JP3967110B2 - 通信システム、マスタ及び通信方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、1つのマスタと1又は複数のスレーブとの間で無線通信する通信システム、それに用いられるマスタ並びにスレーブ、MAC(Media Access Control)アドレスサーバ及び通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、特にBluetooth仕様の通信システムは、同時に通信できるのは1つのマスタと限定された数以内のスレーブとなる端末から構成されるアドホックネットワーク(Ad hoc Network)であり、スリープモードのスレーブとは同時に通信できない
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような仕様の通信システムの場合、マスタに接続するスレーブの数を飛躍的に増やしたアドホックネットワークを形成するためには、スリープモード処理を含めたシステムにすることが必須であるが、その場合、次のような解決すべき技術的課題があった。
【0004】
(1)アドレス配布処理に関して、マスタは通信に直接再参加するスレーブとなる端末にMACアドレスを付与し発行する時に、そのアドレス配布処理時間を短くし、また新規アドレスを可能な限り発行しないことによってアドレス枯渇を防ぐ必要がある。
【0005】
(2)スリープモード中の多数のスレーブとの初期プラグ&プレイを含む送受信シーケンスを確立する必要がある。
【0006】
(3)接続遮断検出時の自動再接続処理がないため、切断されたスレーブとの通信イベントが発生しても、イベント発生後に再接続処理を起動するため、通信までの時間が必要とされ、応答速度が遅くなるのを解決する必要がある。
【0007】
本発明はこのような従来の技術的課題を解決するためになされたもので、通信可能な制限台数を超えて多数のスレーブと通信可能にしながらも、その通信に必要となるMACアドレスの新規の発行数を可能な限り少なくでき、アドレスの枯渇が防げる通信技術を提供することを目的とする。
【0008】
本発明はまた、接続遮断検出時の自動再接続処理が高速に行える通信技術を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、1つのマスタと1又は複数のスレーブとの間で無線通信する通信システムにおいて、前記マスタは、(1)初期化時に問合せコマンドを同報にて発行し、新規参入要求を発するスレーブからの応答コマンドによって当該新規参入要求元のスレーブの属性を把握し、(2)前記新規参入要求を発するスレーブの中の特定スレーブと通信接続を確立し、1バイトのユニークなMACアドレス配布処理を実行することによって当該スレーブにMACアドレスを付与した後、当該スレーブをスリープ状態にし、(3)前記新規参入要求を発する他のスレーブに対しても順次、(2)の処理を繰り返すことにより新規参入要求を発するすべてのスレーブ MAC アドレスを付与してネットワークメンバーに追加する処理を行うことを特徴とするものである。
【0010】
請求項2の発明は、1つのマスタと1又は複数のスレーブとの間で無線通信する通信システムにおいて、(1)前記マスタは、初期化時に問合せコマンドを同報にて発行し、新規参入要求を発するスレーブからの応答コマンドによって当該新規参入要求元のスレーブの属性を把握し、(2)前記マスタは、前記新規参入要求を発するスレーブの中の特定スレーブと通信接続を確立し、(3)前記スレーブの1つに設置されたMACアドレスサーバは、1バイトのユニークなMACアドレス配布処理を実行することによって前記特定スレーブにMACアドレスを付与し、(4)前記(3)の処理によって MAC アドレスが付与された前記特定スレーブは、前記マスタにスリープモード要求を送信し、スリープモードに移行し、(5)前記新規参入要求を発する他のスレーブに対しても順次、前記マスタは(2)の処理を、前記MACアドレスサーバは(3)の処理を繰り返し、前記特定スレーブは(4)の処理を行うことを特徴とするものである。
【0011】
請求項の発明は、1つのマスタと1又は複数のスレーブとの間で無線通信する通信システムに使用されるマスタであって、(1)初期化時に問合せコマンドを同報にて発行し、新規参入要求を発するスレーブからの応答コマンドによって当該新規参入要求元のスレーブの属性を把握し、(2)前記新規参入要求を発するスレーブの中の特定スレーブと通信接続を確立し、1バイトのユニークなMACアドレス配布処理を実行することによって当該スレーブにMACアドレスを付与した後、当該スレーブをスリープ状態にする信号を送信し、(3)前記新規参入要求を発する他のスレーブに対しても順次、(2)の処理を繰り返すことにより新規参入要求を発するすべてのスレーブ MAC アドレスを付与してネットワークメンバーに追加する処理を行うことを特徴とするものである。
【0014】
請求項の発明は、1つのマスタと1又は複数のスレーブとの間で無線通信する通信方法において、(1)前記マスタが、初期化時に問合せコマンドを同報にて発行し、新規参入要求を発するスレーブからの応答コマンドによって当該新規参入要求元のスレーブの属性を把握し、(2)前記マスタが、前記新規参入要求を発するスレーブの中の特定スレーブと通信接続を確立し、1バイトのユニークなMACアドレス配布処理を実行することによって当該スレーブにMACアドレスを付与した後、当該スレーブをスリープ状態にし、(3)前記マスタが、前記新規参入要求を発する他のスレーブに対しても順次、(2)の処理を繰り返すことにより新規参入要求を発するすべてのスレーブにMACアドレスを付与してネットワークメンバーに追加することを特徴とするものである。
【0015】
請求項の発明は、1つのマスタと1又は複数のスレーブとの間で無線通信する通信方法において、(1)前記マスタが、初期化時に問合せコマンドを同報にて発行し、新規参入要求を発するスレーブからの応答コマンドによって当該新規参入要求元のスレーブの属性を把握し、(2)前記マスタが、前記新規参入要求を発するスレーブの中の特定スレーブと通信接続を確立し、(3)前記スレーブの1つに設置されたMACアドレスサーバが、1バイトのユニークなMACアドレス配布処理を実行することによって前記特定スレーブにMACアドレスを付与し、(4)前記(3)の処理によって MAC アドレスが付与された前記特定スレーブは、前記マスタにスリープモード要求を送信し、スリープモードに移行し、(5)前記新規参入要求を発する他のスレーブに対しても順次、前記マスタが(2)の処理を、前記MACアドレスサーバが(3)の処理を繰り返し、前記特定スレーブは(4)の処理を行うことにより新規参入要求を発するすべてのスレーブにMACアドレスを付与してネットワークメンバーに追加することを特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて詳説する。図1は本発明の通信システムの1つの実施の形態としてBluetooth仕様の通信システムのトポロジを示している。この実施の形態の通信システムは、1つのマスタMasterと複数N台のスレーブSlave 1〜Slave Nとで構成される。なお、Bluetooth仕様では、最大7台のスレーブまでしか同時にマスタに対して通信できないものとされているが、本実施の形態のスリープモードを採用することによりN>7であっても通信可能にする。また、マスタ、スレーブそれぞれのハードウェア構成は、例えば、「テクノロジー解体新書 Bluetooth技術解説ガイド」(宮津和弘著、株式会社リックテレコム、2001年6月11日発行)の251〜269頁、第15章に記載されているモジュールが採用される。
