JP3960301B2 - 自動車用ボディサイド搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車の車体組立ラインにおいて所定の軌道に沿って走行するハンガーにボディサイド(ボディサイドパネル)を搭載して搬送するいわゆるオーバーヘッドタイプのボディサイド搬送装置に関し、多車種(車型)のボディサイドの搬送に対応することができるとともに前向き搬送および後向き搬送のいずれにも対応可能であり、しかも簡単な構成のもとでパネル位置の安定化が図れるように考慮された汎用性のあるボディサイド搬送装置に関するものである。
この種のボディサイドの搬送用ためのハンガーもしくは搬送装置としては、古くからハンガーにてボディサイドを吊り下げ支持した上でアクチュエータ駆動のクランプ機構によりクランプするようにしたものが主流を占めているが、アクチュエータを必須とするクランプ機構を廃止する一方でパネルを安定して支持できるように考慮されたものが例えば特許文献1として提案されている。
この特許文献1に記載のボディサイド搬送用ハンガーでは、ハンガーに、ボディサイドのうちセンターピラーの前側のドア開口部上縁にて吊持する支持部材と、センターピラーの前縁に当接する第1位置決め部材とを設けるとともに、第1位置決め部材の後方に位置して且つ起立位置から前方に傾動可能な傾動部材を設け、傾動部材の上端にセンターピラーの後側の開口部に挿入される第2位置決め部材を取り付けてある。
そして、ハンガーにボディサイドを搭載したとき、ボディサイドが支持部材を支点として後下がりに傾動し、傾動部材がこの傾動モーメントを受けて前方に傾動し、第2位置決め部材が開口部の前部上端のコーナー部に当接して、センターピラーが第1,第2の位置決め部材間に挟み込まれることで位置決め支持されることになる。
特開2001−278140号公報
しかしながら、このような従来のボディサイド搬送用ハンガーによれば、アクチュエータ駆動のクランプ機構が廃止されたことによって構造の簡素化が図れるものの、第2の位置決め部材がボディサイドの特定の大きさの開口部内で傾動変位することで初めて位置決め機能が発揮されることになるため、型式の異なる他の車種もしくは車型のボディサイドの搬送に際しては少なくとも第2の位置決め部材を交換しないかぎり対応することができず、設備の汎用性の面でなおも改善の余地を残している。
本発明はこのような課題に着目してなされたものであり、とりわけ定位置固定式の複数の受け部材のみでボディサイドの三次元方向の位置決めを行った上でパネルを安定して支持することができ、しかも型式を問わずどのような車種,車型のボディサイドの搬送にも柔軟に対応できるようにした汎用性の高いボディサイド搬送装置を提供するものである。
請求項1に記載の発明は、所定の軌道に沿って走行するハンガーにそのハンガー走行方向とボディサイドの前後方向とを揃えた状態で自動車のボディサイドを搭載して搬送するオーバーヘッドタイプの自動車用ボディサイド搬送装置であることを前提する。
その上で、ハンガーに対するボディサイドの搭載姿勢として、ボディサイドの室内側の面が下側となるようにボディサイドを車室内側に向けて傾けるとともに、ボディサイドの前後方向ではそのボディサイドが後傾姿勢となるように傾けるものとし、ハンガーには、サイドシル下部とリアピラー近傍およびリアホイールハウスのアーチ部前側をそれぞれに支える受け部材を個別に設け、各受け部材に対しボディサイドのうち該当部位をボディサイドの自重のみによって当接させて位置決め支持させるようにしたことを特徴とする。
ここで、一種類のハンガーをもって多車種の車体の搬送に対応できるようにするため、各受け部材の配置位置は複数種類の車体に共通の位置とするか、もしくは各車種もしくは車型の該当位置が微妙に異なる場合には、受け部材として各車種,車型の該当位置を全てカバーし得るだけの大きさのものを使用するものとする。
なお、上記ような位置決め支持状態にあるあかぎりは、ボディサイドの搬送方向は前向き搬送であるか後向き搬送であるかは特に問わない。
また、ハンガーに支持されたボディサイドの姿勢の安定化の上では、請求項2に記載のようにサイドシル下部はその前後二箇所を受け部材で支えることが望ましい。
