JP3973307B2 - Ad変換器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アナログ信号のサンプリングを高速化するために、2つ以上のサンプルホールド回路を並列動作させるAD変換器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
AD変換器のデータ変換方式としては、各々長所短所を有する方式が従来より各種提案されている。その中でも、高速用途向けのAD変換器に適した変換方式の1つとしてフラッシュ型がある。このフラッシュ型のAD変換器は、入力されるアナログ信号の電圧とデジタル信号に対応する各々の基準電圧とを同時に比較して変換を行うため、変換速度は非常に高速であるが、素子数が多く高価になるという問題点がある。
【0003】
従来は、この問題点を解決する1つの手法として、フラッシュ型と比較して素子数の点で有利な比較的回路規模の小さい他の変換方式を用い、高速化の上でネックとなる機能ブロックを2つ以上備えて、これらの機能ブロックをタイミングをずらして並列動作させながら、その出力を順次切り替えて変換処理を行うことにより、回路規模を削減しつつ同時に高速化にも対応可能な変換方式が採用されている。
【0004】
ここで、図9に、上記変換方式を採用する従来のAD変換器の一例のブロック構成図を示す。図示例のAD変換器62は、アナログ信号Ainをnビットのデジタル信号D0〜Dn-1 に変換するもので、タイミングをずらして並列に動作する2つの低速動作ブロック64a,64b、切り替え信号の制御により、これらの2つの低速動作ブロック64a,64bの出力を交互に切り替えて出力するマルチプレクサ66、および、低速動作ブロック64a,64bと比較して2倍の速度で動作する高速動作ブロック68を有する。
【0005】
このAD変換器62において、アナログ信号Ainは2つの低速動作ブロック64a,64bに同じように入力される。前述のように、2つの低速動作ブロック64a,64bは、高速動作ブロック68の半分の速度でタイミングをずらして並列に動作し、これらの出力は、切り替え信号の制御によりマルチプレクサ66によって交互に出力される。高速動作ブロック68は低速動作ブロック64a,64bの2倍の速度で動作し、その出力はデジタル信号D0〜Dn-1 として出力される。
【0006】
この方式を採用するAD変換器62において、変換精度の点から高速動作させるのが困難な低速動作ブロック64a,64bは比較的低速で動作しているものの、互いにタイミングをずらして並列に動作し、これらの出力をマルチプレクサ66によって交互に出力しているため、AD変換器62全体としては、見かけ上高速動作ブロック68の動作速度で高速に変換動作が行われており、変換精度を低下させることなく高速にAD変換を行うことが可能である。
【0007】
ここで、高速動作が困難な低速動作ブロック64a,64bとしては、代表的に、AD変換を行う前にアナログ信号をサンプリングしてホールドするサンプルホールド回路を挙げることができる。このサンプルホールド回路の一例の構成回路図を図10に示す。図示例のサンプルホールド回路70は、CMOS型のトランスファゲート72およびインバータ74からなるスイッチ76、電荷保持用コンデンサ78ならびにインピーダンス変換するオペアンプ80を有する。
【0008】
スイッチ76は、アナログ信号Ainとオペアンプ80の入力端子+との間に接続され、そのNチャネルトランジスタのゲートにはクロック信号SCLKが、Pチャネルトランジスタのゲートには、インバータ74を介してクロック信号SCLKが入力されている。電荷保持用コンデンサ78は、オペアンプ80の入力端子+とグランドとの間に接続されている。オペアンプ80からは、電荷保持用コンデンサ78に保持されたアナログ信号Ainに相当するアナログ信号SHOUTが出力されるとともに、その入力端子−にフィードバックされている。
【0009】
このサンプルホールド回路70においては、サンプリングクロックSCLKがハイレベルになるとスイッチ72がオン状態となり、電荷保持用コンデンサ78には、スイッチ76を介して入力されるアナログ信号Ainの電圧レベルまで電荷が充電され、オペアンプ80からは、この電荷保持用コンデンサ78に保持されたアナログ信号Ainの電圧レベルに相当する電圧レベルのアナログ信号SHOUTが出力される。この状態がサンプリング状態である。
【0010】
