JP3969830B2 - リキッドタンク付コンデンサ - Google Patents

リキッドタンク付コンデンサ Download PDF

Info

Publication number
JP3969830B2
JP3969830B2 JP07704998A JP7704998A JP3969830B2 JP 3969830 B2 JP3969830 B2 JP 3969830B2 JP 07704998 A JP07704998 A JP 07704998A JP 7704998 A JP7704998 A JP 7704998A JP 3969830 B2 JP3969830 B2 JP 3969830B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid tank
header pipe
pair
portions
capacitor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP07704998A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11270932A (ja
Inventor
正剛 新濱
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Calsonic Kansei Corp
Original Assignee
Calsonic Kansei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Calsonic Kansei Corp filed Critical Calsonic Kansei Corp
Priority to JP07704998A priority Critical patent/JP3969830B2/ja
Publication of JPH11270932A publication Critical patent/JPH11270932A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3969830B2 publication Critical patent/JP3969830B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B39/00Evaporators; Condensers
    • F25B39/04Condensers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2339/00Details of evaporators; Details of condensers
    • F25B2339/04Details of condensers
    • F25B2339/044Condensers with an integrated receiver
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2500/00Problems to be solved
    • F25B2500/01Geometry problems, e.g. for reducing size

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明に係るリキッドタンク付コンデンサは、自動車用空調機を構成する蒸気圧縮式冷凍機のコンプレッサとエバポレータとの間に、冷媒の流れ方向に関して直列に組み込む。そして、コンプレッサで圧縮した冷媒を放熱し凝縮させた後、水分等の異物を除去してからエバポレータに送り出す。
【0002】
【従来の技術】
自動車室内の冷房や除湿を行なう自動車用空調機には、蒸気圧縮式冷凍機が組み込まれている。図9は、特開平4−95522号公報に記載された、蒸気圧縮式冷凍機の基本構成を示す回路図である。コンプレッサ1から吐出された高温・高圧のガス状冷媒は、コンデンサ2を通過する間に空気との間で熱交換を行なって温度低下し、凝縮液化する。この結果生じた液状の冷媒は、一度リキッドタンク3に溜められてから、膨張弁4を介してエバポレータ5に送られ、このエバポレータ5内で蒸発する。エバポレータ5の温度は、蒸発潜熱を奪われて低下する為、このエバポレータ5に空調用の空気を流通させれば、この空気の温度を低下させると同時に、この空気中に含まれる水蒸気を除去する事ができる。エバポレータ5内で蒸発気化した冷媒は、上記コンプレッサ1に吸引されて圧縮され、再び上記サイクルを繰り返す。
