JP3938303B2 - 出国審査系システム、出国審査方法、入国審査系システム、及び入国審査方法 - Google Patents

出国審査系システム、出国審査方法、入国審査系システム、及び入国審査方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、出国審査系システム、出国審査方法、入国審査系システム、及び入国審査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
国際便が発着陸する空港や港等で行われている出入国管理を自動化する技術が開発されており、例えば特開平5−35935号公報や特開平10−157352号公報に記載された出入国管理技術がある。
【0003】
この特開平5−35935号公報に記載された発明にあっては、基本的には独立型(stand-alone)の出入国管理システムが開示されており、実際の出入国審査の際に、ICカード型の旅券(パスポート)に記憶された顔写真の画像データを読み取る。この読み取った画像データと、その場で撮影した顔写真の画像データとを照合し、その一致の有無を旅券所持人物の正当性の判断要素としている。また、この出入国管理システムは不法出入国者のデータ等の各種の情報を通信ネットワーク経由でダウンロードできる構成となっている。
【0004】
また、特開平10−157352号公報に記載された情報管理システムにあっては、実際の出入国審査の際に、国内外の旅券管理システムに通信ネットワークを通じて接続し、当該システム内に登録された指紋情報をダウンロードする。ダウンロードされた指紋情報と、ICカード型の旅券に記憶された指紋情報とを照合し、その一致の有無を旅券所持人物の正当性の判断要素としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前述したような従来の技術では、審査の迅速化や効率化には未だ不十分である。すなわち、各渡航者がそれぞれ入出国審査を受けるたびに、一人ひとり、指紋情報をダウンロードすべく、通信ネットワークを通じて国内外の旅券管理システムに接続するのでは、その通信時間がかかるのである。各人毎の通信時間を累積すると膨大な時間の損失となり、審査の遅延はとても解消されないのである。 また、到着便に搭乗した入国者について出国審査の際に得られた情報が入国の際の審査で活用されないため、不正な入国の防止が完全とは言い難い。
【0006】
本発明は、このような課題を鑑みてなされたのであり、その目的は、より迅速かつ効率的で、不正な入国をより防止できる入出国審査を実現する技術を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る出国審査系システムにあっては、出国審査レーンの入口側に設置される出国受付システムと、出口側に設置される出国改札システムと、前記出国受付システム及び前記出国改札システムに接続されて出国可否の判定を行う出国審査システムと、を備え、前記出国受付システムは、旅券の発給対象者に固有のID番号を少なくとも記憶する記憶部を有する前記旅券から、前記ID番号を読み取る第1の読取装置と、前記旅券の所持者を撮影して得られる所持者画像データを取得する撮影装置と、当該旅券の所持者が前記出国改札システムの設置場所に到達するまでの間に、前記ID番号と前記所持者画像データとを前記出国審査システムに送信する所持者情報送信装置と、を備え、前記出国審査システムは、外部の旅券発給機関から通信ネットワークを通じて供給される、旅券の発給対象者に固有のID番号と、前記旅券の発給時に前記発給対象者を撮影して得られる発給対象者画像データと、を含む発給対象者情報を記憶する発給対象者情報記憶装置と、前記所持者情報送信装置によって送信された、前記ID番号と前記所持者画像データとを受信する所持者情報受信装置と、前記受信した前記ID番号と前記所持者画像データとを対応付けて記憶する所持者情報記憶装置と、前記発給対象者情報記憶装置から、前記受信した前記ID番号と一致するID番号を含む発給対象者情報を抽出し、前記所持者情報記憶装置から、前記受信した前記ID番号に対応付けられている所持者画像データを抽出するデータ抽出部と、前記発給対象者情報記憶装置から抽出した前記発給対象者情報に含まれている発給対象者画像データと、前記所持者情報記憶装置から抽出した前記所持者画像データと、を照合する画像データ照合装置と、前記発給対象者情報記憶装置から抽出した前記発給対象者情報の正当性を判定する正当性判定装置と、前記旅券の所持者が前記出国改札システムの設置場所に到達するまでの間に、前記画像データの照合結果と、前記発給対象者情報の正当性の判定結果とに基づいて、当該旅券の所持者の出国の可否を判定する出国可否判定装置と、前記出国可否の判定結果を、前記所持者情報送信装置によって送信された前記ID番号と対応付けて、前記所持者情報記憶装置に記憶する判定結果記憶部と、を備え、前記出国改札システムは、前記旅券の所持者が所持する当該旅券の前記記憶部から、当該旅券の発給対象者に固有のID番号を読み取る第2の読取装置と、前記出国審査システムに、前記読み取ったID番号を送信するID番号送信装置と、前記出国審査システムから、前記ID番号と対応付けて前記所持者情報記憶装置に記憶されている出国可否の判定結果を受信する判定結果受信部と、前記受信した出国可否の判定結果に応じて、前記旅券の所持者による改札の通過を許可あるいは不許可とする改札通過判定装置と、を備える。
【0008】
