JP3962446B2 - 食器洗浄機のラック支持構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、食器洗浄機のラック支持構造に関し、更に詳細には、洗浄槽の内部にラック支持部材を配設し、食器を収容した食器ラックをラック支持部材に載置した状態で、該食器の洗浄を行なうようにした食器洗浄機のラック支持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
飲食に供した後の皿、茶碗、コップ等の食器を自動的に洗浄するための食器洗浄機が、喫茶店やレストラン等の厨房、更には一般家庭にも設置されて、広く好適に使用されるに至っている。この食器洗浄機は、洗浄槽の内部に回転自在な洗浄ノズルを上下に備え、温水の噴射反力により該ノズルを回転させて、該洗浄槽に収納した食器ラック中の食器に温水を吹付けて効率的に洗浄を行なうものである。
【0003】
前記食器洗浄機では、洗浄槽の内部に食器ラックが載置されるラック支持部材としてのラックレールが配設され、このラックレールに載置した食器ラックを上下の洗浄ノズルの間に臨ませるよう構成している。例えば図19に示す如く、ラックレール10は、長尺板材を矩形枠状に配設してなる本体11と、洗浄槽12における幅方向に離間する左右の内側壁13,13(一方のみ図示)に対応する本体11の端部に前後方向に離間して形成されて斜め下方に傾斜する脚部14と、各脚部14の端部に垂直に折曲された係止部15とから構成される。そして、各係止部15を、図19および図20に示す如く、内側壁13の対応する個所に夫々配設した取付部材16の上下に連通する通孔16aに上方から差込むことにより、洗浄槽12に対してラックレール10は本体11が水平の姿勢で取付けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記食器洗浄機では、洗浄槽12の内部を定期的に清掃したり洗浄ノズルの点検等を行なう際には、前記ラックレール10を洗浄槽12から取外して外部に置いておかなければならない。すなわちこの場合は、厨房等の狭い場所でラックレール10を置く場所を探すのが煩雑であると共に場所をとり、しかもラックレール10を外部に置いている間に該レール10が汚れて不衛生となる難点がある。また、ラックレール10の取外しや取付け作業が煩雑で、清掃や点検等に時間が掛かる欠点も指摘される。
【0005】
【発明の目的】
この発明は、前述した従来の技術に内在している前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、洗浄槽における内部の清掃や点検等を簡単に行ない得るようにした食器洗浄機のラック支持構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため本発明に係る食器洗浄機のラック支持構造は、
パネルを備えたリアフレームの前面に配設される洗浄槽に食器を収納した食器ラックを収納して該食器の洗浄を行なう食器洗浄機において、
前記洗浄槽の内部における前記リアフレーム側で枢支部が回動自在に枢支され、前記食器ラックが載置可能なラック支持部材と、
前記ラック支持部材の枢支部から離間する部位に形成された位置決め部と、
前記洗浄槽の内壁に配設され、前記位置決め部が載置される規制部材とからなり、
前記ラック支持部材の位置決め部を規制部材に載置することで、該ラック支持部材が前記食器ラックを載置可能な水平な姿勢に保持されると共に、前記枢支部を中心としてラック支持部材を前記リアパネル側に回動して位置決め部規制部材から離間することで、前記洗浄槽の内部を開放し得るよう構成したことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る食器洗浄機のラック支持構造につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら説明する。図1に示す食器洗浄機17は、上方に全面開放する矩形状の洗浄槽18と、該洗浄槽18を上方から被蓋可能で昇降自在なケーシング状蓋体19とを基本的に備え、該蓋体19は洗浄槽18を被蓋した状態で、その内部に洗浄室20を画成するようになっている。洗浄槽18の内部には、図2に示す如く、温水供給源(図示せず)から圧力供給される温水の噴射反力により回転する下部洗浄ノズル21と、洗浄終了後にすすぎ水を供給する下部すすぎノズル22とが、水平回転自在に枢支されている。また下部洗浄ノズル21と下部すすぎノズル22とに対向する上部位置には、水平アームを介して同じ機能を果す上部洗浄ノズルと上部すすぎノズル(何れも図示せず)とが枢支されている。
