JP3940108B2 - 添加剤を用いてパドリングを低減させたインクジェットインク - Google Patents

添加剤を用いてパドリングを低減させたインクジェットインク Download PDF

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Description

本発明は、インクジェットインクにおけるパドリング(インクジェットインクがオリフィスプレート上に溜まる現象)を低減するのに使用される添加剤に関する。より詳細には、本発明は、陰イオン性の極性基と炭素数6から30の炭化水素鎖列を有するパドリング添加剤に関する。
インクジェット印刷は、インクジェットプリンタの低コスト化、プリントイメージの品質の向上、ならびに比較的雑音のない動作によって、家庭及びオフィス用のポピュラーな代替手段となっている。これらの利点があるにもかかわらず、インクジェットプリンタ及び印刷工程にかかる費用を妥当に維持しながらインクジェットのプリント品質を改善するべく研究及び開発が続けられている。
高品質イメージを生成するには、インクジェットインクがインクジェットペン及びプリント媒体と適合しなければならない。最も望ましいインクジェットインクの諸特性には、特に、低いパドリング、良好なクラスティング耐性(プリントヘッドのオリフィスプレート上の不溶性クラスト(外皮)の形成への耐性)、十分な安定性、カラーからカラーへの低いブリード(にじみ)、及び迅速な乾燥時間が含まれる。加えて、インクジェットインクは、オリフィスを塞いだりオリフィスプレート上でパドリングすることなく、インクジェットオリフィスを通過できなければならない。インクジェットインクは、また、最小限の作用で機械構成要素の迅速な清浄を可能にすべきである。インクジェットインクは1つ以上の前述の特性を有していることは知られているが、1つの特性の改善は、しばしば他の特性にマイナスの影響を与えるため、これらの特性の全てを有しているインクジェットインクはほとんど無い。
インクジェットインクの全般的なプリント品質が一般的に高くても、プリントヘッドのオリフィスプレート上ではインクジェットインクのパドリングが依然として発生する。マゼンタ染料を含んでいるインクジェットインクは、シアン及び/又はイエロー染料を含んでいるインクジェットインクより悪いパドリングを呈することが知られている。パドリングは、オリフィスを通って射出されるインクがプリント媒体に到達しないときに生じる。インクがプリント媒体に到達しない代わりに、当該インクジェットインクは、オリフィスプレートの外表面上に集まるか又はオリフィス端部の近傍に溜まる。この現象は、オリフィスを出るインク滴が各オリフィスの周りのオリフィスプレート上にごく少量のインクを残し去るときに起こる。パドリングの程度は、少ないインク小滴からオリフィスプレートの大部分における大きなパドル(溜まり)の形成まで様々である。大きなパドルは、部分的に又は完全にオリフィスを塞ぎ、そしてノズルの欠損、正確でない低いデキャップ値、又はインク滴の軌道の変化の原因になる。軌道の変化によって、インク滴はその標的とする画素中心に命中しなくなり、それが媒体上の印刷エラーを引き起こし且つプリントイメージの品質を低下させる。
パドリング問題に取り組んだ種々の解法が提案されてきた。幾つかの解法は、パドリングを低減させるためにプリントヘッド又はペンを改良することを提案し、そして一方で他の解法は、インクジェットインク組成物を改良する。例えば、疎水性材料からなるコーティングをプリントヘッドに適用してその湿潤性を下げ、それによってパドリングを低減させる。しかし、プリントヘッドに対するこの改良はコスト高である。パドリングを低減するために、ペン構成とインクジェットインク組成物の変更との組合せが提案されている。
インクジェットインクについての他の提案された変更は、インクジェットインクに陰イオン性及び非イオン性の界面活性剤を添加することが含まれる。同様に他では、パドリングを低減させる為に第一界面活性剤と第二界面活性剤を添加することを提案している。その第一界面活性剤は、第二界面活性剤より低い1.5単位という親水性―親油性比(「HLB」)の値を有する。更なる変更には、インクジェットインクに塩を添加することが含まれる。しかし塩又は界面活性剤の添加は、信頼性と材料の相互作用の問題を生じさせる。何故なら全ての染料やインクビヒクル(インク媒質)に当該添加剤を使用することはできない為である。加えて、界面活性剤又は塩の添加は、インクジェットインクの望ましい諸性質にマイナスの影響を与える。