これに対し、サンプリングクロックSCLKがローレベルになるとスイッチ76はオフ状態となり、電荷保持用コンデンサ78への電荷の充放電は遮断されるため、オペアンプ80から出力されるアナログ信号SHOUTは、サンプリング時のアナログ信号SHOUTの電圧レベルを保持する。この状態がホールド状態である。通常、このホールド状態の時に、次段に接続されているAD変換回路によってAD変換が行われ、変換結果が出力される。
【0011】
ところで、前述の低速動作ブロック64a,64bとして上記サンプルホールド回路70を2つ以上備えるAD変換器において、これら複数のサンプルホールド回路70は、高精度な変換を行うために全く同じ動作をするように設計される。ところが、実際の回路では、例えばレイアウトの都合、製造ばらつき、チップ応力等の理由により、各サンプルホールド回路70の特性にばらつきが生じ、データ変換特性に影響を与える。
【0012】
特に、サンプルホールド回路70のスイッチ76を構成するトランスファゲート72の抵抗成分、電荷保持用コンデンサ78の容量成分のばらつきや、サンプリングクロック信号SCLKを発生するクロックジェネレータの遅延ばらつき等は、アナログ信号Ainのサンプリングに必要なサンプリング時間のばらつきを生じさせ、高速変換時にリニアリティの低下や有効ビット数の低下といった問題を発生させ、製品の歩留りが低下するという深刻な問題を発生する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、前記従来技術に基づく問題点をかえりみて、高速動作時であっても変換精度を低下させることがなく、製品歩留りを向上させることができるAD変換器を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、アナログ信号のサンプルホールド回路を2つ以上備え、各々の前記サンプルホールド回路をタイミングをずらして並列動作させながら、各々の前記サンプルホールド回路の出力を順次切り替えてAD変換を行い、前記アナログ信号に対応するデジタル信号を出力するAD変換器であって、
各々の前記サンプルホールド回路に保持されたアナログ信号をAD変換して得られるデジタル信号を比較し、この比較した結果に応じて、各々の前記サンプルホールド回路に保持されたアナログ信号をAD変換して得られるデジタル信号が同じになるように、各々の前記サンプルホールド回路を制御するサンプリングクロック信号のサンプリング時間を調整する校正回路を有することを特徴とするAD変換器を提供するものである。
【0015】
ここで、前記校正回路は、各々の前記サンプルホールド回路に保持されたアナログ信号をAD変換して得られるデジタル信号を比較して誤差検出信号を出力する誤差検出回路と、前記誤差検出信号に基づいて、前記サンプリングクロック信号のサンプリング時間を制御する遅延制御信号を出力する遅延制御回路と、前記遅延制御信号に基づいて、前記サンプリングクロック信号のサンプリング時間を調整する遅延調整回路とを有するのが好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に、添付の図面に示す好適実施例に基づいて、本発明のAD変換器を詳細に説明する。
【0017】
図1は、本発明のAD変換器の一実施例のブロック構成図である。
同図に示すAD変換器10は、アナログ信号Ainをnビットのデジタル信号D0〜Dn-1 に変換するもので、クロックジェネレータ12、サンプルホールド回路14a,14b、マルチプレクサ16、AD変換回路18、位相シフト回路20、誤差検出回路22、フィルタ回路24a,24b、遅延制御回路26a,26bおよび遅延調整回路28a,28bを有する。
【0018】
ここで、位相シフト回路20、誤差検出回路22、フィルタ回路24a,24b、遅延制御回路26a,26bおよび遅延調整回路28a,28bは、各々のサンプルホールド回路14a,14bに保持されたアナログ信号をAD変換して得られるデジタル信号を比較し、両者のデジタル信号が同じになるように、各々のサンプルホールド回路14a,14bを制御するサンプリングクロック信号のサンプリング時間を調整する本発明の校正回路を構成する。
【0019】
図示例のAD変換器10において、まず、クロックジェネレータ12は、クロック信号CLKを2分周してクロック信号CLK2を発生する。図示例では、フリップフロップ30が用いられており、クロック信号CLKはそのクロック入力端子に入力されている。また、フリップフロップ30のデータ入力端子Dには、その反転出力端子QNからの出力が入力され、フリップフロップ30の出力端子Qからは、クロック信号CLK2が出力されている。
【0020】
