JP3948198B2 - 開封が容易な集積箱を兼ねる包装用箱 - Google Patents

開封が容易な集積箱を兼ねる包装用箱 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、個別包装の多数個の製品を収納した箱体を、開封後にそのまま製品の集積箱として使用することができる紙製の包装用箱に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
図10(A)(B)は、従来の集積箱を兼ねる包装用箱を示すもので、箱体20を開封後にそのまま集積箱30として収納製品40を整列状態で陳列や保管できるように、箱体20を形成する四周壁板21の板面中程を、上下2条のミシン目22により一連の開封帯23に形成し、その開封帯23をミシン目22を施して形成した切開端25から引っ張って、四周壁板21のミシン目22の切り離しにより箱体20の開封を行うようにしている。
【0003】
このような開封帯23では、ミシン目22が切り離れるに連れて帯が長くなり、これにより開封帯23が途中で切れ易くなったり、またミシン目22の切れが思うように行かぬなどのことから、意外に開封に手間取ることが多い。また切り離された開封帯23が塵芥となり易く、開封前の包装用箱としても、箱体20を上から掴んだときに指先が開封帯23に掛かると、帯の撓みによりミシン目22が簡単に切れて箱体20が破れるなどの課題を有する。
【0004】
上記開封手段を有する集積箱兼用の包装用箱は、個別包装された菓子やレトルト食品など以外にも、医療品や医薬品に多く使用されつつある。薬局や調剤室などでは、医薬品を箱体に収納した状態で保管することが多いことから、開封後にそのまま収納時の整列を保ちながら置くことができ、また製品を簡単に取り出すこともできる包装用箱は重宝される。特に点滴液のように重い内容物の個別包装の製品では、箱体に厚紙を使用できるので頗る具合がよいのであるが、これまでのものは、開封を丁寧に行わなければ箱体を損なうので、出来るだけ開封が簡単に行え、さらには残量が容易に確認できる構造のものが望まれている。
【0005】
本発明は上記事情から考えられたものであって、その目的は、箱体上部に帯状の開封部を区画形成することによって、開封を容易となし、開封後においても製品を収納時の整列を保ちながらそのまま箱体内に保管することができ、また残量の確認を行い易い新たな開封が容易な集積箱を兼ねる包装用箱を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的による本発明は、箱体を形成する前後及び両側の四壁板の板面上部を、箱体上縁に沿って施した一連の開封用のミシン目により帯状の開封部に区画し、その開封部の切断端を後壁板以外の板面に箱体上縁からミシン目を斜めに施して形成し、そのミシン目と共に切り起こし用の切込みを切断端の上縁に斜めに施し、後壁板上縁の隅みに切り裂き用のミシン目を施してなる、というものである。
【0007】
また本発明は、上記前壁板と後壁板の開封用のミシン目を同一方向に斜めに施し、開封部切除後の箱体開口縁を傾斜形成してなる、というものである。
【0008】
本発明にあっては、帯状部の切断端の上縁にミシン目と共に斜めに施した切り起こし用の切込みがあるので、切断端の上縁を摘んで外側に引っ張るとミシン目が切れ、その部分が指先で摘めるほどに板面から切り離されて開封部の端部となる。その端部を摘んで横に引っ張ると、開封用と切り裂き用のミシン目が切れ、四壁板の開封用のミシン目が切り離されて箱体上部が分離し、箱体は開封されて収納製品が整列状態で収まった集積箱となる。
なお、本発明では、開封後の箱体を集積箱として使用することから、開封用のミシン目は、開封により形成された集積箱の開口縁にギザとしてが残らない形状のミシン目が好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の幾つかの実施の形態を図に示して詳説する。
図中1は包装用箱の箱体で、図4及び図5、図9の展開図に示すように、後壁板2、側壁板3、前壁板4、側面板5を折り線を施して横並びに連設し、その後壁板2の上縁に片閉じ蓋板6を、両側壁板3,5の上縁に蓋受け用のフラップ7,8を折り線を施すとともに、各壁板の下縁に底部構成板を折り線を施して連設した、1枚の紙板の組み立てによるオートボトムのタックイン箱からなる。
【0010】
上記箱体1を形成する前後及び両側の四壁板2,3,4,5の板面上部は、箱体上縁に沿って施した一連の開封用のミシン目9により所要幅の帯状の開封部10に区画され、そのミシン目9から四壁板2,3,4,5の開封部10が蓋体6による天板とともに箱体上部として分離できるようにしてある。
【0011】
図1から図4に示す第1実施形態は、上記開封部10の切断端11を蓋閉じ側となる前壁板4にミシン目12を箱体上縁から斜めに施して形成し、その切断端11と対向する後壁板2の上縁2aの隅みに切り裂き用のミシン目13を施して、箱体1の表側から開封を行えるようにしたものである。
