JP3953202B2 - ガスグリル - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、テーブルこんろ等に設けられ、グリル庫内の調理品をバーナによって加熱調理するガスグリルに関する。
【0002】
【従来の技術】
上記ガスグリルに設けられるバーナには、箱状のバーナ本体の表面に、セラミック製のプレートに複数の炎孔を穿設したバーナプレートを取着してなるものがあり、バーナ本体に供給される燃料ガスは、バーナプレートの炎孔から噴出して点火され、バーナプレートの表面付近で短い炎となって燃焼する。
ところで、このようなバーナを備えたガスグリルにおいては、調理品の調理状態を確認しやすいように、グリル庫内に照明手段を設ける場合がある。例えば、特開平8−114330号公報や特開平8−191766号公報には、トリウムやセリウム等を主成分とする発光体やガスマントル等をグリル庫内に設け、これを調理時に同時にバーナで加熱させることで、熱エネルギーを受けた発光体等を発光させ、グリル庫内を照明可能とする発明が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記発光体等を用いると、発光体自体が高価であることやこれを支持する機構が別途必要になることから、コストアップに繋がる。特にトリウム等の発光体は寿命が短いため、発光体を頻繁に取り替える必要もあって使い勝手が悪くなってしまう。又、発光体による照射が部分的であるため、一部のみが明るくなり、グリル庫内全体を明るくするには至らない。
よって、このようなコストや使い勝手、照明効果等を考慮すれば、バーナプレートそのものを照明に利用することも考えられるが、通常の燃焼では、表面がある程度赤熱するものの、グリル庫内を十分照明できる明るさが得られない。そこで、ガスインプットや空気量を調整してバーナプレートの表面全体を赤熱させることも可能であるが、この場合、バーナプレート全体の温度が上がりすぎて炎がバック(バーナプレート裏側への回り込み)してしまう。
【0004】
そこで、請求項1に記載の発明は、発光体等を用いずにバーナプレートそのものを利用してコスト面や使い勝手、照明効果に優れた照明手段を、炎のバックが生じない適正な状態で構成できるガスグリルを提供することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、前記バーナプレートの表面に、当該表面から先端までの高さが1.3mm以上の突起を設けるとともに、前記突起の周囲に炎孔を配置して、前記バーナプレートの表面を850℃以上の温度で赤熱させる赤熱手段とし、その赤熱による発光で前記グリル庫内を照明可能としたことを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1の目的に加えて、前記赤熱手段を簡単に実現するために、前記赤熱手段を、バーナプレートの気孔率を66%以上とする構成としたものである。
【0006】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2の目的に加えて、突起の熱容量を小さくしてより有効な照明効果を得るために、突起にも炎孔を形成したものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れかの目的に加えて、バーナプレートの耐久性を維持すると共に、炎のバックを効果的に防止するために、バーナプレートの表面に占める突起の面積を炎孔の総面積の50%以下としたものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4の何れかの目的に加えて、セラミックの粉を調理物に落下させず、且つ炎のバックも効果的に防止するために、バーナプレートをグリル庫内の側面に横向きに設けたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、テーブルこんろに設けられるガスグリル1の縦断面説明図で、グリル庫2内の下部には、調理物Fを載置する焼網3を収容した受皿4が設けられ、その受皿4の前方(図1の左側)には、把手5が一体に取り付けられている。又、把手5の上方には、グリル庫2前方を開閉可能なグリル扉6が、支軸7によって回動自在に軸着されると共に、受皿4とリンク8を介して連結されており、受皿4の把手5を把持して前方へ移動させると、グリル扉6は支軸7を中心として上方に回転し、グリル庫2の前方を開放すると共に、受皿4は前方へ移動して図示しないストッパに当接するまでグリル庫2から引き出される。更に、グリル扉6には透明なガラス板により覗き窓9が形成されている。
【0008】
一方、受皿4の上方には、バーナ10が備えられている。バーナ10は、天井板11に固定される箱状のバーナ本体12と、そのバーナ本体12の下面に形成した開口に石綿等のガスケット13を介して取り付けられたバーナプレート14とにより構成されている。バーナプレート14はセラミック製の厚板で、図2に示す如く、裏面(バーナ本体12側)からグリル庫2内に向かう複数の炎孔15,15・・を、全体に亘って等間隔で穿設しているが、表面には、平面菱形で、且つ中心を突出させた突起16,16・・が、全体に亘って等間隔で立設され、炎孔15,15・・は、各突起16の周囲とその平面とに夫々開口する格好となっている。
尚、バーナプレート14は、表面寸法が93.5mm×134mm、各炎孔15の直径が1.25mm、炎孔15の総数が4156個となっており、突起16は、中心までの高さHが1.3mmで形成されている。
【0009】
以上の如く構成されたガスグリル1は、点火操作に伴い、燃焼に必要な一次空気が混合された燃料ガスが、バーナ本体12に設けたガス供給口17からバーナ本体12に供給されてバーナプレート14の炎孔15,15・・から噴出し、バーナプレート14近傍に配置された図示しない点火電極によって点火され、バーナプレート14の表面で短い炎となって燃焼する。尚、燃焼ガスはグリル庫2後部の排気口18から外部に排出される。
この燃焼時には、バーナプレート14の表面において、各突起16,16・・は周囲の炎孔15,15・・からの炎で加熱され、850℃以上の温度で赤熱する。よって、赤熱した突起16,16・・の赤色光によってグリル庫2内が照明されることになる。
