JP3962596B2 - 印刷システム及びその印刷資源の利用方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は複数の印刷デバイスが接続された印刷システム及びその印刷資源の利用方法に関し、特に、加工や表示や印刷等の印刷指示であるジョブチケットを用いて印刷情報の出力を行う印刷システム及びその印刷資源の利用方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数の印刷デバイスに対する印刷を制御する方法としては、例えば、特開平5−216606号の場合のように、複数のネットワークからのジョブチケットを複数の印刷システムへルーティングする処理及び取り扱い指令の処理を一括処理する印刷マネージャーを有するシステムや、特開平9−179833号の場合のように、プリントサーバ内に受信したジョブの処理が出来るか否かに基づいてジョブチケットのルーティングを行なう"エージェント"を設けたシステムや、特開平10−198533号の場合のように、分散印刷処理後にどのページをどのプリンタに出力したかの結果を記録するシステムなどがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、複数のデバイスに印刷の分散処理をさせる場合、分散処理中にトラブル等によって代行の印刷処理が必要になった場合、分散処理結果に基づいて再印刷する場合に、上記各発明のシステムでは、
特開平5−216606号のシステムでは、
▲1▼印刷マネージャーは、印刷マネージャー用指令の処理をするのみで、印刷データ自体の加工は行わず、ジョブチケットにおける印刷指令自体の識別ならびに処理はデバイス側で行われるため、ジョブチケットの内容によってはデバイスとの整合がとれず確実な印刷を完遂することができない。
【0004】
特開平9−179833のシステムでは、
▲1▼あらかじめ処理が不可能とエージェントが判断できた場合に、そのジョブチケットを丸ごと次のエージェントに渡す仕組みであるので、必ずしもユーザが所望のプリンタに分散印刷させることができない。
▲2▼トラブル等によって代行の印刷処理が必要になった場合に、代行のプリンタの選択がエージェント任せになるので、必ずしもユーザが所望のプリンタに代行印刷させることができない。
▲3▼同一のジョブチケットを再印刷をさせようとした場合に、印刷が不可能であったことを記録してないので、改めて、ジョブチケットが各エージェントに引き渡される無駄が生じる。
▲4▼印刷の負荷を分散するために、あらかじめ複数のプリンタに印刷処理を分割する指示がジョブチケットになされていた場合において、そのうちの1台のプリンタの能力やトラブル等によって代行の印刷処理が必要になった場合に、代行のプリンタとしてエージェントに選択されたプリンタが重複する可能性があり、負荷を分散する目的を達することができない。
【0005】
特開平10−198533号のシステムでは、
▲1▼どのページをどのプリンタに印刷したかの結果を、最初の印刷が実行されたサーバやクライアントのメモリ等に記録するので、ネットワーク等によりそのサーバやクライアントの支配下を離れた場所において、その印刷情報を再利用することができない。
等の問題点があった。
【0006】
本発明は、前記従来技術の問題点に鑑み、複数のデバイスに印刷の分散処理をさせる場合、分散処理中にトラブル等によって代行の印刷処理が必要になった場合、分散処理結果に基づいて再印刷する場合に、ユーザがシステム内の所望のプリンタを選択できると共に、代行印刷や再印刷を無駄な処理を繰り返すことなく迅速に実現する印刷システム及びその印刷資源の利用方法を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために、本発明の印刷システムは、複数の出力デバイスが接続され、該複数の出力デバイスにより印刷データの印刷処理を行なう印刷システムにおいて、印刷データと、複数の出力デバイスの各出力デバイスへの分散された印刷指示情報とを含むジョブチケットを作成するジョブチケット作成手段と、前記作成されたジョブチケットの前記印刷指示情報に基づいて、前記印刷データを前記複数の出力デバイスに分散印刷処理させる分散処理指示手段と、前記複数の出力デバイスによる処理結果を前記ジョブチケットに追記して保存するジョブチケット保存手段とを有することを特徴とする。
【0008】
ここで、前記複数の出力デバイスへの印刷指示情報は、各出力デバイスへの分散処理の分散量を含む。また、前記複数の出力デバイスの指示情報と、各出力デバイスへの分散処理の分散量の指示情報とを、印刷指示情報として受け付ける印刷情報入力手段を更に有する。また、前記複数の出力デバイスによる処理結果からトラブルの発生を検出するトラブル検出手段と、トラブルの発生を検出した場合に、トラブルの発生した出力デバイスを予備の出力デバイスに代替処理させる代替処理指示手段とを更に有する。また、前記処理結果が追記されて保存されたジョブチケットに基づいて、前記印刷データを前記複数の出力デバイスに再分散印刷処理させる再分散処理指示手段を更に有する。また、前記再分散処理指示手段は、前記処理結果が追記されて保存されたジョブチケットとユーザの再分散指示とに基づいて、前記印刷データを前記複数の出力デバイスに再分散指示する。また、前記ユーザの再分散指示は、ジョブチケットの最初の目的に添って最初の分散対象の出力デバイスに分散印刷を行うか、失敗した出力デバイスへの印刷のみ再印刷するか、成功した出力デバイスへの印刷のみ再印刷するかの選択を含む。また、前記再分散処理指示手段は、再分散指示する出力デバイスの保存された処理結果を初期化する初期化手段を有する。また、前記ジョブチケット作成手段及び印刷情報入力手段が、前記印刷システムを構成するホストコンピュータに含まれる。また、少なくとも前記分散処理指示手段及びジョブチケット保存手段が、前記印刷システムを構成するサーバに含まれる。
【0009】
又、本発明のサーバは、複数の出力デバイスが接続され、該複数の出力デバイスにより印刷処理を行なう印刷システムにおけるサーバであって、ホストコンピュータで作成された、印刷データと、複数の出力デバイスへの分散された印刷指示情報とを含むジョブチケットを受信するジョブチケット受信手段と、前記受信されたジョブチケットの前記印刷指示情報に基づいて、前記印刷データを前記複数の出力デバイスに分散処理させる分散処理指示手段と、前記複数の出力デバイスによる処理結果を前記ジョブチケットに追記して保存するジョブチケット保存手段とを有することを特徴とする。
【0010】
ここで、前記分散処理指示手段は、前記受信されたジョブチケットの前記印刷指示情報に基づいて、各出力デバイスへの印刷指示を作成する印刷指示作成手段を有する。また、前記複数の出力デバイスによる処理結果からトラブルの発生を検出するトラブル検出手段と、トラブルの発生を検出した場合に、トラブルの発生した出力デバイスを予備の出力デバイスに代替して分散処理させる代替処理指示手段とを有する。また、前記処理結果が追記されて保存されたジョブチケットに基づいて、前記印刷データを前記複数の出力デバイスに再分散処理させる再分散処理指示手段を更に有する。また、前記再分散処理指示手段は、再分散を指示する出力デバイスの保存された処理結果を初期化する初期化手段を有する。
【0014】
又、本発明の印刷資源の利用方法は、複数の出力デバイスが接続され、該複数の出力デバイスにより印刷データの印刷処理を行なう印刷システムにおける印刷資源の利用方法であって、ジョブチケット作成手段が、印刷データと、複数の出力デバイスの各出力デバイスへの分散された印刷指示情報とを含むジョブチケットを作成するステップと、分散処理指示手段が、前記作成されたジョブチケットの前記印刷指示情報に基づいて、前記印刷データを前記複数の出力デバイスに分散印刷処理させるステップと、ジョブチケット保存手段が、前記複数の出力デバイスによる処理結果を前記ジョブチケットに追記して保存するステップとを有することを特徴とする。
【0015】
ここで、前記複数の出力デバイスへの印刷指示情報は、各出力デバイスへの分散処理の分散量を含む。また、印刷情報入力手段が、前記複数の出力デバイスの指示情報と、各出力デバイスへの分散処理の分散量の指示情報とを、印刷指示情報として受け付けるステップを更に有する。また、トラブル検出手段が、前記複数の出力デバイスによる処理結果からトラブルの発生を検出するステップと、トラブルの発生を検出した場合に、代替処理指示手段が、トラブルの発生した出力デバイスを予備の出力デバイスに代替処理させるステップとを更に有する。また、再分散処理指示手段が、前記処理結果が追記されて保存されたジョブチケットに基づいて、前記印刷データを前記複数の出力デバイスに再分散印刷処理させるステップとを更に有する。また、前記再分散印刷処理では、前記処理結果が追記されて保存されたジョブチケットとユーザの再分散指示とに基づいて、前記印刷データを前記複数の出力デバイスに再分散指示する。また、前記ユーザの再分散指示は、ジョブチケットの最初の目的に添って最初の分散対象の出力デバイスに分散印刷を行うか、失敗した出力デバイスへの印刷のみ再印刷するか、成功した出力デバイスへの印刷のみ再印刷するかの選択を含む。また、前記再分散印刷処理では、再分散指示する出力デバイスの保存された処理結果を初期化する。