【0017】
また、以降にECHONETが登場するが、ECHONETコンソーシアムで規定されるプロトコルである。ホームページは、「http://www.echonet.gr.jp/」(2001年10月30日現在)にある。その趣旨は、次の通りである。
【0018】
日本も世界も、CO2削減、オゾン層の保護、医療費の削減、バリアフリーや安全な社会づくりなどいくつもの大きな課題を抱えている。そのために産業も家庭も、いろいろな対策を打ってきている。しかし、さらに効果的に解決していくためには、複数の機器、複数のシステムを統合する、システム的な方法が不可欠になってきている。例えば、日本のCO2削減目標は1990年の6%減としているが、個別の機器での省エネルギーでは限界に近づきつつある。どうしても家庭全体、地域全体で総合的にシステム的管理をしていく必要がある。これはエネルギー面だけでなく、在宅の医療や介護、セキュリティの領域でも同様で、大きな成果を効率的に実現していくためには、システム的管理を行う必要がある。
【0019】
このような総合的でシステム的な管理を実現していくためには、そのインフラとなるホームネットワークの普及が前提となる。しかし、既築住宅を見ると、その家庭内のネットワークは配線コストが高いこともあり、あまり進んでいないのが現状である。そこで、工事が不要で既築住宅に対応でき、多くの機器のコントロールを簡単にできる汎用的で標準的なシステムの開発が必要になっている。この実現を目的するのがECHONETである。
【0020】
図25は、このECHONETのレイヤ図であり、開発趣旨は次による。
【0021】
○対象分野は、戸建て、集合住宅、店舗、小規模ビルである。
【0022】
○開発するAPIやプロトコルの仕様を広く公開することによって、自由なアプリケーション開発を促進するとともに、外部拡張や参入を妨げないオープンなシステムとする。
【0023】
○物理層についても、上記に限定せず、他の伝送メディアでも使えるような仕組みにする。
【0024】
○HBSをベースに拡張して、上位互換性をもたせる。
【0025】
図2は本実施の形態の通信システムによる通信スロットを示している。マスタMasterと最大7台の同時に通信できるスレーブSlave 1,Slave 2,…,Slave nとで構成されるピコネット内の通信は、マスタから一定時間幅のタイムスロット内のパケットにデータを載せ、1つのスレーブSlave 1に対して送信し、スレーブSlave 1が次のタイムスロットでackパケット信号を返信し、マスタがこれを受信すれば、次のスレーブSlave 2に対してさらに次のタイムスロットのパケットにデータを載せて送信し、スレーブSlave 2もこれを受信すればackパケット信号をMasterに戻すという手順を繰り返すという時分割スロット多重方式でデータ通信を行なう。
【0026】
本実施の形態の通信システムのマスタ、スレーブはいずれも図3に示す機能構成であり、リンク監視タイマブロック11、リンク処理ブロック12、受信処理ブロック13、スリープモード管理処理ブロック14、送信処理ブロック15、送信イベント監視ブロック16、送信パケット生成ブロック17、アドレス管理データベース18から構成される。
【0027】
リンク監視タイマブロック11は、図1に示す各接続ごとに張られた接続リンク状態を監視する。すなわち、定期的にマスタ/スレーブより検査用送信パケットをスレーブ/マスタに送り、所定タイマ時間内に送信先よりメッセージ応答がない場合にはイベントを発生する。
【0028】
リンク処理ブロック12は、リンク監視タイマブロック11からのイベントによりリンク処理を行なう。すなわち、マスタは失われた接続先のスレーブを対象に、図4のBluetoothリンク層通信シーケンスに示したリンクタイムアウト時の自動接続処理を行う。またスレーブは、図5のBluetoothリンク層通信シーケンスに示したリンクタイムアウト時の自動接続処理を行う。なお、図4に示すマスタ側の自動接続処理におけるPageは、マスタが連続して周辺特定スレーブに対して接続を呼出す動作である。また、図5の通信シーケンスに示すスレーブ側の自動接続処理におけるPageScanは、スレーブがマスタのPage周波数を捕捉するための動作である。
【0029】
マスタ側の受信処理ブロック13では、図6のBluetoothリンク層通信シーケンスに示した受信処理動作を行う。すなわち、マスタは、ビーコン波(beacon)、beaconアクセスウィンドウを定期的に生成し、スリープモードのスレーブをポーリングする。このポーリングで、スレーブ側で送信イベントがあれば当該スレーブが図7の通信シーケンスに示す送信処理によってunpark(parkモードの解除。以下、同様)処理をマスタに要求するので、マスタはunpark要求を受け付け、スリープ解除を許可する。当該スレーブはデータ送信して来るのでこれを受信し、受信後にpark命令を当該スレーブに送信する。
【0030】
スレーブ側の受信処理ブロック13では、図8のBluetoothリンク層通信シーケンスに示した受信処理動作を行う。すなわち、スレーブは、マスタからのbeacon波によるunpark指示を受信してマスタから送信メッセージを受信した後、マスタからのスリープ指示(park化命令)を受けてから再びスリープモードに入る(つまり、park化する)。
【0031】
なお、マスタ、スレーブそれぞれの受信処理ブロック13は受信バッファを持ち、物理媒体より受け取る受信メッセージをストアし、解釈し、送信処理ブロック15に作用して次の処理に移行させる。
【0032】
スリープモード管理処理ブロック14は、beacon波生成、beaconアクセスウィンドウ生成、unpark、park処理を行う。beacon波は、定期的にマスタ側から同報送信される信号であり、unpark対象のスレーブのアドレスとunparkコマンドが含まれる。beaconアクセスウィンドウは、beacon波の後に続く定期的にマスタ側から同報送信される信号であり、スレーブのアドレスごとにタイムスロットが用意されている。あるスレーブがスリープモードに入りたい時(つまり、parkしたい時)には、自己に割り当てられている所定のタイムスロットにてマスタ側に要求する。
【0033】
マスタ側の送信処理ブロック15は、図9のBluetoothリンク層通信シーケンスに示した送信処理動作を行う。すなわち、スリープモード管理処理ブロック14により送信対象スレーブをunpark化し、パケット送信する。
【0034】
スレーブ側の送信処理ブロック15は、図7の通信シーケンスに示した送信処理を行う。すなわち、beacon波を受信し、beaconアクセスウィンドウを開き、マスタにunpark要求を送信し、データを送信する。その後、マスタ側からのpark命令を受け付ける。
【0035】
