JP3960203B2

JP3960203B2 - Alarm device for excess air in the hydraulic circuit of the hydraulic device

Info

Publication number: JP3960203B2
Application number: JP2002322288A
Authority: JP
Inventors: 正人吉野; 啓太中野
Original assignee: Advics Co Ltd
Current assignee: Advics Co Ltd
Priority date: 2002-11-06
Filing date: 2002-11-06
Publication date: 2007-08-15
Anticipated expiration: 2022-11-06
Also published as: US20040090347A1; US6927681B2; DE10351518A1; DE10351518B4; JP2004155298A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両用液圧ブレーキ装置などの液圧装置において液圧回路中に混入したエア量を判定し、必要と判断されたときに警報を出す装置に関する。詳しくは、温度変化に起因したエア量（体積）の変動により警報が出されるべきときに解除される事態を防止し、また、エアの液圧回路外への自然放出などにより安全な状態に回復した場合の警報中止を可能にした混入エア量の警報装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
液圧ブレーキ装置等の液圧装置に設けられる液圧回路（配管）中のエア量を判定し、エア量過大と判断されたときに警報を発することを可能ならしめた液圧制御装置の健全性評価方法を本出願人は特願２００２−１０８１６０号で提案している。
【０００３】
その健全性評価方法では、液圧制御手段と液圧機器とを接続する配管に第１圧力検出手段を接続してこの第１圧力検出手段で配管内の液圧を検出し、さらに、液圧発生手段が発生させた液圧を蓄える蓄圧手段に第２圧力検出手段を接続して蓄圧手段の液圧を検出し、第１、第２圧力検出手段からの検出信号を認識する制御装置により、前記液圧制御手段が液圧を出力した際の蓄圧手段の単位時間当たりの圧力勾配の絶対値が所定量以下になったときを定常時と判断する。
【０００４】
そして、液圧制御手段の動作前から前述の定常時までの蓄圧手段の液圧の低下量（すなわち吐出量）と定常時における配管内液圧を求め、これを配管内にエア混入のない通常時の値と比較する。配管内のエア量が増えると蓄圧手段から吐出される液量Ｑｗと出力液圧Ｐｗの関係が通常時とは異なるものになる。従って、定常時に測定された液量Ｑｗと液圧Ｐｗの関係と通常時の関係のずれ具合から配管内のエア量を判断して設定値を越えるずれが生じたときに警報を出すことができる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
液圧回路中のエア量は、この場合エアの体積であり、気体の体積は温度によりモル量が一定でも変化する（ボイル−シャルルの法則）。
【０００６】
従って、上記の健全性評価方法では液温が上がった場合にはエアの体積が膨張するため、エア量過大と判定されるが、液温が冷却されて下がるとエア量過大とは判定されず、結果として警報が出たり、出なかったりすることになり混乱を招く。また、それだけでなく、液温が上昇すれば警報レベルに達することがわかっているのに警報が出ないと言うことは、車両用ブレーキ装置などでは、危険性が潜んだ状態であって、好ましくない。換言すれば、この状態において警報を発することは誤警報ではなく、むしろ望ましい措置と言える。
【０００７】
この発明の目的のひとつは、上記の不具合点を改良し、温度によるエア膨張状態でエア量過大と判定された場合、その後冷却によりエア量過大の判定が成立しなくなっても警報が解除されないようにすることにある。
【０００８】
さらにこの発明の目的の第二は、液圧回路中のエアが自然放出などにより減少し、それにより作動液が高温になってもエア量過大にはならない安全な状態に回復した場合には警報を中止できるようにすることにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、この発明においては、液圧源と液圧で駆動する機器との間の液圧回路中に存在するエア量を判定してエア量過大時に警報を出す装置に以下の機能を加えた。
【００１０】
即ち、エア量過大の判断が成立した場合、これを不揮発性メモリに記憶し、次回からの液圧装置起動時に、エア量過大の判断が成立しなくても前記不揮発性メモリの内容をチェックし、以前にエア量過大の判定がなされていれば警報を発する構成にした。
【００１１】
具体的には、作動液の液温を計測する液温計、もしくは作動液の液温を推定するに足る部位の温度を計測する手段とその温度計測手段による計測値から作動液の温度を推定するプログラムを有するものにし、
作動液の液温、またはその推定値が所定以上の高温状態でエア量過大判定が成立した場合にのみ不揮発性メモリへの記憶を行い、次回の液圧装置起動時に、エア量の判定を行った結果エア量過大の判定が成立した場合、または、エア量過大の判断が成立しなくても前記不揮発性メモリの内容をチェックした結果エア量過大の判断がなされたことが記憶されている場合には警報を発するように構成した。この液圧回路内混入エア量過大警報装置は、作動液の液温、またはその推定値が所定以上の高温状態でエア量が許容レベルと判定された場合には、不揮発性メモリ内のエア量過大判定履歴を消去してもよい。
【００１２】
また、エア量過大判定が成立した時の作動液の液温、またはその液温の推定値をも不揮発性メモリに記憶し、次回からの液圧装置運転時に、不揮発性メモリに記憶されている前回エア量過大判定成立時の作動液の液温、またはその液温の推定値よりも起動時の液温、またはその推定値が高い状態でエア量が許容レベルと判定された場合には、不揮発性メモリ内のエア量過大判定履歴と記憶済の液温または推定液温を消去するようにしておくこともできる。
【００１３】
さらに、エア量過大の判定を行うための基準エア量よりもエア量許容レベルと判定するための基準エア量を少なく設定した装置や、エア量許容レベルの判定を少なくとも複数回行った後に不揮発性メモリの消去を行うようにした装置となしてもよい。
【００１４】
