路に送出するものである。
これにより、発信者が着側の携帯電話機1bの着信音を大にする場合、発信者は、携帯電話機1aの表示ディスプレイのメニューにしたがって、テンキー等を操作して、着信音を大にするという設定を行なう。すると、機能設定要求付加手段41は、まず機能設定要求有りを表すビット(呼設定メッセージ内の特定の領域)をオンにして、その具体的内容である着信音大を表すビットをもオンにし、特定情報付加手段42は、携帯電話機1aの電話番号やID等を呼設定メッセージ内に付加する。そして、無線送信手段43において、これらの情報が入った呼設定メッセージが無線信号に変換されて、送信アンテナ44から、この無線信号が無線伝播路に送出され、図1に示す無線基地局50aにて受信・処理されて、ISDN網51を介して、無線基地局50bから無線送出される。そして、着信者は、携帯電話機1bにより、その無線信号を受信して通信が行なわれる。
【0022】
図3は本発明の一実施形態にかかる着側電話機(設定内容が可変な電話機)の機能ブロック図であるが、この図3に示す設定内容可変型電話機(携帯電話機1b)は、受信アンテナ2と、無線受信手段3と、機能設定要求受信手段4と、記憶手段8と、表示操作手段9と、設定内容変更手段7と、制御手段10とをそなえて構成されている。
【0023】
ここで、受信アンテナ2は、無線信号を受信するアンテナであり、無線受信手段3は、受信された無線信号を復調するものであり、機能設定要求受信手段4は、呼設定メッセージに付加された発側の携帯電話機1aからの機能設定要求を受信するものである。
この機能設定要求とは、前述したように、携帯電話機1bの着信音を大きくしたり、バイブレータ設定をオン/オフにする等の情報であるが、具体的には、発信者から送信される呼設定メッセージ内のユーザユーザ情報要素の一つを表す。図6(a)に呼設定メッセージのフォーマットを示すが、この図6(a)に示す呼設定メッセージ(呼設定情報)30〔以下、受信呼設定メッセージを特に呼設定メッセージ30と称する〕は、通信チャネルを開設するために着側電話機に最初に送信されるメッセージであって、プロトコル識別子,付加サービス識別子及び呼番号,メッセージ種別,伝達能力,発番号,ユーザユーザ情報からなる領域を有している。これらの領域の意味の概略は、次のようになる。すなわち、プロトコル識別子は、レイヤ3の呼制御(CC)を表し、付加サービス識別子及び呼番号は、オプションの有無を表すとともに対応する呼番号を格納し、メッセージ種別は、呼設定(SETUP) を表している。また、伝達能力は、音声情報であることを表し、発番号は、相手電話番号を表し、ユーザユーザ情報は、設定変更要求情報を表している。また、この中の領域30aに入るユーザユーザ情報のフォーマットを、図6(b)に示す。この図6(b)に示すように、このユーザユーザ情報領域は、オクテット1からオクテット5までの領域にその要素を格納している。
【0024】
ここで、各オクテットに格納される情報を説明すると次のようになる。すなわち、オクテット1には、受信したメッセージがユーザユーザ情報であることを表す情報要素識別子が格納され、オクテット2には、情報要素長が格納され、この情報要素長は図6(b)のオクテット3〜5までの情報バイト数が3バイト(03hのhは16進を表す)であることを表す。また、オクテット3には、設定変更要求が格納され、発信者からの何らかの設定要求の有無を表し、『有り』だと00000010[bin] となり、『無し』だと00000000[bin] となる(ここで、bin は2進表現[binary]を表す。以下同じ)。図6(b)には、これらの下位2ビットのみが記載されている。さらに、オクテット4には、着信音設定要求及びバイブレータ設定要求の有無を表すビットが格納される。着信音設定要求に関しては、このオクテット4のLSB から2番目のビットで設定され、『有り』だと0000001X[bin] となり、『無し』だと0000000X[bin] となる(ここでXはDon't careを表す。以下同じ)。バイブレータ設定要求に関しては、このオクテット4のLSB ビットで設定され、『有り』だと000000X1[bin] となり、『無し』だと000000X0[bin] となる。さらにオクテット5には、オクテット4で、着信音設定要求又はバイブレータ設定要求があった場合に、それらの要求が、着信音のオン/オフなのか、バイブレータのオン/オフなのかを表すビットが格納される。着信音の設定については、オンで0000001X[bin] となり、オフで0000000X[bin] となり、バイブレータの設定については、オンで000000X1[bin] となり、オフで000000X0[bin] となる。
【0025】
そして、着側の携帯電話機1bの機能設定要求受信手段4は、受信した呼設定メッセージ30の中からユーザユーザ情報領域30aを検索し、このオクテット3にある、領域を検査し、これが設定変更要求が有(00000010[bin]) か無(00000000[bin])かを見て、その結果を出力する。
図3に戻って、記憶手段8は、データの読出・書込をするもので、表示操作手段9は、設定内容等を使用者に表示するとともに、使用者からの入力操作を受け付けるものであり、また、設定内容変更手段7は、機能設定要求受信手段4にて受信された機能設定要求に従って設定内容を変更しうるものであり、記憶手段8の内容を書き換えることができる。
【0026】
さらに、制御手段10は、少なくとも、機能設定要求を受け入れない場合に、その機能設定要求に従った設定内容変更手段7による設定内容の変更を拒否しうるものであって、判定手段5と、指令手段6とをそなえて構成されている。
すなわち、この判定手段5は、上記の機能設定要求受信手段4にて受信された機能設定要求を受け入れるかどうかを判定するものであり、複数の機能設定要求に対応して、部分判定手段5−1〜5−nをそなえて構成されている。そして、機能設定要求受信手段4にて受信された設定変更要求が有(00000010[bin]) の場合に、その機能設定要求を受け入れるかどうかの判定を行なう。この判定の条件は、設定変更要求が有(00000010[bin]) でかつ予め使用者が変更を許諾する操作をしてある場合に限って設定変更を行なうこととし、それ以外の場合は設定変更を行なわないようにしている。
【0027】
そして、指令手段6は、判定手段5で機能設定要求を受け入れると判定した場合には、その機能設定要求に従った設定内容変更手段7による設定内容の変更を許容する一方、判定手段5で機能設定要求を受け入れないと判定した場合には、機能設定要求に従った設定内容変更手段7による設定内容の変更を拒否しうるものである。
【0028】
なお、機能設定要求が複数の要求を含んでいる場合に、少なくとも、上記の制御手段10が、その複数の機能設定要求のそれぞれについて機能設定要求を受け入れない場合には、当該機能設定要求に従った設定内容変更手段7による該当する設定内容の変更を拒否しうるように構成されている。すなわち、上記の判定手段5が、各機能設定要求毎にそれぞれの機能設定要求を受け入れるかどうかを判定するように、部分判定手段5−1〜5−nをそなえて構成されるとともに、指令手段6が、この判定手段5で該当する機能設定要求を受け入れると判定した場合には、当該機能設定要求に従った設定内容変更手段7による該当する設定内容の変更を許容する一方、判定手段5で該当する機能設定要求を受け入れないと判定した場合には、当該機能設定要求に従った設定内容変更手段7による該当する設定内容の変更を拒否しうるように構成されている。
【0029】
次に、図4に本発明の一実施形態にかかる発側携帯電話機のブロック構成図を、また、図5に本発明の一実施形態にかかる着側携帯電話機のブロック構成図をそれぞれ示す。
