JP3966265B2 - アンテナ構造およびそれを備えた通信機 - Google Patents

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Description

本発明は、携帯型電話機等の無線通信機に設けられるアンテナ構造およびそれを備えた通信機に関するものである。
図10(a)にはアンテナ構造の一例が模式的な斜視図により示されている(例えば特許文献1参照)。このアンテナ構造30では、放射電極31,32が連結部33を介して接続されており、これら放射電極31,32に間隔を介して対向配置する接地導体34が設けられている。放射電極31,32は両方共に、連結部33に接続されている短絡導体35を介して、接地導体34に接続されている。また、連結部33には給電導体36が接続されており、この給電導体36を介して、放射電極31,32は、例えば通信機の無線通信用の高周波回路37に接続する。
特開2003−101336号公報
アンテナ構造30は、例えば、板金から打ち抜いた図10(b)に示すような形状の導体板を図10(b)に示す点線A、点線B、点線Cのそれぞれの位置で折り曲げることにより、作製することができる。
しかしながら、アンテナ構造30の構成では、放射電極31,32と、接地導体34とが対向配置している。このように対向配置している放射電極31,32と接地導体34を、1枚の導体板から折り曲げ加工により作製するのは非常に面倒である。また、接地導体34は、放射電極31,32の全体と対向配置する構成であり、接地導体34を作製するために要する導体板の面積は、放射電極31,32を作製するために必要な導体板の面積と同程度に広く必要であり、材料コストが掛かる。
本発明は上記課題を解決するために成されたものであり、その目的は、製造が容易で安価なアンテナ構造およびそれを備えた通信機を提供することにある。
上記目的を達成するために、この発明は次に示す構成をもって前記課題を解決するための手段としている。すなわち、この発明は、グランド部が形成されている基板と、一端側を接地端側と成してアンテナ動作を行う導体板から成る放射電極と、この放射電極の両側に配置されて一端側が放射電極の接地端側に接続され当該接続部から基板面に沿う水平方向に延伸され当該延伸先端部が基板のグランド部に接続されている対を成す接地用延伸部とを備え、放射電極の接地端の反対端側の開放端部は基板面と間隔を介し基板面に沿うように配置され、前記対を成す両接地用延伸部には、前記放射電極の接地端側との接続部から放射電極に沿って延伸する途中位置で両接地用延伸部間の内側間隔を広げる拡開部が設けられて当該拡開部よりも延伸先端側の内側間隔が広げられ、かつ、前記拡開部よりも放射電極の接地端側との接続部側の両接地用延伸部間の外側間隔は、延伸先端側の内側間隔よりも狭くしてあることを特徴としている。また、この発明の通信機は、この発明において特徴的な構成を持つアンテナ構造が設けられていることを特徴としている。
この発明によれば、放射電極の接地端側は、放射電極の両側に配置された接地用延伸部を介して基板のグランド部に接続される構成とした。その放射電極と接地用延伸部は、例えば共通の導体板を折り曲げ加工して作製することができる。この発明では、放射電極の形成位置と接地用延伸部の形成位置は重なり合わない配置関係となっているため、導体板の簡単な折り曲げ加工により放射電極と接地用延伸部を作製することができる。これにより、アンテナ構造の量産化が容易となる。
ところで、例えば、仮に、接地用延伸部を放射電極の両側の側端面間の幅と等幅とし、当該接地用延伸部を、放射電極の接地端側から放射電極と間隔を介し放射電極面に対向させるようにして放射電極の開放端部側に向けて延伸する形態とし、その延伸先端部を基板のグランド部に接続させる構成とする。接地用延伸部には、放射電極のアンテナ動作に起因して基板のグランド部と放射電極の接地端側との間に電流が通電するが、接地用延伸部が上記の如く放射電極と等幅な場合には、前記放射電極のアンテナ動作に起因した電流は、その接地用延伸部の全体に均一に通電するのではなく、側縁部に集中して通電する。このことを考慮すると、接地用延伸部は、その電流が集中する側縁部のみの形態としても、アンテナ構造の電気的な特性に大きな影響を与えることを防止することができる。この発明では、接地用延伸部は、放射電極の両側に配置されて、上記のような電流が集中する側縁部のみの形態と等価な状態とすることができるので、アンテナ構造の電気的な特性に大きな影響を与えることを防止しながら、接地用延伸部を放射電極よりも細くすることができて、接地用延伸部を作製するのに要する導体板の面積を狭くすることができる。これにより、材料コストの低減を図ることができて、アンテナ構造の低コスト化を図ることができる。
