JP3935449B2 - Sanitary napkins, and individually packaged sanitary napkins - Google Patents

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、装着感の向上を図った生理用ナプキンに関する。
【０００２】
【従来の技術】
生理用ナプキンの装着感を左右する要素としては、例えば身体の動きに追従する全体的柔軟性、身体と接触する部分の柔軟性及び平滑性、身体と接触する部分のフィット性がある。
【０００３】
従来の生理用ナプキンの開発においては、これらの観点から装着感の良いものを創出する努力がなされてきた（例えば特許文献１参照）。
【特許文献１】
特開２００２‐２３８９４８号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来、様々な製品開発がなされてきたが、生理用ナプキンの装着感は依然として不十分であり、新規な視点からの改善が望まれている。
【０００５】
そこで、本発明の主たる課題は、装着感に優れる生理用ナプキンを提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、装着感に対する従来の考え方から脱するべく、生理用ナプキン以外の体液吸収性物品までを対象とし、先入観を捨てて可能な限り純粋に装着感に関する官能評価を行った。その結果、股下部における違和感という点に限ってみると、紙おむつやパンティライナー（おりものシート）の装着感が生理用ナプキンよりも良く感じられる場合があることを知見した。パンティライナーに関する結果はある程度予測していたが、紙おむつの結果は全く予想外であった。
【０００７】
パンティライナーは生理用ナプキンと比べるとサイズ・重さ・柔軟性等の点で著しく異なるため、これだけでは何が装着感に効いているか不明であったが、紙おむつまでも検討対象に加えたことで、次のような知見を得た。すなわち、従来の生理用ナプキンは、それを支持する下着等と比べて重量が依然として重く、下着が下方に引き下げられること及び下着等との一体感が乏しいことによる違和感が、装着感に対して重大な影響を及ぼしていたのである。
【０００８】
従来から漠然とした軽量化の指向は存在していたが、近時の技術進展により生理用ナプキンの重量は極限まで軽量化されており、それ以上の軽量化が生理用ナプキンの装着感の更なる改善をもたらすことまでは全く想定されていなかった。また生理用ナプキンの分野では、装着感に対しては薄さの影響が大きいという通念もあった。そのため、上記のような結論は全く予期せぬことであった。
【０００９】
本発明に係る生理用ナプキンは、かかる知見に基づいてなされたものであって、不透液性バックシートと、これよりも幅の狭い透液性トップシートと、これらバックシート及びトップシート間に設けられた吸収体と、トップシートの両脇部上面およびバックシートの両脇部上面に跨り、かつトップシートおよびバックシートにそれぞれ固定された防漏材と、前記トップシート及び吸収体間、前記吸収体およびバックシート間、トップシートおよび防漏材間、ならびに防漏材およびバックシート間をそれぞれ接着するための接着剤と、バックシートの外面に設けられたズレ止め粘着剤とを有し、かつ弾性伸縮部材を有しない生理用ナプキンであって、
この生理用ナプキンは、展開状態で、厚さが１ｍｍ以下、長さが１８〜２０ｃｍ、および幅が６〜１０ｃｍとされており、
前記表面シートは０．４０ｇ以下、前記バックシートは０．２５ｇ以下、前記吸収体は１．０ｇ以下、前記防漏材は０．１５ｇ以下、前記接着剤は０．１５ｇ以下、および前記粘着剤は０．１３ｇ以下の重量範囲から選択され、総重量が２．０ｇ／枚以下とされており、
生理食塩水中に５分間浸漬し、次いで生理食塩水中から引き上げて５分間静置して水切りした後の重量増加量として定まる吸収量が２０ｇ／枚以上とされており、かつ
前記吸収体として、不織布およびこれに固着された高吸収性ポリマーからなり、この高吸収性ポリマーは不織布の繊維表面に付与されたモノマーの重合により形成されたものであり、不織布の坪量が１６〜１９ｇ／ｍ²とされ且つ高吸収性ポリマーの含有量が０．７〜０．８ｇとされている高吸収性ポリマーシートが用いられている、
ことを特徴とするものである。
なお、本明細書中の数値は、全て未使用状態におけるものであることをここに付言する。
【００１０】