続いて、サンプルホールド回路14a,14bは、各々排他的に動作するサンプリングクロック信号SCLKAおよびSCLKBの制御により、入力されるアナログ信号Ainをサンプリングしてホールドするもので、例えば図10に例示するものを用いることができる。なお、サンプルホールド回路14a,14bとしては、図10に示すものに限定されず、従来公知のあらゆるサンプルホールド回路を適用することができる。
【0021】
サンプルホールド回路14a,14bの出力は、各々マルチプレクサ16の入力端子0および1に入力されている。マルチプレクサ16の選択入力端子には、前述のクロックジェネレータ12によって発生されるクロック信号CLK2が入力されており、マルチプレクサ16からは、このクロック信号CLK2の制御によって、サンプルホールド回路14aまたはサンプルホールド回路14bの出力が交互に出力される。
【0022】
マルチプレクサ16の出力はAD変換回路18に入力されている。AD変換回路18は、アナログ信号を所定ビット数のデジタル信号に変換するもので、図示例の場合、サンプルホールド回路14a,14bおよびマルチプレクサ16を経て入力されるアナログ信号Ainをnビットのデジタル信号D0〜Dn-1 に変換して出力する。なお、AD変換回路18としては何ら制限はなく、サンプルホールド回路を必要とする従来公知のあらゆるAD変換回路を用いることができる。
【0023】
AD変換回路18の出力は、アナログ信号Ainに対応するデジタル信号D0〜Dn-1 として本発明のAD変換器10から出力されるとともに、その一部、本実施例の場合には、下位側の2ビットのデジタル信号D0およびD1が位相シフト回路20および誤差検出回路22に入力されている。なお、位相シフト回路20および誤差検出回路22に入力されるデジタル信号D0〜Dn-1 のビット数は必要に応じて適宜決めればよい。
【0024】
続いて、位相シフト回路20は、後述する誤差検出回路22において、デジタル信号を比較するために、サンプルホールド回路14a,14bに保持されたアナログ信号AinをAD変換して得られるデジタル信号の内のいずれか一方をシフト、本実施例の場合、サンプルホールド回路14aに対応するデジタル信号の位相をシフトして、サンプルホールド回路14bに対応するデジタル信号の位相に合わせる。
【0025】
ここで、図2に、位相シフト回路の一実施例の構成回路図を示す。
図示例の位相シフト回路20は、フリップフロップ32a,32bおよびフリップフロップ34a,34bを有する。フリップフロップ32a,32bのクロック反転入力端子にはクロック信号CLKが入力され、そのデータ入力端子Dには各々デジタル信号D0およびD1が入力され、その出力端子Qからの出力は各々フリップフロップ34a,34bのデータ入力端子Dに入力されている。また、フリップフロップ34a,34bのクロック入力端子にはクロック信号CLK2が入力され、その出力端子Qからは各々デジタル信号DD0およびDD1が出力されている。
【0026】
この位相シフト回路20においては、クロック信号CLKの立ち下がりエッジで、デジタル信号D0およびD1が各々フリップフロップ32aおよび32bに保持された後、クロック信号CLK2の立ち上がりエッジで、フリップフロップ32aおよび32bに保持されている、サンプルホールド回路14aに対応するデジタル信号D0およびD1が各々フリップフロップ34aおよび34bに保持されるとともに、デジタル信号DD0およびDD1として出力される。
【0027】
続いて、誤差検出回路22は、サンプルホールド回路14aに保持されたアナログ信号Ainの電圧レベルをAD変換して得られるデジタル信号、すなわち、位相シフト回路20から出力されるデジタル信号DD0およびDD1と、サンプルホールド回路14bに保持されたアナログ信号の電圧レベルをAD変換して得られるデジタル信号D0およびD1とを比較して、その比較結果である誤差検出信号MR,CRを出力する。
【0028】
ここで、図3に、誤差検出回路の一実施例の構成回路図を示す。
図示例の誤差検出回路22は、EXORゲート36、NANDゲート38、全加算器(FA)40およびNORゲート42を有する。EXORゲート36の入力端子AおよびBには、各々デジタル信号DD0およびD0が入力されている。また、NANDゲート38の入力端子Aおよび反転入力端子Bには、各々デジタル信号D0およびDD0が入力されている。また、EXORゲート36の出力端子Yからの出力はNORゲート42の一方の入力端子に入力され、NANDゲート38の出力端子Yからの出力はFA40のキャリー入力端子CIに入力されている。FA40の入力端子Aおよび反転入力端子Bには、各々デジタル信号DD1およびD1が入力され、その出力端子Sからの出力はNORゲート42の他方の入力端子に入力されている。NORゲート42の出力およびFA40のキャリー出力端子COからの出力は、各々誤差検出信号MRおよびCRとして出力されている。
【0029】
図4は、図3に示す誤差検出回路の出力結果の表である。
この表には、誤差検出回路22において、サンプルホールド回路14aに保持されたアナログ信号Ainの電圧レベルをAD変換して得られるデジタル信号DD0およびDD1と、サンプルホールド回路14bに保持されたアナログ信号の電圧レベルをAD変換して得られるデジタル信号D0およびD1と、を比較した結果、誤差検出回路22から出力される誤差検出信号MRおよびCRの状態が示されている。
【0030】
この表に示すように、デジタル信号DD0およびDD1とデジタル信号D0およびD1とを比較した結果、デジタル信号DD0およびDD1とデジタル信号D0およびD1とが同じであれば、誤差検出信号MR,CRはともにハイレベルとなる。これに対し、デジタル信号DD0およびDD1よりもデジタル信号D0およびD1の方が大きければ、誤差検出信号MR,CRはともにローレベルとなり、デジタル信号DD0およびDD1よりもデジタル信号D0およびD1の方が小さければ、誤差検出信号MR,CRは各々ローレベルおよびハイレベルとなる。
【0031】
なお、本実施例では、位相シフト回路20と誤差検出回路22とを別々の機能ブロックとして表しているが、位相シフト回路20および誤差検出回路22を1まとめにしたものを誤差検出回路としてもよい。
誤差検出回路22から出力される誤差検出信号の内、MRはフィルタ回路24a,24bに入力されている。また、CRはインバータ50を介してフィルタ回路24aに入力され、フィルタ回路24bには直接入力されている。
【0032】
ところで、本発明のAD変換器10では、変換後のデジタル信号を比較し、その比較結果をフィードバックして、サンプルホールド回路14a,14bのサンプリングクロック信号SCLKA,SCLKBのサンプリング時間を調整する。フィルタ回路24a,24bは、必ずしも必要なものではないが、本発明のAD変換器10で用いられる校正回路がフィードバック系であることを考慮して、誤差検出回路22における検出感度を低下させるためのものである。
【0033】
ここで、図5に、フィルタ回路の一実施例の構成回路図を示す。
図示例のフィルタ回路24は、ANDゲート44、フリップフロップ46およびANDゲート48を有する。ANDゲート44には、校正モード指定信号CHECK、誤差検出信号MR,CRおよびクロック信号CLKが入力され、その出力は、フリップフロップ46のクロック入力端子およびANDゲート48の一方の入力端子に入力されている。フリップフロップ46のデータ入力端子Dには、その反転出力端子QNからの出力が入力され、そのクリア入力端子にはリセット信号RESETが入力されている。また、フリップフロップ46の反転出力端子QNからの出力はANDゲート48の他方の入力端子に入力されており、このANDゲート48の出力がフィルタ回路24の出力となる。
【0034】
ここで、校正モード指定信号CHECKは、校正回路を使用して、サンプリングクロック信号SCLKA,SCLKBのサンプリング時間を調整する校正モード、もしくは、通常のAD変換を行う通常モードを指定する信号である。本実施例では、校正モード指定信号CHECKがハイレベルの場合に校正モードが指定される。また、リセット信号RESETは、校正回路を初期化するための信号であり、ローレベルにすることで校正回路は初期化される。
【0035】
フィルタ回路24においては、まず、リセット信号RESETがローレベルとされて初期化され、フリップフロップ46の反転出力端子QNからの出力はハイレベルとなる。リセット信号RESETがハイレベルとされた後、校正モード指定信号がローレベルであればANDゲート44からは常にローレベルが出力され、フィルタ回路24の出力となるANDゲート48からもローレベルが出力される。これに対し、校正モード指定信号CHECKがハイレベルであれば、ANDゲート44からは、誤差検出信号MR,CRの状態に応じて、フィルタ回路24aの場合にはデジタル信号DD0およびDD1よりもデジタル信号D0およびD1が大きければ、すなわち、誤差検出信号MR,CRがいずれもローレベルであれば、また、フィルタ回路24bの場合にはデジタル信号DD0およびDD1よりもデジタル信号D0およびD1が小さければ、すなわち、誤差検出信号MR,CRが各々ローレベルおよびハイレベルであれば、クロック信号CLKが反転出力される。ANDゲート44からの出力はフリップフロップ46によって2分周され、ANDゲート48によって、その反転出力端子QNからの出力とANDゲート44からの出力との論理積が取られて出力される。
