JP3966612B2 - 外壁パネルの目地構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、外壁パネルの目地構造に係り、特に現場施工されるALC(軽量気泡コンクリート)パネル相互の目地部やドア、窓サッシとの目地部にシール材を設ける場合に好適な外壁パネルの目地構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の外壁パネルの目地構造は、図10に示すように、上下左右に隣設して配置され、外壁を構成するALCパネル51の目地部の内側(建物の内側)に防水機能を有さない丸型または角型のシーリング用バックアップ材52,53を装着した後、ALCパネル51の目地小口面に刷毛54等によりシーリング用プライマーを塗布し、その後、アクリル系、ウレタン系、変性シリコン系等の汎用の湿式シール材55を充填したものが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の従来例では、湿式シール材55のみで目地部の水密性能を確保しているため施工不良や該湿式シール材55の経年劣化により湿式シール材55の水密性能が失われた場合、直ちに漏水となり、建物内部まで及ぶ大がかりな被害が発生する虞があった。
【0004】
また、ALCパネル51相互間の目地幅が狭く、ALCパネル51自体の吸水性が高いためプライマー塗布や湿式シール材55の充填に手間がかかり、万一施工不良が生じていてもその不良箇所が目視し難いという問題があった。
【0005】
これを防止するために目地部の内側に沿ってゴム材等の乾式シール材を配置し、更に該目地部の表面側に沿って湿式シール材55を配置した2重シール構造としたものもあるが、ゴム材等の乾式シール材では圧縮率を高めなければ必要とする水密性能を確保することが出来ず、通常は、ALCパネル51の取付前に予めALCパネル51の目地小口面に乾式シール材を固定した後で隣設するALCパネル51同士を押し付けて目地部の乾式シール材を圧縮した状態でALCパネル51を施工することで乾式シール材による水密性能を確保するようになっており、ALCパネル51の取付後に該乾式シール材を施工することが困難であるためALCパネル51の施工方法や施工順序が制約され、施工作業に手間がかかる上、メンテナンス時に該乾式シール材の交換が困難であるという問題があった。
【0006】
また、図10の縦横の目地の交差部は十字形状のように特殊形状の乾式シール材を使用するため該乾式シール材の形状の種類が増大して部品コストが増大し、目地交差部と目地直線部の乾式シール材の継ぎ目が多数発生するため、施工が繁雑になり、水密性能上の欠陥が発生し易いという問題があった。
【0007】
本発明は前記課題を解決するものであり、その目的とするところは、吸水膨潤性の乾式シール材と湿式シール材により2重シール構造として水密性能を確保し、外壁パネルの取付後に吸水膨潤性の乾式シール材及び湿式シール材を施工することが出来るので外壁パネルの施工作業が容易に出来、吸水膨潤性の乾式シール材を目地交差部において重ねて連続状態で交差させることが出来るので目地交差部に特殊形状の乾式シール材を使用する必要がなく、シール材の部品点数を削減してコストダウンを図ると共に継ぎ目の数を削減して水密性能を向上することが出来る外壁パネルの目地構造を提供せんとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための本発明に係る外壁パネルの目地構造の第1の構成は、外壁パネルの目地構造において、水平の目地部または垂直の目地部の一方に装着されるシール材は、断面が円形または略円形の第1の乾式シール材であり、他方に装着されるシール材は、断面が方形または台形で前記第1の乾式シール材よりも軟質の第2の乾式シール材であり、前記第1、第2の乾式シール材は、水平の目地部と垂直の目地部との交差部において夫々連続状態で交差し、前記交差部では、前記第1の乾式シール材が前記第2の乾式シール材を圧縮し、該第2の乾式シール材側にめり込んだ状態で装着されていることを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係る外壁パネルの目地構造の第2の構成は、前記第1の構成において、前記第1、第2の乾式シール材が装着された目地部の表面側に沿って湿式シール材が充填されたことを特徴とする。
