JP3937831B2 - 電源装置及びこれを用いた画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、容量性の負荷を駆動する電源装置に関し、特にトランスを使わずに高電圧を発生する電源装置に関する。この電源装置は例えば、電子写真方式の画像形成装置において感光体を帯電する帯電器、感光体上にトナー像を現像する現像器、ESB(Electrostatic Brush)等にバイアス電圧等の高電圧を供給する為の電源装置に用いる。また、本発明は、別の画像形成装置の一つであるインクジェッ卜記録装置、特に画像を記録する機構として圧電素子に駆動信号を供給し、液体インクを吐出する方式を用いたインクジェッ卜記録装置の駆動装置に用いる電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
(第1の従来技術)
従来、この種の電源装置を適用した電子写真方式の画像形成装置として、次に示すようなものがある。画像形成装置では感光体ドラムの表面を1次帯電器によって所定の電圧に一様に帯電した後、この感光体ドラムの表面に画像を露光して画像に対応した静電潜像を形成する。そして、この感光体ドラム上に形成された静電潜像を、現像器によって現像し、トナー像を形成する。感光体ドラム上に形成されたトナー像は、転写帯電器の帯電によって転写用紙上に転写するとともに、これらのトナー像が転写された転写用紙を分離帯電器の帯電によって感光体ドラムから分離し、定着器によってトナー像を転写用紙上に定着して、画像の形成工程を終了する。
【0003】
例えば、感光体ドラム上に4つの現像器を用いて4色のトナー像を、当該感光体ドラムが4回転する間に順次形成する方式のカラー画像形成装置では、感光体ドラム上に順次形成されたトナー像を乱すことなく、次の色のトナー像を現像する必要がある。そのため、上記カラー画像形成装置の各現像器には、現像中の1つの現像器に対しては、良好な現像を行うために必要なAC電圧を重畳したDC電圧からなる現像バイアス電圧を印加し、現像を行っていない他の3つの現像器に対しては、感光体ドラム上にトナーが付着するのを防止する所定のDC電圧を印加する高圧電源装置が用いられる。
【0004】
このような高圧電源装置としては、例えば、特開平8−65893号公報に記載された図15に示すようなものがある。図示する高圧電源装置は、4つの各現像器102〜105に対応して設けられた4つの高圧電源部110〜113を備えており、各高圧電源部110〜113は、すべて同様に構成されている。上記高圧電源部110〜113は、AC電圧を発生するAC電圧発生部114と、DC電圧を発生するDC電圧発生部115とから構成されている。このAC電圧発生部114は、昇圧トランスTの一次側にACスイッチング制御部116を設け、このACスイッチング制御部116によって昇圧トランスTの一次側に印加される電圧をオンオフすることにより、昇圧トランスTの二次側にACの高電圧を発生させる。また、上記AC電圧発生部116においては、定電圧出力且つ過電流の制御を可能とするため、昇圧トランスTの二次側に電圧モニター117及び過電流モニター118を備えており、これらの電圧モニター117及び過電流モニター118によって出力電圧及び出力電流を検出することにより、ACスイッチング制御部116によって昇圧トランスTの一次側に印加される電圧をオンオフ制御し、出力電圧を一定に保持し、且つ過電流制御を行うようになっている。一方、上記DC電圧発生部115は、昇圧トランスTの一次側にDCスイッチング制御部119を設け、このDCスイッチング制御部119によって昇圧トランスTの一次側に印加される電圧をオンオフすることにより、昇圧トランスTの二次側に高電圧を発生させる。そして、上記昇圧トランスTの二次側に発生した高電圧を、ダイオード等からなる整流回路120によって整流した後、DC出力制御部121を介してDCの高電圧を出力する。
【0005】
上記高圧電源装置では、各高圧電源部110〜113のAC電圧発生部114及びDC電圧発生部115で発生されたAC電圧とDC電圧を重畳して対応する現像器102〜105に出力するようになっている。
【0006】
しかし、上記従来の高圧電源装置では、各現像器102〜105に対応して4つの高圧電源部110〜113を備えており、各高圧電源部110〜113によって4つの現像器102〜105に所定のタイミングで、現像中の1つの現像器に対しては、AC電圧を重畳したDC電圧からなる現像バイアス電圧を印加し、現像を行っていない他の3つの現像器に対しては、所定のDC電圧のみを印加するように構成されている。そのため、上記従来の高圧電源装置では、各高圧電源部110〜113はAC電圧用とDC電圧用の二つのトランスを持つ必要があり、更には負荷としての現像器の数に対応した高圧電源部110〜113を別個に設ける必要があるため、電源装置の容積が大きくなると共にコスト高となるという問題点があった。
【0007】
このような画像形成装置の小型化及び機能増加に伴う電源装置の小型化、低コスト化を実現する方法として、特開平8−65893号公報、特開平7−287620号公報、特開平8−194551号公報が示される。
【0008】
特開平8−65893号公報では、図16に示すように、複数の負荷すなわち現像器4a−4dに対応して複数の昇圧トランスT1〜T4と、その1次側の入力ラインを独立してON/OFFできる構成とすることにより、複数の負荷4a〜4dに対し、異なるタイミングで、交流電圧に直流電圧を重畳させた高電圧を供給することが出来るとともに、スイッチング手段SW1〜SW4が昇圧トランスの1次側に設けられているため、当該スイッチング手段を構成するスイッチング素子としては、低耐圧のものを使用することができる。
【0009】
特開平7−287620号公報では、図17に示すように高圧直流電源8とグランド間に直列に接続した2個のスイッチング素子1、2の交互の駆動により、2個のスイッチング素子1、2の接続点から高圧矩形波交流電圧を発生させている。さらに高圧直流電圧を重畳する事も可能である。
【0010】
一方、特開平8−194551号公報では、周囲温度に応じて最適な直流出力電圧が得られる電源装置を提案している。この方法ではトランスを用いずチャージポンプ回路や、コッククロフト・ウオルトン回路を用いて直流電圧を昇圧しているため、電源装置の小型化が可能である。
【0011】
しかしながら、特開平8−65893号公報では、使用するトランスの数が少なくなっているが、依然としてトランスを使用する以上、その電源装置のとしての小型化は充分ではない。また、特開平7−287620号公報でも、スイッチングする元の高圧直流電源は依然として必要であるため、同様に充分な小型化が期待できない。また、高圧直流電源とグランド間を切り替えるスイッチング素子には高耐圧な素子が必要である。特開平8−194551号公報では、トランスを使わない為、電源装置の小型化に有利であるが、直流電源を意図しており、交流電圧を重畳した出力の生成には適用できない。また、コッククロフト・ウオルトン回路の接続に関しては具体的な記載が無い。
【0012】
