JP3961263B2 - 光ファイバグレーティングの製造方法、光ファイバグレーティングの製造装置 - Google Patents

光ファイバグレーティングの製造方法、光ファイバグレーティングの製造装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は光情報通信分野で用いられる光ファイバグレーティングの製造方法および製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
光ファイバグレーティングは特定波長の光を減衰または反射させる特性を備えた光学素子である。
光ファイバグレーティングとしては、例えば紫外線誘起型(以下、UV誘起型と示す)のものが知られている。UV誘起型の光ファイバグレーティングは、ゲルマニウムが添加された石英ガラス(以下、ゲルマニウム添加石英ガラスと略記する)に240nm付近の特定波長の紫外光を照射すると屈折率が上昇する現象を利用するもので、従来例えば以下のような手順によって製造されていた。
【0003】
一般的にはコアがゲルマニウム添加石英ガラスからなり、クラッドが石英ガラスからなる光ファイバを用意する。なお、最近はコアとクラッドの両方またはクラッドがゲルマニウム添加石英ガラスからなる光ファイバを用いて光ファイバグレーティングを製造する場合もある。
ついで、水素雰囲気中にこの光ファイバを放置し、水素ガス浸漬処理を行って紫外光に対する屈折率変動の感受性を高める。
さらに、干渉露光法、位相マスク法、強度マスク法、集光したビームで直接露光する操作を繰り返す方法(ステップバイステップ法)などの公知の方法によって、光ファイバの側面に、一方向から、この光ファイバの長さ方向にそって所定の周期で紫外光を照射すると、露光された部分の光ファイバの屈折率が上昇し、複数の屈折率上昇部が所定の周期で間欠的に配列し、光ファイバの長さ方向にそって屈折率が周期的に変動しているグレーティング部が形成される。
その後、脱水素処理を行い、好ましくはさらに加熱エージングを行って光ファイバグレーティングを得る。加熱エージングは光ファイバグレーティングの長期安定性を向上させる目的で行われる。
【0004】
なお、このグレーティング部の屈折率変化の周期(以下、グレーティング周期という)が比較的短いものにおいては、コアを入射方向と同方向に進行する特定波長の光を反射して減衰させるいわゆる反射型の特性が得られる。一方、グレーティング周期が比較的長いものにおいては、コアを入射方向と同方向に進行する特定波長の光を、同じ方向に進行するクラッドモードに結合させて減衰させるいわゆる放射型の特性が得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の製造方法においては、どのようなタイプのものであっても光ファイバグレーティングの挿入損失の偏波依存性の劣化を伴うことがわかった。挿入損失の偏波依存性(以下、PDLと示す)は光ファイバを伝搬する光を構成するふたつの偏波成分間の挿入損失の差である。
このPDLの劣化の原因には、大きく分けて以下の2つがあると考えられている。
1つ目は、光ファイバにおいて、偏波成分間の実効屈折率が異なることによって生じる偏波モード分散(以下、PMDと示す)である。その原因は光ファイバのコアのわずかな楕円化や偏心である。このPMDの影響は、偏心や楕円化の少ない光ファイバを選択することなどによって、ある程度低減することができる。
【0006】
2つ目は、紫外光露光工程において生じる屈折率変化が不均一であることである。
図12(a)〜図12(d)は、従来の紫外光露光工程における屈折率変化を示した説明図である。
図12(a)は屈折率を上昇させる部分の1カ所に、光ファイバ3の側面に向かって一方向(A方向)から紫外光を照射している状態を示した斜視図である。図12(b)は、このようにして形成した屈折率上昇部3aについて、この紫外光の照射強度に起因する光ファイバ3の断面における屈折率変化を示したものである。紫外光の照射位置に近い程、紫外光の強度が大きいため、屈折率上昇量が大きく、光ファイバ3の断面に屈折率の分布が生じる。
