JP3937361B2 - 複合型熱交換器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として自動車のエンジン冷却水冷却用熱交換器とオイルクーラとを一体型にした複合型熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】
オイルクーラを有するエンジン冷却水冷却用熱交換器は、多数のフィンとチューブとを有する熱交換器コアの両端にタンクを配置し、夫々のチューブをタンクのチューブプレートに液密に貫通固定する。そしてそのタンク内にオイルクーラを内装し、そのオイルクーラの両端に設けた出入口パイプをタンクに貫通して、その貫通部を液密にシールしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のオイルクーラ付きエンジン冷却水冷却用熱交換器は、夫々の熱交換器を別個独立に製造した後に、オイルクーラを熱交換器のタンク内に内装し、その貫通部をシールするものである。そのため全体として部品点数が多くなり、その組み立てが面倒である欠点があった。
また、そのシール部に漏れが生じる虞もあった。
なお、自動車用熱交換器はエンジンルームに配置される構造上、通常その高さよりも横幅が長く形成されている。そして、そのタンクが熱交換器の両側に配置された熱交換器では、タンクの高さが低いためオイルクーラを内装するスペースが狭くなり、オイルクーラの冷却能力を十分に発揮できない虞があった。
そこで、本発明はこれらの課題を解決するために次の構成をとる。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の複合型熱交換器は、夫々一端が開口した細長いタンク本体1aの開口がチューブプレート1bで閉塞され、第1の熱交換媒体の出入口1cを有する一対の互いに離間して配置されたタンク1と、
両端部が夫々の前記チューブプレート1bに液密に貫通し、それらが一対の前記タンク1内に夫々連通する並列された多数の第1チューブ2aおよびその外面に接触された多数のフィン2bからなる主コア2と、
前記第1チューブ2aに並列し、前記タンク1内に連通することなくその両端開口が、夫々の前記チューブプレート1bにより液密に閉塞されると共に、それに固定され、その両端部に一対の第2熱交換媒体の出入口3aが配置された第2チューブ3bおよびその外面に接触されたフィン3cからなる副コア3と、
を具備し、前記主コア2の占有面積に比べて前記副コア3の占有面積が著しく小にされたものである。
【0005】
また請求項2記載の本発明は、上記構成において、夫々の前記タンク1の長手方向が重力方向に平行に配置されると共に、夫々のタンク1の長手方向両端間が一対の強度メンバー4により固定され、
前記第2チューブ3bが複数並列されると共に、それらが前記出入口3aで互いに連通され且つ、その出入口3aに連結された第2出入口パイプ3dが前記強度メンバー4に貫通固定され、
夫々の前記タンク1の長さよりも前記夫々のチューブ2a,3bの長さのほうが充分長く形成されたものである。
【0006】
さらには請求項3記載の本発明は、前記夫々のタンク本体1aが合成樹脂成形体よりなり、その開口縁がシール用Oリング1dを介して前記チューブプレート1bの外周の環状溝1eに嵌着し、それらの外周がカシメ固定され、
前記チューブプレート1bの前記第2チューブ3bの両端が固定される部分の外面には、ほぼその第2チューブ3bの横断面に整合する凹陥部3eが形成され、その凹陥部3eにその第2チューブ3bの端が支持固定されると共に、そのチューブプレート1bによりその第2チューブ3bの端が液密に閉塞されてなるものである。
また請求項4記載の本発明は、主コア2が自動車用エンジン冷却水冷却用の熱交換器コアであり、副コア3がオイル冷却用の熱交換器コアである。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の複合型熱交換器の正面図であり、図2はその要部縦断面図、図3は同分解斜視図である。
