JP3949455B2 - 翻訳支援方法,翻訳支援プログラム,そのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は,文書の翻訳を支援するものであり,特に,Webシステムへの適用に好適な翻訳支援方法,翻訳支援プログラム,及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
文書を他の言語へ翻訳する際,計算機等による自動翻訳(機械翻訳)が広く用いられている。例えば,WebサーバにアップロードされたHTML文書を参照する際に,Webブラウザにアドインした翻訳プログラム等によって自動翻訳するものがある。しかし,現状の自動翻訳では十分満足できる翻訳がなされない場合も多く,各言語に精通した翻訳者に翻訳を依頼することも多い。
従来,文書の翻訳を依頼する場合,所定の翻訳候補者の中から,翻訳対象となる文書(以下,翻訳対象原稿という)の言語(以下,元の言語という)と,翻訳を望む言語(以下,翻訳言語という)との両方に精通した人を翻訳者として選び,前記翻訳対象原稿から,翻訳が必要である部分(以下,翻訳対象文という)を抜き出し,これを翻訳者に送付する等によって翻訳を依頼していた。また,前記元の言語及び前記翻訳言語のそれぞれに直接精通した翻訳者が存在しない場合には,前記元の言語又は前記翻訳言語に精通した翻訳者を組み合わせて順番に翻訳を依頼する場合もあった。例えば,前記元の言語が「日本語」,前記翻訳言語が「英語」と「ドイツ語」である場合,「日本語」→「英語」及び「日本語」→「ドイツ語」の各翻訳を行える翻訳候補者が存在しなければ,「日本語」→「英語」の翻訳をある翻訳者に依頼した後,翻訳された文(以下,翻訳文という)から「英語」→「ドイツ語」の翻訳を別の翻訳者に依頼する等である。また,このような方法で翻訳を依頼する場合,各翻訳者の翻訳終了を確認して次の翻訳者に翻訳依頼を行う必要があり,各翻訳者の進捗管理も必要となる。
また,より翻訳の質を向上させたい場合には,同じ翻訳を複数の翻訳者に依頼してより質の高い翻訳文の方を選んで採用したり,翻訳者それぞれに対して翻訳チェック者を選び,この翻訳チェック者に翻訳文のチェックを依頼したりすることもある。
そして,翻訳依頼者は,翻訳者から翻訳文を取得し,前記翻訳対象原稿内の前記翻訳対象文を翻訳文に置き換えた(埋め戻した)文書を作成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら,翻訳依頼者が,翻訳候補者から翻訳言語に精通した翻訳者や翻訳チェック者を選び出す作業は非常に煩雑で手間がかかるという問題点があった。
従って,本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり,その目的とするところは,翻訳依頼者が翻訳を依頼する作業の負担を軽減し,より翻訳の質が向上するような翻訳者の選出を行う翻訳支援方法,翻訳支援プログラム,及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は,所定の翻訳対象原稿データに含まれる翻訳対象文の翻訳を支援する処理を情報処理装置により実行する翻訳支援方法であって,前記情報処理装置が,前記翻訳対象文の言語と1又は複数の翻訳言語とに関する情報を少なくとも含む翻訳依頼情報を入力する翻訳依頼情報入力手順と,予め所定の記憶手段に記憶され翻訳候補者とその母国語及び習得言語とに関する情報を含む翻訳候補者情報を参照することにより,前記母国語が前記翻訳依頼情報における前記翻訳言語と一致する第1の翻訳候補者を選出する第1翻訳候補者選出手順と,前記翻訳言語となり得る全ての言語について予め優先順位が設定されており,前記優先順位の高い言語から前記優先順位の低い言語へのみ翻訳が行われ,かつ前記第1の翻訳候補者それぞれが前記習得言語から前記母国語への翻訳を行うという条件を満たしつつ翻訳ルートを設定することにより,前記翻訳依頼情報における前記翻訳対象文の言語から前記翻訳言語への翻訳ルートを設定するとともに,その翻訳ルートにおける翻訳者を前記第1の翻訳候補者の中から設定し,その設定結果を所定の記憶手段に格納する第1翻訳ルート・翻訳者設定手順と,前記第1翻訳ルート・翻訳者設定手順による処理の結果,前記翻訳依頼情報における前記翻訳対象文の言語から全ての前記翻訳言語への翻訳ルートのうち前記第1の翻訳候補者を未設定の翻訳ルートが残った場合に,前記翻訳候補者情報を参照することにより,前記習得言語が前記第1の翻訳候補者を未設定の翻訳ルートにおける翻訳言語と一致する第2の翻訳候補者を選出する第2翻訳候補者選出手順と,前記優先順位の高い言語から前記優先順位の低い言語へのみ翻訳が行われ,前記第2の翻訳候補者それぞれが前記母国語又は前記習得言語から前記習得言語への翻訳を行うという条件を満たしつつ,前記第1翻訳ルート・翻訳者設定手順による処理の結果における前記第1の翻訳候補者を未設定の翻訳ルートにおける翻訳者を前記第2の翻訳候補者の中から設定し,その設定結果を所定の記憶手段に格納する第2翻訳ルート・翻訳者設定手順と,を実行してなることを特徴とする翻訳支援方法である。
これにより,翻訳依頼者は,翻訳候補者から翻訳言語に精通した翻訳者を選出する煩わしい作業から開放される。また,翻訳候補者の中から,母国語が前記翻訳対象文の翻訳言語(翻訳後の言語)である翻訳者が選出され,より流暢な文章への翻訳が期待できる。
【0005】
また,前記情報処理装置が,前記第1翻訳ルート・翻訳者設定手順又は前記第2翻訳ルート・翻訳者設定手順により設定された前記翻訳ルートそれぞれについて,翻訳前の言語が前記母国語であり翻訳後の言語が前記習得言語である者を翻訳のチェックを行う翻訳チェック者として設定し,その設定結果を所定の記憶手段に格納する第1翻訳チェック者設定手順をさらに実行してなる翻訳支援方法も考えられる。
これにより,翻訳依頼者は,翻訳者とは別の翻訳チェック者を選出する煩わしい作業の負担が軽減される。また,翻訳者とは異なる特質を持つ翻訳チェック者が選出され,翻訳チェックの質が高まる。