【0003】
この様な、自動車用空調機の蒸気圧縮式冷凍機を構成するリキッドタンク3は従来、コンデンサ2とは独立して造られたものを、このコンデンサ2とエバポレータ5とを結ぶ配管の途中に接続していた。ところが、この様にリキッドタンク3とコンデンサ2とを別個に構成した場合、このリキッドタンク3の設置スペースが嵩むだけでなく、このリキッドタンク3を、上記コンデンサ2とは独立して、十分な耐振性を持たせて車体に取り付ける必要が生じる。又、コンデンサ2とリキッドタンク3とを接続する為の配管の製造作業、部品管理、及び組み付け作業が必要になって、自動車用空調機のコストが嵩む。
【0004】
この様な面倒やコスト上の問題を解決する為に従来から、リキッドタンク3をコンデンサ2と一体に構成する構造が、各種提案されている。例えば、図10〜11は、本発明に先立って考えた、リキッドタンク付コンデンサの1例を示している。このリキッドタンク付コンデンサは、コンデンサ6とリキッドタンク8とサブコンデンサ9とを、同図に矢印で示す冷媒の流れ方向に関して、上流側から下流側に向け互いに直列に配置して成る。このうちのサブコンデンサ9は上記コンデンサ6の下側に、上記リキッドタンク8はこれらコンデンサ6及びサブコンデンサ9の側方(図10の右方)に、それぞれ設けている。
【0005】
上記コンデンサ6及びサブコンデンサ9はそれぞれ、水平方向に互いに間隔をあけて配置された左右1対のヘッダパイプ10a、10bを含んで構成される。これら各ヘッダパイプ10a、10bの下部内側には、それぞれ仕切板11a、11bを設けて、これら各ヘッダパイプ10a、10bの下部内側を気密・液密を保持した状態で仕切っている。そして、上記1対のヘッダパイプ10a、10bのうち、上記各仕切板11a、11bよりも上側部分で上記コンデンサ6を構成し、これら各仕切板11a、11bよりも1対のヘッダパイプ10a、10bの残部で上記各仕切板11a、11bよりも下側部分で上記サブコンデンサ9を構成している。
【0006】
上記コンデンサ6を構成すべく、上記左右1対のヘッダパイプ10a、10bの一部で上記各仕切板11a、11bよりも上側部分の内側面同士の間には、複数本の伝熱管12、12を掛け渡している。これら各伝熱管12、12の両端部は、それぞれ上記各ヘッダパイプ10a、10bの内側壁を気密・液密を保持した状態で貫通している。又、これら各伝熱管12、12は、上下に間隔をあけた状態で互いに平行に配置しており、上下に隣り合う伝熱管12、12同士の間には、コルゲート型のフィン13、13を設けている。又、最上段に配置された伝熱管12の上面と、上記1対のヘッダパイプ10a、10bの上端部内側面同士の間に掛け渡したサイドプレート14aの下面との間にも、同様のフィン13を設けている。尚、図示は省略するが、上述の様なサイドプレート14aの中間部上面には、車体への取り付け用のブラケットを固定する。又、上記1対のヘッダパイプ10a、10bのうち、一方(図10の右方)のヘッダパイプ10aの外側面に前記リキッドタンク8を結合し、他方(図10の左方)のヘッダパイプ10bの上部外側面に、入口ポートを有する入口ブロック15を固定している。この入口ポートは、上記他方のヘッダパイプ10bの一部で上記仕切板11bよりも上側部分の内部に通じている。
【0007】
