JP3931717B2 - 画像出力システム、画像出力装置、検出装置、プログラム、プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
画像出力システム、画像出力装置、検出装置、プログラム、プログラムを記録した記録媒体 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像出力手段で画像を出力する画像出力システム等に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、画像出力手段によって画像を出力する画像出力システムにおいては、秘密を守るためやプライバシーを保護するために、関係のない者や不適切な者によって画像が見られてしまわないように工夫がなされている場合がある。
【0003】
例えば、携帯可能な機器と、通信範囲内に位置する機器を検出する検出手段と、検出手段によって機器が検出されるか否かを判定する判定手段と、画像を出力する画像出力手段と、判定手段によって通信範囲内に機器が存在するとの判定に基づいて、画像出力手段に画像を出力させる出力制御手段と、を備える画像出力システムによって、秘密を守ったり、プライバシーを保護したりすることが考えられている。
【0004】
この画像出力システムによれば、例えば、画像出力手段がプリンタである場合、そのプリンタの近くに検出手段を配置することにより、機器を所有する人がプリンタに近づいた場合のみ、プリンタから印刷物が出力されるので、機器を所有する人がプリンタに近づかない状況においては、プリンタから印刷物を出力させないようにすることができ、秘密を守ったり、プライバシーを保護したりすることが可能になるのである。
【0005】
そのため、具体的には、機器を所有する上司が、部下に見られたくない印刷物を出力する場合、この画像出力システムを用いると、機器を所有した上司がプリンタに近づかない限り、部下に印刷物を見られることはない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この画像出力システムを用いたとしても、第三者(部下)がプリンタの近くにいる時に、機器を所有する人(上司)がプリンタに近づいてしまうと、印刷物が出力されてしまうので、第三者(部下)に印刷物を見られてしまうという問題点があった。
【0007】
そこで、本発明は、画像を見られたくない人が画像出力手段の近くにいる場合に、その人に画像を見られてしまうのを防止することができる画像出力システム等を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
上記目的を達するためになされた請求項1記載の発明は、機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な第1の機器と、通信範囲内に位置する前記第1の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信可能な第1の受信手段と、前記第1の受信手段が受信した前記識別情報に基づいて、前記第1の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定する第1の判定手段と、画像を出力する画像出力手段と、前記第1の判定手段による前記第1の機器が前記通信範囲内に位置するとの判定に基づいて、前記画像出力手段に画像を出力させる第1の出力制御手段と、を備える画像出力システムであって、機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な第2の機器と、通信範囲内に位置する前記第2の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信可能な第2の受信手段と、第2の受信手段が受信した前記識別情報に基づいて、前記第2の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定する第2の判定手段と、前記第2の判定手段による前記第2の機器が前記通信範囲内に位置するとの判定に基づいて、前記画像出力手段による画像の出力に制限を加える第1の制限制御手段と、を更に備えたことを特徴とする。
【0009】
この画像出力システムによれば、第1の機器が第1の受信手段の通信範囲に位置するとき(すなわち、第1の受信手段において第1の機器の存在を認識できるとき)に限り、画像出力手段によって画像が出力されるが、第1の機器が第1の受信手段の通信範囲に位置するときであっても、第2の機器が第2の受信手段の通信範囲に位置するとき(すなわち、第2の受信手段において第2の機器の存在を認識できるとき)は、画像出力手段から出力される画像の出力に制限が加えられる。
【0010】
そのため、第1の受信手段及び第2の受信手段を画像出力手段の周囲に配置することにより、第1の機器が、画像出力手段の周囲に配置された第1の受信手段の通信範囲に位置するときであっても、第2の機器が、画像出力手段の周囲に配置された第2の受信手段の通信範囲に位置するときは、画像出力手段による画像の出力が制限される。
【0011】
従って、本発明の画像出力システムを用いて、画像出力手段から出力される画像を見られたくない人が所有する機器を、上記第2の機器として識別することにより、画像を見られたくない人が第2の受信手段の近くにいる場合には、画像出力手段からの画像出力に制限を加えて、画像を見られたくない人に画像が見られてしまうことを防止することが可能となる。
【0012】
尚、第1の受信手段及び第2の受信手段の設置場所は、画像出力手段と同じ場所に限られるものではなく、上記効果を奏する場所であれば、画像出力手段からいくらか離れた場所でもよい。
また、画像出力手段は、プリンタ、ファクシミリ、テレビ、映写機等、画像を出力するものであればどのようなものでもよい。
【0013】
更に、上記制限は、画像の出力を禁止したり、中断したりすることによる制限であっても良いし、見られても差し支えのない画像を出力したり、画像の少なくとも一部を黒塗りすることによる制限であっても良い。
なお、請求項16に記載した画像出力装置は、機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範囲内に位置する第1の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信可能な第1の受信手段と、前記第1の受信手段が受信した前記識別情報に基づいて、前記第1の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定する第1の判定手段と、画像を出力する画像出力手段と、前記第1の判定手段による前記第1の機器が前記通信範囲内に位置するとの判定に基づいて、前記画像出力手段に画像を出力させる第1の出力制御手段と、を備える画像出力装置であって、機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範囲内に位置する第2の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信可能な第2の受信手段と、第2の受信手段が受信した前記識別情報に基づいて、前記第2の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定する第2の判定手段と、前記第2の判定手段による前記第2の機器が前記通信範囲内に位置するとの判定に基づいて、前記画像出力手段による画像の出力に制限を加える第1の制限制御手段と、を更に備えたことを特徴とする。したがって、この画像出力装置を用いれば、上記画像出力システムを構成することができ、上記画像出力システムについて述べた通りの作用・効果を奏することになる。
【0014】
また、請求項20に記載した検出装置は、機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範囲内に位置する第1の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信可能な第1の受信手段と、前記第1の受信手段が受信した前記識別情報に基づいて、前記第1の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定する第1の判定手段と、前記第1の判定手段による前記第1の機器が前記通信範囲内に位置するとの判定に基づいて、画像を出力する画像出力手段に画像を出力させる第1の出力制御手段と、を備える検出装置であって、機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範囲内に位置する第2の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信可能な第2の受信手段と、第2の受信手段が受信した前記識別情報に基づいて、前記第2の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定する第2の判定手段と、前記第2の判定手段による前記第2の機器が前記通信範囲内に位置するとの判定に基づいて、前記画像出力手段による画像の出力に制限を加える第1の制限制御手段と、を更に備えたことを特徴とする。したがって、この検出装置を画像出力装置に取り付ければ、所期の機能を備えた画像出力装置を構成することができ、上記画像出力システムを構成することができるので、上記画像出力システムについて述べた通りの作用・効果を奏することになる。
【0015】
さらに、請求項24に記載したプログラムは、画像を形成する画像出力装置に、機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範囲内に位置する第1の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信する第1の受信処理と、前記第1の受信処理で受信した前記識別情報に基づいて、前記第1の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定する第1の判定処理と、前記第1の判定処理による前記第1の機器が前記通信範囲内に位置するとの判定に基づいて、前記画像出力装置に画像を出力させる第1の出力制御処理と、を実行させるプログラムであって、機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範囲内に位置する第2の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信する第2の受信処理と、第2の受信処理で受信した前記識別情報に基づいて、前記第2の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定する第2の判定処理と、前記第2の判定処理による前記第2の機器が前記通信範囲内に位置するとの判定に基づいて、前記画像出力手段による画像の出力に制限を加える第1の制限制御処理と、を更に実行させることを特徴とする。したがって、このプログラムを画像出力装置にインストールすれば、所期の機能を備えた画像出力装置を構成することができ、上記画像出力システムを構成することができるので、上記画像出力システムについて述べた通りの作用・効果を奏することになる。
【0016】