本発明に係る出国審査方法にあっては、出国審査レーンの入口側に設置される出国受付システムと、出口側に設置される出国改札システムと、前記出国受付システム及び前記出国改札システムに接続されて出国可否の判定を行う出国審査システムと、を備える出国審査系システムを用いた出国審査方法であって、前記出国受付システムが、旅券の発給対象者に固有のID番号を少なくとも記憶する記憶部を有する前記旅券から、前記ID番号を読み取り、前記出国受付システムが、前記旅券の所持者を撮影して得られる所持者画像データを取得し、前記出国受付システムが、当該旅券の所持者が前記出国改札システムの設置場所に到達するまでの間に、前記ID番号と前記所持者画像データとを前記出国審査システムに送信し、前記出国審査システムが、外部の旅券発給機関から通信ネットワークを通じて供給される、旅券の発給対象者に固有のID番号と、前記旅券の発給時に前記発給対象者を撮影して得られる発給対象者画像データと、を含む発給対象者情報を、発給対象者情報記憶装置に記憶し、前記出国審査システムが、前記出国受付システムから送信された、前記ID番号と前記所持者画像データとを受信し、前記出国審査システムが、前記受信した前記ID番号と前記所持者画像データとを対応付けて所持者情報記憶装置に記憶し、前記出国審査システムが、前記発給対象者情報記憶装置から、前記受信した前記ID番号と一致するID番号を含む発給対象者情報を抽出し、前記所持者情報記憶装置から、前記受信した前記ID番号に対応付けられている所持者画像データを抽出し、前記出国審査システムが、前記発給対象者情報記憶装置から抽出した前記発給対象者情報に含まれている発給対象者画像データと、前記所持者情報記憶装置から抽出した前記所持者画像データと、を照合し、前記出国審査システムが、前記発給対象者情報記憶装置から抽出した前記発給対象者情報の正当性を判定し、前記出国審査システムが、前記旅券の所持者が前記出国改札システムの設置場所に到達するまでの間に、前記画像データの照合結果と、前記発給対象者情報の正当性の判定結果とに基づいて、当該旅券の所持者の出国の可否を判定し、前記出国審査システムが、前記出国可否の判定結果を、前記出国受付システムから送信された前記ID番号と対応付けて、前記所持者情報記憶装置に記憶し、前記出国改札システムが、前記旅券の所持者が所持する当該旅券の前記記憶部から、当該旅券の発給対象者に固有のID番号を読み取り、前記出国改札システムが、前記出国審査システムに、前記読み取ったID番号を送信し、前記出国改札システムが、前記出国審査システムから、前記ID番号と対応付けて前記所持者情報記憶装置に記憶されている出国可否の判定結果を受信し、前記出国改札システムが、前記受信した出国可否の判定結果に応じて、前記旅券の所持者による改札の通過を許可あるいは不許可とする。
【0009】
本発明に係る入国審査系システムにあっては、入国審査レーンの入口側に設置される入国受付システムと、出口側に設置される入国改札システムと、前記入国受付システム及び前記入国改札システムに接続されて入国可否の判定を行う入国審査システムと、を備える入国審査系システムであって、前記入国受付システムは、旅券の発給対象者に固有のID番号を少なくとも記憶する記憶部を有する前記旅券から、前記ID番号を読み取る第1の読取装置と、前記旅券の所持者を撮影して得られる所持者画像データを取得する撮影装置と、当該旅券の所持者が前記入国改札システムの設置場所に到達するまでの間に、前記ID番号と前記所持者画像データとを前記入国審査システムに送信する所持者情報送信装置と、を備え、前記入国審査システムは、入国予定者が所持している旅券の前記記憶部に記憶されている、当該旅券の発給対象者に固有のID番号と、前記入国予定者が出発地において出国受付を行なった際に当該入国予定者を撮影して得られた入国予定者画像データと、を含む入国予定者情報を記憶する入国予定者情報記憶装置と、前記所持者情報送信装置によって送信された、前記ID番号と前記所持者画像データとを受信する所持者情報受信装置と、前記受信した前記ID番号と前記所持者画像データとを対応付けて記憶する所持者情報記憶装置と、前記入国予定者情報記憶装置から、前記受信した前記ID番号と一致するID番号を含む入国予定者情報を抽出し、前記所持者情報記憶装置から、前記受信した前記ID番号に対応付けられている所持者画像データを抽出するデータ抽出部と、前記入国予定者情報記憶装置から抽出した前記入国予定者情報に含まれている入国予定者画像データと、前記所持者情報記憶装置から抽出した前記所持者画像データと、を照合する画像データ照合装置と、前記入国予定者情報記憶装置から抽出した前記入国予定者情報の正当性を判定する正当性判定装置と、前記旅券の所持者が前記入国改札システムの設置場所に到達するまでの間に、前記画像データの照合結果と、前記入国予定者情報の正当性の判定結果とに基づいて、当該所持者の入国の可否を判定する入国可否判定装置と、前記入国可否の判定結果を、前記所持者情報送信装置によって送信された前記ID番号と対応付けて、前記入国予定者情報記憶装置に記憶する判定結果記憶部と、を備え、前記入国改札システムは、前記旅券の所持者が所持する当該旅券の前記記憶部から、当該旅券の発給対象者に固有のID番号を読み取る第2の読取装置と、前記入国審査システムに、前記読み取ったID番号を送信するID番号送信装置と、前記入国審査システムから、前記ID番号と対応付けて前記入国予定者情報記憶装置に記憶されている入国可否の判定結果を受信する判定結果受信部と、前記受信した入国可否の判定結果に応じて、前記旅券の所持者による改札の通過を許可あるいは不許可とする改札通過判定装置と、を備える。
【0010】
本発明に係る入国審査方法にあっては、入国審査レーンの入口側に設置される入国受付システムと、出口側に設置される入国改札システムと、前記入国受付システム及び前記入国改札システムに接続されて入国可否の判定を行う入国審査システムと、を備える入国審査系システムを用いた入国審査方法であって、前記入国受付システムが、旅券の発給対象者に固有のID番号を少なくとも記憶する記憶部を有する前記旅券から、前記ID番号を読み取り、前記入国受付システムが、前記旅券の所持者を撮影して得られる所持者画像データを取得し、前記入国受付システムが、当該旅券の所持者が前記入国改札システムの設置場所に到達するまでの間に、前記ID番号と前記所持者画像データとを前記入国審査システムに送信し、前記入国審査システムが、入国予定者が所持している旅券の前記記憶部に記憶されている、当該旅券の発給対象者に固有のID番号と、前記入国予定者が出発地において出国受付を行なった際に当該入国予定者を撮影して得られた入国予定者画像データと、を含む入国予定者情報を入国予定者情報記憶装置に記憶し、前記入国審査システムが、前記入国受付システムから送信された、前記ID番号と前記所持者画像データとを受信し、前記入国審査システムが、前記受信した前記ID番号と前記所持者画像データとを対応付けて所持者情報記憶装置に記憶し、前記入国審査システムが、前記入国予定者情報記憶装置から、前記受信した前記ID番号と一致するID番号を含む入国予定者情報を抽出し、前記所持者情報記憶装置から、前記受信した前記ID番号に対応付けられている所持者画像データを抽出し、前記入国審査システムが、前記入国予定者情報記憶装置から抽出した前記入国予定者情報に含まれている入国予定者画像データと、前記