JP3973314B2 - パネルヒーター - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、観賞用の装飾等が施され、屏風や壁掛けとして飾ることができるパネルヒーターに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、パネルヒーターは、空気を汚さない安全な暖房器具として、個室やトイレ等に使用されていた。このパネルヒーターは、内部に発熱抵抗体や面状の発熱体を配置して、パネル表面からの輻射熱により周囲を暖めるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のパネルヒーターは、発熱体表面に装飾を施したものは特になかった。これは、パネルヒーターの発熱体表面に、観賞用の絵柄が描かれた紙やこの紙を縁取る額縁等を取りつけると、熱により紙や絵柄が変色したりいたんだりすることがあり、パネルヒーター表面に絵画等を取り付けることはできなかった。また、額縁等の枠部材も、熱によりそりなどの変形が生じたり、われなどの損傷が生じるもので、パネルヒーターを額縁等の枠の中に入れることはできなかった。
【0004】
この発明は上記従来の技術の問題点に鑑みてなされたものであり、発熱体表面に観賞用の装飾が施され、屏風や壁掛けとして飾ることも可能なパネルヒーターを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、面状発熱体を有し、上記面状発熱体の表面に表面板が設けられ、この表面板の外側面に耐熱性の装飾が施され、上記面状発熱体の裏面側には熱反射材が設けられているパネルヒーターである。
【0006】
上記表面板は、取付板と、和紙と、絹布が順に積層されて設けられ、上記絹布は極細仕上げで、絹布の表面にはにじみ防止材が設けられている。このにじみ防止材の表面に上記観賞用の絵画等の装飾が施されている。
【0007】
また、上記面状発熱体は、両側に遠赤外線等を放射するセラミックシートが設けられ、一方のセラミックシートの外側面に上記表面板が設けられ、他方の上記セラミックシートの背面側に熱反射シートが設けられているものである。
【0008】
さらに、上記表面板には、この表面板の周縁部に設けられた額縁等の枠部材と、上記枠部材の背面に取りつけられこの枠部材を補強する補強枠材が設けられている。そして、上記面状発熱体及び上記熱反射材の背面側には、板状断熱材が設けられている。
【0009】
この発明のパネルヒーターは、面状発熱体の熱が表面板を経て、表面板から放出される輻射熱で周囲を暖めるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施の形態について図面に基づいて説明する。図1〜図3はこの実施形態のパネルヒーター10を示すもので、パネルヒーター10は、板状の表面板12を有し、表面板12の表に装飾用の絵柄14が設けられている。表面板12の周縁部は額縁である枠部材16で囲まれている。枠部材16の材質は、木やアルミ、樹脂等適宜選択しうる。
【0011】
表面板12は、図3に示すように取付板である三層構造のアルミ複合板18と、和紙20と、絹布22が順に糊等で貼り付けられている。アルミ複合板8は、アルミの板の間に発泡樹脂等を挟んだものである。絹布22は、目の細かい極細仕上げで、表側面にニカワ等によるにじみ防止材であるドーサ24が施されている。そしてドーサ24の表面には、適宜直接に墨や絵の具(特に顔料系)で絵柄14が施されている。表面板12の周縁部には、枠部材16の内側となる部分に、表面板12の端縁部を全周にわたって覆うコ字型の絶縁樹脂製の縁部材23が設けられている。
【0012】
そして、表面板12の、枠部材16で囲まれる部分の裏側には、セラミックシート26を介して面状発熱体28が設けられている。面状発熱体28は、例えば、100Vで40℃〜70℃の範囲のものを使用し、40℃,50℃,60℃,70℃等、適した温度となるようにあらかじめ規定する。この面状発熱体28は、温度上昇とともに抵抗値が上がり発熱量が落ちる自己温度制御機能を備え、いわゆるPTC特性を有した抵抗体材料からなり、表面板12の温度が所定の温度となるように特性が設定されている。この面状発熱体28には、図示しない配線やコードが外側に延出して設けられ、さらに所定の温度たとえば91℃で回路を切るヒューズ等を備えている。
【0013】
面状発熱体28の裏側にはさらにセラミックシート30が設けられ、セラミックシート30の裏側には、アルミ箔がコーティングされた熱反射材である熱反射シート32が設けられている。熱反射シート32の裏側には、難燃性のスチレン等の板状断熱材34が設けられている。
【0014】
板状断熱材34と、面状発熱体28、セラミックシート26,30、熱反射シート32の周縁部には、枠部材16等を補強し熱により変形しない補強枠材36が設けられている。補強枠材36と枠部材16との間には、断熱セラミックシート38が設けられている。セラミックシート26,30,38により面状発熱体の絶縁が確実に図られ、さらに遠赤外線輻射を可能としている。