コッククロフト・ウオルトン回路を用いた電源装置としては、例えば特開平2−55577号公報に記載がある。同公報に記載の電源装置は、コッククロフト・ウオルトン回路に一般的なトランスを用いていない。これにより、電源装置の一層の小型化が可能になる。しかしながら、この電源装置は、接地電位に対し正側の直流電圧を生成することができるのみで、正側と負側の両極性の直流電圧を生成することができない。また、直流電源を意図しており、交流電圧を重畳した出力の生成には適用できない。
(第2の従来技術)
次に、別の技術の従来例として、インクジェット記録装置の駆動装置について述べる。画像を記録する機構として、圧電素子に駆動信号を供給し、その変形によってインクで満たされたインク室の体積を変動させ、インクを吐出する方式を用いるインクジェット記録装置における駆動信号は、電子写真方式の画像形成装置に用いられる帯電や現像器の電圧と比較すると低い電圧であるが、家庭用機器に用いられる電子回路としては高電圧である。この圧電素子に供給する駆動信号は矩形波で与える場合が一般的であるが、近年、吐出されるインク液滴の大きさや形状の安定性や、繰り返し吐出速度の向上を意図して、駆動波形を単純な矩形波ではなく、立上り、立下りに傾きを持たせたり、複数の振動によってひとつの液滴を生成させたりする駆動波形が多くなっている。
このような駆動波形を生成する方法として、特開平11?20165号公報に記載のD/A変換器で生成された低電圧パルス信号を電圧/電流増幅器で増幅する方法がある。
【0013】
しかしながら、特開平11‐20165などの電圧/電流増幅器はコストの高い高電圧電源を必要とするので、実用上好ましくない。また、この技術ではインク液滴を吐出する圧電素子は常に通電状態となるため、圧電素子への印加エネルギが高くなるという問題がある。
【0014】
この問題を解決するひとつの方法として、高電圧電源を用いずに低電圧電源から高電圧パルスを生成する技術が特開平4‐176661号公報に記載されている。インダクタンスによる直列共振回路とインダクタンスと圧電素子間に整流素子を備えたフライバック電圧の保持回路とを併用した回路である。この技術では、図18に機能ブロック図として示すように、駆動回路200は、圧電素子TDに、整流回路240,インダクタンス230を直列接続し、インダクタンス230に低電圧電源210からの低電圧が供給されるようにスイッチ回路220が接続され構成される。整流回路240の圧電素子TD側に放電回路250が接続され、インダクタンス230側にはスイッチ回路270が接続される。
【0015】
圧電素子TDを駆動して記録媒体上に画像を形成する場合の作動は、制御信号の入力によるスイッチ回路220の作動によって低電圧電源210から低電圧がインダクタンス230への供給が開始され、充電制御信号の入力によるスイッチ回路270の作動による充電制御と、放電制御信号の入力による放電制御とを行うことで、圧電素子への印加エネルギを低減しつつ、圧電素子の充電電圧を所定の期間保持する。
【0016】
しかしながら、この技術では、容量値の大きい圧電素子に対しては、非常に小さな直列インダクタンスが必要となるため、駆動できる圧電素子が制限される問題がある。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
上記第1の従来技術では、トランスを用いない事によって電源装置の小型化は可能であるが、交流と直流を重畳した出力を得ることは出来ない。特に、トランスを用いないコッククロフト・ウオルトン回路を用いた電源装置は、正側と負側の両極性の直流電圧や直流電流に重畳する交流信号を生成することができないという問題点がある。また、第2の従来技術では、より大きな容量値の負荷に対しては部品的な制約が存在し、電源装置としての汎用性が乏しい。
【0018】
本発明は、上記従来技術の問題点に着目してなされたもので、小型、軽量で汎用性の高い電源装置及びこれを用いた画像形成装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、2つの直列に接続されたダイオードを含み、1つのキャパシタに並列に、直列接続された2つのダイオードを備え、隣り合う倍電圧回路同士でダイオードを共有する複数の倍電圧回路を、該複数の倍電圧回路を交互に向きを入れ替えてラダー型に接続したラダー回路と、該ラダー回路の正側の初段に位置する倍電圧回路を構成する前記2つのダイオードが直列に接続されたノードと接地との間に設けられた第1の電荷蓄積素子と、前記ラダー回路の負方向の初段に位置する倍電圧回路を構成する前記2つのダイオードが直列に接続されたノードと接地との間に設けられた第2の電荷蓄積素子と、外部からの交流入力信号を前記正側の初段に位置する倍電圧回路と前記負側の初段に位置する倍電圧回路のいずれかに選択的に供給することで、前記交流入力信号に応じて前記複数の倍電圧回路を交互に向きを入れ替えて負荷に供給するための切替回路と、を有することを特徴とする電源装置である。従来のようにトランスを用いて昇圧すべき電荷を供給するのではなく、外部からの交流入力信号を前記正側の初段に位置する倍電圧回路と前記負側の初段に位置する倍電圧回路のいずれかに選択的に供給することで、前記交流入力信号に応じて前記複数の倍電圧回路を交互に向きを入れ替えて負荷に供給するので、トランスが不要となり電源装置を小型化、軽量化することができる。しかも、電源装置は前記複数の電荷蓄積素子に電荷を順次蓄積する際の昇圧の極性を切り替える切替回路を具備しているため、1つのラダー回路(昇圧回路)で正方向の昇圧と負方向の昇圧の両方を選択的に行え、正側と負側の両極性の昇圧電圧を発生することができる。この点でも、電源装置の小型化、軽量化が可能になるとともに、広い用途に適用できる。
【0030】
上記電源装置において、前記切替回路は、前記負荷から前記ラダー回路に向けて逆方向に電流が流れるのを防止する逆流防止回路を有する構成とすることができる。逆流を防止して、安定かつ信頼性の高い電源装置を提供することができる。
【0031】
上記電源装置において、前記切替回路は、前記ラダー回路の出力電圧を所定の電圧値に制限するためのリミッタ回路を有する構成とすることができる。この構成により直流信号又は直流を重畳した交流信号を生成することができる。
【0033】
上記電源装置において、前記切替回路は、前記ラダー回路の出力電圧を所定の電圧値に制限するための複数の出力制限素子と、外部からの制御信号に従って前記複数の出力制限素子を選択的に動作させるスイッチング素子とを有する構成とすることができる。この構成により異なる直流電圧を生成でき、更には直流を重畳した交流信号を生成することができる。しかも、交流信号のピーク値をリミッタ回路で設定することができる。
【0034】
上記電源装置において、前記切替回路は、前記ラダー回路の出力電圧を所定の電圧値に制限するとともに、該所定の電圧値に交流電圧を重畳させるリミッタ回路を有する構成とすることができる。この構成により異なる直流電圧を生成でき、更には直流を重畳した交流信号を生成することができる。しかも、交流信号のピーク値をリミッタ回路で設定することができる。