この図4は、図2に示した発側電話機(着側電話機の設定内容変更が可能な電話機1a)を詳細に表したものであって、表示操作部64と、機能設定要求付加部(機能設定要求付加手段)60と、特定情報要求付加部(特定情報要求付加手段)61と、無線送信部(無線送信手段)62と、送信アンテナ63とをそなえるとともに、ハードウェアとして、CPU71,ROM72,メモリ(RAM)77,マイク70,スピーカ75,リンガ(鳴動部)73,バイブレータ(振動部)74,ディスプレイ64a,テンキー(プッシュボタン)64b,スイッチ64c等を有する。なお、これらの各ハードウェアが有する機能は、公知内容であるので、その詳細な説明は省略する。
【0030】
ここで、表示操作部64は、使用者へ入力操作を促すメニューを表示するとともに、使用者から入力される設定情報を受け付けるものであり、これらの機能はディスプレイ64a(以下、表示ディスプレイ64aと称することがある),テンキー64b,スイッチ64c等によって発揮される。
また、機能設定要求付加部60は、上記の機能設定要求付加手段41に対応して、着側電話機(携帯電話機1b)の設定内容を変更するための機能設定要求を呼設定メッセージに付加するものであり、発信者の要求に応じて携帯電話機1bの着信音を大きくしたり、バイブレータ設定をオン/オフにする等の機能設定要求の情報を、送信する呼設定メッセージ内の特定の領域に付加挿入を行なう。またこれは、発信者がこの携帯電話機1aの表示ディスプレイ64aのメニューにしたがって、テンキー64b,スイッチ64c等を操作することにより行なわれ、これらのテンキー64b,スイッチ64c等からの操作内容は、CPU71によって読み込まれ、CPU71,ROM72,RAM77等が協働することで、この機能が発揮される。
【0031】
そして、特定情報付加部61は、上記の特定情報付加手段42に対応して、機能設定要求付加部60による機能設定要求の付加時に、機能設定要求に基づいた着側電話機の設定内容の変更を許容しうる特定情報を呼設定メッセージに付加するものであり、着側電話機に自分の特定情報を識別させるよう、送信する呼設定メッセージ内の特定の領域に特定情報を表すビットの付加挿入を行なう。またこれも、発信者がこの携帯電話機1aの表示ディスプレイ64aのメニューにしたがって、テンキー64b,スイッチ64c等を操作することにより行なわれ、このテンキー64b等からの操作内容は、CPU71によって読み込まれ、CPU71,ROM72,RAM77等が協働することで、この機能が発揮される。なお、この特定情報とは、発側電話機の電話番号やその電話機の固有識別情報(ID情報)等であり、その詳細は後述する。
【0032】
さらに、無線送信部62は、上記の無線送信手段43に対応して、呼設定メッセージが入ったデータを無線信号に変換して送信するものであり、送信アンテナ63は、無線信号を無線伝搬路に送出するものである。
これにより、発信者は、携帯電話機1aの表示ディスプレイ64aのメニューにしたがって、テンキー64b,スイッチ64c等を操作して、着信音を大にしたり、バイブレータをオン/オフしたりする設定を行なう。すると、機能設定要求付加部60は、まず機能設定要求有りを表すビット(呼設定メッセージ内の特定の領域)をオンにして、その具体的内容である着信音大を表すビットをもオンにし、特定情報付加部61は、携帯電話機1aの電話番号やID等を呼設定メッセージ内に付加する。そして、無線送信部62において、これらの情報が入った呼設定メッセージが無線信号に変換されて、送信アンテナ63から、この無線信号が無線伝播路に送出され、図1に示す無線基地局50aにて受信・処理されて、ISDN網51を介して、無線基地局50bから無線送出される。そして、着信者は、携帯電話機1bにより、その無線信号を受信して通信が行なわれる。
【0033】
一方、図5は、図3に示した設定内容可変型電話機(携帯電話機1b)を詳細に表したものであって、受信アンテナ2と、無線受信部(無線受信手段)13と、メッセージ処理部26と、設定変更諾否記憶部(記憶手段)18と、表示操作部(表示操作手段)19とをそなえるとともに、ハードウェアとして、メモリ(RAM)18a,CPU21,ROM22,マイク20,スピーカ25,リンガ(鳴動部)23,バイブレータ(振動部)24,ディスプレイ19a,テンキー19b,スイッチ19c等を有する。そして、メモリ書き込み手段(外部入力手段)27が、この携帯電話機1bに接続されている。なお、これらの各ハードウェアが有する機能は、公知内容であるので、その詳細な説明は省略する。
【0034】
ここで、無線受信部13は、上記の無線受信手段3に対応して、ISDN網51から無線基地局50bを介して送信される無線信号を受信アンテナ2にて受信し、制御信号や音声データ等の復調を行なうもので、既知の携帯電話と同様な電子回路からなる。なお、これら無線部分のものに関する詳細な説明は省略する。そして、メッセージ処理部26は、発側電話機との通話を開始・終了させるためにISDN網51から送信される呼設定等のメッセージの制御信号を解析し、通話の開始・終了のために必要な指示をこの携帯電話機1bの各部に出して、適切な動作をさせるようにするものであって、制御信号解析部(機能設定要求受信手段)14と、制御部(制御手段)11と、設定内容変更部(設定内容変更手段)17と、をそなえて構成されている。また、これらの機能はCPU21,メモリ18a,ROM22等にて発揮される。
【0035】
ここで、制御信号解析部14は、上記の携帯電話機1bの機能設定要求受信手段4に対応し、呼設定メッセージ30に付加された発側の携帯電話機1aからの機能設定要求を解析するものである。また、制御部11は、上記携帯電話機1bの制御手段10に対応し、設定変更許諾判定部(判定手段)15と、指令部16とをそなえて構成されている。
【0036】
ここで、設定変更許諾判定部15は上記の携帯電話機1bの制御手段10内の判定手段5に対応し、上記の制御信号解析部14にて受信された機能設定要求を受け入れるかどうかを判定するものであり、複数の機能設定要求に対応して、部分判定部15−2〜15−4をそなえて構成されている。さらに、設定内容変更部17は、上記の携帯電話機1bの設定内容変更手段7に対応し、制御信号解析部14にて解析された機能設定要求に従って設定内容を変更しうるものである。そして、指令部16は上記の携帯電話機1bの制御手段10内の指令手段6に対応し、設定変更許諾判定部15で機能設定要求を受け入れると判定した場合には、その機能設定要求に従った設定内容変更部17による設定内容の変更を許容する一方、設定変更許諾判定部15で機能設定要求を受け入れないと判定した場合には、機能設定要求に従った設定内容変更部17による設定内容の変更を拒否しうるものである。
【0037】
加えて、この携帯電話機1b内の設定変更諾否記憶部18は、上記の携帯電話機1bの記憶手段8に対応し、データの読出・書込をするものであり、メモリ18aをそなえて構成されている。この設定変更諾否記憶部18は、諾否(許諾或いは拒否のことをいう。以下同じ)を表す情報をこのメモリ18aの特定のビットのオン/オフ状態で記憶するようにしており、この機能は不揮発性のRAMによって発揮される。また、この諾否ビットの意味は次のようになる。
【0038】