【0016】
又、本発明のコンピュータプログラムは、複数の出力デバイスが接続され、該複数の出力デバイスにより印刷データの印刷処理を行なう印刷システムにおけるホストコンピュータを制御するコンピュータプログラムであって、複数の出力デバイスの指示情報と、各出力デバイスへの分散処理の分散量の指示情報とを、印刷指示情報として受け付けるステップと、印刷データと、複数の出力デバイスの各出力デバイスへの分散された前記印刷指示情報とを含むジョブチケットを作成するステップと、作成された前記ジョブチケットを分散処理制御部へ送信するステップと、先の処理結果が追記されて保存されたジョブチケットに基づいて、前記印刷データを前記複数の出力デバイスに再分散印刷処理させるよう指示するステップとを、ホストコンピュータに実行させる。ここで、前記指示は、ジョブチケットの最初の目的に添って最初の分散対象の出力デバイスに分散印刷を行うか、失敗した出力デバイスへの印刷のみ再印刷するか、成功した出力デバイスへの印刷のみ再印刷するかの選択を含む。
【0017】
又、前記指示は、ジョブチケットの最初の目的に添って最初の分散対象の出力デバイスに分散印刷を行うか、失敗した出力デバイスへの印刷のみ再印刷するか、成功した出力デバイスへの印刷のみ再印刷するかの選択を含む複数の出力デバイスが接続され、該複数の出力デバイスにより印刷データの印刷処理を行なう印刷システムにおける分散処理制御部を制御するコンピュータプログラムであって、印刷データと、複数の出力デバイスの各出力デバイスへの分散された前記印刷指示情報とを含むジョブチケットを受信するステップと、前記受信したジョブチケットの前記印刷指示情報に基づいて、前記印刷データを前記複数の出力デバイスに分散印刷処理させるステップと、前記複数の出力デバイスによる処理結果を前記ジョブチケットに追記して保存するステップとを、前記分散処理制御部を制御するコンピュータに実行させる。
【0018】
ここで、前記複数の出力デバイスによる処理結果からトラブルの発生を検出するステップと、トラブルの発生を検出した場合に、トラブルの発生した出力デバイスを予備の出力デバイスに代替処理させるステップとを更に含む。また、前記処理結果が追記されて保存されたジョブチケットに基づいて、前記印刷データを前記複数の出力デバイスに再分散印刷処理させるステップを更に含む。また、前記再分散印刷処理のステップでは、前記処理結果が追記されて保存されたジョブチケットとホストコンピュータからの再分散指示情報とに基づいて、前記印刷データを前記複数の出力デバイスに再分散指示する。また、前記ホストコンピュータからの再分散指示情報は、ジョブチケットの最初の目的に添って最初の分散対象の出力デバイスに分散印刷を行うか、失敗した出力デバイスへの印刷のみ再印刷するか、成功した出力デバイスへの印刷のみ再印刷するかの選択を含む。また、前記再分散印刷処理のステップは、再分散指示する出力デバイスの保存された処理結果を初期化するステップを含む。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の印刷システムの実施の形態を、添付図面に従って詳細に説明する。
【0020】
<本実施の形態の印刷システムのブロック構成例>
図1は、本実施の形態の印刷システムの構成例を示すブロック図である。
【0021】
図1において、101は印刷情報入力部であり、印刷の原稿となる印刷データと印刷データの加工や表示や印刷等の印刷指示からなる印刷情報を入力する。102はジョブチケット作成部であり、印刷情報における加工や表示や印刷等の印刷指示からジョブチケットを作成する。この印刷情報入力部101とジョブチケット作成部102は、例えばホストコンピュータ11に含まれる。
【0022】
103は印刷情報制御部であり、上記ジョブチケットと印刷データの1セットの印刷情報を元に印刷システムを制御する。104はジョブチケット編集部であり、上記ジョブチケットの指示の一部分あるいは全部に対して追記や変更を行う。この印刷情報制御部103とジョブチケット編集部104は、例えば印刷集中管理サーバ12に含まれる。
【0023】
105は印刷指示解釈部であり、上記ジョブチケット作成部又はジョブチケット編集部によって生成したジョブチケットを解釈する。106は印刷情報加工部であり、上記印刷指示解釈部105の解釈結果に基づいて印刷情報を加工し出力の準備を行う。107は印刷情報送信部であり、上記加工後の印刷情報をプリンタ等の出力デバイスへ送信する。109は出力部情報取得部であり、出力デバイス14の動作状況などの情報を取得する。この印刷指示解釈部105、印刷情報加工部106、印刷情報送信部107、出力部情報取得部109は、例えば印刷サーバ13に含まれる。
【0024】
108は印刷情報出力部であり、プリンタ等の出力デバイス14に含まれる。
【0025】
110は印刷情報保存部であり、ジョブチケットと原稿データを1セットとする印刷情報を保存する。111は印刷情報保存管理部であり、印刷情報保存部を管理する。この印刷情報保存部110と印刷情報保存管理部111は、例えば文書管理サーバ15に含まれる。
【0026】
尚、図1の矢印は本実施の形態におけるデータの流れを示したものであるが、ジョブチケットの流れに注目したものであり、例えばホストコンピュータとサーバ間の双方向の制御信号やデータなどは無視している。図中のジョブチケットA、B、C等は、以下の説明で参照される。
【0027】
<本実施の形態の印刷システムのハードウエア構成例>
図2は本発明の実施の形態における印刷システムのハードウエアの全体構成例を示す概略ブロック図である。尚、図2では簡略化のためプリンタは2台しか示していない。
【0028】
同図において、201は、プリントシステムの各々の装置を接続するローカルエリアネットワークであり、プリントサーバ204を中心として、予め決められたプロトコルによって各装置間の通信及び制御を行っている。202及び206はクライアントコンピュータであり、ユーザによって書類の作成、編集及びデータ処理を行うコンピュータである。203はプリンタであり、プリントサーバ204の制御のもとで、クライアントコンピュータ202及び206から送られるプリントデータをプリントするプリンタである。205は、複写機の機能を中心とした、FAX、ネットワークプリンタなどの機能を備えた複合機である。107は公衆電話回線であり、複合機205はFAXの送受信をこの回線を介して行っている。又、複合機205は、プリンタ203と同様に、プリントサーバ204の制御のもとで、クライアントコンピュータ202及び206から送られるプリントデータをプリントすることもできるようになっている。もちろん単独で複写機として用いることもできる。
【0029】
クライアントコンピュータ202及び206にて編集、作成されたドキュメントは、ユーザが希望すると、アプリケーションソフトウェア及びプリンタドライバソフトウェア等により、ユーザが選択した共有プリンタ、即ちプリンタ203又は複合機205のいずれかに対するプリントファイルが作成され、対応するプリンタに転送される。この時、各クライアントコンピュータに搭載されるアプリケーションソフトウェア及びプリンタドライバにより、作成されたドキュメントは選択されたプリンタが受け付けるページ記述言語に変換され、プリントファイルとして転送される。これらの操作は、クライアントコンピュータ202及び206にてドキュメントの作成、編集に使用しているアプリケーションソフトやプリンタドライバのユーザインターフェースによって、ユーザが容易に設定、出力指示できるようになっている。
【0030】
プリンタに転送されるプリントファイルは、一時、プリントサーバ204に貯えられた後、選択されたプリンタに転送される。プリントサーバ204は、クライアントコンピュータ202又は206から送られるプリントファイルを、指定されたプリンタ毎に整理してJOBとして管理し、各プリンタの制御を集中して行っている。
【0031】
例えば、クライアントコンピュータ側に多量のプリントファイルがあった場合でも、プリントサーバ204がプリントファイルを連続して順次受けられるようにすることで、クライアントコンピュータ側は個々のプリントJOBの終了を待つことなくそれぞれ自身のプリントJOBから開放され、あとはプリントサーバ204に処理させることによって次の作業に移る事ができ、クライアントコンピュータ側の生産性を高める工夫がされている。