【0035】
上記電源装置において、前記電源装置は更に、前記交流入力信号を供給する昇圧信号発生回路を有する構成とすることができる。これにより、低電圧電源によって、高電圧は交流信号、直流信号又は直流を重畳した交流信号を生成できる。
【0036】
上記電源装置において、上記昇圧信号発生回路は、インタクタとコンデンサとを有する共振回路を有する。
【0037】
上記電源装置において、上記昇圧信号発生回路は、直列共振回路と並列共振回路とのすくなくとも1つを有する。
【0039】
更に、本発明は請求項8に記載のように、画像形成部と、これに電源を供給する電源装置とを有し、該電源装置は上記の通り構成された画像形成装置である。上記電源装置の作用・効果により、小型かつ軽量で信頼性の高い画像形成装置を提供することができる。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。
(第一の実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態にかかる、圧電素子を駆動してインク液滴を吐出させるイジェクタJの概略構造を断面図として示したものである。イジェクタJは、インク室316と、圧電素子TDとから構成されている。インク室316は、振動板313、及び開口部分であるインタ吐出口317が設けられた天板315が隔壁314により所定間隔離間するべく振動板313及び天板315の対峙する側に固定されることで構成されている。インク室316には、インクが充填され、インクが保持される。圧電素子TDは、第1電極311と第2電極312とに挟持された圧電体310により構成されており、第1電極311の圧電体310側との反対側が振動板313に装着されている。
【0041】
第1電極311は接地され、第2電極312はイジェクタJを駆動するための駆動回路320に接続されている。詳細は後述するが、駆動回路320では高電圧パルス信号が生成され、この高電圧パルス信号が圧電素子TDに印加される。この駆動回路320から入力された高電圧パルス信号は、圧電素子TDに印加されることで、圧電体310が変形し、圧電素子TDに装着されている振動板313が変形する。この振動板313の変形により、インク室316が加圧され、インク吐出口317からインク液滴318が吐出される。
【0042】
プリントヘッドは、複数の上記イジェクタJが所定位置に配置されて構成される。
【0043】
図2に、駆動回路320の概略構成図を示す。駆動回路320は、低電圧電源321、スイッチ回路322、正負切替及び放電回路323、昇圧回路324、選択回路325から構成される。スイッチ回路322には、圧電素子TDを駆動する波形を生成するための昇圧制御信号が入力される(後述)。このスイッチ回路322は、一端が接地された低電圧電源321の供給側に接続されると共に、正負切替及び放電回路323、昇圧回路324を介して選択回路325に接続されている。スイッチ回路322と選択回路325の間には、昇圧回路324の入力端子と出力端子を切り替えてスイッチ回路322と選択回路325に接続する正負切替及び放電回路323が接続されている。選択回路325の制御側には、複数の圧電素子TD(イジェクタJ)が接続されている。選択回路325には、複数の圧電素子TDのうち駆動する圧電素子TDを選択するための選択制御信号が入力される。また、正負切替及び放電回路323には、駆動波形の正負の切り替えと、その過程での放電を指示するための切替及び放電制御信号が入力される。
【0044】
上記駆動回路320では、入力される昇圧制御信号によってスイッチ回路322が低電圧電源321をオン/オフ制御し、スイッチ回路322から出力される低電圧パルス信号が正負切替及び放電回路323に印加される。正負切替及び放電制御信号が正のとき、この正負切替及び放電回路323は昇圧回路324の入力側をスイッチ回路322に、出力側を選択回路325に接続する。
【0045】
昇圧回路324はトランスを用いた一般的なコッククロフト・ウオルトン回路を改良したものであり、トランスを用いていない。また、この昇圧回路324には極性があり、正方向に使用すると正側に昇圧し、逆方向に使用すると負側に昇圧する様に構成されている。昇圧回路324の詳細は後述する。
【0046】
正負切替及び放電回路323により、スイッチ回路322と正方向に接続された昇圧回路324は昇圧した電圧を保持する。昇圧回路324と圧電素子TDとの間に設けられかつ圧電素子TDに直列接続された選択回路325は、入力された選択制御信号によって複数の圧電素子TDの各々の作動をオン/オフする選択を行い、昇圧回路324によって保持された昇圧電圧を該当する(オン選択した)圧電素子TDに印加する。正負切替及び放電制御信号により、昇圧回路324の極性を切り替える時、昇圧回路の電圧は放電され、極性が逆になるように逆方向に接続され、負側に昇圧する。
【0047】
なお、本実施の形態の駆動回路320には、上述のように、各種信号が入力される。このために、駆動回路320は、図示を省略するコンピュータなどの装置から転送される画像データに基づいて、イジェクタJをコントロールするコントローラ350に接続されている。詳細には、コントローラ350は、昇圧制御信号生成部352を介してスイッチ回路322に接続され、正負切替及び放電制御信号生成部354を介して正負切替及び放電回路323に接続され、選択信号生成部356を介して選択回路325に接続されている。これら昇圧制御信号生成部352、正負切替及び放電制御信号生成部354、及び選択信号生成部356は、コントローラ350から出力された各々の制御信号を出力先の回路とマッチングさせるための増幅器などで構成されるが、コントローラ350から駆動回路320に直接接続する場合には不要である。
【0048】
画像データがコントローラ350に入力されると、コントローラ350は、イジェクタJで出力可能な駆動データを生成し、これに基づいて、昇圧制御信号、正負切替及び放電制御信号、及び選択信号を生成し、出力する。これによって、駆動回路320が制御され、所定の圧電素子TD(イジェクタJ)が選択されて接続され、記録媒体上に所望の画像を形成することができる。
【0049】
従って、イジェクタJからなるプリントヘッド、プリントヘッドを駆動する駆動回路320、及び記録するための画像データが入力されて制御を実行するコントローラ350を含んでインクジェットプリンタを構成することができる。
【0050】
図3には、上記昇圧回路324と正負切替及び放電回路323の回路図の一例を示す。
【0051】
