JP3961636B2 - パワーマネージメントシステム及び記録媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、コンピュータシステムに適用されるパワーマネージメントシステム及び記録媒体に係り、詳しくは、コンピュータシステムに付属したハードディスクユニット、フロッピーディスクユニット等の各種リソースに対する電源供給を制御するためのパワーマネージメントシステム及び記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ノート型のコンピュータシステム(ノート型PC)等において電池駆動可能な時間を延ばすために、当該コンピュータシステムに付属したハードディスクユニットやフロッピーディスクユニット等のリソースへの電源供給制御を行なうパワーマネージメントシステムが種々提案されている。この種のパワーマネージメントシステムは、一定時間付属するリソースが使用されていない場合、電池残量が一定値を下回った場合、一定時間以上キーボードやポインティングデバイスの操作が行なわれなかった場合等、リソースへの電力供給を低減させるようにしている。そして、リジュームボタンを押す、パネルを開く、いずれかのキーを押す等の操作が行なわれた場合、あるいは、アプリケーションがリソースの利用リクエストをOS(オペレーティングシステム)やBIOS(基本入出力システム:Basic Input/Output System )に通達した場合等に、リソースへの電源供給を回復させるようにしている。
【0003】
このようなパワーマネージメントシステムによれば、リソースに対する無駄な電源供給を低減することが可能となり、電池駆動の時間を延ばすことができるようになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のような従来のパワーマネージメントシステムでは、リソースへの電源供給の回復制御に次のような欠点がある。
例えば、リジュームボタンを押す、パネルを開く、いずれかのキーを押す等の操作が行なわれたときにリソースへの電源供給を回復するようにした場合、ユーザがリソースを使用するためにキー操作したときでなくても当該リソースへの電源供給が回復されてしまう。このような場合、充分な電力消費の低減が図れない。
【0005】
また、例えば、アプリケーションがOSやBIOSにリソース(ハードディスク等)の利用リクエストを通達したときに当該リソースへの電源供給を回復するようにした場合、ユーザがリソースの利用リクエストのための操作(キー操作、ポインティングデバイス操作)を行なってから、実際にアプリケーションから利用リクエストが出されて当該リソースが立ち上がるまでにタイムラグがある。そのため、ユーザは、当該操作後にリソースが利用可能なるまでにわずかではあるが待たされることになり、その使用感覚がよくない。
【0006】
そこで、本発明の課題は、コンピュータシステムに付属したリソースへの無駄な電源供給の回復を防止しつつスムーズに当該リソースへの電源供給の回復が行なえるようなパワーマネージメントシステム及び記録媒体を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、請求項1に記載されるように、コンピュータシステムに付属するリソースに対する電源供給を低減した状態からもとの状態に回復させるようにしたパワーマネージメントシステムにおいて、コンピュータシステムでの操作がリソースに対するアクセス操作に至る操作であると推定するためのアクセス操作推定手段と、アクセス操作推定手段がコンピュータシステムでの操作を当該リソースに対するアクセス操作に至る操作であると推定したときに、リソースに対する電源供給をもとの状態に回復させる電源復帰手段とを有し、アクセス操作推定手段は、コンピュータシステムでの操作の履歴と当該リソースのアクセス状況とに基づいて当該リソースに対するアクセス操作に至る操作として認められる標準範囲を作成する標準作成手段と、コンピュータシステムでの操作が標準作成手段にて作成された標準範囲内の操作であるか否かを判定する判定手段とを有し、該判定手段がコンピュータシステムでの操作を標準範囲内の操作であると判定したときに、当該コンピュータシステムでの操作が当該リソースでのアクセス操作に至る操作であると推定されるように構成される。
【0008】
このようなパワーマネージメントシステムは、リソースに対するアクセス操作が実際に行なわれる前において、コンピュータシステムでの操作が当該アクセス操作に至る操作であると推定された時点で当該リソースに対する電源供給がもとの状態に回復される。
上記コンピュータシステムでの操作は、入力デバイス(キーボード等)やポインティングデバイスからの操作信号、あるいは、OSからアプリケーションに対して発行されるメッセージ等によって検出することができる。
【0009】
