JP3936416B2 - container - Google Patents

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は容器に関し、更に詳細には内容物を収容する容器本体の上部開口部を覆う蓋体にヒンジ部を設けて固定部と可動部に分け、可動部を繰り返し着脱して使用する容器に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、バターやマーガリン等は合成樹脂製の容器に入れられて消費者の利用に供されている。このような容器は、その用途上、内容物を収容した容器本体の上部開口部を覆う蓋体の着脱が繰り返し行われて使用される。
【０００３】
この繰り返しの着脱が消費者にとって極めて面倒であることから蓋体の一部（固定部）を容器本体に装着させたままにし、他の部分（可動部）のみを容器本体から着脱できるように蓋体に横断する直線状のヒンジ部を形成して部分的に折り曲げ可能とし、容器本体の上部開口部を部分的に開放するようにした容器（実開昭５８−７６５４７号公報）が提案され、既に使用されている。勿論、この場合でも蓋体は必要に応じて容器本体から完全に取り外すことはできる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したような使い方をするこの容器では、容器本体内に収容される内容物がバターやマーガリンのような乳製品や食品の場合には、蓋体の固定部真下に位置する容器本体内の内容物を例えばバターナイフやスプーン等で取り出す際、固定部が邪魔をしてその下側の内容物が非常に取り出し難いという問題があった。
【０００５】
この問題に対処するため、蓋体の固定部を小さくして可動部を大きくすると、確かに部分的に開けられる容器本体の開口領域は大きくなって内容物の取り出しは容易になるが、反面、可動部が開いている時の蓋体の容器本体への装着力に低下をきたす。すなわち、蓋体の可動部を開いている時、蓋体が容器本体から簡単に離脱してしまうという恐れがある。
【０００６】
本発明の目的は、かかる従来の問題点を解決するためになされたもので、基本的には容器本体とヒンジによって固定部と可動部を設けた着脱可能な蓋体とからなり、使用時にはできるだけ蓋体の可動部を大きく開けて、容器本体の大開口領域を確保し、しかも蓋体が容器本体から簡単に外れないようにした容器を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明は容器であり、前述の技術的課題を解決するために以下のように構成されている。すなわち、本発明の容器は、上部が開口部とされ、内部に内容物を収容する容器本体と、天板及びその周囲に設けられた周縁部を備え、前記容器本体の上部周壁に前記周縁部を着脱可能に装着して前記天板で容器本体の前記開口部を覆う蓋体と、からなる容器において、前記蓋体は、その前記周縁部に沿って前記天板に形成され、蓋体の幅方向と平行に直線的に延びるヒンジ部と、このヒンジ部の両端から前記周縁部に沿ってそれぞれ対称的になるように前記天板に形成され、かつ前記周縁部にまで至る２つのスリットとを備え、当該蓋体を前記容器本体に装着することにより、前記蓋体は、当該容器本体の前記開口部を閉鎖した状態で、前記ヒンジ部と前記２つのスリットとを境とする大面積部及び小面積部に区分けされ、前記大面積部を蓋体における前記容器本体に対する可動部として開けた時、前記小面積部が蓋体における前記容器本体に対する固定部として、容器本体の上部周壁に装着されたままとなることを特徴とする。以下、この発明の重要な構成要素について更に説明する。
【０００８】
容器は、主にバターやマーガリン等の乳製品や食品を収容し、食卓等で日常使用するものであり、一般的には平面的に見て矩形状を呈するか、或いは楕円形状に近い形状とされている。しかし、このような用途以外にも使用できるので、この容器の形状は平面的に見て円形等、容器として機能し得る形であればいかなるものも含む。
【０００９】
また、容器本体と蓋体との装着は、蓋体の周縁部が容器本体の上部周壁に比較的に緊密に嵌合して固定することによるが、相互の嵌合構造は本発明の要旨ではなく、従って従来の構造を含む種々の構成とすることができる。要するには、蓋体が消費者の通常の力で容器本体から取り外すことができ、しかもそれ以下の力では簡単に外れない程度に嵌合しているように構成されていることが望ましい。
【００１０】
更に、容器本体の上部開口部を閉鎖している蓋体の部分的に開く大きさは、ヒンジ部の位置によって代わるが、このヒンジ部の位置は使用者による内容物の取り出し易さによって適宜設計することができる。
【００１１】
更にまた、本発明の容器では、この容器を使用しはじめる直前に２つのスリットを形成するようにすることもできる。すなわち、例えば使用者（内容物を消費する者）が始めて蓋体を開けるとき、自らスリットを形成するように予め切り離し可能な線部分としておくことも好ましい。このような切り離し可能な線部分としては、例えばミシン目や薄肉等で形成された脆弱線等が特に好ましい。
＜本発明における具体的構成＞
本発明の容器は、前述した必須の構成要素からなるが、その構成要素が具体的に以下のような場合であっても成立する。その具体的構成要素とは、蓋体が樹脂製の一体成形品で形成され、その際ヒンジ部は折り曲げ可能なように薄肉部にして形成することができる。
【００１２】