【0008】
なお、前記下部すすぎノズル22は、図3〜図6に示すように、ホルダ23を介してノズル装着部57に着脱自在に装着されるようになっている。このホルダ23は、下方に突出する嵌合筒部24を備え、該嵌合筒部24をノズル装着部57に形成したボールラッチ構造を備えた装着孔25に嵌挿することにより装着される。また、ホルダ23に操作レバー26が回動自在に配設され、該レバー26には、操作レバー26を回動することによりホルダ23から下方に突出する作用部26aが形成されている。すなわち、操作レバー26を所要方向(図3で時計方向)に回動することで、前記作用部26aがノズル装着部57の上面に当接してホルダ23を上方に押上げ、これにより装着孔25から嵌合筒部24を簡単に抜き外し得るようになっている。
【0009】
前記洗浄槽18の背面に、幅方向に離間する一対の支柱と両支柱間に配設したパネルとからなるリアフレーム27が配設され、このリアフレーム27に設けたガイド部材(図示せず)に沿って前記ケーシング状蓋体19が昇降可能に支持されている。また洗浄槽18に対するケーシング状蓋体19の円滑な開閉動作はリアフレーム27に配設したアーム、リンク、並びにスプリング等の組合わせからなる昇降機構(図示せず)により与えられ、ケーシング状蓋体19は、図1に示す如く、該蓋体19を取り囲むように平面からみてコ字状を呈するハンドル28を介して簡単に昇降されるようになっている。
【0010】
前記ハンドル28は、図7に示す如く、ケーシング状蓋体19の前面に臨む断面円形の操作部29と、この操作部29の両端に連結具30,30を介して連結される断面が略縦長楕円形の側杆31,31と、各側杆31の後端部にねじ32を介して着脱自在に配設されるヘ字状に形成された枢支具33とから構成され、両枢支具33,33が前記リアフレーム27に回動自在に枢支されている。またハンドル28の各側杆31には、ケーシング状蓋体19の対向する側板に一端が枢支されたリンク杆34の他端が枢支されており、ハンドル28を上下方向に回動するのに伴ってケーシング状蓋体19が昇降するよう構成される。
【0011】
前記洗浄槽18の内部における幅方向左右の側壁35,35および前側の前壁36には、洗浄槽18の上端より所要高さだけ低い位置に、内側に向けて水平に延出した後に下方に向けて直角に折曲された張出し材37,37,38が配設されている。また左右の側部張出し材37,37の上面には、図9に示す如く、前後方向に離間して複数(実施例では2つ)のゴム等の弾性体39が配設され、洗浄槽18を被蓋したケーシング状蓋体19の内側に延出する下端縁19aが当該弾性体39に当接するよう構成されている(図8参照)。すなわち、ケーシング状蓋体19の下端縁19aが弾性体39に当接した状態では、図8に示す如く、該下端縁19aと張出し材37,37,38との隙間は小さく、洗浄水やすすぎ水の外部への飛散を防止し得るようになっている。また弾性体39により隙間の間隔を均一にすることで、ケーシング状蓋体19の横揺れ等を抑制することができる。
【0012】
前記洗浄槽18の側壁35,35に配設された側部張出し材37,37には、その後部側の位置に上面から内面に亘って切欠かれた切欠部40が夫々形成され、左右に対向する切欠部40,40を介して、食器ラック47が載置可能なラック支持部材としてのラックレール41が回動自在に枢支されるようになっている。すなわちラックレール41は、図9に示す如く、丸棒や丸パイプ等の棒材からなる前後方向に延在する一対の縦杆42,42を幅方向に離間して配置すると共に、両縦杆42,42の間に同じく棒材からなる複数の横杆43を前後方向に離間配設して構成される。また各縦杆42の後端部には、直角下方に折曲された後に幅方向外方に向けて直角に折曲された水平な軸部42aが形成され、左右の軸部42a,42aが、前記側部張出し材37,37の切欠部40,40に上側から係合し得るようになっている。なお、側部張出し材37における切欠部40の形成位置には、図10および図11に示す如く、切欠部40を上方から被覆して軸部42aが脱落するのを防止する押え板44がねじ45を介して着脱自在に配設されている。