【0032】
更に、本実施の形態のプリントサーバ104は、常にネットワーク201を介して、ネットワーク上のクライアントコンピュータや、プリンタの稼動状況、JOBの状況を監視確認している。
【0033】
尚、図2では、2つのクライアントコンピュータ202及び206と、プリントサーバ204、プリンタ203、複合機205からなるシステム例を示したが、これらの台数には何ら制限はない。又、プリントサーバ204を介さなくてもプリンタ203、複合機205自身が、それぞれの稼動状態及びJOBの状況を検知し、JOBを分担するように分散管理してもよい。又、クライアントコンピュータやその他のローカルエリアネットワーク201に接続された装置により分散あるいは集中管理されてもよい。
【0034】
即ち、図2のプリントサーバ204が図1の印刷集中管理サーバ12、印刷サーバ13及び文書管理サーバ15の機能を有するシステム、図2のプリントサーバ204が図1の印刷集中管理サーバ12及び文書管理サーバ15の機能を有し、プリンタ203や205が印刷サーバ13と出力デバイス14の機能を有するシステム、プリンタ203や205がプリンタコントローラとプリンタエンジンからなり、印刷サーバ13がプリンタコントローラに、出力デバイス14がプリンタエンジンに相当するシステム、プリンタコントローラが図1の印刷集中管理サーバ12、印刷サーバ13及び文書管理サーバ15の機能を有するシステム、ホストコンピュータ11が図1の印刷集中管理サーバ12、印刷サーバ13及び文書管理サーバ15の機能のいくつかを有するシステム、などなど多様なシステム構成が可能である。
【0035】
ここで、プリンタやホストコンピュータがサーバ機能を有する場合には、印刷集中管理サーバ12や文書管理サーバ15は1台のプリンタやホストコンピュータが管理していればよい。あるいは、印刷データは特定の機器で管理し、ジョブチケットは全部の機器が共通の内容を保持するようにしてもよい。
【0036】
このように、図1の各機能は、図2のどの機器に振り分けられても本発明の効果が達成される。
【0037】
(クライアントコンピュータ202、206のブロック構成例)
図3は、クライアントコンピュータ202や206の内部構成を説明するための概略ブロック図である。
【0038】
301はネットワークI/Fであり、プリントサーバ204、プリンタ203、複合機205などネットワーク201に接続される各装置との予め決められたプロトコルによる通信を行っている。ネットワークI/F301上には、図示はしないが、専用のネットワークコントローラICとCPU、コントロールプログラムが書かれたROM及びワークRAMが搭載されており、それらによりプロトコルがコントロールされ、より高速な通信が可能となっている。
【0039】
302はクライアントコンピュータ202や206をコントロールするCPU、304はネットワーク201へプリント出力されるプリントファイルや画像ファイル等を一時格納するハードディスク、305はワークRAM及び制御プログラムが書かれたROMである。306はユーザへの報知やユーザからの指示、あるいはプリントされる文書や画像を表示するCRTやLCD等の表示部、307は入力あるいは指示用のキーボードやマウス等の入力部である。これらブロック301〜307はそれぞれローカルバス303にて相互接続されている。
【0040】
クライアントコンピュータ202や206では、入力部307からの入力、フロッピーディスクやCD等の外部記憶媒体(不図示)からの入力、通信による受信、スキャナからの入力などにより、文書あるいは画像が作成され、これら作成された文書や画像がネットワーク201を介してプリンタ203や205から出力される。
【0041】
(プリントサーバ204のブロック構成例)
図4は、プリントサーバ204の内部構成を説明するための概略ブロック図である。尚、上記説明のように、資源管理がプリンタ203、複合機205自身よる場合や、クライアントコンピュータ202や206による場合は、これらの装置内に以下に示すようなデータが用意されて、同様の制御が実施されることで達成される。
【0042】
401はネットワークI/Fであり、クライアントコンピュータ202及び206、プリンタ203、複合機205などネットワーク201に接続される各装置との予め決められたプロトコルによる通信を行っている。ネットワークI/F401上には、図示はしないが、専用のネットワークコントローラICとCPU、コントロールプログラムが書かれたROM及びワークRAMが搭載されており、それらによりプロトコルがコントロールされ、より高速な通信が可能となっている。
【0043】
402はプリントサーバ204をコントロールするCPU、404は各クライアントコンピュータ202及び206から送られるプリントファイルや、ネットワーク201に接続される各装置の稼動状況、JOBの状況また分散処理の結果得られる画像ファイル等を一時格納するハードディスク、405はワークRAM及び制御プログラムが書かれたROMであり、これらブロック401〜405はそれぞれローカルバス403にて相互接続されている。
【0044】
プリントサーバ204は、各クライアントコンピュータからネットワーク201に送られる各プリントファイルを、指定の出力先毎、すなわちプリンタ203、複合機205毎に整理分別し、ハードディスク404に順次格納していく。そして、プリンタ203又は複合機205がプリント可能になり次第、順次ハードディスク404に格納したプリントファイルを所望のプリンタ203又は複合機205に転送するようになっている。
【0045】
又、プリントサーバ204は、システム全体に接続されるプリンタの種類、例えば、そのプリンタが扱うページ記述言語の種類、そしてそのパフォーマンス、また稼動状況、JOB状況の監視、確認の作業も行っている。
【0046】
例えば、今まで稼動していなかったプリンタ203に対してユーザが電源を入れると、そのパワーオンシーケンスの中で、プリンタ203は、プリントサーバ204に対して稼動中いう通知と共に、自らの画像の描画展開性能、また自らが扱うページ記述言語、例えば、ポストスクリプト言語、LIPS言語等の情報もネットワーク201を介し送ってくるよう設計されている。
【0047】
又、逆に電源を切ると、そのパワーダウンシーケンスの中で、電源が切れる前に稼動停止という通知を送ってくるようになっている。これらパワーダウンシーケンス及びパワーダウンシーケンスにおける通知機能は、ネットワーク201に接続されるすべての装置に適応され、予めそれぞれの装置のプログラムに組み込まれている。
【0048】
これらの通知は、上述したパワーオンシーケンスやパワーダウンシーケンスだけでなく、必要ならば随時通知できるようになっている。もちろん、これら通知を行う場合には、ネットワーク機器のネットワークアドレス等、プリントサーバ104が通知元を特定可能な情報を含めて通知することは言うまでもない。
【0049】
(プリンタ203のブロック構成例)
図5にプリンタ203の内部構成の概略ブロック図を示す。
【0050】
501はネットワークI/Fであり、クライアントコンピュータ202及び206、複合機205、及びプリントサーバ204などネットワーク201に接続される各装置との、予め決められたプロトコルによる通信を行っている。502はCPU(中央演算処理装置)で、ROM(リードオンリーメモリ)503に記憶された制御プログラムに基づいてプリンタ203の全体の制御を司っている。504はワークRAMで、図示しないオプションRAMによりその容量を拡張可能に構成されている。ワークRAM504は、各種の情報を格納するとともに、CPU502のワークエリアとしても機能する。
【0051】
505は専用画像コントローラ(ASIC)で、画像メモリ506へのレンダリング処理と、該レンダリングされた画像データのプリンタエンジン507への転送を制御する。具体的には、ページ記述言語で記述されたファイルに基づいて画像メモリ506にラスタイメージ画像を展開し、プリンタエンジン507からの同期信号508に基づいて展開画像を転送する機能を有している。510はハードディスクであり、ワークRAM504及び画像メモリ506のに格納されるデータの一時待避等に用いられ、補助的な役割に用いられる。511は操作部で、印刷状態や設定された内容を確認するためのキーや表示機を備え、外部からの各種操作を行ったり、エラー情報等の各種情報を表示できるようになっている。
【0052】
512はCPUバスで、該CPUバス512を介して接続される各デバイスとのアクセスをCPU502が制御している。なお、プリンタエンジン507は、インクジェットプリンタエンジンやレーザービームプリンタエンジン等で構成され、図示しないプリンタ部を駆動するもので、ビデオバス509を介してASIC505に接続され同期信号508を出力する。画像メモリ506は、ASIC505に接続されラスタイメージ画像が展開されるものである。