したがって、この請求項1に記載の発明では、サイドシル下部とリアピラー近傍をそれぞれ受け部材で支えてボディサイドの自重を作用させることにより、少なくともボディサイドの上下方向および車幅方向での位置決めがなされることになる。その一方、後傾姿勢となったボディサイドのうちリアホイールハウスのアーチ部前側を受け部材にて支えることにより、ボディサイド自体が後傾姿勢であるためにその自重が常にリアホイールハウスのアーチ部前側の受け部材に作用し、これによってボディサイドの前後方向での位置決めがなされることになる。
そして、例えば搬送中の振動等を受けて、ボディサイドの該当部位がいずれかの受け部材から離れ気味となるようなわずかな位置ずれが発生したとしても、各受け部材に対しボディサイドがその自重をもって当接するように設定してあるため、以降の搬送過程において再びボディサイドが各受け部材に当接するように自律的に補正することになる。したがって、定位置固定式の受け部材だけでボディサイドを支えてはいても、ボディサイドの姿勢および位置精度はきわめて安定したものとなり、同時に一種類のハンガーで搬送できるボディサイドの車種も特に限定されることなく、多車種,車型のボディサイドの搬送に段取り替えなしで柔軟に対応できることになる。
請求項1に記載の発明によれば、定位置固定式の受け部材だけで車種,車型を問わずいずれの車種のボディサイドも安定的に支持して搬送することができるため、単純な構造故にコストダウンを図ることができるとともにきわめて汎用性が高く、また車種,車型変更に際しても受け部材の変更もしくは位置の変更等の段取り替え作業が一切不要であり、設備の稼働率向上にも寄与できる。
また、ボディサイド自体の自重を利用して受け部材に当接させることにより位置決めするようにしているため、わずかなボディサイドの位置ずれに対して自己補正機能が発揮され、搬送中のボディサイドの姿勢および位置精度がきわめて安定したものとなるほか、搬送されてきたボディサイドを例えばハンドリングロボット等にてハンガーから直接取り出すような場合に、ボディサイドの車室外側および車室内側のいずれからもハンドリングロボットのアプローチが可能であり、搬送されてきたボディサイドの移載時の自由度も高いものとなる。
図1〜3は本発明の好ましい実施の形態を示す図で、いわゆる電車タイプのオーバーヘッドコンベヤに適用した場合であって、且つボディサイドを前向き姿勢で図1の矢印方向に搬送する場合の例を示している。
図1に示すように、軌道であるレール1に沿って走行する搬送台車2にハンガー3が吊り下げ支持されており、このハンガー3に自動車のボディサイドBsが搭載されて搬送されることになる。なお、ハンガー3にボディサイドBsを搭載する際には、後述するように搬送台車2の走行方向にボディサイドbsの前後方向を合わせた状態で搭載され、同時にボディサイドBsはサイドシルS下部の前後二箇所とリアピラーP近傍およびリアホイールハウスHのアーチ部前側の合計四箇所をハンガー3にて支えられたかたちで位置決め支持される。
搬送台車2は、レール1に添設された給電トラックから電気エネルギーの供給を受けて駆動するモータ4を備えており、このモータ4にて図示しない駆動輪を回転駆動することにより、レール1に沿って自走することが可能となっている。
ハンガー3は、略釣り針状に湾曲した丸パイプ状のハンガーフレーム5を搬送台車2から吊り下げ支持させる一方、そのハンガーフレーム5の下端から搬送方向前方側に向かって上り傾斜となるハンガーバー6を斜めに連結したもので、ハンガーフレーム5は斜状の補強パイプ7によって補強されている。
ハンガーフレーム5の斜状部には、ボディサイドBsのうちリアピラーP近傍を支えるための受け部材として略L字状のパッド8が取付プレート9とステー10を介して装着されている。このパッド8は、図4の(A),(B)に示すように平板状の基板11の上に断面略半円状のウレタン製のシートパッド12を配設したもので、図1から明らかにようにハンガー3にてボディサイドBsを位置決め支持したときにはそのパッド8にてボディサイドBsのうちリアピラーPの一部もしくはそれよりも上方のルーフサイド部を受けることになる。これにより、少なくともハンガー3に搭載されたボディサイドBsの車幅方向での位置決めがなされることになる。
そして、パッド8は、車種(車型を含む、以下同じ)の違いによる造形上の形状変化が比較的大きいリアピラーP近傍を支えるものであり、その車種の違いにかかわらず、どの車種のボディサイドBsであってもリアピラーP近傍を支えることができるように比較的広い範囲をカバーする必要があるため、略L字状の形態をもって上下方向および前後方向に延在している。