生理用ナプキンは、もとより経血を吸収し保持することを基本とするものであるから、製品開発において吸収性能、とりわけ吸収量を顕著に損ねるようなことは通常想定しない。そのため、軽量化により吸収量を損ねることのないように、十分な余裕を持たせるのが従来の考え方であり、本発明範囲の総重量と吸収量の両者を兼ね備えたものは従来存在していない。
【００１１】
これに対して本発明は、上記従来の考え方から脱して、総重量の低下による装着感の改善及びそれに伴う吸収量低下の回避の双方を満足する範囲を見出したものであり、吸収性能の低下なく著しい装着感の改善効果が得られるものである。
【００１２】
本発明の生理用ナプキンにおいては、トップシートとしてはメッシュシートが好適であり、また、吸収体としては、予め吸収体にトップシートおよびバックシートの少なくとも一方を貼り付けてなる複合吸収体が好適である。
【００１３】
【００１４】
【００１５】
【００１６】
【００１７】
特徴的には、本発明における吸収体としては、不織布およびこれに固着された高吸収性ポリマーからなり、不織布の坪量が１６〜１９ｇ／ｍ²とされ且つ高吸収性ポリマーの含有量が０．７〜０．８ｇとされている高吸収性ポリマーシートが用いられる。かかる高吸収性ポリマーシートは、繊維使用量および高吸収性ポリマー（以下、ＳＡＰともいう）の使用量が必要最小限とされているため、軽量である。しかも、それだけではなく、そのような必要最小限の使用量であってもＳＡＰの偏りが生じないため、使用量に応じた吸収性能が確実に発揮されるため、吸収量が損なわれることもない。つまり、軽量な割には十分な吸収量を有するものとなる。またそのため薄型化が容易である利点もある。
【００１８】
他方、かかる軽量薄型の生理用ナプキンを用いると、これを三つ折りし包装シートにより包んだ個別包装状態の厚さを２ｍｍ以下とすることができ、軽量・コンパクトで非常に携帯し易いものとなる。ちなみに、従来の生理用ナプキンを用いると、個別包装に際していくらナプキンを圧縮しても厚さ３ｍｍが限界である。またこの厚さの差は、一見すると大したことないように見えるかもしれないが、商品としての包装や携帯に際しては複数個重ねるのが常であり、このような厚さの差の影響は非常に大きい。
【００１９】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について詳説する。
図１〜図３は、不透液性バックシート３と、これよりも幅の狭い透液性トップシート２と、これらバックシート３及びトップシート２間に設けられた吸収体４とを備えた本発明に係る生理用ナプキン例１を示している。
【００２０】
トップシート２としては、液透過性の不織布を用いても良いが、軽量化の観点からメッシュシートが好適に使用される。また、バックシートして３としてはポリエチレンフィルムが好適である。
【００２１】
さらに本発明の吸収体としては、軽さの割には吸収量の多い、不織布およびこれに固着された高吸収性ポリマーからなるＳＡＰシートが用いられる。かかるＳＡＰシートとしては、例えば特公平７−７４２７７号公報や特公平７−６４８９６号公報に開示されたものを用いることができる。すなわち、本発明のＳＡＰシートは、不織布等の繊維集合体にＳＡＰモノマーを噴霧等により付与し、しかる後、この繊維表面に付与されたモノマーを重合させて得られる複合構造の吸収体である。また、本発明に用いられるＳＡＰシートでは、不織布の坪量が１６〜１９ｇ／ｍ²であり、かつＳＡＰ含有量が０．７〜０．８ｇである。この範囲外では、軽量にしても十分な吸収量を確保できしかも薄型化が容易であるといった、ＳＡＰシートを用いることの利点が損なわれる。
【００２２】
また、本ナプキン例１では、トップシート２の両脇部上面およびバックシート３の両脇部上面間に跨り、それらに対してそれぞれ固定された防漏材５を有する。かかる防漏材は、トップシート２を通じて移動する体液が生理用ナプキン両脇から漏れ出るのを防止するためのものであり、肌に接触する個所であるため撥水性不織布が好ましい。また本発明の生理用ナプキンは、軽量化のため、弾性伸縮部材は有しないものとされている。
【００２３】
そして、トップシート２及び吸収体４間、並びに吸収体４及びバックシート３間についてはスパイラル状に塗布されたホットメルト接着剤Ｂ１を介して、また、トップシート２及び防漏材５間、ならびに防漏材５及びバックシート３間については物品前後方向に沿って直線状に塗布されたホットメルト接着剤Ｂ２を介して接着されている。さらに、バックシート３の外面には下着に対して物品を着脱自在に固定するためのズレ止め粘着剤ＡＤが塗布されている。これら接着剤及び粘着剤としては公知のものを用いることができる。
【００２４】