又、上記サブコンデンサ9は、上記1対のヘッダパイプ10a、10bの下部である、上記各仕切板11a、11bの下側部分の内側面同士の間に、1乃至複数本のサブ伝熱管16、16を掛け渡して成る。これら各サブ伝熱管16、16の両端部は、それぞれ上記各ヘッダパイプ10a、10bの下部内側壁を気密・液密を保持した状態で貫通している。又、これら各サブ伝熱管16、16は、上下に間隔をあけた状態で互いに平行に配置しており、上下に隣り合うサブ伝熱管16、16同士の間には、コルゲート型のフィン13、13を設けている。又、最上段に配置されたサブ伝熱管16の上面と、上記複数本の伝熱管12、12のうちで最下段に配置された伝熱管12の下面との間、並びに最下段に配置されたサブ伝熱管16の下面と上記1対のヘッダパイプ10a、10bの下端部内側面同士の間に掛け渡したサイドプレート14bの上面との間にも、同様のフィン13を設けている。尚、図示は省略するが、上記サイドプレート14bの中間部下面にも、上述した上端側のサイドプレート14aの場合と同様に、車体への取り付け用のブラケットを固定する。又、上記他方のヘッダパイプ10bの下部外側面には、出口ポートを有する出口ブロック17を固定している。この出口ポートは、上記他方のヘッダパイプ10bの下部で上記仕切板11bよりも下側部分の内部に通じている。
【0008】
更に、前記リキッドタンク8は、上記1対のヘッダパイプ10a、10bのうち、一方(図10の右方)のヘッダパイプ10aと一体に造っている。即ち、これらリキッドタンク8と一方のヘッダパイプ10aとは、1枚の金属板により形成した本体部分18と、上記仕切板11aと、複数枚(図示の例では2枚)の塞ぎ板19、19とから構成している。このうちの本体部分18は、それぞれが円筒状に形成され、互いに間隔をあけた状態で平行に設けられたヘッダパイプ部20及びリキッドタンク部21と、これらヘッダパイプ部20とリキッドタンク部21とを連結する連結板部22とを備える。
【0009】
このうちのヘッダパイプ部20を構成する外周壁の一部で上記連結板部22と反対側の部分には、上記各伝熱管12、12及び各サブ伝熱管16、16の一端部を隙間なく挿入自在な接続孔23を、このヘッダパイプ部20の軸方向(図10の上下方向、図11の表裏方向)に亙り互いに等間隔に多数形成している。一方、上記リキッドタンク部21を構成する外周壁の一部で上記連結板部22と反対側の部分には接合部24を、このリキッドタンク部21の軸方向に亙り連続した状態で設けている。この接合部24は、上記リキッドタンク部21の一部を気密・液密を保持した状態で塞いでいる。
【0010】
又、上記連結板部22の一部で上記仕切板11aよりも上側部分には、上記コンデンサ6を構成する上記一方のヘッダパイプ10aの一部で上記仕切板11aよりも上側部分の内部と上記リキッドタンク部21の内部とを連通する第一の冷媒通路45を設けている。そして、この第一の冷媒通路45の一端(図10〜11の左端)開口部を、冷媒移送管50により、上記ヘッダパイプ10a内で上記仕切板11aの直上部に通じさせている。一方、上記連結板部22の一部で上記仕切板11aよりも下側部分には、上記コンデンサ6を構成する上記一方のヘッダパイプ10aの一部で上記仕切板11aよりも下側部分の内部と上記リキッドタンク部21の下部内側とを連通する、第二の冷媒通路46を設けている。
【0011】
これら両第一、第二の冷媒通路45、46は、上記連結板部22を構成する金属板の平坦部47、47の一部にこの金属板を湾曲させる事により形成した、断面U字形の凹部48、48同士を互いに対向させ、上記各平坦部47、47同士を互いに重ね合わせてろう付け接合する事により、それぞれ形成している。
【0012】
上記各第一、第二の冷媒通路45、46のうち、第一の冷媒通路45は、上記一方のヘッダパイプ10aの一部で上記仕切板11aよりも上側部分の内部に達した冷媒を上記リキッドタンク部21の内部に送り込む通路になる。上記リキッドタンク部21の内部に送り込まれた冷媒は、このリキッドタンク部21の内側に設けられた図示しない除去手段により、水分等の異物を除去された後、このリキッドタンク部21の下側に滞溜する。一方、第二の冷媒通路46は、上記一方のヘッダパイプ10aの一部で上記仕切板11aよりも下側部分の内部に上記滞溜した冷媒を、前記サブコンデンサ9に送り込む通路になる。
【0013】
上述の様に構成されるリキッドタンク付コンデンサの場合、一方のヘッダパイプ10aとリキッドタンク8とを一体に造っているので、リキッドタンクをコンデンサに固定する作業が面倒になる事はない。又、この様に一方のヘッダパイプ10aと上記リキッドタンク8とを一体的に造った事に伴い、これら一方のヘッダパイプ10aとリキッドタンク8とを構成する部品の数を少なくできる。従って、製造コストを低減させると共に部品管理上の手間を軽減できる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
