JP3920777B2 - 画像処理回路 - Google Patents

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Description

<技術分野>
この発明は、カラーカメラ、モニタ等の映像関連機器のコントラスト強調、平滑化を行うための画像処理回路に関する。
<背景技術>
例えば、単板式CCDカラーカメラでは、1画面全体でコントラストの強調処理を行なっていた。つまり、従来のコントラスト強調の入出力特性(Yin −Yout)は、図10に示すように、画面全体に対して1対1の入出力特性の傾きを大きくすることによってコントラストを強調している。
しかしながら、図10に示すように、中間輝度部のコントラストを強調しようとすると、低輝度部と高輝度部での階調が減少してしまう。
この発明は、注目画素の周辺輝度に応じて好適なコントラスト強調を行なうことができる画像処理回路を提供することを目的とする。
この発明は、注目画素の周辺輝度に応じて好適な平滑化処理を行なうことができる画像処理回路を提供することを目的とする。
<発明の開示>
この発明による第1の画像処理回路は、注目画素の周辺部の平均輝度を算出する第1手段、および第1手段によって算出された平均輝度に基づいて入出力特性を制御することにより、注目画素の輝度を制御する第2手段を備えていることを特徴とする。
この発明による第2の画像処理回路は、注目画素を中心とする所定領域内の平均輝度を算出する第1手段、および第1手段によって算出された平均輝度に基づいて入出力特性を制御することにより、注目画素の輝度を制御する第2手段を備えていることを特徴とする。
第2手段としては、たとえば、第1手段によって算出された平均輝度が小さい場合には低輝度部の階調変化率が大きくなり、平均輝度が大きい場合には高輝度部の階調変化率が大きくなり、平均輝度が中間値である場合には中間輝度部の階調変化率が大きくなるように、平均輝度に応じて入出力特性を変化させることによって、注目画素の輝度を制御するものが用いられる。
入出力特性としては、たとえば、横軸に入力を縦軸に出力をとった場合に、下部左側に位置し勾配が小さい第1直線部、上部右側に位置し勾配が小さい第3直線部、第1直線部の右端と第3直線部の左端とを連結し勾配が大きい第2直線部とからなるものが用いられる。この場合には、第2手段としては、たとえば、第1手段によって算出された平均輝度に応じて第2直線部が左右方向にスライドするように入出力特性を変化させることによって、注目画素の輝度を制御するものが用いられる。
第2手段としては、たとえば、第1手段によって算出された平均輝度が小さい場合には低輝度部の階調変化率が小さくなり、平均輝度が大きい場合には高輝度部の階調変化率が小さくなり、平均輝度が中間値である場合には中間輝度部の階調変化率が小さくなるように、平均輝度に応じて入出力特性を変化させることによって、注目画素の輝度を制御するものが用いられる。
入出力特性としては、たとえば、横軸に入力を縦軸に出力をとった場合に、下部左側に位置し勾配が大きい第1直線部、上部右側に位置し勾配が大きい第3直線部、第1直線部の右端と第3直線部の左端とを連結し勾配が小さい第2直線部とからなるものが用いられる。この場合には、第2手段としては、たとえば、第1手段によって算出された平均輝度に応じて第2直線部が上下方向にスライドするように入出力特性を変化させることによって、注目画素の輝度を制御するものが用いられる。
上記第1の画像処理回路における第1手段としては、たとえば、注目画素を中心とする所定の領域において、注目画素の斜め方向に位置する画素の輝度の平均値を算出するものが用いられる。
上記第2の画像処理回路における第1手段としては、たとえば、注目画素を中心とする所定の領域において、注目画素の斜め方向に位置する画素と注目画素とから構成される画素の輝度の平均値を算出するものが用いられる。
この発明の第3の画像処理回路は、互いに異なる種類のフィルタを用いて、注目画素の周辺部の平均輝度を算出する複数の平均輝度算出手段、各平均輝度算出手段毎に設けられ、対応する平均輝度算出手段によって算出された平均輝度に基づいて、入出力特性を制御することにより、注目画素の輝度を制御する複数の輝度制御手段、および各輝度制御手段によって得られた注目画素の輝度を加重加算することにより、注目画素に対する出力輝度を算出する加重加算手段を備えていることを特徴とする。
この発明の第4の画像処理回路は、互いに異なる種類のフィルタを用いて、注目画素を中心とする所定領域内の平均輝度を算出する複数の平均輝度算出手段、各平均輝度算出手段毎に設けられ、対応する平均輝度算出手段によって算出された平均輝度に基づいて、入出力特性を制御することにより、注目画素の輝度を制御する複数の輝度制御手段、および各輝度制御手段によって得られた注目画素の輝度を加重加算することにより、注目画素に対する出力輝度を算出する加重加算手段を備えていることを特徴とする。
