JP3965961B2 - 記録媒体、記録方法、記録装置、再生方法及び再生装置 - Google Patents

記録媒体、記録方法、記録装置、再生方法及び再生装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は記録媒体、記録方法、記録装置、再生方法及び再生装置に係り、特に主情報を記録するためのランレングス制限がなされた変調信号のランレングス特性を利用して、コピープロテクトに必要な情報が記録された光ディスク等の記録媒体、記録媒体への記録方法、記録装置、記録媒体の記録情報の再生方法及び再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
コピープロテクト機能を持つ記録媒体にはDVD(Digital Versatile Disc)等が公知である。DVDによれば、媒体にBCA(Burst Cutting Area),NBCA(Narrow Burst Cutting Area)によるメディア固有のID情報やコンテンツの暗号化によって不正コピーの防止がなされている。一方、近年のディスクメディアに記録できる情報量はDVDをはるかにしのぎ、DVDの持つコピープロテクト機能だけでは十分な著作権保護が困難になってきている。
【0003】
コピープロテクト機能を強力にするために、例えば特開平7−235130号公報には、読み出しが不可能なエラー領域を予めディスクに構成することによって、コピープロテクト機能を持たせる記録媒体とその再生装置が開示されている。また、特開平11−306675号公報には、記録媒体上のピットの長さを基準の値から変化をさせることによって、通常のデータのピット列と区別されるピット列で電子透かしデータを記録し、単にディスクコピーしようとしたときには、再生時のPLLの作用により電子透かしデータがコピーできず、よって、電子透かしデータの有無により不正コピーがなされたディスクかどうかの判別を可能とした記録媒体及び再生装置の発明が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、特開平7−235130号公報記載の従来の記録媒体及び再生装置では、コピープロテクトのために再生が不能な領域を形成することになり、データ記録容量を増やそうという元々の要求と相反するものとなってしまう。また、特開平11−306675号公報記載の従来の記録媒体及び再生装置によれば、電子透かしとしての機能は持たせることができるものの、ピット形成時に起きた問題との切り離しが困難であり、検出に特殊な処理を必要とする等の問題がある。
【0005】
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、DVDに比較して非常に強力な著作権保護が可能なコピープロテクト機能をランレングス制限された変調で主情報を記録する際に補助情報をランレングス制限で多重をして記録する補助情報記録によってコンテンツデータとメディアの利用を個別に制限が可能な記録媒体、記録方法、記録装置、再生方法及び再生装置を提供することを目的とする。
【0006】
また、本発明の他の目的は、補助情報を記録することによる記録媒体の記録容量の低下を生じさせることなく、補助情報の検出を簡単な構成で実現することが可能な記録媒体、記録方法、記録装置、再生方法及び再生装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、第1の発明の記録媒体は、ユーザーにより改変できない読み出し専用の第1の領域と、書き込み専用又は書き換え可能な第2及び第3の領域とが設けられている記録媒体であって、第1の領域には、媒体毎に異なる固有のID情報が予め記録されており、第2の領域には、複数の第1の暗号化鍵情報が主情報としてランレングスRLL(d,k)制限を満足する所定の変調方式によって変調されると共に、第1の暗号化鍵情報を保護するための第1の暗号鍵及び所定の制御情報からなる補助情報がRLL(d、k)制限におけるk制限を切り替えて、変調されている複数の第1の暗号化鍵情報に重畳されて予め記録されており、第3の領域は、ユーザーによりコンテンツの記録再生可能な領域であり、初期化状態においては未記録状態であることを特徴とする。
【0008】
また、上記の目的を達成するため、第2の発明の記録媒体は、著作権者が配布をする複数の第2の暗号化鍵情報を、記録するコンテンツデータの利用権利を示す第1の復号鍵によって復号した第1のデータによりコンテンツデータの暗号化もしくは復号(第1の暗号化)をすると共に、第2の領域から再生した複数の第1の暗号化鍵情報を該第2の領域から再生した第1の暗号鍵で暗号化した情報を、記録再生装置にユニークな第2の復号鍵によって復号した第2のデータを第1の領域から再生したID情報で暗号化した第3のデータにより、暗号化コンテンツデータを更に暗号化もしくは復号(第2の暗号化)したコンテンツデータを主情報とし、第1の暗号鍵及び記録媒体のコピー制御情報とを補助情報として、主情報がランレングスRLL(d,k)制限を満足する所定の変調方式によって変調されると共に、補助情報がRLL(d,k)制限におけるk制限を切り替えて、変調されている主情報に重畳されてそれぞれ第3の領域に記録されていることを特徴とする。
【0009】
第1の発明のユーザーデータが未記録である記録媒体及び第2の発明のユーザーデータが記録されている記録媒体のいずれも、補助情報はRLL(d,k)制限におけるk制限を切り替えて、変調されている主情報に重畳されてそれぞれ記録されているため、主情報に影響を与えることなく補助情報の記録ができる。
【0010】
また、上記の目的を達成するため、本発明の記録方法は、著作権者が配布をする複数の第2の暗号化鍵情報を、記録するコンテンツデータの利用権利を示す第1の復号鍵によって復号した第1のデータによりコンテンツデータの暗号化もしくは復号(第1の暗号化)をする第1のステップと、記録媒体の第2の領域から再生した複数の第1の暗号化鍵情報を該第2の領域から再生した第1の暗号鍵で暗号化する第2のステップと、第2のステップにより暗号化された情報を、記録再生装置にユニークな第2の復号鍵によって復号して第2のデータを得る第3のステップと、第2のデータを記録媒体の第1の領域から再生したID情報で暗号化した第3のデータを得る第4のステップと、第3のデータにより、第1のステップで得られた暗号化コンテンツデータを更に暗号化もしくは復号(第2の暗号化)する第5のステップと、第5のステップで暗号化もしくは復号されたコンテンツデータを主情報とし、第1の暗号鍵及び記録媒体のコピー制御情報とを補助情報として、主情報がランレングスRLL(d,k)制限を満足する所定の変調方式によって変調されると共に、補助情報がRLL(d,k)制限におけるk制限を切り替えて、変調されている主情報に重畳された信号を生成して記録媒体の第3の領域に記録する第6のステップとを含むことを特徴とする。
【0011】
また、上記の目的を達成するため、本発明の記録装置は、記録媒体の第1の領域及び第2の領域の記録信号を再生して、複数の第1の暗号化鍵情報及び第1の暗号鍵及びID情報を再生する再生手段と、著作権者が配布をする複数の第2の暗号化鍵情報を、記録するコンテンツデータの利用権利を示す第1の復号鍵によって復号した第1のデータによりコンテンツデータの暗号化もしくは復号(第1の暗号化)をする第1の暗号化手段と、再生手段からの複数の第1の暗号化鍵情報を第1の暗号鍵で暗号化して得た情報を、記録再生装置にユニークな第2の復号鍵によって復号して第2のデータを得た後、その第2のデータを再生手段からのID情報で暗号化した第3のデータを得るデータ生成手段と、第3のデータにより、第1の暗号化手段で得られた暗号化コンテンツデータを更に暗号化もしくは復号(第2の暗号化)する第2の暗号化手段と、第2の暗号化手段で暗号化もしくは復号されたコンテンツデータを主情報とし、第1の暗号鍵及び記録媒体のコピー制御情報とを補助情報として、主情報がランレングスRLL(d,k)制限を満足する所定の変調方式によって変調されると共に、補助情報がRLL(d,k)制限におけるk制限を切り替えて、変調されている主情報に重畳された記録用信号を生成する記録用信号生成手段とを有し、記録用信号生成手段により生成された記録用信号を記録媒体の第3の領域に記録する構成としたものである。
【0012】
上記の本発明の記録方法及び装置では、第2の発明の記録媒体の第3の領域へのコンテンツデータの記録ができると共に、コンテンツ利用とメディア利用を分離し、それぞれ別々の暗号化を施すことができ、また、著作権者が配布をする複数の第2の暗号化鍵情報を用いてコンテンツデータを暗号化しているので、著作権者によるコンテンツ利用の可否を反映することができる。また、記録するコンテンツデータの利用権利を示す第1の復号鍵を用いているため、記録媒体の利用に関する制御を可能にできる。
【0013】
また、上記の目的を達成するため、本発明の記録装置は、再生手段から得られる複数の第1の暗号化鍵情報によって予め規定されている記録媒体のコピー制御情報と、記録をしようとするコンテンツデータのコピー制御情報とが予め定められた条件と一致をするかどうか判定し、一致の判定結果が得られた場合にのみ、第2の暗号化手段で暗号化コンテンツデータの更なる暗号化もしくは復号(第2の暗号化)をさせ、一致の判定結果が得られないときには第2の暗号化手段への暗号化コンテンツデータの伝送を阻止することにより記録を中止する出力制限手段を更に有することを特徴とする。この発明では、コンテンツ及びメディア(記録媒体)双方のコピー制御情報の比較により、不一致のときには記録を中止することができる。
【0014】
また、上記の目的を達成するため、本発明の再生方法は、記録媒体の第1の領域と第2の領域からそれぞれ記録鍵情報を再生する第1のステップと、記録媒体の第3の領域から暗号化されたコンテンツデータに、補助情報が重畳されたデータを再生して暗号化されたコンテンツデータと補助情報を分離する第2のステップと、第2のステップにより分離された補助情報中の第1の暗号鍵で第1のステップで第2の領域から再生された複数の第1の暗号化鍵情報で暗号化もしくは復号して得た第4のデータを、再生装置にユニークな第3の復号鍵によって復号して第5のデータを得る第3のステップと、第5のデータを第1のステップで第1の領域から再生されたID情報で暗号化もしくは復号して第6のデータを得る第4のステップと、第6のデータにより、第2のステップで得られた暗号化されたコンテンツデータを暗号化復号する第5のステップと、再生するコンテンツデータの利用権利を示す第4の復号鍵によって、第5のステップで得られたデータを復号することにより得られた第7のデータで第5のステップで得られた暗号化されたコンテンツデータを暗号化復号する第6のステップとを含むことを特徴とする。
【0015】