上述した様な先発明のコンデンサ6の場合には、図11に示す様に、連結板部22の存在に基づき、本体部分18の幅W18が大きくなる。この為、上記コンデンサ6をエンジンルーム内に設置する場合に、接合部24の先端部等、リキッドタンク8の一部がこのエンジンルーム内に設置された他の部品と干渉する恐れがある。このエンジンルーム内の容積は、設計上限られている為、上記コンデンサ6の小型化が望まれている。
本発明は、上述の様な事情に鑑みて、リキッドタンク付コンデンサの小型化を図るべく、発明したものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明のリキッドタンク付コンデンサは、従来から知られているリキッドタンク付コンデンサと同様に、水平方向に間隔をあけて配置された左右1対のヘッダパイプと、それぞれが水平方向に亙って配置され、それぞれの両端部を上記各ヘッダパイプの内側に開口させた複数本の伝熱管と、上下に隣り合う伝熱管同士の間に設けられたフィンとを備えたコンデンサ、及び、上記1対のヘッダパイプのうちの一方のヘッダパイプに結合固定されたリキッドタンクから成り、このリキッドタンクの冷媒給排口と上記コンデンサを構成する上記一方のヘッダパイプの冷媒給排口とを互いに連通させている。
【0016】
特に、本発明のリキッドタンク付コンデンサに於いては、上記一方のヘッダパイプ及び上記リキッドタンクを、1枚の金属板の幅方向中央部を折り返してこの幅方向中央部の両端縁部同士を近接させる事により形成した筒状のヘッダパイプ部と、それぞれの一端縁をこのヘッダパイプ部を構成する上記金属板の幅方向両端縁に連続させ、この金属板の一部を断面U字形に折り曲げて重ね合わせた1対の折り曲げ部の折り返し部の外周縁同士を突き合わせて互いにろう付け接合する事により形成した連結部と、それぞれの一端縁をこの連結部を構成する上記1対の折り曲げ部の他端縁に連続させた状態でそれぞれ半筒状に折り曲げた1対の曲板部同士をこれら各曲板部の他端縁同士を突き合わせる事により形成した筒状のリキッドタンク部と、このリキッドタンク部を構成する上記1対の曲板部の幅方向他端縁同士を互いにろう付け接合した接合部と、上記ヘッダパイプ部の一部で上記連結部から外れた面に形成し、上記各伝熱管の一端部を挿入自在な複数個の接続孔と、上記連結部に設けて上記ヘッダパイプ部の内側と上記リキッドタンク部とを連通させる、リキッドタンク及びヘッダパイプの冷媒給排口である冷媒通路と、上記ヘッダパイプ部の軸方向両端開口部と上記リキッドタンク部の軸方向両端開口部とをそれぞれ気密且つ液密に塞ぐ複数の塞ぎ板とから成る。
【0017】
【作用】
上述の様に構成するリキッドタンク付コンデンサの場合には、リキッドタンクとコンデンサとを連結している連結部を断面U字形に折り曲げて重ね合わせた1対の折り曲げ部の折り返し部の外周縁同士を突き合わせて互いにろう付け接合する事により形成している為、この連結部の幅を小さくする事ができる。この結果、このリキッドタンク付コンデンサの幅を小さくできる。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1〜4は、本発明の実施の形態の第1例を示している。本例のリキッドタンク付コンデンサの基本構造は、前述の図10〜11に示した先発明の構造と同様である。特に、本例のリキッドタンク付コンデンサは、リキッドタンク26とコンデンサ25を構成する一方のヘッダパイプ27との連結部30の幅を小さくしている点が、先発明の構造とは異なる。その他の部分の構造及び作用は、基本的には前述の図10〜11に示した先発明の構造と同様であるから、重複する説明を省略若しくは簡略にし、以下の説明は、本発明の特徴部分、並びに図10〜11に示した先発明の構造と異なる部分を中心に説明する。
【0019】