この発明の第5の画像処理回路は、互いに異なる種類のフィルタを用いて、注目画素の周辺部の平均輝度を算出する複数の平均輝度算出手段、各平均輝度算出手段によって得られた平均輝度を加重加算する加重加算手段、および加重加算手段によって得られた値に基づいて、入出力特性を制御することにより、注目画素の輝度を制御する輝度制御手段を備えていることを特徴とする。
この発明の第6の画像処理回路は、互いに異なる種類のフィルタを用いて、注目画素を中心とする所定領域内の平均輝度を算出する複数の平均輝度算出手段、各平均輝度算出手段によって得られた平均輝度を加重加算する加重加算手段、および加重加算手段によって得られた値に基づいて、入出力特性を制御することにより、注目画素の輝度を制御する輝度制御手段を備えていることを特徴とする。
フィルタの種類としては、たとえば、注目画素を中心とした一定の広い領域で積算を行う広域フィルタと、注目画素を中心とした一定の狭い領域で積算を行う狭域フィルタとがある。
注目画素およびその周辺部の画素に対応する入力映像の輝度に基づいて、加重加算手段で用いられる加重加算係数を制御する係数制御手段を設けてもよい。このような係数制御手段としては、たとえば、注目画素およびその周辺部において輪郭を検出する手段と、注目画素およびその周辺部の領域内の高周波成分を検出する手段と、これらの両検出手段の検出結果に基づいて加重加算係数を制御する手段とを備えているものが用いられる。
また、注目画素およびその周辺部の画素に対応する入力映像の色に基づいて、加重加算手段で用いられる加重加算係数を制御する係数制御手段を設けてもよい。このような係数制御手段としては、たとえば、注目画素およびその周辺部の画素のうち、それに対応する入力映像の色が肌色である画素の総数に基づいて、加重加算係数を制御するものが用いられる。
さらに、注目画素およびその周辺部の画素に対応する入力映像の輝度および色に基づいて、加重加算手段で用いられる加重加算係数を制御する係数制御手段を設けてもよい。
<発明を実施するための最良の形態>
〔A〕第1の実施の形態についての説明
以下、図1〜図9を参照して、この発明の第1の実施の形態について説明する。
〔1〕単板式CCDカラーカメラにおける信号処理回路の構成の説明
図1は、単板式CCDカラーカメラにおける信号処理回路の構成を示している。
第1のラインメモリ1は、入力映像信号(CCD出力信号CCDout)を、1H(1水平期間)遅延させた映像信号を生成する。第2のラインメモリ2は、1H遅延した映像信号をさらに1H遅延させた映像信号を生成する。
入力映像信号、1H遅延された映像信号および2H遅延された映像信号は、YC分離回路3に送られるとともに、LPF7に送られる。YC分離回路3からは、輝度信号Yと色信号Cとが出力される。
輝度信号Yは、Yプロセス回路4に送られ、所定の輝度信号処理が行なわれた後、コントラスト強調回路5に信号Yinとして送られる。輝度信号Yおよび色信号Cは、Cプロセス回路6に送られ、所定の色信号処理が行なわれた後、色信号Coutとして出力される。
LPF7は、注目画素の周辺の平均輝度Ylpfを算出する。例えば、LPFは、図2に示すように、注目画素Pijを中心とする水平方向5画素、垂直方向3画素のブロックにおいて、注目画素Pijの周辺の画素PIJ(I=(i−2)〜(i+2)、J=(j−1)〜(j+1))の平均輝度Ylpfを算出する。LPFは、図2に示すブロック内の全画素の平均輝度Ylpfを算出するようにしてもよい。
LPF7によって算出された注目画素の周辺の平均輝度Ylpfは、コントラスト強調回路5にコントラスト制御用データとして送られる。
〔2〕コントラスト強調回路5の説明
〔2−1〕コントラスト強調回路5によるコントラスト強調の原理についての説明
図3は、コントラスト強調回路5で用いられる輝度信号の入出力特性を表している。
入出力特性は、略S字の折れ線であり、四角形Qの辺Aに沿った第1部分と、四角形Qの辺Cに沿った第3部分と、第1部分と第3部分とを連結しかつ辺Bおよび辺Dの傾きに基づいて作成される第2部分とからなる。入出力特性である折れ線の形態は、四角形Qの各辺A、B、C、Dの傾きによって規定される。図4に示すように、四角形Qの各辺A、B、C、Dの傾きは、変更可能である。
入出力特性は、LPF7で算出される注目画素の周辺の平均輝度Ylpfに応じて、画素単位で、矢印で示すように折れ線をスライドさせることにより、変化せしめられる。
注目画素の周辺の平均輝度Ylpfが小さい場合には、図5(a)に示すように、入出力特性を表す折れ線の第2部分が低輝度側に位置するように入出力特性を設定することにより、低輝度部での階調変化率が大きくなるようにする。一方、注目画素の周辺の平均輝度Ylpfが大きい場合には、図5(b)に示すように入出力特性を表す折れ線の第2部分が高輝度側に位置するように、入出力特性を設定することにより、高輝度部での階調変化率が大きくなるようにする。
