JP3942953B2 - ミシン - Google Patents

ミシン Download PDF

Info

Publication number
JP3942953B2
JP3942953B2 JP2002138411A JP2002138411A JP3942953B2 JP 3942953 B2 JP3942953 B2 JP 3942953B2 JP 2002138411 A JP2002138411 A JP 2002138411A JP 2002138411 A JP2002138411 A JP 2002138411A JP 3942953 B2 JP3942953 B2 JP 3942953B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pedal
sewing
setting
presser foot
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2002138411A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003326039A (ja
Inventor
哲久 横田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Juki Corp
Original Assignee
Juki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Juki Corp filed Critical Juki Corp
Priority to JP2002138411A priority Critical patent/JP3942953B2/ja
Publication of JP2003326039A publication Critical patent/JP2003326039A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3942953B2 publication Critical patent/JP3942953B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は縫製に関わる動作を制御可能な複数のペダルを備えるミシンに関する。
【0002】
【従来の技術】
工業的に縫製を行うミシンには、縫製に関わる動作を制御するための入力手段として、ペダルが備えられている。このペダルの操作によって、ミシンモータの駆動による縫製動作を制御し、さらに、被縫製物をミシンに固定する布押え動作を制御するミシンが普及している。
【0003】
ミシンには、1ペダル設定と、2ペダル設定とがある。1ペダル設定においては、1つのペダル操作によって、縫製動作及び布押え動作の両方の制御を行う。具体的には、ペダルに触れていない状態では、縫製動作は行われず、布押えは最も被縫製物から離れた位置にある。ペダルを少し踏み込むと、被縫製物が布押えでミシンに固定される位置まで、布押えが移動する。そして、ペダルをさらに踏み込むと、縫製動作が行われる。このように、1ペダル設定では、1つのペダルのみの操作で縫製動作及び布押え動作の両方の制御が可能なので、操作が簡単であるという利点を有する。
【0004】
これに対し、2ペダル設定においては、一方のペダル操作によって縫製動作の制御を行い、他方のペダル操作によって布押え動作の制御を行う。そして、他方のペダルは、ペダルに触れていない状態では、被縫製物が布押えでミシンに固定される。ペダルを踏み込むと布押えが被縫製物から上昇していき、最も踏み込んだ状態では、布押えは最も被縫製物から離れた位置になる。つまり、一方のペダルは、踏み込むことによって縫製動作が行われ、他方のペダルは、踏み量によって布押えをなめらかに上下動させる。このように、2ペダル設定では、他方のペダルにより布押えを細かく移動させることができるので、被縫製物をミシンにセットしやすく、また、被縫製物上における縫製位置(針セット位置)をあわせやすいという利点を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしならがら、1ペダル設定または2ペダル設定の仕様は、ミシンメーカーからユーザへの出荷時に決定されており、出荷後には、1ペダル設定から2ペダル設定への変更、又は、2ペダル設定から1ペダル設定への変更などは、ユーザによって行うことはできなかった。工業用ミシンにおいては、ユーザが変わる可能性が高く、ユーザの慣れや好みにより、1ペダル設定または2ペダル設定のどちらを使用したいか異なる。また、被縫製物の形状、縫製方法などの被縫製物の状況によっては、どちらかの設定のミシンの方が利便性がある場合もある。したがって、ペダル設定の変更ができないミシンでは、ユーザの変更や被縫製物の状況によっては、使用することができなくなることがあり、その結果、縫製業務の運用が円滑に行えないという問題点があった。
【0006】
本発明の課題は、ユーザ変更や被縫製物の状況などの諸事情に対応して、ペダルの制御機能の設定を変更できるミシンを提供することである。また、さらに好ましくは、この設定の変更をユーザが簡単に行うことのできる利便性の高いミシンを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するため、請求項1記載の発明は、例えば、図1に示すように、
被縫製物を固定する布押え位置と非固定位置とに移動する布押え動作を行う布押え26と、
当該布押え26によって固定された前記被縫製物に縫目を形成する縫製動作を行う縫製手段(例えば縫製駆動部22)と、
足踏み操作される第1ペダル16及び第2ペダル18と、
第2ペダルの踏み込み量を検出する図示しないポテンショメータと、
第1ペダルの異なる踏み込み位置を検出する図示しない第1、第2センサと、
当該ペダル16及び18の操作・非操作に基づいて縫製に関わる所定動作を制御する制御機能を有する制御手段(例えば、制御部12)と、
前記制御機能の設定を変更するための設定変更手段(例えば、制御部12、操作パネル14、記憶部20)とを備えるミシンであって、
前記設定変更手段は、
当該第1ペダル16の踏み込み操作に基づいて縫製動作が、当該第2ペダル18の踏み込み操作に基づいて布押さえ動作が制御される2ペダル設定と、