また、上記の目的を達成するため、本発明の再生装置は、記録媒体の第1の領域と第2の領域からそれぞれ記録鍵情報を再生する再生手段と、記録媒体の第3の領域から暗号化されたコンテンツデータに、補助情報が重畳されたデータを再生して暗号化されたコンテンツデータと補助情報を分離する再生・分離手段と、再生・分離手段により分離された補助情報中の第1の暗号鍵で、再生手段により第2の領域から再生された複数の第1の暗号化鍵情報で暗号化もしくは復号して得た第4のデータを、再生装置にユニークな第3の復号鍵によって復号して第5のデータを得、更にこの第5のデータを再生手段により第1の領域から再生されたID情報で暗号化もしくは復号して第6のデータを得るデータ生成手段と、第6のデータにより、再生・分離手段で得られた暗号化されたコンテンツデータを暗号化復号する第1の暗号復号化手段と、再生するコンテンツデータの利用権利を示す第4の復号鍵によって、第1の暗号復号化手段で得られたデータを復号することにより得られた第7のデータで第1の暗号復号化手段で得られた暗号化されたコンテンツデータを暗号化復号してコンテンツデータを得る第2の暗号復号化手段とを有する構成としたものである。
【0016】
本発明の再生方法及び再生装置では、補助情報がRLL(d,k)制限におけるk制限を切り替えて、変調されている主情報に重畳されてそれぞれ第3の領域に記録されている記録媒体から補助情報を再生できると共に、主情報として暗号化されて記録されているコンテンツデータも再生することができる。
【0017】
また、上記の目的を達成するため、本発明の再生装置は、第1の暗号復号化手段で得られたデータ中のコンテンツデータの第1のコピー制御情報と、第2の暗号復号化手段で得られたコンテンツデータに埋め込まれたコンテンツデータの第2のコピー制御情報とをそれぞれ検出する検出手段と、第1及び第2のコピー制御情報が予め定められた条件で一致するかどうか判定する判定手段と、判定手段により一致の判定結果が得られた場合にのみ、第2の暗号復号化手段からのコンテンツデータを出力し、一致の判定結果が得られないときには第2の暗号復号化手段からのコンテンツデータの出力を中止する出力制限手段を更に有することを特徴とする。この発明では、コンテンツデータに埋め込まれた第2のコピー制御情報と補助情報内の第1のコピー制御情報とを比較し、一致しない場合はコンテンツデータの出力を中止することができる。
【0018】
また、上記の目的を達成するため、本発明の記録装置は、第1の暗号化手段を、予め記録媒体もしくは装置に記録してある記録情報、又は利用者が所有している携帯可能な記憶媒体に記憶された利用者識別情報、又は配信された配信情報によって第1のデータを暗号化して得られた中間キーによりコンテンツデータの暗号化もしくは復号(第1の暗号化)をする構成とし、また、本発明の再生装置は、第2の暗号復号化手段を、予め記録媒体もしくは装置に記録してある記録情報、又は利用者が所有している携帯可能な記憶媒体に記憶された利用者識別情報、又は配信された配信情報によって第7のデータを暗号化して得られた中間キーにより第5のステップで得られた暗号化されたコンテンツデータを暗号化復号する構成としたことを特徴とする。
【0019】
本発明では、機器もしくは利用者毎にユニークな中間キーを得て暗号化しているため、コンテンツの利用を機器もしくは利用者に属するようにすることができ、また、媒体毎にユニークな中間キーを得て暗号化しているため、媒体上のデータの不正な利用や不正の媒体の複製を防止するなどのコンテンツの利用を媒体に属するようにすることができる。
【0020】
また、上記の目的を達成するため、本発明の再生装置は、再生手段、再生・分離手段、データ生成手段及び第1の暗号復号化手段はメディア・デスクランブル部分を構成し、第2の暗号復号化手段、検出手段、判定手段及び出力制限手段はコンテンツ・デスクランブル部分を構成し、メディア・デスクランブル部分とコンテンツ・デスクランブル部分との間に、転送相手の認証とバスの暗号化を行う装置内の相互認証及びバス暗号化部を設けたことを特徴とする。この発明では、メディア・デスクランブル部分とコンテンツ・デスクランブル部分の間を認証とバス暗号化で保護することができる。この構成は、記録装置でも同様にでき、コンテンツスクランブル部分とメディアスクランブル部分の間を認証とバス暗号化で保護することができる。
【0021】
また、本発明は、コピー制御情報で処理した結果を鍵として、非暗号化データを暗号化することでコピー制御情報の改変を防止することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面と共に説明する。図1は本発明になる記録媒体の一実施の形態の構成図を示す。同図において、記録媒体の一例である光ディスク1は、最内周側から最外周側に向かって、ディスク1枚毎に異なるID情報を書き込むID情報領域2、コントロールデータ等の制御情報を記録するリードイン領域3、ユーザーデータを記録するユーザーデータ領域4及び最外周部分のリードアウト領域5の順に構成されている。
【0023】
ID情報領域2は、光ディスク1の1枚毎に異なるID情報(ユニークメディアID)がブランクメディアの出荷時に、例えばレーザーによる反射膜の破壊など不可逆な記録方式で書き込まれた、ユーザーにより改変できない読み出し専用領域である。後述する制御情報が光ディスク1の製造単位で共通であるのに対して、ID情報領域2に記録されるID情報は、光ディスク1の1枚毎に異なるディスク固有の(ユニークな)ID情報である。
【0024】
リードイン領域3は、ユーザーデータとは別の様々な制御情報が記録される領域である。このリードイン領域3に記録される制御情報には、データの書き込みに伴い書き換えが必要な制御情報、例えば記録最終セクタの位置・書き込みセッションの情報および記録されるコンテンツの情報などのデータと、媒体に予め記録しておくディスク種類や規格のバージョン・製造情報およびコンテンツに関する情報および媒体への記録条件やコピープロテクションのデータなど書き換える必要の無い読み出し専用データとがある。
【0025】
ユーザーデータ領域4は、ユーザーに開放された記録領域で、ファイルを管理するためのデータ(ファイルシステム)を含む様々なユーザーデータそのものを記録装置で書き込む領域である。従って、光ディスク1がブランクメディアとして出荷される際には、このユーザーデータ領域4はすべて未記録状態であり、ユーザー所有の記録装置によりコンテンツのデータがユーザーデータとして順次内周から外周の順で記録される。また、ユーザーデータ領域4にすでに記録が行われていれば、記録装置により必要に応じて記録部分に上書き記録される。
【0026】
リードアウト領域5は、ユーザーデータ領域4の外周部分からディスク外周までを占める領域で、リードアウト用の所定のデータパターンが記録される。なお、リードイン領域3とユーザーデータ領域4は以下の説明では書き換え可能な領域として説明するが、書き込み専用であってもよい。
【0027】
上記のリードイン領域3、ユーザーデータ領域4及びリードアウト領域5からなる三領域のデータは、記録装置で記録データにエラー保護(ECC)を付加した後、変調信号のランレングス特性を基にした所定の変調方式で変調されて光ディスク1に記録される。また、これらの領域3〜5には、ユーザーデータが未記録のディスクには正しい位置に記録ができるよう、記録時に利用されるアドレス情報がプリピット情報又は記録溝のウォブリングなど読み出し専用の記録方式で媒体を製造する際に、予め金型であるスタンパーにより成型され複製されている。
【0028】
また、上記のリードイン領域3には上記の制御情報以外にコピープロテクションに係るデータとして、メディアキー及びデバイス毎に異なる復号に必要な複数の鍵情報から暗号化により生成された複数の暗号化キーからなる鍵データ(MKBメディア)が記録される。しかし、従来のように単に暗号化鍵データを記録するだけでは暗号方式が破られたり、媒体が書き換え可能であるので鍵データそのものが改変されたり、本来のものとは異なる偽のデータに置き換えられたりするなどの不正利用の試みに対しては、殆ど無防備に暗号化鍵データを記録している現状の方式ではセキュリティ上脆弱である。
【0029】
そこで、本実施の形態ではデータの記録に伴い重畳記録される補助情報(Extra Information)を鍵として秘匿する必要のあるデータを暗号化し記録することで、鍵データそのものの改変、偽のデータへの置き換えにより秘匿性を高め、前記課題を解決する点に特徴がある。
【0030】
また、本実施の形態は、補助情報の主情報への重畳記録にはRLL(Run Length Limited)制限のk制限を利用した点に特徴がある。ここで、符号語中の論理値「1」と「1」との間の論理値「0」の数が最小でd個であり、符号語中の論理値「0」と「0」との間の論理値「1」の数が最大でk個であるとき、ランレングス制限規則RLL(d,k)と記すが、上記のRLL制限のk制限とは、上記の符号語中の論理値「0」と「0」との間の論理値「1」の最大数の制限をいう。
【0031】
次に、本発明の実施に好適なRLL制限のk制限を利用した補助情報の記録方法について説明する。
【0032】
図2は本発明になる記録装置の要部の補助情報重畳回路の一実施の形態のブロック図を示す。同図において、ディジタル情報信号である主情報は補助情報重畳回路10内のフォーマット部11に入力され、ここで誤り訂正符号等の付加がなされた後、記録媒体18の記録フォーマットに合わせた信号フォーマットに変換され、ソースコードとして8−15変調部12に入力される。8−15変調部12は後述するように、入力されるソースコード(入力データ語)を符号化するために、複数の符号化テーブル13を有し、ソースコード(入力データ語)の8ビット毎に複数の符号化テーブル13に対応させて、この8ビットのソースコード(入力データ語)を15ビットの符号ビットに変換をすると共に同期信号を付加して順次出力する。
【0033】
また、この8−15変調部12には、補助情報(Extra Information)が最大ラン設定信号として入力され、出力される符号語のRLL制限のk制限を行う。この補助情報(Extra Information)については、後に詳述する。8−15変調部12から出力された信号(符号語)は、NRZI変換回路14に入力され、ここでNRZI変換された後、記録信号として記録駆動回路15により光ディスク等の記録媒体18に記録される。
【0034】
図3は図2中の8−15変調部12の一例のブロック図を示す。図3に示すように8−15変調部12は、符号語選択肢有無検出回路121と、複数の符号化テーブル13を備えたアドレス演算部/同期語生成部122と、第1及び第2のパスメモリ123及び125と、第1及び第2のDSV演算メモリ124及び126と、DSV比較部127と、メモリ制御/符号出力部128とから構成されている。
【0035】
ここで、図3の動作の説明に先立ち、アドレス演算部/同期語生成部122がアドレス演算して符号語を出力するために参照する複数の符号化テーブル13について、まず説明する。符号化テーブル13は、図4乃至図8に示す、要素0〜要素5の6つの符号化テーブルで構成されており、入力語に対応して符号語(すなわち、変換後の出力符号語)と、この符号語に直接結合しても所定のランレングス制限規則(例えば、最大ランレングス11T)を満たすような次の符号語を得るために次の入力語を変調するのに使用する符号化テーブルを示す状態情報S+1とを格納している。
【0036】