発信者が予め着側電話機のリンガ23の呼び出し音の変更やバイブレータ24のオン/オフ等の機能設定要求を入れて送信するだけでは、着信者は、無断で自分の電話機の設定を変更されてしまう可能性がある。例えば、会議中などで大きな着信音が鳴り響くのが相応しくない場所で仕事をしている人にとっては、無断で着信音を大きくされると、大変不都合である。そこで、着側電話機の使用者は、発信者からの着側電話機のリンガ23の呼び出し音やバイブレータ24のオン/オフ等の設定内容の変更要求を無条件に受け入れるのではなく、無条件に拒否することもできるように、ケースバイケースで許諾/拒否するというようにしている。図7に、着側電話機のメモリ18a内の諾否情報を設定するための一領域を示す。この図7に示す第0ビット(同図右端に示すビット)が諾否を表すビットであって、発信者から送信されうる設定変更要求に対して、変更許諾なら第0ビットに1が格納され、変更拒否ならば第0ビットに0が格納される。そして、図5における設定変更許諾判定部15は、メモリ18a内の所定番地(領域)に記憶されている諾否情報を参照し、機能設定要求を受け入れるかどうかの判定を行なうのである。すなわち、諾否情報=許諾ならば、設定変更が行なわれ、逆に、諾否情報=拒否ならば設定変更が行なわれないので、この携帯電話機1bの使用者が予め望む通りに諾否情報を設定しておくことにより、会議中の部屋にいるとき等は、望まない設定変更はされないようにできる。
【0039】
再度、図5に戻って、表示操作部19は、上記の携帯電話機1bの表示操作手段9に対応するものであり、使用者へ入力操作を促すメニューを表示するとともに、使用者から入力される諾否設定を受け付けるものであり、これらの機能はディスプレイ19a,テンキー19b,スイッチ19c等によって発揮される。すなわち、この表示操作部19は、通常の表示を行なう一方、使用者がどのスイッチ19cを押下してメニュー選択したか等のスイッチ操作に従って、機能設定の諾否を読み取る。そのほか、表示操作部19は、テンキー19bの押下によって、メッセージ処理部26を始めとする携帯電話機1bを構成する各部に対して指示を行なう機能をも有する。
【0040】
なお、この設定方法は、ヒューマンマシンインタフェース(HMI)による設定方法であって、使用者が予め手動により変更要求に対する諾否を電話機に入力すると、その諾否情報がメモリ18a内に記憶される。この入力方法は、HMIではなく、外部からのメモリ書き込み手段27によりメモリ18aに記憶させる方法でもよい。すなわち、設定変更諾否記憶部(判定基準設定手段)18が、機能設定要求を受け入れるかどうかについての判定基準情報(諾否情報)を、外部入力手段27を用いて設定することもでき、これによれば複雑な設定でも簡単に行なえる。
【0041】
これにより、発信者は、携帯電話機1aを用いて、機能設定要求を呼設定メッセージに付加して発呼し、その呼は、無線基地局50aにて受信・処理されて、ISDN網51を介して、無線基地局50bから無線信号として送信される。この無線信号は、携帯電話機1bの受信アンテナ2にて受信され、無線受信部13において、受信された無線信号は復調され、メッセージ処理部26に入力される。そして、このメッセージ処理部26内の制御信号解析部14において、復調された信号から呼設定メッセージ30が取り出され、その呼設定メッセージ30内のユーザユーザ情報領域30aが検索されて設定変更要求の有無が検査されて出力される。一方、この携帯電話機1bの使用者は、予め他人に設定されても構わない設定項目とそうでない設定項目とを選択し、表示操作部19のメニューにしたがって、機能設定要求の諾否を設定しておき、この諾否情報は、設定変更諾否記憶部18によって、このメモリ18a内の所定番地に記憶される。
【0042】
そして、指令部16においての制御方法は次のようになる。すなわち、まず、設定変更許諾判定部15において、制御信号解析部14から出力される設定変更要求の有無の結果と、設定変更諾否記憶部18からの諾否情報とにより設定変更の許諾判定が行なわれる。呼設定メッセージ30内のユーザユーザ情報要素の特定のビットがオンの場合、メモリ18aに格納されている諾否を示すビットが検査され、オンならば、その他のユーザユーザ情報要素により要求された内容に従って、本携帯電話機1bの設定内容が設定内容変更部17により変更され、リンガ23からの鳴動音(呼び出し音)が大きく、又は小さくされ、バイブレータ24についても、オフからオンに変更されると着信時に振動する一方、オンからオフに変更されると着信時の振動は止む。この諾否条件とは逆に、メモリ18aに格納されている諾否を示すビットがオフならば、呼設定メッセージ30内のユーザユーザ情報要素の特定のビットがオンになっていても、本携帯電話機1bは設定変更されない。これから、発信者は、着信者が特定の設定を許諾している場合は、発側電話機を用いることで、着側電話機を遠隔設定できる。また、着信者は、まったく無条件に発信者による設定変更を受けることなく、設定内容変更に対して許諾/拒否の選択ができるようになっている。
【0043】
このような構成によって、発信者は、発側電話機から着側電話機の設定内容を変更するための操作を行なう一方、着信者は、機能設定変更が無条件に行なわれないようにするため、発信者からの設定変更要求に対して許諾/拒否を行なってケースバイケースでの選択を行なうが、設定変更許諾判定部15の機能設定要求を受け入れるための判定の種類は、次の(1)(3)の3種類がある。
(1)特定の電話番号の相手のみ許諾(許可)する方法。
【0044】
この場合、設定変更許諾判定部15は、特定情報として特定の電話番号を有する電話機からの機能設定要求である場合に、その機能設定要求を受け入れると判定する。
(2)特定の識別情報(ID/パスワード)をもつ相手のみ許諾する方法。
この場合、設定変更許諾判定部15は、特定情報として特定の識別情報を有する電話機からの機能設定要求である場合に、その機能設定要求を受け入れると判定する。
(3)特定のビットパターンを有する相手からの場合は、無条件に設定変更を許諾する方法。
【0045】
すなわち、着側電話機における設定変更要求の許諾/拒否の設定に関わらず、特定のビットパターンを有する発側電話機は、強制的に着側電話機の設定を変更をしうる方法である。この場合、設定変更許諾判定部15は、特定情報として電話機に当初から付与された特定の識別情報を有する電話機からの機能設定要求である場合に、その機能設定要求を受け入れると判定する。
【0046】
換言すれば、制御部11は、機能設定要求を受け入れるために、上記の(1)(3)の3種類を有し、また、特定情報を有する電話機からの機能設定要求である場合に、その機能設定要求を受け入れるように構成されていることになる。また、上記の(1)から、この制御部11は、特定情報として特定の電話機情報を有する電話機からの機能設定要求である場合に、機能設定要求を受け入れるように構成されていることになる。そして(2)から、この制御部11は、特定情報として特定の識別情報を有する電話機からの機能設定要求である場合に、機能設定要求を受け入れるように構成されていることになり、さらに(3)から、この制御部11は、特定情報として電話機に当初から付与された特定の識別情報を有する電話機からの機能設定要求である場合に、機能設定要求を受け入れるように構成されていることになる。
【0047】
これら(1)(3)の特定情報の一致・不一致の比較方法については、次のようになる。
(1)の方法は、受信した呼設定メッセージ30内に設定変更要求があった場合に、設定変更許諾判定部15は、呼設定メッセージ30内の発番号とメモリ18aに記憶されている発番号とを比較し、一致なら設定変更を行ない、不一致ならば設定変更を行なわない。すなわち、図5のメッセージ処理部26は、図6(a)の呼設定メッセージ30中に含まれる発番号を検査し、設定変更を許容する発信者の電話番号が設定されている場合に限り、設定変更要求を受け付けるようにする。どの発番号を許容するかは、HMI や外部メモリ書き込み手段27により予めメモリ18aに記憶しておく。
