JP3924241B2 - 補助プラグ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電力取出用ピン孔の孔形状が異なる各種タイプの電源コンセントに対して、必要に応じて用いられる補助プラグに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、海外では商用電源から供給される電圧が110〜240ボルトと日本の100ボルトに比べて高く、その国や地域によって使用する電圧が異なっている。このため、使用する電気器具や人体に対する安全性を考慮して、商用電源の電源コンセントにおける電力取出用ピン孔の孔形状も各国や各地域によって様々な規格のものが採用されている。
【0003】
例えば、中国では使用電圧には110ボルトと220ボルトの2通りがあり、電源コンセントの電力取出用ピン孔の孔形状にはA,B,B3,BF,C,O,およびSEタイプの7種類の形状がある(図9参照)。このうちB3タイプとBFタイプの電源コンセントは、安全性の観点から通常時には電力取出用ピン孔がシャッタで塞がれており、電力取出用ピン孔の近傍にシャッタを開閉するためのシャッタ開閉用ピン孔が設けられたシャッタ開閉式の電源コンセントである。
【0004】
このため、従来、中国への旅行の際に日本から電気器具を持参する場合には、日本と同じAタイプを除くB,B3,BF,C,O,およびSEタイプの電源コンセントに適合する合計6個のアダプタプラグを携帯する必要があり、荷物の量を極力減らしたい旅行者にとって、アダプタプラグだけで相当な荷物スペースを占めてしまうという不具合があった。特にB3タイプとBFタイプの電源コンセントに適合するアダプタプラグは、電力取出用ピン孔に差し込む一対のピンと、シャッタ開閉用ピン孔に差し込む1つのピンからなる3ピン構造であるため、アダプタプラグのサイズが大型となり、この点でも携帯の利便性が悪かった。
【0005】
そこで、このような携帯性の問題を解決するための技術として、本出願人が先に出願して特許となった補助プラグに関する発明がある(特許文献1参照。)。
【0006】
【特許文献1】
特許第3315949号公報
【0007】
特許文献1の発明は、A,B,B3,BF,C,O,およびSEタイプの孔形状からなる全ての電源コンセントに対して、B,B3/SE,BF/C,およびOタイプの4種類のアダプタプラグと、1個の補助プラグの合わせて5個のプラグで対応可能となっており、プラグの持参個数を減らして携帯の利便性を図ったものである。
【0008】
ここで、各々のプラグの形状とその使用方法について図10〜図12を参照して簡単に説明する。
【0009】
Bタイプのアダプタプラグap1は、図9に示したBタイプの電源コンセント2の電力取出用ピン孔(φ5.0)に対応する一対の丸型の電力取出用ピンap11,ap11を有している(図10(イ)参照)。
【0010】
B3/SEタイプのアダプタプラグap2は、図9に示したB3タイプの電源コンセント3の電力取出用ピン孔(φ4.8)とSEタイプの電源コンセント7の電力取出用ピン孔(φ4.8)の双方に対応する一対の丸型の電力取出用ピンap21,ap21を有している(図10(ロ)参照)。
【0011】
BF/Cタイプのアダプタプラグap3は、図9に示したBFタイプの電源コンセント4の電力取出用ピン孔(φ4.0)とCタイプの電源コンセント5の電力取出用ピン孔(φ4.0)の双方に対応する一対の丸型の電力取出用ピンap31,ap31を有している(図10(ハ)参照)。
【0012】
Oタイプのアダプタプラグap4は、図9に示したOタイプの電源コンセント6の電力取出用ピン孔に対応する逆ハの字形状からなる一対の角型ピンap41,ap41を有している(図10(ニ)参照)。
【0013】
一方、補助プラグpは、絶縁体からなる基板p1の表面に突設された丸型ピンからなる第1のマスタキーピンp2と、基板p1の裏面に突設された角型ピンからなる第2のマスタキーピンp3とを有している(図11参照)。この補助プラグpには、それぞれアダプタプラグap1,ap2,ap3,ap4を装着したときのぐらつきを防ぐために、基板p1の表面に形成された第1の凹部p4と、基板p1の裏面に形成された第2の凹部p5とを備えており、第1の凹部p4と第2の凹部p5に共通するピン挿入孔p6,p6が貫通している。
【0014】
次に、このアダプタプラグと補助プラグの使用方法を図12に示す。
【0015】
Aタイプの電源コンセント1の場合、その孔形状は、日本の電源コンセントの孔形状と同じであるのでアダプタプラグapと補助プラグpは使用せず、電気器具(図示略)の電源プラグをそのまま電源コンセント1の電力取出用ピン孔に挿入できる。
【0016】
Bタイプの電源コンセント2の場合、Bタイプのアダプタプラグap1に電気器具の電源プラグを接続し、このアダプタプラグap1の丸型の電力取出用ピンap11,ap11をBタイプの電源コンセント2の電力取出用ピン孔に挿入する。
【0017】
C,O,SEタイプの電源コンセント5,6,7の場合も同様に、BF/Cタイプのアダプタプラグap3,Oタイプのアダプタプラグap4,B3/SEタイプのアダプタプラグap2にそれぞれ電気器具の電源プラグを接続し、各タイプの電源コンセント5,6,7の電力取出用ピン孔に挿入すれば良い。
【0018】