【0015】
そして、板状断熱材34と補強枠材36の裏側面には、アルミ板と樹脂の複合材である断熱アルミ材で作られている裏板40が設けられ、裏板40は、枠部材16に図示しない取り付け具で係止されている。
【0016】
次に、この実施形態のパネルヒーター10の組立方法について説明する。まず、表面板12の表面に、墨や絵の具(特に顔料系)等で直接絵柄14を設ける。絵柄14は、手で描いても印刷してもよい。墨や絵の具が乾燥した後、表面板12を枠部材16にセットし、セラミックシート26,30、面状発熱体28、熱反射シート32、板状断熱材34、補強枠材36を所定の順に枠部材16内側にセットし、最後に裏板40で係止する。そして、たとえば、枠部材16に壁掛け用の紐等を取り付けて、壁に飾る。
【0017】
この実施形態のパネルヒーター10の作用は、面状発熱体28の熱がセラミックシート26、表面板12に伝わって、表面板12から輻射熱が放出され、周囲や室内を暖かくする。また、面状発熱体28が発熱すると、セラミックシート26,30が暖められて特に遠赤外線が発生し、透過力の高い遠赤外線により、より効果的に身体を温める。
【0018】
この実施形態のパネルヒーター10によれば、表面板12に装飾用の絵柄14が設けられ、室内や周囲を飾るとともに、表面板12からの遠赤外線等の輻射熱で周囲や室内の空気や人の体を暖かくする。また、表面板12の、面状発熱体28側の面には、アルミ複合板18が設けられているため、絹布22と絵柄14は熱により変質したり損傷を受けることがない。
【0019】
さらに、絹布22とアルミ複合板18の間には和紙20が設けられているため、絹布22に絵柄14を描く際に絹布22を通過した余分の絵の具や墨等が和紙20に染み込み、絹布22の周囲に不用意に染み込むことがなく、さらに熱に対しても絹布22及び絵柄を保護している。また、絹布22の表面にはドーサ24が施されているため、にじみがなくきれいに絵柄14を描くことができる。
【0020】
面状発熱体28が取り付けられる枠部材16には、補強枠材36が設けられているため、面状発熱体28の熱により枠部材16や表面板12が変形したり損傷することがない。
【0021】
そして、このパネルヒーターは、表面に触れてもやけどせず、近くで遊んでも大丈夫で、倒れても火事にならず安心である。さらに、面状発熱体28はPTC特性を有し、自己温度制御可能であり、紙等が触れても燃えることがない。また、風がでないため、肌が乾燥せず、ほこりも発たず、室内の空気を汚さない上、燃焼しないから酸欠の心配がなく、臭いもなく快適である。
【0022】
なお,この発明のパネルヒーターは、表面板12の及びその表面の絹布22等を適宜選択可能であり高級感があるので、壁掛けの他に、屏風やふすま等に自由に設けることができる。また、装飾は絵や書その他適宜のものを選ぶことができる。
【0023】
【発明の効果】
この発明のパネルヒーターは、装飾として室内を飾るとともに、遠赤外線等の輻射熱により人の体や周囲の空気を暖かくすることができる。また、絵柄は熱により損傷を受けることがなく、長期間の使用に耐えうるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態のパネルヒーターの部分破断正面図である。
【図2】 この実施形態のパネルヒーターの部分拡大横断面図である。
【図3】 この実施形態のパネルヒーターの表面板の拡大横断面図である。
【符号の説明】
10 パネルヒーター
12 表面板
14 絵柄
16 枠部材
18 アルミ複合板
20 和紙
22 絹布
26,30 セラミックシート
28 面状発熱体
32 熱反射シート
34 板状断熱材
36 補強枠材
38 断熱セラミックシート
Claims (1)
- 面状発熱体を有し、上記面状発熱体の表面に表面板が設けられ、この表面板の外側面に耐熱性の装飾が施され、上記面状発熱体の裏面側には熱反射材が設けられ、上記表面板は表面側に向かって、アルミの板の間に発泡樹脂を挟んだ三層構造のアルミ複合板から成る取付板と、和紙と、絹布が順に積層され、上記絹布の表面にはにじみ防止材が施され、このにじみ防止材の表面に上記装飾が施されており、上記面状発熱体は、両側にセラミックシートが設けられPTC特性の自己温度制御機能を備え、一方のセラミックシートの外側面に上記表面板が設けられ、他方の上記セラミックシートの背面側に熱反射シートが設けられ、上記表面板には、この表面板の周縁部に設けられた枠部材と上記枠部材の背面に取りつけられこの枠部材を補強する補強枠材が設けられ、上記熱反射材の背面側に板状断熱材が設けられていることを特徴とするパネルヒーター。
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- 1999-02-24 JP JP04652699A patent/JP3973314B2/ja not_active Expired - Fee Related
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