JP3968811B2 - 呼吸用気体供給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、呼吸用気体供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
たとえば慢性呼吸器疾患患者の呼吸不全の改善を図るために、従来から図9に示すような呼吸用気体供給装置としての酸素供給装置1が使用されている。一般に酸素供給装置1は、予めボンベ2に呼吸用気体としての酸素を高圧、たとえば150kg/cm2に充填しておき、このボンベ2から処方された流量で酸素を取り出し、カニューラ3を用いて患者の鼻孔内に導入するようになっている。
【0003】
酸素をボンベ2から取り出す際には、まず、減圧部4によって酸素の圧力をたとえば1.4kg/cm2に減圧する。この減圧部4は、ストップ弁5と減圧弁6とを有しており、ストップ弁5がボンベ2に直接接続されている。なお、参照符号7は、ストップ弁5の開閉ハンドルを示しており、参照符号8は、ボンベ内圧力を表示する圧力計を示している。この圧力計により酸素の残量が分かるようになっている。
【0004】
減圧弁5により減圧された酸素は、配管チューブ9を介してコントローラ10に送られる。コントローラ10は、カニューラ3に供給する酸素量を制御するものである。コントローラ10には、所定のタイミングで開閉する流量調整弁(図示せず)が内蔵されており、この流量調整弁が単位時間あたりに開放される回数によってカニューラ3に供給される酸素量が設定される。なお、流量調整弁を開閉するタイミングは、コントローラ10に内蔵された制御装置(図示せず)により、患者の状態に対応させて制御されるようになっている。
【0005】
ところで、患者が外出等をする際には、酸素供給装置1を携帯する必要があるが、ボンベ2および減圧部4(図中二点鎖線で囲んだ部分)とコントローラ10とは別々になっているので、患者はコントローラ10のみをバッグに入れるか、キャリーカートのポケットに入れる等しなければばらず、携行性に欠けるという問題があった。すなわち、減圧部4とコントローラ10とを接続する配管チューブ9が患者の手元まで長く延びているので、このような長い配管チューブ9が他のものに引っ掛かったり折り曲がったりすれば酸素の供給が絶たれることにもつながるから、患者は、配管チューブ9が折り曲がったりしないように十分な注意をしなければならなかった。
【0006】
一方、かかる問題を回避するため、単にコントローラ10をボンベ2および減圧部4側に一体的に組み付けて上記配管チューブ9を無くすと、ボンベ2,減圧部4およびコントローラ10のアッセンブリがきわめてでこぼこした形状となり、持ち運び等に不便であるという新たな問題が生じる。
そこで、この発明の目的は、コンパクトで携帯性に優れた呼吸用気体供給装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的を達成するため、請求項1に係る呼吸用気体供給装置は、容器に高圧で備蓄された呼吸用気体を減圧部により減圧して流出させ、これをコントローラを介して設定された流量で供給する呼吸用気体供給装置において、上記容器は、有底で大径の本体と、本体から径が小さくなるように連続する肩部と、肩部に続く小径の首部とを有し、上記減圧部およびコントローラは、上記首部の周囲の空間内であって本体の軸方向投影空間内に略納められた状態で配置されており、上記容器、減圧部およびコントローラは、上下二分割可能な上カバーと下カバーとを有する、全体として略円柱状の収容器内に収容されており、上記減圧部は、一次側が上記首部の先端に直接接続されたストップ弁と、ストップ弁の二次側に着脱可能な状態で一次側が直接接続された減圧弁とを有しており、上記上カバーには、上記コントローラに電源を供給するための電源スイッチと、上記コントローラによる呼吸用気体の流量設定のための流量設定スイッチと、上記ストップ弁を開閉するための操作部とが、手動操作できるように上カバーの上方へ突出して露出された状態で設けられており、上記減圧弁の二次側圧力に基づいて上記容器内の酸素の残量を計測する酸素残量計が設けられ、その酸素残量計は、コントローラの出力ポートと減圧弁の二次側ポートとの間の気体通路に設けられた電磁弁が閉じられた状態で、減圧弁の二次側圧力を計測するようにしてあることを特徴とするものである。