なお、この発明の液圧回路内混入エア量過大警報装置は、高い安全性が要求される車両用液圧ブレーキ装置に利用すると特に効果的であるが、車両の液圧パワーステアリングなど、ブレーキ装置以外の液圧装置（エアの混入と混入エアの温度変化による体積変化が考えられる装置）にも有効に利用できる。
【００１５】
【作用】
この発明の警報装置を備えると、温度によるエア膨張状態で液圧回路内のエア量が過大と判定された場合、その事実が不揮発性メモリに記録され、次回以降の液圧装置起動時にその記録内容が優先されるので、後に冷却によりエア量過大の判定が成立しなくなっても警報が解除されない。
【００１６】
また、特定の条件が成立したときに不揮発性メモリに記録されているエア量過大判定の履歴を消去するものは、液圧回路中のエアが自然放出などにより減少し、作動液が高温になってもエア量過大にはならない安全な状態に回復したときの無用の警報を無くすことができる。
【００１７】
【発明の実施の形態】
以下、添付図に基づいてこの発明の実施形態を説明する。ここでは車両用液圧ブレーキ装置にこの発明を適用したものを例示している。
【００１８】
図１に示す液圧ブレーキ装置１は、高圧源２、ブレーキペダル３、液圧ブースタ４、リザーバタンク５、圧力センサ６および７、調圧ユニット８、複数の車輪ブレーキ９およびこの発明の混入エア量過大警報装置１０を含む制御装置１１を備えている。
【００１９】
高圧源２は、動力駆動のポンプ２ａとそのポンプで発生させた液圧を蓄える蓄圧器２ｂを有する。
【００２０】
液圧ブースタ４は、高圧源２から供給される液圧をブレーキペダル３の踏み込み量に応じた値に調圧して液圧回路１３に出力する液圧制御弁と、その液圧制御弁によって調圧された液圧でマスタシリンダピストンを作動させ、発生した液圧を別系の液圧回路１２に出力するマスタシリンダ（いずれも図示せず）を備えている。この液圧ブースタ４による増幅作用で液圧回路１２、１３には、ブレーキペダル３に加えた踏力やペダルの操作量に応じて増幅された液圧が出力される。なお、液圧ブースタ４はリザーバタンク５に接続されており、ブレーキ解除時に車輪ブレーキ９からのブレーキ液をリザーバタンク５に戻したり、リザーバタンク５から液圧回路に不足液量を補給する働きもする。この液圧ブースタ４は、特開２００２−２６４７９５号公報等に詳しく示されており、また、その構造が特に限定されることもないので、詳細説明は省く。
【００２１】
調圧ユニット８は、電磁弁を開閉し、車輪ブレーキ９の圧力の加減圧・保持を行って制動力を調整する。この調圧ユニット８は制御装置１１から指令を受けて作動し、アンチロック制御（ＡＢＳ）を始めとした車両の挙動制御のための液圧制御を行う。この調圧ユニットも周知であるので詳細説明は省く。
【００２２】
このように構成した液圧ブレーキ装置１は、圧力センサ６によって蓄圧器２ｂの圧力Ｐａが検出される。また、圧力センサ７によって液圧回路１２に出力された液圧Ｐｍ（液圧ブースタよりの液圧）が検出される。図２に、ブレーキペダル３を踏み込んだときの液圧Ｐａ、Ｐｍ、Ｐｗの挙動の一例を示す。運転者は制動力をコントロールしながらブレーキペダルを踏み込んでいくので、出力液圧Ｐｍは、所定液圧で安定するまでに図２のように昇圧、減圧を繰り返されることが多い。一方、車輪ブレーキ９の液圧Ｐｗは、液圧Ｐｍに少し遅れて徐々に上昇し、液圧Ｐｍとほぼ同圧になった時点で安定する。
【００２３】
制御装置１１は、圧力センサ６による検出信号をモニタしており、蓄圧器２ｂの液圧Ｐａを認識する。そして、液圧Ｐａの単位時間当たりの変化の勾配が所定量以下、例えば、０．５ＭＰａ／ｓ以下になった（液圧Ｐａの単位時間当たりの変化の勾配がほぼゼロに近づいた）時点を定常時Ｔと判断する。この時の液圧Ｐａの単位時間当たりの変化の勾配はマイナスとなるので、絶対成分をとって定常時Ｔの判断を行う。こうして決定した定常時Ｔにおける液圧Ｐｍと車輪ブレーキ９の液圧Ｐｗは、図２から分かるようにほぼ等しく、しかも安定している。
【００２４】
特願２００２−１０８１６０号の技術における健全性評価法では、液圧制御手段の動作前から前記定常時Ｔまでの間の蓄圧器２ｂの液圧低下量（変動量）ΔＰａを求め、これを通常時のデータと比較する。この液圧低下量ΔＰａが通常時の値よりも大きくなることは蓄圧器２ｂから液圧ブースタ４に供給される液量Ｑａが通常時よりも大きくなることを意味し、一方、その液量Ｑａが通常時よりも大きくなることは液圧回路内のエア量が増加した、あるいは配管に液漏れが生じたことを意味する。従って、この健全性評価方法で、ブレーキ液圧回路（配管経路）中に存在するエア量の増減を知り、設定値を越えるエア量増加を確認したときに警報を発することができる。
【００２５】
但し、この方法では、先に述べたように、エア量過大の判定が温度に左右されたり、いったん下されたエア量過大の判定がその後の温度低下で覆って消滅したりする可能性がある。その不具合をなくすために図１の液圧ブレーキ装置１には、不揮発性メモリと、ブレーキ液の温度を計測する液温計、もしくは、ブレーキ液温を推定するに足る部位の温度（外気温、吸気温度、バッテリ液の温度、液圧制御装置の温度など）を計測する手段とその計測手段からのデータに基づいてブレーキ液温を推定するプログラムを有する混入エア量過大警報装置１０を設けている。
【００２６】
次に、その混入エア量過大警報装置１０の第１実施形態の機能を図３のフローチャートを用いて説明する。なお、混入エア量過大警報装置１０は、車両のイグニッションスイッチがオンになると同時に作動を開始し、本フローチャートに従った処理を所定時間間隔毎に実行する。
【００２７】
まず、ステップＳ１で、ブレーキ作動時等に行われるエア量測定を実施中であるか否かを判断する。そして、否定判別された場合には、ステップＳ１０に移行して運転者に警報を出すか否かを判断する。一方、肯定判別された場合には、ステップＳ２に移行する。
【００２８】
ステップＳ２では、ブレーキ液圧回路に混入しているエア量を測定して、ステップＳ３に移行する。
【００２９】
そして、ステップＳ３では、測定したエア量ｖがエア量過大判定設定値（基準値）Ｖ１よりも大きいか否かを判断する。否定判別された場合には、ステップＳ４に移行する。
【００３０】
ステップＳ４では、回路内エア量を測定したときのブレーキ液温ｔが不揮発性メモリのエア量過大判定操作条件Ｔｈより大きいか否かを判断する。そして、否定判別された場合には、ステップＳ１０に移行する。一方、肯定判別された場合には、ステップＳ５に移行する。ここで、Ｔｈは普段発生しにくいブレーキ液温、例えば７０℃に設定する。