なお、マスタ、スレーブそれぞれの送信処理ブロック15は送信データバッファを持ち、送信パケット生成ブロック17より受け取る送信メッセージをストアし、送信データとして所定のタイミングに送信する。
【0036】
送信イベント監視ブロック16は、送信すべきイベントを監視する。そしてイベントが発生していれば、スリープモード管理処理ブロック14に指示を出し、送信処理を起動させる。
【0037】
送信パケット生成ブロック17は、送信用のパケットを生成する。例えば、プラグ&プレイ用として図10(a)〜(d)に示す構造のパケットを生成する。そして、処理フェーズに応じて送信イベント監視ブロック16に通知し、送信処理ブロック15の送信データバッファに受け渡す。なお、プラグ&プレイ用のパケットの内容については後述する。
【0038】
アドレス管理データベース18は、マスタ、スレーブの種々のアドレスデータを登録し、管理する。マスタ、スレーブに共通して定義されるノードアドレスは、少なくとも、図11及び図12に示す要素から成る。これには、1バイトのMACアドレス、6バイトのBD_ADDR、2バイトのコネクションハンドル番号Connection_Handle、1バイトのカレントモードCurrent_Modeである。ただし、図12に示す各スレーブのアドレス管理データベース18の場合、自己及び他スレーブのMACアドレス、BD_ADDRと共に、必ずマスタのMACアドレス、BD_ADDRが登録される。
【0039】
MACアドレスは、マスタが持つMACアドレスサーバ機能がスレーブに付与するサブネット内のユニークなアドレス値である。マスタのMACアドレスは、例えば、0x00であり、サブネット内のスレーブそれぞれのMACアドレスは、例えば、0x01〜0xfe(最大255)のいずれかである。なお、サブネット(Subnet)とは、IPアドレスのリンクローカルアドレスが付与された全ノードから成る集合である。サブネット内にはマスタノードを含めて最大256のノードが許容される。
【0040】
BD_ADDRは、マスタ、スレーブともに各々に自己媒体として予め付された固有値である。
【0041】
Connection_Handleは、マスタとスレーブとの間で確立される通信チャンネル番号であり、active/park(スリープ)状態に関わりなくリンクが確立されている間は存在する。そして、あるリンクがリンク監視タイマブロック11によりタイムアウト検出された場合には、Connection_Handle=NULLとし、マスタはページ(Page)動作から始められる。
【0042】
Current_Modeは、ノードごとのactive/park等の状態を示すものである。スリープモード管理ブロック14では、active状態のノードの管理は不要であるので、このデータにより実行する処理が異なったものとなる。
【0043】
次に、上記構成の通信システムによる通信動作について説明する。まず、図13に示すプロトコルスタックにより通信レイヤ構成を説明する。プロトコルスタックは、マスタ、スレーブはBluetooth仕様で規定されているL2CAP以下のレイヤL1、その上位のGAP(Generic Access Profile)・SDP(Service Discovery Protocol)、上位ネットワークプロトコルL2、Bluetoothプロトコルと上位ネットワークプロトコルL2との間に介在するUDP/ProfileインタフェースL3、これらとは別に、GAP・SDPと併用され、本実施の形態の特徴部をなすPAN Profile、またIpv6又はIpv4、UDP(User Datagram Protocol)から構成されている。
【0044】
L2CAP以下のレイヤL1にBluetoothが収納され、BNEP、PAN、GAP・SDPはBluetoothで定義されるProfileである。上位ネットワークプロトコルL2は、メッセージの形で相手のノードに送信すべく、UDP/ProfileインタフェースL3を介してUDP/IPを用いてBluetoothで定義されるプロトコルによって送受信する。
【0045】
UDP/ProfileインタフェースL3は前述した図3の諸機能を持ち、PAN Profileを経由して以下の通信制御を実行する。UDP/ProfileインタフェースL3によるプラグ&プレイ処理の手順は、図14のフローチャートと図15、図16のデータフロー図に示してある。
【0046】
まず、マスタはInquiry起動モードを持ち、スレーブ各々はInquiryScan起動モードを持っている。またマスタは定期的に自動InquiryScanを実行し、スレーブはInquiry起動モードを持っている。リンク遮断発見時に、マスタは対象スレーブに対してPage(呼出し)処理し、スレーブはPageScan(呼出しスキャン)する。再接続試行は1回のみである。さらに、MACアドレスは、マスタが初期化時のピコネット(Piconet)内のスレーブに配布する値とし、プラグ&プレイ時に付与されたノードがリセットされるかMACアドレス付与処理が開始されるまで保持される。そして、サブネット(Subnet)内のマスタには、必ずMACアドレスサーバ機能が存在し、Subnet内のMACアドレスを管理するものとする。
【0047】
Inquiry起動とは、図17に示す10.24secのブロードキャストによる問合せ処理であり、応答するノードが存在すれば、そのノードの数だけ2.56secのPage(呼出し)処理とConnect処理を行う。なお、Connect処理は、スレーブの認証、SDP、Profile、AutoIP、ECHONET処理、park化の一連の動作である。
【0048】
InquiryScan起動とは、図18に示す1.28sec周期の最大32回の問合せスキャンであり、IQパケットを受信すると、続いて、1.28secの呼出しスキャン(PageScan)を行う。そして、IDパケットを受信すると呼出し応答を行い、Connect処理を行う。このConnect処理も、認証、SDP、Profile、AutoIP、ECHONET処理、park化の一連の動作である。
【0049】
プラグ&プレイにおいては、全体のモード遷移は図14のフローチャートに示す順序になる。複数スレーブが各ステップで対象となり得るので、PageステップS3以降での処理は各対象スレーブごとにInquiry応答ノード分繰り返される。なお、ステップS3以降の各ステップでエラーとなった場合には、各対象スレーブはステップS1のStandby(スタンバイ)モードに移行し、マスタは別スレーブに対してPageステップS3以降を繰り返す。なお、ステップS1〜S7の処理は、図13に示したプロトコルレイヤ構成において、Bluetooth関連レイヤであるGAP・SDP、PAN Profileのレイヤで行われる。
【0050】
図15、図16に基づいて、上記の手順を説明する。マスタはInquiryで、IQパケットをブロードキャストで発信する(ステップS101)。新規スレーブごとに、InquiryScanによりIQ応答(Response)をFHSパケットで返信する(ステップS102)。
【0051】
マスタと新規のスレーブ各々とは、ステップS103〜S118の処理を繰り返す。ステップS103のPageでは、マスタがIDパケットを該当するスレーブに送信する。これに対して、PageScan状態の特定のスレーブから同じIDパケットが返信されることによってPage Response(呼出し応答)に入る(ステップS104)。