一方、傾斜姿勢のハンガーバー6には、同じくボディサイドBsのうちサイドシルS下部の前後二箇所を個別に支えるための受け部材として前後一対のVブロック状の位置決めブロック13,14が装着されているとともに、一方の位置決めブロック14に近接してリアホイールハウスHのアーチ部前側に当接することになる受け部材として丸棒状もしくは円柱状のエンドストッパー15がスタンド16を介して装着されている。
サイドシルS用の位置決めブロック13,14は、図5に示すようにボディサイドBsのうち車種の違いによる造形上の形状変化が少ないサイドシルS下部のシルフランジ部Fを受容して位置決めするためにV溝状の位置決め凹部としてV溝17を備えている。このように傾斜姿勢のハンガーバー6に付設された前後一対の位置決めブロック13,14のV溝17にてサイドシルS下部のシルフランジ部Fを受容することにより、ハンガー3に搭載されたボディサイドBsは後傾姿勢となりながら、少なくともボディサイドBsの上下方向での位置決めがなされることになる。
また、エンドストッパー15は、車種の違いによる造形上の形状変化が少ないリアホイールハウスHのアーチ部前側の部分に当接するものであるが、車種の違いによる車幅方向での微妙な位置変化に対応するために、軸心が車幅方向に延在する丸棒状のものとなっている。そして、先に説明したように、傾斜姿勢のハンガーバー6に付設されたエンドストッパー15がリアホイールハウスHのアーチ部前側の部分に当接することにより、ハンガー3に搭載されたボディサイドBsは後傾姿勢となりながら、少なくともボディサイドBsの前後方向での位置決めがなされることになる。
このように構成されたボディサイド搬送装置によれば、ハンガー3にボディサイドBsを搭載するに際し、前後一対の位置決めブロック13,14のV溝17にてサイドシルS下部のシルフランジ部Fを受容しつつ位置決めする一方、パッド8にリアピラーP近傍を、エンドストッパー15にリアホイールハウスHのアーチ部前側部分をそれぞれ当接させる。具体的には、位置決めブロック13,14のV溝17にてサイドシルS下部のシルフランジ部Fを受容して上下方向の位置決めを行いながら、ボディサイドBs全体を車室内側に倒してパッド8にリアピラーP近傍を当接させることにより、ボディサイドBsは車幅方向で傾斜姿勢となりながらパッド8との当接によって車幅方向での位置決めがなされることになる。同時に、上記のように位置決めブロック13,14を基準に位置決めされたボディサイドBsは、その位置決めブロック13,14が装着されたハンガーバー6自体が傾斜しているために必然的にボディサイドBsが後傾姿勢となり、その後傾姿勢となったボディサイドBsのうちリアホイールハウスHのアーチ部前側部分をエンドストッパー15に当接させることにより前後方向での位置決めがなされることになる。
以上により、ボディサイドBsは、クランプ機構等を使用することなしに、定位置固定式の複数の受け部材を有するハンガー3に対し自重のみをもって上下、前後および左右の各方向すなわち三次元方向の位置決めが自律的になされて、安定的にハンガー3に支持されることになる。そして、ボディサイドBsはこのような前向き姿勢で且つ後傾姿勢のままで搬送台車2の自走により図1の矢印方向に搬送される。
ここで、搬送中に走行振動等を受けることによってボディサイドBsの位置ずれが生ずることが予想されるが、例えばボディサイドBsの上下方向および車幅方向においてボディサイドBsが位置決めブロック13,14もしくはパッド8から浮き上がるような位置変動もしくは踊り現象が生じても、車幅方向および前後方向で傾斜姿勢にあるボディサイドBs自体の自重が位置決めブロック13,14およびパッド8との当接方向に作用しているため、その自重による自己補正機能により直ちに元の状態すなわち位置決めブロック13,14もしくはパッド8との正規当接状態に復帰する。
同様に、ボディサイドBsの前後方向においてリアホイールハウスHのアーチ部前側部分がエンドストッパー15から離間するような位置変動もしくは踊り現象が生じても、後傾姿勢にあるボディサイドBs自体の自重がエンドストッパー15との当接方向に作用しているため、その自重による自己補正機能によりやがては元の状態すなわちリアホイールハウスHのアーチ部前側部分がエンドストッパー15に当接した状態に復帰することになる。
したがって、ボディサイドBsを所定位置まで搬送した後に例えば相手側となるハンドリングロボットや別の搬送手段等に移載する場合に、ハンガー3上のボディサイドBsの姿勢もしくは位置精度が問題となることはない。