【0053】
尚、複合機205については、プリント機能の構成はプリンタ203と同様であり、それにFAX機能やスキャナ機能が複合されたものであり、本実施の形態ではこれらの機能は特に関連しないので説明しない。
【0054】
<本実施の形態の印刷システムでの分散処理例>
本実施の形態では、具体例として、ネットワーク上にあるプリンタから4台を選択して、その内の3台で分散印刷を行い1台を代行印刷用とする場合を例に説明する。
【0055】
(分散処理の指示例)
図6は、クライアントコンピュータ202及び206の表示部306に表示される、印刷指示用の表示画面60の例である。
【0056】
図6の(a)は、印刷パラメータを指定する画面である。ユーザは「印刷パラメータ61」をクリックして本画面を表示させ、以下にジョブチケットの出力制御指示の詳細パラメータとして設定される、印刷部数64、NumberUp65、印刷範囲66、片面か両面か67、ステーブル68を入力選択する。又、代行印刷69をするか否かをテェックする。パラメータは図示に限定されない。例えば代行印刷が選択される場合には、割り切り事項が設定される。
【0057】
図6の(b)は、プリンタ選択を指示する画面である。ユーザは「プリンタ選択62」をクリックして本画面を表示させ、以下にジョブチケットの分散関連指示として設定される、メンバパラメータや印刷デバイス情報を表示指定する。例えば、図6の(b)では、プリンタ一覧70に本システムがPrinter-A乃至Printer-Fの6台のプリンタを有し、各プリンタの能力が印刷能力73の列に表示されている。この6台からユーザはその能力を考慮してPrinter-AからPrinter-Dの4台を選択し(選択列71参照)、印刷指定74の列にそれぞれの印刷割合"30"、"20"、"50"、"0"を入力している。従って、4台のメンバプリンタ(後述のジョブチケットのメンバプリンタ数となる)の内、Printer-AからPrinter-Cの3台が使用プリンタとなり、Printer-Dは代行印刷用の予備プリンタとなる。
【0058】
これらパラメータを"OK"をクリックして設定することで、以下のプリンタの分散処理が実行される。
【0059】
尚、本例では、ネットワーク上から4台のプリンタを選択し3台を使用する場合を示したが、使用するプリンタを選択し、選択されないプリンタは予備として代行印刷に使用されるように制御してもよい。
【0060】
(分散処理の動作手順例)
本実施の形態の分散処理の流れに付いて、図1及び図7〜図9のフローチャートにしたがって説明する。
【0061】
まず、ステップS201において、印刷情報入力部101は印刷情報として印刷データと印刷指示とを入力する。印刷データとしては、例えばPDF(Portable Document Format)などがある。印刷指示としては、前出の図6の(a)を含む、部数、用紙サイズ、各種フィニッシング、片面/両面、N-Up、拡大縮小、印刷ページ指定などがある。又、同様にステップS202で、前出の図6の(b)のように、印刷情報入力部101において出力候補のプリンタを選択する。本実施の形態では、第一分散プリンタ=Printer-A、第二分散プリンタ=Printer-B、第三分散プリンタ=Printer-C、残プリンタ=Printer-Dを候補として選択し設定する。
【0062】
次に、ステップS203において、ジョブチケット作成部102は、部数、用紙サイズ、ステープル、カラー印刷、片面/両面、N-Up、拡大縮小、印刷ページ指定などの印刷指示ならびに出力候補プリンタからジョブチケットを作成し、これを印刷集中管理サーバ12の印刷情報制御部103に送信する。図1に、このジョブチケットAが示されている。
【0063】
(ジョブチケットの作成手順例:S203)
図7におけるステップS203のジョブチケット作成処理の一例を、図8のフローチャートに示す。
【0064】
ステップS301のレイアウト設定処理によって、N-Upや拡大縮小、用紙サイズなどのレイアウト関連の設定を行い、ステップS302の印刷部数設定処理によって、部数の設定を行い、ステップS303の印刷ページ範囲指定処理によって、印刷ページの設定を行い、ステップS304の出力プリンタ設定処理によって、ステップS202で選択した出力候補のプリンタを設定し、ステップS305の片面/両面設定処理によって、片面/両面の設定を行い、ステップS306のステープル設定処理によって、ステープルの設定を行う。
【0065】
ここで作成されるジョブチケットの一部分の具体例を、以下に示す(以下のXML方式の記述はもっとも単純に、出力デバイスのセット結果や印刷指示の一部を設定したジョブチケットの一部分の例を示している)。
図7に戻って、作成されたジョブチケットは印刷情報制御部103に送出され、印刷情報制御部は受け取ったジョブチケットから、印刷システムを制御する。本例の場合、まず、ステップS204において、出力部情報取得部109を介して各分散対象プリンタの能力を取得する。次に、ステップS205において各分散プリンタの能力に合わせてジョブチケット記載の指示から直接指示を作成する。本例では30対20対50の比率を用いた例であるので、100部を30部、20部、50部ときれいに分割できるが、1対1対1などのような100部をきれいに分割できないような比率の場合に、出力プリンタの能力に合わせて、34部、33部、33部などのように調整する。
【0066】
例えば、分散プリンタの1つであるPrinter-A用には、
印刷デバイス=Printer-A
印刷範囲="1~100"
印刷部数="30"
両面/片面=両面
という情報が入ったものが直接指示として生成される。次に、ステップS206において、印刷サーバに各分散プリンタ用印刷情報としてジョブチケットや印刷データと一緒に直接指示を送信する。図1には、ジョブチケットBとして示されている。印刷サーバ13が1つのデバイス毎に用意される構成か、複数のデバイスが接続される構成かにより、ジョブチケットBの送信方法は異なってくる。
【0067】
ステップS207において、各分散プリンタの印刷処理が行われる。
【0068】
(印刷処理の手順例:S207)
各分散プリンタの印刷処理は、各分散プリンタ毎に図9のフローチャートに示すような処理を行う。
【0069】
まず、ステップS401において、印刷指示解釈部105は印刷情報を受信し、次に、印刷指示解釈処理(ステップS402)によってジョブチケットならびに直接指示が解釈され、その解釈結果を用いて、印刷情報加工部106によって印刷用描画データへの変換・加工処理を行い、印刷用描画データ及びプリンタ制御データを生成する(ステップS403)。次に、ステップS404において、印刷情報送信部107は印刷用描画データ及びプリンタ制御データを印刷情報出力部108に送信し、印刷情報出力部108はステップS405において出力デバイスであるプリンタによる印刷処理を実行する。次に、ステップS406において、印刷結果の情報を出力部情報取得部109によって、印刷情報制御部103に通知する。
【0070】
図7に戻って、印刷情報制御部103は、ステップS208において各分散プリンタからの処理結果を取得すると、ステップS209において印刷結果の記録をジョブチケットに追記し、ステップS210において、印刷情報を文書管理サーバ15の印刷情報保存部110に保存し、分散印刷処理を終了する。この保存情報が、図1にジョブチケットCで示されている。
【0071】
以下に、処理結果にトラブルが無い場合のジョブチケットの一例を以下に示す。
又、各分散プリンタのいずれか、もしくは全てで不具合が発生した場合においても、ステップS209において印刷結果の記録をジョブチケットに追記し、ステップS210において、印刷情報を印刷情報保存部110に保存し、分散印刷処理終了する。
【0072】
例えば、Printer-A、Printer-Bにおいて印刷が成功したが、Printer-Cにおいて不具合が発生した場合のジョブチケットの一例を以下に示す。記録部のPrinter-Cのメンバパラメータのそれぞれに、不具合な結果を示す"−1"が挿入されている。
<本実施の形態の印刷システムでの再印刷処理例>
次に、前に分散印刷処理を行なったものを再度行なう再印刷処理の一例を示す。
【0073】
(再印刷の指示例)
図10は、図6で示した印刷指示画面で、再印刷63をクリックした場合の表示例である。図10には、前の分散印刷処理時に付与されたジョブIDの入力75と、再印刷の方法を選択する選択入力75〜78とが示されている。ここでは、選択入力として、▲1▼「ジョブチケットの最初の目的に添って最初の分散対象のプリンタに分散印刷を行う」、▲2▼「失敗したプリンタへの印刷のみ再印刷する」、」▲3▼「成功したプリンタへの印刷のみ再印刷する」の3つの例が示されている。尚、再印刷時の選択はこれに限定されることはなく、印刷情報保存部110に保存されたジョブチケットから指定可能なものであればよい。更に、所望の指定を可能にするために、印刷情報保存部110に保存する印刷指示あるいは印刷結果の内容を追加・修正することも可能であり、本発明はこれらも含むものである。