【0052】
このステップS104のPage Response手続は、特定のスレーブがマスタの送信したIDパケットの受信確認としてそれと同一のIDパケットを返信することにより始まり、このIDパケットの返信を確認したマスタがFHSパケットを送信し、さらにこのFHSパケットを受信したスレーブが再度IDパケットを返信することにより完了する。
【0053】
続いて、PINコードによる接続認証に移行し、特定スレーブがマスタに対してPINコードを送信し、これにマスタが応答することによって接続認証が完了する(ステップS105,S106)。PINコードによる接続認証が得られなかった場合、当該スレーブはスタンバイモードに移行する(図14におけるステップS4)。
【0054】
ここで、マスタには、ECHONETプロトコルでプラグ&プレイすべきスレーブのメーカコード(3バイト)、製造番号(12バイト)、マスタ識別番号(1バイト)をプラグ&プレイ前に予めPINコードとして登録されていて、接続認証のPINコードにはこの値が用いられるのである。なお、他アプリケーションのPINコードはそちらに従う。
【0055】
続いて、SDP(Service Discovery Protocol)を開始し、特定スレーブがその利用可能なアプリケーションを発見して通知する手続を行う(ステップS107,S108)。
【0056】
次に、マスタは特定のスレーブにProfile初期化指令を発し、該当スレーブがProfile/BNEPを初期化して応答する。これによって、Profile初期化が完了する(ステップS109,S110)。
【0057】
次に、Auto Configuration処理をマスタ、特定スレーブにおいて行う。このAuto Configurationはマスタにおいては初回にのみ行い、マスタのIPアドレスを各スレーブに通知する(ステップS111)。そしてマスタは、特定スレーブに対してAuto Configuration開始を指示し、該当スレーブは自己のIPアドレスを確定し、ブロードキャスト(Bcast)によって発信する(ステップS112,S113)。スレーブは再接続も含めて毎回このAuto Configurationを実施する。なお、Auto ConfigurationはRFC2462による。
【0058】
続いて、ECHONET確認手続に移行する。この手続では、マスタから特定スレーブにECHONET問い合わせを行い(ステップS114)、該当スレーブがECHONET問い合わせ応答を返信することによって完了する(ステップS115)。なお、特定スレーブからECHONET問い合わせ応答が返ってこない場合、ECHONET以外のアプリケーションレベルでの接続を試みる(図14におけるステップS8)。それができない場合、特定スレーブをスタンバイモードに戻す。
【0059】
ECHONET問い合わせ応答が特定のスレーブから戻ってくれば、マスタはMACアドレス付与処理し、park化を指示する(図14におけるステップS9,S10)。
【0060】
MACアドレス付与処理では、後述する手順でマスタがブロードキャストでMACアドレスを送信し(ステップS116)、他のスレーブから自己のMACアドレスであるとの返信がない場合に、そのMACアドレスを特定スレーブに対して割り当てる決定をし、当該スレーブに送信する(ステップS117)。特定スレーブは、MACアドレスの付与通知を受け取ると、自己のMACアドレスとして確定し、上位層に通知すると共に、MACアドレス付与受理応答をマスタに送信する(ステップS118)。
【0061】
続いて、マスタはMACアドレスを付与した特定スレーブに、parkアドレス(PM_ADDR)を付与したPARKモード指示を送信する。これを受信した該当スレーブはPARKモードへ移行する(ステップS119)。
【0062】
なお、以上の通信はすべてコネクション型で行い、設定されたリンク監視タイマが切れるまで再送するものである。
【0063】
次に、本実施の形態の通信システムの特徴をなす新規スレーブに対するMACアドレス付与手順を、図19を用いて説明する。マスタは、特定の相手スレーブのBD_ADDRに対して自己のアドレス管理データベース18から対応するMACアドレスを検索し、この検索の結果、すでに相手スレーブのMACアドレスが自己のアドレス管理データベース18に存在する場合にはその値を、存在しない場合には付与済みのMACアドレスと重複しない0x01〜0xfeの中から新たな値を仮MACアドレスとして選定し、Subnet内の全スレーブ宛に同報IPアドレスにて重複MACアドレス問い合わせコマンドを発信する(ステップS201)。これには、図10(a)のペイロードデータを用いる。
【0064】
これに対して、サブネット内のいずれかのスレーブが受け取った仮MACアドレスが自己のMACアドレスと同じと判定すれば、マスタ宛に重複MACアドレス応答コマンドを速やかに送信する(ステップS202)。これには、図10(b)のペイロードデータを用いる。
【0065】
マスタは、重複MACアドレス問い合わせコマンドの発信後、所定時間内に重複MACアドレス応答コマンドが返ってこなければ、当該仮MACアドレスがサブネット内のいずれのスレーブも使用していない値であるとみなし、MACアドレス付与コマンドにより先の仮MACアドレスを相手スレーブに送信する(ステップS203)。相手スレーブは、MACアドレス付与コマンドを受信すれば、MACアドレス付与受理応答コマンドを返信し、自己のアドレス管理データベース18における自己のMACアドレス欄に登録する(ステップS204)。MACアドレス付与コマンドは、図10(c)のペイロードデータを用いる。またMACアドレス付与受理応答コマンドは、同図(d)のペイロードデータを用いる。
【0066】
なお、ステップS203でMACアドレス付与コマンドを送信した後、所定時間が経過してもMACアドレス付与受理応答コマンドが返ってこない場合、マスタは設定異常とする。
【0067】
ステップS202でマスタが相手スレーブ以外のスレーブから重複MACアドレス応答コマンドを受け取ったときには、別の仮MACアドレスを選定し、ステップS201の重複MACアドレス問い合わせコマンドを、最大n回繰り返す。そして、n回の繰り返しでもMACアドレスを決定することができない場合、設定異常とする。
【0068】
ステップS202で、重複MACアドレス応答コマンドが相手スレーブから戻ってきた場合には、マスタは重複MACアドレス問い合わせコマンドで送信した仮MACアドレスを自己のアドレス管理データベース18上で確定する。この場合、ステップS203,S204の処理は不要であるので行わない。
【0069】
なお、すべてのステップで受信した電文フォーマットが異なる場合にも、設定異常とする。
【0070】
以上で説明したように、図3に示した処理機能を備えたマスタは、各Connectionタイムアウト監視、リンクタイムアウト時の自動接続処理である再リンク処理、送信処理、受信処理、定期的な新規接続処理を行う。これをまとめると図20のフローチャートのようになる。
【0071】