【0012】
この前壁板4における開封部10の切断端11は、蓋板6との糊り付け位置14よりも側壁板5に近接した前壁板4の片側に、上記ミシン目12を上縁から斜めに施して形成され、その切断端11の上縁には、さらに切り起こし用の切込み15がミシン目12と共に斜めに施してある。
【0013】
このような箱体1では、上記切断端11の上縁を摘んで外側に引っ張ると、切込み15によりミシン目12の端が切れて、切断端11が切り起こされる。そのまま切り起こし端を摘んで横に引っ張ると、ミシン目9が順に切り離れて、開封部10の切り離しは、側壁板5へと帯状に皮が剥けてゆく様に移行するようになり、側壁板5では切り開かれた開封部10とともにフラップ8が蓋板6から抜け出る。
【0014】
開封が後壁板2のコーナーまで進むと、後壁板上縁2aの片隅みにミシン目13が施してあることから、そのミシン目13により後壁板2と蓋板6とが切り裂かれるようになる。これによりコーナーにおけるミシン目9の切り損じがなくなり、そのまま切り離れた開封部10を外側に引き回すような感じで上側に引っ張ると、後壁板2及び側壁板5、前壁板半部のミシン目9が簡単に切り離れて箱体上部が完全に分離し、図10(B)に示す従来と同様な形態の集積箱となる。
【0015】
図5及び図6に示す第2実施形態は、一方の側壁板3の上記ミシン目9を下方に位置をずらせて施し、その側壁板3と他方の側壁板5のミシン目9とに高低差を持たせて、後壁板2と前壁板4のミシン目9を同一方向に斜めに施し、また前壁板4における開封部10の上記切断端11を、蓋板6との糊り付け位置14よりも一方の側壁板3に近接した前壁板4の片側に、上記ミシン目12を上縁から斜めに施して形成し、その切断端11の上縁に切り起こし用の上記切込み15をミシン目12と共に斜めに施して、前壁板4の側壁板3側から開封を行えるようにしたものである。
【0016】
このような実施形態では、包装用箱として使用されていた箱体1が、開封部10の切除後には、図6(B)に示すような開口縁21が斜めに形成された集積箱20となり、その開口縁21から個別包装された製品40の上部が整列状態で現れた集積箱20となる。
【0017】
なお、上記実施形態ではいずれもミシン目12を斜めに施して開封部10の切断端11を形成しているが、切断端11は前壁板4以外の両側壁板3,5の任意位置に形成してもよく、その形成位置が異なっても密封及び開封機能には何ら変わるところはないので、本発明では切断端11の形成について、図示の実施形態に限定されるものではない。
【0020】
本発明による箱体1は、上述のように箱体の四周に開封用のミシン目9を巡らせた状態にあるが、箱体自体の構造は通常の紙製箱体と何ら変わるところがないので、後壁板2に接続した蓋板6を開いて、個別包装した多数の製品を収納し、蓋閉じにより包装用箱して使用することに差し支えはない。また帯状の開封部10の上縁は閉蓋状態にある蓋板6やフラップ7,8により支えられているので撓み難く、したがって箱体1の前後面を掴んでも持っても、開封用のミシン目9が切れて箱体が破れるようなこともない。また開封は箱体上部を分離するだけで済むので、これまでに見られた開封帯のような塵芥が生ずるようなこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る開封が容易な集積箱を兼ねる包装用箱の第1実施形態の表側斜視図である。
【図2】 開封状態を示す表側斜視図である。
【図3】 開封状態を示す裏側斜視図である。
【図4】 包装用箱の展開図である。
【図5】 本発明の第2実施形態の包装用箱の展開図である。
【図6】 同上の包装用箱と開封後の集積箱の斜視図である。
【図7】 従来の集積箱を兼ねる包装用箱と開封後の集積箱の斜視図である。
【符号の説明】
1 箱体
2 後壁板
2a 後壁板上縁
3,4 側壁板
5 前壁板
6 蓋板
7,8 フラップ
10 開封部
11 開封部の切断端
12 切断用のミシン目
13 切り裂き用のミシン目

Claims (2)

  1. 箱体を形成する前後及び両側の四壁板の板面上部を、箱体上縁に沿って施した一連の開封用のミシン目により帯状の開封部に区画し、その開封部の切断端を後壁板以外の板面に箱体上縁からミシン目を斜めに施して形成し、そのミシン目と共に切り起こし用の切込みを切断端の上縁に斜めに施し、後壁板上縁の隅みに切り裂き用のミシン目を施してなることを特徴とする開封が容易な集積箱を兼ねる包装用箱。
  2. 上記前壁板と後壁板の開封用のミシン目を同一方向に斜めに施し、開封部切除後の箱体開口縁を傾斜形成してなることを特徴とする請求項1記載の開封が容易な集積箱を兼ねる包装用箱。
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