また、本発明に係る生理用ナプキン１においては、表面シート２は０．４０ｇ以下、バックシート３は０．２５ｇ以下、吸収体４は１．０ｇ以下、防漏材５は０．１５ｇ以下、ホットメルト接着剤Ｂ１，Ｂ２は合計０．１５ｇ以下、および粘着剤ＡＤは０．１３ｇ以下の重量範囲内で設計・選択される。これにより、生理用ナプキンとしての機能を損ねることなく、比較的容易に本発明の総重量範囲である２．０ｇ／枚以下を達成できる。
【００２５】
他方、かかる重量配分や総重量を達成しても、吸収量が不足するようでは全く意味がない。よって、本発明の生理用ナプキン１では、生理食塩水中に５分間浸漬し、次いで生理食塩水中から引き上げて５分間静置して水切りした後の重量増加量として定まる吸収量が２０ｇ／枚以上とされる。かかる吸収量は、吸収体４の設計・選択により定めることができるが、特に、軽量性、薄さおよび吸収量を満足するものが得られる観点から、本発明では前述した所定のＳＡＰシートが用いられる点については前述したとおりである。
【００２６】
また、生理用ナプキン１の重量や吸収量の設計に際しては、そのサイズが一つの障壁となるが、かといって生理用ナプキン１として使用できないものとなっては意味がない。また、重量による装着感の向上効果を更に顕著なものとする上で、特に製品厚さは非常に重要である。よって、本発明の生理用ナプキン１は、展開状態で、厚さＴｎが１ｍｍ以下、長さＬが１８〜２０ｃｍ、および幅Ｗが６〜１０ｃｍの範囲内にあることが要求される。
【００２７】
さらに、予め吸収体にトップシートおよびバックシートの少なくとも一方を貼り付けてなる複合吸収体は、単体の吸収体や単体のシートと比べて強度が高くなる。よって、かかる複合吸収体をナプキン製造段階で供給するようにすると、吸収体およびそれに貼付されたシートの必要強度が少なくて済むため、これら吸収体やシートを更に軽量・薄型のものにすることができる。よって、本発明ではかかる複合吸収体を用いるのも好ましく、この場合より一層の軽量化および薄型化を図ることができる。
【００２８】
他方、かかる軽量薄型の生理用ナプキン１においては、図５に示すようにナプキン１を三つ折りし、ポリエチレンフィルム等からなる包装シート１０により包み個別包装とした状態で、その厚さを２ｍｍ以下とすることができる。このために、個別包装に際し、ナプキンを三つ折りとした後から包装シートにより包むまでの間に２ｍｍ未満まで圧縮することができる。かくして、軽量・コンパクトで非常に携帯し易い個別包装体Ｐとなる。
【００２９】
【実施例】
（実験１）図４に、フラッフパルプのみからなる吸収体シート、エアレイド不織布のみからなる吸収体シート、ならびに不織布の坪量が１６〜１９ｇ／ｍ²であり、かつＳＡＰ含有量が０．７〜０．８ｇであるＳＡＰシートの、シート１ｇ当りの吸収量測定結果を示した。このことから、不織布の坪量が１６〜１９ｇ／ｍ²であり、かつＳＡＰ含有量が０．７〜０．８ｇであるＳＡＰシートが最も軽量、薄型で吸収量の多い吸収体を製造できることが判明した。
【００３０】
（実験２）図１〜図３に示す構造を有する生理用ナプキンを、重量を変化させて各種製造した。比較例２は予め薄く軽量なトップシートを吸収体に貼付してなる複合吸収体を用いて製造したものであり、比較例３は予め薄く軽量なバックシートを吸収体に貼付してなる複合吸収体を用いて製造したものである。重量以外、例えば各種資材の種類は共通とした。そして製造した生理用ナプキンを実際に被験者５０人に使用してもらい、最も装着感に優れるものを選択してもらった。実験に用いた各種ナプキンの構成および官能評価結果を表１に示す。
【００３１】
【表１】

【００３２】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明によれば著しく装着感が向上する等の利点がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明に係る生理用ナプキンの展開状態を示す平面図である。
【図２】 図１のII−II縦断面図である。
【図３】 本発明に係る生理用ナプキンの要部破断斜視図である。
【図４】 吸収体の種類別に、シート１ｇ当りの吸収量を表したグラフである。
【図５】 本発明に係る生理用ナプキンの個別包装体を示す斜視図である。
【符号の説明】
１…生理用ナプキン、２…トップシート、３…バックシート、４…吸収体、５…防漏材、１０…包装シート。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a sanitary napkin with improved wearing feeling.
