JP3970227B2 - サッシ窓 - Google Patents
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Description
これらの引違い窓等では、障子の下框に設けられた戸車を案内するガイドレールが下枠上面から突出して形成されている。また、下枠において、室外の雨水等が下框との隙間から室内側に吹き込まないように、室外側に向かって下がる段差が形成され、室外側のガイドレールを室内側のガイドレールよりも低い位置に設ける形態のものが、従来から広く採用されている。
また、レール部の水平面部は、立上部の上端から室外方向または室内方向のいずれか一方の見込み方向に延出されていてもよいし、両方向に延出されていてもよい。さらに、レール部は、2つの立上部およびこれらの立上部間を連結する水平面部を備えて断面略コ字状に形成されていてもよい。
また、レール部の水平面部と側壁部の上端とが略同一高さ位置に設けられているとは、同一の高さ位置の場合に限らず、居住者や車いす等の移動に際し、障害とならない程度に高さ位置が異なる場合も含む意味である。
さらに、レール部の水平面部と側壁部との間の隙間は、障子下框の垂下片を挿入した際に、この垂下片がレール部や側壁部に当たらず、障子の開閉操作に支障がない程度の、必要最低限の見込み寸法としての所定幅寸法を有することが、下枠上面の溝幅を小さくできてフラット感をより高めることができる点で好ましい。
また、側壁部と下框の室内側垂下片との間に気密材を介在することで、気密ラインが形成される。そして、室内側および室外側のレール側方空間が、支持面部の連通孔を介して室外空間に連通され、かつレール部の水平面部および垂下片の隙間を介してレール上方空間に連通されているので、これらのレール側方空間、およびレール上方空間が外気と等圧な空間となっている。このため、室内側および室外側のレール側方空間およびレール上方空間の各空間における気圧差がなくなり、気圧差によって生じる雨水等の移動が、各空間同士の間において発生し難くなっている。
一方、気密ラインの直下位置である室内側のレール側方空間に室外から雨水等が浸入するためには、室外側のレール側方空間、およびレール上方空間を通過する必要がある。このため、室外からの雨水等が室内側のレール側方空間に浸入する浸入経路は、レール部の水平面部よりも下方に位置する室外側のレール側方空間、この室外側のレール側方空間よりも上方に位置するレール上方空間、およびこのレール上方空間よりも下方に位置する室内側のレール側方空間の順になっている。従って、浸入経路が上下、および見込み方向の移動を伴うため、雨水等が一つの空間から次の空間へ浸入する過程ごとに雨水等の運動エネルギーが消費されるので、室外からの雨水等が室内側のレール側方空間に浸入しにくくなる。
その上、これらの各空間は、下框の垂下片と側壁部またはレール部の水平面部との隙間を介して連通されているので、この隙間を通過して各空間に吹き込む際にも、狭い空間から広い空間に吹き出すために雨水等の運動エネルギーが消費され、一つの空間から次の空間へ雨水等がより一層浸入し難くなっている。
さらに、室内側および室外側のレール側方空間に浸入した雨水等は、支持面部の連通孔から排水されるようになっている。
以上のように、気密ライン直下位置への雨水等の浸入を防止することができるとともに、レール側方空間に浸入した雨水等を連通孔から排水することができるので、気密ラインを越えて室内空間に雨水等が浸入せず、水密性能の向上を図ることができる。
このような構成によれば、支持面部の下側に下枠中空部を形成したことで、支持面部の下方からレール側方空間への雨水等の吹き上げを防止できる。
このような構成によれば、下枠の上面がフラットに形成され、バリアフリー対応可能な引違い窓を構成することができる。
このような構成によれば、下枠の上面がフラットに形成され、バリアフリー対応可能な片引き窓を構成することができる。
なお、第2実施形態以降において、次の第1実施形態で説明する構成部材と同じ構成部材、および同様な機能を有する構成部材には、第1実施形態の構成部材と同じ符号を付し、それらの説明を省略または簡略化する。また、各図においては、主要構成部品の断面を示すハッチングが省略されている。