上記一方のヘッダパイプ27及び上記リキッドタンク26は、ヘッダパイプ部28と、連結部30と、リキッドタンク部29と、接合部37と、接続孔23、23(図4)と、塞ぎ板33(図3)とから成る。このうちのヘッダパイプ部28は、アルミニウム合金製のクラッド板(芯材の表面にろう材を積層したもの)等、1枚の金属板の幅方向(図4の左右方向)中央部を断面円形に折り返してこの幅方向中央部の両端縁部同士を近接させる事により、円筒状に形成している。又、上記連結部30は、それぞれの一端縁(図1の左側の端縁)を上記ヘッダパイプ部28を構成する上記金属板の幅方向両端縁に連続させ、この金属板の一部を断面U字形に折り曲げて重ね合わせた1対の折り曲げ部31、31の折り返し部の外周縁同士を突き合わせて互いにろう付け接合する事により、平板状に形成している。又、上記リキッドタンク部29は、それぞれの一端縁を上記連結部30を構成する上記1対の折り曲げ部31、31の他端縁(図1の右側の端縁)に連続させた状態でそれぞれ半円筒状に折り曲げた1対の曲板部32、32同士を、これら各曲板部32、32の他端縁同士を突き合わせる事により、円筒状に形成している。又、上記接合部37は、上記1対の曲板部32、32の他端縁に形成した1対の平板部38、38同士を互いに重ね合わせると共にろう付け接合して成る。これら各平面部38、38は、上記各曲板部32、32の他端縁から上記リキッドタンク26の外方に向けて連続する状態で形成されている。
【0020】
又、上記各接続孔23、23は、上記ヘッダパイプ部28の一部で上記連結部30から外れた面に形成し、上記各伝熱管12、12の一端部を隙間なく挿入自在としている。更に、上記各接続孔23、23は、上記ヘッダパイプ部28の軸方向に亙り互いに等間隔に多数形成している。又、上記複数の塞ぎ板33は(図3に示す塞ぎ板33の場合には4個。但し、上記一方のヘッダパイプ27に取り付ける塞ぎ板33と上記リキッドタンク26に取り付ける塞ぎ板33とは、形状及び大きさが異なる。)、上記ヘッダパイプ部28の上下両端開口部と上記リキッドタンク部29の上下両端開口部とを、それぞれ気密且つ液密に塞いでいる。
【0021】
又、上記連結部30の一部には、冷媒通路36を設けている。この冷媒通路36は、図2に示す様に、上記各折り曲げ部31、31の折り返し部分に形成したコ字形の切り欠き49、49同士を互いに突き合わせる事により形成している。そして、この冷媒通路36の両端(図2の表裏方向両端)は、上記一方のヘッダパイプ27と上記リキッドタンク26との各内周面にそれぞれ開口し、これらリキッドタンク26の内側と一方のヘッダパイプ27の内側とを連通している。即ち、上記冷媒通路36が上記リキッドタンク26の冷媒給排口及び上記一方のヘッダパイプ27の冷媒給排口に相当する。尚、上記冷媒通路36は、上記連結部30の一部に2個所設けている。これら各冷媒通路36のうち、上記連結部30の上側部分にある冷媒通路36は、前述した先発明の前記第一の冷媒通路45と同様の機能を有する。一方、上記連結部30の下側部分にある冷媒通路36は、前述した先発明の前記第二の冷媒通路46と同様の機能を有する。尚、各冷媒通路36の形状は、必要とする大きさや上記各折り曲げ部31、31の大きさ等に合わせて、図示の例の様な矩形に限らず、円形等、他の形状としても良い。又、冷媒通路36の数も、構成するコンデンサ25の構造等に応じて、適宜選定する。
【0022】
又、図3に示す様に、前記各塞ぎ板33は、それぞれ上記リキッドタンク26及びヘッダパイプ27の本体部分35の軸方向両端面の形状及び大きさに合わせて形成された平板部42と、上記本体部分35の軸方向両端開口部の形状及び大きさに合わせて形成された突部41とから成る。この様な塞ぎ板33は、上記一方のヘッダパイプ27及びリキッドタンク26の軸方向上端開口部と、同じく軸方向下端開口部とを塞いだ状態で、上記本体部分35の軸方向両端部にろう付け接合する。この状態で、上記一方のヘッダパイプ27及びリキッドタンク26の軸方向両端開口部は、気密且つ液密を保持した状態で塞がれる。尚、上記各塞ぎ板33と上記本体部分35の軸方向両端部とのろう付けも、本発明のリキッドタンク付コンデンサを構成する各部材同士のろう付けと同時に行なう。又、上記一方のヘッダパイプ27及びリキッドタンク26の軸方向両端開口部を塞ぐ塞ぎ板として、それぞれが二つの開口部(上記一方のヘッダパイプ27及びリキッドタンク26の開口部)を同時に塞ぐものを採用する事もできる。
【0023】