本発明の容器によると、今、蓋体がその周縁部を容器本体の上部周壁に嵌合され、これにより容器本体の上部開口が蓋体の実質的に天板で閉鎖されているとする。この状態から、使用者が容器本体内の内容物を取り出す目的で蓋体の一端部を持ち上げようとする。
【００１３】
この「一端部」とは、ヒンジ部に直交する仮想の軸線上に位置する蓋体の端部で、ヒンジ部により実質的に２つの領域に分けられる蓋体の広い面積の方に位置する端部を指す。これにより、蓋体の広い面積の方の部分（蓋体大面積部）はその周囲を規定している周縁部が容器本体の上部周壁から外れて持ち上がる。この時の蓋体大面積部の支点は、当然にヒンジ部である。
【００１４】
しかし、このヒンジ部の両端部は、直線のまま蓋体の周縁部に及んでいるのではなく、天板に形成されたそれぞれのスリットの一端で終わっている。そして、これらのスリットの他端は、ヒンジ部から蓋体の周縁部に沿って蓋体大面積部の縁部を構成するように伸長し、所定位置で周縁部に及んでいる。
【００１５】
従って、蓋体の小さな面積の方の部分（蓋体小面積部）の周縁部は、ヒンジ部を通る仮想の直線を基準として見ると、それより蓋体大面積部側に大きく入り込むように、言い換えれば馬蹄形に形成されて容器本体の上部周壁に嵌合している。そして、固定部のこの周縁部は、蓋体大面積部が開いても、なお容器本体の上部周壁に嵌合したままとなる。
【００１６】
そのため、蓋体大面積部を容器本体に対して開いたとしても、蓋体における相当な範囲（長さ）に亘る周縁部（蓋体小面積部の周縁部）が容器本体の上部周壁に嵌合していることから蓋体の容器本体に対する装着力が低下することがなく、蓋体の容易な離脱は起こらない。
【００１７】
なお、蓋体に形成されるスリットについては、使用者（内容物を消費する者）が始めて蓋体を開けるとき、自らこのスリットを形成するように予め切り離し可能な脆弱線等を設けておくことも好ましい。
【００１８】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の容器を図に示される実施形態についてさらに詳細に説明する。図１〜図８には本発明の一実施形態に係る容器１０が示されている。最初に、この容器１０の概要について説明する。
【００１９】
容器１０は、図１〜図３に示されるように、内部に内容物を収容する容器本体１１と、この容器本体１１に着脱自在に嵌合される蓋体２０とから構成されている。容器本体１１は、内容物を実質的に収容する収容胴部１２とその上部全周に設けられた周壁により区画形成された開口部１３とから構成され、平面的に見てほぼ矩形状を呈している。
【００２０】
この容器本体１１の上部は、外側全周に亘って張り出したフランジ部１４とこの上方に延出する上部周壁１５とから構成され、フランジ部１４と上部周壁部１５の境には段部１６ａが形成されている。容器本体１１の内側において、上部周壁１５と収容胴部１２との境には別の段部１６ｂが前者の段部１６ａよりも上方に形成されている。
【００２１】
容器本体１１の長手方向一端側及び他端側（図３で見て左右側の各端部）における上部周壁１５のほぼ中央部には、後述するようにバターナイフやスプーンを入れるために切欠き部１７が設けられている。なお、容器本体１１は、平面的に見て矩形状を呈している、と説明したが、正確には４つの隅部は円弧状曲面で形成されている。
【００２２】
他方、蓋体２０は、図４ないし図８に示されるように、比較的に平坦な表面部及びその周囲を僅かに立ち上げた縁部を備えた、全体として皿状体の天板２１と、この天板２１の縁部より幾分外側に位置し、この縁部から段部２２ａを介して連接した周壁部２３とから構成されている。そして、これら周壁部２３と段部２２ａとが蓋体２０の周縁部２４を構成している。
【００２３】
周壁部２３の下部全周には、周壁部２３の外側に張り出したフランジ部２５が設けられている。周壁部２３の内側において天板２１との境には、容器本体１１の上部周壁１５の上端部と当接するための段部２２ｂが形成されている。この蓋体２０の一端部（図５で見て右側端部）に対向する他端部側における天板２１の表面部には、図５に示されるように、蓋体２０の幅方向、換言すれば容器本体１１の幅方向と平行に直線的に延びるヒンジ部２６が設けられている。
【００２４】
このヒンジ部２６の長さはその位置での天板部２１の幅寸法よりも短く設定されている。そして、このヒンジ部２６の両端からは、それぞれスリット２７が形成され、これら各スリット２７は蓋体２０の一端部側（図５及び図６において右側）に向かうと共に、蓋体２０の周縁部２４に沿い且つそれに漸次接近するように伸長する斜め直線状に形成され、最終的には蓋体２０の周壁部２３の下端部に達している。換言すれば、ヒンジ部２６の両端からそれぞれ延びる各スリット２７は、最終的に段部２２ａ及び周壁部２３を完全に横断している。
【００２５】
この結果、蓋体２０は、ヒンジ部２６と、このヒンジ部２６の両端から伸長する２つのスリット２７とにより長手方向において２つの領域に区分けされる。今、便宜的に、ヒンジ部２６とその両端から伸長する２つのスリット２７とにより区分けされる蓋体２０の一端側の領域を「可動部」、他端側の領域を「固定部」と称し、それらをそれぞれ符号２８、２９で示す。
【００２６】
図５から明らかなように、ヒンジ部２６が天板２１の長手方向他端部近傍に形成されていることから、可動部２８における実質的に天板２１の表面部は固定部２９のそれより大きな面積となる。従って、可動部２８のことを、蓋体大面積部と言い代えることもできる。
【００２７】