B3タイプの電源コンセント3の場合、まず補助プラグpの第1のマスタキーピンp2(丸型)をシャッタ開閉用ピン孔に差し込むことで、電力取出用ピン孔を塞いでいるシャッタを開ける。次に補助プラグpのピン挿入孔p6を介して電力取出用ピン孔に対し、B3/SEタイプのアダプタプラグap2の丸型の電力取出用ピンap21,ap21を差し込む。これにより、アダプタプラグap2が補助プラグpの第2の凹部p5に合致してぐらつくことがなく、接触不良によるショート等を防止できる。BFタイプの電源コンセント4の場合も同様に、補助プラグpを裏返し、第2のマスタキーピンp3(角型)でシャッタを開け、ピン挿入孔p6を介して電力取出用ピン孔にBF/Cタイプのアダプタプラグap3を差し込めば良い。
【0019】
つまり、BF,Cタイプの電源コンセント4,5はBF/Cタイプのアダプタプラグap3で、B3,SEタイプの電源コンセント3,7はB3/SEタイプのアダプタプラグap2で兼用できる。このうちB3,BFタイプのシャッタ開閉式の電源コンセント3,4については、補助プラグpとアダプタプラグap2,ap3の両プラグを使用することで対応できる。
【0020】
このように、特許文献1の発明は、A,B,B3,BF,C,O,およびSEタイプの全ての電源コンセントに対して、B,B3/SE,BF/C,およびOタイプの4個のアダプタプラグと、1個の補助プラグの合わせて5個の小型プラグを携帯すれば良く、プラグの持参個数を減らすことができ、携帯の利便性に優れた有用なものであった。
【0021】
ところが、近年、特に中国では、電源コンセントの安全性を向上させたBF3点式タイプまたはO2タイプといった新たなタイプの電源コンセントが確認されている(図13参照)。
【0022】
BF3点式タイプの電源コンセントは、図13(イ)に示すように、従来のBFタイプを改良したシャッタ開閉式の電源コンセントである。この電源コンセント8は、シャッタ開閉用ピン孔8−3に補助プラグpの第2のマスタキーピンp3を差し込んだだけでは電力取出用ピン孔8−1を塞いでいるシャッタ8−2が開かない。シャッタ開閉用ピン孔8−3と、一対のシャッタ8−2,8−2の外縁部に設けられた一対のシャッタ開閉用ピン溝8−4,8−4の3点に同時にピンを差し込むことによってはじめてシャッタ8−2を開けることができる。
【0023】
O2タイプの電源コンセントは、図13(ロ)に示すように、従来のOタイプを改良したシャッタ開閉式の電源コンセントである。この電源コンセント9は、電力取出用ピン孔9−1を塞いでいるシャッタ9−2を開閉するシャッタ開閉用ピン孔9−3が設けられている。シャッタ開閉用ピン孔9−3は、その幅が約2mmと狭く、補助プラグpの第2のマスタキーピンp3が差し込めないサイズとなっている。
【0024】
このように、BF3点式タイプの電源コンセント8とO2タイプの電源コンセント9はどちらも、補助プラグpと、BF/Cタイプのアダプタプラグap3またはOタイプのアダプタプラグap4との組み合わせではシャッタ8−2,9−2を開けることができない。このため、BF3点式タイプまたはO2タイプの電源コンセントに適合する新たな補助プラグが必要となり、プラグの持参個数の増加を招き、荷物スペースの増大に繋がるという問題がある。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、従来からのB3タイプとBFタイプの電源コンセントに加えて、近年新たに出現したBF3点式タイプまたはO2タイプの電源コンセントにも対応でき、シャッタ開閉式の電源コンセントの全てに対応可能な補助プラグを提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明は、BF3点式タイプまたはO2タイプの電源コンセントにアダプタプラグを装着する際に使用する補助プラグであって、絶縁体で形成された一つの基板と、上記基板の表面に突設され、BF3点式タイプの電源コンセントに設けられたシャッタ開閉用ピン孔に差し込まれる第1マスタキーピンと、上記第1マスタキーピンの先端に延長して設けられ、O2タイプの電源コンセントに設けられたシャッタ開閉用ピン孔に差し込まれて電力取出用ピン孔を塞いでいるシャッタを開く第2マスタキーピンと、上記基板の表面に突設され、上記第1マスタキーピンがBF3点式タイプの電源コンセントのシャッタ開閉用ピン孔に差し込まれるとき同時にそのBF3点式タイプの電源コンセントのシャッタに設けられた一対のシャッタ開閉用ピン溝に差し込まれ、上記第1マスタキーピンと協働して、電力取出用ピン孔を塞いでいるシャッタを開く一対の第3マスタキーピンと、上記基板の裏面に形成され、アダプタプラグの断面形状と同一形状を有する凹部と、上記凹部の内側に穿設され、基板の裏面から表面にかけて貫通し、アダプタプラグの電力取出用ピンが挿入されるピン挿入孔と、を具備することを特徴とする。
【0027】
