JP3974025B2 - マッサージ機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被施療者の身体を施療するマッサージ機に関する。
【0002】
【従来の技術】
椅子型、マットレス型等のマッサージ機には、複数のマッサージコースが予め設定されており、被施療者が選択したマッサージコースを実行するように構成されたものがある。このようなマッサージコースは、モータの出力軸に連結された揺動アームの先端に施療者の身体に当接する玉状の施療子が取り付けられたもの、又は給排気されることによって膨張若しくは収縮する空気袋等の施療部の動作を予め記憶された制御シーケンスに従って制御せしめることによって、被施療者の肩、背中、腰等の所定の身体部位に対して、揉み、叩き、振動等の所定の種類の刺激を所定の手順で与えようとするものである。
【0003】
かかるマッサージコースは、通常、臨床試験等によって得られた、特定の治療目的(例えば、肉体疲労の回復)に対する最適なマッサージ手法を、前記施療部に実行させるためのものである。従って、各マッサージコースが夫々特定の治療目的に対するものであるため、マッサージコースの実行時に当該マッサージコースの治療目的が何であるかを被施療者に知らしめる必要がある。
【0004】
そこで、特開2000−300630号公報に記載されているマッサージ機は、マッサージコースの実行時に、当該マッサージコースの内容説明情報をディスプレイ表示装置に文字表示することによって、マッサージコースの治療目的その他の情報を被施療者に知らしめるように構成されている。
【0005】
また、特に椅子型のマッサージ機にあっては、背凭れ部の傾倒角度を調節することが可能な所謂リクライニング機能を有しているものがある。このようなマッサージ機は、マッサージ動作中に被施療者がその動作の変更を指示する(例えば叩き動作中に施療部の位置、刺激の強さ、又は動作速度の変更を指示する)場合に、複数の押しボタンスイッチが設けられた操作部を手動操作する必要があるため、操作部が肘掛け部に取り付けられていて、操作部に被施療者の手が届かない程度に背凭れ部を傾倒させているときには、被施療者が身体を起こして操作部を操作する必要があり、また操作部がある程度の範囲で移動することが可能なときには、被施療者が操作部を片時も身辺から離すことができないといった不便が生じていた。
【0006】
そこで、特開2002−224184号公報に記載されているマッサージ機は、手動入力用の操作部に加えて音声入力装置を備えており、被施療者がマッサージ動作の変更を音声で指示したときに、この指示音声の入力を受け付けて、当該指示に従ってマッサージ動作を変更するように構成されている。これにより、操作部が被施療者の手元にない場合にも、容易にマッサージ動作を変更することが可能となる。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−300630号公報
【特許文献2】
特開2002−224184号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した如き特開2000−300630号公報に開示されているマッサージ機にあっては、例えば椅子型のマッサージ機の背凭れ部を、肘掛け部に取り付けられたディスプレイ表示装置を被施療者が視認できない程度に傾倒された場合のように、被施療者がディスプレイ表示装置を視認できない場合に、実行中のマッサージコースの内容説明情報を被施療者に知らしめることができないという問題があった。
【0009】
従って、マッサージコースの内容説明情報を音声出力すれば、ディスプレイ表示装置を視認できない場合であっても、被施療者に当該マッサージコースの内容説明を知らしめることができるが、マッサージ機は通常個人消費者たる被施療者の家屋内で使用されるため、テレビジョン放送又はラジオ放送の視聴時等のように、マッサージ機から音声を出力させない方が好ましい場合もある。
【0010】
よって、このような場合には、マッサージ機の音声出力の停止を指示すべく、被施療者が操作部を手動操作する必要があるが、前述したように被施療者の手が届かない位置に操作部がある場合等には、被施療者が身体を起こして操作部を操作するといった不便が生じる。
【0011】
また、特開2002−224184号公報に開示されているマッサージ機にあっては、音声入力装置によってマッサージ動作の変更の指示を音声で受け付け、当該マッサージ動作を変更することが可能となっているが、この音声入力装置はマッサージ動作の変更の指示についてのみ使用されるものであり、前記音声出力の停止を指示するように構成されているものではない。
【0012】
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、マッサージコースの実行時に、被施療者がディスプレイ表示装置を視認できない状態にあっても、当該マッサージコースの内容説明情報を音声出力で被施療者に知らしめることができると共に、被施療者が当該音声出力の開始、停止、中断、音量調節等の動作指示を行いたい場合には、被施療者が身を起こすといった煩雑な動作を伴うことなく、音声出力の動作指示を行うことが可能なマッサージ機を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係るマッサージ機は、被施療者の所定の身体部位に対して所定の種類の刺激を所定の手順で与えるためのマッサージコースが予め設定されており、該マッサージコースに従って動作すべくなしてあるマッサージ機において、前記マッサージコースの実行時に、該マッサージコースの内容説明情報を音声で出力する音声出力部と、該音声出力部の音声の出力動作を指示する指示音声の入力を受け付ける音声入力部と、該音声入力部が指示音声の入力を受け付けたときに、前記音声出力部を該指示音声の指示に従って動作させる制御部とを備えることを特徴とする。
