JP3946987B2 - 複数バンド通信装置及びその通信方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、互いに通信周波数帯が異なるM(Mは2以上の整数)通りの通信システムで送受信が可能な複数バンド通信装置に関し、特にダイバーシティ受信を行なえる複数バンド通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は従来のダイバーシティ通信装置の一例を示す図である。図5に示すダイバーシティ通信装置40において、65はIEEE802.11b規格に準拠した通信システム(以下、単に802.11b通信システムとも記す)の送受信部であり、61、62は802.11b通信システムで使用される通信周波数帯で送信、受信を可能にする単バンドアンテナであり、63、64は単バンドアンテナ61、62と送受信部65との接続を切り替えるためのスイッチである。
IEEE802.11bは、IEEEにより策定された無線LANの規格であり、IEEE802.11のDSSS(Direct Sequence Spectrum Spread:直接拡散方式のスペクトラム拡散)方式で、5.5Mbit/sと11Mbit/sの高速通信をサポートする拡張規格である。
【0003】
IEEE802.11b無線LANで使用される周波数バンドは無線免許なしに自由に使える2.4GHz帯(ISMバンド)であり、詳しくは2.471GHz〜2.4835GHzである。この周波数バンドには無線のチャンネル数で合計14チャンネルが割り当てられている。802.11b無線LANシステムでは、50〜100mの距離にある端末間でも通信が出来るとされ、端末の数が多くなる場合があって、配線コストが問題となるオフィスや家庭などで用いられる。
【0004】
図5ダイバーシティ通信装置40では、受信時にはアンテナ61とアンテナ62とのいずれか受信時の電波状態が良い方のアンテナを用いるダイバーシティ受信が可能とされている。即ち、ダイバーシティ通信装置40で通信を実際に開始する前に、まず802.11b送受信部65での受信可能チャンネルを検出するための周波数スキャン(SCAN動作)を行ない、受信可能なチャンネルを探索する。この探索では、まずスイッチ63、64によりアンテナ61を802.11b送受信部65の受信アンテナ端子Rxに接続して、当該周波数バンド2.471GHz〜2.4835GHzで受信チャンネルを順次変更してスキャンを行い、受信可能な全てのチャンネルを検出する。そして、アンテナ61を使用して得られた受信信号の中で振幅が最も大きい信号SaとそのチャンネルChxを抽出する。
【0005】
次にスイッチ64によりアンテナ62を802.11b送受信部65の受信アンテナ端子Rxに接続して、当該周波数バンド2.471GHz〜2.4835GHzで受信チャンネルを順次変更してスキャンを行い、受信可能な全てのチャンネルを検出する。そして、アンテナ62を使用して得られた受信信号の中で振幅が最も大きい信号SbとそのチャンネルChyを抽出する。
【0006】
さらに、前記信号SaとSbの振幅を比較し、Sa>=Sbであればアンテナ61とチャンネルChxをアクティブにするアンテナ及びチャンネルとして選択し、Sa<Sbであれば、アンテナ62とチャンネルChyをアクティブにするアンテナ及びチャンネルとして選択し、スキャン動作の後は、アクティブなアンテナとして選択したアンテナを用いてチャンネルChx又はChyでアクセスポイントとの通信を行う。アクセスポイントへ送信を行なうときはスイッチ63によりアンテナ61を802.11b送受信部65の送信アンテナ端子Txに接続して行なう。前記したダイバーシティ通信装置40はIEEE802.11bの通信システムだけで使用することが出来る。
【0007】
図6は従来のデュアルバンド通信装置の一例を示す図である。図6において、65は図5に示すIEEE802.11b通信システムの送受信部65と同じであり、55はIEEE802.11a通信システムの送受信部である。図6に示すデュアルバンド通信装置50では、IEEE802.11a通信システム又は、IEEE802.11b通信システムのいずれかで、送信及びダイバーシティ受信を行なうことができる。
