JP3952411B2 - 道路標識表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、道路標識を表示する装置に関し、特に、夜間時間帯等に交通規則を人に知らせるため発光体を用いた表示をする道路標識表示装置に関する。
従来、路面に設置される道路標識表示装置としては、電源供給の要らない蓄光材を用いた路面表示装置、発光ダイオードと光反射板を埋設した道路標識灯、EL(エレクトロルミネッセンス)パネルを発光体として用いる路面埋め込み用発光道路標識等が知られている(例えば特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。これらはいずれも、表示装置の厚みによって車両の走行を妨げないように、路面に埋設される。
特開2002−220818号公報 (第4図、第5図) 特開2000−87322号公報(第2図、第3図) 特開平11−166213号公報(第3図)
このような路面用の表示装置を設置するためには、道路の掘削工事が必要であり、設置にかかる経済的、時間的コストが大きく、長時間の交通制限が必要となる。
そこで本発明においては、加工、製造が容易であって、掘削工事なしに短時間で設置することができる道路標識表示装置、道路標識表示装置設置用システム、道路標識表示装置の設置方法を提供することを目的とする。
本発明の道路標識表示装置は、フィルム状発光体と、発光体を被覆する薄膜の保護シートとを備える。例えば、接着剤により発光体と保護シートを接着させることで、道路標識表示装置が一体となって形成される。この時、発光体への電源供給を行うための給電ケーブルを発光体に接続させた状態で、保護シートを接着しても良い。このようにして作成された道路標識表示装置は、実質的に平らな道路表面上の所定の位置に運ばれ、速乾性の接着剤等により貼付される。なお、実質的に平らな道路表面とは、特別に掘削されていない道路表面を意味し、歩道、舗装道路、未舗装道路を含む。また、路面上への貼付は、接着、圧着しても良い。さらに、路面上に設置された道路標識表示装置の外縁部に、例えば硬化型の固定材を塗覆することにより、剥離、位置ずれなく道路標識表示装置が固定される。こうして設置、固定された道路標識表示装置内の発光体は、電源供給部からの電源供給等により発光し、標識表示を行う。例えば、発光体による発光表示は、視認性を高めるため点滅させる。
道路標識表示装置のフィルム状発光体としては、可能な限り薄い形状であるとともに、なおかつ点滅表示を可能にするため、無機EL(エレクトロルミネッセンス)、または有機ELを適用することが好ましい。発光体を被覆する保護シートは、例えば上部保護シート(第1の保護シート)と下部保護シート(第2の保護シート)より構成される。また、上部保護シートのみで発光体を保護してもよい。上部保護シートは、可視光の透過性、延性、耐久性、絶縁性及び防水性に優れていることが必要であり、例えば耐候性ウレタン樹脂が使用される。また、下部保護シートは、延性、耐久性、絶縁性及び防水性の他に路面のアスファルトあるいはコンクリートとの接着に適していることが必要とされるため、例えば、エポキシ樹脂が使用される。自発光体とシート、あるいはシート同士の間で接着層を形成する接着剤としては、対象物との親和性以外に、延性および耐久性を備えることが求められることから、エポキシ系接着剤を適用するのが良い。一方、道路標識表示装置と路面との間における接着層を形成する接着剤は、対象物との親和性以外に、延性、耐久性および速乾性が必要とされるため、例えば速乾性エポキシ系接着剤が使用される。また、道路標識表示装置と路面との固定をより強固にし、道路標識表示装置の剥離や位置ずれを防止する目的で、道路標識表示装置の外縁に塗覆される固定材は、延性および耐久性が必要であり、溶融性ウレタン樹脂の使用が好ましい。
上部保護シート表面は、発光体による表示の視認性を高めるために、望ましくは溝状に形成されている。また、視認性をさらに向上させるとともに道路標識表示装置の上部を通過する車両のスリップ防止性能を高めるため、保護シート上面に透光性微粒子の層を設けることがより一層好ましい。
以上のように、本発明によれば、加工、製造が容易で掘削工事なしに道路標識表示装置を設置することができる。
以下では、図面を参照して本発明の実施形態である道路標識表示装置について説明する。