【0074】
(再印刷の動作手順例)
次に、再印刷の時の具体例の動作処理手順例を、図11のフローチャートにそって示す。
【0075】
まず、ステップS501において、文書管理サーバ内で保存されている印刷情報から、例えばジョブIDに基づいて所望の印刷情報を選択する。次に、ステップS502において、選択された印刷情報は、印刷情報管理部111によって印刷情報制御部103に出力される。次に、ステップS503において、印刷情報制御部103は受け取った印刷情報である印刷データとジョブチケットからなる印刷情報から印刷指示を読み取り、印刷システムを制御する。前の印刷処理での正常/異常終了の場合に保存されるジョブチケットについては、前述した。
【0076】
ステップS504において、ジョブチケットを選択した初期化条件に従って初期化を行うように、初期化条件を選択する。
【0077】
初期化条件の例としては、例えば、
▲1▼「ジョブチケットの最初の目的に添って最初の分散対象のプリンタに分散印刷を行う」
▲2▼「失敗したプリンタへの印刷のみ再印刷する」
▲3▼「成功したプリンタへの印刷のみ再印刷する」
などがあるが、これに限定されない。。
【0078】
次に、ステップS505において、選択した初期化条件に従ってジョブチケットを初期化する。
【0079】
(ジョブチケット初期化処理:S505)
上記初期化条件によるジョブチケット初期化処理の一例を図12のフローチャートに示す。
【0080】
まず、ステップS601において、初期化条件を読み取る。ステップS602において、「ジョブチケットの最初の目的に添って最初の分散対象のプリンタに印刷を行う」という条件が選択されていると、ステップS603において、記録部が削除される。もしここで、初期化条件が「失敗したプリンタへの印刷のみ再印刷する」という条件であれば、ステップS604において、記録部の代行部分の記録(代行がされた場合)及び失敗した記録が0に戻される。又、もしここで、「成功したプリンタへの印刷のみ再印刷する」の場合は、ステップS605において、失敗した部分以外の記録を0に戻す。
【0081】
(処理結果にトラブルが無い場合の再印刷のジョブチケット例)
ここでは、まず前の処理結果にトラブルが無い場合の再印刷の例を以下に示す。処理結果にトラブルが無い場合に保存されるジョブチケットは前述した。この場合に、ジョブチケットを「ジョブチケットの最初の目的に添って最初の分散対象のプリンタに分散印刷を行う」ように初期化、すなわち記録部を削除した例を示す。指示部は前と変更はない。
(処理結果にトラブルが有る場合の再印刷のジョブチケット例)
次に、前の処理結果にトラブルが有った場合の再印刷のジョブチケット例を以下に示す。Printer-Cで不具合が合った場合に保存されるジョブチケットは前述した。この場合に、ジョブチケットを「失敗したプリンタへの印刷のみ再印刷する」ように初期化、すなわち失敗した記録が0に戻された例を示す。指示部は前と変更はない。
Printer-Cで不具合が合った場合に、ジョブチケットを「成功したプリンタへの印刷のみ再印刷する」ように初期化、すなわち成功した記録が0に戻された例を示す。指示部は前と変更はないので記録部のみを示す。
尚、以上の例では、トラブルが無く「ジョブチケットの最初の目的に添って最初の分散対象のプリンタに分散印刷を行う」場合と、トラブルが有り「失敗したプリンタへの印刷のみ再印刷する」「成功したプリンタへの印刷のみ再印刷する」場合のジョブトケット例を示したが、他の組み合わせは上記例から当業者には自明である。
【0082】
図11に戻って、ステップS506において、出力部情報取得部109を介して各分散対象プリンタの能力を取得する。次に、ステップS507において各分散プリンタの能力に合わせてジョブチケット記載の指示から直接指示を作成する。
【0083】
例えば、トラブルの有った分散プリンタの1つであるPrinter-C用には、
印刷デバイス=Printer-C
印刷範囲="1~100"
印刷部数="50"
両面/片面=両面
という情報が入ったものが直接指示として生成される。
【0084】
次に、ステップS508において、印刷サーバに各分散プリンタ用印刷情報としてジョブチケットや印刷データと一緒に直接指示を送信する。
次に、ステップS509において、各分散プリンタの印刷処理が行われる。各分散プリンタの印刷処理は、各分散プリンタ毎に前述の図9に示すと同様の処理を行う。
【0085】
次に、印刷情報制御部103は、ステップS510において各分散プリンタからの処理結果を取得すると、ステップS511において印刷結果の記録をジョブチケットに追記し、ステップS512において、印刷情報を印刷情報保存部110に保存し、再印刷処理を終了する。
【0086】
<本実施の形態の印刷システムでの代行可能な印刷処理例>
分散対象プリンタでトラブルが発生した場合に、残り候補のプリンタに自動的に代行印刷することも可能である。本実施の形態では、具体例として、ネットワーク上にある4台のプリンタの3台を使用して分散印刷するシステムにおいて、分散候補中の1台のプリンタの印刷においてトラブルが発生し、残りのプリンタに代行印刷を行う場合を例にする。
【0087】
(代行可能な印刷の処理手順例)
処理の流れを、図1の構成及び図13のフローチャートにしたがって説明する。
【0088】
まず、ステップS701において、印刷情報入力部(101)は、印刷情報として印刷データと印刷指示を入力する。印刷データとしては、例えばPDF(Portable Document Format)などがある。印刷指示としては、部数、用紙サイズ、各種フィニッシング、片面/両面、N-Up、拡大縮小、印刷ページ指定などがある。又、同様に、印刷情報入力部(101)において出力候補のプリンタを選択する(ステップS702)。本実施の形態では、第一分散プリンタ=Printer-A、第二分散プリンタ=Printer-B、第三分散プリンタ=Printer-C、残プリンタ=Printer-Dを候補として選択し設定する。
【0089】
次に、ステップS703において、ジョブチケット作成部102は、部数、用紙サイズ、ステープル、カラー印刷、片面/両面、N-Up、拡大縮小、印刷ページ指定などの印刷指示ならびに出力候補プリンタからジョブチケットを作成する。
【0090】
(ジョブチケット作成手順例:S703)
ジョブチケット作成処理の一例を図14のフローチャートに示す。
【0091】
ステップS801のレイアウト設定処理によって、N-Upや拡大縮小、用紙サイズなどのレイアウト関連の設定を行い、ステップS802の印刷部数設定処理によって、部数の設定を行い、ステップS803の印刷ページ範囲指定処理によって、印刷ページの設定を行い、ステップS804の出力プリンタ設定処理によって、ステップS202で選択した出力候補のプリンタを設定し、ステップS805の片面/両面設定処理によって、片面/両面の設定を行い、ステップS806のステープル設定処理によって、ステープルの設定を行い、ステップS807の割り切り事項設定処理によって、代行印刷処理が行われる場合の割り切る処理を設定する。
【0092】
尚、割り切り事項設定、すなわちプリント設定とプリンタ能力が合致しなくても印刷を行なう条件(事項)の設定については図示しないが、図6の(a)の各設定の項目64〜68に付加されればよい。又、図7の代行の無い分散処置と、本例の代行の有る分散処理とは、図6の(a)で代行印刷69を設定するか否かで選択される。
【0093】
ここで、本代行印刷でのジョブチケットの一部分の具体例を以下に示す(以下のXML方式の記述はもっとも単純に、出力デバイスのセット結果や印刷指示の一部を設定したジョブチケットの一部分の例を示している)。各設定は、前述の分散印刷のジョブチケットと同様とし、本例では割り切り事項設定として"片面両面"が設定しているのが、相違点である。"片面両面"の設定は、予備のPrinter-Dが両面印刷の機能を備えていなくても、印刷を実行することの設定である。本例では、図6の(b)に示すようにPrinter-Dは片面印刷であるが、代行印刷が実施される。
図13に戻って、作成されたジョブチケットは印刷情報制御部103に送出され、印刷情報制御部は受け取ったジョブチケットから、印刷システムを制御する。
【0094】