当該第1ペダル16の踏み込み操作に基づいて、前記縫製動作が行われなく、当該布押え26が前記布押え位置と、前記非固定位置である最上昇位置とに移動する2つの状態と、前記縫製動作が行われ当該布押え26が前記布押え位置に移動する1つの状態との合計3状態を制御可能な1ペダル3ポジション設定と、
当該第1ペダル16の踏み込み操作に基づいて、前記縫製動作が行われなく、当該布押え26が前記布押え位置と、前記最上昇位置と、これらの中間位置とに移動する3つの状態と、前記縫製動作が行われ当該布押え26が前記布押え位置に移動する1つの状態との合計4状態を制御可能な1ペダル4ポジション設定と、に設定可能で、
且つ、前記制御手段は、前記1ペダル4ポジション設定時に、前記第1、第2センサが個別に検出し、その組み合わせによる4個の状態変化により、前記縫製動作と布押え動作を制御し、
前記1ペダル3ポジション設定時に、前記第1、第2センサが個別に検出し、その組み合わせによる3個の状態変化により、前記縫製動作と布押さえ動作を制御することを特徴とする。
【0008】
請求項1記載の発明によれば、設定変更手段を有するので、ペダルの制御機能の設定をユーザにより、変更することができる。したがって、ユーザが変わった場合でも慣れや好みにあわせて、また被縫製物の状況などの諸事情に対応して、自由に設定変更できるので、非常に利便性が高い。
【0010】
また、1ペダル設定又は2ペダル設定のどちらを使用したい場合にも対応できる。
【0012】
また、1ペダル3ポジション設定及び1ペダル4ポジション設定のどちらにも設定可能であるので、ユーザの慣れや好みに対応することができる。なお、1ペダル4ポジション設定においては、中間位置を、被縫製物を縫製位置にセットするのに好適な位置とすることができる。
【0013】
また、請求項2記載の発明は、請求項1に記載のミシンであって、前記1ペダル3ポジション設定においては前記布押え位置及び前記最上昇位置を変更し、前記1ペダル4ポジション設定においては前記布押え位置、前記最上昇位置、及び前記中間位置を変更するための位置変更手段(例えば、制御部12、操作パネル14及び記憶部20)を備えることを特徴とする。
【0014】
請求項2記載の発明によれば、位置変更手段を有するので、被縫製物の形状、大きさ、厚さなどの縫製状況によって、布押え位置、最上昇位置、及び中間位置を設定変更でき、したがって、縫製作業を利便性良く行うことができる。
【0015】
また、請求項3記載の発明は、請求項1又は2に記載のミシンであって、前記設定変更手段(例えば、制御部12、操作パネル14、記憶部20)による設定変更は、操作パネル14上での操作によって行うことを特徴とする。
【0016】
請求項3記載の発明によれば、上述したペダルの設定変更を操作パネル上で、ユーザにより簡単に行うことができる。
【0017】
また、請求項4記載の発明は、請求項2に記載のミシンであって、前記位置変更手段(例えば、制御部12、操作パネル14及び記憶部20)による位置変更は、操作パネル14上での操作によって行うことを特徴とする。
【0018】
請求項4記載の発明によれば、布押え位置、最上昇位置、及び中間位置の変更を操作パネル上で、ユーザにより簡単に行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1に示すように、ミシン10は、制御部12と、この制御部12に接続された操作パネル14、第1ペダル16、第2ペダル18、記憶部20、駆動制御回路21、縫製駆動部22、布押え駆動部24等から構成され、操作パネル14を介して設定したプログラムに従って縫製するミシンである。具体的には、ボタン穴かがりミシンである。
【0020】
制御部12は、制御手段として機能しており、例えば中央演算処理装置(CPU:Central Processing Unit)としてあり、記憶部20中に書き込まれている制御プログラム、制御データ、及び縫製データに基づいて、操作パネル14、第1ペダル16、第2ペダル18等の入力手段から入力される各種信号に応じて、演算を行い各種処理を制御するようになっている。
【0021】
具体的には、制御部12は、駆動制御回路21を介して、縫製駆動部(ミシンモータ)22、布押え駆動部(昇降用モータ)24の動作を制御し、かつ、操作パネル14上の設定処理や縫製時表示処理を制御する。なお、ミシン10内のさらなる構成要素として、駆動制御回路21に対して、縫製駆動部22及び布押え駆動部24以外の図示しない各種アクチュエータ(布切り手段駆動装置、ステッピングモータ、電磁弁、ソレノイド等)も接続され、制御部12から出力される信号により制御される。
【0022】
記憶部20は、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)によって形成されており、制御プログラム、制御データ、及び縫製データが記憶されている。また、縫製中、設定処理、縫製時表示処理などにおいて、データ等を格納する作業領域となるものである。
【0023】
縫製駆動部22は、ミシンモータを使用しており、縫製するための針棒(図示せず)等を駆動するためのものである。縫製駆動部22及び針棒は、縫製手段として機能しており、この縫製駆動部22が駆動することによって針棒が駆動して被縫製物に縫目を形成可能な状態を、縫製動作と称する。
【0024】
布押え駆動部24には、布押え26が接続されている。布押え26は、縫製対象である布などの被縫製物をミシン10に固定する手段としての機能を有している。布押え駆動部24は昇降用モータなどで構成されており、布押え駆動部24が駆動すると布押え26が動作する。このとき布押え26は、被縫製物を固定する布押え位置と、布押え位置以外の非固定位置とに移動する。この動作を布押え動作という。
【0025】
第1ペダル16及び第2ペダル18については、詳細には後述するが、足踏み用となっている。第1ペダル16及び第2ペダル18を操作・非操作することによって、制御部12が縫製に関わる所定動作を制御する。ミシン10においては、所定動作は、縫製動作と、布押え動作になっている。なお、操作とはペダルを踏んでいる状態とし、また、非操作とはペダルを踏んでいない状態とする。
【0026】
操作パネル14は、詳細には後述するが、縫製に関する各種設定処理を行ったり、縫製時に現在の状態を表示処理する機能を有している。なお、操作パネル14の操作により設定処理したデータは、記憶部20に記憶され、そのデータに基づいて制御部12がミシン10の動作を制御する。
【0027】