上記コンピュータシステムに付属するリソースは、ハードディスクユニット、フロッピーディスクユニット、リムーバブルハードディスクユニット、MTユニット、DVDユニット、CD−ROMユニット等の2次記憶媒体の情報格納ユニット、LANユニット、モデム、IEEE1394、USBユニット等の通信ユニット等を含む。
【0011】
このようなパワーマネージメントシステムでは、コンピュータシステムでの操作履歴とリソースのアクセス状況に基づいて当該リソースのアクセス操作に至る操作として認められる標準範囲が作成され、コンピュータシステムので操作が当該標準範囲内の操作である場合に、当該操作がリソースでのアクセス操作に至る操作であると推定される。即ち、コンピュータシステムでの操作が標準範囲内の操作か否かの判定だけで、リソースに対するアクセス操作の推定ができる。
【0012】
上記標準範囲を作成するための基礎となるコンピュータシステムでの操作の履歴は、OS上で動作するアプリケーション毎に管理することができる。この場合、当該アプリケーション毎にその標準範囲が異なる。
入力手段としてポインティングデバイスを有するコンピュータシステムに適用するという観点から、本発明は、請求項に記載されるように、当該リソースのアクセス操作が、ポインティングデバイスによる表示画面上に表示された所定のアイコンの選択操作である場合、上記標準作成手段は、当該リソースのアクセス操作においてポインティングデバイスのカーソルが位置すべき表示画面上の所定の範囲を標準範囲を作成する手段を有し、ポインティングデバイスのカーソルが表示画面上の当該所定の範囲に位置したときに当該リソースでのアクセス操作に至る操作がなされたと推定されるように構成することができる。
【0013】
また、このようにポインティングデバイスのカーソルが位置する表示画面上の所定の範囲を標準範囲とするほか、ポインティングデバイスのカーソルの移動速度の所定範囲をリソースに対するアクセス操作に至る操作を判定するための標準範囲として用いることもできる。
更に、パワーマネージメントシステムでの処理を当該コンピュータに行なわせるためのプログラムを提供するという観点から、本発明は、請求項3に記載されるように、コンピュータシステムに付属するリソースに対する電源供給を低減した状態からもとの状態に回復させるようにしたパワーマネージメントシステムでの処理を実行する当該コンピュータシステムを、コンピュータシステムでの操作がリソースに対するアクセス操作に至る操作であると推定するためのアクセス操作推定手段と、アクセス操作推定手段がコンピュータシステムでの操作を当該リソースに対するアクセス操作に至る操作であると推定したときに、リソースに対する電源供給をもとの状態に回復させる電源復帰手段として機能させ、アクセス操作推定手段は、コンピュータシステムでの操作の履歴と当該リソースのアクセス状況とに基づいて当該リソースに対するアクセス操作に至る操作として認められる標準範囲を作成する標準作成手段と、コンピュータシステムでの操作が標準作成手段にて作成された標準範囲内の操作であるか否かを判定する判定手段として機能させ、該判定手段がコンピュータシステムでの操作を標準範囲内の操作であると判定したときに、当該コンピュータシステムでの操作が当該リソースでのアクセス操作に至る操作であると推定されるようにしたパワーマネージメントプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であることを特徴とする
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本発明の実施の一形態に係るパワーマネージメントシステムが適用されるコンピュータシステムのハードウエア構成は、例えば、図1に示すようになっている。
【0015】
図1において、このコンピュータシステム(例えば、ノート型PC)は、システム全体を制御するCPU(中央演算処理ユニット)10、メモリユニット11、入力ユニット12、表示ユニット13、ハードディスクユニット14、ディスク駆動制御回路15、CD−ROMドライバ16を有している。上記各ユニットは、バスにて相互に接続されている。
【0016】
メモリユニット11は、ROM(リードオンリメモリ)、RAM(ランダムアクセスメモリ)を備えており、CPU10にて実行されるプログラム、後述するようなシステム内で発生したイベントの履歴、更に、CPU10での処理に必要な各種データ等を格納する。入力ユニット12は、キーボード等の情報入力デバイスと、マウス等のポインティングデバイスからなっており、ユーザがシステム内に各種情報を入力するために使用される。表示ユニット13は、LCD(液晶表示パネル)等で構成され、メニュー、各種アイコン、CPU10での処理結果等を表示する。
【0017】
