JP3956590B2 - 電源装置 - Google Patents
電源装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3956590B2 JP3956590B2 JP2000225622A JP2000225622A JP3956590B2 JP 3956590 B2 JP3956590 B2 JP 3956590B2 JP 2000225622 A JP2000225622 A JP 2000225622A JP 2000225622 A JP2000225622 A JP 2000225622A JP 3956590 B2 JP3956590 B2 JP 3956590B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- balance circuit
- power supply
- power
- positive terminal
- negative terminal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
- Gas Exhaust Devices For Batteries (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
- Direct Current Feeding And Distribution (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の蓄電器を用いた電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数の蓄電器を用いた電源装置として、特開平9−308119号公報に記載されるように、直列接続された複数の蓄電装置及びその蓄電装置の正負端子間電圧を所定値以下に制限するバランス回路を備えたものが知られている。
【0003】
この電源装置のバランス回路は、ツェナーダイオードに蓄電装置の正負端子間電圧を逆電圧として印加し、ツェナーダイオードの漏れ電流を増幅し、その漏れ電流の漏れ量に応じて蓄電装置の放電を行っている。この蓄電装置は、蓄電装置の温度に応じてツェナーダイオード及び抵抗を適宜選択して使用することにより、蓄電装置の寿命を延長しようとするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の電源装置では、蓄電装置の放電を適切に行えないおそれがある。すなわち、バランス回路において温度が高くなると放電電流が多くなるという望ましい特性を有していても、蓄電装置の放電を適切に行うためには、蓄電装置の温度に応じて蓄電装置の放電を行う必要がある。しかし、蓄電装置の内部温度とバランス回路の温度とでは大きな温度差があり、バランス回路の温度に応じて放電を行っても、適切な放電とならない。
【0005】
そこで本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであって、温度変化に応じて適切な蓄電器の放電が行える電源装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明に係る電源装置は、正端子と負端子の間に電圧を蓄える複数の蓄電器と、正端子及び負端子に取り付けられ、温度上昇に応じて正端子から負端子へ放電を行うバランス回路を有し、かつ、異なる蓄電器の正端子と負端子を接続し蓄電器を直列に接続する配線パターンを有する基板とを備え、蓄電器がバランス回路に向けて突出し、金属により形成される突出部を有していることを特徴とする。
また本発明に係る電源装置は、突出部が防爆弁であることを特徴とする。また本発明に係る電源装置において、バランス回路は基板の蓄電器側に設けられていることが好ましい。さらに本発明に係る電源装置において、バランス回路は正端子と負端子の間に配設されていることが好ましい。
【0007】
これらの発明によれば、バランス回路を蓄電器の端子に取り付けた基板上に設けることにより、蓄電器の突出部を通じてバランス回路を蓄電器に近い温度とすることができる。このため、蓄電器の温度に応じた適切な放電が行える。これにより、電源装置の寿命を延ばすことができる。また、蓄電器に基板を取り付けることにより、バランス回路の設置と蓄電器の直列接続が同時に行え、組み付け性が良好である。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づき、本発明の実施形態について説明する。尚、各図において同一要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明のものと必ずしも一致していない。
【0011】
図1に本実施形態に係る電源装置を示す。
【0012】
本図に示すように、本実施形態に係る電源装置1は、複数のパワーキャパシタセル2を備えている。パワーキャパシタセル2は、所定の電圧を蓄える蓄電器であり、例えば、8つのものを隣接して設置される。パワーキャパシタセル2の上面には、上方へ突出する正端子3と負端子4が設けられている。正端子3と負端子4の間に所定の電圧を加えることにより、パワーキャパシタセル2の充電が行われる。また、正端子3と負端子4の間に所定の負荷を接続することにより、パワーキャパシタセル2から電力が供給される。
【0013】
電源装置1においてパワーキャパシタセル2のうち一方の端に配置されるものの正端子3には、正端子線5が接続されている。また、パワーキャパシタセル2のうち他方の端に配置されるものの負端子4には、負端子線6が接続されている。正端子線5と負端子線6には、電源装置1から電力を供給すべき負荷と電源装置1に充電用電力を供給する電力源が切替可能に接続されている。
【0014】
パワーキャパシタセル2の正端子3及び負端子4には基板7が取り付けられている。基板7は、上方へ延び出る正端子3及び負端子4を貫通させて、パワーキャパシタセル2の上方に設置されている。基板7の取り付けは、例えば、正端子3及び負端子4の周面にネジを刻設し、基板7の上面を貫通する正端子3及び負端子4の先端部分をナット(図示なし)で締め付けることにより行われる。
【0015】
基板7には、バランス回路8と配線パターン9が設けられている。バランス回路8は、パワーキャパシタセル2の温度上昇に応じて正端子3から負端子4へ電流の放電を行う回路である。バランス回路8は、各パワーキャパシタセル2の正端子3と負端子4との間に配設されている。
【0016】
配線パターン9は、異なるパワーキャパシタセル2の正端子3と負端子4を接続し各パワーキャパシタセル2を直列に接続するための配線用のパターンである。配線パターン9は、基板7の製造時に他の配線パターンと同時に製造されるものであり、基板7と一体に形成されている。