次に、請求項3記載の発明は、機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な第2の機器と、通信範囲内に位置する前記第2の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信可能な第2の受信手段と、前記第2の受信手段が受信した前記識別情報に基づいて、前記第2の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定する第2の判定手段と、外部機器からの画像出力指令に基づいて画像を出力する画像出力手段とを備える画像出力システムであって、前記画像出力手段によって前記画像出力指令に基づく画像を出力する際に、前記第2の判定手段によって前記第2の機器が前記通信範囲内に位置すると判定された場合は、前記画像出力手段による画像の出力に制限を加える第2の制限手段とを更に備えたことを特徴とする。
【0017】
この画像出力システムによれば、外部機器からの画像出力指令があったとしても、第2の機器が第2の受信手段の通信範囲に位置するとき(すなわち、第2の受信手段において第2の機器の存在を認識できるとき)は、画像出力手段から出力される画像の出力に制限が加えられる。
【0018】
そのため、第2の受信手段を画像出力手段の周囲に配置することにより、外部機器からの画像出力指令があったとしても、第2の機器が、画像出力手段の周囲に配置された第2の受信手段の通信範囲に位置するときは、画像出力手段による画像の出力が制限される。
【0019】
従って、本発明の画像出力システムを用いて、画像出力手段から出力される画像を見られたくない人が所有する機器を、上記第2の機器として識別することにより、画像を見られたくない人が第2の受信手段の近くにいる場合には、画像出力手段からの画像出力に制限を加えて、画像を見られたくない人に画像が見られてしまうことを防止することが可能となる。
【0020】
なお、請求項17に記載した画像出力装置は、機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範囲内に位置する第2の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信可能な第2の受信手段と、前記第2の受信手段が受信した前記識別情報に基づいて、前記第2の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定する第2の判定手段と、外部機器からの画像出力指令に基づいて画像を出力する画像出力手段とを備える画像出力装置であって、前記画像出力手段によって前記画像出力指令に基づく画像を出力する際に、前記第2の判定手段によって前記第2の機器が前記通信範囲内に位置すると判定された場合は、前記画像出力手段による画像の出力に制限を加える第2の制限手段とを更に備えたことを特徴とする。したがって、この画像出力装置を用いれば、上記画像出力システムを構成することができ、上記画像出力システムについて述べた通りの作用・効果を奏することになる。
【0021】
また、請求項21に記載した検出装置は、機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範囲内に位置する第2の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信可能な第2の受信手段と、前記第2の受信手段が受信した前記識別情報に基づいて、前記第2の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定する第2の判定手段と、を備える検出装置であって、外部機器からの画像出力指令に基づいて画像を出力する画像出力手段によって前記画像出力指令に基づく画像を出力する際に、前記第2の判定手段によって前記第2の機器が前記通信範囲内に位置すると判定された場合は、前記画像出力手段による画像の出力に制限を加える第2の制限手段とを更に備えたことを特徴とする。したがって、この検出装置を画像出力装置に取り付ければ、所期の機能を備えた画像出力装置を構成することができ、上記画像出力システムについて述べた通りの作用・効果を奏することになる。
【0022】
さらに、請求項25に記載したプログラムは、外部機器からの画像出力指令に基づいて画像を出力する画像出力装置に、機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範囲内に位置する第2の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信可能な第2の受信処理と、前記第2の受信処理で受信した前記識別情報に基づいて、前記第2の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定する第2の判定処理と、を実行させるプログラムであって、前記画像出力装置によって前記画像出力指令に基づく画像を出力する際に、前記第2の判定処理によって前記第2の機器が前記通信範囲内に位置すると判定された場合は、前記画像出力装置による画像の出力に制限を加える第2の制限手段とを更に実行させることを特徴とする。したがって、このプログラムを画像出力装置にインストールすれば、所期の機能を備えた画像出力装置を構成することができ、上記画像出力システムについて述べた通りの作用・効果を奏することになる。
【0023】
次に、請求項5に記載された発明のように、請求項1〜4のいずれかに記載の画像出力システムでは、前記制限は、前記第2の判定手段による前記第2の機器が前記通信範囲に位置しないとの判定に基づいて解除することが好ましい。この画像出力システムを用いると、画像出力手段による画像の出力に制限がかけられても、第2の機器が、第2の受信手段の通信範囲外に位置する場合に(すなわち画像出力装置の遠くに位置する場合に)、画像出力装置による画像の出力の制限が解除される。従って、この画像出力システムを用いると、画像出力手段が出力する画像を見られたくない人が、画像出力手段の近くにいることで、画像の出力が制限されても、その人が画像出力手段から遠ざかれば、再び画像を出力させることができる。
【0024】
次に、請求項6記載の画像出力システムは、前記第2の機器が、前記第2の受信手段から遠ざかっているか否かを判定する第3の判定手段を更に備え、前記制限は、前記第3の判定手段による前記第2の機器が前記第2の受信手段から遠ざかっているとの判定に基づいて解除されることを特徴とする。この画像出力システムを用いると、第2の機器が、第2の受信手段の通信範囲内に位置する状況であっても、第2の機器が画像出力装置から遠ざかっている場合には、画像出力装置による画像の出力の制限が解除される。従って、この画像出力システムを用いると、画像出力手段が出力する画像を見られたくない人が、画像出力手段の近くにいることで、画像の出力が制限されても、その人が画像出力手段から遠ざかりつつあれば、再び画像を出力させることができる。
【0025】
尚、第3の判定手段としては、請求項7記載の発明のように、通信範囲を拡縮可能な通信範囲切替手段と、通信範囲切替手段により通信範囲を拡縮して、各通信範囲で第2の機器との通信が可能な否かを判断し、第2の機器との通信が可能な通信範囲を確認する確認手段と、を備え、確認手段によって通信範囲を繰り返し確認した結果に基づいて、第2の機器が遠ざかっていると判定してもよい。
【0026】
次に、請求項8記載の発明は、機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な第1の機器と、通信範囲内に位置する前記第1の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信可能な第1の受信手段と、前記第1の受信手段が受信した前記識別情報に基づいて、前記第1の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定する第1の判定手段と、画像を出力する画像出力手段と、前記第1の判定手段による前記第1の機器が前記通信範囲内に位置するとの判定に基づいて、前記画像出力手段に画像を出力させる第1の出力制御手段と、を備える画像出力システムであって、機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な第2の機器と、通信範囲内に位置する前記第2の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信可能な第2の受信手段と、前記第2の機器が、前記第2の受信手段に近づいているか否かを判定する第4の判定手段と、前記第4の判定手段による前記第2の機器が前記第2の受信手段に近づいているとの判定に基づいて、前記画像出力手段による画像の出力に制限を加える第3の制限制御手段とを更に備えたことを特徴とする。
【0027】
この画像出力システムによれば、第1の機器が第1の受信手段の通信範囲に位置するとき(すなわち、第1の受信手段において第1の機器の存在を認識できるとき)に限り、画像出力手段によって画像が出力されるが、第1の機器が第1の受信手段の通信範囲に位置するときであっても、第2の機器が第2の受信手段に近づいているときは、画像出力手段から出力される画像の出力に制限が加えられる。
【0028】
そのため、第1の受信手段及び第2の受信手段を画像出力手段の周囲に配置することにより、第1の機器が、画像出力手段の周囲に配置された第1の受信手段の通信範囲に位置するときであっても、第2の機器が、第2の受信手段に近づいているときは、画像出力手段による画像の出力が制限される。
【0029】
従って、本発明の画像出力システムを用いて、画像出力手段から出力される画像を見られたくない人が所有する機器を、上記第2の機器として識別することにより、画像を見られたくない人が第2の受信手段に近づいてくる場合には、画像出力手段からの画像出力に制限を加えて、画像を見られたくない人に画像が見られてしまうことを防止することが可能となる。
【0030】
また、第2の受信手段が、第2の機器を認識したとしても、第2の機器が第2の受信手段に近づいて来なければ、画像出力手段からの画像出力に制限が加えられないので、画像の出力を無駄に制限することはない。
尚、第4の判定手段としては、請求項9記載の発明のように、通信範囲を拡縮可能な通信範囲切替手段と、通信範囲切替手段により通信範囲を拡縮して、各通信範囲で第2の機器との通信が可能な否かを判断し、第2の機器との通信が可能な通信範囲を確認する確認手段と、を備え、確認手段によって通信範囲を繰り返し確認した結果に基づいて、第2の機器が近づいていると判定してもよい。
【0031】
なお、請求項18に記載した画像出力装置は、機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範囲内に位置する第1の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信可能な第1の受信手段と、前記第1の受信手段が受信した前記識別情報に基づいて、前記第1の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定する第1の判定手段と、画像を出力する画像出力手段と、前記第1の判定手段による前記第1の機器が前記通信範囲内に位置するとの判定に基づいて、前記画像出力手段に画像を出力させる第1の出力制御手段と、を備える画像出力装置であって、機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範囲内に位置する第2の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信可能な第2の受信手段と、前記第2の機器が、前記第2の受信手段に近づいているか否かを判定する第4の判定手段と、前記第4の判定手段による前記第2の機器が前記第2の受信手段に近づいているとの判定に基づいて、前記画像出力手段による画像の出力に制限を加える第3の制限制御手段とを更に備えたことを特徴とする。したがって、この画像出力装置を用いれば、上記画像出力システムを構成することができ、上記画像出力システムについて述べた通りの作用・効果を奏することになる。