【0007】
一方、ここで、光ファイバ3の進行方向をz軸方向、光ファイバ3の断面において直交する2つの方向をx軸方向、y軸方向とする。
光ファイバ3に照射する紫外光の偏光状態が光ファイバ3の屈折率の上昇自体に複屈折を生じることが知られている。すなわち、照射した紫外光の電界の向きと同方向の電界を持つ導波光に対する屈折率の上昇が紫外光の電界と垂直な向きの電界を持つ導波光に対する屈折率の上昇よりも高くなる。
図12(c)に示したようにA方向から照射した紫外光の電界はy軸成分とz軸成分とに分けて考えることができる。それらのうち、y軸成分の電界によって生じる屈折率変化が、光ファイバ3を導波する導波光に対して複屈折を持つ。すなわち、屈折率変化はx軸方向に電界をもつ導波光(便宜的にX偏波成分と呼ぶ)より、y軸方向に電界をもつ導波光(便宜的にY偏波成分と呼ぶ)に対して大きくなる。
図12(d)はこのときに導入される屈折率変化の異方性を示した説明図である。大きな屈折率変化を生じる偏波成分の向きを太線矢印で示している。
その結果、X偏波成分とY偏波成分との間の伝搬定数の差が大きくなり、PDLが劣化する。なお、z軸方向の電界成分をもつ紫外光による屈折率変化の影響は、X偏波成分とY偏波成分に対して等価なので、ここで考慮する必要はない。図13は光ファイバ3の長さ方向にそって、所定の周期でA方向のみから紫外光を照射してグレーティング部を形成したときの偏波成分毎の屈折率の変化を示したグラフである。X偏波成分とY偏波成分との間に屈折率変化量の差が生じていることが明らかである。
【0008】
図14はこの製造方法によって製造した光ファイバグレーティングの光学特性の一例を示したグラフである。
この例の光ファイバグレーティングの製造において、光ファイバは、コアがゲルマニウム添加石英ガラスからなり、クラッドが石英ガラスからなる1.55μm帯用のカットオフシフト光ファイバ(株式会社フジクラ製)を用いた。また、グレーティング周期295μm、グレーティング長(グレーティング部の長さ)35mmの、いわゆる放射型の光ファイバグレーティングを製造した。なお、ここでグレーティング周期は、ファイバグレーティングの透過スペクトルにおいて阻止率(透過損失値)が最大となる波長(以下「最大阻止波長」という)が1530.0nmとなるように295μmの付近で微調整を行った。また、露光量は最大阻止波長における透過損失値が4.0dBとなるように、紫外光のパワー及び紫外光照射時間を適宜調整した。
なお、紫外光を照射するための光源としては、KrFエキシマレーザ、Ar−SHG(アルゴン−光第2高周波発生装置)などが用いられる。
このグラフにおいて、PDLを示すグラフにはふたつのピークが生じているが、一般に最も大きいピークの値をPDL最悪値とする。この例の光ファイバグレーティングのPDL最悪値は0.17dBである。
【0009】
このようなPDLの劣化の問題を改善するために、文献1*1には以下に示す方法が提案されている。
* 1:Optics Letter V. 19, n. 16, pp. 1260-1262 (Aug. 15, 1994)
【0010】
図15(a)〜図15(d)はこの方法の説明図であって、図12(a)〜図12(d)に示した方法と異なるのは、図15(a)に示したように、光ファイバ3の側面に、一方向(A方向)から紫外光を照射するとともに、このA方向と対向する方向(B方向)から紫外光を照射する点であった。
その結果、図15(b)に示したように、紫外光の照射強度に起因する光ファイバ3の断面における屈折率の偏りの問題は解決することができた。
【0011】
しかしながら、この方法においても図15(c)に示したように、A方向から照射する紫外光がy軸方向とz軸方向に偏光していると、B方向から照射する紫外光もy軸方向とz軸方向に偏光しているため、Y偏波成分の屈折率変化がX偏波成分における屈折率変化よりも大きくなる。