昇圧回路324は、図3に示すように、同一方向に順方向を揃えた6個のダイオードD11〜D16と、隣り合うダイオードのアノードとカソードを接続するように配置される5個のコンデンサC11〜C15とからなる5段のラダー回路と、最初の入力の電荷を保持するためのC21とC22のコンデンサを正負用各1個を備えてなる。ノード324、324は昇圧回路の端であり、それぞれ入力端及び出力端又は出力端及び入力端として機能する。このラダー回路は所謂電圧倍率回路であり、ここでは、入力の6倍の昇圧が可能である。つまり、このラダー回路は2つのダイオード(例えばD11とD12)と1つのコンデンサ(例えばC11)が倍電圧回路の単位回路を形成し、この単位回路を複数個ラダー型に接続したものである。そして、正方向の初段に位置する単位回路(コンデンサC11を含む単位回路)と接地との間、及び負方向の初段に位置する単位回路(コンデンサC15を含む単位回路)と接地との間に設けられた電荷蓄積素子を有する。別の表現を用いて昇圧回路324を特定すれば、第1の端から第2の端の方向に2n個の整流素子を順方向に直列に接続し(1≦n)、前記整流素子のうち、2i+1番目の第1の端側と2i+2番目の第2の端側(0≦i≦n-1)、2i+1番目の第2の端側と2i+3番目の第2の端側(0≦i≦n-2)、をそれぞれ電荷蓄積素子によって接続し、第1番目と第2n-1番目の整流素子の第2の端側をそれぞれ電荷蓄積素子により接地してなる回路である。
【0052】
正負切替及び放電回路323は、2個のnpnトランジスタQ11、Q21と2個のpnpトランジスタQ12、Q22によって構成されている。Q11とQ21は正側Enable信号、Q12、Q22は負側Enable信号で制御されるスイッチとして機能する。トランジスタQ11とQ21が切替回路及び放電回路323の第1の切替回路を構成し、トランジスタQ12とQ22が第2の切替回路を構成している。スイッチ回路322は、コントローラ350からの昇圧制御信号により、低電圧のパルスを発生している。同じくコントローラ350からの正負切替及び放電制御信号により、正負切替及び放電制御信号生成部323は正側Enable信号をトランジスタQ11、Q21がオンとなるように、負側Enable信号はトランジスタQ12、Q22がオフとなるように生成している。そのため、この状態ではスイッチ回路322からの低電圧パルス(交流入力信号)がトランジスタQ11から昇圧回路324に供給され、昇圧回路324で昇圧された出力はトランジスタQ21を経て、選択回路の先に接続される容量性の負荷である圧電素子TDに蓄積される。スイッチ回路322から供給される低電圧パルスの電圧値がVmとすると、昇圧回路324で6倍になるので、6Vmの電圧が、スイッチ回路322から低電圧パルスが入るたびに負荷である圧電素子に蓄積される。トランジスタQ21に接続しているダイオードD21は正側のサンプルホールド用であり、昇圧した電圧を保持する。同様に負側のサンプルホールド用ダイオードはD22である。昇圧制御信号によりスイッチ回路からの低電圧のパルスを停止すると圧電素子の電圧は保持される。
【0053】
なお、上記トランジスタQ11とQ21をnチャネル電界効果型トランジスタ、Q12とQ22をpチャネル電界効果型トランジスタで置き換えてもよい。ただし、この場合、これらの電界効果型トランジスタのソース・ドレイン間に寄生容量を持たないタイプのトランジスタであることが好ましい。また、正側Enable信号並びに負側Enable信号の極性を反転させることにより、互いに逆極性のトランジスタを用いることも可能である。
【0054】
ここで、上記昇圧回路324と、トランスを用いた一般的なコッククロフト・ウオルトン回路との相違について説明する。図19は、トランスを用いた一般的なコッククロフト・ウオルトン回路の回路図である。コッククロフト・ウオルトン回路は、トランスTとダイオードD1〜D7とコンデンサC1〜C7とからなる。トランスTの一次側に接続された交流信号源が発生する交流信号はトランスTの二次側に誘導され、ダイオードD1を介してコンデンサC1とC2を充電する。次に、コンデンサC1とC2に蓄積された電荷は、ダイオードD2とD3を介してコンデンサC3に移される。次に、コンデンサC3に蓄積された電荷は、ダイオードD4を介してコンデンサC4へ移される。このように、倍電圧回路の原理で電荷を積み上げて行き、最終的に6倍の直流電圧を発生する。
【0055】
これに対し、図3に示す昇圧回路324は、図19に示すようなトランスTを必要としない。トランスTを省略するかわりにコンデンサC21とC22を用いている。トランスを省略した代わりに、昇圧に必要な電荷をコンデンサC21とC22に蓄えるものである。コンデンサC21は正方向に電荷を蓄積するときに、ダイオードD11を介して最初に入力する電荷を保持する。コンデンサC21に蓄積された電荷は、ダイオードD12を介してコンデンサC11に移される。このように電荷を順次積み上げていく時に、コンデンサC21は低電圧パルスから蓄積した電荷を供給する。つまり、コンデンサC21は、交流入力信号である低電圧パルスを正側に昇圧するための電荷を供給する回路部である。このようにしてコンデンサC21は、図19に示すトランスTに代わる機能を果たす。同様に、コンデンサC22は負方向に電荷を蓄積するときに、グランドから最初に入力する電荷を保持する。コンデンサC22に保持された電荷は、ダイオードD15を介してコンデンサC15に移される。正方向に電荷を蓄積する場合とは、キャパシタC11〜C15に電荷を順次蓄積する際の昇圧の極性が異なる。換言すれば、整流素子D11−D16の向きを変えて昇圧する極性を逆転させたとも言える。このように電荷を積み上げていく時に、コンデンサC22は低電圧パルスから蓄積した電荷を供給する。つまり、低電圧パルスに応じて電荷を負側に昇圧するための電荷を供給する回路部である。従って、コンデンサC21もトランスに代わる機能を果たす。この結果、昇圧回路324は、正方向及び負方向の両方向においても6倍の昇圧が可能となる。
【0056】
次に、本実施の形態の駆動回路320の動作を説明する。以下、説明を簡単にするため、選択回路325を無視し、圧電素子TD1つのみが駆動される場合について説明する。
【0057】
図4には本実施の形態の駆動回路320の動作図(タイミングチャート)を示す。図4の(A)、(B)にそれぞれ示す正側Enable信号並びに負側Enable信号は、いずれも正負切替及び放電制御信号から生成される信号である。正側Enable信号がオンの時、スイッチとして機能するトランジスタQ11及びQ21は接続状態となり、昇圧回路324は正側に電荷を蓄積する向きに接続されていることになる。
【0058】
図4の(C)に示す昇圧制御信号に基づく低電圧パルスは、昇圧制御信号生成部352で生成される5Vのパルス信号をプッシュプル増幅回路などを用いて正負同振幅のパルスに増幅したものである。必ずしも低電圧パルスである必要は無く、高い電圧や正弦波でも動作上の問題は無い。
【0059】
この状態では、昇圧回路324に(C)の昇圧制御信号に基づく低電圧パルスの正側部分が供給され、(D)に示す圧電素子TDの電位のように階段状に昇圧される。昇圧された電圧の飽和値と時定数は、昇圧回路324の段数に依存する。また、階段状に増加する各段の充電時定数は、昇圧回路324を構成するダイオードの抵抗とコンデンサの容量に依存する。したがって、ラダーの段数、コンデンサ容量、パルスの周波数、電圧によって、生成する昇圧波形形状が制御可能である。ここでは、パルスの周波数を変更する事により、圧電素子TDの電位の傾きを変更している。デューティー比50%の信号を用いているので、パルスの幅によって電位の積上げ量が変わらない範囲にコンデンサ容量値等を決定する事は言うまでも無い。また、積上げ量が変わっても、パルスの周波数とパルスの印加時間で傾きの制御は可能である。