所持者情報記憶装置から抽出した前記所持者画像データと、を照合し、前記入国審査システムが、前記入国予定者情報記憶装置から抽出した前記入国予定者情報の正当性を判定し、前記入国審査システムが、前記旅券の所持者が前記入国改札システムの設置場所に到達するまでの間に、前記画像データの照合結果と、前記入国予定者情報の正当性の判定結果とに基づいて、当該所持者の入国の可否を判定し、前記入国審査システムが、前記入国可否の判定結果を、前記入国受付システムから送信された前記ID番号と対応付けて、前記入国予定者情報記憶装置に記憶し、前記入国改札システムが、前記旅券の所持者が所持する当該旅券の前記記憶部から、当該旅券の発給対象者に固有のID番号を読み取り、前記入国改札システムが、前記入国審査システムに、前記読み取ったID番号を送信し、前記入国改札システムが、前記入国審査システムから、前記ID番号と対応付けて前記入国予定者情報記憶装置に記憶されている入国可否の判定結果を受信し、前記入国改札システムが、前記受信した入国可否の判定結果に応じて、前記旅券の所持者による改札の通過を許可あるいは不許可とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
本実施の形態に係る出入国管理の技術に関して説明する。図1に、空港を例とする入出国システムの全体構成のブロック図を示す。同図に示すように、本実施の形態では、大きく分けて、出発空港100側に設置される各種の機器からなる出国審査系システム、到着空港200側に設置される各種の機器からなる入国審査系システム、及び、旅券発給者(国の機関、外部の旅券発給機関)が所管する旅券管理システムといった、3系統のシステムに分かれる。これら3系統のシステムは、適宜、所定の通信回線や通信ネットワーク(以下、単に「ネットワーク」と総称する)でもって接続される。なお、旅券管理システムは、旅券管理装置161及び旅券情報DB162で構成できる。
【0020】
まず、旅行者の旅券(パスポート)及び発給時の情報の取り扱いについて説明する。国内各地に点在する旅券発給所は、よく知られているように、旅行者の要求に応じ、旅券を発給する。図2の構成概念図に、旅券の主要な部分の一例を示す。同図に示すように、旅券150には、顔写真151、記載事項152、及び記憶媒体(記憶部)153が設けられている。旅券150に貼付された顔写真151は、旅券150の発給時に撮影したものであり、記載事項152は、旅行者情報として氏名、国籍、性別、生年月日、有効満了日が記載されている。記憶媒体153は、情報を記憶する例えばEEPROMやROM等で構成される不揮発性メモリであり、旅券の発給対象たる人物に固有のID番号が記憶される。このID番号には国籍の情報が含まれていてもよい。
【0021】
各旅券発給所は、旅行者に旅券150を発給後、記憶媒体153に記憶されたID番号に対して記載事項152を対応付け、旅券所有者情報として旅券管理システムに送信する。図1に示すように、旅券管理システム内の旅券管理装置161は、受信した旅券所有者情報を旅券情報DB162に格納する。このように、旅券情報DB162に格納された旅券所有者情報は、旅券管理装置161を通じてネットワーク経由で、図1の出国審査装置115を通じて定期的に旅券所有者DB116に格納される。ここで、この旅券所有者情報DB116のデータベース構造を説明すると、図3に示すように、旅券所有者情報DB116は、旅券に記憶される前述のID番号310に対応して、旅券所有者情報320を有する。この旅券所有者情報320を構成する各項目としては、旅券番号321、国籍322、氏名323、性別324、生年月日325、旅券の発行年月日326、旅券の有効期間満了日327、旅券発給の際に撮影した顔写真の画像データ328、及びネガティブ・データ(ネガデータ)329がある。ここで、ネガティブ・データ(ネガデータ)とは、不法な出入国や滞在等の経歴を示す。
【0022】
次に、出国審査に関し、図1を参照にして説明する。各出発空港100では、前記の出国審査系システムが配備される。この出国審査系システムは、各種の役割や機能を担う各システムの集合体であって、図1では区分けしていないが、チェックインシステム、出国受付システム、出国改札システム、顔写真データ表示システム及び出国審査システムを備える。各システムは、適宜、コンピュータなど情報処理システムを利用する等して構成される。
【0023】
まず、チェックインカウンター130には、詳しくは後述するが、旅券情報読取装置(旅券情報読取手段)131及びチェックイン処理装置132を有するチェックインシステムが設置されている。旅券情報読取装置131はチェックイン処理装置132に接続されている。このチェックイン処理装置132は前記の出国審査システムに接続されている。また、専用出国審査レーン110の入口側には、詳しくは後述するが、旅券情報読取装置111、撮影装置112、及び出国受付装置118を有する出国受付システムが設置されている。旅券情報読取装置111及び撮影装置112は出国受付装置118に接続されている。この出国受付装置118は、前記の出国審査システムに接続されている。さらに、専用出国審査レーン110の出口側には、詳しくは後述するが、旅券情報読取装置113及び出国改札装置114を有する出国改札システムが設置されている。旅券情報読取装置113は出国改札装置114に接続されている。この出国改札装置114は前記の出国審査システムに接続されている。さらに、一般審査所120には、詳しくは後述するが、顔写真データ表示装置121を有する顔写真データ表示システムが設置されている。顔写真データ表示装置121は前記の出国審査システムに接続されている。
【0024】
そして、出国審査システムは、前述した各システムと接続されて各種の情報の送受を行う中枢的な機能を担い、出国審査装置115、出国者情報DB(データベース)117及び旅券所有者情報DB(データベース)116を有する。この出国審査装置115は、図7に示すように、制御部、表示部、入力部、通信部にて構成されており、旅券所有者情報DB116と出国者情報DB117が記憶部として付帯する。制御部は、旅券所有者情報DB116からのデータ抽出、出国者情報DB117へのデータ格納、出国者情報DB117からのデータ抽出、旅行者情報(有効期間満了日、ネガティブ・データ)の確認、顔写真データの照合を行う。表示部は、旅行者情報の表示、撮影データの表示、審査入力部分の表示を行う。入力部は、審査結果の入力が行われる。通信部は、出国受付装置118との通信、出国改札装置114との通信、入国審査装置215との通信が行われる。なお、後述する入国審査装置215も同様の構成と機能を持つ。