図15(d)はこのときに導入される屈折率変化の異方性を示した説明図である。大きな屈折率変化を生じる偏波成分の向きを太線矢印で示している。
図16はA方向とB方向の2方向から紫外光を照射した以外は上述の例と同様にして製造した光ファイバグレーティングの光学特性を示したグラフである。PDL最悪値は約0.12dBであり、図14に示したものよりもやや小さくなっている。しかしながら、その値は十分に小さいとは言い難く、さらなる改善が要求されていた。
【0012】
本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、PDLが改善された光ファイバグレーティングを得ることを目的とする。
具体的にはUV誘起型の光ファイバグレーティングにおいて、紫外光の偏光に起因する複屈折を低減することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、以下のような解決手段を提案する。
第1の発明は、光ファイバグレーティングの製造方法は、特定波長の光の照射によって屈折率が上昇する材料からなる部位を備えた光ファイバの側面から、該光ファイバの長さ方向にそって所定の周期で前記特定波長の光を照射し、該照射部分の屈折率を上昇させることによって、当該屈折率上昇部が、複数、所定の周期で間欠的に配列したグレーティング部を有する光ファイバグレーティングを製造する方法であって、
前記複数の屈折率上昇部を形成するにあたり、光の照射方向を光ファイバの長手方向に順次変更し、前記グレーティング部全体に亘って光の照射量を光ファイバの長手方向に沿って積分した結果が、光ファイバの円周方向において光が均等となるように光を照射することを特徴とする光ファイバグレーティングの製造方法である。
第2の発明は、請求項1に記載の光ファイバグレーティングの製造方法において、前記光を照射する工程は、前記光ファイバの側面をその円周方向に分割し、その1つの分割面に対して光を照射させる工程と、グレーティング周期にしたがって照射位置を移動させて、次の分割面に対して光を照射させる工程とを備え、これらの工程を順に繰り返すことにより、前記光ファイバの側面を1周して光を照射することを特徴とする光ファイバグレーティングの製造方法である。
第3の発明は、前記第1の発明において、前記分割面が4つであることを特徴とする光ファイバグレーティングの製造方法である。
第4の発明は、前記第1の発明において、複数の反射鏡を用いることにより、光ファイバの円周方向において均等に光を照射することを特徴とする光ファイバグレーティングの製造方法である。
第5の発明は、前記第1の発明において、光ファイバ及び照射する光の一方または両方を光ファイバ軸に沿って回転させることにより、光ファイバの円周方向において均等に光を照射することを特徴とする光ファイバグレーティングの製造方法である。
第6の発明は、前記第1の光ファイバグレーティングの製造方法に用いる光ファイバグレーティングの製造装置であって、
光ファイバを保持する保持手段と、該光ファイバに特定波長の光を照射する照射手段とを備え、前記保持手段が、前記光ファイバをその円周方向に回転させる回転機構を備えていることを特徴とする光ファイバグレーティングの製造装置である。
第7の発明は、前記第4の光ファイバグレーティングの製造方法に用いる光ファイバグレーティングの製造装置であって、複数の反射鏡と、該反射鏡に光を照射するための照射手段と、該反射鏡により反射される光の光路上に光ファイバを配置して保持するための保持手段と、前記反射鏡と該保持手段の少なくとも一方を前記光ファイバの長手方向に移動させるための移動手段とを備えていることを特徴とする光ファイバグレーティングの製造装置である
【0014】
【発明の実施の形態】
図1(a)〜図1(d)は本発明の光ファイバグレーティングの製造方法の一例を示したものである。