【0014】
本発明においては、音声出力部がマッサージコースの内容説明情報を音声で出力するため、被施療者が如何なる体勢をとっているときであっても、確実に内容説明情報を被施療者に知らしめることができる。
【0015】
また、音声出力部の音声出力の開始、停止、中断、音量調節等の動作指示を被施療者が音声(声)で行うことができるため、被施療者が如何なる体勢をとっているときであっても、被施療者が身を起こしたり、手動操作用の操作部をマッサージコースの実行中に手に持つといった煩雑な手間を要することなく、容易に音声出力部の所望の動作指示を行うことができる。
【0016】
また、上記発明においては、前記マッサージコースの実行時に、該マッサージコースの内容説明情報を文字表示する表示部を更に備える構成としてもよい。
【0017】
また、上記発明においては、前記音声入力部は、被施療者の身体に刺激を与える施療部が動作しているときに、該施療部の動作の変更を指示する動作変更指示音声の入力を更に受け付けるべくなしてあり、前記制御部は、前記音声入力部が前記動作変更指示音声の入力を受け付けたときに、前記施療部の動作を変更すべくなしてある構成としてもよい。これにより、音声出力部の動作指示だけでなく、施療部の位置変更、刺激の強さの変更、動作速度の変更といった施療部の動作の変更指示を被施療者が音声で行うことが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係るマッサージ機について、図面を参照しながら具体的に説明する。
【0019】
図1は、本発明の実施の形態に係るマッサージ機の全体の構成を示す斜視図である。図1に示す如く、本実施の形態1に係るマッサージ機1は、椅子型をなしており、座部2,背凭れ部3,フットレスト4,及びアームレスト5から主として構成されている。座部2は、水平配置された棒状の脚部2aをその下部両側に夫々有する基台2bの上部に、上部が座面として用いられるように略平坦に形成されたクッション部2cが配されて構成されている。クッション部2cは、ウレタンフォーム,スポンジ,又は発泡スチロール製の内装材(図示せず)が基台2bの上面に載置されており、更にこれをポリエステル製の起毛トリコット,合成皮革,又は天然皮革等からなる外装材(カバー)にて覆って構成されている。
【0020】
座部2の上部前側(マッサージ機1に着座した被施療者から見たときの前側をいう。また、以下において左とはマッサージ機1に着座した被施療者から見たときの左をいい、右とは同被施療者から見たときの右をいう。)には、被施療者の足首及び脹脛をマッサージするためのフットレスト4の上端部が枢着されている。これにより、フットレスト4は、その上端部を中心にして前後に回動可能とされている。
【0021】
かかるフットレスト4は、略チャネル状の2つの下腿支持部7が、チャネルの開口を前方へ向けて左右に並設されて構成されている。下腿支持部7の3つの内面、即ち対向する2つの内側面及び1つの内底面の夫々には、複数の空気袋8aが設けられており、これらの空気袋8aは、座部2又は背凭れ部3に内蔵されたポンプ及びバルブ等からなる給排気装置9(図4参照)にエアホース(図示せず)によって接続されていて、該給排気装置9からの給排気によって膨張又は収縮するように構成されている。このような構成により、下腿支持部7の溝部分で被施療者の下腿を挟んだ状態で空気袋8aの膨張・収縮を繰り返すことで、被施療者の下腿に圧迫刺激を与える足揉み動作を行うことができる。
【0022】
同様の構成の複数の空気袋8bが、座部2の座面奥側に配されている。これらの空気袋8bもまた、エアホース(図示せず)を介して給排気装置9に接続されており、給排気装置9からの給排気によって膨張又は収縮するように構成されている。また、座部2の座面中央の奥側には、バイブレータ8c(図4参照)が設けられている。該バイブレータ8cは、例えばDCサーボモータの出力軸に偏心質量が取り付けられた如き構成のものであり、駆動されることによって微振動を発生することができる。このような構成により、被施療者が座部2に着座した状態で空気袋8bの膨張・収縮を繰り返すことで、被施療者の臀部に圧迫刺激を与える臀部揉み動作を行うことができ、同状態でバイブレータ8cを駆動することで、被施療者の肛門部に振動刺激を与える肛門部バイブレーション動作を行うことができる。
【0023】
更に座部2の後部には、背凭れ部3が設けられている。背凭れ部3は、被施療者の上半身を支持すべく、一般的な体格の成人がマッサージ機1に着座した際に、該成人の身体の一部がその外部にはみ出ない程度の大きさとされており、前面視略長方形をなしている。背凭れ部3の下端部は、座部2の後部に横方向の枢軸によって枢支されており、この枢軸を中心に背凭れ部3が回動することにより、前後にリクライニングが可能とされている。また背凭れ部3の両側部には、基台2bに固定支持されたアームレスト5が夫々設けられている。このアームレスト5は、背凭れ部3の両側部から前方へ延びていて、被施療者がマッサージ機1に着座したときに、肘置きとして用いることができるようになっている。
【0024】