【0060】
続いて、昇圧制御信号に基づく低電圧パルスが0Vになると、圧電素子TDの電位は高いまま保持される。正側Enable信号がオフになると、圧電素子TDの電位は放電を開始する。このときの時定数は、負荷の圧電素子TDの容量値と、配線抵抗と、トランジスタQ11のオン抵抗と、から決定される。
【0061】
圧電素子TDの電位をより早く0Vにするために、昇圧回路324と負荷の間に、接地とフロート間のスイッチングをするトランジスタ等を備え、必要な信号を与える事により、出力の0Vを補償することも可能である。
【0062】
次に、図4の(B)に示す負側Enable信号がオンの時、スイッチとして機能するトランジスタQ12及びQ22は接続状態となり、昇圧回路324は負側に電荷を蓄積する向きに接続されていることになる。正側と同様電荷が積上げられ、放電されて所望の駆動波形が生成できる。すなわち、昇圧制御信号の周波数、印加時間と、正負切替及び放電制御信号のタイミングを変更することにより、出力波形の電圧よりも低い電源電圧を用いて、任意な形状の波形を生成する事が可能である。
【0063】
本実施の形態では、±40V、繰り返しの周波数が20kHz程度の駆動波形の生成が容易に可能である。図4(C)を生成するプッシュプル増幅回路の電源には±10Vを使用している。図4(A)、(B)の各Enable信号には±45Vの電源を使用している。±45Vの電源の生成には図14に示す回路を用いることにより、低電圧電源による高圧高周波数の圧電素子駆動波形が生成できる。この回路は、図3の昇圧回路324を正側用と負側用に分離した構成である。回路の動作を正側で説明する。低電圧電源から生成する昇圧信号Aは、正弦波あるいはパルスであり、前記図3の説明と同様にダイオードとコンデンサからなる回路によって6倍の電圧に昇圧される。この回路では、+45Vの出力端とグランド間に接続されるコンデンサC231に昇圧された電圧は蓄積する。このとき、+45Vの出力端には逆方向電圧45VのツェナーダイオードZD201のカソード側がアノード側を接地した状態で接続されており、正側昇圧回路出力を+45Vに制限できる。このため、昇圧制御信号Aは常に入力されていても、出力を常に+45Vに保てるし、もちろん必要なタイミングで昇圧しても良い。負側の昇圧回路についても同様である。
【0064】
本実施の形態では、圧電素子を駆動する駆動回路の例で説明しているが、電子写真方式の画像形成装置における帯電器、現像器等にも使用可能である。本実施の形態の特徴は、より高速での信号切替が可能で、小型化が容易な構成である。(第二の実施の形態)
本実施の形態は、電子写真方式の画像形成装置における現像装置とその電源装置の例である。感光体と現像装置の関係は、図15に示す関係と同様である。
【0065】
図5には、本発明の実施形態にかかる電源回路330の概略構成図を示す。電源回路330は、低電圧電源331、正側昇圧信号発生回路332A、負側昇圧信号発生回路332B、正負切替回路333、正側昇圧回路334A、負側昇圧回路334Bから構成される。昇圧信号発生回路332A、332Bには現像器370に交流信号に直流バイアスを重畳した信号を供給するための昇圧制御信号が入力され、並列、直列の共振回路を利用し、大振幅の昇圧信号を発生する。昇圧回路334A、334Bはトランスを用いた一般的なコッククロフト・ウオルトン回路を改良したものであり、トランスを用いていない。この昇圧回路334A、334Bで複数倍化された信号は、正負切替回路333を介して接続される容量性の負荷に積上げられて行く。このとき正負切替回路333の中には4つのリミッタ回路333〜333が含まれており、正側と負側の出力電圧をいくつかのパターンで制限する。このときリミッタ回路333〜333の数は制限したい正負の電圧値の数に依存して増減する。
【0066】
なお、本実施の形態の電源回路330には、上述のように、各種信号が入力される。このために、電源回路330は、コンピュータなどの装置から転送される画像データに基づいて、画像形成装置をコントロールするコントローラ360に接続されている。詳細には、コントローラ360は、昇圧制御信号生成部362を介して昇圧信号発生回路332A、332Bに接続され、正負切替制御信号生成部364を介して正負切替回路333に接続されている。これら昇圧制御信号生成部362および正負切替制御信号生成部364は、コントローラ360から出力された各々の制御信号を出力先の回路とマッチングさせるための増幅器などで構成されるが、コントローラ360から駆動回路330に直接接続する場合には不要である。
【0067】
図6は正側昇圧信号発生回路332Aと正側昇圧回路334Aの回路図の一例である。電源フィルタ等は省略しているが、必要に応じて設けることが好ましい。正側昇圧信号発生回路332AはnpnトランジスタQ41とpnpトランジスタQ42と、トランジスタQ42のコレクタと低電圧電源間に並列に挿入されたインダクタL41とコンデンサC41、トランジスタQ42のコレクタと昇圧回路324間に接続されるコンデンサC42とC42の昇圧回路側とグランド間に直列に接続されるインダクタL42と抵抗R42から構成されている。低電圧電源に24Vを用いた場合、トランジスタQ41に入力された5Vの昇圧制御信号は、およそ5〜24Vの信号に反転増幅される。次にトランジスタQ42と、インダクタL41、コンデンサC41からなる並列共振回路によって、24Vを中心とする0〜48Vの信号に反転増幅される。更に、コンデンサC42、インダクタL42、抵抗R42からなる直列共振回路によって、出力はQ倍となり、およそ±200Vの大振幅の信号となって正側昇圧回路334Aに入力される。正側昇圧回路334Aは6倍の倍電圧回路を構成している。通常、トランスの2次側電圧を倍電圧するものであるが、本回路では一つ目のダイオードD11の後端とグランド間に挿入されるコンデンサC21に蓄積される電荷を倍電圧する。各ダイオードの向きからもわかるように、入力は±200Vであるが、正側の200Vのみを利用する。最大6倍、1.2kVの電圧を正負切替回路333に供給することが出来る。
【0068】
なお、トランジスタQ41はnチャネル電界効果トランジスタ、トランジスタQ42はpチャネル電界効果型トランジスタに置き換えてもよい。この場合、nチャネル電界効果型トランジスタはソース・ドレイン間に寄生容量を持たないタイプのトランジスタであることが好ましい。
【0069】
次に、負側昇圧信号発生回路332Bは、正側昇圧信号発生回路332Aとまったく同一の回路である。後段の負側昇圧回路334Bへ供給する信号が±200Vと大振幅であり、高速切替が可能な素子が制限されるため昇圧信号発生回路を正負に分離して構成したものである。昇圧回路へ供給する昇圧信号が十分に高速切替可能な電圧であるならば、昇圧信号発生回路を正負で共用することは可能である。
【0070】