少量で効果があり且つインクジェットインクのその他の特性にマイナスに影響しない添加剤を使ってインクジェットインクのパドリングを低減させることが望ましい。加えて、多くの種類のインクビヒクルに効果がある添加剤の使用が望ましい。
インクジェットインクに使用されるパドリング添加剤を開示する。パドリング添加剤は、陰イオン性の極性基と炭素数6から30(C−C30)の炭化水素鎖列からなる。インクジェットインクのパドリングを低減する方法も開示する。同方法は、パドリング添加剤をインクジェットインクに添加することを含む。
インクジェットインクのセットも開示する。各インクジェットインクは、染料、水性インクビヒクル、及びパドリング添加剤を含有し、このパドリング添加剤は、陰イオン性の極性基と炭素数6から30の炭化水素鎖列からなる。
本発明により使用されるパドリング添加剤は、信頼性と材料の相互作用の問題を生じさせることなく、全ての染料やインクビヒクル(インク媒質)において実施することができる。また、当該パドリング添加剤は、インクジェットインクの望ましい諸性質にマイナスに影響することもない。
依って本発明により、少量で効果があり且つインクジェットインクのその他の特性にマイナスに影響しない添加剤を使ってインクジェットインクのパドリングを低減させることができ、更に、本発明で使用されるパドリング添加剤は、多くの種類のインクビヒクルにおいてパドリングの低減効果を発揮することができる。
インクジェットインクのパドリングを低減させるのに用いられる添加剤を開示する。パドリング添加剤は、陰イオン性の極性基と炭素数6から30の炭化水素鎖列を含む。パドリング添加剤に加えて、インクジェットインクは、染料とインクビヒクルを含有する。インクジェットインクのパドリングを低減する方法も開示する。同方法は、陰イオン性の極性基と炭素数6から30の炭化水素鎖列からなるパドリング添加剤をインクジェットインクに添加することを包含する。インクジェットインクのセットも開示する。
インクジェットインク中の成分の量は、インク組成物の全重量における重量パーセント(「wt%」)で表す。全成分の純度は、インクジェットインク用として通常の商用に供されている純度である。
本発明のインクジェットインクは、染料又は顔料のような着色剤、インクビヒクル、及びパドリング添加剤を含有することができる。着色剤が染料の場合、その染料は、非イオン性、陽イオン性、陰イオン性、又は非イオン性、陽イオン性、及び/又は陰イオン性の染料の混合物であってもよい。染料は当分野でよく知られており、そして限定するものではないが、アビシア社(米国デラウエア州ウィルミントン)、三菱化学株式会社(日本国東京都)、及びイルフォード社(スイス国フリブール)を含む多数の発売元から市販されている。当該染料は、酸性染料、直接染料、食品用染料、媒染染料、又は反応性染料を含んでよく且つ水溶性でも水不溶性でもよい。染料の例としては、限定するものではないがスルホン酸塩及びカルボン酸塩染料、とりわけインクジェット印刷に通常用いられるそれらの染料が含まれる。インクジェットインクに用いることのできる染料の具体例には、限定するものではないがSulforhodamine B(スルホン酸塩)、Acid Blue 113(スルホン酸塩)、Acid Blue 29(スルホン酸塩)、Acid Red 4(スルホン酸塩)、Rose Bengal(カルボン酸塩)、Acid Yellow 17(スルホン酸塩)、Acid Yellow 29(スルホン酸塩)、Acid Yellow 42(スルホン酸塩)、Acridine Yellow G(スルホン酸塩)、Acid Yellow 23、Acid Blue 9、Nitro Blue テトラゾリウムクロリドモノハイドレート又はNitro BT、ローダミン 6G、ローダミン 123、ローダミン B、ローダミン B イソシアネート、サフラニン O、Azure B、及びAzure B Eosinateが含まれ、これらの全ては、シグマ−アルドリッチ社(米国ミズーリ州セントルイス)から入手可能である。