JP3949642B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置に関する。
従来、例えば、画データの線密度変換及び平滑化処理後に、平滑化処理で補間された1ラインを所定周期で間引くことにより、原画データの情報の欠落なしに変倍処理する、画像処理装置の一種であるファクシミリ装置が知られている(特許文献1参照)。
特開平3−270473号公報
しかしながら、上記従来の画像処理装置では、画データの線密度変換及び平滑化処理後に、それらの処理とは独立して、平滑化処理で補間された1ラインを所定周期で間引くため、中間調画像などにおいては、モアレが発生して画質が劣化してしまうという問題点があった。
本発明は係る事情に鑑みてなされたものであり、線密度変換及び平滑化処理による画質向上と、中間調画像の変倍処理による画質劣化防止を両立できる画像処理方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1記載の画像処理装置は、主走査方向及び副走査方向の変倍率に応じた間隔で主、副走査方向の画素間引き信号を生成する間引画素指定部手段と、入力画像の注目画素とその周辺画素とを順次保持するマトリクスレジスタ手段と、前記マトリクスレジスタ手段に保持された画素パターンと比較するための画素パターンと該画素パターンに対応する分割画素群とが記憶されたパターン記憶手段と、各注目画素について、前記マトリクスレジスタ手段に保持された画素パターンと、前記パターン記憶手段に記憶された画素パターンとを比較して一致したときに、更に、該一致した画素パターンに対応する分割画素群から前記主、副走査方向の画素間引き信号の組み合わせによって1つの分割画素を選択して出力する画素分割手段とを備え、入力される2値画像を密度変換する共に平滑化し同時に変倍処理することを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、入力される2値画像の各画素を、その周辺画素のパターンと、主、副間引画素であるかないかに応じて最適な分割画素に分割するため、入力される2値画像を、周辺画素のパターンに応じた最適なパターンの画素に分割することにより画像を滑らかにすることができると共に、従来の単純な画素の間引き処理では発生しがちな疑似中間調画像のモアレを抑制しつつ、画像を変倍することができる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明を実施するための最良の形態について説明する
図1は、本発明の実施例にかかる画像処理装置のブロック構成図を示している。
同図において、画像入力部1は、スキャナ等で読み取られた1ライン分の画像データを順次入力し、少なくとも常に新しく入力された3ライン分の画像データを保持するためのものである。マトリクスレジスタ部2は、画像入力部1から3ライン分の画像データを並列に3画素づつ入力して行き、その入力画像の注目画素Xと、その周辺8画素との、3×3画素を順次保持するものである。なお、この3×3画素の注目画素Xと、その周辺画素の位置関係は、図2(a)に示すように定義する。また、同図(b)については後述する。
変倍率入力部3は、外部から設定される主走査方向及び副走査方向の変倍率を入力するためのものである。間引画素指定部4は、変倍率入力部3により入力された変倍率に応じた間隔で、主、副走査方向の画素間引き信号を生成するものである。
この画素間引き信号の一例を図3を参照して説明する。同図(a)は、ある主走査1ライン分の画素信号と、その主間引き信号と、副間引き信号とを示したものである。この場合、主間引き信号は、4画素毎の画素信号の立上りに同期して、Highになる。これは、後述するように、主走査方向の変倍率でいえば、例えば入力密度が200dpi、出力密度が400dpiであるとすると、87.5%に相当する。一方、副間引き信号は、この主走査ラインにおいては発生することなくずっとLowのままである。
同図(b)は、同図(a)に示される主走査ラインの次の1ライン分の画素の主間引信号と、副間引き信号とを示したものである。主間引き信号は、前ライン同様に4画素毎にHighになる。一方、副間引き信号は、この主走査ラインにおいては、ずっとHighのままである。このように、副間引き信号が主走査ラインの1ラインおきにHighになるとすると、これは、後述するように、副走査方向の変倍率でいえば、例えば入力密度が200dpi、出力密度が400dpiであるとすると、75%に相当する。