ハードディスクユニット14には各種プログラムがダウンロードされ、また、CPU10での処理にて作成されたファイル等が格納される。このハードディスクユニット14の記録媒体(磁気ディスク)を駆動するためのモータの回転がディスク駆動制御回路15からの駆動制御信号に基づいて制御される。ディスク駆動制御回路15は、CPU15におけるパワーマネージメント機能に基づいた制御信号に従って制御される。
【0018】
CD−ROM100には各種プログラムが格納されており、そのプログラムには、ハードディスクユニット14のパワーマネージメントに関する処理のプログラムが含まれる。CD−ROMドライブユニット16にセットされたCD−ROM100からプログラムが読み出されてハードディスクユニット14にインストールされる。そして、当該コンピュータシステムが立ち上げられるときにハードディスクユニット14から読み出されたプログラムがメモリユニット11に格納される。この状態で、CPU10は、メモリユニット11に格納されたプログラムに従ってパワーマネジメントに関する処理等を実行する。
【0019】
なお、パワーマネージメントに関するプログラムを含む各種プログラムを当該システムに提供するために用いられる記録媒体は、上記CD−ROM100に限定されず、フロッピーディスク、光磁気ディスクや他の媒体でもよい。
上記のようなコンピュータシステムにおいて、ハードディスクユニット14のパワーマネージメントに係る処理を行なうCPU10は、例えば、ハードディスクユニット14が一定時間以上使用されない場合、ディスク駆動制御回路15に対してディスク駆動停止の制御信号を供給する。その結果、ディスク駆動制御回路15によってハードディスクユニット14のディスクの回転が停止され、電力供給の低減が図られる。そして、CPU10は、ディスク駆動制御回路15に対してディスク駆動停止の制御信号を出力した後に、例えば、図2に示す手順に従って更に処理を実行する。即ち、まず、CPU10は、入力ユニット12の操作に基づいた新規イベントを監視する(S1)。
【0020】
ところで、例えば、ファイル書き込みを行なうために、ユーザは入力ユニット12のマウスを操作して表示画面上のマウスカーソルを図6に示すように、▲1▼、▲2▼、▲3▼と移動させてファイル書き込みのアイコンIf上にセットした状態で、クリック操作を行なう。そして、ユーザはマウスを更に操作して表示画面上のマウスカーソルを▲4▼、▲5▼、▲6▼、▲7▼と画面周辺部まで移動させる。上記のようにマウスのクリック動作が行なわれると、CPU10からディスク駆動開始(スピンアップ)の制御信号が出力される。この制御信号に基づいてディスク駆動制御回路15がハードディスクユニット14の駆動源(モータ)への電源供給制御を行ない、ディスクの回転が開始される。そして、ディスクの回転の立ち上がりから当該回転が安定すると見込まれる所定時間(例えば、7秒)経過後に、CPU10からハードディスクユニット14に対してファイル書き込みのためのアクセスがなされる。
【0021】
上記のようなファイル書き込みの際のユーザのマウス操作の過程で、例えば、マウスカーソルの各位置▲1▼、▲2▼、▲3▼、▲4▼、▲5▼、▲6▼、▲7▼において「カーソル移動」のイベントが、マウスカーソルが位置▲3▼にあるときのクリック操作によって「クリック」のイベントが、更に、ハードディスクのアクセス時に「ハードディスクアクセス」のイベントがそれぞれ発生する。
【0022】
図2に戻り、新規イベントの発生を監視(S1)しているCPU10が上記のように発生されたイベントを検出すると、そのイベントをメモリユニット11に構築されるイベントキューに格納する(S2)。例えば、図3に示すように、イベントキューには、そのイベント番号、イベント種別、タイムスタンプ(基準時刻からの時間)、マウスカーソルの位置(表示画面上のx、y座標値)が記録される。なお、イベントキューに格納されるイベントの数が所定数に達すると、最も古いイベントがイベントキューから消去される。
【0023】
上記のように新規イベントがイベントキューに格納されると、その新規イベントが「カーソル移動」であるか、「ハードディスクアクセス」であるかが判定される(S3、S4)。もし、その新規イベントが「カーソル移動」の場合、更に、そのカーソル位置が所定の範囲(デフォルト値は、例えば、表示画面外の位置に設定)にあるか否かが判定される(S8)。そのカーソル位置が当該所定の範囲にない場合、上記処理(S1、S2、S3、S8、S4)が繰り返し実行される。その結果、イベントキュー内にファイル書き込みに関するマウス操作の履歴が記録される(図3参照)。
【0024】
そして、ユーザによりマウスのクリック操作がなされた後に、CPU10が新規イベントが「ハードディスクアクセス」であると判定すると(S4、YES)、上記のようにマウス操作の履歴が記録されたイベントキューを過去に向けて探索し(S5)、「クリック」のイベントがあったか否かを判定する(S6)。「クリック」のイベントがあった場合(図3、イベント番号1028参照)、そのクリック操作時のマウスカーソルの位置を更にメモリユニット11に構築されたマウスカーソル位置キューに格納する(S7)。このマウスカーソル位置キューには、例えば、図4に示すように、クリック操作時のマウスカーソルのx、y座標値が記録される。なお、マウスカーソル位置キューに格納されるマウスカーソル位置の数が所定数に達すると、最も古いマウスカーソル位置がマウスカーソル位置キューから消去される。