陰イオン性の水溶性染料の例には、限定するものではないが、Direct Yellow 132、Direct Blue 199、Magenta 377(スイス国フリブール所在のイルフォード社から入手可能)が含まれ、これらは単独又はAcid Red 52と共に使用される。水不溶性染料の例には、アゾ染料、キサンテン染料、メチン染料、ポリメチン染料、及びアントラキノン染料が含まれる。水不溶性染料の具体例には、Ciba−Geigy Orasol Blue GN、Ciba−Geigy Orasol Pink、及びCiba−Geigy Orasol Yellowが含まれる。染料の選択等は本発明の実施に際して重要ではなく、従って染料の選択については詳細には議論しない。むしろ、当業者は本発明に使用される任意の適当な染料を選択し得るものとみなす。
カラー染料又は顔料に加えて、ブラック染料又は顔料をインクジェットインクに使用してもよい。例えば、Direct Black 154、Direct Black 168、Fast Black 2、Direct Black 171、Direct Black 19、Acid Black 1、Acid Black 191、Mobay Black SP、又はAcid Black 2を用いることができる。
染料は、インクジェットインク中に、インクジェットインクの全重量の約0.1wt%から約15wt%の範囲で存在してよく、約0.5wt%から約5wt%が好ましい。インクジェットインクに必要な染料の量は、インクビヒクル中の染料の溶解度、インクジェットインクで達成されるべき所望カラー、及び染料の鮮明度と強度に大きく依存する。
インクビヒクルは、水又は水と少なくとも1つの水溶性有機溶媒との混合物を含む水性のインクビヒクルで構成されてよい。水溶性有機溶媒は、限定するものではないが、脂肪族アルコール、芳香族アルコール、ジオール、グリコールエーテル、ポリ(グリコール)エーテル、カプロラクタム、ホルムアミド、アセトアミド、及び長鎖アルコール、又はそれらの混合物を包含してよい。本発明の実施に用いられる有機溶媒の例には、限定するものではないが、炭素数30以下の第一級脂肪族アルコール、炭素数30以下の第一級芳香族アルコール、炭素数30以下の第二級脂肪族アルコール、炭素数30以下の第二級芳香族アルコール、炭素数30以下の1,3−アルキルジオール、炭素数30以下のアルキルトリオール、炭素数30以下の1,3−アルコール、エチレングリコールアルキルエーテル、プロピレングリコールアルキルエーテル、ポリ(エチレングリコール)アルキルエーテル、ポリ(エチレングリコール)アルキルエーテルの比較的高い同族体、ポリ(プロピレングリコール)アルキルエーテル、ポリ(プロピレングリコール)アルキルエーテルの比較的高い同族体、N−アルキルカプロラクタム、未置換カプロラクタム、置換ホルムアミド、未置換ホルムアミド、置換アセトアミド、及び未置換アセトアミドが含まれる。本発明の実施に好ましく用いられる有機溶媒の具体例には、限定するものではないが、N−メチルピロリドン、1,5−ペンタンジオール、2−ピロリドン、ジエチレングリコール、1,3−(2−メチル)−プロパンジオール、1,3,5−(2−メチル)−ペンタントリオール、テトラメチレンスルホン、3−メトキシ−3−メチルブタノール、グリセロール、3−ピリジルカルビノール、ペンタエリトリトール、1,2−アルキルジオール、及びそれらの混合物が含まれる。例えば、インクビヒクル中の水溶性有機溶媒は、ジオール、ポリグリコールエーテル、及びグリコールエーテルの混合物を含んでもよい。水溶性有機溶媒は、インクジェットインクの全重量の約0.01wt%から約50wt%の範囲で存在し、約0.1wt%から約20wt%が好ましい。