【0025】
つぎに、旅行者による出国審査を経るまでの行動を通じ、前述した各装置の具体的な動作を説明する。まず、チェックイン処理について説明する。図1に示すように、旅行者140は、出発空港100にて、自身が搭乗する航空会社のチェックインカウンター130にて、チェックイン処理を行う。まずチェックイン処理装置132は、周知の磁気カード読み取り機を利用した公知の装置であって、旅行者140が所有する航空券に記載されている便名等の航空情報を読み取り、付帯する公知の記憶装置に記憶させる。旅券情報読取装置131は、旅券150の記憶媒体153からID番号等の必要な情報を読取り、チェックイン処理装置132へ送信する。チェックイン処理装置132は、ID番号等を旅券情報読取装置131から受信し、先に記憶した便名と対応付けて、出国審査装置115に送信する。出国審査装置115は、受信したID番号を出国者情報DB117の該当する便名ファイルに格納する。ここで、この出国者情報DB117のデータベース構造を図4に示す。同図に示すように、出国者情報DB117は、ID番号410に対応して、出国者情報420を有する。この出国者情報420を構成する各項目としては、旅券番号421、国籍422、氏名423、性別424、生年月日425、旅券の発行年月日426、旅券の有効期間満了日427、出国受付の際に撮影した顔写真の画像データ428、専用出国審査レーンの番号428及び出国審査の結果である。
【0026】
つぎに、専用出国審査レーン110における旅行者140の出国審査処理につき、図1のブロック図、図5及び図6のフローチャートを参照にして説明する。なお、適宜、図3の旅券所有者情報DBと図4の出国者情報DBを参照されたい。まず、旅行者140は、チェックイン処理後、旅券150の専用出国審査レーン110にて、旅券150を旅券情報読取装置111に差し込むか、または、かざす。このことで、旅券情報読取装置111は、旅券150に装着された記憶媒体153のID番号を読取る(500)。この際の様子は図13に表されており、同図では、専用出国レーン110での出国受付におけるゲートや各装置の配置イメージを示している。ID番号が読取り不可能であれば(505:NO)、出国受付装置118は、旅券情報読取装置111から通知を受け、ゲートを閉じて一般審査所120にて審査を受けるように促す(506)。反対に、ID番号が読取り可能であれば(505:YES)、出国受付装置118は読取ったID番号を出国審査装置115に送信する(510)。出国審査装置115は、送信されたID番号が旅券所有者情報DB116内に格納されているかを確認すべく検索する(515)。
【0027】
ID番号がない場合(520:NO)、出国受付装置118は、出国審査装置115から通知を受け、ゲートを閉じて、一般審査所にて審査を受けるように促す(521)。さらに、撮影装置112は、旅行者140の顔写真を撮影し、その画像データ(顔写真データ)を出国受付装置118へ送信する。出国受付装置118は、受信した顔写真データを一般審査所120の顔写真データ表示装置121に送信する(522)。顔写真データ表示装置121は、審査官の審査に供すべく、受信した(523)顔写真データを付帯するディスプレイで表示する。
【0028】
一方、ID番号がある場合(520)、撮影装置112は、旅行者140の顔写真を撮影し、顔写真データをID番号と対応付けて、出国受付装置118へ送信する。出国受付装置118は、受信した顔写真データ及びID番号を出国審査装置115に送信する(525)。出国審査装置115は、受信したID番号と顔写真データを出国者情報DB117のID番号410と顔写真データ(出国)428に格納する(530)。続いて、出国審査装置115は、旅券所有者情報DB116から当該ID番号310の旅券所有者情報320を抽出するとともに、出国者情報DB117から当該ID番号410の顔写真データ(出国)428を抽出する(535)。出国審査装置115は、抽出した旅行者情報320の有効期間満了日327、ネガティブデータ(ネガデータ)329の判定処理を行い、かつ顔写真データ(登録)328と顔写真データ(出国)428を画像認識による照合(マッチング)処理を行い、出国可/不可を判定する(540)。
【0029】
この時、顔写真データの照合処理において、技術的に画像認識での照合が困難である場合は、出国審査装置115の表示部において、図8に示す画面イメージのように顔写真データ(登録)と顔写真データ(出国)を表示することで、審査官が人為的に照合を行い、審査結果を入力することも可能である。出国審査装置115は、出国者情報DB117の当該ID番号410に、顔写真データ(出国)428以外の出国者情報420と出国審査結果430を格納する(545)。旅行者140は専用出国審査レーン110を先に進み、出国改札装置114まで来たら立ち止まることとなる。旅行者140は、出国改札装置114に接続された旅券情報読取装置113に旅券150を差し込む、またはかざす。このことで、旅券情報読取装置113は、旅券150の記憶媒体153のID番号を読取る(550)。続いて、図6のフローチャートに示すように、出国改札装置114は、読取ったID番号を出国審査装置115に送信する(555)。出国審査装置115は、送信されたID番号から出国者情報DB117に格納された出国審査結果430を抽出し、出国改札装置114に送信する(560)。もし、出国不可能な場合(565:NO)、出国改札装置114は、旅行者140の通過を許可しない(566)。反対に、出国可能な場合(565:YES)、出国改札装置114は、旅行者140の通過を許可する(570)。これまでの審査処理を同一の航空便における全ての旅行者140に対して行った後、出国審査装置115は、出国者情報DB117に格納したID番号410と出国者情報420の全情報を一括で、到着空港200の入国審査装置215に送信する(575)。
【0030】
次に、入国審査に関し、図1を参照にして説明する。各到着空港200では、前記の入国審査系システムが配備される。この入国審査系システムは、各種の役割や機能を担う各システムの集合体であって、図1では区分けしていないが、入国受付システム、入国改札システム、顔写真データ表示システム及び入国審査システムを備える。各システムは、適宜、コンピュータなど情報処理システムを利用する等して構成される。