また、本願の請求項2に係る発明は、B3タイプ,BFタイプ,BF3点式タイプ,またはO2タイプのいずれかのタイプの電源コンセントにアダプタプラグを装着する際に使用する補助プラグであって、絶縁体で形成された一つの基板と、上記基板の表面に突設され、BFタイプまたはBF3点式タイプの電源コンセントに設けられたシャッタ開閉用ピン孔に差し込まれる第1マスタキーピンと、上記第1マスタキーピンの先端に延長して設けられ、O2タイプの電源コンセントに設けられたシャッタ開閉用ピン孔に差し込まれて電力取出用ピン孔を塞いでいるシャッタを開く第2マスタキーピンと、上記基板の表面に突設され、上記第1マスタキーピンがBF3点式タイプの電源コンセントのシャッタ開閉用ピン孔に差し込まれるとき同時にそのBF3点式タイプの電源コンセントのシャッタに設けられた一対のシャッタ開閉用ピン溝に差し込まれ、上記第1マスタキーピンと協働して、電力取出用ピン孔を塞いでいるシャッタを開く一対の第3マスタキーピンと、上記基板の裏面に突設され、B3タイプの電源コンセントに設けられたシャッタ開閉用ピン孔に差し込まれて電力取出用ピン孔を塞いでいるシャッタを開く第4マスタキーピンと、上記基板の裏面に形成され、アダプタプラグの断面形状と同一形状を有する凹部と、上記凹部の内側に穿設され、基板の裏面から表面にかけて貫通し、アダプタプラグの電力取出用ピンが挿入されるピン挿入孔と、を具備することを特徴とする。
【0028】
更に、本願の請求項3に係る発明は、B3タイプ,BFタイプ,BF3点式タイプ,またはO2タイプのいずれかのタイプの電源コンセントにアダプタプラグを装着する際に使用する第1補助プラグと第2補助プラグが分割可能に連結された補助プラグであって、上記第1補助プラグは、絶縁体で形成された第1基板と、上記第1基板の表面に突設され、BFタイプまたはBF3点式タイプの電源コンセントに設けられたシャッタ開閉用ピン孔に差し込まれる第1マスタキーピンと、上記第1マスタキーピンの先端に延長して設けられ、O2タイプの電源コンセントに設けられたシャッタ開閉用ピン孔に差し込まれて電力取出用ピン孔を塞いでいるシャッタを開く第2マスタキーピンと、上記第1基板の表面に突設され、上記第1マスタキーピンがBF3点式タイプの電源コンセントのシャッタ開閉用ピン孔に差し込まれるとき同時にそのBF3点式タイプの電源コンセントのシャッタに設けられた一対のシャッタ開閉用ピン溝に差し込まれ、上記第1マスタキーピンと協働して、電力取出用ピン孔を塞いでいるシャッタを開く一対の第3マスタキーピンと、上記第1基板の裏面に形成され、アダプタプラグの断面形状と同一形状を有する第1凹部と、上記第1凹部の内側に穿設され、第1基板の表面から裏面にかけて貫通し、アダプタプラグの電力取出用ピンが挿入される第1ピン挿入孔と、を具備し、上記第2補助プラグは、絶縁体で形成された第2基板と、上記第2基板の裏面に突設され、B3タイプの電源コンセントに設けられたシャッタ開閉用ピン孔に差し込まれて電力取出用ピン孔を塞いでいるシャッタを開く第4マスタキーピンと、上記第2基板の裏面に形成され、アダプタプラグの断面形状と同一形状を有する第2凹部と、上記第2凹部の内側に穿設され、第2基板の表面から裏面にかけて貫通し、アダプタプラグの電力取出用ピンが挿入される第2ピン挿入孔と、を具備することを特徴とする。
【0030】
また、この場合、第1マスタキーピンと第3マスタキーピンとは同一長さに形成されていることが好ましい。これは、特にO2タイプの電源コンセントに差し込んだときに、電源コンセントの壁面に対して第1マスタキーピンと第2マスタキーピンとの継ぎ目に形成される段部と、一対の第3マスタキーピンとの3点で支持され、補助プラグが電源コンセントに対して平行な状態で安定して装着されるためである。
【0031】
また、特に請求項2に係る発明において、第4マスタキーピンと第1マスタキーピンおよび第2マスタキーピンとは、基板を介して略同一線上に形成されていると良い。
【0032】
なお、本発明において、マスタキーピンは、その素材を基板の素材と同一素材で一体成形することで、製造工程の簡略化とコスト低減を図ることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る補助プラグの好適な実施の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0034】
[第1実施形態]
図1は本発明に係る第1実施形態の補助プラグの構成を示す正面図および背面図、図2は同補助プラグの構成を示す側面図、図3は同補助プラグの使用例を示す説明図である。
【0035】
本実施形態の補助プラグは、BF3点式タイプまたはO2タイプのシャッタ開閉式の電源コンセントに対してアダプタプラグを装着する際に使用するプラグである。
【0036】
この補助プラグP1は、絶縁体で形成された1つの基板11と、基板11上に設けられた3種類のマスタキーピン21,22,23と、基板11に貫通形成されたピン挿入孔32とを備えている。
【0037】
基板11は、例えばポリカーボネイト,ベークライト,エボナイト,プラスチック等の素材で成形され、その形状は下部における幅が上部における幅よりも若干広く、側面部が全体に亘り角がないように滑らかに面取り加工されている。なお、基板11の厚さT11は約5mmである。
【0038】
基板11の表面には、ピン断面が角型の第1マスタキーピン21と、ピン断面が角型の第2マスタキーピン22と、ピン断面が角型の一対の第3マスタキーピン23,23とが突設されている。
【0039】
第1マスタキーピン21は、素材が基板11と同一の素材で一体成形され、その長さL21が約9mmに設定されている。ピンの断面形状は、BF3点式タイプの電源コンセント8に設けられたシャッタ開閉用ピン孔8−3の孔形状と合致するように、幅W21が8mm、厚さT21が4mmに設定されている。
【0040】