IEEE802.11a通信システムはIEEE802.11a規格に準拠した通信システム(以下、単に802.11a通信システムとも記す)であり、51、52は802.11a通信システムで使用される通信周波数帯で送信、受信を可能にする単バンドアンテナであり、53、54はアンテナ51、52と送受信部55との接続を切り替えるためのスイッチである。アンテナ61、62、スイッチ63、64は図5に示すものと同じである。
【0008】
IEEE802.11aの無線LANの規格では、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiples:直交周波数分割多重)変調方式を用いて、最大54Mbit/sの高速通信をサポートする。IEEE802.11a無線LANで使用される通信周波数バンドは5GHz帯であり、IEEE802.11b無線LANで使用される通信周波数バンドとは異なる周波数バンドである。このため、アンテナ51、52と、アンテナ61、62とでは周波数特性が異なる。
【0009】
図6に示すデュアルバンド通信装置50では、実際に通信を開始する前に、まず周波数スキャン(SCAN)を行ない、受信可能なチャンネルを探索する。この探索では、まずスイッチ53、54によりアンテナ51を802.11a送受信部55の受信アンテナ端子Rxに接続し、スイッチ63、64によりアンテナ61を802.11b送受信部65の受信アンテナ端子Rxに接続する。そして、802.11a通信システムの送受信部55では5GHz帯でスキャン動作をを行い、802.11b通信システムの送受信部65では2.4GHz帯でスキャン動作を行って受信可能な全てのチャンネルを検出する。
【0010】
さらに、アンテナ51と送受信部55とを使用して得られた受信信号の中で振幅が最も大きい信号ScとそのチャンネルChuを抽出し、アンテナ61と送受信部65とを使用して得られた受信信号の中で振幅が最も大きい信号SdとそのチャンネルChvを抽出する。
次に、前記信号ScとSdの振幅を比較し、Sc>=Sdであればアンテナ51と802.11a送受信部55をアクティブにするシステムとして選択し、Sa<Sbであれば、アンテナ61と802.11b送受信部65をアクティブにするシステムとして選択する。
【0011】
スキャン動作が終了した後は、アクティブにするとして選択された送受信部に接続するアンテナを変更して受信する。例えば、送受信部55がアクティブにするシステムとして選択されている場合には、送受信部55に接続するアンテナをアンテナ52に変更してチャンネルChuを受信し、送受信部65がアクティブにするシステムとして選択されている場合には、送受信部65に接続するアンテナをアンテナ62に変更してチャンネルChvを受信する。
【0012】
さらに、アンテナ51とアンテナ52で受信した受信信号の振幅を比較するか、或いは、アンテナ61とアンテナ62で受信した受信信号の振幅を比較して、受信信号の振幅の大きい方の一つのアンテナを受信時にアクティブにするアンテナとして選択する。送信時にはアンテナ51又はアンテナ61が用いられる。
アクティブにする通信システムとアンテナを前記したように設定することにより、デュアルバンド通信装置50ではIEEE802.11a通信システム又は、IEEE802.11b通信システムのいずれかで、送信及びダイバーシティ受信を行なうことができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例のデュアルバンド通信装置50では、通信システムごとに2つずつのアンテナが必要であり、送受信可能な通信システムの数を多くするとその数に比例してアンテナの数が増加することとなる。このため、従来の複数バンド通信装置では、アンテナの配置が困難になる場合があり、小型化がし難く、製造コストが高くなるという問題もあった。
【0014】
本発明は、前記した問題点を解消するためなにされたものであって、使用するアンテナの数が少なく、ダイバーシティ受信可能で且つ小型の複数バンド通信装置及びその通信方法を提供することを主な目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の態様では、互いに通信周波数帯が異なるM(Mは2以上の整数)通りの通信システムで送受信が可能なN個(NはM以上の整数)の複数バンドアンテナと、