【0031】
まず、専用入国審査レーン210の入口側には、詳しくは後述するが、旅券情報読取装置211、撮影装置212、及び入国受付装置218を有する入国受付システムが設置されている。旅券情報読取装置211及び撮影装置212は入国受付装置218に接続されている。この入国受付装置218は、前記の入国審査システムに接続されている。さらに、専用入国審査レーン210の出口側には、詳しくは後述するが、旅券情報読取装置213及び入国改札装置214を有する入国改札システムが設置されている。旅券情報読取装置213は入国改札装置214に接続されている。この入国改札装置214は前記の入国審査システムに接続されている。さらに、一般審査所220には、詳しくは後述するが、顔写真データ表示装置221を有する顔写真データ表示システムが設置されている。顔写真データ表示装置221は前記の入国審査システムに接続されている。そして、入国審査システムは、前述した各システムと接続されて各種の情報の送受を行う中枢的な機能を担い、入国審査装置215、入国者情報DB(データベース)217及び到着便情報DB(データベース)216を有する。この入国審査装置215は、図7に示す、前述した出国審査装置115と同様の構成と機能を有している。すなわち、入国審査装置215は、制御部、表示部、入力部、通信部にて構成されており、図1に示すように到着便情報DB216と入国者情報DB217が記憶部として付帯する。制御部は、到着便情報DB216からのデータ抽出、入国者情報DB217へのデータ格納、入国者情報DB217からのデータ抽出、旅行者情報(有効期間満了日、ネガティブ・データ)の確認、顔写真データの照合を行う。表示部は、旅行者情報の表示、撮影データの表示、審査入力部分の表示を行う。入力部は、審査結果の入力が行われる。通信部は、入国受付装置218との通信、入国改札装置214との通信、入国審査装置215との通信が行われる。
【0032】
ここで、到着便情報DB216及び入国者情報DB217のデータベース構造を説明する。到着便情報DB216は、図12に示すように、到着する航空便名910に対し、出発時間920及び到着時間930である。また、入国者情報DB217は、図11に示すように、ID番号610に対応して、入国者情報620を有する。この入国者情報620を構成する各項目としては、旅券番号621、国籍622、氏名623、性別624、生年月日625、旅券の発行年月日626、旅券の有効期間満了日627、出国受付の際に撮影した顔写真の画像データ628、入国受付の際に撮影した顔写真の画像データ629、専用入国審査レーンの番号630及び出国審査631の結果である。
【0033】
つぎに、専用入国審査レーン210における旅行者140の入国審査処理につき、図1のブロック図、図9及び図10のフローチャートを参照にして説明する。また、適宜、図4の出国者情報DB117や図11の入国者情報DB217及び図12の到着便情報DB216を参照されたい。なお、この専用入国審査レーン210での入国受付における各装置や設備の配置イメージは図13の出国受付と同様であり、前述した出国に係る各装置や設備と同様の物が配置されている。まず、入国審査装置215は、出国審査装置115から送信された出国者情報を入国者情報DB217に格納しておく(700)。専用入国審査レーン210に入った旅行者140は、旅券150を旅券情報読取装置211に差し込むまたはかざすことで、旅券情報読取装置211は、旅券150の記憶媒体153のID番号を読取る(705)。もし、ID番号が読取り不可能であれば(710:NO)、入国受付装置218は、旅券情報読取装置211から通知を受け、ゲートを閉じて一般審査所220にて審査を受けるように促す(711)。反対に、ID番号が読取り可能であれば(710:YES)、旅券情報読取装置211は、読取ったID番号を入国受付装置218へ送信する。入国受付装置218は、受信したID番号を入国審査装置215に送信する(715)。入国審査装置215は、受信したID番号が入国者情報DB217内に格納されているかを検索する(720)。もし、ID番号がない場合は(725:NO)、図10のステップBから始まるフローチャートに示すように、入国審査装置215は、到着便情報DB216にて現時刻をキーに一定時間帯前(例えば2時間前)の到着時間930の便名910を検索し、その出発空港ID920を抽出する(800)。入国審査装置215は、抽出した全ての出発空港ID920に該当する各出発審査装置115に対して、読取ったID番号を送信して該当のID番号の登録の有無を問い合わせる(805)。この問い合わせを受けた各出国審査装置115は、受信したID番号をキーに出国者情報DB117を検索する(810)。旅行者情報が検出された場合は、該当の旅行者情報を入国審査装置215に送信する一方、旅行者情報が検出されなかった場合は「旅行者情報なし」の旨のメッセージ情報を入国審査装置215へ向けて返信する。入国審査装置215は、旅行者情報なしの場合(820:NO)、図13に示すように、ゲートを閉じて一般審査所220にて審査を受けるように促す(821)。撮影装置212は、旅行者140の顔写真を撮影し、入国受付装置218から入国審査装置215へ顔写真データを送信する。入国審査装置215は、受信した顔写真データを一般審査所220の顔写真データ表示装置221に送信する(822)。顔写真データ表示装置221は、審査官の操作入力に応じ、受信した顔写真データを付帯するディスプレイに表示する(823)。反対に、各出国審査装置115で旅行者情報が検出されて「旅行者情報あり」の場合(820:YES)、入国審査装置215は、入受信した旅行者情報を入国者情報DB216に格納する(825)。引き続き、ステップ730の処理に移る。
【0034】