背凭れ部3の内部には、図2に示す如きマッサージ機構6が設けられている。図2は、本発明の実施の形態に係るマッサージ機1が有するマッサージ機構6の構成を示す分解斜視図である。マッサージ機構6は被施療者の身体に機械的刺激を与える4つのローラ状の施療子10を有している。また、この施療子10を変位駆動するDCサーボモータのモータ11、12が設けられている。施療子10は2つのV字状のアーム13の先端それぞれに取り付けられている。夫々のアーム13は、略V字状をなす2つのコンロッド14に所定の範囲内で回転可能であるように夫々取り付けられている。各コンロッド14には、嵌合孔15が設けられており、この嵌合孔15に回転軸16の両端に設けられた傾斜部17が遊嵌されている。この傾斜部17は、回転軸16に対して所定角度傾斜した状態で設けられたものである。回転軸16の中間部分には、ヘリカルギヤ18aが同軸的に設けられており、このヘリカルギヤ18aがウォーム18bと噛合している。このように、ヘリカルギヤ18aとウォーム18bとでウォームギヤ機構18が構成されている。
【0025】
ウォーム18bの一端には、プーリ19aが同軸的に設けられており、ベルト19bによってこのプーリ19aとモータ11の出力軸に設けられたプーリ19cとが連結されている。従って、モータ11の回転運動はベルト19bを介してウォーム18bへ伝達され、ウォーム18bの回転によって回転軸16が回転する。そして、回転軸16の回転に伴い、傾斜部17が円錐形の軌跡を描くように変位し、これによってコンロッド14が規則的に動作して、左右の施療子10が近接・離反するように左右及び上下方向へ略楕円を描くように移動する。これが施療子10の揉み動作となる。なお、施療子10の揉み動作には、左右の施療子10が近接するときに前方(施療者側)へ移動し、左右の施療子10が離反するときに後方へ移動する動作も含まれる。このように、揉み動作では、施療子10が3次元的に移動することとなる。
【0026】
また、図2に示すように、コンロッド14の下部には嵌合穴20が設けられており、この嵌合穴20に連結部材21に設けられた突出部22が挿入されている。連結部材21には、横方向の孔23が設けられており、この孔23に、回転軸24の両端部に設けられた偏心部25が遊嵌している。また、回転軸24の中間部分にはプーリ26aが同軸的に設けられており、ベルト26bによってこのプーリ26aとモータ12の出力軸に設けられたプーリ26cとが連結されている。従って、モータ12の回転運動はベルト26bを介して回転軸24に伝達され、回転軸24の両端の偏心部25の公転によって連結部材21が略上下に移動する。この結果、コンロッド14が嵌合孔15を中心に往復回動するので施療子10が円弧を描くように略上下に往復移動する。モータ12を一定速度で回転させたときには、一定の周期で施療子10が往復移動することとなり、こが施療子10のたたき動作となる。また、モータ12をその回転速度を変化させながら回転させたときには、変則的な周期で施療子10が往復移動することとなり、これが施療子10の指圧動作となる。
【0027】
このように、モータ11の駆動によって施療子10の揉み動作が、モータ12の駆動によって施療子10のたたき動作及び指圧動作が行われ、モータ11,12を同時に駆動することにより、揉み動作及びたたき動作又は揉み動作及び指圧動作が合成されて行われることとなる。もちろん、各動作を独立に行うことも可能である。
【0028】
このようなマッサージ機構6は、図1に示すように昇降台28に取り付けられており、この昇降台28の両側端にはローラ28aが設けられている。該ローラ28aは、ガイドレール29に転動することが可能であるように支持されている。また昇降台28には図示しないナットが設けられており、このナットに前記ガイドレール29と平行に設けられたねじ棒30が螺合せしめられている。該ねじ棒30その上下端が枢支されており、またその下端が背凭れ部3の下部に設けられたモータ31の出力軸に連結されている。従って、モータ31の駆動によってねじ棒30が回転したときには、ローラ28aがガイドレール29に係合していることによって、前記ナットを有する昇降台28がねじ棒30と一体的に回転することが規制され、前記ナットと前記ねじ棒30とが相対的に回転して、昇降台28及びマッサージ機構6が昇降することとなる。このような構成により、被施療者が背凭れ部3に上半身を凭れかけた状態でマッサージ機構6を昇降させることで、被施療者の背中を上下に施療子10が転動するローリング動作を行うことができる。
【0029】
また、一方のアーム13の近傍には、アーム13のコンロッドに対する回転角度が所定範囲内にあるときに、このアーム13を発光素子と受光素子とで挟むように光センサ13a(図2には示さず。図4参照)が設けられている。被施療者が背凭れ部3に上半身を凭れかけた状態でマッサージ機構6を移動下限位置から上方へ移動させると、マッサージ機構6が被施療者の背中を走行しているときには、全ての施療子10に略均一に被施療者の上半身の荷重が押圧力として作用するが、マッサージ機構6が被施療者の肩に到達したときには、上側の施療子10が肩位置よりも上方にあるので、殆ど下側の施療子10のみに背中からの押圧力が作用する。この結果、上側の施療子10が前方へ押し出されるようにアーム13が回転し、このとき光センサ13aの発光素子と受光素子との間からアーム13が外れ、発光素子から発せられる光が受光素子にて受光される。このとき光センサ13aからは、受光素子が受光したことを表す信号(以下、受光信号という)が出力される。これによって、被施療者の肩位置を検出することが可能である。