さらに、この発明では、放射電極の両側に設けられる対を成す接地用延伸部には、それぞれ、拡開部が設けられて、この拡開部よりも延伸先端側(基板のグランド部との接続部側)の両接地用延伸部間の内側間隔は広げられており、拡開部よりも基端側(放射電極との接続部側)の両接地用延伸部間の外側間隔は延伸先端側の内側間隔よりも狭くしてある構成とした。例えば、放射電極とこれに連接している接地用延伸部を構成する導体板の展開状態において、接地用延伸部の延伸先端の位置が放射電極よりも先方に突き出し配置されている構成を備えている場合には、接地用延伸部の延伸先端側間の内側領域は間隙となる。この場合、例えば、製造工程において、放射電極とこれに連接している接地用延伸部から成る連接体を導体板(板金)から複数打ち抜く際に、この発明では、両接地用延伸部の延伸先端側間の内側領域の間隙内に、その間隙よりも狭い隣の連接体の両接地用延伸部の基端側間の部位を入り込ませることができる。
このように、導体板から複数の連接体を打ち抜く際に、隣り合う一方側の連接体の対を成す接地用延伸部の延伸先端側間の内側領域内に、他方側の連接体の一部を入り込ませて配置できることによって、導体板のデッドスペースを削減することができる。これにより、導体板から取り出すことができる前記連接体の数を増加させることができて、この発明のアンテナ構造の材料コストの低減を図ることができる。
また、拡開部よりも放射電極の接地端側との接続部側の両接地用延伸部間の外側間隔を延伸先端側の内側間隔よりも狭くする構成としたので、次に示すような効果を得ることができる。例えば、アンテナ構造が通信機の筐体内に収容配置される場合に、そのアンテナ構造の基板の片端側の端部と、筐体内壁面との間には間隙が形成されている構成と成し、その基板の片端側の端部よりも外側の位置となる筐体部分には、基板の幅方向に間隔を介して対を成すねじ穴が設けられている場合には、それらねじ穴の形成位置間の内側領域内に、拡開部よりも放射電極の接地端側との接続部側の上記のように狭い(細い)部位を配置する構成とする。この構成を備えることにより、例えば、設計変更等により対を成すねじ穴の間隔が可変しても、予め、そのようなねじ穴間隔の変更を想定し変更後のねじ穴間隔領域内にもアンテナ構造の拡開部よりも放射電極の接地端側との接続部側の部位を配置できるように当該拡開部よりも放射電極の接地端側との接続部側の部位の外側間隔を予め設計しておけば、アンテナ構造の放射電極や接地用延伸部の形状を変更しなくとも、アンテナ構造を変更後の筐体内に収容配置することができる。
また、例えば、アンテナ構造が通信機の筐体内の端部側に収容配置される場合に、接地用延伸部の外側側縁部が筐体の端部側の内壁面に沿う形状とすると、例えば、筐体の幅が同じでも通信機の機種毎に筐体の角部の丸みが異なる場合には、機種毎に接地用延伸部の外側側縁部の形状を異ならせる必要がある。これに対して、この発明では、拡開部よりも放射電極の接地端側との接続部側の両接地用延伸部間の外側間隔を延伸先端側の内側間隔よりも狭くする構成としたので、筐体の角部の丸みの違いが影響する部分を避けて、拡開部よりも放射電極の接地端側との接続部側の細い部位を配置することができることから、本発明のアンテナ構造は、筐体角部の丸み度合いが互いに異なる複数の機種に、共通に内蔵することが可能となる。このように部品の共通化を図ることができるので、通信機の部品コストの低減を図ることができて、通信機の低コスト化を促進させることができる。
