JP3923654B2

JP3923654B2 - Automatic performance device

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Publication number: JP3923654B2
Application number: JP13865698A
Authority: JP
Inventors: 康伸鈴木; 英樹豊野
Original assignee: Roland Corp
Current assignee: Roland Corp
Priority date: 1998-05-20
Filing date: 1998-05-20
Publication date: 2007-06-06
Anticipated expiration: 2018-05-20
Also published as: JPH11327549A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のトラックにわたる一連の演奏データからなる曲データに基づく自動演奏を行う自動演奏装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来より、上述したような自動演奏装置として、複数のトラックにわたる一連の演奏データからなる曲データの、ミュートのオン・オフ状態等といった再生態様を各トラックについて設定することができるシーケンサの機能が組み込まれ、各トラックの再生態様で自動演奏を行う自動演奏装置が知られている。このような自動演奏装置に組み込まれているシーケンサが有するトラックの数は、使い勝手等を考慮して設計段階で決められるものであり、例えば、トラックを１６個有する１６トラックシーケンサの機能が組み込まれた自動演奏装置や、トラックを５個有する５トラックシーケンサの機能が組み込まれた自動演奏装置等が知られている。
【０００３】
１６トラックシーケンサの機能が組み込まれた自動演奏装置は、曲データの再生態様を設定する際の自由度が高く、使用者の好みに応じた再生態様を得ることができる。例えば、リズム演奏を行うパートに属する、ドラム、パーカッション、およびＳＦＸ（サウンドエフェクト）といった各セクションを各トラックに割り当て、各セクションの再生態様を個別に設定すること等が行われる。しかし、自動演奏装置の使用者が初心者である場合には、再生態様を１６トラックそれぞれについて設定する高度な使用方法が用いられることは少なく、むしろ設定の自由度が高すぎて使い勝手が悪いという問題点がある。
【０００４】
５トラックシーケンサの機能が組み込まれた自動演奏装置は、初心者にとっては、十分な細かさで再生態様を設定でき、かつ、操作性が良い。しかし、初心者が上達すると設定の自由度が不足して使い勝手が悪くなるという問題点があるし、自動演奏装置を買い替えることは不経済である。
また、通常、トラック数が互いに異なるシーケンサ間では曲データの互換性がなく、互換性を得るために曲データをコンバートすると演奏内容が変更される場合もある。
【０００５】
このため、上達に応じて、トラック数が少ないシーケンサの機能を有する自動演奏装置からトラック数が多いシーケンサの機能を有する自動演奏装置に買い換えると曲データの買換え等も必要になるという問題や、トラック数が多いシーケンサ用の曲データの方が、トラック数が少ないシーケンサ用の曲データよりも一般に表現が豊かであるが、１６トラックシーケンサ用の表現豊かな曲データを再生するためには、１６トラックシーケンサの機能が組み込まれた自動演奏装置が必要であり、初心者が、１６トラックシーケンサ用の表現豊かな曲データに基づく自動演奏を楽しむことは難しいという問題がある。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
上述した問題点は、１６トラックシーケンサの機能が組み込まれた自動演奏装置や、５トラックシーケンサの機能が組み込まれた自動演奏装置に限られた問題点ではなく、複数のトラックにわたる一連の演奏データからなる曲データに基づく自動演奏を行う自動演奏装置において一般的に生じる問題点である。
【０００７】
本発明は、上記事情に鑑み、互いに熟練度が異なる複数の使用者のいずれにとっても使い勝手がよい自動演奏装置を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の自動演奏装置は、複数のトラックにわたる一連の演奏データからなる曲データに基づく自動演奏を行う自動演奏装置において、
それぞれに１つ以上のトラックを含むように複数のトラックがグループ分けされてなる、トラックの数よりも少数の複数のパートと、各パートに属するトラックとの対応関係を記憶する対応記憶手段と、
複数のトラックそれぞれの再生態様を記憶する第１の態様記憶手段と、
複数のパートそれぞれの再生態様を記憶する第２の態様記憶手段と、
第１の再生態様記憶手段および第２の態様記憶手段の一方の態様記憶手段を選択する選択手段と、
曲データを、選択手段により第１の態様記憶手段が選択された場合に、第１の態様記憶手段に記憶された再生態様に基づいて自動演奏し、選択手段により第２の態様記憶手段が選択された場合に、第２の態様記憶手段に記憶された再生態様と、対応記憶手段に記憶された対応関係とに基づいて自動演奏する自動演奏手段とを備えたことを特徴とする。
【０００９】
ここで「パート」とは、音楽的な意味におけるパートに限られるものではなく、トラックを単に便宜的にグループ分けしたものであっても良い。
本発明の自動演奏装置によれば、選択手段によって選択された態様記憶手段に記憶された再生態様に基づいて自動演奏が行われるので、初心者は、第１の態様記憶手段を選択することにより、数が少ないパートだけを意識した再生態様で自動演奏させることができて使い勝手が良く、上級者は、第２の態様記憶手段を選択することにより、数が多いトラックを意識した再生態様を記憶させて自動演奏させることができて、再生態様の自由度が高く使い勝手がよい。
【００１０】
また、本発明の自動演奏装置によれば、複数のパートと、各パートに属するトラックとの、対応記憶手段に記憶された対応関係に基づいて、複数のトラックにわたる一連の演奏データからなる曲データの自動演奏が行われるので、初心者であっても、複数のトラックにわたる一連の演奏データからなる表現の豊かな曲データを、パートだけを意識して自動演奏させることができる。
【００１１】
本発明の自動演奏装置は、上記複数のトラックそれぞれの再生態様を設定する第１の態様設定手段と、
上記複数のパートそれぞれの再生態様を設定する第２の態様設定手段とを備え、
上記選択手段が、上記第１の態様記憶手段および第１の態様設定手段のペアと、上記第２の態様記憶手段および第２の態様設定手段のペアとのうちのいずれか一方のペアを選択するものであることが望ましく、
上記複数のトラックと上記複数のパートとの対応関係を設定して前記対応記憶手段に記憶させる対応設定手段を備えていることが望ましい。
【００１２】
また、本発明の自動演奏装置は、上記曲データが、トラックとそのトラックに対応したパートとの双方の情報を有するトラックパート対応演奏データの集合からなる曲データであることが許容されたものであって、
上記自動演奏手段が、上記選択手段により上記第２の態様記憶手段が選択された状態において、トラックパート対応演奏データの集合からなる曲データを自動演奏するにあたり、上記対応記憶手段に記憶された対応関係に代えて、トラックパート対応演奏データ中のパートの情報を採用して自動演奏を行うものであってもよく、
本発明の自動演奏装置は、上記曲データが、上記演奏データのほか、上記複数のトラックと上記複数のパートとの対応関係を表すテーブルを含むことが許容されたものであって、
上記自動演奏手段が、上記選択手段により上記第２の態様記憶手段が選択された状態において、上記テーブルを含む曲データを自動演奏するにあたり、上記対応記憶手段に記憶された対応関係に代えて、そのテーブルが示す対応関係を採用して自動演奏を行うものであってもよく、
あるいは本発明の自動演奏装置は、上記対応記憶手段が、上記複数のトラックと上記複数のパートとの対応関係複数種類を記憶するものであり、
上記曲データが、上記演奏データのほか、対応記憶手段に記憶されている複数種類の対応関係のうちいずれか１つの対応関係を指標する対応指標情報を含むことが許容されたものであり、
上記自動演奏手段が、上記選択手段により上記第２の態様記憶手段が選択された状態において、対応指標情報を含む曲データを自動演奏するにあたり、第２の態様記憶手段に記憶された再生態様と、対応指標情報が指標する対応関係とに基づいて自動演奏するものであってもよい。
【００１３】
ここで、「対応指標情報」とは、曲データに含められた、対応関係を直接的に指標する番号や記号等であっても良く、曲データの種類を示すファイルの拡張子等が兼用されたものであっても良く、あるいは曲データのフォーマット形式等によって間接的に指標するものであっても良い。
このような、曲データに含まれている対応関係等に基づいて自動演奏が行われる各構成によれば、初心者にとっては、トラックとパートとの対応関係を意識せずに自動演奏させることができて使い勝手が良い。
【００１４】
また、本発明の自動演奏装置は、上記曲データが格納されてなる記憶媒体に格納された曲データを書き換える書換手段と、
上記記憶媒体に格納された曲データを構成する一連の演奏データのうち、上記複数のパートのうちの特定のパートに対応するトラックの演奏データを保護する保護手段とを備えていることが望ましい。
【００１５】
ここで「記憶媒体」には、例えば、フロッピィディスクやハードディスク、ＲＯＭ、ＲＡＭ等が含まれる。
また、「保護手段」は、書換手段による曲データの書換えを禁止することによって、曲データを直接保護するものであっても良く、書換手段により曲データを書換えるための情報が書換手段へ入力されることを制限することによって、曲データを間接的に保護するものであっても良い。
【００１６】
このような構成によれば、特定のパートに対応するトラックの演奏データが保護されるので、初心者が、曲データを構成する演奏データのうちの必要な演奏データを変更してしまうことを防止することができる。
【００１７】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。
図１は、本発明の自動演奏装置の第１実施形態のハードウェア構成図である。この自動演奏装置１は、１６トラックシーケンサとしての機能と、５トラックシーケンサとしての機能を有しており、１６トラックシーケンサとして機能する際の各トラックが、本発明にいうトラックに相当し、５トラックシーケンサとして機能する際の各トラックが、本発明にいうパートに相当する。以下では、１６トラックシーケンサとして機能する際の各トラックのことを「トラック（１６）」と称し、５トラックシーケンサとして機能する際の各トラックのことを「トラック（５）」と称する。また、トラック（１６）とトラック（５）を区別せずに単に「トラック」と称する場合がある。
【００１８】
この自動演奏装置１は、曲データに基づく自動演奏と曲データの記録を行うことができる自動演奏装置であり、演奏音を消して自動演奏を行ういわゆるミュートのオンオフ状態が、各トラックについて設定され、その設定状態に応じた自動演奏が行われる自動演奏装置である。このミュートのオンオフ状態は、本発明にいう再生態様の一例である。
【００１９】
この自動演奏装置１には、ＣＰＵ１０と、ＲＯＭ１１と、ＲＡＭ１２と、表示器１３と、操作子群１４と、フロッピィディスクドライバ１５と、鍵盤１６と、音源１７が備えられており、それらはバス１８によって互いに接続されている。また、音源１７には、オーディオ１９が接続されている。
ＲＯＭ１１には自動演奏装置１の動作を示すプログラムが格納され、ＣＰＵ１０は、ＲＯＭ１１に格納されたプログラムに従って動作し、自動演奏装置１の各部を制御する。
【００２０】
フロッピィディスクドライバ１５は、図示が省略されているフロッピィディスクへのアクセスを行うものであり、フロッピィディスクには曲データが格納されている。フロッピィディスクドライバ１５は、本発明にいう書換手段に相当する。
フロッピィディスクに格納されている曲データのデータ構造を表１に示す。
【００２１】
【表１】

