JP3947879B2 - イヤホンアンテナ及び携帯型受信機 - Google Patents

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Description

本発明は、広帯域に亘る複数のチャンネルによる放送を受信するためのイヤホンアンテナに関し、特に、広帯域に亘って良好な受信特性が得られるイヤホンアンテナに関する。
日本国内におけるアナログテレビ放送は、図9に示すように三つの周波数帯を利用して行われており、各周波数帯域には1〜3ch、4〜12ch、13〜62chがそれぞれ割り当てられている。
上記各周波数帯域の中央付近となる100MHz、200MHz、600MHzでエレメント長がλ/4となるアンテナを設計する場合について考える。各周波数の波長は図10に示すようになるため、エレメント長は100MHzでは75cm、200MHzでは37.7cm、600MHzでは12.5cmとなる。
ポータブルテレビやテレビチューナ付き携帯電話機(テレビ付き携帯電話機)などの携帯型テレビ受信機の場合、専用のアンテナを設けると装置の小型化・軽量化の妨げとなるため、イヤホンアンテナ(イヤホンにアンテナとしての機能を持たせたもの)を備えた装置が用いられることが多い。
イヤホンアンテナに対応した装置では、イヤホンアンテナがイヤホンジャックへ挿入されると、特許文献1に開示されるように、イヤホンアンテナのアースリードがアンテナとして作用するとともに、音声信号の出力先がスピーカからイヤホンへと切り替わるようになっている。
イヤホンアンテナを用いる携帯型テレビ受信機の場合、イヤホンアンテナのエレメント長を変えることはできないため、エレメント長が固定のイヤホンアンテナで全周波数帯域の放送を受信しなければならない。
例えば、エレメント長を37.5cm、つまり200MHz付近に合わせてアンテナを設計し、このエレメント長のアンテナで全周波数帯域の特性をカバーする必要がある。この場合には、図8に示すように、エレメント長が適当では無い100MHz付近や600MHz付近では、アンテナの利得が劣化してしまうとういう問題があった。
複数の周波数帯域を利用して行われるアナログテレビ放送波の全てのチャンネルを良好に受信することを目的とする従来技術としては、特許文献2に開示される「同軸ケーブル付小型アンテナ及びそれを用いた情報端末」や特許文献3に開示される「VHF及びUHF共用アンテナ」がある。
特許文献2や特許文献3に開示される発明によれば、日本国内におけるVHF放送及びUHF放送を良好に受信できる。
実開平3−2708号公報 特開2002−280817号公報 特開平6−303024号公報
しかし、上記特許文献2に開示される発明は、長尺状の誘電体基板上に設けた導体板12及び13でダイポールアンテナを形成するものである。すなわち、特許文献2に開示される発明は、小型アンテナに給電用の同軸ケーブルを取り付けたものであり、同軸ケーブル自体はアンテナとして機能しない。よって、特許文献2に開示される発明は、イヤホンアンテナに適用可能な構成ではない。
また、上記特許文献3に開示される発明は、主モノポールアンテナの中央部に共振回路を設けなければならず、さらに主モノポールアンテナと並行に副モノポールアンテナを設けなければならない。イヤホンアンテナの場合にはアンテナが可撓性を備えていなければならないため、これと並行を維持したまま副モノポールアンテナを配置することは不可能である。すなわち、特許文献3に開示される発明は、イヤホンアンテナに適用可能な構成ではない。
このように、従来のイヤホンアンテナは、複数の周波数帯域を利用して行われるアナログテレビ放送の全てのチャンネルを良好に受信できる特性を備えていなかった。