次に、前述した実施形態の容器１０における使用状態について説明する。この容器１０は、通常、蓋体２０の全周における周壁部２３を容器本体１１の上部周壁１５の外周面に重ねるように嵌合させ、これにより開口１３を全面的に閉鎖した状態から可動部２８のみを容器本体１１に対して開け閉めすることにより使用される。
【００２８】
この蓋体２０によって容器本体１１の開口１３を全閉した状態から使用者が容器本体１１内の内容物を取り出す目的で容器本体１１の開口１３を開く場合、蓋体２０における可動部２８の端部を上方に押し上げてヒンジ部２６を支点として上方に回動させる。すると、可動部２８における周壁部２３と容器本体１１の上部周壁１５との嵌合が解除されて可動部２８が容器本体１１から離反する。
【００２９】
しかし、このヒンジ部２６の両端部は、直線のまま蓋体２０の周縁部２４に及んでいるのではなく、天板２１に形成されたそれぞれのスリット２７の一端で終わっている。そして、これらのスリット２７の他端は、ヒンジ部２６から蓋体２０の周縁部２４に沿って蓋体大面積部、即ち可動部２８の縁部を構成するように伸長し、所定位置で周縁部２４に及んでいる。
【００３０】
従って、固定部２９の周縁部２４は、ヒンジ部２６を通る仮想の直線を基準として見ると、それより蓋体大面積部側に大きく入り込むように、言い換えれば馬蹄形に形成されて容器本体１１の上部周壁１５に嵌合している。そして、固定部２９のこの周縁部２４は、蓋体大面積部２８が開いても、なお容器本体１１の上部周壁１５に嵌合したままとなる。
【００３１】
そのため、可動部である蓋体大面積部２８を容器本体１１に対して開いたとしても、蓋体２０における相当な範囲（長さ）に亘る周縁部２４（固定部２９の周縁部２４）が容器本体１１の上部周壁１５に嵌合していることから蓋体２０の容器本体１１に対する装着力、言い換えれば保持力が低下することがなく、蓋体２０の容易な離脱は起こらない。その後、可動部２８を更に上方に更に押し上げることにより、可動部２８は固定部２９側に傾倒され、容器本体１１の開口部１３が大部分開放することになる。
【００３２】
このように、本実施形態の容器１０では、使用時には、可動部２８を開けて容器本体１１の大開口領域を確保し、しかも固定部２９は容器本体１１から簡単に外れることがないため、結果として蓋体２０が容器本体１１から外れることがない。そして、蓋体２０の可動部２８を持ち上げることにより容器本体１１の大部分が開いた開口部１３を閉鎖する場合には、ヒンジ部２６を中心として可動部２８を容器本体１１の一端側に傾倒させ、可動部２８の壁部２３を容器本体１１の上部周壁１５の外壁面に嵌合させればよく、このような動作自体は従来のものと変わりはない。
【００３３】
次に、図７は、本発明の他の実施形態における容器の蓋体３５を示している。この実施形態における容器の容器本体は図１に示される実施形態のものと同じであるので説明を省略する。図７に示される蓋体３５では、天板２１に形成したスリットの形状のみを異にしている。
【００３４】
図７に示される蓋体３５に形成されたスリット３６は、ヒンジ部２６の両端部からはじまって、蓋体３５の周縁部２４に沿った円弧を描きながら蓋体３５の一端側に漸次接近し、最終的には図４に示されるように蓋体３５の周縁部２４を横断するように形成されている。
【００３５】
また、図８も同様に、別な蓋体４０を示し、その違いは、天板２１に形成されたスリット４１の形状だけである。この例ではスリット４１が天板２１の内方向へ突出する曲線で形成されたものである。
【００３６】
なお、この容器１０にバーターやマーガリン等の乳製品や食品を収容し、これを消費しやすくするため常時バターナイフ等を入れておく時、バターナイフの柄を当該容器１０から突出させておくことができるようにするため、蓋体２０、３５、４０の他端部の周壁部２３の略中央部には薄肉部で形成された切り離し可能な２つの脆弱線部３０が間隔を開けて設けられている。
【００３７】
実際に使用する際には、この脆弱線部３０を手で切り裂きその間の周壁部２３を取り除いて切欠き部３１を形成する。従って、この状態で可動部２８の周縁部２４を容器本体１１の上部周壁１５に嵌合させると、切欠き部３１が容器本体１１の上部周壁１５に形成されている切欠き部１７と整合して、容器１０の内部と連通する孔が形成される。
【００３８】
従って、バターナイフ等の柄は、容器本体１１の上部周壁１５に形成された切欠き部に入れて容器１０の外に突出させるようにすれば、蓋体２０、３５、４０の可動部２８を開け閉めしても邪魔になることはない。
【００３９】
なお、各実施形態におけるそれぞれの蓋体２０、３５、４０における可動部２８の長手方向一端側及びこの長手方向に直交する方向の各側方部には、天板２１の裏面（内側）において縁部から表面部までの間に補強用のリブ３２が設けられている（図６に蓋体２０の場合についてのみ示されている）。
【００４０】
前述した各実施形態に係る容器では、蓋体２０、３５、４０に切込み部２７、３６、４１を予め形成しておくものであったが、内容物が食品の場合には所定の内容物以外のものの混入等の恐れもあるので、使用者（内容物を消費する者）が始めて蓋体を開けるとき、自らこのスリットを形成するように予め切り離し可能な線部分としておくことも好ましい。この切り離し可能な線部分としては、薄肉部を所定線状に形成した脆弱線部分とすることができる。