【００２２】
表１の横方向の一並びが１つの演奏音を示しており、本発明にいう演奏データに相当する。この一並びのことを以下では「イベント」と称する。曲データは、一連のイベントからなり、各イベントは、演奏時刻と、トラック（１６）の番号と、ノートナンバと、ベロシティとで構成されている。演奏時刻は、イベントが示す演奏音が演奏される相対的な時刻を示しており、ノートナンバは音高を示し、ベロシティは音量を示している。
【００２３】
ＲＡＭ１２は、本発明にいう対応記憶手段、第１の態様記憶手段、および第２の態様記憶手段を兼ねたものであり、ミュートのオンオフ状態等が記憶されるとともに、曲データも記憶される。曲データに基づく自動演奏が行われる際には、フロッピィディスクに格納されている曲データがフロッピィディスクドライバ１５によって自動演奏の前に予め読み込まれてＲＡＭ１２に格納され、ＲＡＭ１２に格納された曲データに基づいて自動演奏が行われる。曲データの記録が行われる際には、曲データがＲＡＭ１２に格納され、ＲＡＭ１２に格納された曲データがフロッピィディスクドライバ１５によってフロッピィディスクに書き込まれる。
【００２４】
操作子群１４は、ミュートのオンオフ設定等を行うものであり、操作子群１４による設定の内容等は表示器１３に表示される。以下説明するように、表示器１３および操作子群１４により、本発明にいう選択手段、対応設定手段、第１の態様設定手段および第２の態様設定手段が構成されている。
鍵盤１６は、自動演奏装置１の使用者によって演奏操作が行われるものであり、使用者の演奏操作に従ってイベントを生成する。但し、生成されるイベントには、トラック（１６）の番号は含まれていない。使用者は、曲データの自動演奏に合わせて、鍵盤１６を用いて演奏を行うことができる。
【００２５】
音源１７は、曲データに基づいて楽音信号を生成するものであり、各トラック（１６）に対応する１６個の音源部分を有しており、各トラック（１６）に対応する１６種類の楽音信号を同時に生成することができる。音源１７によって生成された楽音信号に従って、オーディオにより楽音が空間に放音される。ＣＰＵ１１、音源１７およびオーディオ１９により、本発明にいう自動演奏手段が構成されている。
【００２６】
上述したように、この自動演奏装置１は、１６トラックシーケンサとしての機能と、５トラックシーケンサとしての機能を有している。各トラック（１６）には、１番から１６番までの番号のうちいずれかの番号が付与されており、各トラック（５）には、１番から４番までの番号のうちいずれかの番号もしくは記号「Ｒ」が付与されている。
【００２７】
トラック（１６）とトラック（５）との対応関係の一例を表２に示す。
【００２８】
【表２】

【００２９】
表２の右欄には、トラック（１６）が、各トラックに付与されている番号で示されており、中央欄には、トラック（５）が番号もしくは記号「Ｒ」で示されている。
表２の左欄には、トラック（１６）を音楽的な観点でグループ分けした各パートが示されており、ここでは、左欄に示されている各パートと、中央欄に示されているトラック（５）とが１対１に対応付けられている。
【００３０】
表２に示すように、トラック（１６）の第１０トラックは、ドラムのセクションに対応しており、第１１トラックは、パーカッションおよびＳＦＸのセクションに対応している。これらのセクションは、音楽的には、いずれもリズム演奏を行うパートに属するセクションとして分類することができ、トラック（１６）の第１０トラックおよび第１１トラックは、トラック（５）のＲトラックと対応付けられている。
【００３１】
トラック（１６）の第１トラックは、使用者が自分で演奏する演奏パートに相当しており、トラック（５）の第１トラックと対応付けられている。
トラック（１６）の第２トラック、第５トラック〜第９トラック、および第１２トラック〜第１６トラックは、いずれも、リズム演奏を除く伴奏のパートに属しており、トラック（５）の第２トラックと対応付けられている。この伴奏のパートの演奏データは、上級者が１６トラックシーケンサを駆使して作成し、初心者に提供する演奏データである。
【００３２】
トラック（１６）の第３、第４トラックは、それぞれ左手および右手による各演奏操作のお手本演奏のパートに相当しており、それぞれトラック（５）の第３、第４トラックと対応付けられている。
図２は、図１に示す操作子群と表示器とが配置されたパネルの正面図である。
このパネルには、左寄りの位置に、トラック設定ボタン１４０と、シーケンサモード切替ボタン１４１が配置されており、トラック設定ボタン１４０が押される度に、トラック（１６）とトラック（５）との対応関係を設定するトラック設定モードと、曲データの自動演奏や曲データの記録を行う自動演奏モードが交互に切り替わる。トラック設定モードの詳細については、表示器１３への表示画面を参照しながら後述する。自動演奏モードには、２つのサブモードとして、自動演奏装置が１６トラックシーケンサとしての機能を発揮する１６トラックシーケンサモードと、自動演奏装置が５トラックシーケンサとしての機能を発揮する５トラックシーケンサモードが存在する。自動演奏モードにおいてシーケンサモード切替ボタン１４１が押される度に、１６トラックシーケンサモードと５トラックシーケンサモードが交互に切り替わる。このシーケンサモード切替ボタン１４１は、本発明にいう選択手段に相当する。
【００３３】
また、このパネルには、中央付近に、表示器１３が配置されており、表示器１３にはトラック毎の再生態様の設定状態等が表示され、トラックを選択するためのカーソルも表示される。表示器１３に表示される画面については後述する。表示器１３の下側には、表示器１３に表示されたカーソルの位置を移動させるカーソルボタン１４２が配置され、表示器１３の右側には、カーソルによって選択されたトラックに対する設定状態等を変更するバリューボタン１４３が配置されている。
【００３４】
また、このパネルには、右寄りの位置に、ソングセレクトボタン１４４と、ロードボタン１４５と、セーブボタン１４６が配置されている。ソングセレクトボタン１４４によって曲が選択され、ロードボタン１４５が押されることによって、ソングセレクトボタン１４４により選択された曲の曲データがフロッピィディスクからＲＡＭへロードされる。また、セーブボタン１４６が押されることによって、ＲＡＭに格納されている曲データがフロッピィディスクにセーブされる。
【００３５】
また、このパネルには、右下寄りの位置に、ストップボタン１４７と、プレイボタン１４８と、レコードボタン１４９が配置されており、これらのボタンが操作されることによって曲データの自動演奏や曲データの記録が行われる。曲データの自動演奏や記録の詳細は、表示器１３に表示される画面を参照しながら以下で詳述する。
【００３６】
図３は、トラック設定モードにおいて表示器に表示されるトラック設定画面を示す図である。
このトラック設定画面は、トラック（１６）とトラック（５）との対応関係が表示され設定される画面であり、以下説明するように、このトラック設定画面と、図２に示すカーソルボタン１４２とバリューボタン１４３とによって、本発明にいう対応設定手段が構成されている。
【００３７】
このトラック設定画面には、トラック（１６）の番号が付されたボックス１３１と、ボックス１３１に付された番号が示すトラック（１６）に対応したトラック（５）の番号もしくは記号が表示されるボックス１３２が、上下一組の状態で表示され、１６個の組が図の左右方向に並んで表示される。但し、表示器の面積および形状との関係で、１６個の組の並びは、上段に８組、下段に８組の上下２段に便宜的に分けて表示されている。各ボックス１３１に付されたトラック（１６）の番号は、連番となるように固定されている。各ボックス１３２に表示される番号もしくは記号は、設定に応じて変化するものであり、各ボックス１３１に付されている番号と、各ボックス１３２に表示されている番号もしくは記号との組み合わせによって、トラック（１６）とトラック（５）との対応関係が示される。図３には、一例として、表２に示す対応関係と同じ対応関係が示されている。
【００３８】
このトラック設定画面では、いずれかのボックス１３１が反転表示されることによって、トラック（１６）を選択するカーソルが表示される。図３では、番号「４」が付されたボックス１３１ａにカーソルが表示されている状態が示されている。カーソルが表示されているボックス１３１に付された番号が示すトラック（１６）が、すなわち選択されているトラック（１６）であり、図３では第４トラックが選択された状態が示されている。上述したように、このカーソルの表示位置は、図２に示すカーソルボタン１４２が押されることによって左右方向に移動する。また、上述したように、１６個の組の並びは、上下２段に便宜的に分けて表示されているので、カーソルは、番号「１」が付されたボックスから、番号「１６」が付されたボックスまで、あたかもボックス１３１が一列に並んでいるかのように各ボックス１３１を移動する。
【００３９】
図２に示すバリューボタン１４３が押されることによって、カーソルによって選択されているトラック（１６）に対応するトラック（５）の設定が変更され、ボックス１３２に表示されている番号や記号が変化する。すなわち、図３に示す状態で図２の上側のバリューボタンが押されると、ボックス１３１ａの下側に表示されているトラック（５）の番号「４」に替えて記号「Ｒ」が表示され、再度上側のバリューボタンが押されると番号「１」が表示される。また、図３に示す状態で図２の下側のバリューボタンが押されると、番号「４」に替えて番号「３」が表示され、再度下側のバリューボタンが押されると番号「２」が表示される。
【００４０】
カーソルボタン１４２およびバリューボタン１４３が操作されることによって設定された対応関係を示すテーブルが、本発明にいう対応記憶手段の一例である、図１に示すＲＡＭ１２に記憶される。ＲＡＭ１２に記憶されるテーブルの一例を表３に示す。
【００４１】
【表３】