【００３１】
ステップＳ５では、測定したエア量ｖが不揮発性メモリのエア量過大判定消去許可設定値Ｖ２より小さいか否かを判断する。否定判別された場合には、ステップＳ１０に移行する。一方、肯定判別された場合には、ステップＳ６に移行する。
【００３２】
ステップＳ６では、不揮発性メモリに記憶されているエア量過大判定を消去し、ステップＳ１０に移行する。この過程により、過去にエア量過大判定がなされていても、その後のブレーキ作動などによりブレーキ液圧回路中からエアが自然放出して潜在的危険な状態から安全な状態に回復した場合には、警報を中止することができる。不揮発性メモリのエア量過大判定消去許可設定値Ｖ２をエア量過大判定設定値Ｖ１よりも小さく設定してヒステリシスを持たせておけば、測定のばらつきなどにより不揮発性メモリへの記憶、消去が不要に繰り返されることが無くなって好ましい。
【００３３】
ステップＳ３で肯定判別された場合にはステップＳ７に移行し、ステップＳ７では、エア量過大フラグを成立させ、ステップＳ８に移行する。
【００３４】
ステップＳ８では、エア量を測定したときのブレーキ液温ｔが不揮発性メモリのエア量過大判定操作条件Ｔｈより大きいか否かを判断する。そして、否定判別された場合には、ステップＳ１０に移行する。一方、肯定判別された場合にはステップＳ９に移行し、不揮発性メモリへ今回のエア量過大判定を記憶したのち、ステップＳ１０へ移行する。この過程により、今回の走行では温度が低く、エア量過大判定されないが、高温でエアが膨張した際には制動力を十分に発揮できないと言うような潜在的危険があるときに、過去のエア量過大判定結果を使って運転者に警報を発することができる。
【００３５】
ステップＳ１０では、今回エア量過大フラグが成立しているか、又は、不揮発性メモリにエア量過大判定が記憶されている場合、ステップＳ１１へ移行し、それ以外の場合はステップＳ１へ移行し、警報は発せられない。ステップＳ１１では、運転者への警報が行われたのち、ステップＳ１へ移行する。
【００３６】
次に、第２実施形態の機能を図４のフローチャートを用いて説明する。第２実施形態の混入エア量過大警報装置にも、不揮発性メモリと、ブレーキ液の温度を計測する液温計、もしくは、ブレーキ液温を推定するに足る部位の温度を計測する手段とその計測手段からのデータに基づいてブレーキ液温を推定するプログラムを設けている。なお、この第２実施形態の混入エア量過大警報装置も、第１実施形態と同様、イグニッションスイッチのオンと同時に作動を開始し、本フローチャートによる処理が所定時間間隔毎に実行される。
【００３７】
ステップＳ１からＳ３までは第１実施形態と同様である。
ステップＳ３で測定したエア量ｖがエア量過大判定設定値（基準値）Ｖ１よりも大きいことが肯定判別された場合には、ステップＳ１０に移行し、ステップＳ１０では、エア量過大フラグを成立させ、ステップＳ１１に移行する。
【００３８】
ステップＳ１１では、不揮発性メモリへ今回のエア量過大判定とブレーキ液温Ｔｍを記憶させたのち、ステップＳ１２へ移行する。
【００３９】
ステップＳ３でｖ≧Ｖ１の関係が否定判別された場合には、ステップＳ４に移行し、ステップＳ４では、エア量を測定したときのブレーキ液温ｔが不揮発性メモリに記憶されているブレーキ液温Ｔｍより大きいか否かを判断する。このとき、ブレーキ液温ｔは記憶されているブレーキ液温Ｔｍの全てと比較しなければならない。もしくは、ステップＳ１１で不揮発性メモリに記憶する際に、新しく記憶させようとする液温Ｔｍがすでに記憶されているブレーキ液温Ｔｍよりも大きい場合のみ記憶するという条件を加えても良い。ステップＳ４で否定判別された場合には、ステップＳ１２に移行する。一方、肯定判別された場合には、ステップＳ５に移行し、ステップＳ５では、測定したエア量ｖが不揮発性メモリのエア量過大判定消去許可設定値Ｖ２より小さいか否かを判断する。否定判別された場合には、ステップＳ１２に移行する。一方、肯定判別された場合には、ステップＳ６に移行する。
【００４０】
ステップＳ６は、カウンターであり、ブレーキ液温ｔが不揮発性メモリに記憶されているブレーキ液温Ｔｍ以上で、エア量ｖがＶ２以下の判定がなされた回数をカウントしている。その回数をステップＳ７で、基準回数Ｃより大きいか否かを判断している。否定判断された場合、ステップＳ１２へ移行する。肯定判断された場合の次の過程のステップＳ８は第１実施形態のステップＳ６と同じ目的で設けてあり、ステップＳ６、Ｓ７での処理は第１実施形態でも懸念した測定ばらつきの影響をさらに除こうとしたものである。次に、ステップＳ９でカウンターのリセット処理を行い、ステップＳ１２に移行する。
【００４１】
ステップＳ１２、Ｓ１３は、第１実施形態のステップＳ１０、Ｓ１１と同様の処理を行う。
【００４２】
これらのフローに基づく処理で温度変化に起因した警報の食い違いを無くし、さらに、エアの自然放出により安全な状態に回復したときにの警報中止を可能ならしめることができる。
【００４３】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明の混入エア量過大警報装置によれば以下の機能、効果を発揮させることができる。
【００４４】
即ち、作動液の液温、またはその推定値が所定以上の高温状態でエア量過大の判断が成立した場合、これを不揮発性のメモリに記憶し、次回起動時に前記不揮発性メモリの内容をチェックするようにしたので、以前にエア量過大判定がなされていれば、温度低下によるエア体積の縮小でエア量過大の判断が成立しなくても運転者に警報を発することができる。
【００４５】
また、所定の条件でエア量許容レベルの判定が下されたときに不揮発性メモリに記憶したエア量過大判定履歴を消去するようにしたものは、エアが液圧回路外へ自然放出するなどして安全な状態に回復した場合には警報を中止することができる。
【００４６】
これらにより、温度変動による影響で、起動ごとに警報と不警報の食い違いが発生することがなく、高温での潜在的危険が有る場合にも確実に警報を出すことができ、信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の混入エア量過大警報装置を有する液圧ブレーキ装置の一例を示す図
【図２】蓄圧器の液圧Ｐａと液圧ブースタよりの出力液圧Ｐｍと車輪ブレーキの液圧Ｐｗ
の変化状況を示す図
【図３】第１実施形態の混入エア量過大警報装置の動作のフローチャート
【図４】第２実施形態の混入エア量過大警報装置の動作のフローチャート
【符号の説明】
１液圧ブレーキ装置
２高圧源