【0032】
また、請求項22記載した検出装置は、機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範囲内に位置する第1の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信可能な第1の受信手段と、前記第1の受信手段が受信した前記識別情報に基づいて、前記第1の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定する第1の判定手段と、前記第1の判定手段による前記第1の機器が前記通信範囲内に位置するとの判定に基づいて、画像を出力する画像出力手段に画像を出力させる第1の出力制御手段と、を備える検出装置であって、機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範囲内に位置する第2の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信可能な第2の受信手段と、前記第2の機器が、前記第2の受信手段に近づいているか否かを判定する第4の判定手段と、前記第4の判定手段による前記第2の機器が前記第2の受信手段に近づいているとの判定に基づいて、前記画像出力手段による画像の出力に制限を加える第3の制限制御手段とを更に備えたことを特徴とする。したがって、この検出装置を画像出力装置に取り付ければ、所期の機能を備えた画像出力装置を構成することができ、上記画像出力システムについて述べた通りの作用・効果を奏することになる。
【0033】
さらに、請求項26に記載したプログラムは、画像を出力する画像出力装置に、機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範囲内に位置する第1の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信する第1の受信処理と、前記第1の受信処理が受信した前記識別情報に基づいて、前記第1の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定する第1の判定処理と、前記第1の判定処理による前記第1の機器が前記通信範囲内に位置するとの判定に基づいて、前記画像出力装置に画像を出力させる第1の出力制御処理と、を実行させるプログラムであって、機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範囲内に位置する第2の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信可能な第2の受信処理と、前記第2の機器が、前記第2の受信手段に近づいているか否かを判定する第4の判定処理と、前記第4の判定処理による前記第2の機器が前記第2の受信手段に近づいているとの判定に基づいて、前記画像出力装置による画像の出力に制限を加える第3の制限制御処理とを更に実行させることを特徴とする。プログラムを画像出力装置にインストールすれば、所期の機能を備えた画像出力装置を構成することができ、上記画像出力システムについて述べた通りの作用・効果を奏することになる。
【0034】
次に、請求項10記載の発明は、機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な第1の機器と、機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な第2の機器と、通信範囲内に位置する前記第1の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信可能な第1の受信手段と、通信範囲内に位置する前記第2の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信可能な第2の受信手段と、前記識別情報が関連付けられている画像を受信する第3の受信手段と、前記第1の受信手段が受信した前記識別情報に基づいて、前記第1の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定する第1の判定手段と、前記第2の受信手段が受信した前記識別情報に基づいて、前記第2の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定する第2の判定手段と、画像を出力する画像出力手段と、前記第1の判定手段による前記第1の機器が前記通信範囲に位置するとの判定に基づいて、前記第3の受信手段によって受信した、前記第1の機器を識別する識別情報が関連付けられている画像を、前記画像出力手段に出力させる第2の出力制御手段と、前記第2の判定手段による前記第2の機器が前記通信範囲に位置するとの判定に基づいて、前記第3の受信手段によって受信した、前記第2の機器を識別する識別情報が関連付けられている画像を、前記画像出力手段に出力させる第3の出力制御手段と、を備える画像出力システムであって、前記第3の受信手段による、前記第2の機器を識別する識別情報が関連付けられている画像の受信に基づいて、前記画像出力手段及び前記第2の出力制御手段による画像の出力に制限を加える第4の制限制御手段とをさらに備えたことを特徴とする。
【0035】
この画像出力システムによれば、第1の機器が第1の受信手段の通信範囲内に位置しているとき、第3の受信手段によって受信された、第1の機器を識別する識別情報が関連付けられた画像が出力され、同様に、第2の機器が第2の受信手段の通信範囲内に位置しているとき、第3の受信手段によって受信された第2の機器を識別する識別情報が関連付けられた画像が出力される。つまり、第3の受信手段によって受信された識別情報が関連付けられた画像を見るために、第1または第2の機器を所持した人が、画像出力手段の周囲に配置された第1または第2の受信手段の近傍に来ると、第1または第2の受信手段によって第1または第2の機器が通信範囲内にいると判定され、それぞれの機器に対応した画像が出力されることとなる。
【0036】
このような画像出力システムにおいては、第3の受信手段によって第2の機器を識別する識別情報が関連付けられた画像を受信された場合、第2の機器を所持した人がその画像を見るために画像出力手段の近傍に来ることが想定されるため、その際は、本画像出力システムのように、画像出力手段及び第2の出力制御手段による画像の出力に制限を加えることが望ましい。これにより、第1の機器を識別する識別情報が関連付けられた画像を、第2の機器を所持する人に見られてしまうことを事前に防止できる。
【0037】
なお、請求項19に記載した画像出力装置は、機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範囲内に位置する第1の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信可能な第1の受信手段と、機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範囲内に位置する第2の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信可能な第2の受信手段と、前記識別情報が関連付けられている画像を受信する第3の受信手段と、前記第1の受信手段が受信した前記識別情報に基づいて、前記第1の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定する第1の判定手段と、前記第2の受信手段が受信した前記識別情報に基づいて、前記第2の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定する第2の判定手段と、画像を出力する画像出力手段と、前記第1の判定手段による前記第1の機器が前記通信範囲に位置するとの判定に基づいて、前記第3の受信手段によって受信した、前記第1の機器を識別する識別情報が関連付けられている画像を、前記画像出力手段に出力させる第2の出力制御手段と、前記第2の判定手段による前記第2の機器が前記通信範囲に位置するとの判定に基づいて、前記第3の受信手段によって受信した、前記第2の機器を識別する識別情報が関連付けられている画像を、前記画像出力手段に出力させる第3の出力制御手段と、を備える画像出力装置であって、前記第3の受信手段による、前記第2の機器を識別する識別情報が関連付けられている画像の受信に基づいて、前記画像出力手段及び前記第2の出力制御手段による画像の出力に制限を加える第4の制限制御手段とをさらに備えたことを特徴とする。したがって、この画像出力装置を用いれば、上記画像出力システムを構成することができ、上記画像出力システムについて述べた通りの作用・効果を奏することになる。
【0038】
また、請求項23に記載した検出装置は、機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範囲内に位置する第1の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信可能な第1の受信手段と、機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範囲内に位置する第2の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信可能な第2の受信手段と、前記識別情報が関連付けられている画像を受信する第3の受信手段と、前記第1の受信手段が受信した前記識別情報に基づいて、前記第1の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定する第1の判定手段と、前記第2の受信手段が受信した前記識別情報に基づいて、前記第2の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定する第2の判定手段と、前記第1の判定手段による前記第1の機器が前記通信範囲に位置するとの判定に基づいて、前記第3の受信手段によって受信した、前記第1の機器を識別する識別情報が関連付けられている画像を、画像を出力する画像出力手段に出力させる第2の出力制御手段と、前記第2の判定手段による前記第2の機器が前記通信範囲に位置するとの判定に基づいて、前記第3の受信手段によって受信した、前記第2の機器を識別する識別情報が関連付けられている画像を、前記画像出力手段に出力させる第3の出力制御手段と、を備える検出装置であって、前記第3の受信手段による、前記第2の機器を識別する識別情報が関連付けられている画像の受信に基づいて、前記画像出力手段及び前記第2の出力制御手段による画像の出力に制限を加える第4の制限制御手段とをさらに備えたことを特徴とする。したがって、この検出装置を画像出力装置に取り付ければ、所期の機能を備えた画像出力装置を構成することができ、上記画像出力システムについて述べた通りの作用・効果を奏することになる。
【0039】