本発明はかかる問題に鑑みてなされたものであり、複数の周波数帯域を利用して行われる放送の全てのチャンネルを良好に受信できる特性を備えたイヤホンアンテナ及びこれを用いる携帯型受信機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、第1の態様として、レシーバとコネクタとがケーブルで接続され、コネクタがイヤホンジャックへ挿入されるとアンテナとして作用するイヤホンアンテナであって、ケーブルは、少なくとも三つの同軸ケーブルを直列に連結してなるとともに、最もコネクタ側の同軸ケーブルは、外部導体がグランドに接続されており、各同軸ケーブル同士の連結箇所には、イヤホンジャックを備えた装置からコネクタを介して供給される切換制御信号に応じて、コネクタ側の同軸ケーブルの外部導体又は内部導体の一方とレシーバ側の同軸ケーブルの外部導体とを接続する接続切換部が設けられていることを特徴とするイヤホンアンテナを提供するものである。
上記本発明の第1の態様においては、各接続切換部が、切換スイッチで構成されたことが好ましい。又は、各接続切換部が、レシーバ側及びコネクタ側の各同軸ケーブルの外部導体同士を接続する第1の配線と、レシーバ側及びコネクタ側の各同軸ケーブルの内部導体同士を接続する第2の配線と、第1の配線のレシーバに最も近い箇所とグランドとの間に配置された第1のインダクタと、第1の配線の第1のインダクタの接続箇所よりもコネクタ側と、第2の配線のレシーバに最も近い箇所との間に、第2の配線側から第1の配線側を順方向として配置された第1のPINダイオードと、第1の配線の第1のPINダイオードの接続箇所よりもコネクタ側に、コネクタ側からレシーバ側を順方向として配置された第2のPINダイオードと、第2の配線の第1のPINダイオードの接続箇所よりもコネクタ側と切換制御信号の伝送路との間に配置された第2のインダクタと、第1の配線の第2のPINダイオードよりもコネクタ側と切換制御信号の伝送路との間に配置されたインバータ及び第3のインダクタと、第1の配線のコネクタに最も近い箇所に配置された第1のキャパシタと、第2の配線のコネクタに最も近い箇所に配置された第2のキャパシタとからなることが好ましく、これに加えて、第1、第2及び第3のインダクタは、受信対象周波数の電磁波を遮断し、第1及び第2のコンデンサは、受信対象周波数の電磁波を透過することが好ましい。
また、上記目的を達成するため、本発明は、第2の態様として、上記本発明の第1の態様のいずれかの構成にかかるイヤホンアンテナを用いる携帯型受信機であって、各接続切換部に切換制御信号を出力することで、外部導体がグランドへ接続されている同軸ケーブルがコネクタ側からいくつ連続するかを変化させてイヤホンアンテナの受信対象周波数を変更することを特徴とする携帯型受信機を提供するものである。
上記本発明の第2の態様においては、イヤホンアンテナを用いてアナログテレビ放送波を受信することが好ましい。
本発明によれば、複数の周波数帯域を利用して行われる放送の全てのチャンネルを良好に受信できる特性を備えたイヤホンアンテナ及びこれを用いる携帯型受信機を提供できる。
〔第1の実施形態〕
本発明を好適に実施した第1の実施形態について説明する。
図1に、本実施形態にかかるイヤホンアンテナの外観を示す。イヤホンアンテナ14は、レシーバ1とコネクタ9とが同軸ケーブル2、3、4及び5を介して接続されている。同軸ケーブル2と3との間には接続切替部6が、同軸ケーブル3と4との間には接続切替部7が、同軸ケーブル4と5との間には接続切替部8がそれぞれ設けられている。
同軸ケーブル2〜4の長さは、同軸ケーブル2が600MHzの電磁波の波長λ1に対してλ1/4、同軸ケーブル2と3とをつないだ長さが200MHzの電磁波の波長λ2に対してλ2/4、同軸ケーブル2、3及び4をつないだ長さがが100MHzの電磁波の波長λ3に対してλ3/4となる長さである。
図2に、本実施形態にかかるイヤホンアンテナ14の機能ブロックを示す。同軸ケーブル2〜5は、レシーバ1の音声信号ライン15及び16と、切り替え信号ライン17〜19と、RF信号ライン10とが外部導体によって覆われた構造である。なお、同軸ケーブル5の外部導体はGNDに接続されている。
