JP3953999B2 - 輻輳検知装置、tcpトラヒックの輻輳検知方法およびプログラム - Google Patents

輻輳検知装置、tcpトラヒックの輻輳検知方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、インターネット上のユーザトラヒックを常時計測することにより、現在のインターネットの状態を把握するとともに、輻輳やネットワーク障害等の検出、発生箇所や原因の特定を効率的に行うインターネット障害検知に関する技術分野に属する。
従来、インターネット上のユーザトラヒックに関する品質計測の方法としては、モニタにより送信側端末から送出されるパケットデータを監視して、いわゆるパッシブにIPトラヒックを計測する手法や、送信側端末および受信側端末にテスタを装着して、いわゆるアクティブにテストパケットを送受する手法が知られている(例えば、非特許文献1参照。)。
「インターネットにおける計測に基づいたボトルネック特定手法」的場 一峰, 阿多 信吾, 村田 正幸著、電子情報通信学会 テレコミュニケーションマネジメント研究会, p65 ‐ 70, November 2000。
しかし、上記のパッシブ計測は、通常、インターネット上の回線を1点モニタすることにより、IPトラヒック量を計測するものであり、IPアドレスのヘッダ情報により、回線の混み具合等を送受信IPアドレスの組別の集計等して各種統計的解析を行われている。しかしながら、こうした手法によっては、TCP等の上位レイヤの品質情報の取得やネットワーク上の経路情報の取得に関しては困難であるのが現状である。
一方、アクティブ計測は、インターネット上の2点に設置されたテスタにより、ICMP、UDPベースの時刻情報や送出順序番号等が記されたテストパケットを送受することにより実現される。
このため、こうしたテストパケットを定期的に送信することにより、精度の高い計測が実現できる反面、インターネット上に大量のテストパケットを送出するため、これ自身が輻輳を誘発するという問題がある。
そこで、本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、ネットワークの輻輳箇所が異なるTCP 通信の再送に関わる品質パラメータの測定結果を用いて、バックボーン網やアクセス網での輻輳箇所の簡易に特定できる輻輳検知装置、TCPトラヒックの輻輳検知方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上述の問題点を解決するために、本発明は、以下のように提案している。
請求項1に係る発明はインターネットエクスチェンジに接続された複数のインターネットサービスプロバイダと、該インターネットサービスプロバイダと高速アクセス網を介して接続された複数の端末とから構成されるネットワークにおいて、1の端末から他の端末に送信されるデータを監視して、TCP通信の再送に関わる品質パラメータの測定する品質パラメータ測定手段と、該測定結果を発生間隔と発生頻度により統計処理する統計処理手段と、該統計処理の結果に基づいて、送信側アクセス網あるいは受信側アクセス網の輻輳を検知するアクセス網輻輳検知手段とを有することを特徴とする輻輳検知装置を提案している。
請求項5に係る発明は、インターネットエクスチェンジに接続された複数のインターネットサービスプロバイダと、該インターネットサービスプロバイダと高速アクセス網を介して接続された複数の端末とから構成されるネットワークにおいて、1の端末から他の端末に送信されるデータを監視して、TCP通信の再送に関わる品質パラメータの測定するステップと、該測定したデータを発生間隔と発生頻度により統計処理するステップと、該統計処理の結果に基づいて、送信側アクセス網あるいは受信側アクセス網の輻輳を検知するステップとを有することを特徴とするTCPトラヒックの輻輳検知方法を提案している。
請求項9に係る発明は、インターネットエクスチェンジに接続された複数のインターネットサービスプロバイダと、該インターネットサービスプロバイダと高速アクセス網を介して接続された複数の端末とから構成されるネットワークにおいて、1の端末から他の端末に送信されるデータを監視して、TCP通信の再送に関わる品質パラメータの測定するステップと、該測定したデータを発生間隔と発生頻度により統計処理するステップと、該統計処理の結果に基づいて、送信側アクセス網あるいは受信側アクセス網の輻輳を検知するステップとを実行させるためのプログラムを提案している。