【0006】
また,前記情報処理装置が,前記第1翻訳チェック者設定手順による処理の結果,前記翻訳チェック者を未設定の翻訳ルートが残った場合に,該翻訳ルートについて,翻訳後の言語が前記母国語であり翻訳前の言語が前記習得言語である者を前記翻訳チェック者として設定し,その設定結果を所定の記憶手段に格納する第2翻訳チェック者設定手順をさらに実行すればなお好適である。
【0007】
なお,前記翻訳対象原稿データは,HTML形式の文書データとすることが考えられる。
これにより,前記翻訳対象原稿データからHTMLのタグをもとに翻訳対象文,或いはその候補を抽出することが可能となる。さらに,HTML形式の文書データは,ホームページ作成用の一般的なソフトウェアを用いれば容易に作成できる上,Webブラウザがインストールされた端末から,インターネットや構内LAN等の通信回線を介して,当該翻訳支援装置内の前記翻訳対象原稿データ或いは前記翻訳後文書データを容易に参照できる。
【0008】
また,本発明は,前記翻訳支援方法における処理を情報処理装置に実行させる翻訳支援プログラムとして捉えたものも考えられる。
即ち,所定の翻訳対象原稿データに含まれる翻訳対象文の翻訳を支援する処理を情報処理装置に実行させるための翻訳支援プログラムであって,前記情報処理装置に,前記翻訳対象文の言語と1又は複数の翻訳言語とに関する情報を少なくとも含む翻訳依頼情報を入力する翻訳依頼情報入力手順と,予め所定の記憶手段に記憶され翻訳候補者とその母国語及び習得言語とに関する情報を含む翻訳候補者情報を参照することにより,前記母国語が前記翻訳依頼情報における前記翻訳言語と一致する第1の翻訳候補者を選出する第1翻訳候補者選出手順と,前記翻訳言語となり得る全ての言語について予め優先順位が設定されており,前記優先順位の高い言語から前記優先順位の低い言語へのみ翻訳が行われ,かつ前記第1の翻訳候補者それぞれが前記習得言語から前記母国語への翻訳を行うという条件を満たしつつ翻訳ルートを設定することにより,前記翻訳依頼情報における前記翻訳対象文の言語から前記翻訳言語への翻訳ルートを設定するとともに,その翻訳ルートにおける翻訳者を前記第1の翻訳候補者の中から設定し,その設定結果を所定の記憶手段に格納する第1翻訳ルート・翻訳者設定手順と,前記第1翻訳ルート・翻訳者設定手順による処理の結果,前記翻訳依頼情報における前記翻訳対象文の言語から全ての前記翻訳言語への翻訳ルートのうち前記第1の翻訳候補者を未設定の翻訳ルートが残った場合に,前記翻訳候補者情報を参照することにより,前記習得言語が前記第1の翻訳候補者を未設定の翻訳ルートにおける翻訳言語と一致する第2の翻訳候補者を選出する第2翻訳候補者選出手順と,前記優先順位の高い言語から前記優先順位の低い言語へのみ翻訳が行われ,前記第2の翻訳候補者それぞれが前記母国語又は前記習得言語から前記習得言語への翻訳を行うという条件を満たしつつ,前記第1翻訳ルート・翻訳者設定手順による処理の結果における前記第1の翻訳候補者を未設定の翻訳ルートにおける翻訳者を前記第2の翻訳候補者の中から設定し,その設定結果を所定の記憶手段に格納する第2翻訳ルート・翻訳者設定手順とを実行させるための翻訳支援プログラムである。
【0009】
また,前記情報処理装置に,前記第1翻訳ルート・翻訳者設定手順又は前記第2翻訳ルート・翻訳者設定手順により設定された前記翻訳ルートそれぞれについて,翻訳前の言語が前記母国語であり翻訳後の言語が前記習得言語である者を翻訳のチェックを行う翻訳チェック者として設定し,その設定結果を所定の記憶手段に格納する第1翻訳チェック者設定手順をさらに実行させるための前記翻訳支援プログラムも考えられる。
さらに,前記情報処理装置に,前記第1翻訳チェック者設定手段による処理の結果,前記翻訳チェック者を未設定の翻訳ルートが残った場合に,該翻訳ルートについて,翻訳後の言語が前記母国語であり翻訳前の言語が前記習得言語である者を前記翻訳チェック者として設定し,その設定結果を所定の記憶手段に格納する第2翻訳チェック者設定手順をさらに実行させるための前記翻訳支援プログラムも考えられる。
また,本発明は,前記翻訳支援プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体として捉えたものも考えられる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下添付図面を参照しながら,本発明の実施の形態について説明し,本発明の理解に供する。尚,以下の実施の形態は,本発明を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
ここに,図1は本発明の実施の形態に係る翻訳支援装置Xの構成を表すブロック図,図2は本発明の実施の形態に係る翻訳支援装置Xの処理手順を表すフローチャート,図3は本発明の実施の形態に係る翻訳支援装置Xにおける翻訳者選出処理の手順を表すフローチャート,図4は本発明の実施の形態に係る翻訳支援装置Xにおける翻訳チェック者選出処理の手順を表すフローチャート,図5は本発明の実施の形態に係る翻訳支援装置Xにおける翻訳対象原稿の表示例とそのソースデータを表す図,図6は本発明の実施の形態に係る翻訳支援装置Xが翻訳依頼者の端末に送信する翻訳依頼情報入力画面の一例を表す図,図7は本発明の実施の形態に係る翻訳支援装置Xにおける翻訳候補者情報の構成を表す図,図8は本発明の実施の形態に係る翻訳支援装置Xにおける翻訳者の選出処理の手順を説明する図,図9は本発明の実施の形態に係る翻訳支援装置Xが翻訳依頼者の端末に送信する翻訳対象文の選択画面の一例を表す図,図10は本発明の実施の形態に係る翻訳支援装置Xが翻訳者の端末に送信する翻訳文入力画面の一例を表す図,図11は本発明の実施の形態に係る翻訳支援装置Xが翻訳者の端末に送信する翻訳対象文として参照する言語の入力画面の一例を表す図,図12は本発明の実施の形態に係る翻訳支援装置Xにより生成される翻訳後の文書の表示画面の一例を表す図である。
【0011】