本発明においては、図1(a)に示したように屈折率上昇部3aを形成する部分の光ファイバ3の側面全体に均等に紫外光を照射して屈折率上昇部3aを形成する。すなわち、図15(a)に示した方法と同様にA方向とこれに対向するB方向から紫外光を照射するとともに、A方向とB方向に直交するC方向からも紫外光を照射し、かつこのC方向に対応する方向(D方向)からも紫外光を照射する。換言すれば、光ファイバ3の側面を光ファイバ3の長さ方向と平行に切り分けて円周方向に4等分し、これらの4等分した部分にそれぞれ均等に紫外光を照射することにより、光ファイバ3の円周方向全体に紫外光を均等に照射する。
また、光の照射方向を光ファイバの長手方向に順次変更し、グレーティング部全体に亘って光の照射量を光ファイバの長手方向に沿って積分した結果が、光ファイバの円周方向において光が均等となるように光を照射してもよい。
【0015】
その結果、図1(b)に示したように、光ファイバ3の断面において、紫外光の照射強度に起因する屈折率の不均一化は生じない。
また、図1(c)に示したように、A方向とB方向から照射する紫外光が光ファイバ3のy軸方向とz軸方向に偏光していると、A方向とB方向に直交するC方向とD方向の紫外光の偏光はx軸方向とz軸方向となる。
このようにx軸方向とy軸方向の両方から露光することにより、図1(d)に示したように、X偏波成分とY偏波成分の両方に対する屈折率変化を等しくすることができる。なお、上述のように図中太線矢印は大きな屈折率変化を生じる偏波成分の向きを示している。
【0016】
図2は、光の照射方法以外は上述の例と同様にして製造した光ファイバグレーティングの光学特性を示したグラフである。すなわち、光ファイバ3の長さ方向において、図1(a)に示したようにA、B、C、Dの4方向から紫外光を照射して屈折率上昇部3aを形成する操作を、所定の周期で繰り返して製造した光ファイバグレーティングの光学特性を示したものである。
この例の光ファイバグレーティングのPDL最悪値は0.08dBであり、上述の図14、図16に示した例と比較して小さな値が得られている。
なお、PDLは上述のようにPMDによっても生じるため、完全に零にすることは困難である。
【0017】
図3は、図1(a)に示した方法(グラフ中には「回転露光」と記載)、図12(a)に示した方法(グラフ中には「通常露光」と記載)、図15(a)に示した方法(グラフ中には「両面露光」と記載)によって製造した光ファイバグレーティングのPDLを測定した結果をまとめたものである。縦軸の度数はサンプル数を示している。
このグラフからわかるように、本発明の製造方法によって製造した光ファイバグレーティングにおいては、PDLの値が小さく、かつそのばらつきが少ない。特に、実質的に同一の光学特性で、かつ光ファイバグレーティングの材料として用いている光ファイバが同種のものである場合、光ファイバグレーティングにおいてはPDLの分布の標準偏差は測定誤差程度となり、PDLの絶対値と比較してその5分の1以下となることがわかった。よって、本発明の製造方法により、安定した特性の光ファイバグレーティングを量産できることがわかる。
【0018】
図4〜図7は本発明の光ファイバグレーティングの製造方法に適した光ファイバグレーティングの製造装置を示した概略構成図である。
図4中、符号1は板状の露光台であり、その上面には所定の間隔をあけてふたつのファイバクランプ2A、2Bが設けられ、これらのファイバクランプ2A、2Bに光ファイバ3が保持されるようになっている。そして、これらのファイバクランプ2A、2Bには図示しない回転機構が設けられており、この回転機構を作動させることによって、光ファイバ3を、その中心軸が移動しないように、円周方向に所定の角度だけ回転させることができるようになっている。回転機構としては、例えばステッピングモータによる回転駆動方式などを例示することができる。
なお、このファイバクランプ2A、2Bによって保持された光ファイバ3の両端は光学測定装置4に接続され、光ファイバグレーティングの光学特性をモニターしながら製造操作が行われるようになっている。