インクビヒクルは、インクジェットインクの所望の諸特性に依存して、任意に、界面活性剤、湿潤剤、緩衝剤、防腐剤、殺生物剤、及び/又は粘度修正剤を含んでよい。例えば、インクビヒクルに少なくとも1つの界面活性剤を用いてもよい。界面活性剤は、非イオン性、両性、又はイオン性の界面活性剤であってよい。非イオン性及び両性界面活性剤は、ダウケミカル社(米国ミシガン州ミッドランド)から入手できるアルキルポリエチレンオキシドであるTERGITOL(登録商標)化合物、ロームアンドハース社(米国ペンシルバニア州フィラデルフィア)から入手できるアルキルフェニルポリエチレンオキシド界面活性剤であるTRITON(登録商標)化合物、アイシーアイ・アメリカス社(米国デラウエア州ウィルミントン)から入手可能なBRIJ(登録商標)化合物、ポリエチレンオキシドブロックコポリマーであるPLURONIC(登録商標)化合物、エアープロダクツ社(米国ペンシルバニア州アレンタウン)から入手可能なアセチレン系のポリエチレンオキシドであるSURFYNOL(登録商標)化合物、ポリエチレンオキシド(「POE」)エステル、POEジエステル、POEアミン、POEアミド、及びジメチコンコポリマーを含む。本発明に用いられる界面活性剤の濃度は、インクジェットインクの全重量の約0wt%〜約40wt%、好ましくは約0.01wt%〜約5wt%の範囲にある。
インクジェットインクを所望のpHに維持する為に緩衝剤を用いてもよい。当該緩衝剤は、有機系生物緩衝剤又は無機緩衝剤であってよい。緩衝剤は、インクジェットインクのpHが約3から約9、好ましくは約6から約9、そして最も好ましくは約8から約8.5の範囲となるように使用される。緩衝剤の例には、シグマ−アルドリッチケミカル社(シグマ−アルドリッチケミカル社(米国ウィスコンシン州ミルウォーキー)から入手可能な、Trizma Base、4−モルホリンエタンスルホン酸(「MES」)、4−モルホリンプロパンスルホン酸(「MOPS」)、及びベータ−ヒドロキシ−4−モルホリンプロパンスルホン酸(「MOPSO」)が含まれる。
パドリング添加剤は、陰イオン性の極性基と炭素数6から30の炭化水素鎖列から成ることができる。陰イオン性の極性基と炭素数6から30の炭化水素鎖列は、互いに直接付着させても又はスペーサーによって間接的に付着させてもよい。インクジェットインクのpHによっては、パドリング添加剤を、ナトリウム又はアンモニウム塩のような、対イオンと結合させてもよい。
陰イオン性の極性基は、限定するものではないが、カルボキシレート基、スルホカルボキシレート基、ホスホノカルボキシレート基、サルコサイド基、サルフェート基、ポリオキシエチレンサルフェート基、スルホネート基、ポリオキシエチレンスルホネート基、ホスフェート基、ポリオキシエチレンホスフェート基、ホスホネート基、又はポリオキシエチレンホスホネート基を含んでよい。炭素数6から30の炭化水素鎖列は、6乃至30個の炭素を含んでいる飽和又は不飽和炭化水素鎖であってよい。炭化水素鎖は、直鎖又は分枝鎖のいずれかであってよい。炭素数6から30の炭化水素鎖列が不飽和である場合、炭素―炭素二重結合又は炭素―炭素三重結合のような、少なくとも1つの不飽和の部位を有する。不飽和の部位に付着された置換基の立体化学的な配置は、シス又はトランスのいずれかであってよい。
一実施態様において、パドリング添加剤は、陰イオン性の極性基としてのカルボキシレート基と、炭素数6から30の炭化水素鎖列としての6乃至18個の炭素からなる炭化水素鎖を有する。炭素数6から30の炭化水素鎖列はまた、0乃至2個の炭素―炭素二重結合を有する。
別の実施態様において、パドリング添加剤は、陰イオン性の極性基としてのホスフェート基と、炭素数6から30の炭化水素鎖列としての18個の炭素からなる炭化水素鎖を有する。
パドリング添加剤は、パドリングを低減させるのに有効な量でインクジェットインク中に存在してよく且つその使用量でインクジェットインク中に溶解することができる。インクジェットインク中に存在するパドリング添加剤の量は、インクジェットインクの他の特性にマイナスの影響を与えることなくパドリングを低減させるのに十分な量であってよい。パドリング添加剤は、インクジェットインクの全重量の約0.1wt%から約2.0wt%の範囲の量で存在してよい。パドリング添加剤は、インクジェットインクの他の特性にマイナスの影響を及ぼさないので、パドリング添加剤は、広範囲な種類のインクビヒクルにおいて用いることができる。加えて、所望のパドリングの低減を達成するために1つ又は2つ以上のパドリング添加剤をインクジェットインクに用いてもよい。