まず,図1を用いて,本発明の実施の形態に係る翻訳装置Xの構成について説明する。
本翻訳装置Xは,データ処理サーバ10と,これとLAN30で接続された通信処理サーバ20とから構成されている。前記データ処理サーバ10及び前記通信処理サーバ20は,いわゆるサーバ計算機として用いられる一般的な電子計算機である。
前記データ処理サーバ10は,CPU等で構成される制御部11と,ハードディスク等の記憶部12とを具備しており,前記記憶部12には,前記制御部11で実行されるプログラムの他,翻訳対象となる文書である翻訳対象原稿d1,翻訳依頼者によって入力される翻訳依頼情報d2,翻訳対象文d3(前記翻訳対象原稿d1のうち翻訳する必要がある部分),翻訳文d4(前記翻訳対象文d3を翻訳した後の文)等に関するデータ,さらには,翻訳者それぞれがどの言語からどの言語への翻訳を行うかのルート(翻訳ルート)を設定した情報である翻訳ルート情報d5,翻訳作業の進捗管理に関する進捗管理情報d6,翻訳対象原稿d1の翻訳対象文d3を翻訳文d4に置き換えた文書である翻訳後文書d7,翻訳者及び翻訳者による翻訳をチェックする翻訳チェック者の候補となる人(翻訳候補者)に関する翻訳候補者情報d8等の各種データが格納される。これらについては後述する。
前記通信処理サーバ20は,いわゆるWebサーバ21及び電子メールサーバ22から構成されており,専用回線や公衆回線等の通信回線50に接続されている。そして,同じく前記通信回線50に接続された端末40からのHTTP通信による要求に応じて,前記Webサーバ21の有するCGIプログラム及び前記データ処理サーバ10で実行されるプログラムにより,端末40から前記記憶部12へのデータのアップロードや,前記記憶部12内のHTMLデータ(ページ)の端末40への送信,さらには各種データの端末40へのダウンロード等を行う。さらに,前記データ処理サーバ10からの指令に応じて,前記メールサーバ22によって電子メールが端末40へ送信される。
端末40は,Webブラウザ機能(FTP等によるデータのアップロード及びダウンロード機能を含む)を有するパソコン等の計算機である。
【0012】
次に,図2により,本翻訳支援装置Xにおいて,前記制御部11によって実行される翻訳支援プログラムの処理手順について説明する。以下,S101,S102,…は,処理手順(ステップ)の番号を表す。図2の処理が開始される前に,予め翻訳依頼者の端末40から,HTMLで作成された図5(a)に示すような翻訳対象原稿d1(翻訳対象原稿データ)が,その翻訳依頼者用に割り当てられた前記記憶部12内の所定のディレクトリに登録されているものとする。該登録は,端末40からのアップロード又は直接前記データ処理サーバ10を操作することによって行うことが考えられる。また,以下,端末40に対して「(入力)画面を送信する」と表記した場合は,HTMLで作成した(入力)画面データを端末40に対して送信することを意味するものとする。なお,図2の処理のうち,端末40との通信処理(画面の送信,端末40で入力されたデータの受信等)に関する処理は,前記Webサーバ21を介して実行されるものとし,電子メールの送信処理については,前記メールサーバ22を介して実行されるものとする。
まず,S101において,翻訳依頼者の端末40からの所定の要求に応じて,前記翻訳依頼情報d2の入力処理が実行される。本処理では,図6に示すような翻訳依頼情報入力画面P1が翻訳依頼者の端末40に送信される。そして,前記翻訳依頼情報入力画面P1において入力される翻訳依頼情報,例えば,翻訳依頼者の電子メールアドレスや,前記記憶部12に登録された前記翻訳対象原稿d1を識別するためのファイル名,さらには,前記翻訳対象原稿d1に含まれる翻訳対象文d3の表記言語(元の言語)及び翻訳を希望する言語(翻訳言語)等が,OKボタンB10の操作によって前記翻訳支援装置X側に送信され,前記Webサーバ21を介して前記制御部11により前記記憶部12に登録される。該登録は,前記データ処理サーバXを直接操作して行うことも考えられる。ここで,前記翻訳言語は複数入力(選択)することも可能であり,本例では,前記元の言語として「日本語」,前記翻訳言語として「英語」,「ドイツ語」,及び「フランス語」が入力されたものとして説明する。
前記翻訳依頼情報d2は,当該翻訳支援装置Xに設けたCRTやキーボード等で構成される表示操作手段に前記翻訳依頼情報入力画面P1を出力することにより,当該翻訳支援装置Xに直接(端末40を介さず)入力してもよい。
【0013】
次に,S102において,S101で入力された前記翻訳依頼情報d2に基づいて,前記翻訳候補者情報d8からの翻訳者の選出処理が実行される。この翻訳者の選出処理(S102)について,図3,図7及び図8を用いて説明する。
S102の処理では,まず,前記翻訳候補者情報d8から,前記翻訳言語が母国語である翻訳候補者が選出される(S201)。
前記翻訳候補者情報d8は,図7に示すように,各翻訳候補者について,名前c1,母国語c2,習得言語c3,及び連絡先である電子メールアドレスc4が登録されたデータベースである。本例では,図7に示す前記翻訳候補者情報d8から,母国語c2が前記翻訳言語(「英語」,「ドイツ語」,「フランス語」)のいずれかである「Dさん」,「Eさん」,「Fさん」,「Gさん」の4人が選出される。
【0014】
次に,S202に移行し,S201で選出された前記翻訳候補者について,所定の規則に従って翻訳ルート(どの言語からどの言語への翻訳を行うかのルート)の設定が行われる。本処理について,図7を用いて説明する。