一方、図9の前述したステップ725で「ID番号あり」の場合(725:YES)、撮影装置212は、旅行者140の顔写真を撮影し、その顔写真データをID番号と対応付けて、入国審査装置215に送信する(730)。入国審査装置215は、受信した顔写真データを入国者情報DB217の当該ID番号610にある顔写真データ(入国)629に格納する(735)。入国審査装置215は、入国者情報DB217から当該ID番号610の入国者情報620を抽出する(740)。入国審査装置215は、抽出した入国者情報620において、有効期間満了日627の是非の判定処理を行うとともに、顔写真データ(出国)628と顔写真データ(入国)629を画像認識による照合(マッチング)処理を行い、入国可/不可を判定する(745)。なお、この顔写真データの照合処理において、技術的に画像認識での照合が困難である場合は、前述した出国審査処理と同様に、入国審査装置215の表示部に図8のように顔写真データ(出国)と顔写真データ(入国)を表示させることで、審査官が人為的に照合と判定を行い、審査結果を入力することも可能である。入国審査装置215は、このようにして得られた入国審査結果631を入国者情報DB217の該当のID番号610の対応欄に格納する(750)。
【0035】
続いて、旅行者140は専用入国審査レーン210を先に進み、入国改札装置214まで来たら立ち止まる。旅行者140は、入国改札装置214に接続された旅券情報読み取装置213に旅券150を差し込む、または、かざす。このことで、旅券情報読取装置213は、旅券150における記憶媒体153のID番号を読取る(755)。図10のステップDで始まるフローチャートに示すように、入国改札装置214は、読取ったID番号を入国審査装置215に送信する(760)。入国審査装置215は、送信されたID番号から入国者情報DB217に格納された該当の入国審査結果631を抽出し、入国改札装置214に送信する(765)。そして、もし入国不可能な場合(770:NO)、入国改札装置214は、旅行者140の通過を許可しない(771)。反対に、入国可能な場合(770:YES)、入国改札装置214は、旅行者140の通過を許可する(775)。
【0036】
ここで、空港ではなく、陸続きの外国に対して電車や車などで入国する場合の入国審査の方法について、図1のブロック図を流用して説明する。まず前提として、旅券150発給時において、旅券発給国を識別可能な国コードがID番号310に含まれていることとする。旅行者140が入国する際、その国の入国審査所に設置された旅券情報読取装置211が旅券150のID番号を読取る。旅券情報読取装置211は、読取ったID番号の国コードに基づき該当する旅券150の発給国の旅券情報管理装置161に接続し、ID番号を送信する。旅券情報管理装置161は、受信したID番号から旅券情報DB162に格納されている旅券所有者情報320を検出し、入国審査装置215に送信する。入国審査装置215は受信した旅券所有者情報320を入国受付装置218に送信し、入国受付装置218は受信した旅券所有者情報320を付帯するディスプレイに表示する。審査官は、表示された旅券所有者情報320と、旅行者140が所有する旅券150の記載内容152及び旅行者140の顔を比較して、入国の可否を判定する。
【0037】
なお、本実施の形態では、撮影装置112(撮影装置212)と出国改札装置114(入国改札装置214)を2つに分けて説明したが、撮影装置112と出国改札装置114を1つの装置にすることも可能である。この場合、旅券情報読取装置111/114(211/214)も1つとなり、同装置に接続されることになる。また本実施の形態では、前記の撮影装置により顔写真データを撮影し、顔写真データによる本人認証としたが、他の認証方法として、指紋、静脈、網膜などの生態認証などで行うことも可能である。
【0038】
本実施の形態にあっては次の効果を奏する。各渡航者(旅行者)がそれぞれ入出国審査を受けるたびに、一人ひとり、識別情報をダウンロードすべく、通信ネットワークを通じて国内外の旅券管理システムに接続する必要がない。したがって、入出国審査を受ける毎の通信時間がかからない。したがって、各人毎の通信時間を累積することによる膨大な時間の損失を解消し、審査の迅速化を格段に高められる。
【0039】
前述したように、各機能や役割別に構成された各装置や各システムを有機的に結びつけることで、精密かつ円滑な入出国審査を実現できる。
【0040】
また、到着便に搭乗した入国者について出国審査の際に得られた情報が入国側審査に提供されるため、不正入国の防止向上が図れる。
【0041】
旅券のID番号をキーにし、各種の情報やデータの読み出しや書き込み、送受信、照会、及び検索といった処理を入出国審査システム内で実行できるため、高効率且つ円滑な審査処理を実現できる。並びに、各国に設置された入出国審査システム間でも、旅券のID番号をキーにし、各種の情報やデータの照会ができるため、世界規模で高効率且つ円滑な審査システムを構築できる。
【0042】
【発明の効果】
入出国審査における各種の確認作業を自動化できるため、当該審査の迅速化及び効率化を図ることができる。また、旅券の改造や変造を防止し、その不正使用を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態にかかる入出国審査に関し、空港を例とする入出国システムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態にかかる旅券の一例を示す構成の概念図である。
【図3】 本発明の実施の形態にかかる旅券所有者情報DBのデータベース構造を示す図である。
【図4】 本発明の実施の形態にかかる出国者情報DBのデータベース構造を示す図である。
【図5】 本発明の実施の形態にかかる出国審査処理のフローチャートである。
【図6】 本発明の実施の形態にかかる出国審査処理における後半のフローチャートである。
【図7】 本発明の実施の形態にかかる出国審査装置の構成を示すブロック図である。
【図8】 本発明の実施の形態にかかる入国審査装置及び出国審査装置の表示部の画面イメージを示す図である。
【図9】 本発明の実施の形態にかかる入国審査処理を示すフローチャートである。
【図10】本発明の実施の形態にかかる入国審査処理の一部を示すフローチャートである。
【図11】 本発明の実施の形態にかかる入国者情報DBのデータベース構造を示す図である。
【図12】 本発明の実施の形態にかかる到着便情報DBのデータベース構造を示す図である。
【図13】 本発明の実施の形態にかかる専用出国レーンでの出国受付イメージを示す図である。
【符号の簡単な説明】
100 出発空港
110 専用出国審査レーン
111 旅券情報読取装置
112 撮影装置
113 旅券情報読取装置
114 出国改札装置
115 出国審査装置
116 旅券所有者情報DB(データベース)
