JP3961821B2 - 包装容器及び包装方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、外箱と内袋を同時に容易に開封できる菓子、食品類を収容する包装容器及び包装方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の包装容器は、従来から種々の態様のものが考案され、例えば、特開平7−251831号公報などに記載されている。それらの一般的な態様は、紙製外箱カートンと四角状のフィルム製内袋とから成り、内袋の開口部の両フィルムを延ばして、その一方を外箱カートンの開封片に接着するとともに、他方をその開封片が接着される外箱カートンの側面に接着したものである。
【0003】
この包装容器にあっては、上記開封片を引き上げて、外箱カートンの開封部を引き裂いて開放すると同時に、上記開口部の両フィルムを引き離して開口するとともに内袋のフィルムを引き裂いて、外箱と内箱を同時に開封する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の内袋50は、一般的には、図6に示すように、ロールからフィルム51を矢印方向に引き出しながらその中程を折目cとして重ね合わせて一定長さ間隔で幅方向(点部分)を溶着52するとともに切断し、その長尺フィルム53を、図7から図8に示すように長方体状に製袋し、菓子aなどを収容した後、その開口を熱溶着54した構成である。図中、55は引き裂き用切欠である。詳細は、上記公開公報を参照。
【0005】
しかし、図6の扁平長方形のフィルム53から図 7、図8の長方体状への製袋は、その自動化が煩雑であり、自動機が高価なものとなっている。
【0006】
また、この種の包装容器は、外箱カートンに予め内袋を接着し、それを組み立てて食品類を収容した後、封緘していた。このため、内袋の構成(製袋)が複雑とならざるを得なかった。因みに、外箱カートンに内袋を予め接着したものをバッグインカートンという。
【0007】
この発明は、内袋を安価に製作し得るようにすることを課題とする。
【0008】
【課題を達成するための手段】
上記課題を達成するために、この発明は、まず、内袋をガゼット袋のように、筒状フィルムの両端開口部をシールしたものとすることとしたのである。この態様の袋は、ロールからフィルムを引き出しながら、そのフィルムを筒状にし、その中に菓子などを収容するとともに両端をシールする作用が簡単であり、その自動機も安価であるからである。
【0009】
つぎに、この発明は、シール部をなす両フィルムを延ばして舌片とし、その両舌片を開封片及びその開封片が接着される外箱側面に接着することとしたのである。このようにすれば、開封片を引き上げることにより、両舌片が引き離されてシール部が引き裂かれて内袋の開放がなされるからである。
【0010】
さらに、この発明は、その両舌片を同一大きさで重なり合うものとするとともに、その舌片の反対側に同一大きさの切欠を同一軸上に形成することとしたのである。このようにすれば、ロールから引き出されるフィルムから内袋を順々に作る際、切欠の形成によって、後の内袋の舌片が形成されることとなって、フィルムの無駄がなくなる。
【0011】
このように構成される内袋は、従来の袋詰めと同じ方法を採用できる。すなわち、上記公開公報のもののように、バッグインカートンとする必要もなく、安価な袋詰機を採用でき、既設のものも採用し得る。
【0012】
【発明の実施の形態】
この発明の実施形態としては、紙製外箱カートンと筒状フィルムの両端開口をシールした四角状の内袋とからなり、前記内袋は一方のシール部の重なり合うフィルムから対の舌片がそれぞれ延設され、その一方の舌片が前記外箱カートンの開封片に接着されるとともに、他の舌片が前記開封片が接着される外箱カートンの側面に接着され、前記開封片を引き上げて、外箱カートンの開封部を引き裂いて開放すると同時に、前記対の舌片を引き離して前記シール部を開口するとともに内袋のフィルムを引き裂いて、外箱と内袋を同時に開封する包装容器であって、前記対の舌片を同一の大きさで重なり合うものとするとともに、前記一方のシール部の対向辺に前記舌片と同一向きで同一大きさの切欠を形成して、その舌片と切欠は同一軸上に位置し、かつ、その切欠の内側に上記他方のシール部を形成した構成を採用し得る。
【0013】
この構成において、上記他方のシール部より外側の内袋部分を外箱カートンに接着して、内袋を外箱カートンに固定するようにすれば、その外側内袋部分には収容物がないため、接着し易く、そのため、内袋の固定も安定かつ確実に行うことができる。
【0014】
これらの構成の包装容器でもって食品類を収容するには、上記内袋に食品類を収容した後、その内袋を外箱カートン内に入れて、上記対の舌片の一方を開封片に接着するとともに他方を外箱カートンの側面に接着しつつ、外箱カートンを組立て封緘する包装方法を採用し得る。このとき、食品類入りの内袋を外箱カートンに入れる時点は、その外箱カートンを全く組立てていない時点から、封緘する時点までの最も適当な時点を適宜に採用する。
【0015】
【実施例】
一実施例を図1乃至図5に示し、まず、紙製外箱カートン10は、図1(a)に示す、一般の展開平面を示すものであって、同図(b)〜(d)に示すように製函され、その開封片11を図2(a)から図2(b)に示すように引き上げることにより開放される。図中、rは折目線、qはミシン目、sは切り目である。
【0016】