本例の場合、まず、ステップS704において、出力部情報取得部109を介して各分散対象プリンタの能力を取得する。次に、ステップS705において各分散プリンタの能力に合わせてジョブチケット記載の指示から直接指示を作成する。本例では30対20対50の比率を用いた例であるので100部を30部、20部、50部ときれいに分割できるが、1対1対1などのような100部をきれいに分割できないような比率の場合に、出力プリンタの能力に合わせて、34部、33部、33部などのように調整することは、前述と同様である。
【0095】
例えば、分散プリンタの1つであるPrinter-B用には、
印刷デバイス=Printer-B
印刷範囲="1~100"
印刷部数="20"
両面/片面=両面
という情報が入ったものが直接指示として生成される。
【0096】
次に、ステップS706において、印刷サーバに各分散プリンタ用印刷情報としてジョブチケットや印刷データと一緒に直接指示を送信する。ステップS707において、各分散プリンタの印刷処理が行われる。各分散プリンタの印刷処理は、各分散プリンタ毎に前述の図9のフローチャートに示すような処理を行う。
【0097】
次に、印刷情報制御部103は、ステップS708において各分散プリンタからの処理結果を取得すると、ステップS709において処理結果を記録部として指示部に追記する。ステップS710において印刷処理にトラブルが生じたか否かを検査する。印刷処理トラブルが無い場合は、ステップS711において、印刷情報を保存し、分散印刷処理を終了する。この時のジョブチケットは、指示部に割り切り事項="片面両面" が追加されているだけで、処理結果にトラブルが無い場合の前出のジョブチケットの例と同様である。
【0098】
一方、ステップS710で各分散プリンタのいずれかもしくは全てで不具合が発生したと判断した場合は、その情報は出力部情報取得部109によって、印刷情報制御部103に通知され、ステップS712で代行印刷処理が行われる。例えば、Printer-A、Printer-Bにおいて印刷が成功したが、Printer-Cにおいて不具合が発生した場合、この時のジョブチケットも前出のようである。
【0099】
(代行印刷処理の手順例:S712)
ステップS712の代行印刷処理は、図15のフローチャートに示すような処理を行う。
【0100】
まず、印刷情報制御部103は、ステップS901において、未利用のプリンタを選択する。本例では、このとき未利用のプリンタとしてPrinter-Dが選択され、ステップS902において、対象プリンタであるPrinter-Dの能力を取得する。次に、ステップS903において、代行プリンタの能力に合わせてジョブチケット記載の指示から直接指示を作成する。
【0101】
例えば、本例のように代行プリンタであるPrinter-Dが両面印刷不可能であった場合、割り切り事項と照らし合わせて、出力プリンタの能力に合わせて、片面印刷への指示への変更などのように調整する。
【0102】
例えば、代行プリンタであるPrinter-D用には、
印刷デバイス=Printer-D
印刷範囲="1~100"
印刷部数="50"
両面/片面=片面
という情報が入ったものが直接指示として生成される。
【0103】
次に、ステップS904において、印刷サーバに代行プリンタ用印刷情報としてジョブチケットや印刷データと一緒に直接指示を送信する。ステップS905において、代行プリンタの印刷処理が行われる。代行代行プリンタの印刷処理の手順は、図9のフローチャートと同じなので、ここでは説明を省く。印刷処理が終わると、印刷情報制御部103は、ステップS906において代行プリンタからの処理結果を取得すると、ステップS907において代行印刷処理が成功したか否かを検査する。
【0104】
代行印刷処理が成功の場合は、ステップS908において印刷結果の記録をジョブチケットに追記して、リターンする。このときのジョブチケットを以下に示す。
図13に戻って、ステップS711において、印刷情報を印刷情報保存部110に保存し、代行印刷処理を終了する。
【0105】
一方、ステップS907の判断で、代行印刷処理が失敗したと判断した場合は、ステップS909において印刷結果の記録をジョブチケットに追記する。
【0106】
このとき(Printer-Dでもトラブルがあった場合)のジョブチケットの記録部を以下に示す。指示部は正常処理の場合と同様である。
フローはステップS909からステップS901に戻って、さらに未利用のプリンタがあれば、選択してステップS902からS907を正常印刷となるまで繰り返す。しかしながら、本例では、Printer-D以外に未利用のプリンタは無いので、その場合はここまでで終了ということになり、リターンをする。
【0107】
図13のステップS711において、印刷情報を印刷情報保存部110に保存し、代行印刷処理を終了する。
【0108】
<本実施の形態の印刷システムでの代行可能な再印刷処理例>
次に、前述の代行可能な分散印刷処理で再印刷の場合の処理例を説明する。
【0109】
(代行可能な再印刷の処理手順例)
代行可能な分散印刷処理での再印刷の具体例を、図16のフローチャートにそって示す。
【0110】
まず、ステップS1001において、文書管理サーバ内で保存されている印刷情報から所望の印刷情報を選択する。次に、ステップS1002において、選択された印刷情報は、印刷情報管理部111によって印刷情報制御部103に出力される。次に、ステップS1003において、印刷情報制御部103は受け取った印刷情報である印刷データとジョブチケットからなる印刷情報から印刷指示を読み取り、印刷システムを制御する。
【0111】
(Printer-Dにおいて代行印刷が成功した場合)
、Printer-A、Printer-Bにおいて印刷が成功したが、Printer-Cにおいて不具合が発生し、代わりにPrinter-Dにおいて代行印刷した場合の、保存されているジョブチケットの一部分の具体例を以下に示す(以下のXML方式の記述はもっとも単純に、出力デバイスのセット結果や印刷指示の一部を設定したジョブチケットの一部分の例を示している)。
次に、ステップS1004において、ジョブチケットの初期化条件を選択する。
【0112】
初期化条件の例としては、前出と同様に、
▲1▼「ジョブチケットの最初の目的に添って最初の分散対象のプリンタに分散印刷を行う」
▲2▼「失敗したプリンタへの印刷のみ再印刷する」
▲3▼「成功したプリンタへの印刷のみ再印刷する」
とする。
【0113】
次に、ステップS1005において、選択した初期化条件に従ってジョブチケットを初期化する。
【0114】
(ジョブチケット初期化処理の手順例:S1005)
ジョブチケット初期化処理の一例を、図17のフローチャートに示す。
【0115】
まずステップS1101において、初期化条件を読み取る。
【0116】
ステップS1102において、「ジョブチケットの最初の目的に添って最初の分散対象のプリンタに印刷を行う」という条件の場合、ステップS1103において、記録部が削除される。もしここで、初期化条件が「失敗したプリンタへの印刷のみ再印刷する」という条件であれば、ステップS1104において、記録部の代行部分の記録及び失敗した記録が0に戻される。又、もしここで、「成功したプリンタへの印刷のみ再印刷する」の場合は、ステップS1105において、失敗した部分以外の記録を0に戻す。
【0117】
まず、「成功したプリンタへの印刷のみ再印刷する」が選択された場合の処理の例を以下に示す。このときの初期化されたジョブチケットは、以下のようになる。Printer-A、Printer-B、Printer-Dのメンバパラメータが0に初期化される。
次に、ステップS1006において、出力部情報取得部(109)を介して各分散対象プリンタの能力を取得する。次に、ステップS1007において各分散プリンタの能力に合わせてジョブチケット記載の指示から直接指示を作成する。本例では初期化によって、失敗部分の記録が残るっていることが、ジョブチケットから判明するので、例えば、分散プリンタであるPrinter-Cの部分に関しては代行としてPrinter-D用に、
印刷デバイス=Printer-D
印刷範囲="1~100"
印刷部数="50"
両面/片面=片面
という情報が入ったものが直接指示として生成される。
【0118】
次に、ステップS1008において、印刷サーバに各分散プリンタ用印刷情報としてジョブチケットや印刷データと一緒に直接指示を送信する。次に、ステップS1009において、各分散プリンタの印刷処理が行われる。この各分散プリンタの印刷処理は、図9のフローチャートと同様である。次に、印刷情報制御部103は、ステップS1010において各分散プリンタからの処理結果を取得すると、ステップS1011で処理結果をジョブチケットに追加する。次に、ステップS1012において、印刷処理にトラブルが生じたか否かを検査する。
【0119】
印刷処理トラブルが無い場合は、ステップS1013において、印刷情報を印刷情報保存部110に保存し、印刷処理を終了する。
【0120】