２ａポンプ
２ｂ蓄圧器
３ブレーキペダル
４液圧ブースタ
５リザーバタンク
６、７圧力センサ
８調圧ユニット
９車輪ブレーキ
１０混入エア量過大警報装置
１１制御装置
１２、１３液圧回路
Ｓ１〜Ｓ１３処理ステップ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a device that determines the amount of air mixed in a hydraulic circuit in a hydraulic device such as a vehicle hydraulic brake device and issues an alarm when it is determined necessary. Specifically, it prevents the alarm from being released when an alarm should be issued due to fluctuations in the air volume (volume) due to temperature changes, and recovers to a safe state by spontaneous release of air outside the hydraulic circuit, etc. The present invention relates to an alarm device for the amount of mixed air that enables the alarm to be stopped in the event of a failure.
[0002]
[Prior art]
The soundness of the fluid pressure control device that can determine the amount of air in the fluid pressure circuit (pipe) installed in the fluid pressure device such as a fluid pressure brake device and issue an alarm when it is judged that the air amount is excessive. The applicant has proposed a sex evaluation method in Japanese Patent Application No. 2002-108160.
[0003]
In the soundness evaluation method, the first pressure detection means is connected to the pipe connecting the hydraulic pressure control means and the hydraulic equipment, and the hydraulic pressure in the pipe is detected by the first pressure detection means. A control device for detecting the hydraulic pressure of the pressure accumulating means by connecting the second pressure detecting means to the pressure accumulating means for accumulating the hydraulic pressure generated by the generating means, and recognizing the detection signal from the first and second pressure detecting means, When the absolute value of the pressure gradient per unit time of the pressure accumulating means when the fluid pressure control means outputs the fluid pressure becomes equal to or less than a predetermined amount, it is determined as a steady time.
[0004]
Then, the amount of decrease in the hydraulic pressure of the pressure accumulating means (that is, the discharge amount) from the time before the operation of the hydraulic pressure control means to the above-described normal time and the hydraulic pressure in the pipe at the normal time are obtained. Compare with the hour value. When the amount of air in the pipe increases, the relationship between the liquid amount Qw discharged from the pressure accumulating means and the output hydraulic pressure Pw becomes different from the normal time. Accordingly, an alarm can be issued when a deviation exceeding the set value occurs by judging the amount of air in the pipe from the deviation between the relation between the liquid quantity Qw and the hydraulic pressure Pw measured in the normal state and the relation between the normal relation. .