このミシン10においては、制御部12による縫製動作及び布押え動作の制御方法に各種設定がある。つまり、第1ペダル16及び第2ペダル18の操作時又は非操作時における縫製動作及び布押え動作が、各種設定によって異なっている。この各種設定は設定変更手段により自由に変更することができる。
【0028】
この各設定と設定変更手段について、図2を用いて、詳細に説明する。このミシン10においては、2ペダル設定、1ペダル3ポジション設定、及び1ペダル4ポジション設定の3種類の設定を有している。図2の図表においては、縦方向に3種類の設定を列挙し、横方向にペダル16及び18を列挙しており、それぞれの設定を選択したときにおけるペダル16又は18の踏み込み量と制御機能とを記述している。
【0029】
このうち、2ペダル設定は、第1ペダル16及び第2ペダル18の両方のペダルの操作・非操作に基づいて制御されている第1の設定である。つまり、第1ペダル16に基づいて縫製動作が制御され、第2ペダル18に基づいて布押え動作が制御される。図2に示すように、第1ペダル16を踏み込んでいない状態においては縫製動作が行われていない。したがって、停止状態である。踏み込んだ状態においては、縫製動作が行われる。第2ペダル18は、踏み込んでない状態においては、布押え26は「布押え低」の状態であり、被縫製物を押圧する最下降位置(布押え位置と称する。)にある。この位置においては、布押え26によって被縫製物がミシン10に固定された状態になっており、第1ペダル16の操作で縫製動作が制御される。そして、第1ペダル16操作による縫製動作が終了してミシン10が停止したときに第2ペダル18を最も踏み込むと「布押え高」の状態になり、布押え26は布押え動作における被縫製物から最も布押え26が上昇した位置(最上昇位置と称する。)に移動する。これにより、縫製済の被縫製物をミシンから排除し、次に未縫製の被縫製物を布押え26の下方に移動させる。次に、第2ペダル18の踏み込みをゆるめるにしたがって、連続的に布押え26は被縫製物方向に下降していく。つまり、踏み量によって、布押え26をなめらかに上下動させる構造になっている。ある程度布押え26と被縫製物が近づいたところで、ミシン10に対する被縫製物のセット位置を確認する。被縫製物上における針セット位置、つまり縫製したい位置(縫製位置と称する。)から目測して、被縫製物のミシン10に対する位置を調整するが、この調整は、布押え26によって被縫製物が固定されない程度の範囲において、布押え26と被縫製物との距離が近い方が、ミシン10への被縫製物のセットを正確に行うことができるからである。最後に、第2ペダル18の踏み込みを開放すると、布押え26によって被縫製物がミシン10に固定される。
【0030】
2ペダル設定における第2ペダル18のように連続的になめらかに布押え動作を行わせるには、例えば、ポテンショメータを用いて第2ペダル18の踏み込み量を感知させればよい。つまり、踏み込み量に比例した電圧がポテンショメータから制御手段12に出力され、この電圧値に応じて制御部12は駆動制御回路21に対して駆動信号を送信することにより、布押え動作を制御することができる。このように、2ペダル設定においては、第2ペダル18により布押え26を細かく移動させることができるので、被縫製物をミシン10にセットしやすく、また、縫製位置の調整をしやすいという利点を有する。
【0031】
これに対して、1ペダル3ポジション設定及び1ペダル4ポジション設定は、どちらか一方のペダル(第1ペダル16又は第2ペダル18)のみに基づいて制御される第2の設定である。このミシン10においては、第1ペダル16が縫製動作及び布押え動作の両方を制御しており、第2ペダル16は使用されない。
【0032】
図2に示すように、1ペダル3ポジション設定においては、第1ペダル16を踏み込んでいない状態においては「布押え高」の状態であり、布押え16は最上昇位置にある。なお、この状態においては、縫製動作は停止している。第1ペダル16を1段階踏み込んだ状態においては「布押え低」の状態になり、布押え16は移動して布押え位置になる。この布押え動作は、第1ペダル16が1段階の踏み込みに相当する踏み込み量になったときに、制御部12から駆動制御回路21に駆動信号が出力されるので、2ペダル設定と違って布押え動作は不連続になる。さらに、第1ペダル16を2段階踏み込んだ状態においては「起動」の状態であり、布押え16は布押え位置のままであるが、縫製動作が行われる。このように、1ペダル3ポジション設定においては、2ペダル設定と比較して、1つのペダルのみの操作で縫製動作及び布押え動作の両方の制御が可能なので、操作が簡単であるという利点を有する。
【0033】
また、図2に示すように、1ペダル4ポジション設定においては、1ペダル3ポジション設定と同様に、第1ペダル16を踏み込んでいない状態においては「布押え高」の状態であり、布押え16は最上昇位置にある。なお、この状態においては、縫製動作は停止している。第1ペダル16を1段階踏み込んだ状態においては「布押え中」の状態であり、布押え16は、最上昇位置と布押え位置との中間の位置(中間位置と称する。)に移動する。好ましくは、この中間位置は、上述した縫製位置の調整に最も適した位置とするのが良い。この中間位置を予め設定するには、例えば、第2ペダル18を操作して布押え26を連続的に上下動させ、所望の位置で記憶させればよい。第1ペダル16をさらに2段階踏み込んだ状態においては「布押え低」の状態であり、布押え16は布押え位置に移動する。さらに、第1ペダル16を3段階踏み込んだ状態においては「起動」の状態であり、布押え16は布押え位置のままであるが、縫製動作が行われる。このように、1ペダル4ポジション設定においては、上述した1ペダル3ポジション設定と同様の効果を有するほかに、中間位置を有しているので、縫製位置の調整をしやすいという利点を有する。
【0034】
このミシン10においては、3つの設定から任意の一つの設定を選択することができる。しかし、設定変更手段により設定を変更しても、ペダル16及び18自体の構造はなんら変化するものではない。第2ペダル18は、2ペダル設定においてのみ使用するため、2ペダル設定の制御方法に対応した構造とすればよいが、第1ペダル16は、全ての設定において使用するため、設定を変更したときに、第1ペダル16の踏み込み量に対応した制御のされ方が変更されないといけない。
【0035】
以上のことをふまえ、これら3つの設定をこのミシン10で実現させるための構造の一例について、以下に説明する。