上述の様な本体部分35を形成する際には、先ず、前記1枚の金属板であるアルミニウム合金製のクラッド板により造られた長方形の板材39に、プレス加工、バーリング加工等を施して、図4に示す様な素材40を形成する。この素材40の幅方向(図4の左右方向)両側部分には、それぞれ上記素材40の幅方向両端から幅方向中央に向けて順番に、帯状の平板部38、38と、半円筒状の曲板部32、32と、断面U字形に折り曲げて重ね合わせた折り曲げ部31、31とを、それぞれ上記素材40の全長に亙り形成している。又、上記素材40の幅方向中央部は、全長に亙り断面横長U字形に形成している。
【0024】
更に、上記1対の折り曲げ部31、31の折り返し部分には、それぞれ上記素材40の片面方向{図4(A)の下面方向、同(B)の手前面方向}に凹んだコ字形の切り欠き49、49を、この素板40の長さ方向{図4(B)の上下方向}の同位置(この素板40の幅方向中央部を折り返して本体部分35を形成する時に整合する位置)に、それぞれ設けている。又、上記素材40の幅方向中央部には、それぞれが幅方向に長い複数の接続孔23、23を、上記素材40のほぼ全長に亙り互いに等間隔に形成している。
【0025】
上述の様な素材40を形成したならば、次に、この素材40の幅方向中央部を折り返す様に湾曲させて、上記本体部分35を形成する。即ち、上記素材40の幅方向中央部を、図4(A)の矢印で示す方向に断面円形に折り返す事により、前記ヘッダパイプ部28を形成する。そして、上記各折り曲げ部31、31の折り返し部の外周縁同士を互いに突き合わせて前記連結部30を、上記各曲板部32、32の幅方向両端縁同士を突き合わせて前記リキッドタンク部29を、上記各平板部38、38同士を重ね合わせて接合部37を、それぞれ形成する。次いで、これら各部30、37を構成するアルミニウム合金板同士の当接部をろう付け接合する事により、上記本体部分35を構成する。
【0026】
尚、上記各部分のろう付けは、上記本体部分35と共に本発明のリキッドタンク付コンデンサを構成する各部材同士のろう付けと同時に行なう。この為、本例の場合のアルミニウム合金板には、芯材の少なくとも片面(上記各部分同士が重なり合う側の面)にろう材を積層した、所謂クラッド材を使用する。
【0027】
上述の様に構成するリキッドタンク付コンデンサの場合には、上記連結部30の幅を小さくする事により、このリキッドタンク付コンデンサの幅を小さくできる。この結果、このリキッドタンク付コンデンサの小型化を図れる。
【0028】
次に、図5は、本発明の実施の形態の第2例を示している。本例の場合には、接合部37aを、1対の曲板部32、32の幅方向他端縁同士を突き合わせる事のみにより形成している。即ち、本例の場合には、上記リキッドタンク26の直径方向外方に突出する部分を無くした状態で、上記接合部37aを形成している。
【0029】
上述の様に構成する本例のリキッドタンク付コンデンサの場合には、上記リキッドタンク26の外側面(図5の右側面)から直径方向外方に突出する部分が無い分、このリキッドタンク付コンデンサの幅を上述した第1例の場合よりも更に小さくできる。その他の構成及び作用は、前述した第1例の場合と同様であるから、同等部分には同一符号を付して、重複する説明を省略する。
【0030】
次に、図6〜7は、本発明の実施の形態の第3例を示している。本例の場合には、接合部37bの一部を、1対の曲板部32、32の幅方向他端縁からリキッドタンク26の内側に向けて連続する平板部43、43同士を重ね合わせて互いにろう付け接合する事により形成している。この結果、本例の場合にも、上述した第2例の場合と同様に、上記リキッドタンク26の直径方向外方に突出する部分を無くした状態で上記接合部37bを形成している。尚、本例の場合には、前記各塞ぎ板33を上記リキッドタンク26の両端開口部に取り付ける為に、このリキッドタンク26の両端開口部に段部44、44を設けている。これら各段部44、44は、上記接合部37bを構成する上記各平板部43、43の一部分を切除する事により形成する。これら各平板部43、43の一部分の切除は、上記リキッドタンク26を形成する以前、即ち、前記板材39を前記素板40の状態に加工する際に行なう。
【0031】