このように上記形態によれば、バーナプレート14に形成した突起16,16を利用して、バーナプレート14の表面のみを850℃以上に確実且つ効果的に赤熱することができるため、照明用の発光体を別途用いたり、ガスインプットや空気量を調整したりする必要なく、簡単な構成且つ良好な使い勝手で十分な照明効果を得ることができる。又、バーナプレート14裏面まで温度上昇することがないため、炎のバックも生じない。
【0010】
尚、突起16は、バーナプレート14の表面全体でなく照明の必要な場所に部分的に設けても良い。又、突起の形状は、上記形態においては、上面を平坦としたり、柱状部分のない完全なピラミッド形としたり等、適宜変更しても良いし、例えば図3に示すように、バーナプレート14の表面に単純な柱状突起19,19・・を立設しても、周囲の炎孔15,15・・からの炎により850℃以上の赤熱は得られる。又、この場合、図4のように、柱状突起19,19・・にも炎孔15,15・・を夫々設ければ、各柱状突起19の熱容量が小さくなって迅速且つ明度の高い赤熱が得られる。その他、突起の平面形状を楕円形や他の多角形等としたり、突起の上面を球状としたり等適宜変更可能であるが、熱容量を小さくするため、上記形態のように突起に炎孔を設けたり、先端を突出させたりすると効果的である。
但し、これらの突起は、850℃以上の赤熱を得るために、先の形態のようにバーナプレートの表面から1.3mm以上の高さとする必要がある。又、バーナプレートの表面に占める突起の総面積は、炎孔の総面積の50%以下とするのが望ましい。バーナプレートの耐久性の維持と炎のバック防止のためである。
更に、バーナプレートは、1枚板でバーナ本体に取着する構造に限らず、分割された複数枚を取着する構造でも上記形態と同様に突起の形成を行えば、同じ効果が得られる。
【0011】
一方、上記形態では、赤熱手段として突起と炎孔とを利用しているが、これに加えて、バーナプレートの気孔率を66%以上とすることも考えられる。即ち、この気孔率の設定により、熱容量を小さくして温度上昇を迅速に行わせると共に、熱伝導率を低くして、全体の温度を上げずに表面温度を850℃以上に維持可能となるのである。この場合も、バーナプレートの赤熱によってグリル庫内の照明が可能となるため、照明用の発光体を別途用いたり、ガスインプットや空気量を調整したりする必要なく、簡単な構成で十分な照明効果を得ることができる。又、バーナプレート裏面まで温度上昇することがないため、炎のバックも防止できる。
【0012】
又、バーナプレートは、突起を設けたり、気孔率を高くしたりすることで強度的に脆くなるため、セラミックの粉が剥離し、調理物に落下する虞れがある。そこで、図5のように、バーナ本体21と、上記形態と同様の突起を立設若しくは気孔率を66%以上としたバーナプレート22とからなるバーナ20を、受皿4を挟む格好でグリル庫2内に横向きに設置すれば、セラミックの粉が調理物Fに落下するのを防ぐことができる。特にこの形態では、グリル庫2の上方に配置した場合と比べて、バーナプレート22,22の裏面の温度が上がりにくくなるため、炎のバック防止に有効である。
【0013】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、バーナプレートの表面を850℃以上に赤熱する赤熱手段を設けたことで、当該赤熱によりグリル庫内の照明が可能となるため、照明用の発光体を別途用いたり、ガスインプットや空気量を調整したりする必要なく、簡単な構成且つ良好な使い勝手で十分な照明効果を得ることができる。又、バーナプレート裏面まで温度上昇することがないため、炎のバックも生じない。さらに、赤熱手段を突起と炎孔とで構成したことで、より確実且つ効果的な赤熱手段を実現可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、前記赤熱手段を、バーナプレートの気孔率を66%以上とする構成としたことで、前記赤熱手段が簡単に実現可能となる。
【0014】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2の効果に加えて、突起にも炎孔を形成したことで、突起の熱容量を小さくしてより有効な照明効果を得ることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れかの効果に加えて、バーナプレートの表面に占める突起の面積を炎孔の総面積の50%以下としたことで、バーナプレートの耐久性を維持すると共に、炎のバックを効果的に防止することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4の何れかの効果に加えて、バーナプレートをグリル庫内の側面に横向きに設けたことで、バーナプレートからセラミックの粉を調理物に落下させず、炎のバック防止にも有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガスグリルの概略構成図である。
【図2】バーナプレートの表面及び断面説明図である。
【図3】突起の変更例を示す説明図である。
【図4】突起の変更例を示す説明図である。
【図5】バーナを横向きにしたガスグリルの説明図である。
【符号の説明】
1・・ガスグリル、2・・グリル庫、10・・バーナ、12・・バーナ本体、14・・バーナプレート、15・・炎孔、16・・突起、19・・柱状突起。

Claims (5)

  1. グリル庫内に設置したバーナに、複数の炎孔を穿設したセラミック製のバーナプレートを利用したガスグリルであって、
    前記バーナプレートの表面に、当該表面から先端までの高さが1.3mm以上の突起を設けるとともに、前記突起の周囲に炎孔を配置して、前記バーナプレートの表面を850℃以上の温度で赤熱させる赤熱手段とし、その赤熱による発光で前記グリル庫内を照明可能としたことを特徴とするガスグリル。
  2. 赤熱手段が、バーナプレートの気孔率を66%以上とすることである請求項1に記載のガスグリル。
  3. 突起にも炎孔を形成した請求項1又は2に記載のガスグリル。
  4. バーナプレートの表面に占める突起の面積を炎孔の総面積の50%以下とした請求項1乃至3の何れかに記載のガスグリル。
  5. バーナプレートをグリル庫内の側面に横向きに設けた請求項1乃至4の何れかに記載のガスグリル。
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