【0036】
第1ペダル16には、第1ペダル16の動きを感知可能な例えば公知の光センサ(図示せず)が2個設置されている構造である。この2個のセンサ(それぞれセンサ1及びセンサ2と称する。)は、それぞれ、第1ペダル16の別の部分を検知するように設置してある。例えば、第1ペダル16が踏み込まれていない状態(Aの状態とする。)において、センサ1は第1ペダル16の存在を感知して(感知状態と称する。)おりセンサ2は第1ペダル16の存在を感知していない(非感知状態と称する。)とする。このとき、センサ1及びセンサ2から制御部12に、それぞれ感知及び非感知の信号を送ると、制御部12はAの状態であることを認識する。そして、第1ペダル16が踏み込まれて動いたことによって、センサ2は非感知状態のままであるがセンサ1が感知状態から非感知状態に変化し(Bの状態とする。)、その信号が制御部12に送られて、その結果、制御部12はBの状態であることを認識する。さらに、第1ペダル16が踏み込まれると、センサ1は非感知状態のままであるがセンサ2が非感知状態から感知状態に変化し(Cの状態とする。)、その信号が制御部12に送られて、その結果、制御部12はCの状態であることを認識する。さらに第1ペダル16が踏み込まれると、センサ2は感知状態のままであるがセンサ1は非感知状態から感知状態に変化し(Dの状態とする。)、その信号が制御部12に送られて、その結果、制御部12はDの状態であることを認識する。以上のようなセンサを用いた構成によって、4つの状態を作り出すことができた。したがって、A〜Dの状態を、それぞれ、上述した1ペダル4ポジション設定における踏み込みなし、1段階踏み込み、2段階踏み込み及び3段階踏み込みの状態に対応させて、制御部12から駆動制御回路21を介して縫製駆動部22及び布押え駆動部24に、制御信号を送ることによって、1ペダル4ポジション設定の制御機能を実現することができる。なお、第2ペダル18の操作には制御部12が反応しない構成にすると良い。
【0037】
また、1ペダル3ポジション設定に切り替えられたときには、「踏み込みなし」、「1段階踏み込み」及び「2段階踏み込み」の状態を実現させなければならない。このためには、例えば、Bの状態である旨の信号を受けても、制御部12は制御信号を送らない構成にすればよい。すなわち、A、C、Dの状態のみを、それぞれ「踏み込みなし」、「1段階踏み込み」及び「2段階踏み込み」の状態に対応させる構成にするとよい。なお、この設定のときにも、第2ペダル18の操作には制御部12が反応しない構成にすると良い。なお、ここでは、Bの状態を無反応にする構成としたが、例えば、Cの状態を無反応にしても良い。
【0038】
また、2ペダル設定に設定が切り替えられたときには、「踏み込みなし」及び「1段階踏み込み」の状態を実現させなければならない。このためには、例えば、B及びCの状態である旨の信号を受けても、制御部12は無反応にする構成にすればよい。すなわち、A及びDの状態のみを、それぞれ「踏み込みなし」及び「1段階踏み込み」の状態に対応させる構成にするとよい。
【0039】
このようにして、設定の変更に対して、機械的構造は全く変化させないまま、電気的処理の変化のみにより、ペダル操作に対応した制御部12の制御機能を変更することができる。
【0040】
3つの設定を実現させるための上述した構成は、あくまでも一例であって、これに限定されるものではない。設定変更に対して、例えば、機械的な構造により、第1ペダル16操作に対応した制御部12の制御機能を変更させても良い。
【0041】
また、上述においては、第1ペダル16を3種類の設定によらず操作に使用するペダルとし、第2ペダル18は2ペダル設定のときにのみ使用する構成としたが、全ての設定にわたって第1ペダル16と第2ペダル18とを入れ替えて、反対の構成としても良い。
【0042】
なお、上述においては、第1及び第2ペダル16及び18を踏み込む操作にのみ触れたが、踏み込んだ状態からはなしたときは、例えば、以下に述べる3種類のように制御される構造であるのが好ましい。すなわち、第1ペダル16にあっては、各設定において最も踏み込んだ状態から足をはなすと、i)「踏み込みなし」の状態までペダルが戻り、しかも、戻る途中においては縫製動作及び布押え動作は踏み込むときと同様に、踏み込み量に応じて制御される。ii)「踏み込みなし」の状態までペダルが戻り、しかも、戻る途中においては、縫製動作は最も踏み込んだ状態以外の状態においては停止するが、布押え動作は布押え位置から移動しない。このとき、最上昇位置や中間位置に移動させるには、例えば、後述する操作パネル14上でボタン操作を行う。iii)最も踏み込んだ状態より1段階前の状態には第1ペダル16が戻り縫製動作は停止するが、第1ペダル16を例えば前踏みして2段階以上戻してやらないと布押え26は布押え位置のままである。また、第2ペダル18にあっては、踏み込んだ状態から足をはなすと、i)「踏み込みなし」の状態までペダルが戻り、布押え動作は踏み込むときと同じ制御をされる。ii)「踏み込みなし」の状態までペダルが戻るが、布押え位置のままでもどらない。このとき、布押え動作を制御するには、例えば、後述する操作パネル14上でボタン操作を行う。iii)ペダルは可逆的ではなく、前踏みして戻してやると、布押え位置は踏み込むときと同じ制御をされる。
【0043】
次に、設定変更手段に含まれる操作パネル14について、図3を参照して詳述する。
【0044】
操作パネル14は、縫製機能に関わる諸設定の入力を行ったり縫製時に現在の状態が表示される。そして、操作パネル14上にてユーザが直接に入力を行うことにより、上述した設定を変更することができる。
【0045】
この実施の形態の操作パネル14は、ミシン10がボタン穴かがりミシンであるときのための構成となっているが、もちろん、他の種類のミシンにおいても適用可能である。操作パネル14は、ミシン10と一体化して、ミシン10上のユーザが手入力し易い位置に固定して設けらているか、又は、ミシン10から取り外し可能な状態で設けられていると良い。取り外し可能な状態とは、例えば、ミシン10と配線により電気的に接続されているが、配線の自由度が許す限り、操作パネル14は移動可能な状態になっている構成などが考えられる。取り外し可能な場合には、別のミシンに対しても、同じ操作パネル14を接続して、設定入力が可能な構成であると好適である。このとき、ユーザの都合で使用するミシンを変更する場合であっても、ユーザの好みの設定を別のミシンにおいて適用することが可能になり、したがって、自分の好みの設定が簡単に実現でき縫製作業効率が著しく向上する。