【００４２】
表３に示すテーブルが表している対応関係は、表２に示す対応関係と同一の対応関係である。
表３に示すテーブルの左欄には、トラック（１６）の番号が「１」番から「１６」番まで連番で示されており、表３に示すテーブルの右欄には、各トラック（１６）と対応するトラック（５）の番号もしくは記号が示されている。
【００４３】
図４は、５トラックシーケンサモードにおいて表示器に表示される５トラックシーケンサ画面を示す図である。
以下説明するように、この５トラックシーケンサ画面と、図２に示すカーソルボタン１４２およびバリューボタン１４３とによって、本発明にいう第２の態様設定手段が構成されている。
【００４４】
この５トラックシーケンサ画面が表示されている状態で、図２に示すプレイボタン１４８が押されると、５トラックシーケンサとして曲データに基づく自動演奏を行う５トラック演奏動作が開始される。また、この５トラックシーケンサ画面が表示されている状態でレコードボタン１４９が押されると、使用者が鍵盤を用いて行った演奏内容が記録されるトラック（５）をカーソルで選択する録音待機状態となり、録音待機状態においてプレイボタン１４８が押されると、選択されたトラック（５）を除く各トラック（５）の演奏データに基づく自動演奏と、使用者による演奏内容の、選択されたトラック（５）への記録が行われる５トラック記録動作が開始される。ストップボタン１４７が押されると５トラック演奏動作や５トラック記録動作が停止する。
【００４５】
この５トラックシーケンサ画面には、各トラック（５）に対応し、対応したトラック（５）の記号もしくは番号が付された５個のボックス１３３が図の左右方向に並んで表示される。
また、この５トラックシーケンサ画面には、５個のボックス１３３のうちのいずれかのボックスが反転表示されることによってカーソルが表示され、これにより、カーソルが表示されたボックス１３３が対応したトラック（５）が選択されていることが示される。図４では、番号「３」が付されたボックス１３３ａにカーソルが表示された状態が示されており、トラック（５）の第３トラックが選択されていることが示されている。
【００４６】
この５トラックシーケンサ画面に表示されたカーソルは、上述したトラック設定画面と同様に、図２に示すカーソルボタン１４２の操作によって移動し、これによってトラック（５）の選択が行われる。
５トラック演奏動作中もしくは演奏停止中には、ボックス１３３は、実線もしくは破線で表示され、ボックス１３３が実線で表示されている場合には、そのボックス１３３が対応するトラック（５）はミュートオフの状態であり、演奏時に演奏音が発音される。ボックス１３３が破線で表示されている場合には、そのボックス１３３が対応するトラック（５）はミュートオンの状態であり、演奏時に演奏音が消される。図４では、全てのトラック（５）がミュートオフの状態であることが示されている。
【００４７】
ミュートのオンオフ状態は、図２に示すバリューボタン１４３の操作で設定され、下側のバリューボタンが押されると、カーソルが表示されているボックス１３３に対応するトラック（５）がミュートオンの状態に設定され、上側のバリューボタンが押されると、カーソルが表示されているボックス１３３に対応するトラック（５）がミュートオフの状態に設定される。例えば、図４に示されている状態で下側のバリューボタンが押されると、第３トラックがミュートオンの状態となり、ボックス１３３ａが破線で表示される。
【００４８】
カーソルボタン１４２およびバリューボタン１４３の操作によって設定されたミュートのオンオフ状態は、本発明にいう第２の態様記憶手段の一例であり、図１に示すＲＡＭ１２に記憶される。
図５は、１６トラックシーケンサモードにおいて表示器に表示される１６トラックシーケンサ画面を示す図である。
【００４９】
この１６トラックシーケンサ画面は、５トラックシーケンサ画面に、各トラック（５）に対応した５個のボックス１３３が左右方向に並んで表示されるのに対して、各トラック（１６）に対応した１６個のボックス１３４が８個ずつ２段に表示される点を除いて、５トラックシーケンサ画面と同様の画面である。重複説明は省略する。
【００５０】
１６トラックシーケンサ画面が表示されている状態で、図２に示すプレイボタン１４８やレコードボタン１４９が押されることにより、上述した５トラック演奏動作および５トラック記録動作同様の、１６トラック演奏動作および１６トラック記録動作が行われる。
なお、この１６トラックシーケンサ画面と、図２に示すカーソルボタン１４２およびバリューボタン１４３とによって、本発明にいう第１の態様設定手段が構成されている。
【００５１】
以下では、本実施形態の自動演奏装置の内部動作をフローチャートを用いて説明する。
図６は、メインルーチンのフローチャートである。
このメインルーチンは、自動演奏装置の電源が入ると起動され、先ずステップＳ１０１において所定の初期設定が行われる。
【００５２】
次に、ステップＳ１０２に進み、図２に示すパネル上に配置された各操作子の操作により設定された状態の識別や、上述した、表示器への表示画面の表示等が行われる。
次に、ステップＳ１０３に進み、図１に示す鍵盤１６によって生成されたイベントの処理を行う。
【００５３】
次に、ステップＳ１０４に進み、曲データの自動演奏や曲データの記録のための処理等が行われる。
次に、ステップＳ１０５に進み、曲データに基づく演奏音の発音が行われる。その後、ステップＳ１０２〜ステップＳ１０５が繰り返される。
このメインルーチンの動作には、それぞれが、上述したモード等に対応した複数の流れが用意されており、ステップＳ１０２で識別された設定状態に応じて、これら複数の処理のうちのいずれかが選択されて実行される。以下では、メインルーチンの動作の各流れについて説明し、ステップＳ１０２〜ステップＳ１０５における動作のうち、各流れに関係する動作のみについて説明する。
【００５４】
図７は、トラック設定モードに対応する流れのフローチャートである。
図２に示すトラック設定ボタン１４０の操作によってトラック設定モードが選択されると、ステップＳ２０１において、カーソルによってトラック（１６）が選択され、ステップＳ２０２において、カーソルにより選択されたトラック（１６）と対応するトラック（５）が設定される。
【００５５】
ステップＳ２０１およびステップＳ２０２の動作は、図２に示すトラック設定ボタン１４０によって自動演奏モードが選択されるまで繰り返され、自動演奏モードが選択されると、トラック設定モードが終了し、メインルーチンの動作の流れは自動演奏モードに移行する。
自動演奏モードには、上述したように、１６トラックシーケンサモードおよび５トラックシーケンサモードという２つのサブモードが存在し、上述したように、１６トラックシーケンサモードでは、１６トラック演奏動作や１６トラック記録動作が行われ、５トラックシーケンサモードでは、５トラック演奏動作や５トラック記録動作が行われる。
【００５６】
図８は、１６トラック演奏動作に対応する流れのフローチャートである。
１６トラック演奏動作が開始されると、ステップＳ３０１において、図１に示すＲＡＭ１２からイベントが演奏時刻に応じて読み出され、ステップＳ３０２に進み、読み出されたイベントに示されているトラック（１６）が取得される。
その後、ステップＳ３０３に進み、イベントに含まれているノートナンバおよびベロシティを、イベントに示されているトラック（１６）に対応する音源部分に割り当てるいわゆるアサインが、イベントに示されているトラック（１６）がミュートオフである場合に行われる。イベントに示されているトラック（１６）がミュートオンである場合にはアサインは行われない。
【００５７】
その後、ステップＳ３０１〜ステップＳ３０３が、図２に示すストップボタン１４７が押されるか、あるいは曲の末尾に到達するまで繰り返される。
図９は、５トラック演奏動作に対応する流れのフローチャートである。
５トラック演奏動作が開始されると、ステップＳ４０１において、図１に示すＲＡＭ１２からイベントが演奏時刻に応じて読み出され、ステップＳ４０２に進み、読み出されたイベントに示されているトラック（１６）が取得される。
【００５８】
次に、ステップＳ４０３に進み、ＲＡＭに記憶されている、表３に示すテーブルが参照され、ステップＳ４０４に進み、イベントに示されているトラック（１６）に対応するトラック（５）が取得される。
次に、ステップＳ４０５に進み、イベントに含まれているノートナンバおよびベロシティが、イベントに示されているトラック（１６）に対応する音源部分に対して、取得されたトラック（５）がミュートオフである場合にアサインされる。取得されたトラック（５）がミュートオンである場合にはアサインは行われない。
【００５９】
その後、ステップＳ４０１〜ステップＳ４０５が、図２に示すストップボタン１４７が押されるか、あるいは曲の末尾に到達するまで繰り返される。
図１０は、１６トラック記録動作に対応する流れのフローチャートである。
本実施形態の自動演奏装置においては、選択されたトラック（１６）に、使用者による演奏内容が記録されるとともに、その選択されたトラック（１６）を除く各トラック（１６）の演奏データに基づく自動演奏が行われる。
【００６０】
自動演奏を行う動作については、図８のフローチャートが示す動作と同様の動作であるので図１０では図示を省略し、使用者による演奏内容を記録する動作のみについて説明する。
１６トラック記録動作が開始されると、ステップＳ５０１において、図１に示す鍵盤１６によって生成された、使用者による演奏の内容を示すイベントが検出される。但し、上述したように、このイベントにはトラック（１６）の番号は含まれていない。
【００６１】
その後、ステップＳ５０２に進み、上述した１６トラックシーケンサ画面で選択された、演奏内容を記録すべきトラック（１６）が取得され、ステップＳ５０３に進み、取得されたトラック（１６）の番号がイベントに含められてＲＡＭに記憶される。これによって、使用者による演奏内容が、選択されているトラック（１６）へ記録されたこととなる。
【００６２】
その後、ステップＳ５０１〜ステップＳ５０３が、図２に示すストップボタン１４７が押されるか、あるいは曲の末尾に到達するまで繰り返される。
図１１は、５トラック記録動作に対応する流れのフローチャートである。
図１０に示すフローチャートと同様に、図１１では、自動演奏を行う動作については図示が省略され、演奏内容を記録する動作だけが図示されている。
【００６３】
５トラック記録動作が開始されると、ステップＳ６０１において、図１に示す鍵盤１６によって生成された、使用者による演奏の内容を示す、トラック（１６）の番号を含まないイベントが検出される。
その後、ステップＳ６０２に進み、上述した５トラックシーケンサ画面で選択された、演奏内容を記録すべきトラック（５）が取得され、ステップＳ６０３に進み、取得されたトラック（５）が第２トラックであるか否かが判定される。表１に示すように、トラック（５）の第２トラックは、伴奏のパートに対応しており、上述したように、このパートの演奏データは、上級者が１６トラックシーケンサを駆使して作成し、初心者に提供する演奏データであるので、ステップＳ６０３において、第２トラックであると判定されると、ステップＳ６０１に戻り、これによって演奏データの変更が禁止される。従って、ステップＳ６０３は、本発明にいう保護手段の一例である。
【００６４】
なお、ここでは、書換えが禁止されるトラック（５）が予め決められている例を示したが、書換えが禁止されるトラック（５）は使用者によって設定されるものであっても良い。
ステップＳ６０３において、トラック（５）が第２トラックでないと判定された場合には、ステップＳ６０４に進み、ＲＡＭに記憶されている、表３に示すテーブルが参照され、ステップＳ６０５に進み、ステップＳ６０２で取得されたトラック（５）と対応付けられているトラック（１６）のうち、番号が最も小さいトラック（１６）が取得される。
【００６５】
その後、ステップＳ６０６に進み、取得されたトラック（１６）の番号がイベントに含められてＲＡＭに記憶される。
ステップＳ６０４〜ステップＳ６０６の動作によって、使用者による演奏内容が、実質上、５トラックシーケンサ画面で選択されたトラック（５）へ記録されることとなる。
【００６６】
その後、ステップＳ６０１〜ステップＳ６０６が、図２に示すストップボタン１４７が押されるか、あるいは曲の末尾に到達するまで繰り返される。
以上で、第１実施形態の説明を終了し、次に、本発明の自動演奏装置の第２実施形態について説明する。
この第２実施形態は、パネル上の操作子の配置が異なる点を除き第１実施形態同様の装置である。以下、パネル上の操作子の配置についてだけ説明する。
【００６７】
図１２は、第２実施形態のパネルの正面図である。
この図１２に示すパネルは、トラック（５）選択ボタン２０１，２０２，２０３，２０４，２０５が設けられている点を除き、図２に示すパネルと同様であり重複説明を省略する。
トラック（５）選択ボタン２０１，２０２，２０３，２０４，２０５は、図４に示す５トラックシーケンサ画面が表示されている状態で有効となる、トラック（５）を選択するためのボタンであり、トラック（５）選択ボタン２０１，２０２，２０３，２０４，２０５が押されることにより、それぞれ、Ｒトラック、第１トラック、第２トラック、第３トラック、第４トラックが選択される。つまり、トラック（５）選択ボタン２０１，２０２，２０３，２０４，２０５によって、トラック（５）を、カーソルボタンの操作による選択よりも容易に選択することができる。
【００６８】
以下、本発明の自動演奏装置の他の実施形態について説明する。ただし、以下の説明において用いる各フローチャートの各ステップのうち、第１実施形態の説明に用いたフローチャートの各ステップと同様のステップについては同一の符号を付して重複説明を省略する。
本発明の自動演奏装置の第３実施形態について説明する。
【００６９】
第１実施形態では、表１に示すデータ構造を有する曲データのみが用いられるのに対して、第３実施形態では、表１に示すデータ構造を有する曲データと、以下の表４に示すデータ構造を有する曲データとのうちの任意に選択された曲データが用いられる点を除き、第３実施形態は第１実施形態と同様の装置である。
【００７０】
【表４】