【0019】
このように光ファイバ3をファイバクランプ2A、2Bに保持した状態で、図5に示したように、光源(図示せず)からマスク5を介して紫外光を照射すると、マスク5の下方に所定周期の光の強度分布が生じ、光ファイバ3の長さ方向に所定の周期で紫外光が照射され、光ファイバ3の長さ方向に間欠的に配置された複数の屈折率上昇部が一度に形成される。マスク5としては、グレーティング周期が1μm以下のグレーティング周期が短い光ファイバグレーティングを製造する場合は位相マスクが用いられ、グレーティング周期が10μm以上のグレーティング周期が比較的長い光ファイバグレーティングを製造する場合は、いわゆる強度マスクが用いられる。
このように光ファイバ3の側面に一方向から紫外光を照射した後、ファイバクランプ2A、2Bに設けられた回転機構によって光ファイバ3を円周方向に90度回転させて同様に紫外光を照射する操作を繰り返し、光ファイバ3の円周方向全体に均等に紫外光を照射して光ファイバグレーティングを製造する。
【0020】
図6は屈折率上昇部を1カ所ずつ形成する、いわゆるステップバイステップ法に係る製造装置を示したものである。
図中符号6は全反射ミラー、符号7はレンズである。これら全反射ミラー6、レンズ7はミラー・レンズ台8aに取り付けられ、このミラー・レンズ台8aは移動装置8bに取り付けられている。
そして、光源(図示せず)から出射した紫外光を全反射ミラー6にて反射させ、レンズ7を介して絞り込むことによって光ファイバ3上に集光させる。そして、ファイバクランプ2A、2Bに設けられた回転機構によって光ファイバ3を90度回転させて同様に紫外光を照射する操作を繰り返し、光ファイバ3の円周方向に均等に紫外光を照射する。
ついで、移動装置8bによってミラー・レンズ台8aを所定距離、光ファイバ3の長さ方向にそって移動させ、同様の操作を繰り返して光ファイバグレーティングを製造する。
【0021】
図7に示した製造装置は、図6に示した装置において、ミラー・レンズ台8aを移動させるかわりに露光台1に移動装置9が取り付けられたものである。
ミラー・レンズ台8aのかわりに移動装置9によって露光台1を移動させて光ファイバ3への光の照射位置を変化させる以外は図6に示したものと同様にして光ファイバグレーティングを製造することができる。
【0022】
なお、上述の説明においては、光ファイバ3の側面を4分割し、紫外光の照射方向(光ファイバ3の露光方向)を4方向としたが、光ファイバ3の円周方向の全体に均等に紫外光を照射することができればこれに限定するものではない。
【0023】
図8は本発明の光ファイバグレーティングの製造方法の他の例を示したものである。
この方法においては、光ファイバ3の側面を、光ファイバ3の円周方向において4分割し、この分割した部分のひとつに、一方向(E方向)から紫外光を照射して1段目の屈折率上昇部3aを形成し、ついで、光ファイバ3の長さ方向にそって所定のグレーティング周期にしたがって照射位置を移動し、かつ照射方向を90度回転させて、F方向から紫外光を照射して2段目の屈折率上昇部を形成する。
さらに同様にして照射位置を移動し、照射方向を90度回転させたG方向に変更して3段目の屈折率上昇部3aを形成し、さらに同様にしてH方向から紫外光を照射して4段目の屈折率上昇部3aを形成する。
【0024】
その結果、1段目〜4段目の屈折率上昇部3a、3a…を形成するにあたって、紫外光は、光ファイバ3の円周を1周して光ファイバ3に照射されたことになり、1段目〜4段目の屈折率上昇部3a、3a…において生じたそれぞれの光ファイバ3の断面における屈折率の偏りや複屈折は相互にうち消され、PDLの劣化を防ぐことができる。
この場合は、光ファイバ3に4方向から紫外光を照射して4つの屈折率上昇部3aを形成する操作を1周期とし、この周期を所定のグレーティング長が得られるまで繰り返して光ファイバグレーティングを製造する。なお、目的を達成することができれば紫外光の照射方向の数はこれに限定するものではない。