さらに、請求項27に記載したプログラムは、画像を出力する画像出力装置に、機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範囲内に位置する第1の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信する第1の受信処理と、機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範囲内に位置する第2の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信する第2の受信処理と、前記識別情報が関連付けられている画像を受信する第3の受信処理と、前記第1の受信処理で受信した前記識別情報に基づいて、前記第1の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定する第1の判定処理と、前記第2の受信処理で受信した前記識別情報に基づいて、前記第2の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定する第2の判定処理と、前記第1の判定処理による前記第1の機器が前記通信範囲に位置するとの判定に基づいて、前記第3の受信処理で受信した、前記第1の機器を識別する識別情報が関連付けられている画像を、前記画像出力装置に出力させる第2の出力制御処理と、前記第2の判定処理で前記第2の機器が前記通信範囲に位置するとの判定に基づいて、前記第3の受信処理で受信した、前記第2の機器を識別する識別情報が関連付けられている画像を、前記画像出力装置に出力させる第3の出力制御処理と、を実行させるプログラムであって、前記第3の受信処理による、前記第2の機器を識別する識別情報が関連付けられている画像の受信に基づいて、前記画像出力処理及び前記第2の出力制御処理による画像の出力に制限を加える第4の制限制御処理とをさらに実行させることを特徴とするプログラム。したがって、このプログラムを画像出力装置にインストールすれば、所期の機能を備えた画像出力装置を構成することができ、上記画像出力システムについて述べた通りの作用・効果を奏することになる。
【0040】
次に、請求項12記載の発明は、請求項1〜11のいずれかに記載の画像出力システムにおいて、前記識別情報に基づいて、前記第2の機器が予め定められた条件を満たす機器であるか否かを判定する第5の判定手段を更に備え、前記制限制御手段は、前記第5の判定手段によって、前記第2の機器が予め定められた条件を満たす機器であると判定された場合は、前記制限を加えないことを特徴とする。
【0041】
この請求項12記載の画像形成システムは、第2の機器が予め定められた条件を満たす機器である場合は、制限が加えられない。従って、本発明の画像出力システムを用いると、予め定められた条件、例えば、年齢や、性別、社内的な階級(部長、課長、係長等)等によって、制限したり、制限を加え無かったりすることができる。
【0042】
次に、請求項2、4、11に記載の発明は、前記制限に関する通知情報を前記第1の機器または第2の機器に無線で送信する通知手段と、前記通知手段から送信された通知情報の受信に基づき、前記制限に関する報知を実行する第1の機器または第2の機器に設けられた報知手段とを更に備えたことを特徴とする。
【0043】
この請求項2、4、11に記載の発明の画像形成システムでは、画像出力装置での画像の出力に制限が加えられたとき、第1の機器または第2の機器に通知情報が送信され、それらの機器に設けられた報知手段が作動する。
従って、この画像形成システムを用いると、第1の機器を所有している人は、画像出力装置に画像を出力させると画像が他人に見られるか否かを知ることができる。また、第2の機器を所有している人は、自分に見られたくない画像を画像出力装置に出力させたい人がいることを知ることができる。
【0044】
次に、請求項13記載の発明は、請求項1〜12のいずれかに記載の画像出力システムにおいて、前記制限に対する制限解除指令を送信する制限解除手段を更に備え、前記制限制御手段は、前記制限解除手段から送信された制限解除指令に基づき、前記制限を解除することを特徴とする。
【0045】
この請求項13記載の画像形成システムでは、画像出力装置での画像の出力に制限が加えられたとき、制限解除手段から制限解除指令が送信されると、制限を解除する。
従って、この請求項13記載の画像形成システムを用いると、通常は画像が見られては困る人であっても、画像を見られてもよい場合や、急いで画像を出力したい場合、画像出力手段に画像を出力することができる。
【0046】
尚、請求項14に記載された画像形成システムのように、識別情報を通信する通信規格は、無線LAN規格であることが好ましい。特に、請求項15に記載された画像出力システムのように、無線LAN規格は、Bluetooth(商標;以下同様)規格であることが好ましい。このBluetooth規格に基づいて識別情報を送信するようにすれば、無線通信にかかる構成が小型かつ軽量となり、機器全体をコンパクトにすることができ、より多くの人に第1の機器または第2の機器を所有させる(携帯させる)ことが可能となる。
【0047】
加えて、請求項28記載の記録媒体を用いれば、請求項24〜27のいずれかに記載のプログラムを画像形成装置にインストールすることができる。
【0048】
【発明の実施の形態】
以下、本発明が適用された実施形態について説明する。尚、以下の説明では、プリンタを使用する使用者全員が、Bluetooth規格の通信装置を備えた携帯電話を携帯している例を用いて説明する。
【0049】
ここで、図1はプリンタのブロック図、図2は携帯電話のブロック図、図3は携帯電話の外観図である。
プリンタ1は、図1に示すように、CPU12、RAM14(バッテリーバックアップ機能付き)、ROM16を備えた中央制御装置10と、印刷用紙上にトナーからなる現像剤画像を形成する画像出力装置20と、後述する出力処理に従って画像出力装置20を制御し、印刷用紙上に画像を形成させる画像出力装置制御回路22とを備えている。また、このプリンタ1は、カード型の通信装置を接続するためのカードスロット24と、社内LANαにこのプリンタ1を接続するためのLANボード26とを備えている。そして、中央制御装置10が、画像出力装置制御回路22と、カードスロット24と、LANボード26とがバス28を介して接続されている。そして、このプリンタ1には、カード型の通信装置3が、カードスロット24を介して接続されている。この通信装置3は、Bluetooth規格の通信装置であり、その通信範囲(ピコネット形成範囲)の大きさを多段階に変更する機能を備えている。
【0050】
携帯電話5は、図2に示すように、CPU52、RAM54、ROM56を備えた中央制御装置50と、液晶モニター60(図3参照)と、この液晶モニター60を制御する液晶モニター制御回路62と、スピーカ64(図3参照)と、このスピーカ64を制御するスピーカ制御回路66とを備えている。また、この携帯電話5は、Bluetooth規格の通信装置68と、通信基地局と無線電話通信を行う電話装置70と、操作ボタン72(図3参照)と、操作ボタン72のON−OFF信号を中央制御装置50に送信する操作ボタン制御回路74とを備えている。そして、この中央制御装置50が、液晶モニター制御回路62、スピーカ制御回路66、通信装置68、電話装置70、および操作ボタン制御回路74と、バス80を介して接続されている。
【0051】
次に、プリンタ1のRAM14に記憶されたセキュリティデータベース(以下セキュリティDBという)について説明する。
ここで、図4(a)は、このRAM14に記憶されたセキュリティDBの詳細を示す説明図である。
【0052】
このセキュリティDBは、後述する出力処理で使用されるデータベースであって、プリンタ1を使用するユーザーのユーザー名及びユーザーIDと、各ユーザーが携帯する携帯電話5に備えられた通信装置68に割り当てられたBluetoothアドレス(BD_ADDR)と、各ユーザーのセキュリティレベル(以下、セキュリティLvとも表記する)とが関連付けられて記憶されている。尚、セキュリティLvは、「A」が最も高く、以下アルファベット順に低くなるよう設定されている。
【0053】
次に、プリンタ1のRAM14に一時的に記憶される印刷ジョブデータについて説明する。
ここで、図4(b)は、このRAM14に一時的に記憶される印刷ジョブデータを示す説明図である。
【0054】
この印刷ジョブデータは、後述する出力処理で作成されるデータであって、プリンタ1を使用するユーザーのユーザーIDと、各ユーザーのセキュリティLvと、ジョブデータ長と、ジョブデータとが関連付けられて記憶される。
次に、プリンタ1の中央制御装置10で実行される出力処理について説明する。
【0055】
ここで、図5は、出力処理のフローチャートである。
この処理は、プリンタ1の図示しない電源スイッチがONされると開始される。
この出力処理では、電源スイッチがONされると、待機処理が実行される(S30)。そして、社内LANα(図1参照)を介して外部からプリンタ1に印刷ジョブが投入されたか否かが判定される(S31)。この判定で否定判定されれば、待機処理(S30)が繰り返し実施され、プリンタ1は待機状態になる。なお、社内LANαを介して投入された印刷ジョブは、本実施形態では、図4(b)に示すように、ジョブデータに一般的に関連付けられているジョブデータ長の他に、ユーザーIDなどが関連付けられたもので、LANボード26を介してRAM14に一次保存される。
【0056】
次に、S31の判定で、プリンタ1に印刷ジョブが投入されたと判定されたら(S31:YES)、携帯電話5が通信装置3の通信範囲内に位置する(ピコネット内に存在する)かどうかを検出する処理が実行される(S32)。尚、以下S31でプリンタ1に投入された印刷ジョブに関連付けられたユーザーIDの所有者を以下オーナーと呼ぶ。
【0057】
次に、S32で検出された携帯電話5の中に、オーナーのユーザーIDと一致するユーザーIDの携帯電話5が存在するか否かが判定される(S33)。この判定は、プリンタ1が携帯電話5からBD_ADDRを受信し、RAM14に記憶されたセキュリティDB(図4(a)参照)を参照して、受信したBD_ADDRに一致するユーザーIDが、印刷ジョブに関連付けられたユーザーIDと一致するか否かが判定される。そして、この判定で否定判定されたら(S33:NO)、オーナーが所有する携帯電話5が通信装置3の通信範囲内に位置する(ピコネット内に存在する)と判定されるまで(S33:YES)、繰り返しS32〜S33の処理が実施される。
【0058】
次に、オーナーの携帯電話5が、通信装置3の通信範囲内に位置する(ピコネット内に存在する)と判定されたら(S33:YES)、オーナー以外のユーザー(以下「カスタマー」という)の携帯電話5が、通信装置3の通信範囲内に位置する(ピコネット内に存在する)か否かが判定される(S34)。この判定(S34)で、カスタマーの携帯電話5が検出されなかった場合は(S34:NO)、RAM14に一次保存されていたオーナーのユーザーIDに対応した印刷ジョブに基づいて、画像出力装置20で印刷が実行される(S50)。
【0059】
一方、S34の判定で、カスタマーの携帯電話5が検出された場合は(S34:YES)、その検出された携帯電話5のセキュリティLvを検出する処理が実行される(S35)。この処理(S35)では、カスタマーの携帯電話5から受信したBD_ADDRから、RAM14に記憶されたセキュリティDBを参照し、セキュリティ情報であるセキュリティLvを検出する処理が実行される。
【0060】
次に、S35で検出されたセキュリティ情報のうち、オーナーの印刷ジョブのセキュリティ設定に合致しない情報が存在するか判定する(S36)。すなわち、この判定では(S36)、投入されたオーナーの印刷ジョブのセキュリティLvが、カスタマーのセキュリティLvと同じあるいは高いものかが判定される。具体的には、このS36では、図4(a)に示すように、オーナーがC係長であった場合、カスタマーがDさんや、Eさんであった場合は、オーナーのセキュリティLv「C」より、カスタマーのセキュリティLv「D」のほうが低いので、S36では、セキュリティ設定に合致しないと判定され(S36:YES)、一方、カスタマーがA部長であった場合、カスタマーのほうがセキュリティLvが高い(この場合「A」)ので、セキュリティ情報に合致すると判定される(S36:NO)。
【0061】