第2マスタキーピン22は、第1マスタキーピン21の先端を延長した先に同一素材で一体成形され、その長さL22が約13mmに設定されている。ピンの断面形状は、O2タイプの電源コンセント9に設けられたシャッタ開閉用ピン孔9−3の孔形状と、Aタイプの電源コンセント1に設けられたアース端子孔1−1の孔形状と、の双方に合致するサイズとされ、幅W23は特に限定されず、厚さT22が2mm以下に設定されている。ピンの先端部はその角が面取り加工され、シャッタ開閉用ピン孔9−3への差し込みが容易となるように配慮されている。
【0041】
第2マスタキーピン22は、その幅W22と厚さT22がともに第1マスタキーピン21の幅W21と厚さT21よりも小さく設定されているため、第2マスタキーピン22と第1マスタキーピン21との継ぎ目には段部Rが形成される。この段部Rは、第2マスタキーピン22をO2タイプの電源コンセント9のシャッタ開閉用ピン孔9−3に差し込んだときのストッパとして機能し、第1マスタキーピン21がこのシャッタ開閉用ピン孔9−3に入り込むのを防止する。
【0042】
第3マスタキーピン23は、素材が基板11と同一の素材で一体成形され、その長さL23が第1マスタキーピン21と同じく約9mmに設定されている。ピンの断面形状は、BF3点式タイプの電源コンセント8に設けられたシャッタ開閉用ピン溝8−4の形状と合致するように、幅W23が4mm、厚さT23が3mmに設定されている。一対のピン23,23間の間隔S23は、一対のシャッタ開閉用ピン溝8−4,8−4間の間隔S8−4と等しい長さに設定されている。なお、第3マスタキーピン23の幅W23とピン挿入孔32の孔径は同じサイズに設定されている。
【0043】
基板11の裏面には、アダプタプラグの断面形状と同一形状をなす凹部31が形成されている。この凹部31の内側には、基板11の表面から裏面にかけて貫通し、BF/Cタイプのアダプタプラグap3の電力取出用ピンap31,ap31が挿入される一対のピン挿入孔32,32が穿設されている。
【0044】
一対のピン挿入孔32,32間の間隔は、BF/Cタイプのアダプタプラグap3における電力取出用ピンap31,ap31間の間隔と同一間隔に形成されており、かつピン挿入孔32の径はBF/Cタイプのアダプタプラグap3の電力取出用ピンap31に合致した大きさに形成されている。
【0045】
なお、補助プラグP1に設けられた第1マスタキーピン21と、一対の第3マスタキーピン23,23と、ピン挿入孔32,32とは、それぞれBF3点式タイプの電源コンセント8に設けられたシャッタ開閉用ピン孔8−3と、一対のシャッタ開閉用ピン溝8−4,8−4と、電力取出用ピン孔8−1,8−1と適合する位置関係に形成されている。
【0046】
次に、この補助プラグP1の使用方法について図3を参照しながら説明する。
【0047】
<BF3点式タイプの電源コンセントの場合>
BF3点式タイプの電源コンセント8を使用する場合、図3(イ)に示すように、第2マスタキーピン22をシャッタ開閉用ピン孔8−3に、一対の第3マスタキーピン23,23を一対のシャッタ開閉用ピン溝8−4,8−4に位置合わせして挿入する。
【0048】
このとき、第2マスタキーピン22がシャッタ開閉用ピン孔8−3の奥深くまで進入し、その根元にある第1マスタキーピン21が挿入されるときには、第3マスタキーピン23がシャッタ開閉用ピン溝8−4に同時に挿入される。すると、一対の電力取出用ピン孔8−1,8−1を塞いでいた一対のシャッタ8−2,8−2が開き、電源コンセント8が使用可能な状態となる。
【0049】
そして、補助プラグP1を電源コンセント8に装着したままの状態で、持参したBF/Cタイプのアダプタプラグap3を電源コンセント8に装着する。この装着方法は、アダプタプラグap3の電力取出用ピンap31,ap31を、補助プラグP1のピン挿入孔32,32を介して電源コンセント8の電力取出用ピン孔8−1,8−1に差し込むことにより行なう。
【0050】
アダプタプラグap3は、凹部31に嵌め込まれることで補助プラグP1に対してぐらつくことなく堅固に固定され、その結果、電力取出用ピンap31の電力取出用ピン孔8−1に対する接触不良によるショート等を防止できて安全である。
【0051】
<O2タイプの電源コンセントの場合>
O2タイプの電源コンセント9を使用する場合、図3(ロ)に示すように、BF3点式タイプの電源コンセント9のときとは逆に、第3マスタキーピン23,23を上にして、第2マスタキーピン22をシャッタ開閉用ピン孔9−3に挿入する。
【0052】
このとき、第2マスタキーピン22はシャッタ開閉用ピン孔9−3に差し込まれるが、その根元にある第1マスタキーピン21はシャッタ開閉用ピン孔9−3には入らないサイズであることから段部Rの位置で止まる。一方、第3マスタキーピン23の長さL23は第1マスタキーピン21の長さL21と等しく形成されているため、第3マスタキーピン23の先端が電源コンセント9の壁面に当接する。このようにして、基板11は電源コンセント9の壁面に対して段部Rと一対の第3マスタキーピン23,23の3点で支持され、補助プラグP1が電源コンセント9に対して平行な状態で安定して装着される。また、一対の電力取出用ピン孔9−1,9−1を塞いでいた一対のシャッタ9−2,9−2が開き、電源コンセント9が使用可能な状態となる。
【0053】