アンテナ構造が、グランドと見なせる筐体の内部、又は、グランド部が設けられている筐体の内部に収容配置される場合に、接地用延伸部の延伸先端部は、基板のグランド部に接続されるのに代えて、グランドと見なせる筐体、又は、筐体に設けられているグランド部に接続されている構成とすることにより、例えば通信機の筐体の一部をアンテナとして利用することができる。
アンテナ構造の放射電極の少なくとも一部分には誘電体が設けられている構成とすることにより、誘電体による波長短縮効果により放射電極の電気的な長さ(電気長)を長くできるので、放射電極の小型化を図ることができる。また、放射電極の変形を防止することができる。
複数の放射電極が互いに間隔を介して配置されており、それら複数の放射電極のうちの少なくとも1つに本発明において特有な構成を持つ放射電極が設けられている構成とすることにより、上述したような効果を得ることができる上に、各放射電極が互いにずれた共振周波数でもって共振するように構成することによって、無線通信用の周波数帯域の広帯域化を図ることが容易となったり、複数の互いに異なる周波数帯での無線通信を可能にすることができる。
また、複数の放射電極のうちの少なくとも1つは給電タイプの放射電極と成し、他の放射電極は無給電タイプの放射電極と成す構成とすることによっても、周波数帯域の広帯域化を図ることができる。
放射電極に誘電体を設ける構成とする場合にそれら放射電極と誘電体がインサート成形技術により一体成形されている構成とすることにより、放射電極に誘電体を設ける構成としても、アンテナ構造の製造工程の煩雑化を防止することができる。
図8(a)には、本発明のアンテナ構造に至るまでの開発の途中段階のアンテナ構造の一例が模式的な斜視図により示され、図8(b)には図8(a)の右側からアンテナ構造を見た場合の模式的な側面図が示され、図8(c)には図8(a)の上側からアンテナ構造を見た場合の模式的な平面図が示されている。
このアンテナ構造1は、グランド部(図示せず)が形成されている基板2と、この基板2の片端側の端部に配置される放射電極3と、当該放射電極3の両側に配置され放射電極3を基板2のグランド部に接続する対を成す接地用延伸部4(4A,4B)とを有して構成されている。基板2は、例えば携帯型電話機等の無線通信機に内蔵される回路基板と成している。
放射電極3は、主面部3Aと、立ち上がり部3Bとを有して構成されており、立ち上がり部3B側の端部Sが接地端と成し、主面部3A側の端部Kが開放端(接地端の反対端)と成している。この例では、立ち上がり部3Bは、基板2の端部よりも外側位置に配置され、主面部3Aの開放端側は基板2の上方側を基板面と間隔を介し基板面に沿うように配置されている。このアンテナ構造1は、図8(b)、(c)の点線に示されるような形状の通信機の筐体6内に収容配置される。放射電極3の主面部3Aおよび立ち上がり部3Bは、筐体6の内壁面に添うように形成され、主面部3Aには、筐体6の端部側のテーパに応じた傾斜部が設けられている。
このような放射電極3は、基板2に形成されている無線通信用の高周波回路7と、図示を省略した給電手段によって、直接的に、又は、容量を介して間接的に接続される。
接地用延伸部4A,4Bは、それぞれ、放射電極3の接地端側の側縁部に接続されており、この放射電極3との接続部から放射電極3の外側位置を基板面に沿う水平方向に延伸されている。この例では、放射電極3の接地端側と接地用延伸部4との接続部は、基板2よりも下方側位置に配置されており、接地用延伸部4A,4Bは、上記のように放射電極3との接続部から水平方向に延伸された後に、基板2の端面に沿って立ち上がり、この立ち上がり部分は途中の位置で基板面側に折り曲げられて基板面に沿って配設されている。この基板面に沿う接地用延伸部4の部位(延伸先端側の部位)が基板2のグランド部に接続されている。このような接地用延伸部4の外側側縁部は図8(c)に示されるように、収容される筐体6の側壁面に沿う形状と成している。
ところで、基板2の端部と、筐体6との間には間隙が設けられており、アンテナ構造1は、その間隙を有効に利用して放射電極3と接地用延伸部4を配置している。その放射電極3と接地用延伸部4の配置領域(つまり、基板2の端部よりも外側領域)の筐体6の部位には、図8(c)の点線N1,N2に示されるような対を成すねじ穴が間隔を介して設けられている。この例では、筐体6は、基板2の表面側を覆う上側筐体と、基板2の裏面側を覆う下側筐体とが組み合わされて成るものであり、ねじ穴N1,N2は、それら上側筐体と下側筐体をねじ留めするために使用されるものである。接地用延伸部4A,4Bは、それぞれ、ねじ穴N1,N2に挿通されるねじを避けるために、ねじ穴N1,N2の形成位置に対応する部分が切り欠いたような形状と成している。