これらの発明によれば、送信側端末の送信パケットを監視して、TCP通信の再送に関わる品質パラメータの測定結果を発生間隔と発生頻度により統計処理することから、統計処理の結果から送信アクセス網あるいは受信アクセス網のいずれに輻輳が発生しているのかを検出することができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載された輻輳検知装置について、前記TCP通信の再送に関わる品質パラメータが連続パケット廃棄数、連続パケット数、パケット廃棄間隔、パケット再送間隔のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする輻輳検知装置を提案している。
請求項6に係る発明は、請求項5に記載されたTCPトラヒックの輻輳検知方法について、前記TCP通信の再送に関わる品質パラメータが連続パケット廃棄数、連続パケット数、パケット廃棄間隔、パケット再送間隔のうち少なくとも1つを含むことを特徴とするTCPトラヒックの輻輳検知方法を提案している。
請求項10に係る発明は、請求項9に記載されたプログラムについて、前記TCP通信の再送に関わる品質パラメータが連続パケット廃棄数、連続パケット数、パケット廃棄間隔、パケット再送間隔のうち少なくとも1つを含むことを特徴とするプログラムを提案している。
これらの発明によれば、TCP通信の再送に関わる品質パラメータがネットワークの輻輳を特定するために好ましい、連続パケット廃棄数、連続パケット数、パケット廃棄間隔、パケット再送間隔に関するデータのうち少なくとも1つを含むことしたため、簡易にネットワークの輻輳を特定することができる。なお、これらのデータは単独で用いてもよいし、複数のデータを適宜、組み合わせて用いてもよい。
請求項3に係る発明は、請求項1に記載された輻輳検知装置について、前記1の端末から他の端末に送信されるテスト用パケットデータの遅延ゆらぎを検出する遅延ゆらぎ検出手段と、パケットデータのスループットを検出するスループット検出手段と、該検知した遅延ゆらぎとスループットに基づいて、バックボーン網におけるトラヒックの輻輳を検知するバックボーン網輻輳検知手段とを有する輻輳検知装置を提案している。
請求項7に係る発明は、請求項5に記載されたTCPトラヒックの輻輳検知方法について、前記1の端末から他の端末に送信されるテスト用パケットデータの遅延ゆらぎを検出するステップと、パケットデータのスループットを検出するステップと、該検知した遅延ゆらぎとスループットに基づいて、バックボーン網におけるトラヒックの輻輳を検知するステップとをさらに備えたことを特徴とするTCPトラヒックの輻輳検知方法を提案している。
請求項11に係る発明は、請求項9に記載されたプログラムについて、前記1の端末から他の端末に送信されるテスト用パケットデータの遅延ゆらぎを検出するステップと、パケットデータのスループットを検出するステップと、該検知した遅延ゆらぎとスループットに基づいて、バックボーン網におけるトラヒックの輻輳を検知するステップとをさらに備えたことを特徴とするプログラムを提案している。
これらの発明によれば、テスト用パケットデータの遅延ゆらぎとパケットデータのスループットを検出するため、送受信アクセス網の輻輳のみならず、バックボーン網の輻輳についても検知することができる。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載された輻輳検知装置について、前記1の端末および他の端末のIPアドレスに基づいて、複数の送信経路を検出する送信経路検出手段と、該検出された送信経路と前記アクセス網輻輳検知手段およびバックボーン網輻輳検知手段の検知結果に基づいて、輻輳箇所を特定する輻輳箇所特定手段と、該特定した輻輳箇所をネットワークの管理者に通知する通知手段とを有する輻輳検知装置を提案している。