【0036】
すなわち、フィルタ回路24においては、上述する校正モード指定信号CHECKがハイレベルで、かつ、誤差検出信号MR,CRの条件が満足された場合に2パルス分のクロック信号CLKが入力されると、クロック信号CLKのローレベルのパルス幅に相当する1つのパルス信号が出力されるように感度が低下される。図1に示すように、フィルタ回路24a,24bからの出力は各々遅延制御回路26a,26bに入力されている。
【0037】
遅延制御回路26a,26bは、誤差検出回路22から出力される誤差検出信号MR,CRに基づいて、より正確には本実施例の場合、上記フィルタ回路24a,24bによって、誤差検出回路22から出力される誤差検出信号MR,CRの感度を低下させた信号に基づいて、各々サンプリングクロック信号SCLKA,SCLKBのサンプリング時間を制御する遅延制御信号S0,S1,S2,S3を出力する。
【0038】
ここで、図6に、遅延制御回路の一実施例の構成回路図を示す。
図示例の遅延制御回路26は、2つのフリップフロップ52a,52bからなる2ビットのダウンカウンタ、ならびに、4つのANDゲート54a,54b,54c,54dからなるデコーダを有する。フリップフロップ52a,52bのクリア入力端子にはリセット信号RESETが入力されている。また、フリップフロップ52aのクロック入力端子にはクロック信号CLKすなわちフィルタ回路24からの出力信号が入力され、そのデータ入力端子Dには、その反転出力端子QNからの出力が入力され、その出力端子Qからの出力は、フリップフロップ52bのクロック入力端子およびANDゲート54a,54b,54c,54dの一方の入力端子に入力されている。また、フリップフロップ52bのデータ入力端子Dには、その反転出力端子QNからの出力が入力され、その出力端子Qからの出力は、ANDゲート54a,54b,54c,54dの他方の入力端子に入力されている。ANDゲート54a,54b,54c,54dの出力は各々遅延制御信号S0,S1,S2,S3として出力されている。
【0039】
図6の遅延制御回路26においては、まず、リセット信号RESETがローレベルとされて初期化されると、フリップフロップ52a,52bの出力端子Qからの出力はともにローレベルとなり、遅延制御信号S0がハイレベルとなる。リセット信号RESETがハイレベルとされた後、クロック信号CLKすなわちフィルタ回路24からの出力信号が入力される毎に、ダウンカウンタとなるフリップフロップ52a,52bの出力は0から3,2,1,0の順に変化する。デコーダとなるANDゲート54a,54b,54c,54dでは、ダウンカウンタの出力0,3,2,1に対応して各々遅延制御信号S0,S1,S2,S3がハイレベルとなる。
【0040】
すなわち、この遅延制御回路26から出力される遅延制御信号は、初期化後には遅延制御信号S0がハイレベルとなっており、フィルタ回路24からの出力信号が入力される毎に、順次遅延制御信号S1,S2,S3がハイレベルとなる。なお、本実施例では、フィルタ回路24と遅延制御回路26とを別々の機能ブロックとして表しているが、これに限定されず、両者を合わせて遅延制御回路としてもよい。
【0041】
図1に示すように、遅延制御回路26a,26bから出力される遅延制御信号S0,S1,S2,S3は、各々対応する遅延調整回路28a,28bに入力されている。遅延調整回路28は、遅延制御回路26から出力される遅延制御信号S0,S1,S2,S3に基づいて、サンプリングクロック信号SCLKのサンプリング時間を調整する。本実施例の場合、変換後の数値が小さいデジタル信号に対応するサンプルホールド回路のサンプリングクロック信号のサンプリング時間を長くするように調整する。
【0042】
ここで、図7に、遅延調整回路の一実施例の構成回路図を示す。
図示例の遅延調整回路28は、直列接続された複数のバッファからなる遅延ライン56、および、遅延制御信号S0,S1,S2,S3に各々対応する4つのスイッチ58を有する。遅延ライン56には、クロック信号CLK2が入力されている。4つのスイッチ58の一方の端子は、この遅延ライン56の所定数のバッファ以降の異なるバッファの出力に各々接続され、その他方の端子は短絡され、クロック信号CLK2’として出力されている。
【0043】