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
The amount of air in the hydraulic circuit is the volume of air in this case, and the volume of gas changes with temperature even if the molar amount is constant (Boyle-Charles' law).
[0006]
Therefore, in the above soundness evaluation method, when the liquid temperature rises, the volume of air expands, so it is determined that the air amount is excessive, but if the liquid temperature is cooled down, it is not determined that the air amount is excessive. As a result, alarms may or may not occur, resulting in confusion. In addition, it is known that when the liquid temperature rises, the warning level is reached but the warning is not issued. In a vehicle brake device, etc., there is a danger and it is preferable. Absent. In other words, issuing an alarm in this state is not a false alarm but rather a desirable measure.
[0007]
One of the objects of the present invention is to improve the above disadvantages, and when it is determined that the air amount is excessive in the air expansion state due to temperature, the alarm is not released even if the determination of the excessive air amount is not satisfied after cooling. Is to make it.
[0008]
Further, the second object of the present invention is to provide an alarm when the air in the hydraulic circuit is reduced due to spontaneous release or the like, and when the operating fluid recovers to a safe state where the air amount does not become excessive even if the temperature of the hydraulic fluid becomes high. Is to be able to cancel.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, in the present invention, an apparatus for determining the amount of air existing in a hydraulic circuit between a hydraulic source and a device driven by hydraulic pressure and issuing an alarm when the air amount is excessive is described below. Added the function.
[0010]
That is, when the determination of excessive air amount is established, this is stored in the nonvolatile memory, and the contents of the nonvolatile memory are checked when the hydraulic device is activated from the next time even if the determination of excessive air amount is not satisfied. The system is configured to issue an alarm if an excessive air amount has been previously determined.
[0011]
Specifically, the temperature of the working fluid is estimated from the liquid thermometer that measures the temperature of the working fluid, or the means for measuring the temperature of the part sufficient to estimate the temperature of the working fluid, and the measured value by the temperature measuring means. Have a program to do,
There line memory to the nonvolatile memory only when the liquid temperature of the hydraulic fluid or estimate thereof, the air amount excessive determination is satisfied at more than predetermined high temperature state, when starting the next hydraulic system, the determination of the air amount It is stored that the determination of excessive air amount is made as a result of the determination, or the determination of excessive air amount is made as a result of checking the contents of the nonvolatile memory even if the determination of excessive air amount is not satisfied. In some cases, it was configured to issue an alarm. This excessive air amount alarm device mixed in the hydraulic circuit detects the amount of air in the non-volatile memory when the fluid temperature of the hydraulic fluid or the estimated value is high and the air amount is determined to be an acceptable level. The overdetermination history may be deleted.
[0012]
In addition, the liquid temperature of the hydraulic fluid when the air amount excessive determination is established or the estimated value of the liquid temperature is also stored in the nonvolatile memory, and is stored in the nonvolatile memory when the hydraulic device is operated from the next time. If the air temperature is determined to be an acceptable level when the fluid temperature at the time of startup or the estimated value is higher than the estimated fluid temperature at the time of the previous determination of excess air amount, It is also possible to delete the air amount excessive determination history and the stored liquid temperature or estimated liquid temperature in the nonvolatile memory.
[0013]
In addition, a device in which the reference air amount for determining the air amount allowable level is smaller than the reference air amount for determining whether the air amount is excessive, or non-volatile after performing the determination of the air amount allowable level at least several times It may be a device that erases the memory.
[0014]
Note that the excessive air amount alarm device mixed in the hydraulic circuit of the present invention is particularly effective when used in a vehicle hydraulic brake device that requires high safety. It can also be effectively used for other hydraulic devices (devices in which air is mixed and volume change due to temperature change of the mixed air is considered).
[0015]
[Action]
When the alarm device of the present invention is provided, when it is determined that the amount of air in the hydraulic circuit is excessive in the state of air expansion due to temperature, the fact is recorded in the non-volatile memory, and the fact is recorded when the hydraulic device is started next time. Since the content is prioritized, the alarm is not released even if the determination of an excessive air amount is not established later due to cooling.
[0016]
In addition, when a specific condition is satisfied, the history of air quantity excess determination recorded in the non-volatile memory is deleted because air in the hydraulic circuit is reduced due to spontaneous release, etc., and the hydraulic fluid becomes hot. However, it is possible to eliminate a useless alarm when the air amount is restored to a safe state where the air amount is not excessive.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings. Here, an example in which the present invention is applied to a hydraulic brake device for a vehicle is illustrated.
[0018]
1 includes a high pressure source 2, a brake pedal 3, a hydraulic booster 4, a reservoir tank 5, pressure sensors 6 and 7, a pressure adjusting unit 8, a plurality of wheel brakes 9, and mixed air of the present invention. A control device 11 including an excessive amount alarm device 10 is provided.
[0019]
The high-pressure source 2 includes a power-driven pump 2a and a pressure accumulator 2b that stores the hydraulic pressure generated by the pump.