【００４１】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の容器によれば、蓋体が容器本体に着脱可能に被せられているにもかかわらず、蓋体の大部分を開け閉めして容器本体の上部開口部をほぼ全開に近い状態に開放しても、蓋体それ自体は容器本体にしっかりと装着して簡単に外れることがなく、その結果蓋体を容器本体から取り外さなくても容器本体内のいずれの箇所にある内容物も取り出しが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態における容器を示す側面図である。
【図２】図１に示される容器において蓋体を取り外して容器本体のみを示す側面図である。
【図３】図２に示される容器本体の平面図である。
【図４】図１に示される容器の蓋体を示す側面図である。
【図５】図４に示される蓋体の平面図である。
【図６】図４に示される蓋体の底面図である。
【図７】本発明の他の実施形態における容器の蓋体を示す平面図である。
【図８】本発明の更に他の実施形態における容器の蓋体を示す平面図である。
【符号の説明】
１０ 容器
１１ 容器本体
１２ 収容胴部
１３ 開口
１４ フランジ部
１５ 上部周壁
１６ａ 段部
１６ｂ 段部
１７ 切欠き部
２０、３５、４０ 蓋体
２１ 天板
２２ａ 段部
２２ｂ 段部
２３ 周壁部
２４ 周縁部
２５ フランジ部
２６ ヒンジ部
２７、３６、４１ スリット
２８ 可動部（蓋体大面積部）
２９ 固定部
３０ 切り離し可能な脆弱線部
３１ 切欠き部
３２ 補強用リブ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a container, and more particularly to a container that is provided with a hinge part on a cover that covers an upper opening of a container main body that contains contents and divided into a fixed part and a movable part, and the movable part is repeatedly attached and detached for use. .
[0002]
[Prior art]
Conventionally, butter, margarine, and the like are put in a synthetic resin container for use by consumers. Such a container is used by repeatedly attaching and detaching the lid that covers the upper opening of the container main body containing the contents.
[0003]
Since this repeated attachment and detachment is extremely troublesome for consumers, a part of the lid (fixed part) is left attached to the container body, and only the other part (movable part) is attached to and detached from the container body. A container (Japanese Utility Model Laid-Open No. 58-76547) is proposed in which a linear hinge section that crosses the body is formed so that it can be partially bent and the upper opening of the container body is partially opened. Already used. Of course, even in this case, the lid can be completely removed from the container body as needed.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in this container which is used as described above, in the case where the contents stored in the container body are dairy products and foods such as butter and margarine, the inside of the container body located just below the fixing part of the lid body. When taking out the contents with, for example, a butter knife or a spoon, there is a problem that the fixing part gets in the way and the contents underneath are very difficult to take out.