負側昇圧回路334Bは、正側昇圧回路334Aにおける全てのダイオードの向きを反転させた構造である。つまり、負側昇圧回路334Bは、第1の端から第2の端の方向に2n個の整流素子を逆方向に直列に接続し(1≦n)、前記整流素子のうち、2i+1番目の第1の端側と2i+2番目の第2の端側(0≦i≦n-1)、2i+1番目の第2の端側と2i+3番目の第2の端側(0≦i≦n-2)、をそれぞれ電荷蓄積素子によって接続し、第1番目の整流素子の第2の端側を電荷蓄積素子により接地してなる昇圧回路である。正側と同様に負側昇圧信号発生回路334Bで発生する±200Vの信号のうち負側の−200Vを倍電圧して正負切替回路333に供給する。
【0071】
図7は正負切替回路333の回路図の一例である。正負切替回路333は正側昇圧回路334Aと負側切替回路334Bの出力を正負切替制御信号にしたがって切り替えるものである。同時に、正側用と負側用の前述の各リミッタ回路333〜333により出力を制限する。リミッタ回路333〜333の制限電圧値は出力したい波形によって決定される。現像器370の電源としては、一例として1.2kVp−vの交流波に−500Vの直流を重畳したものである。ここでは保証したい電圧値を交流信号重畳時の上限+100V、直流電圧値−500V、交流信号重畳時の下限−1100V、非現像時の0Vとして説明する。両昇圧回路334A、334Bからの昇圧信号は、サンプルホールド用ダイオードD31とD35で保持される。出力側から逆電位の信号が昇圧回路334A、334Bに戻ることを防ぐために、逆止用ダイオードD32、D36が接続されている。つまり、逆止用ダイオードD32、D36は現像器370から正側昇圧回路334A及び前記負側昇圧回路334Bに向けて逆方向に電流が流れるのを防止する逆流防止回路である。また、前述した正負切替回路333は4つのリミッタ回路333〜333を有する。ダイオードD33、ツェナーダイオードZD11、トランジスタQ31でひとつのリミッタ回路(例えば333)を形成している。同様に、D37、ZD12、Q32と、D34、ZD13、Q33と、D38、ZD14、Q34がそれぞれのリミッタ(上記の例では333〜333)回路を構成している。各ツェナーダイオードはそれぞれ異なる逆方向電圧を持ち、ZD11は1100V、ZD12は100V、ZD13は500V、ZD14は0V(通常のダイオード)、に設定されている。図中に示すように4つの独立した正負切替制御信号がそれぞれのリミッタ回路333〜333のトランジスタに供給され、ある時間における電圧の制限値を決定すると共に、出力の正負の制御を行っている。
【0072】
図8に本回路のタイミングチャートを示す。このタイミングチャートは、正負切替回路333の切り替えシーケンスを示すとも言える。出力信号波形に示すように、0Vの状態から−500Vの直流電圧を生成し、さらに−500Vの直流電圧に1.2kVp−pの交流波形を重畳した形状の波形を直接生成し、再び0Vに戻る際の回路の動作を順に説明する。
【0073】
0Vの状態から−500Vの直流電圧を印加する場合、負側に昇圧するので、負側昇圧制御信号は12kHz程度のパルスを負側昇圧信号発生回路332Bに入力する(図8の*1)。パルスの周波数は昇圧の傾きを制御しており、所望の傾きになるように設定する事が出来る。このとき正負切替制御信号Cのみがオンの信号を出している(*2)。正負切替制御信号Cはリミッタ回路のトランジスタQ33をオンすることにより、ツェナーダイオードZD13を有効にする。他のツェナーダイオードは動作しない。負側昇圧回路334Bからの負の入力は、サンプルホールド用ダイオードD35を経て、ダイオードD37、動作していないツェナーダイオードZD12のラインと、ダイオードD38と動作していないツェナーダイオードZD14のラインを経て、現像器370が接続される出力ラインに接続する。出力ラインには、唯一動作している500V逆方向電圧を持つツェナーダイオードZD13のアノード側がカソード側を接地した状態で接続されているので、−500Vより低い電圧値をカットすることができる。―500Vを保持する期間中、負側昇圧制御信号はパルスを供給し続け、ツェナーダイオードZD13は電圧値を制限し続ける。これにより、−500Vの直流電圧出力を保証している(*3)。
【0074】
次に1.2kVp−p、5kHzの交流波を重畳する場合は、正側昇圧制御信号に2MHzのパルスを与える。これは6kHzの交流波形を生成する為により早い昇圧が必要な為である。−500Vに正側の昇圧を与えて行くと0Vを横切って正側に反転するが、そのタイミングで正負切替制御信号Cをオフとし、正負切替制御信号Bをオンとする(図8の*4)。なぜならば,逆極性のツェナーダイオードに切り替わる時、電圧値は0Vになるからである。したがって、出力波形の形状を乱さないタイミングでの切替が望ましい。正負切替制御信号Bは100Vの制限値を持つツェナーダイオードZD12に接続されたトランジスタQ32をオンにする。正側昇圧制御信号は6kHzの交流波形の正側平坦部を形成する時間の間パルスを供給し続け、ツェナーダイオードも100Vに制限し続ける。
【0075】
その後、正側昇圧制御信号をオフとし、次に負側昇圧制御信号を与える(*5)。そして、同じく2MHzのパルスを供給する。100Vから電圧が負側に昇圧されて、0Vを横切る時に、正負切替制御信号Bをオフとし、正負切替制御信号Aをオンとする(*6)。このオン、オフの理由は前述と同じである。正負切替制御信号Aは−1100Vの制限値を持つツェナーダイオードZD11に接続されたトランジスタQ31をオンにする。正側と同様、負側でもツェナーダイオードの制限電圧まで、昇圧し、保持する。これを繰り返した後、現像動作を終了して0V電位に戻る際は、一度−500Vの直流電圧を保持してから行う(*7)。100Vの状態から2MHzのパルスを与えて負側に昇圧し、0Vを越えるタイミングで正負切替制御信号Bをオフとし、正負切替制御信号Cをオンにして、−500Vを保持する。続いて正側昇圧制御信号に12kHzのパルスを与え(*8)、−500Vから昇圧させる(*9)。これまでと同様に0Vを横切る前に正負切替制御信号Cをオフにし、正負切替制御信号Dをオンとする。正負切替制御信号Dは0Vの制限値を持つツェナーダイオードZD14(通常のダイオード)に接続されたトランジスタQ34をオンにし出力を0Vに制限する。
【0076】
このように、外部からの制御信号A〜Dに従い4つのリミッタ回路を図8に示す切り替えシーケンスのように制御することで、現像機370への出力線を所定の正又は負電圧に固定することができるとともに、固定した電圧値に交流電圧を重畳させることができる。よって、交流信号を加算回路で直流電圧に加算することなく、直流バイアスされた交流電圧を生成することができる。また、特別な電源回路を用いることなくツェナーダイオードに降伏電圧以上の電圧を与えて昇圧電圧を所定の電圧値に制限できるため、回路構成が簡単である。
【0077】
本実施の形態では、電子写真方式の画像形成装置における現像器の例をもって説明しているが、帯電器や、圧電素子を駆動する駆動回路にも使用可能である。本実施の形態の特徴は、より高電圧出力の生成が容易な構成である。
(第三の実施の形態)