請求項8に係る発明は、請求項7に記載されたTCPトラヒックの輻輳検知方法について、前記1の端末および他の端末のIPアドレスに基づいて、複数の送信経路を検出するステップと、該検出された送信経路と前記アクセス網輻輳およびバックボーン網輻輳の検知結果に基づいて、輻輳箇所を特定するステップと、該特定した輻輳箇所をネットワークの管理者に通知するステップとをさらに備えたことを特徴とするTCPトラヒックの輻輳検知方法を提案している。
請求項12に係る発明は、請求項11に記載されたプログラムについて、前記1の端末および他の端末のIPアドレスに基づいて、複数の送信経路を検出するステップと、該検出された送信経路と前記アクセス網輻輳およびバックボーン網輻輳の検知結果に基づいて、輻輳箇所を特定するステップと、該特定した輻輳箇所をネットワークの管理者に通知するステップとをさらに備えたことを特徴とするプログラムを提案している。
これらの発明によれば、端末のIPアドレスに基づいて、複数の送信経路を検出することができるため、アクセス網輻輳検知手段およびバックボーン網輻輳検知手段の検知結果と併せて用いることにより、ネットワーク上の輻輳箇所を容易に特定することができる。また、通知手段を備えたことから、ネットワーク上の輻輳箇所に応じて、適切なネットワークの管理者に対して迅速に情報を通知することができる。
本発明によれば、ネットワークの輻輳箇所が異なるTCP 通信の再送に関わる品質パラメータの測定結果を用いて、バックボーン網やアクセス網での輻輳箇所の切り分けを簡易に実現できるとい効果がある。
また、本発明によれば、インターネット品質比較・劣化箇所の推定をスケーラブルに行うことができるという効果がある。
以下、本発明の実施例について、図1から図4を用いて詳細に説明する。
本発明におけるネットワークは、図1に示すように、インターネットサービスプロバイダ(ISP)を接続するインターネットエクスチェンジ(IX)1と、複数のインターネットサービスプロバイダ(ISP)2a、2b、2cと、複数のインターネットサービスプロバイダ(ISP)2a、2b、2cとクライアントを接続する高速アクセス網である光アクセス網3a、3bと、クライアント(端末)4a、4bとから構成されている。なお、高速アクセス網は光アクセス網に限らず、他のアクセス網であってもよい。
本発明に係る輻輳検知装置は、図3に示すように、トラヒックモニター11と、品質パラメータ測定部12と、統計処理部13と、輻輳網検出部14と、送信経路検出部15と、輻輳箇所検出部16と、通知部17と、ゆらぎ検出部21と、送信パケット検出部22と、受信パケット検出部23と、スループット検出部24と、輻輳状態判断部25とから構成されている。
トラヒックモニター11は、図1において、クライアント(端末)4aからクライアント(端末)4bにパケットを送信する場合を想定すると、クライアント(端末)4a側の送信パケットあるいはクライアント(端末)4b側の受信パケットをモニタする。品質パラメータ測定部12は、トラヒックモニター11においてモニタされるTCPの順序番号(シーケンスナンバー)や個々のTCPパケット(通常のトラヒックパケットを模擬したものでもよい。)の到着時間等の1点で計測可能な情報を用いて、以下の再送に関する品質パラメータを記載したファイルを導出する。
品質パラメータを記載したファイルとしては、連続パケット廃棄数一覧ファイル、連続パケット数一覧ファイル、廃棄間隔一覧ファイル、再送間隔一覧ファイル等がある。これらのうち、連続パケット廃棄数および再送間隔は、受信側のトラヒックモニター11により、連続パケット数および廃棄間隔は、送信側のトラヒックモニター11により収集される。連続パケット廃棄数一覧ファイルは、廃棄パケットの連続数とその発生頻度を結果として出力する。廃棄パケットが連続しているかどうかの判断は、(1)式に示すように、測定期間における平均TCPスループットとパケットサイズから計算した値Δtを基準とし、パケット間隔がΔtより小さいと推測されるときに連続と判断する。なお、パケットの廃棄は、TCPのシーケンスナンバーの連続性により判断し、結果は、送受信IPアドレスの組毎に区別して出力させる。
Δt=パケットサイズ(byte)/平均TCPスループット(byte) (1)