図8に示されるアンテナ構造1は上記のように構成されている。例えば、このアンテナ構造1の放射電極3に、高周波回路7から送信用の信号が供給されると、この信号供給によって、図8(a)に示されるような電流Iが接地用延伸部4の延伸先端側(グランド接続端側)から接地用延伸部4を介し放射電極3の接地端Sを通り開放端K側に向けてループ状に通電して放射電極3が励振し送信用の信号が無線送信される。また、外部から信号が放射電極3に到来し、この信号受信により放射電極3が励振すると、放射電極3から受信信号が高周波回路7に伝達される。
このようなアンテナ構造1の放射電極3および接地用延伸部4を製造する際には、例えば、板金から図9に示すような形状の導体板9を打ち抜き、その後、その打ち抜いた導体板を図9に示す点線位置で折り曲げて図8に示されるような形態の放射電極3および接地用延伸部4を作製する。
このアンテナ構造1では、放射電極3および接地用延伸部4は、図8(c)に示されるように、上側から見たときに重なり合わない形態と成している。このため、導体板の打ち抜き加工と簡単な折り曲げ加工により連続的に導体板を加工して放射電極3および接地用延伸部4を作製することができる。これにより、アンテナ構造1の製造工程が簡略化し、アンテナ構造1の量産化が容易となる。
この図8のアンテナ構造1には次に示すような改良すべき点があった。例えば、通信機の筐体6の幅や基板2の幅が同じでも、機種が異なると、筐体6に設けられているねじ穴N1,N2の位置や、筐体6の角部の丸みの度合い(曲率)が異なることが多い。前記したように、接地用延伸部4にはねじ穴N1,N2の形成位置に応じた切り欠きが設けられ、また、接地用延伸部4の外側側縁部には筐体6の角部の丸みに応じた形状の部位がある構成であるために、機種によりねじ穴N1,N2の形成位置や、筐体6の角部の丸みが異なると、機種毎にねじ穴N1,N2の形成位置や筐体6の角部の丸みに応じた接地用延伸部4を作製しなければならない。このため、機種毎に別々のアンテナ構造1を用意する必要があった。また、ねじ穴N1,N2の形成位置が変更になったときには、その変更に応じて、接地用延伸部4の形状を変更する必要があった。さらに、アンテナ構造1には低コスト化の要求がある。
本発明者は、上記のような改良課題点を考慮して図8のアンテナ構造1を改良し、この発明のアンテナ構造を得たものである。以下に、この発明に係る実施形態例を図面に基づいて説明する。
図1(a)には第1実施形態例のアンテナ構造が模式的な斜視図により示され、図1(b)には図1(a)の右側からアンテナ構造を見た側面図が模式的に示され、図1(c)には図1(a)の上方側からアンテナ構造を見た平面図が模式的に示されている。なお、この第1実施形態例の説明において、図8に示すアンテナ構造と同一構成部分には同一符号を付してある。
この第1実施形態例のアンテナ構造1は、図8に示すアンテナ構造1と同様に、グランド部(図示せず)が設けられている基板2と、一端側を接地端側とした導体板から成る放射電極3と、この放射電極3の両側に配置されて一端側が放射電極3の接地端側に接続され当該接続部から基板面に沿う水平方向に延伸され当該延伸先端部が基板2のグランド部に接続されている対を成す接地用延伸部4(4A,4B)とを有して構成されている。放射電極3は、主面部3Aと、立ち上がり部3Bとを有して構成されており、基板2に形成されている高周波回路と直接的に、又は、容量を介して間接的に接続されている。
