JP3952879B2

JP3952879B2 - Formation method of crack prevention slit of concrete plate

Info

Publication number: JP3952879B2
Application number: JP2002187531A
Authority: JP
Inventors: 祐司桜岡; 俊治鶴巻; 智晶井上
Original assignee: Kajima Corp
Current assignee: Kajima Corp
Priority date: 2002-06-27
Filing date: 2002-06-27
Publication date: 2007-08-01
Anticipated expiration: 2022-06-27
Also published as: JP2004027704A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明はバルコニーや外部廊下等のように雨水に曝されるコンクリート版において、コンクリートの乾燥収縮等に起因するひび割れの発生と、それに伴うひび割れ内への雨水の浸透を防止するコンクリート版のひび割れ防止スリット及びその形成方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
例えば集合住宅のバルコニーや外部廊下等のように雨水に曝されるコンクリート版では下階を居室等にしないことを条件として、コンクリートの表面に防水処理をしない施工が認められている。
【０００３】
このため、コンクリートの乾燥収縮等によるひび割れが発生した場合に雨水に対して無防備な状態にあり、ひび割れから雨水が浸入すれば、コンクリート版の下端にまで達し、コンクリート版の裏面において白華や漏水が発生する他、コンクリート版中の鉄筋が発錆する等の不具合を招く。
【０００４】
この問題に対し、特開2001−3492、特開2001−220833、特開2002−4443等のようにコンクリート版の表面側に目地を形成し、目地に合成樹脂発泡体等の弾性を有する目地材を充填する方法もあるが、目地部にのみ充填された目地材はコンクリート打設後のコンクリートの収縮や外力によるコンクリート版の挙動に追従しきれないため、目地材によってはひび割れを完全に防止することはできない。
【０００５】
この発明は上記背景より、コンクリートの収縮や外力によるコンクリート版の挙動に対する追従性がよく、雨水の浸入防止効果の高いひび割れ防止スリットとその形成方法を提案するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明は、バルコニーや外廊下等の屋外に面する部位に現場で長さ方向に連続して構築される床版状のコンクリート版のひび割れ防止スリットの形成方法であり、コンクリート版の長さ方向に間隔を隔て、コンクリート版の長さ方向に一定以上の厚さを有し、コンクリートの硬化時及び／又はコンクリートの硬化後の収縮、及びコンクリート版の相対変形に追従可能な弾性を有する成型板を型枠上にコンクリート版の全断面に配置し、成形板を挟んだ片側の型枠上に固定されてコンクリート版中に埋設される取付部材に成形板を固定し、配筋が成形板で分離した状態でコンクリートを打設し、コンクリートの硬化後、成型板の周囲の少なくとも上下を除去し、除去部分にシーリング材を充填し、コンクリート版の長さ方向に間隔を隔ててスリットを形成するコンクリート版のひび割れ防止スリットの形成方法であり、コンクリート版の収縮やコンクリート版の相対変形に対する成型板の追従性を高め、雨水の浸入防止効果を高める。
【０００７】
コンクリート版の全断面に成型板が介在したスリットが形成されることで、コンクリート版内の配筋がスリット間単位で完結し、スリット間単位でコンクリート版が長さ方向に分離するため、コンクリートの収縮やコンクリート版の相対変形がスリットを挟んで区分されるコンクリート版単位で生ずることになり、収縮や相対変形に伴うコンクリート中の応力の発生が緩和され、コンクリート版自体に収縮や相対変形に伴うひび割れ発生の可能性が低下する。
【０００８】
その上でコンクリート版の幅方向に連続して形成されたスリットの全長に成型板が配置されることで、成型板がコンクリート版の幅方向の一部に配置される場合より長くなり、成型板自体の変形能力が上昇するため、成型板の、コンクリートの収縮や外力によるコンクリート版の挙動に対する追従性が向上する。この結果、コンクリート版自体のひび割れ発生の可能性の低下と併せ、雨水のコンクリート中への浸透とそれに起因する白華や漏水の発生、鉄筋の発錆等の不具合が回避される。