さて、画素分割部5は、マトリクスレジスタ部2に保持された3×3画素のパターンと、パターン記憶部6に記憶された3×3画素のパターンとを比較することにより、注目画素Xを、その周辺画素のパターンに応じた所定パターンの画素に分割するものである。
この場合、間引画素指定部4が生成する主、副間引き信号の組み合わせによって、画素の分割の仕方が異なる。つまり、主、副間引き信号の組み合わせが、(Low、Low)の場合は、図2(b)に示される、2×2画素(d1、d2、d3、d4)に分割される。(High、Low)の場合は、1×2画素(d5、d6)に分割される。(Low、High)の場合は、2×1画素(d7、d8)に分割される。(High、High)の場合は、1×1画素(d9)に分割される。なお、1×1画素の場合も便宜的に分割と表現する。
したがって、パターン記憶部6には、マトリクスレジスタ部2に保持された3×3画素のパターンと比較するための、3×3画素のパターンと、2×2画素、1×2画素、2×1画素及び1×1画素で構成される分割画素群とが対応づけられて記憶されている。また、画素分割部5は、パターン記憶部6に記憶されているパターンと比較して一致したとき、更に、主、副間引き信号の組み合わせによって一致パターンに所属する分割画素群から1つの分割画素を選択することになる。
出力バッファメモリ7は、画素分割部5が出力する分割画素を一時記憶するものである。画像出力部8は、出力バッファメモリ7に記憶された画素を1ライン分蓄えた上、その画像をプリンタ等の画像記録装置に出力するものである。
以上のように構成される画像処理装置における、第1実施例の画像処理方法では、例えば、マトリクスレジスタ部2に、図4(a)示されるように、注目画素Xが、入力される2値画像の一部である、斜線パターンを構成する値が1の黒画素である場合は、画素分割部5は、分割画素群として、同図(b)に示されるパターンの分割画素を選択する。同図(b)に示す如き分割画素群のそれぞれの分割画素は、注目画素を密度変換すると共に、平滑化するパターンとして予め設定されている。
また、マトリクスレジスタ部2に、図4(c)示されるように、注目画素Xが、入力される2値画像の一部である、斜線パターンを構成する値が0の白画素である場合は、画素分割部5は、分割画素群として、同図(d)に示されるパターンの分割画素を選択する。
このような画像処理を行うことにより、例えば、図5(a)に示されるような2値斜線画像は、同図(b)に示されるように、密度変換されると共に平滑化されると同時に変倍処理される。この場合、主走査方向では、矢印で示されているように、3画素毎に主間引画素が指定され、同様に、副走査方向では、矢印で示されているように、3画素毎に主間引画素が指定されている。したがって、主及び副走査方向の変倍率は、例えば入力密度が200dpi、出力密度が400dpiであるとすると、共に5/6、すなわち、約83.3%になる。また、副走査方向に1ラインおきに間引く場合も同様に、2ラインが一旦4ラインに変換されたのち、1ライン間引かれることにより、変倍率は3/4、すなわち、75%になる。
次に、第2及び第3の実施例について説明する。第2及び第3実施例は、2×2画素、1×2画素、2×1画素及び1×1画素で構成される分割画素群を、第1実施例のように、パターン記憶部6にすべて記憶しておくのではなく、2×2画素のパターンだけを記憶しておき、残りの1×2画素、2×1画素及び1×1画素のパターンは、画素分割部5で、2×2画素のパターンに基づいて論理演算により生成するものである。
先ず、第2実施例では、例えば、図6(a)に示される、図4(b)と同一パターンの2×2画素(d1、d2、d3、d4)の値に基づいて、以下の各論理式1a、1b、1c、1d、1eにより、1×2画素(d5、d6)、2×1画素(d7、d8)、及び、1×1画素(d9)を生成する。
d5=d1+d2 … 論理式1a
d6=d3+d4 … 論理式1b
d7=d1+d3 … 論理式1c
d8=d2+d4 … 論理式1d
d9=d1+d2+d3+d4 … 論理式1e