また、この第1実施形態例のアンテナ構造1も、図8のアンテナ構造1と同様に、携帯型電話機等の通信機の筐体6内に収容配置される構成と成しており、放射電極3の主面部3Aおよび立ち上がり部3Bは、図1(b)の点線に示されるような筐体6の端部の内壁面に沿って形成されている。なお、この第1実施形態例では、放射電極3と、接地用延伸部4とにより囲まれたスペースUが形成されている。このスペースUを有効活用すべく、例えば、そのスペースU内に通信機を構成するための部品(例えばスピーカーや、赤外線通信を行うための赤外線出射部等の部品)を配置してもよい。接地用延伸部4はグランドではなく放射電極として作用する部分であるが、接地点に近いためゼロ電位に近い部分となっている。よって、接地用延伸部4に囲まれているスペースU内に電子部品を配置することにより、その接地用延伸部4に近接して配置されている電子部品から放射されるノイズを低減することができて、部品からの放射ノイズに起因した問題発生を抑制することができる。
この第1実施形態例では、接地用延伸部4A,4Bは、放射電極3との接続部から放射電極3の側縁部に沿うように基板2に向かって延伸されており、接地用延伸部4A,4Bには、その延伸の途中の位置に、拡開部10が設けられている。この拡開部10は、対を成す接地用延伸部4A,4B間の延伸先端側の内側間隔を広げる方向に各接地用延伸部4A,4Bがそれぞれ外向きに曲げられている部位である。ここでは、拡開部10よりも基端側(つまり、放射電極3との接続部側)の接地用延伸部4A,4B間の外側間隔Ds(図1(c)参照)が、拡開部10よりも延伸先端側の接地用延伸部4A,4B間の内側間隔Dkよりも狭くなるように、拡開部10の曲げ角度が設定されている。
ところで、この第1実施形態例のアンテナ構造1が収容配置される筐体6には、アンテナ構造1の基板2の端部よりも外側位置に、図1(c)の点線に示すような対を成すねじ穴N1,N2が間隔を介して配置される場合がある。この第1実施形態例では、接地用延伸部4A,4Bの拡開部10よりも基端側となるアンテナ構造1部分が、それらねじ穴N1,N2の形成位置間の内側領域内に配設できるように、拡開部10よりも基端側の接地用延伸部4A,4B間の外側間隔Dsと、拡開部10の形成位置とがそれぞれ設定されている。
この第1実施形態例のアンテナ構造1は上記のように構成されている。このアンテナ構造1を構成する放射電極3および接地用延伸部4は、図2に示されるような形状の導体板11を点線位置で折り曲げることにより、図1に示すような形態に形作ることができる。このように形作られた放射電極3および接地用延伸部4を基板2に取り付けることにより、アンテナ構造1を構築することができる。
この第1実施形態例では、図2にも示されているように、放射電極3と接地用延伸部4の展開状態において、接地用延伸部4の延伸先端は、放射電極3の開放端Kよりも突き出た位置に配置されている。
この構成と、前述したように拡開部10よりも基端側の接地用延伸部4A,4B間の外側間隔Dsが、拡開部10よりも延伸先端側の接地用延伸部4A,4B間の内側間隔Dkよりも狭くなっている構成とを備えることによって、次に示すような効果を得ることができる。つまり、放射電極3および接地用延伸部4を形成するための図2に示すような形状の導体板11を板金から複数打ち抜く場合に、図3(a)に示すように、接地用延伸部4A,4Bの延伸先端側間の内側領域内に、隣の導体板11の放射電極3の接地端側および接地用延伸部4A,4Bの基端側を入り込ませた状態でもって、複数の導体板11を板金から打ち抜くことができる。
前記図8に示すアンテナ構造1では、接地用延伸部4A,4Bの基端側間の外側間隔は、接地用延伸部4A,4Bの延伸先端側間の内側領域よりも広いので、放射電極3および接地用延伸部4を作製するための導体板11を板金から複数打ち抜く場合には、図3(b)に示されるように、各導体板11の形成領域を重ね合わせて配置することはできない。このため、接地用延伸部4A,4Bの延伸先端側間の内側領域(図3(b)の鎖線Zにより囲まれている領域)は使用されずに無駄になってしまうデッドスペースとなる。これに対して、この発明では、上述したように、そのデッドスペースを有効利用できるので、デッドスペースを削減することができる。この結果、例えば板金から取り出すことができる導体板11の数を増加させることができて、アンテナ構造1の材料コストを低減することができる。
よって、この第1実施形態例のアンテナ構造1は図2に示すような導体板11の簡単な折り曲げ加工により作製できることから製造コストの低減を図ることができるという効果を得ることができると共に、上記のように材料コストの低減を図ることもできるので、アンテナ構造1の低コスト化を図ることが容易となる。