この複合型熱交換器は、エンジン冷却水冷却用の主コア2と、オイルクーラとしての副コア3とが一体的に形成されたものである。そして、一対のタンク1が左右に離間し、その長手方向が重力方向に平行に配置されている。このタンク1は、タンク本体1aとチューブプレート1bとからなる。そしてタンク本体1aは、この例では合成樹脂の成形体からなる細長い箱状を有し、その一端が開放されると共に、その開放端にわずかに小フランジ部が突設されている。
【0008】
次に、チューブプレート1bは金属板のプレス成形体で構成され、タンク本体1aの外周に整合する環状溝1eが環状に設けられ、図3に示す如く、多数のチューブ挿通孔2cがその長手方向の下端部を除いて形成されている。そしてその下端部には、外面側が凹陥する凹陥部3eが形成されている。このチューブ挿通孔2cは後述する第1チューブ2aに整合し、凹陥部3eは第2チューブ3bに整合する。環状溝1eの端部には、カシメ用の突片が多数一体的に突設されている。
【0009】
次に、主コア2は夫々金属製の偏平な多数の第1チューブ2aと、コルゲート型の多数のフィン2bとからなる。
また副コア3は、少数の第2チューブ3bと、それに接触固定されるフィン3cと、その第2チューブ3bの出入口3a間を液密に接続するカラー3f並びに第2出入口パイプ3dとからなる。この第2チューブ3bは、細長い断面コ字状の一対のプレートを互いに逆向きに重ね合わせてその接続部が液密に接合され、内部に偏平なオイル流路を形成したものである。それと共に、その両端部に出入口3aを開口し、各第2チューブ3bの出入口3a間をカラー3fにより接続する。さらに、最下端に位置する第2チューブ3bの出入口3aに第2出入口パイプ3dの一端を接続する。
【0010】
また、夫々の第2チューブ3bにはオイル攪拌用のインナーフィン3gが内装される。そして、夫々の第2チューブ3bの端部がチューブプレート1bの凹陥部3eに嵌着すると共に、第1チューブ2aの端部がチューブプレート1bのチューブ挿通孔2cに嵌着する。そして、各第1チューブ2aおよび第2チューブ3bの外面にはコルゲート型のフィン2b,フィン3cが接触して、それら各部品の接触部間が一体的にろう付けまたはハンダ付け固定される。
なお、主コア2,副コア3の最外側には一対の強度メンバー4が配置され、その両端部がチューブプレート1bの外面に接合される。この強度メンバー4およびチューブプレート1bの板厚は、第1チューブ2a,第2チューブ3bのそれに比べて充分に厚いものが使用されている。なお、下側の強度メンバー4には第2出入口パイプ3dの端部が貫通する。
【0011】
このようにして一体的にろう付けまたはハンダ付け固定されたコアのチューブプレート1bの環状溝1eには、Oリング1dを介してタンク本体1aの開口縁が嵌着され、環状溝1eの周縁部がカシメによりタンク本体1aに締結固定されて複合型熱交換器を完成する。
なお、夫々のタンク本体1aには図1に示す如く、出入口1cが夫々一体的に突設固定されている。それと共に、給水用の図示しない開口がタンク1の上端に設けられ、そこに給水キャップ1fが被嵌される。
【0012】
このようにしてなる本発明の複合型熱交換器のタンク1の一対の出入口1cは、夫々自動車用エンジンのウォータージャケットに図示しないホースを介して連結される。また副コア3の一対の第2出入口パイプ3dには、自動変速機用オイルまたはエンジンオイル等のオイルが流通する。そして夫々のコアに対向して図示しないファンが配置され、それらが自動車のエンジンルームの前端部に立設固定されるものである。
そして、主コア2,副コア3には走行風またはファンによる冷却風が流通し、第1チューブ2a内のエンジン冷却水および第2チューブ3b内のオイルを冷却するものである。
【0013】
【発明の作用・効果】
本発明の複合型熱交換器は、その副コア3が第2チューブ3bおよびフィン3cで形成され、その第2チューブ3bの両端がタンク1に連通することなく、その両端開口が、夫々のチューブプレート1bに固定より液密に閉塞されると共に、固定されたものである。そして、その第2チューブ3bの両端部に出入口3aが形成されている。
従って、極めて簡単な構造で主コア2の他に副コア3を一体的に構成できると共に、第2チューブ3bに流通する第2の熱交換媒体が液漏れを起こしてタンク1内に流入する虞がない。すなわち従来型熱交換器の如く、副コアを主コアから独立するためにタンク内に仕切りを設ける等の複雑な構造を不要とすると共に、シールその他を不要として、信頼性の高い複合型熱交換器を提供できる。