【0025】
ファイル書き込みを行なうためにマウス操作がなされる毎に、そのマウスのクリック操作時のマウスカーソル位置がマウスカーソル位置キューに記録さる。そのような状況において、ファイル書き込みを行なうためのマウス操作によって、マウスカーソルが、例えば図7に示すように、▲8▼、▲9▼、10のように移動されてファイル書き込みのアイコンIf上に位置されると、上記と同様に、図5に示すように、各位置▲8▼、▲9▼、10で発生された「カーソル移動」のイベントがイベントキューに記録される(S1、S2、S3、S8、S4)。
【0026】
上記のようにマウスカーソル位置キューにクリック操作時のマウスカーソル位置が記録されている状態(図4参照)において、CPU10は、新規イベントが「カーソル移動」であると判定すると(S3、YES)、マウスカーソル位置キューに記録されたカーソル位置の平均位置(x、y座標値)を演算する。そして、当該新規イベントに係るマウスカーソル位置が演算された平均位置を含む所定範囲(例えば、±50)内にあるか否かが判定される(S8)。ここで、マウスカーソル位置(例えば、図7の10)が上記平均位置を含む所定範囲内にあると、CPU10からディスク駆動開始(スピンアップ)の制御信号が出力され(S9)、その制御信号によって駆動源への電源供給が回復されたハードディスクユニット14では、ディスクの回転が開始される。
【0027】
その後、ユーザがマウスのクリック操作を行なうと、そのイベントがイベントキューに記録され、更に、ディスクの回転の立ち上がりから所定時間経過後に「ハードディスクアクセス」のイベントが発生され、そのイベントもまたイベントキューに記録される(図5参照)。そして、その「ハードディスクアクセス」のイベントが発生されると(S4)、ハードディスクユニット14に対するファイルの書き込み処理がなされると共に、上述したのと同様に、イベントキューから「クリック」のイベントが検索され(S5、S6)、そのクリック時のマウスカーソルの位置がマウスカーソル位置キュー(図4参照)の最新の位置に記録される(S7)。
【0028】
上述したようなハードディスクユニット14に対するパワーマネージメントによれば、ハードディスクユニット14に対する電力供給が低減された後に、ユーザのマウス操作により移動されるマウスカーソルの位置が、ファイル書き込みのためになされるマウスのクリック位置の履歴に基づいて定められた所定の範囲内に入ったときに、ハードディスクユニット14に対するアクセス操作(マウスのクリック操作)に至る操作がなされたと判定(推定)される。このとき、ハードディスクユニット14の駆動源への電源供給が回復されてディスクの回転が開始される(スピンアップ)。即ち、ファイル書き込みのアイコンをクリックする前に、ディスクの回転が開始される。
【0029】
上記のように、本来ハードディスクユニット14を使用すべきときに電源供給の低減された状態から当該電源供給が回復されてディスクの回転が開始され(スピンアップ)、更に、ユーザが実際に行なうハードディスクユニット14に対するアクセス操作(ファイル書き込みのアイコンを選択するためのマウスのクリック操作)を行なう前にそのディスクの回転が開始される。従って、ハードディスクユニット14の無駄な電源供給の回復が防止されると共に、ユーザがファイル書き込みのためのマウスのクリック操作を行なってから実際にファイル書き込みが可能となるまでの時間(ユーザの待ち時間:「クリック」イベントの発生から「ハードディスクアクセス」イベントの発生までの時間)が短縮される。
【0030】
上記例においては、コンピュータシステムに付属したリソースとしてハードディスクユニット14について説明したが、他のリソースについても本発明に係るパワーマネージメントシステムの適用は可能である。
また、マウスカーソルが所定の範囲に位置したときに、ハードディスクユニット14のアクセス操作に至る操作がなされたと判定(推定)するようにしたが、本発明は、これに限定されるものではなく、マウスカーソルの移動速度、その他入力ユニット12を用いた他の操作、更に、入力ユニット12からの入力情報に基づいたCPU10からのメッセージに基づいてアクセス操作に至る操作がなされたと判定(推定)することも可能である。
【0031】
更にまた、リソースに対するアクセス操作に至る操作を判別(推定)するための操作の標準範囲は、CPU10で実行されるアプリケーション毎に定めることができる。