したがって、図6(a)に示される2×2画素(d1、d2、d3、d4)では、d1=0、d2=1、d3=1、d4=1であるため、d5=0+1=1、d6=1+1=1、d7=0+1=1、d8=1+1=1、d9=0+1+1+1=1となり、図6(a)に示される各分割画素が生成される。
図6(b)に示される、図4(d)と同一パターンの2×2画素からも同様に、d1=0、d2=0、d3=0、d4=1であるため、d5=0+0=0、d6=0+1=1、d7=0+0=0、d8=0+1=1、d9=0+0+0+1=1となり、図6(b)に示される各分割画素が生成される。
このように、第2実施例によれば、2×2画素から、論理和演算により、それ以外の分割画素が生成されるため、パターン記憶部6に記憶する分割画素のパターンの量が第1実施例に比較して低減されると共に、値1の画素が優先して残されるため、文字等の細線画像の画質を優先することができる。
次に、第3実施例では、画素分割部5は、分割前の注目画素Xの値が1の場合に、例えば、図7(a)に示される、図4(b)と同一パターンの2×2画素(d1、d2、d3、d4)の値に基づいて、以下の各論理式1a、1b、1c、1d、1eにより、1×2画素(d5、d6)、2×1画素(d7、d8)、及び、1×1画素(d9)を生成する。
d5=d1+d2 … 論理式1a
d6=d3+d4 … 論理式1b
d7=d1+d3 … 論理式1c
d8=d2+d4 … 論理式1d
d9=d1+d2+d3+d4 … 論理式1e
したがって、図7(a)に示される2×2画素(d1、d2、d3、d4)では、d1=0、d2=1、d3=1、d4=1であるため、d5=0+1=1、d6=1+1=1、d7=0+1=1、d8=1+1=1、d9=0+1+1+1=1となり、図7(a)に示される各分割画素が生成される。
分割前の注目画素Xの値が0の場合には、図7(b)に示される、図4(d)と同一パターンの2×2画素(d1、d2、d3、d4)の値に基づいて、以下の各論理式2a、2b、2c、2d、2eにより、1×2画素(d5、d6)、2×1画素(d7、d8)、及び、1×1画素(d9)を生成する。
d5=d1・d2 … 論理式2a
d6=d3・d4 … 論理式2b
d7=d1・d3 … 論理式2c
d8=d2・d4 … 論理式2d
d9=d1・d2・d3・d4 … 論理式2e
したがって、図7(b)に示される2×2画素(d1、d2、d3、d4)では、d1=0、d2=0、d3=0、d4=1であるため、d5=0・0=0、d6=0・1=0、d7=0・0=0、d8=0・1=0、d9=0・0・0・1=0となり、図7(b)に示される各分割画素が生成される。
これにより、図7(a)及び(b)の各分割画素群を比較して明らかなように、2×2画素から生成された各分割画素は、隣接画素の値が同じである場合は、その値に、同じでない場合は、分割前の注目画素Xの値になるため、注目画素Xの値が優先的に分割画素に残され、画像全体の濃度バランスが保たれるため、疑似中間調画像の画質が優先される。
次に第4実施例について説明する。第4実施例は、第1ないし第3実施例が、入力される2値画像を、密度変換すると共に平滑化すると同時に変倍処理した2値画像を出力するものであるのに対して、入力される2値画像を、16階調(0から15)に多値化し、かつ、密度変換すると共に平滑化すると同時に変倍処理するものである。
第4実施例の画像処理方法では、例えば、マトリクスレジスタ部2に、図8(a)示されるように、注目画素Xが、入力される2値画像の一部である、斜線パターンを構成する、値が1の黒画素である場合は、画素分割部5は、分割画素群として、同図(b)に示されるパターンの分割画素を選択する。同図(b)に示される、それぞれの分割画素は、注目画素を多値化し、かつ、密度変換すると共に平滑化するパターンとして予め設定されている。
また、マトリクスレジスタ部2に、図8(c)示されるように、注目画素Xが、入力される2値画像の一部である、斜線パターンを構成する、値が0の白画素である場合は、分割画素群として、同図(d)に示されるパターンの分割画素を選択する。同図(d)に示される、それぞれの分割画素は、注目画素Xを多値化し、かつ、密度変換すると共に平滑化するパターンとなる値に予め設定されている。