上述の様に構成するリキッドタンク付コンデンサの場合には、上記各平板部43、43同士を重ね合わせて上記接合部37bを形成している為、この接合部37bの接合面積を十分に確保できる。従って、本発明のリキッドタンク付コンデンサの強度を低下させる事なく、このリキッドタンク付コンデンサの幅を小さくできる。その他の構成及び作用は、前述した第2例の場合と同様であるから、同等部分には同一符号を付して、重複する説明を省略する。尚、各例で、伝熱管12の端部を挿通する為、ヘッダパイプ部28に形成する接続孔23、23(図4)の位置は、必ずしもリキッドタンク部29と反対側でなくても良い。例えば、図8に示す実施の形態の第4例の如く、ヘッダパイプ部28の側面でリキッドタンク部29に近い側に接続孔を形成すれば、このリキッドタンク部29が側方に突出するのを防止して、リキッドタンク付コンデンサの幅寸法を短くできる。
【0032】
【発明の効果】
本発明は、以上の様に構成され作用する為、リキッドタンク付コンデンサの小型化により、狭いエンジンルーム内への設置の容易化を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1例を示す断面図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】塞ぎ板を示す側面図。
【図4】本体部分を形成する為の素材を示す図で、(A)は、端面図。(B)は、(A)の下方から見た図。
【図5】本発明の実施の形態の第2例を示す、図1と同様の図。
【図6】同第3例を示す、図1と同様の図。
【図7】図6のB−B断面図。
【図8】本発明の実施の形態の第4例を示す、図1と同様の図。
【図9】コンデンサ及びリキッドタンクが組み込まれる蒸気圧縮式冷凍機の回路図。
【図10】先に考えたリキッドタンク付コンデンサの略正面図。
【図11】本体部分を図10の上方から見た状態で示す端面図。
【符号の説明】
1 コンプレッサ
2 コンデンサ
3 リキッドタンク
4 膨張弁
5 エバポレータ
6 コンデンサ
8 リキッドタンク
9 サブコンデンサ
10a、10b ヘッダパイプ
11a、11b 仕切板
12 伝熱管
13 フィン
14a、14b サイドプレート
15 入口ブロック
16 サブ伝熱管
17 出口ブロック
18 本体部分
19 塞ぎ板
20 ヘッダパイプ部
21 リキッドタンク部
22 連結板部
23 接続孔
24 接合部
25 コンデンサ
26 リキッドタンク
27 ヘッダパイプ
28 ヘッダパイプ部
29 リキッドタンク部
30 連結部
31 折り曲げ部
32 曲板部
33 塞ぎ板
35 本体部分
36 冷媒通路
37、37a、37b 接合部
38 平板部
39 板材
40 素板
41 突部
42 平板部
43 平板部
44 段部
45 第一の冷媒通路
46 第二の冷媒通路
47 平坦部
48 凹部
49 切り欠き
50 冷媒移送管

Claims (1)

  1. 水平方向に間隔をあけて配置された左右1対のヘッダパイプと、それぞれが水平方向に亙って配置され、それぞれの両端部を上記各ヘッダパイプの内側に開口させた複数本の伝熱管と、上下に隣り合う伝熱管同士の間に設けられたフィンとを備えたコンデンサ、及び、上記1対のヘッダパイプのうちの一方のヘッダパイプに結合固定されたリキッドタンクから成り、このリキッドタンクの冷媒給排口と上記コンデンサを構成する上記一方のヘッダパイプの冷媒給排口とを互いに連通させたリキッドタンク付コンデンサに於いて、上記一方のヘッダパイプ及び上記リキッドタンクは、1枚の金属板の幅方向中央部を折り返してこの幅方向中央部の両端縁部同士を近接させる事により形成した筒状のヘッダパイプ部と、それぞれの一端縁をこのヘッダパイプ部を構成する上記金属板の幅方向両端縁に連続させ、この金属板の一部を断面U字形に折り曲げて重ね合わせた1対の折り曲げ部の折り返し部の外周縁同士を突き合わせて互いにろう付け接合する事により形成した連結部と、それぞれの一端縁をこの連結部を構成する上記1対の折り曲げ部の他端縁に連続させた状態でそれぞれ半筒状に折り曲げた1対の曲板部同士をこれら各曲板部の他端縁同士を突き合わせる事により形成した筒状のリキッドタンク部と、このリキッドタンク部を構成する上記1対の曲板部の幅方向他端縁同士を互いにろう付け接合した接合部と、上記ヘッダパイプ部の一部で上記連結部から外れた面に形成し、上記各伝熱管の一端部を挿入自在な複数個の接続孔と、上記連結部に設けて上記ヘッダパイプ部の内側と上記リキッドタンク部とを連通させる、リキッドタンク及びヘッダパイプの冷媒給排口である冷媒通路と、上記ヘッダパイプ部の軸方向両端開口部と上記リキッドタンク部の軸方向両端開口部とをそれぞれ気密且つ液密に塞ぐ複数の塞ぎ板とから成る事を特徴とするリキッドタンク付コンデンサ。
