JP3932626B2

JP3932626B2 - Assembly hob

Info

Publication number: JP3932626B2
Application number: JP28642597A
Authority: JP
Inventors: 俊中本
Original assignee: Mazda Motor Corp
Current assignee: Mazda Motor Corp
Priority date: 1997-10-20
Filing date: 1997-10-20
Publication date: 2007-06-20
Anticipated expiration: 2017-10-20
Also published as: JPH11114721A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、歯車の歯切り加工に用いられる組立ホブに関し、特に、歯車の歯形形状の加工精度を向上させるための技術分野に属する。
【０００２】
【従来の技術】
従来より、この種の組立ホブとして、例えば実開昭６０−１７８５３０号公報等に開示されているものが知られている。すなわち、この組立ホブは、図５に例示するように、円筒状のホブ本体１の外周に、図示しない被削歯車に理想的に噛合う基準ラック形状を有する多数（図例では１２枚）のラック状ブレード２，２，…が軸線方向に平行にかつ周方向に等間隔をあけて並設されてなるものである。
【０００３】
そして、このような組立ホブを用いて、例えば平歯車の歯切りを行う場合、旋盤等で圧肉の円板形状に加工したブランクを用意し、このブランクと組立ホブとを図示しないホブ盤に取り付けて、両者の間に理想的な関係運動を与えながら邪魔になる部分を削りとって被削歯車を加工する。すなわち、ブランクと組立ホブとを、該組立ホブのねじすじが被削歯車の歯すじ方向に一致するように配置し、組立ホブをホブ軸の回りに回転させるとともに、ブランクを同期して回転させることで、ブランクの外周に沿って理想的なインボリュート曲線の歯面を有する歯を逐次形成することができる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記の如きホブ切りにおいては、被削歯車の歯面となる部分のみをラック状ブレードにより削り出し、歯先となる部分は削らないようになっており、このことで、旋盤等の加工によるブランクの外周がそのまま歯車の歯先になる。このために、上記従来の組立ホブのラック状ブレード２（図３参照）には、被削歯車の歯たけよりも深い凹部７，７，…が形成されていて、最も深くブランクに切り込んだときにも、被削歯車の歯先となるブランクの外周との間に隙間ができるようになっている。
【０００５】
しかし、上述の如きホブ切り方法においては、旋盤等で加工したブランクをホブ盤に付け替えるとき、極めて僅かではあるが回転中心がずれて歯車が偏心してしまうことがある。この偏心による影響を回避するためには、互いに噛み合う歯車間の歯先同士の干渉を防止するためのクリアランスを十分に大きく設ける必要があり、その結果、歯車の運転時の騒音低減を十分に図り得ないという不具合がある。
【０００６】
尚、図６に示すように、ラック状ブレード２′の凹部７′，７′，…を被削歯車の歯先部分に対応する形状とし、歯面から歯先までを同時に加工できるようにした組立ホブ（フルトッピングホブ）もあるが、このものでは、ラック状ブレード２′の、特に凹部７′，７′，…の底の部分の形状が複雑になり、高精度に形成することが極めて難かしく、製造コストも高くなる上、研ぎ直し等のメンテナンス作業も難しくなる等の問題がある。
【０００７】
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、組立ホブの構成に工夫を凝らすことで、コスト増大を防止しつつ、被削歯車の歯先を含めた歯形形状の加工精度を向上させて、歯車の運転時の騒音低減を図り得るようにすることにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の解決手段では、被削歯車の歯先を削り出すための専用ブレードを、ラック状ブレードに並んだ状態で設けた。
【０００９】
具体的には、請求項１記載の発明では、ホブ本体の外周に多数のラック状ブレードが周方向に並設されてなる組立ホブを前提とする。そして、上記ホブ本体の外周に、被削歯車の歯先部分を削り出すための少なくとも１枚の専用ブレードが、ラック状ブレードと並んで設けられ、この専用ブレードは、ラック状ブレードの凸部と凹部との中間位置まで突出しかつ軸線方向に直線状に延びている構成とする。
【００１０】
この構成によれば、組立ホブを用いて歯切りを行うとき、従来までと同様にラック状ブレードにより被削歯車の歯面を削り出すと同時に、専用ブレードによりブランクの外周を僅かに削って歯先部分を削り出すことができるので、被削歯車の歯先円の中心を、正確にホブ盤上の回転中心、即ち被削歯車の回転中心に一致させることができる。よって、歯車の偏心を確実に防止して、運転時の騒音低減を図り得るようにすることができる。