【0008】
この構成によれば、減圧部およびコントローラを容器の首部の周囲の空間内で本体の軸方向投影空間内に略納められているから、減圧部とコントローラとを接続する配管長を極力短くすることが可能である。また、装置全体をコンパクトに設計することができる。
また、上記容器,減圧部およびコントローラは、上下二分割可能な上カバーと下カバーとを有する、全体として略円柱状の収容器内に収容されているので、下記の作用を奏する。すなわち、収容器内に容器,減圧部およびコントローラを収容することによって、装置全体の外形形状の設計自由度が増大する。これにより、装置の外径形状においていわゆる出っ張り部分を無くすことができる。
また、上カバーには、上記コントローラに電源を供給するための電源スイッチと、上記コントローラによる呼吸用気体の流量設定のための流量設定スイッチと、上記ストップ弁を開閉するための操作部とが、手動操作できるように露出された状態で設けられているので、下記の作用を奏する。すなわち、ストップ弁を開閉するための操作部が上カバーに設けられているから、ストップ弁から減圧弁を取り外す作業に先立って、確実にストップ弁を閉じる動作をすることが可能である。また、収容器の上カバーに、コントローラの電源スイッチおよび呼吸用気体の流量設定スイッチを配置することにより、上カバーを外さなくても使用頻度の高いスイッチを極めて容易に操作することが可能となる。
本発明の目的を達成するため、請求項2に係る呼吸用気体供給装置は、上記電源スイッチおよび上記流量設定スイッチを兼用するロータリースイッチが設けられていることを特徴とするものである。
【0009】
本発明の目的を達成するため、請求項3に係る呼吸用気体供給装置は、上記容器内の酸素の残量を表示する酸素残量計が、上記上カバーに視認可能に設けられていることを特徴とするものである。
【0012】
本発明の目的を達成するため、請求項4に係る呼吸用気体供給装置は、上記コントローラの出口ポートが上カバーから露出していることを特徴とするものである。
本発明の目的を達成するため、請求項5に係る呼吸用気体供給装置は、上記減圧部は、一次側が上記首部の先端に直接接続されたストップ弁と、ストップ弁の二次側に着脱可能な状態で一次側が直接接続された減圧弁とを有しており、上記減圧弁の二次側と上記コントローラとは、配管チューブにより接続されていることを特徴とするものである。
【0013】
この構成によれば、請求項1ないし4に係る発明と同様の作用を奏する。加えて、容器に酸素を充填するときには、ストップ弁から減圧弁を外し、ストップ弁の二次側から呼吸用気体を容器内に送り込むのであるが、減圧弁とコントローラとは配管チューブにより接続されているから、減圧弁の取り外しに先立って、作業者に対して配管チューブの取り外しについて注意を喚起することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
1は、この発明の参考形態に係る呼吸用気体供給装置としての酸素供給装置20の正面図であり、図2は側面図である。また、図3は酸素供給装置20の平面図であり、図4は酸素供給装置20の配管系統図である。
【0019】
これらの図を参照して、この酸素供給装置20は、たとえば呼吸器疾患患者が呼吸不全の改善のために使用するものであって、予め酸素ボンベ27に蓄えられた呼吸用気体としての酸素を一定の圧力で流出させ、流出した酸素を入口22から受入れて所定の気体通路23を通して出口24へ間欠的に送り出すコントローラ25と、コントローラ25の出口24に連結され、送り出された酸素を患者の鼻孔内に導くカニューラ26とを有している。
【0020】
酸素ボンベ27は、酸素を高圧に充填することにより多量の酸素を備蓄することができる。本実施形態では、酸素ボンベ27内の圧力が約150Kgf/cm2 となるように酸素が充填されている。酸素ボンベ27には、高圧の酸素を上記一定の圧力(たとえば1.4Kgf/cm2 )まで減圧して取り出すための減圧部28が備えられている。
【0021】