このように、第4実施例によれば、図9(a)に示されるような2値斜線画像は、同図(b)に示されるように、16階調で多値化され、かつ、密度変換されると共に平滑化されると同時に、主、副間引き信号の間隔に応じて変倍処理される。この場合、主走査方向では、矢印で示されているように、3画素毎に主間引画素が指定され、同様に、副走査方向では、矢印で示されているように、3画素毎に主間引画素が指定されている。したがって、主及び副走査方向の変倍率は、例えば入力密度が200dpi、出力密度が400dpiであるとすると、共に約83.3%になる。
次に、第5及び第6の実施例について説明する。第5及び第6実施例は、2×2画素、1×2画素、2×1画素及び1×1画素で構成される分割画素群を、第4実施例のように、すべてパターン記憶部6に記憶しておくのではなく、2×2画素のパターンだけを記憶しておき、残りの1×2画素、2×1画素及び1×1画素のパターンは、画素分割部5で、2×2画素のパターンに基づいて数値演算により生成するものである。
先ず、第5実施例では、例えば、図10(a)に示される、図8(b)と同一パターンの2×2画素(d1、d2、d3、d4)の値に基づいて、以下の各数値式3a、3b、3c、3d、3eにより、1×2画素(d5、d6)、2×1画素(d7、d8)、及び、1×1画素(d9)を生成する。
d5=max(d1,d2) … 数値式3a
d6=max(d3,d4) … 数値式3b
d7=max(d1,d3) … 数値式3c
d8=max(d2,d4) … 数値式3d
d9=max(d1,d2,d3,d4) … 数値式3e
したがって、図10(a)に示される2×2画素(d1、d2、d3、d4)では、d1=0、d2=5、d3=10、d4=15であるため、d5=max(0,5)=5、d6=max(10,15)=15、d7=max(0,10)=10、d8=max(5,15)=15、d9=max(0,5,10,15)=15となり、図10(a)に示される各分割画素が生成される。
図10(b)に示される、図8(d)と同一パターンの2×2画素からも同様に、d1=0、d2=0、d3=0、d4=5であるため、d5=max(0,0)=0、d6=max(0,5)=5、d7=max(0,0)=0、d8=max(0,5)=5、d9=max(0,0,0,5)=5となり、図10(b)に示される各分割画素が生成される。
このように、第5実施例によれば、2×2画素から、隣接画素の値の最大値を求める数値演算により、それ以外の分割画素が生成されるため、パターン記憶部6に記憶する分割画素のパターンの量が第4実施例に比較して低減されると共に、画素の値の高い、高濃度の画素が優先して残されるため、文字等の細線画像の画質を優先することができる。
次に、第6実施例では、例えば、図11(a)に示される、図8(b)と同一パターンの2×2画素(d1、d2、d3、d4)の値に基づいて、以下の各数値式4a、4b、4c、4d、4eにより、1×2画素(d5、d6)、2×1画素(d7、d8)、及び、1×1画素(d9)を生成する。
d5=(d1+d2)/2 … 数値式4a
d6=(d3+d4)/2 … 数値式4b
d7=(d1+d3)/2 … 数値式4c
d8=(d2+d4)/2 … 数値式4d
d9=(d1+d2+d3+d4)/4 … 数値式4e
ただし、上記数値式では、小数点以下の値は切り捨てる。
したがって、図11(a)に示される2×2画素(d1、d2、d3、d4)では、d1=0、d2=5、d3=10、d4=15であるため、d5=(0+5)/2=2、d6=(10+15)/2=12、d7=(0+10)/2=5、d8=(5+15)/2=10、d9=(0+5+10+15)/4=7となり、図11(a)に示される各分割画素が生成される。
図11(b)に示される、図8(d)と同一パターンの2×2画素からも同様に、d1=0、d2=0、d3=0、d4=5であるため、d5=(0+0)/2=0、d6=(0+5)/2=2、d7=(0+0)/2=0、d8=(0+5)/2=2、d9=(0+0+0+5)/2=1となり、図11(b)に示される各分割画素が生成される。
このように、第6実施例によれば、2×2分割画素から、隣接画素の値の平均値を求める数値演算により、それ以外の分割画素が生成されるため、パターン記憶部6に記憶する分割画素のパターンの量が第4実施例に比較して低減されると共に、画素の平均値濃度が保存されるため、中間調画像の画質を優先することができる。