そして、補助プラグP1を電源コンセント9に装着したままの状態で、持参したOタイプのアダプタプラグap4を電源コンセント9に装着する。この装着方法は、アダプタプラグap4の電力取出用ピンap41,ap41を電源コンセント9の電力取出用ピン孔9−1,9−1に直接差し込むことにより行なうため、電源コンセント9に対してぐらつくことなく堅固に固定され、その結果、電力取出用ピンap41の電力取出用ピン孔9−1に対する接触不良によるショート等を防止できて安全である。
【0054】
このように、補助プラグP1によれば、BF3点式タイプの電源コンセント8の場合には、第2マスタキーピン22と第3マスタキーピン23,23の3ピンによって、一方、O2タイプの電源コンセント9の場合には、第1マスタキーピン21の1ピンによって、それぞれシャッタを開けて電源コンセントを使用可能とすることができる。
【0055】
よって、BF3点式タイプまたはO2タイプの電源コンセント8,9に対しては、少なくとも1つの補助プラグP1と2つのアダプタプラグap3,ap4の合わせて3つの小型のプラグを持参すれば良い。このため、両電源コンセント8,9に適合する3ピン構造からなる大型アダプタプラグを持ち運ぶ必要がないので、荷物も嵩張らず携帯に便利である。
【0056】
なお、第2マスタキーピン22のピンの断面形状は、Aタイプの電源コンセント1に設けられたアース端子孔1−1の孔形状にも合致するサイズとなっている。このため、仮にこのアース端子孔を有する3つ孔式のAタイプの電源コンセントでシャッタ開閉式のものが出現したとしても、O2タイプの電源コンセント9の場合と同様な方法で第2マスタキーピン22を差し込めばシャッタを開けることが可能となる。
【0057】
[第2実施形態]
図4は本発明に係る第2実施形態の補助プラグの構成を示す正面図および背面図、図5は同補助プラグの構成を示す側面図、図6は同補助プラグの使用例を示す説明図である。
【0058】
本実施形態の補助プラグは、B3タイプ,BFタイプ,BF3点式タイプ,またはO2タイプのいずれかのシャッタ開閉式の電源コンセントに対してアダプタプラグを装着する際に使用するプラグである。
【0059】
この補助プラグP2は、絶縁体で形成された1つの基板11と、基板11上に設けられた4種類のマスタキーピン21,22,23,24と、基板11に貫通形成されたピン挿入孔32とを備えている。
【0060】
基板11の素材,形状,および寸法等の構成は、第1実施形態のものと同一であるのでその詳細な説明は省略する。
【0061】
基板11の表面には、第1マスタキーピン21と、第2マスタキーピン22と、一対の第3マスタキーピン23,23とが突設され、基板11の裏面には、ピン断面が丸型の第4マスタキーピン24が突設されている。
【0062】
第1マスタキーピン21,第2マスタキーピン22,および第3マスタキーピン23の素材,形状,および寸法等の構成は、第1実施形態のものと同一であるのでその詳細な説明は省略する。
【0063】
第4マスタキーピン24は、素材が基板11と同一の素材で一体成形され、その長さL24が約16mmに設定されている。ピンの断面形状は、B3タイプの電源コンセント3に設けられたシャッタ開閉用ピン孔の孔形状と合致するようにその径が設定されている。ピンの先端部はその角が面取り加工され、シャッタ開閉用ピン孔への差し込みが容易となるように配慮されている。
【0064】
基板11の裏面、つまり第4マスタキーピン24が形成された面には、アダプタプラグの断面形状と同一形状をなす凹部31が形成されている。この凹部31の内側には、基板11の裏面から表面にかけて貫通する一対のピン挿入孔32,32が穿設されている。
【0065】
ピン挿入孔32は、BF/Cタイプのアダプタプラグap3の電力取出用ピンap31、またはB3/SEタイプのアダプタプラグap2の電力取出用ピンap21、のどちらも挿入できる孔径に設定されている。つまり、BF/Cタイプのアダプタプラグap3における電力取出用ピンap31,ap31間の間隔と、B3/SEタイプのアダプタプラグap2における電力取出用ピンap21,ap21間の間隔とは同一であり、電力取出用ピンap31の径と電力取出用ピンap21の径とを比べるとap31<ap21である。よって、ピン挿入孔32の孔径は、大きい方のB3/SEタイプのアダプタプラグap2における電力取出用ピンap21の径に合わせれば良いことになる。
【0066】
なお、第4マスタキーピン24と第1マスタキーピン21および第2マスタキーピン22とは、基板11を介して略同一線上に形成されている。また、補助プラグP2に設けられた第1マスタキーピン21と、一対の第3マスタキーピン23,23と、ピン挿入孔32,32とは、それぞれBF3点式タイプの電源コンセント8に設けられたシャッタ開閉用ピン孔8−3と、一対のシャッタ開閉用ピン溝8−4,8−4と、電力取出用ピン孔8−1,8−1と適合する位置関係に形成されている。
【0067】
次に、この補助プラグP2の使用方法について図6を参照しながら説明する。
【0068】
BF3点式タイプの電源コンセント8と、O2タイプの電源コンセント9を使用する場合の方法については、上述した第1実施形態と同様の手順で行なうのでその説明は省略する。
【0069】
<B3タイプの電源コンセントの場合>
B3タイプの電源コンセント3を使用する場合、図6(イ)に示すように、凹部31を上側にして、第4マスタキーピン24をシャッタ開閉用ピン孔3−3に挿入する。第4マスタキーピン24が形成されている面には他に突起物がないため、第4マスタキーピン24は根元まで深く進入し、一対の電力取出用ピン孔3−1,3−1を塞いでいたシャッタ3−2,3−2が開き、電源コンセント3が使用可能な状態となる。
【0070】
そして、補助プラグP2を電源コンセント3に装着したままの状態で、持参したB3/SEタイプのアダプタプラグap2を電源コンセント3に装着する。この装着方法は、アダプタプラグap2の電力取出用ピンap21,ap21を、電源コンセント3の電力取出用ピン孔3−1,3−1に直接差し込むことにより行なうため、電源コンセント3に対してぐらつくことなく堅固に固定される。その結果、電力取出用ピンap21の電力取出用ピン孔3−1に対する接触不良によるショート等を防止できて安全である。
【0071】
<BFタイプの電源コンセントの場合>
BFタイプの電源コンセント4を使用する場合、図6(ロ)に示すように、第2マスタキーピン22をシャッタ開閉用ピン孔4−3に、一対の第3マスタキーピン23,23を一対のシャッタ4−2,4−2に位置合わせして挿入する。
【0072】
このとき、第2マスタキーピン22がシャッタ開閉用ピン孔4−3の奥深くまで進入し、その根元にある第1マスタキーピン21が挿入されるときには、一対の電力取出用ピン孔4−1,4−1を塞いでいた一対のシャッタ4−2,4−2が開き、一対の第3マスタキーピン23,23が挿入され、電源コンセント4が使用可能な状態となる。
【0073】
そして、補助プラグP2を電源コンセント4に装着したままの状態で、持参したBF/Cタイプのアダプタプラグap3を電源コンセント4に装着する。この装着方法は、アダプタプラグap3の電力取出用ピンap31,ap31を、補助プラグP2のピン挿入孔32,32を介して電源コンセント4の電力取出用ピン孔4−1,4−1に差し込むことにより行なう。
【0074】
アダプタプラグap3は、凹部31に嵌め込まれることで補助プラグP2に対してぐらつくことなく堅固に固定され、その結果、電力取出用ピンap31の電力取出用ピン孔4−1に対する接触不良によるショート等を防止できて安全である。
【0075】
このように、補助プラグP2によれば、BF3点式タイプの電源コンセント8の場合には第1マスタキーピン21と第3マスタキーピン23,23の3ピンによって、O2タイプの電源コンセント9の場合には第2マスタキーピン22の1ピンによって、B3タイプの電源コンセント3の場合には第4マスタキーピン24の1ピンによって、BFタイプの電源コンセント4の場合には第1マスタキーピン21の1ピンによって、それぞれシャッタを開けて電源コンセントを使用可能とすることができる。
【0076】
よって、シャッタ開閉式の電源コンセント全てに対応するためには、1つの補助プラグP1と4つのアダプタプラグap1,ap2,ap3,ap4と合わせて5つの小型プラグを持参すれば良い。このため、シャッタ開閉式の電源コンセント全てに適合する大型のアダプタプラグを持ち運ぶ必要がないので、荷物も嵩張らず、携帯の利便性に優れる。
【0077】
[第3実施形態]
図7は本発明に係る第3実施形態の補助プラグの構成を示す正面図および背面図、図8は同補助プラグの構成を示す側面図である。
【0078】
本実施形態の補助プラグは、第2実施形態の補助プラグの変形例として、補助プラグを第1補助プラグと第2補助プラグの2分割体で構成したことを特徴とするものである。
【0079】
この補助プラグP3は、BF,BF3点式,およびO2タイプの電源コンセント4,8,9のシャッタ開閉機能を備えた第1補助プラグP3−1と、B3タイプの電源コンセント3のシャッタ開閉機能を備えた第2補助プラグP3−2とに分割され、両者が絶縁体でなる紐や鎖などの紐状部材40で連結されて一セットとして構成されている。
【0080】
第1補助プラグP3−1は、絶縁体でなる第1基板11−1の表面に、上述した第1マスタキーピン21、第2マスタキーピン22、および第3マスタキーピン23,23が突設されている。第1基板11−1の裏面にはアダプタプラグの断面形状と同一形状をなす第1凹部31−1が形成され、この第1凹部31−1の内側に第1基板11−1の表面から裏面にかけて貫通する第1ピン挿入孔32−1,32−1が穿設されている。第1ピン挿入孔32−1,32−1間の間隔は、BF/Cタイプのアダプタプラグap3における電力取出用ピンap31,ap31間の間隔と同一間隔に設定されており、第1ピン挿入孔32−1の孔径は、同電力取出用ピンap31の径に合致した大きさである。
【0081】
第2補助プラグP3−2には、絶縁体でなる第2基板11−2の表面に、上述した第4マスタキーピン24が突設されている。第2基板11−2の裏面にはアダプタプラグの断面形状と同一形状をなす第2凹部31−2が形成され、この第2凹部31−2の内側に第2基板11−2の表面から裏面にかけて貫通する第2ピン挿入孔32−2,32−2が穿設されている。第2ピン挿入孔32−2,32−2間の間隔は、B3/SEタイプのアダプタプラグap2における電力取出用ピンap21,ap21間の間隔と同一間隔に設定されており、第2ピン挿入孔32−2の孔径は、同電力取出用ピンap21の径に合致した大きさである。
【0082】