【0048】
また、(2)の方法は、受信した呼設定メッセージ30内に設定変更要求があった場合に、設定変更許諾判定部15は、呼設定メッセージ30内のID/パスワード情報とメモリ18aに記憶されているID/パスワード情報とを比較し、一致なら設定変更を行なって、不一致ならば設定変更を行なわない。すなわち、メッセージ処理部26は、図6(a)の呼設定メッセージ30内に、その発信者に設定変更の権限があることを示す特定のIDパスワード情報が設定されている場合に限り、設定変更要求を受け付けるようにする。どのIDパスワードを許容するかは、HMI や外部メモリ書き込み手段27により予めメモリ18aに記憶させておく。
【0049】
さらに、(3)の方法は、受信した呼設定メッセージ30内に設定変更要求があった場合に、設定変更許諾判定部15は、呼設定メッセージ30内に発信者が特殊な権限を持つことを示す情報が入っていれば設定変更を行ない、たとえ使用者が設定を拒否する場合でも無条件に遠隔からの設定変更をすることが出来る。例えば販売店においてペアで携帯電話機を購入する際、電話番号,ID等とともに、一方の電話機には、特定の8バイトのビットパターンが書き込まれ、他方の電話機には、その特定の8バイトのビットパターンを認識できるよう設定しておく。そして、他の電話機側のメッセージ処理部26は、図6(a)の呼設定メッセージ30内に、その発信者に特殊の権限があることを示す情報(一方の電話機側の特定の8バイトのビットパターン)が設定されている場合に限り、設定変更要求を受け付けるようにする。なお、この場合、着信者がこの条件設定を変更できないように、表示操作部19からの変更をさせないようにしたり、又は一般ユーザには知らせないような特殊な操作でのみ、変更できるようにする必要がある。
【0050】
これら(1)(3)の設定条件により、設定が行なわれるが、まず、発信者による設定の操作方法を図8を用いて説明する。
図8は、発信者による設定操作方法を説明するための画面遷移図であり、それぞれの四角形の囲いはディスプレイ(図4のディスプレイ64a)のウィンドウ表示を表している。発信者は、この遷移図が示す画面上のメニューに沿って、着側電話機1bのリンガ23の着信音やバイブレータ24のオン/オフの設定を行なうのである。まず、ステップA1において、1:メモリ設定,2:ロック機能,3:相手機能設定の3種類の設定内容が表示される。このうち発信者が、3:相手機能設定を選択すると、ステップA2に移行し、発信者は、1:着信音設定,2:バイブレータ設定の選択を行なう。ここで、発信者が1:着信音設定を選択すると、ステップA3にて、着信音パターンの選択画面が表示される。発信者は、これらの着信音パターン1〜8の中から1つを選択して『設定する』か、或いは『しない』かを決定し、決定がなされると、ステップA4において、発信者は、送信前の設定確認を問われ、発信者が『送信する』を選択すると、ステップA5に進み、送信宛先番号の入力が促されて、その入力がなされると、送信が開始され、ステップA6のように、送信中は画面に『相手設定を送信しました』というエコーバックが表示される。また、ステップA2において、発信者が2:バイブレータ設定を選択すると、ステップA7に移行し、ステップA8にて、バイブレータ24の設定の選択画面が表示される。発信者は、『On』又は『Off』を選択して、『設定する』か、或いは『しない』かを決定し、決定がなされると、ステップA4に進み、ステップA4以降は、着信音設定と同様な流れをとることになる。なお、ステップA4において、『(送信)しない』が選択された場合には、再度ステップA1に戻って操作が行なわれる。そして、このような画面遷移にしたがって設定された後に、この無線信号が送信される。
【0051】
従って、ISDN網51を介して、発信者は、呼設定メッセージ30内のユーザユーザ情報領域30aに、変更内容を示す設定要求情報を含めて送信することにより、着信側である相手電話機の設定を、その要求に従って自動的に変更することができる。例えば電話をかけた際に、相手電話機を何回コールしても応答して貰えない場合に、相手携帯電話機1bのリンガ23の呼び出し音量を大きくさせたり、バイブレータ24をオンにさせることが可能となる。
【0052】
これに対して、着側電話機での制御要領を図9を用いて説明する。この図9に示すフローチャートは、図5におけるメッセージ処理部26の制御要領であるが、この図9に示すステップB1において、呼設定メッセージ30が受信されると、ステップB2において、その受信メッセージ上に設定変更要求の有無が判定される。この方法は、図6(b)で説明したように、メッセージ処理部26がユーザユーザ情報領域30aのオクテット3の設定変更要求の値を検査することにより行なう。そして、このステップB2において、オクテット3の下位2ビット値が『10』であると、メッセージ処理部26は、設定変更要求有りと判定して、有ルートをとり、ステップB3において、メッセージ処理部26(具体的には設定変更許諾判定部15)が、諾否判定を行なうため、図7のメモリ18aの第0番ビット(右端のビット)に格納されているビットを検査する。ここで、ビット0はオフ(変更拒否)を表し、またビット1は、オン(変更許諾)を表す。このステップB3において、ビット0(変更拒否)の場合は、否ルートをとり、プログラムは終了する(ステップB8)が、ビット1(変更許諾)の場合は、諾ルートをとり、設定変更フローFL1(図9のステップB4〜ステップB7)でのフローが行なわれる。
【0053】
まず、ステップB4において、受信メッセージ中の着信音要求の有無が検査されるが、これは、図6(b)のユーザユーザ情報領域30aのオクテット4のLSB から2番目のビットを検査することによって行なわれる。このビットが1ならば(図9では下位2ビット1Xと記載している)、着信音要求が有りと判定されて有ルートがとられ、ステップB5において、メッセージ処理部26は、ユーザユーザ情報領域30aのオクテット5の値を検査する。ここで、メッセージ処理部26は、その値が0000001X[bin] なら、着信音をオンに設定し、0000000X[bin] ならオフに設定する。逆に、ステップB4において、ユーザユーザ情報領域30aのオクテット4のLSB から2番目のビットが0ならば(図9では下位2ビット0Xと記載している)、着信音要求は無しと判定されて無ルートがとられ、ステップB6のバイブレータ24の設定要求の有無(図9ではバイブレータ要求有無と記載している)の検査が行なわれる。
【0054】
次に、ステップB6において、メッセージ処理部26は、ユーザユーザ情報領域30aのオクテット4のLSB を検査して、この値が1なら(図9では下位2ビットX1と記載している)、バイブレータ設定要求有りと判定して、有ルートをとる。そして、ステップB7において、メッセージ処理部26は、ユーザユーザ情報領域30aのオクテット5の値を検査し、その値が000000X1[bin] なら、バイブレータ24をオンに設定し、000000X0[bin] ならオフに設定する。なお、ステップB6において、ユーザユーザ情報領域30aのオクテット4のLSB が0なら(図9では下位2ビットX0と記載している)、バイブレータ設定要求は無しと判定されて、無ルートをとって、プログラムが終了する(ステップB8)。
【0055】
このように、受信メッセージ上に設定変更要求が格納されている場合(ステップB2の有ルート)、諾否判定が行なわれる。設定変更が拒否ならば設定変更はされないので(ステップB3の否ルート)、着信者は、無条件に発信者の要請を拒否できるとともに、設定変更が許諾ならば設定変更がされうるので(ステップB3の諾ルート)、その場合は、発信者の遠隔操作を受けることとなる。またこれにより、ケースバイケースで設定でき、電話機利用の利便性を高めることができる。