次に第7実施例について説明する。第7実施例は、第4ないし第6実施例が、入力される2値画像を多値化し、密度変換すると共に平滑化すると同時に変倍処理して出力するものであるのに対して、入力される16階調(0から15)多値画像を、密度変換すると共に平滑化すると同時に変倍処理するものである。
第7実施例の画像処理方法では、例えば、マトリクスレジスタ部2に、図12(a)示されるように、注目画素Xが、入力される多値画像の一部である、多値斜線パターンを構成する画素である場合は、その値に応じて、分割画素群として、同図(b)、(c)、または、(d)に示されるパターンの分割画素群を選択する。
すなわち、注目画素Xの値が10以上の場合は、同図(b)の分割画素群を、注目画素Xの値が5以上9以下の場合は、同図(c)の分割画素群を、注目画素Xの値が4以下の場合は、同図(d)の分割画素群を選択する。同図(b)ないし(c)に示される、それぞれの分割画素は、注目画素Xを密度変換すると共に平滑化するパターンとされている。
このように、第7実施例によれば、入力される多値斜線画像は、密度変換されると共に平滑化されると同時に、主、副間引き信号の間隔に応じて変倍処理される。
次に、第8及び第9実施例について説明する。第8及び第9実施例は、2×2画素、1×2画素、2×1画素及び1×1画素で構成される分割画素群を、第7実施例のように、すべて記憶しておくのではなく、2×2画素のパターンだけを記憶しておき、残りの1×2画素、2×1画素及び1×1画素のパターンは、2×2画素のパターンに基づいて数値演算により生成するものである。
先ず、第8実施例では、例えば、図13(a)ないし(c)に示される、それぞれ、図12(b)ないし(d)と同一パターンの2×2画素(d1、d2、d3、d4)の値に基づいて、以下の各数値式3a、3b、3c、3d、3eにより、1×2画素(d5、d6)、2×1画素(d7、d8)、及び、1×1画素(d9)を生成する。
d5=max(d1,d2) … 数値式3a
d6=max(d3,d4) … 数値式3b
d7=max(d1,d3) … 数値式3c
d8=max(d2,d4) … 数値式3d
d9=max(d1,d2,d3,d4) … 数値式3e
したがって、図13(a)に示される2×2画素(d1、d2、d3、d4)では、d1=0、d2=5、d3=10、d4=15であるため、d5=max(0,5)=5、d6=max(10,15)=15、d7=max(0,10)=10、d8=max(5,15)=15、d9=max(0,5,10,15)=15となり、図13(a)に示される各分割画素が生成される。
図13(b)に示される2×2画素(d1、d2、d3、d4)では、d1=0、d2=0、d3=5、d4=10であるため、d5=max(0,0)=0、d6=max(5,10)=10、d7=max(0,5)=5、d8=max(0,10)=10、d9=max(0,0,5,10)=10となり、図13(b)に示される各分割画素が生成される。
図13(c)に示される2×2画素(d1、d2、d3、d4)では、d1=0、d2=0、d3=0、d4=5であるため、d5=max(0,0)=0、d6=max(0,5)=5、d7=max(0,0)=0、d8=max(0,5)=5、d9=max(0,0,0,5)=5となり、図13(c)に示される各分割画素が生成される。
このように、第8実施例によれば、入力される画像が多値画像である場合も、2×2画素から、隣接画素の値の最大値を求める数値演算により、それ以外の分割画素が生成されるため、パターン記憶部6に記憶する分割画素のパターンの量が第4実施例に比較して低減されると共に、画素の値の高い、高濃度の画素が優先して残されるため、文字等の細線画像の画質を優先することができる。
次に、第9実施例では、例えば、例えば、図14(a)ないし(c)に示される、それぞれ、図12(b)ないし(d)と同一パターンの2×2画素(d1、d2、d3、d4)の値に基づいて、以下の各数値式4a、4b、4c、4d、4eにより、1×2画素(d5、d6)、2×1画素(d7、d8)、及び、1×1画素(d9)を生成する。
d5=(d1+d2)/2 … 数値式4a
d6=(d3+d4)/2 … 数値式4b
d7=(d1+d3)/2 … 数値式4c
d8=(d2+d4)/2 … 数値式4d
d9=(d1+d2+d3+d4)/4 … 数値式4e
ただし、上記数値式では、小数点以下の値は切り捨てる。