なお、BF/Cタイプのアダプタプラグap3における電力取出用ピンap31,ap31間の間隔と、B3/SEタイプのアダプタプラグap2における電力取出用ピンap21,ap21間の間隔とは同一であり、電力取出用ピンap31の径と電力取出用ピンap21の径を比べるとap31<ap21である。
【0083】
本実施形態の補助プラグP3によれば、第2実施形態で説明した方法で第1補助プラグP3−1と第2補助プラグP3−2を共に使用することで第2実施形態と同様の効果が得られる。また、シャッタ開閉式の電源コンセントの孔形状が丸型であるか角型であるかで、第1補助プラグP3−1と第2補助プラグP3−2とを使い分けることができ、プラグの使い勝手が良い。さらに、第1補助プラグP3−1と第2補助プラグP3−2は紐状部材40で連結されており、両プラグの紛失を防止できるとともに、両者を分割すれば、旅行先の国や地域の電源コンセントの孔形状に合わせていずれか一方の補助プラグだけを持参することもでき、携帯の利便性が飛躍的に向上する。
【0084】
なお、上述した各実施形態において、第1マスタキーピンを第2マスタキーピンの先端に一体成形したが、両者を別々に成形しても良い。また、それぞれのマスタキーピンや基板上に、使用する電源コンセントやアダプタプラグの種類を表示して補助プラグの使い勝手を高める構成なども考えられる。
【0085】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明に係る補助プラグによれば、以下のような効果を奏する。
【0086】
(1)BF3点式タイプまたはO2タイプの電源コンセントに対しては、少なくとも1つの補助プラグと2つのアダプタプラグの合わせて3つの小型のプラグを持参すれば良く、両電源コンセントに適合する3ピン構造の大型アダプタプラグを持ち運ぶ必要がないので、荷物も嵩張らず携帯に便利である。
【0087】
(2)シャッタ開閉式の電源コンセント全てに対応するためには、1つの補助プラグと4つのアダプタプラグと合わせて5つの小型プラグを持参すれば良く、シャッタ開閉式の電源コンセント全てに適合する大型プラグを持ち運ぶ必要がないため、携帯の利便性に優れる。
【0088】
(3)シャッタ開閉式の電源コンセントの孔形状が丸型であるか角型であるかで、第1補助プラグと第2補助プラグとを使い分けることができ、プラグの使い勝手が良い。さらに、第1補助プラグと第2補助プラグは紐状部材で連結されており、両プラグの紛失を防止できるとともに、両者を分割すれば、旅行先の国や地域の電源コンセントの孔形状に合わせていずれか一方の補助プラグだけを持参することもでき、携帯の利便性が飛躍的に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態の補助プラグの構成を示す正面図および背面図。
【図2】本発明に係る第1実施形態の補助プラグの構成を示す側面図。
【図3】本発明に係る第1実施形態の補助プラグの使用例を示す説明図。
【図4】本発明に係る第2実施形態の補助プラグの構成を示す正面図および背面図。
【図5】本発明に係る第2実施形態の補助プラグの構成を示す側面図。
【図6】本発明に係る第2実施形態の補助プラグの使用例を示す説明図。
【図7】本発明に係る第3実施形態の補助プラグの構成を示す正面図および背面図。
【図8】本発明に係る第3実施形態の補助プラグの構成を示す側面図。
【図9】従来の電源コンセントの構成を示す平面図。
【図10】従来のアダプタプラグの構成を示す平面図。
【図11】従来の補助プラグの構成を示す平面図。
【図12】従来のアダプタプラグと補助プラグの使用例を示す説明図。
【図13】従来のプラグでは使用できない電源コンセントの構成を示す平面図。
【符号の説明】
3 電源コンセント(B3タイプ)
3−1 電力取出用ピン孔
3−2 シャッタ
3−3 シャッタ開閉用ピン孔
4 電源コンセント(BFタイプ)
4−1 電力取出用ピン孔
4−2 シャッタ
4−3 シャッタ開閉用ピン孔
8 電源コンセント(BF3点式タイプ)
8−1 電力取出用ピン孔
8−2 シャッタ
8−3 シャッタ開閉用ピン孔
8−4 シャッタ開閉用ピン溝
9 電源コンセント(O2タイプ)
9−1 電力取出用ピン孔
9−2 シャッタ
9−3 シャッタ開閉用ピン孔
11 基板
11−1 第1基板
11−2 第2基板
21 第1マスタキーピン
22 第2マスタキーピン
23 第3マスタキーピン
24 第4マスタキーピン
31 凹部
31−1 第1凹部
31−2 第2凹部
32 ピン挿入孔
32−1 第1ピン挿入孔
32−2 第2ピン挿入孔
40 紐状部材
ap1 アダプタプラグ(Bタイプ)
ap11 電力取出用ピン
ap2 アダプタプラグ(B3/SEタイプ)
ap21 電力取出用ピン
ap3 アダプタプラグ(BF/Cタイプ)
ap31 電力取出用ピン
ap4 アダプタプラグ(Oタイプ)
ap41 電力取出用ピン
P1,P2,P3 補助プラグ
P3−1 第1補助プラグ
P3−2 第2補助プラグ
L21 第1マスタキーピンの長さ
L22 第2マスタキーピンの長さ
L23 第3マスタキーピンの長さ
L24 第4マスタキーピンの長さ
W21 第1マスタキーピンの幅
W22 第2マスタキーピンの幅
W23 第3マスタキーピンの幅
T11 基板の厚さ
T21 第1マスタキーピンの厚さ
T22 第2マスタキーピンの厚さ
T23 第3マスタキーピンの厚さ
R 段部
S23 第3マスタキーピン間の間隔