[0002]
[Prior art]
The factors that influence the feeling of wearing the sanitary napkin include, for example, overall flexibility following the movement of the body, flexibility and smoothness of the part in contact with the body, and fit of the part in contact with the body.
[0003]
In the development of conventional sanitary napkins, efforts have been made to create a good wearing feeling from these viewpoints (see, for example, Patent Document 1).
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 2002-238948
[Problems to be solved by the invention]
However, various products have been developed in the past, but the feeling of wearing a sanitary napkin is still insufficient, and improvement from a new viewpoint is desired.
[0005]
Then, the main subject of this invention is providing the sanitary napkin excellent in a feeling of mounting | wearing.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to escape from the conventional way of thinking about the wearing feeling, the present inventors made a sensory evaluation on the wearing feeling as purely as possible without throwing away preconceptions, even for body fluid absorbent articles other than sanitary napkins. As a result, it was found that the feeling of wearing a paper diaper or panty liner (orimono sheet) may be felt better than a sanitary napkin when limited to the sense of discomfort in the crotch. The results for panty liners were somewhat predictable, but the results for disposable diapers were totally unexpected.
[0007]
Panty liners differ significantly in terms of size, weight, flexibility, etc. compared to sanitary napkins, so it was unclear what this was effective for wearing, but even paper diapers were added to the scope of consideration. The following findings were obtained. In other words, conventional sanitary napkins are still heavier than the underwear that supports them, and the sense of discomfort due to the lowering of the underwear and lack of unity with the underwear etc. It had a great influence.
[0008]
Conventionally, there has been a vague trend toward lighter weight, but the weight of sanitary napkins has been reduced to the limit due to recent technological advances, and further weight reduction further increases the feeling of wearing sanitary napkins. It was never supposed to bring any improvement. In the field of sanitary napkins, there is also a common belief that thinness has a great influence on the wearing comfort. Therefore, the above conclusion was totally unexpected.
[0009]
The sanitary napkin according to the present invention has been made based on such knowledge, and has a liquid-impervious back sheet, a liquid-permeable top sheet having a narrower width, and a gap between the back sheet and the top sheet. An absorbent body provided, a leak-proof material straddling the top surfaces of both sides and the back sheet of the top sheet, and fixed to the top sheet and the back sheet, respectively, between the top sheet and the absorber, An adhesive for bonding between the absorber and the back sheet, between the top sheet and the leak-proof material, and between the leak-proof material and the back sheet, and an anti-slip adhesive provided on the outer surface of the back sheet, And a sanitary napkin having no elastic elastic member,
This sanitary napkin is in a deployed state, has a thickness of 1 mm or less, a length of 18 to 20 cm, and a width of 6 to 10 cm.
The surface sheet is 0.40 g or less, the back sheet is 0.25 g or less, the absorber is 1.0 g or less, the leakproof material is 0.15 g or less, the adhesive is 0.15 g or less, and the pressure-sensitive adhesive Is selected from a weight range of 0.13 g or less, and the total weight is 2.0 g / sheet or less,
The amount of absorption determined as a weight increase after being immersed in physiological saline for 5 minutes, then pulled up from physiological saline, left to stand for 5 minutes and drained, is 20 g / sheet or more, and as the absorbent, non-woven fabric And a superabsorbent polymer fixed thereto, which is formed by polymerization of monomers applied to the fiber surface of the nonwoven fabric, and the basis weight of the nonwoven fabric is 16 to 19 g / m ² . And a superabsorbent polymer sheet having a superabsorbent polymer content of 0.7 to 0.8 g is used,
It is characterized by this.
In addition, it adds here that the numerical value in this specification is all in an unused state.
[0010]
Since sanitary napkins are based on the principle of absorbing and retaining menstrual blood, it is not usually assumed that product development will significantly impair the absorption performance, especially the amount of absorption. Therefore, the conventional idea is to provide sufficient margin so as not to impair the amount of absorption due to weight reduction, and there is no conventional combination of both the total weight and the amount of absorption within the scope of the present invention. .