また、6つの符号化テーブルのうちの特定の符号化テーブル要素と他の特定の符号化テーブル要素は、所定の入力データ語に対しては、その所定の入力データ語に対応して格納されているそれぞれの符号語をNRZI変換した信号が逆極性となるように、すなわち、それぞれの符号語中の「1」の数がDSV制御可能となるように、一方が偶数個あるときは他方は奇数個となるように偶奇性を有して符号語が割り当てられている。
【0037】
図4〜図8では、8ビットの入力語を15ビットの符号語に変換するための状態”S=0”〜”S=5”の6つの符号化テーブルの例を示す。図4〜図8の各符号化テーブル要素において、入力語は10進数で示され、変換後の出力符号語は10進数と2進数(15ビット)で示され、また、各出力符号語の右端の数字は、符号語の間を直接結合しても、所定のランレングス制限規則を満たすような次の符号語を得るために次の入力データ語を変調するのに使用する符号化テーブル要素を示す状態情報S+1を示す。
【0038】
例えば、図4に示す状態”S=0”の符号化テーブル要素を参照すると、入力語「0」では状態情報S+1は”4”であり、入力語「1」では状態情報S+1が”5”であり、入力語が「2」では状態情報S+1が”0”であることが分かる。従って、状態”S=0”の符号化テーブルを使用して入力語「0」の変調(符号化)を行ったときには、次の入力語に対しては状態”S=4”の符号化テーブルを用いて変調を行うことになる。
【0039】
また、状態”S=0”と状態”S=3”の各テーブルに着目すると、入力語「0」〜「38」に対応する出力符号語をNRZI変換した信号は、極性が逆(符号語に含まれる「1」の数の偶奇性が異なる)となるように配置されている。これにより、次の符号語をNRZI変換するときの初期値を異なるように設定できる。また、逆極性にすると、DSVの場合、増える方向と減る方向とにすることができる。
【0040】
符号化規則については、各符号化テーブル共に、次に遷移する状態情報S+1として状態”S=0”が選択される場合は、前の出力符号語LSB側のゼロラン長が「0」となるように(すなわち、出力符号語が「1」で終るように)なっている。また、状態”S=3”の符号化テーブルにおいては、入力語「0」〜「38」に対応する各出力符号語は、MSB側のゼロラン長が「2」となるように配置されている。従って、状態”S=3”の符号化テーブルの入力語「0」〜「38」に対応する各出力符号語を、それぞれ状態”S=0”の符号化テーブルにおける入力語「0」〜「38」に対応する各出力符号語と交換しても、NRZI変換後のランレングスが3T〜11Tに限定されるランレングス制限規則を維持できる。状態”S=2”と状態”S=4”の各符号化テーブルの入力語「0」〜「11」及び「26」〜「47」についても同様に、交換を行ってもランレングス制限規則が維持できるように配置されている。
【0041】
次に、図3の8−15変調部12の動作について説明する。まず、アドレス演算部/同期語生成部122内の同期語生成部で生成、付加される同期信号に対して初期テーブル(符号化テーブル要素の選択肢の初期値)を選択しておく。次に、8ビットの入力データ語SCtが入力されると、符号語選択肢有無検出回路121は今回の入力データ語SCtと、アドレス演算部/同期語生成部122から供給される先行出力符号語(ここでは選択された初期値)によって決定された状態情報とに基づいて、今回の入力データ語SCtに対応する出力符号語が一意に決まるか、または選択肢があるかを検出し、検出結果をアドレス演算部/同期語生成部122とDSV値比較部127に出力する。
【0042】
ここで、図4〜図8に示した符号化テーブル13の状態”S=0”と状態”S=3”の各テーブルに着目すると、前述したように、状態”S=3”のテーブルの出力符号語のうち、入力データ語(入力語)「0」〜「38」に対応する出力符号語は、状態”S=0”のテーブルの出力符号語と交換しても符号化規則を維持することができ、また復号可能である。また、状態”S=2”と状態”S=4”の各テーブルに着目すると、状態”S=4”のテーブルの出力符号語のうち、入力語「0」〜「11」及び「26」〜「47」に対応する出力符号語は、状態”S=2”のテーブルの出力符号語と交換しても符号化規則を維持することができ、また復号可能である。
【0043】
更に、図4〜図8に示した符号化テーブルでは、状態”S=0”と状態”S=2”のテーブルの出力符号語は、それぞれ状態”S=3”と状態”S=4”のテーブルの入力語に対応する出力符号語においてはNRZI変換後の極性が逆になるように構成されているため、状態”S=0”のテーブルの入力語「0」〜「38」と、状態”S=2”のテーブルの入力語「0」〜「11」及び「26」〜「47」が発生した場合には、複数の出力符号語をとり得ることになり、パス「1」とパス「2」としてDSV(Digital Sum Value)の値を利用して最適な出力符号語を選択することにより、DSV制御を行うことができる。
【0044】
そこで、符号語選択肢有無検出回路121は、アドレス演算部/同期語生成部122から供給される状態情報が状態”S=0”であって、入力データ語SCtが「0」〜「38」の場合は、「選択肢有り」の検出結果を出力する。このとき、アドレス演算部/同期語生成部122は、符号化テーブル13中の状態”S=0”のテーブルの入力データ語SCtに対応する出力符号語OC1tを読み出すと共に、状態”S=3”のテーブルの入力データ語SCtに対応する出力符号語OC2tを読み出す。
【0045】
また、符号語選択肢有無検出回路121は、アドレス演算部/同期語生成部122から供給される状態情報S+1が状態”S=2”であって、入力データ語SCtが「0」〜「11」又は「26」〜「47」の場合も、「選択肢有り」の検出結果を出力する。このとき、アドレス演算部/同期語生成部122は、符号化テーブル23中の状態”S=2”のテーブルの入力データ語SCtに対応する出力符号語OC1tを読み出すと共に、状態”S=4”のテーブルの入力データ語SCtに対応する出力符号語OC2tを読み出す。
【0046】
更に、符号語選択肢有無検出回路121は、アドレス演算部/同期語生成部122から供給される状態情報S+1が状態”S=3”であって、前の出力符号語のLSB側のゼロラン長が2〜6であり、次の出力符号語が状態”S=0”の符号化テーブルにおける出力符号語と入れ替えても符号化規則を崩さない範囲にあるときにも、すなわち、最大ラン長が11T(k=10)を超えることなく符号化が可能なときにも、「選択肢有り」の検出結果を出力する。このとき、アドレス演算部/同期語生成部122は、符号化テーブル13中の状態”S=3”のテーブルの入力データ語SCtに対応する出力符号語OC1tを読み出すと共に、状態”S=0”のテーブルの入力データ語SCtに対応する出力符号語OC2tを読み出す。
【0047】
このように、符号語選択肢有無検出回路121の検出結果が「選択肢有り」の場合には、アドレス演算部/同期語生成部122により算出されるアドレスは2つとなるので、この場合には、符号化テーブル13は時分割処理などにより2種類の符号語を出力する。そして、符号化テーブル13から出力される2種類の符号語は、一方がパス「1」の出力符号語OC1tとして第1のパスメモリ123に入力され、他方がパス「2」の出力符号語OC2tとして第2のパスメモリ125に入力される。
【0048】
符号語選択肢有無検出回路121は、上記以外の条件では「選択肢無し」(一意に決まる)の検出結果をアドレス演算部/同期語生成部122に供給する。アドレス演算部/同期語生成部122は、符号語選択肢有無検出回路121からの検出結果に基づいて、符号化テーブル13のアドレスを算出する。
【0049】
すなわち、符号語選択肢有無検出回路121の検出結果が「選択肢なし(一意に決まる)」の場合には、アドレス演算部/同期語生成部122により算出されるアドレスは1つであるので、このアドレスに対応する出力符号語が符号化テーブルアドレスから読み出されて、パスメモリ123及び125に同じ出力符号語が入力される。
【0050】
ここで、パスメモリ123には、過去にパスメモリより出力符号語を出力した時点以降にパスメモリ123に入力された符号語列(OC1t−1、OC1t−2、・・・、OC1Tdsvc)と直前に入力されたパス「1」の出力符号語OC1tが蓄積されており、パスメモリ125には、過去にパスメモリより出力符号語を出力した時点以降にパスメモリ125に入力された符号語列(OC2t−1、OC2t−2、・・・、OC2Tdsvc)と直前に入力されたパス「2」の出力符号語OC2tが蓄積されている。
【0051】
また、第1のDSV演算メモリ124には、過去に選択されたすべての出力符号語と直前に入力されたパス「1」の出力符号語から得られるDSV値(DSV1t−1)が記憶されており、第2のDSV演算メモリ126には、過去に選択されたすべての出力符号語と直前に入力されたパス「2」の出力符号語から得られるDSV値(DSV2t−1)が記憶されている。
【0052】
一方、DSV値比較部127は、例えば、DSV演算メモリ124からの今までのDSVの総和の絶対値|DSV1t−1|と、DSV演算メモリ126からの今までのDSVの総和の絶対値|DSV2t−1|と大小比較しており、その比較結果をメモリ制御/符号出力部128へ出力する。
【0053】
メモリ制御/符号出力部128は、DSV値比較部127から入力される比較結果が、|DSV1t−1|<|DSV2t−1|であるときには、パスメモリ123に記憶されている過去の出力符号語列(OC1Tdsvc、・・・、OC1t−2、OC1t−1)を選択された出力符号語として出力すると共に、パスメモリ125にも出力して書き換え、DSV演算メモリ126の記憶内容をDSVの絶対値が小さい方のDSV演算メモリ124に記憶されているDSV1t−1に書き換える。
【0054】
これに対し、メモリ制御/符号出力部128は、DSV値比較部127から入力される比較結果が|DSV1t−1|≧|DSV2t−1|であるときには、パスメモリ125に記憶されている過去の出力符号語列(OC2Tdsvc、・・・、OC2t−2、OC2t−1)を選択された出力符号語として出力すると共に、パスメモリ123にも出力して書き換え、DSV演算メモリ124の記憶内容をDSVの絶対値が小さい方のDSV演算メモリ126に記憶されているDSV2t−1に書き換える。
【0055】
その後、パス「1」の出力符号語OC1tをパスメモリ123に記憶すると共に、出力符号語OC1tを含めたDSVをDSV演算メモリ124で演算して記憶する。また、パス「2」の出力符号語OC2tをパスメモリ125に記憶すると共に、出力符号語OC2tを含めたDSVをDSV演算メモリ126で演算して記憶する。なお、符号語選択肢有無検出回路121の検出結果が「選択肢無し」の場合には、パス「1」およびパス「2」の出力符号語は同じとなる。
【0056】
以上の動作を入力データ語が無くなるまで繰り返し、最後にパスメモリ123又はパスメモリ125に蓄積されているすべての出力符号語をメモリ制御/符号出力部128を介して出力することにより、NRZI変換後に所定のランレングス制限規則(ここでは、最小ラン長3T、最大ラン長11TのRLL(2,10))を満足するDSV制御された出力符号語を出力することができる。勿論、バッファにより出力符号語の出力制御をする事も可能である。