本発明の第1実施形態に係るサッシ窓としての引違い窓について、図1ないし図26に基づいて説明する。
図1、図2は、本実施形態の引違い窓10を示す縦断面図、および横断面図である。図3は、引違い窓10が設けられた建物の一部を示す斜視図である。
また、召合せ部分21の縦框18A,18B同士の間には、室内空間の気密性を確保する気密材としてのAT材23、および水切りとしての水切材24が設けられている。これらのAT材23、水切材24は、それぞれ室外側の縦框18Bに形成された凹溝状の取付部23A,24Aに係合され、先端部を室内側の縦框18A側面に当接するようになっている。
なお、戸車案内部126の上面において、戸車171を案内する部分は、凹溝126Aに限らず、平坦面でもよく、また、上方に突出した凸状のガイドレールでもよい。その際、凸状のガイドレールと係合する凹溝を戸車外周に形成すればよい。
ここで、室内側レール部125Aと室外側レール部125Bとの間に取り付けられた隙間用部材30を中央隙間用部材31とし、室内側レール部125Aと室内側側壁部128との間に取り付けられた隙間用部材30を室内側隙間用部材32とし、室外側レール部125Bと室外側側壁部129との間に取り付けられた隙間用部材30を室外側隙間用部材33として、以下の説明を行う。
中央隙間用部材31の上面部311は、各レール部125の戸車案内部126と略同一高さ位置に、略水平に設けられ、かつ各戸車案内部126の端縁との間に所定の隙間30Aを介して設けられている。これらの隙間30Aのうち、室内側の隙間30Aには、室内側の障子15Aの下框17に設けられた室外側の垂下片172が挿入されている。また、室外側の隙間30Aには、室外側の障子15Aの下框17に設けられた室内側の垂下片172が挿入されている。すなわち、隙間30Aの幅寸法は、障子15の下框17の垂下片172を挿通可能で、この垂下片172が各戸車案内部126や隙間用部材30に当たらない程度の、必要最低限の寸法となっている。
また、底面部313は、下枠水平面部121に沿って設けられており、この底面部313が下枠水平面部121の上面に当接することで、上下方向について位置決めされている。
また、第1側面部312、底面部313、および第2側面部314によっても、上方に開口した断面略コ字形の溝状部316が形成されており、この溝状部316は、上面部311の室外側に隣接した隙間30Aの下方に設けられている。
以上の中央隙間用部材31は、第2側面部314の室外側側面から、溝状部315の室内側側面までの見込み寸法が、室内側レール部125Aの戸車案内部126室外側端縁と、室外側レール部125Bの戸車案内部126室内側端縁との間の寸法と、略同一になっており、室内側の戸車案内部126と、室外側の戸車案内部126との間を通過可能に構成されている。これにより、中央隙間用部材31は、上方から各レール部125の間に挿通して、立上片121Aおよび突片127Aの間に圧入することで下枠12に取り付けられ、逆に上方に引き抜くことで取り外すことができるようになっている。
室内側隙間用部材32の上面部321は、室内側レール部125Aの戸車案内部126に接して略同一高さ位置に、略水平に設けられている。そして、上面部321は、室内側側壁部128との間に所定の隙間30Aを介して設けられている。この隙間30Aには、室内側の障子15Aの下框17に設けられた室内側の垂下片172が挿入されている。
また、底面部323は、下枠水平面部121に沿って設けられており、この底面部323が下枠水平面部121の上面に当接することで、上下方向について位置決めされている。
室外側隙間用部材33の上面部331は、室外側レール部125Bの戸車案内部126と略同一高さ位置に、略水平に設けられ、かつ戸車案内部126の端縁との間に所定の隙間30Aを介して設けられている。この隙間30Aには、室外側の障子15Bの下框17に設けられた室外側の垂下片172が挿入されている。また、上面部331と室外側側壁部129との間にも、網戸を案内するための隙間が設けられている。