また、注目画素の周辺の平均輝度Ylpfが中間輝度値である場合には、図5(c)に示すように、入出力特性を表す折れ線の第2部分が輝度中央部に位置するように入出力特性を設定することにより、輝度中央部での階調変化率が大きくなるようにする。
このように、注目画素の周辺の平均輝度Ylpfに応じて入出力特性を変化させることにより、コントラストを強調させる。
〔2−2〕コントラスト強調回路5の構成例の説明
図6は、コントラスト強調回路5の構成の一例を示している。
第1乗算器11は、図3の四角形Qの直線Aの傾きa1を入力輝度Yinに掛けることによって、四角形Qの直線A上での入力輝度Yinに対する出力輝度Y1(=a1・Yin)を演算する。
第2乗算器12と第1加算器21とからなる回路は、図3の四角形Qの直線Cの傾きa2を入力輝度Yinに掛けた値に直線Cの切片b1を加算することによって、四角形Qの直線C上での入力輝度Yinに対する出力輝度Y2(=a2・Yin+b1)を演算する。切片b1は直線Cと図3のグラフの縦軸との交点である。
第3乗算器13と減算器22とからなる回路は、直線Aと直線Cとを連結する折れ線の第2部分の傾きa3を入力輝度Yinに掛けた値に、b3を減算することによって、第2部分での入力輝度Yinに対する出力輝度Y3(=a3・Yin−b3)を演算する。ただし、傾きa3は、第4乗算器14によって、注目画素の周辺の平均輝度Ylpfに、直線Bと直線Dとに基づいて作成されたa4が乗算された値である。
また、b3は、注目画素の周辺の平均輝度Ylpfに直線Dと図3のグラフの横軸との交点のYin座標値a5とが第5乗算器15によって乗算されることによって得られたb2に、折れ線の第2部分の傾きa3を第6乗算器16によって乗算した値である。ここで、b2は、折れ線の第2部分の延長線と図3のグラフの横軸との交点のYin座標値である。つまり、b3=a3・b2となり、Y3=a3(Yin−b2)となる。
3つの出力輝度Y1、Y2およびY3は、比較器31に送られるとともにセレクタ32に送られる。比較器31は、Y1、Y2およびY3のうちの大きさが中央の値のものを、注目画素の周辺の平均輝度Ylpfに応じて今回設定した折れ線(入出力特性)に基づいて得られた出力輝度Youtとしてセレクタ32が選択するように、制御信号Sをセレクタ32に出力する。したがって、セレクタ32は、3つの出力輝度Y1、Y2およびY3のうち、中央の値の出力輝度をYoutとして出力する。
図7(a)は、注目画素の周辺の平均輝度Ylpfが小さい場合の、Y1、Y2、Y3の例および入出力特性の例を示し、図7(b)は、注目画素の周辺の平均輝度Ylpfが大きい場合のY1、Y2、Y3の例および入出力特性の例を示している。
輝度信号の入出力特性としては、図8に示すようなものを用いてもよい。つまり、この例では、折れ線aから折れ線bとの間で、入出力特性が注目画素の周辺の平均輝度Ylpfに応じて、変化せしめられる。
より具体的には、注目画素の周辺の平均輝度Ylpfが小さい場合には、折れ線aで示すように、折れ線の屈曲点を上側に移動させて低輝度部での階調変化率を大きくさせる。逆に、注目画素の周辺の平均輝度Ylpfが大きい場合には、折れ線bで示すように、折れ線の屈曲点を下側に移動させて、高輝度部での階調変化率を大きくさせる。
上記実施の形態では、注目画素の周辺部の平均輝度に基づいてコントラスト強調回路5で用いられる輝度信号の入出力特性を制御しているが、注目画素を中心とする所定領域内の平均輝度に基づいて輝度信号の入出力特性を制御してもよい。
上記実施の形態では、LPF7としては、図2に示すように、注目画素の周辺の画素の平均輝度を算出するものが用いられているが、注目画素を中心とする所定領域において注目画素に対して斜め方向に存在する画素群の平均輝度を算出するようにしてもよい。
例えば、図9に示すように、LPF7としては、注目画素Pijを中心とする3×3の大きさの領域において、注目画素Pijに対して斜め方向に存在する4つの画素Pi−1,j−1、Pi+1,j−1、Pi−1,j+1、Pi+1,j+1の平均輝度を算出するものを用いてもよい。また、これらの4つの画素Pi−1,j−1、Pi+1,j−1、Pi−1,j+1、Pi+1,j+1と注目画素Pijとの合計5つの画素の平均輝度を算出するものを用いてもよい。
このようなX型のLPF7を用いた場合には、斜め方向の輪郭部に対してもスムーズなコントラスト強調を行える。なお、このようなX型のLPF7を用いた場合には、水平方向および垂直方向の輪郭部に対してもスムーズなコントラスト強調を行える。
また、上記実施の形態では、この発明を単板式カラーカメラに適用した場合について説明したが、この発明はテレビジョン受像機、VTR、液晶プロジェクタ等の映像関連機器にも適用することができる。
〔B〕第2の実施の形態についての説明
以下、図11〜図20を参照して、この発明の第2の実施の形態について説明する。
〔1〕第2の実施の形態の概要についての説明