[0011]
On the other hand, the present invention has found a range satisfying both the improvement of the feeling of wearing due to the decrease in the total weight and the avoidance of the decrease in the amount of absorption associated therewith, by deviating from the above conventional idea. There is no significant improvement in wearing feeling.
[0012]
In the sanitary napkin of the present invention, a mesh sheet is suitable as the top sheet, and a composite absorbent body in which at least one of the top sheet and the back sheet is previously bonded to the absorbent body is suitable as the absorbent body. is there.
[0013]
[0014]
[0015]
[0016]
[0017]
Characteristically, the absorbent body in the present invention is composed of a nonwoven fabric and a superabsorbent polymer fixed thereto, and the basis weight of the nonwoven fabric is 16 to 19 g / m ² and the content of the superabsorbent polymer is 0. A superabsorbent polymer sheet of 7 to 0.8 g is used. Such a superabsorbent polymer sheet is lightweight because the amount of fiber used and the amount of superabsorbent polymer (hereinafter also referred to as SAP) are minimized. In addition to this, even if such a minimum required amount of use does not cause SAP bias, the absorption performance according to the amount of use is reliably exhibited, and the amount of absorption is not impaired. . That is, it has a sufficient amount of absorption for its light weight. For this reason, there is also an advantage that the thickness can be easily reduced.
[0018]
On the other hand, when such a light and thin sanitary napkin is used, the thickness of the individual wrapping state in which it is folded in three and wrapped with a wrapping sheet can be made 2 mm or less, and it is lightweight, compact and very easy to carry. . Incidentally, when a conventional sanitary napkin is used, a thickness of 3 mm is the limit even if the napkin is compressed in individual packaging. In addition, this difference in thickness may not seem to be a big deal at first glance, but when packaging and carrying as a product, multiple layers are usually stacked. Big.
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail.
1 to 3 include a liquid-impervious back sheet 3, a liquid-permeable top sheet 2 having a narrower width than this, and an absorber 4 provided between the back sheet 3 and the top sheet 2. 1 shows a sanitary napkin example 1 according to the present invention.
[0020]
As the top sheet 2, a liquid-permeable nonwoven fabric may be used, but a mesh sheet is preferably used from the viewpoint of weight reduction. Further, a polyethylene film is suitable as the back sheet 3.
[0021]
Furthermore, as the absorbent body of the present invention, an SAP sheet made of a non-woven fabric and a superabsorbent polymer fixed to the non-woven fabric, which has a large amount of absorption for lightness, is used. As such an SAP sheet, for example, those disclosed in Japanese Patent Publication No. 7-74277 and Japanese Patent Publication No. 7-64896 can be used. That is, the SAP sheet of the present invention is a composite structure absorbent body obtained by applying an SAP monomer to a fiber assembly such as a nonwoven fabric by spraying, and then polymerizing the monomer applied to the fiber surface. Moreover, in the SAP sheet used for this invention, the basic weight of a nonwoven fabric is 16-19 g / m < ² >, and SAP content is 0.7-0.8 g. Outside this range, the advantage of using the SAP sheet, which can secure a sufficient amount of absorption even if it is lightweight and is easy to be thinned, is impaired.
[0022]
Moreover, in this napkin example 1, it has the leak-proof material 5 which straddled between the both sides upper surface of the top sheet 2, and the both sides upper surface of the back sheet 3, and was respectively fixed with respect to them. Such a leak-proof material is for preventing body fluid moving through the top sheet 2 from leaking from both sides of the sanitary napkin, and is preferably a water-repellent non-woven fabric because it is in contact with the skin. Further, the sanitary napkin of the present invention does not have an elastic elastic member for weight reduction.
[0023]
And between the top sheet 2 and the absorbent body 4, and between the absorbent body 4 and the back sheet 3, via the hot melt adhesive B1 applied in a spiral shape, between the top sheet 2 and the leak-proof material 5, and The leak-proof material 5 and the back sheet 3 are bonded via a hot melt adhesive B2 applied linearly along the front-rear direction of the article. Further, a slip prevention adhesive AD for removably fixing the article to the underwear is applied to the outer surface of the back sheet 3. Known adhesives and pressure-sensitive adhesives can be used.