【0017】
パワーキャパシタセル2の上面には、防爆弁10が設けられている。防爆弁10は、パワーキャパシタセル2の上面から上方のバランス回路8に向けて突出する突出部である。防爆弁10はパワーキャパシタセル2の異常時に破裂などを防止するための弁であるが、バランス回路8に向けて突出させ接近させることにより、バランス回路8の温度をパワーキャパシタセル2の内部温度に近づける熱伝導部材として機能するものである。この防爆弁10は、熱伝導性の良い金属などにより形成するのが望ましい。
【0018】
図2に本実施形態に係る電源装置の基板を示す。
【0019】
図2は、基板7を裏面側から見た図である。本図に示すように、各パワーキャパシタセル2における正端子3と負端子4の取付位置の間には、それぞれバランス回路8が設けられている。バランス回路8は、パワーキャパシタセル2に接近するように、基板7の裏面側に設けることが望ましい。
【0020】
隣接するパワーキャパシタセル2の正端子3とパワーキャパシタセル2の負端子4を接続するように、配線パターン9が形成されている。この配線パターン9は、バスバーとして機能するものである。この配線パターン9により、電源装置1の各パワーキャパシタセル2が直列に接続される。
【0021】
図3にバランス回路の具体例を示す。
【0022】
本図に示すように、バランス回路8は、例えば、三つの抵抗81〜83と一つのトランジスタ84により構成される。抵抗81と抵抗82は、正端子3と負端子4の間に直列に接続されている。トランジスタ84は、pnp形のトランジスタであり、エミッタが正端子3に接続され、ベースが抵抗81と抵抗82の間に接続され、コレクタが抵抗83の一端に接続されている。抵抗83は、他端が負端子4に接続されている。
【0023】
図4にバランス回路における温度特性を示す。
【0024】
本図は、図3に示すバランス回路8における電圧電流の温度特性を示したものである。本図によれば、正端子3と負端子4との間の電圧(図4の横軸)が大きくなるほど、放電電流(図4の縦軸)が大きくなるのが分かる。また、温度が高温になるほど、放電電流が大きくなるのが分かる。
【0025】
このバランス回路8によれば、簡易な構成でありながら、良好な電圧電流の温度特性が得られる。このため、パワーキャパシタセル2の正端子3と負端子4の狭い領域にコンパクトに配置することができ、本実施形態に係る電源装置1のバランス回路として最適なものである。
【0026】
また、バランス回路8を構成する素子数が少ないことから、素子のバラツキによる温度特性の変化が少ないものとなり、適切な放電が可能となる。
【0027】
なお、本発明に係る電源装置は、図3に示すバランス回路8を用いるものに限られるものではなく、温度上昇に応じて正端子3から負端子4へ電流放電を行うバランス回路を有するものであれば、図3に示すバランス回路8以外の回路を有するものであってもよい。例えば、温度変化により抵抗値が変化する素子(サーミスタ等)を用いて温度変化を検出し電流放電を行うものなどであってもよい。
【0028】
以上のように、本実施形態に係る電源装置1によれば、バランス回路8をパワーキャパシタセル2の端子3、4に取り付けた基板7上に設けることにより、バランス回路8がパワーキャパシタセル2の端子3、4に接近して配置される。パワーキャパシタセル2の端子3、4の温度は、パワーキャパシタセル2の内部温度に応じて変化するものであり、その内部温度に近い温度となる。このため、バランス回路8を蓄電器であるパワーキャパシタセル2に近い温度とすることができる。これにより、パワーキャパシタセル2の内部温度に応じた適切な放電が可能となり、電源装置1の寿命を延ばすことができる。
【0029】
また、パワーキャパシタセル2の防爆弁10をバランス回路8に接近するように突出させることにより、防爆弁10を通じてバランス回路8をよりパワーキャパシタセル2の内部温度に近い温度とすることができる。このため、パワーキャパシタセル2の内部温度に応じた適切な放電が行える。
【0030】
更に、パワーキャパシタセル2に基板7を取り付けることにより、バランス回路8の設置とパワーキャパシタセル2の直列接続が同時に行える。このため、組み付け性が良好であり、低コスト化が図れる。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、バランス回路を蓄電器の端子に取り付けた基板上に設けることにより、バランス回路を蓄電器に近い温度とすることができる。このため、蓄電器の温度に応じた適切な放電が行える。これにより、電源装置の寿命を延ばすことができる。
【0032】
また、蓄電器に基板を取り付けることにより、バランス回路の設置と蓄電器の直列接続が同時に行え、組み付け性が良好である。
【0033】
更に、蓄電器の突出部を通じてバランス回路をより蓄電器に近い温度とすることができ、蓄電器の温度に応じた適切な放電が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る電源装置の説明図である。
【図2】図1の電源装置における基板の説明図である。
【図3】図1の電源装置におけるバランス回路の一例を示す図である。
【図4】図3のバランス回路の電圧電流の温度特性を示す図である。
【符号の説明】
1…電源装置
2…パワーキャパシタセル(蓄電器)
3…正端子
4…負端子
7…基板
8…バランス回路
9…配線パターン
10…防爆弁
Claims (4)
- 正端子と負端子の間に電圧を蓄える複数の蓄電器と、
前記正端子及び前記負端子に取り付けられ、温度上昇に応じて前記正端子から前記負端子へ放電を行うバランス回路を有し、かつ、異なる前記蓄電器の前記正端子と前記負端子を接続し前記蓄電器を直列に接続する配線パターンを有する基板と、
を備え、
前記蓄電器は、前記バランス回路に向けて突出し、金属により形成される突出部を有していること、
を特徴とする電源装置。 - 前記突出部は、防爆弁であることを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
- 前記バランス回路は、前記基板の蓄電器側に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電源装置。