【００７１】
表４に示すデータ構造は、各イベント毎に、トラック（５）の番号もしくは記号が含まれている点を除き、表１に示すデータ構造と同様である。イベントに含まれているトラック（５）の番号もしくは記号によって、そのイベントのトラック（１６）に対応するトラック（５）が指定されていることとなる。
第３実施形態における１６トラック演奏動作は、表４に示すデータ構造を有する曲データに含まれているトラック（５）の番号が無視される点を除き、図８に示す１６トラック演奏動作と同様であり、第３実施形態における１６トラック記録動作は、図１０に示す１６トラック記録動作と全く同様である。
【００７２】
図１３は、第３実施形態における５トラック演奏動作のフローチャートである。
第３実施形態における５トラック演奏動作では、ＲＡＭからイベントを読み出し（ステップＳ４０１）、トラック（１６）を取得（ステップＳ４０２）した後、ステップＳ４０６において、ＲＡＭから読み出されたイベントにトラック（５）の番号が含まれているか否かが判定される。ステップＳ４０６において、トラック（５）の番号が含まれていないと判定され、すなわち曲データのデータ構造が表１に示すデータ構造であると判定されると、第３実施形態における５トラック演奏動作は、図９に示す５トラック演奏動作と全く同様の動作となる。
【００７３】
ステップＳ４０６において、トラック（５）の番号が含まれていると判定され、すなわち曲データのデータ構造が表４に示すデータ構造であると判定されると、ステップＳ４０７に進み、イベントに指定されたトラック（５）を取得し、ステップＳ４０５に進み、指定されたトラック（５）がミュートオフの状態であればイベントのアサインが行われる。
【００７４】
第３実施形態における５トラック記録動作は、各イベント毎に、トラック（５）の番号もしくは記号が含められて記録される点を除き、図１１に示す５トラック記録動作と同様である。
次に、本発明の自動演奏装置の第４実施形態について説明する。
第１実施形態では、表１に示すデータ構造を有する曲データのみが用いられるのに対して、第４実施形態では、表１に示すデータ構造を有する曲データと、以下の表５に示すデータ構造を有する曲データとのうちの任意に選択された曲データが用いられる点を除き、第４実施形態は第１実施形態と同様の装置である。
【００７５】
【表５】

【００７６】
表５に示すデータ構造は、表３に示すテーブルと同様のテーブルがデータの先頭部分に含まれている点を除き、表１に示すデータ構造と同様のデータ構造である。
第４実施形態における１６トラック演奏動作は、表５に示すデータ構造を有する曲データに含まれているテーブルが無視される点を除き、図８に示す１６トラック演奏動作と同様であり、第４実施形態における１６トラック記録動作は、図１０に示す１６トラック記録動作と全く同様である。
【００７７】
図１４は、第４実施形態における５トラック演奏動作のフローチャートである。
第４実施形態における５トラック演奏動作が開始されると、ステップＳ４０８において、曲データ中にテーブルが存在するか否かが判定される。テーブルが存在しないと判定されると、図９に示す５トラック演奏動作と全く同様に、ステップＳ４０１〜ステップＳ４０５の動作が行われる。
【００７８】
ステップＳ４０８において、曲データ中にテーブルが存在すると判定されると、ステップＳ４０９に進み、曲データ中のテーブルが読み出されＲＡＭに書き込まれる。これによって、曲データに含まれていたテーブルがステップＳ４０３において参照されることとなる。
その後、ステップＳ４０１〜ステップＳ４０５の動作が行われる。
【００７９】
第４実施形態における５トラック記録動作は、曲データの先頭にテーブルが含められて記録される点を除き、図１１に示す５トラック記録動作と同様である。次に、本発明の自動演奏装置の第５実施形態について説明する。
第１実施形態では、表１に示すデータ構造を有する曲データのみが用いられるのに対して、第５実施形態では、表１に示すデータ構造を有する曲データと、以下の表６に示すデータ構造を有する曲データとのうちの任意に選択された曲データが用いられることと、表３に示すような、トラック（１６）とトラック（５）との対応関係を表すテーブルが、図１に示すＲＯＭ１１に複数種類記憶されていることを除き、第５実施形態は第１実施形態とほぼ同様の装置である。なお、第５実施形態では、ＲＯＭ１１およびＲＡＭ１２によって、本発明にいう対応記憶手段が構成されている。
【００８０】
【表６】

【００８１】
表６に示すデータ構造は、ＲＯＭ１１に複数種類記憶されているテーブルのうちの１つを指標するテーブル番号がデータの先頭部分に含まれている点を除き、表１に示すデータ構造と同様のデータ構造である。
第５実施形態における１６トラック演奏動作は、表６に示すデータ構造を有する曲データに含まれているテーブル番号が無視される点を除き、図８に示す１６トラック演奏動作と同様であり、第５実施形態における１６トラック記録動作は、図１０に示す１６トラック記録動作と全く同様である。
【００８２】
図１５は、第５実施形態における５トラック演奏動作のフローチャートである。
第５実施形態における５トラック演奏動作が開始されると、ステップＳ４１０において、曲データ中にテーブル番号が存在するか否かが判定される。テーブル番号が存在しないと判定されると、図９に示す５トラック演奏動作と全く同様に、ステップＳ４０１〜ステップＳ４０５の動作が行われる。
【００８３】
ステップＳ４１０において、曲データ中にテーブル番号が存在すると判定されると、ステップＳ４１１に進み、ＲＯＭに記憶されている複数種類のテーブルのうちテーブル番号に対応するテーブルが読み出され、ステップＳ４１２に進み、テーブル番号に対応するテーブルがＲＡＭに書き込まれる。
その後、ステップＳ４０１〜ステップＳ４０５の動作が行われる。
【００８４】
第５実施形態における５トラック記録動作は、曲データの先頭にテーブル番号が含められて記録される点を除き、図１１に示す５トラック記録動作と同様である。
次に、本発明の自動演奏装置の第６実施形態について説明する。
この第６実施形態は、曲データの種類を示すファイル拡張子が付された曲データが用いられることと、表３に示すような、トラック（１６）とトラック（５）との対応関係を表すテーブル複数種類が、図１に示すＲＯＭ１１に記憶され、各テーブルが、曲データの、互いに異なる複数の種類それぞれに対して１つずつ対応付けられていることを除き第１実施形態と同様である。また、第５実施形態同様に、第６実施形態でも、ＲＯＭ１１およびＲＡＭ１２によって、本発明にいう対応記憶手段が構成されている。
【００８５】
なお、ファイル拡張子が示す曲データの種類は、ＲＯＭに記憶されているテーブルの種類よりも多く、曲データの種類には、テーブルが対応付けられていないものが存在する。
第６実施形態における１６トラック演奏動作は、図８に示す１６トラック演奏動作と同様であり、第６実施形態における１６トラック記録動作は、図１０に示す１６トラック記録動作と同様である。
【００８６】
図１６は、第６実施形態における５トラック演奏動作のフローチャートである。
第６実施形態における５トラック演奏動作が開始されると、ステップＳ４１３において、ファイル拡張子が示す曲データの種類が判別されてステップＳ４１４に進み、判別された曲データの種類に対応するテーブルがＲＯＭに存在するか否かが判定される。ステップＳ４１４において、対応するテーブルが存在しないと判定されると、図９に示す５トラック演奏動作と全く同様に、ステップＳ４０１〜ステップＳ４０５の動作が行われる。
【００８７】
ステップＳ４１４において、対応するテーブルが存在すると判定されると、ステップＳ４１５に進み、その対応するテーブルがＲＯＭから読み出され、ステップＳ４１６に進み、読み込まれたテーブルがＲＡＭに書き込まれる。
その後、ステップＳ４０１〜ステップＳ４０５の動作が行われる。
第６実施形態における５トラック記録動作は、図１１に示す５トラック記録動作と同様である。
【００８８】
なお、上記説明した各実施形態では、再生態様の一例としてミュートのオンオフ状態が設定されるが、本発明にいう再生態様は、演奏の音量等であっても良い。
【００８９】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の自動演奏装置は、互いに熟練度が異なる複数の使用者のいずれにとっても使い勝手がよい。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の自動演奏装置の第１実施形態のハードウェア構成図である。
【図２】操作子群と表示器とが配置されたパネルの正面図である。
【図３】トラック設定画面を示す図である。
【図４】５トラックシーケンサ画面を示す図である。
【図５】１６トラックシーケンサ画面を示す図である。
【図６】メインルーチンのフローチャートである。
【図７】トラック設定モードに対応する流れのフローチャートである。
【図８】１６トラック演奏動作に対応する流れのフローチャートである。
【図９】５トラック演奏動作に対応する流れのフローチャートである。
【図１０】１６トラック記録動作に対応する流れのフローチャートである。
【図１１】５トラック記録動作に対応する流れのフローチャートである。
【図１２】第２実施形態のパネルの正面図である。
【図１３】第３実施形態における５トラック演奏動作のフローチャートである。
【図１４】第４実施形態における５トラック演奏動作のフローチャートである。
【図１５】第５実施形態における５トラック演奏動作のフローチャートである。
【図１６】第６実施形態における５トラック演奏動作のフローチャートである。
【符号の説明】
１自動演奏装置
１０ＣＰＵ
１１ＲＯＭ
１２ＲＡＭ
１３表示器
１４操作子群
１５フロッピィディスクドライバ
１６鍵盤
１７音源
１８バス
１９オーディオ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an automatic performance apparatus that performs automatic performance based on music data composed of a series of performance data over a plurality of tracks.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as an automatic performance device as described above, a sequencer function has been incorporated that can set the playback mode of each track, such as mute on / off status, etc., of music data consisting of a series of performance data over a plurality of tracks. In addition, an automatic performance device that performs automatic performance in a reproduction mode of each track is known. The number of tracks included in the sequencer incorporated in such an automatic performance device is determined at the design stage in consideration of ease of use and the like. For example, the function of a 16-track sequencer having 16 tracks is incorporated. There are known an automatic performance apparatus, an automatic performance apparatus incorporating a function of a 5-track sequencer having five tracks, and the like.
[0003]
The automatic performance apparatus incorporating the function of the 16-track sequencer has a high degree of freedom when setting the reproduction mode of the song data, and can obtain a reproduction mode according to the user's preference. For example, each section such as a drum, percussion, and SFX (sound effect) belonging to a part performing a rhythm performance is assigned to each track, and the reproduction mode of each section is individually set. However, when the user of the automatic performance device is a beginner, the advanced usage method for setting the playback mode for each of the 16 tracks is rarely used, but rather, the degree of freedom of setting is too high and the usability is poor. There is a point.
[0004]
An automatic performance device incorporating the function of a 5-track sequencer can set a reproduction mode with sufficient fineness for a beginner and has good operability. However, when beginners improve, there is a problem that the degree of freedom of setting is insufficient and the usability deteriorates, and it is uneconomical to replace an automatic performance device.
Also, normally, there is no compatibility of music data between sequencers having different numbers of tracks, and the performance content may be changed when music data is converted to obtain compatibility.
[0005]
For this reason, according to the improvement, if an automatic performance device having a sequencer function with a small number of tracks is replaced with an automatic performance device having a function of a sequencer with a large number of tracks, replacement of music data or the like becomes necessary, The song data for the sequencer having a large number of tracks is generally richer in expression than the song data for the sequencer having a small number of tracks. There is a need for an automatic performance device incorporating the function of the track sequencer, and it is difficult for beginners to enjoy automatic performance based on expressive song data for a 16-track sequencer.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
The above-mentioned problems are not limited to the automatic performance apparatus incorporating the function of the 16-track sequencer or the automatic performance apparatus incorporating the function of the 5-track sequencer, but from a series of performance data over a plurality of tracks. This is a problem that generally occurs in an automatic performance apparatus that performs automatic performance based on the song data.
[0007]
In view of the above circumstances, an object of the present invention is to provide an automatic performance device that is easy to use for any of a plurality of users having different skill levels.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The automatic performance device of the present invention that achieves the above object is an automatic performance device that performs automatic performance based on song data consisting of a series of performance data over a plurality of tracks.
A correspondence storage means for storing a correspondence relationship between a plurality of parts smaller than the number of tracks and a track belonging to each part, wherein a plurality of tracks are grouped so as to include one or more tracks each;
First mode storage means for storing a playback mode of each of a plurality of tracks;
Second mode storage means for storing a playback mode of each of the plurality of parts;
Selecting means for selecting one of the first reproduction mode storage means and the second reproduction mode storage means;
When the first mode storage unit is selected by the selection unit, the music data is automatically played based on the reproduction mode stored in the first mode storage unit, and the second mode storage unit is selected by the selection unit. In this case, an automatic performance means for automatically performing performance based on the reproduction mode stored in the second mode storage unit and the correspondence relationship stored in the correspondence storage unit is provided.
[0009]
Here, the “part” is not limited to a part in a musical sense, and may be a group of tracks simply for convenience.
According to the automatic performance device of the present invention, since the automatic performance is performed based on the reproduction mode stored in the mode storage unit selected by the selection unit, the beginner selects the first mode storage unit, It is easy to use because it can be automatically played in a playback mode that is conscious of only a few parts, and advanced users can store a playback mode that is conscious of a large number of tracks by selecting the second mode storage means. It can be automatically played and has a high degree of freedom in the playback mode and is easy to use.
[0010]
Further, according to the automatic performance device of the present invention, song data comprising a series of performance data over a plurality of tracks based on the correspondence stored in the correspondence storage means between the plurality of parts and the tracks belonging to each part. Thus, even a beginner can automatically play richly-expressed music data composed of a series of performance data over a plurality of tracks, with only the part in mind.
[0011]
The automatic performance device of the present invention includes a first aspect setting means for setting a reproduction aspect of each of the plurality of tracks,
Second mode setting means for setting the playback mode of each of the plurality of parts,
The selection means selects one of the pair of the first aspect storage means and the first aspect setting means and the pair of the second aspect storage means and the second aspect setting means. It is desirable to
It is desirable to provide correspondence setting means for setting correspondence relations between the plurality of tracks and the plurality of parts and storing them in the correspondence storage means.
[0012]
In the automatic performance device of the present invention, the music data is allowed to be music data composed of a set of performance data corresponding to a track part having information on both the track and the part corresponding to the track. There,
When the automatic performance means automatically plays music data consisting of a set of track part performance data in a state where the second mode storage means is selected by the selection means, the correspondence stored in the correspondence storage means Instead of the relationship, the part information in the performance data corresponding to the track part may be adopted to perform automatic performance.
In the automatic performance device of the present invention, the song data is allowed to include a table representing correspondence between the plurality of tracks and the plurality of parts in addition to the performance data,
When the automatic performance means automatically plays the music data including the table in the state where the second mode storage means is selected by the selection means, instead of the correspondence relationship stored in the correspondence storage means, It may be one that performs automatic performance using the correspondence shown by the table,
Alternatively, in the automatic performance device of the present invention, the correspondence storage means stores a plurality of types of correspondence relationships between the plurality of tracks and the plurality of parts.
In addition to the performance data, the song data is permitted to include correspondence index information for indexing any one of the correspondence relationships stored in the correspondence storage means.
When the automatic performance means automatically plays the song data including the corresponding index information in the state where the second aspect storage means is selected by the selection means, the reproduction aspect stored in the second aspect storage means The automatic performance may be performed based on the correspondence relationship indicated by the correspondence indicator information.
[0013]
Here, the “corresponding index information” may be a number or a symbol included in the song data that directly indicates the correspondence, and the file extension indicating the type of the song data is also used. Or may be indirectly indicated by the format format of the music data.
According to each configuration in which the automatic performance is performed based on the correspondence relationship included in the song data, the beginner can automatically perform the performance without being aware of the correspondence relationship between the track and the part. It is easy to use.
[0014]
Further, the automatic performance device of the present invention comprises rewriting means for rewriting music data stored in a storage medium in which the music data is stored,
It is desirable to provide protection means for protecting the performance data of a track corresponding to a specific part of the plurality of parts of the series of performance data constituting the music data stored in the storage medium.
[0015]
Here, the “storage medium” includes, for example, a floppy disk, a hard disk, a ROM, a RAM, and the like.
The "protection means" may directly protect the music data by prohibiting the rewriting of the music data by the rewriting means, and information for rewriting the music data by the rewriting means is input to the rewriting means. The music data may be indirectly protected by restricting the recording.
[0016]
According to such a configuration, the performance data of the track corresponding to the specific part is protected, so that a beginner is prevented from changing necessary performance data among the performance data constituting the song data. be able to.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described.
FIG. 1 is a hardware configuration diagram of the first embodiment of the automatic performance device of the present invention. The automatic performance device 1 has a function as a 16-track sequencer and a function as a 5-track sequencer, and each track when functioning as a 16-track sequencer corresponds to the track referred to in the present invention. Each track when functioning as a sequencer corresponds to a part referred to in the present invention. Hereinafter, each track when functioning as a 16-track sequencer is referred to as “track (16)”, and each track when functioning as a 5-track sequencer is referred to as “track (5)”. Also, the track (16) and the track (5) may be simply referred to as “track” without being distinguished.
[0018]
This automatic performance device 1 is an automatic performance device capable of performing automatic performance based on song data and recording song data, and a so-called mute on / off state in which automatic performance is performed with the performance sound turned off is set for each track. The automatic performance device performs automatic performance according to the set state. This mute on / off state is an example of the reproduction mode referred to in the present invention.
[0019]
The automatic performance device 1 includes a CPU 10, a ROM 11, a RAM 12, a display 13, a control group 14, a floppy disk driver 15, a keyboard 16, and a sound source 17, all of which are provided on a bus 18. Are connected to each other. An audio 19 is connected to the sound source 17.
The ROM 11 stores a program indicating the operation of the automatic performance device 1, and the CPU 10 operates according to the program stored in the ROM 11 and controls each part of the automatic performance device 1.
[0020]
The floppy disk driver 15 accesses a floppy disk (not shown), and song data is stored in the floppy disk. The floppy disk driver 15 corresponds to the rewriting means referred to in the present invention.
Table 1 shows the data structure of song data stored on the floppy disk.
[0021]
[Table 1]

[0022]
A line in the horizontal direction in Table 1 indicates one performance sound, which corresponds to performance data referred to in the present invention. Hereinafter, this series is referred to as an “event”. The song data consists of a series of events, and each event is composed of a performance time, a track (16) number, a note number, and a velocity. The performance time indicates the relative time when the performance sound indicated by the event is played, the note number indicates the pitch, and the velocity indicates the volume.
[0023]
The RAM 12 also serves as the correspondence storage means, the first aspect storage means, and the second aspect storage means referred to in the present invention, and stores the mute on / off state and the like, as well as music data. When an automatic performance based on the song data is performed, the song data stored in the floppy disk is read in advance by the floppy disk driver 15 before the automatic performance and stored in the RAM 12, and the song data stored in the RAM 12 is converted into the song data. An automatic performance is performed based on this. When recording music data, the music data is stored in the RAM 12, and the music data stored in the RAM 12 is written to the floppy disk by the floppy disk driver 15.
[0024]
The operator group 14 is used for setting on / off of mute and the like. The contents of the setting by the operator group 14 are displayed on the display 13. As will be described below, the display unit 13 and the operator group 14 constitute selection means, correspondence setting means, first aspect setting means, and second aspect setting means according to the present invention.
The keyboard 16 is operated by a user of the automatic performance device 1 and generates an event according to the user's performance operation. However, the number of the track (16) is not included in the generated event. The user can perform using the keyboard 16 in accordance with the automatic performance of the music data.
[0025]
The sound source 17 generates a musical sound signal based on the song data, has 16 sound source portions corresponding to each track (16), and 16 types of musical sound signals corresponding to each track (16). Can be generated simultaneously. According to the musical sound signal generated by the sound source 17, the musical sound is emitted into the space by the audio. The CPU 11, the sound source 17 and the audio 19 constitute automatic performance means according to the present invention.
[0026]
As described above, the automatic performance device 1 has a function as a 16-track sequencer and a function as a 5-track sequencer. Each track (16) is assigned one of the numbers from 1 to 16, and each track (5) is assigned one of the numbers from 1 to 4. Alternatively, the symbol “R” is given.
[0027]
An example of the correspondence between the track (16) and the track (5) is shown in Table 2.
[0028]
[Table 2]

[0029]
In the right column of Table 2, the track (16) is indicated by a number assigned to each track, and in the center column, the track (5) is indicated by a number or the symbol “R”.
The left column of Table 2 shows each part in which the track (16) is grouped from a musical point of view. Here, each part shown in the left column and the center column are shown. The track (5) is associated one-to-one.
[0030]
As shown in Table 2, the tenth track of the track (16) corresponds to the drum section, and the eleventh track corresponds to the percussion and SFX sections. These sections can be classified musically as sections belonging to the part performing the rhythm performance. The 10th track and the 11th track of the track (16) correspond to the R track of the track (5). It is attached.
[0031]
The first track of the track (16) corresponds to a performance part performed by the user himself and is associated with the first track of the track (5).
The second track, the fifth track to the ninth track, and the twelfth track to the sixteenth track of the track (16) all belong to the accompaniment part excluding the rhythm performance, and the second track of the track (5). Is associated. The performance data of the accompaniment part is performance data created by an advanced player using a 16-track sequencer and provided to beginners.
[0032]
The third and fourth tracks of the track (16) correspond to the part of the model performance of each performance operation by the left hand and the right hand, respectively, and are associated with the third and fourth tracks of the track (5), respectively. .
FIG. 2 is a front view of a panel in which the operator group and the display shown in FIG. 1 are arranged.
In this panel, a track setting button 140 and a sequencer mode switching button 141 are arranged on the left side. Each time the track setting button 140 is pressed, the correspondence between the track (16) and the track (5) is displayed. The track setting mode for setting and the automatic performance mode for performing automatic performance of music data and recording of music data are alternately switched. Details of the track setting mode will be described later with reference to a display screen on the display 13. In the automatic performance mode, there are two sub-modes, a 16-track sequencer mode in which the automatic performance device functions as a 16-track sequencer, and a 5-track sequencer mode in which the automatic performance device functions as a 5-track sequencer. To do. Each time the sequencer mode switching button 141 is pressed in the automatic performance mode, the 16-track sequencer mode and the 5-track sequencer mode are alternately switched. The sequencer mode switching button 141 corresponds to the selection means referred to in the present invention.
[0033]
Further, on this panel, a display unit 13 is arranged near the center. The display unit 13 displays a reproduction mode setting state for each track, and a cursor for selecting a track. The screen displayed on the display unit 13 will be described later. A cursor button 142 for moving the position of the cursor displayed on the display unit 13 is arranged below the display unit 13. On the right side of the display unit 13, the setting state for the track selected by the cursor is changed. A value button 143 is arranged.
[0034]
In this panel, a song select button 144, a load button 145, and a save button 146 are arranged on the right side. When a song is selected by the song select button 144 and the load button 145 is pressed, the song data of the song selected by the song select button 144 is loaded from the floppy disk to the RAM. Further, when the save button 146 is pressed, the music data stored in the RAM is saved to the floppy disk.
[0035]
Also, on this panel, a stop button 147, a play button 148, and a record button 149 are arranged at a position on the lower right side. By operating these buttons, automatic performance of song data and song data are performed. Is recorded. Details of the automatic performance and recording of the song data will be described in detail below with reference to the screen displayed on the display 13.
[0036]
FIG. 3 is a diagram showing a track setting screen displayed on the display unit in the track setting mode.
This track setting screen is a screen on which the correspondence between the track (16) and the track (5) is displayed and set. As will be described below, this track setting screen, the cursor button 142 shown in FIG. The button 143 constitutes correspondence setting means referred to in the present invention.
[0037]
In this track setting screen, a box 131 to which the number of the track (16) is assigned and a number or symbol of the track (5) corresponding to the track (16) indicated by the number assigned to the box 131 are displayed. 132 are displayed in a pair of upper and lower states, and 16 groups are displayed side by side in the horizontal direction of the figure. However, due to the relationship between the area and shape of the display, the 16 sets are arranged for convenience in two upper and lower stages, 8 sets on the top and 8 sets on the bottom. The number of the track (16) assigned to each box 131 is fixed to be a serial number. The number or symbol displayed in each box 132 changes according to the setting, and the track is determined by the combination of the number assigned to each box 131 and the number or symbol displayed in each box 132. The correspondence between (16) and track (5) is shown. FIG. 3 shows the same correspondence as the correspondence shown in Table 2 as an example.
[0038]
In this track setting screen, a cursor for selecting the track (16) is displayed by highlighting one of the boxes 131. FIG. 3 shows a state in which the cursor is displayed in the box 131a assigned the number “4”. The track (16) indicated by the number assigned to the box 131 where the cursor is displayed is the selected track (16), and FIG. 3 shows a state where the fourth track is selected. As described above, the display position of the cursor moves in the left-right direction when the cursor button 142 shown in FIG. 2 is pressed. In addition, as described above, the arrangement of the 16 sets is divided into two upper and lower columns for the sake of convenience, so the cursor is assigned the number “16” from the box assigned the number “1”. Each box 131 is moved to the box as if the boxes 131 are arranged in a line.
[0039]
When the value button 143 shown in FIG. 2 is pressed, the setting of the track (5) corresponding to the track (16) selected by the cursor is changed, and the number and symbol displayed in the box 132 are changed. That is, when the value button on the upper side of FIG. 2 is pressed in the state shown in FIG. 3, the symbol “R” is displayed instead of the number “4” of the track (5) displayed on the lower side of the box 131a. When the upper value button is pressed again, the number “1” is displayed. When the lower value button in FIG. 2 is pressed in the state shown in FIG. 3, the number “3” is displayed instead of the number “4”, and when the lower value button is pressed again, the number “2” is displayed. Is displayed.
[0040]
A table showing the correspondence set by operating the cursor button 142 and the value button 143 is stored in the RAM 12 shown in FIG. 1, which is an example of the correspondence storage means according to the present invention. An example of a table stored in the RAM 12 is shown in Table 3.
[0041]
[Table 3]

[0042]
The correspondence relationship represented by the table shown in Table 3 is the same correspondence relationship as the correspondence relationship shown in Table 2.
In the left column of the table shown in Table 3, the numbers of the tracks (16) are sequentially shown from “1” to “16”, and in the right column of the table shown in Table 3, each track ( The number or symbol of the track (5) corresponding to 16) is shown.
[0043]
FIG. 4 is a diagram showing a 5-track sequencer screen displayed on the display unit in the 5-track sequencer mode.
As will be described below, the 5-track sequencer screen, the cursor button 142 and the value button 143 shown in FIG. 2 constitute the second mode setting means in the present invention.
[0044]
When the play button 148 shown in FIG. 2 is pressed while the five-track sequencer screen is displayed, a five-track performance operation for performing an automatic performance based on song data as a five-track sequencer is started. Further, when the record button 149 is pressed while the five-track sequencer screen is displayed, the recording standby state in which the track (5) on which the performance content performed by the user using the keyboard is selected is selected with the cursor. When the play button 148 is pressed in the recording standby state, the selected track (5) of the automatic performance based on the performance data of each track (5) excluding the selected track (5) and the performance contents by the user. The 5-track recording operation in which recording is performed is started. When the stop button 147 is pressed, the 5-track performance operation and the 5-track recording operation are stopped.
[0045]
On this 5-track sequencer screen, five boxes 133 corresponding to each track (5) and having the corresponding track (5) symbol or number are displayed side by side in the horizontal direction of the figure.
In addition, on this 5-track sequencer screen, a cursor is displayed by highlighting one of the five boxes 133, and accordingly, the box 133 on which the cursor is displayed corresponds to the track (5 ) Is selected. FIG. 4 shows a state in which the cursor is displayed in the box 133a assigned the number “3”, indicating that the third track of the track (5) is selected.
[0046]
The cursor displayed on the 5-track sequencer screen is moved by the operation of the cursor button 142 shown in FIG. 2, similarly to the above-described track setting screen, thereby selecting the track (5).
During a 5-track performance operation or during performance stop, the box 133 is displayed with a solid line or a broken line. When the box 133 is displayed with a solid line, the track (5) corresponding to the box 133 is muted off. The performance sound is pronounced during the performance. When the box 133 is displayed with a broken line, the track (5) corresponding to the box 133 is in the mute-on state, and the performance sound is erased during the performance. FIG. 4 shows that all tracks (5) are in a mute-off state.
[0047]
The mute on / off state is set by operating the value button 143 shown in FIG. 2, and when the lower value button is pressed, the track (5) corresponding to the box 133 where the cursor is displayed is set to the mute on state. When set and the upper value button is pressed, the track (5) corresponding to the box 133 where the cursor is displayed is set to the mute-off state. For example, when the lower value button is pressed in the state shown in FIG. 4, the third track is muted on and the box 133a is displayed with a broken line.
[0048]
The on / off state of mute set by the operation of the cursor button 142 and the value button 143 is an example of the second mode storage means according to the present invention, and is stored in the RAM 12 shown in FIG.
FIG. 5 is a diagram showing a 16-track sequencer screen displayed on the display unit in the 16-track sequencer mode.
[0049]
In this 16-track sequencer screen, five boxes 133 corresponding to each track (5) are displayed side by side in the left-right direction on the 5-track sequencer screen, whereas 16 boxes corresponding to each track (16) are displayed. This screen is the same as the 5-track sequencer screen except that eight boxes 134 are displayed in two rows of eight. A duplicate description is omitted.
[0050]
When the play button 148 or the record button 149 shown in FIG. 2 is pressed while the 16-track sequencer screen is displayed, a 16-track performance operation and a 16-track operation similar to the 5-track performance operation and the 5-track recording operation described above are performed. A recording operation is performed.
The 16-track sequencer screen and the cursor button 142 and the value button 143 shown in FIG. 2 constitute the first mode setting means according to the present invention.
[0051]
Below, the internal operation of the automatic performance device of the present embodiment will be described using a flowchart.
FIG. 6 is a flowchart of the main routine.
This main routine is started when the automatic musical instrument is turned on. First, predetermined initial settings are made in step S101.
[0052]
Next, the process proceeds to step S102, in which the state set by the operation of each operation element arranged on the panel shown in FIG.
In step S103, an event generated by the keyboard 16 shown in FIG. 1 is processed.
[0053]
Next, the process proceeds to step S104, and processing for automatic performance of music data, recording of music data, and the like are performed.
Next, the process proceeds to step S105, where a performance sound is generated based on the song data. Thereafter, step S102 to step S105 are repeated.
A plurality of flows corresponding to the above-described modes and the like are prepared for the operation of the main routine, and any one of the plurality of processes is selected according to the setting state identified in step S102. To be executed. Below, each flow of operation | movement of a main routine is demonstrated, and only the operation | movement relevant to each flow is demonstrated among the operation | movement in step S102-step S105.
[0054]
FIG. 7 is a flowchart of the flow corresponding to the track setting mode.
When the track setting mode is selected by operating the track setting button 140 shown in FIG. 2, in step S201, the track (16) is selected by the cursor, and in step S202, it corresponds to the track (16) selected by the cursor. Track (5) is set.
[0055]
The operations in steps S201 and S202 are repeated until the automatic performance mode is selected by the track setting button 140 shown in FIG. 2, and when the automatic performance mode is selected, the track setting mode is terminated and the operation of the main routine is performed. The flow goes to automatic performance mode.
In the automatic performance mode, as described above, there are two sub-modes, that is, the 16-track sequencer mode and the 5-track sequencer mode. In the 5-track sequencer mode, a 5-track performance operation and a 5-track recording operation are performed.
[0056]
FIG. 8 is a flowchart of the flow corresponding to the 16-track performance operation.
When the 16-track performance operation is started, in step S301, an event is read from the RAM 12 shown in FIG. 1 according to the performance time, and the process proceeds to step S302. The track (16) indicated in the read event is read. Is acquired.
Thereafter, the process proceeds to step S303, in which the so-called assignment for assigning the note number and velocity included in the event to the sound source portion corresponding to the track (16) indicated in the event is the track (16) indicated in the event. Is performed when is muted off. If the track (16) indicated in the event is muted on, no assignment is made.
[0057]
Thereafter, steps S301 to S303 are repeated until the stop button 147 shown in FIG. 2 is pressed or the end of the song is reached.
FIG. 9 is a flowchart of the flow corresponding to the 5-track performance operation.
When the 5-track performance operation is started, in step S401, an event is read from the RAM 12 shown in FIG. 1 in accordance with the performance time, and the process proceeds to step S402. The track (16) indicated in the read event is read. Is acquired.
[0058]
In step S403, the table shown in Table 3 stored in the RAM is referred to. In step S404, the track (5) corresponding to the track (16) indicated in the event is acquired. .
Next, the process proceeds to step S405, where the acquired track (5) is muted off with respect to the sound source portion corresponding to the track (16) indicated in the event, with the note number and velocity included in the event. Assigned in some cases. If the acquired track (5) is muted on, no assignment is made.
[0059]
Thereafter, steps S401 to S405 are repeated until the stop button 147 shown in FIG. 2 is pressed or the end of the song is reached.
FIG. 10 is a flowchart of the flow corresponding to the 16-track recording operation.
In the automatic performance device of the present embodiment, the content of the performance by the user is recorded on the selected track (16), and based on the performance data of each track (16) excluding the selected track (16). Automatic performance is performed.
[0060]
Since the operation of performing an automatic performance is the same as the operation shown in the flowchart of FIG. 8, the illustration is omitted in FIG. 10, and only the operation of recording the performance content by the user will be described.
When the 16-track recording operation is started, in step S501, an event indicating the content of the performance by the user generated by the keyboard 16 shown in FIG. 1 is detected. However, as described above, this event does not include the track (16) number.
[0061]
Thereafter, the process proceeds to step S502, and the track (16) selected on the 16-track sequencer screen to record the performance content is acquired. The process proceeds to step S503, and the acquired track (16) number is included in the event. And stored in the RAM. As a result, the performance content by the user is recorded on the selected track (16).
[0062]
Thereafter, steps S501 to S503 are repeated until the stop button 147 shown in FIG. 2 is pressed or the end of the song is reached.
FIG. 11 is a flowchart of the flow corresponding to the 5-track recording operation.
Similar to the flowchart shown in FIG. 10, in FIG. 11, the operation for performing the automatic performance is not shown, and only the operation for recording the performance content is illustrated.
[0063]
When the five-track recording operation is started, an event that does not include the track (16) number indicating the content of the performance by the user generated by the keyboard 16 shown in FIG. 1 is detected in step S601.
Thereafter, the process proceeds to step S602, and the track (5) to be recorded with the performance content selected on the above-described 5-track sequencer screen is acquired. The process proceeds to step S603, and the acquired track (5) is the second track. It is determined whether or not. As shown in Table 1, the second track of the track (5) corresponds to the accompaniment part. As described above, the performance data of this part is created by an advanced player using a 16-track sequencer. Since the performance data is provided to the beginner, if it is determined in step S603 that the track is the second track, the process returns to step S601, thereby prohibiting the change of the performance data. Therefore, step S603 is an example of the protection means referred to in the present invention.
[0064]
In this example, the track (5) for which rewriting is prohibited is shown in advance, but the track (5) for which rewriting is prohibited may be set by the user.
If it is determined in step S603 that the track (5) is not the second track, the process proceeds to step S604, the table shown in Table 3 stored in the RAM is referred to, the process proceeds to step S605, and in step S602. Of the tracks (16) associated with the acquired track (5), the track (16) having the smallest number is acquired.
[0065]
Thereafter, the process proceeds to step S606, and the acquired track (16) number is included in the event and stored in the RAM.
Through the operations in steps S604 to S606, the performance content by the user is substantially recorded on the track (5) selected on the 5-track sequencer screen.
[0066]
Thereafter, steps S601 to S606 are repeated until the stop button 147 shown in FIG. 2 is pressed or the end of the music is reached.
Above, description of 1st Embodiment is complete | finished, and 2nd Embodiment of the automatic performance apparatus of this invention is described next.
This second embodiment is the same device as the first embodiment except that the arrangement of the operation elements on the panel is different. Only the arrangement of the operation elements on the panel will be described below.
[0067]
FIG. 12 is a front view of the panel of the second embodiment.
The panel shown in FIG. 12 is the same as the panel shown in FIG. 2 except that track (5)

selection buttons

201, 202, 203, 204, and 205 are provided, and a duplicate description is omitted.
The track (5)

selection buttons

201, 202, 203, 204, and 205 are buttons for selecting the track (5) that are valid when the 5-track sequencer screen shown in FIG. 4 is displayed. (5) When the

selection buttons

201, 202, 203, 204, and 205 are pressed, the R track, the first track, the second track, the third track, and the fourth track are selected, respectively. That is, the track (5)

selection buttons

201, 202, 203, 204, and 205 can select the track (5) more easily than the selection by operating the cursor button.
[0068]
Hereinafter, other embodiments of the automatic performance device of the present invention will be described. However, among the steps of the flowcharts used in the following description, the same steps as the steps of the flowchart used in the description of the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and redundant description is omitted.
A third embodiment of the automatic performance device of the present invention will be described.
[0069]
In the first embodiment, only song data having the data structure shown in Table 1 is used, whereas in the third embodiment, song data having the data structure shown in Table 1 and data shown in Table 4 below are used. The third embodiment is the same device as the first embodiment except that arbitrarily selected song data of the song data having a structure is used.
[0070]
[Table 4]

[0071]
The data structure shown in Table 4 is the same as the data structure shown in Table 1 except that the number or symbol of the track (5) is included for each event. The track (5) corresponding to the track (16) of the event is designated by the number or symbol of the track (5) included in the event.
The 16-track performance operation in the third embodiment is the same as the 16-track performance operation shown in FIG. 8 except that the number of the track (5) included in the song data having the data structure shown in Table 4 is ignored. The 16-track recording operation in the third embodiment is exactly the same as the 16-track recording operation shown in FIG.
[0072]
FIG. 13 is a flowchart of the 5-track performance operation in the third embodiment.
In the 5-track performance operation in the third embodiment, an event is read from the RAM (step S401), the track (16) is acquired (step S402), and then the event read from the RAM is tracked (5) in step S406. It is determined whether or not the number is included. In step S406, if it is determined that the track (5) number is not included, that is, if it is determined that the data structure of the song data is the data structure shown in Table 1, the 5-track performance operation in the third embodiment is performed. The operation is exactly the same as the 5-track performance operation shown in FIG.
[0073]
In step S406, if it is determined that the track (5) number is included, that is, if it is determined that the data structure of the song data is the data structure shown in Table 4, the process proceeds to step S407, and is designated as an event. Track (5) is acquired, and the process proceeds to step S405. If the designated track (5) is in the mute off state, an event is assigned.
[0074]
The 5-track recording operation in the third embodiment is the same as the 5-track recording operation shown in FIG. 11 except that a track (5) number or symbol is recorded for each event.
Next, a fourth embodiment of the automatic performance device of the present invention will be described.
In the first embodiment, only song data having the data structure shown in Table 1 is used, whereas in the fourth embodiment, song data having the data structure shown in Table 1 and data shown in Table 5 below are used. The fourth embodiment is the same device as the first embodiment, except that arbitrarily selected song data of the song data having a structure is used.
[0075]
[Table 5]

[0076]
The data structure shown in Table 5 is the same as the data structure shown in Table 1 except that the same table as the table shown in Table 3 is included in the head portion of the data.
The 16-track performance operation in the fourth embodiment is the same as the 16-track performance operation shown in FIG. 8 except that the table included in the song data having the data structure shown in Table 5 is ignored. The 16-track recording operation in the embodiment is exactly the same as the 16-track recording operation shown in FIG.
[0077]
FIG. 14 is a flowchart of the 5-track performance operation in the fourth embodiment.
When the 5-track performance operation in the fourth embodiment is started, it is determined in step S408 whether or not a table exists in the song data. If it is determined that the table does not exist, the operations in steps S401 to S405 are performed in exactly the same manner as the 5-track performance operation shown in FIG.
[0078]
If it is determined in step S408 that a table exists in the song data, the process proceeds to step S409, where the table in the song data is read and written to the RAM. As a result, the table included in the song data is referred to in step S403.
Thereafter, the operations in steps S401 to S405 are performed.
[0079]
The 5-track recording operation in the fourth embodiment is the same as the 5-track recording operation shown in FIG. 11 except that the music data is recorded with a table included at the beginning. Next, a fifth embodiment of the automatic performance device of the present invention will be described.
In the first embodiment, only song data having the data structure shown in Table 1 is used, whereas in the fifth embodiment, song data having the data structure shown in Table 1 and data shown in Table 6 below are used. FIG. 1 shows a table showing the correspondence between the track (16) and the track (5), as shown in Table 3, in which arbitrarily selected song data of the song data having a structure is used. The fifth embodiment is substantially the same device as the first embodiment except that a plurality of types are stored in the ROM 11 shown. In the fifth embodiment, the ROM 11 and the RAM 12 constitute the correspondence storage means referred to in the present invention.
[0080]
[Table 6]