前記M通りの通信システムにおける各通信システムでの送信データを変調し、受信データを復調するM個の送受信部と、前記N個の複数バンドアンテナと前記M個の送受信部との間の接続を切り替え、前記N個の複数バンドアンテナのそれぞれを前記M個の送受信部のいずれか一つと接続するスイッチ手段と、前記N個の複数バンドアンテナの内のM個の複数バンドアンテナのそれぞれを、前記M個の送受信部の内の別々の一つに接続するように、前記スイッチ手段の切り換え制御を行うスイッチ制御手段と、各送受信部での受信可能チャンネルを検出するためのスキャン動作を前記M個の送受信部で平行して行なうスキャン手段と、前記スキャン動作時に別々の送受信部が受信した受信信号と所定の閾値を比較する信号比較手段と、前記信号比較手段での比較結果に応じてアクティブにする一つの送受信部を選択する選択手段とを有し、前記スイッチ制御手段が前記アクティブにされた一つの送受信部を前記N個の複数バンドアンテナの一つに順次切り替えて接続し、該順次に接続した別々の複数バンドアンテナで受信した受信信号同士を比較してアクティブにする複数バンドアンテナを選択してダイバーシティ受信することを特徴とする複数バンド通信装置を提供する。ここに、前記信号比較手段は、前記スキャン動作時に別々の送受信部が受信した受信信号同士を比較するようにしてもよい。
【0016】
本発明の第2の態様では、互いに通信周波数帯が異なるM(Mは2以上の整数)通りの通信システムで送受信が可能なN個(NはM以上の整数)の複数バンドアンテナと、各通信システムでの送信データを変調し、受信データを復調するM個の送受信部と、複数バンドアンテナのそれぞれを送受信部のいずれか一つと接続するスイッチ手段とを備える複数バンド通信装置の通信方法であって、前記N個の複数バンドアンテナのうちのM個の複数バンドアンテナをそれぞれ別々の送受信部に接続し、受信周波数をスキャンして受信可能チャンネルを検出するスキャン動作をM個の送受信部で平行して行うスキャンステップと、前記スキャンステップでの処理により検出された受信可能チャンネルの受信信号と所定の閾値を比較する信号比較ステップと、前記信号比較ステップでの比較結果に応じてアクティブにする一つの送受信部を選択する選択ステップと、前記選択ステップにおいて、アクティブにされた送受信部に前記N個の複数バンドアンテナの中の一つを順次接続して受信するステップと、前記受信するステップにおいて、別々の複数バンドアンテナで受信した受信信号同士を比較してアクティブにする複数バンドアンテナを選択してダイバーシティ受信するステップとを有する複数バンド通信装置の通信方法を提供する。ここに、前記信号比較ステップでは、前記スキャンステップでの処理により検出された受信可能チャンネルの受信信号同士を比較するようにしてもよい。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明の複数バンド通信装置は、互いに通信周波数帯が異なるM通り(Mは2以上の整数)の通信システムで送受信が可能な複数バンドアンテナをN個(Nは前記M以上の整数)備え、且つ、各通信システムでの送信データを変調し受信データを復調する送受信部を通信システムごとに一つ備えて、まずSCAN動作を行なう。このSCANでは、各送受信部を別々の複数バンドアンテナに接続した状態でSCAN動作を全送受信部で並行して行ない、各送受信部で受信したビーコン信号(Beacon Signal)又はビーコン信号から生成した信号同士を比較して、まず、アクティブにする送受信部を一つ選択する。
【0025】
前記SCAN動作の後には、アクティブにした一つの通信システムの送受信部を、順次別々のアンテナに一つずつ接続してビーコン信号を受信し、この別々のアンテナで受信した受信信号同士又は該受信信号から生成した信号同士を比較して、最も受信状態の良いアンテナをダイバーシティ受信時にアクティブにする受信アンテナとして選択し、この選択したアンテナを用いてダイバーシティ受信を行なうものである。
【0026】
以下、本発明の実施例について図と共に説明する。図1において、21はIEEE802.11a通信システムの送受信部であり、22はIEEE802.11b通信システムの送受信部である。図1に示すデュアルバンド通信装置10では、IEEE802.11a通信システム又は、IEEE802.11b通信システムのいずれかで、送信及びダイバーシティ受信を行なう。