パドリング添加剤は、試薬グレードの純度(99%純度)の市販品を入手することができる。加えて、パドリング添加剤は、当分野で周知の技術により合成してもよい。例えば、炭化水素鎖に奇数個の炭素を有するパドリング添加剤、分枝した炭化水素鎖を有するパドリング添加剤、2つを上回る不飽和部位を有するパドリング添加剤、又は市販されていない立体化学的な構造を有するパドリング添加剤は、当分野で周知の技術で合成することができる。
飽和及び不飽和カルボン酸の界面活性剤をパドリング添加剤として用いてよい。例えば、限定するものではないがステアリン酸を含む飽和カルボン酸の界面活性剤をパドリング添加剤として用いてよい。ステアリン酸は、炭素数18の炭化水素鎖を有しておりそしてシグマアルドリッチ社(米国ミズーリ州セントルイス)から入手可能である。限定するものではないがリノール酸、オレイン酸、エライジン酸、又はtrans−trans体の2,4−ヘキサジエン酸等を含む不飽和カルボン酸の界面活性剤もパドリング添加剤として用いてよい。リノール酸は、2つの不飽和部位を有する炭素数18の炭化水素鎖を有する。trans−trans体の2,4−ヘキサジエン酸は、2つの不飽和部位を有する炭素数6の炭化水素鎖を有する。オレイン酸は、1つの不飽和部位を有する炭素数18の炭化水素鎖を有する。エライジン酸は、オレイン酸のトランス形である。これらの不飽和カルボン酸の全ては、シグマアルドリッチ社(米国ミズーリ州セントルイス)から入手可能である。
パドリング添加剤として飽和及び不飽和カルボン酸の界面活性剤を用いることに加えて、陰イオン性の極性基としてホスフェート基を有する化合物を用いることもできる。例えば、1つの有効な添加剤は、3つのエチレンオキシド基の鎖によって炭素数18の炭化水素鎖がホスフェート基に付着されている、35〜45%のモノリン酸エステルと50〜60%のジリン酸エステルの混合物である。この添加剤は、中性型又は酸性型で市販されている。その酸性形では、この添加剤は、ポリオキシエチレン(3)オレイルアルコールリン酸エステルである。中性形では、この添加剤は、ジエチルアンモニウムオレス−3−リン酸エステルである。いずれの型もインクジェットインクに添加した時に中性型に転換されることからパドリング添加剤として用いることができる。
典型的なインクジェットインクの成分を、各成分の使用量の範囲とともに表1に示す。使用される染料により、インクジェットインクはシアン、マゼンタ、イエロー、又はブラックであってよい。
インクジェットインクは、当分野で周知の方法を使って当該成分を組み合わせることにより調合される。本書に記載したパドリング添加剤は、現存の調合プロセスに容易に取り入れることができる。何故なら当該パドリング添加剤はインクジェットインク中に低量で存在する為である。それ故、当該パドリング添加剤は、現存の調合プロセスの変更を要する溶解度の問題を生じさせない。どちらかといえば、当該パドリング添加剤は、インクジェットインクの他の成分と共にインクジェットインクに簡単に添加される。当該パドリング添加剤は、現存の調合プロセスに容易に取り入れられるので、パドリングの低減に要する費用は低廉である。
本書に記載したパドリング添加剤を含有するシアン、イエロー、マゼンタ、及びブラックのインクジェットインクは、インクジェットインクセットとしてカラープリンタに用いることができる。そのインクジェットインクのセットは、通常又は特殊なプリント媒体上で高品質のイメージをプリントするのに用いることができる。そのセットに於ける各々のインクジェットインクがパドリング添加剤を含むことができるが、当該パドリング添加剤はインクジェットインクの少なくとも1つ(但し全てではない)に存在し得ることも考えられる。例えば、パドリングがマゼンタインクだけの問題である場合、インクジェットインクのセットのマゼンタインクがパドリング添加剤を含有することができる。そのセット中の各々のインクジェットインクがパドリング添加剤を含有する場合、各々のインクジェットインクは、同一のパドリング添加剤か又は異なるパドリング添加剤を含有することができる。
例1
インクジェットインク組成物
表1に挙げた成分を含有するマゼンタインクを作製した。これらのインクジェットインクに用いられた染料は、三菱化学株式会社(日本国東京)から入手できるニッケル含有マゼンタ染料であった。各々のインクジェットインクは、0.4wt%のパドリング添加剤を含有するものであった。マゼンタインクジェットインクでテストしたパドリング添加剤を表2に挙げる。