もし「失敗したプリンタへの印刷のみ再印刷する」が選択された場合は、処理の例は以下のようになる。このときの初期化されたジョブチケットを以下に示す。指示部は同じなので、記録部のみを示す。
次に、ステップS1006において、出力部情報取得部109を介して対象プリンタの能力を取得する。次に、ステップS1007において各分散プリンタの能力に合わせてジョブチケット記載の指示から直接指示を作成する。本例では初期化によって、残存分散対象プリンタとしてPrinter-Cの処理が残っていることが、ジョブチケットから判明するので、例えば、分散プリンタであるPrinter-C用に、
印刷デバイス=Printer-C
印刷範囲="1~100"
印刷部数="50"
両面/片面=両面
という情報が入ったものが直接指示として生成される。
【0121】
次に、ステップS1008において、印刷サーバに各残存分散プリンタ用印刷情報としてジョブチケットや印刷データと一緒に直接指示を送信する。次に、ステップS1009において、各残存分散プリンタの印刷処理が行われる。次に、印刷情報制御部103は、ステップS1010において各分散プリンタからの処理結果を取得すると、ステップS1011で処理結果をジョブチケットに追加する。次に、ステップS1012において、印刷処理にトラブルが生じたか否かを検査する。印刷処理トラブルが無い場合は、ステップS1013において、印刷情報を印刷情報保存部110に保存し、印刷処理を終了する。
【0122】
(Printer-Dにおいて代行印刷に失敗した場合)
Printer-Dにおいて代行印刷に失敗した場合に、「成功したプリンタへの印刷のみ再印刷する」が選択されると、ジョブチケットの記録部は、以下のようになる。
Printer-Dにおいて代行印刷に失敗した場合に、「失敗したプリンタへの印刷のみ再印刷する」が選択されると、ジョブチケットの記録部は、以下のようになる。
以上、実施形態例を詳述したが、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、又、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
【0123】
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(本実施形態例では図5や図7に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システム或いは装置に直接或いは遠隔から供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。その場合、プログラムの機能を有していれば、形態は、プログラムである必要はない。
【0124】
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明のクレームでは、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
【0125】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。又、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明のクレームに含まれるものである。
【0126】
又、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
【0127】
又、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部又は全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
【0128】
更に、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
【0129】
【発明の効果】
本発明により、複数のデバイスに印刷の分散処理をさせる場合、分散処理中にトラブル等によって代行の印刷処理が必要になった場合、分散処理結果に基づいて再印刷する場合に、ユーザがシステム内の所望のプリンタを選択できると共に、代行印刷や再印刷を無駄な処理を繰り返すことなく迅速に実現する印刷システム及びその印刷資源の利用方法を提供できる。
【0130】
すなわち、印刷情報入力部と、ジョブチケット作成部と、印刷情報制御部と、ジョブチケット編集部と、印刷指示解釈部と、印刷情報加工部と、印刷情報送信部と、印刷情報出力部と、出力部情報取得部と、印刷情報保存部と、印刷情報保存管理部を設ける印刷システムを構築することにより、
▲1▼所望のプリンタのみへの分散及び代行印刷を可能とする。
▲2▼再印刷時に、最初の目的どおりの分散プリンタを対象とするか、最後に成功した各プリンタを再印刷時に対象とするかなどを選択可能とすることで、前回印刷時に不具合の有ったプリンタが復旧していれば、最初の意図どおりに出し、復旧していない場合は、成功したプリンタを選択することで、印刷時の無駄を省く。
▲3▼ジョブチケット内に記述することにより、最初の印刷が実行されたサーバやクライアントの支配化とは分離しているシステムにおいても同質の印刷をすることが可能となる。
▲4▼ネットワークにおける印刷等の利便性が向上する。
▲5▼1つのジョブチケットを複数のデバイスで再利用が可能となる。
というような効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の印刷システムの構成例を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態の印刷システムのハードウエア構成例を示すブロック図である。
【図3】本実施の形態のホストコンピュータ(ネットワークコンピュータ)の構成例を示すブロック図である。
【図4】本実施の形態のプリントサーバの構成例を示すブロック図である。
【図5】本実施の形態のプリンタの構成例を示すブロック図である。
【図6】本実施の形態のホストコンピュータからの分散印刷の指示画面を示す図である。
【図7】本実施の形態の分散処理の手順例を示すフローチャートである。
【図8】本実施の形態のジョブチケット作成処理(図6のS203)の手順例を示すフローチャートである。
【図9】本実施の形態の印刷処理(図6のS207)の手順例を示すフローチャートである。
【図10】本実施の形態のホストコンピュータからの再印刷の指示画面を示す図である。
【図11】本実施の形態の再印刷処理の手順例を示すフローチャートである。
【図12】本実施の形態の初期化処理(図11のS505)の手順例を示すフローチャートである。
【図13】本実施の形態の代行印刷処理の手順例を示すフローチャートである。
【図14】本実施の形態のジョブチケット作成処理(図13のS703)の手順例を示すフローチャートである。
【図15】本実施の形態の代行印刷処理(図13のS712)の手順例を示すフローチャートである。
【図16】本実施の形態の代行再印刷処理の手順例を示すフローチャートである。
【図17】本実施の形態の初期化処理(図16のS1005)の手順例を示すフローチャートである。
Claims (31)
- 複数の出力デバイスが接続され、該複数の出力デバイスにより印刷データの印刷処理を行なう印刷システムにおいて、
印刷データと、複数の出力デバイスの各出力デバイスへの分散された印刷指示情報とを含むジョブチケットを作成するジョブチケット作成手段と、
前記作成されたジョブチケットの前記印刷指示情報に基づいて、前記印刷データを前記複数の出力デバイスに分散印刷処理させる分散処理指示手段と、
前記複数の出力デバイスによる処理結果を前記ジョブチケットに追記して保存するジョブチケット保存手段とを有することを特徴とする印刷システム。 - 前記複数の出力デバイスへの印刷指示情報は、各出力デバイスへの分散処理の分散量を含むことを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
- 前記複数の出力デバイスの指示情報と、各出力デバイスへの分散処理の分散量の指示情報とを、印刷指示情報として受け付ける印刷情報入力手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
- 前記複数の出力デバイスによる処理結果からトラブルの発生を検出するトラブル検出手段と、
トラブルの発生を検出した場合に、トラブルの発生した出力デバイスを予備の出力デバイスに代替処理させる代替処理指示手段とを更に有することを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。 - 前記処理結果が追記されて保存されたジョブチケットに基づいて、前記印刷データを前記複数の出力デバイスに再分散印刷処理させる再分散処理指示手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