【０００９】
成型板はコンクリートの打設時に、スリットを挟んで区分されるコンクリート版単位でコンクリートをせき止める堰板の役目を果たす必要から、コンクリート版の全幅に亘り、コンクリート版の全厚に相当する幅を有するが、コンクリートの硬化後のスリットにおけるコンクリート版と成型板との間での雨水の浸透防止効果を確実にするため、成型板の周囲等、周囲の少なくとも上下にシーリング材が充填される。
【００１０】
スリットは、コンクリート版の長さ方向に間隔を隔て、成型板をスリットの形成位置に配置した状態でコンクリートを打設することにより、コンクリート版の全断面に形成される。
【００１１】
成型板は任意の方法でスリット位置に設置されるが、スリットを挟んだ一方のコンクリート版中に埋設される取付部材に成型板を固定することにより簡単に、且つ正確に成型板を設置することができる。この場合、取付部材はコンクリート中に埋め殺しされる。
【００１２】
成型板は上記の通り、コンクリート打設時の堰板としての機能上、コンクリート版の全幅に相当する長さと、コンクリート版の全厚に相当する幅を有するが、雨水の浸透防止効果を確保するために成型板の周囲の少なくとも上下にシーリング材を充填するが、シーリング材の盛り上がりが生じないようにするために、成型板の周囲の少なくとも上下が一定深さで除去され、除去部分にシーリング材が充填される。
【００１３】
この場合、成型板の除去はコンクリートの打設後に行われることから、除去のための作業性を高めるために、請求項２に記載のように必要により成型板の周囲の少なくとも上下に予め、除去すべき範囲で切れ目が入れられる。
【００１４】
【発明の実施の形態】
請求項１に記載のひび割れ防止スリット（以下スリット）１は図１，図２に示すように現場で構築されるコンクリート版２の長さ方向に間隔を隔て、コンクリート版２の全断面に、弾性を有する成型板３を配置して形成されるものである。
【００１５】
コンクリート版２は集合住宅のバルコニーや外部廊下その他、屋外に面する部位に現場において長さ方向に連続して構築される床版状のコンクリート版全般を含む。
【００１６】
コンクリート版２は図２に示すように型枠４を組み立て、型枠４上に鉄筋を２方向に配筋した後、スリット１の形成位置に成型板３を設置し、型枠４上にスリット１，１間単位でコンクリートを打設することにより、スリット１，１間単位で分離した状態で構築される。スリット１，１間単位のコンクリート版2aがスリット１の位置で分離することで、型枠４上に２方向に配筋される鉄筋の内、コンクリート版2aの長さ方向に配筋される鉄筋（配力筋）はスリット１，１間単位で完結した状態で配筋される。
【００１７】
成型板３はコンクリートの打設時にコンクリート版2a，2aをスリット１，１間単位で区分させる役目を持つことから、コンクリート版2aの全幅に相当する長さと、コンクリート版2aの全厚に相当する幅を持ち、コンクリート版2aの長さ方向にはスリット１の幅として適度な一定以上の厚さを持って成型される。
【００１８】
成型板３は例えば発泡ポリスチレン、発泡ポリエチレン、発泡ポリウレタン等の弾性を有する軽量な合成樹脂発泡体等から製作され、厚さ方向にはコンクリートの硬化時及び／又はコンクリートの硬化後の収縮に追従できるだけの弾性を有し、長さ方向と幅方向には外力による、スリット１，１間単位で分離したコンクリート版2a，2a間の相対変形に追従できるだけの弾性変形能力を有し、相対変形に応じてせん断変形、もしくは曲げ変形を生ずる。
【００１９】
成型板３は図１，図２に示すようにスリット１を挟んだ片側の型枠４上に固定される取付部材５に保持された状態でスリット１の位置に設置される。取付部材５は２方向に成型板３と型枠４に固定されるための取付板5a，5bを有し、各取付板5a，5bにおいて釘６やねじ等により成型板３と型枠４に固定される。図面ではコンクリート打設時の成型板３の傾斜を防止するために、２方向の取付板5a，5bに直交するスチフナ5cを一体化させている。
【００２０】
コンクリートの硬化後、成型板３の周囲等、少なくとも上下には成型板３とコンクリート版2a間への雨水の浸入防止のためにシーリング材が充填され、シーリング材がコンクリート版2aの表面から盛り上がらないよう、図２に破線で示すように成型板３の一部が一定深さ、例えば20mm程度で除去されるが、成型板３の上下や周囲を一定深さで正確に除去するために、図３に示すように成型板３の除去部分には予め除去すべき範囲で切れ目3aが入れられる。図３は成型板３全体の形状を示している。
【００２１】
【発明の効果】