さらに、室外側隙間用部材33は、上面部331の室外側縁から下方に延出し、その下端が室外方向に延びるとともに、第2側面部334の室内側側面に連結された部分と、第2側面部334の上端部分とによって断面略コ字形に形成された溝状部335を備えている。この溝状部335は、ゴミ受け部を構成するもので、上面部331の室外側に隣接した隙間の間隔寸法と略同一の見込み寸法を有しており、略コ字形の開口を上方に向けて隙間の下方に位置して設けられている。
また、底面部333は、下枠水平面部121に沿って設けられており、この底面部333が下枠水平面部121の上面に当接することで、上下方向について位置決めされている。
また、室外側隙間用部材33は、第2側面部334の室外側側面から、溝状部336の室内側側面までの見込み寸法が、室外側レール部125Bの戸車案内部126室外側端縁と室外側側壁部129との間の寸法と、略同一になっており、この間隔部分を通過可能に構成されている。これにより、室外側隙間用部材33は、上方から室外側レール部125Bと室外側側壁部129の間に挿通して、室外側側壁部129および立上片121Cの間に圧入することで下枠12に取り付けられ、逆に上方に引き抜くことで取り外すことができるようになっている。
なお、AT材40は、室内側側壁部128および中央隙間用部材31の第1側面部312に限らず、下框17の垂下片172に設けられ、室内側側壁部128および中央隙間用部材31に当接するように構成されてもよい。
連通孔121Dは、下枠12の長手方向略中間位置(障子15の召合せ部分21)で、室内側レール部125Aと室外側レール部125Bとの間に設けられている。この連通孔121Dは、室内側レール部125Aの立上部127基端部室外位置から、室外側レール部125Bの戸車案内部126室内側縁下方位置までの見込み寸法とほぼ等しい見込み寸法を有し、すなわち室内外のレール部125A,125B間に渡って形成された平面略矩形状の孔である。そして、連通孔121Dに対応して、下枠水平面部121の立上片121Aと、室内側レール部125Aの戸車案内部126の一部が切り欠かれている。
連通孔121Eは、連通孔121Dの見込み方向に隣接した室内側レール部125Aと、室内側側壁部128との間に設けられ、連通孔121Dと比較して小さな開口面積を有している。
連通孔121Gは、下枠12の長手方向両端部位置に複数設けられている。すなわち、図6中、右側の端部位置において、4つの連通孔121Gが各レール部125の室内外両側に設けられ、図6中、左側の端部位置において、2つの連通孔121Gが室外側レール部125Bの室内外両側に設けられている。
また、図6中、左側の下枠12端部位置には、後述する戸当り42に対応した連通孔121Hが、室内側レール部125Aの延長位置に設けられている。すなわち、室内側レール部125Aは、連通孔121Hの手前(図中、右側)までしか設けられておらず、下枠12端部まで延長されていない。
また、連通孔121D〜121Hには、特に図示しないが、ゴミ等が下枠中空部124に入り込むことを防止するとともに、空気を通過させることができるキャップが必要に応じて取り付けられている。
また、連通孔122Aの室外側には、雨水や虫等が下枠中空部124内に浸入することを防止するカバー122B(図10)が取り付けられている。
図8および図9において、室内側および室外側の障子15A,15Bの下框17と、これらの障子15A,15Bを支持するレール部125A,125Bと、隙間用部材30と、室内側側壁部128とによって、下枠12と障子15の下框17との間の水密構造が構成されている。
端部部材34は、図13に示すように、本体部341と、この本体部341に回動自在に取り付けられたつまみ部342とを備え、つまみ部342は、回動軸343を中心にして上下に回動するようになっている。本体部341の基端側(隙間用部材32,33側)には、係合部344が形成されており、この係合部344を隙間用部材32,33の上面部321,331、第1側面部322,332、底面部323,333、および第1側面部322,332と第2側面部324,334との間で鉛直方向に延びた片で囲まれた内部に圧入することで、本体部341が隙間用部材32,33に固定されている。