酸素ボンベ27は、有底円筒状の本体29と、本体29よりも小径で先端に開口部(図示せず)を有する首部30と、本体29を円筒方向に沿って滑らかに縮径することによって首部30と連続させる肩部21とを有している。一方、減圧部28は、上記首部30の先端開口部に取り付けられたストップ弁31と、これに接続された減圧弁32とを有している。
【0022】
図1を参照して、本参考形態の特徴とするところは、
1)上記減圧部28およびコントローラ25は、共に酸素ボンベ27の首部30の周囲上方にコンパクトに配置されている点、および
2)減圧弁32の出口すなわち二次側ポート33とコントローラ25の入口22とは、必要最小限の配管長となるようにホース34によって接続されている点にある。以下、さらに詳しく説明する。
【0023】
ストップ弁31は、一次側ポートが酸素ボンベ27の首部30の先端開口部に直接ねじ込まれている。ストップ弁31のつまみ40を回すことによって、上記首部30の先端開口を開閉することができる。また、ストップ弁31の二次側ポートは、減圧弁32の一次側ポートと接続されており、この減圧弁32は、ストップ弁31に対して着脱自在となっている。つまり、つまみ40を回してストップ弁31を開放すると、減圧弁32の二次側ポート33から一定の低圧(1.4Kgf/cm2 )の酸素を発生させることができるようになっている。なお、参照符号M1は、酸素ボンベ27内の圧力すなわち酸素の残量を表示するためのメータである。
【0024】
次に、コントローラ25は、ケーシング35を有しており、このケーシング35に上記入口22および出口24が設けられている。そして、これら入口22と出口24とを連通するように、上記気体通路23がケーシング35の内部に形成されている(図4参照)。
図4に注目して、コントローラ25の内部には、気体通路23を開閉する電磁切換弁36と、電磁切換弁36の開閉を制御する制御装置37とが備えられている。この制御装置37は、気体通路23の下流側の圧力を検出する圧力検出器38と、検出された圧力に基づいて所定のタイミングで電磁切換弁26の開閉を行うための信号を出力する制御部39とを備えている。なお、参照符号49は、制御部39に含まれるロータリースイッチを示している。このロータリースイッチ49は、コントローラ25の電源スイッチと、上記信号出力タイミングを変えるためのスイッチを兼ねている。もっとも、コントローラ25の電源スイッチと上記信号出力タイミングを変えるためのスイッチとを別々に設けることもできる。具体的な制御方法については、後述する。
【0025】
次に、コントローラ25および減圧部28の取付構造について説明する。図5は、かかる取付構造を示す要部斜視図である。
図1および図5を参照して、コントローラ25は、図に示すようなブラケット41を用いてストップ弁31に固定されている。図5を参照して、ブラケット41は、略L字状の取付板42と、締付ねじ43とを有している。コントローラ25は、たとえばねじBを用いて取付板42に締結することができる。
【0026】
そして、このようなブラケット41が取り付けられたコントローラ25を、白抜き矢印44の方向に沿ってストップ弁31に対して位置決めした後、締付ねじ43を締め込むことによって、当該締付ねじ43とコントローラ25のケーシング35の一部45との間でストップ弁31を挟み付けるようにして固定する。なお、ブラケット41の形状は、上記のものに限られず、コントローラ25をストップ弁31に取り付けることができるものであれば良い。
【0027】
このようにブラケット41を用いてコントローラ25をストップ弁31に固定することにより、図1および図2に示すように、減圧部28およびコントローラ25を、酸素ボンベ27の肩部21の上方で首部30周りの空間内に配置することができる。しかも、図3に示すように、減圧部28およびコントローラ25を、その大部分が本体29の軸方向投影空間内に納まるように配置することができる。つまり、減圧部28およびコントローラ25は、本体29の上記投影空間内に略集約した状態でコンパクトに配置されており、酸素ボンベ27,減圧部28およびコントローラ25が組み付けられた部分の外形形状は、全体として略円柱状に形成されている。
【0028】