- 前記バランス回路は、前記正端子と前記負端子の間に配設されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の電源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000225622A JP3956590B2 (ja) | 2000-07-26 | 2000-07-26 | 電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000225622A JP3956590B2 (ja) | 2000-07-26 | 2000-07-26 | 電源装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002042903A JP2002042903A (ja) | 2002-02-08 |
JP3956590B2 true JP3956590B2 (ja) | 2007-08-08 |
Family
ID=18719365
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000225622A Expired - Fee Related JP3956590B2 (ja) | 2000-07-26 | 2000-07-26 | 電源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3956590B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5435928B2 (ja) * | 2008-11-21 | 2014-03-05 | 矢崎総業株式会社 | バスバ装置及びバッテリ液温推定装置 |
US9198292B2 (en) * | 2012-05-08 | 2015-11-24 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Battery pack including circuit board assembly having first circuit board connected to terminals and second circuit board connected to first circuit board |
JP6084513B2 (ja) * | 2013-05-22 | 2017-02-22 | 住友重機械工業株式会社 | 蓄電モジュール用電圧均等化装置、蓄電装置及び作業機械 |
KR102059612B1 (ko) | 2016-08-24 | 2019-12-26 | 주식회사 엘지화학 | 전지모듈 내에서 공간을 적게 점유하는 상호 연결 부재 및 이를 포함하는 전지모듈 |
GB2555408B (en) * | 2016-10-25 | 2019-03-27 | Oxis Energy Ltd | Interconnection |
-
2000
- 2000-07-26 JP JP2000225622A patent/JP3956590B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002042903A (ja) | 2002-02-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8830676B2 (en) | Battery management system | |
US11186157B2 (en) | Control device for vehicular power storage unit and vehicular power storage device | |
US8598976B2 (en) | Electronic component and corresponding production method | |
JP5786891B2 (ja) | 蓄電装置および基板 | |
US5408842A (en) | Air-conditioning apparatus for electric vehicle | |
CN104283126A (zh) | 电源分配箱 | |
JP2000235050A (ja) | 電流供給システムにおける電流モニタ方法、電流モニタ・システムおよび電流モニタ装置 | |
US20080226969A1 (en) | Battery pack assembly with integrated heater | |
JP2003517613A (ja) | 電池センサ装置 | |
JP3956590B2 (ja) | 電源装置 | |
JP2003509000A (ja) | 電気的負荷に対する半導体ヒューズ | |
KR20170101604A (ko) | 배터리 팩 | |
US20020123186A1 (en) | Semiconductor circuit components | |
CA1067574A (en) | Battery temperature compensated battery-charging system | |
EP2517243B1 (en) | Hybrid circuit | |
JP2021036754A (ja) | 放電抵抗回路 | |
JP2002044873A (ja) | 温度保護付き電池パック | |
CN207339702U (zh) | 一种具有保护功能的汽车发电机调节器 | |
JP2006288049A (ja) | 負荷制御回路、電流制御回路、及び、負荷制御システム | |
CN115133176A (zh) | 电池***和控制其的方法 | |
JPH0510322Y2 (ja) | ||
JPH0649113Y2 (ja) | 車両用電源装置 | |
US11764002B1 (en) | Ultracapacitor generator start module | |
JP3587121B2 (ja) | 電気自動車用空調装置 | |
KR102553379B1 (ko) | 기판 모듈 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051222 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061003 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061120 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070417 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070430 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |