JP3955993B2 - ローパーティションのパネル連結構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はローパーティションを構成するパネルの連結構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ローパーティションは大きく仕切られた空間をさらに小さく仕切って、私的な小空間を作る場合に使用される。このローパーティションは複数枚のパネルを連結して所定の空間が形成されるが、パネルの連結形態としては直線状に繋ぐ場合、90゜に屈曲したL型とする場合、又T型に連結する場合、さらには起立したスタッドを中心として四方に延びるようにパネルを十字型に繋ぐ場合がある。
【0003】
ところで、図6は上記連結形態の中で直線状連結、L型連結、T型連結を示している従来例であるが、連結されるパネル(イ)、(イ)…間にはスタッド(ハ)、(ニ)が介在していて、該スタッド(ハ)、(ニ)にパネル側端に設けたツメ(ホ)、(ホ)を引っ掛けて繋がれている。このようなパネル連結においてはスタッド(ハ)、(ニ)が必要となり、パネルを連結する箇所は前以て定まってしまい、仕切られる空間を変更するにはパネル幅を変えるしかない。例えばT型連結において、垂直に繋がるパネル(ロ)の位置は定まってしまい、この状態でパネル(ロ)の連結位置を変更するにはパネル(イ)の幅を変えるしかない。
【0004】
【本発明が解決しようとする課題】
このように、従来のパネル連結はスタッドを介在している為に、T型または十字型に繋がれる箇所は定まってしまい、後での変更は出来ない構造と成っている。本発明が解決しようとする課題はこの問題点であり、一方のパネル面の自由な位置に突き合わされて、しかもパネル面をキズ付けないで連結することが出来るローパーティションのパネル連結構造を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明はローパーティションを対象とし、このローパーティションを構成するに際し、一方のパネルに対して他方のパネルが垂直をなして連結される。連結されるパネル間にはスタッドを介在せず、パネル面に他方のパネル側端が突き合わされて繋がれる構造としている。そこでパネル面にポストを取り付け、このポストに他のパネルを垂直を成して連結する。
【0006】
ここで上記ポストの上端にはカギが設けられ、このカギを介してパネル上端に引っ掛けられる。一方、ポスト下端はコ型金具によってパネル下端から外れないように挟み込まれる。そしてポストの背面(裏面)にはゴムやクッション材が貼り合わされている為に位置ズレは防止され、このポストはパネル面にネジ穴等のキズを付けることなく取り付けることが出来る。
【0007】
すなわち、上端はカギでパネル上端に引っ掛けられ、下端はコ型金具にてポスト背面とパネル下端が挟まれた状態でコ型金具にネジを螺合して締め付けし、ネジの先端をポスト背面に押圧することで該ポストとパネルとが抱きかかえられる。ポストの断面形態は特に限定しないが、背面と所定の間隔をおいて形成されている正面には複数のスリット溝が形成され、このスリット溝にはパネル側端に設けているツメが引っ掛けられて連結することが出来る。また上記ネジに代わって抜け防止機能を備えたピンを用いることも可能であり、止着具の形態は限定しない。以下、本発明に係る実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0008】
【実施例】
図1、図2は本発明のパネル連結構造を用いて繋いだローパーティションの横断面図と縦断面図を示している。3枚のパネル1a、1b、1cが直線状に連結し、そしてバネル1bにはバネル1dが垂直方向に連結している。図に示したような従来の連結構造とは異なり、パネル1dはパネル1bの中央に位置していて、その場所は自由に移動することが出来る。
【0009】
一直線状に繋がっているパネル1a、1b、1cの間にはスタッド2、2…が介在していて、このスタッドに形成しているスリット溝にパネル側端に固定したツメ3、3…が嵌っている。スタッド2は概略正方形断面のパイプ体であり、このスタッド面には複数個のスリット溝が所定の間隔をおいて上下方向に形成されている。勿論、このようなパネル1a、1b、1cの連結形態は従来から使用されてきている手段である為に詳細な説明は省略する。
【0010】
一方のパネル1dは上記スタッド2の位置とは異なる箇所にて垂直方向に向いて連結され、そしてバネル面4との間にはポスト5を設けている。ポスト5はコ型断面の両側片先端を内側へ屈曲して延ばした形状をなし、背面にはパネル面との摩擦を高めて滑りを防止する為にゴム板6が貼り合わされている。従って実際にはゴム板6に限らず、クッション材や両面テープを使用することも出来る。
【0011】
ところで、このポスト5はパネル1bのパネル面4にネジ止めされるものではなく、パネル面にキズが付かないように取着される。図2にその具体例が示されているように、ポスト上端には先端部がコ型に屈曲したカギ7が設けられ、このカギ7はパネル上端に引っ掛かっている。パネル側端及びパネル上端には補強材8、8…が設けられ、芯材と成るペーパーコア9と共に表面材10にてカバーされ、コ型に屈曲している表面材10の上端にはこのカギ7が係止され、ポスト5を支えている。従ってポスト5は落下することなく、しかも上端はパネル面4から外れることはない。
【0012】
一方のポスト下端はコ型金具11によってパネル面4に止着されている。ポスト5は後述するように背面の一部は切り欠かれていて、この背面とパネル下端にて表面材を屈曲して形成している凸部12を挟み込んでいる。すなわちコ型金具の前片13と後片14との間にポスト背面と上記凸部12を挟み、前片13に螺合したネジ15を締めるならば先端はポスト背面に当たって押え込み、ポスト下端はパネル面4に止着される。
【0013】
同図の16はアジャスター装置でネジ17を備えてパネルの高さを調整し、又18は巾木、19はパネル上端を被覆する笠木を示している。図3はポスト5の下端止着構造の正面図である。同図のようにポスト背面20は切り欠かれ、この切り欠かれた背面20の下端に上記コ型金具11が取り付けされる。図4はポスト5を単独で示しているが、側片を内側へ屈曲した正面21、21には細長いスリット溝22、22…が等間隔で形成されている。
【0014】
このスリット溝22、22…にはパネル1dの側端に固定しているツメ3、3…が嵌って連結される訳で、この連結形態は直線状に繋がっている他のパネル1a、1b…の場合と同じである。図4に示しているようにポスト上端に溶接されたカギ7はコ型を成し、パネル上端に係止した場合にガタ付かない寸法と成っている。その為にもポスト背面にはゴム板又はクッション材が貼り合わされていて、このカギがパネル1bの上端に係止した際にゴム板やクッション材は多少圧縮されるようになっている。
【0015】
勿論、係止したカギ7がガタ付かないようにする為だけでなく、ポスト5が位置ズレしないように作用する。図5はポスト下端を止着するコ型金具11を示している。縦断面がコ型を成していて、取着した状態で垂直を成す前片13にはネジ穴を設け、一方の後片14は前片13より大きくなっている。このネジ穴にはネジ15が螺合しネジ15を締めるならば先端は前片13を貫通して突出し、ネジ先端はポスト背面20を押圧することになる。
【0016】
その結果、後片14との間でパネル下端凸部12とポスト背面20を挟み込んで止着することが出来る。この場合、ネジを強く締め付けるならば、ポスト背面に貼着したゴム板又はクッション材は圧縮されてパネル面に密着し、ポストの位置ズレを防止することになる。以上述べたように、本発明のパネル連結構造はパネル面にポストを介して別のパネルを垂直に連結するものであって、次のような効果を得ることが出来る。
【0017】
【発明の効果】
本発明のパネル連結構造はパネル面の如何なる位置においても別のパネルを垂直に連結することが出来る。そして側端を突き合わして連結するパネル位置は自由に変更可能となる為に、ローパーティションの据え付け段階で自由に調整出来る。パネル面にはポストが取り付けられ、しかもこのポストは上端をパネルに係止すると共に、下端はコ型金具にて止着されていて、このポストにパネルが連結される。従って、パネル面にはネジ穴等のキズが付かず、位置をズラせても何ら問題はない。又、ポスト背面にはゴム板やクッション材を貼り付けすることで、ポストの位置ズレはなく安定して取着される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパネル連結構造を示す横断面図。
【図2】本発明のパネル連結構造を示す縦断面図。
【図3】ポスト下端の取り付け構造。
【図4】ポストの具体例。
【図5】コ型金具の具体例。
【図6】従来のパネル連結構造。
【符号の説明】
1 パネル
2 スタッド
3 ツメ
4 パネル面
5 ポスト
6 ゴム板
7 カギ
8 補強材
9 ペーパーコア
10 表面材
11 コ型金具
12 凸部
13 前片
14 後片
15 ネジ
16 アジャスター装置
17 ネジ
18 巾木
19 笠木
20 背面
21 正面
22 スリット溝
Claims (2)
- ローパーティションを構成する為にアジャスター装置にて適当な高さに支え、スタッド2,2・・を介してパネル1a,1b・・を連結し、パネル1a,1b・・の上端には笠木19,19・・を取付けた一方のパネル面に対して他方のパネル1dを垂直を成して連結する構造において、パネル面にはポスト5を取り付けし、このポスト5の正面に形成したスリット溝22,22・・にツメ3,3・・を引っ掛けて他方のパネル1dを連結する構造であり、上記ポスト5の上端にはコ型に屈曲したカギ7を固定してコ型に屈曲しているパネル1の表面材上端に係止し、そして、背面20の一部を切欠いたポスト5の下端側にはコ型金具11を取り付けしてパネル下端にて表面材10を屈曲して形成した凸部12と上記ポスト背面20を挟み込むと共にネジ等の止着具で固定したことを特徴とするローパーティションのパネル連結構造。
- ローパーティションを構成する為にアジャスター装置にて適当な高さに支え、スタッド2,2・・を介してパネル1a,1b・・を連結し、パネル1a,1b・・の上端には笠木19,19・・を取付けた一方のパネル面に対して他方のパネル1dを垂直を成して連結する構造において、パネル面にはポスト5を取り付けし、このポスト5の正面に形成したスリット溝22,22・・にツメ3,3・・を引っ掛けて他方のパネル1dを連結する構造であり、上記ポスト5の上端にはコ型に屈曲したカギ7を固定してコ型に屈曲しているパネル1の表面材上端に係止し、そして、背面20の一部を切欠いたポスト5の下端側にはコ型金具11を取り付けしてパネル下端にて表面材10を屈曲して形成した凸部12と上記ポスト背面20を挟み込むと共にネジ等の止着具で固定し、更にポスト背面にはゴム板やクッション材を貼り付けたことを特徴とするローパーティションのパネル連結構造。
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JP05913399A JP3955993B2 (ja) | 1999-01-28 | 1999-01-28 | ローパーティションのパネル連結構造 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000220239A JP2000220239A (ja) | 2000-08-08 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05913399A Expired - Fee Related JP3955993B2 (ja) | 1999-01-28 | 1999-01-28 | ローパーティションのパネル連結構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP4804794B2 (ja) * | 2005-05-18 | 2011-11-02 | 株式会社ニューギン | 遊技機 |
-
1999
- 1999-01-28 JP JP05913399A patent/JP3955993B2/ja not_active Expired - Fee Related
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