【0057】
さて、以上の図4〜図8に示した6つの符号語化テーブルによって3Tから11Tにラン長が制限され、DC成分が抑圧可能な符号語系列を生成可能なことを示した。次に、図2または図3に示した最大ラン設定信号として入力される補助情報による補助情報重畳回路10内の8−15変調部12の制御に関して図9及び図10のフローチャートを併せ参照して説明する。
【0058】
まず、図3中のパスメモリ123及び125、DSV演算メモリ124及び126、符号化テーブル状態等の初期設定を行い(図9のステップS1)、次に符号化テーブル状態をもとに同期語を読み込み、パスメモリ123及び125、DSV演算メモリ124及び126の更新を行う(図9のステップS2)。次に1入力データ語を読み込み(図9のステップS3)、条件1の入力データ語かどうかを判断する(図9のステップS4)。
【0059】
条件1の入力データ語である場合(ステップS4でYの場合)は、図10のステップS8へ移り、条件1の入力データ語でない場合(ステップS4でNの場合)は、図9のステップS5へ移る。条件1は((状態=0)&&(入力データ語<39))である。
【0060】
ステップS5で条件2の入力データ語かどうかを判断し、条件2の入力データ語である場合(ステップS5でYの場合)は、図10のステップS8へ移り、条件2の入力データ語でない場合(ステップS5でNの場合)は、図9のステップS6へ移る。条件2は((状態=2)&&((入力データ語<12)||((入力データ語>25)&&(入力データ語<48))))である。
【0061】
ステップS6で条件3の入力データ語かどうかを判断し、条件3の入力データ語である場合(ステップS6でYの場合)は、図10のステップS8へ移り、条件3の入力データ語でない場合(ステップS6でNの場合)は、図9のステップS7へ移る。
【0062】
条件3は先行ゼロラン長0、1をそれぞれ、Oct1の下位のゼロラン長、Oct2の下位のゼロラン長として、最大ラン設定信号=0の場合は、(先行ゼロラン長0,1>2)&&(状態=3)&&(入力データ語<155))&& k=10(すなわち、最大ラン長11T)を維持していることであり、最大ラン設定信号=1の場合は、(先行ゼロラン長0,1>2)&&(状態=3)&&(入力データ語<155))&& 最大ランが12T(k=11)ことである。
【0063】
また、最大ラン設定信号=2の場合は、(先行ゼロラン長0,1>2)&&(状態=3)&&(入力データ語<155))&& 最大ランが13T(k=12)であるが、12Tを含まないことであり、最大ラン設定信号=3の場合は、(先行ゼロラン長0,1>2)&&(状態=3)&&(入力データ語<155))&& 最大ランが13Tであることである。
【0064】
また、条件3は上記の場合の他、先行ゼロラン長0、1をそれぞれ、Oct1の下位のゼロラン長、Oct2の下位のゼロラン長として、最大ラン設定信号=0の場合は、(9>先行ゼロラン長0,1>6)&&(状態=5)&&(入力80<データ語<255))&& k=10を維持していることであり、最大ラン設定信号=1の場合は、9>先行ゼロラン長0,1>6)&&(状態=5)&&(入力80<データ語<255))&& 最大ランが12Tのことである。
【0065】
また、最大ラン設定信号=2の場合は、9>先行ゼロラン長0,1>6)&&(状態=5)&&(入力80<データ語<255))&& 最大ランが13Tであるが、12Tを含まないことであり、最大ラン設定信号=3の場合は、9>先行ゼロラン長0,1>6)&&(状態=5)&&(入力80<データ語<255))&& 最大ランが13Tであることである。
【0066】
図9に示した条件3ではk=10すなわち最大ラン長が11Tとなるとき、DSVの小さくなる符号化テーブルを選択する処理を行っている。これは最大ラン設定信号が、例えば、0の時に有効な処理である。最大ラン設定信号が、例えば、1の時には条件3を満たす場合は同じ処理を行い、状態0の符号語を選んだ場合、k=11すなわち最大ラン長が12Tとなるときには無条件に状態0を次にとる状態に設定をする。
【0067】
これによって、最大ラン設定信号が0の時はk=10を満足するRLL(2,10)制限を満たす変調方式によって変調がなされ、最大ラン設定信号が1の時はk=11を満足するRLL(2,11)制限を満たす変調方式によって変調がなされるよう変調方式の切り替えを行う事が可能である。同様に、最大ラン設定信号が2の時はk=12であるが、12T信号は含まない。最大ラン設定信号が3のときはk=12を満足するRLL(2,12)制限を満たす変調方式によって変調がなされるよう変調方式の切り替えを行うよう最大ラン設定信号によって最大ラン長を制御する。
【0068】
すなわち、最大ラン設定信号を0〜3のいずれかを示す補助情報に従って選択することによって、変調方式の異なるエリアを生成することが可能であり、主情報に変調方式の切り替えによる補助情報を重畳することが可能である。
【0069】
次に、上記のステップS6で条件3の入力データ語ではないと判定されたときには、例外条件かどうかを判断し、例外条件である場合は例外処理を実行し図10のステップS9へ移り、例外条件でない場合は、そのまま図10のステップS9へ移る(図9のステップS7)。
【0070】
上記の例外処理は、(1)((先行ゼロラン長>6)&&(状態=3)&&(入力データ語=255))の例外条件を満足するときは状態=2とする処理であり、または(2)((先行ゼロラン長=7or8)&&(状態=4)&&(入力データ語=255))の例外条件を満足する場合は状態=1とする処理である。
【0071】
図9のステップS4、S5及びS6の判定により、上記の条件1〜3のうちのどれか一つの条件を満足する入力データ語のときには、図10のステップS8に進み、前述したように、図3のメモリ制御/符号出力部128が、DSV値比較部127から入力される比較結果が、パスメモリ123及び125のうち、DSVの小さな方のパスメモリに記憶されている過去の出力符号語列を選択された出力符号語として出力すると共に、DSVの大きな方のパスメモリにも出力してDSVの小さい方のパスメモリの内容に揃えると共に、DSV演算メモリ124及び126のうち記憶内容をDSVの絶対値が小さい方のDSV演算メモリに揃える。
【0072】
また、図9のステップS7の処理を経由した場合は、図10のステップS9により、入力データ語により状地帯を設定する。そして、ステップS8又はS9の処理が終わると、状態1を基にOC1tをパスメモリ123(候補0)に入力し、状態2を基にOC2tをパスメモリ125(候補1)に入力し、DSV0,1を更新する(図10のステップS10)。続いて、次に来る入力データ語が同期語かどうかを判別し(図10のステップS11)、同期語である場合はパスメモリ123及び125のうち、DSVの小さな方のパスメモリを選択し、この選択結果を基にして既に入力されているパスメモリのデータをDSVの小さい方のデータに揃えて保持し直す(図10のステップS12)。つまり、DSV0,1をDSVの小さい方に揃える。そして、図9のステップS2に戻る。
【0073】
他方、ステップS11で次に来る入力データ語が同期語でない場合は、次に来る入力データ語がない、入力データ語が終了したかどうかを判別し(図10のステップS13)、終了した場合は処理を終了し、入力データ語が終了していない場合は図9のステップS3に戻る。
【0074】
なお、これまでの例ではDSV制御にはDSV絶対値を基にしてDSV絶対値が小の系列を選択するような実施の形態を説明したが、DSV制御のための信号はDSV絶対値に限定するものではなく、DSVを小さくする情報であれば実施が可能である。
【0075】
次に、本発明になる再生装置の要部の実施の形態について説明をする。図11は本発明になる再生装置の要部を構成する補助情報再生・分離回路の一実施の形態のブロック図を示す。図11において、図示せぬ記録媒体等から再生された再生信号は図示せぬ再生信号処理手段によって2値化されて復調装置である補助情報再生・分離回路の入力符号語ビット列としてNRZI復調回路21に入力されてNRZI復調される。
【0076】
NRZI復調回路21からシリアルに取り出された入力符号語ビット列は3分岐され、シリアル/パラレル変換器22にシリアルに入力され、他方が同期検出回路23にシリアルに入力され、更に補助情報復号器24にもシリアルに入力される。補助情報復号器24の動作については後述する。
【0077】
同期検出回路23は、入力された符号語ビット列に挿入されている、固定パターンの同期語を検出し、符号語列間隔のワードクロックを生成し、シリアル/パラレル変換器22に入力し、ワードクロックをタイミング信号としてシリアル/パラレル変換器22からパラレル信号に変換された符号語列を出力させる。このパラレル出力符号語列を入力符号Ckと記す。この入力符号Ckは2分岐され、一方はワードレジスタ25に入力されて1符号語長の遅延がなされ、他方は状態演算器26に入力される。
【0078】
ワードレジスタ25の出力符号Ck−1は符号語ケース検出回路27に入力される一方、符号語ケース検出回路27から出力されるケースと、Ckが入力される状態演算器26から出力される状態情報Skと共にアドレス演算を行うアドレス生成回路28に入力され、ここで復号テーブル29のアドレスを生成させる。復号テーブル29は、アドレス生成回路28により生成されたアドレスに基づいて、出力データ語を出力する。
【0079】
次に、更に詳しく図11の補助情報再生・分離回路について説明を加える。図4〜図8に示した符号化テーブルによって前述した如く符号化がなされた符号語列Ck−1,Ck,Ck+1,・・・・は、LSB側のゼロラン長によってグループ分け(以下ケースと呼ぶ)ができ、ケースによって次に取り得る状態が表1に示すように決まっている。
【0080】
【表1】
Figure 0003965961
すなわち、Ck−1のケースを検出し、Ckの符号化がなされた状態が分かれば、出力データは一意に決まる。
【0081】
例えば、図11の補助情報再生・分離回路に下記の符号語列Ck−1〜Ck+2が入力されたものとする。
Ck−1: 000000000100000
Ck : 010010001000100
Ck+1: 100001000001001
Ck+2: 000010000000001
【0082】
このとき、Ckは先行ゼロラン長、すなわちCk−1の下位のゼロラン長が「5」であるので、表1からケース2であることが分かる。従って、表1からCkは状態Sが”1”,”3”,”4”,”5”のうち何れかで符号化されていることが分かる。また、Ckを10進数で表記すると”9284”であり、例えば式1の状態検出の演算式からSk=4、すなわち状態4で符号化がなされていることが分かる。また、Ck−1は10進数で表記すると”32”であり、図4の符号化テーブルから入力語が”32”で、次の状態S+1が”4”に遷移している入力語は「0」であるので「0」と復号される。
【0083】
次に、Ckもケースは2であり、次の符号語Ck+1が10進数で”16905”であり,式1の状態検出の演算式からSk=5、すなわち状態5で符号化がなされていることが分かる。また、Ckは10進数で表記すると”9284”であり、図4の符号化テーブルから入力語が”9284”で、次の状態S+1が”5”に遷移している入力語は「1」であるので「1」と復号される。同様に、Ck+1は「2」と復号される。式1がCkの符号化された状態を検出するためのC言語で記述した演算式の一例である。
【0084】
Figure 0003965961
Figure 0003965961
以上のように、本発明による補助情報記録は主情報に影響なく補助情報ビットを付加する事が可能であり、主情報の復号も補助情報に影響されることなく可能である。
【0085】
以上述べた補助情報は、例えば、記録領域に記録されるデータ単位であるセクタ毎に切り替え補助情報を多重する事が考えられる。例えば、図12に示すように記録セクタとして、セクタ0、セクタ1、セクタ2、セクタ3、セクタ4があった場合、補助情報ビットとして、それぞれに「01」、「00」、「10」、「11」、「01」と割り付けるとすると、最大ラン設定は「1」、「0」、「2」、「3」、「1」となり、k制限はそれぞれ前記条件3で説明したように「k=11」、「k=10」、「k=12で12Tは含まない」、「k=12」となる。
【0086】
図13は図11中の補助情報復号器24の一例の構成図を示す。図11中のNRZI復調回路21から出力されたビット列は、図13の補助情報復号器24内のレジスタ241に入力される。レジスタ241は、図12に示したk制限よりも長いビット同期クロックで入力ビット列をシフトしてパターン比較器242に供給する。パターン比較器242は、入力ビット列のkが”11”か”12”かを結果出力243へ出力する。結果出力243はkが”11”のパターン、kが”12”のパターンが出現したとき、カウンタ244に出力を送る。
【0087】
これにより、カウンタ244はkが”11”のパターン又はkが”12”のパターンの出現回数をカウントし、そのカウント結果を比較器246に供給して、予め定めた基準値245と比較させる。k=10に制限されている符号語が出現する場合、すなわち、k=11、k=12の符号語が出現しない場合には、比較器246は「00」を出力する。k=11であれば比較器246は「01」を出力する。k=12でk=11が現われない場合は、比較器246は「10」を出力する。また、k=12であれば、比較器246は「11」を出力する。
【0088】
なお、基準値245はパターン比較器242での誤検出を防ぐために予め適当値に設定しておく。また、カウンタ244のカウント値は、例えば図11の同期検出回路23で、1セクタに一回の特定の同期語パターンを検出することによって検出されたセクタ情報によってリセットされる。
【0089】
以上のようにして秘匿性の高いRLL制限のk制限を利用した補助情報の記録と再生について説明したが、次に、この補助情報を用いた本発明による記録媒体、いわゆるブランクメディアを製造する際の媒体プリフォーマッタについて説明する。
【0090】
媒体は従来の書き換え可能な記録型媒体の製造と同様の工程で製造される。当初記録時に利用されるアドレス情報が媒体を成型する際あらかじめ金型であるスタンパーにより複製されており、その後記録膜、反射膜、保護膜などを付ける工程を経て、フォーマッタで処理可能な媒体となる。この状態では全面にわたって一切のデータは記録されておらず、全面未記録状態である。
【0091】
図14は媒体フォーマッタの一実施の形態の構成図を示す。同図に示す媒体フォーマッタは、記録媒体の一例のブランクディスク30のリードイン領域32に様々な制御情報に加えコピープロテクションに係るデータが重畳記録される補助情報(Extra Information)を鍵として秘匿する必要のあるデータを暗号化して記録し、また、記録媒体1枚毎に割り当てられた、異なるID情報を不可逆な記録方式でID情報領域32に書き込み、ユーザーデータ領域33には何も記録しないブランクディスク(ブランクメディア)30を作成して出荷する。
【0092】
この媒体フォーマッタの構成及び動作について更に説明するに、最初にメディアを利用するためのキーであるメディアキー35を、デバイスキーブロック36からの、デバイス(記録機あるいは再生機)ごとに異なる暗号復号に必要な複数の鍵情報(デバイスキー)により暗号化器37で暗号化した媒体の鍵データ(MKBメディア)が生成される。ここで、デバイスキーブロック36は、複数の記録用デバイスキーがマトリクス状に配置された集合で、1つのメディアキー35を各々のデバイスキーで暗号化器37で別々に暗号化する。従って、暗号化器37からはデバイスキーブロック36を構成する複数のデバイスキーと同数の暗号化データ(媒体の鍵データ)が取り出されてデータ処理部38に入力される。
【0093】
データ処理部38は、入力された複数の暗号化データを順番に並べた集合(MKBメディア)を生成すると共に、これら複数の暗号化データのうち、必要に応じて記録/再生制限情報39に従って、その一部の暗号化データをダミーデータに置き換える機能を有している。これにより、ダミーデータが記録された記録媒体に対して記録又は再生を行うデバイス側で有するデバイスキーで暗号を解いても、得られるデータは元のメディアキーとは異なるデータとなるので、結局そのデバイスでは上記のダミーデータの記録媒体は利用できなくなり、特定の機器でのこの媒体の利用に制限を加える事が可能となる。
【0094】
また、データ処理部38は、MKBメディアを構成する複数の暗号化データのうち所望の暗号化データを無効化する機能も有している。これにより、例えば悪意によるハッキング等で特定の機器に割り当てた暗号復号キーが破られてしまった場合でも、破られたデバイスの暗号化キーを無効データに置き換えることによって、破られたことがわかった時点以降の媒体では、該当するデバイスキーを無効にすることでセキュリティ性を向上させることができる。
【0095】
データ処理部38で生成された媒体の鍵データ(MKBメディア)は、鍵データそのものが改変されたり本来のものとは異なる偽のデータに置き換えられたりするなどの不正利用の試みに対抗するため、暗号化鍵(Extra Info. キー)42により暗号化器45で暗号化され、補助情報重畳回路40に供給される。一方、容易に改変されたくない媒体不変の情報(Media Info.)41や、例えばディスク種類や規格のバージョン・製造情報などの制御情報や、コピープロテクション関連情報のうち秘匿性の高い例えば記録/再生制限情報39が媒体の鍵データ(MKBメディア)保護に用いる暗号化鍵(Extra Info.キー)42と共に加算器43で結合されて補助情報(Extra Information)として補助情報重畳回路40に供給される。
【0096】
補助情報重畳回路40は、前述した図2に示した構成で、Extra Info.キー42により暗号化されたMKBメディアが主情報として入力されると共に、加算器43から補助情報(Extra Information)が入力され、前述した動作によりMKBメディアにRLL制限のk制限を利用した補助情報の記録方法によって補助情報が重畳される。このような処理が終わったMKBメディアは、他の様々な制御情報と一体とされてリードインデータとなり、更に誤り符号等の付加がされた後所定の変調方式で変調され、出荷前のブランクディスク30のリードイン領域32に予め記録される。
【0097】
上記のリードインデータの記録が終了したディスクは、記録媒体1枚毎に固有の値が割り当てられたID情報、すなわちユニークメディアID44が例えばレーザーによる反射膜の破壊や不可逆な記録方式を使って、読み出し専用データとして書き込まれた後ブランクディスク30として市場に出荷される。
【0098】
次に、上記のブランクディスク30に対して、ユーザーがコンテンツデータを記録する記録装置について説明する。
【0099】
記録装置は、大きく分けてコンテンツデータの処理を行う「コンテンツスクランブル」部分と、媒体に記録するデータを処理する「メディアスクランブル」部分とに分かれ、コンテンツスクランブル部分では主にWM(ウォータマーク)処理、コンテンツスクランブル、暗号化コンテンツデータの出力制限などが行われ、メディアスクランブル部分では前記コンテンツスクランブル部分からの出力データである暗号化コンテンツデータにメディア記録用のスクランブルをもう一度かけ、媒体に記録する。
【0100】
まず、記録装置のコンテンツスクランブル部分の構成及び動作について図15のブロック図と共に説明する。図15に示す記録装置のコンテンツスクランブル部分は、例えばパーソナルコンピュータ内部のエンコーダボードに搭載されている。図15において、記録装置にはコンテンツ50と、コンテンツ50に係るコピーマネージメント情報(コピー制御)がウォータマーク(WM)として埋め込まれた非暗号化コンテンツ(WM CMI)51、上記WMと同じ内容のコンテンツに係るコピー制御情報(CMI▲1▼)52、コンテンツを利用するためスクランブルを解くための鍵(コンテンツ利用キー(Key-contents))53、コンテンツ50を暗号化する鍵情報(コンテンツキー)と複数のコンテンツ利用キーから生成された複数の暗号化キー(MKBコンテンツ;MKB▲2▼)、及びメディアスクランブル部分で使われる媒体に係るコピーマネージメント情報(CMI▲2▼)55等のデータが入力される。
【0101】
WM検出部56は非暗号化コンテンツデータから電子透かしなどによる公知の方法でWM(ウォータマーク)検出を行い、WM埋込、リマーク部57でWMから検出されたデータに含まれるコンテンツに係るコピー制御情報(CMI▲1▼)に従ってWMの再マーキングが所定のルールで行われる。
【0102】
一方、多くのコンテンツ利用キーによりコンテンツキーが暗号化された複数の暗号化キーの集合である、上記のコンテンツの鍵データ(MKBコンテンツ:MKB▲2▼)54は、著作権者がコンテンツ50と共に配布されるものである。
【0103】
著作権者は著作物を保護するため、MKBコンテンツ54を構成する複数の暗号化キーのうち例えばハッキング等によって破られたデバイスの暗号化キーに該当する部分の鍵データを無効データ(ダミーデータ)に置き換えることで、ハッキング等によって破られたデバイスで以降そのコンテンツが使用できないようにする事も可能である。
【0104】
この配布されたMKBコンテンツ54は、記録装置のコンテンツスクランブル部分毎に割り当てられたコンテンツ利用キー(キーコンテンツ)53で暗号化器58において解読され、コンテンツ暗号化のためのコンテンツキーとされる。不正な機器ではこの解読作業ができないので、正しいコンテンツキーが得られず、不正なキーを使い無理に記録したとしても再生側で得られる正規のコンテンツキーと一致せず、結果的に復号されるデータが異なるのでコンテンツの利用はできないことになる。
【0105】
得られたコンテンツキーは、コンテンツの利用を機器もしくは利用者に属するようにする場合は、暗号化器59に入力され、ここで機器の持つIDもしくは利用者が所有するICカードなどに記録された利用者識別IDにより機器もしくは利用者毎にユニークな中間キーに変換される。また、媒体上のデータの不正な利用を防止する場合などコンテンツの利用を媒体に属するようにするには、媒体から予め読み出しておいた媒体固有のIDにより媒体毎にユニークな中間キーを得る。これにより、媒体間のコピーは可能(自由)だが利用者が再生する機器もしくは利用者が制限される記録済み媒体、もしくは他の媒体へのコピーはできないがコンテンツの利用は機器もしくは利用者の制限を受けない2つの記録済み媒体が実現できることになる。
【0106】
次に、コピー制御情報の改変を防ぐため中間キーは暗号化器60に供給され、ここで上記のコンテンツデータをコンテンツに係るコピー制御情報(CMI▲1▼)52で処理されて鍵に変換されてコンテンツスクランブル61に供給され、非暗号化コンテンツをコンテンツスクランブル(コンテンツ暗号化)する。中間キーをコピー制御情報(CMI▲1▼)で処理し鍵の一部とすることでコピー制御情報(CMI▲1▼)を改変して不正な利用をする行為も防ぐことができる。
【0107】
以上の手順で出来上がったコンテンツスクランブル61からの暗号化コンテンツデータと、コンテンツに係るコピー制御情報(CMI▲1▼)とは加算器62に入力されて結合されて例えばセクタデータを構成する。そして、複数のセクタデータを集めることで1つのコンテンツデータが例えば1つのファイルとして出来上がる。以上で媒体に記録するファイルレベルでのデータが完成する。
【0108】
出来上がったコンテンツスクランブル済みのデータは、メディアに記録するため次のステップである「メディアスクランブル」をかけるが、非暗号化コンテンツデータに含まれるWMから検出されたコンテンツコピー制御の内容と、外部から入力されたコンテンツコピー制御の内容に矛盾が生じたり、著作権者から配布されるMKBコンテンツ54を利用者に割り当てられたコンテンツ利用キー(キーコンテンツ)53で解けない場合などの不正な利用、もしくはデータの改竄がされている場合には、コンテンツを利用する権利が無いので、コンテンツスクランブル部分からメディアスクランブル部分へはデータを出力しないように暗号化コンテンツデータの出力制限を、出力制限器64で行う。
【0109】
出力制限器64を経たファイルレベルのデータは装置内の相互認証及びバス暗号化部66により、不正な相手への転送を防ぐために、転送相手の認証及びバスデータの横取りなどデータ漏洩を防ぐためのバス暗号化が行われる。
【0110】
電子配信やパッケージメディアに本発明を応用する場合は、ここまでのコンテンツスクランブル部分の手順を著作権者側で予め済ませて、暗号化済みのデータをユーザーに配信したり、メディア製造メーカに供給しパッケージメディアとしてもよい。
【0111】
次に、記録装置のメディアスクランブル部分の構成及び動作について図16の一実施の形態のブロック図と共に説明する。図16に示す記録装置のメディアスクランブル部分は、例えばパーソナルコンピュータに装着されたDVDドライブである。メディアスクランブル部分は、メディア記録用のスクランブルをもう一度かけ、媒体に記録する。このメディアスクランブル部分は「メディアスクランブル部分」、「媒体への記録制限部分」および「補助情報の重畳/再生部分」そして「媒体への記録/再生部分」からなる。
【0112】
記録に先立ち記録装置のメディアスクランブル部分は、光ディスク70上にあるリードイン領域72の各種制御情報データや補助情報に記録されている鍵(Extra Info.キー)により暗号化された鍵データ(MKBメディア)を読み出しつつ、そこに同時に記録されているRLL制限のk制限を利用した補助情報の記録方法によって重畳された補助情報(Extra Information)を、図11に示した構成の補助情報再生・分離回路74により読み出し、補助情報に記録された媒体不変の情報(Media Info.)76、例えばディスク種類や規格のバージョン・製造情報などの制御情報や、コピープロテクション関連情報のうち秘匿性の高い例えば記録/再生制限情報や媒体の鍵データ(MKBメディア)保護に用いる暗号化鍵などの情報を抽出しておく。
【0113】
次にリードイン領域72のデータのうち暗号化された鍵データ(MKBメディア)を、補助情報から抽出したExtra Info.キー75で暗号化器77において復号し、復元されたMKBメディアを暗号化器78に供給し、ここで記録機1台1台のメディアスクランブル部にユニークに割り当てられている記録用デバイスキー79で解いて、メディアスクランブルのためのメディアキーを得る。
【0114】
得られたメディアキーはコンテンツスクランブル部分から出力されたコンテンツの暗号化に用いるが、その際ディスク内データを丸ごと他のディスクにコピーするという方法でコンテンツデータが違法に使用される事を防ぐため、暗号化器80に供給すると共に、ID情報領域71にブランクディスク出荷時に記録媒体1枚毎に割り当てられた固有のID情報を不可逆な記録方式で書き込まれている読み出し専用のユニークメディアID(IDメディア)のデータを暗号化器80に供給して、メディアキーからメディアごとに異なるユニークキーを得る。さらにコピー制御情報の改変を防ぐため、このユニークキーをメディアに係るコピー制御情報(CMI▲2▼)で暗号化器81において処理しメディアスクランブル用のキーを得る。
【0115】
一方、上記の図15のコンテンツスクランブル部分から出力されたコンテンツ暗号化されたデータが、例えばATAPI(AT attachment packet interface)やSCSI(small computer system interface)などの汎用バスを介して、図16のメディアスクランブル部分の装置内の相互認証及びバス暗号復号化部82に入力され、ここで転送相手の認証及びバス暗号復号化が行われる。
【0116】
装置内の相互認証及びバス暗号復号化部82から取り出された暗号化コンテンツデータは、メディアスクランブル83に供給され、ここで暗号化器81から出力されたメディアスクランブル用のキーで、再度メディアスクランブル(暗号化)され、最終的に媒体に記録されるデータとなる。
【0117】
以上でディスクに記録するデータは揃った。しかし、まず記録に先立ち記録装置は予めブランクディスクである光ディスク70のリードイン領域72の補助情報から抽出した記録/再生制限情報やメディアの属性がこれから記録する条件と矛盾が生じたり、リードイン領域72に記録されているMKBメディアを記録装置に割り当てられたメディア利用キー(Keyメディア)で解けない場合は、不正な利用もしくはデータの改竄がされていると判断して、記録制限器84はメディアスクランブル83から補助情報重畳回路85へのデータ出力を遮断してディスク70へのデータ記録は行わない(記録データの出力制限)。
【0118】
上記の検証を経て記録が可能と判断されれば、記録制限器84はメディアスクランブル83からの暗号化されたコンテンツデータを補助情報重畳回路85へ出力する。
【0119】
他方、装置内の相互認証及び暗号復号化部82からのメディアに係るコピー制御情報(CMI▲2▼)と、補助情報再生・分離回路74により読み出された光ディスク70上にあるリードイン領域72の各種制御情報データや補助情報に記録されている鍵(Extra Info.キー)75は、ユーザーデータ領域の補助情報として加算器86において一体化されて補助情報重畳回路85に入力される。
【0120】
この補助情報重畳回路85は、図2に示した回路構成で、暗号化されたコンテンツデータが主情報として、また、加算器86からのメディア暗号鍵を補助情報として受け、暗号化されたコンテンツデータは誤り符号等の付加がされた後所定の変調方式で変調され、光ディスク70のユーザーデータ領域73に記録される。その際、ユーザーデータ領域73の補助情報はRLL制限のk制限を利用した補助情報の記録方法によって記録データに重畳記録される。
【0121】
次に、本発明の再生装置について説明する。再生装置は上記の記録装置でコンテンツデータが記録済みのディスクを再生する。再生装置は大きく分けて「メディア・デスクランブル部分」と「コンテンツ・デスクランブル部分」とに分かれる。メディア・デスクランブル部分では補助情報(Extra Information)の再生部分、メディア・デスクランブル、メディアデータの出力制限が行われ、コンテンツ・デスクランブル部分では暗号化コンテンツデータの復号処理、WM検出およびコンテンツデータの出力制限が行われる。
【0122】
図17は本発明になる再生装置のメディア・デスクランブル部分のブロック図を示す。まず、図17と共に再生装置のメディア・デスクランブル部分の構成及び動作を説明する。再生装置のメディア・デスクランブル部分は始めに記録済みの光ディスク90上にあるユーザーデータ領域93の各種制御情報データや補助情報(Extra Information)に記録されている鍵(Extra Info.キー)により暗号化された鍵データ(MKBメディア)を読み出して補助情報分離回路94に入力し、ここで同時に記録されているRLL制限のk制限を利用した補助情報の記録方法によって重畳された補助情報(Extra Information)を分離し、補助情報に記録された媒体不変の情報(Media Info)95、例えばディスク種類や規格のバージョン・製造情報などの制御情報や、コピープロテクション関連情報のうち秘匿性の高い例えば記録/再生制限情報や媒体の鍵データ(MKBメディア)保護に用いる暗号化鍵(Extra Info.キー)96などの情報を抽出しておく。
【0123】
次に、記録済みの光ディスク90のリードイン領域92に記録されているデータのうち、前記暗号化された鍵データ(MKBメディア)を暗号化器97で補助情報から抽出した暗号化鍵(Extra Info.キー)96で復号する。復元されたMKBメディアは、暗号化器97から暗号化器99に供給され、ここで記録装置1台1台のメディアスクランブル部にユニークに割り当てられている記録用デバイスキー98で暗号復号化されることで、メディアスクランブルのためのメディアキーが得られる。
【0124】
得られたメディアキーは暗号化器100に供給され、ここで光ディスク90のID情報領域91から再生された、記録媒体1枚毎に割り当てられたID情報である読み出し専用のユニークメディアID(IDメディア)により処理され、記録時と同じメディア毎に異なるユニークキーが得られる。このユニークキーは暗号化器101に供給され、ここで補助情報分離回路94から取り出されたメディアに係るコピー制御情報(CMI▲2▼)で処理されることで、記録時と同じメディアデスクランブル用のキーが得られる。
【0125】
このメディアデスクランブル用のキーで、光ディスク90のユーザーデータ領域93から読み出して補助情報分離回路94を通してメディアデスクランブル102に入力されたデータを暗号復号することにより、記録装置のコンテンツスクランブル部分から出力された暗号化コンテンツデータと同じデータが得られる。
【0126】