したがって、図14(a)に示される2×2画素(d1、d2、d3、d4)では、d1=0、d2=5、d3=10、d4=15であるため、d5=(0+5)/2=2、d6=(10+15)/2=12、d7=(0+10)/2=5、d8=(5+15)/2=10、d9=(0+5+10+15)/4=7となり、図14(a)に示される各分割画素が生成される。
図14(b)に示される2×2画素(d1、d2、d3、d4)では、d1=0、d2=0、d3=5、d4=10であるため、d5=(0+0)/2=0、d6=(5+10)/2=7、d7=(0+5)/2=2、d8=(0+10)/2=5、d9=(0+0+5+10)/4=3となり、図14(b)に示される各分割画素が生成される。
図14(c)に示される2×2画素(d1、d2、d3、d4)では、d1=0、d2=0、d3=0、d4=5であるため、d5=(0+0)/2=0、d6=(0+5)/2=2、d7=(0+0)/2=0、d8=(0+5)/2=2、d9=(0+0+0+5)/4=1となり、図14(c)に示される各分割画素が生成される。
このように、第9実施例によれば、入力される画像が多値画像である場合も、2×2分割画素から、隣接画素の値の平均値を求める数値演算により、それ以外の分割画素が生成されるため、パターン記憶部6に記憶する分割画素のパターンの量が第4実施例に比較して低減されると共に、画素の平均濃度が保存されるため、中間調画像の画質を優先することができる。
なお、上記各実施例では、分割画素群が、2×2画素、1×2画素、2×1画素、及び、1×1画素である場合について説明したが、本発明は、そのような場合に限られるものではなく、分割画素群として、m×n画素(m、nは、2以上の自然数)、(m−1)×n画素、m×(n−1)画素、及び、(m−1)×(n−1)画素を適用することができる。
また、上記各実施例では、入力画像の注目画素Xが、斜線を構成する画素である場合を例に取って説明したが、注目画素Xの周辺画素のパターンの様々な組み合わせに応じて、最適な分割画素群を決めることができるのは、いうまでもない。
本発明の実施例に係る画像処理装置のブロック構成図である。 注目画素とその周辺画素の位置関係、及び、分割画素群の画素の位置関係を定義するための図である。 本発明の実施例に係る主、副間引き信号の一例を示す図である。 本発明の第1実施例に係る、入力画素と分割画素群との対応の一例を示す図である。 本発明の第1実施例に係る、入力画像と出力画像との対応の一例を示す図である。 本発明の第2実施例に係る、分割画素群の一例を示す図である。 本発明の第3実施例に係る、分割画素群の一例を示す図である。 本発明の第4実施例に係る、入力画素と分割画素群との対応の一例を示す図である。 本発明の第4実施例に係る、入力画像と出力画像との対応の一例を示す図である。 本発明の第5実施例に係る、分割画素群の一例を示す図である。 本発明の第6実施例に係る、分割画素群の一例を示す図である。 本発明の第7実施例に係る、入力画素と分割画素群との対応の一例を示す図である。 本発明の第8実施例に係る、分割画素群の一例を示す図である。 本発明の第9実施例に係る、分割画素群の一例を示す図である。
符号の説明
1 画像入力部
2 マトリクスレジスタ部
3 変倍率入力部
4 間引画素指定部
5 画素分割部
6 パターン記憶部
7 出力バッファメモリ
8 画像出力部

Claims (1)

  1. 主走査方向及び副走査方向の変倍率に応じた間隔で主、副走査方向の画素間引き信号を生成する間引画素指定部手段と、
    入力画像の注目画素とその周辺画素とを順次保持するマトリクスレジスタ手段と、
    前記マトリクスレジスタ手段に保持された画素パターンと比較するための画素パターンと該画素パターンに対応する分割画素群とが記憶されたパターン記憶手段と、
    各注目画素について、前記マトリクスレジスタ手段に保持された画素パターンと、前記パターン記憶手段に記憶された画素パターンとを比較して一致したときに、更に、該一致した画素パターンに対応する分割画素群から前記主、副走査方向の画素間引き信号の組み合わせによって1つの分割画素を選択して出力する画素分割手段とを備え、
    入力される2値画像を密度変換する共に平滑化し同時に変倍処理することを特徴とする画像処理装置。
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