図1は、本実施形態である路面上に設置された道路標識表示装置を示した平面図である。
道路標識表示装置10は、車道28上の道路表面上に貼付された道路標識を表示するための装置であり、無機ELによる自発光体12を備えている。無機ELは、薄膜状の蛍光性無機化合物を含み、電圧の印加により発光する。ここでは、主に夜間において車両の運転手に交差点の存在を知らせるため、「止まれ」の標識が点滅表示される。また、道路標識表示装置10の周囲には、固定材16が塗覆されている。歩道36上には、道路標識表示装置10へ電源供給するための電源ユニット34が設置されている。
図2は図1のA−A’に沿った道路標識表示装置10の断面図、図3は図1のB−B’に沿った道路標識表示装置10の断面図である。また、図4は、歩道36上の電源ユニット34と道路標識表示装置10の断面図である。なお、これらの図では、層構造を説明するために厚さを誇張して示している。
道路標識表示装置10には、薄膜の自発光体12、保護シート14および支持シート18が備えられており、「止まれ」の文字標識に応じた型に形成されたフィルム状の自発光体12は、フィルム状の保護シート14、および支持シート18によって覆われている。すなわち、自発光体12の上面12Aは、自発光体12を車両等から保護する保護シート14により覆われ、また自発光体12の下面12Bは、自発光体12を支持する支持シート18により覆われている。自発光体12と保護シート14の間には接着剤による第1接着層20が形成されており、自発光体12と支持シート18の間には第2接着層22が形成されている。これら第1接着層20及び第2接着層22により、自発光体12と保護シート14、および支持シート18が密着し、保護シート14、自発光体12および支持シート18が積層状に一体化されている。支持シート18は、第3接着層24によって車道28上に貼付されている。なお、道路標識表示装置10において文字等の表示がなされない部分には、自発光体12は含まれない(図3参照)。
自発光体12の一部には、給電ケーブル26が接続されており、自発光体12は給電ケーブル26を介して電源ユニット34から電源供給される。図4に示すように、給電ケーブル26は、道路標識表示装置10の端部下面から、歩道36上にあらかじめ設置された電源ユニット34に接続される。道路標識表示装置10には、点滅表示のためのパルス信号が電源ユニット34より送られる。これにより、自発光体12が点滅し、「止まれ」が点滅表示される。
道路標識表示装置10の道路表面への設置は、以下の手順で行われる。まず、あらかじめ製造された道路標識表示装置10が、道路上の所定の位置に配備され、第3接着層24を介して車道28上に貼付される。さらに剥離、位置ずれを防止するための固定材16により、道路標識表示装置10の周囲が塗覆される。延性および耐久性が必要な固定材16として、ここでは溶融性ウレタン樹脂が使用される。自発光体12に接続されている給電ケーブル26が、車道28、および歩道36内に埋設され、自発光体12に接続されていない一端があらかじめ歩道36上に設置されていた電源ユニット34に接続される。
以上のように本実施形態によれば、自発光体12、保護シート14、および支持シート18により形成された道路標識表示装置10が、道路表面に貼付される。このような道路標識表示装置10は、耐圧性能に優れており、さらに適度な延性、柔軟性を有している。このため、道路標識表示装置10が路面上に固定されて通過車両の自重がかかる場合においても、車両の進行方向を中心にわずかに圧延変形するものの、安定な状態を保つ。この結果として、道路標識表示装置10の上を車両が通過しても亀裂や破損は生じず、自発光体12は保護される。また、道路標識表示装置10が設置に先駆けて製造されており、また路面の掘削が不要であることから、設置工程の簡素化、工期の短期化、および道路標識表示装置10の大型化が容易に可能となる。
本実施形態では、道路標識表示装置10は、歩道に設置された電源ユニット34より電源供給されているが、一般の交流電源、バッテリー電源、あるいは太陽光などの自然エネルギーを利用した発電システムから供給されても良い。また、本実施形態の道路標識表示装置10は、点滅表示しているが、自発光体12を連続的に点灯させても良い。