[0020]
The hydraulic pressure booster 4 adjusts the hydraulic pressure supplied from the high pressure source 2 to a value corresponding to the amount of depression of the brake pedal 3 and outputs the hydraulic pressure to the hydraulic pressure circuit 13 and the hydraulic pressure control valve. A master cylinder (not shown) is provided that operates the master cylinder piston with the pressurized hydraulic pressure and outputs the generated hydraulic pressure to a separate hydraulic circuit 12. The hydraulic pressure amplified according to the pedaling force applied to the brake pedal 3 and the operation amount of the pedal is output to the hydraulic pressure circuits 12 and 13 by the amplification action of the hydraulic pressure booster 4. The hydraulic booster 4 is connected to the reservoir tank 5 and functions to return the brake fluid from the wheel brake 9 to the reservoir tank 5 when the brake is released, or to replenish the hydraulic circuit from the reservoir tank 5 to the hydraulic circuit. To do. The hydraulic booster 4 is described in detail in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2002-264795 and the structure thereof is not particularly limited, and thus detailed description thereof is omitted.
[0021]
The pressure adjusting unit 8 adjusts the braking force by opening and closing the electromagnetic valve and increasing / decreasing / holding the pressure of the wheel brake 9. The pressure adjusting unit 8 operates in response to a command from the control device 11 and performs hydraulic pressure control for vehicle behavior control including anti-lock control (ABS). Since this pressure adjusting unit is also well known, detailed description thereof will be omitted.
[0022]
In the hydraulic brake device 1 configured as described above, the pressure Pa of the accumulator 2 b is detected by the pressure sensor 6. Further, the hydraulic pressure Pm (the hydraulic pressure from the hydraulic pressure booster) output to the hydraulic pressure circuit 12 by the pressure sensor 7 is detected. FIG. 2 shows an example of the behavior of the hydraulic pressures Pa, Pm, and Pw when the brake pedal 3 is depressed. Since the driver steps on the brake pedal while controlling the braking force, the output hydraulic pressure Pm is often repeatedly increased and decreased as shown in FIG. 2 until it stabilizes at a predetermined hydraulic pressure. On the other hand, the hydraulic pressure Pw of the wheel brake 9 gradually increases with a slight delay from the hydraulic pressure Pm, and becomes stable when the hydraulic pressure Pm becomes substantially the same as the hydraulic pressure Pm.
[0023]
The control device 11 monitors the detection signal from the pressure sensor 6 and recognizes the hydraulic pressure Pa of the pressure accumulator 2b. Then, when the gradient of the change in the hydraulic pressure Pa per unit time is equal to or less than a predetermined amount, for example, 0.5 MPa / s or less (the gradient of the change in the hydraulic pressure Pa per unit time approaches almost zero). It is determined that T is constant. Since the gradient of the change per unit time of the hydraulic pressure Pa at this time is negative, the absolute time component is taken to determine the steady time T. The hydraulic pressure Pm at the steady time T determined in this way and the hydraulic pressure Pw of the wheel brake 9 are substantially equal and stable as can be seen from FIG.
[0024]
In the soundness evaluation method in the technology of Japanese Patent Application No. 2002-108160, a hydraulic pressure decrease amount (variation amount) ΔPa of the pressure accumulator 2b from before the operation of the hydraulic pressure control means to the steady time T is obtained, and this is usually obtained. Compare with time data. That the hydraulic pressure decrease amount ΔPa becomes larger than the normal value means that the liquid amount Qa supplied from the accumulator 2b to the hydraulic pressure booster 4 becomes larger than usual, while the liquid amount Qa A larger value than normal means that the amount of air in the hydraulic circuit has increased or that a liquid leak has occurred in the piping. Therefore, with this soundness evaluation method, it is possible to know an increase or decrease in the amount of air present in the brake hydraulic circuit (pipe route) and to issue an alarm when an increase in the amount of air exceeding the set value is confirmed.
[0025]
However, in this method, as described above, there is a possibility that the determination of the excessive air amount depends on the temperature, or the determination of the excessive air amount once reduced may be covered by the subsequent temperature decrease and disappear. . In order to eliminate the problem, the hydraulic brake device 1 shown in FIG. 1 includes a nonvolatile memory, a thermometer for measuring the temperature of the brake fluid, or a temperature at a portion sufficient to estimate the brake fluid temperature (external temperature, An intake air excessive alarm device 10 having means for measuring intake air temperature, battery fluid temperature, fluid pressure control device temperature, etc.) and a program for estimating brake fluid temperature based on data from the measurement means. .
[0026]
Next, the function of the first embodiment of the mixed air amount excessive alarm device 10 will be described with reference to the flowchart of FIG. The excessive air amount alarm device 10 starts operating at the same time as the ignition switch of the vehicle is turned on, and executes processing according to this flowchart at predetermined time intervals.
[0027]
First, in step S1, it is determined whether or not an air amount measurement performed at the time of brake operation or the like is being performed. And when negative determination is carried out, it transfers to step S10 and it is judged whether a warning is given to a driver | operator. On the other hand, if a positive determination is made, the process proceeds to step S2.
[0028]
In step S2, the amount of air mixed in the brake hydraulic circuit is measured, and the process proceeds to step S3.
[0029]
In step S3, it is determined whether or not the measured air amount v is larger than the air amount excessive determination setting value (reference value) V1. If a negative determination is made, the process proceeds to step S4.
[0030]
In step S4, it is determined whether or not the brake fluid temperature t when the in-circuit air amount is measured is larger than the air amount excessive determination operation condition Th of the nonvolatile memory. And when negative determination is carried out, it transfers to step S10. On the other hand, if a positive determination is made, the process proceeds to step S5. Here, Th is set to a brake fluid temperature that is not normally generated, for example, 70 ° C.
[0031]
In step S5, it is determined whether or not the measured air amount v is smaller than the air amount excessive determination deletion permission setting value V2 of the nonvolatile memory. If a negative determination is made, the process proceeds to step S10. On the other hand, if a positive determination is made, the process proceeds to step S6.
[0032]
In step S6, the excessive air amount determination stored in the nonvolatile memory is deleted, and the process proceeds to step S10. In this process, even if the air amount is excessively determined in the past, if the air is released spontaneously from the brake hydraulic circuit due to the subsequent brake operation, etc., and it recovers from a potentially dangerous state to a safe state, The alarm can be canceled. If you set the air amount excessive determination deletion permission setting value V2 of the non-volatile memory smaller than the air amount excessive determination setting value V1 and have hysteresis, there is no need to store or delete it in the non-volatile memory due to measurement variations, etc. It is preferable that it is not repeated.
[0033]
If an affirmative determination is made in step S3, the process proceeds to step S7, and in step S7, an excessive air amount flag is established, and the process proceeds to step S8.
[0034]
In step S8, it is determined whether or not the brake fluid temperature t when the air amount is measured is greater than the air amount excessive determination operation condition Th of the nonvolatile memory. And when negative determination is carried out, it transfers to step S10. On the other hand, if an affirmative determination is made, the process proceeds to step S9, the current air amount excess determination is stored in the nonvolatile memory, and then the process proceeds to step S10. Due to this process, the temperature of the current run is low and the air amount is not overestimated, but when there is a potential danger that the braking force cannot be fully exerted when the air expands at a high temperature, the past air An alarm can be issued to the driver using the result of the determination of excessive amount.
[0035]
In step S10, if the excessive air amount flag is established this time or if the excessive air amount determination is stored in the nonvolatile memory, the process proceeds to step S11. Otherwise, the process proceeds to step S1, and an alarm is issued. Is not emitted. In step S11, after warning to a driver is performed, it transfers to step S1.
[0036]
Next, functions of the second embodiment will be described with reference to the flowchart of FIG. Also in the excessive air amount alarm device of the second embodiment, the nonvolatile memory, the liquid thermometer for measuring the temperature of the brake fluid, or the means for measuring the temperature of the part sufficient for estimating the brake fluid temperature and the measurement A program for estimating the brake fluid temperature based on data from the means is provided. Note that, as in the first embodiment, the mixed air amount excessive alarm device of the second embodiment also starts to operate simultaneously with the turning on of the ignition switch, and the processing according to this flowchart is executed at predetermined time intervals.
[0037]
Steps S1 to S3 are the same as in the first embodiment.
When it is affirmatively determined that the air amount v measured in step S3 is larger than the air amount excessive determination setting value (reference value) V1, the process proceeds to step S10, and in step S10, the air amount excessive flag is established. The process proceeds to step S11.
[0038]
In step S11, the current air amount excess determination and the brake fluid temperature Tm are stored in the nonvolatile memory, and then the process proceeds to step S12.
[0039]
If the relationship of v ≧ V1 is negatively determined in step S3, the process proceeds to step S4. In step S4, the brake fluid temperature t when the air amount is measured is stored in the nonvolatile memory. It is determined whether or not it is larger than Tm. At this time, the brake fluid temperature t must be compared with all the stored brake fluid temperatures Tm. Alternatively, when storing in the non-volatile memory in step S11, a condition may be added that stores only when the fluid temperature Tm to be newly stored is larger than the already stored brake fluid temperature Tm. If a negative determination is made in step S4, the process proceeds to step S12. On the other hand, if an affirmative determination is made, the process proceeds to step S5, and in step S5, it is determined whether or not the measured air amount v is smaller than the air amount excessive determination deletion permission setting value V2 of the nonvolatile memory. If a negative determination is made, the process proceeds to step S12. On the other hand, if a positive determination is made, the process proceeds to step S6.
[0040]
Step S6 is a counter, and counts the number of times that the brake fluid temperature t is determined to be equal to or higher than the brake fluid temperature Tm stored in the nonvolatile memory and the air amount v is equal to or lower than V2. In step S7, it is determined whether or not the number is larger than the reference number C. If a negative determination is made, the process proceeds to step S12. Step S8 of the next process in the case of an affirmative determination is provided for the same purpose as step S6 of the first embodiment, and the processing in steps S6 and S7 further eliminates the influence of the measurement variation concerned in the first embodiment. This is what it is. Next, a counter reset process is performed in step S9, and the process proceeds to step S12.
[0041]
Steps S12 and S13 perform the same processing as steps S10 and S11 of the first embodiment.
[0042]
The processing based on these flows eliminates the discrepancy between alarms due to temperature changes, and further enables the alarm to be stopped when it is restored to a safe state by the spontaneous release of air.
[0043]
【The invention's effect】
As described above, according to the mixed air excessive alarm device of the present invention, the following functions and effects can be exhibited.
[0044]
In other words, if the fluid temperature of the hydraulic fluid or its estimated value is higher than the predetermined value and the determination of excessive air volume is established, this is stored in the nonvolatile memory, and the contents of the nonvolatile memory are checked at the next startup. Therefore, if the excessive air amount determination has been made before, the driver can be warned even if the determination of the excessive air amount is not established due to the reduction of the air volume due to the temperature drop.
[0045]
Moreover, what was to erase air amount excessive judgment history stored in the nonvolatile memory when determining the air quantity tolerance level has been made under a predetermined condition, and an air is naturally released into the hydraulic circuit outside The alarm can be stopped when it has recovered to a safe state.