【0046】
図3に示すように、操作パネル14は、表示部30、設定ボタン32a〜h、項目切替ボタン34a及びb、数値切替ボタン36a及びb、形状設定ボタン38、張力設定ボタン40a及びb、かがり縫い設定ボタン42a〜h、モード切替ボタン44、ショートカットボタン46などから構成されている。
【0047】
表示部30は、通常の液晶表示デバイスを用いて形成されており、縫製時には現在の状態などが表示されると共に、設定状態にあっては各種ボタンによって入力した入力内容が表示される。
【0048】
なお、この操作パネル14は、表示部30の外側に各種ボタンが配置されている構成であるが、これにとらわれず、例えば、表示部30の内部に各種ボタンが配置されている構成、つまり、液晶タッチパネル方式の表示部及び操作パネルであっても良い。さらには、表示部30は、液晶表示デバイスでなくても良く、例えばブラウン管を用いた表示、ダイオード等を用いた電光表示、その他の表示デバイスであっても良い。
【0049】
この操作パネル14を用いて、制御部12の制御機能の設定変更を行う方法について説明する。
【0050】
設定ボタン32hは、調整データ変更ボタンであり、設定ボタン32hを押すことにより、制御部12にこの入力が伝達され、記憶部20から現在調整可能なデータ読み出されて、その後、現在調整可能なデータが表示部30に表示される。そして、項目切替ボタン34a及びbを押すことにより、現在調整可能なデータの項目を変化させることができる。なお、項目変更ボタン34aを押すと上方向に項目が表示変更され、34bを押すと下方向に項目が表示変更される。この項目変更ボタン34a及びbを押すことにより、制御機能設定の項目を表示させることができ、これにより、制御機能設定を変更可能な状態になる。次に、数値切替ボタン36a及びbを押すことにより、3種類の設定を切り替えることができる。つまり、数値切替ボタン36a又はbのどちらかをを押すことにより、2ペダル設定、1ペダル3ポジション設定及び1ペダル4ポジション設定の表示が順に切り替わる。ユーザは所望の設定を表示部30に表示させればよい。そして、この設定に確定するときには、モード切替ボタン44を押すか、その他の設定ボタン32a〜hを押せばよい。以上の操作により、制御機能を設定登録することができる。
【0051】
上述した操作パネル14の操作中は、操作パネル14による入力信号はすべて制御部12に伝達され、適宜記憶部20のデータを読み出しながら又は記憶部20にデータを書き込みながら行われる。そして、最終的に設定が登録されると、この登録内容は、制御部12により記憶部20に書き込まれる。
【0052】
そして、実際に縫製作業を行うときには、記憶部20に書き込まれたこの設定内容を、制御部12が読み出し、また、第1及び第2ペダル16及び18からの入力信号が制御部12に伝達されると、制御部12ではこの読み出した設定にしたがって、駆動制御回路21を介して縫製駆動部22及び布押え駆動部24に、それぞれ駆動制御信号を送信する。そして、この駆動制御信号に基づいて、縫製駆動部22が動作して縫製動作を行うと共に、布押え駆動部24が駆動し布押え26が動作して布押え動作を行う。その結果、図2の表に示したような各設定における制御機能を実現することができる。
【0053】
上述の説明から明らかなように、この操作パネル14、制御部12及び記憶部20によって、第1及び第2ペダル16及び18の操作に応じた制御部12の制御機能を設定変更することができ、したがって、これらは、設定変更手段として機能している。
【0054】
このように、ミシン10は設定変更手段を有しているので、ミシン10の出荷時の設定によらず、ユーザの慣れや好みに応じて、また、被縫製物の状況に応じて、設定を自由に変更することができる。さらに言えば、操作パネル14の簡単なボタン操作のみで、設定を変更することができ、面倒な操作が必要でない。つまり、自由にかつ容易に設定を変更することができるので、利便性が高い。
【0055】
さらに、この操作パネル14による入力操作により、布押え26の最上昇位置及び布押え位置(1ペダル4ポジション設定においては中間位置も含まれる。)を設定変更することができる。
【0056】
制御部12の制御機能の設定変更のときと同様に、設定ボタン32hを押すことにより、現在調整可能なデータがこの表示部30に表示される。そして、項目切替ボタン34a及びbを押すことにより、最高位置、中間位置及び最低位置の3種類の位置変更の項目があるので、所望の項目を表示させる。これにより、任意の一種類の位置を変更可能な状態になる。次に、数値切替ボタン36a及びbを押すことにより、この選択した一種類の位置の値を切り替えることができる。この位置の値は、例えば、ミシン10の被縫製物を固定する台(図示せず)から布押え26までの距離などで示される。数値切替ボタン36a又はbのどちらかをを押すことにより、この距離の値を上下させることができる。ユーザは所望の距離の値を表示部30に表示させればよい。さらに、この距離の値が表示部30に表示されたとき、同時に制御部12から駆動制御回路21を介して布押え駆動部24に駆動信号が送られる構成であれば、布押え26が連動して表示部30に表示された位置に移動する。したがって、ユーザは実際にこの値のときの布押え26の位置を目視することができ、微調整を行うことが可能になる。この設定に確定するときには、モード切替ボタン44を押すか、その他の設定ボタン32a〜hを押せばよい。以上の操作により、最上昇位置、布押え位置及び中間位置を具体的に設定登録することができる。
【0057】
上述した操作パネル14の操作中は、操作パネル14、制御部12及び記憶部20の間でデータや信号のやり取りが行われることにより、登録内容は、記憶部20に書き込まれる。
【0058】
上述の説明から明らかなように、この操作パネル14、制御部12及び記憶部20によって、最上昇位置、布押え位置及び中間位置の設定変更を行うことができ、したがって、これらは、位置設定変更手段として機能している。
【0059】
このように、ミシン10は位置設定変更手段を有しており、さらには、操作パネル14の簡単な操作のみによって設定変更できるので、ユーザの慣れや好みや被縫製物の状況に合わせて、各位置を自由にかつ容易に設定変更することができる。特に、1ペダル4ポジション設定においては中間位置が存在するが、この位置変更手段により、被縫製物の状況に合わせてこまめに設定変更可能となるので、縫製位置がさらに目測し安くなり、したがって、縫製作業効率が著しく向上する。