連続パケット数一覧ファイルは、送受信IPアドレスの組で規定するターゲットトラヒックの連続パケット数とその発生頻度を結果として出力する。連続の判断手法は連続パケット廃棄数一覧ファイルの場合と同様である。廃棄間隔一覧ファイルは、送受信IPアドレスの組で規定するターゲット通信の廃棄パケット発生間隔とその発生頻度を結果として出力する。なお、廃棄パケットの検出は、TCPのシーケンスナンバーの欠落により行い、このシーケンスナンバーに基づいて廃棄パケットの発生間隔も求められる。再送間隔一覧ファイルは、送受信IPアドレスの組で規定するターゲット通信におけるTCP再送の発生間隔とその発生頻度を結果として出力する。TCP再送の検出は、TCPのシーケンスナンバーの重複により行い、再送間隔もこのシーケンスナンバーに基づいて行われる。
統計処理部13は、品質パラメータ測定部12において収集された各品質パラメータ毎のデータを図2に示すような発生間隔と発生頻度とに関するヒストグラムを生成する。輻輳網検出部14は、統計処理された品質パラメータのデータから輻輳している網が送信側アクセス網であるのか、受信側アクセス網であるのかを判断する。すなわち、統計処理部13で作成されたTCPパラメータの1つ、または、複数のヒストグラムのプロファイルの特性から、輻輳の検知ならびに輻輳箇所の特定を行う。
具体的な判断例を図2を用いて説明する。図2は、品質パラメータ測定部において測定された再送間隔一覧ファイルのプロファイル特性とその特性に相当する輻輳箇所の対応を示したものであり、図2(1)が送信側アクセス網の特性を図2(2)が受信側アクセス網の特性を示している。これによれば、近接するセグメントのバースト的再送と、そのバースト的再送と次のバースト的再送の間隔により、2つの特徴的なピークが発生した場合、送信側アクセス網で輻輳が発生したと推定される。またTCPパケットの再送が行われているにも関わらず、そのような特徴がなく、かつ、TCPセグメントの再送が通常時よりも多く発生している場合 (図2(2)参照)、受信側アクセス網で輻輳が発生したと推定される。
送信経路検出部15は、送受信IPアドレス間で設定されている複数の経路を例えば、Traceroute等の手法により検出する。輻輳箇所検出部16は、輻輳網検出部14および通信経路検出部15からの検出結果を入力し、輻輳箇所を特定する。特定された輻輳箇所は、通知部17に出力され、通知部17は、特定された箇所に応じて、管理者にこの情報を通知する。
送信パケット送出部22は、一定間隔T1で送出されるパケットを監視し、受信パケット検出部は、受信したパケットを監視する。ゆらぎ検出部21は、受信パケット検出部25が受信したパケットの受信間隔T2と送信間隔T1とからT1−T2の値の時系列Tseq(i)の最小値をTminとし、Tseq(i)−Tminの値の分散を計算する。スループット検出部24は、送受信パケットから網のスループットを検出する。
輻輳状態判断部25は、ゆらぎ検出部21とスループット検出部24との結果に基づいて、分散の結果が通常値よりも大きく、かつ、TCPスループットが低い(TCPパケットの順序番号の時間推移が遅い)場合は、バックボーン網によって輻輳が発生していると推定する。こうした手法を用いるのは、バックボーン網の場合、バックボーンノード内の送信用バッファにTCPパケットがキューイングされるため、TCP再送セグメントの絶対数が少なくなり、送受信アクセス網における輻輳の検出方法を用いることができないためである。
次に、図4を用いて、処理の手順について説明する。
測定を開始すると、トラヒックモニター11および品質パラメータ測定部は、発着IPアドレスにて指定された送信側から受信側に流れるTCPトラヒックに対し、TCP再送制御関連のパラメータ(例えば、連続パケット廃棄数、連続パケット数、廃棄間隔、再送間隔等)を常時監視し計測する(ステップ101)。
ゆらぎ検出部21およびスループット検出部24は、送信側から受信側に一定時間間隔T1で送信するTCPテストパケットの受信側到達間隔T2を測定する(ステップ102)。なお、このとき、送信経路検出部15を起動して、送信経路の検出も実行する。