各同軸ケーブル間に設置された接続切替部6〜8は、同軸ケーブルの外部導体同士を接続、又は同軸ケーブルの外部導体と内部導体の一つであるRF信号ライン10とを接続するスイッチ11〜13をそれぞれ備える。スイッチ11〜13は、携帯型テレビ受信機が備える制御部(図2においては不図示)から出力される切り替え信号17〜19に応じて切り替わる。
図3に、本実施形態にかかるイヤホンアンテナの回路構成を示す。同軸ケーブルの内部導体の一つであるRF信号ライン10は、スイッチ11〜13それぞれのC端子とコネクタ9とに接続されており、イヤホンアンテナ14が携帯型テレビ受信機20にコネクタ9を介して接続されるとTVモジュール22のRF部入力部へ接続される。
切り替え信号ライン17〜19は、スイッチ11〜13のコントロール端子とコネクタ9とに接続されており、イヤホンアンテナ14が携帯型テレビ受信機20にコネクタ9を介して接続されると、制御部21と接続される。
制御部21は、受信しているテレビ放送のチャンネルに応じて“Hi”又は“Low”レベルの信号を出力する。
音声信号ライン15及び16は、レシーバ1とコネクタ9とに接続されており、イヤホンアンテナ14が携帯型テレビ受信機20にコネクタ9を介して接続されると、制御部21へ接続される。
制御部21は、音声信号ライン15及び16を介してレシーバ1に音声信号を出力する。また、制御部21は、接続切替部6〜8のそれぞれに対して、切り替え制御信号17〜19をそれぞれ出力する。さらに、制御部21は、不図示のユーザインタフェースを介したユーザからの入力操作に応じて、TVモジュール22を制御して受信チャンネルを変更する。
携帯型テレビ受信機20の動作について説明する。図4に、携帯型テレビ受信機20の動作の流れを示す。携帯型テレビ受信機20の電源がONされると(ステップS101)、制御部21は受信チャンネルが1〜3chのいずれかであるか否かを判断する(ステップS102)。
受信チャンネルが1〜3chのいずれかであるならば(ステップS102/Yes)、制御部21は、スイッチ11及び12のそれぞれのA端子とB端子とを接続し、スイッチ13のA端子とC端子とを接続する(ステップS103)。以下、A端子とB端子とが接続された状態をA−B接続、A端子とC端子とが接続された状態をA−C接続という。
スイッチ11及び12がA−B接続かつスイッチ13がA−C接続となると、図5に示すように、イヤホンアンテナ14においては同軸ケーブル2、3及び4がアンテナエレメントとなり、同軸ケーブル5がGNDに接続された状態となる。この時のアンテナエレメントの長さは、37.5cmであるから100MHz付近の電磁波を受信するのに良好な特性を持つ。
受信チャンネルが1〜3chではない場合(ステップS102/No)、制御部21は受信チャンネルが4〜12chのいずれかであるか否かを判断する(ステップS104)。
受信チャンネルが4〜12chのいずれかであるならば(ステップS104/Yes)、制御部21は、スイッチ11及び13をA−B接続とし、スイッチ12をA−C接続とする(ステップS105)。
スイッチ11及び13がA−B接続となり、スイッチ12がA−C接続となると、図6に示すように、イヤホンアンテナ14においては、同軸ケーブル2及び3がアンテナエレメントとなり、同軸ケーブル4及び5がGNDに接続された状態となる。この時アンテナエレメントの長さは、37.5cmであるから200MHz付近の電磁波を受信するのに好適な特性を持つ。
受信チャンネルが1〜3chのいずれかでも4〜12chのいずれかでも無い場合は(ステップS104/No)、受信チャンネルは13〜62chのいずれかである(ステップS106)。この場合には、制御部21は、切り替え信号17〜19をスイッチ11〜13のそれぞれに出力して、スイッチ11をA−C接続、スイッチ12及び13をA−B接続とする(ステップS107)。