上記第1の実施の形態では、1種類のLPFを用いて注目画素の周辺部の平均輝度を算出し、算出された平均輝度に基づいてコントラスト強調回路の入出力特性を制御することにより、コントラストを強調している。
第2の実施の形態では、複数種類のLPFが用いられる。例えば、図11(a)に示すような9×9の広域フィルタと図11(b)に示すような狭域フィルタとが用いられる。
広域フィルタを用いて注目画素の周辺部の輝度平均値を算出し、算出された輝度平均値に基づいてコントラスト強調回路の入出力特性を制御した場合には、広域的に輝度差を大きくすることができる。
図12(a)に示すように、入力輝度がYin1からYin2に変化する領域においても、広域フィルタを用いて注目画素の周辺部の輝度平均値を算出した場合には、輝度がYin1の画素の周辺部の平均輝度Ylpfと、輝度がYin2の画素の周辺部の平均輝度Ylpfとは、ほぼ同じ値となると仮定することができる。
したがって、これらの入力輝度Yin1、Yin2に対するコントラスト強調回路の入出力特性は図12(a)に示すようになり、入力輝度Yin1に対する出力輝度Yout1と入力輝度Yin2に対する出力輝度Yout2との差は、これらの入力輝度Yin1、Yin2の差より大きくなり、コントラストが向上する。
一方、狭域フィルタを用いて注目画素の周辺部の輝度平均値を算出し、算出された輝度平均値に基づいてコントラスト強調回路の入出力特性を制御した場合には、局所的に輝度差を大きくすることができる。
図12(b)に示すように、入力輝度がYin1からYin2に変化する輪郭部について考察する。狭域フィルタを用いて注目画素の周辺部の輝度平均値を算出した場合には、輪郭部より前側の低輝度平坦部の周辺部の輝度平均値をk1とすると、輪郭部の前エッジ部の周辺部の輝度平均値がk2(k2>k1)となる。このため、低輝度平坦部の画素に対して用いられるコントラスト強調回路の入出力特性をSk1とすると、輪郭部の前エッジ部の画素に対して用いられるコントラスト強調回路の入出力特性はSk2となり、低輝度平坦部の出力輝度Yout1に対して輪郭部の前エッジ部の出力輝度Yout1’は小さくなる。
一方、輪郭部より後側の高輝度平坦部の周辺部の輝度平均値をk4とすると、輪郭部の後エッジ部の周辺部の輝度平均値がk3(k3<k4)となる。このため、高輝度平坦部の画素に対して用いられるコントラスト強調回路の入出力特性をSk4とすると、輪郭部の後エッジ部の画素に対して用いられるコントラスト強調回路の入出力特性はSk3となり、高輝度平坦部の出力輝度Yout2に対して輪郭部の後エッジ部の出力輝度Yout2’は大きくなる。この結果、輪郭部の輝度差が大きくなり、輪郭部が強調される。
広域フィルタを用いて第1の実施の形態と同様な処理を行った場合には、・道路、壁などの質感が高まる、・中間色の間にある黒が引き締まる、・低輝度部が持ち上げられる等の長所があるが、輝度変化の大きい輪郭部では輝度ムラが発生するという短所がある。
一方、狭域フィルタを用いて第1の実施の形態と同様な処理を行った場合には、輪郭強調ができるといった長所があるが、コントラストはほとんど変化しないという短所がある。
そこで、第2の実施の形態では、広域フィルタおよび狭域フィルタをそれぞれ用いて注目画素の周辺部の輝度平均値を求め、それぞれの輝度平均値を用いて第1の実施の形態と同様にコントラスト強調処理を行い、それらの結果を加重加算するようにしている。
加重加算のための係数は、次のような2種類の加重加算制御を考慮して、算出される。
(1)輝度に基づく加重加算制御
高周波成分が少ない比較的広い領域内に輝度差が大きい輪郭部(たとえば、黒から白へと変化する輪郭部、白から黒へと変化する輪郭部)が存在する場合において、その輪郭部に対して広域フィルタを用いたコントラスト強調処理を行うと、輝度ムラが発生するので、このような輪郭部では狭域フィルタを用いたコントラスト強調処理結果の加重を大きくし、それ以外の領域では広域フィルタを用いたコントラスト強調処理結果の加重を大きくする。
(2)色に基づく加重加算制御
色に基づいて加重加算のための係数を制御する。たとえば、人の顔の色を有する肌色部分はコントラストを強調しすぎると、不自然な印象を与える場合がある。そこで、肌色部については、コントラストを強調しすぎないようにするために、狭域フィルタを用いたコントラスト強調処理結果の加重を大きくする。
〔2〕第2の実施の形態の回路の説明
図13は、単板式CCDカラーカメラにおける信号処理回路の構成を示している。
フィールドメモリ101は、複数のラインメモリを有しており、入力映像信号(CCD出力信号CCDin)を、1フィールド分記憶する。
フィールドメモリ101に記憶された映像信号のうち、9ライン分の信号Winは、広域フィルタW_LPF102に送られ、注目画素周辺部の平均輝度(広域平均輝度)W_Ylpfが算出される。広域平均輝度W_Ylpfは、第1のコントラスト強調回路103にコントラスト制御用信号として送られる。