[0005]
In order to cope with this problem, if the fixed part of the lid is made small and the movable part is enlarged, the opening area of the container body that can be surely partially opened becomes large and the contents can be easily taken out. This reduces the mounting force of the lid on the container body when the movable part is open. That is, when the movable part of the lid is opened, the lid may easily be detached from the container body.
[0006]
An object of the present invention is to solve such conventional problems, and basically includes a container body and a detachable lid provided with a fixed part and a movable part by a hinge. An object of the present invention is to provide a container in which the movable part of the lid is opened wide to secure a large opening area of the container body and the lid body is not easily detached from the container body.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The present invention is a container and is configured as follows in order to solve the above-described technical problems. In other words, the container of the present invention, the upper is an opening, comprising a container body for containing the contents therein, a peripheral portion provided in the top plate and around the said periphery to an upper wall of the container body and a lid which can be fitted to cover the opening of the container body at the top plate removably in containers Ru Tona, the lid is made form the top plate along its said peripheral edge, the lid body and hinge parallel to extend linearly in the width direction of the along the opposite ends of the hinge portion to the peripheral portion is formed on the top plate so as to be symmetrical to each other and two extending up to the periphery and a slit, by attaching the lid to the container body, the lid is in the closed state of the opening of the container body, and boundary and said two slits and the hinge portion large It is divided into an area portion and the small-area portion, the large-area portion When opened as the movable portion relative to the container body in the body, examples of fixing portion with respect to the container body in the small area section lid, and wherein the left and Do Turkey and mounted on the top wall of the container body. Hereinafter, the important components of the present invention will be further described.
[0008]
The container mainly contains dairy products and foods such as butter and margarine, and is used daily on a table, etc., and generally has a rectangular shape in plan view or a shape close to an elliptical shape. Has been. However, since it can be used for purposes other than such applications, the shape of the container includes any shape that can function as a container, such as a circular shape when seen in a plan view.
[0009]
Further, the mounting of the container body and the lid is based on the fact that the peripheral edge of the lid is relatively tightly fitted and fixed to the upper peripheral wall of the container body. Therefore, various configurations including conventional structures are possible. In short, it is desirable that the lid body can be removed from the container body with the normal force of the consumer, and is fitted so that it cannot be easily removed with less force.
[0010]
Furthermore, the size of the opening of the lid that closes the upper opening of the container body varies depending on the position of the hinge part. The position of the hinge part is appropriately designed depending on the ease of taking out the contents by the user. can do.
[0011]
Furthermore, in the container of the present invention, it is possible to form two slits immediately before starting to use the container. That is, for example, when a user (a person who consumes contents) opens the lid for the first time, it is also preferable that the line portion be separable in advance so as to form a slit. As such a separable line portion, for example, a fragile line formed by a perforation or a thin wall is particularly preferable.
<Specific Configuration in the Present Invention>
The container of the present invention is composed of the above-described essential constituent elements, but it is established even when the constituent elements are specifically as follows. The specific component is that the lid is formed of an integrally molded product made of resin, and the hinge portion can be formed as a thin portion so that it can be bent.
[0012]
According to the container of the present invention, it is now assumed that the lid is fitted with the peripheral edge of the lid on the upper peripheral wall of the container body, whereby the upper opening of the container body is substantially closed by the top plate of the lid body. From this state, the user tries to lift one end of the lid for the purpose of taking out the contents in the container body.
[0013]
This "one end" is an end of the lid located on a virtual axis perpendicular to the hinge, and is an end located on the wider area of the lid that is substantially divided into two regions by the hinge. Refers to the part. Thereby, the peripheral part which prescribes | regulates the circumference | surroundings part (cover large area part) of the wider area of a cover body remove | deviates from the upper peripheral wall of a container main body, and it raises. Naturally, the fulcrum of the large-area portion of the lid at this time is the hinge portion.
[0014]
However, both end portions of the hinge portion do not reach the peripheral portion of the lid body in a straight line, but end at one end of each slit formed in the top plate. And the other end of these slits is extended from the hinge part so that the edge part of a cover large area part may be comprised along the peripheral part of a cover body, and has reached the peripheral part in the predetermined position.
[0015]
Therefore, the peripheral part of the smaller part of the lid (lid body small area part), when viewed on the basis of an imaginary straight line passing through the hinge part, enters the lid large area part side more than that, In other words, it is formed in a horseshoe shape and is fitted to the upper peripheral wall of the container body. And this peripheral part of a fixing | fixed part is still fitting with the upper peripheral wall of a container main body, even if a cover large area part opens.