上記の減圧部28およびコントローラ25は、本体29の軸方向投影空間に完全に納まることが最も好ましいが、図3のように軸方向投影空間から多少はみ出す部分があっても良い。このはみ出す場合において、はみ出す部分は、平面や円筒面等の平坦な形状をしていることが好ましい。本実施の形態では、略直方体形状のコントローラ25が部分的にはみ出しているが、コントローラ25の外面が平坦面をしていることに加えて、この平坦面が本体29の軸方向に平行なので、好ましい。というのは、仮に、本酸素供給装置20を、袋やカバンに収納しようとした場合に、引っ掛かり難くでき、収納し易いからである。
【0029】
すなわち、図3において示した一点鎖線は、本体29の軸方向から投影的に見た場合に、コントローラ25および本体29の外形輪郭線を包括的に結んだ線であり、本酸素供給装置20全体としての、平面視における外形輪郭線と言えるものであるが、この全体の外形輪郭線が、本体29の周面とコントローラ25の外面によって主構成されている。そして、本体29の周面は、軸方向に延びており、しかも、この本体29の軸方向投影空間から出っ張っている部分であるコントローラ25に関しても、その外面である平坦面が軸方向に延びていることから、カバン等への収納時に迅速且つ容易に収納することが可能となる。
【0030】
なお、本体29の軸方向投影空間から出っ張るコントローラ25の外面の部分は、円筒面や楕円面その他の曲面であっても良い。その場合にも、コントローラ25の外面の母線は、本体29の軸方向に延びていることが好ましい。
図3のようにはみ出す部分がある場合において、本体29の軸方向投影面積に対する、はみ出す部分の投影面積の割合としては、0〜30%の範囲にあることが好ましい。
【0031】
また、入口22と減圧弁32の二次側ポート33も、本体29の軸方向投影空間から微小量はみ出しているが、引っ掛かりに関して問題のないレベルである。コントローラ25のように大きな筐体を持つものでない、上記の入口22や二次側ポート33等がはみ出す場合において、本体29の径方向に関するはみ出し長さは、本体29の直径の0〜10%の範囲にあれば好ましく、0〜5%の範囲にあれば、より好ましい。
【0032】
次に、上記制御装置37による具体的な制御方法について簡単に説明する。図4を参照して、まず、電磁切換弁36は、ノーマルクローズ型のものであって公知の構成である。従って、電磁切換弁36は、常時気体通路23を閉じているが、上記制御部39から出力された信号に基づいてソレノイドが駆動され、これにより、気体通路23が開放されるようになっている。
【0033】
また、圧力検出器38としては、公知のダイヤフラム式のものを使用することができる。この圧力検出器38は、気体通路23の出口24の近傍に配置されている。圧力検出器38は、気体通路23の出口24側の圧力を監視するためのものであり、特に、負圧となった出口24側圧力を検出するためのものである。
制御部39は、圧力検出器38から出力された検出信号に基づいて所定の出力信号を所定時間だけ出力する。これにより、電磁切換弁36のソレノイドが所定時間だけ駆動されて電磁切換弁36が所定時間だけ開き、その結果、所定時間だけ気体通路23が開放されて酸素が間欠的に供給されるようになっている。
【0034】
詳しく説明すると、患者がカニューラ26を装着して呼吸をした場合、息を吸い込んだ状態では気体通路23の出口24側の圧力が負圧となる。つまり、上記圧力検出器38が負圧を検出すれば、そのとき患者は、呼吸サイクルにおいて息を吸っている状態であることがわかる。従って、このときに気体通路23を開放して酸素を供給する。
【0035】
参考形態では、圧力検出器38が負圧を検出した場合、患者が息を吸っている間中酸素を供給し続けるのではなく、息を吸い始めてから比較的短時間だけ気体通路23を開放して酸素を供給するように設定されている。これにより、患者にとって必要量の酸素を供給することができると共に、無駄な酸素の消費を抑えることができるという利点がある。
【0036】
また、上記ロータリースイッチ49によって、上記所定時間、すなわち電磁切換弁36が開かれる時間(酸素を供給する時間)を変化させることができるようになっている。ロータリースイッチ49を操作することにより電磁切換弁13が開かれる時間を長くすれば、患者に対して一呼吸あたりの酸素の供給量を多くすることができる。電磁切換弁13を開く時間の調整は、患者の状態に合わせて、医師等の指示に基づいて行うのが好ましい。