また、先に述べたように車種の違いによる造形上の形状変化の少ないサイドシルS下部とリアホイールハウスHのアーチ部前側部分を基準として位置決めブロック13,14とエンドストッパー15で支える一方で、車種の違いによる造形上の形状変化を無視できないリアピラーP近傍については比較的長大なパッド8にて支えるようにしているために、例えば搬送対象となるボディサイドBsが変更になった場合、あるいは複数車種のボディサイドBsをいわゆる混流形態で搬送する場合であっても、受け部材であるところのパッド8や位置決めブロック13,14あるいはエンドストッパー15の位置変更や形状変更を必要とすることなく、いわゆる段取り替えなしで多車種のボディサイドBsの搬送に対応できることになる。
ここで、上記のハンガー3は搬送台車2に対し着脱可能となっていて、必要に応じてハンガー3の前後の向きを変更することができるようになっている。このようにハンガー3の前後を入れ換えるだけで、ボディサイドBsの前向き搬送だけでなく後向き搬送にも対応できることになる。なお、このボディサイドBsの後向き搬送形態については、図7以下の第2の実施の形態で詳しく述べることとする。
図6は、上記のハンガー3にて所定位置まで搬送したボディサイドBsをハンドリングロボット19にて直接取り出す場合の例を示している。なお、図の錯綜化を避けるためにロボットハンドについては図示省略してある。
同図から明らかなように、作動範囲Qを有するハンドリングロボット19は、その自由度を使ってハンガー3上のボディサイドBsに対して外板面側および車室内側の面のいずれの方向からもアプローチしてそのボディサイドBsを取り出すことが可能となる。
図7〜9は本発明の第2の実施の形態を示し、先に説明した第1の実施の形態と共通する部分には同一符号を付してある。
この第2の実施の形態では、ボディサイドBsを後向き姿勢として搬送する点、およびハンガーフレーム25およびパッド28の形状がそれぞれ第1の実施の形態と異なっている。すなわち、ハンガーフレーム25の上部は丸パイプ状の素材により略矩形状に形成されている一方、ハンガーバー26もまた丸パイプ状のものとして形成されていて、ハンガーフレーム25に対してステー10を介して装着されたパッド28は、ボディサイドBsの前後方向に延在する長尺バー状のものとして形成されている。
そして、図7に示すように、搬送すべきボディサイドBsの重心位置をGとした場合に、サイドシルS下部の後側の位置決めブロック14による支え位置(当接位置)と重心位置Gとのなす距離に対して、リアホイールハウスHのアーチ部前側部分のエンドストッパー15による支え位置(当接位置)と重心位置Gとのなす距離の方が大きくなるように設定してある。もちろん、複数車種のボディサイドBsの搬送に対応するためには、上記の関係が全ての車種のボディサイドBsについて成立するように予め設定してある。これにより、図7に示すようにボディサイドBsを後向きで搬送する場合であって、且つ特定の車種のボディサイドBsの重心位置Gが仮に後側の位置決めブロック14による支え位置よりも後方に位置するような場合であっても、万が一搬送台車2が非常停止したような場合でもその衝撃でボディサイドBsが同図の反時計回り方向に回転して大きな位置ずれが発生しないように考慮されている。
これら以外の構造は基本的に第1の実施の形態のものと同様であり、したがって、この第2の実施の形態においても第1の実施の形態と同様の機能が発揮されることになる。
図10以下の図面は上記第2の実施の形態の各種変形例を示している。
図10は、搬送台車2ごとハンガー3の向きを前後で入れ換えて、図7と同一の車種のボディサイドBsすなわちセダンタイプのボディサイドBsを前向き搬送の形態としたものである。
また、図11〜13は図10と同様の前向き搬送を前提とした上でボディサイドBsの車種(車型)を変更した場合の例を示している。図11はクーペタイプのボディサイドBsの例を、図12は比較的車高が低いワゴンタイプのボディサイドBsの例を、図13は比較的車高が高いワゴンタイプのボディサイドBsの例をそれぞれ示している。特に図13の場合には、先に述べたようにボディサイドBsの重心位置GがサイドシルS下部の後側の位置決めブロック14による支え位置(当接位置)よりも後方側となることから、サイドシルS下部の後側の位置決めブロック14による支え位置(当接位置)と重心位置Gとのなす距離と、リアホイールハウスHのアーチ部前側部分のエンドストッパー15による支え位置(当接位置)と重心位置Gとのなす距離と関係が大きな意味をもつことになる。
すなわち、先に述べたように、サイドシルS下部の後側の位置決めブロック14による支え位置(当接位置)と重心位置Gとのなす距離よりも、リアホイールハウスHのアーチ部前側部分のエンドストッパー15による支え位置(当接位置)と重心位置Gとのなす距離の方を予め大きく設定しておくことによって、搬送台車2が例えば非常停止等により急停止したとしても、ボディサイドBsが図13の時計回り方向に回転してしまうのを未然に防止することができる。
本発明の第1の実施の形態を示す構成説明図。 図1の右側面拡大図。 図1,2に示すハンガーの斜視図。 (A)は図2におけるパッドとリアピラー部近傍との当接状態を示す要部拡大説明図、(B)は同図(A)の側面説明図。 位置決めブロックとサイドシル下部との関係を示す要部拡大説明図。 図1に示した搬送装置とハンドリングロボットとの相対位置関係を示す説明図。 本発明の第2の実施の形態を示す構成説明図。 図7の右側面拡大図。 図7,8に示すハンガーの斜視図。 図6の変形例を示す説明図。 別の車種(車型)のボディサイドの搬送例を示す説明図。 同じく別の車種(車型)のボディサイドの搬送例を示す説明図。 同じく別の車種(車型)のボディサイドの搬送例を示す説明図。
符号の説明
1…レール(軌道)
2…搬送台車
3…ハンガー
5…ハンガーフレーム
6…ハンガーバー
8…パッド(受け部材)
13,14…位置決めブロック(受け部材)
15…エンドストッパー(受け部材)
17…V溝(位置決め凹部)
25…ハンガーフレーム
26…ハンガーバー
28…パッド(受け部材)
Bs…ボディサイド
F…シルフランジ部
G…重心位置
H…リアホイールハウス
P…ロアピラー
S…サイドシル

Claims (7)

  1. 所定の軌道に沿って走行するハンガーにそのハンガー走行方向とボディサイドの前後方向とを揃えた状態で自動車のボディサイドを搭載して搬送するオーバーヘッドタイプの自動車用ボディサイド搬送装置であって、
    ハンガーに対するボディサイドの搭載姿勢として、ボディサイドの室内側の面が下側となるようにボディサイドを車室内側に向けて傾けるとともに、ボディサイドの前後方向ではそのボディサイドが後傾姿勢となるように傾ける一方、
    ハンガーには、サイドシル下部とリアピラー近傍およびリアホイールハウスのアーチ部前側をそれぞれに支える受け部材を個別に設け、
    各受け部材に対しボディサイドのうち該当部位をボディサイドの自重のみによって当接させて位置決め支持させるようにしたことを特徴とする自動車用ボディサイド搬送装置。
  2. サイドシル下部はその前後二箇所を受け部材で支えることを特徴とする請求項1に記載の自動車用ボディサイド搬送装置。
  3. サイドシル下部の後側支え位置とボディサイドの重心とのなす距離に対して、リアホイールハウスのアーチ部前側の支え位置とボディサイドの重心とのなす距離が大きくなるように設定されていることを特徴とする請求項2に記載の自動車用ボディサイド搬送装置。
  4. リアピラー近傍を支える受け部材は、少なくともボディサイドの前後方向に延在しているとともに、該当部位との当接面が曲面となっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の自動車用ボディサイド搬送装置。
  5. サイドシル下部を支える受け部材は、シルフランジ部を受容するV溝状の位置決め凹部を有していることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の自動車用ボディサイド搬送装置。
  6. リアホイールハウスのアーチ部前側の支える受け部材は、軸心を車幅方向に一致させた円柱状のものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の自動車用ボディサイド搬送装置。
  7. ハンガーは自走式の台車から吊り下げ支持されたものであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の自動車用ボディサイド搬送装置。
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