[0016]
Therefore, even if the lid large area part is opened with respect to the container main body, the peripheral part (periphery part of the cover small area part) over a considerable range (length) of the cover body is fitted to the upper peripheral wall of the container main body. As a result, the mounting force of the lid on the container body does not decrease, and the lid is not easily detached.
[0017]
In addition, about the slit formed in a cover body, when a user (person who consumes the contents) opens a cover body for the first time, the weak line etc. which can be separated beforehand are provided so that this slit may be formed in advance. Is also preferable.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the embodiment of the container of the present invention will be described in more detail with reference to the drawings. 1 to 8 show a container 10 according to an embodiment of the present invention. First, an outline of the container 10 will be described.
[0019]
The container 10 is comprised from the container main body 11 which accommodates the content inside, and the cover body 20 detachably fitted to this container main body 11, as FIG. 1-3 shows. The container main body 11 is composed of an accommodating body 12 that substantially accommodates contents and an opening 13 that is defined by a peripheral wall provided on the entire periphery of the container body 11 and has a substantially rectangular shape when seen in a plan view. ing.
[0020]
The upper portion of the container body 11 is composed of a flange portion 14 extending over the entire outer periphery and an upper peripheral wall 15 extending upward. A step portion 16 a is formed at the boundary between the flange portion 14 and the upper peripheral wall portion 15. Is formed. Inside the container body 11, another step 16 b is formed above the former step 16 a at the boundary between the upper peripheral wall 15 and the housing body 12.
[0021]
As will be described later, a cutout is provided in a substantially central portion of the upper peripheral wall 15 on one end side and the other end side in the longitudinal direction of the container body 11 (each end portion on the left and right sides in FIG. 3). A portion 17 is provided. Although the container body 11 has been described as having a rectangular shape when seen in a plan view, the four corners are precisely formed as arcuate curved surfaces.
[0022]
On the other hand, as shown in FIGS. 4 to 8, the lid 20 has a relatively flat surface portion and a top plate 21 that is a dish-like body as a whole, with a relatively raised surface portion and an edge portion slightly raised around the surface portion. The peripheral wall portion 23 is located slightly outside the edge portion of the top plate 21 and is connected to the edge portion via a step portion 22a. And these peripheral wall part 23 and step part 22a comprise the peripheral part 24 of the cover body 20. As shown in FIG.
[0023]
A flange portion 25 projecting outside the peripheral wall portion 23 is provided on the entire lower periphery of the peripheral wall portion 23. On the inner side of the peripheral wall portion 23, a step portion 22 b for contacting the upper end portion of the upper peripheral wall 15 of the container body 11 is formed at the boundary with the top plate 21. As shown in FIG. 5, the width direction of the lid 20, in other words, on the surface portion of the top plate 21 on the other end side facing the one end portion (right end portion in FIG. 5) of the lid body 20. If it does so, the hinge part 26 extended linearly in parallel with the width direction of the container main body 11 is provided.
[0024]
The length of the hinge portion 26 is set to be shorter than the width dimension of the top plate portion 21 at that position. Then, slits 27 are respectively formed from both ends of the hinge portion 26, and each of the slits 27 is directed to one end side (right side in FIGS. 5 and 6) of the lid 20 and the peripheral edge 24 of the lid 20. It is formed in a slanting straight line extending along and gradually approaching it, and finally reaches the lower end of the peripheral wall 23 of the lid 20. In other words, each slit 27 extending from both ends of the hinge portion 26 finally completely traverses the step portion 22 a and the peripheral wall portion 23.
[0025]
As a result, the lid 20 is divided into two regions in the longitudinal direction by the hinge portion 26 and the two slits 27 extending from both ends of the hinge portion 26. For convenience, the region on one end side of the lid 20 divided by the hinge portion 26 and the two slits 27 extending from both ends thereof is referred to as a “movable portion”, and the region on the other end side is referred to as a “fixed portion”. These are denoted by reference numerals 28 and 29, respectively.
[0026]
As apparent from FIG. 5, since the hinge portion 26 is formed in the vicinity of the other end portion in the longitudinal direction of the top plate 21, the surface portion of the top plate 21 in the movable portion 28 is substantially larger than that of the fixed portion 29. Large area. Therefore, the movable part 28 can also be referred to as a lid large area part.
[0027]
Next, the use state in the container 10 of the embodiment described above will be described. The container 10 is normally fitted with the peripheral wall 23 around the entire circumference of the lid 20 so as to overlap the outer peripheral surface of the upper peripheral wall 15 of the container main body 11, thereby moving the movable part from the state where the opening 13 is completely closed. Only 28 is used by opening and closing the container body 11.