117 出国者情報DB(データベース)
118 出国受付装置
120 一般審査所
121 顔写真データ表示装置
130 チェックインカウンター
131 旅券情報読取装置
132 チェックイン処理装置
161 旅券管理装置
162 旅券情報DB
210 専用入国審査レーン
211 旅券情報読取装置
212 撮影装置
213 旅券情報読取装置
214 入国改札装置
215 入国審査装置
216 到着便情報DB(データベース)
217 入国者情報DB(データベース)
218 入国受付装置
220 一般審査所
221 顔写真データ表示装置

Claims (4)

  1. 出国審査レーンの入口側に設置される出国受付システムと、出口側に設置される出国改札システムと、前記出国受付システム及び前記出国改札システムに接続されて出国可否の判定を行う出国審査システムと、を備える出国審査系システムであって、
    前記出国受付システムは、
    旅券の発給対象者に固有のID番号を少なくとも記憶する記憶部を有する前記旅券から、前記ID番号を読み取る第1の読取装置と、
    前記旅券の所持者を撮影して得られる所持者画像データを取得する撮影装置と、
    当該旅券の所持者が前記出国改札システムの設置場所に到達するまでの間に、前記ID番号と前記所持者画像データとを前記出国審査システムに送信する所持者情報送信装置と、
    を備え、
    前記出国審査システムは、
    外部の旅券発給機関から通信ネットワークを通じて供給される、旅券の発給対象者に固有のID番号と、前記旅券の発給時に前記発給対象者を撮影して得られる発給対象者画像データと、を含む発給対象者情報を記憶する発給対象者情報記憶装置と、
    前記所持者情報送信装置によって送信された、前記ID番号と前記所持者画像データとを受信する所持者情報受信装置と、
    前記受信した前記ID番号と前記所持者画像データとを対応付けて記憶する所持者情報記憶装置と、
    前記発給対象者情報記憶装置から、前記受信した前記ID番号と一致するID番号を含む発給対象者情報を抽出し、前記所持者情報記憶装置から、前記受信した前記ID番号に対応付けられている所持者画像データを抽出するデータ抽出部と、
    前記発給対象者情報記憶装置から抽出した前記発給対象者情報に含まれている発給対象者画像データと、前記所持者情報記憶装置から抽出した前記所持者画像データと、を照合する画像データ照合装置と、
    前記発給対象者情報記憶装置から抽出した前記発給対象者情報の正当性を判定する正当性判定装置と、
    前記旅券の所持者が前記出国改札システムの設置場所に到達するまでの間に、前記画像データの照合結果と、前記発給対象者情報の正当性の判定結果とに基づいて、当該旅券の所持者の出国の可否を判定する出国可否判定装置と、
    前記出国可否の判定結果を、前記所持者情報送信装置によって送信された前記ID番号と対応付けて、前記所持者情報記憶装置に記憶する判定結果記憶部と、
    を備え、
    前記出国改札システムは、
    前記旅券の所持者が所持する当該旅券の前記記憶部から、当該旅券の発給対象者に固有のID番号を読み取る第2の読取装置と、
    前記出国審査システムに、前記読み取ったID番号を送信するID番号送信装置と、
    前記出国審査システムから、前記ID番号と対応付けて前記所持者情報記憶装置に記憶されている出国可否の判定結果を受信する判定結果受信部と、
    前記受信した出国可否の判定結果に応じて、前記旅券の所持者による改札の通過を許可あるいは不許可とする改札通過判定装置と、
    を備えることを特徴とする出国審査系システム。
  2. 出国審査レーンの入口側に設置される出国受付システムと、出口側に設置される出国改札システムと、前記出国受付システム及び前記出国改札システムに接続されて出国可否の判定を行う出国審査システムと、を備える出国審査系システムを用いた出国審査方法であって、
    前記出国受付システムが、旅券の発給対象者に固有のID番号を少なくとも記憶する記憶部を有する前記旅券から、前記ID番号を読み取り、
    前記出国受付システムが、前記旅券の所持者を撮影して得られる所持者画像データを取得し、
    前記出国受付システムが、当該旅券の所持者が前記出国改札システムの設置場所に到達するまでの間に、前記ID番号と前記所持者画像データとを前記出国審査システムに送信し、
    前記出国審査システムが、外部の旅券発給機関から通信ネットワークを通じて供給される、旅券の発給対象者に固有のID番号と、前記旅券の発給時に前記発給対象者を撮影して得られる発給対象者画像データと、を含む発給対象者情報を、発給対象者情報記憶装置に記憶し、
    前記出国審査システムが、前記出国受付システムから送信された、前記ID番号と前記所持者画像データとを受信し、
    前記出国審査システムが、前記受信した前記ID番号と前記所持者画像データとを対応付けて所持者情報記憶装置に記憶し、
    前記出国審査システムが、前記発給対象者情報記憶装置から、前記受信した前記ID番号と一致するID番号を含む発給対象者情報を抽出し、前記所持者情報記憶装置から、前記受信した前記ID番号に対応付けられている所持者画像データを抽出し、
    前記出国審査システムが、前記発給対象者情報記憶装置から抽出した前記発給対象者情報に含まれている発給対象者画像データと、前記所持者情報記憶装置から抽出した前記所持者画像データと、を照合し、
    前記出国審査システムが、前記発給対象者情報記憶装置から抽出した前記発給対象者情報の正当性を判定し、
    前記出国審査システムが、前記旅券の所持者が前記出国改札システムの設置場所に到達するまでの間に、前記画像データの照合結果と、前記発給対象者情報の正当性の判定結果とに基づいて、当該旅券の所持者の出国の可否を判定し、
    前記出国審査システムが、前記出国可否の判定結果を、前記出国受付システムから送信された前記ID番号と対応付けて、前記所持者情報記憶装置に記憶し、
    前記出国改札システムが、前記旅券の所持者が所持する当該旅券の前記記憶部から、当該旅券の発給対象者に固有のID番号を読み取り、
    前記出国改札システムが、前記出国審査システムに、前記読み取ったID番号を送信し、
    前記出国改札システムが、前記出国審査システムから、前記ID番号と対応付けて前記所持者情報記憶装置に記憶されている出国可否の判定結果を受信し、