【0010】
上記構成によれば、吸水膨潤性の乾式シール材と湿式シール材により2重シール構造として水密性能を確保して確実に防水することが出来る。しかも吸水膨潤性の乾式シール材は浸水により膨潤する性質を有するので、万一浸水してもそれが建物内部に漏れることを効果的に防止することが出来る。また、吸水膨潤性の乾式シール材が湿式シール材のバックアップ材の機能を兼ね備えているので有利である。
【0011】
また、水平の目地部と垂直の目地部が交差する場合に、それ等の目地部に装着する前記乾式シール材が交差部において夫々連続状態で交差する場合には、従来例のように単なるゴム材を使用した乾式シール材のように交差部における確実なシールを確保するために交差部分のシール材を特殊な形状に成形することなくそのまま重ねるようにしたので構造が簡単で施工性も良く、シール材の部品点数を削減してコストダウンを図ると共に継ぎ目の数を削減して水密性能を向上することが出来る。
【0012】
また、水平の目地部または垂直の目地部の一方に装着される前記乾式シール材の断面が円形または略円形であり、他方に装着される前記乾式シール材の断面が方形または台形である場合には、目地交差部のシール性が良く、施工性も良い。
【0013】
【発明の実施の形態】
図により本発明に係る外壁パネルの目地構造の一実施形態を具体的に説明する。図1は本発明に係る外壁パネルの目地構造の第1実施形態を示す斜視図、図2は第1実施形態の横目地部の構成を示す縦断面説明図、図3は第1実施形態の縦目地部の構成を示す横断面説明図、図4(a)は横目地部に断面が台形の乾式シール材を挿入した様子を示す縦断面説明図、図4(b)は縦目地部に断面が円形の乾式シール材を挿入した様子を示す横断面説明図、図5(a)は図4(a),(b)の乾式シール材の交差部の様子を示す縦断面説明図、図5(b)は図4(a),(b)の乾式シール材の交差部の様子を示す横断面説明図、図6(a),(b)は目地交差部で乾式シール材が開放されて外壁パネルの角の形状に馴染む様子を示す断面説明図、図7は本発明に係る外壁パネルの目地構造の第2実施形態を示す横断面説明図、図8は本発明に係る外壁パネルの目地構造の第3実施形態を示す斜視図、図9は第3実施形態の縦目地部の構成を示す横断面説明図である。
【0014】
図1〜図6において、1は建物の外壁パネルとなるALC(軽量気泡コンクリート)パネルであって、図示しない支持手段によって互いに隣設して配置して支持されている。また、ALCパネル1の表面側(建物の外側)で垂直の目地部となる縦目地部3に沿って吸水膨潤性の乾式シール材5及び湿式シール材6を設けるための切欠部1aが形成されている。
【0015】
図2に示す水平の目地部となる横目地部2及び図3に示す垂直の目地部となる縦目地部3のシール構造としては、先ず、上下左右に隣設されたALCパネル1の横目地部2及び縦目地部3の小口面に各目地部2,3の内側(建物の内側)に沿って吸水膨潤性の乾式シール材4,5を建物の外側から装着した後、シーリング用プライマーを塗布し、該目地部2,3の表面側(建物の外側)に沿って湿式シール材6が充填されている。
【0016】
吸水膨潤性の乾式シール材4,5は、本実施形態では吸水性ポリマーを混入した軟質ウレタンフォーム(例えば、日本発条株式会社製ニッパロンJSタイプ等)からなり、横目地部2用の乾式シール材4を軟質タイプで構成し、縦目地部3用の乾式シール材5を標準硬さで構成したものである。
【0017】