この遅延調整回路28においては、遅延ライン56を構成する各々のバッファによって、クロックジェネレータ12から入力されるクロック信号CLK2が遅延される。4つのスイッチ58は、各々遅延制御信号S0,S1,S2,S3によってそのオンオフを制御される。すなわち、ハイレベルの遅延制御信号に対応するスイッチ58だけがオン状態となり、このオン状態となったスイッチ58に対応して遅延されたクロック信号CLK2’が出力される。
【0044】
図1に示すように、遅延調整回路28a,28bの出力は各々ANDゲート60a,60bの一方の端子に入力されている。ANDゲート60a,60bの他方の入力端子にはクロック信号CLK2が入力されており、その出力は、サンプリングクロックSCLKA,SCLKBとして出力されている。本実施例の場合、遅延制御信号S0<S1<S2<S3の順に、遅延ライン56によるクロック信号CLK2の遅延時間が長くなり、これに応じてサンプリングクロック信号SCLKのサンプリング時間すなわちハイレベルのパルス幅も長くなる。
【0045】
なお、図示例の場合、誤差検出信号MR,CRの状態に応じて、クロック信号CLK2の遅延量をデジタル的に制御する場合の一例を示しているが、本発明はこれに限定されず、誤差検出信号MR,CRの状態に応じて、クロック信号CLK2の遅延量を制御するアナログ的な制御信号の電圧レベルを制御し、この制御信号を用いてアナログ的に遅延量を可変にする回路を使用してもよい。
本発明のAD変換器は、基本的に以上のような構成を有する。
【0046】
次に、図8に示すタイミングチャートを参照して、本発明のAD変換器の動作について説明する。
【0047】
図8は、サンプリングクロック信号SCLKBのサンプリング時間が、サンプリングクロック信号SCLKAに比べて不足している場合、すなわち、サンプルホールド回路14aに保持されたアナログ信号をAD変換して得られるデジタル信号の数値よりも、サンプルホールド回路14bに保持されたアナログ信号をAD変換して得られるデジタル信号の数値のほうが小さかった場合の本発明のAD変換器の動作を表す一例のタイミングチャートである。
【0048】
まず、通常モードの動作について説明する。
通常モードでは、校正モード指定信号CHECKがローレベルとされる。一旦、リセット信号RESETをローレベルとして校正回路を初期化すると、遅延制御信号S0がハイレベルとなり、これに対応するスイッチ58がオンし、校正回路はこの状態を保持する。
クロック信号CLKは、クロックジェネレータ12によって2分周され、クロック信号CLKの立ち上がりエッジで変化するクロック信号CLK2が発生される。これらのクロック信号CLK,CLK2は、マルチプレクサ16および本発明の特徴部分となる校正回路の所定の各ブロックに供給される。
【0049】
アナログ信号Ainは2つのサンプルホールド回路14a,14bに同じように入力される。サンプリングクロック信号SCLKA,SCLKBは、タイミングをずらして互いに排他的に動作する。サンプルホールド回路14a,14bは、各々サンプリングクロック信号SCLKA,SCLKBがハイレベルの時にアナログ信号Ainをサンプリングし、これをローレベルの期間ホールドする。
【0050】
2つのサンプルホールド回路14a,14bの出力はマルチプレクサ16に入力される。マルチプレクサ16は、クロックジェネレータ12から入力されるクロック信号CLK2の制御により、サンプルホールド回路14a,14bからの出力を切り替えて交互に出力する。本実施例の場合、クロック信号CLK2がハイレベルであればサンプルホールド回路14bからの出力が出力され、ローレベルであればサンプルホールド回路14aからの出力が出力される。
【0051】
すなわち、2つのサンプルホールド回路14a,14bは、クロック信号CLKの2倍の周期のクロック信号CLK2の速度で動作しているが、マルチプレクサ16からは、クロック信号CLKの周期で信号が出力されてAD変換回路18に入力される。したがって、AD変換回路18では、クロック信号CLKの速度で高速にAD変換が行われ、アナログ信号Ainに対応するnビットのデジタル信号D0〜Dn-1 、すなわち、各々サンプルホールド回路14a,14bに対応するデジタル信号Data(A)およびData(B)が順次交互に出力される。
【0052】
続いて、本発明の特徴部分となる校正モードの動作について説明する。