この方法には、例えば図6、図7に示した装置が好適である。すなわち、1段目の屈折率上昇部3aを形成した後、光ファイバ3の長さ方向にそって紫外光の照射位置を移動させるとともに、光ファイバ3を円周方向に所定の角度回転させて紫外光を照射して次の屈折率上昇部3aを形成する。このような操作を繰り返してグレーティング部を形成することができる。
【0025】
図9は、本発明の光ファイバグレーティングの製造方法の他の例を示したもので、図中符号10は放物面鏡である。放物面鏡10は底面に開口する中空ドーム型のもので、その内面が鏡面になっている。この例においては、この放物面鏡10の頂点に設けられた孔10aに光ファイバ3を挿通し、放物面鏡10の中空部の中心に光ファイバ3を配置する。そして、放物面鏡10の開口10b側から紫外光を照射すると、放物面鏡10内の鏡面において紫外光が反射し、光ファイバ3の円周方向の全体に集光し、ひとつの屈折率上昇部3aが形成される。
ついで、所定のグレーティング周期にしたがって、光ファイバ3または放物面鏡10の少なくとも一方を光ファイバ3の長さ方向にそって移動し、同様の操作を繰り返して光ファイバグレーティングを製造する。
【0026】
この場合は、例えば、放物面鏡10と、この放物面鏡10の内面に光を照射する光源と、この放物面鏡10内に光ファイバ3を配置して保持する保持手段(図示せず)と、前記放物面鏡10と保持手段の少なくとも一方を前記光ファイバ3の長さ方向に移動させる移動手段(図示せず)から構成した光ファイバグレーティング製造装置を用いて光ファイバグレーティングを製造することができ、保持手段に回転機構を設ける必要はない。
【0027】
図10は、本発明の光ファイバグレーティングの製造方法の他の例を示したものであり、図10(a)は光ファイバの長手方向に対して垂直な方向から見た図であり、図10(b)は、図10(a)に示した装置を光ファイバの断面側から見た図である。図10中、符号11は凹面反射鏡である。この凹面反射鏡11は複数配置され、それぞれが同一点上に焦点を有するように配置され、光ファイバと同じ側の面が鏡面である。この例においては、凹面反射鏡11の焦点位置に光ファイバ3を配置する。そして、凹面反射鏡11の開口11b側から紫外光を照射すると、凹面反射鏡11の鏡面において紫外光が反射し、光ファイバ3の円周に沿った方向から集光し、一つの屈折率上昇部3aが形成される。なお、本発明の目的を達成することができれば、凹面反射鏡11を配置する数はこれに限定されるものではない。また、紫外光は光ファイバ3の長手方向に集光されればよく、凹面反射鏡11は凹面円筒鏡であってもよい。
その後、所定のグレーティング周期に従って、光ファイバ3または凹面反射鏡11の少なくとも一方を光ファイバ3の長手方向に沿って移動し、同様の操作を繰り返して光ファイバグレーティングを製造する。
【0028】
この例では、例えば、凹面反射鏡11と、この凹面反射鏡11の内面に光を照射するための光源と、この凹面反射鏡11の焦点位置に光ファイバ3を配置して保持するための保持手段(図示せず)と、前記凹面反射鏡11と保持手段の少なくとも一方を前記光ファイバ3の長手方向に移動させる移動手段(図示せず)から構成される光ファイバグレーティング製造装置を用いて光ファイバグレーティングを製造することができ、保持手段を回転機構に設ける必要はない。
【0029】
図11は、本発明の光ファイバグレーティングの製造方法の他の例を示したものであり、図11(a)は光ファイバの長手方向に対して垂直な方向から見た図であり、図11(b)は、図11(a)に示した装置を光ファイバの断面側から見た図である。図11中、符号12は反射鏡であり、符号13は、凸レンズである。この反射鏡12と凸レンズ13は複数配置され、それぞれが同一点上に焦点を有するように配置され、反射鏡12の光ファイバと同じ側の面が鏡面である。この例においては、凸レンズ13の焦点位置に光ファイバ3を配置する。そして、反射鏡12の開口12b側から紫外光を照射すると、反射鏡12の鏡面において紫外光が反射し、凸レンズ13により紫外光が光ファイバ3の円周に沿った方向から集光し、一つの屈折率上昇部3aが形成される。なお、本発明の目的を達成することができれば、反射鏡12及び凸レンズ13を配置する数はこれに限定されるものではない。また、紫外光は光ファイバ3の長手方向に集光されればよく、凸レンズ13は凸型円筒レンズであってもよい。