一方、上記9ラインのうちの中央の3ライン分の信号Ninは、狭域フィルタN_LPF104に送られ、注目画素周辺部の平均輝度(狭域平均輝度)N_Ylpfが算出される。狭域平均輝度N_Ylpfは、第2のコントラスト強調回路105にコントラスト制御用信号として送られる。
9ライン分の信号Winは、第2の加重加算制御回路110にも送られる。3ライン分の信号Ninは、YC分離回路106にも送られる。
YC分離回路106からは、輝度信号Yと色信号Cとが出力される。YC分離回路106から出力された輝度信号Yは、第1のYプロセス回路(Yプロセス1)109に送られ、所定の輝度信号処理が行なわれた後、各コントラスト強調回路103、105に信号Yinとして送られる。
第1のコントラスト強調回路103は、広域平均輝度W_Ylpfを用いて、信号Yinに対して第1の実施の形態のコントラスト強調回路5と同様な処理を行って、W_Ycontを出力する。第2のコントラスト強調回路105は、狭域平均輝度N_Ylpfを用いて、信号Yinに対して第1の実施の形態のコントラスト強調回路5と同様な処理を行って、N_Ycontを出力する。W_YcontおよびN_Ycontは、加重加算回路115に送られる。
YC分離回路106から出力された輝度信号Yおよび色信号Cは、Cプロセス回路107に送られる。Cプロセス回路107は、輝度信号Yおよび色信号Cから色差信号R−Y,B−Yを生成して出力する。色差信号R−Y,B−Yは、カラーエンコード108を介して色信号Coutとして出力される。また、色差信号R−Y,B−Yは、3ライン分の信号を保持できるラインメモリ113にも送られる。
ラインメモリ113に記憶された3ライン分の色差信号R−Y,B−Yは、第1の加重加算制御回路120に送られる。第1の加重加算制御回路120は、肌色検出回路121と第1の係数算出回路122とを備えている。
肌色検出回路121は、注目画素を中心とする3×3画素の領域において、色が肌色である画素の総数(肌色係数)Flを求める。画素の色が肌色であるか否かは、その画素の色差信号R−Y,B−Yに基づいて図14の色差座標上でのその画素の色位置を求め、求めた色位置が色差座標上での肌色領域U内にあるか否かを判別することによって行われる。
肌色検出回路121によって求められた肌色係数Flは、第1の係数算出回路122に送られる。第1の係数算出回路122は、予め定められた、肌色係数と加重加算係数との関係を示すデータに基づいて、肌色検出回路121によって求められた肌色係数Flに対応する第1の加重加算係数K1(注目画素に対する第1の加重加算係数K1)を算出する。
図15は、肌色係数と加重加算係数との関係を示すデータの一例を示している。図15の例では、肌色係数Flが閾値TH1未満である場合には、広域フィルタを用いたコントラスト強調処理結果の加重を大きくするために、第1の加重加算係数K1は0となる。肌色係数Flが閾値TH1以上で閾値TH2以下である場合には、第1の加重加算係数K1は、肌色係数Flが大きくなるほど大きくなる。肌色係数Flが閾値TH2を越えると、狭域フィルタを用いたコントラスト強調処理結果の加重を大きくするために、第1の加重加算係数K1は1となる。
第1の係数算出回路122によって算出された加重加算係数K1は、加重加算係数算出回路114に送られる。
図16は、第2の加重加算制御回路110の詳細な構成を示している。
図13および図16に示すように、第2の加重加算制御回路110は、輪郭検出回路111と第2の係数算出回路112とを備えている。
輪郭検出回路111は、9ライン分の信号Winが入力する輪郭検出回路131と、9ライン分の信号Winが入力する高周波成分算出回路132とを備えている。
高周波成分算出回路132は、図17に示すように、注目画素を中心とする9×9画素の領域(広域)での高周波成分HFqを算出する。高周波成分HFqは、DCT(離散コサイン変換)によるDCT係数を用いて算出される。
輪郭検出回路131は、図17の注目画素を中心とする9×9画素の領域内の各画素毎に、水平・垂直輪郭信号Egを算出する。ある画素に対する水平・垂直輪郭信号Egは、次のようにして算出される。つまり、まず、その画素の左右両隣の画素値の差分値を求めるとともに、その画素の上下両隣の画素値の差分値を求めた後、これらの差分値を加算することにより求められる。
第2の係数算出回路112は、輪郭係数算出回路141、非高周波係数算出回路142、乗算器143および最大値算出回路144を備えている。
輪郭係数算出回路141は、予め定められた、水平・垂直輪郭信号と輪郭係数との関係を示すデータに基づいて、輪郭検出回路131によって求められた水平・垂直輪郭信号Egに対する輪郭係数eg1を算出する。
図18は、水平・垂直輪郭信号と輪郭係数との関係を示すデータの一例を示している。図18の例では、水平・垂直輪郭信号Egが閾値TH3未満である場合には、輪郭係数eg1は0となる。水平・垂直輪郭信号Egが閾値TH3以上で閾値TH4以下である場合には、輪郭係数eg1は、水平・垂直輪郭信号Egが大きくなるほど大きくなる。水平・垂直輪郭信号Egが閾値TH4を越えると、輪郭係数eg1は1となる。
非高周波係数算出回路142は、予め定められた、高周波成分と非高周波係数との関係を示すデータに基づいて、高周波成分算出回路132によって求められた高周波成分HFqに対する非高周波係数hf1を算出する。
図19は、高周波成分と非高周波係数との関係を示すデータの一例を示している。図19の例では、高周波成分HFqが閾値TH5未満である場合には、非高周波係数hf1は1となる。高周波成分HFqが閾値TH5以上で閾値TH6以下である場合には、非高周波係数hf1は、高周波成分HFqが大きくなるほど小さくなる。高周波成分HFqが閾値TH6を越えると、非高周波係数hf1は0となる。つまり、注目画素を中心とする9×9画素の領域(広域)での高周波成分HFqが少なくなるほど、非高周波係数hf1が大きな値となる。
乗算器143は、注目画素を中心とする9×9画素の領域内の画素毎に算出された各画素輪郭係数eg1を、その9×9画素の領域に対して求められた非高周波係数hf1に乗算する。乗算結果mは、最大値算出回路144に送られる。
最大値算出回路144は、注目画素を中心とする9×9画素の領域内の画素毎に算出されたmのうちの最大値Mを求める。そして、予め定められた、最大値と第2の加重加算係数との関係を示すデータに基づいて、算出した最大値Mに対応する第2の加重加算係数K2(注目画素に対する第2の加重加算係数K2)を求める。
図20は、最大値と第2の加重加算係数との関係を示すデータの一例を示している。図20の例では、最大値Mが閾値TH7未満である場合には、広域フィルタを用いたコントラスト強調処理結果の加重を大きくするために、第2の加重加算係数K2は0となる。最大値Mが閾値TH7以上で閾値TH8以下である場合には、第2の加重加算係数K2は、最大値Mが大きくなるほど大きくなる。最大値Mが閾値TH8を越えると、狭域フィルタを用いたコントラスト強調処理結果の加重を大きくするために、第2の加重加算係数K2は1となる。
第2の加重加算係数K2は、加重加算係数算出回路114(図13参照)に送られる。加重加算係数算出回路114は、第1の加重加算制御回路120から送られてきた注目画素に対する第1の加重加算係数K1と、第2の加重加算制御回路110から送られてきた注目画素に対する第2の加重加算係数K2のうち、大きい方の係数を最終的な加重加算係数Kとして選択して、加重加算回路115に送る。
加重加算回路115は、次式(1)に基づいて、W_YcontとN_Ycontとを加重することによって、信号Ycontを得る。
Ycont=K・N_Ycont+(1−K)・W_Ycont …(1)
得られた信号Ycontは、第2のYプロセス回路(Yプロセス2)116を介して、Youtとして出力される。
なお、上記実施の形態では、2つのコントラスト強調回路103、105の出力W_Ycont、N_Ycontを加重加算回路115によって加重加算することによってYcontが算出されているが、広域フィルタW_LPF102によって算出された広域平均輝度W_Ylpfと、狭域フィルタN_LPF104によって算出された狭域平均輝度N_Ylpfとを加重加算することによってコントラスト制御用信号を生成し、このコントラスト制御信号を用いてコントラスト強調処理を行う1つのコントラスト強調回路によってYcontを算出するようにしてもよい。
〔C〕第3の実施の形態についての説明
以下、図21〜図25を参照して、この発明の第3の実施の形態について説明する。
〔1〕単板式CCDカラーカメラにおける信号処理回路の構成の説明
図21は、単板式CCDカラーカメラにおける信号処理回路の構成を示している。図21において、図1と同じものには、同じ符号を付してその説明を省略する。
この信号処理回路では、図1のコントラスト強調回路の代わりに、平滑化回路8が設けられている。
〔2〕平滑化回路8の説明
〔2−1〕平滑化回路8による平滑化処理の原理についての説明
図22は、平滑化回路8で用いられる輝度信号の入出力特性を表している。
入出力特性は、四角形Qの辺Bに沿った第1部分と、四角形Qの辺Dに沿った第3部分と、第1部分と第3部分とを連結しかつ辺Aおよび辺Cの傾きに基づいて作成される第2部分とからなる。入出力特性である折れ線の形態は、四角形Qの各辺A、B、C、Dの傾きによって規定される。四角形Qの各辺A、B、C、Dの傾きは、変更可能である。
入出力特性は、LPF7で算出される注目画素の周辺の平均輝度Ylpfに応じて、画素単位で、矢印で示すように折れ線をスライドさせることにより、変化せしめられる。
注目画素の周辺の平均輝度Ylpfが小さい場合には、図23(a)に示すように、入出力特性を表す折れ線の第2部分が辺A側に位置するように入出力特性を設定することにより、低輝度部での階調変化率が小さくなるようにする。一方、注目画素の周辺の平均輝度Ylpfが大きい場合には、図23(b)に示すように、入出力特性を表す折れ線の第2部分が辺C側に位置するように入出力特性を設定することにより、高輝度部での階調変化率が小さくなるようにする。