【0037】
参考形態によれば、特に次のような作用効果を奏する。
1)図1および図2を参照して、減圧部28およびコントローラ25の大部分を酸素ボンベ27の本体29の投影空間内に収まるように配置し、酸素ボンベ27,減圧部28およびコントローラ25の外形形状を全体として略円柱状に形成しているから、減圧部28の出っ張り等を無くして装置全体をコンパクトに設計することができる。
【0038】
従って、酸素供給装置20を携帯して外出するときでも、当該装置20を鞄やキャリーカート等に容易に収容することができる。また、減圧部28とコントローラ25とを接続するホース34を極力短くすることが可能であるから、外出先においても、ホース34や減圧部28が他のものに引っ掛かったりぶつかったりするのを効果的に防ぐことができる。これにより、ホース34の引っ掛かり等に細心の注意を払う必要のない、携帯に便利で使いやすい酸素供給装置20を提供することができる。
【0039】
2)また、別の観点から本参考形態をとらえると、容器27の大径部分である略円柱状の本体29は、装置20全体に対する割合でも、呼吸用気体を備蓄する容器27に対する割合でも大きな容積を占めている。この大径部分よりも上方で且つ首部30の周囲に、コントローラ25等を配置するので、全体として略円柱状形状が占める割合を多くでき、且つ、制御等の機能部分までを含んで全体としてコンパクトにできる。
【0040】
よって、例えば、コントローラ25にあるスイッチ類等を急いで調整したい場合であって、装置20を素早く持とうとしたときに、装置20全体として略円柱形状の割合が多いので、容易に略円柱形状の部分を掴んで装置20を持つことができ、その結果、素早く且つ容易にスイッチ類を調整することができる。
また、例えば、上部に口を有するカバンその他のケースに、上方から収納する場合、全体として略円柱状の部分の割合が多いので上記上部の口から挿入し易い。すなわち、通常、スイッチ類があるコントローラ25を上方にして収納するが、この場合も、本実施形態のように装置20全体として特に下方に略円柱状部分の割合が多いので、カバンの内部に深く入る部分が略円柱状部分で占められる結果、カバンに収納し易い。
【0041】
▲3▼ 酸素ボンベ27に酸素を充填するときには、ストップ弁31から減圧弁32を外し、ストップ弁31の二次側(減圧弁32が取り付けられていたポート)から酸素を送り込む。このとき、減圧弁32とコントローラ25とはホース34により接続されているから、減圧弁32の取り外しに先立って、作業者に対してホース34の取り外しについて注意を喚起することができる。
【0042】
詳しく説明すると、仮に減圧弁32とコントローラ5とがホース34を用いずに一体的に組み付けられていれば、酸素ボンベ27に酸素を充填する際に、まだ酸素ボンベ27に酸素が相当圧で残存しており、しかもストップ弁31が閉め忘れられている状態で減圧弁32を取り外してしまうと、酸素が一気に吹き出してしまう。
【0043】
しかしながら、本参考形態では、まず、減圧弁32に接続されたホース34を取り外さないと減圧弁32の取り外しが困難であることから、減圧弁32の取り外しに先立って、作業者に対してホース34の取り外しについて注意を喚起することができる。これにより、ストップ弁31を閉め忘れた状態で減圧弁32を取り外しても、減圧された酸素が流出するだけであるので危険はなく、しかも、この流出する酸素によってストップ弁31を閉め忘れていることを認識することができる。つまり、酸素を充填する際等に必要な減圧弁32取外時の安全性を確保することができる。
【0044】
次に、本発明の別の参考形態について説明する。図6は、本発明の別の参考形態に係る酸素供給装置50の斜視図である。図6を参照して、本参考形態の特徴とするところは、 1)図1の参考形態で示した酸素供給装置20が、上カバー51および下カバー52を備えた収容器53内に収容されている点、および
2)図1の参考形態で示したロータリスイッチ49およびストップ弁31の開閉を操作するためのつまみ40が上カバー51に設けられている点、
3)上カバー51には、ストップ弁31に備えられた酸素残量表示メータM1を見ることができる窓54が設けられている点にある。