【0056】
次に、着側電話機の設定内容の変更のための他の制御要領を図10,11,16を用いて説明するが、この図10に示すフローチャートにおいて、FL2と付した部分のフローが、前記の図9に示したFL1と付した部分のフローよりも詳細になっている。
すなわち、この図10に示すステップC1において、呼設定メッセージ30が受信されると、ステップC2において、その受信メッセージ上に設定変更要求の有無が判定される。この方法は、メッセージ処理部26がユーザユーザ情報領域30aのオクテット3の下位2ビットの値を検査することにより行なう。そしてこのステップC2において、設定変更要求の下位2ビットが『10』であると、有りと判定されて有ルートをとり、ステップC3において、メッセージ処理部26(具体的には設定変更許諾判定部15)が、1回目の諾否判定を行なう。図11に着側電話機のメモリ18a内の諾否情報を設定するための他の領域を示すが、設定変更許諾判定部15は、この図11に示すメモリ18aの第0番ビット(符号18a−1が付された位置のビット)に格納されているビットを検査する。ここで、ビット0はオフ(変更拒否)を表し、またビット1は、オン(変更許諾)を表す。このステップC3において、ビット0(変更拒否)の場合は、否ルートをとり、プログラムは終了するが(ステップC12)、ビット1(変更許諾)の場合は、設定変更フローFL2(この図10のステップC4〜ステップC11)でのフローが行なわれる。
【0057】
まず、ステップC4において、着信音要求の有無がユーザユーザ情報領域30aのオクテット4のLSB から2番目のビットを検査することによって行なわれ、このステップC4で、着信音要求が有りと判定されると、有ルートがとられ、ステップC5において、着信音変更要求について、諾否判定がなされる。従って、ステップC3の諾否判定から数えると2回目の諾否判定となる。設定変更許諾判定部15内の部分判定部15−2は、図11に示すメモリ18aの第1番ビット(符号18a−2が付された位置のビット)に格納されているビットを検査し、ビット0の場合は、着信音変更要求は拒否となり、拒否ルートをとり、ステップC8のバイブレータ24の設定の検査が行なわれる。なおここで、ビット0はオフ(変更拒否)を表し、またビット1は、オン(変更許諾)を表す。また、このステップC5において、ビット1の場合は、着信音変更要求は許諾となり、許諾ルートがとられ、続けてステップC6で、ID/パスワードについての諾否判定が、部分判定部15−3によりなされる。すなわち、ステップC3の諾否判定から数えると、3回目の諾否判定となる。
【0058】
図14は、ID/パスワードによる諾否判定の制御要領を示すフローチャートであるが、この図14のステップE3において、メモリ18aに格納されているID/パスワードと、受信メッセージ中のID/パスワードとが比較される。また、図15にID対応に判定する場合の他のメモリ領域での格納情報と形式例を、図16にID対応に判定する場合のユーザユーザ情報領域30aのフォーマットをそれぞれ示す。図14のステップE3において、設定変更許諾判定部15内の部分判定部15−3は、図16に示す受信したユーザユーザ情報領域30a内のID(オクテット6〜オクテット12)及びパスワード(オクテット13〜17)と、図15に示す他のメモリ領域18cに入力しておいたID/パスワードとを順次比較していく。例えば受信メッセージ中のIDがAAA0000 でパスワードが!#ABC の場合は、図15のメモリ領域18cのn番地に格納されたID/パスワードと一致するので、この発信者の設定変更要求は許諾となる。
【0059】
そして、図10に戻って、ステップC6における諾否判定結果も許諾となり、このステップC6の許諾ルートがとられ、ステップC7に進み、ここで初めて着側電話機の着信音に関する設定が行なわれるのである。ステップC7では、メッセージ処理部26が、ユーザユーザ情報領域30aのオクテット5のLSB から2番目のビットを検査し、この値が1ならば、設定内容変更部17は着信音をオンに設定し、逆にこの値が0ならば、設定内容変更部17は着信音をオフに設定する。なお、ステップC6で、ID/パスワードが一致しなければ、拒否ルートがとられ、ステップC8のバイブレータ24の設定の検査が行なわれる。すなわち、この3回目の諾否判定において、メッセージ処理部26内の制御部11にある指令部16は、部分判定部15−3で該当する機能設定要求を受け入れると判定した場合には、当該機能設定要求に従った設定内容変更部17による該当する設定内容の変更を許容する一方、部分判定部15−3で該当する機能設定要求を受け入れないと判定した場合には、当該機能設定要求に従った設定内容変更部17による該当する設定内容の変更を拒否していることになる。この場合発信者は、着信音の設定変更要求の許諾は与えられないことになる。
【0060】
次の段階として、ステップC8において、メッセージ処理部26は、ユーザユーザ情報領域30aのオクテット4の値を検査することによって、バイブレータ設定要求の有無を判定する。そして、このステップC8で、バイブレータ設定要求が有りと判定されると、有ルートをとり、ステップC9において、バイブレータ変更要求について、ステップC3から数えて4回目の諾否判定がなされる。
【0061】
すなわち、設定変更許諾判定部15内の部分判定部15−4は、図11に示すメモリ18aの第2番ビット(符号18a−3が付された位置のビット)に格納されているビットを検査し、この値が1の場合は、ステップC9の許諾ルートをとり、続けてステップC10で、発番号通知の有無が検査される。ステップC9において、値が0の場合は、バイブレータ変更要求を拒否と判定して、拒否ルートをとり、プログラムが終了する(ステップC12)。ここでも、ビット0はオフ(変更拒否)を表し、またビット1は、オン(変更許諾)を表す。
【0062】
さらに、メッセージ処理部26は、ステップC10において、発番号通知の有無を判定するが、この方法は、図6(a)の呼設定メッセージ30の発番号領域に所定の発番号が格納されているかが検査されることによって行なわれる。この発番号が格納されていないと、無ルートがとられ、プログラムは終了する(ステップC12)が、発番号が格納されていれば、有ルートがとられてステップC11に進む。そしてこのステップC11において初めて、メッセージ処理部26は、着側の携帯電話機1b内のバイブレータ24に関する設定を行なうのである。これはメッセージ処理部26が、ユーザユーザ情報領域30aのオクテット5のLSB を検査し、この値が1ならば、設定内容変更部17はバイブレータ24をオンに設定し、逆にこの値が0ならば、設定内容変更部17はバイブレータ24をオフに設定するように行なわれる。そして、これが行なわれると、プログラムは終了する(ステップC12)。すなわち、この諾否判定において、メッセージ処理部26内の制御部11にある指令部16は、部分判定部15−4で該当する機能設定要求を受け入れると判定した場合には、当該機能設定要求に従った設定内容変更部17による該当する設定内容の変更を許容する一方、部分判定部15−4で該当する機能設定要求を受け入れないと判定した場合には、当該機能設定要求に従った設定内容変更部17による該当する設定内容の変更を拒否していることになる。
【0063】