【0030】
一方、本実施の形態に係るマッサージ機1は、以下に説明するようなリモートコントローラ32を有している。図1に示す如く、右側のアームレスト5の長手方向中間部分の下部には如何なる方向へでも湾曲することが自在なフレキシブルアーム33の一端が取り付けられており、該フレキシブルアーム33の他端には、被施療者からの操作を受け付けるリモートコントローラ32を着脱することが自在な着脱台34が設けられている。
【0031】
図3は、本実施の形態に係るリモートコントローラ32の構成を示す正面図である。リモートコントローラ32は、扁平な略直方体形状をなしており、その一面に本発明に係る表示部を構成する液晶表示部35及び押しボタンスイッチ式の複数の操作キーが設けられている。該操作キーは、電源キー36a,停止キー36b,第1〜第4コースキー37a〜37d,揉みキー38a,たたきキー38b,指圧キー38c,揉み・たたきキー38d,エアーキー38e,バイブレーションキー38f,ローラキー38g,上昇キー39a,下降キー39b,音声切替キー40から構成されている。更に、リモートコントローラ32には、スピーカ41及びマイクロフォン42が設けられている。
【0032】
また、リモートコントローラ32は、その下部から可撓性を有する電気信号ケーブル43が延設されており、この電気信号ケーブル43は、座部2又は背凭れ部3の内部に引き込まれている。これによって、被施療者は、リモートコントローラ32を着脱台34から取り外し、所定の範囲で自由に持ち運ぶことができる。
【0033】
図4は、本実施の形態に係るマッサージ機1の構成の一部を示すブロック図である。図4に示す如く、前述したリモートコントローラ32は、CPU,ROM,RAM,入出力インタフェース等から構成された制御部44に接続されている。制御部44は、リモートコントローラ32の他に、駆動回路45〜49及び前述した光センサ13aが接続されている。駆動回路45は、給排気装置9に接続されており、制御部44から与えられる制御信号に従って空気袋8a,8bに対して給排気を行うべく給排気装置9を駆動する。駆動回路46は、バイブレータ8cに接続されており、制御部44から与えられる制御信号に従ってバイブレータ8cを動作させるべく駆動する。また、駆動回路47〜49は夫々モータ11,12,31に接続されており、制御部44から与えられる制御信号に従ってモータ11,12,31を動作させるべく駆動する。
【0034】
次に、本実施の形態に係るマッサージ機1の動作について説明する。図5及び図6は、本実施の形態に係るマッサージ機1の動作の流れを説明するフローチャートである。まず、マッサージ機1は、電源キー36aの押下を待機する状態にある(ステップS1)。ここで、被施療者がマッサージ機1に着座し、リモートコントローラ32の電源キー36aを押下する(ステップS1でYes)。電源キー36aが押下された場合には、これに対応付けられた信号がリモートコントローラ32から制御部44に与えられる。このとき制御部44は、液晶表示部35に、「ただいま準備中です。しばらくお待ちください。」というメッセージを文字表示させ(ステップS2)、また公知の音声合成技術を使用してこのメッセージの音声データを生成し、スピーカ41から合成音声を出力する(ステップS3)。また、このようなメッセージを出力している間に、制御部44はマッサージ機構6を移動下限位置まで移動する初期動作を行わせるべく、モータ31を動作制御する(ステップS4)。
【0035】
次に、制御部44は、液晶表示部35に、「マッサージコースと手動モードのどちらかを選択し、ご希望のボタンを押してください。」というメッセージを文字表示させ(ステップS5)、これと同時にこのメッセージの合成音声をスピーカ41から出力させる(ステップS6)。
【0036】
ここで被施療者によって、所望のマッサージコース又は手動モードが選択され、第1〜第4コースキー37a〜37d,揉みキー38a,たたきキー38b,指圧キー38c,揉み・たたきキー38d,エアーキー38e,バイブレーションキー38f,及びローラキー38gのうちの1つが押下される(ステップS7)。
【0037】
第1〜第4コースキー37a〜37dが押下された場合には、制御部44は後述する第1〜第4コース実行処理(ステップS8〜S11)を実行する。また、揉みキー38a,たたきキー38b,指圧キー38c,揉み・たたきキー38d,エアーキー38e,バイブレーションキー38f,及びローラキー38gのうちの1つが押下された場合には、制御部44は後述する手動モード実行処理(ステップS12)を実行する。
【0038】
そして、第1〜第4コース実行処理又は手動モード実行処理の終了後に、被施療者が電源キー36aを押下しない場合には(ステップS13でNo)、制御部44はステップS4に処理を戻す。また、第1〜第4コース実行処理又は手動モード実行処理の実行中又は終了後に、被施療者が電源キー36aを押下した場合には(ステップS13でYes)、制御部44は液晶表示部35に、例えば「終了します」といった終了メッセージを含む終了画面を表示させ(ステップS14)、これと同時に、例えば「終了します」という合成音声をスピーカ41から出力して(ステップS15)、更にマッサージ機構6を移動下限位置まで移動する終了動作を行わせるべく、モータ31を動作制御(ステップS16)した後に、マッサージ機1の主たる機能を停止して(ステップS17)、処理を終了する。
【0039】