校正モードでは、校正モード指定信号CHECKがハイレベルとされる。一旦、リセット信号RESETをローレベルとして校正回路を初期化すると、遅延制御信号S0がハイレベルとなり、これに対応するスイッチ58がオンする。したがって、この段階では、サンプリングクロック信号SCLKA,SCLKBのサンプリング時間の設定は同じであり、各々遅延制御信号S0に対応する遅延ライン56の遅延量delayA,delayBに相当するパルス幅となる。
【0053】
AD変換回路18によって変換されたデジタル信号D0〜Dn-1 の内、下位2ビットのデジタル信号D0,D1は位相シフト回路20および誤差検出回路22にも入力される。位相シフト回路20では、サンプルホールド回路14bに対応するデジタル信号Data(B)の位相に一致するように、サンプルホールド回路14aに対応するデジタル信号Data(A)の位相がシフトされ、各々デジタル信号D0,D1に対応するデジタル信号DD0,DD1が出力される。
【0054】
続いて、誤差検出回路22において、位相シフト回路20から出力されるデジタル信号DD0およびDD1、すなわち、サンプルホールド回路14aに保持されたアナログ信号Ainの電圧レベルをAD変換して得られるデジタル信号と、サンプルホールド回路14bに保持されたアナログ信号の電圧レベルをAD変換して得られるデジタル信号D0およびD1とが比較され、その比較結果である誤差検出信号MR,CRが出力される。
【0055】
ここでは、前述のように、サンプルホールド回路14aに保持されたアナログ信号をAD変換して得られるデジタル信号Data(A)の数値よりも、サンプルホールド回路14bに保持されたアナログ信号をAD変換して得られるデジタル信号Data(B)の数値のほうが小さいため、図8のタイミングチャートに示すように、誤差検出回路22によって両者を比較した結果、誤差検出信号MR,CRとして各々ローレベルおよびハイレベルが出力される。
【0056】
誤差検出信号MR,CRはフィルタ回路24a,24bに入力される。ここで、フィルタ回路24bからは、誤差検出信号MRとして2回目のローレベルが入力された時に、クロック信号CLKのローレベルに相当するパルス幅のハイレベルのパルス信号が出力され、次段の遅延制御回路26bに入力される。一方、フィルタ回路24aは、誤差検出信号CRがハイレベルであるため、その出力は常にローレベルとなる。
【0057】
遅延制御回路26a,26bのダウンカウンタとなる2つのフリップフロップ52a,52bの出力端子Qからは、リセット信号RESETによって初期化された状態であるローレベルが出力されており、ともに遅延制御信号S0がハイレベルとなっている。遅延調整回路28aでは、フィルタ回路24aの出力が常にローレベルであるから、遅延制御信号S0のハイレベルに対応するスイッチ58がオンしたままの状態を保持する。
【0058】
これに対して、遅延調整回路28bでは、フィルタ回路24bからハイレベルのパルス信号が入力されると、フリップフロップ52a,52bの出力端子Qからの出力はともにハイレベルとなり、遅延制御信号S1がハイレベルとなる。したがって、遅延制御信号S1のハイレベルに対応するスイッチ58がオンし、これに応じてクロック信号CLK2の遅延量が増大する。遅延調整回路28a,28bからの出力は各々ANDゲート60a,60bに入力され、ANDゲート60a,60bからは、各々サンプリングクロック信号SCLKA,SCLKBが出力されて、サンプルホールド回路14a,14bに入力される。
【0059】
したがって、本実施例の場合には、遅延調整回路28aによる遅延量delayA、すなわち、サンプリングクロック信号SCLKAのサンプリング時間は初期化されたままの状態であるが、遅延調整回路28bによる遅延量delayB、すなわち、サンプリングクロック信号SCLKBのサンプリング時間は増大するように作用する。本発明のAD変換器10では、まず、校正モードにおいて、アナログ信号Ainとして校正用の基準電圧を入力し、サンプリングクロック信号SCLKA,SCLKBのサンプリング時間を適切に調整した後、通常モードでのAD変換を行う。
【0060】
これにより、本発明のAD変換器によれば、例えばレイアウトの都合、製造ばらつき、チップ応力等の理由により発生する、サンプルホールド回路14a,14bのスイッチ76を構成するトランスファゲート72の抵抗成分、電荷保持用コンデンサ78の容量成分のばらつきや、サンプリングクロック信号SCLKA,SCLKBを発生するクロックジェネレータの遅延ばらつき等によるサンプリング時間のばらつきを校正してほぼ一致させることができるため、高速動作時のリニアリティ特性劣化を改善することができ、その結果製品の歩留りを向上させることができる。
【0061】