コントロール(対照)とするために、パドリング添加剤を欠いているインクジェットインクを作製した。
インクジェットインクは、その成分を直接混合することによって調合した。インクジェットインクのpHは、水酸化ナトリウムを添加することによって約8.0と8.5の間になるよう調整した。一方、パドリング添加剤としてステアリン酸を含有するインクジェットインクのpHは、水酸化アンモニウムを使って同じpH範囲に調整した。このpH範囲で、パドリング添加剤は、パドリング添加剤のナトリウム塩又はアンモニウム塩としてインクジェットインク中に存在した。
例2
パドリング結果
例1で述べたインクジェットインクをテストして、それらのパドリング特性を判断した。インクジェットインクをプリント媒体のシート全体にわたって連続的にプリントした。パドリングの程度を判断するために、インクジェットペンは、それにサービス(例えばプリントヘッドのクリーニングサービスなど)が行われる前に取り外し、そしてプリントヘッド上のパドリングの量を目視観察した。
パドリングは、プリント後にプリントヘッドを目視観察し、そして各インクジェットインクのパドリングの程度を反映させるべく「パドリングスコア」を割り当てた。低いパドリングスコアはパドリングの量が少ないことを示す。約1.0未満のパドリングスコアを示すインクジェットインクは、パドリングの最も大きな低減を示した。パドリング添加剤を含有する各インクジェットインクにおけるパドリングを、パドリング添加剤を欠いているコントロール(対照用)インクジェットインクのパドリングと比較した。コントロールインクジェットインクのパドリングスコアに対する、パドリング添加剤を含有する各インクジェットインクのパドリングスコアの比を「添加剤無しとの割合」として表2に示す。
表2に示したように、パドリング添加剤としてリノール酸、エライジン酸、又はオレイン酸を含有するインクジェットインクは、パドリングの低減を示した。これらの3つのパドリング添加剤は、それぞれ陰イオン性の極性基としてのカルボキシレート基、及び炭素数18(C18)の不飽和炭化水素鎖列を有している。陰イオン性の極性基としてのカルボキシレート基、及び炭素数6から30の炭化水素鎖列としての炭素数6(C)の不飽和炭化水素鎖を有するtrans−trans体の2,4−ヘキサジエン酸をパドリング添加剤として含有しているインクジェットインクもパドリングの低減を示した。
パドリング添加剤としてステアリン酸を含有しているインクジェットインクもパドリングの低減を示した。ステアリン酸は、陰イオン性の極性基としてのカルボキシレート基、及び炭素数6から30の炭化水素鎖列としての炭素数18の飽和炭化水素鎖を有する。
パドリング添加剤としてポリオキシエチレン(3)オレイルアルコールN3を含有しているインクジェットインクもパドリングの低減を示した。ポリオキシエチレン(3)オレイルアルコールは、陰イオン性の極性基としてのホスフェート基、及び炭素数6から30の炭化水素鎖列として炭素数18の炭化水素鎖をもっている。
例3
ポリオキシエチレン(3)オレイルアルコールホスフェートを含有するインクジェットインク組成物のパドリング
0.4wt%のポリオキシエチレン(3)オレイルアルコールホスフェートを含有しているシアン、イエロー、及びマゼンタのインクジェットインクを作製した。ポリオキシエチレン(3)オレイルアルコールホスフェートを欠いているコントロール(対照)インクジェットインクも作製した。これらのインクジェットインクに使用された染料は、DB199シアン染料(アビシア社(米国デラウエア州ウィルミントン)から入手可能)、AR52マゼンタ染料(センシエントテクノロジーズ社(米国ウィスコンシン州ミルウォーキー)から入手可能)、及びAY32イエロー染料(センシエントテクノロジーズ社(米国ウィスコンシン州ミルウォーキー)から入手可能)であった。これらのインクジェットインクは、先に述べたようにして調合した。