すなわち、Connectionタイムアウトを監視し(ステップS11)、Connectionタイムアウトが起きれば再リンク試行を行う(ステップS12,S13)。Connectionタイムアウトが起きない間はリンクを維持し、送信イベントを監視し(ステップS14)、送信イベントが発生すれば送信処理を行い(ステップS15,S16)、スレーブからデータ送信を受ければ受信処理を行(ステップS17)。そして新規接続タイマがタイムアウトする度に、つまり、定期的に新規接続を探索する(ステップS18,S19)。この新規ノードの探索処理では、新規なスレーブが見いだされれば、上述した手順でMACアドレスを付与し、ピコネットへ参入させるのである。
【0072】
なお、ステップS13のリンクタイムアウト時の自動接続処理は、図4に示したものである。すなわち、2.56secの呼出し(Page)処理とConnect処理を行う。Connect処理は、スレーブからの応答がない場合には行わない。そしてConnect処理は、スレーブの認証、SDP、Profile、AutoIP、ECHONET処理、park化の一連の動作である。
【0073】
また、マスタの行う送信処理は、図9に示したものである。データ送信対象となるスレーブを最大7まで選定し、アドレス管理データベース18において該当スレーブそれぞれのアクティブ/スリープ状態をCurrent_Modeの値から判定し、スリープ状態のスレーブに対してはビーコン信号によってMACアドレスを指定したunpark指示を発信し、スリープ状態の相手スレーブにはunpark処理を行い、データ送信し、park化処理を行う。なお、すでにアクティブな相手スレーブに対してはunpark処理を行わない。そして、以上の処理を送信対象数に達するまで繰り返す。
【0074】
また、マスタの行う受信処理は、図6に示したものであり、マスタ側の受信処理ブロック13が受信処理動作を行う。すなわち、マスタは、ビーコン波(beacon)、beaconアクセスウィンドウを定期的に生成し、スリープモードのスレーブをポーリングする。このポーリングで、もしもスレーブ側で送信イベントがあれば当該スレーブが図7の通信シーケンスに示す送信処理によってunpark処理をマスタに要求するので、マスタはunpark要求を受け付け、スリープ解除を許可する。当該スレーブはデータ送信するのでこれを受信し、受信後にpark命令を送信する。これは、beacon周期内に最大7個まで行い、スレーブのイベント数に応じて必要なだけ繰り返す。
【0075】
そして、マスタの新ノード探索処理は、図18に示したものである。すなわち、1.28sec周期の最大32回の問合せスキャン(InqScan)を行い、IQパケットを受信すると、続いて、1.28secの呼出しスキャン(PageScan)を行う。そして、IDパケットを受信すると呼出し応答を行い、Connect処理を行うのである。
【0076】
以上により、第1の実施の形態の通信システム及び通信方法によれば、マスタMaterが初期化時に問合せコマンドを同報にて発行し、新規参入要求を発するスレーブSlaveからの応答コマンドによって当該新規参入要求元のスレーブの属性を把握し、新規参入要求を発するスレーブの中の特定のスレーブと通信接続を確立し、MACアドレス配布処理を実行することによって当該スレーブにMACアドレスを付与し、その後、当該スレーブをスリープ状態にし、新規参入要求を発する他のスレーブに対しても順次、同じ処理を繰り返すことにより新規参入要求を発するすべてのスレーブをネットワークメンバーに追加する処理を行うので、アドレス配布処理に関して最小のMACアドレスの発行で済み、アドレスの枯渇を防ぐことができ、またアドレス配布処理にかかる時間を短縮できる。また、スレーブそれぞれに対して通信時のみスリープモードを解除し、また通信終了後にはスリープモードとするので、多くのスレーブが加えられ、また消費電力を最小に抑えることができる。さらに、マスタ、スレーブの接続遮断時に自動再接続処理を行うことにより、通信環境が悪く接続遮断が起こりやすい環境でも信頼性の高い通信が可能である。
【0077】
次に、本発明の通信システムの第2の実施の形態を、図21〜図24を用いて説明する。第1の実施の形態の通信システムではマスタMasterがMACアドレスサーバとして新規参入スレーブにMACアドレスを配布する構成であったが、本第2の実施の形態の通信システムは、第1の実施の形態とは異なり、複数のスレーブの任意の1台にMACアドレスサーバを備え、このMACアドレスサーバがマスタと連携して新規参入スレーブにMACアドレスを配布する点に特徴がある。 まず、第2の実施の形態の通信システムにおけるプラグ&プレイ処理の手順を、図14のフローチャートと図21、図22のデータフロー図を用いて説明する。第1の実施の形態と同様に、マスタはInquiry起動モードを持ち、スレーブ各々はInquiryScan起動モードを持っている。またマスタは定期的に自動InquiryScanを実行し、スレーブはInquiry起動モードを持っている。リンク遮断発見時に、マスタは対象スレーブに対してPage(呼出し)処理し、スレーブはPageScan(呼出しスキャン)する。さらに、MACアドレスは、マスタが初期化時のピコネット(Piconet)内のスレーブに配布する値とし、プラグ&プレイ時に付与されたノードがリセットされるかMACアドレス付与処理が開始されるまで保持される。そして、サブネット(Subnet)内の任意のスレーブの1台にMACアドレスサーバ機能が存在し、Subnet内のMACアドレスを管理するものとする。また、Inquiry起動、InquiryScan起動、Connect処理は、第1の実施の形態と同様である。
【0078】
プラグ&プレイにおいては、全体のモード遷移は第1の実施の形態と同様、図14のフローチャートに示す順序になる。ただし、MACアドレスの配布は任意のスレーブ上のMACアドレスサーバが行う点で第1の実施の形態とは異なる。
【0079】
図21、図22に基づいて、上記の手順を説明する。マスタはInquiryで、IQパケットをブロードキャストで発信する(ステップS301)。新規スレーブごとに、InquiryScanによりIQ応答(Response)をFHSパケットで返信する(ステップS302)。
【0080】
マスタ、MACアドレスサーバ、新規のスレーブは、ステップS303〜S119の処理を繰り返す。ステップS303のPageでは、マスタがIDパケットを該当するスレーブに送信する。これに対して、PageScan状態の特定のスレーブから同じIDパケットが返信されることによってPage Response(呼出し応答)に入る(ステップS304)。
【0081】
続いて、PINコードによる接続認証に移行し、特定スレーブがマスタに対してPINコードを送信し、これにマスタが応答することによって接続認証が完了する(ステップS305,S306)。PINコードによる接続認証が得られなかった場合、当該スレーブはスタンバイモードに移行する。
【0082】
ここで、例えば、マスタには、ECHONETプロトコルでプラグ&プレイすべきスレーブのメーカコード(3バイト)、製造番号(12バイト)、マスタ識別番号(1バイト)をプラグ&プレイ前に予めPINコードとして登録されていて、接続認証のPINコードにはこの値が用いられるのである。なお、他アプリケーションのPINコードはそちらに従う。
【0083】