【0060】
次に、操作パネル14のその他のボタンの機能について、簡単に説明する。
【0061】
設定ボタン32aは各種エラー発生時にエラー解除するためのボタンであり、32bは記憶部20に記憶されている各種縫製パターンをコピーするためのボタンであり、32cは被縫製物の数を計測するためのボタンであり、32dは布押え26を上昇・下降(最上昇位置及び布押え位置にあわせる。)させるためのボタンであり、32eは設定モードと糸巻きモードとを切り替えるためのボタンであり、32fは上述したパターンのNo表示を選択するためのボタンであり、及び32gはパターンの中存在する各種データを選択するためのボタンである。
【0062】
設定ボタン32hは、上述した制御部12の制御機能の設定変更及び布押え26の位置の設定変更を行う以外に、その他の各種データを変更する場合にも使用される。同様に、項目切替ボタン34a及びbはパターンNoを切り替える場合にも使用され、数値切替ボタン36a及びbは各種データの数値を上下させるときにも使用される。
【0063】
形状選択ボタン38は縫製の形状を選択するためのボタンであり、張力設定ボタン40a及びbはそれぞれ平行部及び閂止め部の糸張力設定表示を選択するためのボタンである。ボタン穴かがり縫い設定ボタン42a〜hは、かがり縫いに関わるかがり幅、平行部ピッチ、閂止め幅左右補正、メス溝幅左右補正、隙間、及び布切り長さ等の各種データを選択するためのボタンである。
【0064】
モード切替ボタン44は、押す毎に設定と縫製準備モードを切り替えるためのボタンである。
【0065】
ショートカットボタン46は、任意のパターン、縫製パラメータ及び調整データの設定表示へのショートカット登録し、カスタマイズするためのショートカットボタンである。
【0066】
なお、操作パネル14の各種ボタンの配置、数、機能などは一例であって適宜変更可能である
【0067】
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、具体的な形状・構造等について適宜変更可能であるのは勿論である。
【0068】
例えば、2ペダル設定において縫製機能を制御するペダル(上記実施の形態においては第1ペダル16)が、1ペダル3ポジション設定或いは1ペダル4ポジション設定において縫製動作及び布押え動作を制御する構成としたが、2ペダル設定において布押え動作を制御するペダル(上記実施の形態においては第2ペダル18)が、1ペダル3ポジション設定或いは1ペダル4ポジション設定において縫製動作及び布押え動作を制御する構成としてもよい。
【0069】
また、第1ペダル16は、4ポジションが最多の状態であったが、これにとらわれず、5ポジション以上の構成としても良い。このような構成にするには、例えば、3つ以上のセンサを使用すれば良い。5ポジションの構成を採用した場合などには、例えば、2ペダル設定、1ペダル3ポジション設定、1ペダル4ポジション設定及び1ペダル5ポジション設定の4設定が選択可能な構成になる。
【0070】
また、上述の制御機能の対象である所定動作は縫製動作及び布押え動作であったが、それ以外に、例えば糸切り動作などを制御する構成としても良い。同様に、例えば、布押え動作の替わりに糸切り動作などの制御機能を有する構成であっても良い。
【0071】
また、ペダルを2つ(第1ペダル16及び第2ペダル18)備える構成であったが、3つ以上のペダルからなる構成であっても良い。このとき、ペダルによって、縫製動作及び布押え動作以外に、例えば、糸切り動作などの制御機能を制御することが可能である。
【0072】
また、第1ペダル16及び第2ペダル18は、足で踏むことを前提にした構成が最も好ましいが、これにとらわれず、例えば、手で押さえることによって同様の制御を行う構成であっても良い。
【0073】
さらには、上述したように操作パネル14を有していると、ユーザは縫製に関わる諸設定とあわせて、制御部12の制御機能の設定変更及び布押え26の位置の設定変更を行うことができるので便利であるが、これに限らず、例えば、操作パネル14以外のミシン10上、例えば第1ペダル16及び第2ペダル18上に設けられたスイッチなどによりこれらの設定の変更を行うことができる構成であっても良い。
【0074】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、設定変更手段を有するので、制御機能の設定をユーザーにより、変更することができる。したがって、ユーザーが変わった場合でもユーザの慣れや好みに合わせて、また、被縫製物の状況などの諸事情に対応して、自由に設定変更できるので、非常に利便性が高い。
【0075】
また、1ペダル設定又は2ペダル設定のどちらを使用したい場合にも対応できる。
【0076】
また、1ペダル設定3ポジション設定及び1ペダル設定4ポジション設定のどちらにも設定可能であるので、ユーザの慣れや好みに対応することができる。
【0077】
また、請求項2記載の発明によれば、位置変更手段を有するので、被縫製物の形状、大きさ、厚さなどの状態によって、布押えの位置を設定でき、したがって、縫製作業を利便性良く行うことができる。
【0078】
また、請求項3記載の発明によれば、上述したペダルの設定変更を操作パネル上で、ユーザにより簡単に行うことができる。
【0079】
また、請求項4記載の発明によれば、布押え位置、最上昇位置、及び中間位置の変更を操作パネル上で、ユーザにより簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施の形態のミシンの概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明を適用した実施の形態のミシンの制御機能の設定の状態を示す図表である。
【図3】本発明を適用した実施の形態の操作パネルの構成を示す正面図である。
【符号の説明】
10 ミシン
12 制御部
14 操作パネル
16 第1ペダル
18 第2ペダル
20 記憶部
21 駆動制御回路
22 縫製駆動部
24 布押え駆動部
26 布押え
30 表示部
32a〜h 設定ボタン
34a及びb 項目切替ボタン
36a及びb 数値切替ボタン
44 モード切替ボタン