【0013】
前記ラックレール41の各縦杆42の前端部には、直角下方に折曲された後に幅方向内方に向けて直角に折曲された水平な位置決め部42bが形成されている。また、前記洗浄槽18の前壁36に配設された前部張出し材38の内面には、図9に示す如く、ラックレール41の左右の位置決め部42b,42bと対応する位置に規制部材46,46が内方に突出するよう配設され、この規制部材46,46に位置決め部42b,42bが載置されるよう構成してある。すなわち、ラックレール41は、前記軸部42a,42aを中心として回動して、位置決め部42b,42bが規制部材46,46に載置される洗浄姿勢(図12)と、位置決め部42b,42bが規制部材46,46から離間して洗浄槽18の後部側で縦杆42が略垂直となる退避姿勢(図13)とに位置決めされるよう構成される。なお、洗浄姿勢において各縦杆42および横杆43は水平に保持されて、前記食器ラック47を水平に載置可能となっている。また、洗浄姿勢における各縦杆42および横杆43の上面レベルは、洗浄槽18の上端レベルと略同一となるよう設定され、食器ラック47の外部からの搬入を容易に行ない得るよう構成される。
【0014】
【実施例の作用】
次に、実施例に係る食器洗浄機のラック支持構造の作用につき、以下説明する。図1に示すように洗浄槽18を被蓋しているケーシング状蓋体19を開放する場合は、作業者がハンドル28の操作部29に手を掛けて、ケーシング状蓋体19を上昇させるべく該ハンドル28上方に向けて回動すると、ケーシング状蓋体19は前記ガイド部材に沿って上昇して洗浄槽18を開放する。洗浄槽18の内部に配設されているラックレール41は、図2および図12に示す如く、その位置決め部42b,42bが規制部材46,46に載置された洗浄姿勢となっているので、該レール41に食器(図示せず)を収容した食器ラック47を水平に載置し得る。
【0015】
前記ハンドル28を下方に回動してケーシング状蓋体19を下降し、洗浄槽18を上方から被蓋し、ラックレール41に載置されている食器ラック47を囲繞する。ケーシング状蓋体19の被蓋により食器洗浄機17での洗浄が開始され、前記上下の洗浄ノズル21から洗浄液体が食器に向けて噴射供給され、洗浄終了後に上下のすすぎノズル22からすすぎ水が供給される。このとき、前記ケーシング状蓋体19の下端縁19aは、図8に示す如く、洗浄槽18の上端より下方に臨むと共に各側部張出し材37,37の弾性体39に当接しているので、下端縁19aと張出し材37,37,38との隙間は小さくて一定に保持されている。従って、洗浄液体やすすぎ水が、洗浄槽18とケーシング状蓋体19との間から外部に飛散するのを好適に防止し得る。また、前記弾性体39によってケーシング状蓋体19の横揺れを防止することができる。なお、ケーシング状蓋体19の下端縁19aと各張出し材37,37,38との間に隙間を画成することにより、洗浄開始時に洗浄室20の内圧が上昇しても、この隙間を介して圧力が逃げ、ケーシング状蓋体19が浮き上がる不都合は防止される。
【0016】
そして、所定時間後に食器の洗浄・すすぎが完了し、前記ハンドル28を操作してケーシング状蓋体19を上昇して洗浄槽18を開放し、食器ラック47を外部に取出すことにより食器洗浄が完了する。なお、ハンドル28の操作部29は、断面円形で適度な太さを有しているので良好な操作感が得られる。しかも、ハンドル28の側杆31は断面が略縦長楕円形となっているので、幅方向の寸法を小さく抑えたもとで充分な強度を確保し得る。
【0017】