また、前記図8の構成では、接地用延伸部4A,4Bの外側側縁部は、筐体6の内壁面に沿う形状であったために、例えば、筐体6の角部の丸みが図4の実線R1に示すような場合と、鎖線R2に示すような場合とでは、接地用延伸部4A,4Bの外側側縁部の形状を筐体6の角部の丸みの度合いに応じて異ならせる必要があった。これに対して、この第1実施形態例の構成では、筐体6の対を成すねじ穴N1,N2間の内側領域内に、図4の点線に示されるように、アンテナ構造1の拡開部10よりも基端側の細い部位が配置される構成である。このため、筐体6の角部の丸みの違いによって筐体6の端部側の幅dr1,dr2は異なるが、この第1実施形態例における対を成す接地用延伸部4A,4Bの基端側間の外側間隔は角部の丸みの違いの影響を受けない程に狭いことから、筐体6の角部の丸みが多少異なっても同じアンテナ構造1を筐体6内に収容配置することができる。
よって、通信機の機種によってねじ穴N1,N2の間隔や、筐体6の角部の丸みの度合いが多少異なっても、この第1実施形態例のアンテナ構造1は、そのような機種の違いによるねじ穴N1,N2の間隔や筐体6の角部の丸みの差違に関係無く、複数の機種に共通のアンテナ構造1を内蔵することが可能となる。このことも、アンテナ構造1の低コスト化に寄与することができる。
なお、図1に示す構成に加えて、放射電極3の全部又は一部に例えば図1(b)の点線に示されるような誘電体13を設けてもよい。このように、放射電極3に誘電体13を設けることによって、誘電体13による波長短縮効果によって、放射電極3の小型化を図ることができる。また、放射電極3の変形を抑制することができる。
上記のように、誘電体13を放射電極3に設ける場合には、例えば、誘電体13と放射電極3はインサート成形技術により一体成形することができて、製造工程の簡略化を図ることができる。そのように放射電極3と誘電体13を一体成形する場合には、誘電体13は、例えば熱可塑性樹脂により構成される。
また、誘電体13が設けられた放射電極3と接地用延伸部4の一構造体を例えば基板2に半田を利用して取り付ける場合には、誘電体13は、半田の溶融温度以上の高温に晒されることになるので、当該誘電体13は、半田の溶融温度以上の高温の熱でも変形しない高い耐熱性を持つ誘電体材料により構成することが好ましい。具体例を挙げると、例えば、誘電体13を構成する高い耐熱性を有する誘電体材料としては、融点が280℃以上の樹脂を挙げることができる。
以下に、第2実施形態例を説明する。なお、この第2実施形態例の説明において、第1実施形態例と同一構成部分には同一符号を付し、その共通部分の重複説明は省略する。
この第2実施形態例では、図5に示されるように、アンテナ構造1は、複数の放射電極3,15が間隔を介して並設されている構成を有し、一つの放射電極3は、第1実施形態例で示した放射電極3と同様な構成を備えており、当該放射電極3の接地端S側の両側の側縁部には、それぞれ、第1実施形態例で述べたと同様の接地用延伸部4(4A,4B)の一端側が接続されている。
この第2実施形態例では、放射電極3,15は両方共に、基板2に形成されている無線通信用の高周波回路7に接続されている給電タイプであってもよいし、あるいは、放射電極3は高周波回路7に接続されている給電タイプと成し、放射電極15は、放射電極3と電磁結合し当該放射電極3と共にアンテナ動作を行って複共振状態を作り出す無給電タイプと成していてもよい。
このように、アンテナ構造1が複数の放射電極3,15を備えることによって、複数の互いに異なる周波数帯での無線通信が可能なアンテナ構造1を提供することが可能となる。また、放射電極3,15によって複共振状態を作り出す構成とする場合には、周波数帯域の広帯域化を図ることが容易にできる。さらに、例えば、放射電極3,15を電磁結合させて当該放射電極3,15が一連の放射電極として機能できるように構成することによって、例えば要求される周波数帯域が変更になった場合に、放射電極3はそのままで、放射電極15を設計変更するだけで、周波数帯域の変更に対応することが可能となる。