また、乾式シール材4,5は横目地部2及び縦目地部3の目地幅よりも大きい幅を有し、且つALCパネル1の幅及び長さよりも大きい長さを有して複数のALCパネル1に跨がって配置され、横目地部2及び縦目地部3の交差部において夫々連続状態で交差するようになっており、ALCパネル1を隣設して施工した後、建物の外側から各目地部2,3に挿入出来るようになっている。
【0018】
乾式シール材4,5の外形形状は一定の圧縮率を確保出来れば各種の形状のものが適用出来るが、図4(a),(b)に示すように、横目地部2に挿入される乾式シール材4の断面を台形で構成し、縦目地部3に挿入される乾式シール材5の断面を円形で構成すれば特に好ましい。
【0019】
このように構成したことで、図5(a),(b)に示すように、横目地部2の乾式シール材4のALCパネル1の小口面に圧接する止水部4aと、縦目地部3の乾式シール材5のALCパネル1の小口面に圧接する止水部5aとを連続(接触)させることが出来、乾式シール材4,5の交差部7でも水密性を確保して漏水の発生を確実に防止することが出来る。
【0020】
また、ALCパネル1は製造時や製造後に小さい欠けや削れが発生することがあり、各目地部2,3の小口面においても完全な直角が確保される保障がないが、図6(a),(b)に示すように、横目地部2の乾式シール材4と縦目地部3の乾式シール材5が交差部7で圧縮力が開放されて拡張することにより上下左右に隣設された各ALCパネル1の角部の形状に馴染んで密接し、水密性を確保することが出来る。
【0021】
本実施形態では、図4(a),(b)に示すように、例えば、隣設するALCパネル1の横目地部2の幅が10mm、乾式シール材4の断面台形の上底4bの長さが10mm、下底4cの長さが15mm、高さ4dが20mmで軟質で構成され、隣設するALCパネル1の縦目地部3の幅が9mm、乾式シール材5の断面円形の外径が15mmで硬質で構成されている。この場合の乾式シール材4,5の圧縮率は47%〜13%の値で設定されている。
【0022】
尚、乾式シール材4の断面は台形以外に方形や他の多角形で構成しても良いが、断面を台形で構成した場合には図4(a)に示すように横目地部2に対して乾式シール材4の上底4b側から挿入することで挿入作業が容易に出来、好ましい。また、乾式シール材5の断面は円形以外に長円形や楕円形等の略円形で構成しても良い。
【0023】
また、湿式シール材6はアクリル系、ウレタン系、変性シリコン系等の汎用のものを用いることが出来る。
【0024】
次に吸水膨潤性の乾式シール材4,5の吸水膨潤のメカニズムについて吸水性ポリマー混入軟質ウレタンフォームを用いた場合について説明する。先ず、湿式シール材6からの漏水により吸水性ポリマー混入軟質ウレタンフォームの乾式シール材4,5の表面に侵入した水は、最初は該ウレタンフォーム材の圧縮力による止水機能により水の侵入を防止する。
【0025】
次にウレタンフォーム全体に分散している吸水性ポリマーの内、水に接触している部分の吸水性ポリマーのみが吸水して膨潤する。この膨潤によりウレタンフォームのセル内の空間を埋め、連続気泡の水の通路を遮蔽すると共に膨潤することにより接触界面の圧縮力が増加して水密性能を向上させる。
【0026】
また、各目地部2,3に挿入された乾式シール材4,5は水密機能の他に湿式シール材6のバックアップ材を兼ねると共に湿式シール材6の3面接着を防止することが出来るので湿式シール材6の亀裂を防止することが出来る。
【0027】
尚、本実施形態では、横目地部2に装着する乾式シール材4の形状を断面が方形または台形または他の多角形で構成し、縦目地部3に装着する乾式シール材5の形状を断面が円形または長円形、楕円形の略円形で構成したが、これとは逆に縦目地部3に装着する乾式シール材5の形状を断面が方形または台形または他の多角形で構成し、横目地部2に装着する乾式シール材4の形状を断面が円形または長円形、楕円形の略円形で構成しても良い。
【0028】