【0045】
収容器53は、たとえば合成樹脂により形成することができる。上カバー51と下カバー52とは、たとえばインロー嵌合により嵌め合わせることができる構造となっており、下カバー52に設けられた一対の係止アーム55(図6では、一つのみ図示しているが、実際には当該係止アーム55と対称位置に他の係止アームが設けられている。)が上カバー51と係合することにより、上下カバー51,52の嵌合状態をロックしている。
【0046】
下カバー52は、有底の円筒状に形成されている。下カバー52の内面形状は、酸素ボンベ27の大径部29(図1参照)の外形形状に対応させることができる。これにより、酸素ボンベ27をぴったりと収容することができる。また、下カバー52の下部は、たとえばゴム製のキャップ58が設けられている。これにより、酸素供給装置50を携帯中に落とした場合であっても、下カバー52を保護することができる。なお、下カバー52内に、たとえば発泡樹脂等の吸振性のある材料で形成したコア部材を設けることもできる。このようにすれば、落とした場合に、酸素供給装置50が損傷を受けるのを効果的に防ぐことができる。加えて、本参考形態では、上記一対の係止アーム55にピン56が突設されており、このピン56にストラップ57を取り付けることができるようになっている。これにより、酸素供給装置50を肩に掛けた状態で携帯することができる。
【0047】
一方、上カバー51の上面59には、上記ロータリースイッチ49,ストップ弁31のつまみ40およびコントローラ25の出口ポート24が挿通される開口(図示せず)が設けられている。そして、上カバー51を下カバー52に嵌め合わせた状態で、上記各開口から図に示すようにロータリースイッチ49等が露出されるようになっている。
【0048】
また、本参考形態では、上カバー51の前面側は、斜め下方にカットされており、このカットされた傾斜面部60に窓54が設けられている。窓54の形状は特に限定されないが、酸素残量表示メータM1が見やすい形状にしておく必要がある。なお、この窓54には、たとえば合成樹脂製の透明な板部材を取り付けておくのが好ましい。加えて、上カバー51の上面59には、把手61が設けられている。この把手61により、酸素供給装置50を手提げ状態で携帯することができる。なお、本参考形態では、下カバー52を円筒状に形成したが、下カバー52の周面の一部に平坦面を形成することにより、携帯時に体
【0049】
参考形態によれば、図1の参考形態と同様の作用効果を奏する。加えて、収容器53内に酸素ボンベ27,減圧部28(図1参照)およびコントローラ25を収容することによって、酸素供給装置50全体の外形形状の設計自由度が増大する。これにより、酸素供給装置50の外形形状に関して、優れたデザインを創作することが可能であり、携帯に適した美感のある酸素供給装置50を提供することができる。また、酸素供給装置50の外形形状にいわゆる出っ張り部分を無くすことができ、携帯時に他のものへの引っ掛かり等を起こさないような外形形状にすることもできる。
【0050】
さらに、収容器53の上カバー51に、コントローラ25の電源スイッチおよび酸素の供給量を調整するためのスイッチを兼ねたロータリースイッチ49を配置することにより、一々上カバー51を外さなくても使用頻度の高いスイッチ49を容易に操作することが可能となる。これにより、極めて使い勝手の良い酸素供給装置50を提供することができる。
【0051】
また、上カバー51からストップ弁31のつまみ40が露出しているから、酸素の充填時等において、ストップ弁31から減圧弁32(図1参照)を取り外す必要がある場合に、確実にストップ弁31を閉じる動作をすることができる。これにより、ストップ弁31の閉め忘れを確実に防止することができるという利点がある。
【0052】
次に、本発明の実施形態について説明する。図7は、本発明の実施形態に係る酸素供給装置70の斜視図である。図7を参照して、本実施形態が図6の参考形態と異なるところは、図6の参考形態では、上カバー51に設けた窓54によってストップ弁31の酸素残量表示メータM1を覗き見るようになっていたが(図6参照)、本実施形態では、酸素ボンベ27内の圧力(酸素残量)を表示する酸素残量計71が上カバー51に設けられている点にある。なお、その他の点については、図6の参考形態と同様である。