請求項１ではコンクリート版の長さ方向に間隔を隔て、コンクリート版の長さ方向に一定以上の厚さを有し、コンクリートの硬化時及び／又はコンクリートの硬化後の収縮、及びコンクリート版の相対変形に追従可能な弾性を有する成型板をコンクリート版の全断面に配置してコンクリート版の全断面にスリットを形成することで、スリット間単位でコンクリート版を長さ方向に分離させるため、コンクリートの収縮とコンクリート版の相対変形をスリット間単位で生じさせることができ、収縮や相対変形に伴うコンクリート中の応力の発生を緩和し、コンクリート版自体に収縮や相対変形に伴うひび割れ発生の可能性を低下させることができる。
【００２２】
またコンクリート版の幅方向に連続して形成されたスリットの全長に成型板を配置することで、成型板がコンクリート版の幅方向の一部に配置される場合より成型板自体の変形能力が上昇するため、成型板の、コンクリートの収縮やコンクリート版の相対変形に対する追従性が向上する。
【００２３】
この結果、コンクリート版自体のひび割れ発生の可能性の低下と併せ、雨水の浸透とそれに起因する白華や漏水の発生、鉄筋の発錆等の不具合を回避することができる。
【００２４】
また、成型板の周囲等、少なくとも上下にシーリング材を充填するため、コンクリートの硬化後のスリットにおけるコンクリート版と成型板との間での雨水の浸透防止効果を確実にすることができる。
【００２５】
請求項２では成型板の少なくとも上下に予め、除去すべき範囲で切れ目を入れるため、シーリング材を充填するための成型板の除去作業を容易に行うことができる。
【００２６】
また、目地を挟んだ一方のコンクリート版中に埋設される取付部材に成型板を固定するため、簡単に、且つ正確に成型板を設置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】コンクリート版への成型板の設置状況を示した斜視図である。
【図２】図１のコンクリート版を幅方向に見た縦断面図である。
【図３】成型板に切れ目を入れた様子を示した斜視図である。
【符号の説明】
１……スリット、２……コンクリート版、2a……コンクリート版、３……成型板、3a……切れ目、４……型枠、５……取付部材、5a，5b……取付板、5c……スチフナ、６……釘。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
This invention is a concrete plate exposed to rain water such as a balcony or an external corridor, etc., and prevents the crack of the concrete plate that prevents the occurrence of cracks caused by drying shrinkage of the concrete and the accompanying penetration of rain water into the cracks. The present invention relates to a slit and a method for forming the slit.
[0002]
[Prior art and problems to be solved by the invention]
For example, in concrete slabs exposed to rainwater, such as apartment balconies and external corridors, construction is not permitted on the concrete surface, provided that the lower floor is not a room.
[0003]
For this reason, when cracks due to drying shrinkage, etc. of concrete occur, it is in an unprotected state against rainwater, and if rainwater enters from the cracks, it reaches the lower end of the concrete plate, and white flower and water leakage on the back side of the concrete plate In addition to the occurrence of rust, the reinforcing bars in the concrete plate rust.