次に、前記洗浄槽18の内部を清掃する場合や、下部洗浄ノズル21または下部すすぎノズル22の点検等を行なう場合は、図13に示す如く、前記ラックレール41を軸部42a,42aを中心として後方に回動させて退避姿勢とすることで、洗浄槽18の内部が開放する。これにより、洗浄槽18の内部の清掃や下部洗浄ノズル21または下部すすぎノズル22の点検等を容易に行なうことができる。しかも、ラックレール41を洗浄槽18から取外して外部に置く必要はないので、該レール41を置く場所を探したりスぺースを確保する必要はない。またラックレール41が汚れることもないので、衛生的である。
【0018】
ここで、前記ラックレール41を退避姿勢に保持したもとで、前記下部すすぎノズル22を取外す場合は、図3〜図6に示す如く、前記操作レバー26を時計方向に回動させる。これにより、操作レバー26の作用部26aがノズル装着部57の上面に当接してホルダ23を上方に押上げ、装着孔25から嵌合筒部24が簡単に抜き外される。すなわち、下部すすぎノズル22の取外しには、操作レバー26によるテコの原理を利用して行なうので、小さな力で簡単に取外すことができる。また温水を用いたすすぎ直後は、すすぎノズル22が高温となっているが、操作レバー26は細いために短時間で冷え、時間を置かずに操作が可能である。なお、下部すすぎノズル22をノズル装着部57に装着する場合は、操作レバー26を初期の位置(図3の位置)に戻した状態で、前記嵌合筒部24を装着孔25に嵌挿するだけで装着し得る。このように、下部すすぎノズル22の取外しや装着作業は簡単かつ短時間で行ない得るので、該ノズル22の点検や清掃等は容易となる。また、下部すすぎノズル22を取付ボルト等を用いて着脱自在に固定する従来のものに比べて、実施例のノズル22は軽量化されている。
【0019】
前記洗浄槽18の清掃や下部洗浄ノズル21または下部すすぎノズル22の点検等が完了した後、前記ラックレール41を前方に回動して位置決め部42b,42bを規制部材46,46に載置するだけで、図12に示すように該ラックレール41を水平な洗浄姿勢に保持することができる。すなわち、洗浄槽18を清掃したりノズル21,22の点検等に際しては、ラックレール41を回動するだけでよいので、作業を短時間かつ簡単に行なうことができる。なお、実施例ではラックレール41を棒材により構成したので、洗浄ノズル21から噴射される洗浄液体やすすぎノズル22から噴射されるすすぎ水が食器に効率的に当たり、洗浄能力が向上する。また、ラックレール41を回動させる際に作業者が安全に取扱い得る。更に、前記押え板44を側部張出し材37から取外すことにより、ラックレール41自体を洗浄槽18から簡単に取外すことができるので、該レール41の交換やケーシング状蓋体19の昇降機構等のメンテナンスも容易に行ない得る。
【0020】
【変更例について】
本発明は、前述した実施例に限定されるものでなく、以下の如き変更例を適宜採用し得る。
図14は、ラックレール41を洗浄槽18に枢着する変更例を示すものであって、洗浄槽18の側壁35に、内側に開放する穴48aを形成したブロック体48が、側壁35の外部側から螺挿したボルト49を介して着脱自在に固定されるようになっている。そして、このブロック体48の穴48aにラックレール41の軸部42aを挿入することで、該レール41が回動自在に枢支される。なお、この構成では、予めラックレール41の両軸部42a,42aにブロック体48,48を取付けた状態で、両ブロック体48,48を対応の側壁35,35にボルト49,49を介して固定することによりラックレール41が洗浄槽18に取付けられる。
また図15は、ラックレール自体の変更例を示すものであって、板材を枠状に配設して本体50を構成すると共に、両側板51,51の後部側に軸部51,51を突設したものである。この構成のラックレール55では、本体50における前板52の下端が、前部張出し材38に配設した規制部材46,46に載置される位置決め部として機能するようになっている。なお、ラックレール55の枢着構造としては、図10または図14に示す何れの構成も採用可能である。
【0021】
図16は、前記弾性体39の取付け構造の別例を示すものであって、洗浄槽18の側壁35に配設した側部張出し材37に、L字形の取付け板53がねじ54を介して着脱自在に配設されるよう構成してある。この取付け板53には、前後方向に離間して複数の通孔53aが穿設され、各通孔53aに下方から弾性体39が着脱自在に装着されて、該弾性体39の一部が通孔53aから上方に突出するようになっている。すなわちこの別例では、弾性体39が劣化した場合は、取付け板53を側部張出し材37から取外すことにより、弾性体39を簡単に交換することができる。