11、12は夫々デュアルバンドアンテナであり、IEEE802.11a通信システムで使用する5GHz帯とIEEE802.11b通信システムで使用する2.4GHzの両方で使用可能な送受信用アンテナである。
【0027】
13〜18はアンテナを切り替えるためのスイッチであり、これらのスイッチにより各アンテナは、802.11a通信システムの送受信部21又は802.11b通信システムの送受信部22のいずれか一方に接続される。
前記スイッチ13〜18の切り替え制御はスイッチ制御手段29によって行ない、複数バンド通信装置全体の制御はシステム制御手段24によって行なう。システム制御手段24はマイクロプロセッサ(MPU)とメモリの他に、スキャン手段25と信号比較手段27とを備える。
【0028】
複数バンド通信装置10が携帯型のパーソナルコンピュータ(パソコン)などに搭載される場合には、システム制御手段24は必ずしも独立したハードウエアで構成する必要はなく、パーソナルコンピュータのMPUを用いて構成することも出来る。信号比較手段27は802.11a通信システムの送受信部21で受信した受信信号と802.11b通信システムの送受信部22で受信した受信信号とを比較する。或いは、前記受信信号から生成された信号を比較しても良い。また、信号比較手段27では802.11a通信システムの送受信部21で受信した受信信号又は802.11b通信システムの送受信部22で受信した受信信号の特性を所定の閾値と比較する。
スキャン手段25は802.11a通信システムの送受信部21又は802.11b通信システムの送受信部22で受信可能なチャンネルを探索するために、送受信部21及び送受信部22の受信周波数又は受信チャンネルを掃引する。
【0029】
前記信号比較手段27での比較処理では、例えば、受信したビーコン信号同士あるいはビーコン信号から生成した信号同士を比較する。比較する対象は、信号の振幅やS/Nなどである。SCAN動作を行なう場合には、スイッチ制御手段29はスキャン手段25及び信号比較手段27と連動してアンテナ切り替え用のスイッチ13〜18を制御する。
【0030】
図2はIEEE802.11a通信システムの送受信部21の一例を示すブロック図である。IEEE802.11b通信システムの送受信部22の構成は、変調及び復調方式が送受信部21と異なるが、ブロック図は送受信部21と同様の構成である。
図2において、送受信部21はRFフィルタ71、72と、RFブロック70と、ベースバンドフィルタ77と、ベースバンドブロック80とで構成される。送受信部21はベースバンドブロック80のMAC(Media Access Control:メディアアクセス制御部)84を介してパーソナルコンピュータのPCIバスに接続される。前記MAC84は、物理アドレスを用いたパケットの送受信や衝突の検出、再送などを行なうインターフェースである。
【0031】
以下、送受信部21における送受信の動作について図2を用いて説明する。まず受信時の動作について説明する。受信時には、デュアルバンドアンテナ11又はデュアルバンドアンテナ12から入力された信号は、RFフィルタ72により5GHz帯の信号のみを通過させ、RFブロック70の受信部75に与えられる。受信部75では受信信号が増幅され、周波数変換と復調処理によってベースバンド信号に変換される。このベースバンド信号は、ベースバンドフィルタ77で不要な高周波成分を減衰され、アナログ/ディジタル変換器(ADC)82でディジタル信号に変換され、ベースバンド処理部83でディジタル復号化され、MAC84を介してPCIバスへ送られる。
【0032】
次に送信時の動作について説明する。送信時には、送信データがベースバンド処理部83によりベースバンド信号に変換される。ベースバンド処理部83から出力されるベースバンド信号は、ディジタル/アナログ変換器(DAC)81でアナログ信号に変換され、ベースバンドフィルタ77で不要な高周波成分を減衰されて送信部73に与えられる。送信部73では、入力されたベースバンド信号が変調及び周波数変換され、RF信号としてRFフィルタ71に与えられる。RFフィルタ71では5GHz帯の信号のみを通過させ、このRF信号がデュアルバンドアンテナ11を介して放射される。
【0033】