Claims (4)

  1. 被縫製物を固定する布押え位置と非固定位置とをとるような布押え動作を行う布押えと、
    当該布押えによって固定された前記被縫製物に縫目を形成する縫製動作を行う縫製手段と、
    足踏み操作される第1、第2ペダルと、
    前記第2ペダルの踏み込み量を検出するポテンショメータと、
    前記第1ペダルの異なる踏み込み位置を検出する第1、第2センサと、
    前記第1、第2ペダルの操作・非操作に基づいて縫製に関わる所定動作を制御する制御機能を有する制御手段と、
    前記制御機能の設定を変更するための設定変更手段とを備えるミシンであって、
    前記設定変更手段は、
    前記第1ペダルの踏み込み操作に基づいて縫製動作が、前記第2ペダルの踏み込み操作に基づいて布押さえ動作が制御される2ペダル設定と、
    前記第1ペダルの踏み込み操作に基づいて、前記縫製動作が行われなく、前記布押えが前記布押え位置と、前記非固定位置である最上昇位置とに移動する2つの状態と、前記縫製動作が行われ前記布押えが前記布押え位置に移動する1つの状態との合計3状態を制御可能な1ペダル3ポジション設定と、
    前記第1ペダルの踏み込み操作に基づいて、前記縫製動作が行われなく、前記布押えが前記布押え位置と、前記最上昇位置と、これらの中間位置とに移動する3つの状態と、前記縫製動作が行われ前記布押えが前記布押え位置に移動する1つの状態との合計4状態を制御可能な1ペダル4ポジション設定と、に設定可能で、
    且つ、前記制御手段は、
    前記1ペダル4ポジション設定時に、前記第1、第2センサが個別に検出し、その組み合わせによる4個の状態変化により、前記縫製動作と布押え動作を制御し、
    前記1ペダル3ポジション設定時に、前記第1、第2センサが個別に検出し、その組み合わせによる3個の状態変化により、前記縫製動作と布押え動作を制御することを特徴とするミシン。
  2. 前記1ペダル3ポジション設定においては前記布押え位置及び前記最上昇位置を変更し、前記1ペダル4ポジション設定においては前記布押え位置、前記最上昇位置、及び前記中間位置を変更するための位置変更手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のミシン。
  3. 前記設定変更手段による設定変更は、操作パネル上での操作によって行うことを特徴とする請求項1又は2に記載のミシン。
  4. 前記位置変更手段による位置変更は、操作パネル上での操作によって行うことを特徴とする請求項2に記載のミシン。
JP2002138411A 2002-05-14 2002-05-14 ミシン Expired - Lifetime JP3942953B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002138411A JP3942953B2 (ja) 2002-05-14 2002-05-14 ミシン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002138411A JP3942953B2 (ja) 2002-05-14 2002-05-14 ミシン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003326039A JP2003326039A (ja) 2003-11-18
JP3942953B2 true JP3942953B2 (ja) 2007-07-11