また、図9に示す構成の側部張出し材37の形状としては、前記弾性体39が配設される部位を、図17に示すL字状に形成したものであってもよい。
【0022】
図18は、ハンドルの別例を示すものであって、このハンドル56は1本のパイプを平面においてコ字状に折曲形成すると共に、前側の操作部56aを断面円形で、両側杆56b,56bを断面が略縦長楕円形としたものである。
【0023】
なお、実施例ではラックレールを前後方向に回動する場合につき説明したが、洗浄槽における前後の内壁に該レールを回動自在に配設して左右方向に回動させるよう構成してもよい。また規制部材は、実施例のように複数配設する必要はなく、前壁の所定長さに亘って1つの規制部材を配設するようにしてもよい。更には、前壁または側壁に配設される張出し材を規制部材として兼用させることも可能である。
【0024】
実施例では洗浄槽を上部より昇降自在に被蓋するケーシング状の蓋体を備え、その被蓋状態において内部に洗浄室を画成すると共に、該ケーシング状蓋体を所要距離だけ上昇させることにより開放がなされる型式の食器洗浄機を例に挙げて説明したが、本願はこれに限定されるものでない。例えば、洗浄槽の正面または側面の開口部に扉が傾動自在にヒンジ連結され、この扉を手前側へ傾倒させることにより開口部の開放がなされる型式の食器洗浄機であってもよい。
【0025】
【発明の効果】
以上に述べた如く、本発明に係る食器洗浄機のラック支持構造によれば、洗浄槽の内部にラック支持部材を回動自在に配設し、必要に応じて回動して洗浄槽を開放することにより、該支持部材の下方に臨む部位の清掃や点検等を簡単に行なうことができる。しかも、ラック支持部材を洗浄槽から取外して外部に置く必要はないので、該支持部材を置く場所を探したりスぺースを確保する必要はない。またラック支持部材が汚れることもないので、衛生的である。
また、下部すすぎノズルの取外しや装着作業を簡単かつ短時間で行ない得るので、ノズルの点検や清掃等が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係る食器洗浄機の要部概略斜視図である。
【図2】 実施例に係る食器洗浄機を一部切欠いて示す側面図である。
【図3】 実施例に係る下部すすぎノズルの取付け構造を示す説明図である。
【図4】 実施例に係る下部すすぎノズルを取外す工程を示す説明図である。
【図5】 実施例に係る下部すすぎノズルを取外す工程を示す説明図である。
【図6】 実施例に係る下部すすぎノズルを取外す工程を示す説明図である。
【図7】 実施例に係るケーシング状蓋体を昇降させるハンドルを分解して示す要部概略斜視図である。
【図8】 実施例に係るケーシング状蓋体が弾性体に当接している状態を示す一部切欠き側面図である。
【図9】 実施例に係る洗浄槽の概略平面図である。
【図10】 実施例に係るラックレールの洗浄槽に対する枢着部を分解して示す要部概略斜視図である。
【図11】 実施例に係るラックレールの洗浄槽に対する枢着部を示す要部断面図である。
【図12】 実施例に係るラックレールを洗浄姿勢に保持した状態を示す側面図である。
【図13】 実施例に係るラックレールを退避姿勢に保持した状態を示す側面図である。
【図14】 ラックレールの枢着構造の変更例を示す断面図である。
【図15】 ラックレールの変更例を示す概略斜視図である。
【図16】 弾性体の取付け構造の別例を示す概略斜視図である。
【図17】 弾性体が配設される部位の側部張出し材の変更例を示す断面図である。
【図18】 ハンドルの別例を示す概略斜視図である。
【図19】 従来の技術に係るラックレールの洗浄槽に対する配設構造を示す概略斜視図である。
【図20】 従来の技術に係るラックレールの洗浄槽に対する配設構造を示す要部断面図である。
【符号の説明】
18 洗浄槽,21 下部洗浄ノズル,22 下部すすぎノズル,23 ホルダ
24 嵌合筒部,25 装着孔,26 操作レバー,26a 作用部