図21において、室外側の縦框18Bに設けられたクレセント22の受けフック22Bは、上下に延びるAT材23の一部が切り欠かれた途中部分に交差して設けられている。そして、受けフック22Bの室内側面には、室内側の縦框18Aに当接して気密を保持する気密部材28が、切り欠かれたAT材23の位置に取り付けられている。この気密部材28は、弾性を有する樹脂製で、室内側の縦框18Aに当接した際に変形して、室内側の縦框18Aとの間に隙間ができないようになっている。
(1)下枠12に形成したレール部125の戸車案内部126と、下枠12に取り付けられる隙間用部材30の上面部311,321,331とが略同一高さ位置に設けられるので、下枠12の上面がフラットに形成されている。さらに、レール部125や室内側側面部128と隙間用部材30との隙間30Aの見付け方向幅寸法が、障子15の下框17の垂下片172を挿通できる必要最低限の寸法になっているので、下枠12の上面を足で踏んだ際の違和感や、車いすで通過する際のがたつき等を減少させて、バリアフリー対応可能な引違い窓10を構成することができる。
さらに、レール部125が下枠12と一体であれば、障子15を開閉する際のがたつきや軋み等が生じず、レール部125で障子15を確実に支持して、障子15の開閉操作を円滑に実施することができる。また、レール部125を下枠12の長手方向途中位置で分割する必要もないので、レール部125の上面に不必要な段差が発生せず、より円滑な障子15の開閉操作を実現できる。
また、端部部材34の先端に弾性部材348を設けたので、縦枠13に弾性部材が当接することにより隙間用部材30(32,33)を下枠12の中央側に向かって付勢して、下枠12の長手方向に関して隙間用部材30(32,33)をがたつきなく取り付けることができる。また、弾性部材348が付勢力をもって縦枠13に当接することで、縦枠13と弾性部材348との間に所定の摩擦力が生じるので、隙間用部材30(32,33)が不用意に外れることを防止することができる。
次に、本発明の第2実施形態に係るサッシ窓としての片引き窓について、図27ないし図31に基づいて説明する。
図27、図28は、本実施形態の片引き窓50を示す縦断面図、および横断面図である。図29は、片引き窓50を構成する下枠52の縦断面図である。
本実施形態の片引き窓50は、開閉可能な障子が1枚で構成された点が前述の第1実施形態と相違し、それ以外の構成は略同様である。以下、相違点について詳しく説明する。
また、召合せ部分65の縦框58と縦骨62の間には、室内空間の気密性を確保するAT材23、および水切りとしての水切材24が設けられている。これらのAT材23および水切材24は、それぞれ室外側の縦框58の取付部23A,24Aに係合され、先端部を固定障子61の縦骨62側面に当接するようになっている。
レール部525は、下枠水平面部521上面に立設され、上方に延びる立上部527と、この立上部527の上端に連続し、略水平方向に延出する戸車案内部526とを備えている。戸車案内部526は、立上部527上端から室外方向のみに延出しており、レール部525は、断面略逆L字形に形成されている。そして、戸車案内部526には、障子55の戸車571を案内する、断面略円弧状の凹溝526Aが形成されている。
図30および図31において、障子55の下框57と、この障子55を支持するレール部525と、隙間用部材30と、室内側側壁部528Bとによって、下枠52と障子55の下框57との間の水密構造が構成されている。