Family

ID=29699857

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002138411A Expired - Lifetime JP3942953B2 (ja) 2002-05-14 2002-05-14 ミシン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3942953B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4707354B2 (ja) * 2004-09-07 2011-06-22 Juki株式会社 ボタン付けミシン
JP5253906B2 (ja) * 2007-07-05 2013-07-31 Juki株式会社 ミシンの布押さえ昇降装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003326039A (ja) 2003-11-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5826526A (en) Sewing machine
US8738168B2 (en) Sewing machine
JP2012061043A (ja) ミシン用操作装置及びミシン
JP2012061042A (ja) ミシン用操作装置及びミシン
US7278362B2 (en) Pattern data producing device for sewing machine and pattern data producing control program
US20080216725A1 (en) Sewing machine and computer-readable recording medium storing sewing machine operation program
JP4821984B2 (ja) ミシン
JP3942953B2 (ja) ミシン
KR20090004680A (ko) 재봉기
JP2009100991A (ja) ミシン及びフリーモーション縫製用止め縫い処理プログラム
US7882790B2 (en) Sewing machine
US5099777A (en) Sewing operation procedure display apparatus for sewing machine
KR101438156B1 (ko) 자동 봉제 재봉기
JP2006314461A (ja) ミシン
JP2007054110A (ja) 刺繍ミシン
JP2022032580A (ja) 縫製装置
JPH1099572A (ja) 刺繍ミシンにおける布押え機構
CN105568567A (zh) 缝纫机和缝纫机的控制方法
JP3505738B2 (ja) 縫製位置設定機能付きミシン
US8191491B2 (en) Sewing machine and computer-readable medium storing control program executable on sewing machine
JP2663149B2 (ja) 自動刺繍ミシン
JP2022032557A (ja) 縫製装置
JP2614204B2 (ja) ミシン
JP3986355B2 (ja) ミシン
US7962239B2 (en) Sewing machine and sewing machine operating program recorded on computer-readable recording medium

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050513

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061027

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061031

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070306

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070404

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3942953

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110413

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130413

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130413

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140413

Year of fee payment: 7