図1に示すデュアルバンド通信装置10では、実際に通信を開始する前に、まず周波数スキャン又はチャンネルスキャンを行ない、受信可能なチャンネルを探索する。このSCANによる探索を行なう場合には、まずスイッチ13〜スイッチ18によりアンテナ11を802.11a送受信部21の受信アンテナ端子Rxに接続し、同時にアンテナ12を802.11b送受信部22の受信アンテナ端子Rxに接続する。そして、送受信部21では5GHz帯でスキャンし、これと並行して送受信部22では2.4GHz帯でスキャンして、受信可能な全てのチャンネルを検出する。
【0034】
次に、デュアルバンドアンテナ11で受信した受信信号とデュアルバンドアンテナ12で受信した受信信号とを比較し、例えば受信信号の振幅が大きい等の通信を行なうのに望ましい方の信号が受信される方の通信システムを、アクティブにする通信システムとして選択する。
さらに、SCAN動作を行った後には、SCAN時にアクティブにされた送受信装置、たとえば送受信部21に接続するアンテナをアンテナ11からアンテナ12へ変更して、受信チャンネルを変更せずに受信し、アンテナ11での受信信号とアンテナ12での受信信号とを比較して、より良好な受信ができる方のアンテナを、アクティブにするアンテナとして選択し、このアンテナを用いてダイバーシティ受信を行なう。
【0035】
図3は本発明通信方法に係る通信設定手順の一例を示すフローチャートである。
図3において、ステップS11ではパーソナルコンピュータのOSが起動されたか否かを判別し、肯定であればステップS17へ進み、否定であればステップS13へ進む。ステップS13ではこの通信設定を前回行ってから所定の時間が経過したか否かを判別し、肯定であればステップS17へ進み、否定であればステップS15へ進む。ステップS15では、現在のアクティブにされているチャンネルの受信信号の振幅が所定の閾値より小さいか否かを判別し、肯定であればステップS17へ進み、否定であればステップS11へ進む。
【0036】
ステップS17ではアンテナ11、アンテナ12を夫々送受信部21、送受信部22の受信アンテナ端子Rxに接続してステップS19へ進む。ステップS19では、送受信部21、送受信部22において夫々の周波数バンドで、並行してSCANを行なってステップS21へ進む。ステップS21ではいずれかの送受信部で少なくとも一つのチャンネルを受信できたか否かを判別し、肯定であればステップS23へ進み、否定であればステップS33へ進む。ステップS23は信号比較ステップであり、送受信部21で受信した受信信号と送受信部22で受信した受信信号とを比較する比較処理を行い、ステップS25へ進む。
【0037】
ステップS23での信号比較処理では、信号の特性を比較する。前記信号の特性とは、例えば信号の振幅やS/Nであり、これら2以上の特性を比較しても良い。また、送受信部21と送受信部22とで夫々受信した2つの信号を比較する場合に、送受信部21で受信した信号の中の最も特性の良い信号と、送受信部22で受信した信号の中の最も特性の良い信号とを比較するようにしても良い。ステップS25は選択ステップであり、ステップS23での比較結果に応じて、アクティブにする送受信部を選択してステップS27へ進む。ステップS25では、アクティブにするアンテナは前記選択された送受信部に接続されているアンテナとなる。
【0038】
ステップS27では、SCAN完了信号をシステム制御手段24のMPUへ送りステップS29へ進む。ステップS29では、アクティブにした送受信部(送受信部21又は送受信部22)に接続するアンテナを変更して受信チャンネルを変更せずに受信し、変更前のアンテナで受信した受信信号と、変更後のアンテナで受信した受信信号とを比較し、ダイバーシティ受信時にアクティブにするアンテナを選択する。ここで、前記アクティブにするアンテナがアクティブにした送受信部に接続されていない場合には、接続するアンテナをアクティブにするアンテナに切り替えてステップS31へ進む。ステップS31では、通信設定完了信号をシステム制御手段24のMPUへ送り、必要に応じてダイバーシティ受信又は送信を開始してこのフローを終了する。
【0039】
なお、M通りの通信システムとして通信可能にするために、M個の送受信部とN個の複数バンドアンテナを備えた通信装置にあっては、図3に示すステップS29に相当する処理において、前記スキャンステップでアクティブにされた一つの送受信部に、前記N個の複数バンドアンテナの中の一つを順次接続して受信チャンネルを変更せずに受信し、この別々のアンテナで受信した受信信号又は該受信信号から生成した信号同士を比較し、この比較結果に応じて、ダイバーシティ受信時にアクティブにする複数バンドアンテナを選択する。前記した信号同士の比較では、信号の振幅、S/N、符号誤り率などであり、これらの2以上について比較してアクティブにするアンテナを選択するようにしても良い。
【0040】
図3において、ステップS21からステップS33へ進んだ場合は、ステップS33でアクセス不可信号をMPUへ送りステップS11へ進む。
なお、前記した実施例の説明では、前記ステップS23とステップS25の処理では、2つの信号同士を比較し、該比較結果に応じて送受信部とアンテナを選択する、としたが、必ずしも2つの信号同士を比較しなくてもよい。以下その例について説明する。
【0041】
図4は図3に示すステップS23からステップ25までの処理の別例を示すフローチャートである。図4に示すフローチャートでは、2つの信号を直接比較せずに、受信信号の特性を調べ、その特性に応じて、アクティブにする通信システムを選択するようにしている。前記特性とは、例えば受信信号の振幅又は受信信号信号のS/N等であり、或いは受信信号から生成された信号の振幅又はS/N等である。具体的には、受信信号の特性値と所定の閾値とを比較して、この比較結果に応じて、アクティブにする通信システムを選択する。また、受信信号の特性値と所定の閾値とを比較する場合に、優先的に比較に用いる受信信号の通信システムを予め定めておいて、優先的に比較した結果に応じて、アクティブにする通信システムを選択することも出来る。
【0042】
図4において、ステップS21からステップS51へ進むと、ステップS51では送受信部21でいずれかのチャンネルを受信できたか否かを判別し、肯定であればステップS53へ進み、否定であればステップS59へ進む。ステップS53では、送受信部21で受信した信号の中で受信信号の振幅が最大となるチャンネルの受信信号S1Xを検出してステップS55へ進む。ステップS55では前記信号S1XのS/Nが所定の閾値より大きいか否かを判別し、肯定であればステップS57へ進み、否定であればステップS59へ進む。ステップS57では、送受信部21とアンテナ11をアクティブにする通信システムとして選択してステップS27へ進む。
【0043】
ステップS59では、送受信部22で受信した信号の中で受信信号の振幅が最大となるチャンネルの受信信号S2Xを検出してステップS61へ進む。ステップS61では前記信号S2XのS/Nが所定の閾値より大きいか否かを判別し、肯定であればステップS63へ進み、否定であればステップS27へ進む。ステップS63では、送受信部22とアンテナ12をアクティブにする通信システムとして選択してステップS27へ進む。
【0044】
図4に示す例では、図3に示すステップS23の信号比較ステップとステップS25の選択ステップとにおいて、前記信号比較ステップでは複数の受信信号のうち最も通信速度が速い送受信部で受信された受信信号又は該受信信号から生成された信号の特性値と所定の閾値とを優先的に最初に比較して、信号の特性が予め定めた閾値より良好な場合には、ステップS25の選択ステップの処理により、受信可能チャンネルが検出された送受信部の中で最も通信速度が速い送受信部を、アクティブにする送受信部として選択するようにしている。
図4に示すフローチャートによれば、前記スキャンステップでの処理により複数の送受信部で受信可能チャンネルが検出された場合に、より通信速度が速い方の通信システムで送受信ができるように、送受信部を選択することがより短い処理時間で出来るようになる。
【0045】
なお、上記本発明の実施例では、互いに通信周波数帯が異なるM通りの通信システムとして、IEEE802.11a通信システムとIEEE802.11b通信システムとを例にして説明したが、本発明が適用可能な通信装置はこれに限定されない。
また、上記本発明の実施例では、通信システムが2通りで、デュアルバンドアンテナを2個用いる場合について説明したが、これに限らず、本発明は、各通信システムでの変調及び復調を行なう送受信部をM(Mは2以上の整数)個備え、且つ前記M通りの通信システムの通信周波数帯域の全てをカバーする複数バンドアンテナをN個(NはM以上の整数)備える複数バンド通信装置にも適用することが出来る。また、通常は複数バンドアンテナの数Nを通信システムの数Mと等しくするが、特定の角度で設置したような補助的な複数バンドアンテナをさらに備えて、N>Mとなるようにしても、本発明の趣旨を逸脱するものでないことは言うまでもない。
【0046】
以上、詳細に説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、複数バンド通信装置において、通信を開始する前に、まずどの通信システムで通信が可能となるかをSCAN手段を用いて探索する。この場合に、各通信システムの送受信部の受信アンテナ端子Rxに一つずつの複数バンドアンテナを接続して行なう。すなわち、スイッチ制御手段は、SCAN動作時には一つの送受信部が一つの複数バンドアンテナを占有するように接続するスイッチ制御を行う。そして各送受信部で受信された受信信号、又はその特性に応じて、アクティブにする通信システムを選定する。
【0047】
この後で、SCAN動作によりアクティブにする通信システムとして選択した一つの送受信部の受信アンテナ端子Rxを、複数の複数バンドアンテナの夫々と順次接続するスイッチ制御を行って、ダイバーシティ受信時にアクティブにするアンテナを選択するための準備を行なう。すなわち、選択した通信システムの受信部で用いる複数バンドアンテナを順次別々のアンテナに切り替えて同一チャンネルを受信し、各アンテナで受信した受信信号同士、又は受信信号から生成された信号同士を比較して、前記選択した通信システムでダイバーシティ受信を行う場合にアクティブにすべき複数バンドアンテナを、前記比較結果に応じて選択する。
【0048】
これにより、通信可能にする通信システムの数が増加した場合に、比較的少ない数の複数バンドアンテナによってダイバーシティ受信を行なうことが出来る。また、アンテナの数が少なくて済むため、通信装置を小型にすることが出来る。さらに、前記信号比較処理で他に優先して比較する信号の通信システムを予め定めておくことにより、予め定めた通信システムの信号で且つ所定の品質を有する受信信号をSCAN動作時に受信できた場合には、アクティブにする通信システムを短時間で決定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明複数バンド通信装置の実施例を示すブロック図である。
【図2】IEEE802.11a通信システムの送受信部21の一例を示すブロック図である。
【図3】本発明通信方法に係る通信設定手順の一例を示すフローチャートである。
【図4】図3に示すステップS23からステップ25までの処理の別例を示すフローチャートである。
【図5】従来のダイバーシティ通信装置の一例を示す図である。
【図6】従来のデュアルバンド通信装置の一例を示す図である。
【符号の説明】
11、12 複数バンドアンテナ(デュアルバンド複数バンドアンテナ)
13、14、15、16、17、18 スイッチ手段(スイッチ)
21 802.11a通信システムの送受信部
22 802.11b通信システムの送受信部
24 システム制御手段
25 スキャン手段
27 信号比較手段
29 スイッチ制御手段
70 RFブロック
80 ベースバンドブロック
83 ベースバンド処理部

Claims (4)

  1. 互いに通信周波数帯が異なるM(Mは2以上の整数)通りの通信システムで送受信が可能なN個(NはM以上の整数)の複数バンドアンテナと、
    前記M通りの通信システムにおける各通信システムでの送信データを変調し、受信データを復調するM個の送受信部と、
    前記N個の複数バンドアンテナと前記M個の送受信部との間の接続を切り替え、前記N個の複数バンドアンテナのそれぞれを前記M個の送受信部のいずれか一つと接続するスイッチ手段と、
    前記N個の複数バンドアンテナの内のM個の複数バンドアンテナのそれぞれを、前記M個の送受信部の内の別々の一つに接続するように、前記スイッチ手段の切り換え制御を行うスイッチ制御手段と、
    各送受信部での受信可能チャンネルを検出するためのスキャン動作を前記M個の送受信部で平行して行なうスキャン手段と、
    前記スキャン動作時に別々の送受信部が受信した受信信号と所定の閾値を比較する信号比較手段と、
    前記信号比較手段での比較結果に応じてアクティブにする一つの送受信部を選択する選択手段とを有し、
    前記スイッチ制御手段が前記アクティブにされた一つの送受信部を前記N個の複数バンドアンテナの一つに順次切り替えて接続し、該順次に接続した別々の複数バンドアンテナで受信した受信信号同士を比較してアクティブにする複数バンドアンテナを選択してダイバーシティ受信することを特徴とする複数バンド通信装置。
  2. 互いに通信周波数帯が異なるM(Mは2以上の整数)通りの通信システムで送受信が可能なN個(NはM以上の整数)の複数バンドアンテナと、
    前記M通りの通信システムにおける各通信システムでの送信データを変調し、受信データを復調するM個の送受信部と、
    前記N個の複数バンドアンテナと前記M個の送受信部との間の接続を切り替え、前記N個の複数バンドアンテナのそれぞれを前記M個の送受信部のいずれか一つと接続するスイッチ手段と、
    前記N個の複数バンドアンテナの内のM個の複数バンドアンテナのそれぞれを、前記M個の送受信部の内の別々の一つに接続するように、前記スイッチ手段の切り換え制御を行うスイッチ制御手段と、
    各送受信部での受信可能チャンネルを検出するためのスキャン動作を前記M個の送受信部で平行して行なうスキャン手段と、
    前記スキャン動作時に別々の送受信部が受信した受信信号同士を比較する信号比較手段と、
    前記信号比較手段での比較結果に応じてアクティブにする一つの送受信部を選択する選択手段とを有し、
    前記スイッチ制御手段が前記アクティブにされた一つの送受信部を前記N個の複数バンドアンテナの一つに順次切り替えて接続し、該順次に接続した別々の複数バンドアンテナで受信した受信信号同士を比較してアクティブにする複数バンドアンテナを選択してダイバーシティ受信することを特徴とする複数バンド通信装置。
  3. 互いに通信周波数帯が異なるM(Mは2以上の整数)通りの通信システムで送受信が可能なN個(NはM以上の整数)の複数バンドアンテナと、各通信システムでの送信データを変調し、受信データを復調するM個の送受信部と、前記N個の複数バンドアンテナのそれぞれを前記M個の送受信部のいずれか一つと接続するスイッチ手段とを備える複数バンド通信装置の通信方法であって、
    前記N個の複数バンドアンテナのうちのM個の複数バンドアンテナをそれぞれ別々の送受信部に接続し、受信周波数をスキャンして受信可能チャンネルを検出するスキャン動作をM個の送受信部で平行して行うスキャンステップと、
    前記スキャンステップでの処理により検出された受信可能チャンネルの受信信号と所定の閾値を比較する信号比較ステップと、
    前記信号比較ステップでの比較結果に応じてアクティブにする一つの送受信部を選択する選択ステップと、
    前記選択ステップにおいて、アクティブにされた送受信部に前記N個の複数バンドアンテナの中の一つを順次接続して受信するステップと、
    前記受信するステップにおいて、別々の複数バンドアンテナで受信した受信信号同士を比較してアクティブにする複数バンドアンテナを選択してダイバーシティ受信するステップと
    を有する複数バンド通信装置の通信方法。
  4. 互いに通信周波数帯が異なるM(Mは2以上の整数)通りの通信システムで送受信が可能なN個(NはM以上の整数)の複数バンドアンテナと、各通信システムでの送信データを変調し、受信データを復調するM個の送受信部と、前記N個の複数バンドアンテナのそれぞれを前記M個の送受信部のいずれか一つと接続するスイッチ手段とを備える複数バンド通信装置の通信方法であって、
    前記N個の複数バンドアンテナのうちのM個の複数バンドアンテナをそれぞれ別々の送受信部に接続し、受信周波数をスキャンして受信可能チャンネルを検出するスキャン動作をM個の送受信部で平行して行うスキャンステップと、
    前記スキャンステップでの処理により検出された受信可能チャンネルの受信信号同士を比較する信号比較ステップと、
    前記信号比較ステップでの比較結果に応じてアクティブにする一つの送受信部を選択する選択ステップと、
    前記選択ステップにおいて、アクティブにされた送受信部に前記N個の複数バンドアンテナの中の一つを順次接続して受信するステップと、
    前記受信するステップにおいて、別々の複数バンドアンテナで受信した受信信号同士を比較してアクティブにする複数バンドアンテナを選択してダイバーシティ受信するステップと
    を有する複数バンド通信装置の通信方法。
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