JP07704998A 1998-03-25 1998-03-25 リキッドタンク付コンデンサ Expired - Fee Related JP3969830B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07704998A JP3969830B2 (ja) 1998-03-25 1998-03-25 リキッドタンク付コンデンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07704998A JP3969830B2 (ja) 1998-03-25 1998-03-25 リキッドタンク付コンデンサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11270932A JPH11270932A (ja) 1999-10-05
JP3969830B2 true JP3969830B2 (ja) 2007-09-05

Family

ID=13622936

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07704998A Expired - Fee Related JP3969830B2 (ja) 1998-03-25 1998-03-25 リキッドタンク付コンデンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3969830B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11270932A (ja) 1999-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0947792B1 (en) Refrigerant evaporator and manufacturing method for the same
JP3243924B2 (ja) 冷媒凝縮器
JP3814917B2 (ja) 積層型蒸発器
JPH08110125A (ja) 受液器一体型冷媒凝縮器およびその製造方法
JPH10122705A (ja) リキッドタンク付コンデンサ
JPH10325645A (ja) 冷媒蒸発器
JP2001050686A (ja) 蒸発器
JP2004239592A (ja) 車両用熱交換器
JP3969830B2 (ja) リキッドタンク付コンデンサ
JP4106718B2 (ja) 熱交換器
JP3812021B2 (ja) 積層型熱交換器
JP4081883B2 (ja) 熱交換器
JP4214582B2 (ja) 積層型蒸発器
JP3792033B2 (ja) リキッドタンクを備えたコンデンサ
JP3858751B2 (ja) 熱交換器
JP3915737B2 (ja) 熱交換器
JP2003148893A (ja) 熱交換器
JPH02247498A (ja) 熱交換器
JP3835339B2 (ja) 熱交換器
JPH10220919A (ja) コンデンサ
JP2002228305A (ja) 乾燥剤収納袋
JPH09217966A (ja) リキッドタンク付コンデンサ
JP3925289B2 (ja) 熱交換器
JP2006284163A (ja) 一体型熱交換装置
JPH09222267A (ja) レシーバ一体型熱交換器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070605

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070605

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100615

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees