JP3934315B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、端子金具の脱落を防止することが可能であると共に端子金具のハウジングへの半挿入を検知することが可能なコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
ワイヤーハーネス等の接続に用いられるコネクタとして、特開平8−306431号公報に記載のものが知られている。この公報に記載されたコネクタは、図9に示すように、コネクタハウジング101と、端子係止具102とを具備している。コネクタハウジング101には、端子金具(図示せず)が挿入される端子収容室103が形成されているとともに、端子収容室103の内壁の一部を構成する片持ちの可撓係止腕104が形成されている。可撓係止腕104の先端には、下方に突出した端子受け105aと水平に突出した端子押さえ105bとからなる係止段部105が形成されている。また、端子係止具102には、可撓係止腕104に対して端子収容室103とは反対側の空間に挿入されるスペーサ106が形成されている。スペーサ106の先端には、半挿入検知面107aおよび突片107bからなる段部である半挿入検知部107が形成されている。
【0003】
端子収容室103に挿入された端子金具は、コネクタハウジング101に設けられた片持ちの可撓係止腕104を上方に持ち上げつつ侵入する。そして、端子金具が完全挿入状態になると、端子受け105aが端子金具の上面に設けられた凹部と対向するようになり、可撓係止腕104は下方に下がって端子受け105aが端子金具と係合する。これにより、端子金具の脱落を防止することができる。
【0004】
その後、端子係止具102をコネクタハウジング101に組み付ける際、端子金具が完全挿入状態であれば、端子係止具102のスペーサ106の先端に設けられた半挿入検知部107と係止段部105とが互いに干渉することがなく、スペーサ106を所定位置まで押し込むことが可能である。一方、端子金具が半挿入状態であれば、端子金具によって可撓係止腕104が上方に持ち上げられているために、半挿入検知部107の半挿入検知面107aが係止段部105の端子押さえ105bに突き当たって、スペーサ106を押し込むことができない。これにより、端子金具の半挿入を検知することができるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した公報に記載のコネクタによると、半挿入の検知精度を調整しようとする場合、完全挿入状態では係止段部105の上面と半挿入検知部107の下面とが対向することになるために、係止段部105の上面と半挿入検知部107の下面との位置関係を変えるしかなく、これは係止段部105の上面および半挿入検知部107の下面の長さがいずれも比較的長く、半挿入状態では係止段部105が上方に持ち上げられてその上面が湾曲面になるために煩雑な調節作業を必要とすることになる。従って、上述した公報に記載のコネクタにおいて、半挿入の検知精度を容易に微調整することは困難である。
【0006】
また、上述した公報に記載のコネクタでは、可撓係止腕104およびスペーサ106がそれぞれ2列になっているために、ハウジング101および端子係止具102の厚みが共に大きくならざるを得ず、これらの小型化を図ることが困難となっている。
【0007】
そこで、本発明の主な目的は、半挿入の検知精度を容易に微調整することが可能なコネクタを提供することである。
【0008】
また、本発明の別の目的は、より一層の小型化を図ることが可能なコネクタを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1のコネクタは、端子金具が挿入される端子収容室、および、端子金具の前記端子収容室内への完全挿入状態において端子金具と係合して端子金具の脱落を防止する可撓性の係止腕部を端子金具ごとに有するハウジングと、前記ハウジングに対して端子金具の挿入方向とは反対側から組み付けられるリテーナと、端子金具の完全挿入状態では互いに嵌合して前記リテーナの前記ハウジングに対する組み付けを可能にし且つ端子金具の半挿入状態では互いに嵌合することがなく前記リテーナの前記ハウジングに対する組み付けを不能とするように、各係止腕部の先端部と、端子金具の挿入方向について前記係止腕部の前記先端部と対向するように前記リテーナに設けられた対向部とに対になって設けられた凹部および凸部とを備えている。そして、前記ハウジングが、2列に分かれて配列された複数の前記端子収容室と、複数の前記端子収容室のそれぞれについて独立して設けられた複数の前記係止腕部とを有している。さらに、複数の前記係止腕部の前記先端部が、複数の前記端子収容室が配列された前記2列の間において同一平面上に配列されている。
【0010】
この構成によると、係止腕部およびリテーナの各々の対向する嵌合部分に対になって設けられた凹部および凸部によって、端子金具が完全挿入状態にあるのか或いは半挿入状態にあるのかを、リテーナがハウジングに組み付け可能であるか否かに基づいて検知することが可能である。そして、凹部および凸部の幅をほぼ同じにした場合には、半挿入の検知精度を非常に高くすることができるが、凹部の幅を凸部の幅よりも大きくした場合には、凹部の幅が大きくなるに連れて半挿入の検知精度は低下することになる。このように、請求項1によると、比較的長さを短く形成することができると共に半挿入状態でもほとんど湾曲面になることがない凹部および凸部を半挿入状態の検知に用いているので、煩雑な調節作業を必要とすることなく、半挿入の検知精度を容易に微調整することが可能である。
【0011】
また、請求項1では、それぞれ独立して変更することが可能な、凸部の2つの外側面とこれに対向する凹部の2つの内側面との4つの面の各位置によって凸部と凹部とが嵌合するかどうかが決定されるので、半挿入検知精度の微調整を今までよりも高い自由度で行うことが可能となる。
【0012】
また、請求項1によると、半挿入の検知精度を容易に微調整することが可能であるために、ハウジングおよびリテーナが今まで以上に小型化された場合であっても、誤検知を生じることなくこれに対応することが可能である。
【0013】
さらに、請求項1によると、複数の端子収容室が配列された2列の間において複数の係止腕部を同一平面上に(1列に)配列することにより、前記2列の間のスペースを有効に活用することが可能になって、ハウジングの小型化を促進することが可能となる。
【0014】
請求項1において、凹部および凸部の断面形状は方形に限られるものではなく、適宜変更することが可能である。例えば凹部および凸部の断面形状は、先端が尖った三角形であってもよいし、或いは円形であってもよい。また、凹部および凸部の個数はそれぞれ1つに限られるものではなく、複数の凹部および凸部の対を設けるようにしてもよい。通常は、係止腕部およびリテーナの一方に1つの方形凹部を設け、他方に1つの方形凸部を設ければ十分であり、このようにすることでハウジングおよびリテーナの成形が容易となる。
【0015】
また、請求項のコネクタにおいては、前記リテーナの前記係止腕部と対向する前記嵌合部分が、複数の前記係止腕部の配列方向に沿った凸条または凹溝となっている。
【0016】
請求項によると、リテーナの係止腕部と対向する嵌合部分が、複数の係止腕部の配列方向に沿った凸条または凹溝に形成されているので、複数の係止腕部の各々に対応した凸部または凹部を別々にリテーナに形成する必要がなくなり、リテーナを容易に作成することができるようになる。また、リテーナが凸条または凹溝を有する単純な形状であるために、リテーナを一体成形することができてその強度を増強することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な一実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
【0018】
図1は、本実施の形態に係るコネクタの分解斜視図であり、図2は、図1のコネクタの全体斜視図である。図3は、図1のコネクタを雄コネクタと結合したときの図2のB−B線に沿った断面図である。図4および図5は、それぞれ図2のA−A線およびB−B線に沿った断面図である。図6は、図2のA−A線に沿った断面斜視図である。これらの図面に示すように、本実施の形態のコネクタ1は、それぞれに端子金具6が挿入される5つの端子収容室7a、7bを内部に有する合成樹脂製のハウジング2と、ハウジング2と共に端子金具6を保持する合成樹脂製のリテーナ3と、防水のために5つの端子収容室7a、7bの周りを取り囲むように装着される外形が矩形枠状に形成されたゴム製のシールリング4とを具備している。
【0019】
コネクタ1は雌コネクタであり、端子収容室7a、7b内に端子金具6が完全挿入されてから端子金具6の挿入方向とは反対側からリテーナ3がハウジング2に組み付けられた後に、図3に示すように導線8を保持する雄コネクタ5と結合される。これにより、端子金具6と導線8とが接触することになり、双方の電気的な接続が実現される。このとき、シールリング4がコネクタ1および雄コネクタ5の双方に密着してこれらの間に挟持されるので、外部の水分が端子収容室7a、7b内に浸入するのを防止することができる。
【0020】
図2、図4および図5からも明らかなように、5つの端子収容室7a、7bは、上段に3つ(端子収容室7a)、下段に2つ(端子収容室7b)というように上下2段に千鳥状に配列されている。各端子収容室7a、7bには、その内部において端子金具6とそれぞれ接続される導線8が挿入される導線挿入口9a、9bが、5つの端子収容室7a、7bのそれぞれに設けられている。
【0021】
また、ハウジング2には、端子収容室7aのそれぞれに隣接する片持ちのランス(係止腕部)11aと、端子収容室7bのそれぞれに隣接する片持ちのランス11bとが設けられている。より詳細には、ランス11aは上段の端子収容室7aの下方に、ランス11bは下段の端子収容室7bの上方にそれぞれ隣接して、リテーナ3と対向する方向に突出するように設けられている。
【0022】
図4に示すように、ランス11aには、その上面に端子収容室7a側に突出した係合***部13aが形成されていると共に、リテーナ3と対向した先端部に突起部(凸部)13bが形成されている。係合***部13aの突起部13b側の端部は、端子金具6の挿入方向と垂直な側壁となっており、係合***部13aの突起部13bとは反対側の端部は、なだらかに傾斜したテーパー面となっている。そのため、端子金具6を端子収容室7aに挿入する際、端子金具6はその先端が係合***部13aのテーパー面と当接してランス11aを押し下げつつ前進することが可能になっている。また、端子金具6が端子収容室7a内に完全挿入されて係合***部13aが端子金具6の断面方形の係合窪み部14と対向すると、ランス11aがそれ自体の弾性復帰力によって元の位置に戻り、係合***部13aが係合窪み部14内に嵌入する。この状態では、端子金具6を抜き取ろうとしても係合***部13aの側壁とこれに対向する係合窪み部14の側壁とが互いに面接触することになってランス11aを押し下げることができず、端子金具6を抜き取ることができない。このように、端子金具6の完全挿入状態では端子金具6とハウジング2のランス11aとが係合することになるので、端子金具6が脱落することがない。
【0023】
また、図5および図6に示すように、ランス11bには、その下面に係合***部13aと同形状の係合***部16aが端子収容室7b側に突出するように形成されていると共に、リテーナ3と対向した先端部分に突起部13aと同形状の突起部(凸部)16bが形成されている。係合***部16aは、係合***部13aと同様に、その突起部16b側の端部が端子金具6の挿入方向と垂直な側壁となっており、突起部16bとは反対側の端部がなだらかに傾斜したテーパー面となっている。そのため、端子金具6の完全挿入状態では端子金具6とハウジング2のランス11bとが係合することになって、端子金具6の脱落を防止する。
【0024】
図7に、図2のC−C線に沿った上部分の断面斜視図を示す。図7からも明らかなように、端子収容室7a、7bが千鳥状に配置されているために交互に配置されている3つのランス11aと2つのランス11bは、係合***部13a、16aを除いてほぼ同じ高さに一列に設けられており、先端にある方形凸状の3つの突起部13bおよび2つの突起部16bの高さおよび先端位置は実質的に一致している。つまり、5つのランス11a、11bの先端にある突起部13b、16bは、上下段にある端子収容室7a、7bの列の間においてこれらの配列方向に対して平行に、先端位置が揃った状態で一列に(同一平面上に)並んでいる。
【0025】
図8に、リテーナ3の斜視図を示す。図8に描かれているように、リテーナ3は、外形が略矩形の外枠18と、その内部を2つに分ける内棚19との2つの部分から構成されている。内棚19の上面は3つの端子収容室7aに対応した凹凸面となっており、内棚19の下面は2つの端子収容室7bに対応した凹凸面となっている。また、内棚19のハウジング2内に収容される側の側面には、上下面に平行に延在した凹溝(凹部)21が形成されている。凹溝21は、ランス11a、11bの先端にある突起部13b、16bの幅よりも僅かに大きい程度の幅を有していると共に、リテーナ3がハウジング2内に挿入されたときに端子金具6の非挿入状態または完全挿入状態においてランス11a、11bの先端にある突起部13b、16bと対応するような高さに形成されている。
【0026】
そのため、いずれかの端子金具6が半挿入状態で対応するランス11a、11bが端子金具6によって押し下げ或いは押し上げられているときは、リテーナ3がハウジング2内に挿入されたとしても、ランス11a、11bの先端にある突起部13b、16bは、リテーナ3の凹溝21と嵌合せず、リテーナ3の内棚19の側面と当接することになる。従って、端子金具6の半挿入状態では、リテーナ3をハウジング2に組み付けることができない。
【0027】
一方、すべてのランス11a、11bが端子金具6によって押し下げられておらず正規の位置にある端子金具6の非挿入状態または完全挿入状態では、リテーナ3がハウジング2内に挿入されたときに、ランス11a、11bの先端にある突起部13b、16bが、リテーナ3の凹溝21と嵌合する。従って、端子金具6の非挿入状態または完全挿入状態では、リテーナ3をハウジング2に組み付けることが可能である。
【0028】
つまり、本実施の形態のコネクタ1では、リテーナ3をハウジング2に組み付けることができるか否かによって、必要とされるすべての端子金具6が完全挿入状態となっているかどうかを検知することが可能である。そのため、端子金具6と導線8との接続不良を未然に防止することができる。
【0029】
そして、半挿入状態の検知精度を調整しようとする場合には、突起部13a、16aおよび凹溝21の幅をそれぞれ変更すればよい。例えば、凹溝21の幅を突起部13a、16aとほぼ同じにすれば、半挿入状態の検知精度は非常に高くなるが、凹溝21の幅を突起部13a、16aよりも大きくすれば凹溝21の幅が大きくなるに連れて半挿入の検知精度は低下することになる。
【0030】
また、本実施の形態では、半挿入状態の検知に用いられる突起部13a、16aおよび凹溝21の長さが比較的短く形成されており、しかもランス11a、11bが押し下げ或いは押し上げされているときでも突起部13a、16aがほとんど湾曲面になることがほとんどないために、煩雑な調節作業を必要とすることなく、半挿入の検知精度を容易に微調整することが可能である。
【0031】
また、本実施の形態では、それぞれ独立して変更することが可能な、突起部13a、16aの2つの外側面とこれに対向する凹溝21の2つの内側面との4つの面の各位置によって突起部13a、16aと凹溝21とが嵌合するかどうかが決定されるので、上述した公報の場合よりも半挿入検知精度の微調整を高い自由度で行うことが可能となる。
【0032】
さらに、本実施の形態によると、半挿入の検知精度を容易に微調整することが可能であるために、ハウジング2およびリテーナ3がより一層小型化された場合であっても、誤検知を生じることなくこれに対応して、常に正確な半挿入検知を行うことが可能である。
【0033】
また、上述したように、本実施の形態においては、5つの端子収容室7a、7bが配列された2列の間において複数のランス11a、11bが1列に配列されているので、前記2列の間のスペースを有効に活用することが可能になって、ハウジングの小型化を促進することが可能となる。
【0034】
また、上述した実施の形態では、リテーナ3のランス11a、11bとの対向部分が、5つのランス11a、11bの配列方向に沿った凹溝21となっているので、5つのランス11a、11bの各々に対応した凹部を別々にリテーナ3に形成する必要がなくない。そのため、本実施の形態のコネクタ1では、リテーナ3を容易に作成することができるようになる。また、1つの凹溝21を有する単純な形状であるリテーナ3は外枠18および内棚19を合わせて一体成形されているため、強度が大きいという利点がある。
【0035】