- 前記再分散処理指示手段は、前記処理結果が追記されて保存されたジョブチケットとユーザの再分散指示とに基づいて、前記印刷データを前記複数の出力デバイスに再分散指示することを特徴とする請求項5に記載の印刷システム。
- 前記ユーザの再分散指示は、ジョブチケットの最初の目的に添って最初の分散対象の出力デバイスに分散印刷を行うか、失敗した出力デバイスへの印刷のみ再印刷するか、成功した出力デバイスへの印刷のみ再印刷するかの選択を含むことを特徴とする請求項6に記載の印刷システム。
- 前記再分散処理指示手段は、再分散指示する出力デバイスの保存された処理結果を初期化する初期化手段を有することを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載の印刷システム。
- 前記ジョブチケット作成手段及び印刷情報入力手段が、前記印刷システムを構成するホストコンピュータに含まれることを特徴とする請求項3に記載の印刷システム。
- 少なくとも前記分散処理指示手段及びジョブチケット保存手段が、前記印刷システムを構成するサーバに含まれることを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
- 複数の出力デバイスが接続され、該複数の出力デバイスにより印刷処理を行なう印刷システムにおけるサーバであって、
ホストコンピュータで作成された、印刷データと、複数の出力デバイスへの分散された印刷指示情報とを含むジョブチケットを受信するジョブチケット受信手段と、
前記受信されたジョブチケットの前記印刷指示情報に基づいて、前記印刷データを前記複数の出力デバイスに分散処理させる分散処理指示手段と、
前記複数の出力デバイスによる処理結果を前記ジョブチケットに追記して保存するジョブチケット保存手段とを有することを特徴とするサーバ。 - 前記分散処理指示手段は、前記受信されたジョブチケットの前記印刷指示情報に基づいて、各出力デバイスへの印刷指示を作成する印刷指示作成手段を有することを特徴とする請求項11に記載のサーバ。
- 前記複数の出力デバイスによる処理結果からトラブルの発生を検出するトラブル検出手段と、
トラブルの発生を検出した場合に、トラブルの発生した出力デバイスを予備の出力デバイスに代替して分散処理させる代替処理指示手段とを有することを特徴とする請求項11に記載のサーバ。 - 前記処理結果が追記されて保存されたジョブチケットに基づいて、前記印刷データを前記複数の出力デバイスに再分散処理させる再分散処理指示手段を更に有することを特徴とする請求項11に記載のサーバ。
- 前記再分散処理指示手段は、再分散を指示する出力デバイスの保存された処理結果を初期化する初期化手段を有することを特徴とする請求項14に記載のサーバ。
- 複数の出力デバイスが接続され、該複数の出力デバイスにより印刷データの印刷処理を行なう印刷システムにおける印刷資源の利用方法であって、
ジョブチケット作成手段が、印刷データと、複数の出力デバイスの各出力デバイスへの分散された印刷指示情報とを含むジョブチケットを作成するステップと、
分散処理指示手段が、前記作成されたジョブチケットの前記印刷指示情報に基づいて、前記印刷データを前記複数の出力デバイスに分散印刷処理させるステップと、
ジョブチケット保存手段が、前記複数の出力デバイスによる処理結果を前記ジョブチケットに追記して保存するステップとを有することを特徴とする印刷資源の利用方法。 - 前記複数の出力デバイスへの印刷指示情報は、各出力デバイスへの分散処理の分散量を含むことを特徴とする請求項16に記載の印刷資源の利用方法。
- 印刷情報入力手段が、前記複数の出力デバイスの指示情報と、各出力デバイスへの分散処理の分散量の指示情報とを、印刷指示情報として受け付けるステップを更に有することを特徴とする請求項16に記載の印刷資源の利用方法。
- トラブル検出手段が、前記複数の出力デバイスによる処理結果からトラブルの発生を検出するステップと、
トラブルの発生を検出した場合に、代替処理指示手段が、トラブルの発生した出力デバイスを予備の出力デバイスに代替処理させるステップとを更に有することを特徴とする請求項16に記載の印刷資源の利用方法。 - 再分散処理指示手段が、前記処理結果が追記されて保存されたジョブチケットに基づいて、前記印刷データを前記複数の出力デバイスに再分散印刷処理させるステップとを更に有することを特徴とする請求項16に記載の印刷資源の利用方法。
- 前記再分散印刷処理では、前記処理結果が追記されて保存されたジョブチケットとユーザの再分散指示とに基づいて、前記印刷データを前記複数の出力デバイスに再分散指示することを特徴とする請求項20に記載の印刷資源の利用方法。
- 前記ユーザの再分散指示は、ジョブチケットの最初の目的に添って最初の分散対象の出力デバイスに分散印刷を行うか、失敗した出力デバイスへの印刷のみ再印刷するか、成功した出力デバイスへの印刷のみ再印刷するかの選択を含むことを特徴とする請求項21に記載の印刷資源の利用方法。
- 前記再分散印刷処理では、再分散指示する出力デバイスの保存された処理結果を初期化することを特徴とする請求項20乃至22のいずれか1項に記載の印刷資源の利用方法。
- 複数の出力デバイスが接続され、該複数の出力デバイスにより印刷データの印刷処理を行なう印刷システムにおけるホストコンピュータを制御するコンピュータプログラムであって、
複数の出力デバイスの指示情報と、各出力デバイスへの分散処理の分散量の指示情報とを、印刷指示情報として受け付けるステップと、
印刷データと、複数の出力デバイスの各出力デバイスへの分散された前記印刷指示情報とを含むジョブチケットを作成するステップと、
作成された前記ジョブチケットを分散処理制御部へ送信するステップと、
先の処理結果が追記されて保存されたジョブチケットに基づいて、前記印刷データを前 記複数の出力デバイスに再分散印刷処理させるよう指示するステップとを、ホストコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。 - 前記指示は、ジョブチケットの最初の目的に添って最初の分散対象の出力デバイスに分散印刷を行うか、失敗した出力デバイスへの印刷のみ再印刷するか、成功した出力デバイスへの印刷のみ再印刷するかの選択を含むことを特徴とする請求項24に記載のコンピュータプログラム。
- 前記指示は、ジョブチケットの最初の目的に添って最初の分散対象の出力デバイスに分散印刷を行うか、失敗した出力デバイスへの印刷のみ再印刷するか、成功した出力デバイスへの印刷のみ再印刷するかの選択を含む複数の出力デバイスが接続され、該複数の出力デバイスにより印刷データの印刷処理を行なう印刷システムにおける分散処理制御部を制御するコンピュータプログラムであって、
印刷データと、複数の出力デバイスの各出力デバイスへの分散された前記印刷指示情報とを含むジョブチケットを受信するステップと、
前記受信したジョブチケットの前記印刷指示情報に基づいて、前記印刷データを前記複数の出力デバイスに分散印刷処理させるステップと、
前記複数の出力デバイスによる処理結果を前記ジョブチケットに追記して保存するステップとを、前記分散処理制御部を制御するコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。 - 前記複数の出力デバイスによる処理結果からトラブルの発生を検出するステップと、
トラブルの発生を検出した場合に、トラブルの発生した出力デバイスを予備の出力デバイスに代替処理させるステップとを更に含むことを特徴とする請求項26に記載のコンピュータプログラム。 - 前記処理結果が追記されて保存されたジョブチケットに基づいて、前記印刷データを前記複数の出力デバイスに再分散印刷処理させるステップを更に含むことを特徴とする請求項26に記載のコンピュータプログラム。
- 前記再分散印刷処理のステップでは、前記処理結果が追記されて保存されたジョブチケットとホストコンピュータからの再分散指示情報とに基づいて、前記印刷データを前記複数の出力デバイスに再分散指示することを特徴とする請求項28に記載のコンピュータプログラム。
- 前記ホストコンピュータからの再分散指示情報は、ジョブチケットの最初の目的に添って最初の分散対象の出力デバイスに分散印刷を行うか、失敗した出力デバイスへの印刷のみ再印刷するか、成功した出力デバイスへの印刷のみ再印刷するかの選択を含むことを特徴とする請求項29に記載のコンピュータプログラム。
- 前記再分散印刷処理のステップは、再分散指示する出力デバイスの保存された処理結果を初期化するステップを含むことを特徴とする請求項28乃至30のいずれか1項に記載のコンピュータプログラム。
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