[0004]
To solve this problem, joints are formed on the surface side of the concrete plate as in JP-A-2001-3492, JP-A-2001-220833, JP-A-2002-4443, etc., and joints having elasticity such as synthetic resin foams on the joints. There is also a method of filling the joint, but the joint material filled only in the joint part cannot fully follow the behavior of the concrete plate due to the shrinkage of the concrete and the external force after placing the concrete, so some joint materials completely prevent cracking It is not possible.
[0005]
The present invention proposes a crack prevention slit having a good followability to the behavior of a concrete plate due to shrinkage of concrete or external force, and a method for forming the crack, which is highly effective in preventing rainwater from entering.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The present invention is a method for forming a crack prevention slit of a floor slab-like concrete plate that is continuously constructed in the length direction at a site facing the outdoors such as a balcony or an outer corridor, and the length direction of the concrete plate A molded plate having a certain thickness in the length direction of the concrete plate, spaced apart from each other, and having elasticity capable of following the shrinkage at the time of hardening of the concrete and / or after hardening of the concrete and the relative deformation of the concrete plate. Placed on the formwork in the entire cross section of the concrete plate, fixed on the mold on one side with the forming plate sandwiched, and fixed to the mounting member embedded in the concrete plate, After placing the concrete in a separated state, after hardening the concrete, remove at least the top and bottom of the periphery of the molded plate, fill the removed part with a sealing material, and place a slit in the length direction of the concrete plate. A method of forming cracks prevention slits concrete panel forming the door, increasing the followability of the molded plate for the concrete shrinkage and the concrete of the relative deformation, increase the penetration preventing effect of rainwater.
[0007]
By forming a slit with a molded plate in the entire cross section of the concrete plate, the reinforcement in the concrete plate is completed in units between slits, and the concrete plate is separated in the length direction in units between slits. Shrinkage and relative deformation of the concrete plate will occur in the concrete plate unit that is divided across the slit, the stress generation in the concrete due to shrinkage and relative deformation is alleviated, and the concrete plate itself is accompanied by shrinkage and relative deformation The possibility of cracking is reduced.
[0008]
On top of that, the molding plate is arranged over the entire length of the slit formed continuously in the width direction of the concrete plate, so that the molding plate becomes longer than when the molding plate is arranged in a part of the width direction of the concrete plate. Since the deformation capacity of the molding plate itself increases, the followability of the molded plate to the behavior of the concrete plate due to the contraction of the concrete or external force is improved. As a result, in addition to a decrease in the possibility of cracking in the concrete plate itself, problems such as penetration of rainwater into the concrete, the occurrence of white flower and water leakage, and rusting of the reinforcing bars are avoided.
[0009]
The molded plate has a width corresponding to the total thickness of the concrete plate over the entire width of the concrete plate because it needs to play the role of a weir plate that blocks the concrete in units of the concrete plate divided by a slit when placing concrete. However, in order to ensure the rainwater permeation preventing effect between the concrete plate and the molded plate in the slit after hardening of the concrete, a sealing material is filled at least above and below the periphery, such as around the molded plate.
[0010]
Slits, spaced in the longitudinal direction of the concrete, by pouring concrete in the state in which the molded plate formation position of slits, are formed in the entire cross-section of the concrete.
[0011]
The molded plate can be installed at the slit position by any method, but the molded plate can be installed easily and accurately by fixing the molded plate to the mounting member embedded in one concrete plate across the slit. Can do. In this case, the mounting member is buried in the concrete.
[0012]
As described above, the molded plate has a length corresponding to the entire width of the concrete plate and a width corresponding to the total thickness of the concrete plate in terms of the function as a dam plate at the time of placing the concrete, but ensures the rainwater penetration preventing effect. Therefore, at least the top and bottom of the periphery of the molding plate is filled with a sealing material, but in order to prevent the sealing material from rising, at least the top and bottom of the periphery of the molding plate is removed at a certain depth, and the sealing material is removed in the removed portion. Is filled.