続いて、SDP(Service Discovery Protocol)を開始し、特定スレーブがその利用可能なアプリケーションを発見して通知する手続を行う(ステップS307,S308)。
【0084】
次に、マスタは特定のスレーブにProfile初期化指令を発し、該当スレーブがProfile/BNEPを初期化して応答する。これによって、Profile初期化が完了する(ステップS309,S310)。
【0085】
次に、Auto Configuration処理をマスタ、特定スレーブにおいて行う。このAuto Configurationはマスタにおいては初回にのみ行い、マスタのIPアドレスを各スレーブに通知する(ステップS311)。そしてマスタは、特定スレーブに対してAuto Configuration開始を指示し、該当スレーブは自己のIPアドレスを確定し、ブロードキャスト(Bcast)によって発信する(ステップS312,S313)。
【0086】
以上のステップS301〜S313の手続は第1の実施の形態におけるステップS101〜S113と同様である。
【0087】
続いて、MACアドレス未割当てのスレーブのいずれかがブロードキャストでMACアドレス要求を発信することによりECHONET確認手続に移行する(ステップS314)。MACアドレス要求コマンドは、当然、MACアドレスサーバによって受信される。
【0088】
これに対して、MACアドレスサーバから特定スレーブにECHONET問い合わせを行い(ステップS315)、該当スレーブがECHONET問い合わせ応答を返信することによって完了する(ステップS316)。なお、特定スレーブからECHONET問い合わせ応答が返ってこない場合、第1の実施の形態と同様に、ECHONET以外のアプリケーションレベルでの接続を試みる(図14におけるステップS8)。それができない場合、特定スレーブをスタンバイモードに戻す。ECHONET問い合わせ応答が特定のスレーブから戻ってくれば、マスタはMACアドレス付与処理し、park化を指示する(図14におけるステップS9,S10)。
【0089】
MACアドレス付与処理では、後述する手順でMACアドレスサーバがユニキャストで特定のMACアドレス要求スレーブにMACアドレスを送信し(ステップS317)、特定スレーブがMACアドレスの付与通知を受け取って自己のMACアドレスとして確定し、上位層に通知すると共に、MACアドレス付与受理応答をMACアドレスサーバに送信する(ステップS318)。
【0090】
MACアドレスを確定した特定スレーブは、マスタに対してparkアドレス(PM_ADDR)を付与したPARKモード要求を送信し、PARKモードへ移行する(ステップS319)。
【0091】
以上がプラグ&プレイの手順であるが、ステップS314〜317における特に新規のMACアドレス配布の手順を、図23及び図24を用いて詳しく説明する。MACアドレスサーバは、任意のスレーブ上にあり、かつサブネット内に唯一存在するものである。そして、マスタのMACアドレスは0x00〜0xfeのうちの特定の1つの値に固定されている。以下、マスタのMACアドレスの固定値は0x00であるとする。
【0092】
図23のデータフローに示すように、MACアドレス要求スレーブはIPアドレス取得後のランダム時間後、図23(a)に示すデータ構造のMACアドレス要求コマンドをサブネット内でブロードキャスト(Bcast)する(ステップS401)。このMACアドレス要求コマンドは、宛て先IPアドレス=Bcast、送信元IPアドレス=自己IPアドレス、宛て先MACアドレス=0x00(マスタのMACアドレス)、送信元MACアドレス=自己保持MACアドレス値(初めてならばデフォルト値=0xff)である。
【0093】
任意のスレーブ上のMACアドレスサーバは送信元IPアドレスに対してECHONET問い合わせコマンドをMACアドレス要求スレーブに発行する(ステップS402)。このECHONET問い合わせコマンドを受け取ったMACアドレス要求スフは、MACアドレスサーバに対してECHONETノードであるか/ないかのコマンドを返却する(ステップS403)。MACアドレスサーバはMACアドレス要求スレーブからの応答コマンドを受け取り、ECHONETノードでなければ一連の処理を終了する。他方、ECHONETノードであればステップS404以降の処理を行う。
【0094】
MACアドレス要求スレーブがECHONETノードである場合、MACアドレスサーバはMACアドレス要求コマンドを受け取ると、自己アドレス管理データベース18からMACアドレス要求スレーブのハードウェアタイプと物理アドレスに対するMACアドレス要求スレーブのMACアドレスと自己アドレス管理データベース18内に保持しているMACアドレスとを比較する。そして、MACアドレス要求スレーブのMACアドレスと自己アドレス管理データベース18内の保持MACアドレスとがデフォルト値0xff以外で等しければ、保持MACアドレスを選定する。等しくなければ未配布のMACアドレスを0x01-0xfeまでの間の値(つまり、マスタのMACアドレス固定値を除いた値のいずれか)を選定する。そして、MACアドレスサーバは、図24(b)の構造のMACアドレス配布コマンドをMACアドレス要求スレーブに対して送信する(ステップS404)。このMACアドレス配布コマンドは、宛て先IPアドレス=要求元IPアドレス、送信元IPアドレス=自己IPアドレス、送信元MACアドレス=0x00、配布用選定MACアドレスをデータとする。
【0095】
これに対して、MACアドレス要求スレーブはMACアドレス配布コマンドを受信した後、図24(c)に示すMACアドレス受理コマンドをMACアドレスサーバに送信する(ステップS405)。MACアドレス要求スレーブは、ステップS404でMACアドレス配布コマンドが所定時間後にも戻って来なかったら、再度ステップS401からの処理を繰り返す。ただし、繰り返しは2回とする。
【0096】
MACアドレスサーバはMACアドレス要求スレーブからMACアドレス受理コマンドを受け取ると、同じMACアドレス受理コマンドをMACアドレス要求スレーブに返し、自己アドレス管理データベース18を書き換える(ステップS406)。MACアドレス要求スレーブは、このMACアドレスサーバからのMACアドレス受理コマンドの返信を受信した後、MACアドレスを確定する。
【0097】
また、MACアドレスサーバは、ステップS405でMACアドレス受理コマンドがMACアドレス要求スレーブから戻らないときにはステップ404に戻り、MACアドレス配布コマンドを再送する。これに対して、MACアドレス要求スレーブはMACアドレス受理コマンドが所定時間後にも戻らなかったらMACアドレス受理コマンドを再送する。
【0098】
なお、全てのステップにて受信した電文フォーマットが異なる場合は設定異常としStandbyに戻る。また、再送しても応答がない場合も同様とする。
【0099】