前述したようにインクジェットインクをプリントした後、パドリングの程度を判断するためにプリントヘッドの写真を撮った。図1A〜1Dは、ポリオキシエチレン(3)オレイルアルコールホスフェートを欠いているインクジェットインクのパドリングを示す。図1Aは、プリントヘッド上の全体的なパドリングの量を示す。図1B、1C、及び1Dは、それぞれポリオキシエチレン(3)オレイルアルコールホスフェートを欠いているシアン、イエロー、及びマゼンタのインクジェットインクのパドリングを示す。比べて図2A〜12は、パドリング添加剤としてポリオキシエチレン(3)オレイルアルコールホスフェートを含有しているインクジェットインクのパドリングを示す。図2Aは、プリントヘッド上の全体的なパドリングを示し、一方、シアン、イエロー、及びマゼンタのインクジェットインクのパドリングは、それぞれ図2B〜2Dに示されている。ポリオキシエチレン(3)オレイルアルコールホスフェートを含有しているインクジェットインクは、ポリオキシエチレン(3)オレイルアルコールホスフェートを欠いている組成物に比べて低いパドリングを示した。
例4
その他のパドリング添加剤
陰イオン性の極性基として、スルホカルボキシレート基、ホスホノカルボキシレート基、サルコサイド基、サルフェート基、ポリオキシエチレンサルフェート基、スルホネート基、ホスホネート基、ポリオキシエチレンホスフェート基、ポリオキシエチレンホスホネート基、又はポリオキシエチレンホスホネート基を含むパドリング添加剤を合成するか又は予め作製されたものを購入する。
加えて、炭素数6から30の炭化水素鎖列として炭素数7乃至17の炭化水素鎖を有するパドリング添加剤を合成するか又は予め作製されたものを購入する。炭素数7,8,10,12,15又は17の炭化水素鎖を有するパドリング添加剤を合成するか又は予め作製されたものを購入する。
炭素数6から30の炭化水素鎖列として炭素数19乃至30の炭化水素鎖を有するパドリング添加剤も合成するか又は予め作製されたものを購入する。炭素数19,20,22,24,27又は30の炭化水素鎖を有するパドリング添加剤を合成するか又は予め作製されたものを購入する。
パドリング添加剤を前述したようにインクジェットインク中に調合し、そしてプリントした。これらのパドリング添加剤を含有しているインクジェットインクは、パドリングの低減を示した。
本発明は、種々の修正及び代替的な態様を許容できる一方で、特定の実施態様を、図面における実施例により示し、且つ本書において詳細に説明した。しかし本発明は、開示された特有の態様に限定されるものではないことを理解すべきである。むしろ、本発明は、添付の特許請求の範囲によって明確化されたような本発明の精神と範囲に帰属する全ての修正、等価、及び代替的な態様を網羅する。
本発明の一実施態様におけるパドリング添加剤を欠いているインクジェットインクのパドリングの諸性質を示す図。 本発明の一実施態様におけるパドリング添加剤を含有しているインクジェットインクのパドリングの諸性質を示す図。

Claims (3)

  1. パドリングが改善されたインクジェットインクであって、
    染料、
    インクジェットビヒクル、及び
    リノール酸、オレイン酸、エライジン酸、trans−trans体の2,4−ヘキサジエン酸、ステアリン酸、ジエチルアンモニウムオレス−3−ホスフェート、又はポリオキシエチレン(3)オレイルアルコールホスフェートから選択される0.1〜2.0wt%のパドリング添加剤を含有するインクジェットインク。
  2. インクジェットインクのパドリングを改善する方法であって、
    リノール酸、オレイン酸、エライジン酸、trans−trans体の2,4−ヘキサジエン酸、ステアリン酸、ジエチルアンモニウムオレス−3−ホスフェート、又はポリオキシエチレン(3)オレイルアルコールホスフェートから選択されるパドリング添加剤を、染料及びインクビヒクルを含有するインクジェットインクに0.1〜2.0wt%にて添加することを含む方法。
  3. インクジェットインクの組成物であって、
    シアン、イエロー、マゼンタ、及びブラックのインクジェットインクのセットを含み、各インクジェットインクが、染料、インクビヒクル、及びリノール酸、オレイン酸、エライジン酸、trans−trans体の2,4−ヘキサジエン酸、ステアリン酸、ジエチルアンモニウムオレス−3−ホスフェート、又はポリオキシエチレン(3)オレイルアルコールホスフェートから選択される0.1〜2.0wt%のパドリング添加剤とを含インクジェットインク組成物。
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