[0013]
In this case, in advance from the removal of the molding plate it is performed after casting the concrete, in order to improve the workability for the removal, at least the upper and lower periphery of the molded plate if necessary, as described in claim 2, removal A cut is made as far as it should be.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
As shown in FIGS. 1 and 2, the crack prevention slit (hereinafter referred to as slit) 1 according to claim 1 is elastic to the entire cross section of the concrete plate 2 with an interval in the length direction of the concrete plate 2 constructed on site. It is formed by arranging a molding plate 3 having
[0015]
The concrete slab 2 includes a floor slab-like concrete slab that is continuously constructed in the length direction at a site facing the outside, such as a balcony or an external corridor of an apartment house.
[0016]
As shown in FIG. 2, the concrete plate 2 assembles a mold 4, arranges reinforcing bars in two directions on the mold 4, installs a molding plate 3 at the position where the slit 1 is formed, and slits the mold 4. By placing concrete in units of 1 and 1, it is constructed in a state of being separated in units of slits 1 and 1. Reinforcing bars arranged in the length direction of the concrete plate 2a among the reinforcing bars arranged in two directions on the mold 4 by separating the concrete plate 2a between the slits 1 and 1 at the position of the slit 1 (Strengthening bars) are arranged in a state of being completed in units between the slits 1 and 1.
[0017]
Since the molding plate 3 has a function of dividing the concrete plates 2a and 2a into the slits 1 and 1 when placing concrete, it corresponds to the length corresponding to the entire width of the concrete plate 2a and the total thickness of the concrete plate 2a. The width of the concrete plate 2a is formed in the length direction of the concrete plate 2a so as to have a thickness more than a certain level as the width of the slit 1.
[0018]
The molded plate 3 is manufactured from a lightweight synthetic resin foam having elasticity such as expanded polystyrene, expanded polyethylene, expanded polyurethane, etc., and can follow the shrinkage in the thickness direction when the concrete is cured and / or after the concrete is cured. It has elastic deformation capacity that can follow the relative deformation between the concrete slabs 2a and 2a separated by the unit between the slits 1 and 1 by external force in the length direction and the width direction. Cause shear deformation or bending deformation.
[0019]
As shown in FIGS. 1 and 2, the molding plate 3 is installed at the position of the slit 1 while being held by an attachment member 5 fixed on the mold 4 on one side with the slit 1 interposed therebetween. The mounting member 5 has mounting plates 5a and 5b for fixing to the molding plate 3 and the mold 4 in two directions, and the mounting plate 5a and 5b are attached to the molding plate 3 and the molding 4 by a nail 6 or a screw. Fixed. In the drawing, a stiffener 5c orthogonal to the two-direction mounting plates 5a and 5b is integrated in order to prevent the molding plate 3 from being inclined when the concrete is placed.
[0020]
After the concrete is hardened, sealing material is filled at least above and below the molding plate 3 to prevent rainwater from entering between the molding plate 3 and the concrete plate 2a, and the sealing material does not rise from the surface of the concrete plate 2a. As shown by the broken line in FIG. 2, a part of the molding plate 3 is removed at a constant depth, for example, about 20 mm. In order to accurately remove the upper and lower sides and the periphery of the molding plate 3 at a certain depth, FIG. As shown in FIG. 3, a cut 3a is made in the removed portion of the molding plate 3 within a range to be removed in advance. FIG. 3 shows the shape of the entire molded plate 3.
[0021]
【The invention's effect】
In claim 1 , the concrete plate has a certain thickness in the length direction of the concrete plate, spaced apart in the length direction of the concrete plate, shrinkage at the time of hardening of the concrete and / or after hardening of the concrete, and relative to the concrete plate. In order to separate the concrete plate in the length direction by the unit between slits by placing the molded plate with elasticity that can follow the deformation in all sections of the concrete plate and forming slits in the entire cross section of the concrete plate, Shrinkage and relative deformation of the concrete plate can be generated in units of slits, reducing the occurrence of stress in the concrete due to shrinkage and relative deformation, and the possibility of cracking due to shrinkage and relative deformation in the concrete plate itself. Can be reduced.