本翻訳支援装置Xでは,前記翻訳言語となり得る全ての言語について,予め優先順位が設定されている。ここでは,「英語」,「日本語」,「ドイツ語」,「フランス語」の順に高い優先順位が設定されているものとする。これを,前記元の言語「日本語」を最も左に,続けて前記翻訳言語を前記優先順位の高い順に左から右へ配置して表したものが図8(a)である。本翻訳支援装置Xでは,図8(a)において,左側に配置された言語から右側に配置された言語への翻訳のみを設定可能としている。即ち,前記元の言語を除き,優先順位の高い言語から優先順位の低い言語への翻訳ルートのみを設定可能とする規則に従う。即ち,優先順位の高い言語から優先順位の低い言語へ翻訳が行われるという条件を満たすように翻訳ルートを設定する。これは,翻訳パターンの組み合わせが膨大となるのを予め絞り込むためであり,例えば「英語」のように習得者が比較的多い言語の優先順位を高くすれば,その言語(英語)から他の言語(ドイツ語,フランス語等)への翻訳候補者を確保し易いという効果もあるからである。
S202の処理では,前述した規則に従って,母国語c2が前記翻訳言語のいずれかとなるように(即ち,S201で選出された前記翻訳候補者の習得言語c3から母国語c2への翻訳を行うという条件を満たすように),S201で選出された前記翻訳候補者それぞれに担当させる前記翻訳ルートが設定される。これは,母国語c2を前記翻訳言語とした方が,一般に質の高い翻訳が期待できると考えられるからである(例えば,日本人が翻訳する場合,外国語を日本語に翻訳するほうが,日本語を外国語に翻訳するよりもより流暢な文章への翻訳が期待できる)。S202で設定される翻訳ルートに関する情報は,前記記憶部12に前記翻訳ルート情報d5として登録される。
図8(b)は,前記翻訳候補者の翻訳ルートを矢印線で表したものである。ここで,S201で選出された前記翻訳候補者のうち,「Fさん」及び「Gさん」が除かれているのは,これらの翻訳候補者は,母国語c2の方が習得言語c3よりも前記優先順位が高いため,前述した規則に従うと前記翻訳ルートを設定できないためである。
【0015】
次に,S203において,S202で設定された前記翻訳ルートに関する情報について,翻訳後の言語が同一である前記翻訳ルートに複数の前記翻訳候補者が重複して設定されているか否かが判別され,重複設定されていると判別された場合は,重複設定された前記翻訳候補者を削除するための入力が行われた後(S211),S204へ移行する。
S211では,重複設定された前記翻訳候補者のいずれかを選択する入力画面を前記翻訳依頼者の端末40に送信し,該入力画面で選択された前記翻訳候補者に関する情報を端末40から入力して該翻訳候補者を前記翻訳ルート情報d5から削除する処理である。もちろん,重複設定されたまま前記翻訳候補者を削除しないことも許容される。一方,S203において,翻訳後の言語が同一となる前記翻訳候補者が重複設定されていないと判別された場合は,そのままS204へ移行する。本例では,図8(b)に示すように,翻訳後の言語が同一である前記翻訳ルートに複数の翻訳候補者は設定されていないので,S203でNo側に判別されることになる。
【0016】
次に,S204において,翻訳依頼者によって入力(S101)された全ての前記翻訳言語への前記翻訳ルートが設定されているか否かが判別され,全ての前記翻訳言語への前記翻訳ルートが設定されていないと判別された場合は,S205へ移行し,更なる翻訳候補者の選出が行われる。即ち,前記翻訳候補者情報d8のうち,S202で前記翻訳ルートが設定された翻訳候補者(「Dさん」と「Eさん」)を除いた残りから,前記翻訳ルートが設定されていない前記翻訳言語(フランス語)が習得言語c3である翻訳候補者(「Cさん」,「Fさん」,「Gさん」)が選出される。
次に,S206において,前述した規則に従って,前記習得言語c3が前記翻訳ルートが設定されていない前記翻訳言語(フランス語)となるように(即ち,ステップS205 で選出された前記翻訳候補者が母国語c2から習得言語c3への翻訳を行うという条件を満たすように),S205で選出された前記翻訳候補者に担当させる翻訳ルートが設定され,前記翻訳ルート情報d5に追加登録される。図8(c)は,S205で選出された前記翻訳候補者に設定された前記翻訳ルートを図8(b)に追加して示した(翻訳ルートを矢印線で表した)図である。
【0017】
次に,S207において,S203と同様に翻訳後の言語が同一の前記翻訳ルートに複数の前記翻訳候補者が重複設定されているか否かが判別され,複数の翻訳候補者が重複設定されていると判別された場合には,S211と同様に,重複設定された前記翻訳候補者を前記翻訳ルート情報d5から削除するための入力が行われた後(S212),S208へ移行する。一方,S207において,複数の前記翻訳候補者が重複設定されていないと判別された場合は,そのままS208へ移行する。
本例では,図8(c)に示すように,翻訳後の言語が「フランス語」である前記翻訳ルートに,「Cさん」,「Fさん」,及び「Gさん」の3人が設定されているため,S207においてYes側に判別される(S212の処理が行われる)ことになる。本例では,S212の処理において,翻訳依頼者により「Cさん」の設定が前記翻訳ルート情報d5から削除されたものとする。S212の処理後の前記翻訳ルートの設定状態を図7(d)に示す。ここで,前記翻訳言語「フランス語」への前記翻訳ルートについて,「Fさん」と「Gさん」の2人が設定されているのは,この2人はいずれも「フランス語」(前記翻訳言語)を母国語c2としていないため,翻訳依頼者が「Fさん」と「Gさん」それぞれが作成する翻訳文を比較して良いと思う方を選択できるようにしたためである。本翻訳支援装置Xでは,このような重複設定も可能である。
【0018】
次に,S208において,S204と同様に,翻訳依頼者によって入力(S101)された全ての前記翻訳言語への前記翻訳ルートが設定されているか否かが判別され,全ての前記翻訳言語への前記翻訳ルートが設定されていないと判別された場合は,S209へ移行し,翻訳依頼者の任意による翻訳者の設定が行われる。