このように、受信メッセージ上に設定変更要求が格納されている場合(ステップC2の有ルート)、諾否判定が行なわれて、設定変更が拒否ならば設定変更はされないので(ステップC3の否ルート)、着信者は、無条件に発信者の要請を拒否できるとともに、設定変更が許諾ならば設定変更がされうるので(ステップC3の諾ルート)、着信者は、この場合発信者の遠隔操作を受けることとなる。
【0064】
また、このように、リンガ23の着信音と、バイブレータ24のオン/オフとを、それぞれ個別に変更要求の諾否を設定できるようになるので(図10のステップC5,C9)、例えば周囲が大変静かな場所では、着信音変更をさせないようにでき、バイブレータ24の設定変更だけは許諾できるというような、切り分けた制御が可能となる。
【0065】
加えてまた、リンガ23,バイブレータ24等変更する項目によって許諾条件を個別に設定できるようになるので(図10のステップC6,C10)、例えば着信音の変更は、ID/パスワードを知っている限られた人だけに許諾し、バイブレータ24の設定変更は発番号通知をすれば、誰でも変更できるようになる。こうして、図9のような制御要領よりもきめ細かな制御が可能となり、ケースバイケースで設定でき電話機利用の利便性を高めることができる利点がある。
【0066】
さらに、このように、機能設定要求が、リンガ23の着信音やバイブレータ24の動作オン/オフ等の複数の要求を含んでいる場合に(ステップC3,C5,C6,C9)、設定変更許諾判定部15が、これらの機能設定要求毎にそれぞれの機能設定要求を受け入れるかどうかを判定するように、複数の部分判定部15−2〜15−4にて判定していることになる。そして、指令部16が、これらの部分判定部15−2〜15−4で該当する機能設定要求を受け入れると判定した場合には、当該機能設定要求に従った設定内容変更部17による該当する設定内容の変更を許容する一方、部分判定部15−2〜15〜4で該当する機能設定要求を受け入れないと判定した場合には、当該機能設定要求に従った設定内容変更部17による該当する設定内容の変更を拒否しうるように判定していることになる。
【0067】
なお、上述した(1)(3)の各条件を個別に行なった場合のメッセージ処理部26の制御要領を図12〜18を用いて説明する。
まず、(1)の制御方法について図12,13を用いて説明する。図12に、発番号に応じて許諾/拒否を切り替える場合の制御要領を示す。この図12に示すステップD1において、呼設定メッセージ30が受信されると、ステップD2で、メッセージ処理部26は、受信メッセージ上の設定変更要求の有無を判定する。そして、有りと判定されると、有ルートをとり、ステップD3において、呼設定メッセージ30内の発番号の領域〔図6(a)参照〕とメモリ18aに格納されている電話番号とを順次比較することによって、発信者の電話番号が含まれているかが照合される。そして、照合の結果、含まれていれば図12のステップD3の諾ルートがとられ、ステップD5で、前述した設定変更フローFL1又はFL2が実行され、設定変更要求に基づくリンガ23の着信音の変更,バイブレータ24の変更等が実行され、プログラムが終了する(ステップD4)。なお、このステップD2において受信メッセージ中に設定変更要求が無しと判定されたり、ステップD3において一致する電話番号が無い場合には、それぞれ無ルート,否ルートがとられ、プログラムは、終了する(ステップD4)。
【0068】
また、設定変更諾否記憶部18の登録動作は、次のようになる。まず、使用者が、表示操作部19で表示されるメニューにしたがって設定変更許諾者の電話番号を入力すると、設定変更諾否記憶部18は、この表示操作部19が読み取った電話番号を、メモリ領域18bの特定の位置に格納する。図13に発番号対応に判定する場合のメモリ領域18bへの格納情報と形式例を示す。受信メッセージ中の呼設定メッセージ30の発番号情報要素が、”0447771111”, ”0447401111”, ”0377771111”の3種類のいずれかの電話番号であると、図12のステップD3において、この発番号と図13に示すメモリ領域18bに格納しておいた電話番号とが比較されて、一致するので、ステップD3における判断結果は諾(一致する番号有)となる。また、設定変更許諾者の電話番号以外からの着信時には、設定変更諾否記憶部18は、その変更要求に対して拒否の判断をし、設定変更は行なわない。なお、この図13に示すメモリ領域18bには複数の電話番号を格納することができる。番地(アドレス)番号は、説明の便宜上割り振ったもので、アドレス間隔が同図に示す間隔に限る必要はない。
【0069】
このように、受信した呼設定メッセージ30内に設定変更要求があったときに、設定変更許諾判定部15が、特定情報を有する電話機からの機能設定要求である場合に、その機能設定要求を受け入れると判定しており、その特定情報として特定の電話番号を有する電話機からの機能設定要求である場合に、その機能設定要求を受け入れると判定している。すなわち、この設定変更許諾判定部15は、呼設定メッセージ30内の発番号とメモリ領域18bに記憶されている発番号とを比較し、一致なら設定変更を行ない、不一致ならば、設定変更を行なわないので、発信者からの設定変更要求を相手毎に許諾又は拒否できるようになるので、着側の使用者は、発信者に望まない設定変更をさせないようにすることができる。
【0070】
またこのように、制御部11は、特定情報を有する電話機からの機能設定要求である場合に、機能設定要求を受け入れており、その特定情報として特定の電話機情報を有する電話機からの機能設定要求である場合に、その機能設定要求を受け入れている。
次に、(2)の制御方法について図14〜16を用いて説明する。図14にID/パスワードによって許諾/拒否を切り替える場合のメッセージ処理部26の制御要領を示す。この図14のステップE1にて、呼設定メッセージ30が受信されると、ステップE2で、メッセージ処理部26は、受信メッセージ中の設定変更要求の有無を判定する。そして、有りと判定されると、有ルートをとり、ステップE3において、メッセージ処理部26は、図16に示すユーザユーザ情報内に含まれる、発信者から送られてくるオクテット6〜12のID(AAA0000 )と、オクテット13〜17のパスワード(!#ABC )と、図15に示すメモリ領域18cに格納されている発信者のID/パスワード(AAA0000/!#ABC 又はAAB0001/ABC##)とを順次比較し、一致すれば、諾と判定し、諾ルートをとり、また、一致するID/パスワードが無ければ、否と判定する。すなわち、ID/パスワードがAAA0000/!#ABC 又はAAB0001/ABC## を有する発信者のみが、着側電話機の設定をすることができる。そして、この図14のステップE5の設定変更フローFL1又はFL2が実行されて、設定変更要求に基づくリンガ23の着信音の変更及びバイブレータ24の変更が実行されて、プログラムが終了する(ステップE4)。なお、ステップE2において、設定変更要求が無しと判定されたり、ステップE3において、一致するID/パスワードが無いと判定されたときはそれぞれ、無ルート,否ルートをとり、プログラムは終了する(ステップE4)。また、この図15に示すメモリ領域18cには複数のID/パスワードを格納することができる。番地(アドレス)番号は、説明の便宜上割り振ったもので、アドレス間隔が同図に示す間隔に限る必要はない。
【0071】
この設定変更を許諾する発信者のID/パスワードの登録は次のようになる。予め使用者が、表示操作部19に表示されるメニューにしたがって入力すると、設定変更諾否記憶部18は、表示操作部19が読み取った設定変更許諾者のID/パスワードをメモリ領域18cの特定の位置に格納する。設定変更許諾者のID/パスワード以外からの着信時は設定拒否と判断され、設定変更は行なわれない。