このとき、一定時間内のTCP順序番号(シーケンスナンバー)の増加に劣化があるときは(ステップ103)、統計処理部13が同じ一定時間内に計測したTCP再送制御関連パラメータのヒストグラムを作成する(ステップ104)。一方で、一定時間内のTCP順序番号(シーケンスナンバー)の増加に劣化がないときは、ステップ101に戻って、TCP再送制御関連のパラメータの監視および計測を行う。
作成したヒストグラムが送信側アクセス網輻輳時のプロファイルに一致すると輻輳網検出部14が判断したときは、送信側アクセス網に対応するノードリストを検出した送信険路の結果から導出して、この情報を通知部17を通じてネットワーク管理者に提示し、ステップ101に戻る(ステップ109)。
一方で、作成したヒストグラムが送信側アクセス網輻輳時のプロファイルに一致しないと輻輳網検出部14が判断したときは、作成したヒストグラムが受信側アクセス網輻輳時のプロファイルに一致するか否かを輻輳網検出部14が判断する(ステップ106)。この結果、一致すると判断したときは、受信側アクセス網に対応するノードリストを検出した送信険路の結果から導出して、この情報を通知部17を通じてネットワーク管理者に提示し、ステップ101に戻る(ステップ110)。
一方で、作成したヒストグラムが受信側アクセス網輻輳時のプロファイルに一致しないと輻輳網検出部14が判断したときは、次に、ゆらぎ検出部21が同じ一定時間内に計測されたT2から遅延ゆらぎ値を計算し、T1‐T2の分散や標準偏差等による定量化を行う(ステップ107)。
次に、遅延ゆらぎ値が通常時と比較して大きく増加しているか否かを判断し、大きく増加していると判断したときには、バックボーン網に対応するノードリストを検出した送信険路の結果から導出して、この情報を通知部17を通じてネットワーク管理者に提示し、ステップ101に戻る(ステップ111)。
一方、大きな増加は見られないと判断したときには、その他、原因不明のTCPスループット劣化としてネットワーク運用者に提示し、ステップ101に戻る(ステップ112)。なお、上述した一連の動作は継続して実行されるが、ネットワーク運用者からの非同期の終了命令があったときには、測定を終了する。
以上、図面を参照して本発明の実施例について詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
本発明に係るネットワーク構成図である。 TCP再送セグメント発生間隔の分布図である。 本発明に係る輻輳検知装置の構成図である。 本発明の処理手順を示したフローチャートである。
符号の説明
1・・・インターネットエクスチェンジ(IX)、2a、2b、2c・・・インターネットサービスプロバイダ(ISP)、3a、3b・・・光アクセスNW(網)、4a、4b・・・クライアント(端末)、11・・・トラヒックモニター、12・・・品質パラメータ測定部、13・・・統計処理部、14・・・輻輳網検出部、15・・・送信経路検出部、16・・・輻輳箇所検出部、17・・・通知部、21・・・ゆらぎ検出部、22・・・送信パケット検出部、23・・・受信パケット検出部、24・・・スループット検出部、25・・・輻輳状態判断部、

Claims (12)

  1. インターネットエクスチェンジに接続された複数のインターネットサービスプロバイダと、該インターネットサービスプロバイダと高速アクセス網を介して接続された複数の端末とから構成されるネットワークにおいて、
    1の端末から他の端末に送信されるデータを監視して、TCP通信の再送に関わる品質パラメータの測定する品質パラメータ測定手段と、
    該測定結果を発生間隔と発生頻度により統計処理する統計処理手段と、
    該統計処理の結果に基づいて、送信側アクセス網あるいは受信側アクセス網の輻輳を検知するアクセス網輻輳検知手段とを有することを特徴とする輻輳検知装置。
  2. 前記TCP通信の再送に関わる品質パラメータが連続パケット廃棄数、連続パケット数、パケット廃棄間隔、パケット再送間隔のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1に記載された輻輳検知装置。
  3. 前記1の端末から他の端末に送信されるテスト用パケットデータの遅延ゆらぎを検出する遅延ゆらぎ検出手段と、
    パケットデータのスループットを検出するスループット検出手段と、