S209では,前記翻訳候補者情報d8から,前記元の言語又は前記翻訳言語を,母国語c2とはしていないが習得言語c3としている前記翻訳候補者を選出し,選出された該翻訳候補者から任意の前記翻訳候補者を選択して前記翻訳ルートを設定する入力画面を前記翻訳依頼者の端末40に送信する。さらに,その入力画面で設定された前記翻訳候補者及び前記翻訳ルートに関する情報を端末40から入力し,これを前記翻訳ルート情報として前記記憶部12に登録する。本処理を自動的に処理しないのは,習得言語c3から他の習得言語c3への前記翻訳ルートの設定は極力避けたいため,このような翻訳ルートについては,翻訳依頼者の意思によってのみ設定できるようにしたためである。もちろん,S209の処理をS201→S202の処理と同様に自動的に行ってもよい。
【0019】
一方,S204又はS208において,翻訳依頼者によって入力(S101)された全ての前記翻訳言語への前記翻訳ルートが設定されていると判別された場合は,S213へ移行し,その時点で前記翻訳ルートが設定された前記翻訳候補者が翻訳者として設定(確定)され,前記記憶部12に登録される。本例では,S208の判別時点で,図8(d)に示すように,全ての前記翻訳言語への前記翻訳ルートが設定されるので,S208からS213へ移行することになる。
ここで,S209又はS213の処理が終了し,図8(d)に示すように翻訳者の前記翻訳ルートが確定した時点で,各翻訳者の翻訳順序が決定されたことになる。即ち,前記元の言語を翻訳前の言語とする翻訳者が最初に翻訳し,次に,その最初の翻訳者の翻訳後の言語を翻訳前の言語とする翻訳者が続き,…というふうに翻訳順序が決定される。図8(d)の例では,まず,前記元の言語(日本語)から翻訳する翻訳者「Dさん」による翻訳が最初に行われ,次に,その翻訳者「Dさん」による翻訳後の言語(英語)から翻訳する翻訳者「Eさん」と「Fさん」による翻訳が行われ,さらにその翻訳者「Eさん」の前記翻訳言語(ドイツ語)から翻訳する「Gさん」による翻訳が行われる。このような翻訳順序に関する情報も,前記翻訳ルート情報d5に登録される。以上が,翻訳者の選出処理(図2のS102)である。
【0020】
前述したS102の処理が終了した後,各翻訳者が作成した翻訳文をチェックする翻訳チェック者の選出処理が実行される(図2のS103)。このS103の処理の手順は,図4に示す通りであるが,図4の処理手順は,図3の処理手順と同様である。即ち,図3のS201〜S213の処理が,それぞれ図4のS301〜S313の処理に対応する。図4の処理が,図3の処理と異なる点は,次の3点である。
その1点目は,S301及びS305において,S102で選出された翻訳者それぞれの前記翻訳ルートにおける翻訳前の言語が母国語c2である候補者,及び同翻訳後の言語が母国語c2である候補者がそれぞれ選出される点である。前述したS201及びS205の場合と選出基準を変えているのは,翻訳者とは異なる特質を持つ者に翻訳チェックをさせるためであり,翻訳チェックの質を高めるため,翻訳前後のいずれかの言語を母国語c2としている者を候補者として選出している。
2点目は,S302及びS306において,S102で選出された翻訳者それぞれの前記翻訳ルートに対応させて,S301及びS302で選出された候補者の翻訳チェックルートを設定する点である。
3点目は,S309及びS313において,その時点で前記翻訳チェックルートが設定された候補者が,翻訳者としてではなく翻訳チェック者として設定(確定)され,前記記憶部12に登録される点である。
他の部分は,図3の処理と同様であるので,ここでは説明を省略する。図4の処理により,翻訳者それぞれに対応する翻訳チェック者が選出されることになる。
【0021】
次に,S104(図2)へ移行し,翻訳依頼者の入力により,翻訳者及び翻訳チェック者それぞれの前記翻訳ルートに対して翻訳及び翻訳チェックの終了期限が設定される。
S104では,翻訳者及び翻訳チェック者それぞれについて担当作業の終了期限を入力する入力画面を前記翻訳依頼者の端末40に送信し,該入力画面で入力された終了期限に関する情報を端末40から入力して翻訳者及び翻訳チェック者それぞれの作業の終了期限を前記翻訳ルート設定情報d5として登録する処理である。この終了期限は,後述する進捗管理に用いられる。
【0022】
次に,S105へ移行し,登録された前記翻訳対象原稿d1から翻訳が必要な部分である前記翻訳対象文d3を抽出する処理が実行される。
S105の処理では,まず,HTMLで作成された前記翻訳対象原稿d1から,所定のタグ(HTMLのタグ)で区切られた部分及びタグで区切られていない部分の文(文字列)全てを前記翻訳対象文d3の候補として予備抽出した後,該翻訳対象文d3の候補から1又は複数の前記翻訳対象文d3を選択する入力画面を翻訳依頼者の端末40に送信し,該入力画面で翻訳依頼者の操作によって入力された前記翻訳対象文d3に関する情報を端末40から入力して前記翻訳対象文d3を設定(本抽出)する処理である。もちろん,当該翻訳支援装置Xに設けられた前記表示操作手段に前記翻訳対象文d3を選択する入力画面を出力して,前記翻訳対象文d3に関する情報を入力してもよい。
例えば,図5(a)に例示する翻訳対象原稿d1のソースデータは,図5(b)に示す通りであるが,図5(b)に示す翻訳対象原稿d1のデータから,タグ「<h2>」と「</h2>」,「<p>」と「</p>」,「<A …>」と「/A」等によって区切られた文,及びいずれのタグによっても区切られていない文(”は現在テスト中のページです。”)を全て抽出し,図9に示すような翻訳対象文の選択画面P2を自動生成して翻訳依頼者の端末40に送信する。さらに,図9の画面P2において選択された文が前記翻訳対象文d3として,該翻訳対象文d3それぞれについて希望する翻訳文の分量に関する情報である翻訳文の文字数が前記翻訳依頼情報d2としてそれぞれ前記記憶部12に登録される。翻訳文の分量に関する情報としては,後述する翻訳文を入力するためのエリアの大きさを指定するピクセル数やドット数の単位で指定するようにしてもよい。
これにより,翻訳依頼者は,翻訳対象原稿d1をHTML形式の文書で作成するだけで,翻訳対象原稿d1から1つ1つ前記翻訳対象文d3を抽出する手間が省けると共に,翻訳が必要な部分のみを容易に抽出することが可能となる。翻訳対象原稿d1がHTML形式の文書でない場合は,例えば,「空白文字(スペース)」や「改行コード」,或いは「句読点」等に基づいて前記翻訳文d3の候補を予備抽出することが考えられる。前記翻訳文の文字数の利用方法については後述する。