[0028]
When the user opens the opening 13 of the container main body 11 for the purpose of taking out the contents in the container main body 11 from the state in which the opening 13 of the container main body 11 is fully closed by the lid 20, the end of the movable portion 28 in the lid 20. The portion is pushed upward to rotate upward with the hinge portion 26 as a fulcrum. Then, the fitting between the peripheral wall portion 23 of the movable portion 28 and the upper peripheral wall 15 of the container main body 11 is released, and the movable portion 28 is separated from the container main body 11.
[0029]
However, both end portions of the hinge portion 26 do not reach the peripheral edge portion 24 of the lid body 20 in a straight line but end at one end of each slit 27 formed in the top plate 21. The other ends of these slits 27 extend from the hinge portion 26 along the peripheral edge 24 of the lid 20 so as to constitute the lid large-area portion, that is, the edge of the movable portion 28, and the peripheral edge at a predetermined position. It extends to part 24.
[0030]
Accordingly, the peripheral portion 24 of the fixing portion 29 is formed in a horseshoe shape so as to enter the lid large area portion side more than that when viewed from the virtual straight line passing through the hinge portion 26 as a reference. The upper peripheral wall 15 is fitted. And this peripheral part 24 of the fixing | fixed part 29 is still fitting with the upper peripheral wall 15 of the container main body 11, even if the cover large area part 28 opens.
[0031]
Therefore, even if the lid large-area portion 28 that is a movable portion is opened with respect to the container main body 11, the peripheral portion 24 (the peripheral portion 24 of the fixed portion 29) over a considerable range (length) of the lid 20. Since the upper peripheral wall 15 of the container main body 11 is fitted, the attachment force of the lid 20 to the container main body 11, in other words, the holding force does not decrease, and the lid 20 is not easily detached. Thereafter, by further pushing the movable part 28 upward, the movable part 28 is tilted to the fixed part 29 side, and the opening 13 of the container body 11 is largely opened.
[0032]
As described above, in the container 10 of the present embodiment, in use, the movable portion 28 is opened to ensure a large opening area of the container body 11, and the fixed portion 29 is not easily detached from the container body 11. As a result, the lid 20 does not come off the container body 11. Then, when closing the opening 13 where most of the container body 11 is opened by lifting the movable part 28 of the lid 20, the movable part 28 is tilted to one end side of the container body 11 around the hinge part 26. Then, the wall portion 23 of the movable portion 28 may be fitted to the outer wall surface of the upper peripheral wall 15 of the container body 11, and such an operation itself is not different from the conventional one.
[0033]
FIG. 7 shows a container lid 35 according to another embodiment of the present invention. Since the container body of the container in this embodiment is the same as that of the embodiment shown in FIG. In the lid 35 shown in FIG. 7, only the shape of the slit formed in the top plate 21 is different.
[0034]
The slits 36 formed in the lid 35 shown in FIG. 7 start from both ends of the hinge portion 26 and gradually approach one end of the lid 35 while drawing an arc along the peripheral edge 24 of the lid 35. Finally, as shown in FIG. 4, it is formed so as to cross the peripheral edge 24 of the lid 35.
[0035]
Similarly, FIG. 8 shows another lid 40, the only difference being the shape of the slit 41 formed in the top plate 21. In this example, the slit 41 is formed by a curve protruding inward of the top plate 21.
[0036]
In addition, when storing dairy products and foods such as barter and margarine in this container 10 and putting a butter knife or the like in order to make it easy to consume, keep the butter knife handle protruding from the container 10. In order to make it possible, two detachable fragile line portions 30 formed of a thin portion are provided at an interval at a substantially central portion of the peripheral wall portion 23 at the other end of the lid body 20, 35, 40. ing.
[0037]
When actually used, the weakened line portion 30 is cut by hand to remove the peripheral wall portion 23 therebetween, thereby forming the cutout portion 31. Accordingly, when the peripheral edge 24 of the movable portion 28 is fitted to the upper peripheral wall 15 of the container main body 11 in this state, the notch 31 is aligned with the notch 17 formed on the upper peripheral wall 15 of the container main body 11. Thus, a hole communicating with the inside of the container 10 is formed.
[0038]
Therefore, if the handle such as a butter knife is inserted into a notch formed in the upper peripheral wall 15 of the container body 11 and protrudes out of the container 10, the movable part 28 of the lid 20, 35, 40 is moved. Opening and closing does not get in the way.
[0039]
It should be noted that one end side in the longitudinal direction of the movable portion 28 in each lid body 20, 35, 40 in each embodiment and each side portion in the direction orthogonal to the longitudinal direction are bordered on the back surface (inside) of the top plate 21. Reinforcing ribs 32 are provided between the part and the surface part (shown only in the case of the lid 20 in FIG. 6).