次に、第1〜第4コース実行処理について詳しく説明する。図7及び図8は、制御部44の第1コース実行処理の処理手順を示すフローチャートである。制御部44のROMには、第1〜第4コースキー37a〜37dの押下時にリモートコントローラ32から出力される電気信号のパターン情報と、各マッサージコースを実行するための制御プログラムと、各マッサージコースの内容を説明するメッセージ(本発明に係る内容説明情報。以下、内容説明メッセージという。)のテキストデータと、各内容説明メッセージの合成音声データとが対応づけられたルックアップテーブルが格納されている。各マッサージコースの制御プログラムとは、マッサージ機構6,空気袋8a,8b,及びバイブレータ8cを各マッサージコースに対応づけられた手順で動作させるためのプログラムのことである。
【0040】
まず、ステップS7にて第1コースキー37aが押下された場合には、制御部44は次に説明するような肩位置検出処理を行う(ステップS20)。まず、モータ31をマッサージ機構6が上昇する方向へ回転させるための制御信号が制御部44から駆動回路49に出力され、これによってマッサージ機構6がその移動下限位置から上昇せしめられる。そしてマッサージ機構6が肩位置に到達したときに、光センサ13aから制御部44へ前述した受光信号が送信される。制御部44は、この受光信号の受信によって、マッサージ機構6の肩位置への到達を検出する。制御部44は、このようにマッサージ機構6の肩位置到達を検出したとき、モータ31を停止するように動作制御する(ステップS21)。
【0041】
次に、制御部44のCPUが前記ルックアップテーブルを参照して、リモートコントローラ32から出力される電気信号のパターンに対応する制御プログラム、メッセージのテキストデータ及び合成音声データを読み出す(ステップS22)。制御部44は、読み出した制御プログラムの実行(ステップS23)、内容説明メッセージの表示(ステップS24)、及び内容説明メッセージの音声出力(ステップS25)を同時に行う。
【0042】
第1コースキー37aには、マッサージコースとして全身疲労回復コースが割り当てられている。この全身疲労回復コースは、被施療者の全身疲労の回復を目的としたマッサージコースであり、例えば、前述したローリング動作、足揉み動作、及び臀部揉み動作を所定時間同時に実行し、その後にマッサージ機構6を昇降ストロークの全体に亘って昇降させながら揉み動作を所定時間実行し、更にその後にこの動作と同時に足揉み動作、臀部揉み動作、肛門部バイブレーション動作を実行するといったように、被施療者の全身を満遍なくマッサージするような動作内容となっている。
【0043】
図9は、全身疲労回復コースを実行中の液晶表示部35の表示内容を示すリモートコントローラ32の正面図である。ステップS24においては、制御部44が全身疲労回復コースの内容説明メッセージを液晶表示部35に出力させ、ステップS25においては、制御部44が該内容説明メッセージをスピーカ41に音声出力させる。全身疲労回復コースの内容説明メッセージの出力にあっては、まず「全身疲労回復コース」という文字列が液晶表示部35にワイプイン表示され、この文字列のワイプイン表示(文字列の最初の1文字から順番に画面に現れるように表示)のタイミングに合わせて、「全身疲労回復コース」という合成音声がスピーカ41から出力される。その後に、「このコースは、元気が出ない、疲れやすい、身体がだるいなどの症状の原因がハッキリしない方におすすめします。」、「何らかの原因で筋肉が緊張し身体の働きが弱っている状態に働きかけて、筋肉の緊張をほぐし、身体に影響を与える指圧点を刺激することで肉体に生じている疲労感を改善します。」といった文字列がワイプイン表示され、このワイプインのタイミングに合わせて、この文字列と同一内容の合成音声がスピーカ41から出力される。
【0044】
また、この間制御部44は、マッサージコースの実行が終了したか否かを判別し(ステップS26)、終了していない場合には(ステップS26でNo)、音声入力を待ち受ける(ステップS27)。内容メッセージの音声出力中に、被施療者が「音声停止」と発声した場合には(ステップS27でYes)、マイクロフォン42によってこの音声が取り込まれ、公知の音声認識技術によって制御部44が音声認識を行う(ステップS28)。この結果、入力音声が「音声停止」と発音された音声であると制御部44が認識した場合には(ステップS28でYes)、制御部44は内容説明メッセージの音声出力を停止する(ステップS29)。
【0045】
また、ステップS27において、音声の入力がなかった場合(ステップS27でNo)、及びステップS28において、制御部44の認識結果が「音声停止」ではなかった場合(ステップS28でNo)、制御部44は処理をステップS26へ戻す。
【0046】
次に制御部44は、マッサージコースの実行が終了したか否かを判別し(ステップS30)、終了していない場合には、音声入力を待ち受け(ステップS31)、内容メッセージの音声出力停止中に、被施療者が「音声開始」と発声した場合には(ステップS31でYes)、マイクロフォン42によってこの音声が制御部44に取り込まれ、制御部44が音声認識を行う(ステップS32)。この結果、入力音声が「音声開始」と発声された音声であると制御部44が認識した場合には(ステップS32でYes)、制御部44は再び内容説明メッセージの音声出力を開始し(ステップS33)、ステップS26に処理を戻す。
【0047】
また、ステップS31において、音声の入力がなかった場合(ステップS31でNo)、及びステップS32において、制御部44の認識結果が「音声開始」ではなかった場合(ステップS32でNo)、制御部44は処理をステップS30へ戻す。
【0048】
なお、被施療者は、以上説明したように内容説明メッセージの音声出力の停止・再開を音声で指示することができるだけでなく、音声切替キー40を押下することによって、内容説明メッセージの音声出力の停止・再開を指示することができるようになっている。
【0049】
また、以上の説明では、「音声停止」及び「音声開始」と発声された音声であると制御部44が認識したときに、音声出力停止及び再開を行う構成としたが、「停止」、「音声中断」、「中断」、「開始」、「音声再開」、「再開」のような他の音声を音声出力停止及び再開のキーワードとしてもよい。
【0050】
また、ステップS26及びステップS30において、マッサージコースの実行が終了している場合には、処理をリターンする。
【0051】
一方、第2コースキー37bには、マッサージコースとして被施療者の肩の疲労を主として解消することを目的とした肩・筋肉疲労改善コースが割り当てられている。この肩・筋肉疲労改善コースは、前述したローリング動作、揉み動作、たたき動作、足揉み動作、臀部揉み動作、及び肛門部バイブレーション動作のうちの一又は複数を組み合わせ、主に被施療者の肩を対象としたマッサージを実行する動作内容となっている。
【0052】
第2コース実行処理における前述したステップS24に相当するステップにおいては、制御部44が肩・筋肉疲労回復コースの内容説明メッセージを液晶表示部35に出力させ、ステップS25に相当するステップにおいては、制御部44が該内容説明メッセージをスピーカ41に音声出力させる。肩・筋肉疲労回復コースの内容説明メッセージの出力にあっては、まず「肩・筋肉疲労回復コース」という文字列が液晶表示部35にワイプイン表示され、この文字列のワイプイン表示のタイミングに合わせて、「肩・筋肉疲労回復コース」という合成音声がスピーカ41から出力される。その後に、「このコースは、首から肩にかけた部分の症状を改善します。」、「筋肉のもみほぐしや刺激により首・肩部分の筋肉の緊張とコリの緩和及び血行改善を行い、肩に生じた症状を改善します。コース動作中には首・肩とは別の部分の刺激も行います。これは指圧点への間接的刺激で首・肩に現れている症状を改善するものです。」といった文字列がワイプイン表示され、このワイプインのタイミングに合わせて、この文字列と同一内容の合成音声がスピーカ41から出力される。
【0053】
また、第3コースキー37cには、マッサージコースとして被施療者の腰の疲労を主として解消することを目的とした腰・筋肉疲労改善コースが割り当てられている。この腰・筋肉疲労改善コースは、ローリング動作、揉み動作、たたき動作、足揉み動作、臀部揉み動作、及び肛門部バイブレーション動作のうちの一又は複数を組み合わせ、主に被施療者の腰を対象としたマッサージを実行する動作内容となっている。
【0054】
第3コース実行処理における前述したステップS24に相当するステップにおいては、制御部44が腰・筋肉疲労回復コースの内容説明メッセージを液晶表示部35に出力させ、ステップS25に相当するステップにおいては、制御部44が該内容説明メッセージをスピーカ41に音声出力させる。腰・筋肉疲労回復コースの内容説明メッセージの出力にあっては、まず「腰・筋肉疲労回復コース」という文字列が液晶表示部35にワイプイン表示され、この文字列のワイプイン表示のタイミングに合わせて、「腰・筋肉疲労回復コース」という合成音声がスピーカ41から出力される。その後に、「このコースは、激しい運動や長い時間立ち続けるなどにより腰の筋肉が疲労した方にお勧めします。」、「腰の筋肉の痛みやコリなどの症状を改善します。腰の筋肉がこわばっている方や腰の筋肉に痛みのある方にもお勧めします。」、「ローラによる矯正作用、筋肉のもみほぐし、指圧点への刺激などにより、腰部の筋肉の緊張緩和と血行改善を行い、腰に生じている症状を改善します。」といった文字列がワイプイン表示され、このワイプインのタイミングに合わせて、この文字列と同一内容の合成音声がスピーカ41から出力される。
【0055】
更に、第4コースキー37cには、マッサージコースとして被施療者の脚部、臀部及び肛門部の疲労を主として解消することを目的とした脚座・筋肉疲労改善コースが割り当てられている。この脚座・筋肉疲労改善コースは、ローリング動作、揉み動作、たたき動作、足揉み動作、臀部揉み動作、及び肛門部バイブレーション動作のうちの一又は複数を組み合わせ、主に被施療者の脚部、臀部及び肛門部を対象としたマッサージを実行する動作内容となっている。
【0056】
第4コース実行処理における前述したステップS24に相当するステップにおいては、制御部44が脚座・筋肉疲労回復コースの内容説明メッセージを液晶表示部35に出力させ、ステップS25に相当するステップにおいては、制御部44が該内容説明メッセージをスピーカ41に音声出力させる。脚座・筋肉疲労回復コースの内容説明メッセージの出力にあっては、まず「脚座・筋肉疲労回復コース」という文字列が液晶表示部35にワイプイン表示され、この文字列のワイプイン表示のタイミングに合わせて、「脚座・筋肉疲労回復コース」という合成音声がスピーカ41から出力される。その後に、「このコースは、足から脚にかけての痛みや痺れが伴う方にお勧めします。」、「ローラによる持続的な圧迫や腰部及び脚部の指圧点への刺激により腰から脚にかけて生じている症状を改善します。またこのコースは、激しい運動などにより脚の筋肉が疲労した方にもお勧めします。」、「脚の筋肉疲労に適した指圧点への刺激と脚の筋肉のもみほぐしにより、筋肉の血行を改善し脚部の筋肉疲労による症状を改善します。」といった文字列がワイプイン表示され、このワイプインのタイミングに合わせて、この文字列と同一内容の合成音声がスピーカ41から出力される。