なお、図5の例では、第1実施形態例に示した構成を持つ放射電極3と、別の放射電極15とが間隔を介して並設されている例を示したが、例えば第1実施形態例に示した構成を持つ放射電極3(つまり、接地用延伸部4が連接されている放射電極3)が複数並設されている構成としてもよい。また、図6(a)に示されるように、放射電極3を複数に分割する構成(図6(a)の例では、2つの放射電極3a,3bに分割する構成)としてもよい。さらに、放射電極3とは別に設けられる放射電極15の構成は図5の図示の例に限定されるものではなく、例えば図6(b)に示されるような放射電極15を放射電極3に並設させて設けてもよい。その放射電極15は放射電極3を変形したものであり、放射電極3の片側のみに接地用延伸部4が設けられているものである。
また、放射電極3の少なくとも一部分に誘電体13を設けてもよいことは第1実施形態例で述べたが、この第2実施形態例に示した別の放射電極15にも部分的に又は全体に例えば基板2側に誘電体を設けてもよい。このように放射電極15に誘電体を設ける場合には、その誘電体による波長短縮効果によって放射電極15の小型化を図ることができる。また、放射電極15の変形を防止することができる。
以下に、第3実施形態例を説明する。この第3実施形態例は通信機に関するものである。この第3実施形態例の通信機には第1又は第2の実施形態例で示したアンテナ構造1が設けられている。つまり、通信機の回路基板がアンテナ構造1の基板2として機能し、この回路基板の片端側の端部側に放射電極3および接地用延伸部4が配置されている。アンテナ構造1が配置される筐体6の端部分には基板2よりも外側位置に間隔を介して対を成すねじ穴N1,N2が設けられていてもよいし、設けられていなくともよいが、ねじ穴N1,N2が設けられている場合には、第1や第2の各実施形態例で述べたように、アンテナ構造1の拡開部10よりも基端側の部位が、ねじ穴N1,N2間の内側領域内に配置されるようにアンテナ構造1が設計される。
第3実施形態例の通信機では、アンテナ構造1以外の構成は特に限定される物ではなく、様々な構成を採り得り、ここでは、その説明は省略する。
この第3実施形態例の通信機には、第1又は第2の実施形態例で示したアンテナ構造1が設けられているので、例えば、複数種の通信機に共通のアンテナ構造1を設けることが可能となることから、各種毎にアンテナ構造1を用意する場合に比べて、アンテナ構造1の共通化により通信機のコスト低減を図ることができる。
なお、この発明は第1〜第3の各実施形態例に限定されるものではなく、様々な実施の形態を採り得る。例えば、第1〜第3の各実施形態例に示した放射電極3に、例えば放射電極3の共振周波数を制御するためのスリットを設けてもよい。共振周波数制御用のスリットを設ける場合には、そのスリットの全体に渡って又は一部分に誘電体を設けてもよい。
また、第1〜第3の各実施形態例では、放射電極3の主面部3Aには、筐体6のテーパ形状に応じた傾斜部が設けられていたが、例えば、筐体6の形状によっては、図7の側面図に示されるように、主面部3Aの全てが基板面に沿う向きに配置されて立ち上がり部3Bに対して直交していてもよい。このように、放射電極3の形態は、第1〜第3の各実施形態例に示した放射電極3の形態に限定されるものではない。
さらに、第1〜第3の各実施形態例では、接地用延伸部4A,4Bの延伸先端部は、それぞれ、基板2のグランド部に接続されていたが、例えば、アンテナ構造1が例えば通信機の筐体6内に収容され、その筐体6自体が例えば金属により形成されてグランドと見なせる場合や、又は、例えば樹脂等から成る筐体6にグランドと見なせる導体部(グランド部)が設けられている場合には、接地用延伸部4A,4Bの延伸先端部は、基板2のグランド部に接続されるのに代えて、グランドと見なせる筐体6、又は、筐体6のグランド部に接続されている構成としてもよい。