    該検知した遅延ゆらぎとスループットに基づいて、バックボーン網におけるトラヒックの輻輳を検知するバックボーン網輻輳検知手段とを有する請求項1に記載された輻輳検知装置。
  4. 前記1の端末および他の端末のIPアドレスに基づいて、複数の送信経路を検出する送信経路検出手段と、
    該検出された送信経路と前記アクセス網輻輳検知手段およびバックボーン網輻輳検知手段の検知結果に基づいて、輻輳箇所を特定する輻輳箇所特定手段と、
    該特定した輻輳箇所をネットワークの管理者に通知する通知手段とを有する請求項3に記載された輻輳検知装置。
  5. インターネットエクスチェンジに接続された複数のインターネットサービスプロバイダと、該インターネットサービスプロバイダと高速アクセス網を介して接続された複数の端末とから構成されるネットワークにおいて、
    1の端末から他の端末に送信されるデータを監視して、TCP通信の再送に関わる品質パラメータの測定するステップと、
    該測定したデータを発生間隔と発生頻度により統計処理するステップと、
    該統計処理の結果に基づいて、送信側アクセス網あるいは受信側アクセス網の輻輳を検知するステップとを有することを特徴とするTCPトラヒックの輻輳検知方法。
  6. 前記TCP通信の再送に関わる品質パラメータが連続パケット廃棄数、連続パケット数、パケット廃棄間隔、パケット再送間隔のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項5に記載されたTCPトラヒックの輻輳検知方法。
  7. 前記1の端末から他の端末に送信されるテスト用パケットデータの遅延ゆらぎを検出するステップと、
    パケットデータのスループットを検出するステップと、
    該検知した遅延ゆらぎとスループットに基づいて、バックボーン網におけるトラヒックの輻輳を検知するステップとをさらに備えたことを特徴とする請求項5に記載されたTCPトラヒックの輻輳検知方法。
  8. 前記1の端末および他の端末のIPアドレスに基づいて、複数の送信経路を検出するステップと、
    該検出された送信経路と前記アクセス網輻輳およびバックボーン網輻輳の検知結果に基づいて、輻輳箇所を特定するステップと、
    該特定した輻輳箇所をネットワークの管理者に通知するステップとをさらに備えたことを特徴とする請求項7に記載されたTCPトラヒックの輻輳検知方法。
  9. インターネットエクスチェンジに接続された複数のインターネットサービスプロバイダと、該インターネットサービスプロバイダと高速アクセス網を介して接続された複数の端末とから構成されるネットワークにおいて、
    1の端末から他の端末に送信されるデータを監視して、TCP通信の再送に関わる品質パラメータの測定するステップと、
    該測定したデータを発生間隔と発生頻度により統計処理するステップと、
    該統計処理の結果に基づいて、送信側アクセス網あるいは受信側アクセス網の輻輳を検知するステップとを実行させるためのプログラム。
  10. 前記TCP通信の再送に関わる品質パラメータが連続パケット廃棄数、連続パケット数、パケット廃棄間隔、パケット再送間隔のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項9に記載されたプログラム。
  11. 前記1の端末から他の端末に送信されるテスト用パケットデータの遅延ゆらぎを検出するステップと、
    パケットデータのスループットを検出するステップと、
    該検知した遅延ゆらぎとスループットに基づいて、バックボーン網におけるトラヒックの輻輳を検知するステップとをさらに備えたことを特徴とする請求項9に記載されたプログラム。
  12. 前記1の端末および他の端末のIPアドレスに基づいて、複数の送信経路を検出するステップと、
    該検出された送信経路と前記アクセス網輻輳およびバックボーン網輻輳の検知結果に基づいて、輻輳箇所を特定するステップと、
    該特定した輻輳箇所をネットワークの管理者に通知するステップとをさらに備えたことを特徴とする請求項11に記載されたプログラム。



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