[0046]
As a result, there is no discrepancy between alarm and non-alarm at each startup due to the influence of temperature fluctuations, and even when there is a potential danger at high temperature, an alarm can be issued reliably and reliability is improved. .
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing an example of a hydraulic brake device having a mixed air amount excessive alarm device according to the present invention. FIG. 2 shows a hydraulic pressure Pa of a pressure accumulator, an output hydraulic pressure Pm from a hydraulic booster, and a hydraulic pressure of a wheel brake. Pw
Flowchart EXPLANATION OF REFERENCE NUMERALS diagram illustrating a change status [3] Operation of the mixed air amount excessive alarm device of the first embodiment flowchart FIG. 4 of the operation of the mixed air amount excessive alarm device of the second embodiment
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Hydraulic brake device 2 High pressure source 2a Pump 2b Accumulator 3 Brake pedal 4 Hydraulic pressure booster 5 Reservoir tank 6, 7 Pressure sensor 8 Pressure adjusting unit 9 Wheel brake 10 Mixed air amount excessive alarm device 11 Control devices 12, 13 Hydraulic pressure Circuit S1-S13 processing steps

Claims

液圧源と液圧で駆動する機器との間の液圧回路中に存在するエア量を判定してエア量過大時に警報を出す装置において、
作動液の温度を計測する液温計、もしくは作動液の液温を推定するに足る部位の温度を計測する手段とその温度計測手段による温度計測値から作動液の温度を推定するプログラムを有し、
作動液の液温、またはその推定値が所定以上の高温状態でエア量過大判定が成立した場合にのみ不揮発性メモリへの記憶を行い、次回の液圧装置起動時に、エア量の判定を行った結果エア量過大の判定が成立した場合、または、エア量過大の判断が成立しなくても前記不揮発性メモリの内容をチェックした結果エア量過大の判断がなされたことが記憶されている場合には警報を発するように構成した液圧装置の液圧回路内混入エア量過大警報装置。In a device that judges the amount of air present in the hydraulic circuit between the hydraulic pressure source and the device driven by hydraulic pressure and issues an alarm when the air amount is excessive,
A fluid thermometer that measures the temperature of the working fluid, or a means for measuring the temperature of the part sufficient to estimate the fluid temperature of the working fluid, and a program for estimating the temperature of the working fluid from the temperature measurement value by the temperature measuring means ,
Stores in the non-volatile memory only when the air temperature excess judgment is established when the fluid temperature or its estimated value is higher than the specified temperature, and the air quantity is judged at the next start of the hydraulic device. As a result, when it is determined that the air amount is excessive, or it is stored that the air amount is determined to be excessive as a result of checking the contents of the non-volatile memory even if the air amount is not determined. Is an alarm device for excessive air content in the hydraulic circuit of the hydraulic device configured to issue an alarm.

作動液の液温、またはその推定値が所定以上の高温状態でエア量が許容レベルと判定された場合には、不揮発性メモリ内のエア量過大判定履歴を消去するようにした請求項１記載の液圧装置の液圧回路内混入エア量過大警報装置。 2. The excessive air amount determination history in the non-volatile memory is erased when the air amount is determined to be an allowable level in a high temperature state where the liquid temperature of the hydraulic fluid or its estimated value is equal to or higher than a predetermined value. Alarm device for excess air in the hydraulic circuit of the hydraulic system.

エア量過大判定が成立した時の作動液の液温、またはその液温の推定値をも不揮発性メモリに記憶し、次回からの液圧装置起動時に、不揮発性メモリに記憶されている前回エア量過大判定成立時の作動液の液温、またはその液温の推定値よりも起動時の液温、またはその推定値が高い状態でエア量が許容レベルと判定された場合には、不揮発性メモリ内のエア量過大判定履歴と記憶済の液温または推定液温を消去するようにした請求項１記載の液圧装置の液圧回路内混入エア量過大警報装置。 The fluid temperature of the hydraulic fluid at the time when the air amount excess determination is established or the estimated value of the fluid temperature is also stored in the nonvolatile memory, and the previous air stored in the nonvolatile memory when the hydraulic device is started next time. If the air temperature is determined to be at an acceptable level when the fluid temperature at the time of startup or the estimated value is higher than the estimated fluid temperature when the over-volume determination is established, or non-volatile 2. The excessive air amount alarm device mixed in the hydraulic circuit of the hydraulic device according to claim 1, wherein the excessive air amount determination history in the memory and the stored fluid temperature or estimated fluid temperature are erased.

エア量過大の判定を行うための基準エア量よりもエア量許容レベルと判定するための基準エア量を少なく設定した請求項２または３記載の液圧装置の液圧回路内混入エア量過大警報装置。Air amount permissible level as the hydraulic circuit mixed air amount excessive hydraulic device請Motomeko 2 or 3 wherein where the reduced set reference air amount to determine than the reference air amount for judging the air amount excessive Alarm device.

エア量許容レベルの判定を少なくとも複数回行った後に不揮発性メモリの消去を行うようにした請求項２または３記載の液圧装置の液圧回路内混入エア量過大警報装置。4. The excessive air amount alarm device mixed in the hydraulic circuit of the hydraulic device according to claim 2 , wherein the nonvolatile memory is erased after determining the air amount allowable level at least a plurality of times.

請求項１乃至５のいずれかに記載の液圧回路内混入エア量過大警報装置を備えている車両用液圧ブレーキ制御装置。 A hydraulic brake control device for a vehicle, comprising the excessive air amount alarm device in the hydraulic circuit according to any one of claims 1 to 5 .