【0014】
また請求項2記載の本発明は、一対のタンク1間を連結する強度メンバー4に副コア3の第2出入口パイプ3dが貫通固定されたものであるから、第2出入口パイプ3dに外力が加わっても、第2出入口パイプ3dと第2チューブ3bとの接合部に亀裂等が生じることを防止し、信頼性の高い複合型熱交換器となる。
さらに第2チューブ3bの長さは、一対のタンクの夫々の長さよりも十分に長く形成されているため横長となり、副コア3の放熱面積を十分に確保し、副コア3における熱交換を促進できる。
【0015】
さらに請求項3記載の本発明は、タンク1に設けられた凹陥部3eに第2チューブ3bの端が支持固定されると共に、そのチューブプレート1bにより第2チューブ3bの端が閉塞される構造を有するから、構造が簡単で組み立て易く且つ信頼性の高い複合型熱交換器となる。
次に請求項4記載の本発明は、主コア2が自動車用エンジン冷却水冷却用の熱交換器コアであり、副コア3がオイル冷却用の熱交換器コアであるため、小スペースでエンジン冷却水とオイルとを同時に効率良く冷却することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複合型熱交換器の正面図。
【図2】同要部縦断面図。
【図3】同分解斜視図。
【符号の説明】
1 タンク
1a タンク本体
1b チューブプレート
1c 出入口
1d Oリング
1e 環状溝
1f 給水キャップ
2 主コア
2a 第1チューブ
2b フィン
2c チューブ挿通孔
3 副コア
3a 出入口
3b 第2チューブ
3c フィン
3d 第2出入口パイプ
3e 凹陥部
3f カラー
3g インナーフィン
4 強度メンバー

Claims (4)

  1. 夫々一端が開口した細長いタンク本体1aの開口がチューブプレート1bで閉塞され、第1の熱交換媒体の出入口1cを有する一対の互いに離間して配置されたタンク1と、
    両端部が夫々の前記チューブプレート1bに液密に貫通し、それらが一対の前記タンク1内に夫々連通する並列された多数の第1チューブ2aおよびその外面に接触された多数のフィン2bからなる主コア2と、
    前記第1チューブ2aに並列し、前記タンク1内に連通することなくその両端開口が、夫々の前記チューブプレート1bにより液密に閉塞されると共に、それに固定され、その両端部に一対の第2熱交換媒体の出入口3aが配置された第2チューブ3bおよびその外面に接触されたフィン3cからなる副コア3と、
    を具備し、前記主コア2の占有面積に比べて前記副コア3の占有面積が著しく小にされた複合型熱交換器。
  2. 請求項1において、夫々の前記タンク1の長手方向が重力方向に平行に配置されると共に、夫々のタンク1の長手方向両端間が一対の強度メンバー4により固定され、
    前記第2チューブ3bが複数並列されると共に、それらが前記出入口3aで互いに連通され且つ、その出入口3aに接続された第2出入口パイプ3dが前記強度メンバー4に貫通固定され、
    夫々の前記タンク1の長さよりも前記夫々のチューブ2a,3bの長さのほうが充分長く形成された複合型熱交換器。
  3. 請求項1又は請求項2において、夫々の前記タンク本体1aが合成樹脂成形体よりなり、その開口縁がシール用Oリング1dを介して前記チューブプレート1bの外周の環状溝1eに嵌着し、それらの外周がカシメ固定され、
    前記チューブプレート1bの前記第2チューブ3bの両端が固定される部分の外面には、ほぼその第2チューブ3bの横断面に整合する凹陥部3eが形成され、その凹陥部3eにその第2チューブ3bの端が支持固定されると共に、そのチューブプレート1bによりその第2チューブ3bの端が液密に閉塞されてなる複合型熱交換器。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかにおいて、主コア2が自動車用エンジン冷却水冷却用の熱交換器コアであり、副コア3がオイル冷却用の熱交換器コアである複合型熱交換器。
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