また、注目画素の周辺の平均輝度Ylpfが中間輝度値である場合には、図23(c)に示すように、入出力特性を表す折れ線の第2部分が辺Aと辺Cとの中央部に位置するように入出力特性を設定することにより、輝度中央部での階調変化率が小さくなるようにする。
このように、注目画素の周辺の平均輝度Ylpfに応じて入出力特性を変化させることにより、画面全体での高周波成分を平滑化する。
〔2−2〕平滑化回路8の構成例の説明
図24は、平滑化回路8の構成の一例を示している。
第1乗算器211は、図22の四角形Qの直線Bの傾きa1を入力輝度Yinに掛けることによって、四角形Qの直線B上での入力輝度Yinに対する出力輝度Y1(=a1・Yin)を演算する。
第2乗算器212と第1加算器221とからなる回路は、図22の四角形Qの直線Dの傾きa2を入力輝度Yinに掛けた値にb1を加算することによって、四角形Qの直線D上での入力輝度Yinに対する出力輝度Y2(=a2・Yin+b1)を演算する。b1は、直線Dと図22のグラフの横軸との交点のYin座標値b3に直線Dの傾きa2を乗算した値をb1’とすると、b1=−b1’で表される。したがって、Y2=a2(Yin−b3)となる。
第3乗算器213と第2加算器222とからなる回路は、折れ線の第2部分の傾きa3を入力輝度Yinに掛けた値に第2部分の切片b2を加算することによって、第2部分での入力輝度Yinに対する出力輝度Y3(=a3・Yin+b2)を演算する。ただし、傾きa3は、第4乗算器214によって、注目画素の周辺の平均輝度Ylpfに、直線Aと直線Cとに基づいて作成されたa4が乗算された値である。また、切片b2は、第5乗算器215によって、注目画素の周辺の平均輝度Ylpfに直線Cと図22のグラフの縦軸との交点のYout座標値a5とが乗算された値である。
3つの出力輝度Y1、Y2およびY3は、比較器231に送られるとともにセレクタ232に送られる。比較器231は、Y1、Y2およびY3のうちの大きさが中央の値のものを、注目画素の周辺の平均輝度Ylpfに応じて今回設定した折れ線(入出力特性)に基づいて得られた出力輝度Youtとしてセレクタ232が選択するように、制御信号Sをセレクタ232に出力する。したがって、セレクタ232からは、3つの出力輝度Y1、Y2およびY3のうち、中央の値の出力輝度をYoutとして出力する。
図25(a)は、注目画素の周辺の平均輝度Ylpfが小さい場合の、Y1、Y2、Y3の例および入出力特性の例を示し、図25(b)は、注目画素の周辺の平均輝度Ylpfが大きい場合のY1、Y2、Y3の例および入出力特性の例を示している。
【図面の簡単な説明】
図1は、第1の実施の形態における単板式CCDカラーカメラにおける信号処理回路の構成を示すブロック図である。
図2は、注目画素Pijを中心とする水平方向5画素、垂直方向3画素のブロックを示す模式図である。
図3は、コントラスト強調回路5で用いられる輝度信号の入出力特性の一例を示すグラフである。
図4は、図3の四角形Qの各辺A、B、C、Dの傾きを変更した例を示す模式図である。
図5は、LPF7で算出される注目画素の周辺の平均輝度Ylpfに応じて、コントラスト強調回路5の入出力特性が変化することを示す模式図である。
図6は、コントラスト強調回路5の構成例を示す回路図である。
図7は、注目画素の周辺の平均輝度Ylpfが小さい場合および大きい場合のY1、Y2、Y3の例および入出力特性の例を示す模式図である。
図8は、コントラスト強調回路5で用いられる輝度信号の入出力特性の他の例を示すグラフである。
図9は、注目画素Pijを中心とする水平方向3画素、垂直方向3画素のブロックを示す模式図である。
図10は、従来のコントラスト強調の入出力特性を示すグラフである。
図11は、広域フィルタと狭域フィルタとを示す模式図である。
が用いられる。
図12は、広域フィルタを用いてコントラスト強調処理を行った場合に広域的に輝度差を大きくすることができることおよび狭域フィルタを用いてコントラスト強調処理を行った場合に局所的に輝度差を大きくすることができることを説明するための説明図である。
図13は、第2の実施の形態における単板式CCDカラーカメラにおける信号処理回路の構成を示すブロック図である。
図14の色差座標上での肌色領域Uを示す模式図である。
図15は、肌色係数と加重加算係数との関係を示すデータの一例を示すグラフである。
図16は、第2の加重加算制御回路110の詳細な構成を示すブロック図である。
図17は、高周波成分算出回路132および輪郭検出回路131の動作を説明するための模式図である。
図18は、水平・垂直輪郭信号と輪郭係数との関係を示すデータの一例を示すグラフである。
図19は、高周波成分と非高周波係数との関係を示すデータの一例を示すグラフである。
図20は、最大値と第2の加重加算係数との関係を示すデータの一例を示してすグラフである。