【００１１】
また、専用ブレードは、被削歯車の歯先部分のみを削り出せばればよく、従来のフルトッピングホブのように複雑な形状にはならないので、低コストで製造でき、組立ホブのコスト増大を招かない。
【００１２】
また、一般に、ラック状ブレードの凸部は被削歯車の歯底を仕上げるように形成される一方、凹部はブランクの外周に干渉しないように深く形成されているが、上記専用ブレードは、上記凸部と凹部との中間位置まで突出するように設けられていて、歯切りのときに、上記ブランクの外周を削って歯先部分を削り出すことができる。
【００１３】
また、上記専用ブレードは、直線状に形成されているので、加工が特に容易であり、低コストで極めて高精度に製造できる。
【００１４】
請求項２記載の発明では、請求項１記載の発明における専用ブレードを１枚設けた。このことで、被削歯車の歯先部分が１枚の専用ブレードによって削り出されるので、この１枚の専用ブレードのみを、ホブ本体に正確に位置決めして設けることで、被削歯車の歯先円の中心を高精度に回転中心に一致させることができる。
【００１５】
なお、上記歯先部分を削り出す場合には、実際には、ブランクの偏心している分だけ僅かに外周を削ればよく、専用ブレードにかかる負担は極めて小さいと考えられるので、専用ブレードは１枚で十分である。
【００１６】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基いて説明する。
【００１７】
図１及び図２は、本発明の実施形態に係る組立ホブＡを示し、この組立ホブＡは、平歯車やはすば歯車等の歯切りに用いられるものである。
【００１８】
上記両図において、１は円筒状のホブ本体で、このホブ本体１の中心には、図示しないホブ盤のホブ軸への装着孔１ａが軸線Ｘに沿って貫通形成される一方、外周には、軸線Ｘ方向と平行な複数（図例では１３）のブレード取付け溝１ｂ，１ｂ，…が周方向に等間隔に形成されている。そして、これらのブレード取付け溝１ｂ，１ｂ，…のうちの１２個には、従来までと同様のラック状ブレード２，２，…が、また、残りの１個（両図の最上位置の溝）には、被削歯車の歯先部分を削り出すための専用ブレード３が、それぞれ内嵌されている。
【００１９】
また、上記ホブ本体１の両端面には、それぞれ締付リング４，４が配置され、周方向に等間隔に配設された４つのボルト５，５，…によりホブ本体１に固定されている。これにより、上記各ブレード２，２，…，３は、ホブ本体１に対して、軸線Ｘ方向に固定されている。そして、このように構成された組立ホブＡは、軸線Ｘの回りに、図２における反時計回り（矢印の方向）に回転されて、図示しないブランクを切削して歯車を加工する。
【００２０】
上記各ラック状ブレード２は、従来までと同様のものであるが、例えば高速度鋼等を鍛造により成形して熱処理したものであり、図３にも示すように、ホブ本体１の軸線Ｘ方向（同図の左右方向）に延びるように設けられている。そして、内周側（同図の下側）の取付柄部２ａが、ブレード取付け溝１ｂに焼き嵌め固定される一方、外周側（同図の上側）は、ホブ本体１の外周から径方向外方に突出するとともに、該ホブ本体１の回転する周方向の１側に突出して、その突出端面に切刃面２ａが形成されている。
【００２１】
この切刃面２ａには、略台形状の７つの凸部６，６，…が長手方向（図３の左右方向）に等間隔に形成され、また、それらの凸部６，６，…の間に、略三角形状の凹部７，７，…が６つ形成されている。上記凸部６，６，…の先端は、それぞれ、ラック状ブレード２が最も深くブランクに切り込んだときに被削歯車の歯底を仕上げるようになる。一方、上記凹部７，７，…は、被削歯車の歯先部分となるブランクの外周と干渉しないように、該被削歯車の歯たけよりも深く形成されている。
【００２２】
なお、上記凸部６，６，…の先端側には、被削歯車の歯元をやや大きめに削りとるためのこぶが形成され、歯切りを終えた歯車を研削やシェービングにより仕上げるとき、シェービングカッタ等の工具の刃先が歯車の歯元に干渉しないようになっている。
【００２３】
上記専用ブレード３は、本発明の特徴部分であり、上記ラック状ブレード２，２，…と同様に例えば高速度鋼等をにより構成され、図４に示すように、内周側（同図の下側）の取付柄部３ａがブレード取付け溝１ｂに焼き嵌め固定されている。一方、上記専用ブレード３，３，…の外周側（同図の上側）は、ホブ本体１の外周から径方向外方に突出するとともに、該ホブ本体の回転する周方向の１側に突出して、その突出端面に切刃面３ａが形成されている。
【００２４】
この切刃面３ａの外周縁部（図の最上部）は、軸線Ｘに平行に直線状に延びるように形成され、ラック状ブレード２の切刃面２ａにおける凸部６，６，…と凹部７，７，…との中間の、被削歯車の歯先部分に対応する径方向位置まで、ホブ本体１の外周から突出して設けられており、歯切りのときに、ブランクの外周を僅かに削って歯先部分を削り出すようになっている。
【００２５】
したがって、この実施形態の組立ホブＡを用いて、従来同様にホブ盤により歯車の歯切りを行えば、ラック状ブレード２，２，…により被削歯車の歯面が削り出されるとき、同時に、専用ブレード３によりブランクの外周を僅かに削って、歯先部分を削り出すことができ、これにより、被削歯車の歯先円の中心を、正確にホブ盤上の回転中心、即ち被削歯車の回転中心に一致させることができる。よって、歯車の偏心を確実に防止して、運転時の騒音低減を図り得るようにすることができる。
【００２６】
その際、被削歯車の歯先部分を、１枚だけの専用ブレード３により削り出すようにしているので、上記専用ブレード３のみを、その切刃面３ａの外周縁部がホブ本体１の外周から径方向に突出した所定位置に位置付けられるように正確に位置決めすれば、被削歯車の歯先円の中心を高精度に回転中心に一致させることができる。なお、上記専用ブレード３は、ブランクの偏心している分だけ、その外周を僅かに削るもので、負担は極めて小さいと考えられる。
【００２７】
また、上記専用ブレード３の切刃面３ａが直線状に形成されているため、研削等の加工が特に容易になり、低コストで極めて高精度のものを製造できる。
【００２８】
さらに、１２枚のラック状ブレード２，２，…及び１枚の専用ブレード３が、ホブ本体１の外周に周方向に等間隔に設けられているので、ホブ本体１及び各ブレード２，２，…，３にかかる負担を均等化することができ、よって、組立ホブＡ全体の強度を高めることができる。
（他の実施形態）
尚、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態を包含するものである。すなわち、上記実施形態では、専用ブレード３を１枚だけ設けているが、これに限らず、２枚以上設けることも可能である。
【００２９】
さらに、上記実施形態では、１２枚のラック状ブレード２，２，…と専用ブレード３とを、ホブ本体１の外周に周方向に等間隔に設けているが、これに限らず、例えば、ラック状ブレード２，２，…を周方向に等間隔に設け、それらの間に専用ブレード３を設けるようにしてもよい。
【００３０】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項１記載の発明における組立ホブによれば、被削歯車の歯面を削り出すとき、同時に、専用ブレードにより歯先部分を削り出すことができるので、歯車の偏心を確実に防止して運転時の騒音低減を図り得るようにすることができる。しかも、上記専用ブレードは、従来のフルトッピングホブに比べて低コストで製造できるので、コスト増大を防止することができる。
【００３１】
また、専用ブレードを直線状に形成したので、低コストで極めて高精度に製造できる。
【００３２】
請求項２記載の発明では、専用ブレードを１枚だけとしたので、高精度を容易に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態に係る組立ホブの構成を示す部分縦断面図である。
【図２】図１の部分横断面図である。
【図３】ラック状ブレードの切刃面の構成を示す拡大断面図である。
【図４】専用ブレードの切刃面の構成を示す図３相当図である。
【図５】従来の組立ホブの構成を示す図１相当図である。
【図６】従来のフルトッピングホブに係る図３相当図である。
【符号の説明】
１ホブ本体
２ラック状ブレード
３専用ブレード
６ラック状ブレードの切刃面の凸部
７ラック状ブレードの切刃面の凹部
Ｘホブ本体の軸線[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an assembly hob used for gear cutting, and particularly to a technical field for improving the processing accuracy of the gear tooth profile.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as this type of assembly hob, for example, one disclosed in Japanese Utility Model Laid-Open No. 60-178530 is known. That is, as shown in FIG. 5, the assembly hob has a large number (12 in the example) having a reference rack shape ideally meshed with a work gear (not shown) on the outer periphery of the cylindrical hob body 1. The rack-shaped blades 2, 2,... Are arranged in parallel in the axial direction and at equal intervals in the circumferential direction.
[0003]
For example, when gear cutting of a spur gear is performed using such an assembly hob, a blank processed into a disk shape of a compact wall with a lathe or the like is prepared, and this blank and the assembly hob are placed on a hobbing machine not shown. Attach and cut the part that gets in the way while giving ideal relational motion between the two, and machine the work gear. That is, the blank and the assembly hob are arranged so that the screw lines of the assembly hob coincide with the tooth line direction of the work gear, and the assembly hob is rotated around the hob shaft and the blank is rotated in synchronization. Thus, teeth having a tooth surface having an ideal involute curve can be sequentially formed along the outer periphery of the blank.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the hobbing as described above, only the portion that becomes the tooth surface of the gear to be cut is cut out by the rack-shaped blade, and the portion that becomes the tooth tip is not cut. The outer periphery of the blank is directly the tooth tip of the gear. For this purpose, the rack-like blade 2 (see FIG. 3) of the conventional assembly hob has recesses 7, 7,... Deeper than the tooth depth of the gear to be cut, and is cut deepest into the blank. In addition, a gap is formed between the blank and the outer periphery of the blank serving as the tooth tip of the work gear.
[0005]
However, in the hobbing method as described above, when a blank machined with a lathe or the like is replaced with a hobbing machine, the rotation center may be slightly shifted and the gear may be eccentric. In order to avoid the influence of this eccentricity, it is necessary to provide a sufficiently large clearance for preventing the tooth tips between the meshing gears from interfering with each other. As a result, the noise during the operation of the gears can be sufficiently reduced. There is a problem that you can not get.
[0006]
As shown in FIG. 6, the recesses 7 ′, 7 ′,... Of the rack-shaped blade 2 ′ are shaped to correspond to the tooth tip portions of the gear to be cut so that the tooth surface to the tooth tip can be processed simultaneously. There is also an assembly hob (full topping hob), but in this case, the shape of the rack blade 2 ', particularly the bottom part of the recesses 7', 7 ',... There are problems such as difficulty, high manufacturing cost, and difficult maintenance work such as reshaping.
[0007]
The present invention has been made in view of such points, and the object of the present invention is to provide a tooth profile including the tooth tips of the work gear while preventing an increase in cost by devising the configuration of the assembly hob. The object is to improve the processing accuracy of the shape and to reduce the noise during the operation of the gear.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, in the solution means of the present invention, a dedicated blade for cutting out the tooth tip of the gear to be cut is provided in a state of being aligned with the rack blade.
[0009]
Specifically, the invention described in claim 1 is based on an assembly hob in which a large number of rack-shaped blades are juxtaposed in the circumferential direction on the outer periphery of the hob body. Then, at least one dedicated blade for cutting out the tooth tip portion of the gear to be cut is provided along with the rack-shaped blade on the outer periphery of the hob body, and the dedicated blade is connected to the convex portion of the rack-shaped blade. It is set as the structure which protrudes to the intermediate position with a recessed part, and is extended linearly in the axial direction .
[0010]
According to this configuration, when gear cutting is performed using the assembly hob, the tooth surface of the gear to be cut is cut out by the rack blade as before, and at the same time, the outer periphery of the blank is slightly cut by the dedicated blade. Since the tip portion can be cut out, the center of the tooth tip circle of the work gear can be exactly matched to the rotation center on the hobbing machine, that is, the rotation center of the work gear. Therefore, it is possible to reliably prevent the eccentricity of the gears and reduce noise during operation.
[0011]
In addition, the dedicated blade only needs to cut out the tooth tip of the gear to be cut, and it does not have a complicated shape like the conventional full topping hob, so it can be manufactured at a low cost and increases the cost of the assembly hob. No.
[0012]
In general, one convex portion of the rack-like blades formed to finish the tooth bottom of the workpiece gear, the recess is deeply formed so as not to interfere with the outer periphery of the blank, but the dedicated blade, said projection It is provided so that it may protrude to the intermediate position of a part and a recessed part, and at the time of gear cutting, the outer periphery of the said blank can be shaved and a tooth tip part can be shaved off.
[0013]
Further, since the dedicated blade is formed in a straight line, it is particularly easy to process, and can be manufactured with extremely high accuracy at a low cost.
[0014]
In the second aspect of the present invention, it provided one dedicated blades in the invention of claim 1, wherein. As a result, the tooth tip of the gear to be cut is cut out by one dedicated blade, so that only the one dedicated blade is accurately positioned on the hob body to provide the tooth tip of the gear to be cut. The center of the circle can be made to coincide with the center of rotation with high accuracy.
[0015]
In addition, when cutting out the above-mentioned tooth tip part, it is actually only necessary to cut the outer circumference slightly by the amount of eccentricity of the blank, and the load on the dedicated blade is considered to be extremely small, so there is only one dedicated blade. Is enough .
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0017]
1 and 2 show an assembly hob A according to an embodiment of the present invention, and this assembly hob A is used for gear cutting such as a spur gear and a helical gear.
[0018]
In both the drawings, reference numeral 1 denotes a cylindrical hob body. A mounting hole 1a to a hob shaft of a hobbing machine (not shown) is formed through the axis line X in the center of the hob body 1, while the outer periphery thereof is formed on the outer periphery. A plurality (13 in the illustrated example) of blade attachment grooves 1b, 1b,... Parallel to the axis X direction are formed at equal intervals in the circumferential direction. .. Of the blade mounting grooves 1b, 1b,... Are the same as the conventional rack blades 2, 2,..., And the remaining one (the uppermost groove in both figures). Are respectively fitted with dedicated blades 3 for cutting out the tooth tip portion of the work gear.
[0019]
Further, fastening rings 4 and 4 are arranged on both end faces of the hob body 1 and fixed to the hob body 1 by four bolts 5, 5... Arranged at equal intervals in the circumferential direction. . Accordingly, the blades 2, 2,..., 3 are fixed to the hob body 1 in the direction of the axis X. Then, the assembly hob A configured in this manner is rotated counterclockwise (in the direction of the arrow) in FIG. 2 around the axis X to cut a blank (not shown) to process the gear.
[0020]
Each of the rack blades 2 is the same as the conventional one, but is formed by forging high-speed steel or the like and heat-treated, for example, as shown in FIG. It is provided so as to extend in the left-right direction in FIG. The inner handle (the lower side of the figure) mounting handle portion 2a is shrink-fitted and fixed in the blade mounting groove 1b, while the outer circumference (the upper side of the figure) is radially outward from the outer circumference of the hob body 1. And a cutting edge surface 2a is formed on the protruding end surface of the hob body 1 in the circumferential direction of rotation.
[0021]
On the cutting edge surface 2a, seven substantially trapezoidal convex portions 6, 6,... Are formed at equal intervals in the longitudinal direction (left-right direction in FIG. 3), and the convex portions 6, 6,. There are six substantially triangular recesses 7, 7,. The tips of the convex portions 6, 6,... Finish the tooth bottom of the gear to be cut when the rack blade 2 is cut deepest into the blank. On the other hand, the recesses 7, 7,... Are formed deeper than the tooth depth of the work gear so as not to interfere with the outer periphery of the blank that is the tooth tip portion of the work gear.
[0022]
In addition, on the tip side of the convex portions 6, 6,..., A hump is formed to cut the tooth base of the gear to be cut slightly larger, and when the gear that has finished gear cutting is finished by grinding or shaving, shaving is performed. The cutting edge of a tool such as a cutter does not interfere with the gear teeth.
[0023]
The dedicated blade 3 is a characteristic part of the present invention, and is composed of, for example, high speed steel or the like, like the rack blades 2, 2,..., As shown in FIG. The lower mounting handle portion 3a is shrink-fitted and fixed in the blade mounting groove 1b. On the other hand, the outer peripheral side (upper side in the figure) of the dedicated blades 3, 3,... Protrudes radially outward from the outer periphery of the hob body 1 and protrudes to one side of the rotating circumferential direction of the hob body. The cutting edge surface 3a is formed on the protruding end surface.
[0024]
The outer peripheral edge portion (uppermost portion in the figure) of the cutting edge surface 3a is formed so as to extend linearly in parallel with the axis X, and the convex portions 6, 6,. Is provided to protrude from the outer periphery of the hob body 1 to a radial position corresponding to the tooth tip portion of the gear to be cut, in the middle of 7, 7,... The tooth tip part is cut out by shaving.
[0025]
Therefore, using the assembly hob A of this embodiment, if gears are cut by a hobbing machine as in the prior art, when the tooth surface of the work gear is cut out by the rack blades 2, 2,. It is possible to cut the outer periphery of the blank slightly by the dedicated blade 3 and to cut out the tooth tip portion, so that the center of the tooth tip circle of the gear to be cut is precisely the rotation center on the hobbing machine, that is, the gear to be cut. Can be matched to the center of rotation. Therefore, it is possible to reliably prevent the eccentricity of the gears and reduce noise during operation.
[0026]
At that time, since the tooth tip portion of the work gear is cut out by only one dedicated blade 3, only the dedicated blade 3 has an outer peripheral edge portion of the cutting edge surface 3a of the outer periphery of the hob body 1. If it is accurately positioned so as to be positioned at a predetermined position protruding in the radial direction, the center of the tooth tip circle of the work gear can be made to coincide with the rotation center with high accuracy. Note that the dedicated blade 3 slightly cuts the outer periphery by the amount of eccentricity of the blank, and the load is considered to be extremely small.
[0027]
Further, since the cutting edge surface 3a of the dedicated blade 3 is formed in a straight line, processing such as grinding becomes particularly easy, and an extremely high precision can be manufactured at low cost.
[0028]
Further, twelve rack-shaped blades 2, 2,... And one dedicated blade 3 are provided on the outer periphery of the hob body 1 at equal intervals in the circumferential direction, so that the hob body 1 and each blade 2, 2, .., 3 can be equalized, and therefore the strength of the entire assembly hob A can be increased.
(Other embodiments)
In addition, this invention is not limited to the said embodiment, Other various embodiment is included. That is, in the above embodiment, is provided with the dedicated blade 3 only one is not limited thereto, it is also possible to provide two or more.
[0029]
Further, in the above embodiment, the twelve rack-shaped blades 2, 2,... And the dedicated blade 3 are provided on the outer periphery of the hob body 1 at equal intervals in the circumferential direction. May be provided at equal intervals in the circumferential direction, and the dedicated blade 3 may be provided between them.
[0030]
【The invention's effect】
As described above, according to the assembly hob of the invention of claim 1, when the tooth surface of the gear to be cut is cut out, the tooth tip portion can be cut out simultaneously with the dedicated blade. It is possible to reliably prevent noise reduction during operation. In addition, since the dedicated blade can be manufactured at a lower cost than the conventional full topping hob, an increase in cost can be prevented.
[0031]
In addition , since the dedicated blade is formed in a straight line, it can be manufactured with extremely high accuracy at low cost.
[0032]
In the invention according to claim 2 , since only one dedicated blade is used, high accuracy can be easily realized .
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partial longitudinal sectional view showing a configuration of an assembly hob according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a partial cross-sectional view of FIG.
FIG. 3 is an enlarged cross-sectional view showing a configuration of a cutting edge surface of a rack blade.
FIG. 4 is a view corresponding to FIG. 3 showing the configuration of the cutting edge surface of the dedicated blade.
FIG. 5 is a view corresponding to FIG. 1 showing a configuration of a conventional assembly hob.
FIG. 6 is a view corresponding to FIG. 3 related to a conventional full topping hob.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Hob body 2 Rack blade 3 Dedicated blade 6 Convex part of cutting edge surface of rack blade 7 Concave part of cutting edge surface of rack blade X Hob body axis

Claims

ホブ本体の外周に多数のラック状ブレードが周方向に並設されてなる組立ホブにおいて、
上記ホブ本体の外周に、被削歯車の歯先部分を削り出すための少なくとも１枚の専用ブレードが、ラック状ブレードと並んで設けられ、該専用ブレードは、ラック状ブレードの凸部と凹部との中間位置まで突出しかつ軸線方向に直線状に延びている
ことを特徴とする組立ホブ。In an assembly hob in which a large number of rack-shaped blades are arranged in the circumferential direction on the outer periphery of the hob body,
On the outer periphery of the hob body, at least one dedicated blade for cutting out the tooth tip portion of the gear to be cut is provided side by side with the rack-shaped blade, and the dedicated blade includes a convex portion and a concave portion of the rack-shaped blade. An assembly hob characterized by projecting to an intermediate position and extending linearly in the axial direction .

請求項１において、
専用ブレードが１枚設けられていることを特徴とする組立ホブ。 In claim 1,
An assembly hob characterized in that one dedicated blade is provided .