【0072】
このように、設定変更許諾判定部15が、特定情報として特定の識別情報を有する電話機からの機能設定要求である場合に、その機能設定要求を受け入れると判定している。すなわち、受信した呼設定メッセージ30内に設定変更要求があったときに、設定変更許諾判定部15は、呼設定メッセージ30内のID/パスワード情報とメモリ領域18cに記憶されているID/パスワード情報とを比較し、一致なら設定変更を行ない、不一致ならば、設定変更を行なわないので、発信者からの設定変更要求をID毎に許諾又は拒否できるようになるので、着側の使用者は、望まない設定変更をさせないようにすることができる。また、これにより、特定のID/パスワードが複数のユーザに割り当てらることができるので、複数の使用者により書込みを行なうことが可能となる。さらに、制御部11は、特定情報として特定の識別情報を有する電話機からの機能設定要求である場合に、その機能設定要求を受け入れている。
【0073】
次に(3)による制御方法を図17,18を用いて説明する。図17は、特権のある発信者に対して無条件に設定変更を許容する場合のメッセージ処理部26の制御要領を示すフローチャートであり、また、図18に特権的変更を設定する場合のユーザユーザ情報領域18aのフォーマットを示す。この図17のステップF1にて、呼設定メッセージ30が受信されると(ステップF1)、ステップF2で、メッセージ処理部26は、受信メッセージ中の設定変更要求の有無を判定する。そして、有りと判定されると、有ルートをとり、ステップF3において、メッセージ処理部26は、ユーザユーザ情報領域30a(図18参照)のオクテット6〜13に、8バイトの特定のビットパターンが書き込まれているかどうかを検査する。そして、このステップF3にて特定のビットパターンが入っていると、メッセージ処理部26は諾と判定し、諾ルートをとり、ステップF5の設定変更フローFL1又はFL2が実行されて、設定変更要求に基づくリンガ23の着信音の変更及びバイブレータ24の変更が実行されてプログラムが終了する(ステップF4)。なお、ステップF2において無しと判定された場合や、ステップF3において、特定のビットパターンが無しと判定された場合はそれぞれ、無ルート,否ルートがとられ、プログラムは終了する(ステップF4)。
【0074】
ステップF3における、ビットパターンの検査方法は、次のようになる。すなわち、図18に示すユーザユーザ情報領域30a内のオクテット6〜13の値が読み取られ、特定の8バイトのビットパターン(例えば16進表記で、1A2B596BF3EE9FO3)が設定されているかどうかが検査される。ビットパターンが一致すると、メッセージ処理部26は、このパターンが特権的変更をする発信者からの送信であることと判定し、ステップF3での判断結果は諾(特定のビットパターン有)となる。逆に、このステップF3において、設定変更要求が無しと判定されると、無ルートをとり、プログラムは終了する(ステップF4)。
【0075】
このように、設定変更許諾判定部15が、特定情報として電話機に当初から付与された特定の識別情報を有する電話機からの機能設定要求である場合に、その機能設定要求を受け入れると判定しており、受信した呼設定メッセージ30内に設定変更要求があったときに、発信者が特殊な権限があることを示す情報が設定されている場合は、無条件に設定変更要求を受け付けるようになっている。また、制御部11は、特定情報として電話機に当初から付与された特定の識別情報を有する電話機からの機能設定要求である場合に、その機能設定要求を受け入れている。なお、この場合は、何をもって特殊な権限と判断するかをユーザが変更すると無条件な書き込みができなくなるので、表示操作部19からの変更はさせないか、又は、一般ユーザには知らせない特殊な操作でのみ変更できるようにする。
【0076】
こうすることによって、例えば親と子供とが、ペアで携帯電話機を購入する際に、その販売店において、親側の携帯電話機は、特権的変更をする者を表す特定ビットパターンが書き込まれる。そして、この親は、子供が設定変更の許諾をオフにしていても、強制的に子供の携帯電話機の設定を変更することができるようになる。親と子供とが、ペアで携帯電話機を購入する際に、その販売店において、親側の携帯電話機は、特権的変更をする者を表す特定ビットパターンが書き込まれる。そして、この親が、子供に電話をかけると、子供が設定変更の許諾をオフにしていても、子供側電話機が、発信者に特殊な権限があることを示す情報が設定されていることを認識して設定変更を許諾するので、親は、強制的に子供の携帯電話機の設定を変更することができるようになる。
【0077】
また、これにより、着側の使用者が、設定変更の許諾をオフにしていても、発側の使用者は、強制的にオーバーライトすることが可能となる。
(B)その他
なお、本発明は上述した実施態様に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施することができる。例えば、呼設定メッセージ30内の各領域でのビットの配置、及び、情報の埋め込み(または取り出し)方法、各フローチャートでの許諾・拒否等の論理表現等は、いろいろと変えて実施することが可能である。また、設定項目に関しても、着信音量,着信音色,バイブレータ24のオン/オフのほかに、必要に応じて項目を追加することができる。
【0078】
さらに、上記の実施形態においては、発側電話機・着側電話機の双方とも無線電話機であったが、固定電話を使用しても実施可能であることは言うまでもなく、さらに、上記の実施形態において、呼設定メッセージ30に相当するような制御信号の送受信がなされている網であれば、ISDN網51に限らず、携帯電話網、PHS網等の他の網においても、実施可能であることは言うまでもない。
【0079】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の設定内容可変型電話機によれば、呼設定情報に付加された発側電話機からの機能設定要求を受信する機能設定要求受信手段と、この機能設定要求受信手段にて受信された機能設定要求に従って設定内容を変更しうる設定内容変更手段とをそなえるとともに、この機能設定要求を受け入れない場合に、その機能設定要求に従った設定内容変更手段による設定内容の変更を拒否しうる制御手段をそなえ、さらに、この制御手段が、前記機能設定要求が複数の要求を含んでいる場合に、前記複数の要求を受け入れるかどうかを判定する複数の部分判定手段をそなえ、前記複数の部分判定手段の判定結果に基づいて、前記複数の要求のそれぞれについて当該要求を受け入れない場合には、当該要求に従った前記設定内容変更手段による該当する設定内容の変更を拒否しうるように構成されているので、着信電話機の呼び出し音やバイブレータオン/オフ等の設定変更を発側電話機から制御することを許諾したり、或いは無条件に拒否したり、ケースバイケースで許諾/拒否できるので、不都合でない設定変更を可能とすることができるとともに不都合な設定変更を避けることができて、電話機利用の利便性を高められる利点がある。
さらに、上記の設定内容可変型電話機によれば、切り分けた制御が可能となり、きめ細やかな制御が可能となる利点がある。
【0080】
そして、この制御手段は、特定情報を有する電話機からの機能設定要求である場合に、機能設定要求を受け入れるように構成することができるので、これにより、やはり、不都合でない設定変更を可能とすることができるとともに不都合な設定変更を避けることができて、電話機利用の利便性を高められる利点がある。
【0081】