例えば、前記第1実施形態の引違い窓10では、下枠12に2本のレール部125が形成されており、これら2本のレール部125間に中央隙間用部材31を取り付け、レール部125および室内外の側壁部128,129間に、室内側および室外側の隙間用部材32,33を取り付けた。また、前記第2実施形態の片引き窓50では、下枠52に形成した1本のレール部525と室内側および室外側の側壁部528B,529との間に、室内側および室外側の隙間用部材32,33を取り付けた。しかし、このような構成に限らず、レール部125,525を下枠と一体に形成せず、下枠に対して着脱自在に取り付けてもよく、また、隙間用部材31,32,33を下枠に対して着脱自在に構成せずに、下枠と一体に構成してもよい。また、レール部125の戸車案内部126を室内側あるいは室外側に向かって延長する、または室内外の側壁部128,129にレール部125に向かって延びる水平面を形成することで、レール部125および室内外の側壁部128,129間の隙間を小さくする構成も採用できる。このような構成によれば、室内側および室外側の隙間用部材を省略することができ、これらの隙間用部材を省略しても、フラットな上面を有し、かつ水密性能に優れた下枠とすることができるようになる。
また、前記各実施形態では、隙間用部材30を下枠12,52に圧入して取り付けたが、これに限らず、例えば、フック付きの係止片等で隙間用部材を下枠に係止してもよく、また、ビス止め固定や固定具を用いた固定により隙間用部材を下枠に固定してもよい。
また、下枠12,52に設けられた風止板41や戸当り42,43は、本発明の必須要件ではなく、省略可能であり、また、前記各実施形態で説明した形態以外であっても、同様の機能を有する部材であれば代用することができる。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
Claims (4)
- 上枠、下枠、および左右の縦枠を有する窓枠と、この窓枠内側に開閉自在に支持された障子とを備えたサッシ窓であって、
前記下枠は、支持面部と、この支持面部の上面に当該下枠の長手方向略全長に渡って設けられ、前記障子の戸車を案内するレール部と、このレール部の室内側および室外側に略平行に設けられた側壁部とを備え、
前記支持面部には、前記レール部と、前記室内側および室外側の側壁部と、の間に形成された室内側および室外側のレール側方空間を、室外空間に連通させる連通孔が設けられ、
前記レール部は、前記支持面部から上方に延出する立上部と、この立上部の上端から見込み方向に延出し、かつ前記側壁部との間に隙間を介して設けられた水平面部とを有し、
前記水平面部は、前記各側壁部の上端と略同一高さ位置に設けられ、
前記障子は、上框、下框、および左右の縦框を備えて構成され、前記下框は、底面と、この底面の室内側および室外側に連続して下方に延出する垂下片とを有し、これらの垂下片は、前記レール部の水平面部と前記側壁部との間に設けられた前記隙間に挿入されており、前記レール部の水平面部と、前記下框の垂下片および底面とで囲まれたレール上方空間が形成されるとともに、前記垂下片のうちの室内側垂下片および前記室内側側壁部のいずれか一方には、他方に当接する気密材が設けられ、
前記レール上方空間は、前記レール部の水平面部と、前記垂下片との隙間を介して前記室内側および室外側のレール側方空間に連通され、
前記室外側のレール側方空間は、前記室外側側壁部と前記垂下片との隙間を介して、前記下枠上側の室外空間に連通されたサッシ窓。 - 前記下枠は、前記支持面部の下側に形成された中空状の下枠中空部を備え、前記室内側および室外側のレール側方空間は、前記支持面部に設けられた連通孔、および前記下枠中空部を介して室外空間と連通されている請求項1に記載のサッシ窓。
- 前記障子は、前記窓枠内部の室内側および室内側に引違い形式に設けられた2つの障子から構成され、これらの各障子に対応して前記レール部は、互いに対向し、前記下枠の長手方向に沿って設けられた2本のレール部から構成されている請求項1または請求項2に記載のサッシ窓。
- 前記障子は、前記窓枠内部に固定された固定面材の室外側または室内側に片引き形式に設けられた1つの障子から構成されており、この障子に対応して前記レール部は、前記下枠の長手方向に沿って設けられた1本のレール部から構成されている請求項1または請求項2に記載のサッシ窓。
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