第1実施形態例のアンテナ構造を説明するための図である。 第1実施形態例のアンテナ構造を構成する放射電極および接地用延伸部を作製するための導体板の一例を示すモデル図である。 第1実施形態例の構成から得られる効果の一つを説明するための図である。 さらに、第1実施形態例の構成から得られる別の効果の一つを説明するための図である。 第2実施形態例のアンテナ構造を説明するための図である。 その他の実施形態例を説明するためのモデル図である。 放射電極のその他の形態例を説明するためのモデル図である。 本発明に至る前段階の開発途中のアンテナ構造の一例を説明するための図である。 図7に示すアンテナ構造を構成する放射電極および接地用延伸部を作製するための導体板の一例を示すモデル図である。 特許文献1に記載されているアンテナ構造を説明するための図である。
符号の説明
1 アンテナ構造
2 基板
3,15 放射電極
4 接地用延伸部
6 筐体
10 拡開部
13 誘電体

Claims (10)

  1. グランド部が形成されている基板と、一端側を接地端側と成してアンテナ動作を行う導体板から成る放射電極と、この放射電極の両側に配置されて一端側が放射電極の接地端側に接続され当該接続部から基板面に沿う水平方向に延伸され当該延伸先端部が基板のグランド部に接続されている対を成す接地用延伸部とを備え、放射電極の接地端の反対端側の開放端部は基板面と間隔を介し基板面に沿うように配置され、前記対を成す両接地用延伸部には、前記放射電極の接地端側との接続部から放射電極に沿って延伸する途中位置で両接地用延伸部間の内側間隔を広げる拡開部が設けられて当該拡開部よりも延伸先端側の内側間隔が広げられ、かつ、前記拡開部よりも放射電極の接地端側との接続部側の両接地用延伸部間の外側間隔は、延伸先端側の内側間隔よりも狭くしてあることを特徴とするアンテナ構造。
  2. 放射電極と接地用延伸部は共通の導体板を折り曲げ加工して作製される構成と成し、放射電極とこれに連接している接地用延伸部の折り曲げ加工前の導体板の展開状態において、接地用延伸部の延伸先端の位置は、放射電極よりも先方に配置されていることを特徴とする請求項1記載のアンテナ構造。
  3. 放射電極および接地用延伸部は、グランドと見なせる筐体の内部、又は、グランド部が設けられている筐体の内部に収容配置される構成と成し、接地用延伸部の延伸先端部は、基板のグランド部に接続されるのに代えて、グランドと見なせる筐体、又は、筐体に設けられているグランド部に接続されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のアンテナ構造。
  4. 放射電極の少なくとも一部分には誘電体が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3記載のアンテナ構造。
  5. 複数の放射電極が互いに間隔を介して配置されており、それら複数の放射電極のうちの少なくとも1つは請求項1乃至請求項4の何れか1つに記載されている放射電極であることを特徴とするアンテナ構造。
  6. 複数の放射電極のうちの少なくとも1つは給電タイプの放射電極と成し、他の放射電極は無給電タイプの放射電極と成しており、無給電タイプの放射電極は、給電タイプの放射電極と電磁結合して当該給電タイプの放射電極と共にアンテナ動作を行って複共振状態を作り出す構成と成していることを特徴とする請求項5記載のアンテナ構造。
  7. 1以上の放射電極の少なくとも一部分には誘電体が設けられていることを特徴とする請求項5又は請求項6記載のアンテナ構造。
  8. 放射電極に設けられる誘電体は熱可塑性樹脂により構成されており、放射電極と誘電体はインサート成形技術により一体成形されていることを特徴とする請求項4又は請求項7記載のアンテナ構造。
  9. 請求項1乃至請求項8の何れか1つに記載のアンテナ構造が設けられていることを特徴とする通信機。
  10. アンテナ構造は通信機の筐体内に収容配置され、そのアンテナ構造の基板の片端側の端部と、筐体内壁面との間には間隙が形成されている構成と成し、その基板の片端側の端部よりも外側の位置となる筐体部分には、基板の幅方向に間隔を介して配置される対を成すねじ穴が設けられており、これらねじ穴の形成位置間の内側領域内に、放射電極に連接されている接地用延伸部の拡開部よりも基端側の部位が配置されて、放射電極および接地用延伸部の形成位置は、ねじ穴の形成位置と重なり合わないことを特徴とする請求項9記載の通信機。
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