【0053】
図8は、酸素供給装置70の配管系統図である。図8を参照して、酸素残量計71としては、たとえばブルドン管型圧力計を用いて酸素ボンベ27内の圧力を直接計測し表示することもできるが、本実施形態では、減圧弁32の二次側ポート33の圧力を計測するようになっている。このように、減圧弁32の二次側ポート33の圧力を計測することによって、酸素ボンベ27内の圧力を知ることができるのは、次の理由による。
【0054】
一般に減圧弁の特性として、一次側圧力が変動すると二次側圧力も変わってしまう。本実施形態に係る減圧弁32では、酸素ボンベ27内の酸素の残量が減ってボンベ内圧力が低下すると、これに比例して二次側ポート33の圧力が低下する。すなわち、酸素ボンベ27内に当初圧力150Kgf/cm2 で酸素を充填しておき、減圧弁32によって1.4Kgf/cm2 に減圧するように設定していても、酸素ボンベ27内の圧力が下がれば、減圧弁32の二次側ポート33の圧力が1.4Kgf/cm2 よりも若干低くなって行き、そして、この二次側ポート33の圧力の低下のしかたは、酸素ボンベ27内の圧力の低下に比例する。従って、減圧弁32の二次側ポート33の圧力を酸素ボンベ27内の圧力、すなわち酸素残量として表示することができる。
【0055】
ただし、電磁切換弁36が開かれて酸素が流れているときには、減圧弁32の二次側ポート33の圧力が低下するので、正確な二次側ポート33の圧力を計測するには、計測時に一旦電磁切換弁36を締めきる必要がある。このため、たとえば、コントローラ25にチェックスイッチを設け、これを押すことによって、制御部37からの信号の出力が規制されるようにすることができる。つまり、チェックスイッチを押している間は、強制的に電磁切換弁36を閉じるようにすれば、酸素の流れを一次的に止めて減圧弁32の二次側ポート33の圧力を正確に計測することができる。
【0056】
図7を参照して、この実施形態によれば、図6の参考形態と同様の作用効果を奏する。加えて、収容器53の上カバー51に酸素残量計71を設けたので、酸素の残量の確認を一層容易に行うことができる。また、酸素供給装置70の外形形状について一層優れたデザインを創作することが可能である。
【0057】
【発明の効果】
本発明によれば、装置全体をコンパクトに設計することができるから、装置を携帯して外出したときでも、減圧部とコントローラとを接続する配管が他のものに引っ掛かったりしないように細心の注意を払う必要がない。これにより、携帯に便利で使いやすい呼吸用気体供給装置を提供できる。
また、上記容器,減圧部およびコントローラは、上下二分割可能な上カバーと下カバーとを有する、全体として略円柱状の収容器内に収容されているので、下記の作用を奏する。すなわち、収容器内に容器,減圧部およびコントローラを収容することによって、装置全体の外形形状の設計自由度が増大する。これにより、装置の外径形状においていわゆる出っ張り部分を無くすことができる。
また、上カバーには、上記コントローラに電源を供給するための電源スイッチと、上記コントローラによる呼吸用気体の流量設定のための流量設定スイッチと、上記ストップ弁を開閉するための操作部とが、手動操作できるように露出された状態で設けられているので、下記の作用を奏する。すなわち、ストップ弁を開閉するための操作部が上カバーに設けられているから、ストップ弁から減圧弁を取り外す作業に先立って、確実にストップ弁を閉じる動作をすることが可能である。また、収容器の上カバーに、コントローラの電源スイッチおよび呼吸用気体の流量設定スイッチを配置することにより、上カバーを外さなくても使用頻度の高いスイッチを極めて容易に操作することが可能となる。
【0059】
請求項に係る発明によれば、たとえば容器に呼吸用気体としての酸素を充填する際の減圧弁の取り外しに先立って、減圧弁に接続された配管チューブを取り外す作業が必要であるから、減圧弁取外時の安全性を向上させることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の参考形態に係る酸素供給装置の正面図である。
【図2】上記参考形態に係る酸素供給装置の側面図である。