27 リアフレーム,35 側壁(内壁),37 側部張出し材 ( 張出し材 )
40 切欠部,41 ラックレール(ラック支持部材),42a 軸部 ( 枢支部 )
42b 位置決め部,44 押え板,46 規制部材,47 食器ラック
48a ブロック体,48a 穴,51a 軸部 ( 枢支部 ) 52 前板(位置決め部)
55 ラックレール(ラック支持部材),57 ノズル装着部

Claims (5)

  1. パネルを備えたリアフレーム (27) の前面に配設される洗浄槽(18)に食器を収納した食器ラック(47)を収納して該食器の洗浄を行なう食器洗浄機において、
    前記洗浄槽(18)の内部における前記リアフレーム (27) 側で枢支部 (42a,51a) 回動自在に枢支され、前記食器ラック(47)が載置可能なラック支持部材(41,55)と、
    前記ラック支持部材(41,55)の枢支部(42a,51a)から離間する部位に形成された位置決め部(42b,52)と、
    前記洗浄槽(18)の内壁(35)に配設され、前記位置決め部(42b,52)が載置される規制部材(46)とからなり、
    前記ラック支持部材(41,55)の位置決め部(42b,52)を規制部材(46)に載置することで、該ラック支持部材(41,55)が前記食器ラック(47)を載置可能な水平な姿勢に保持されると共に、前記枢支部 (42a,51a) を中心としてラック支持部材 (41,55) を前記リアパネル (27) 側に回動して位置決め部(42b,52)規制部材(46)から離間することで、前記洗浄槽(18)の内部を開放し得るよう構成した
    ことを特徴とする食器洗浄機のラック支持構造。
  2. 前記ラック支持部材 (41) を複数の棒材から構成し、前記枢支部 (42a) は、該棒材の後端部を幅方向外方に向けて水平に折曲げて形成されている請求項1記載の食器洗浄機のラック支持構造。
  3. 前記洗浄槽 (18) の対向する内壁 (35,35) に配設した張出し材 (37,37) における前記リアフレーム (27) 側の位置に、上面から内面に亘って切欠部 (40,40) が形成され、該切欠部 (40,40) に上側から前記枢支部 (42a,51a) が着脱自在に係合して前記ラック支持部材 (41,55) が洗浄槽 (18) の内部に回動自在に枢支されると共に、切欠部 (40,40) に係合した枢支部 (42a,51a) が脱落するのを防止する押え板 (44) が、該切欠部 (40,40) を上側から被覆するよう張出し材 (37,37) に着脱自在に配設される請求項1記載の食器洗浄機のラック支持構造。
  4. 前記洗浄槽 (18) の対向する内壁 (35,35) の前記リアフレーム (27) 側にブロック体 (48a,48a) が着脱自在に配設され、該ブロック体 (48a,48a) に形成された内側に開放する穴 (48a,48a) に前記枢支部 (42a,51a) が挿入されて前記ラック支持部材 (41,55) が洗浄槽 (18) の内部に回動自在に枢支される請求項1記載の食器洗浄機のラック支持構造。
  5. 前記洗浄槽 (18) の内部に下部洗浄ノズル (21) および下部すすぎノズル (22) が配設され、該下部すすぎノズル (22) に設けたホルダ (23) における下方に突出する嵌合筒部 (24) を下部洗浄ノズル (21) に設けたノズル装着部 (57) の装着孔 (25) に嵌挿することにより下部すすぎノズル (22) が着脱自在にノズル装着部 (57) に装着されると共に、前記ホルダ (23) に回動自在に配設された操作レバー (26) を回動することにより、該操作レバー (26) に形成された作用部 (26a) がホルダ (23) から下方に突出し、該作用部 (26a) が前記ノズル装着部 (57) に当接してホルダ (23) を上方に押上げることで、前記装着孔 (25) から嵌合筒部 (24) を抜き出すよう構成した請求項1〜4の何れか一項に記載の食器洗浄機のラック支持構造。
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