その後、所定のグレーティング周期に従って、光ファイバ3または反射鏡12及び凸レンズ13の少なくとも一方を光ファイバ3の長手方向に沿って移動し、同様の操作を繰り返して光ファイバグレーティングを製造する。
【0030】
この例では、例えば、反射鏡12と、この反射鏡12の内面に光を照射するための光源と、この反射鏡12の焦点位置に光ファイバ3を配置して保持するための保持手段(図示せず)と、前記反射鏡12と保持手段の少なくとも一方を前記光ファイバ3の長手方向に移動させる移動手段(図示せず)から構成される光ファイバグレーティング製造装置を用いて光ファイバグレーティングを製造することができ、保持手段を回転機構に設ける必要はない。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように本発明においては、光の照射強度に起因する光ファイバの断面の屈折率の分布や、光の偏光によって生じる光ファイバの複屈折を抑制することができるため、製造過程におけるPDLの劣化を防ぐことができる。その結果、PDLの値が小さく、かつ複数の光ファイバグレーティングを製造した場合にPDLのばらつきが少ない光ファイバグレーティングの製造方法および製造装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1(a)〜図1(d)は、本発明の光ファイバグレーティングの製造方法の一例の説明図であって、図1(a)は光ファイバの側面に向かって紫外光を照射している状態を示した斜視図、図1(b)は光ファイバの断面における紫外光の照射強度に起因する屈折率の変化を示した説明図、図1(c)は紫外光の偏光を示した説明図、図1(d)は図1(c)に示した偏光によって生じる屈折率の異方性の説明図である。
【図2】 図1(a)〜図1(d)に示した方法で製造した光ファイバグレーティングの光学特性の一例を示したグラフである。
【図3】 製造方法の異なる光ファイバグレーティングの光学特性を比較したグラフである。
【図4】 本発明の光ファイバグレーティングの製造装置の一例を示した概略構成図である。
【図5】 本発明の光ファイバグレーティングの製造装置の一例(位相マスク法)を示した概略構成図である。
【図6】 本発明の光ファイバグレーティングの製造装置の一例を示した概略構成図である。
【図7】 本発明の光ファイバグレーティングの製造装置の一例を示した概略構成図である。
【図8】 本発明の光ファイバグレーティングの製造方法の他の例を示した説明図である。
【図9】 本発明の光ファイバグレーティングの製造方法の他の例を示した説明図である。
【図10】 本発明の光ファイバグレーティングの製造方法の他の例を示した説明図である。
【図11】 本発明の光ファイバグレーティングの製造方法の他の例を示した説明図である。
【図12】 図12(a)〜図12(d)は、従来の光ファイバグレーティングの製造方法の説明図であって、図12(a)は光ファイバの側面に向かって一方向から紫外光を照射している状態を示した斜視図、図12(b)は光ファイバの断面における紫外光の照射強度に起因する屈折率の変化を示した説明図、図10(c)は紫外光の偏光を示した説明図、図12(d)は図12(c)に示した偏光によって生じる屈折率の異方性の説明図である。
【図13】 図12(a)〜図12(d)に示した従来の方法によって製造した光ファイバグレーティングの屈折率変化を示したグラフである。