図21は、第3の実施の形態における単板式CCDカラーカメラにおける信号処理回路の構成を示すブロック図である。
図22は、平滑化回路8で用いられる輝度信号の入出力特性を表すグラフである。
図23は、LPF7で算出される注目画素の周辺の平均輝度Ylpfに応じて、平滑化回路8の入出力特性が変化することを示す模式図である。
図24は、平滑化回路8の構成の一例を示す回路図である。
図25は、注目画素の周辺の平均輝度Ylpfが小さい場合および大きい場合のY1、Y2、Y3の例および入出力特性の例を示す模式図である。

Claims (10)

  1. 注目画素の周辺部の平均輝度を算出する第1手段、および
    第1手段によって算出された平均輝度に基づいて入出力特性を制御することにより、注目画素の輝度を制御する第2手段、
    を備え
    第2手段は、第1手段によって算出された平均輝度が小さい場合には低輝度部の階調変化率が大きくなり、平均輝度が大きい場合には高輝度部の階調変化率が大きくなり、平均輝度が中間値である場合には中間輝度部の階調変化率が大きくなるように、平均輝度に応じて入出力特性を変化させることによって、注目画素の輝度を制御するものである画像処理回路。
  2. 注目画素を中心とする所定領域内の平均輝度を算出する第1手段、および
    第1手段によって算出された平均輝度に基づいて入出力特性を制御することにより、注目画素の輝度を制御する第2手段、
    を備え
    第2手段は、第1手段によって算出された平均輝度が小さい場合には低輝度部の階調変化率が大きくなり、平均輝度が大きい場合には高輝度部の階調変化率が大きくなり、平均輝度が中間値である場合には中間輝度部の階調変化率が大きくなるように、平均輝度に応じて入出力特性を変化させることによって、注目画素の輝度を制御するものである画像処理回路。
  3. 第1手段は、注目画素を中心とする所定の領域において、注目画素の斜め方向に位置する画素の輝度の平均値を算出するものである請求項1に記載の画像処理回路。
  4. 第1手段は、注目画素を中心とする所定の領域において、注目画素の斜め方向に位置する画素と注目画素とから構成される画素の輝度の平均値を算出するものである請求項2に記載の画像処理回路。
  5. 入出力特性は、横軸に入力を縦軸に出力をとった場合に、下部左側に位置し勾配が小さい第1直線部、上部右側に位置し勾配が小さい第3直線部、第1直線部の右端と第3直線部の左端とを連結し勾配が大きい第2直線部とからなり、第2手段は、第1手段によって算出された平均輝度に応じて第2直線部が左右方向にスライドするように入出力特性を変化させることによって、注目画素の輝度を制御するものである請求項1、2、3及び4のいずれかに記載の画像処理回路。
  6. 注目画素の周辺部の平均輝度を算出する第1手段、および
    第1手段によって算出された平均輝度に基づいて入出力特性を制御することにより、注目画素の輝度を制御する第2手段、
    を備え、
    第2手段は、第1手段によって算出された平均輝度が小さい場合には低輝度部の階調変化率が小さくなり、平均輝度が大きい場合には高輝度部の階調変化率が小さくなり、平均輝度が中間値である場合には中間輝度部の階調変化率が小さくなるように、平均輝度に応じて入出力特性を変化させることによって、注目画素の輝度を制御するものである画像処理回路。
  7. 注目画素を中心とする所定領域内の平均輝度を算出する第1手段、および
    第1手段によって算出された平均輝度に基づいて入出力特性を制御することにより、注目画素の輝度を制御する第2手段、
    を備え、
    第2手段は、第1手段によって算出された平均輝度が小さい場合には低輝度部の階調変化率が小さくなり、平均輝度が大きい場合には高輝度部の階調変化率が小さくなり、平均輝度が中間値である場合には中間輝度部の階調変化率が小さくなるように、平均輝度に応じて入出力特性を変化させることによって、注目画素の輝度を制御するものである画像処理回路。
  8. 第1手段は、注目画素を中心とする所定の領域において、注目画素の斜め方向に位置する画素の輝度の平均値を算出するものである請求項6に記載の画像処理回路。
  9. 第1手段は、注目画素を中心とする所定の領域において、注目画素の斜め方向に位置する画素と注目画素とから構成される画素の輝度の平均値を算出するものである請求項7に記載の画像処理回路。
  10. 入出力特性は、横軸に入力を縦軸に出力をとった場合に、下部左側に位置し勾配が大きい第1直線部、上部右側に位置し勾配が大きい第3直線部、第1直線部の右端と第3直線部の左端とを連結し勾配が小さい第2直線部とからなり、第2手段は、第1手段によって算出された平均輝度に応じて第2直線部が上下方向にスライドするように入出力特性を変化させることによって、注目画素の輝度を制御するものである請求項6、7、8及び9のいずれかに記載の画像処理回路。
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