【0023】
次に,S102で設定された前記翻訳ルート情報d5の前記翻訳順序に従って,順次,以下に説明するS106〜S114の翻訳処理が行われる。このとき,図8(d)の例に示す「Eさん」と「Fさん」のように,同時に並行して翻訳できる翻訳者(翻訳前の言語が同じ翻訳者)に対しては,S106〜S114の翻訳処理は翻訳者それぞれについて並行して実行される。
まず,S106において,最初の翻訳者(本例では「Dさん」)の端末40に翻訳の開始を促す翻訳開始通知として電子メールが送信される。翻訳者の宛先である電子メールアドレスc4は,前記翻訳候補者情報を検索して取得する。
次に,S107において,翻訳者の端末40からの要求に応じて,翻訳文d4の入力処理が行われる。
S107では,図10(a)に示すように,前記翻訳対象文d3と,翻訳文d4を入力するための入力エリアAin(翻訳文入力エリア)とが表示される翻訳文入力画面P3を翻訳者の端末40に送信し(翻訳対象文d3の送信),前記入力エリアAinに入力された翻訳文d4を端末40から入力(翻訳文d4の受信)して前記記憶部12に登録(記録)する。ここで,前記翻訳対象文d3の言語は,当該翻訳者に設定された前記翻訳ルートにおける翻訳前の言語であり(「Dさん」の場合は日本語),前記入力エリアAinのサイズは,図9の前記翻訳対象文d3の設定画面P2で翻訳依頼者により設定された前記翻訳文の文字数のサイズとなるように設定されている。図10(a)の翻訳文入力画面P3において,保存ボタンB1が操作された場合は,その時点で前記入力エリアAinに入力済みの翻訳文d3が登録され,再度,翻訳者の端末40から入力要求があった場合に,登録された翻訳文d3が前記翻訳文入力画面P3の前記入力エリアAinに含められて送信される。
図10(a)に示すように,前記翻訳対象文d3に対応させて,その近傍(例えば下側)に並べて前記入力エリアAinが配置されるので,翻訳者が翻訳文d4の入力の際に前記翻訳対象文d3を参照しやすい。また,前記入力エリアAinのサイズが,翻訳依頼者が望む文字数(分量)に対応して設定されるので,翻訳者はどの程度の分量の翻訳文d4を作成すればよいかが把握でき,翻訳文d4が翻訳依頼者の意に反して極端に長くなったり短くなったりするために翻訳のやり直しを依頼する等の煩雑な手間が生じることを防止できる。
また,既に他の翻訳者によって翻訳された翻訳文d4が前記記憶部12登録されている場合には,前記翻訳文入力画面P3が送信される前に,図11に示すような前記翻訳対象文d3として参照する言語を選択入力する参照言語入力画面P4を翻訳者の端末40に送信する。このような,翻訳者に対して送信するシステムへの設定操作を行う画面は,その翻訳者の母国語c2等に翻訳して表示するよう構成することも考えられる。そして,翻訳者により,前記参照言語入力画面P4から1又は複数の言語が選択されると,選択された言語に関する情報が翻訳者の端末40から本翻訳支援装置Xに入力され,さらに,選択された言語の翻訳文d4を前記翻訳対象文d3の代わりに,又は前記翻訳対象文d3とともに並べて(対応させて)表示する前記翻訳文入力画面P3が翻訳者の端末40に送信される。図10(b)は,参照する言語として,前記翻訳対象文d3の言語「日本語」と前記翻訳言語の1つ「英語」とが選択された場合の前記翻訳文入力画面P3の例である。この場合,「日本語」の前記翻訳対象文d3と,「英語」の翻訳文d4とが並べて表示される。もちろん,参照する言語として「英語」のみが選択された場合は,前記翻訳対象文d3(日本語)の代わりに翻訳文d4(英語)が表示されることとなる。これにより,前記翻訳対象文d3以外に,他の翻訳者による翻訳文d4も参照しながら翻訳できるので,複数の習得言語c3を有する翻訳者等にとって翻訳の参考になり,より正確な翻訳が期待できる。
【0024】
次に,S108(図2)において,前記翻訳文入力画面(図10(a),(b))から終了ボタンB2が操作されることによって端末40から送信される所定の翻訳終了通知を受信したか否かが判別され,該翻訳終了通知を受信していないと判別された場合は,S107へ戻って,翻訳文d4の入力処理が継続される。
一方,S108において,前記翻訳終了通知を受信したと判別された場合は,該翻訳終了通知を受信した日時が,これを送信した翻訳者の前記翻訳ルートに対応づけられて前記進捗管理情報d6として登録される(S109)。
さらに,S110へ移行し,当該翻訳者に設定された前記翻訳チェック者が存在するか否かが判別され,設定された前記翻訳チェック者が存在すると判別された場合は,該翻訳チェック者の端末40に,翻訳チェックの開始を促す翻訳チェック開始通知が電子メールによって送信される(S111)。前記翻訳チェック者の宛先である電子メールアドレスc4は,前記翻訳候補者情報d8を検索して取得する。このように,前記翻訳終了通知に応じて前記翻訳チェック開始通知が次の前記翻訳チェック者に送信されるので,該翻訳チェック開始通知が前記翻訳順序に従って送信されることになる。
次に,S112において,翻訳者の端末40からの要求に応じて,翻訳文d4のチェック処理が行われる。
S112では,前記翻訳チェック者の端末40に,前述した図10(a)又は(b)に示す前記翻訳文入力画面P3の前記入力エリアAinに,登録された翻訳文d4が含められた画面が,翻訳文チェック画面として送信される。前記翻訳チェック者は,前記翻訳文チェック画面に表示される前記翻訳対象文d3を参照しながら翻訳文d4をチェックし,必要に応じて修正した翻訳文d4を前記入力エリアAinに入力する。また,S107と同様に,既に他の翻訳者によって翻訳された翻訳文d4が登録されている場合には,1又は複数の言語の翻訳文d4を前記翻訳対象文d3として表示する図10(b)と同様の前記翻訳文チェック画面の送信を指定できる。前記翻訳チェック者により,翻訳文d4の修正が行われた場合に,修正履歴を前記記憶部12に登録することも考えられる。これにより,翻訳文d4の修正が複数回行われた場合であっても,どのような修正が行われたかを把握できるので便利である。