[0024]
In the sanitary napkin 1 according to the present invention, the top sheet 2 is 0.40 g or less, the back sheet 3 is 0.25 g or less, the absorbent body 4 is 1.0 g or less, and the leak-proof material 5 is 0.15 g or less. The hot melt adhesives B1 and B2 are designed and selected within a total weight range of 0.15 g or less, and the pressure-sensitive adhesive AD is within a weight range of 0.13 g or less. Thereby, 2.0 g / sheet or less which is the total weight range of the present invention can be achieved relatively easily without impairing the function as a sanitary napkin.
[0025]
On the other hand, even if such weight distribution and total weight are achieved, there is no point in making the absorption amount insufficient. Therefore, in the sanitary napkin 1 of the present invention, the amount of absorption determined as an increase in weight after being immersed in physiological saline for 5 minutes, then pulled up from the physiological saline, left to stand for 5 minutes and drained is 20 g / sheet or more. Is done. The amount of absorption can be determined by the design / selection of the absorbent body 4. In particular, from the viewpoint of obtaining a material that satisfies the light weight, thinness, and amount of absorption, the present invention uses the predetermined SAP sheet described above. The points to be described are as described above.
[0026]
In designing the weight and absorption amount of the sanitary napkin 1, the size is one barrier, but it is meaningless if it cannot be used as the sanitary napkin 1. In addition, the product thickness is particularly important in order to further enhance the effect of improving the feeling of wearing due to weight. Therefore, the sanitary napkin 1 of the present invention is required to have a thickness Tn of 1 mm or less, a length L of 18 to 20 cm, and a width W of 6 to 10 cm in the deployed state .
[0027]
Furthermore, the composite absorbent body in which at least one of the top sheet and the back sheet is attached to the absorbent body in advance has higher strength than a single absorbent body or a single sheet. Therefore, if such a composite absorbent body is supplied at the napkin manufacturing stage, the required strength of the absorbent body and the sheet affixed thereto can be reduced, so that these absorbent bodies and sheets can be made lighter and thinner. it can. Therefore, in the present invention, it is also preferable to use such a composite absorbent body, and in this case, further reduction in weight and thickness can be achieved.
[0028]
On the other hand, in such a lightweight and thin sanitary napkin 1, the napkin 1 is folded in three as shown in FIG. 5 and wrapped in a packaging sheet 10 made of polyethylene film or the like, and the thickness thereof is 2 mm or less. can do. For this reason, in the case of individual packaging, it is possible to compress the napkin to less than 2 mm after the napkin is folded in three until it is wrapped with the packaging sheet. Thus, the individual package P is light and compact and very easy to carry.
[0029]
【Example】
(Experiment 1) In FIG. 4, the basis weight of the absorbent sheet consisting only of fluff pulp, the absorbent sheet consisting only of the airlaid nonwoven fabric, and the nonwoven fabric is 16 to 19 g / m ² , and the SAP content is 0.7 to The results of measuring the amount of absorption per gram of the SAP sheet of 0.8 g are shown. From this fact, an SAP sheet having a basis weight of a nonwoven fabric of 16 to 19 g / m ² and an SAP content of 0.7 to 0.8 g can produce the lightest, thin, and highly absorbent body. found.
[0030]
(Experiment 2) Various sanitary napkins having the structure shown in FIGS. 1 to 3 were produced by changing the weight. Comparative Example 2 was manufactured using a composite absorbent body in which a thin and light topsheet was previously attached to the absorbent body. Comparative Example 3 was a composite absorbent body in which a thin and light backsheet was previously attached to the absorbent body. It is manufactured using the body. Other than the weight, for example, the types of various materials are common. The 50 sanitary napkins thus produced were actually used by 50 subjects, and the one with the best wearing feeling was selected. Table 1 shows the structures and sensory evaluation results of various napkins used in the experiment.
[0031]
[Table 1]

[0032]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, there is an advantage that the wearing feeling is remarkably improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view showing a developed state of a sanitary napkin according to the present invention.
2 is a longitudinal sectional view taken along the line II-II in FIG.
FIG. 3 is a cutaway perspective view of a main part of a sanitary napkin according to the present invention.
FIG. 4 is a graph showing the amount of absorption per gram of sheet for each type of absorber.
FIG. 5 is a perspective view showing an individual package of a sanitary napkin according to the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Sanitary napkin, 2 ... Top sheet, 3 ... Back sheet, 4 ... Absorber, 5 ... Leak-proof material, 10 ... Packaging sheet.