この第2の実施の形態の通信システム及び通信方法によれば、マスタMaterが初期化時に問合せコマンドを同報にて発行し、新規参入要求を発するスレーブSlaveからの応答コマンドによって当該新規参入要求元のスレーブの属性を把握し、新規参入要求を発するスレーブの中の特定のスレーブと通信接続を確立し、任意のスレーブ上のMACアドレスサーバがMACアドレス配布処理を実行することによって当該スレーブにMACアドレスを付与し、その後、当該スレーブをスリープ状態にし、新規参入要求を発する他のスレーブに対しても順次、同じ処理を繰り返すことにより新規参入要求を発するすべてのスレーブをネットワークメンバーに追加する処理を行うので、アドレス配布処理に関して最小のMACアドレスの発行で済み、アドレスの枯渇を防ぐことができ、またアドレス配布処理にかかる時間を短縮できる。また、スレーブそれぞれに対して通信時のみスリープモードを解除し、また通信終了後にはスリープモードとするので、多くのスレーブが加えられ、また消費電力を最小に抑えることができる。さらに、マスタ、スレーブの接続遮断時に自動再接続処理を行うことにより、通信環境が悪く接続遮断が起こりやすい環境でも信頼性の高い通信が可能である。
【0100】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、マスタが初期化時に問合せコマンドを同報にて発行し、新規参入要求を発するスレーブからの応答コマンドによって当該新規参入要求元のスレーブの属性を把握し、新規参入要求を発するスレーブの中の特定のスレーブと通信接続を確立し、マスタ又は任意のスレーブのMACアドレスサーバがMACアドレス配布処理を実行することによって当該スレーブにMACアドレスを付与し、その後、当該スレーブをスリープ状態にし、新規参入要求を発する他のスレーブに対しても順次、同じ処理を繰り返すことにより新規参入要求を発するすべてのスレーブをネットワークメンバーに追加する処理を行うので、アドレス配布処理に関して最小のMACアドレスの発行で済み、アドレスの枯渇を防ぐことができ、またアドレス配布処理にかかる時間を短縮できる。
【0101】
また本発明によれば、スレーブそれぞれに対して通信時のみスリープモードを解除し、また通信終了後にはスリープモードとするので、多くのスレーブが加えられ、また消費電力を最小に抑えることができる。
【0102】
さらに本発明によれば、マスタ、スレーブの接続遮断時に自動再接続処理を行うことにより、通信環境が悪く接続遮断が起こりやすい環境でも信頼性の高い通信が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 Bluetooth仕様の通信システムのトポロジ。
【図2】 Bluetooth仕様の通信システムによる通信スロットの説明図。
【図3】本発明の1つの実施の形態の通信システムにおけるマスタ、スレーブの共通する通信処理機能のブロック図。
【図4】上記の実施の形態においてマスタの行うリンクタイムアウト時の自動接続処理の説明図。
【図5】上記の実施の形態においてスレーブの行うリンクタイムアウト時の自動接続処理の説明図。
【図6】上記の実施の形態においてマスタの行う受信処理の説明図。
【図7】上記の実施の形態においてスレーブの行う送信処理の説明図。
【図8】上記の実施の形態においてスレーブの行う受信処理の説明図。
【図9】上記の実施の形態においてマスタの行う送信処理の説明図。
【図10】上記の実施の形態によるECHONET確認処理で用いられるペイロードデータの構造図。
【図11】上記の実施の形態におけるマスタ用のアドレス管理データベースのデータ構造図。
【図12】上記の実施の形態におけるスレーブ用のアドレス管理データベースのデータ構造図。
【図13】上記の実施の形態のBluetooth仕様の通信システムのプロトコルスタック図。
【図14】上記の実施の形態の通信システムによるプラグ&プレイ処理のフローチャート。
【図15】上記の実施の形態によるプラグ&プレイ処理のデータフロー図(その1)。
【図16】上記の実施の形態によるプラグ&プレイ処理のデータフロー図(その2)。
【図17】上記の実施の形態においてスレーブの行う新ノード自動参加処理の説明図。
【図18】上記の実施の形態においてマスタの行う新ノード探索処理の説明図。
【図19】上記の実施の形態によるMACアドレス付与処理のデータフロー図。
【図20】上記の実施の形態においてマスタの行うリンク制御処理のフローチャート。
【図21】本発明の第2の実施の形態によるプラグ&プレイ処理のデータフロー図(その1)。
【図22】上記の実施の形態によるプラグ&プレイ処理のデータフロー図(その2)。
【図23】上記の実施の形態によるMACアドレス付与処理のデータフロー図。
【図24】上記の実施の形態によるECHONET確認処理で用いられるペイロードデータの構造図。
【図25】 ECHONETのレイヤを示す図。
【符号の説明】
11 リンク監視タイマブロック
12 リンク処理ブロック
13 受信処理ブロック
14 スリープモード管理処理ブロック
15 送信処理ブロック
16 送信イベント監視ブロック
17 送信パケット生成ブロック
18 アドレス管理データベース

Claims (8)

  1. 1つのマスタと1又は複数のスレーブとの間で無線通信する通信システムにおいて、
    前記マスタは、
    (1)初期化時に問合せコマンドを同報にて発行し、新規参入要求を発するスレーブからの応答コマンドによって当該新規参入要求元のスレーブの属性を把握し、
    (2)前記新規参入要求を発するスレーブの中の特定スレーブと通信接続を確立し、1バイトのユニークなMACアドレス配布処理を実行することによって当該スレーブにMACアドレスを付与した後、当該スレーブをスリープ状態にし、
    (3)前記新規参入要求を発する他のスレーブに対しても順次、(2)の処理を繰り返すことにより新規参入要求を発するすべてのスレーブにMACアドレスを付与してネットワークメンバーに追加する処理を行うことを特徴とする通信システム。
  2. 1つのマスタと1又は複数のスレーブとの間で無線通信する通信システムにおいて、
    (1)前記マスタは、初期化時に問合せコマンドを同報にて発行し、新規参入要求を発するスレーブからの応答コマンドによって当該新規参入要求元のスレーブの属性を把握し、
    (2)前記マスタは、前記新規参入要求を発するスレーブの中の特定スレーブと通信接続を確立し、
    (3)前記スレーブの1つに設置されたMACアドレスサーバは、1バイトのユニークなMACアドレス配布処理を実行することによって前記特定スレーブにMACアドレスを付与し、
    (4)前記(3)の処理によって MAC アドレスが付与された前記特定スレーブは、前記マスタにスリープモード要求を送信し、スリープモードに移行し、
    (5)前記新規参入要求を発する他のスレーブに対しても順次、前記マスタは(2)の処理を、前記MACアドレスサーバは(3)の処理を繰り返し、前記特定スレーブは(4)の処理を行うことにより新規参入要求を発するすべてのスレーブにMACアドレスを付与してネットワークメンバーに追加する処理を行うことを特徴とする通信システム。
  3. 前記マスタ及びスレーブは、各々の接続相手分及び自己分のMACアドレス、固有絶対アドレス、マスタ・スレーブ間接続管理ハンドル番号、スリープ有無の各要素と対応付けがされ、接続状態が変わるたびに更新されるアドレス管理データテーブルを備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信システム。