図5は、第2実施形態における保護シートの断面図である。第2の実施形態における保護シート30は、自発光体12による表示内容の視認性を高めるため、その上面の全体にわたって、一定方向に沿って延びる多数の溝が加工されている。
図6は、第3の実施形態である表面加工された保護シートの断面図である。第3の実施形態においては、保護シート30上に透光性微粒子層32が形成され、さらなる視認性と通過車両のスリップ防止性能が道路標識表示装置10に備えられる。なお、この透光性微粒子層32は、第1の実施形態における保護シート14上に設けられても良い。
なお、自発光体12は、無機ELに限定されず、有機ELであっても良い。
本実施形態である道路標識表示装置の平面図である。 道路標識表示装置における自発光体を含む箇所の断面図である。 道路標識表示装置における自発光体を含まない箇所の断面図である。 電源ユニットに接続された道路標識表示装置の実施例を示した断面図である。 第2実施形態における保護シートの断面図である。 第3実施形態における、表面加工された保護シートの断面図である。
符号の説明
10 道路標識表示装置
12 自発光体(発光体)
14、30 保護シート(第1の保護シート)
18 支持シート(第2の保護シート)
16 固定材(道路表面固定材)
20 第1接着層
22 第2接着層
24 第3接着層
26 給電ケーブル(電源供給中継部)
32 透光性微粒子層
34 電源ユニット(電源供給部)

Claims (12)

  1. フィルム状に形成され、道路標識を表示するため光を放射する薄膜の発光体と、
    前記発光体を被覆する薄膜の保護シートと
    前記保護シートを固定する固定材とを備え、
    前記発光体と前記保護シートの少なくとも一方が、実質的に平らな道路表面上に貼付され、前記固定材が、前記保護シートの周囲において、前記保護シートの上面および側面と道路表面上に塗覆されていることを特徴とする道路標識表示装置。
  2. 前記発光体に接続され前記発光体へ供給される電源を送る電源供給中継部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の道路標識表示装置。
  3. 前記発光体が、無機EL(エレクトロルミネッセンス)であることを特徴とする請求項1に記載の道路標識表示装置。
  4. 前記発光体が、有機ELであることを特徴とする請求項1に記載の道路標識表示装置。
  5. 前記発光体が、表示される標識に応じた型に成形されていることを特徴とする請求項1に記載の道路標識表示装置。
  6. 前記保護シートが、
    前記発光体において道路表面の反対側を向く上面を覆う第1の保護シートと、
    前記発光体において道路表面を向く下面を支持する第2の保護シートとを有することを特徴とする請求項1に記載の道路標識表示装置。
  7. 前記第1の保護シートが、ウレタン樹脂により成形されることを特徴とする請求項6に記載の道路標識表示装置。
  8. 前記第2の保護シートがエポキシ樹脂により成形されることを特徴とする請求項6に記載の道路標識表示装置。
  9. 前記第1の保護シートの表面の全体にわたって、溝が形成されていることを特徴とする請求項6に記載の道路標識表示装置。
  10. 前記第1の保護シートの表面に、透光性微粒子層が形成されていることを特徴とする請求項6に記載の道路標識表示装置。
  11. 請求項1に記載の道路標識表示装置を設置するための設置用一式部材であって、
    前記道路標識表示装置に設けられた前記発光体へ電源を供給する電源供給部と、
    前記道路標識表示装置を道路表面の所定のエリアに固定するため、前記道路標識表示装置に設けられた前記保護シートの周囲において、前記保護シートの上面および側面と道路表面に塗覆される道路表面固定材とを備えたことを特徴とする道路標識表示システム。
  12. 請求項1に記載の道路標識表示装置を道路表面に設置するための設置方法であって、
    あらかじめ製造された前記道路標識表示装置を道路表面に配備し、
    前記道路標識表示装置を実質的に平らな道路表面に貼付し、
    前記保護シートの周囲において、前記保護シートの上面および側面と道路表面に固定材を塗覆することにより、前記道路標識表示装置を道路表面の所定のエリアに固定することを特徴とする道路標識表示装置設置方法。
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