スイッチ11がA−C接続となり、スイッチ12及び13がA−B接続となると、図7に示すように、イヤホンアンテナ14においては、同軸ケーブル2がアンテナエレメントとなり、同軸ケーブル3、4及び5がGNDに接続された状態となる。この時アンテナエレメントの長さは、12.5cmであるから600MHz付近の電磁波を受信するのに好適な特性を持つ。
以上のようにしてアンテナエレメントの長さを変化させた後にテレビ放送を受信する(ステップS108)。受信チャンネルが変更された場合には(ステップS109/変更あり)、ステップS102へ進み、上記同様にしてアンテナエレメントの長さを変更する。これにより、どの周波数帯域に含まれるチャンネルを受信する時でも良好な受信特性が得られる。
このように、本実施形態にかかるイヤホンアンテナは、アナログテレビ放送に用いられる全ての周波数帯域において良好な受信特性を示す。よって、これを備えた携帯型テレビ受信機は、アナログテレビ放送の全てのチャンネルを良好に受信できる。
なお、上記の説明は、アンテナのエレメント長を3段階に切り替える場合について説明したが、所望の利得が得られるのであれば図11のようにアンテナのエレメント長を二段階に切り替える構成であっても良いし、図12に示すように3よりも多い段数切り替える構成であっても良い。
〔第2の実施形態〕
本発明を好適に実施した第2の実施形態について説明する。本実施形態にかかるイヤホンアンテナは、第1の実施形態と同様に、レシーバ1とコネクタ9とが、同軸ケーブル2〜5を介して接続された構成である。
図13に本実施形態にかかるイヤホンアンテナの回路構成を示す。本実施形態においては、イヤホンアンテナ14は、各同軸ケーブル同士の間に接続切替部6〜8がそれぞれ設けられている。
接続切替部6〜8は、それぞれ同様の構成であるため、接続切替部6についての説明する。接続切替部6は、PINダイオード23及び25と、コンデンサ27及び30と、インダクタ24、26及び28と、インバータ29とを有する。
コンデンサ27及び30は、直流成分をカットするためにRF信号ライン中及び同軸ケーブル2の外部導体と同軸ケーブル3の外部導体との間の配線(以下、外部導体間配線という)中に配置される。VHF放送及びUHF放送を受信するためのアンテナの場合には、テレビ放送波に対してインピーダンスが低くなるように、容量値が1000pF程度のものが適用される。
インダクタ24、26及び28は、直流回路である電源供給ライン及びGNDライン47がハイインピーダンスとなるように、外部導体間配線とGNDライン47との間、切り替え信号ライン48と外部導体間配線との間、及び切り替え信号ライン48とRF信号ライン10との間にそれぞれ設けられる。VHF放送及びUHF放送を受信するためのアンテナの場合には、テレビ放送波に対してハイインピーダンスとなるように1μH程度のものが適用される。PINダイオード23及び25は、電流が流れるとONとなり、電流が流れないときはOFFとなる。すなわち、PINダイオード23及び25は、電流が流れている時はショートととして見え、電流が流れていない時はオープンとして見える。インバータ29は、切り替え信号ライン48から外部導体間配線へ入力される切り替え信号の信号レベルを反転させる。
例として、PINダイオード23及び25に、電流が流れているときには1〜3Ω程度の抵抗値となり、電流が流れていないときには容量値が1pF以下となるものを適用した場合を考える。なお、アンテナの特性インピーダンスは50Ωとする。
100MHzにおける1pFの容量性素子のインピーダンスは、
1/(ωc)=1/(2×π×f×c)=1/(2×3.14×100×106×1×10-12)=1592Ω≒1.6kΩ
となり、アンテナの特性インピーダンス50Ωと比較して非常に大きい値となるため、PINダイオード23や25は、電気が流れていない時には、100MHzの電磁波に対してオープンと見なせる。
また、コンデンサ27や30の容量値を1000pFとすると、100MHzにおけるインピーダンスは、アンテナの特性インピーダンスの1/30程度である1.6Ωとなるため、コンデンサ27や30は、100MHzの電磁波に対してショートと見なせる。