本実施の形態は、本発明を電子写真方式の画像形成装置における帯電器のような静電バイアス回路に応用した例である。
【0078】
図9に本発明の実施の形態にかかる電源回路340の概略構成図を示す。電源回路340は、低電圧電源341、正側昇圧信号発生回路342A、負側昇圧信号発生回路342B、正負切替回路343、正側昇圧回路344A、負側昇圧回路344Bから構成される。昇圧信号発生回路342A、342Bには帯電器に直流バイアス電圧を供給するための昇圧制御信号が入力され、並列、直列の共振回路を利用し、大振幅の昇圧信号を発生する。昇圧回路344A、344Bはトランスを用いた一般的なコッククロフト・ウオルトン回路を改良したものであり、トランスを用いていない。この昇圧回路344A、344Bで複数倍化された信号は、正負切替回路343を介して接続される容量性の負荷に積上げられて行く。このとき正負切替回路343の中には2つのリミッタ回路343、343が含まれており、正側と負側の出力電圧を制限する。
【0079】
なお、本実施の形態の電源回路340には、上述のように、各種信号が入力される。このために、電源回路340は、コンピュータなどの装置から転送される画像データに基づいて、画像形成装置をコントロールするコントローラ380に接続されている。詳細には、コントローラ380は、昇圧制御信号生成部382を介して昇圧信号発生回路342A、342Bに接続され、負切替制御信号生成部384を介して正負切替回路343に接続されている。これら昇圧制御信号生成部382および正負切替制御信号生成部384は、コントローラ380から出力された各々の制御信号を出力先の回路とマッチングさせるための増幅器などで構成されるが、コントローラ380から駆動回路340に直接接続する場合には不要である。
【0080】
図10に、正負切替回路343の回路図の一例を示す。正負切替回路343は正側昇圧回路344Aと負側切替回路344Bの出力を正負切替制御信号にしたがって切り替えるものである。同時に、正側用と負側用の各リミッタ343、343により出力を制限する。帯電器電源の一例としては、+500Vと−1kVの直流電圧値を交互に切替可能とするものであり、この場合ツェナーダイオードZD61は1000V、ツェナーダイオードZD62は500Vの逆方向電圧を持つ。また、簡単のために、ツェナーダイオードは各1個で所望の値を持つものとしているが、実際には複数個を持って所望の値に合わせる方が、雑音等の性能から見ても有効である。図10の回路構成は丁度、図7に示す回路構成からツェナーダイオードZD13を有するリミッタ回路とツェナーダイオードZD14を有するリミッタ回路とを取り除いた回路構成である。
【0081】
図11に本回路のタイミングチャートを示す。出力信号波形に示すように、0Vから−1kVの直流電圧と500Vの直流電圧を交互に生成する際の回路の動作を説明する。0Vから−1kVに昇圧する場合、負側昇圧制御信号は6kHz程度のパルスを負側昇圧信号発生回路344Bに入力する。このときのパルスの周波数は、出力の立上り部の傾きを制御している。昇圧信号発生回路324A、342Bでは、第二の実施の形態と同様に、入力されたパルスを反転増幅し、さらに並列共振と直列共振を利用した反転増幅により大振幅の昇圧信号を発生して昇圧回路に供給する。正側昇圧信号発生回路342Aと正側昇圧回路344Aは図6に示した正側の両回路と同様である。負側昇圧信号発生回路342Bも正側昇圧信号発生回路342Aと同様である。また負側昇圧回路344Bは、正側昇圧回路342Aのダイオードの向きが逆転した回路構成である。
【0082】
負側昇圧回路344Bで昇圧された電圧は、図10の正負切替回路に入力される。このとき正負切替制御信号Aはオフ、Bはオンにしており、トランジスタQ51がオンしてツェナーダイオードZD61のカソード側を接地した状態になって負側のリミッタ回路が動作した状態になっている。負側昇圧回路334Bからの入力は、サンプルホールドのダイオードD54を経て、ダイオードD56と動作しないツェナーダイオードZD62を経て、帯電器390の接続される出力ラインに到達する。ツェナーダイオードZD61は1kVの逆方向電圧を持っており、カソード側が接地されているので、−1kVより低い電圧はカットされる。−1kVを出力している間、負側昇圧制御信号はパルスを供給し続けるので、正負切替回路においても負側のリミッタ回路は動作しつづける。また、帯電によって持ち去られる電荷分は、常にパルスを供給し続けている為に減少しない。続いて、+500Vの出力に変更する際には、正側昇圧制御信号に負側と同様6kHz程度のパルスを与える。−1kVから+500Vに向かって電荷が積上げられる。出力が0Vに近くなった時に正負切替制御信号Bをオフし、Aをオンとする。これにより、出力は一度0Vになってから、再度積上げられて行く。このときの回路の動作は、正負切替制御信号Aがオンであることから、トランジスタQ52によってツェナーダイオードZD62のアノード側が接地され、正側のリミッタ回路が動作した状態になっている。正側昇圧回路からの入力は、サンプルホールドのダイオードD51を経て、ダイオードD53と動作していないツェナーダイオードZD61を経て、帯電器390の接続される出力ラインに接続される。ツェナーダイオードZD62は500Vの逆方向電圧を持っており、500Vより高い電圧はカットされる。
【0083】
図11は説明のために、横軸の時間を適宜変更している。実際は階段状の部分は非常に短い時間であり、殆どの時間は正または負の電圧が与えられている。
【0084】
図12に図10に示す回路の別のタイミングチャートを示す。図11では、正負切替制御信号の切替を出力電圧が0V付近で行い、電圧の立上り部、立下り部の形状を整えていたが、図12のタイミングチャートでは、昇圧の方向が変わるのと同時に行う。そのため、図中に示す出力信号のように正負の最大電圧に向かう時には階段状に昇圧されるが、0Vに向かう時には負荷と回路の持つ時定数で放電される。図12は説明のために、横軸である時間軸を適宜変更しているので、実用上はこの階段状の部分は影響しない。この方法によれば、昇圧制御信号を基本のクロック信号(不図示)から生成する際のイネーブル信号と正負切替制御信号を共用できるので信号系の簡略化が可能である。
【0085】
本実施の形態では、電子写真方式の画像形成装置における帯電器の例をもって説明しているが、もちろん現像器や、圧電素子を駆動する駆動回路にも使用可能である。本実施の形態の特徴は、より高電圧出力の生成が容易で、回路が単純な構成である。
(第四の実施の形態)
図13は、本発明の第四の実施の形態の電源回路の回路図である。この電源回路は、上記第三の実施の形態の正負切替回路343をnpnトランジスタQ101、pnpトランジスタQ201とダイオードD101、D201とコンデンサC131で構成したものである。図10に示す正負切替回路343よりも回路構成は簡単であるが、pnpトランジスタQ201を用いているため耐圧は劣る。なお、上記トランジスタQ101とQ201をnチャネル及びpチャネル電界効果型トランジスタで置き換えてもよい。ただし、この場合、これらの電界効果型トランジスタのソース・ドレイン間に寄生容量を持たないタイプのトランジスタであることが好ましい。