【図3】上記参考形態に係る酸素供給装置の平面図である。
【図4】上記参考形態に係る酸素供給装置の配管系統図である。
【図5】コントローラと減圧部の取付構造を示す要部斜視図である。
【図6】本発明の別の参考形態に係る酸素供給装置の斜視図である。
【図7】本発明の実施形態に係る酸素供給装置の斜視図である。
【図8】図7の実施形態に係る酸素供給装置の配管系統図である。
【図9】従来の酸素供給装置の斜視図である。
【符号の説明】
20 酸素供給装置(呼吸用気体供給装置)
21 肩部
23 気体通路
25 コントローラ
26 カニューラ
27 酸素ボンベ
28 減圧部
29 本体
30 首部
31 ストップ弁
32 減圧弁
34 ホース
36 電磁切換弁
51 上カバー
52 下カバー
53 収容器
71 酸素残量計

Claims (5)

  1. 容器(27)に高圧で備蓄された呼吸用気体を減圧部(28)により減圧して流出させ、これをコントローラ(25)を介して設定された流量で供給する呼吸用気体供給装置(50,70) において、
    上記容器(27)は、有底で大径の本体(29)と、本体(29)から径が小さくなるように連続する肩部(21)と、肩部(21)に続く小径の首部(30)とを有し、
    上記減圧部(28)およびコントローラ(25)は、上記首部(30)の周囲の空間内であって本体(29)の軸方向投影空間内に略納められた状態で配置されており、
    上記容器(27)、減圧部(28)およびコントローラ(25)は、上下二分割可能な上カバー(51)と下カバー(52)とを有する、全体として略円柱状の収容器(53)内に収容されており、
    上記減圧部(28)は、一次側が上記首部(30)の先端に直接接続されたストップ弁(31)と、ストップ弁(31)の二次側に着脱可能な状態で一次側が直接接続された減圧弁(32)とを有しており、
    上記上カバー(51)には、上記コントローラ(25)に電源を供給するための電源スイッチ(49)と、上記コントローラ(25)による呼吸用気体の流量設定のための流量設定スイッチ(49)と、上記ストップ弁(31)を開閉するための操作部(40)とが、手動操作できるように上カバー(51)の上方へ突出して露出された状態で設けられており、
    上記減圧弁 (32) の二次側圧力に基づいて上記容器 (27) 内の酸素の残量を計測する酸素残量計 (71) が設けられ、
    その酸素残量計 (71) は、コントローラ (25) の出力ポート (24) と減圧弁 (32) の二次側ポート (33) との間の気体通路 (23) に設けられた電磁弁 (36) が閉じられた状態で、減圧弁 (32) の二次側圧力を計測するようにしてあることを特徴とする呼吸用気体供給装置(50,70) 。
  2. 請求項1記載の呼吸用気体供給装置(50,70) において、
    上記電源スイッチ(49)および上記流量設定スイッチ(49)を兼用するロータリースイッチ(49)が設けられていることを特徴とする呼吸用気体供給装置(50,70) 。
  3. 請求項1または2記載の呼吸用気体供給装置(50,70) において、
    上記容器内(27)の酸素の残量を表示する酸素残量計(71)が、上記上カバー(51)に視認可能に設けられていることを特徴とする呼吸用気体供給装置(50,70) 。
  4. 請求項1,2又は3記載の呼吸用気体供給装置(50,70) において、
    上記コントローラ(25)の出口ポート(24)が上カバー(51)から露出していることを特徴とする呼吸用気体供給装置(50,70) 。
  5. 請求項1ないし4の何れ1項に記載の呼吸用気体供給装置(50,70) において、
    上記減圧部(28)は、一次側が上記首部(30)の先端に直接接続されたストップ弁(31)と、ストップ弁(31)の二次側に着脱可能な状態で一次側が直接接続された減圧弁(32)とを有しており、
    上記減圧弁(32)の二次側(33)と上記コントローラ(25)とは、配管チューブ(34)により接続されていることを特徴とする呼吸用気体供給装置(50,70) 。
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