上記構成によれば、吸水膨潤性の乾式シール材4,5と湿式シール材6により2重シール構造として水密性能を確保して確実に防水することが出来、乾式シール材4,5は浸水により膨潤する性質を有するので、万一浸水してもそれが建物の内部に漏れることを効果的に防止することが出来る。また、各目地部2,3の目地幅の寸法誤差を吸収することが出来る。また、乾式シール材4,5が湿式シール材6のバックアップ材の機能を兼ねるので有利である。
【0029】
また、横目地部2と縦目地部3が交差する場合に、それ等の目地部に装着する乾式シール材4,5が交差部7において夫々連続状態で交差するので、前述した従来例のように単なるゴム材を使用した乾式シール材のように交差部における確実なシールを確保するために交差部分のシール材を特殊な形状に成形することなくそのまま重ねるようにしたので構造が簡単で施工性も良く、シール材の部品点数を削減してコストダウンを図ると共に継ぎ目の数を削減して水密性能を向上することが出来る。
【0030】
また、横目地部2または縦目地部3の一方に装着される乾式シール材の断面が円形または略円形であり、他方に装着される乾式シール材の断面が方形または台形である場合には、目地交差部のシール性が良く、施工性も良い。
【0031】
また、乾式シール材4,5は湿式シール材6の奥側(建物の内側)に設置されるため外部からの紫外線、熱、オゾン等の劣化要因の影響を受け難いため保全が確保される。
【0032】
また、ALCパネル1の施工後に乾式シール材4,5を建物の外部から挿入して装着出来るので施工作業が容易であると共にメンテナンス時に乾式シール材4,5を交換する作業が容易に出来る。
【0033】
次に図7を用いて本発明に係る外壁パネルの目地構造の第2実施形態について説明する。尚、前記第1実施形態と同様に構成したものは同一の符号を付して説明を省略する。
【0034】
図7は建物の出隅部におけるシール構造を示すものである。建物の出隅部を形成する外壁パネルとなるALCコーナーパネル11が左右に直交して配置された平面状のALCパネル1に隣設され、ALCコーナーパネル11の小口面と平面状のALCパネル1の小口面との間に縦目地部3が形成されている。
【0035】
そして、前述した第1実施形態と同様に平面状のALCパネル1の切欠部1aとALCコーナーパネル11の小口面との間に建物の外側から縦目地部3の内側に沿って乾式シール材5が挿入して装着され、該縦目地部3の表面側に沿って湿式シール材6が充填される。
【0036】
また、図示しないが、上下に隣設されるALCコーナーパネル11及び平面状のALCパネル1の夫々の横目地部には前述した第1実施形態と同様に建物の外側から該横目地部の内側に沿って乾式シール材5が挿入して装着され、該横目地部の表面側に沿って湿式シール材6が充填される。他の構成は、前記第1実施形態と同様に構成され、同様な効果を得ることが出来る。
【0037】
次に図8及び図9を用いて本発明に係る外壁パネルの目地構造の第3実施形態について説明する。尚、前記第1実施形態と同様に構成したものは同一の符号を付して説明を省略する。
【0038】
図8及び図9は建物の入隅部におけるシール構造を示すものである。一方のALCパネル1の小口面が他方のALCパネル1の表面側(建物の外側)に当接して建物の入り隅部を形成し、該一方のALCパネル1の小口面に縦目地部3に沿って吸水膨潤性の乾式シール材5及び湿式シール材6を設けるための切欠部1aが形成されている。
【0039】
そして、縦目地部3の切欠部1aと他方のALCパネル1の表面とにより形成された空間に建物の外側(図8の下側)から縦目地部3の内側に沿って乾式シール材5が挿入して装着され、該縦目地部3の表面側に沿って湿式シール材6が充填される。
【0040】
本実施形態の乾式シール材5は図8に示すように断面が5角形状(長方形の角部を斜めに削除した形状)で構成されており、鋭角の先端部5bから縦目地部3に挿入される。尚、図8中、5cはALCパネル1の横方向に形成された溝1cに対応して形成された突起部である。
【0041】