内袋20は、アルミ箔をポリエチレン、ポリプロピレンなどの層でサンドイッチ状にした積層フィルム21から成り、図4及び図5に示すように、ロールから引き出したフィルム21をガゼット折りしてその両端開口部をシール22し、そのシール部22、22の外側に舌片23及び切欠24を形成したものである。その舌片23と切欠24は同一軸o上にある。このため、図5に示すように、ロールから引き出されたフィルム21を筒状にしてその対向縁(側縁)を溶着 (点部分)するとともに、ガゼット折りして、その中に菓子aなどを収容し、その両端をシール22して、切断すれば、先行の内袋20の切欠24と後行の内袋20の舌片23が同時に形成される。
【0017】
なお、シール22は、切欠24側を先に行い、菓子などの収容後に舌片23側を行うこととなる。このため、シール22は、前後の内袋20、20の舌片23側と切欠24側を同時に行うか、又は、それぞれのシール22を別々に行う。例えば、一の内袋20の切欠24側のシール22、菓子aなどの収容、舌片23側のシール22、内袋20の引き出しフィルム21からの切り離し、つぎの内袋20の切欠23側のシール22・・・のように行う。
【0018】
この外箱カートン10と内袋20でもって、菓子aなどを収容するには、まず、図1(a)から図1(b)の状態に、外箱カートン10を組み立て、図1(c)に示すように、別途、菓子aを収容した内袋20をその外箱カートン10内に入れる。
【0019】
そのとき、図3(a)に示すように、内袋20の一方の舌片23を外箱カートン10の開封片11の裏面に接着するとともに、他の舌片23を開封片11が接着される外箱カートン10の側面10aに接着する。また、切欠24の外側部分25を外箱カートン10の内面に接着して、内袋20を外箱カートン10に固定する。内袋20と外箱カートン10の接着は、内袋20の下面の適宜個所など任意である。
【0020】
このように、内袋20を包装した外箱カートン10は、図2(a)及び図3(b)に示すように、従来と同様に、開封片11を引き上げると、外箱カートン10の開封部が引き裂かれて開放されるとともに、一方の舌片23が引き上げられ、内袋20がシール部22が剥がされることにより開放される。さらに、図2(b)に示すように、開封片11を引き上げれば、内袋20は引き裂かれて大きく開口する。
【0021】
この開封時、内袋20の舌片23側シール部22に、上記公開公報のごとく、帯状剥離層、帯状傷痕部などの種々の剥離容易性機能を付加すれば、その開封作用がスムースとなる。また、フィルム21に、開封片11の引き上げ方向(引き裂き方向)の一軸延伸のものを使用すれば、その内袋20の開封もスムースとなる。
【0022】
【発明の効果】
この発明は、以上のようにしたので、内袋を安価に製作することができ、このため、易開封性包装容器を安価に得ることができ、また、包装コストも低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1(a)】一実施例の組立作用図
【図1(b)】同実施例の組立作用図
【図1(c)】同実施例の組立作用図
【図1(d)】同実施例の組立作用図
【図2(a)】同実施例の開封作用斜視図
【図2(b)】同実施例の開封作用斜視図
【図3(a)】同実施例の開封作用断面図
【図3(b)】同実施例の開封作用断面図
【図4】同実施例の内袋の斜視図
【図5】同内袋の製作説明図
【図6】従来例の内袋の製作説明図
【図7】同内袋の製作説明図
【図8】同内袋の製作説明図
【符号の説明】
10 外箱カートン
11 開封片
20 内袋
21 フィルム
22 シール(部)
23 舌片
24 切欠
25 外側部分
a 菓子

Claims (3)

  1. 紙製外箱カートン10と筒状フィルム21の両端開口をシール22した四角状の内袋20とからなり、前記内袋20は一方のシール部22の重なり合うフィルム21から対の舌片23、23がそれぞれ延設され、その一方の舌片23が前記外箱カートン10の開封片11に接着されるとともに、他の舌片23が前記開封片11が接着される外箱カートン10の側面に接着され、
    上記開封片11を引き上げて、外箱カートン10の開封部を引き裂いて開放すると同時に、上記対の舌片23、23を引き離して前記シール部22を開口するとともに内袋20のフィルム21を引き裂いて、外箱と内袋を同時に開封する包装容器であって、
    上記対の舌片23、23を同一の大きさで重なり合うものとするとともに、上記一方のシール部22の対向辺に前記舌片23と同一向きで同一大きさの切欠24を形成して、その舌片23と切欠24は同一軸o上に位置し、かつ、その切欠24の内側に上記他方のシール部22を形成したことを特徴とする包装容器。
  2. 上記他方のシール部22より外側の内袋部分25を外箱カートン10に接着して、内袋20を外箱カートン10に固定するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の包装容器。
  3. 請求項1又は2に記載の包装容器でもって食品類を収容する包装方法であって、上記内袋20に前記食品類を収容した後、その内袋20を外箱カートン10内に入れて、上記対の舌片23の一方を開封片11に接着するとともに他方を外箱カートン10の側面に接着しつつ、外箱カートン10を組立て封緘することを特徴とする包装方法。
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