    前記出国改札システムが、前記受信した出国可否の判定結果に応じて、前記旅券の所持者による改札の通過を許可あるいは不許可とする
    ことを特徴とする出国審査方法。
  3. 入国審査レーンの入口側に設置される入国受付システムと、出口側に設置される入国改札システムと、前記入国受付システム及び前記入国改札システムに接続されて入国可否の判定を行う入国審査システムと、を備える入国審査系システムであって、
    前記入国受付システムは、
    旅券の発給対象者に固有のID番号を少なくとも記憶する記憶部を有する前記旅券から、前記ID番号を読み取る第1の読取装置と、
    前記旅券の所持者を撮影して得られる所持者画像データを取得する撮影装置と、
    当該旅券の所持者が前記入国改札システムの設置場所に到達するまでの間に、前記ID番号と前記所持者画像データとを前記入国審査システムに送信する所持者情報送信装置と、
    を備え、
    前記入国審査システムは、
    入国予定者が所持している旅券の前記記憶部に記憶されている、当該旅券の発給対象者に固有のID番号と、前記入国予定者が出発地において出国受付を行なった際に当該入国 予定者を撮影して得られた入国予定者画像データと、を含む入国予定者情報を記憶する入国予定者情報記憶装置と、
    前記所持者情報送信装置によって送信された、前記ID番号と前記所持者画像データとを受信する所持者情報受信装置と、
    前記受信した前記ID番号と前記所持者画像データとを対応付けて記憶する所持者情報記憶装置と、
    前記入国予定者情報記憶装置から、前記受信した前記ID番号と一致するID番号を含む入国予定者情報を抽出し、前記所持者情報記憶装置から、前記受信した前記ID番号に対応付けられている所持者画像データを抽出するデータ抽出部と、
    前記入国予定者情報記憶装置から抽出した前記入国予定者情報に含まれている入国予定者画像データと、前記所持者情報記憶装置から抽出した前記所持者画像データと、を照合する画像データ照合装置と、
    前記入国予定者情報記憶装置から抽出した前記入国予定者情報の正当性を判定する正当性判定装置と、
    前記旅券の所持者が前記入国改札システムの設置場所に到達するまでの間に、前記画像データの照合結果と、前記入国予定者情報の正当性の判定結果とに基づいて、当該所持者の入国の可否を判定する入国可否判定装置と、
    前記入国可否の判定結果を、前記所持者情報送信装置によって送信された前記ID番号と対応付けて、前記入国予定者情報記憶装置に記憶する判定結果記憶部と、
    を備え、
    前記入国改札システムは、
    前記旅券の所持者が所持する当該旅券の前記記憶部から、当該旅券の発給対象者に固有のID番号を読み取る第2の読取装置と、
    前記入国審査システムに、前記読み取ったID番号を送信するID番号送信装置と、
    前記入国審査システムから、前記ID番号と対応付けて前記入国予定者情報記憶装置に記憶されている入国可否の判定結果を受信する判定結果受信部と、
    前記受信した入国可否の判定結果に応じて、前記旅券の所持者による改札の通過を許可あるいは不許可とする改札通過判定装置と、
    を備えることを特徴とする入国審査系システム。
  4. 入国審査レーンの入口側に設置される入国受付システムと、出口側に設置される入国改札システムと、前記入国受付システム及び前記入国改札システムに接続されて入国可否の判定を行う入国審査システムと、を備える入国審査系システムを用いた入国審査方法であって、
    前記入国受付システムが、旅券の発給対象者に固有のID番号を少なくとも記憶する記憶部を有する前記旅券から、前記ID番号を読み取り、
    前記入国受付システムが、前記旅券の所持者を撮影して得られる所持者画像データを取得し、
    前記入国受付システムが、当該旅券の所持者が前記入国改札システムの設置場所に到達するまでの間に、前記ID番号と前記所持者画像データとを前記入国審査システムに送信し、
    前記入国審査システムが、入国予定者が所持している旅券の前記記憶部に記憶されている、当該旅券の発給対象者に固有のID番号と、前記入国予定者が出発地において出国受付を行なった際に当該入国予定者を撮影して得られた入国予定者画像データと、を含む入国予定者情報を入国予定者情報記憶装置に記憶し、
    前記入国審査システムが、前記入国受付システムから送信された、前記ID番号と前記所持者画像データとを受信し、
    前記入国審査システムが、前記受信した前記ID番号と前記所持者画像データとを対応付けて所持者情報記憶装置に記憶し、
    前記入国審査システムが、前記入国予定者情報記憶装置から、前記受信した前記ID番号と一致するID番号を含む入国予定者情報を抽出し、前記所持者情報記憶装置から、前 記受信した前記ID番号に対応付けられている所持者画像データを抽出し、
    前記入国審査システムが、前記入国予定者情報記憶装置から抽出した前記入国予定者情報に含まれている入国予定者画像データと、前記所持者情報記憶装置から抽出した前記所持者画像データと、を照合し、
    前記入国審査システムが、前記入国予定者情報記憶装置から抽出した前記入国予定者情報の正当性を判定し、
    前記入国審査システムが、前記旅券の所持者が前記入国改札システムの設置場所に到達するまでの間に、前記画像データの照合結果と、前記入国予定者情報の正当性の判定結果とに基づいて、当該所持者の入国の可否を判定し、
    前記入国審査システムが、前記入国可否の判定結果を、前記入国受付システムから送信された前記ID番号と対応付けて、前記入国予定者情報記憶装置に記憶し、
    前記入国改札システムが、前記旅券の所持者が所持する当該旅券の前記記憶部から、当該旅券の発給対象者に固有のID番号を読み取り、
    前記入国改札システムが、前記入国審査システムに、前記読み取ったID番号を送信し、
    前記入国改札システムが、前記入国審査システムから、前記ID番号と対応付けて前記入国予定者情報記憶装置に記憶されている入国可否の判定結果を受信し、
    前記入国改札システムが、前記受信した入国可否の判定結果に応じて、前記旅券の所持者による改札の通過を許可あるいは不許可とする
    ことを特徴とする入国審査方法。
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