次に、この判定(S36)で、カスタマーのセキュリティLvが合致する(S36:NO)と判定された場合は、さらに、オーナー以外のユーザーの印刷ジョブが、社内LANαを介してプリンタ1に投入されたか、あるいは、RAM14に保存されているか否かが判定され(S37)、そして、この判定(S37)で否定判定されると(S37:NO)、一時保存していたオーナーの印刷ジョブが実行される(S50)。一方、この判定(S37)で肯定判定されると(S37:YES)、オーナーの携帯電話5に、他のユーザーの印刷ジョブが存在することを通知する処理が実行される(S38)。具体的には、オーナーがC係長であった場合、その部下であるDさんやEさんのパソコン等からプリンタ1に印刷ジョブの投入があり、C係長がプリンタ1に印刷させようとしている印刷物が、社内的な立場上、DさんやEさんに見られては困る場合は、C係長の携帯電話5に、DさんあるいはEさんの印刷ジョブがあるので、DさんあるいはEさんがプリンタ1に近づいてきて、その印刷物がDさんやEさんに見られる可能性があることが通知されるのである。
【0062】
次に、S36の判定で、S35で検出されたセキュリティ情報のうち、オーナーの印刷ジョブのセキュリティ設定に合致しない情報が存在すると判定された場合は(S36:YES)、後述する移動検知処理が実行される(S39)。この処理(S39)では、S32で検出されたカスタマーの携帯電話5が通信装置3の通信範囲内でプリンタ1に接近しているか、あるいはプリンタ1から遠ざかっているかを検知する処理が実行される。
【0063】
そして、移動検知処理(S39)の結果に基づいて、カスタマーの携帯電話5がプリンタに接近しているか否かが判定される(S40)。この判定(S40)で、カスタマーの携帯電話5がプリンタ1から遠ざかっている、あるいは、近づく方向に移動しつつあるかもしれないが、その移動距離が短くほとんど移動していない、いわゆるさまよっている状態と判定された場合は(S40:NO)、RAM14に一時保存されていたオーナーの印刷ジョブが実行される(S50)。一方、この判定で、カスタマーの携帯電話5がプリンタ1に接近していると判定された場合(S40:YES)、セキュリティ設定に合致しないカスタマーが、プリンタ1に接近していることを通知する情報が、オーナーの携帯電話5に送信される。具体的には、オーナーがC係長であった場合、その部下であるDさんやEさんがカスタマーであり、C係長がプリンタ1に印刷させようとしている印刷物が、社内的な立場上、DさんやEさんに見られては困る場合は、C係長の携帯電話5に、DさんあるいはEさんがプリンタ1に近づいてきていて、その印刷物がDさんやEさんに見られる可能性があることが通知されるのである。
【0064】
ここで、S38あるいはS41の処理が実行されると、オーナーの携帯電話5では、図3に示すような通知情報に基づく表示がなされる。具体的には、「1.出力を待機する」、「2.出力する」、「3.ジョブを削除する」の操作コマンドが表示される。すると、オーナーの携帯電話5では、これらのいずれかの操作コマンドが指示され、通信装置3を介してプリンタ1側に送信されてくるので、その受信した操作コマンドが上記3つのうちいずれの操作コマンドかが判定される(S42)。
【0065】
そして、この判定(S42)で、「2.出力する」の操作コマンドを受信したと判定されたら、具体的には、C係長が印刷させようとしている印刷物が、Dさん、Eさんに見られてもよいと判断した場合は、RAM14にS31で一時保存していたオーナーの印刷ジョブが実行される(S50)。また、「3.ジョブを削除する」の操作コマンドを受信したと判定されたら、具体的には、C係長が印刷させようとしている印刷物は、Dさん、Eさんに見られては困り、後で印刷しようと判断するなどした場合は、RAM14で一時保存していたオーナーの印刷ジョブを削除する処理が実行され(S43)、再びS30からの処理が実行される。また、「1.出力を待機する」の操作コマンドを受信したと判定されたら、具体的には、C係長が印刷させようとしている印刷物は、Dさん、Eさんが、プリンタ1の近くにいなくなって、印刷物が見られる恐れがなくなるまで、待機すると判断した場合は、再びS32からの処理が実行され、S34あるいはS40で否定判定されるまで、待機するのである。
【0066】
次に、プリンタ1の中央制御装置10で実行される移動検知処理(S39)について説明する。
ここで、図6は、移動検知処理のフローチャートである。
この移動検知処理が開始されると、まず以下の処理で使用される4つのカウンタ(検知レベルカウンタ、前回レベルカウンタ、処理カウンタ、接近レベルカウンタ)が初期化される(S1)。これらのカウンタはRAM14に記憶されるとともに、以下の処理を行う際、適宜書き換えられる。このうち、検知レベルカウンタは、通信装置3の通信範囲の大きさを示すカウンタで、最大の通信範囲の10(例えば半径10m)から最小の通信範囲の1(例えば半径1m)で表され、ここでは最大の通信範囲10に初期化される。その他のカウンタはすべて0に初期化される。
【0067】
次に、中央制御装置10は、設定されている検知レベルカウンタでカスタマーの携帯電話5と通信可能か否かが判定される(S2)。この判定(S2)では、この移動検知処理が開始されたときは、検出レベルカウンタが10に設定されているので、通信装置3に最大の通信範囲でカスタマーの携帯電話5と通信可能か否かが判定される。そして、この判定で肯定判定されたら(S2:YES)、通信装置3の電波強度が1/10下げられ、すなわち通信範囲が1段階小さくされ(S3)、検出レベルカウンタがデクリメントされ(S4)、再びS2の判定が行われる。そして、再び、この判定(S2)で肯定判定されたら(S2:YES)、通信装置3の電波強度がさらに1/10下げられ、このようにして、カスタマーの携帯電話5と通信が可能な最大の通信範囲が探られる。
【0068】
そして、通信装置3の通信範囲が狭められ、通信装置3がカスタマーの携帯電話5と通信不能であると判定されたら(S2:NO)、次に、その不能と判定された際の検知レベルカウンタが最大の10か否かが判定される(S5)。
そして、この判定で肯定判定されたら(S5:YES)、通信装置3の最大の通信範囲の外にカスタマーの携帯電話5が位置するので、「通信範囲内にいない」とのステータスをRAM14に記憶し(S6)、本処理を終了する。
【0069】
次に、この判定(S5)で否定判定されたら(S5:NO)、処理カウンタが0か否かが判定される(S7)。この移動検知処理がスタートした直後には、この処理カウンタは0に設定されているので、ここでは肯定判定され(S7:YES)、処理カウンタがインクリメント(具体的には「1」に設定)される(S15)。そして、S4でデクリメントされた検知レベル(具体例として「8」を挙げておく)が、前回レベルとして設定され(S16)、通信装置3の電波強度が最大に設定され(S17)、検出レベルが再び10に設定され(S18)、1秒間ウエイトされる(S19)。そして、再び、S2からの処理が実施され、上述したように、いずれの検知レベルカウンタでカスタマーの携帯電話5と通信可能か否かが判定される(S2〜S4)。
【0070】
次に、再びS7で処理カウンタが0か否かが判定される。このとき、先に処理カウンタが1に設定されているので否定判定される(S7:NO)。
次に、S16で設定された前回レベルカウンタから、2回目のS2の判定で設定された検知レベルカウンタを引く処理が実行され、この引いた値がレベルが接近レベルカウンタに加算される(S8)。
【0071】
次に、接近レベルカウンタがプラスの5より大きいか否かを判定する(S9)。この判定で(S9)、5より大きいと判定されたら(S9:YES)、例えば、前回レベルカウンタが8で、検知レベルカウンタが2のとき、すなわち、S19で1秒間ウエイトしているので、1秒間の間に5m以上プリンタ1に接近した場合、あるいは、前回レベルカウンタが8で、検知レベルカウンタが5で接近レベルが3と設定された後、前回レベルカウンタが5で、検知レベルカウンタが2で接近レベルカウンタが計6と判定されたとき、すなわち、2秒間に5m以上プリンタ1に接近した場合、カスタマーがプリンタ1に接近していると判断し、接近しているとのステータスをRAM14に記憶して(S10)、本処理を終了する。一方、5以下の場合は接近はしていないものとして否定判定する(S9:NO)。
【0072】
次に、S9で否定判定されたら、接近レベルカウンタがマイナス5より小さいか否かを判定する(S11)。この判定で(S11)、−5より小さいと判定されたら(S11:YES)、具体的には、前回レベルカウンタが2で、検知レベルカウンタが8等のとき、遠ざかっているものとし、離脱しているとのステータスをRAM14に記憶する(S12)。一方、−5以上の場合は遠ざかってはいないものとして否定判定する(S11:NO)。
【0073】
次に、S11で否定判定されたら、処理カウンタが5か否かを判定する。すなわち本処理を開始してから5秒間経過したか否かを判定する(S13)。その判定(S13)の結果、接近レベルが+5より大きく、あるいは−5より小さくならない場合は、遠ざかっているあるいは近づく方向に移動しつつあるかもしれないが、その移動距離が短くほとんど移動していない、いわゆるさまよっている状態と判定し(S13:YES)、移動していないとのステータスをRAM14に記憶して(S14)本処理を終了する。一方、処理カウンタが5に達していないと判定されたら、再びS15以下の処理を実行し、処理カウンタが5になるまで本処理が実行される。
【0074】
尚、上述した図5のS40では、この移動検知処理で設定された各ステータスに基づいて、カスタマーがプリンタ1に近づいているか否かが判定される。
以上説明した画像出力システムを用いると以下のような効果がある。
まず、この画像出力システムを用いると、オーナーがプリンタ1の近くにいても(S33:YES)、カスタマーがプリンタ1の近くにいれば(S34:YES)、プリンタ1での印刷が制限(S42で印刷ジョブの待機あるいは削除)される。従って、本実施形態の画像出力システムを用いると、オーナー(具体的にはC係長)がプリンタ1の近くにいても(ピコネット内に存在する)、プリンタ1で印刷する印刷物を見られたくないカスタマー(具体的にはDさん、Eさん)がプリンタ1の近くにいる(S34:YES)、あるいは接近していれば(S40:YES)、プリンタ1での印刷物の出力が制限されるので、オーナーはカスタマーに自分の印刷物を見られることを有効に防止することができる。
【0075】
また、この画像出力システムを用いると、プリンタ1が出力する印刷物を見られたくないカスタマーが、プリンタ1の近くにいるため、印刷物の出力が制限されても、その人がプリンタ1から遠ざかれば(S11:YES、S38:NO)、再び印刷物を出力させることができる(S50)ので、無駄に制限をかけることを防止することができる。
【0076】
また、本実施形態の画像形成システムでは、カスタマーのセキュリティLvがオーナーのセキュリティLvよりも高い場合、制限が加えられない(S36:NO)ので、無駄な制限を加えることを防止することができる。そして、このようにすれば、カスタマーがプリンタ1の近傍に複数位置していた場合でも、セキュリティLvの低いものさえ、プリンタ1から遠ざかれば、オーナーの印刷物をプリントすることができる。
【0077】
また、本実施形態の画像形成システムでは、プリンタ1での印刷物の出力に制限が加えられたとき、オーナーの携帯電話5に通知情報が送信され(S38、S41)、それらの携帯電話5にその通知情報に基づく表示がなされる。従って、この画像形成システムを用いると、オーナーは、プリンタ1に印刷物を出力させると印刷物が他人に見られるか否かを手元で知ることができる。尚、オーナーの印刷ジョブに制限が加えられていることを、カスタマーの携帯電話5に通知してもよい。このようにすればカスタマーは、自分に見られたくない印刷物を出力させたい人がいることを、カスタマーは手元で知ることができ、カスタマーにプリンター1から遠ざかるよう促すことができるので、本実施形態の画像出力システムを導入すれば、画像を秘密性を高めることができる一方でプリンター1の効率的な運用を図ることができる。