また、図示しないが、上下に隣設されるALCパネル1の夫々の横目地部には前述した第1実施形態と同様に建物の外側から該横目地部の内側に沿って乾式シール材5が挿入して装着され、該横目地部の表面側に沿って湿式シール材6が充填される。他の構成は、前記第1実施形態と同様に構成され、同様な効果を得ることが出来る。
【0042】
尚、前記吸水膨潤性の乾式シール材4,5は、吸水性ポリマーを混入した軟質ウレタンフォームの他に超吸水性繊維製シール材を適用することも可能である。乾式シール材4,5を超吸水性繊維製シール材で構成した場合にも同様に侵入してきた水に接触している部分の繊維のみが吸水して膨潤し、水の通路を遮蔽すると共に膨潤することにより接触界面の圧縮力が増加して水密性能を向上させることが出来る。
【0043】
【発明の効果】
本発明は、上述の如き構成と作用とを有するので、吸水膨潤性の乾式シール材と湿式シール材により2重シール構造として水密性能を確保し、外壁パネルの取付後に吸水膨潤性の乾式シール材及び湿式シール材を施工することが出来るので外壁パネルの施工作業が容易に出来る。
【0044】
また、吸水膨潤性の乾式シール材を目地交差部において重ねて連続状態で交差させた場合には、目地交差部に特殊形状の乾式シール材を使用する必要がなく、シール材の部品点数を削減してコストダウンを図ると共に継ぎ目の数を削減して水密性能を向上することが出来る。
【0045】
また、水平の目地部または垂直の目地部の一方に装着される前記乾式シール材の断面が円形または略円形であり、他方に装着される前記乾式シール材の断面が方形または台形である場合には、目地交差部のシール性が良く、施工性も良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る外壁パネルの目地構造の第1実施形態を示す斜視図である。
【図2】 第1実施形態の横目地部の構成を示す縦断面説明図である。
【図3】 第1実施形態の縦目地部の構成を示す横断面説明図である。
【図4】 (a)は横目地部に断面が台形の乾式シール材を挿入した様子を示す縦断面説明図、(b)は縦目地部に断面が円形の乾式シール材を挿入した様子を示す横断面説明図である。
【図5】 (a)は図4(a),(b)の乾式シール材の交差部の様子を示す縦断面説明図、(b)は図4(a),(b)の乾式シール材の交差部の様子を示す横断面説明図である。
【図6】 (a),(b)は目地交差部で乾式シール材が開放されて外壁パネルの角の形状に馴染む様子を示す断面説明図である。
【図7】 本発明に係る外壁パネルの目地構造の第2実施形態を示す横断面説明図である。
【図8】 本発明に係る外壁パネルの目地構造の第3実施形態を示す斜視図である。
【図9】 第3実施形態の縦目地部の構成を示す横断面説明図である。
【図10】 従来例を説明する図である。
【符号の説明】
1…ALCパネル
1a…切欠部
1c…溝
2…横目地部
3…縦目地部
4…乾式シール材
4a…止水部
4b…上底
4c…下底
4d…高さ
5…乾式シール材
5a…止水部
5b…先端部
5c…突起部
6…湿式シール材
7…交差部
11…ALCコーナーパネル
Claims (2)
- 外壁パネルの目地構造において、
水平の目地部または垂直の目地部の一方に装着されるシール材は、断面が円形または略円形の第1の乾式シール材であり、他方に装着されるシール材は、断面が方形または台形で前記第1の乾式シール材よりも軟質の第2の乾式シール材であり、
前記第1、第2の乾式シール材は、水平の目地部と垂直の目地部との交差部において夫々連続状態で交差し、
前記交差部では、前記第1の乾式シール材が前記第2の乾式シール材を圧縮し、該第2の乾式シール材側にめり込んだ状態で装着されていることを特徴とする外壁パネルの目地構造。 - 前記第1、第2の乾式シール材が装着された目地部の表面側に沿って湿式シール材が充填されたことを特徴とする請求項1に記載の外壁パネルの目地構造。
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