なお、上記実施例では、図面に示す回路の一例を挙げて説明したが、本発明は図示例の回路に限定されず、同じ機能を実現するデジタルおよびアナログの各種の別の回路構成によっても実現可能である。
以上、本発明のAD変換器について詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。
【0062】
【発明の効果】
以上詳細に説明した様に、本発明のAD変換器は、2つ以上のサンプルホールド回路をタイミングをずらして並列動作させるAD変換器において、各々のサンプルホールド回路に保持されたアナログ信号をAD変換して得られるデジタル信号を比較し、この比較した結果に応じて、各々のサンプルホールド回路に保持されたアナログ信号をAD変換して得られるデジタル信号が同じになるように、各々のサンプルホールド回路を制御するサンプリングクロック信号のサンプリング時間を調整するものである。
これにより、本発明のAD変換器によれば、サンプリングクロック信号を発生するクロックジェネレータの遅延ばらつき等によるサンプリング時間のばらつきを自動的に校正して、各サンプルホールド回路におけるサンプリング電荷のばらつきを防止することができるため、高速動作時のリニアリティ特性劣化を改善することができ、その結果製品の歩留りを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のAD変換器の一実施例のブロック構成図である。
【図2】 位相シフト回路の一実施例の構成回路図である。
【図3】 誤差検出回路の一実施例の構成回路図である。
【図4】 図3に示す誤差検出回路の出力結果の表である。
【図5】 フィルタ回路の一実施例の構成回路図である。
【図6】 遅延制御回路の一実施例の構成回路図である。
【図7】 遅延調整回路の一実施例の構成回路図である。
【図8】 本発明のAD変換器の動作を表す一実施例のタイミングチャートである。
【図9】 従来のAD変換器の一例のブロック構成図である。
【図10】 サンプルホールド回路の一例の構成回路図である。
【符号の説明】
10,62 AD変換器
12 クロックジェネレータ
14a,14b,70 サンプルホールド回路
16,66 マルチプレクサ
18 AD変換回路
20 位相シフト回路
22 誤差検出回路
24,24a,24b フィルタ回路
26,26a,26b 遅延制御回路
28,28a,28b 遅延調整回路
30,32a,32b,34a,34b,46,52a,52b フリップフロップ
36 EXORゲート
38 NANDゲート
40 全加算器(FA)
42 NORゲート
44,48,54a,54b,54c,54d,60a,60b ANDゲート
50,74 インバータ
56 遅延ライン
58 スイッチ
Ain アナログ信号
D0〜Dn-1 デジタル信号
CLK,CLK2 クロック信号
SCLK,SCLKA,SCLKB サンプリング信号
CHECK 校正モード指定信号
RESET リセット信号
MR,CR 誤差検出信号
S0,S1,S2,S3 遅延制御信号
64a,64b 低速動作ブロック
68 高速動作ブロック
72 トランスファゲート
76 スイッチ
78 電荷保持用コンデンサ
80 オペアンプ

Claims (2)

  1. アナログ信号のサンプルホールド回路を2つ以上備え、各々の前記サンプルホールド回路をタイミングをずらして並列動作させながら、各々の前記サンプルホールド回路の出力を順次切り替えてAD変換を行い、前記アナログ信号に対応するデジタル信号を出力するAD変換器であって、
    各々の前記サンプルホールド回路に保持されたアナログ信号をAD変換して得られるデジタル信号を比較し、この比較した結果に応じて、各々の前記サンプルホールド回路に保持されたアナログ信号をAD変換して得られるデジタル信号が同じになるように、各々の前記サンプルホールド回路を制御するサンプリングクロック信号のサンプリング時間を調整する校正回路を有することを特徴とするAD変換器。
  2. 前記校正回路は、各々の前記サンプルホールド回路に保持されたアナログ信号をAD変換して得られるデジタル信号を比較して誤差検出信号を出力する誤差検出回路と、前記誤差検出信号に基づいて、前記サンプリングクロック信号のサンプリング時間を制御する遅延制御信号を出力する遅延制御回路と、前記遅延制御信号に基づいて、前記サンプリングクロック信号のサンプリング時間を調整する遅延調整回路とを有することを特徴とする請求項1に記載のAD変換器。
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