補助情報に記録されている媒体に関するコピー制御情報(CMI▲2▼)と、メディアデスクランブル102で暗号復号化したデータに含まれるコピー制御情報(CMI▲1▼)は比較判定部103で比較され、その比較結果に応じて、出力制限器104がメディアスクランブル102からのデータを通過又は遮断する。すなわち、光ディスク90が正しく記録されたディスクであれば補助情報に記録されている媒体に関するコピー制御情報(CMI▲2▼)と、メディアデスクランブル102で暗号復号化したデータに含まれるコピー制御情報(CMI▲1▼)は一致するはずであり、もし一致しない場合は途中の過程でデータの改竄や不正なコピーが行われていると判断できるので、比較判定部103で不一致の比較結果が得られたときにはメディアデータの出力制限器104により再生されたデータの装置内の相互認証及びバス暗号化部105への伝送を遮断し、コンテンツ・デスクランブル部分には送らない(再生データの出力制限)。
【0127】
次に、本発明になる再生装置のコンテンツ・デスクランブル部分の構成及び動作について図18の一実施の形態のブロック図と共に説明する。図18の再生装置のコンテンツ・デスクランブル部分では図17に示した再生装置のメディア・デスクランブル部分から出力された暗号化コンテンツデータの復号処理、WM検出とそれによるコンテンツデータの出力制限が行われ、最終的にユーザーがコンテンツデータを利用可能とする。
【0128】
すなわち、図18において、再生装置のメディア・デスクランブル部分から転送された暗号化データは、装置内の相互認証及びバス暗号復号化部110に入力されて転送相手の認証及びバス暗号復号化が行われた後、複数の暗号化キーからなるMKBコンテンツがコンテンツデスクランブル111及び暗号化器112等に入力される。
【0129】
暗号化器112は、再生装置毎に割り当てられたコンテンツ利用キー(キーコンテンツ)113でMKBコンテンツの暗号復号を行い、コンテンツ復号化のためのコンテンツキーを得る。この際、再生制限に引っかかる機器では該当するコンテンツ利用キー(キーコンテンツ)が無く、また不正な機器では例えコンテンツ利用キー(キーコンテンツ)113を持っていたとしても、既に記録側で著作権者がこのキーを無効にする操作を行っているので、結局解読作業が正常にできず正しいコンテンツキーが得られず、記録側で行ったコンテンツ暗号化を解くことは不可能でコンテンツの利用はできない。
【0130】
次に、得られたコンテンツキーはコンテンツの利用が機器に属するような場合には、暗号化器114において機器の持つIDもしくは利用者が所有するICカードなどに記録された利用者識別ID115と処理され中間キーに復元される。これにより異なる媒体にデータがコピーされていても、機器もしくは利用者が正規であるので正常に利用可能になる。また、コンテンツの利用が媒体に属するような場合には、媒体から予め読み出しておいた媒体固有のID(IDメディア)によりユニークな中間キーを得る。これにより記録データが違法にコピーされた媒体の再生を阻止できる。
【0131】
得られたユニークな中間キーは、暗号化器116に供給され、ここでメディア・デスクランブルを終えたデータに含まれるコンテンツに係るコピー制御情報(CMI▲1▼)と処理され、コンテンツ暗号復号化のコンテンツ・デスクランブルキーとされた後コンテンツデスクランブル111に供給してコンテンツデータを復号する。もし、再生しているディスクのデータに含まれるコンテンツに係るコピー制御情報(CMI▲1▼)が改変されていると、記録時のコンテンツスクランブルキーと再生時のコンテンツ・デスクランブルキーが異なるため、正しくコンテンツデータを復元することができないようになる。
【0132】
以上で復号されたコンテンツデータは利用可能であるが、コンテンツデスクランブル111から取り出されたデータは、WM&CMI検出・判定部117に供給されて、ここで復号したデータが正しいかを検証するために、WMに埋め込まれたコンテンツに係るコピー制御情報(WM-CMI)と、コンテンツと共に伝送されたコピー制御情報(CMI▲1▼)に矛盾が無いかを判定する。
【0133】
もし、正しく記録されたディスクであればコンテンツデータ内のコンテンツに関するコピー制御情報(CMI▲1▼)とWMから検出したコピー制御情報(WM-CMI)は一致するはずであり、一致しない場合はデータの改竄や不正なコピーが行われているので、メディアデータの出力制限器118により再生されたデータは次段への伝送は阻止され、外部へ出力されない。同様に、MKBコンテンツが再生装置毎に割り当てられたコンテンツ利用キー(キーコンテンツ)で解けない場合も不正利用であるから出力制限器118により再生データの次段への出力は止められる。
【0134】
出力制限器118から取り出された再生コンテンツデータは、他機器との相互認証及びバス暗号化部119に供給され、他機器との間で認証及びバス暗号化が行われて再生装置の外部の機器へ出力される。
【0135】
なお、本発明は以上の実施の形態に限定されるものではなく、例えば図3ではRLL(2,10)制限の8−15変調の符号化テーブルを例にとって説明をしたが、他の符号化テーブルを用いて同様な機能が実現できれば適用は容易である。また、符号化テーブルによるブロック符号でなくともRLL制限が説明したように可変可能であれば、本発明への適用は可能である。
【0136】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、(1)秘匿性の高いRLL制限のk制限を利用した補助情報の記録方法、(2)コンテンツ利用とメディア利用を分離し、それぞれ別々の暗号化を施す技術、(3)著作権者によるコンテンツ利用の可否を反映できるコンテンツ利用鍵管理(MKBコンテンツ)、(4)メディアの利用に関する制御を可能とするメディア利用鍵管理(MKBメディア)、(5)コンテンツおよびメディア双方のコピー制御情報比較による出力の遮断および媒体への記録中止機能、(6)コンテンツに埋め込まれたコピー制御情報とコンテンツと共に伝送されるコピー制御情報を比較し、一致しない場合はコンテンツの出力を中止する機能、(7)再生データ内のコピー制御情報と補助情報内のコピー制御情報を比較し、一致しない場合は媒体からの再生データ出力を遮断する機能、(8)メディアキーと媒体1枚毎に異なるIDデータとを組み合わせ媒体1枚毎に異なるユニークな中間キーを得て、それを暗号化/復号化に使うことでディスク内データを丸ごと他のディスクにコピーするという方法でコンテンツデータが違法に使用される事を防ぐ技術、(9)機器固有のID/利用権利者のIDを組み合わせて機器もしくは利用者毎にユニークな中間キーを得て、それを暗号化/復号化に使うことで媒体間のコピーは可能(自由)だが再生する機器もしくは利用者が制限される技術、(10)上記のキーにさらにコピー制御情報を組み合わせて暗号/復号化に利用することでコピー制御情報の改変を防ぐ技術、(11)コンテンツスクランブルとメディアスクランブルの間を認証とバス暗号化で保護する技術、等の技術を用いるようにしたため、従来の著作権保護方式に無い、高度、かつ、自由度の高い強固な著作権保護と媒体の利用制限の両立が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる記録媒体の一実施の形態の構成図である。
【図2】本発明になる記録装置の要部の補助情報重畳回路の一実施の形態のブロック図である。
【図3】図2中の8−15変調部の一例のブロック図である。
【図4】図2及び図3中の8−15変調部で用いる符号化テーブルの一例を示す図(その1)である。
【図5】図2及び図3中の8−15変調部で用いる符号化テーブルの一例を示す図(その2)である。
【図6】図2及び図3中の8−15変調部で用いる符号化テーブルの一例を示す図(その3)である。
【図7】図2及び図3中の8−15変調部で用いる符号化テーブルの一例を示す図(その4)である。
【図8】図2及び図3中の8−15変調部で用いる符号化テーブルの一例を示す図(その5)である。
【図9】図3の8−15変調部の動作説明用フローチャート(その1)である。
【図10】図3の8−15変調部の動作説明用フローチャート(その2)である。
【図11】本発明になる再生装置の要部を構成する補助情報再生・分離回路の一実施の形態のブロック図である。
【図12】記録セクタと最大ラン設定等との関係の一例を示す図である。
【図13】図11中の補助情報復号器の一例の構成図である。
【図14】本発明になる記録装置である媒体フォーマッタの一実施の形態の構成図である。
【図15】本発明になる記録装置のコンテンツスクランブル部分の一実施の形態のブロック図である。
【図16】本発明になる記録装置のメディアスクランブル部分の一実施の形態のブロック図である。
【図17】本発明になる再生装置のメディア・デスクランブル部分の一実施の形態のブロック図である。
【図18】本発明になる再生装置のコンテンツ・デスクランブル部分の一実施の形態のブロック図である。
【符号の説明】
1、70 光ディスク
2、31、71、91 ID情報領域
3、32、72、92 リードイン領域
4、33、73、93 ユーザーデータ領域
5 リードアウト領域
10、40、85 補助情報重畳回路
12 8−15変調部
13 符号化テーブル
14 NRZI変換回路
18 記録媒体
21 NRZI復調回路
24 補助情報復号器
25 ワードレジスタ
26 状態演算器
27 符号語ケース検出回路
29 復号テーブル
30 ブランクディスク
35 メディアキー
36 デバイスキーブロック
38 データ処理部
39 記録/再生制限情報
42、75 Extra Info.キー
50 コンテンツ
53 コンテンツ利用キー
56 WM検出部
61 コンテンツスクランブル
64、104、118 出力制限器
74 補助情報再生・分離回路
79 記録用デバイスキー
83 メディアスクランブル
84 記録制限器
90 記録済み光ディスク
94 補助情報分離回路
102 メディアデスクランブル
111 コンテンツデスクランブル
113 コンテンツ利用キー
121 符号語選択肢有無検出回路
122 アドレス演算部/同期語生成部
123、125 パスメモリ
124、126 DSV演算メモリ
127 DSV値比較部
128 メモリ制御/符号出力部

Claims (15)

  1. ユーザーにより改変できない読み出し専用の第1の領域と、書き込み専用又は書き換え可能な第2及び第3の領域とが設けられている記録媒体であって、
    前記第1の領域には、媒体毎に異なる固有のID情報が予め記録されており、前記第2の領域には、複数の第1の暗号化鍵情報が主情報としてランレングスRLL(d,k)制限を満足する所定の変調方式によって変調されると共に、前記第1の暗号化鍵情報を保護するための第1の暗号鍵及び所定の制御情報からなる補助情報が前記RLL(d、k)制限におけるk制限を切り替えて、変調されている前記複数の第1の暗号化鍵情報に重畳されて予め記録されており、前記第3の領域は、ユーザーによりコンテンツの記録再生可能な領域であり、初期化状態においては未記録状態であることを特徴とする記録媒体。