【0057】
なお、第2コース実行処理、第3コース実行処理、及び第4コース実行処理については、前述した第1コース実行処理のステップS22において、制御部44のCPUが前記ルックアップテーブルを参照し、第2コースキー37b,第3コースキー37c,又は第4コースキー37dが押下された場合にリモートコントローラ32から出力される電気信号のパターンに対応する制御プログラム、メッセージのテキストデータ及び合成音声データを読み出し、ステップS23〜S25において、読み出した制御プログラムを実行し、内容説明メッセージを液晶表示部35に表示させ、内容説明メッセージをスピーカ41に音声出力させる他は、第1コース実行処理と同様の処理であるので、説明を省略する。
【0058】
次に、手動モード実行処理について詳しく説明する。図10は、制御部44の手動モード実行処理の処理手順を示すフローチャートである。リモートコントローラ32は、揉みキー38a,たたきキー38b,指圧キー38c,揉み・たたきキー38d,エアーキー38e,バイブレーションキー38f,及びローラキー38gを被施療者が押下したときには、夫々に対応したパターンの電気信号を出力するようになっている。制御部44のROMには、これらの各電気信号のパターン情報と、揉み動作、たたき動作、指圧動作、揉み動作及びたたき動作、足揉み動作及び臀部揉み動作、肛門部バイブレーション動作、並びにローリング動作を実行するための制御プログラムと、各動作が実行中である旨のメッセージのテキストデータと、各メッセージの合成音声データとが対応付けられたルックアップテーブルが格納されている。
【0059】
ステップS7にて揉みキー38a,たたきキー38b,指圧キー38c,揉み・たたきキー38d,エアーキー38e,バイブレーションキー38f,及びローラキー38gの何れか一つが押下された場合には、制御部44のCPUは前記ルックアップテーブルを参照し、入力した電気信号のパターンに対応する制御プログラム、テキストデータ、及び合成音声データを読み出す(ステップS40)。制御部44は、読み出した制御プログラムの実行(ステップS41)、該当動作が実行中である旨のメッセージ表示(ステップS42)、及び該当動作が実行中である旨のメッセージの音声出力(ステップS43)を同時に行う。
【0060】
ステップS40〜S43の処理は、例えば、揉みキー38aが押下されたときには、モータ11を所定の回転速度で回転させる制御プログラムが読み出され、この動作の名称である「揉み」のテキストデータ及び合成音声データが読み出されて、モータ11が所定の回転速度で回転せしめられ、液晶表示部35に「揉み実行中です。」の文字列が表示され、これと同時に「揉み実行中です。」の合成音声がスピーカ41から出力される。
【0061】
また、手動モードの実行中には、制御部44は音声入力を待ち受ける(ステップS44)。そして、このステップS44において、被施療者が「速く」、「遅く」、「強く」、「弱く」と発声した場合には(ステップS44でYes)、被施療者の音声がマイクロフォン42によって取り込まれ、制御部44が音声認識を行う(ステップS45)。この結果、入力音声が「速く」又は「強く」と発声された音声であると制御部44が認識した場合には(ステップS45で「強く」)、制御部44は揉み動作実行中であればモータ11の回転速度を一段階高め、また足揉み動作及び臀部揉み動作実行中であれば給排気装置9の給気時間を所定時間だけ長くする等、マッサージの刺激の強さを一段階高める(ステップS46)。
【0062】
また、ステップS45において、入力音声が「遅く」又は「弱く」と発声された音声であると制御部44が認識した場合には(ステップS44で「弱く」)、制御部44は揉み動作実行中であればモータ11の回転速度を一段階低くし、また足揉み動作及び臀部揉み動作実行中であれば給排気装置9の給気時間を所定時間だけ短縮する等、マッサージの刺激の強さを一段階低くする(ステップS47)。また、ステップS44において、被施療者が何も発声しない場合(ステップS44でNo)、並びにステップS45において、「速く」、「強く」、「遅く」、「弱く」以外の音声が認識された場合(ステップS45で「その他」)には、処理をステップS48へ進める。これにより、被施療者がマッサージを受けている間、その刺激の強さを変更しようとした場合に、被施療者が背凭れ部3から身を起こしたり、リモートコントローラ32を手に持つといった煩雑な手間を必要としない。
【0063】
なお、マッサージの刺激の強さ、マッサージ速度の変更の他に、例えばマッサージ機構6の上昇、下降又は停止の指示の音声を入力し、これによってマッサージ機構6を上昇、下降又は停止すべく動作制御する構成であってもよい。また、マッサージ機構6の上昇又は下降は、上昇キー39a又は下降キー39bを押下することによって指示することが可能であるように構成されている。
【0064】
そして、制御部44は、被施療者がリモートコントローラ32の停止キー36bを押下したか否かを判別し(ステップS48)、押下していない場合には(ステップS48でNo)、ステップS44へ処理を戻す。また、ステップS48において、被施療者が停止キー36bを押下した場合には、マッサージ動作を停止し(ステップS49)、リターンする。
【0065】