[0081]
The data structure shown in Table 6 is the same as the data structure shown in Table 1 except that a table number indicating one of the tables stored in the ROM 11 is included in the head portion of the data. It is a data structure.
The 16-track performance operation in the fifth embodiment is the same as the 16-track performance operation shown in FIG. The 16-track recording operation in the fifth embodiment is exactly the same as the 16-track recording operation shown in FIG.
[0082]
FIG. 15 is a flowchart of the 5-track performance operation in the fifth embodiment.
When the 5-track performance operation in the fifth embodiment is started, it is determined in step S410 whether or not a table number exists in the music data. If it is determined that the table number does not exist, the operations in steps S401 to S405 are performed in the same manner as the 5-track performance operation shown in FIG.
[0083]
If it is determined in step S410 that there is a table number in the song data, the process proceeds to step S411, and a table corresponding to the table number is read from a plurality of types of tables stored in the ROM, and the process proceeds to step S412. The table corresponding to the table number is written into the RAM.
Thereafter, the operations in steps S401 to S405 are performed.
[0084]
The 5-track recording operation in the fifth embodiment is the same as the 5-track recording operation shown in FIG. 11 except that the table number is included in the beginning of the song data and recorded.
Next, a sixth embodiment of the automatic performance device of the present invention will be described.
This sixth embodiment represents the correspondence between the track (16) and the track (5) as shown in Table 3 when song data with a file extension indicating the type of song data is used. A plurality of types of tables are stored in the ROM 11 shown in FIG. 1, and each table is the same as that of the first embodiment except that one table is associated with each of a plurality of different types of music data. . Similarly to the fifth embodiment, in the sixth embodiment, the ROM 11 and the RAM 12 constitute the correspondence storage means referred to in the present invention.
[0085]
Note that the types of music data indicated by the file extension are greater than the types of tables stored in the ROM, and some types of music data are not associated with a table.
The 16-track performance operation in the sixth embodiment is the same as the 16-track performance operation shown in FIG. 8, and the 16-track recording operation in the sixth embodiment is the same as the 16-track recording operation shown in FIG.
[0086]
FIG. 16 is a flowchart of the 5-track performance operation in the sixth embodiment.
When the five-track performance operation in the sixth embodiment is started, the type of music data indicated by the file extension is determined in step S413, and the process proceeds to step S414. A table corresponding to the determined music data type is stored in the ROM. It is determined whether or not it exists. If it is determined in step S414 that the corresponding table does not exist, the operations of steps S401 to S405 are performed in the same manner as the 5-track performance operation shown in FIG.
[0087]
If it is determined in step S414 that the corresponding table exists, the process proceeds to step S415, the corresponding table is read from the ROM, the process proceeds to step S416, and the read table is written in the RAM.
Thereafter, the operations in steps S401 to S405 are performed.
The 5-track recording operation in the sixth embodiment is the same as the 5-track recording operation shown in FIG.
[0088]
In each of the embodiments described above, an on / off state of mute is set as an example of a playback mode, but the playback mode referred to in the present invention may be a volume of performance.
[0089]
【The invention's effect】
As described above, the automatic performance device of the present invention is convenient for any of a plurality of users having different skill levels.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a hardware configuration diagram of a first embodiment of an automatic performance device of the present invention.
FIG. 2 is a front view of a panel in which an operator group and a display are arranged.
FIG. 3 is a diagram showing a track setting screen.
FIG. 4 is a diagram showing a 5-track sequencer screen.
FIG. 5 is a diagram showing a 16-track sequencer screen.
FIG. 6 is a flowchart of a main routine.
FIG. 7 is a flowchart of a flow corresponding to a track setting mode.
FIG. 8 is a flowchart of a flow corresponding to a 16-track performance operation.
FIG. 9 is a flowchart of a flow corresponding to a 5-track performance operation.
FIG. 10 is a flowchart of a flow corresponding to a 16-track recording operation.
FIG. 11 is a flowchart of a flow corresponding to a 5-track recording operation.
FIG. 12 is a front view of a panel according to the second embodiment.
FIG. 13 is a flowchart of a 5-track performance operation in the third embodiment.
FIG. 14 is a flowchart of a 5-track performance operation in the fourth embodiment.
FIG. 15 is a flowchart of a 5-track performance operation in the fifth embodiment.
FIG. 16 is a flowchart of a 5-track performance operation in the sixth embodiment.
[Explanation of symbols]
1 Automatic performance device
10 CPU
11 ROM
12 RAM
13 Display
14 Operators
15 floppy disk driver
16 keyboard
17 Sound source
18 Bus
19 audio

Claims

複数のトラックにわたる一連の演奏データからなる曲データに基づく自動演奏を行う自動演奏装置において、
それぞれに１つ以上のトラックを含むように前記複数のトラックがグループ分けされてなる、トラックの数よりも少数の複数のパートと、各パートに属するトラックとの対応関係を記憶する対応記憶手段と、
前記複数のトラックそれぞれの再生態様を記憶する第１の態様記憶手段と、
前記複数のパートそれぞれの再生態様を記憶する第２の態様記憶手段と、
前記第１の再生態様記憶手段および前記第２の態様記憶手段の一方の態様記憶手段を選択する選択手段と、
前記曲データを、前記選択手段により前記第１の態様記憶手段が選択された場合に、該第１の態様記憶手段に記憶された再生態様に基づいて自動演奏し、前記選択手段により前記第２の態様記憶手段が選択された場合に、該第２の態様記憶手段に記憶された再生態様と、前記対応記憶手段に記憶された対応関係とに基づいて自動演奏する自動演奏手段とを備えたことを特徴とする自動演奏装置。In an automatic performance device that performs automatic performance based on song data consisting of a series of performance data over multiple tracks,
Corresponding storage means for storing a correspondence relationship between a plurality of parts smaller than the number of tracks and tracks belonging to each part, wherein the plurality of tracks are grouped so as to each include one or more tracks. ,
First mode storage means for storing a playback mode of each of the plurality of tracks;
Second mode storage means for storing a playback mode of each of the plurality of parts;
Selecting means for selecting one of the first reproduction mode storage means and the second mode storage means;
When the first mode storage unit is selected by the selection unit, the music data is automatically played based on the playback mode stored in the first mode storage unit, and the second unit is selected by the selection unit. When the mode storage means is selected, an automatic performance means for performing automatically based on the reproduction mode stored in the second mode storage means and the correspondence relationship stored in the correspondence storage means is provided. An automatic performance device characterized by that.

前記複数のトラックそれぞれの再生態様を設定する第１の態様設定手段と、
前記複数のパートそれぞれの再生態様を設定する第２の態様設定手段とを備え、
前記選択手段が、前記第１の態様記憶手段および前記第１の態様設定手段のペアと、前記第２の態様記憶手段および前記第２の態様設定手段のペアとのうちのいずれか一方のペアを選択するものであることを特徴とする請求項１記載の自動演奏装置。First mode setting means for setting the playback mode of each of the plurality of tracks;
Second mode setting means for setting the playback mode of each of the plurality of parts,
The selection means is one of the pair of the first aspect storage means and the first aspect setting means, and the pair of the second aspect storage means and the second aspect setting means. 2. The automatic performance device according to claim 1, wherein the automatic performance device is selected.

前記複数のトラックと前記複数のパートとの対応関係を設定して前記対応記憶手段に記憶させる対応設定手段を備えたことを特徴とする請求項１記載の自動演奏装置。2. The automatic performance apparatus according to claim 1, further comprising correspondence setting means for setting correspondence relations between the plurality of tracks and the plurality of parts and storing the correspondence relation in the correspondence storage means.

前記曲データが、トラックと該トラックに対応したパートとの双方の情報を有する演奏データの集合からなる曲データであることが許容されたものであって、
前記自動演奏手段が、前記選択手段により前記第２の態様記憶手段が選択された状態において、トラックと該トラックに対応したパートとの双方の情報を有する演奏データの集合からなる曲データを自動演奏するにあたり、前記対応記憶手段に記憶された対応関係に代えて、該演奏データ中のパートの情報を採用して自動演奏を行うものであることを特徴とする請求項１記載の自動演奏装置。The song data is allowed to be song data composed of a set of performance data having information on both a track and a part corresponding to the track,
In the state where the second mode storage means is selected by the selection means, the automatic performance means automatically plays music data consisting of a set of performance data having information on both the track and the part corresponding to the track. 2. The automatic performance apparatus according to claim 1, wherein instead of the correspondence relationship stored in the correspondence storage means, automatic performance is performed by using part information in the performance data.

前記曲データが、前記演奏データのほか、前記複数のトラックと前記複数のパートとの対応関係を表すテーブルを含むことが許容されたものであって、
前記自動演奏手段が、前記選択手段により前記第２の態様記憶手段が選択された状態において、前記テーブルを含む曲データを自動演奏するにあたり、前記対応記憶手段に記憶された対応関係に代えて、該テーブルが示す対応関係を採用して自動演奏を行うものであることを特徴とする請求項１記載の自動演奏装置。In addition to the performance data, the song data is allowed to include a table representing correspondence between the plurality of tracks and the plurality of parts,
When the automatic performance means automatically performs the music data including the table in the state where the second mode storage means is selected by the selection means, instead of the correspondence relationship stored in the correspondence storage means, 2. The automatic performance apparatus according to claim 1, wherein the automatic performance is performed by adopting a correspondence relationship indicated by the table.

前記対応記憶手段が、前記複数のトラックと前記複数のパートとの対応関係を複数種類記憶するものであり、
前記曲データが、前記演奏データのほか、前記対応記憶手段に記憶されている複数種類の対応関係のうちいずれか１つの対応関係を指標する対応指標情報を含むことが許容されたものであり、
前記自動演奏手段が、前記選択手段により前記第２の態様記憶手段が選択された状態において、前記対応指標情報を含む曲データを自動演奏するにあたり、前記第２の態様記憶手段に記憶された再生態様と、前記対応指標情報により指定された対応関係とに基づいて自動演奏するものであることを特徴とする請求項１記載の自動演奏装置。The correspondence storage means stores a plurality of types of correspondences between the plurality of tracks and the plurality of parts;
In addition to the performance data, the song data is allowed to include correspondence index information for indexing any one of the correspondence types stored in the correspondence storage means.
When the automatic performance means automatically plays the song data including the corresponding index information in a state where the second aspect storage means is selected by the selection means, the reproduction stored in the second aspect storage means 2. The automatic performance apparatus according to claim 1, wherein the automatic performance apparatus is configured to perform automatically based on an aspect and a correspondence specified by the correspondence index information.

前記曲データが格納されてなる記憶媒体に格納された曲データを書き換える書換手段と、
前記記憶媒体に格納された曲データを構成する一連の演奏データのうち、前記複数のパートのうちの特定のパートに対応するトラックの演奏データを保護する保護手段とを備えたことを特徴とする請求項１記載の自動演奏装置。Rewriting means for rewriting song data stored in a storage medium in which the song data is stored;
Protecting means for protecting performance data of a track corresponding to a specific part of the plurality of parts among a series of performance data constituting music data stored in the storage medium. The automatic performance apparatus according to claim 1.