さらに、インダクタ24、26及び28のインダクタンスを1μHとすると、100MHzにおけるインピーダンスは、
ωL=2×π×f×L=2×3.14×100×106×1×10-6=628Ω
と、アンテナの特性インピーダンスの12倍以上となる。よって、インダクタ24、26及び28は、100MHzの電磁波に対してオープンと見なせる。
なお、これらの回路素子のインピーダンスには周波数依存性があるが、200MHzや600MHzの周波数帯域についても上記同様の関係が成り立つ。例えば、UHFの帯域で最も周波数が高い770MHzの電磁波の場合には、電気が流れていない時のPINダイオード23や25のインピーダンスは206Ωとなり、アンテナの特性インピーダンス50Ωよりも十分大きいため、オープンと見なせる。同様に、コンデンサ27や30のインピーダンスは0.206Ω、インダクタ24、26及び28のインピーダンスは4835.6Ωとなるため、100MHzの場合と同様の関係が成り立つ。
切り替え信号ライン48から入力される切り替え信号がHighの時は、PINダイオード23がオンとなり、PINダイオード25はオフとなる。この時、接続切替部6は、第1の実施形態におけるA−C接続と同様の状態となる。
逆に、切り替え信号ライン48から入力される切り替え信号がLowの時は、PINダイオード23がオフとなり、PINダイオード25がオンとなる。この時、接続切替部6は、第1の実施形態におけるA−B接続と同様の状態となる。
接続切替部6〜8は同様の構成であるから、制御部21が切り替え信号ライン48〜50を介してそれぞれに切り替え制御信号を送出することにより、上記第1の実施形態と同様に100MHz、200MHz及び600MHzの各周波数帯域のいずれについても良好な受信特性を示すことができる。
このように、本実施形態にかかるイヤホンアンテナは、アナログテレビ放送に用いられる全ての周波数帯域において良好な受信特性を示す。よって、これを備えた携帯型テレビ受信機は、アナログテレビ放送の全てのチャンネルを良好に受信できる。
なお、上記各実施形態は本発明の好適な実施の一例であり、本発明はこれらに限定されることはない。
例えば、上記各実施形態においては、日本国内におけるアナログテレビ放送を受信する装置を例に説明を行ったが、単一のアンテナエレメント長ではカバーしきれない帯域に亘る電磁波を受信するあらゆる装置に適用可能である。すなわち、上記実施形態において例に挙げたVHF・UHF放送に限定されることはないし、また受信対象の電磁波が複数の周波数帯域に分かれて分布している必要もない。
さらに、第1の実施形態においても説明したように、受信対象の周波数帯域において所望の受信特性が得られるのであれば、アンテナエレメント長さは任意の切り替えの段数は任意である。
このように、本発明は様々な変形が可能である。
本発明を好適に実施した第1の実施形態にかかるイヤホンアンテナの外観を示す図である。 第1の実施形態にかかるイヤホンアンテナの機能構成を示す図である。 第1の実施形態にかかるイヤホンアンテナが適用される携帯型テレビ受信機の構成を示す図である。 第1の実施形態にかかるイヤホンアンテナを適用した携帯型テレビ受信機の動作の流れを示すフローチャートである。 受信チャンネルが1〜3chのいずれかに設定されている時のイヤホンアンテナの状態を示す図である。 受信チャンネルが4〜12chのいずれかに設定されている時のイヤホンアンテナの状態を示す図である。 受信チャンネルが13〜62chのいずれかに設定されている時のイヤホンアンテナの状態を示す図である。 第1の実施形態にかかるイヤホンアンテナの受信特性を表す図である。 日本国内におけるアナログテレビ放送に用いられる周波数帯域を示す図である。 日本国内におけるアナログテレビ放送に用いられる周波数帯域の中心周波数と波長との関係を示す図である。 エレメント長を二段階に切り替える構成のイヤホンアンテナの受信特性を示す図である。 エレメント長を四段階に切り替える構成のイヤホンアンテナの受信特性を示す図である。 本発明を好適に実施した第2の実施形態にかかるイヤホンアンテナを適用した携帯型テレビ受信機の構成を示す図である。