Claims (4)

不透液性バックシートと、これよりも幅の狭い透液性トップシートと、これらバックシート及びトップシート間に設けられた吸収体と、トップシートの両脇部上面およびバックシートの両脇部上面に跨り、かつトップシートおよびバックシートにそれぞれ固定された防漏材と、前記トップシート及び吸収体間、前記吸収体およびバックシート間、トップシートおよび防漏材間、ならびに防漏材およびバックシート間をそれぞれ接着するための接着剤と、バックシートの外面に設けられたズレ止め粘着剤とを有し、かつ弾性伸縮部材を有しない生理用ナプキンであって、
この生理用ナプキンは、展開状態で、厚さが１ｍｍ以下、長さが１８〜２０ｃｍ、および幅が６〜１０ｃｍとされており、
前記表面シートは０．４０ｇ以下、前記バックシートは０．２５ｇ以下、前記吸収体は１．０ｇ以下、前記防漏材は０．１５ｇ以下、前記接着剤は０．１５ｇ以下、および前記粘着剤は０．１３ｇ以下の重量範囲から選択され、総重量が２．０ｇ／枚以下とされており、
生理食塩水中に５分間浸漬し、次いで生理食塩水中から引き上げて５分間静置して水切りした後の重量増加量として定まる吸収量が２０ｇ／枚以上とされており、かつ
前記吸収体として、不織布およびこれに固着された高吸収性ポリマーからなり、この高吸収性ポリマーは不織布の繊維表面に付与されたモノマーの重合により形成されたものであり、不織布の坪量が１６〜１９ｇ／ｍ²とされ且つ高吸収性ポリマーの含有量が０．７〜０．８ｇとされている高吸収性ポリマーシートが用いられている、
ことを特徴とする生理用ナプキン。Liquid-impervious backsheet, narrower liquid-permeable topsheet, absorbent body provided between the backsheet and topsheet, upper surfaces of both sides of the topsheet and both sides of the backsheet Leak-proof material straddling the upper surface and fixed to the top sheet and back sheet, and between the top sheet and absorber, between the absorber and back sheet, between top sheet and leak-proof material, and leak-proof material and bag A sanitary napkin having an adhesive for adhering between sheets and an anti-slip adhesive provided on the outer surface of the back sheet, and having no elastic elastic member,
This sanitary napkin is in a deployed state, has a thickness of 1 mm or less, a length of 18 to 20 cm, and a width of 6 to 10 cm.
The surface sheet is 0.40 g or less, the back sheet is 0.25 g or less, the absorber is 1.0 g or less, the leakproof material is 0.15 g or less, the adhesive is 0.15 g or less, and the pressure-sensitive adhesive Is selected from a weight range of 0.13 g or less, and the total weight is 2.0 g / sheet or less,
The amount of absorption determined as a weight increase after being immersed in physiological saline for 5 minutes, then pulled up from physiological saline, left to stand for 5 minutes and drained, is 20 g / sheet or more, and as the absorbent, non-woven fabric And a superabsorbent polymer fixed thereto, which is formed by polymerization of monomers applied to the fiber surface of the nonwoven fabric, and the basis weight of the nonwoven fabric is 16 to 19 g / m ² . And a superabsorbent polymer sheet having a superabsorbent polymer content of 0.7 to 0.8 g is used,
A sanitary napkin characterized by that. 前記トップシートがメッシュシートである、請求項１記載の生理用ナプキン。The sanitary napkin according to claim 1, wherein the top sheet is a mesh sheet. 前記吸収体は、予め前記吸収体に前記トップシートおよび前記バックシートの少なくとも一方を貼り付けてなる複合吸収体である、請求項１または２記載の生理用ナプキン。The sanitary napkin according to claim 1 or 2, wherein the absorbent body is a composite absorbent body in which at least one of the top sheet and the back sheet is attached to the absorbent body in advance. 請求項１〜３のいずれか１項に記載の生理用ナプキンとこれを個別包装する包装シートとからなり、
前記生理用ナプキンは三つ折りされた状態で前記包装シートにより包まれており、かつ厚さが２ｍｍ以下とされている、
ことを特徴とする個装された生理用ナプキン。The sanitary napkin according to any one of claims 1 to 3 and a packaging sheet for individually packaging the sanitary napkin,
The sanitary napkin is wrapped by the packaging sheet in a folded state, and the thickness is 2 mm or less,
A packaged sanitary napkin characterized by that.

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