【0078】
また、本実施形態では、プリンタ1での印刷出力に制限が加えられたとき、その制限を解除するオーナーの携帯電話5から制限を解除するよう指令するコマンドを送信することによって、制限を解除できるので(S41:出力)、オーナーは、印刷物が、見られてもよいものである場合は、適宜プリンタ1に印刷物を出力することができる。このようにすれば無駄な制限を加えることを防止することができる
次に、本実施形態と本発明との対応関係について説明する。
【0079】
本実施形態の「オーナーの携帯電話5」が、本発明の第1の機器に相当する。
本実施形態のS32で検出された「カスタマーの携帯電話5」が、本発明の第2の機器に相当する。
本実施形態の通信装置3、及び、S32で「オーナーの携帯電話5」のBD_ADDRを受信する処理を実行する中央制御装置10が、本発明の第1の受信手段に相当する。
【0080】
本実施形態の通信装置3、及び、S34で「カスタマーの携帯電話5」のBD_ADDRを受信する処理を実行する中央制御装置10が、本発明の第2の受信手段に相当する。
本実施形態のLANボード26、及び、S31の処理を実行する中央制御装置10が、本発明の第3の受信手段に相当する。
【0081】
本実施形態のS33の処理を実行する中央制御装置10が、本発明の第1の判定手段に相当する。
本実施形態のS34の処理を実行する中央制御装置10が、本発明の第2の判定手段に相当する。
【0082】
本実施形態のS3の処理を実行する中央制御装置10が、本発明の通信範囲切替手段に相当し、S2〜S4の一連の処理を行う中央制御装置が、本発明の確認処理に相当する。
本実施形態のS2〜S4及びS11の処理を実行する中央制御装置10が、本発明の第3の判定手段に相当する。
【0083】
本実施形態のS2〜S4及びS9の処理を実行する中央制御装置10が、本発明の第4の判定手段に相当する。
本実施形態のS36の処理を実行する中央制御装置10が、本発明の第5の判定手段に相当する。
【0084】
本実施形態のS33、S50の処理を実行する中央制御装置10が、本発明の第1の出力制御手段に相当する。
本実施形態のS34、S42の処理を実行する中央制御装置10が、本発明の第1、第2の制限制御手段に相当する。
【0085】
本実施形態のS9、S42の処理を実行する中央制御装置10が、本発明の第3の制限制御手段に相当する。
本実施形態のS37,S42の処理を実行する中央制御装置10が、本発明の第4の制御手段に相当する。
【0086】
本実施形態のS38、S41の処理を実行する中央制御装置10が、本発明の通知手段に相当する。
本実施形態の液晶モニター60が、本発明の報知手段に相当する、
本実施形態の「2.出力する」の操作コマンドを送信するオーナーの携帯電話5が、本発明の制限解除手段に相当する。そして、本実施形態のS42で出力と判定する処理が、本発明の制限解除手段に基づいて制限を解除する処理に相当する。
【0087】
尚、本発明の実施の形態は、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採り得ることはいうまでもない。
例えば、本実施では、プリンタについて説明したが、テレビや、映写機、ファクシミリなど、画像を出力可能な装置であれば、どのようものに適用してもよい。
【0088】
また、通信装置3は、プリンタ1に取り付ける必要はなく、上記効果を奏する場所であれば、プリンタ1の近傍等どこでもよい。
また、本実施形態では、携帯電話5をプリンタ1のユーザーが携帯する例について説明したが、同種の通信装置を携帯電話以外のものに組み込んでもよく、例えば、通信装置を組み込んだ名札等を用いてもよい。この場合、S38及びS41での通知は、オーナーが所有する、あるいはオーナーが印刷ジョブを出力したパソコン等に行い、そのパソコンから応答を受けるようにしてもよいし、名札等に音声を出力させるスピーカ等を搭載し、音声によって通知してもよい。
【0089】
また、セキュリティーLvは、社内的な階級(部長、課長、係長等)ばかりではなく、年齢や、性別等に基づいて設定してもよい。
また、本実施形態では、プリンタについて説明したが、ディスプレイ装置において実施してもよく、その場合は、カスタマーがディスプレイ装置に近づいたときに、その表示を中止したり、黒塗りにしてもよい。
【0090】
また、本実施形態では、プリンタ1と携帯電話5との通信規格としてBLUETOOTH規格の無線LANを用いたが、これ以外の無線LAN規格を用いてもよい。
また、本実施形態では、S33,S34,S36,S37,S38,S41の判断ステップ、及び、その判断ステップに関連する処理を全て備えた例を挙げて説明したが、適宜必要に応じた判断ステップ及びその判断ステップに関連する処理のみを採用した構成としても良い。即ち、S33,S37の判断ステップ及びその判断ステップに関連する処理を採用して、オーナーがプリンタ1に近づき(S33:YES)、かつ、他のオーナーからの印刷ジョブが投入されていない場合(S37:NO)に、印刷を実行する構成としても良いし、S34の判断ステップ及びその判断ステップに関連する処理を採用して、オーナーからの印刷ジョブが投入され(S31:YES)、かつ、カスタマーがプリンタ1の近くにいない場合(S34:NO)に、印刷を実行する構成としても良い。
【0091】
ところで、本実施形態の画像出力システムでは、複数の人がプリンタ1を利用する場合が想定されており、上述したカスタマーもオーナーとなって、印刷ジョブをプリンタ1で実行させることができる。
また、上述した実施形態ではS38で、セキュリティLvに関わらず、オーナー以外のユーザーから印刷ジョブがプリンタ1に投入された場合は制限したが、その印刷ジョブのセキュリティLvを見て、オーナーのセキュリティLvよりも、低いセキュリティLvが関連付けられた印刷ジョブが投入された場合にのみ制限を加えてもよい。すなわち、S37の判定で否定判定するよう構成してもよい。
【0092】
オーナーがプリンタ1の近くにいるとき、セキュリティLvがオーナーより低いカスタマーから印刷ジョブの投入された場合、そのカスタマーがプリンタ1に近づいてくる可能性が高い。そのため、このような場合に、オーナーの印刷ジョブの実行を制限することで、オーナーの印刷物が、見られては困る人に見られることがより効果的に防止することができる。
【0093】
尚、このようにした場合、オーナーについてS33、S50の処理を実行する中央制御装置10が、本発明の第2の出力制御手段に相当し、また、カスタマーについてS33,S50に相当する処理を実行する中央制御装置10が、本発明の第3の出力制御手段に相当し、本実施形態のS37、S41の処理を実行する中央制御装置10が、本発明の第4の制限制御手段に相当する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 プリンタのブロック図である。
【図2】 携帯電話のブロック図である。
【図3】 携帯電話の外観図である。
【図4】 セキュリティDBと印刷ジョブデータを説明するための説明図である。
【図5】 出力処理のフローチャートである。
【図6】 移動検知処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1・・・プリンタ、3・・・通信装置、5・・・携帯電話、10・・・中央制御装置、12・・・CPU、14・・・RAM、16・・・ROM、20・・・画像出力装置、22・・・画像出力装置制御回路、24・・・カードスロット、26・・・LANボード、28・・・バス、50・・・中央制御装置、52・・・CPU、54・・・RAM、56・・・ROM、60・・・液晶モニター、62・・・液晶モニター制御回路、64・・・スピーカ、66・・・スピーカ制御回路、68・・・通信装置、70・・・電話装置、72・・・操作ボタン、74・・・操作ボタン制御回路、80・・・バス。
Claims (28)
- 機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な第1の機器と、
通信範囲内に位置する前記第1の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信可能な第1の受信手段と、
前記第1の受信手段が受信した前記識別情報に基づいて、前記第1の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定する第1の判定手段と、
画像を出力する画像出力手段と、
前記第1の判定手段による前記第1の機器が前記通信範囲内に位置するとの判定に基づいて、前記画像出力手段に画像を出力させる第1の出力制御手段と、
を備える画像出力システムであって、
機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な第2の機器と、
通信範囲内に位置する前記第2の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信可能な第2の受信手段と、
第2の受信手段が受信した前記識別情報に基づいて、前記第2の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定する第2の判定手段と、
前記第2の判定手段による前記第2の機器が前記通信範囲内に位置するとの判定に基づいて、前記画像出力手段による画像の出力に制限を加える第1の制限制御手段と、
を更に備えたことを特徴とする画像出力システム。 - 前記制限に関する通知情報を前記第1の機器または第2の機器に無線で送信する通知手段と、
前記通知手段から送信された通知情報の受信に基づき、前記制限に関する報知を実行する第1の機器または第2の機器に設けられた報知手段と
を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像出力システム。 - 機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な第2の機器と、
通信範囲内に位置する前記第2の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信可能な第2の受信手段と、
前記第2の受信手段が受信した前記識別情報に基づいて、前記第2の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定する第2の判定手段と、
外部機器からの画像出力指令に基づいて画像を出力する画像出力手段と
を備える画像出力システムであって、
前記画像出力手段によって前記画像出力指令に基づく画像を出力する際に、前記第2の判定手段によって前記第2の機器が前記通信範囲内に位置すると判定された場合は、前記画像出力手段による画像の出力に制限を加える第2の制限手段と
を更に備えたことを特徴とする画像出力システム。 - 前記制限に関する通知情報を第2の機器に無線で送信する通知手段と、
前記通知手段から送信された通知情報の受信に基づき、前記制限に関する報知を実行する第2の機器に設けられた報知手段と
を更に備えたことを特徴とする請求項2に記載の画像出力システム。 - 前記制限は、前記第2の判定手段による前記第2の機器が前記通信範囲に位置しないとの判定に基づいて解除される
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像出力システム。 - 前記第2の機器が、前記第2の受信手段から遠ざかっているか否かを判定する第3の判定手段を更に備え、
前記制限は、前記第3の判定手段による前記第2の機器が前記第2の受信手段から遠ざかっているとの判定に基づいて解除される
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像出力システム。 - 前記第3の判定手段は、
前記通信範囲を拡縮可能な通信範囲切替手段と、
前記通信範囲切替手段により通信範囲を拡縮して、各通信範囲で前記第2の機器との通信が可能な否かを判断し、前記第2の機器との通信が可能な通信範囲を確認する確認手段と、
を備え、
前記確認手段によって前記通信範囲を繰り返し確認した結果に基づいて、前記第2の機器が遠ざかっていると判定することを
特徴とする請求項6記載の画像出力システム。 - 機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な第1の機器と、
通信範囲内に位置する前記第1の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信可能な第1の受信手段と、
前記第1の受信手段が受信した前記識別情報に基づいて、前記第1の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定する第1の判定手段と、
画像を出力する画像出力手段と、
前記第1の判定手段による前記第1の機器が前記通信範囲内に位置するとの判定に基づいて、前記画像出力手段に画像を出力させる第1の出力制御手段と、
を備える画像出力システムであって、
機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な第2の機器と、
通信範囲内に位置する前記第2の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信可能な第2の受信手段と、
前記第2の機器が、前記第2の受信手段に近づいているか否かを判定する第4の判定手段と、
前記第4の判定手段による前記第2の機器が前記第2の受信手段に近づいているとの判定に基づいて、前記画像出力手段による画像の出力に制限を加える第3の制限制御手段と
を更に備えたことを特徴とする画像出力システム。 - 前記第4の判定手段は、
前記通信範囲を拡縮可能な通信範囲切替手段と、
前記通信範囲切替手段により通信範囲を拡縮して、各通信範囲で前記第2の機器との通信が可能な否かを判断し、前記第2の機器との通信が可能な通信範囲を確認する確認手段と、
を備え、
前記確認手段によって前記通信範囲を繰り返し確認した結果に基づいて、前記第2の機器が近づいていると判定する
ことを特徴とする請求項8記載の画像出力システム。 - 機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な第1の機器と、
機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な第2の機器と、
通信範囲内に位置する前記第1の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信可能な第1の受信手段と、
通信範囲内に位置する前記第2の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信可能な第2の受信手段と、
前記識別情報が関連付けられている画像を受信する第3の受信手段と、
前記第1の受信手段が受信した前記識別情報に基づいて、前記第1の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定する第1の判定手段と、
前記第2の受信手段が受信した前記識別情報に基づいて、前記第2の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定する第2の判定手段と、
画像を出力する画像出力手段と、
前記第1の判定手段による前記第1の機器が前記通信範囲に位置するとの判定に基づいて、前記第3の受信手段によって受信した、前記第1の機器を識別する識別情報が関連付けられている画像を、前記画像出力手段に出力させる第2の出力制御手段と、
前記第2の判定手段による前記第2の機器が前記通信範囲に位置するとの判定に基づいて、前記第3の受信手段によって受信した、前記第2の機器を識別する識別情報が関連付けられている画像を、前記画像出力手段に出力させる第3の出力制御手段と、
を備える画像出力システムであって、
前記第3の受信手段による、前記第2の機器を識別する識別情報が関連付けられている画像の受信に基づいて、前記画像出力手段及び前記第2の出力制御手段による画像の出力に制限を加える第4の制限制御手段と
をさらに備えたことを特徴とする画像出力システム。 - 前記制限に関する通知情報を前記第1の機器または第2の機器に無線で送信する通知手段と、
前記通知手段から送信された通知情報の受信に基づき、前記制限に関する報知を実行する第1の機器または第2の機器に設けられた報知手段と
を更に備えたことを特徴とする請求項8〜10のいずれかに記載の画像出力システム。 - 前記識別情報に基づいて、前記第2の機器が予め定められた条件を満たす機器であるか否かを判定する第5の判定手段を更に備え、
前記制限制御手段は、前記第5の判定手段によって、前記第2の機器が予め定められた条件を満たす機器であると判定された場合は、前記制限を加えないことを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の画像出力システム。 - 前記制限に対する制限解除指令を送信する制限解除手段を更に備え、
前記制限制御手段は、前記制限解除手段から送信された制限解除指令に基づき、前記制限を解除することを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の画像出力システム。 - 前記識別情報を通信する通信規格は、無線LAN規格であることを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の画像出力システム。
- 前記無線LAN規格は、Bluetooth規格であることを特徴とする請求項14記載の画像出力システム。
- 機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範囲内に位置する第1の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信可能な第1の受信手段と、
前記第1の受信手段が受信した前記識別情報に基づいて、前記第1の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定する第1の判定手段と、
画像を出力する画像出力手段と、
前記第1の判定手段による前記第1の機器が前記通信範囲内に位置するとの判定に基づいて、前記画像出力手段に画像を出力させる第1の出力制御手段と、
を備える画像出力装置であって、
機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範囲内に位置する第2の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信可能な第2の受信手段と、
第2の受信手段が受信した前記識別情報に基づいて、前記第2の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定する第2の判定手段と、
前記第2の判定手段による前記第2の機器が前記通信範囲内に位置するとの判定に基づいて、前記画像出力手段による画像の出力に制限を加える第1の制限制御手段と、
を更に備えたことを特徴とする画像出力装置。 - 機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範囲内に位置する第2の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信可能な第2の受信手段と、
前記第2の受信手段が受信した前記識別情報に基づいて、前記第2の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定する第2の判定手段と、
外部機器からの画像出力指令に基づいて画像を出力する画像出力手段と
を備える画像出力装置であって、
前記画像出力手段によって前記画像出力指令に基づく画像を出力する際に、前記第2の判定手段によって前記第2の機器が前記通信範囲内に位置すると判定された場合は、前記画像出力手段による画像の出力に制限を加える第2の制限手段と
を更に備えたことを特徴とする画像出力装置。 - 機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範囲内に位置する第1の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信可能な第1の受信手段と、
前記第1の受信手段が受信した前記識別情報に基づいて、前記第1の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定する第1の判定手段と、
画像を出力する画像出力手段と、
前記第1の判定手段による前記第1の機器が前記通信範囲内に位置するとの判定に基づいて、前記画像出力手段に画像を出力させる第1の出力制御手段と、
を備える画像出力装置であって、
機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範囲内に位置する第2の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信可能な第2の受信手段と、
前記第2の機器が、前記第2の受信手段に近づいているか否かを判定する第4の判定手段と、
前記第4の判定手段による前記第2の機器が前記第2の受信手段に近づいているとの判定に基づいて、前記画像出力手段による画像の出力に制限を加える第3の制限制御手段と
を更に備えたことを特徴とする画像出力装置。 - 機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範囲内に位置する第1の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信可能な第1の受信手段と、
機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範囲内に位置する第2の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信可能な第2の受信手段と、
前記識別情報が関連付けられている画像を受信する第3の受信手段と、
前記第1の受信手段が受信した前記識別情報に基づいて、前記第1の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定する第1の判定手段と、
前記第2の受信手段が受信した前記識別情報に基づいて、前記第2の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定する第2の判定手段と、
画像を出力する画像出力手段と、
前記第1の判定手段による前記第1の機器が前記通信範囲に位置するとの判定に基づいて、前記第3の受信手段によって受信した、前記第1の機器を識別する識別情報が関連付けられている画像を、前記画像出力手段に出力させる第2の出力制御手段と、
前記第2の判定手段による前記第2の機器が前記通信範囲に位置するとの判定に基づいて、前記第3の受信手段によって受信した、前記第2の機器を識別する識別情報が関連付けられている画像を、前記画像出力手段に出力させる第3の出力制御手段と、
を備える画像出力装置であって、