S8−4 シャッタ開閉用ピン溝間の間隔
Claims (6)
- BF3点式タイプまたはO2タイプの電源コンセントにアダプタプラグを装着する際に使用する補助プラグであって、
絶縁体で形成された一つの基板と、
上記基板の表面に突設され、BF3点式タイプの電源コンセントに設けられたシャッタ開閉用ピン孔に差し込まれる第1マスタキーピンと、
上記第1マスタキーピンの先端に延長して設けられ、O2タイプの電源コンセントに設けられたシャッタ開閉用ピン孔に差し込まれて電力取出用ピン孔を塞いでいるシャッタを開く第2マスタキーピンと、
上記基板の表面に突設され、上記第1マスタキーピンがBF3点式タイプの電源コンセントのシャッタ開閉用ピン孔に差し込まれるとき同時にそのBF3点式タイプの電源コンセントのシャッタに設けられた一対のシャッタ開閉用ピン溝に差し込まれ、上記第1マスタキーピンと協働して、電力取出用ピン孔を塞いでいるシャッタを開く一対の第3マスタキーピンと、
上記基板の裏面に形成され、アダプタプラグの断面形状と同一形状を有する凹部と、
上記凹部の内側に穿設され、基板の裏面から表面にかけて貫通し、アダプタプラグの電力取出用ピンが挿入されるピン挿入孔と、
を具備する
ことを特徴とする補助プラグ。 - B3タイプ,BFタイプ,BF3点式タイプ,またはO2タイプのいずれかのタイプの電源コンセントにアダプタプラグを装着する際に使用する補助プラグであって、
絶縁体で形成された一つの基板と、
上記基板の表面に突設され、BFタイプまたはBF3点式タイプの電源コンセントに設けられたシャッタ開閉用ピン孔に差し込まれる第1マスタキーピンと、
上記第1マスタキーピンの先端に延長して設けられ、O2タイプの電源コンセントに設けられたシャッタ開閉用ピン孔に差し込まれて電力取出用ピン孔を塞いでいるシャッタを開く第2マスタキーピンと、
上記基板の表面に突設され、上記第1マスタキーピンがBF3点式タイプの電源コンセントのシャッタ開閉用ピン孔に差し込まれるとき同時にそのBF3点式タイプの電源コンセントのシャッタに設けられた一対のシャッタ開閉用ピン溝に差し込まれ、上記第1マスタキーピンと協働して、電力取出用ピン孔を塞いでいるシャッタを開く一対の第3マスタキーピンと、
上記基板の裏面に突設され、B3タイプの電源コンセントに設けられたシャッタ開閉用ピン孔に差し込まれて電力取出用ピン孔を塞いでいるシャッタを開く第4マスタキーピンと、
上記基板の裏面に形成され、アダプタプラグの断面形状と同一形状を有する凹部と、
上記凹部の内側に穿設され、基板の裏面から表面にかけて貫通し、アダプタプラグの電力取出用ピンが挿入されるピン挿入孔と、
を具備する
ことを特徴とする補助プラグ。 - B3タイプ,BFタイプ,BF3点式タイプ,またはO2タイプのいずれかのタイプの電源コンセントにアダプタプラグを装着する際に使用する第1補助プラグと第2補助プラグが分割可能に連結された補助プラグであって、
上記第1補助プラグは、
絶縁体で形成された第1基板と、
上記第1基板の表面に突設され、BFタイプまたはBF3点式タイプの電源コンセントに設けられたシャッタ開閉用ピン孔に差し込まれる第1マスタキーピンと、
上記第1マスタキーピンの先端に延長して設けられ、O2タイプの電源コンセントに設けられたシャッタ開閉用ピン孔に差し込まれて電力取出用ピン孔を塞いでいるシャッタを開く第2マスタキーピンと、
上記第1基板の表面に突設され、上記第1マスタキーピンがBF3点式タイプの電源コンセントのシャッタ開閉用ピン孔に差し込まれるとき同時にそのBF3点式タイプの電源コンセントのシャッタに設けられた一対のシャッタ開閉用ピン溝に差し込まれ、上記第1マスタキーピンと協働して、電力取出用ピン孔を塞いでいるシャッタを開く一対の第3マスタキーピンと、
上記第1基板の裏面に形成され、アダプタプラグの断面形状と同一形状を有する第1凹部と、
上記第1凹部の内側に穿設され、第1基板の表面から裏面にかけて貫通し、アダプタプラグの電力取出用ピンが挿入される第1ピン挿入孔と、
を具備し、
上記第2補助プラグは、
絶縁体で形成された第2基板と、
上記第2基板の裏面に突設され、B3タイプの電源コンセントに設けられたシャッタ開閉用ピン孔に差し込まれて電力取出用ピン孔を塞いでいるシャッタを開く第4マスタキーピンと、
上記第2基板の裏面に形成され、アダプタプラグの断面形状と同一形状を有する第2凹部と、
上記第2凹部の内側に穿設され、第2基板の表面から裏面にかけて貫通し、アダプタプラグの電力取出用ピンが挿入される第2ピン挿入孔と、
を具備する
ことを特徴とする補助プラグ。 - 上記第1マスタキーピンと上記第3マスタキーピンが同一長さに設定されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の補助プラグ。
- 上記第4マスタキーピンと上記第1マスタキーピンおよび上記第2マスタキーピンとは、基板を介して略同一線上に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の補助プラグ。
- 上記マスタキーピンは、その素材が基板の素材と同一素材で形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の補助プラグ。
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