なお、本実施の形態においては、マッサージコースとして、「全身疲労回復コース」、「肩・筋肉疲労改善コース」、「腰・筋肉疲労改善コース」、「脚座・筋肉疲労改善コース」が設定されたマッサージ機の構成について述べたが、これに限定されるものではなく、他の任意のマッサージコースが設定されている構成であってもよい。
【0066】
また、マッサージ機1の構成は、前述の如き構成に限定されるものではなく、例えばマットレス型であってもよいし、また機械式のマッサージ機構6の代わりに、被施療者の背中又は肩を圧迫するための空気袋が設けられている構成としてもよい。
【0067】
【発明の効果】
本発明に係るマッサージ機による場合は、音声出力部がマッサージコースの内容説明情報を音声で出力するため、被施療者が如何なる体勢をとっているときであっても、確実に内容説明情報を被施療者に知らしめることができる。
【0068】
また、音声出力部の音声出力の開始、停止、中断、音量調節等の動作指示を被施療者が音声(声)で行うことができるため、被施療者が如何なる体勢をとっているときであっても、被施療者が身を起こしたり、手動操作用の操作部をマッサージコースの実行中に手に持つといった煩雑な手間を要することなく、容易に音声出力部の所望の動作指示を行うことができる等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るマッサージ機の全体の構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るマッサージ機が有するマッサージ機構の構成を示す分解斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るマッサージ機が有するリモートコントローラの構成を示す正面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るマッサージ機の構成の一部を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るマッサージ機の動作の流れを説明するフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態に係るマッサージ機の動作の流れを説明するフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態に係るマッサージ機が有する制御部の第1コース実行処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態に係るマッサージ機が有する制御部の第1コース実行処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図9】全身疲労回復コースを実行中の液晶表示部の表示内容を示すリモートコントローラの正面図である。
【図10】本発明の実施の形態に係るマッサージ機が有する制御部の手動モード実行処理の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 マッサージ機
2 座部
3 背凭れ部
4 フットレスト
5 アームレスト
6 マッサージ機構
7 下腿支持部
8a,8b 空気袋
8c バイブレータ
9 給排気装置
10 施療子
11,12 モータ
13 アーム
13a 光センサ
14 コンロッド
16 回転軸
18 ウォームギヤ機構
21 連結部材
24 回転軸
25 偏心部
28 昇降台
28a ローラ
29 ガイドレール
30 ねじ棒
31 モータ
32 リモートコントローラ
33 フレキシブルアーム
34 着脱台
35 液晶表示部
36a 電源キー
36b 停止キー
37a〜37d 第1〜第4コースキー
38a 揉みキー
38b たたきキー
38c 指圧キー
38d 揉み・たたきキー
38e エアーキー
38f バイブレーションキー
38g ローラキー
39a 上昇キー
39b 下降キー
40 音声切替キー
41 スピーカ
42 マイクロフォン
43 電気信号ケーブル
44 制御部
45〜49 駆動回路

Claims (3)

  1. 被施療者の所定の身体部位に対して所定の種類の刺激を所定の手順で与えるためのマッサージコースが予め設定されており、該マッサージコースに従って動作すべくなしてあるマッサージ機において、
    前記マッサージコースの実行時に、該マッサージコースの内容説明情報を音声で出力する音声出力部と、
    該音声出力部の音声の出力動作を指示する指示音声の入力を受け付ける音声入力部と、
    該音声入力部が指示音声の入力を受け付けたときに、前記音声出力部を該指示音声の指示に従って動作させる制御部と
    を備えることを特徴とするマッサージ機。
  2. 前記マッサージコースの実行時に、該マッサージコースの内容説明情報を文字表示する表示部を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のマッサージ機。
  3. 前記音声入力部は、被施療者の身体に刺激を与える施療部が動作しているときに、該施療部の動作の変更を指示する動作変更指示音声の入力を更に受け付けるべくなしてあり、
    前記制御部は、前記音声入力部が前記動作変更指示音声の入力を受け付けたときに、前記施療部の動作を変更すべくなしてある
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のマッサージ機。
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