  2. 著作権者が配布をする複数の第2の暗号化鍵情報を、記録するコンテンツデータの利用権利を示す第1の復号鍵によって復号した第1のデータにより前記コンテンツデータの暗号化もしくは復号(第1の暗号化)をすると共に、前記第2の領域から再生した前記複数の第1の暗号化鍵情報を該第2の領域から再生した前記第1の暗号鍵で暗号化した情報を、記録再生装置にユニークな第2の復号鍵によって復号した第2のデータを前記第1の領域から再生した前記ID情報で暗号化した第3のデータにより、前記暗号化コンテンツデータを更に暗号化もしくは復号(第2の暗号化)したコンテンツデータを主情報とし、前記第1の暗号鍵及び記録媒体のコピー制御情報とを補助情報として、前記主情報がランレングスRLL(d,k)制限を満足する所定の変調方式によって変調されると共に、前記補助情報が前記RLL(d,k)制限におけるk制限を切り替えて、変調されている前記主情報に重畳されてそれぞれ前記第3の領域に記録されていることを特徴とする請求項1記載の記録媒体。
  3. 請求項1又は2記載の記録媒体にコンテンツデータの記録を行う記録方法であって、
    著作権者が配布をする複数の第2の暗号化鍵情報を、記録するコンテンツデータの利用権利を示す第1の復号鍵によって復号した第1のデータにより前記コンテンツデータの暗号化もしくは復号(第1の暗号化)をする第1のステップと、
    前記記録媒体の前記第2の領域から再生した前記複数の第1の暗号化鍵情報を該第2の領域から再生した前記第1の暗号鍵で暗号化する第2のステップと、
    前記第2のステップにより暗号化された情報を、記録再生装置にユニークな第2の復号鍵によって復号して第2のデータを得る第3のステップと、
    前記第2のデータを前記記録媒体の前記第1の領域から再生した前記ID情報で暗号化した第3のデータを得る第4のステップと、
    前記第3のデータにより、前記第1のステップで得られた前記暗号化コンテンツデータを更に暗号化もしくは復号(第2の暗号化)する第5のステップと、
    前記第5のステップで暗号化もしくは復号されたコンテンツデータを主情報とし、前記第1の暗号鍵及び記録媒体のコピー制御情報とを補助情報として、前記主情報がランレングスRLL(d,k)制限を満足する所定の変調方式によって変調されると共に、前記補助情報が前記RLL(d,k)制限におけるk制限を切り替えて、変調されている前記主情報に重畳された信号を生成して前記記録媒体の前記第3の領域に記録する第6のステップと
    を含むことを特徴とする記録方法。
  4. 前記複数の第1の暗号化鍵情報によって予め規定されている記録媒体のコピー制御情報と、記録をしようとするコンテンツデータのコピー制御情報とが予め定められた条件と一致をするかどうか判定し、一致の判定結果が得られた場合にのみ、前記第5のステップで前記暗号化コンテンツデータの更なる暗号化もしくは復号(第2の暗号化)をさせ、一致の判定結果が得られないときには記録を中止する第7のステップを更に含むことを特徴とする請求項3記載の記録方法。
  5. 前記第1のステップは、予め記録媒体もしくは装置に記録してある記録情報、又は利用者が所有している携帯可能な記憶媒体に記憶された利用者識別情報、又は配信された配信情報によって前記第1のデータを暗号化して得られた中間キーにより前記コンテンツデータの暗号化もしくは復号(第1の暗号化)をすることを特徴とする請求項3又は4記載の記録方法。
  6. 請求項1又は2記載の記録媒体にコンテンツデータの記録をする記録装置であって、
    前記記録媒体の前記第1の領域及び前記第2の領域の記録信号を再生して、前記複数の第1の暗号化鍵情報及び第1の暗号鍵及びID情報を再生する再生手段と、
    著作権者が配布をする複数の第2の暗号化鍵情報を、記録するコンテンツデータの利用権利を示す第1の復号鍵によって復号した第1のデータにより前記コンテンツデータの暗号化もしくは復号(第1の暗号化)をする第1の暗号化手段と、
    前記再生手段からの前記複数の第1の暗号化鍵情報を前記第1の暗号鍵で暗号化して得た情報を、記録再生装置にユニークな第2の復号鍵によって復号して第2のデータを得た後、その第2のデータを前記再生手段からの前記ID情報で暗号化した第3のデータを得るデータ生成手段と、
    前記第3のデータにより、前記第1の暗号化手段で得られた前記暗号化コンテンツデータを更に暗号化もしくは復号(第2の暗号化)する第2の暗号化手段と、
    前記第2の暗号化手段で暗号化もしくは復号されたコンテンツデータを主情報とし、前記第1の暗号鍵及び記録媒体のコピー制御情報とを補助情報として、前記主情報がランレングスRLL(d,k)制限を満足する所定の変調方式によって変調されると共に、前記補助情報が前記RLL(d,k)制限におけるk制限を切り替えて、変調されている前記主情報に重畳された記録用信号を生成する記録用信号生成手段と
    を有し、前記記録用信号生成手段により生成された記録用信号を前記記録媒体の前記第3の領域に記録することを特徴とする記録装置。
  7. 前記再生手段から得られる前記複数の第1の暗号化鍵情報によって予め規定されている記録媒体のコピー制御情報と、記録をしようとするコンテンツデータのコピー制御情報とが予め定められた条件と一致をするかどうか判定し、一致の判定結果が得られた場合にのみ、前記第2の暗号化手段で前記暗号化コンテンツデータの更なる暗号化もしくは復号(第2の暗号化)をさせ、一致の判定結果が得られないときには前記第2の暗号化手段への前記暗号化コンテンツデータの伝送を阻止することにより記録を中止する出力制限手段を更に有することを特徴とする請求項6記載の記録装置。
  8. 前記第1の暗号化手段は、予め記録媒体もしくは装置に記録してある記録情報、又は利用者が所有している携帯可能な記憶媒体に記憶された利用者識別情報、又は配信された配信情報によって前記第1のデータを暗号化して得られた中間キーにより前記コンテンツデータの暗号化もしくは復号(第1の暗号化)をすることを特徴とする請求項6又は7記載の記録装置。
  9. 請求項2記載の記録媒体からコンテンツデータを再生する再生方法であって、
    前記記録媒体の前記第1の領域と前記第2の領域からそれぞれ記録鍵情報を再生する第1のステップと、
    前記記録媒体の前記第3の領域から暗号化されたコンテンツデータに、補助情報が重畳されたデータを再生して前記暗号化されたコンテンツデータと前記補助情報を分離する第2のステップと、
    前記第2のステップにより分離された前記補助情報中の前記第1の暗号鍵で前記第1のステップで前記第2の領域から再生された前記複数の第1の暗号化鍵情報で暗号化もしくは復号して得た第4のデータを、再生装置にユニークな第3の復号鍵によって復号して第5のデータを得る第3のステップと、
    前記第5のデータを前記第1のステップで前記第1の領域から再生された前記ID情報で暗号化もしくは復号して第6のデータを得る第4のステップと、
    前記第6のデータにより、前記第2のステップで得られた前記暗号化されたコンテンツデータを暗号化復号する第5のステップと、
    再生するコンテンツデータの利用権利を示す第4の復号鍵によって、前記第5のステップで得られたデータを復号することにより得られた第7のデータで前記第5のステップで得られた暗号化されたコンテンツデータを暗号化復号する第6のステップと
    を含むことを特徴とする再生方法。
  10. 前記第5のステップで得られたデータ中のコンテンツデータの第1のコピー制御情報と、前記第6のステップで得られたコンテンツデータに埋め込まれたコンテンツデータの第2のコピー制御情報とをそれぞれ検出する第7のステップと、前記第1及び第2のコピー制御情報が予め定められた条件で一致するかどうか判定する第8のステップと、前記第7のステップにより一致の判定結果が得られた場合にのみ、前記第6のステップで得られたコンテンツデータを出力し、一致の判定結果が得られないときには前記第6のステップで得られたコンテンツデータの出力を中止する第9のステップと更に含むことを特徴とする請求項9記載の再生方法。
  11. 前記第6のステップは、予め記録媒体もしくは装置に記録してある記録情報、又は利用者が所有している携帯可能な記憶媒体に記憶された利用者識別情報、又は配信された配信情報によって前記第7のデータを暗号化して得られた中間キーにより前記第5のステップで得られた暗号化されたコンテンツデータを暗号化復号することを特徴とする請求項9又は10記載の再生方法。
  12. 請求項2記載の記録媒体からコンテンツデータを再生する再生装置であって、
    前記記録媒体の前記第1の領域と前記第2の領域からそれぞれ記録鍵情報を再生する再生手段と、
    前記記録媒体の前記第3の領域から暗号化されたコンテンツデータに、補助情報が重畳されたデータを再生して前記暗号化されたコンテンツデータと前記補助情報を分離する再生・分離手段と、
    前記再生・分離手段により分離された前記補助情報中の前記第1の暗号鍵で、前記再生手段により前記第2の領域から再生された前記複数の第1の暗号化鍵情報で暗号化もしくは復号して得た第4のデータを、再生装置にユニークな第3の復号鍵によって復号して第5のデータを得、更にこの第5のデータを前記再生手段により前記第1の領域から再生された前記ID情報で暗号化もしくは復号して第6のデータを得るデータ生成手段と、
    前記第6のデータにより、前記再生・分離手段で得られた前記暗号化されたコンテンツデータを暗号化復号する第1の暗号復号化手段と、
    再生するコンテンツデータの利用権利を示す第4の復号鍵によって、前記第1の暗号復号化手段で得られたデータを復号することにより得られた第7のデータで前記第1の暗号復号化手段で得られた暗号化されたコンテンツデータを暗号化復号してコンテンツデータを得る第2の暗号復号化手段と
    を有することを特徴とする再生装置。
  13. 前記第1の暗号復号化手段で得られたデータ中のコンテンツデータの第1のコピー制御情報と、前記第2の暗号復号化手段で得られたコンテンツデータに埋め込まれたコンテンツデータの第2のコピー制御情報とをそれぞれ検出する検出手段と、前記第1及び第2のコピー制御情報が予め定められた条件で一致するかどうか判定する判定手段と、前記判定手段により一致の判定結果が得られた場合にのみ、前記第2の暗号復号化手段からのコンテンツデータを出力し、一致の判定結果が得られないときには前記第2の暗号復号化手段からのコンテンツデータの出力を中止する出力制限手段を更に有することを特徴とする請求項12記載の再生装置。
  14. 前記第2の暗号復号化手段は、予め記録媒体もしくは装置に記録してある記録情報、又は利用者が所有している携帯可能な記憶媒体に記憶された利用者識別情報、又は配信された配信情報によって前記第7のデータを暗号化して得られた中間キーにより前記第5のステップで得られた暗号化されたコンテンツデータを暗号化復号することを特徴とする請求項12又は13記載の再生装置。
  15. 前記再生手段、前記再生・分離手段、前記データ生成手段及び前記第1の暗号復号化手段はメディア・デスクランブル部分を構成し、前記第2の暗号復号化手段、前記検出手段、前記判定手段及び前記出力制限手段はコンテンツ・デスクランブル部分を構成し、前記メディア・デスクランブル部分と前記コンテンツ・デスクランブル部分との間に、転送相手の認証とバスの暗号化を行う装置内の相互認証及びバス暗号化部を設けたことを特徴とする請求項12乃至14のうちいずれか一項記載の再生装置。
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