[0040]
In the container according to each of the embodiments described above, the incisions 27, 36, and 41 are formed in advance in the lids 20, 35, and 40. However, when the contents are food, other than the predetermined contents Therefore, when the user (the person who consumes the contents) opens the lid for the first time, it is also preferable that the line portion be separable in advance so as to form this slit. As the separable line part, a weak line part in which a thin part is formed in a predetermined line shape can be used.
[0041]
【The invention's effect】
As described above, according to the container of the present invention, even though the lid body is detachably covered with the container body, most of the lid body is opened and closed, so that the upper opening of the container body is almost the same. Even if the lid is almost fully opened, the lid itself is firmly attached to the container body and does not come off easily, and as a result, it can be placed anywhere in the container body without removing the lid from the container body. Some contents can be easily taken out.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing a container according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a side view showing only the container main body with the lid removed from the container shown in FIG. 1;
FIG. 3 is a plan view of the container main body shown in FIG.
4 is a side view showing a lid of the container shown in FIG. 1. FIG.
5 is a plan view of the lid shown in FIG. 4. FIG.
6 is a bottom view of the lid shown in FIG. 4. FIG.
FIG. 7 is a plan view showing a container lid in another embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a plan view showing a lid of a container according to still another embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 Container 11 Container main body 12 Housing trunk | drum 13 Opening 14 Flange part 15 Upper peripheral wall 16a Step part 16b Step part 17 Notch part 20, 35, 40 Cover body 21 Top plate 22a Step part 22b Step part 23 Perimeter wall part 24 Peripheral part 25 Flange part 26 Hinge part 27, 36, 41 Slit 28 Movable part (lid body large area part)
29 Fixed part 30 Fragile line part 31 which can be separated Notch part 32 Reinforcing rib

Claims (5)

上部が開口部とされ、内部に内容物を収容する容器本体と、
天板及びその周囲に設けられた周縁部を備え、前記容器本体の上部周壁に前記周縁部を着脱可能に装着して前記天板で容器本体の前記開口部を覆う蓋体と、からなる容器において、
前記蓋体は、その前記周縁部に沿って前記天板に形成され、蓋体の幅方向と平行に直線的に延びるヒンジ部と、
このヒンジ部の両端から前記周縁部に沿ってそれぞれ対称的になるように前記天板に形成され、かつ前記周縁部にまで至る２つのスリットとを備え、
当該蓋体を前記容器本体に装着することにより、前記蓋体は、当該容器本体の前記開口部を閉鎖した状態で、前記ヒンジ部と前記２つのスリットとを境とする大面積部及び小面積部に区分けされ、
前記大面積部を蓋体における前記容器本体に対する可動部として開けた時、前記小面積部が蓋体における前記容器本体に対する固定部として、容器本体の上部周壁に装着されたままとなることを特徴とする容器。An upper part is an opening, and a container body that contains contents inside,
Includes a peripheral portion provided in the top plate and around the, a lid covering the opening of the container body at the top plate and detachably attached to the peripheral edge on the top wall of the container body, Ru Tona In the container ,
The lid has its along said peripheral portion made form in the top plate, the width direction and the hinge parallel to extend linearly in the lid,
The formed from both ends of the hinge portion to the top plate so that each becomes symmetrically along the periphery, and a two slits extending up to the periphery,
By attaching the lid to the container body, the lid is in the closed state of the opening of the container body, the large-area portion and a small area to a boundary between said hinge portion and the two slits Divided into parts,
When opening the large-area portion as a movable unit with respect to the container body in the lid, it said as a fixed portion relative to the container body in the small area section lid, and remains attached to the upper wall of the container body Do Turkey and A container characterized by. 前記スリットは、前記周縁部に漸次接近するように伸長する斜め直線状に形成されていることを特徴とする請求項１に記載の容器。   The container according to claim 1, wherein the slit is formed in an oblique straight line extending so as to gradually approach the peripheral edge. 前記スリットは、円弧形状部分を有し、当該円弧は天板の内方又は外方へ突出していることを特徴とする請求項１に記載の容器。  The container according to claim 1, wherein the slit has an arc-shaped portion, and the arc protrudes inward or outward of the top plate. 前記スリットが切り離し可能な脆弱線により形成された請求項１〜３のいずれかに記載の容器。The container according to any one of claims 1 to 3, wherein the slit is formed by a fragile line that can be separated. 前記蓋体は樹脂製の一体成形品で形成され、前記ヒンジ部が折り曲げ可能な薄肉部で形成されていることを特徴とする請求項１〜４のいずれかに記載の容器。 The lid is formed of resin integrally molded product, the container according to any one of claims 1-4, wherein the hinge portion is formed by the thin wall portion foldable.

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