【図14】 図12(a)〜図12(d)に示した従来の製造方法によって製造した光ファイバグレーティングの光学特性の一例を示したグラフである。
【図15】 図15(a)〜図15(d)は、光ファイバの側面に対向する2方向から紫外光を照射して光ファイバグレーティングを製造する方法の説明図であって、図15(a)は紫外光の照射方向の説明図、図15(b)は光ファイバの断面における紫外光の照射強度に起因する屈折率の変化を示した説明図、図15(c)は紫外光の偏光を示した説明図、図15(d)は図15(c)に示した偏光によって生じる屈折率の異方性の説明図である。
【図16】 図15(a)〜図15(d)に示した従来の製造方法によって製造した光ファイバグレーティングの光学特性の一例を示したグラフである。
【符号の説明】
1…露光台(保持手段)、2A、2B…ファイバクランプ(保持手段)、
3…光ファイバ、4…光学測定装置、5…マスク、6…全反射ミラー、
7…レンズ、8a…ミラー・レンズ台、8b…移動装置(移動手段)、
9…移動装置(移動手段)、10…放物面鏡、11…凹面反射鏡、
12…反射鏡、13…凸レンズ。

Claims (7)

  1. 特定波長の光の照射によって屈折率が上昇する材料からなる部位を備えた光ファイバの側面から、該光ファイバの長さ方向にそって所定の周期で前記特定波長の光を照射し、該照射部分の屈折率を上昇させることによって、当該屈折率上昇部が、複数、所定の周期で間欠的に配列したグレーティング部を有する光ファイバグレーティングを製造する方法であって、
    前記複数の屈折率上昇部を形成するにあたり、光の照射方向を光ファイバの長手方向に順次変更し、前記グレーティング部全体に亘って光の照射量を光ファイバの長手方向に沿って積分した結果が、光ファイバの円周方向において光が均等となるように光を照射することを特徴とする光ファイバグレーティングの製造方法。
  2. 請求項1に記載の光ファイバグレーティングの製造方法において、前記光を照射する工程は、前記光ファイバの側面をその円周方向に分割し、その1つの分割面に対して光を照射させる工程と、グレーティング周期にしたがって照射位置を移動させて、次の分割面に対して光を照射させる工程とを備え、これらの工程を順に繰り返すことにより、前記光ファイバの側面を1周して光を照射することを特徴とする光ファイバグレーティングの製造方法。
  3. 請求項2に記載の光ファイバグレーティングの製造方法において、前記分割面が4つであることを特徴とする光ファイバグレーティングの製造方法。
  4. 請求項1に記載の光ファイバグレーティングの製造方法において、複数の反射鏡を用いることにより、光ファイバの円周方向において均等に光を照射することを特徴とする光ファイバグレーティングの製造方法。
  5. 請求項1に記載の光ファイバグレーティングの製造方法において、光ファイバ及び照射する光の一方または両方を光ファイバ軸に沿って回転させることにより、光ファイバの円周方向において均等に光を照射することを特徴とする光ファイバグレーティングの製造方法。
  6. 請求項1に記載の光ファイバグレーティングの製造方法に用いる光ファイバグレーティングの製造装置であって、
    光ファイバを保持する保持手段と、該光ファイバに特定波長の光を照射する照射手段とを備え、
    前記保持手段が、前記光ファイバをその円周方向に回転させる回転機構を備えていることを特徴とする光ファイバグレーティングの製造装置。
  7. 請求項4に記載の光ファイバグレーティングの製造方法に用いる光ファイバグレーティングの製造装置であって、複数の反射鏡と、該反射鏡に光を照射するための照射手段と、該反射鏡により反射される光の光路上に光ファイバを配置して保持するための保持手段と、前記反射鏡と該保持手段の少なくとも一方を前記光ファイバの長手方向に移動させるための移動手段とを備えていることを特徴とする光ファイバグレーティング製造装置。
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