  4. 前記マスタがMACアドレスを前記特定スレーブに付与する手順は、
    (11)マスタが相手のスレーブの固有絶対物理アドレスに対して自己のアドレス管理データテーブルから対応するMACアドレスを検索し、
    (12)マスタが検索の結果、すでに相手のスレーブのMACアドレスが自己のアドレス管理データテーブルに存在する場合にはその値を、存在しない場合には付与済みのMACアドレスと重複しない新たな値を仮MACアドレスとし、サブネット内のスレーブすべてに重複MACアドレス問合せコマンドを同報送信し、
    (13)ネットワークメンバー内のいずれかのスレーブが、前記仮MACアドレスが自己と同じならばマスタ宛に重複MACアドレス応答コマンドを送信し、
    (14)マスタは、(14-1)所定時間後、重複MACアドレス応答コマンドが来なければ、MACアドレス付与コマンドにより前記相手のスレーブに仮MACアドレスを正規のMACアドレスとして送信し、(14-2)所定時間内に重複MACアドレス応答コマンドが来て、その送信元が前記相手スレーブ以外であれば、別の仮MACアドレスを設定して(12)以下の通信を繰り返し、(14-3)前記所定時間内に重複MACアドレス応答コマンドが返り、その送信元が相手スレーブであれば、重複MACアドレス問合せコマンドでの仮MACアドレスを自己のアドレス管理データテーブル上で確定して終了し、
    (15)相手スレーブは、MACアドレス付与コマンドにより受け取った値を自己のMACアドレスとして自己のアドレス管理データテーブルを更新し、MACアドレス付与受理応答をマスタに送信し、
    (16)マスタは、前記MACアドレス付与受理応答が所定時間後にいずれかのスレーブから戻ってきたならば、自己のアドレス管理データテーブルを更新して終了することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  5. 前記MACアドレスサーバがMACアドレスを前記特定スレーブに付与する手順は、
    (21)マスタのMACアドレスは固定値とし、
    (22)前記特定スレーブはIPアドレス取得後、ランダム時間後、宛て先IP=同報アドレス、送信元IPアドレス=自己IPアドレス、宛て先MACアドレス=マスタのMACアドレス、送信元MACアドレス=自己保持MACアドレス値(初めてならばデフォルト値)としてMACアドレス要求コマンドをブロードキャストし、
    (23)前記MACアドレスサーバは送信元IPアドレスに対して、これ以降使用する特定の上位通信規則に従うか否かの問い合わせコマンドを発行し、
    (24)前記問い合わせコマンドを受け取った特定スレーブは、MACアドレスサーバに対して、特定の上位通信規則に従って通信するノードであるかないかのコマンドを返却し、
    (25)前記MACアドレスサーバは、前記特定スレーブが特定の上位通信規則に従って通信するノードでなければ一連の処理を終了し、特定の上位通信規則に従って通信するノードであれば、
    (26)MACアドレスサーバはMACアドレス要求コマンドを受け取ると、自己アドレス管理テーブルから特定スレーブのハードウェアタイプと物理アドレスに対する特定スレーブMACアドレスと自己アドレス管理テーブル内の保持MACアドレスを比較し、
    (27)特定スレーブMACアドレスと自己アドレス管理テーブル内の保持MACアドレスが前記デフォルト値以外で等しければ保持MACアドレスを選定し、特定スレーブMACアドレスと自己アドレス管理テーブル内の保持MACアドレスが等しくなければ未配布のMACアドレスとしてマスタのMACアドレス(固定値)を除くアドレス値を選定し、
    (28)MACアドレスサーバは、MACアドレス配布コマンドとして宛て先IP=要求元IPアドレス、送信元IPアドレス=自己IPアドレス、送信元MACアドレス=マスタのMACアドレス、データとして配布用選定MACアドレスをMACアドレス配布コマンドとしてユニキャストし、
    (29)特定スレーブは、受信した後、MACアドレス受理コマンドをMACアドレスサーバに送信し、
    (30)MACアドレスサーバは、MACアドレス受理コマンドを特定スレーブに返し、自己アドレス管理データテーブルを書き換え、
    (31)特定スレーブは、受信した後、MACアドレスを確定することを特徴とする請求項2に記載の通信システム。
  6. 1つのマスタと1又は複数のスレーブとの間で無線通信する通信システムに使用されるマスタであって、
    (1)初期化時に問合せコマンドを同報にて発行し、新規参入要求を発するスレーブからの応答コマンドによって当該新規参入要求元のスレーブの属性を把握し、
    (2)前記新規参入要求を発するスレーブの中の特定スレーブと通信接続を確立し、1バイトのユニークなMACアドレス配布処理を実行することによって当該スレーブにMACアドレスを付与した後、当該スレーブをスリープ状態にする信号を送信し、
    (3)前記新規参入要求を発する他のスレーブに対しても順次、(2)の処理を繰り返すことにより新規参入要求を発するすべてのスレーブにMACアドレスを付与してネットワークメンバーに追加する処理を行うことを特徴とするマスタ。
  7. 1つのマスタと1又は複数のスレーブとの間で無線通信する通信方法において、
    (1)前記マスタが、初期化時に問合せコマンドを同報にて発行し、新規参入要求を発するスレーブからの応答コマンドによって当該新規参入要求元のスレーブの属性を把握し、
    (2)前記マスタが、前記新規参入要求を発するスレーブの中の特定スレーブと通信接続を確立し、1バイトのユニークなMACアドレス配布処理を実行することによって当該スレーブにMACアドレスを付与した後、当該スレーブをスリープ状態にし、
    (3)前記マスタが、前記新規参入要求を発する他のスレーブに対しても順次、(2)の処理を繰り返すことにより新規参入要求を発するすべてのスレーブにMACアドレスを付与してネットワークメンバーに追加することを特徴とする通信方法。
  8. 1つのマスタと1又は複数のスレーブとの間で無線通信する通信方法において、
    (1)前記マスタが、初期化時に問合せコマンドを同報にて発行し、新規参入要求を発するスレーブからの応答コマンドによって当該新規参入要求元のスレーブの属性を把握し、
    (2)前記マスタが、前記新規参入要求を発するスレーブの中の特定スレーブと通信接続を確立し、
    (3)前記スレーブの1つに設置されたMACアドレスサーバが、1バイトのユニークなMACアドレス配布処理を実行することによって前記特定スレーブにMACアドレスを付与し、
    (4)前記(3)の処理によって MAC アドレスが付与された前記特定スレーブは、前記マスタにスリープモード要求を送信し、スリープモードに移行し、
    (5)前記新規参入要求を発する他のスレーブに対しても順次、前記マスタが(2)の処理を、前記MACアドレスサーバが(3)の処理を繰り返し、前記特定スレーブは(4)の処理を行うことにより新規参入要求を発するすべてのスレーブにMACアドレスを付与してネットワークメンバーに追加することを特徴とする通信方法。
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