以上、本発明の好適な一実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。例えば、上述の実施の形態では、ランス11a、11bに凸部を設けリテーナ3に凹部を設けるようにしたが、これとは逆に、ランス11a、11bに凹部を設けリテーナ3に凸部を設けるようにしてもよい。また、ハウジング2の端子収容室は必ずしも2段に設ける必要はなく、1段或いは3段以上に設けられていてもよい。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1によると、比較的長さを短く形成することができると共に半挿入状態でもほとんど湾曲面になることがない凹部および凸部を半挿入状態の検知に用いているので、煩雑な調節作業を必要とすることなく、半挿入の検知精度を容易に微調整することが可能である。また、半挿入検知精度の微調整を比較的高い自由度で行うことが可能となる。さらに、ハウジングおよびリテーナが今まで以上に小型化された場合であっても、誤検知を生じることなくこれに対応することが可能である。
【0037】
加えて、請求項1によると、複数の端子収容室が配列された2列の間において複数の係止腕部を同一平面上に配列することにより、前記2列の間のスペースを有効に活用することが可能になって、ハウジングの小型化を促進することが可能となる。
【0038】
請求項2によると、リテーナの係止腕部と対向する嵌合部分が、複数の係止腕部の配列方向に沿った凸条または凹溝に形成されているので、複数の係止腕部の各々に対応した凸部または凹部を別々にリテーナに形成する必要がなくなり、リテーナを容易に作成することができるようになる。また、リテーナが凸条または凹溝を有する単純な形状であるために、リテーナを一体成形することができてその強度を増強することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係るコネクタの分解斜視図である。
【図2】 図1のコネクタの全体斜視図である。
【図3】 図1のコネクタを雄コネクタと結合したときの図2のB−B線に沿った断面図である。
【図4】 図2のA−A線に沿った断面図である。
【図5】 図2のB−B線に沿った断面図である。
【図6】 図2のA−A線に沿った断面斜視図である。
【図7】 図2のC−C線に沿った上部分の断面斜視図である。
【図8】 図1に示されたリテーナの斜視図を示す。
【図9】 従来技術によるコネクタの断面図である。
【符号の説明】
1 コネクタ
2 ハウジング
3 リテーナ
4 シールリング
5 雄コネクタ
6 端子金具
7a、7b 端子収容室
8 導線
9a、9b 導線挿入口
11a、11b ランス
13a、16a 係合***部
13b、16b 突起部
14、17 係合窪み部
18 外枠
19 内棚
21 凹溝

Claims (2)

  1. 端子金具が挿入される端子収容室、および、端子金具の前記端子収容室内への完全挿入状態において端子金具と係合して端子金具の脱落を防止する可撓性の係止腕部を端子金具ごとに有するハウジングと、
    前記ハウジングに対して端子金具の挿入方向とは反対側から組み付けられるリテーナと、
    端子金具の完全挿入状態では互いに嵌合して前記リテーナの前記ハウジングに対する組み付けを可能にし且つ端子金具の半挿入状態では互いに嵌合することがなく前記リテーナの前記ハウジングに対する組み付けを不能とするように、各係止腕部の先端部と、端子金具の挿入方向について前記係止腕部の前記先端部と対向するように前記リテーナに設けられた対向部とに対になって設けられた凹部および凸部とを備えており、
    前記ハウジングが、2列に分かれて配列された複数の前記端子収容室と、複数の前記端子収容室のそれぞれについて独立して設けられた複数の前記係止腕部とを有しており、
    複数の前記係止腕部の前記先端部が、複数の前記端子収容室が配列された前記2列の間において同一平面上に配列されていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記リテーナの前記対向部が、複数の前記係止腕部の配列方向に沿った凸条または凹溝となっていることを特徴とする請求項に記載のコネクタ。
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