符号の説明
1 レシーバ
2、3、4、5 同軸ケーブル
6、7、8 接続切替部
9 コネクタ
10 RF信号ライン
11、12、13 スイッチ
14 イヤホンアンテナ
15、16 音声信号ライン
17、18、19 切り替え制御信号
20 携帯型テレビ受信機
21 制御部
22 テレビモジュール
23、25、31、33、39、41 PINダイオード
24、26、28、32、34、36、40、42、44 インダクタ
27、30、35、37、43、46 キャパシタ
29、37、45 インバータ
47 GNDライン
48、49、50 切り替え信号ライン

Claims (6)

  1. レシーバとコネクタとがケーブルで接続され、前記コネクタがイヤホンジャックへ挿入されるとアンテナとして作用するイヤホンアンテナであって、
    前記ケーブルは、少なくとも三つの同軸ケーブルを直列に連結してなるとともに、最も前記コネクタ側の同軸ケーブルは、外部導体がグランドに接続されており、
    前記各同軸ケーブル同士の連結箇所には、前記イヤホンジャックを備えた装置から前記コネクタを介して供給される切換制御信号に応じて、コネクタ側の同軸ケーブルの外部導体又は内部導体の一方とレシーバ側の同軸ケーブルの外部導体とを接続する接続切換部が設けられていることを特徴とするイヤホンアンテナ。
  2. 前記各接続切換部が、切換スイッチで構成されたことを特徴とする請求項1記載のイヤホンアンテナ。
  3. 前記各接続切換部が、
    前記レシーバ側及び前記コネクタ側の各同軸ケーブルの外部導体同士を接続する第1の配線と、
    前記レシーバ側及び前記コネクタ側の各同軸ケーブルの内部導体同士を接続する第2の配線と、
    前記第1の配線の前記レシーバに最も近い箇所とグランドとの間に配置された第1のインダクタと、
    前記第1の配線の前記第1のインダクタの接続箇所よりも前記コネクタ側と、前記第2の配線の前記レシーバに最も近い箇所との間に、前記第2の配線側から前記第1の配線側を順方向として配置された第1のPINダイオードと、
    前記第1の配線の前記第1のPINダイオードの接続箇所よりも前記コネクタ側に、前記コネクタ側から前記レシーバ側を順方向として配置された第2のPINダイオードと、
    前記第2の配線の前記第1のPINダイオードの接続箇所よりも前記コネクタ側と前記切換制御信号の伝送路との間に配置された第2のインダクタと、
    前記第1の配線の前記第2のPINダイオードよりも前記コネクタ側と前記切換制御信号の伝送路との間に配置されたインバータ及び第3のインダクタと、
    前記第1の配線の前記コネクタに最も近い箇所に配置された第1のキャパシタと、
    前記第2の配線の前記コネクタに最も近い箇所に配置された第2のキャパシタとからなることを特徴とする請求項1記載のイヤホンアンテナ。
  4. 前記第1、第2及び第3のインダクタは、受信対象周波数の電磁波を遮断し、前記第1及び第2のコンデンサは、受信対象周波数の電磁波を透過することを特徴とする請求項3記載のイヤホンアンテナ。
  5. 請求項1から4のいずれか1項記載のイヤホンアンテナを用いる携帯型受信機であって、
    前記各接続切換部に前記切換制御信号を出力することで、前記外部導体がグランドへ接続されている同軸ケーブルが前記コネクタ側からいくつ連続するかを変化させて前記イヤホンアンテナの受信対象周波数を変更することを特徴とする携帯型受信機。
  6. 前記イヤホンアンテナを用いてアナログテレビ放送波を受信することを特徴とする請求項5記載の携帯型受信機。
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