【0025】
次に,S113において,前記翻訳文チェック画面から所定の終了ボタンが操作されることによって端末40から送信される所定の翻訳チェック終了通知を受信したか否かが判別され,該翻訳チェック終了通知を受信していないと判別された場合は,S112へ戻って,翻訳チェックの処理が継続される。
一方,S113において前記翻訳チェック終了通知を受信したと判別された場合,該翻訳チェック終了通知を受信した日時がこれを送信した前記翻訳チェック者の前記翻訳ルートに対応付けられて前記進捗管理情報d6として登録される(S114)。
そして,S114の処理の終了後又はS110において翻訳者に設定された前記翻訳チェック者が存在しないと判別された場合は,S115へ移行し,全ての翻訳者による翻訳が終了したか否かが判別され,全ての翻訳が終了していないと判別された場合は,次の順番の翻訳者に対して,前述したS106〜S114の処理が繰り返される。このように,前記翻訳チェック終了通知に応じて(前記翻訳チェック者が存在しない場合は前記翻訳終了通知に応じて)次の翻訳者に前記翻訳開始通知が送信されるので,該翻訳開始通知が前記翻訳順序に従って送信されることになる。
【0026】
一方,S115において,全ての翻訳が終了したと判別された場合は,S116へ移行し,翻訳後の文書(前記翻訳後文書d7)が生成され(翻訳後文書データの生成),前記記憶部12に登録される。前記翻訳後文書d7は,前記翻訳対象原稿d1内の前記翻訳対象文d3を,各翻訳者によって入力(登録)された翻訳文d4に自動的に置き換えることによって生成する。図12は,図5(a)に示した翻訳対象原稿d1内の前記翻訳対象文d3(日本語)を「英語」の前記翻訳文d4に置き換えて生成された前記翻訳後文書d7の表示例である。
さらに,S117において,翻訳依頼者の端末40に,翻訳が終了した旨の通知を電子メールによって送信した後,処理が終了する。これにより,翻訳依頼者は,翻訳の終了を知ることができ,前記翻訳後文書d7を本翻訳支援装置Xから自身の端末40にダウンロードして利用することが可能となる。もちろん,前記翻訳後文書d7は,HTML形式の文書であるので,通常のホームページとして端末40から参照することも可能である。
【0027】
次に,図2を用いて,翻訳の進捗管理処理(S121,S122)について説明する。該進捗管理処理は,前述したS106〜S114の翻訳処理と並行して実行される。
まず,前記翻訳ルート設定情報d5と前記進捗管理情報d6とが参照され,前記翻訳終了通知の受信日時又は前記翻訳チェック終了通知の受信日時が未だ登録されていない前記翻訳ルートについて,該翻訳ルートに設定された前記翻訳又は翻訳チェックの終了期限のうち,期限オーバーとなっているものが存在するか否かが判別される(S121)。ここで,期限オーバーとなっている前記翻訳ルートが存在すると判別された場合は,期限オーバーとなっている翻訳者又は前記翻訳チェック者の端末40に対して翻訳作業又は翻訳チェック作業を督促する旨の電子メールが送信(S122)された後,S115へ移行する。一方,S121において,期限オーバーとなっている前記翻訳ルートが存在しないと判別された場合はそのままS121へ移行する。このようなS121,S122の処理が,全ての翻訳が終了するまで(S115のYes側と判別されるまで)繰り返される。これにより,翻訳依頼者が,手間のかかる進捗管理を行う必要がなくなる。もちろん,期限オーバーとなる前に,前記終了期限が近づいた時点(例えば,前記終了期限の前日等)で,終了期限が近いことを通知するよう構成してもよい。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように,本発明によれば,翻訳依頼者が,翻訳候補者から翻訳言語に精通した翻訳者や翻訳チェック者を選び出す作業に要する煩雑な手間を大幅に軽減できる。さらに,翻訳候補者の中から,母国語が翻訳対象文の翻訳言語(翻訳後の言語)である翻訳者が選出され,より流暢な文章への翻訳(翻訳の質の向上)も期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る翻訳支援装置Xの構成を表すブロック図。
【図2】本発明の実施の形態に係る翻訳支援装置Xの処理手順を表すフローチャート。
【図3】本発明の実施の形態に係る翻訳支援装置Xにおける翻訳者選出処理の手順を表すフローチャート。
【図4】本発明の実施の形態に係る翻訳支援装置Xにおける翻訳チェック者選出処理の手順を表すフローチャート。
【図5】本発明の実施の形態に係る翻訳支援装置Xにおける翻訳対象原稿の表示例とそのソースデータを表す図。
【図6】本発明の実施の形態に係る翻訳支援装置Xが翻訳依頼者の端末に送信する翻訳依頼情報入力画面の一例を表す図。
【図7】本発明の実施の形態に係る翻訳支援装置Xにおける翻訳候補者情報の構成を表す図。
【図8】本発明の実施の形態に係る翻訳支援装置Xにおける翻訳者の選出処理の手順を説明する図。
【図9】本発明の実施の形態に係る翻訳支援装置Xが翻訳依頼者の端末に送信する翻訳対象文の選択画面の一例を表す図。
【図10】本発明の実施の形態に係る翻訳支援装置Xが翻訳者の端末に送信する翻訳文入力画面の一例を表す図。
【図11】本発明の実施の形態に係る翻訳支援装置Xが翻訳者の端末に送信する翻訳対象文として参照する言語の入力画面の一例を表す図。
【図12】本発明の実施の形態に係る翻訳支援装置Xにより生成される翻訳後の文書の表示画面の一例を表す図。
【符号の説明】
10…データ処理サーバ
11…制御部
12…記憶部
20…通信処理サーバ
21…Webサーバ
22…メールサーバ
30…LAN
40…端末
50…通信回線
S101,S102,,…処理手順(ステップ)
Claims (7)
- 所定の翻訳対象原稿データに含まれる翻訳対象文の翻訳を支援する処理を情報処理装置により実行する翻訳支援方法であって,