なお、上記例において、図2におけるステップS1乃至S8での処理がアクセス操作推定手段に対応し、ステップS9での処理が電源復帰手段に対応する。そして、特に、ステップS1乃至S7での処理がアクセス操作推定手段における標準作成手段に対応し、ステップS8での処理がアクセス推定手段における判定手段に対応する。
【0032】
【発明の効果】
以上、説明してきたように、各請求項に記載される本発明によれば、リソースに対するアクセス操作に至る操作であると推定される操作がコンピュータシステムにおいてなされたときに、当該リソースに対する電源供給を低減した状態からもとの状態に回復させるようにしたため、コンピュータシステムに付属したリソースへの無駄な電源供給の回復を防止しつつスムーズに当該リソースへの電源供給の回復が行なえるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係るパワーマネージメントシステムが適用されるコンピュータシステムのハードウエア構成例を示すブロック図である。
【図2】パワーマネージメントに係る処理の手順の例を示すフローチャートである。
【図3】イベントキューの構成例を示す図である。
【図4】マウスカーソル位置キューの構成例を示す図である。
【図5】イベントキューの他の構成例を示す図である。
【図6】ファイル書き込みを行なう場合のマウスカーソルの移動状態を示す図(その1)である。
【図7】ファイル書き込みを行なう場合のマウスカーソルの移動状態を示す図(その2)である。
【符号の説明】
10 CPU
11 メモリユニット
12 入力ユニット
13 表示ユニット
14 ハードディスクユニット
15 ディスク駆動制御回路
16 CD−ROMドライバ
100 CD−ROM

Claims (3)

  1. コンピュータシステムに付属するリソースに対する電源供給を低減した状態からもとの状態に回復させるようにしたパワーマネージメントシステムにおいて、
    コンピュータシステムでの操作がリソースに対するアクセス操作に至る操作であると推定するためのアクセス操作推定手段と、
    アクセス操作推定手段がコンピュータシステムでの操作を当該リソースに対するアクセス操作に至る操作であると推定したときに、リソースに対する電源供給をもとの状態に回復させる電源復帰手段とを有し、
    アクセス操作推定手段は、コンピュータシステムでの操作の履歴と当該リソースのアクセス状況とに基づいて当該リソースに対するアクセス操作に至る操作として認められる標準範囲を作成する標準作成手段と、
    コンピュータシステムでの操作が標準作成手段にて作成された標準範囲内の操作であるか否かを判定する判定手段とを有し、
    該判定手段がコンピュータシステムでの操作を標準範囲内の操作であると判定したときに、当該コンピュータシステムでの操作が当該リソースでのアクセス操作に至る操作であると推定されるようにしたパワーマネージメントシステム。
  2. 請求項1記載のパワーマネージメントシステムにおいて、
    当該リソースのアクセス操作が、ポインティングデバイスによる表示画面上に表示された所定のアイコンの選択操作であって、
    標準作成手段は、当該リソースのアクセス操作においてポインティングデバイスのカーソルが位置すべき表示画面上の所定の範囲を標準範囲を作成する手段を有し、ポインティングデバイスのカーソルが表示画面上の当該所定の範囲に位置したときに当該リソースでのアクセス操作に至る操作がなされたと推定されるようにしたパワーマネージメントシステム。
  3. コンピュータシステムに付属するリソースに対する電源供給を低減した状態からもとの状態に回復させるようにしたパワーマネージメントシステムでの処理を実行する当該コンピュータシステムを
    コンピュータシステムでの操作がリソースに対するアクセス操作に至る操作であると推定するためのアクセス操作推定手段と、
    アクセス操作推定手段がコンピュータシステムでの操作を当該リソースに対するアクセス操作に至る操作であると推定したときに、リソースに対する電源供給をもとの状態に回復させる電源復帰手段として機能させ、
    アクセス操作推定手段は、コンピュータシステムでの操作の履歴と当該リソースのアクセス状況とに基づいて当該リソースに対するアクセス操作に至る操作として認められる標準範囲を作成する標準作成手段と、
    コンピュータシステムでの操作が標準作成手段にて作成された標準範囲内の操作であるか否かを判定する判定手段として機能させ、
    該判定手段がコンピュータシステムでの操作を標準範囲内の操作であると判定したときに、当該コンピュータシステムでの操作が当該リソースでのアクセス操作に至る操作であると推定されるようにしたパワーマネージメントプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
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