また、この制御手段は、特定情報として特定の電話番号を有する電話機からの機能設定要求である場合に、その機能設定要求を受け入れるように構成されてもよく、或いは、特定情報として特定の識別情報を有する電話機からの機能設定要求である場合に、その機能設定要求を受け入れるように構成されてもよく、また或いは、特定情報として電話機に当初から付与された特定の識別情報を有する電話機からの機能設定要求である場合に、その機能設定要求を受け入れるように構成されてもよく、このようにすれば、着信音とバイブレータとを、それぞれ個別に変更要求の諾否を設定できるようになるので、例えば周囲が大変静かな場所では、着信音変更をさせないようにでき、バイブレータの設定変更だけは許諾できるというような、切り分けた制御が可能となる上、着信音,バイブレータ等変更する項目によって許諾条件を個別に設定できるようになるので、例えば着信音の変更は、ID/パスワードを知っている限られた人だけに許諾し、バイブレータの設定変更は発番号通知をすれば、誰でも変更できるようになり、きめ細かな制御が可能となる利点がある。
【0083】
さらに、機能設定要求を受け入れるかどうかについての判定基準情報を外部入力手段を用いて設定する判定基準設定手段をそなえて構成することもでき、このようにすれば、複雑な設定を簡単に行なえる利点がある。
加えて、本発明に関連する技術の着側電話機の設定内容変更が可能な電話機によれば、着側電話機の設定内容を変更するための、複数の要求を含む機能設定要求であって、前記着側電話機で当該複数の要求のそれぞれの判定結果に基づいて当該複数の要求のそれぞれに従った前記設定内容を変更するための機能設定要求を呼設定情報に付加する機能設定要求付加手段と、この機能設定要求付加手段による機能設定要求の付加時に、機能設定要求に基づいた着側電話機の設定内容の変更を許容しうる特定情報を呼設定情報に付加する特定情報付加手段とをそなえて構成されているので、例えばISDN網を介して、発信者は、着側電話機の設定を、その要求に従って自動的に変更することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用される設定内容可変型電話機及び着側電話機の設定内容変更が可能な電話機を収容した、ISDNシステムの模式図である。
【図2】本発明の一実施形態にかかる発側電話機の機能ブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態にかかる着側電話機の機能ブロック図である。
【図4】本発明の一実施形態にかかる発側携帯電話機のブロック構成図である。
【図5】本発明の一実施形態にかかる着側携帯電話機のブロック構成図である。
【図6】(a)は呼設定メッセージのフォーマットを説明する図であり、(b)はユーザユーザ情報のフォーマットを説明する図である。
【図7】本発明の一実施形態にかかる着側電話機のメモリ内の諾否情報を設定するための一領域を説明する図である。
【図8】発信者による設定操作方法を説明するための画面遷移図である。
【図9】メッセージ処理部の制御要領を示すフローチャートである。
【図10】本発明の一実施形態にかかる着側電話機の設定内容の変更のための他の制御要領を示すフローチャートである。
【図11】本発明の一実施形態にかかる着側電話機のメモリ内の諾否情報を設定するための他の領域を説明するための図である。
【図12】発番号に応じて許諾/拒否を切り替える場合の制御要領を示すフローチャートである。
【図13】発番号対応に判定する場合のメモリへの格納情報と形式例を説明するための図である。
【図14】ID/パスワードによる諾否判定の制御要領を示すフローチャートである
【図15】ID対応に判定する場合の他のメモリ領域での格納情報と形式例を説明するための図である。
【図16】ID対応に判定する場合のユーザユーザ情報領域のフォーマットを説明するための図である。
【図17】特権のある発信者に対して無条件に設定変更を許容する場合のメッセージ処理部の制御要領を示すフローチャートである。
【図18】特権的変更を設定する場合のユーザユーザ情報領域のフォーマットを説明するための図である。
【符号の説明】
1a,1b 携帯電話機
2 受信アンテナ
3 無線受信手段
4 機能設定要求受信手段
5 判定手段
5−1〜5−n 部分判定手段
6 指令手段
7 設定内容変更手段
8 記憶手段
9 表示操作手段
10 制御手段
11 制御部
13 無線受信部(無線受信手段)
14 制御信号解析部(機能設定要求受信手段)
15 設定変更許諾判定部(判定手段)
15−2,15−3,15−4 部分判定部
16 指令部
17 設定内容変更部(設定内容変更手段)
18 設定変更諾否記憶部(記憶手段)
18a,77 メモリ
18b,18c メモリ領域
18a−1,18a−2,18a−3 ビット位置
19,64 表示操作部(表示操作手段)
19a,64a (表示)ディスプレイ
19b,64b テンキー
19c,64c スイッチ
20,70 マイク
21,71 CPU
22,72 ROM
23,73 リンガ
24,74 バイブレータ
25,75 スピーカ
26 メッセージ処理部
30 呼設定メッセージ
30a ユーザユーザ情報領域
40a,40b 固定電話機
41 機能設定要求付加手段
42 特定情報付加手段
43 無線送信手段
44,63 送信アンテナ
50a,50b 無線基地局
51 ISDN網
60 機能設定要求付加部(機能設定要求付加手段)
61 特定情報要求付加部(特定情報要求付加手段)
62 無線送信部(無線送信手段)

Claims (6)

  1. 呼設定情報に付加された発側電話機からの機能設定要求を受信する機能設定要求受信手段と、
    該機能設定要求受信手段にて受信された該機能設定要求に従って設定内容を変更しうる設定内容変更手段とをそなえるとともに、
    該機能設定要求を受け入れない場合に、該機能設定要求に従った該設定内容変更手段による設定内容の変更を拒否しうる制御手段をそなえ、さらに、
    該制御手段が、
    該機能設定要求が複数の要求を含んでいる場合に、前記複数の要求を受け入れるかどうかを判定する複数の部分判定手段をそなえ、
    前記複数の部分判定手段の判定結果に基づいて、前記複数の要求のそれぞれについて当該要求を受け入れない場合には、当該要求に従った該設定内容変更手段による該当する設定内容の変更を拒否しうるように構成されたことを特徴とする、設定内容可変型電話機。
  2. 該制御手段が、特定情報を有する電話機からの機能設定要求である場合に、該機能設定要求を受け入れるように構成されていることを特徴とする、請求項1記載の設定内容可変型電話機。
  3. 該制御手段が、特定情報として特定の電話番号を有する電話機からの機能設定要求である場合に、該機能設定要求を受け入れるように構成されていることを特徴とする、請求項2記載の設定内容可変型電話機。
  4. 該制御手段が、特定情報として特定の識別情報を有する電話機からの機能設定要求である場合に、該機能設定要求を受け入れるように構成されていることを特徴とする、請求項2記載の設定内容可変型電話機。
  5. 該制御手段が、特定情報として電話機に当初から付与された特定の識別情報を有する電話機からの機能設定要求である場合に、該機能設定要求を受け入れるように構成されていることを特徴とする、請求項2記載の設定内容可変型電話機。
  6. 該機能設定要求を受け入れるかどうかについての判定基準情報を外部入力手段を用いて設定する判定基準設定手段をそなえて構成されたことを特徴とする、請求項1記載の設定内容可変型電話機
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