【0086】
正側昇圧回路344Aの最終段のダイオードD215とダイオードD216との接続ノードとトランジスタQ201との間には、バイアス抵抗R102が設けられている。コンデンサC215に電荷が積み上がるとトランジスタQ201にバイアス電流が供給され、トランジスタQ201はオンする。これにより、昇圧電圧はダイオードD201を通り、キャパシタC131は充電され、負荷への出力となる。同様に、負側昇圧回路344Bの最終段のキャパシタC115に電荷が積み上がると、抵抗R101を介してトランジスタQ101にバイアス電流が供給され、トランジスタQ101はオンする。これにより、キャパシタC131からダイオードD101及びトランジスタQ101に電流が流れ、キャパシタC131は充電され、負荷への出力となる。
【0087】
本実施の形態では、電子写真方式の画像形成装置における帯電器の例をもって説明しているが、もちろん現像器や、圧電素子を駆動する駆動回路にも使用可能である。本実施の形態の特徴は、より高電圧出力の生成が容易で、回路がより簡素化された構成である。
【0088】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、小型、軽量で汎用性の高い電源装置及びこれを用いた画像形成装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施形態の電源装置が供給する電源を用いて圧電素子を駆動してインク液滴を吐出させるイジェクタの概略断面図である。
【図2】 本発明の第一の実施の形態における駆動回路の概略構成図である。
【図3】 図2に示す昇圧回路と正負切替及び放電回路の回路図である。
【図4】 図3に示す昇圧回路と正負切替及び放電回路の動作を示すタイミングチャートである。
【図5】 本発明の第二の実施の形態における電源回路の概略構成図である。
【図6】 本発明の第二の実施の形態における電源回路の正側昇圧信号発生回路と正側昇圧回路の回路図である。
【図7】 本発明の第二の実施の形態における電源回路の正負切替回路の回路図である。
【図8】 本発明の第二の実施の形態における電源回路の動作を示すタイミングチャートである。
【図9】 本発明の第三の実施の形態における駆動回路の概略構成図である。
【図10】 本発明の第三の実施の形態における正負切替回路の回路図である。
【図11】 本発明の第三の実施の形態における駆動回路の動作を示すタイミングチャートである。
【図12】 本発明の第三の実施の形態における駆動回路の別の動作を示すタイミングチャートである。
【図13】 本発明の第四の実施の形態における駆動回路の回路図である。
【図14】 本発明の各実施の形態におけるEnable信号用の電圧発生回路の回路図である。
【図15】 電子写真方式の画像形成装置における現像装置とその電源装置の従来例を示す図である。
【図16】 電子写真方式の画像形成装置における現像装置とその電源装置の別の従来例を示す図である。
【図17】 スイッチングによる高圧矩形波交流電圧発生回路の従来例を示す図である。
【図18】 インダクタンスよる直列共振回路とフライバック電圧の保持回路を併用したインクジェット駆動回路の従来例を示す図である。
【図19】 コッククロフト・ウオルトン回路の一例を示す図である。
【符号の説明】
320 駆動回路 321 低電圧源
322 スイッチ回路 323 正負切替及び放電回路
324 昇圧回路 325 選択回路
330 電源回路 331 低電圧電源
332A 正側昇圧信号発生回路 332B 負側昇圧信号発生回路
333 正負切替回路 333〜333 リミッタ回路
334A 正側昇圧回路 334B 負側昇圧回路
340 電源回路 341 低電圧電源
342A 正側昇圧信号発生回路 342B 負側昇圧信号発生回路
343 正負切替回路 343、343 リミッタ回路
344A 正側昇圧回路 344B 負側昇圧回路
350 コントローラ 352 昇圧制御信号生成部
354 正負切替及び放電制御信号生成部
356 選択信号生成部 360 コントローラ
362 昇圧制御信号生成部 364 正負切替制御信号生成部
370 現像機 382 昇圧制御信号生成部
384 負切替制御信号生成部 390 現像機

Claims (9)

  1. 2つの直列に接続されたダイオードを含み、1つのキャパシタに並列に、直列接続された2つのダイオードを備え、隣り合う倍電圧回路同士でダイオードを共有する複数の倍電圧回路を、該複数の倍電圧回路を交互に向きを入れ替えてラダー型に接続したラダー回路と、
    該ラダー回路の正側の初段に位置する倍電圧回路を構成する前記2つのダイオードが直列に接続されたノードと接地との間に設けられた第1の電荷蓄積素子と、
    前記ラダー回路の負方向の初段に位置する倍電圧回路を構成する前記2つのダイオードが直列に接続されたノードと接地との間に設けられた第2の電荷蓄積素子と、
    外部からの交流入力信号を前記正側の初段に位置する倍電圧回路と前記負側の初段に位置する倍電圧回路のいずれかに選択的に供給することで、前記交流入力信号に応じて前記複数の倍電圧回路を交互に向きを入れ替えて負荷に供給するための切替回路と、
    を有することを特徴とする電源装置。
  2. 前記切替回路は、前記負荷から前記ラダー回路に向けて逆方向に電流が流れるのを防止する逆流防止回路を有することを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  3. 前記切替回路は、前記ラダー回路の出力電圧を所定の電圧値に制限するためのリミッタ回路を有することを特徴とする請求項1又は2記載の電源装置。
  4. 前記切替回路は、前記ラダー回路の出力電圧を所定の電圧値に制限するための複数の出力制限素子と、外部からの制御信号に従って前記複数の出力制限素子を選択的に動作させるスイッチング素子とを有することを特徴とする請求項1又は2記載の電源装置。
  5. 前記切替回路は、前記ラダー回路の出力電圧を所定の電圧値に制限するとともに、該所定の電圧値に交流電圧を重畳させるリミッタ回路を有することを特徴とする請求項1又は2記載の電源装置。
  6. 前記電源装置は更に、前記交流入力信号を供給する昇圧信号発生回路を有することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項記載の電源装置。
  7. 前記昇圧信号発生回路は、インタクタとコンデンサとを有する共振回路を有することを特徴とする請求項6記載の電源装置。
  8. 前記昇圧信号発生回路は、直列共振回路と並列共振回路とのすくなくとも1つを有することを特徴とする請求項6記載の電源装置。
  9. 画像形成部と、これに電源を供給する電源装置とを有し、該電源装置は請求項1ないし8のいずれか一項に記載された電源装置であることを特徴とする画像形成装置。
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