前記第3の受信手段による、前記第2の機器を識別する識別情報が関連付けられている画像の受信に基づいて、前記画像出力手段及び前記第2の出力制御手段による画像の出力に制限を加える第4の制限制御手段と
をさらに備えたことを特徴とする画像出力装置。 - 機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範囲内に位置する第1の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信可能な第1の受信手段と、
前記第1の受信手段が受信した前記識別情報に基づいて、前記第1の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定する第1の判定手段と、
前記第1の判定手段による前記第1の機器が前記通信範囲内に位置するとの判定に基づいて、画像を出力する画像出力手段に画像を出力させる第1の出力制御手段と、
を備える検出装置であって、
機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範囲内に位置する第2の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信可能な第2の受信手段と、
第2の受信手段が受信した前記識別情報に基づいて、前記第2の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定する第2の判定手段と、
前記第2の判定手段による前記第2の機器が前記通信範囲内に位置するとの判定に基づいて、前記画像出力手段による画像の出力に制限を加える第1の制限制御手段と、
を更に備えたことを特徴とする検出装置。 - 機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範囲内に位置する第2の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信可能な第2の受信手段と、
前記第2の受信手段が受信した前記識別情報に基づいて、前記第2の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定する第2の判定手段と、
を備える検出装置であって、
外部機器からの画像出力指令に基づいて画像を出力する画像出力手段によって前記画像出力指令に基づく画像を出力する際に、前記第2の判定手段によって前記第2の機器が前記通信範囲内に位置すると判定された場合は、前記画像出力手段による画像の出力に制限を加える第2の制限手段と
を更に備えたことを特徴とする検出装置。 - 機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範囲内に位置する第1の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信可能な第1の受信手段と、
前記第1の受信手段が受信した前記識別情報に基づいて、前記第1の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定する第1の判定手段と、
前記第1の判定手段による前記第1の機器が前記通信範囲内に位置するとの判定に基づいて、画像を出力する画像出力手段に画像を出力させる第1の出力制御手段と、
を備える検出装置であって、
機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範囲内に位置する第2の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信可能な第2の受信手段と、
前記第2の機器が、前記第2の受信手段に近づいているか否かを判定する第4の判定手段と、
前記第4の判定手段による前記第2の機器が前記第2の受信手段に近づいているとの判定に基づいて、前記画像出力手段による画像の出力に制限を加える第3の制限制御手段と
を更に備えたことを特徴とする検出装置。 - 機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範囲内に位置する第1の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信可能な第1の受信手段と、
機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範囲内に位置する第2の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信可能な第2の受信手段と、
前記識別情報が関連付けられている画像を受信する第3の受信手段と、
前記第1の受信手段が受信した前記識別情報に基づいて、前記第1の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定する第1の判定手段と、
前記第2の受信手段が受信した前記識別情報に基づいて、前記第2の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定する第2の判定手段と、
前記第1の判定手段による前記第1の機器が前記通信範囲に位置するとの判定に基づいて、前記第3の受信手段によって受信した、前記第1の機器を識別する識別情報が関連付けられている画像を、画像を出力する画像出力手段に出力させる第2の出力制御手段と、
前記第2の判定手段による前記第2の機器が前記通信範囲に位置するとの判定に基づいて、前記第3の受信手段によって受信した、前記第2の機器を識別する識別情報が関連付けられている画像を、前記画像出力手段に出力させる第3の出力制御手段と、
を備える検出装置であって、
前記第3の受信手段による、前記第2の機器を識別する識別情報が関連付けられている画像の受信に基づいて、前記画像出力手段及び前記第2の出力制御手段による画像の出力に制限を加える第4の制限制御手段と
をさらに備えたことを特徴とする検出装置。 - 画像を形成する画像出力装置に、
機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範囲内に位置する第1の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信する第1の受信処理と、
前記第1の受信処理で受信した前記識別情報に基づいて、前記第1の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定する第1の判定処理と、
前記第1の判定処理による前記第1の機器が前記通信範囲内に位置するとの判定に基づいて、前記画像出力装置に画像を出力させる第1の出力制御処理と、
を実行させるプログラムであって、
機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範囲内に位置する第2の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信する第2の受信処理と、
第2の受信処理で受信した前記識別情報に基づいて、前記第2の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定する第2の判定処理と、
前記第2の判定処理による前記第2の機器が前記通信範囲内に位置するとの判定に基づいて、前記画像出力手段による画像の出力に制限を加える第1の制限制御処理と、
を更に実行させることを特徴とするプログラム。 - 外部機器からの画像出力指令に基づいて画像を出力する画像出力装置に、
機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範囲内に位置する第2の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信可能な第2の受信処理と、
前記第2の受信処理で受信した前記識別情報に基づいて、前記第2の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定する第2の判定処理と、
を実行させるプログラムであって、
前記画像出力装置によって前記画像出力指令に基づく画像を出力する際に、前記第2の判定処理によって前記第2の機器が前記通信範囲内に位置すると判定された場合は、前記画像出力装置による画像の出力に制限を加える第2の制限手段と
を更に実行させることを特徴とするプログラム。 - 画像を出力する画像出力装置に、
機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範囲内に位置する第1の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信する第1の受信処理と、
前記第1の受信処理が受信した前記識別情報に基づいて、前記第1の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定する第1の判定処理と、
前記第1の判定処理による前記第1の機器が前記通信範囲内に位置するとの判定に基づいて、前記画像出力装置に画像を出力させる第1の出力制御処理と、
を実行させるプログラムであって、
機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範囲内に位置する第2の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信可能な第2の受信処理と、
前記第2の機器が、前記第2の受信手段に近づいているか否かを判定する第4の判定処理と、
前記第4の判定処理による前記第2の機器が前記第2の受信手段に近づいているとの判定に基づいて、前記画像出力装置による画像の出力に制限を加える第3の制限制御処理と
を更に実行させることを特徴とするプログラム。 - 画像を出力する画像出力装置に、
機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範囲内に位置する第1の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信する第1の受信処理と、
機器を識別可能な識別情報を無線で送信可能な、通信範囲内に位置する第2の機器から送信された前記識別情報を、無線で受信する第2の受信処理と、
前記識別情報が関連付けられている画像を受信する第3の受信処理と、
前記第1の受信処理で受信した前記識別情報に基づいて、前記第1の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定する第1の判定処理と、
前記第2の受信処理で受信した前記識別情報に基づいて、前記第2の機器が前記通信範囲内に位置するか否かを判定する第2の判定処理と、
前記第1の判定処理による前記第1の機器が前記通信範囲に位置するとの判定に基づいて、前記第3の受信処理で受信した、前記第1の機器を識別する識別情報が関連付けられている画像を、前記画像出力装置に出力させる第2の出力制御処理と、
前記第2の判定処理で前記第2の機器が前記通信範囲に位置するとの判定に基づいて、前記第3の受信処理で受信した、前記第2の機器を識別する識別情報が関連付けられている画像を、前記画像出力装置に出力させる第3の出力制御処理と、
を実行させるプログラムであって、
前記第3の受信処理による、前記第2の機器を識別する識別情報が関連付けられている画像の受信に基づいて、前記画像出力処理及び前記第2の出力制御処理による画像の出力に制限を加える第4の制限制御処理と
をさらに実行させることを特徴とするプログラム。 - 請求項24〜27のいずれかに記載のプログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
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