[0022]
In addition, by arranging the molding plate over the entire length of the slit formed continuously in the width direction of the concrete plate, the deformability of the molding plate itself is increased compared to the case where the molding plate is arranged in part of the width direction of the concrete plate. Therefore, the followability of the molded plate against the shrinkage of the concrete and the relative deformation of the concrete plate is improved.
[0023]
As a result, in addition to a decrease in the possibility of cracking in the concrete plate itself, it is possible to avoid problems such as infiltration of rainwater, generation of white flower and water leakage, and rusting of reinforcing bars.
[0024]
In addition, since the sealing material is filled at least in the upper and lower sides, such as around the molded plate, it is possible to ensure the rainwater penetration preventing effect between the concrete plate and the molded plate in the slit after hardening of the concrete.
[0025]
According to the second aspect , since the cut is made in advance in at least the upper and lower sides of the molded plate within the range to be removed, the removal operation of the molded plate for filling the sealing material can be easily performed.
[0026]
In addition, since the molded plate is fixed to the mounting member embedded in one concrete plate with the joint interposed therebetween, the molded plate can be installed easily and accurately.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing an installation state of a molding plate on a concrete plate.
FIG. 2 is a longitudinal sectional view of the concrete slab of FIG. 1 as viewed in the width direction.
FIG. 3 is a perspective view showing a state in which a cut is made in the molded plate.
[Explanation of symbols]
1 ... slit, 2 ... concrete plate, 2a ... concrete plate, 3 ... molded plate, 3a ... cut, 4 ... formwork, 5 ... mounting member, 5a, 5b ... mounting plate, 5c ... ... Stiffener, 6 ... Nail.

Claims

バルコニーや外廊下等の屋外に面する部位に現場で長さ方向に連続して構築される床版状のコンクリート版のひび割れ防止スリットの形成方法であり、コンクリート版の長さ方向に間隔を隔て、コンクリート版の長さ方向に一定以上の厚さを有し、コンクリートの硬化時及び／又はコンクリートの硬化後の収縮、及びコンクリート版の相対変形に追従可能な弾性を有する成型板を型枠上にコンクリート版の全断面に配置し、成形板を挟んだ片側の型枠上に固定されてコンクリート版中に埋設される取付部材に成形板を固定し、配筋が成形板で分離した状態でコンクリートを打設し、コンクリートの硬化後、成型板の周囲の少なくとも上下を除去し、除去部分にシーリング材を充填し、コンクリート版の長さ方向に間隔を隔ててスリットを形成するコンクリート版のひび割れ防止スリットの形成方法。 It is a method of forming crack prevention slits for floor slab-like concrete plates that are constructed in the length direction on the site facing the outside, such as balconies and outer corridors, and spaced apart in the length direction of the concrete plate. A molded plate having a certain thickness in the length direction of the concrete plate and having elasticity that can follow the shrinkage of the concrete plate and / or after the concrete is hardened and the relative deformation of the concrete plate on the formwork. Placed on the entire cross section of the concrete plate, fixed on the mold on one side with the molding plate sandwiched, and fixed to the mounting member embedded in the concrete plate, with the bar arrangement separated by the molding plate the concrete was Da設, after curing of the concrete, removing at least a top and bottom periphery of the molded plate, filled with sealing material to remove the portion, forming a slit at intervals in the longitudinal direction of the concrete The method of forming the crack prevention slit of concrete version of that.

成型板の周囲の少なくとも上下に予め、除去すべき範囲で切れ目を入れてある請求項１記載のコンクリート版のひび割れ防止スリットの形成方法。The method for forming a crack prevention slit for a concrete plate according to claim 1, wherein a slit is cut in advance in at least the upper and lower sides of the periphery of the molded plate within a range to be removed.