前記情報処理装置が,
前記翻訳対象文の言語と1又は複数の翻訳言語とに関する情報を少なくとも含む翻訳依頼情報を入力する翻訳依頼情報入力手順と,
予め所定の記憶手段に記憶され翻訳候補者とその母国語及び習得言語とに関する情報を含む翻訳候補者情報を参照することにより,前記母国語が前記翻訳依頼情報における前記翻訳言語と一致する第1の翻訳候補者を選出する第1翻訳候補者選出手順と,
前記翻訳言語となり得る全ての言語について予め優先順位が設定されており,前記優先順位の高い言語から前記優先順位の低い言語へのみ翻訳が行われ,かつ前記第1の翻訳候補者それぞれが前記習得言語から前記母国語への翻訳を行うという条件を満たしつつ翻訳ルートを設定することにより,前記翻訳依頼情報における前記翻訳対象文の言語から前記翻訳言語への翻訳ルートを設定するとともに,その翻訳ルートにおける翻訳者を前記第1の翻訳候補者の中から設定し,その設定結果を所定の記憶手段に格納する第1翻訳ルート・翻訳者設定手順と,
前記第1翻訳ルート・翻訳者設定手順による処理の結果,前記翻訳依頼情報における前記翻訳対象文の言語から全ての前記翻訳言語への翻訳ルートのうち前記第1の翻訳候補者を未設定の翻訳ルートが残った場合に,前記翻訳候補者情報を参照することにより,前記習得言語が前記第1の翻訳候補者を未設定の翻訳ルートにおける翻訳言語と一致する第2の翻訳候補者を選出する第2翻訳候補者選出手順と,
前記優先順位の高い言語から前記優先順位の低い言語へのみ翻訳が行われ,前記第2の翻訳候補者それぞれが前記母国語又は前記習得言語から前記習得言語への翻訳を行うという条件を満たしつつ,前記第1翻訳ルート・翻訳者設定手順による処理の結果における前記第1の翻訳候補者を未設定の翻訳ルートにおける翻訳者を前記第2の翻訳候補者の中から設定し,その設定結果を所定の記憶手段に格納する第2翻訳ルート・翻訳者設定手順と,
を実行してなることを特徴とする翻訳支援方法。 - 前記情報処理装置が,
前記第1翻訳ルート・翻訳者設定手順又は前記第2翻訳ルート・翻訳者設定手順により設定された前記翻訳ルートそれぞれについて,翻訳前の言語が前記母国語であり翻訳後の言語が前記習得言語である者を翻訳のチェックを行う翻訳チェック者として設定し,その設定結果を所定の記憶手段に格納する第1翻訳チェック者設定手順をさらに実行してなる請求項1に記載の翻訳支援方法。 - 前記情報処理装置が,
前記第1翻訳チェック者設定手段による処理の結果,前記翻訳チェック者を未設定の翻訳ルートが残った場合に,該翻訳ルートについて,翻訳後の言語が前記母国語であり翻訳前の言語が前記習得言語である者を前記翻訳チェック者として設定し,その設定結果を所定の記憶手段に格納する第2翻訳チェック者設定手順をさらに実行してなる請求項2に記載の翻訳支援方法。 - 所定の翻訳対象原稿データに含まれる翻訳対象文の翻訳を支援する処理を情報処理装置に実行させるための翻訳支援プログラムであって,
前記情報処理装置に,
前記翻訳対象文の言語と1又は複数の翻訳言語とに関する情報を少なくとも含む翻訳依頼情報を入力する翻訳依頼情報入力手順と,
予め所定の記憶手段に記憶され翻訳候補者とその母国語及び習得言語とに関する情報を含む翻訳候補者情報を参照することにより,前記母国語が前記翻訳依頼情報における前記翻訳言語と一致する第1の翻訳候補者を選出する第1翻訳候補者選出手順と,
前記翻訳言語となり得る全ての言語について予め優先順位が設定されており,前記優先順位の高い言語から前記優先順位の低い言語へのみ翻訳が行われ,かつ前記第1の翻訳候補者それぞれが前記習得言語から前記母国語への翻訳を行うという条件を満たしつつ翻訳ルートを設定することにより,前記翻訳依頼情報における前記翻訳対象文の言語から前記翻訳言語への翻訳ルートを設定するとともに,その翻訳ルートにおける翻訳者を前記第1の翻訳候補者の中から設定し,その設定結果を所定の記憶手段に格納する第1翻訳ルート・翻訳者設定手順と,
前記第1翻訳ルート・翻訳者設定手順による処理の結果,前記翻訳依頼情報における前記翻訳対象文の言語から全ての前記翻訳言語への翻訳ルートのうち前記第1の翻訳候補者を未設定の翻訳ルートが残った場合に,前記翻訳候補者情報を参照することにより,前記習得言語が前記第1の翻訳候補者を未設定の翻訳ルートにおける翻訳言語と一致する第2の翻訳候補者を選出する第2翻訳候補者選出手順と,
前記優先順位の高い言語から前記優先順位の低い言語へのみ翻訳が行われ,前記第2の翻訳候補者それぞれが前記母国語又は前記習得言語から前記習得言語への翻訳を行うという条件を満たしつつ,前記第1翻訳ルート・翻訳者設定手順による処理の結果における前記第1の翻訳候補者を未設定の翻訳ルートにおける翻訳者を前記第2の翻訳候補者の中から設定し,その設定結果を所定の記憶手段に格納する第2翻訳ルート・翻訳者設定手順と,
を実行させるための翻訳支援プログラム。 - 前記情報処理装置に,
前記第1翻訳ルート・翻訳者設定手順又は前記第2翻訳ルート・翻訳者設定手順により設定された前記翻訳ルートそれぞれについて,翻訳前の言語が前記母国語であり翻訳後の言語が前記習得言語である者を翻訳のチェックを行う翻訳チェック者として設定し,その設定結果を所定の記憶手段に格納する第1翻訳チェック者設定手順をさらに実行させるための請求項4に記載の翻訳支援プログラム。 - 前記情報処理装置に,
前記第1翻訳チェック者設定手段による処理の結果,前記翻訳チェック者を未設定の翻訳ルートが残った場合に,該翻訳ルートについて,翻訳後の言語が前記母国語であり翻訳前の言語が前記習得言語である者を前記翻訳チェック者として設定し,その設定結果を所定の記憶手段に格納する第2翻訳チェック者設定手順をさらに実行させるための請求項5に記載の翻訳支援プログラム。 - 請求項4〜6のいずれかに記載の翻訳支援プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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